JP2017007656A - 熱伝導性材料を組み込んだフロントガラス用ワイパーブレード - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイパーブレードは、フロントガラス用ワイパーへの取り付け方法によっては、加熱エレメントの直ぐ近くに配置されるとは限らず、加熱エレメントは、場合によっては、前記加熱エレメントが発生した熱のワイパーブレードへの伝達に問題を生じる。加熱エレメントとワイパーブレードとの間の熱伝達効率を改善する。【解決手段】上リブ40から延びるワイプされるべき表面と接触するようになった一つの下リップ46とを含むフロントガラス用ワイパー用のワイパーブレード42において、ワイパーブレード42の少なくとも一部分が、熱伝導性金属材料48を含み、及び/又は熱伝導性金属材料で覆われている。【選択図】図5

Description

本発明は、特に自動車用のフロントガラス用ワイパーブレードに関する。
本発明は、更に詳細には、少なくとも上リブと、この上リブから延びる下リップとを含むフロントガラス用ワイパーブレードに関する。下リップは、ワイプされ無ければならない表面、例えば自動車のフロントガラスと接触するようになっている。
このようなブレードは、フロントガラス用加熱式ワイパーに周知の方法で装着される。このようなフロントガラス用ワイパーは、ワイパーのほぼ全長に亘って延びる少なくとも一つの加熱エレメントを受け入れる少なくとも一つの主本体と、前記加熱エレメントと近接して配置されたワイパーブレードとを含み、前記ワイパーブレードは、ワイプされるべき表面に対してほぼ垂直な配向をとる。ワイパーブレードは、ワイパーブレードをワイパーに固定する上リブと、この上リブから延びる、ワイプされるべき表面と接触するようになった下リップとを含む。
加熱手段を含むフロントガラス用ワイパーの多くの例が公知である。
WO/2011/098261には、例えば、補剛材を組み込んだワイパーブレードを含み、従って、補剛材がワイパーブレードに挿入されており、加熱エレメントが補剛材と接触するように配置されており、これによってワイパーブレードを加熱できるフロントガラス用ワイパーが記載されている。このようなデバイスでは、加熱手段は、補剛材と接触しており、かくして、これらの加熱手段が発生した熱をワイパーブレードに直接的に伝達し、ワイパーブレードを比較的迅速に加熱する。
WO/2011/098261
ワイパーブレードは、フロントガラス用ワイパーへの取り付け方法によっては、加熱エレメントの直ぐ近くに配置されるとは限らず、加熱エレメントは、場合によっては、前記加熱エレメントが発生した熱のワイパーブレードへの伝達に問題を生じる。
公知の構成によれば、主本体を受け入れる空力学的デフレクタを組み込んだフロントガラス用ワイパーが提供されてきた。主本体は、少なくとも一つの補剛材を受け入れる。デフレクタ内の上部に配置された加熱エレメントが補剛材と接触しており、ワイパーブレードのリブが下部に配置されている。ワイパーブレードは、かくして補剛材と直接的に接触した状態で配置されていない。ワイパーブレードのリブは、実際には、主本体に形成された、補剛材及び加熱エレメントを受け入れる溝とは別の適合する溝に保持されている。このようなデバイスでは、加熱エレメントが発生した熱は、かくして、ワイパーブレードのリブに達する前に主本体を通過する。
この形態では、ワイパーブレードのリブと主本体の溝との間の接触点の寸法は比較的小さく、従って、主本体からワイパーブレードへの熱伝達が困難であることがわかっている。
更に、通常はエラストマーやゴムで形成されたワイパーブレードの材料は、熱伝導率が非常に低い。
かくして、冬季の凍える気候における状態では、このようなフロントガラス用ワイパーは、フロントガラスに貼り付いてしまう危険が高い。貼り付きは、フロントガラス用ワイパーブレードの使用寿命に有害である。これは、霜が付いた、又は凍結したフロントガラスに貼り付いたフロントガラス用ワイパーを作動すると、リップの端部が千切れ、かくしてワイパーブレードの性能が急速に劣化し、満足のいくワイピングを行うには不適切になってしまうためである。
これに加え、このようなワイパーブレードは、一般的には、リブとリップとの間に幅が狭い狭幅ゾーンを含む。これは、ヒンジの名称でも公知である。ヒンジは、リップに対し、リブに対する可撓性を提供するようになっている。氷や雪がこの狭幅ゾーンに入り込むと前記ヒンジの満足のいく枢動が妨げられ、その結果、ワイピングがうまくいかなくなる。
ブレードの加熱を加速し、従って、この欠点を緩和するため、一つの解決策は、実質的にリブからリップまでのブレードの熱伝導率を高めることを含む。更に、ブレードを加熱することによって、ヒンジの雪や氷を溶かすことができ、その結果、寒冷ワイピングの問題点がなくなる。
この目的に関し、本発明は、ワイパーブレードの少なくとも一部分が、熱伝導性金属材料を含み、及び/又は熱伝導性金属材料で覆われていることを特徴とする、上文中に説明した種類のワイパーブレードを提供する。
本発明の他の特徴によれば、
−少なくとも上リブは、熱伝導性金属材料を含み、及び/又は熱伝導性金属材料で覆われており、
−下リップは、熱伝導性金属材料を含み、及び/又は熱伝導性金属材料で覆われており、
−熱伝導性金属材料は、100W/mKを越える熱伝導率を有し、
−熱伝導性金属材料は、銅、アルミニウム、又は銀を含み、
−ワイパーブレードのエラストマー材料は、熱伝導性金属材料を含み、
−ワイパーブレードを覆う熱伝導性金属材料のコーティングを含み、
−熱伝導性金属材料は、溶液中の金属粒子の組成物の付着物であり、
−下リップの側部は、熱伝導性金属材料でコーティングされており、側部は、熱伝導性金属材料を保護する材料で覆われており、
−ワイパーブレードは、ワイパーブレードに組み込んだ熱伝導性金属材料製の金属製挿入体を含み、
−金属製挿入体は、少なくとも、上リブの自由末端表面と接触するまで延びる第1部分と、ワイパーブレードの厚さ内を延びる第2部分とを含み、
−第2部分は、ワイパーブレードの全体配向に従って延び、下リップの一つの末端の方向に実質的にワイパーブレードの正中線に従って延び、
−金属製挿入体の第2部分は、下リップ内を少なくとも部分的に延びる。
本発明は、更に、溶液中に液体ベクトルで分散した金属粉及びゲル化剤を含む熱伝導性組成物を調製し、ワイパーブレードの少なくとも一部を組成物でコーティングし、又はワイパーブレードの少なくとも一部を組成物に浸漬し、又は組成物をワイパーブレードの少なくとも一部にスプレーし、ワイパーブレードを乾燥する、ことを特徴とする、上文中に説明した種類のワイパーブレードを製造するためのプロセスに関する。
他のプロセスによれば、
−ワイパーブレードを、周囲温度で乾燥し、又は乾燥を加速するため、高温乾燥空気流で乾燥し、
−コーティング、浸漬、又はスプレーを行う工程は、リップによって接合された二つのワイパーブレードを含む対をコーティングするために行われ、プロセスは、更に、二つのワイパーブレードを得るため、対を二つのリップ間の接合部で切断する工程を含む。
本発明は、更に、ワイパーブレードのエラストマー材料を、熱伝導性材料製の金属製挿入体の周囲に押出成形又は射出成形により形成することを特徴とする、上文中に説明した種類のワイパーブレードを製造するための別のプロセスに関する。
最後に、本発明は、ワイパーの実質的に全長に亘って延びる少なくとも一つの加熱エレメントを収容した少なくとも一つの主本体と、上文中に説明した種類のワイパーブレードとを含み、ワイパーブレードの上リブは、前記主本体に収容される、特に自動車用のフロントガラス用ワイパーに関する。
本発明のこの他の特徴及び利点は、添付図面のうちのいずれを参照すべきであるのかを理解するため、以下の詳細な説明を読むことによって明らかになるであろう。
図1は、本発明によるブレードを装着した従来技術によるフロントガラス用ワイパーの横断面図である。 図2は、ブレードの第1実施例の一態様の横断面図である。 図3は、ブレードの第1実施例の別の態様の横断面図である。 図4は、ブレードの第2実施例の第1態様の横断面図である。 図5は、ブレードの第2実施例の第2態様の横断面図である。 図6は、ブレードの第2実施例の第3態様を得るためのプロセスの工程の横断面図である。 図7は、ブレードの第2実施例の第3態様を得るためのプロセスの工程の横断面図である。 図8は、ブレードの第2実施例の第4態様の横断面図である。 図9は、ブレードの第3実施例の横断面図である。
以下の説明において、同じ部分又は同じ機能を持つ部分に同じ参照番号が付してある。
添付図面には、本発明を実施するために本発明が詳細に説明されているが、これらの図面は、適切であれば、本発明を更に良好に定義するのに役立つと考えることができるということに着目されるべきである。
更に、以下の説明において、長さ方向、横方向、又は垂直方向といった用語は、本発明によるフロンドガラス用ワイパー又は作動アームの配向に関する。長さ方向は、ワイパー又はアームが延びる主軸と対応するのに対し、上方又は下方といった方向は、ワイパーブレードがスィープ動作するフロンドガラスの平面に対して垂直な配向と対応する。下方という用語は、フロンドガラスの平面を含む。最後に、横方向配向は、長さ方向及び垂直方向と交差する直線と対応する。
例として、図1は、当該技術分野で公知の方法で形成した、特に自動車用のフロントガラス用ワイパー10を示す。ワイパー10は、フロントガラス22をスィープするようになっている。ワイパー10は、本質的には、「スポイラー(spoiler)」という用語で公知の空力学的デフレクタ12を含む。この空力学的デフレクタ12は、ハウジング14内にワイパー10の主本体16を受け入れる。空力学的デフレクタ12は、更に、例えば、デフレクタ12の横縁部20に配置された一対の導管18を含む。これらの導管18は、これらの導管18に穿けたノズル(図示せず)を通して、ウォッシュ液をワイパー10の直ぐ近くのフロントガラス22にスプレーできるように、ウォッシュ液を送出できるようになっている。
図1に示すワイパー10は本発明を限定しないということは理解されよう。詳細には、ワイパー10のデフレクタ12には、このような導管18が組み込まれていなくてもよいし、変形例として、ワイパー10のデフレクタ12には組み込まれていない外付け式スプレーユニットを組み込んでもよい。
主本体16は、軸線方向に配向された、主本体16の外側に向かって開放した二つの横溝24を含む。これらの横溝24には、デフレクタ12の内ウィング26が入り込み、主本体16をデフレクタ12に確実に取り付ける。
主本体16は、横ウィング30によって境界付けられた上ハウジング28を有する。上ハウジング28は、上面34に加熱エレメント36が設置された少なくとも一つのリブ32を受け入れる。加熱エレメント36は、例えば、抵抗加熱フィルムで形成されている。加熱エレメント36は、実質的にワイパー10の全長に亘って延びている。
図1に例として示すワイパー10はリブ32を一つしか備えていないが、本発明の性質を変更することなく、二つ又は幾つかのリブを組み込み、これらのリブのうちの少なくとも一つが加熱エレメント36を受け入れていてもよいということは理解されよう。
主本体16は、ワイパーブレード42の上リブ40を受け入れる下ハウジング38を含む。上リブ40は、下ハウジング38の下ウィング44によって下ハウジング38に保持される。ワイパーブレード42は、その使用時に、この場合にはフロントガラス22であるワイプされるべき表面に対して実質的に垂直に又は僅かに傾けて配向される。ワイパーブレード42は、上リブ40から延びる下リップ46を含む。下リップ46は、この場合にはフロントガラス22と接触するようになっている。
上文中に説明した形態では、加熱エレメント36の最も近くまで延びるワイパーブレード42の部分は上リブ40である。その結果、加熱エレメント36から発せられた熱を最も受け取ることができるのはワイパーブレード42のこの部分である。
更に、本発明によれば、ワイパーブレード42の加熱を改善するため、ワイパーブレード42の少なくとも一部は、熱伝導性金属材料48を含み、及び/又は前記熱伝導性金属材料48で覆われている。
従って、図示の形態では、少なくともワイパーブレード42の上リブ40が熱伝導性金属材料48を含み、及び/又は熱伝導性金属材料48で覆われている。加熱エレメント36が別の方法でワイパーブレード42の別の部分の近くに埋め込まれている場合には、少なくともこの部分が熱伝導性金属材料48を含み、又は前記熱伝導性金属材料48で覆われていてもよいということは理解されよう。
この形態を図4に示す。この図は、例えば、上リブ40だけに熱伝導性金属材料48を組み込んだワイパーブレード42を示す。この実施例の熱伝導性金属材料48の詳細を、この説明の下文の後半で説明する。
しかしながら、本発明の好ましい実施例では、下リップ46もまた、前記熱伝導性金属材料48を含み、又は前記熱伝導性金属材料48で覆われている。この方法では、ワイパーブレード42の全体の熱伝導性を改善することにより、熱を下リップ46の先まで伝達でき、非常に寒冷な気候でも、凍結したフロントガラス22から素早く外すことができる。この形態は、例えば図5に示してある。図5は、上リブ40及び下リップ46が熱伝導性金属材料48を含むワイパーブレード42を示す。この実施例の熱伝導性金属材料48の詳細を、この説明の下文に説明する。
好ましくは、熱伝導性金属材料48は、熱伝導率が100W/mKを越える。
例えば、熱伝導性金属材料48は、銅、アルミニウム、又は銀を含む。
図2及び図3に示すワイパーブレード42の第1実施例によれば、ワイパーブレード42のエラストマー材料は、熱伝導性金属材料48を含む。熱伝導性金属材料48は、ワイパーブレード42の本体全体に亘って存在し、エラストマー材料内に均等に分布されるように、射出成形又は押出成形前にエラストマー材料に組み込まれる。
図2に示す、この第1実施例の第1の変形例では、ワイパーブレード42は、上リブ40と下リップ46との間に、幅が小さい狭幅ゾーン49を含む。このゾーンは、ヒンジとしても知られており、上リブ40に関する可撓性を下リップ46に公知の方法で提供するようになっている。
実際、最大ワイプ品質を得るため、図1に示すように、フロントガラス22に関する下リップ46の自由末端50の傾きを、所与の最適値に保持することが重要であるということが知られている。これが、下リップ46を上リブ40に関して関節連結できるヒンジ49がワイパーブレード42に設けられている理由である。下リップ46は、その上部にウィング52を備えている。これらのウィング52は、フロントガラス22と接触した状態でワイパー10を横方向に移動するとき、上リブ40の下ウィング53にシステマチックに食い込む。食い込み作用は、ワイパー10を効果的に移動する方向に応じて、ワイパーブレード42の一方の側又は他方の側で交互に生じる。スィープ方向が逆転すると、ワイパーブレード42及びその下リップ46が一方の食い込み位置から他方の食い込み位置まで傾く。
非常に寒冷な気候では、ワイパーブレード42のエラストマー材料の急速な劣化を阻止するため、図3に示すようにヒンジ49をなくすことができるということが知られている。この形態により、従来はヒンジが配置されていた場所に熱を通すための大きな断面を提供でき、従って、下リップ46の末端への熱の通過が増大する。
図4乃至図8に示す本発明の第2実施例によれば、ワイパーブレード42は、ワイパーブレード42を覆う熱伝導性金属材料48のコーティングを備えている。
図4に示す、この第2実施例の第1変形例によれば、上リブ40だけが熱伝導性金属材料48でコーティングされている。この形態により、加熱エレメント36が発生した熱を効率的に集めることができる。
図5に示す、この第2実施例の第2変形例によれば、上リブ40及び下リップ46が熱伝導性金属材料48でコーティングされている。この形態により、加熱エレメント36が発生した熱を効率的に集め、下リップ46に送出することができる。
熱伝導性金属材料48は、フロントガラス22と接触した下リップ46の末端50を覆っていてもよいし、覆っていなくてもよい。例えば、図5に示す第2実施例の第2変形例では、下リップ46の末端50は、下リップ46の残りの部分と同様に、熱伝導性コーティング48で覆われている。図6及び図7に示す、第2実施例の第3変形例によれば、末端50には、この熱伝導性コーティング48が設けられていない。これは、フロントガラス22をワイプする上での有効性を考慮したためである。
図8に示す、ワイパーブレード42の第2実施例の第3変形例によれば、熱伝導性金属材料48が下リップ46の側部52をコーティングしており、これらの側部52は、前記第2熱伝導性材料48を保護する材料51でカバーされている。この形態により、熱伝導性コーティング48を外部からの作用から保護できるが、例えば、ガラス表面に引っ掻き傷のような痕を残す熱伝導性材料による作用に対して自動車の窓を保護することもできる。
第2実施例の全ての変形例において、例えば、ベクトル液(vector liquid)の溶液中に分散した金属粉及びゲル化剤を含む組成物を使用し、熱伝導性コーティング48を形成する。先ず最初に、処理を施そうとするワイパーブレード42の部分に液相のコーティングを付着する。例えば、ワイパーブレード42は、組成物でコーティングしてもよいし、組成物に浸漬してもよく、又は組成物をワイパーブレード42にスプレーしてもよい。
次いで、コーティングを乾燥する。乾燥は、外気中で行われ、又は変形例では、乾燥を早めるため、高温乾燥空気流中で行われる。
ワイパーブレード42の末端50に熱伝導性コーティング48があるかないかに応じて、異なる製造プロセスが使用される。
図5に示すように末端50が熱伝導性材料で覆われたワイパーブレード42を提供するのが望ましい場合には、上文中に説明したように、ワイパーブレード42を組成物でコーティングした後に乾燥するだけである。
逆に、図7に示すように末端50が熱伝導性材料で覆われていないワイパーブレード42を提供するのが望ましい場合には、一枚のワイパーブレード42に付着するのでなく、図6に示すようにワイパーブレード対43に付着するため、上文中に説明した種類の組成物を使用する。ワイパーブレード対43は、リップ46が接合された二枚のワイパーブレード42を含む。ワイパーブレード対43は、射出成形により、一部品をなして形成されている。
図6に示すように、ワイパーブレード対43を組成物でコーティングし、又は組成物に浸漬し、又はスプレーすることによって覆う。次いで、ワイパーブレード対43を乾燥した後、二つのリップ46間の接合部で切断し、図7に示すようにリップ46の末端50に第2材料のコーティングがない二枚のブレード42を得る。切断は、好ましくは、正確に切断するため、レーザー切断プロセスによって行われる。
しかしながら、剪断ブレードを使用する切断プロセス等の従来の機械式切断プロセスによって切断を行ってもよい。
図9に示す第3実施例によれば、ワイパーブレード42は、このワイパーブレード42に組み込まれた熱伝導性材料製金属製挿入体48を含む。
図9に示すように、熱伝導性材料製金属製挿入体48は、少なくとも、リブ40の自由末端表面55と接触するまで延びる第1部分54と、好ましくは、熱伝達を促進するため第1部分54と一部品の少なくとも第2部分56とを含む。第2部分56は、ワイパーブレード42の厚さ内を延びる。第1部分54により、ワイパーの主本体16内に配置された加熱エレメント36の近くの熱を集めることができる。
第2部分56は、熱をワイパーブレード42の下部分に送出するため、及び熱をワイパーブレード42の厚さに亘って均等に送出するため、ワイパーブレード42の全体配向に沿って、実質的にワイパーブレード42の正中線に従って、リップ46の一つの末端の方向に延びている。
好ましくは、金属エレメントの第2部分56は、熱をリップ46の末端50のできるだけ近くに送出するため、リップ46内を少なくとも部分的に延びるということは理解されよう。
このようなワイパーブレード42は、所定の製造プロセスによって得られる。この製造プロセス中、ワイパーブレード42のエラストマー材料を金属製挿入体48の周囲に押出成形し、又は射出成形する。このプロセスにより、金属製挿入体48をエラストマー材料と接触した状態でうまく接着できる。
勿論、第2部分56がリップ46内を延びる場合、この第2部分56が、上文中に説明したようにリップ46の傾きと適合するのに適した曲げ特性を持つように注意を払う。
本発明により、フロントガラス用ワイパー10のワイパーブレード42内の熱伝達性を効果的に改善できる。
このようなワイパーブレード42は、有利には上文中に説明した種類のフロントガラス用ワイパー10に装着でき、従ってその加熱性能を大幅に向上する。
10 フロントガラス用ワイパー
12 空力学的デフレクタ
14 ハウジング
16 主本体
18 導管
20 横縁部
22 フロントガラス
24 横溝
26 内ウィング
28 上ハウジング
30 横ウィング
32 リブ
34 上面
36 加熱エレメント
38 下ハウジング
40 上リブ
42 ワイパーブレード
44 下ウィング
46 下リップ
48 熱伝導性金属材料

Claims (18)

  1. 少なくとも一つの上リブ(40)と、前記上リブ(40)から延びる、ワイプされるべき表面(22)と接触するようになった一つの下リップ(46)とを含む、フロントガラス用ワイパー用のワイパーブレード(42)において、前記ワイパーブレード(42)の少なくとも一部分が、熱伝導性金属材料(48)を含み、及び/又は熱伝導性金属材料で覆われている、ことを特徴とするワイパーブレード(42)。
  2. 請求項1に記載のワイパーブレード(42)において、少なくとも前記上リブ(40)は、前記熱伝導性金属材料(48)を含み、及び/又は前記熱伝導性金属材料で覆われている、ことを特徴とするワイパーブレード(42)。
  3. 請求項1又は2に記載のワイパーブレード(42)において、前記下リップ(46)は、前記熱伝導性金属材料(48)を含み、及び/又は前記熱伝導性金属材料で覆われている、ことを特徴とするワイパーブレード(42)。
  4. 請求項1、2、又は3に記載のワイパーブレード(42)において、前記熱伝導性金属材料(48)は、100W/mKを越える熱伝導率を有する、ことを特徴とするワイパーブレード(42)。
  5. 請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のワイパーブレード(42)において、前記熱伝導性金属材料(48)は、銅、アルミニウム、又は銀を含む、ことを特徴とするワイパーブレード(42)。
  6. 請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載のワイパーブレード(42)において、前記ワイパーブレード(42)のエラストマー材料は、前記熱伝導性金属材料(48)を含む、ことを特徴とするワイパーブレード(42)。
  7. 請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載のワイパーブレード(42)において、前記ワイパーブレード(42)を覆う熱伝導性金属材料のコーティングを含む、ことを特徴とするワイパーブレード(42)。
  8. 請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載のワイパーブレード(42)において、前記熱伝導性金属材料(48)は、溶液中の金属粒子の組成物の付着物である、ことを特徴とするワイパーブレード(42)。
  9. 請求項1乃至8のうちのいずれか一項に記載のワイパーブレード(42)において、前記下リップ(46)の側部(52)は、前記熱伝導性金属材料(48)でコーティングされており、前記側部(52)は、前記熱伝導性金属材料(48)を保護する材料(51)で覆われている、ことを特徴とするワイパーブレード(42)。
  10. 請求項1乃至9のうちのいずれか一項に記載のワイパーブレード(42)において、前記ワイパーブレード(42)に組み込んだ前記熱伝導性金属材料(48)製の金属製挿入体を含む、ことを特徴とするワイパーブレード(42)。
  11. 請求項10のうちのいずれか一項に記載のワイパーブレード(42)において、前記金属製挿入体(48)は、少なくとも、前記上リブ(40)の自由末端表面(55)と接触するまで延びる第1部分(54)と、前記ワイパーブレード(42)の厚さ内を延びる第2部分(56)とを含む、ことを特徴とするワイパーブレード(42)。
  12. 請求項11に記載のワイパーブレード(42)において、前記第2部分(56)は、前記ワイパーブレード(42)の全体配向に従って延び、前記下リップ(46)の末端の方向に、実質的に前記ワイパーブレード(42)の正中線に従って延びる、ことを特徴とするワイパーブレード(42)。
  13. 請求項11又は12に記載のワイパーブレード(42)において、前記金属製挿入体(48)の前記第2部分(56)は、前記下リップ(46)内を少なくとも部分的に延びる、ことを特徴とするワイパーブレード(42)。
  14. 請求項1乃至13のうちのいずれか一項に記載のワイパーブレード(42)を製造するためのプロセスにおいて、ベクトル液の溶液中に分散した金属粉及びゲル化剤を含む熱伝導性組成物を調製し、前記ワイパーブレード(42)の少なくとも一部を前記組成物でコーティングし、又は前記ワイパーブレード(42)の少なくとも一部を前記組成物に浸漬し、又は前記組成物を前記ワイパーブレード(42)の前記少なくとも部分にスプレーし、その後、前記ワイパーブレード(42)を乾燥する、ことを特徴とするプロセス。
  15. 請求項14に記載のプロセスにおいて、前記ワイパーブレード(42)は、周囲温度で、又は高温乾燥空気流中で乾燥する、ことを特徴とするプロセス。
  16. 請求項14又は15に記載のプロセスにおいて、コーティング、浸漬、又はスプレーを行う工程は、リップ(46)によって接合された二つのワイパーブレード(42)を含む対(43)をコーティングするために行われ、前記プロセスは、更に、二つのワイパーブレード(42)を得るため、前記対(43)を前記二つのリップ(46)間の接合部で切断する工程を含む、ことを特徴とするプロセス。
  17. 請求項14、15、又は16に記載のワイパーブレード(42)を製造するためのプロセスにおいて、前記ワイパーブレード(42)のエラストマー材料は、熱伝導性材料製の金属製挿入体(48)の周囲に押出成形又は射出成形により形成されている、ことを特徴とするプロセス。
  18. 特に自動車用のフロントガラス用ワイパー(10)において、前記ワイパー(10)の実質的に全長に亘って延びる少なくとも一つの加熱エレメント(36)を収容した少なくとも一つの主本体(16)と、請求項1乃至13のうちのいずれか一項に記載のワイパーブレード(42)とを含み、前記ワイパーブレード(42)の前記上リブは、前記主本体(16)に収容される、ことを特徴とするフロントガラス用ワイパー(10)。
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