JP2017005831A - ブラシモータ - Google Patents

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勇作 川西
Yusaku Kawanishi
勇作 川西
鈴木 勝巳
Katsumi Suzuki
勝巳 鈴木
阿比子 淳
Atsushi Abiko
淳 阿比子
高木 浩之
Hiroyuki Takagi
浩之 高木
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Abstract

【課題】ブラシに流れる電流の脈動を低減することが可能なブラシモータを提供する。
【解決手段】ブラシモータ100は、ステータコア7の内周面8に、互いに隣接する磁極が異なる磁極となるように周方向に沿って配設された複数の永久磁石4と、複数の永久磁石4の径方向内側に収容され、周方向に沿って複数のティース1が形成されたロータコア5と、複数のティース1に線材を巻き回して形成された複数のコイル9と、複数のコイル9における線材の巻始め及び巻終わりの一対の端部が夫々接続され、環状に配設された複数のセグメント2と、セグメント2と接触してコイル9に通電する少なくとも二組のブラシ3と、を備え、セグメント2にブラシ3が接触した際に通電されるコイル9の最小数と最大数との比が、1≦最大数/最小数≦1.2の関係となるように、周方向に沿ったブラシ3の開角θが設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の永久磁石を有するステータコアを備えたブラシモータに関する。
従来、例えば4極12スロットのブラシモータが利用されてきた。一方、ブラシモータの用途によっては小型化や軽量化の要望があり、多極化による継鉄や磁石の薄肉化が図られてきた。上述した4極12スロットのブラシモータを8極に多極化する際に、極数とスロット数の比率が一定となるようにスロット数を24スロットにすればブラシの寿命が低下せず電磁雑音の発声を抑制ができると考えられる。しかしながら、電機子鉄心に24のスロットを形成すると、スロットと巻線との絶縁を確保するためのインシュレータの厚みを半分にしなければならなくなり、巻線を巻き回すスペースが減少し、同等の出力を確保することが容易ではなくなる。これにより、磁石や鉄芯の高さなどを大型化する必要があり、小型化、軽量化の効果が減少する。
そこで、ブラシモータの小型化や軽量化を図った技術として例えば特許文献1及び2に記載のものがある。特許文献1に記載の電動モータは、ティースの数を偶数とし、整流子片の数をティースの2倍とし、磁極の数を4の倍数、ブラシの数を4として構成される。また、特許文献2に記載の直流モータは、所謂6極9スロットで構成される。
特開2010−11565号公報 特開2010−58193号公報
ここで、ブラシモータは、コイルの端部に設けられたコンミテータにブラシが接触した際に電流が流れるが、接触当初は過大な電流が流れることが知られている。特許文献1及び2に記載の技術は、このような過大な電流を抑制することが想定されておらず、モータに流れる電流の脈動が大きくなり、モータのブラシの摩耗が増大する可能性がある。
そこで、電流の脈動を低減することが可能なブラシモータが求められている。
本発明に係るブラシモータの特徴構成は、ステータコアの内周面に、互いに隣接する磁極が異なる磁極となるように周方向に沿って配設された複数の永久磁石と、前記複数の永久磁石の径方向内側に収容され、周方向に沿って複数のティースが形成されたロータコアと、前記複数のティースに線材を巻き回して形成された複数のコイルと、前記複数のコイルにおける前記線材の巻始め及び巻終わりの一対の端部が夫々接続され、環状に配設された複数のセグメントと、前記セグメントと接触して前記コイルに通電する少なくとも二組のブラシと、を備え、前記セグメントに前記ブラシが接触した際に通電されるコイルの最小数と最大数との比が、1≦最大数/最小数≦1.2の関係となるように、周方向に沿った前記ブラシの開角が設定されている点にある。
このような特徴構成とすれば、ロータコアの回転中、従来のブラシモータに比べて、通電されるコイルの最大数と最小数との差異を小さくすることができる。このため、ブラシがセグメントに接触する際、及び離間する際にセグメントに生じる電圧を小さくすることができるので、ブラシに流れる電流の脈動を低減することが可能となる。したがって、ブラシの摩耗を抑制することが可能となる。
また、前記永久磁石の数が8であり、前記コイルの数が14であると好適である。
このような構成とすれば、スロット数の増加を抑制できるので、巻線を巻き回すスペースが確保し易くなる。したがって、ブラシモータを小型化、及び軽量化した場合でも出力の低下を抑制できる。また、スロット数の増加を抑制できるので、周方向に沿ったティースの長さが短くなることを抑制できる。したがって、ティースの強度を低下も抑制することが可能となる。また、このような構成とすれば、ロータコアの回転中に通電されるコイルの最大数及び最小数を夫々12及び10、又は14及び10に設定することができる。したがって、ブラシに流れる電流の脈動を低減することができ、ブラシの摩耗を抑制することが可能となる。
また、前記開角が13度以上16度以下であると好適である。
このような構成とすれば、ロータコアの回転中に通電されるコイルの最大数及び最小数を夫々12及び10に設定することができる。この場合、ブラシに電流を流す機会を減じることができるので、ブラシに流れる電流の脈動を低減しつつ、ブラシの摩耗を抑制することが可能となる。
ブラシモータの軸方向断面図である。 ブラシとセグメントとの接続状態を示したブラシモータの展開図である。 ブラシの開角を変更した場合のブラシとセグメントとの接続状態を示したブラシモータの展開図である。 電圧特性を示した図である。 ブラシとセグメントとの接続状態を示したブラシモータの展開図である。 その他の実施形態に係るブラシモータの展開図である。
本発明に係るブラシモータは、ブラシに流れる電流の脈動を低減することができる。以下、本実施形態のブラシモータ100について説明する。
図1には、ブラシモータ100の軸方向視における断面図が示される。図1に示されるように、ブラシモータ100は、セグメント2、ブラシ3、永久磁石4、ロータコア5、コイル9を備えて構成される。
永久磁石4は、ステータコア7の内周面8に、互いに隣接する磁極が異なる磁極となるように周方向に沿って複数、配設される。ステータコア7は有底の筒状部で形成される。「互いに隣接する磁極が異なる磁極となるように」とは、N極及びS極がステータコア7の周方向に沿って交互に現れることをいう。したがって、永久磁石4は、筒状部の内周面8にN極及びS極が周方向に沿って交互に現れるように、複数、配置される。本実施形態では、8個の永久磁石4が配設される。
ロータコア5は、複数の永久磁石4の径方向内側に収容される。上述したように、永久磁石4はステータコア7の内周面8に配設され、その径方向内側に、永久磁石4に対して回転自在にロータコア5が設けられる。ロータコア5は、一体形成された中心軸体6とティース1とを有して構成され、ティース1は中心軸体6から放射状に突出するように、周方向に沿って複数形成される。本実施形態では、ロータコア5は、14個のティース1を有する。以下では、14個のティース1を区別して説明する場合には、夫々、ティース1A−1Nとして説明する。
コイル9は、複数のティース1に線材を巻き回して複数、形成される。本実施形態では、表面が絶縁材で被覆された導線からなる線材を、互いに隣接する2つのティース1に亘って巻き回して1つのコイル9が形成される。また、互いに隣接するコイル9は、1つのティース1を共有して互いの線材が巻き回される。本実施形態では、このように線材を巻き回して14個のコイル9が形成される。
セグメント2は、複数のコイル9における線材の巻始め及び巻終わりの一対の端部が夫々接続され、環状に複数、配設される。セグメント2は、コイル9を形成する線材の巻始めと巻終わりの夫々が、互いに隣接するセグメント2に接続される。本実施形態では、セグメント2は14個配設され、互いに隣接する2つのコイル9が共有するティース1に巻き回された線材の夫々の端部が一つのセグメント2に接続される。したがって、本実施形態では、コイル9はセグメント2も共有する。なお、セグメント2は、ロータコア5と共に回転する。
ブラシ3は、セグメント2と接触してコイル9に通電し、少なくとも二組設けられる。本実施形態では、正負一対からなるブラシ3が、四組設けられる。図1及び図2に示されるように「+」を付した正のブラシをブラシ3Aとし、「−」を付した負のブラシ3をブラシ3Bとすると、正のブラシ3A及び負のブラシ3Bは、夫々90度、周方向に位置をずらして配置される。なお、ブラシ3はロータコア5の回転に拘らず、位置が変わらないように固定される。正のブラシ3Aは、少なくとも負のブラシ3Bの電位よりも高い電位となるように、所定の電圧が印加される。なお、この時、8つのブラシ3の夫々は、周方向に沿って互いの間隔を均等に配置すると良い。
本実施形態では、ブラシモータ100は、所謂8極14スロットのモータとして、14個のコイル9を備えて構成されるが、ブラシモータ100の回転中には、14個のコイル9が全て通電されているわけではなく、セグメント2にブラシ3が接触した際に通電されるコイル9の最小数と最大数との比が、1≦最大数/最小数≦1.2の関係となるように構成される。本実施形態では、ブラシモータ100の運転中に通電されるコイル9は最小数が10個で最大数が12個である。更には、ブラシモータ100の回転中には、コイル9は、10個と12個とで切り替えて通電される。
このような運転を実現すべく、セグメント2にブラシ3が接触した際に通電されるコイル9の最小数と最大数との比が、1≦最大数/最小数≦1.2の関係となるように、周方向に沿ったブラシ3の開角θが設定されている。ここで、図2には、ブラシ3とセグメント2との接続状態を示したブラシモータ100の展開図が示される。図2では、理解を容易にするために、上述した14個のティース1の夫々をティース1A−1Nとすることに加え、14個のセグメント2を夫々セグメント2A−2Nとし、8個のブラシ3を夫々ブラシ3A−3Hとして説明する。
図2の(a)状態では、ブラシ3Aがセグメント2Cに接触しているので、セグメント2Cに接続された2本の線材に所定の電圧が印加される。これにより、ティース1C、1D、1Eに線材を巻き回して形成されたコイル9を介してブラシ3Bが接触するセグメント2Eに電流が流れる。また、ティース1C、1B、1Aに線材を巻き回して形成されたコイル9を介してブラシ3Hが接触するセグメント2Aに電流が流れる。
また、ブラシ3Cにおいては、セグメント2F及びセグメント2Gの双方に接触しているので双方に接続された4本の線材に所定の電圧が印加される。これにより、ティース1F、1Eに線材を巻き回して形成されたコイル9を介してブラシ3Bが接触するセグメント2Eに電流が流れる。また、ティース1G、1Hに線材を巻き回して形成されたコイル9を介してブラシ3Dが接触するセグメント2Hに電流が流れる。しかしながら、セグメント2F及びセグメント2Gの夫々に一対の端部が接続され、ティース1F及びティース1Gに線材を巻き回して形成されたコイル9には電流が流れない。なお、図2では、通電されているコイル9を電流経路毎に太い実線又は細い実線で区別して示し、通電されていないコイル9を破線で示している。
以下同様に、ブラシ3Eを介して通電されたコイル9には電流が流れるが、ブラシ3Gはセグメント2M及びセグメント2Nの双方に接触しているので、ティース1M及びティース1Nに線材を巻き回して形成されたコイル9には電流が流れない。このように、ブラシモータ100では、ブラシ3が互いに隣接する2つのセグメント2に亘って接触している時には、当該2つのセグメント2に夫々端部が接続されたコイル9は未通電状態とされ、図2の(a)状態では、14個のコイル9のうち12個のコイル9のみが通電される。
次に、ロータコア5が(黒矢印の方向に)回転し、図2の(b)状態になると、ブラシ3C、3D、3G、3Hが、互いに隣接する2つのセグメント2に亘って接触している。このため、図2の(b)状態では、14個のコイル9のうち10個のコイル9のみが通電される。
更に、ロータコア5が(黒矢印の方向に)回転し、図2の(c)状態になると、ブラシ3D、3Hが、互いに隣接する2つのセグメント2に亘って接触している。このため、図2の(c)の状態では、14個のコイル9のうち12個のコイル9のみが通電される。
このように、本実施形態のブラシモータ100では、セグメント2にブラシ3が接触した際に通電されるコイル9の最小数が10であり、最大数が12である。このため、最小数と最大数との比が12/10となり、1≦最大数/最小数≦1.2の関係を具備する。
このような関係を具備するために、周方向に沿ったブラシ3の開角θが13度以上16度以下に設定すると良い。特に、本実施形態では、周方向に沿ったブラシ3の開角θが13度に設定されている。ブラシ3の開角θとは、ブラシ3の周方向の幅に対応する角度である。このようなブラシ3の開度に合わせて、通電されるコイル9の最小数と最大数との比が1≦最大数/最小数≦1.2の関係を具備するようにセグメント2の周方向に沿った長さを設定すると良い。
図3には、周方向に沿ったブラシ3の開角θを16度にした場合のブラシモータ100の展開図の一部が示される。比較のために、図2におけるブラシ3の幅を2点鎖線で示している。図3に示されるように、ブラシ3の幅が広がり、これに対して、ブラシ3の幅が広がった分だけ、セグメント2の周方向に沿った長さが短く設定される。このように構成することで、図3の状態では、ブラシ3Cが、互いに隣接する2つのセグメント2に亘って接触している。また、図示はしないが、ブラシ3Gも互いに隣接する2つのセグメント2に亘って接触することになる。このため、14個のコイル9のうち12個のコイル9のみが通電される。
以下、図2の例と同様に、ロータコア5が回転すると、ブラシ3C、3D、3G、3Hが、互いに隣接する2つのセグメント2に亘って接触し、14個のコイル9のうち10個のコイル9のみが通電される。更に、ロータコア5が回転すると、ブラシ3D、3Hが、互いに隣接する2つのセグメント2に亘って接触し、14個のコイル9のうち12個のコイル9のみが通電される。このように、ブラシ3の開角θを16度にした場合でも、ブラシモータ100では、セグメント2にブラシ3が接触した際に通電されるコイル9の最小数が10であり、最大数が12である。このため、最小数と最大数との比が12/10となり、1≦最大数/最小数≦1.2の関係を具備する。
このように構成したブラシモータ100のセグメント2の電圧特性が図4に示される。図4では、縦軸にセグメント2に生じる電圧が示され、横軸にロータコア5の回転角が示される。本実施形態に係る8極14スロットのブラシモータ100の特性が実線で示され、比較例として8極16スロットのブラシモータの特性が破線で示される。本実施形態のブラシモータ100は上述したように、通電されるコイル9の最大数が14個であり、最小数が12個である。一方、詳細は省略するが、8極16スロットのブラシモータでは、通電されるコイルの最大数が16個であり、最小数が8個となる。このため、本実施形態のブラシモータ100の方が電圧の脈動が小さくなり、電流の脈動を小さくすることができる。したがって、ブラシ3の寿命を長くできる。
〔その他の実施形態〕
上記実施形態では、ブラシモータ100が通電されるコイル9の最大数が14個であり、最小数が12個であるとして説明したが、図5に示されるように、ブラシ3の開角θを13度以下(図5の例では7度)にすることにより、通電されるコイル9の数を変更することも可能である。
図5の(a)の状態では、ブラシ3Cが、互いに隣接する2つのセグメント2F及びセグメント2Gに亘って接触し、ブラシ3Gが、互いに隣接する2つのセグメント2M及びセグメント2Nに亘って接触している。このため、図5の(a)の状態では、14個のコイル9のうち12個のコイル9のみが通電される。
ロータコア5が回転し、図5の(b)の状態になると、ブラシ3A−3Hの何れもが、互いに隣接する2つのセグメント2に亘って接触することはなく、14個のコイル9、全てが通電される。更に、ロータコア5が回転し、図5の(c)の状態になると、ブラシ3Dが、互いに隣接する2つのセグメント2H及びセグメント2Iに亘って接触し、ブラシ3Hが、互いに隣接する2つのセグメント2A及びセグメント2Bに亘って接触する。このため、図5の(c)の状態では、14個のコイル9のうち12個のコイル9のみが通電される。
このように、ブラシ3の開角θを13度以下(例えば7度)とすることで、ブラシモータ100では、セグメント2にブラシ3が接触した際に通電されるコイル9の最小数を12とし、最大数を14とすることができる。この時でも、最小数と最大数との比が14/12となり、1≦最大数/最小数≦1.2の関係を具備し、セグメント2における電圧の脈動を小さくすることができる。したがって、ブラシ3に流れる電流の脈度を低減でき、ブラシ3の寿命を長くすることが可能となる。
また、ブラシ3の開角θの変更に代えて、セグメント2の周方向の長さを短くすることで、通電されるコイル9の最小数を12とし、最大数を14とすることも可能である。
上記実施形態では、8極14スロットのブラシモータ100を例に挙げて説明したが、通電されるコイル9の最小数と最大数との比が、1≦最大数/最小数≦1.2の関係を具備するように構成すれば、セグメント2に流れる電流の脈動を低減することが可能である。
上記実施形態では、正負一対からなるブラシ3が四組設けられるとして説明したが、ブラシ3は、少なくとも二組であれば良い。正負一対からなるブラシ3が二組設けられた場合のブラシモータ100の展開図が図6に示される。この時、4つのブラシ3の夫々は、周方向に沿って互いの間隔を均等に配置すると良い。
図6の(a)の状態では、ブラシ3Bが、互いに隣接する2つのセグメント2F及びセグメント2Gに亘って接触し、ブラシ3Dが、互いに隣接する2つのセグメント2M及びセグメント2Nに亘って接触している。このため、図6の(a)の状態では、14個のコイル9のうち12個のコイル9のみが通電される。
ロータコア5が回転し、図6の(b)の状態でも、ブラシ3Bが、互いに隣接する2つのセグメント2F及びセグメント2Gに亘って接触し、ブラシ3Dが、互いに隣接する2つのセグメント2M及びセグメント2Nに亘って接触する。このため、図6の(b)の状態でも、14個のコイル9のうち12個のコイル9のみが通電される。更に、ロータコア5が回転し、図6の(c)の状態になると、ブラシ3A−3Dの何れもが、互いに隣接する2つのセグメント2に亘って接触することはなく、14個のコイル9、全てが通電される。
このように、ブラシ3が二組である場合でも、セグメント2にブラシ3が接触した際に通電されるコイル9の最小数を12とし、最大数を14とすることができる。この時でも、最小数と最大数との比が14/12となり、1≦最大数/最小数≦1.2の関係を具備し、セグメント2における電圧の脈動を小さくすることができる。したがって、ブラシ3に流れる電流の脈度を低減でき、ブラシ3の寿命を長くすることが可能となる。
また、ブラシ3は、少なくとも二組あれば良い。すなわち、三組であっても良いし、五組以上であっても良い。
本発明は、複数の永久磁石を有するステータコアを備えたブラシモータに用いることが可能である。
1:ティース
2:セグメント
3:ブラシ
4:永久磁石
5:ロータコア
7:ステータコア
8:内周面
9:コイル
100:ブラシモータ
θ:開角

Claims (3)

  1. ステータコアの内周面に、互いに隣接する磁極が異なる磁極となるように周方向に沿って配設された複数の永久磁石と、
    前記複数の永久磁石の径方向内側に収容され、周方向に沿って複数のティースが形成されたロータコアと、
    前記複数のティースに線材を巻き回して形成された複数のコイルと、
    前記複数のコイルにおける前記線材の巻始め及び巻終わりの一対の端部が夫々接続され、環状に配設された複数のセグメントと、
    前記セグメントと接触して前記コイルに通電する少なくとも二組のブラシと、を備え、
    前記セグメントに前記ブラシが接触した際に通電されるコイルの最小数と最大数との比が、1≦最大数/最小数≦1.2の関係となるように、周方向に沿った前記ブラシの開角が設定されているブラシモータ。
  2. 前記永久磁石の数が8であり、前記コイルの数が14である請求項1に記載のブラシモータ。
  3. 前記開角が13度以上16度以下である請求項1又は2に記載のブラシモータ。
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