JP2017011608A - アクティブアンテナシステムおよび信号処理モジュール - Google Patents

アクティブアンテナシステムおよび信号処理モジュール Download PDF

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    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving

Abstract

【課題】故障時の復旧作業を短時間かつ簡単に行うことができるアクティブアンテナシステムおよび信号処理モジュールを提供する。
【解決手段】複数のアンテナ素子と、複数の前記アンテナ素子が設けられたアンテナ本体と、複数の前記アンテナ素子それぞれにより送受信される無線信号の処理を行う複数の信号処理モジュールと、を備えたアクティブアンテナシステムであって、前記各信号処理モジュールは、前記アンテナ本体に対して着脱自在に取り付けられており、上流側の機器との間で前記無線信号を入出力するための第1入出力端子、および前記アンテナ素子との間で前記無線信号を入出力するための第2入出力端子を有する、アクティブアンテナシステム。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信システムの基地局装置等に用いられるアクティブアンテナシステムおよび信号処理モジュールに関する。
近年、携帯電話等に用いられる無線通信システムにおいては、スマートフォン等の普及により、通信エリアの拡大や通信容量の拡張に対する要求が高まっている。そこで、高周波送受信機の機能を内蔵したアクティブアンテナシステムの基地局装置への利用が検討されている。
アクティブアンテナシステムは、複数のアンテナ素子と、各アンテナ素子により送受信される無線信号をそれぞれ処理する複数の信号処理部とを備えている。このため、アンテナ素子ごとに送受信される無線信号を制御することができ制御性に優れており、この優れた制御性を利用して通信環境を向上し得る新たなサービスの提供が可能となる(例えば、特許文献1参照)。
特表2009−544205号公報 米国特許出願公開第2009/0215493号明細書
上記アクティブアンテナシステムにおける複数の信号処理部は、複数のアンテナ素子と一体に構成されているため、これらのアンテナ素子と共にビルの屋上や鉄塔上などの高所に設置される。
このため、1つの信号処理部が故障した場合には、その故障した信号処理部だけでなく他の信号処理部および複数のアンテナ素子も含めて丸ごと交換する必要がある。このため、システムの復旧作業は大掛かりな高所作業となり、その作業に時間が掛かる上に安全対策のために多数の作業者が必要になる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、故障時の復旧作業を短時間かつ簡単に行うことができるアクティブアンテナシステムおよび信号処理モジュールを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るアクティブアンテナシステムは、複数のアンテナ素子と、複数の前記アンテナ素子が設けられたアンテナ本体と、複数の前記アンテナ素子それぞれにより送受信される無線信号の処理を行う複数の信号処理モジュールと、を備えたアクティブアンテナシステムであって、前記各信号処理モジュールは、前記アンテナ本体に対して着脱自在に取り付けられており、上流側の機器との間で前記無線信号を入出力するための第1入出力端子、および前記アンテナ素子との間で前記無線信号を入出力するための第2入出力端子を有する、アクティブアンテナシステムである。
本発明の一態様に係る信号処理モジュールは、アクティブアンテナシステムのアンテナ素子により送受信される無線信号の処理を行う信号処理モジュールであって、前記アンテナ素子が設けられたアンテナ本体に対して着脱自在に取り付けられ、上流側の機器との間で前記無線信号を入出力するための第1入出力端子、および前記アンテナ素子との間で前記無線信号を入出力するための第2入出力端子を有する信号処理モジュールである。
本発明によれば、故障時の復旧作業を短時間かつ簡単に行うことができる。
本発明の一実施形態に係るアクティブアンテナシステムを備えた無線基地局装置の一部を示すブロック図である。 無線通信時のアクティブアンテナシステムのブロック構成図である。 信号処理モジュールのブロック構成図である。 信号処理モジュールのハード構成を示す後側から見た斜視図である。 信号処理モジュールのハード構成を示す前側から見た斜視図である。 アンテナ本体を前側から見た斜視図である。 アンテナ本体を後側から見た斜視図である。 筐体から信号処理モジュールを取り外した状態を示す要部拡大斜視図である。 筐体における信号処理モジュールの着脱時の状態を示す要部拡大斜視図である。 アンテナ本体の下部を示す斜視図である。 測定用スロットの受け部を後方から見た正面図である。 ダミーモジュールのハード構成を示す後側から見た斜視図である。 ダミーモジュールのハード構成を示す前側から見た斜視図である。 ダミーモジュールのブロック構成図である。 信号測定時のアクティブアンテナシステムのブロック構成図である。 無線通信時の状態におけるアンテナ本体を後方から見た正面図である。 信号処理モジュールの着脱途中の状態を示す斜視図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施形態に係るアクティブアンテナシステムは、複数のアンテナ素子と、複数の前記アンテナ素子が設けられたアンテナ本体と、複数の前記アンテナ素子それぞれにより送受信される無線信号の処理を行う複数の信号処理モジュールと、を備えたアクティブアンテナシステムであって、前記各信号処理モジュールは、前記アンテナ本体に対して着脱自在に取り付けられており、上流側の機器との間で前記無線信号を入出力するための第1入出力端子、および前記アンテナ素子との間で前記無線信号を入出力するための第2入出力端子を有する。
上記アクティブアンテナシステムによれば、複数のアンテナ素子が設けられたアンテナ本体に対して、無線信号の処理を行う複数の信号処理モジュールがそれぞれ着脱自在に取り付けられる。このため、1つの信号処理モジュールが故障したときには、その故障した信号処理モジュールをアンテナ本体から取り外すことで、新しい信号処理モジュールをアンテナ本体に取り付けることができる。したがって、従来のようにアンテナシステム全体を交換する場合に比べて、故障時の復旧作業を短時間かつ簡単に行うことができる。
(2)前記アクティブアンテナシステムにおいて、前記各信号処理モジュールは、前記無線信号の位相を調整する移相器と、前記移相器を制御する制御信号を入力するための制御用端子と、をさらに有するのが好ましい。
この場合、信号処理モジュールの移相器が故障したときには、その信号処理モジュールのみを交換することで、復旧作業を短時間かつ簡単に行うことができる。
(3)前記アクティブアンテナシステムは、前記各信号処理モジュールの少なくとも前記第1入出力端子および前記第2入出力端子を防水するための防水機構をさらに備えるのが好ましい。
この場合、信号処理モジュールの第1入出力端子および第2入出力端子が雨水等により故障するのを防水機構によって抑制することができる。
(4)前記アクティブアンテナシステムにおいて、前記各信号処理モジュールは、その信号処理モジュールを前記アンテナ本体に対して着脱操作するための取手を有するのが好ましい。
この場合、取手を用いることで信号処理モジュールをアンテナ本体に対して容易に着脱することができる。
(5)前記アクティブアンテナシステムは、前記信号処理モジュールを前記アンテナ本体に対して引き出しおよび差し込みにより着脱するための引き出し機構をさらに備えるのが好ましい。
この場合、信号処理モジュールをアンテナ本体に対して引き出しおよび差し込みすることでさらに容易に着脱することができる。
(6)前記アクティブアンテナシステムにおいて、前記各信号処理モジュールの引き出し方向が、前記アンテナ本体用の取付部材に対する当該アンテナ本体の取り付け方向、および前記無線信号の送受信方向を除く方向であるのが好ましい。
この場合、アンテナ本体の取付部材への取り付け、および無線信号の送受信を妨げることなく信号処理モジュールを引き出すことができる。
(7)前記アクティブアンテナシステムにおいて、複数の前記アンテナ素子および複数の前記信号処理モジュールが前記アンテナ本体の上下方向に配列されているのが好ましい。
この場合、アンテナ本体における各アンテナ素子と、それに対応する信号処理モジュールとの間の配線引き回しが容易となる。
(8)本発明の実施形態に係る信号処理モジュールは、アクティブアンテナシステムのアンテナ素子により送受信される無線信号の処理を行う信号処理モジュールであって、前記アンテナ素子が設けられたアンテナ本体に対して着脱自在に取り付けられ、上流側の機器との間で前記無線信号を入出力するための第1入出力端子、および前記アンテナ素子との間で前記無線信号を入出力するための第2入出力端子を有する。
上記信号処理モジュールによれば、アンテナ素子が設けられたアンテナ本体に対して、無線信号の処理を行う信号処理モジュールが着脱自在に取り付けられる。このため、信号処理モジュールが故障したときには、その信号処理モジュールをアンテナ本体から取り外すことで、新しい信号処理モジュールをアンテナ本体に取り付けることができる。したがって、従来のようにアンテナシステム全体を交換する場合に比べて、故障時の復旧作業を短時間かつ簡単に行うことができる。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づき詳細に説明する。
<無線基地局装置について>
図1は、本発明の一実施形態に係るアクティブアンテナシステムを備えた無線基地局装置の一部を示すブロック図である。図中、無線基地局装置1は、他の通信装置との間で無線通信を行う通信装置としての機能を有しており、リモートレディオヘッド(RRH)2と、RRH2に信号伝送路3を介して接続されたアクティブアンテナシステム4(以下、単にアンテナシステム4ともいう)とを備えている。
RRH2は、無線通信によって送受信される送受信信号に対して各種信号処理を行うものである。RRH2は、上流側から与えられるデジタルの送信信号に対して各種信号処理を行うことでアナログの無線周波数の信号に変換する機能を有している。RRH2は、変換したアナログの無線周波数の送信信号を信号伝送路3を介してアンテナシステム4に与える。
また、RRH2は、信号伝送路3を介してアンテナシステム4から与えられる無線周波数の受信信号に対して各種信号処理を行うことでデジタルの受信信号に変換する機能を有している。RRH2は、変換したデジタルの受信信号を上流側に与える。
なお、本実施形態では、アンテナシステム4は信号伝送路3を介してRRH2に接続されているが、小型基地局(無線機)やベースバンドユニット(BBU)に接続されていてもよい。
アンテナシステム4は、RRH2よりも高所(ビルの屋上や鉄塔上など)に設置されている。アンテナシステム4は、アンテナ本体5の内部に収納された、無線周波数の信号を送受信するためアンテナ素子6を複数(図例では16個)備えており、無線基地局装置1が他の通信装置との間で無線通信を行う際に、当該無線通信に係る無線信号を送受信する機能を有している。
アンテナシステム4は、RRH2から与えられる無線周波数の信号を、複数のアンテナ素子6それぞれに対応して分配し、各アンテナ素子6から無線信号として送信する。また、アンテナシステム4は、複数のアンテナ素子6が無線信号として受信する無線周波数の信号を合成し、合成した無線周波数の信号をRRH2に与える。
このように、無線基地局装置1は、デジタルの送信信号を無線周波数の信号に変換して他の通信装置に送信するとともに、他の通信装置が送信した無線周波数の信号を受信し、他の通信装置からの受信信号を取得する。
<アクティブアンテナシステムについて>
図2は、無線通信時のアクティブアンテナシステム4のブロック構成図である。
アクティブアンテナシステム4は、上記アンテナ本体5および複数のアンテナ素子6と、インターフェース部(I/F)7と、制御部8と、分配合成器9と、複数の信号処理モジュール10とを有している。
インターフェース部7は、信号伝送路3を介してRRH2との間で行われる信号通信に関する処理を行う機能を有している。インターフェース部7は、RRH2から信号伝送路3を介した通信によって通信データが与えられると、その通信データに含まれる無線周波数の送信信号を分配合成器9に与える。また、インターフェース部7は、通信データに含まれる制御信号を制御部8に与える。
インターフェース部7は、分配合成器9から無線周波数の受信信号が与えられると、その受信信号を、信号伝送路3を介した通信によってRRH2に与える。
制御部8は、RRH2から与えられる制御信号に基づいて、各信号処理モジュール10の移相器16A,16B(後述)をそれぞれ制御するものである。
分配合成器9は、RRH2から与えられる無線周波数の送信信号を複数のアンテナ素子6それぞれに対応して分配し、分配した送信信号を複数の信号処理モジュール10に与える。
また、分配合成器9は、複数のアンテナ素子6が無線信号として受信した受信信号を合成し、合成した無線周波数の受信信号をインターフェース部7に与える。
複数の信号処理モジュール10は、複数のアンテナ素子6それぞれにより送受信される無線周波数の信号(無線信号)の処理を行う。本実施形態における各信号処理モジュール10には2個のアンテナ素子6がそれぞれ接続されている。
各信号処理モジュール10は、その上流側の機器である分配合成器9との間で無線信号を入出力するための2個の第1入出力端子(入力端子)11と、各アンテナ素子6との間で前記無線信号を入出力するための2個の第2入出力端子(出力端子)12とを有する。
また、各信号処理モジュール10は、上記制御信号を入力するための1個の制御用端子13を有する。
なお、各信号処理モジュール10は、上記端子11〜13以外に、信号処理モジュール10に電力を供給する電源用端子や、信号処理モジュール10の動作状態を監視制御するための監視制御用端子なども有するが、ここでは説明の便宜上、図示を省略する。
<信号処理モジュールのブロック構成について>
図3は、信号処理モジュール10のブロック構成図である。
本実施形態の信号処理モジュール10は、2個の信号処理部14を有する。各信号処理部14は、第1および第2共用器15A,15Bと、第1および第2移相器16A,16Bと、第1および第2増幅器17A,17Bとを有する。
第1共用器15Aは、第1移相器16Aおよび第2移相器16Bに対して第1入出力端子11を共用可能に接続している。つまり、第1入出力端子11は、第1共用器15Aを介して第1移相器16Aおよび第2移相器16Bの両方に接続されている。
第2共用器15Bは、第1増幅器17Aおよび第2増幅器17Bに対して第2入出力端子12を共用可能に接続している。つまり、第2入出力端子12は、第2共用器15Bを介して第1増幅器17Aおよび第2増幅器17Bの両方に接続されている。
第1共用器15Aは、第1入出力端子11から入力された無線信号(無線周波数の送信信号)を第1移相器16Aに与える。その際、第1入出力端子11は、第1移相器16Aに位相調整等の処理前の無線信号を入力するための入力端子として機能する。
第1移相器16Aは、制御用端子13から入力された制御信号に基づいて第1共用器15Aから与えられた送信信号の位相を調整する。第1移相器16Aは、位相を調整した送信信号を第1増幅器17Aに与える。
第1増幅器17Aは、第1移相器16Aから与えられた送信信号の電力を増幅する。第1増幅器17Aは、電力を増幅した送信信号を第2共用器15Bに与える。
第2共用器15Bは、第1増幅器17Aから与えられた送信信号を第2入出力端子12からアンテナ素子6(図2参照)へ出力する。その際、第2入出力端子12は、アンテナ素子6に送信信号を出力するための出力端子として機能する。
アンテナ素子6が受信した無線信号(無線周波数の受信信号)は、第2入出力端子12から第2共用器15Bに与えられる。第2共用器15Bは、第2入出力端子12から入力された受信信号を第2増幅器17Bに与える。
第2増幅器17Bは、第2入出力端子12から入力された受信信号の電力を増幅する。第2増幅器17Bは、電力を増幅した送信信号を第2移相器16Bに与える。
第2移相器16Bは、制御用端子13から入力された制御信号に基づいて第2増幅器17Bから与えられた受信信号の位相を調整する。第2移相器16Bは、位相を調整した受信信号を第1共用器15Aに与える。
第1共用器15Aは、第2移相器16Bから与えられた受信信号を第1入出力端子11から分配合成器9(図2参照)へ出力する。
このように、複数の信号処理モジュール10は、複数のアンテナ素子6を用いて送受信される送受信信号に対して、位相の調整や電力の増幅といった処理を複数のアンテナ素子6ごとに行うことができるアクティブアンテナとして機能させる処理を行うことができる。
<信号処理モジュールのハード構成について>
図4は、信号処理モジュール10のハード構成を示す後側から見た斜視図である。図5は、信号処理モジュール10のハード構成を示す前側から見た斜視図である。
図4および図5に示すように、信号処理モジュール10は、本体部21と、本体部21の左右両側面に取り付けられた一対の放熱フィン22と、本体部21の後面に取り付けられた蓋部23と、本体部21の前面に取り付けられた接続部24とを有している。
本実施形態の本体部21は、前後方向に延びる矩形体からなり、その内部に上記2個の信号処理部14が収納されている。本体部21の上面および下面には前後方向に延びるガイド溝21aが形成されている。
放熱フィン22は、各信号処理部14からの発熱を外部へ放熱するものであり、本体部21の前後方向に所定間隔をおいて配置された複数の板状部材22aを有している。
蓋部23は、左右方向に延びる平板部材からなり、その外形形状は後述するモジュールスロットS1の開口よりも大きく形成されている。
蓋部23の左右方向の中央部には取手23aが固定されている。また、蓋部23の左右方向の両端部には、それぞれ止めネジ25が板厚方向に貫通して取り付けられている。
接続部24は、本体部21の前面に固定されたベース板26と、ベース板26の前面に固定された円筒状の差込み部27とを有している。
ベース板26の前面には、上記第1および第2入出力端子11,12および制御用端子13が前方に突出して取り付けられている。また、ベース板26の上下両端部には、差込み部27よりも径方向外方に所定間隔をおいて左右一対のガイドピン28が前方に突出して固定されている。
差込み部27は、第1入出力端子11、第2入出力端子12および制御用端子13を取り囲むように配置されている。差込み部27の外周面には防水用のOリング29が嵌合して固定されている。
<アンテナ本体について>
図6は、アンテナ本体5を前側から見た斜視図である。図7は、アンテナ本体5を後側から見た斜視図である。
図6および図7に示すように、アンテナ本体5は、上下方向に延びる矩形状の筐体51と、この筐体51の前壁51aに取り付けられたレドーム52とを有している。
レドーム52は、筐体51の前壁51aにおいて上下方向に配列された複数のアンテナ素子6(ここでは図示省略)を覆うものである。筐体51は、図17に示すように、その右側壁51bの上下両端部に取り付けられた一対の固定具81を介して取付支柱(取付部材)82に固定される。
図7に示すように、筐体51の後側には、複数(8個)の上記信号処理モジュール10が筐体51の上下方向に1列に配列されている。これらの信号処理モジュール10は、それぞれ筐体51の所定位置において着脱自在に取り付けられている。なお、複数の信号処理モジュール10は2列以上に配列されていてもよい。
図8は、筐体51から信号処理モジュール10を取り外した状態を示す要部拡大斜視図である。
筐体51の内部には、複数の仕切り板53が上下方向に所定間隔をおいて取り付けられいる。上下に隣り合う仕切り板53と、筐体51の前壁51aおよび左右両側壁51b,51cとによって、後側が開口するモジュールスロットS1が区画形成されている。このモジュールスロットS1は、信号処理モジュール10と同数個(8個)形成されている。
図9は、筐体51における信号処理モジュール10の着脱時の状態を示す要部拡大斜視図である。
図8および図9に示すように、信号処理モジュール10は、モジュールスロットS1に対して引き出しおよび差し込みにより着脱されるようになっている。
具体的には、モジュールスロットS1の上下の仕切り板53にはガイド突起54が固定されている。この上下のガイド突起54は、信号処理モジュール10をモジュールスロットS1に取り付けた状態で、信号処理モジュール10の上下のガイド溝21aにそれぞれ挿入される。
これにより、信号処理モジュール10の取手23aを把持して前後方向に押し引きすることで、ガイド溝21aがガイド突起54に対して前後方向にスライドする。このスライドにより信号処理モジュール10をモジュールスロットS1に対して後方へ引き出しおよび前方へ差し込みすることができる。
したがって本実施形態では、ガイド溝21aおよびモジュールスロットS1のガイド突起54が、信号処理モジュール10をモジュールスロットS1に対して引き出しおよび差し込みにより着脱するための引き出し機構を構成している。
なお、本実施形態ではガイド突起54をモジュールスロットS1の仕切り板53に取り付け、ガイド溝21aを信号処理モジュール10に形成しているが、ガイド突起54を信号処理モジュール10に取り付け、ガイド溝21aをモジュールスロットS1の仕切り板53に形成してもよい。
図17に示すように、信号処理モジュール10のモジュールスロットS1からの引き出し方向は、取付支柱82に対するアンテナ本体5の取り付け方向(図中の右方向)、およびアンテナ素子6による無線信号の送受信方向(図中の前方向)を除く方向となるように図中の後方向とされている。
なお、信号処理モジュール10の上記引き出し方向は、図中の左方向であってもよい。
図8に戻り、モジュールスロットS1の前面(前壁51aの内面)には、2個の第1入出力端子接続部55、2個の第2入出力端子接続部56、および1個の制御用端子接続部57が後方に突出して取り付けられている。
各第1入出力端子接続部55には信号処理モジュール10の各第1入出力端子11がそれぞれ接続され、各第2入出力端子接続部56には信号処理モジュール10の各第2入出力端子12がそれぞれ接続される(図2参照)。また、制御用端子接続部57には信号処理モジュール10の制御用端子13が接続される(図2参照)。
上記の各端子接続部55〜57は、周知のフローティング機構(図示省略)を介して前壁51aにそれぞれ取り付けられている。これにより、前壁51aにおける各端子接続部55〜57の位置を微調整することができるので、信号処理モジュール10側の端子11〜13を容易に接続することができる。
なお、フローティング機構は、信号処理モジュール10側の端子11〜13に設けられていても良い。
モジュールスロットS1の前面には、第1および第2入出力端子接続部55,56および制御用端子接続部57を取り囲むように円筒状の受け部58が後方に突出して固定されている。
受け部58の内径寸法は、信号処理モジュール10の差込み部27の外径寸法よりも若干大きく形成されている。これにより、受け部58の内周面には、信号処理モジュール10がモジュールスロットS1に差し込まれたときに、信号処理モジュール10の差込み部27の外周面が嵌合する。その際、信号処理モジュール10は、その各ガイドピン28の外周面が受け部58の外周面に当接しながら差し込まれるので、各ガイドピン28によって案内されながら受け部58へ容易に嵌合させることができる。
また、信号処理モジュール10の差込み部27が受け部58に差し込まれた状態において、受け部58の内周面と差込み部27の外周面との間は上記Oリング29によって密封される。これにより、受け部58の内側に配置される各端子接続部55〜57およびこれらに接続される各端子11〜13を防水することができる。
また、信号処理モジュール10がモジュールスロットS1に差し込まれることで、信号処理モジュール10の蓋部23はモジュールスロットS1の開口を封鎖する。
モジュールスロットS1の開口の左右両側縁にはネジ穴59が形成されている。このネジ穴59には、蓋部23が上記開口を閉鎖した状態で当該蓋部23の各止めネジ25が締め付けれるようになっている。これにより、モジュールスロットS1の内部に雨水や異物等が侵入するのを抑制することができる。
以上のように、本実施形態では、信号処理モジュール10側の差込み部27、Oリング29、蓋部23および止めネジ25と、モジュールスロットS1側の受け部58およびネジ穴59とが、各端子接続部55〜57およびこれらに接続される各端子11〜13を防水するための防水機構を構成している。
なお、Oリング29は、差込み部27の外周面に取り付けられているが、モジュールスロットS1の受け部58の内周面に取り付けられていてもよい。また、Oリング29以外に、平ゴム等の他の防水部材を用いてもよい。
<効果について>
以上、本実施形態のアクティブアンテナシステム4によれば、複数のアンテナ素子6を収納したアンテナ本体5に対して、無線信号の処理を行う複数の信号処理モジュール10がそれぞれ着脱自在に取り付けられる。このため、1つの信号処理モジュール10が故障したときには、その故障した信号処理モジュール10をアンテナ本体5から取り外すことで、新しい信号処理モジュール10をアンテナ本体5に取り付けることができる。したがって、従来のようにアンテナシステム4全体を交換する場合に比べて、故障時の復旧作業を短時間かつ簡単に行うことができる。
また、各信号処理モジュール10は、無線信号の位相を調整する第1および第2移相器16A,16Bと、これらの移相器16A,16Bを制御する制御信号を入力するための制御用端子13とを有する。このため、信号処理モジュール10の移相器16A,16Bが故障したときには、その信号処理モジュール10のみを交換することで、復旧作業を短時間かつ簡単に行うことができる。
また、各信号処理モジュール10の第1入出力端子11、第2入出力端子12および制御用端子13を防水するための防水機構をさらに備えるので、これらの端子11〜13が雨水等により故障するのを防水機構によって抑制することができる。
また、各信号処理モジュール10の蓋部23に取り付けられた取手23aを用いることで、信号処理モジュール10をアンテナ本体5に対して容易に着脱することができる。
また、信号処理モジュール10をアンテナ本体5に対して引き出しおよび差し込みにより着脱するための引き出し機構をさらに備えているので、信号処理モジュール10をアンテナ本体5に対して引き出しおよび差し込みすることでさらに容易に着脱することができる。
また、各信号処理モジュール10の引き出し方向が、アンテナ本体5用の取付支柱82に対する当該アンテナ本体5の取り付け方向、および無線信号の送受信方向を除く方向であるので、アンテナ本体5の取付支柱82への取り付け、および無線信号の送受信を妨げることなく信号処理モジュール10を引き出すことができる。
また、複数のアンテナ素子6および複数の信号処理モジュール10がいずれもアンテナ本体5の上下方向に配列されているので、アンテナ本体5における各アンテナ素子6と、それに対応する信号処理モジュール10との間の配線引き回しが容易となる。
<測定用スロットについて>
図10は、アンテナ本体5の下部を示す斜視図である。
本実施形態のアンテナ本体5は、各モジュールスロットS1から取り外された信号処理モジュール10を着脱自在に取り付け可能な単一の測定用スロットS2をさらに備えている。
測定用スロットS2は、アンテナ本体5の筐体51において最下端(図中の上から2番目)に配置される信号処理モジュール10の下方に配置されている。なお、測定用スロットS2は、筐体51の最上端に配置される信号処理モジュール10の上方に配置されていてもよい。
測定用スロットS2は、上下に隣り合う仕切り板53と、筐体51の前壁51aおよび左右両側壁51b,51cとによって、後側が開口するように区画形成されている。
信号処理モジュール10は、測定用スロットS2に対して引き出しおよび差し込みにより着脱されるようになっている。
具体的には、図4および図10において、測定用スロットS2の上下の仕切り板53にはガイド突起54が固定されている。この上下のガイド突起54は、信号処理モジュール10を測定用スロットS2に取り付けた状態で、信号処理モジュール10の上下のガイド溝21aにそれぞれ挿入される。
これにより、信号処理モジュール10の取手23aを把持して前後方向に押し引きすることで、ガイド溝21aがガイド突起54に対して前後方向にスライドする。このスライドにより信号処理モジュール10を測定用スロットS2に対して後方へ引き出しおよび前方へ差し込みすることができる。
したがって本実施形態では、ガイド溝21aおよび測定用スロットS2のガイド突起54が、信号処理モジュール10を測定用スロットS2に対して引き出しおよび差し込みにより着脱するための引き出し機構を構成している。
なお、本実施形態ではガイド突起54を測定用スロットS2の仕切り板53に取り付け、ガイド溝21aを信号処理モジュール10に形成しているが、ガイド突起54を信号処理モジュール10に取り付け、ガイド溝21aを測定用スロットS2の仕切り板53に形成してもよい。
測定用スロットS2の前壁51aには、信号処理モジュール10と同様に、円筒状の受け部61が後方に突出して固定されている。
図11は、測定用スロットS2の受け部61を後方から見た正面図である。受け部61の内周側の前壁51aには、2個の入力端子接続部62、2個の出力端子接続部63、および1個の制御端子接続部64が後方に突出して取り付けられている。
測定用スロットS2に信号処理モジュール10が差し込まれた場合(図15参照)、測定用スロットS2の各入力端子接続部62には、信号処理モジュール10の各第1入出力端子11がそれぞれ接続される。これにより、信号処理モジュール10の第1入出力端子11に位相調整等の処理前の無線信号が入力される。
また、制御用端子接続部64には信号処理モジュール10の制御用端子13が接続される。これにより、信号処理モジュール10の制御用端子13から制御信号が入力される。
さらに、測定用スロットS2の各出力端子接続部63には信号処理モジュール10の各第2入出力端子12がそれぞれ接続される。これにより、信号処理モジュール10の第2入出力端子12からアンテナ素子6に出力する送信信号と同等の無線信号が出力される。
上記の各端子接続部62〜64は、周知のフローティング機構(図示省略)を介して前壁51aに取り付けられている。これにより、前壁51aにおける各端子接続部62〜64の位置を微調整することができるので、信号処理モジュール10側の端子11〜13を容易に接続することができる。
図10に戻り、筐体51の下壁51dには、送信用端子65、受信用端子66、および2個の測定用端子67が下方に突出して取り付けられている。
送信用端子65および受信用端子66には、信号伝送路3が接続されており、信号伝送路3により伝送された無線周波数の送信信号および制御信号は、図15に示すように、送信用端子65を介してインターフェース部7に入力される。また、インターフェース部7から出力された無線周波数の受信信号は、受信用端子66を介して信号伝送路3に出力される。
測定用端子67は、一端部が測定用スロットS2の出力端子接続部63に接続されており、他端部には信号測定器(信号測定機器)83の測定ケーブル83aが接続されるようになっている。
したがって、図15に示すように、測定用端子67に信号測定器83を接続した状態で、測定用スロットS2に信号処理モジュール10を取り付けることで、信号処理モジュール10の第2入出力端子12から出力された無線信号を、測定用スロットS2の出力端子接続部63および測定用端子67を介して信号測定器83に伝送することができる。
<ダミーモジュールについて>
測定用スロットS2に信号処理モジュール10を取り付けないときには、当該測定用スロットS2にダミーモジュール30(図7参照)が着脱自在に取り付けられる。
図12は、ダミーモジュール30のハード構成を示す後側から見た斜視図である。図13は、ダミーモジュール30のハード構成を示す前側から見た斜視図である。
図12および図13に示すように、ダミーモジュール30は、本体部31と、本体部31の後面に取り付けられた蓋部33と、本体部31の前面に取り付けられた接続部34とを有している。
本体部31の外形は、信号処理モジュール10の本体部21の外形と同一形状に形成されており、本体部31の内部には後述する2個の終端抵抗42が収納されている。本体部31の上面および下面には前後方向に延びるガイド溝31aが形成されている。
蓋部33は、信号処理モジュール10の蓋部23の外形と同一形状に形成されており、蓋部33の外形形状は、測定用スロットS2の開口よりも大きく形成されている。
また、蓋部33の左右方向の中央部には取手33aが固定されており、蓋部33の左右方向の両端部には、それぞれ止めネジ35が板厚方向に貫通して取り付けられている。
接続部34の外形は、信号処理モジュール10の本体部21の外形と同一形状に形成されており、本体部21の前面に固定されたベース板36と、ベース板36の前面に固定された円筒状の差込み部37とを有している。
ベース板36の前面には、2個の終端用端子41が前方に突出して取り付けられている。また、ベース板36の上下両端部には、差込み部37よりも径方向外方に所定間隔をおいて左右一対のガイドピン38が前方に突出して固定されている。
差込み部37は、終端用端子41を取り囲むように配置されている。差込み部37の外周面には防水用のOリング39が嵌合して固定されている。
図10および図12において、ダミーモジュール30は、測定用スロットS2に対して引き出しおよび差し込みにより着脱されるようになっている。具体的には、ダミーモジュール30を測定用スロットS2に取り付けた状態で、ダミーモジュール30の上下のガイド溝31aには、測定用スロットS2の上下の仕切り板53に固定されたガイド突起54がそれぞれ挿入される。
これにより、ダミーモジュール30の取手33aを把持して前後方向に押し引きすることで、ガイド溝31aがガイド突起54に対して前後方向にスライドする。このスライドによりダミーモジュール30を測定用スロットS2に対して後方へ引き出しおよび前方へ差し込みすることができる。
したがって本実施形態では、ガイド溝31aおよびガイド突起54が、ダミーモジュール30を筐体51に対して引き出しおよび差し込みにより着脱するための引き出し機構を構成している。
なお、本実施形態ではガイド突起54を仕切り板53に取り付け、ガイド溝31aをダミーモジュール30に形成しているが、ガイド突起54をダミーモジュール30に取り付け、ガイド溝31aを仕切り板53に形成してもよい。
図17に示すように、ダミーモジュール30の測定用スロットS2からの引き出し方向は、取付支柱82に対するアンテナ本体5の取り付け方向(図中の右方向)、およびアンテナ素子6による無線信号の送受信方向(図中の前方向)を除く方向となるように図中の後方向とされている。
したがって、本実施形態では、ダミーモジュール30の測定用スロットS2に対する引き出し方向(着脱方向)は、信号処理モジュール10のモジュールスロットS1に対する引き出し方向(着脱方向)と同方向とされている。
なお、ダミーモジュール30の上記引き出し方向は、図中の左方向であってもよい。また、ダミーモジュール30の上記引き出し方向は、信号処理モジュール10の上記引き出し方向と異なっていてもよい。例えば、ダミーモジュール30の上記引き出し方向を図中の左方向とし、信号処理モジュール10の上記引き出し方向を図中の後方向としてもよい。
図11および図13において、測定用スロットS2の受け部61の内径寸法は、ダミーモジュール30の差込み部37の外径寸法よりも若干大きく形成されている。これにより、ダミーモジュール30が測定用スロットS2に差し込まれると、測定用スロットS2の受け部61の内周面にダミーモジュール30の差込み部37の外周面が嵌合する。
その際、ダミーモジュール30は、その各ガイドピン38の外周面が受け部61の外周面に当接しながら差し込まれるので、各ガイドピン38によって案内されながら受け部61へ容易に嵌合させることができる。
また、ダミーモジュール30が測定用スロットS2に差し込まれると、終端用端子41が入力端子接続部62に接続されるとともに、受け部61の内周面と差込み部37の外周面との間は上記Oリング39によって密封される。これにより、受け部61の内側に配置される各端子接続部62〜64および終端用端子41を防水することができる。
図10および図12において、ダミーモジュール30が測定用スロットS2に差し込まれることで、ダミーモジュール30の蓋部33は測定用スロットS2の開口を封鎖する。
そして、蓋部33が上記開口を閉鎖した状態で当該蓋部33の各止めネジ35を、測定用スロットS2の開口の左右両側縁に形成されたネジ穴59に締め付けることができる。これにより、測定用スロットS2の内部に雨水や異物等が侵入するのを抑制することができる。
以上のように、本実施形態では、ダミーモジュール30側の差込み部37、Oリング39、蓋部33および止めネジ35と、測定用スロットS2側の受け部61およびネジ穴59とが、各端子接続部62〜64および終端用端子41を防水するための防水機構を構成している。
なお、Oリング39は、差込み部37の外周面に取り付けられているが、測定用スロットS2の受け部61の内周面に取り付けられていてもよい。
図14は、ダミーモジュール30のブロック構成図である。
本実施形態のダミーモジュール30は、各終端用端子41から入力された無線信号を終端する2個の終端抵抗(終端素子)42を有している。この終端抵抗42の下流側はグランドに接続されている。
したがって、図2に示すように、測定用スロットS2にダミーモジュール30を取り付けた状態では、分配合成器9から入力端子接続部62および終端用端子41を介してダミーモジュール30に入力された無線信号は終端抵抗42によって終端される。
図12および図13に戻り、ダミーモジュール30の本体部31、蓋部33および接続部34の外形は、上述のように信号処理モジュール10の本体部21、蓋部23および接続部24の外形(図4および図5参照)と同一形状に形成されている。
このため、ダミーモジュール30は、測定用スロットS2だけでなく、モジュールスロットS1に対しても着脱自在に取り付け可能である。
したがって、図15に示すように、測定用スロットS2に信号処理モジュール10を取り付けた状態において、その信号処理モジュール10が取り付けられていたモジュールスロットS1にダミーモジュール30を着脱自在に取り付けることができる。すなわち、一の信号処理モジュール10とダミーモジュール30とは、モジュールスロットS1と測定用スロットS2との間で互いに差し替え可能となっている。
ダミーモジュール30をモジュールスロットS1に差し替えた場合、モジュールスロットS1の受け部58(図8参照)にダミーモジュール30の差込み部37(図13参照)が嵌合する。これにより、モジュールスロットS1の第1入出力端子接続部55に、ダミーモジュール30の終端用端子41が接続される。
このため、分配合成器9から第1入出力端子接続部55および終端用端子41を介してダミーモジュール30に入力された無線信号は終端抵抗42によって終端される。
<脱落防止機構について>
図16は、無線通信時の状態、すなわち各モジュールスロットS1に信号処理モジュール10が取り付けられ、測定用スロットS2にダミーモジュール30が取り付けられた状態のアンテナ本体5を後方から見た正面図である。
アンテナ本体5の筐体51の上壁51eには、その後端部の中央部付近に2本のワイヤ71の一端部が止めネジ72によって固定されている。
各ワイヤ71の他端部にはフック73が取り付けられており、このフック73は、各信号処理モジュール10の取手23a、およびダミーモジュール30の取手33aにそれぞれ着脱自在に取り付けられるようになっている。
各ワイヤ71の長さ寸法は、その他端部が接続されたフック73を一の信号処理モジュール10の取手23a(またはダミーモジュール30の取手33a)に取り付けた状態のまま、筐体51の最上端に配置されたモジュールスロットS1と、筐体51の最も下側に配置された測定用スロットS2との間で、上記信号処理モジュール10(またはダミーモジュール30)を差し替えることができる程度の長さ寸法に設定されている。
上記無線通信時の状態では、各ワイヤ71は、上記一端部から筐体51の後側で真下に垂れ下がり、ダミーモジュール30の取手33aの中を通って真上に延びている。そして、各ワイヤ71の上記他端部が接続されたフック73は、筐体51の最上端に配置された信号処理モジュール10の取手23aに取り付けられている。
以上の構成により、一の信号処理モジュール10とダミーモジュール30とを差し替えるときに、一方のワイヤ71のフック73を信号処理モジュール10に取り付け、他方のワイヤ71のフック73をダミーモジュール30に取り付けた状態で上記差し替え作業を行うことができる。これにより、上記差し替え作業時に信号処理モジュール10およびダミーモジュール30が脱落するのを防止することができる。
したがって本実施形態では、ワイヤ71、止めネジ72およびフック73が、信号処理モジュール10およびダミーモジュール30を各スロットS1,S2に取り付けるときに脱落するのを防止する脱落防止機構を構成している。
なお、本実施形態の脱落防止機構は、各モジュール10,30を両スロットS1,S2の間で差し替える場合に用いられるが、故障した信号処理モジュール10を交換する場合にも用いることができる。この場合、故障した信号処理モジュール10と新しい信号処理モジュール10の各取手23aに2本のワイヤ71をそれぞれ取り付けた状態で交換作業を行えばよい。
<信号測定方法について>
次に、信号処理モジュール10から出力される無線信号を測定する信号測定方法について、図15〜図17を参照しながら説明する。
なお、各信号処理モジュール10から出力される無線信号の測定はいずれも同じ手順で行われるため、ここでは、一例として筐体51の最下端に配置された信号処理モジュール10Bから出力される無線信号を測定する場合から説明する。
まず、図15の下側に示すように、筐体51の各測定用端子67に信号測定器83の測定ケーブル83aを接続する。これにより、測定用スロットS2の出力端子接続部63は、測定用端子67を介して信号測定器83に接続される。
次に、図16に示す状態から、信号処理モジュール10Bおよびダミーモジュール30に脱落防止機構を連結する作業を行う。
具体的には、図16に示す状態から、筐体51の最上端に配置された信号処理モジュール10Aの取手23aから一方のフック73を取り外し、そのフック73を信号処理モジュール10Bの取手23aに取り付ける(図17参照)。
これにより、信号処理モジュール10Bは、その取手23aに取り付けられたフック73を介して、筐体51に接続されたワイヤ71に連結されるので、その信号処理モジュール10Bを筐体51に対して着脱するときに、当該信号処理モジュール10Bが落下するのを防止することができる。
次に、筐体51の最上端に配置された信号処理モジュール10Aの取手23aから残りのフック73を取り外し、そのフック73をダミーモジュール30の取手33aに取り付ける(図17参照)。
これにより、ダミーモジュール30は、その取手33aに取り付けられたフック73を介して、筐体51に接続されたワイヤ71に連結されるので、そのダミーモジュール30を筐体51に対して着脱するときに、当該ダミーモジュール30が落下するのを防止することができる。
次に、信号処理モジュール10Bとダミーモジュール30とを差し替える作業を行う。
具体的には、信号処理モジュール10Bの蓋部23の各止めネジ25を緩め、信号処理モジュール10BをモジュールスロットS1から引き出して筐体51から取り外す(第1工程。図17参照)。また、ダミーモジュール30の蓋部33の各止めネジ35を緩め、ダミーモジュール30を測定用スロットS2から引き出して筐体51から取り外す。
そして、筐体51から取り外した信号処理モジュール10Bを測定用スロットS2に差し込み、蓋部23の各止めネジ25を締め付けて筐体51に固定する(第2工程)。また、筐体51から取り外したダミーモジュール30を、信号処理モジュール10Bが引き出されたモジュールスロットS1に差し込み、蓋部33の各止めネジ35を締め付けて筐体51に固定する。
このように信号処理モジュール10Bとダミーモジュール30とを差し替えると、図15に示す状態となる。この状態において、ダミーモジュール30の各終端用端子41はモジュールスロットS1の各第1入出力端子接続部55にそれぞれ接続される。このため、分配合成器9から第1入出力端子接続部55および終端用端子41を介してダミーモジュール30に入力された無線信号は終端抵抗42によって終端される。
一方、測定用スロットS2では、信号処理モジュール10Bの第1入出力端子11は入力端子接続部62に接続され、第2入出力端子12は出力端子接続部63に接続された状態となる。また、信号処理モジュール10Bの制御用端子13は制御用端子接続部64に接続される。
これにより、分配合成器9から測定用スロットS2に与えられた無線信号(無線周波数の送信信号)は、入力端子接続部62および第1入出力端子11を介して信号処理モジュール10Bに入力される。そして、信号処理モジュール10Bに入力された無線信号は、信号処理部14(図3参照)において位相調整等が行われた後、第2入出力端子12から出力される。
信号処理モジュール10Bの第2入出力端子12から出力された無線信号は、測定用スロットS2の出力端子接続部63および測定用端子67を介して信号測定器83に与えられる。これにより、信号処理モジュール10Bから出力された無線信号を信号測定器83により測定することができる。
信号処理モジュール10Bからの無線信号の測定が終了すると、その信号処理モジュール10Bとダミーモジュール30とを再び差し替える作業を行う。
具体的には、信号処理モジュール10Bの蓋部23の各止めネジ25を緩め、信号処理モジュール10Bを測定用スロットS2から引き出して筐体51から取り外す。また、ダミーモジュール30の蓋部33の各止めネジ35を緩め、ダミーモジュール30をモジュールスロットS1から引き出して筐体51から取り外す。
そして、筐体51から取り外した信号処理モジュール10Bを、ダミーモジュール30を引き出したモジュールスロットS1に差し込み、蓋部23の各止めネジ25を締め付けて筐体51に固定する。また、筐体51から取り外したダミーモジュール30を測定用スロットS2に差し込み、蓋部33の各止めネジ35を締め付けて筐体51に固定する。
信号処理モジュール10Bとダミーモジュール30とを差し替えると、図2に示す無線通信時の状態に戻る。
具体的には、信号処理モジュール10Bの第1入出力端子11は、モジュールスロットS1の第1入出力端子接続部55に接続され、第2入出力端子12はモジュールスロットS1の第2入出力端子接続部56に接続される。また、信号処理モジュール10Bの制御用端子13は、モジュールスロットS1の制御用端子接続部57に接続される。
一方、測定用スロットS2では、ダミーモジュール30の各終端用端子41が各入力端子接続部62にそれぞれ接続される。このため、分配合成器9から測定用スロットS2の入力端子接続部62および終端用端子41を介してダミーモジュール30に入力された無線信号は終端抵抗42によって終端される。
信号処理モジュール10Bとダミーモジュール30との差し替え作業を終了すると、残りの信号処理モジュール10についても、ダミーモジュール30との差し替え作業を順次行い、これらの信号処理モジュール10からそれぞれ出力される無線信号を信号測定器83により測定する。
その際、脱落防止機構のフック73を、差し替え対象となる信号処理モジュール10の取手23aに付け替えることで、差し替え対象となる信号処理モジュール10が差し替え作業中に落下するのを防止することができる。
そして、全ての信号処理モジュール10Bから出力される無線信号の測定が終了すると、信号測定器83の測定ケーブル83aを筐体51の測定用端子67から取り外す。
また、最後に差し替えられた信号処理モジュール10の取手23aおよびダミーモジュール30の取手33aからそれぞれフック73を取り外し、図16に示すように脱落防止機構を元の状態に戻す。すなわち、各ワイヤ71の中間部をダミーモジュール30の取手33aの中を通した状態で、各フック73を筐体51の最上端に配置された信号処理モジュール10の取手23aに取り付ける。
<効果について>
以上、本実施形態のアクティブアンテナシステム4およびその信号測定方法によれば、各信号処理モジュール10をアンテナ本体5のモジュールスロットS1から取り外して測定用スロットS2に取り付けることで、信号処理モジュール10の第2入出力端子12から出力された無線信号を、測定用スロットS2の出力端子接続部63を介して信号測定器83に伝送することができる。これにより、アンテナ素子6に出力される無線信号を容易に測定することができる。
また、測定用スロットS2に信号処理モジュール10を取り付けないときには、測定用スロットS2にダミーモジュール30が取り付けられるので、測定用スロットS2内に異物が侵入するのを抑制することができる。
また、ダミーモジュール30が取り外された測定用スロットS2に信号処理モジュール10を取り付けるときに、その信号処理モジュール10が取り外されたモジュールスロットS1にダミーモジュール30を取り付けることができる。これにより、信号処理モジュール10が取り外されたモジュールスロットS1からアンテナ本体5内に異物が侵入するのをダミーモジュール30によって抑制することができる。
また、信号処理モジュール10のモジュールスロットS1からの着脱方向と、ダミーモジュール30の測定用スロットS2からの着脱方向とが同方向であるので、信号処理モジュール10のモジュールスロットS1からの着脱、およびダミーモジュール30の測定用スロットからの着脱を容易に行うことができる。
また、各信号処理モジュール10をアンテナ本体5のモジュールスロットS1から取り外して測定用スロットS2に取り付けることで、測定用スロットS2の入力端子接続部62に信号処理モジュール10の第1入出力端子11が接続される。したがって、信号処理モジュール10を測定用スロットS2に取り付けることで、入力端子接続部62から第1入出力端子11を介して信号処理モジュール10に無線信号が入力されるので、アンテナ素子6に出力される無線信号をさらに容易に測定することができる。
また、ダミーモジュール30は、処理前の無線信号を入力するための終端用端子41と、終端用端子41から入力された無線信号を終端する終端抵抗42とを有する。このため、ダミーモジュール30が測定用スロットS2に取り付けられているときは、第1入出力端子11から終端用端子41を介してダミーモジュール30に入力された無線信号を終端抵抗42によって終端することができる。また、ダミーモジュール30がモジュールスロットS1に取り付けられているときには、終端用端子41からダミーモジュール30に入力された無線信号を終端抵抗42によって終端することができる。
また、測定用スロットS2は、筐体51の最下端に配置される信号処理モジュール10の下方に配置されているので、上下方向に配列される信号処理モジュール10同士の間に測定用スロットS2が配置される場合に比べて、アンテナ本体5内の配線引き回しが容易となる。
また、信号測定器83が接続される測定用端子67がアンテナ本体5の下側に設けられているので、アンテナ本体5が高所に設置された場合でも信号測定器83をアンテナ本体5に容易に接続することができる。
また、アンテナ本体5の筐体51には、信号処理モジュール10およびダミーモジュール30が脱落するのを防止する脱落防止機構が設けられているので、信号処理モジュール10およびダミーモジュール30をモジュールスロットS1と測定用スロットS2との間で差し替えるときに、その信号処理モジュール10が脱落するのを防止することができる。
また、本実施形態では、脱落防止機構のフック73は、信号処理モジュール10の取手23aおよびダミーモジュール30の取手33aに着脱自在に取り付けられる。このため、各モジュール10,30の取手23a,33aを、脱落防止機構が連結される部材として兼用することができ、構造の簡素化を図ることができる。
<その他>
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施形態のアンテナシステム4は、測定用スロットS2とダミーモジュール30とを備えているが、この測定用スロットS2とダミーモジュール30を備えていなくても良い。
1 無線基地局装置
2 リモートレディオヘッド
3 信号伝送路
4 アクティブアンテナシステム
5 アンテナ本体
6 アンテナ素子
7 インターフェース部
8 制御部
9 分配合成器
10 信号処理モジュール
11 第1入出力端子(入力端子)
12 第2入出力端子(出力端子)
13 制御用端子
14 信号処理部
15A 第1共用器
15B 第2共用器
16A 第1移相器
16B 第2移相器
17A 第1増幅器
17B 第2増幅器
21 本体部
21a ガイド溝
22 放熱フィン
22a 板状部材
23 蓋部
23a 取手
24 接続部
25 止めネジ
26 ベース板
27 差込み部
28 ガイドピン
29 Oリング
30 ダミーモジュール
31 本体部
31a ガイド溝
33 蓋部
33a 取手
34 接続部
35 止めネジ
36 ベース板
37 差込み部
38 ガイドピン
39 Oリング
41 終端用端子
42 終端抵抗(終端素子)
51 筐体
51a 前壁
51b 右側壁
51c 左側壁
51d 下壁
51e 上壁
52 レドーム
53 仕切り板
54 ガイド突起
55 第1入出力端子接続部
56 第2入出力端子接続部
57 制御用端子接続部
58 受け部
59 ネジ穴
61 受け部
62 入力端子接続部
63 出力端子接続部
64 制御用端子接続部
65 送信用端子
66 受信用端子
67 測定用端子
71 ワイヤ
72 止めネジ
73 フック
81 固定具
82 取付支柱(取付部材)
83 信号測定器(信号測定機器)
83a 測定ケーブル
S1 モジュールスロット
S2 測定用スロット

Claims (8)

  1. 複数のアンテナ素子と、
    複数の前記アンテナ素子が設けられたアンテナ本体と、
    複数の前記アンテナ素子それぞれにより送受信される無線信号の処理を行う複数の信号処理モジュールと、を備えたアクティブアンテナシステムであって、
    前記各信号処理モジュールは、前記アンテナ本体に対して着脱自在に取り付けられており、上流側の機器との間で前記無線信号を入出力するための第1入出力端子、および前記アンテナ素子との間で前記無線信号を入出力するための第2入出力端子を有する、
    アクティブアンテナシステム。
  2. 前記各信号処理モジュールは、前記無線信号の位相を調整する移相器と、前記移相器を制御する制御信号を入力するための制御用端子と、をさらに有する、請求項1に記載のアクティブアンテナシステム。
  3. 前記各信号処理モジュールの少なくとも前記第1入出力端子および前記第2入出力端子を防水するための防水機構をさらに備える請求項1又は請求項2に記載のアクティブアンテナシステム。
  4. 前記各信号処理モジュールは、その信号処理モジュールを前記アンテナ本体に対して着脱操作するための取手を有する、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のアクティブアンテナシステム。
  5. 前記信号処理モジュールを前記アンテナ本体に対して引き出しおよび差し込みにより着脱するための引き出し機構をさらに備える請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のアクティブアンテナシステム。
  6. 前記各信号処理モジュールの引き出し方向が、前記アンテナ本体用の取付部材に対する当該アンテナ本体の取り付け方向、および前記無線信号の送受信方向を除く方向である請求項5に記載のアクティブアンテナシステム。
  7. 複数の前記アンテナ素子および複数の前記信号処理モジュールが前記アンテナ本体の上下方向に配列されている、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のアクティブアンテナシステム。
  8. アクティブアンテナシステムのアンテナ素子により送受信される無線信号の処理を行う信号処理モジュールであって、
    前記アンテナ素子が設けられたアンテナ本体に対して着脱自在に取り付けられ、
    上流側の機器との間で前記無線信号を入出力するための第1入出力端子、および前記アンテナ素子との間で前記無線信号を入出力するための第2入出力端子を有する信号処理モジュール。
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