JP2017011539A - 基地局装置、ゲートウェイ装置及び方法 - Google Patents

基地局装置、ゲートウェイ装置及び方法 Download PDF

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和也 根岸
敬治 山本
Takaharu Yamamoto
敬治 山本
太一 田代
Taichi Tashiro
太一 田代
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Abstract

【課題】通話時間無制限のサービスを提供する場合に、ユーザの使い勝手への影響を低減しつつ、システムリソースの枯渇を回避する。【解決手段】実施形態の基地局装置の通信部は、無線通信ネットワークを介して複数無線通信端末装置と接続可能である。リソース監視部は、通信部の通信状態を監視し、空き無線通信リソースを監視する。割当変更部は、無線通信端末装置による空き無線通信リソースが所定の閾値を下回った場合に、呼接続を行っている一または複数の無線通信端末装置に対する無線通信リソースの割り当てを減少させる。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、基地局装置、ゲートウェイ装置及び方法に関する。
近年、移動通信事業者は、通話(リアルタイム音声通信)に関する定額プランの導入を進めてきており、特段のユーザ制限無しに通話時間無制限のサービスも提供され始めている。
特開2007−194717号公報 特開2008−177846号公報 国際公開第2009/004694号
ところで、上述した通話時間無制限のサービスが提供される環境下では、長時間通話を行うユーザが多数発生する虞があり、システムリソースの枯渇が懸念される。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、通話時間無制限のサービスを提供する場合に、ユーザの使い勝手への影響を低減しつつ、システムリソースの枯渇を回避することが可能な基地局装置、ゲートウェイ装置及び方法を提供することを目的としている。
実施形態の基地局装置の通信部は、無線通信ネットワークを介して複数の無線通信端末装置と接続可能である。
リソース監視部は、通信部の通信状態を監視し、空き無線通信リソースを監視する。
そして割当変更部は、無線通信端末装置による空き無線通信リソースが所定の閾値を下回った場合に、呼接続を行っている一または複数の無線通信端末装置に対する無線通信リソースの割り当てを減少させる。
図1は、実施形態の無線通信システムの概要構成ブロック図である。 図2は、第1実施形態の無線基地局及びゲートウェイの概要機能ブロック図である。 図3は、第1実施形態の処理シーケンスチャートである。 図4は、第2実施形態の無線基地局及びゲートウェイの概要機能ブロック図である。 図5は、第2実施形態及び第3実施形態の処理シーケンスチャートである。 図6は、第3実施形態の無線基地局及びゲートウェイの概要機能ブロック図である。 図7は、第4実施形態の無線基地局、ゲートウェイ及び管理サーバの概要機能ブロック図である。 図8は、第4実施形態の処理シーケンスチャートである。 図9は、第5実施形態の無線基地局、ゲートウェイ及び管理サーバの概要機能ブロック図である。 図10は、実施形態の変形例の説明図である。
次に図面を参照して実施形態について詳細に説明する。
図1は、実施形態の無線通信システムの概要構成ブロック図である。
無線通信システム10は、大別すると、複数の無線基地局(装置)11(11A〜11F)と、管理サーバ12と、管理サーバ12の制御下で予め対応づけられた無線基地局11との間で情報の送受信やプロトコル変換を行う複数のゲートウェイ(装置)13(13A、13B)と、管理サーバ12とゲートウェイ13との間の通信を行わせるための通信ネットワーク14と、を備えている。
また、携帯電話端末15A、15Dあるいはタブレット端末15B、15C等の無線通信端末装置15は、自己の位置に対応する無線基地局11、ゲートウェイ13及び通信ネットワーク14を介して他の無線通信端末装置15との間で通信を行う。
上記構成において、通信ネットワーク14は、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communication)等の移動体通信網、広帯域移動無線アクセスシステム(Wideband Wireless Access)あるいは無線LAN(Local Area Network)として構成されている。
[1]第1実施形態
図2は、第1実施形態の無線基地局及びゲートウェイの概要機能ブロック図である。
無線基地局11は、通信の制御を行う通信制御部21と、通信制御部21の制御下で無線通信端末装置15との間で無線通信を行う無線通信部22と、通信制御部21の制御下でゲートウェイ13との間で有線通信を行う有線通信部23と、自己の無線通信リソース状況を管理するリソース管理部24と、を備えている。
ゲートウェイ13は、有線通信関係の通信制御を行う通信制御部31と、無線基地局11、管理サーバ12あるいは他のゲートウェイ13との間で通信を行う有線通信部32と、を備えている。
図3は、第1実施形態の処理シーケンスチャートである。
本第1実施形態は、無線基地局11が自己の空き無線通信リソースが所定の閾値を下回った場合に自己の無線通信リソースを使用して行われている全ての呼について通信レートを低下させ、実効的に、全ての無線通信装置への無線通信リソースの割り当てを減少させる場合の実施形態である。
図3に示すように、ある時刻t1において、携帯電話端末15A、タブレット端末15Bが通話中(呼接続中)であるものとする(ステップS11〜S14)。すなわち、携帯電話端末15A及びタブレット端末15Bは、無線基地局11(11B)及びゲートウェイ13を介して通話中の状態である。
この場合において、無線基地局11(11B)のリソース管理部24は、常時当該無線基地局11(11B)の無線通信リソース状況を監視しており、使用されている通信チャネル、各通信チャネルに割り当てている周波数帯域幅、各通信チャネルの通信ビットレートを把握しているものとする。
そして、時刻t2において、携帯電話端末15Cが所定の手順により新規接続を行ったとする(ステップS15〜S16)。
この結果、無線基地局11Bのリソース管理部24は時刻t3において、当該無線基地局11Bの空き無線通信リソースが所定の閾値を下回ったことを検出すると、通信制御部21は時刻t4において、無線通信部22を制御して、携帯電話端末15A、タブレット端末15B及び携帯電話端末15Cの全ての通話品質を通常よりも下げて品質低に設定する(ステップS17〜S22)。
具体的には、通常品質よりもビットレートを低下させたり、通常品質よりも使用周波数帯域を狭めたりすることにより通話品質を下げる。
これにより、実効的に当該無線基地局11Bの空き無線通信リソースが増加し、再び当該無線基地局11Bの空き無線通信リソースが所定の閾値を上回ってさらに他の無線通信端末装置15が新規接続を行えるようになる。
以上の説明のように、本第1実施形態によれば、通話時間無制限のサービスを提供する場合に、ユーザの使い勝手への影響を低減しつつ、システムリソースの枯渇を回避でき、同一のシステムリソースでより多くのユーザにサービスを提供することができる。
[2]第2実施形態
図4は、第2実施形態の無線基地局及びゲートウェイの概要機能ブロック図である。
図4において、図2の第1実施形態と異なる点は、無線基地局11が各ユーザに関する情報(通話中の呼毎の通話開始時刻、通話経過時間等)を管理するユーザ管理部25を備えた点である。
そして、リソース管理部24は、ユーザ管理部25と連携してリソース管理を行っている。
図5は、第2実施形態及び第3実施形態の処理シーケンスチャートである。
本第2実施形態は、無線基地局11が自己の空き無線通信リソースが所定の閾値を下回った場合に、現在通話中の呼について、最も早く呼接続がなされた呼、すなわち、最も通話時間が長い呼について通信レートを低下させ、実効的に、一部の無線通信装置への無線通信リソースの割り当てを減少させる場合の実施形態である。
図5に示すように、ある時刻t11において、携帯電話端末15A、タブレット端末15Bが通話中(呼接続中)であるものとする(ステップS31〜S34)。すなわち、携帯電話端末15A及びタブレット端末15Bは、無線基地局11(11B)及びゲートウェイ13を介して通話中の状態である。
この場合において、無線基地局11(11B)のリソース管理部24は、常時当該無線基地局11(11B)の無線通信リソース状況を監視しており、使用されている通信チャネル、各通信チャネルに割り当てている周波数帯域幅、各通信チャネルの通信ビットレートを把握している。
さらに無線基地局11(11B)のユーザ管理部25は、無線基地局11(11B)の無線通信リソースを利用して現在通話を行っているユーザについて、ユーザ毎(携帯電話端末毎)の通話経過時間を計測している。具体的には、ユーザ管理部25は、携帯電話端末15A及びタブレット端末15Bのそれぞれについて、呼が確立してからの経過時間である通話経過時間を計測している。
そして、時刻t12において、携帯電話端末15Cが所定の手順により新規接続を行ったとする(ステップS35〜S36)。
この結果、無線基地局11Bのリソース管理部24は、時刻t13において、当該無線基地局11Bの空き無線通信リソースが所定の閾値を下回ったことを検出すると、リソース管理部24は、ユーザ管理部25と連携し、最も早く通話に至った呼、すなわち、最も通話経過時間が長い呼を検索する(ステップS37)。
図5の例においては、携帯電話端末15Aに対応する呼が最も通話経過時間が長い呼であることを検出したとする。
したがって、通信制御部21は、時刻t14において、無線通信部22を制御して、携帯電話端末15Aの通話品質を通常よりも下げて品質低に設定する(ステップS38〜S39)。
具体的には、携帯電話端末15Aについて、通常品質よりもビットレートを低下させたり、通常品質よりも使用周波数帯域を狭めたりすることにより通話品質を下げる。
これにより、実効的に当該無線基地局11Bの空き無線通信リソースが増加し、再び当該無線基地局11Bの空き無線通信リソースが所定の閾値を上回ってさらに他の無線通信端末装置15が新規接続を行えるようになる。
以上の説明のように、本第2実施形態によっても、第1実施形態と同様に、通話時間無制限のサービスを提供する場合に、ユーザの使い勝手への影響を低減しつつ、システムリソースの枯渇を回避でき、より多くのユーザにサービスを提供することができる。
さらに、通話経過時間が長い呼については、通話品質を下げることにより、リソースへの負荷を低下させるとともに、実質的に呼の解放を促すこととなり、より一層リソースの最適配分がなされることとなる。
[3]第3実施形態
図6は、第3実施形態の無線基地局及びゲートウェイの概要機能ブロック図である。
図6において、図2の第1実施形態と異なる点は、ゲートウェイ13が各ユーザに関する情報(通話中の呼毎の通話開始時刻、通話経過時間等)を管理するユーザ管理部33を備えた点である。
そして、無線基地局11のリソース管理部24は、ゲートウェイ13のユーザ管理部33と連携してリソース管理を行っている。
ここで、再び図5を参照して第3実施形態の動作について説明する。
本第3実施形態は、無線基地局11が自己の空き無線通信リソースが所定の閾値を下回った場合に、現在通話中に相当する呼について、最も早く呼確立された呼、すなわち、最も通話時間が長くなっている場合に相当する呼について通信レートを低下させ、実効的に、一部の無線通信装置への無線通信リソースの割り当てを減少させる場合の実施形態である。
図5に示したように、ある時刻t11において、携帯電話端末15A、タブレット端末15Bが通話中(呼接続中)であるものとする(ステップS31〜S34)。すなわち、携帯電話端末15A及びタブレット端末15Bは、無線基地局11(11B)及びゲートウェイ13を介して通話中の状態である。
この場合において、無線基地局11(11B)のリソース管理部24は、常時当該無線基地局11(11B)の無線通信リソース状況を監視しており、使用されている通信チャネル、各通信チャネルに割り当てている周波数帯域幅、各通信チャネルの通信ビットレートを把握している。
さらに無線基地局11(11B)のユーザ管理部25は、無線基地局11(11B)の無線通信リソースを利用して現在通話を行っているユーザについて、ユーザ毎(携帯電話端末毎)の通話経過時間を計測している。具体的には、ユーザ管理部25は、携帯電話端末15A及びタブレット端末15Bのそれぞれについて、呼が確立してからの経過時間である通話経過時間を計測している。
そして、時刻t12において、携帯電話端末15Cが所定の手順により新規接続を行ったとする(ステップS35〜S36)。
この結果、時刻t13において、無線基地局11Bのリソース管理部24は、当該無線基地局11Bの空き無線通信リソースが所定の閾値を下回ったことを検出すると、リソース管理部24は、ユーザ管理部25と連携し、最も早く通話に至った呼、すなわち、最も通話経過時間が長い呼を検索する(ステップS37)。
図5の例においては、携帯電話端末15Aに対応する呼が最も通話経過時間が長い呼であることを検出したとする。
したがって、通信制御部21は、時刻t14において、無線通信部22を制御して、携帯電話端末15Aの通話品質を通常よりも下げて品質低に設定する(ステップS38〜S39)。
具体的には、携帯電話端末15Aについて、通常品質よりもビットレートを低下させたり、通常品質よりも使用周波数帯域を狭めたりすることにより通話品質を下げる。
これにより、実効的に当該無線基地局11Bの空き無線通信リソースが増加し、再び当該無線基地局11Bの空き無線通信リソースが所定の閾値を上回ってさらに他の無線通信端末装置15が新規接続を行えるようになる。
以上の説明のように、本第3実施形態によっても、第1実施形態と同様に、通話時間無制限のサービスを提供する場合に、ユーザの使い勝手への影響を低減しつつ、システムリソースの枯渇を回避でき、より多くのユーザにサービスを提供することができる。
さらに、通話経過時間が長い呼については、通話品質を下げることにより、リソースへの負荷を低下させるとともに、実質的に呼の解放を促すこととなり、より一層のリソース最適な配分がなされることとなる。
この場合において、通話品質が下げられた携帯電話端末等の無線通信装置について、通話品質を下げてから所定の時間が経過するまでの間は、当該通話品質が下げられた無線通信装置が、新たに呼を確立しても通話品質を通常通りには戻さないこととするのが好ましい。これは、そのような操作は、実効的に他の無線通信装置の通話品質を低下させるおそれがあるためである。
[4]第4実施形態
図7は、第4実施形態の無線基地局、ゲートウェイ及び管理サーバの概要機能ブロック図である。
図7において、図4の第2実施形態と異なる点は、管理サーバ12が各ユーザの通信契約に関する情報(オプション契約等)を記憶するユーザ情報記憶部43を備えた点と、ゲートウェイ13が管理サーバに対するユーザの通信契約に関する情報を問い合わせる管理サーバ通信部34を備えた点と、管理サーバ12が有線通信関係の信号制御を行う通信制御を行う通信制御部41と、複数のゲートウェイ13との間で通信を行う有線通信部42と、ユーザの通信契約に関する情報を予め記憶するユーザ情報記憶部43と、を備えた点である。
そして、無線基地局11のリソース管理部24は、ゲートウェイ13の管理サーバ通信部34を介して取得した管理サーバが記憶しているユーザの通信契約を参照して、リソース管理を行っている。
図8は、第4実施形態の処理シーケンスチャートである。
本第4実施形態は、無線基地局11が自己の空き無線通信リソースが所定の閾値を下回った場合に、現在通話中の呼について、各呼に対応するユーザの通信契約に関する情報(図8の例では、オプション契約)に基づいて無線通信リソースの割り当て優先順位を判定し、より優先順位の低いユーザに対応する呼について通信レートを低下させ、実効的に、一部の無線通信装置への無線通信リソースの割り当てを減少させる場合の実施形態である。
図8に示すように、ある時刻t31において、携帯電話端末15A、タブレット端末15Bが通話中(呼接続中)であるものとする(ステップS41〜S44)。すなわち、携帯電話端末15A及びタブレット端末15Bは、無線基地局11(11B)及びゲートウェイ13を介して通話中の状態である。
この場合において、無線基地局11(11B)のリソース管理部24は、常時当該無線基地局11(11B)の無線通信リソース状況を監視しており、使用されている通信チャネル、各通信チャネルに割り当てている周波数帯域幅、各通信チャネルの通信ビットレートを把握している。
そして、時刻t32において、携帯電話端末15Cが所定の手順により新規接続を行ったとする(ステップS45〜S46)。
この結果、無線基地局11Bのリソース管理部24は、時刻t33において、当該無線基地局11Bの空き無線通信リソースが所定の閾値を下回ったことを検出すると(ステップS47)、リソース管理部24は、時刻t34において、有線通信部23と共働して、ゲートウェイ13の管理サーバ通信部34に対して、現在通話中となっている無線通信装置、すなわち、携帯電話端末15A及びタブレット端末15Bのユーザに対応する通信契約に関する情報の問い合わせ要求(図9の例の場合、「ユーザオプション加入状況問い合わせ要求」)を行う(ステップS48)。
これによりゲートウェイ13の管理サーバ通信部34は、時刻t35において、通信ネットワーク14を介して管理サーバ12に対し、問い合わせ要求(図9の例の場合、「ユーザオプション加入状況問い合わせ要求」)を行う(ステップS49)。
この結果、管理サーバ12は、時刻t36において、ユーザ情報記憶部43を参照し、対応するユーザのオプション加入状況を検索する(ステップS50)。
ここで、例えば、携帯電話端末15Aがユーザオプション未加入(=ユーザオプション加入時よりも優先順位低)であるという検索結果が得られたとすると、管理サーバ12の通信制御部41は、時刻t37において、有線通信部42を制御して、ゲートウェイ13の管理サーバ通信部34に対して問い合わせ応答(図8の例の場合、「ユーザオプション加入状況問合せ応答」)を行う(ステップS51)。
ゲートウェイ13の管理サーバ通信部34は、管理サーバ12からの問い合わせ応答を受け付けると、時刻t38において、無線基地局11Bの有線通信部23を介して、無線基地局11Bのリソース管理部24に対して問い合わせ応答を行う(ステップS52)。
この結果、無線基地局11Bの通信制御部21は、時刻t39において、無線通信部22を制御して、携帯電話端末15Aの通話品質を通常よりも下げて品質低に設定する(ステップS53)。
具体的には、携帯電話端末15Aについて、通常品質よりもビットレートを低下させたり、通常品質よりも使用周波数帯域を狭めたりすることにより通話品質を下げる。
これ以降、携帯電話端末15Aは、品質低の状態で通話中(呼接続中)となる(ステップS54〜S55)。
この結果、携帯電話端末15Aの通話品質の低下分、実効的に当該無線基地局11Bの空き無線通信リソースが増加する。
そして、再び当該無線基地局11Bの空き無線通信リソースが所定の閾値を上回った場合には、さらに他の無線通信端末装置15が新規接続を行えるようになる。
以上の説明のように、本第4実施形態によっても、第1実施形態と同様に、通話時間無制限のサービスを提供する場合に、ユーザの使い勝手への影響を低減しつつ、システムリソースの枯渇を回避でき、より多くのユーザにサービスを提供することができる。
さらに、無線通信リソースの割り当て優先順位が低い呼については、通話品質を下げることにより、無線通信リソースへの負荷を低下させるとともに、実質的に呼の解放を促すこととなり、より一層、無線通信リソースの最適配分がなされることとなる。
[5]第5実施形態
図9は、第5実施形態の無線基地局、ゲートウェイ及び管理サーバの概要機能ブロック図である。
図9において、図7の第4実施形態と異なる点は、無線基地局11が備えていてユーザ管理部25を廃し、ゲートウェイ13に各ユーザに関する情報(通話中の呼毎の通話開始時刻、通話経過時間等)を管理するユーザ管理部33を備えた点である。
本第5実施形態も、第4実施形態と同様に、無線基地局11が自己の空き無線通信リソースが所定の閾値を下回った場合に、現在通話中の呼について、各呼に対応するユーザの通信契約に関する情報に基づいて無線通信リソースの割り当て優先順位を判定し、より優先順位の低いユーザに対応する呼について通信レートを低下させ、実効的に、一部の無線通信装置への無線通信リソースの割り当てを減少させる場合の実施形態である。
ある時刻において、無線通信端末装置15は、無線基地局11及びゲートウェイ13を介して通話中の状態であり、無線基地局11のリソース管理部24は、常時当該無線基地局11の無線通信リソース状況を監視しており、使用されている通信チャネル、各通信チャネルに割り当てている周波数帯域幅、各通信チャネルの通信ビットレートを把握している。
その後、呼が未だ確立していない無線通信端末装置15が所定の手順により新規接続を行い、無線基地局11のリソース管理部24が当該無線基地局11の空き無線通信リソースが所定の閾値を下回ったことを検出すると、リソース管理部24は、有線通信部23と共働して、ゲートウェイ13のユーザ管理部33にその旨を通知する。
ゲートウェイ13のユーザ管理部33は、管理サーバ通信部34及び通信ネットワーク14を介して管理サーバ12に対し、ユーザオプションの加入状況を問い合わせる問い合わせ要求を行う。
この結果、管理サーバ12は、ユーザ情報記憶部43を参照し、対応するユーザのオプション加入状況を検索し、有線通信部42を制御して、ゲートウェイ13の管理サーバ通信部34に対して検索結果を問い合わせ応答として通知する。
ゲートウェイ13の管理サーバ通信部34は、管理サーバ12からの問い合わせ応答を受け付けると、無線基地局11の有線通信部23を介して、無線基地局11のリソース管理部24に対して問い合わせ応答を行う。
この結果、無線基地局11Bの通信制御部21は、無線通信部22を制御して、ユーザオプションに加入していない優先順位の低い無線通信端末装置15の通話品質を通常よりも下げて品質低に設定するので、これ以降、当該無線通信端末装置15は、品質低の状態で通話中(呼接続中)となる。
これにより、通話品質が低下させられた無線通信端末装置15の通話品質の低下分、実効的に当該無線基地局11の空き無線通信リソースが増加するので、空き無線通信リソースが所定の閾値を上回って他の無線通信端末装置15が新規接続を行えるようになる。
以上の説明のように、本第5実施形態によっても、第1実施形態と同様に、通話時間無制限のサービスを提供する場合に、ユーザの使い勝手への影響を低減しつつ、システムリソースの枯渇を回避でき、より多くのユーザにサービスを提供することができる。
さらに、無線通信リソースの割り当て優先順位が低い呼については、通話品質を下げることにより、無線通信リソースへの負荷を低下させるとともに、実質的に呼の解放を促すこととなり、より一層、無線通信リソースの最適配分がなされることとなる。
[6]実施形態の変形例
図10は、実施形態の変形例の説明図である。
以上の各実施形態においては、無線基地局の空き無線通信リソースが所定の閾値(図10における第1閾値Th1に相当)を下回った場合に、一部又は全部の無線通信端末装置における無線通信リソースの割り当てを減少させることとしていた。
これに対し、本変形例では、無線基地局の空き無線通信リソースが上記各実施形態における所定の閾値(=第1閾値Th1)を下回った場合でも、第1閾値Th1よりもさらに空き無線通信リソースが少ない第2閾値Th2に至るまでの時間が所定の参照時間Trefを越えると推定(判定)される場合、すなわち、空き無線通信リソースが第1閾値Th1に至った時点から所定の参照時間Trefが経過した時点における空き無線通信リソースの減少率が所定減少率未満(無線通信リソースの使用率が増加傾向)であると推定(判定)される場合には、一部又は全部の無線通信端末装置において無線通信リソースの割り当てを減少させることは無い。
具体的には、図10に示す時刻t51において、空き無線通信リソースが第1閾値Th1)を下回った場合に、第1閾値Th1よりもさらに空き無線通信リソースが少ない第2閾値Th2に至るまでの時間が所定の参照時間Trefを越えると推定(判定)されるので、この場合には、一部又は全部の無線通信端末装置において無線通信リソースの割り当てを減少させることは無い。
この場合において、その後、無線基地局の空き無線通信リソースが第2閾値Th2を下回った場合には、空き無線通信リソースの減少率を考慮することなく、直ちに一部又は全部の無線通信端末装置において無線通信リソースの割り当てを減少させる。
一方、無線通信リソースの減少率が上記各実施形態における所定の閾値(=第1閾値Th1)を超えた場合であって、第2閾値Th2に至るまでの時間が所定の参照時間Tref以内と推定(判定)される場合、すなわち、空き無線通信リソースが第1閾値Th1に至った時点における空き無線通信リソースの減少率が所定減少率を越えていると推定(判定)される場合には、一部又は全部の無線通信端末装置における無線通信リソースの割り当てを減少させる。
具体的には、図10に示す時刻t61において、空き無線通信リソースが第1閾値Th1)を下回った場合に、第1閾値Th1よりもさらに空き無線通信リソースが少ない第2閾値Th2に至るまでの時間が所定の参照時間Trefより短く、時刻t62(<t63)に至ると推定される場合には、直ちに一部又は全部の無線通信端末装置において無線通信リソースの割り当てを減少させる。
このような構成を採ることにより、無線基地局の空き無線通信リソースが上記各実施形態における所定の閾値を下回った場合であっても、空き無線通信リソースがより確実に不足すると想定される場合以外には、無線通信端末装置における無線通信リソースの割り当てが減少されることはなく、ユーザへのサービス提供レベルが低下することはなく、ユーザの満足度を向上させることができる。
また、本実施形態の基地局装置及びゲートウェイ装置は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
本実施形態の基地局装置及びゲートウェイ装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の基地局装置及びゲートウェイ装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の基地局装置及びゲートウェイ装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施形態の基地局装置及びゲートウェイ装置のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施形態の基地局装置及びゲートウェイ装置のプログラムは、上述した各部(通信部、リソース監視部、割当変更部、…)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、通信部、リソース監視部、割当変更部、…が主記憶装置上に生成されるようになっている。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 無線通信システム
11 無線基地局
11B 無線基地局
12 管理サーバ
13 ゲートウェイ
14 通信ネットワーク
15 無線通信端末装置
15A 携帯電話端末
15B タブレット端末
15C 携帯電話端末
21 通信制御部
22 無線通信部
23 有線通信部
24 リソース管理部
25 ユーザ管理部
31 通信制御部
32 有線通信部
33 ユーザ管理部
34 管理サーバ通信部
41 通信制御部
42 有線通信部
43 ユーザ情報記憶部
Th1 第1閾値
Th2 第2閾値
Tref 参照時間

Claims (13)

  1. 無線通信ネットワークを介して複数の無線通信端末装置と接続可能な通信部と、
    前記通信部の通信状態を監視し、空き無線通信リソースを監視するリソース監視部と、
    前記無線通信端末装置による前記空き無線通信リソースが所定の閾値を下回った場合に、呼接続を行っている一または複数の前記無線通信端末装置に対する前記無線通信リソースの割り当てを減少させる割当変更部と、
    を備える基地局装置。
  2. 前記割当変更部は、前記無線通信リソースの割当を減少させる前記無線通信端末装置として、所定の条件に該当する無線通信端末装置を選択する、
    請求項1記載の基地局装置。
  3. 前記所定の条件に該当する通信端末装置として、呼接続を行っている前記無線通信端末装置のうち、最も呼接続時間が長い前記無線通信端末装置を選択する、
    請求項2記載の基地局装置。
  4. 前記所定の条件に該当する無線通信端末装置として、前記無線通信端末装置毎に予め設定された優先順位に基づいてより優先順位の低い前記無線通信端末装置を選択する、
    請求項1記載の基地局装置。
  5. 前記優先順位は、各無線通信端末装置のユーザとの間の通信契約に基づいて設定されている、
    請求項4記載の基地局装置。
  6. 前記優先順位を特定するための情報を管理する管理サーバと通信ネットワークを介して接続され、
    前記管理サーバに対し、前記優先順位を特定するための情報を要求する情報要求部を備えた、
    請求項4記載の基地局装置。
  7. 前記優先順位を特定するための情報を管理する管理サーバ及び前記管理サーバに対して前記優先順位を特定するための情報を要求する情報要求部を備えたゲートウェイ装置と通信ネットワークを介して接続され、
    前記情報要求部を介して、前記管理サーバに対して前記優先順位を特定するための情報を要求する、
    請求項4記載の基地局装置。
  8. 前記優先順位を特定するための情報を管理する管理サーバ及び前記管理サーバに対し前記優先順位を特定するための情報を要求する情報要求部を備えたゲートウェイに通信ネットワークを介して接続され、
    前記リソース監視部は、前記通信端末装置による前記無線通信リソースの使用量が所定の閾値を上回った場合に前記ゲートウェイを介して、前記優先順位を特定するための情報を要求する、
    請求項4記載の基地局装置。
  9. 前記空き無線通信リソースが所定の閾値を下回った場合であって、かつ、前記空き無線通信リソースの減少率が所定減少率未満である場合には、前記無線通信リソースの割り当ての減少を保留する、
    請求項1に記載の基地局装置。
  10. 前記空き無線通信リソースが所定の閾値より低い第2の閾値を下回った場合に、前記保留を解除する、
    請求項9記載の基地局装置。
  11. 前記無線通信リソースの割り当てを減少させる態様は、無線通信レートを低下させる態様及び強制的に呼切断する態様を含む、
    請求項1記載の基地局装置。
  12. 無線通信ネットワークを介して複数の無線通信端末装置と接続可能な基地局装置及び予め設定された優先順位を特定するための情報を管理する管理サーバと通信ネットワークを介して接続されたゲートウェイ装置であって、
    前記基地局装置からの前記優先順位を特定するための情報要求に基づいて、前記管理サーバに対し前記優先順位を特定するための情報を要求する情報要求部を備えた、
    ゲートウェイ装置。
  13. 無線通信ネットワークを介して複数の無線通信端末装置と接続可能な通信部を備えた基地局装置において実行される方法であって、
    前記通信部の通信状態を監視し、空き無線通信リソースを監視する過程と、
    前記監視の結果、前記無線通信端末装置による前記空き無線通信リソースが所定の閾値を下回った場合に、呼接続を行っている一または複数の前記無線通信端末装置に対する前記無線通信リソースの割り当てを減少させる過程と、
    を備えた方法。
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