JP2016540913A - ギア一体型水蒸気圧縮機を備えた発電装置 - Google Patents

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Abstract

発電装置は、ブルギア(313)と、ブルギアと噛み合うピニオン(317)を備えた圧縮機シャフト(315)とからなる、ギア一体型蒸気圧縮機設備(300)を備える。装置は、さらに、ギア一体型蒸気圧縮機設備(300)の入口に流動式に連結可能な蒸気源(301)を備える。蒸気タービン設備(327、329)は、ギア一体型蒸気圧縮機設備から圧縮され過熱された蒸気のストリームを受け取るためにギア一体型蒸気圧縮機設備の出口と流動式に連結可能である。蒸気タービン設備によって駆動される発電機(331)は、蒸気タービン設備によって生成された機械的パワーを電気パワーに変換する。【選択図】図9

Description

本明細書に開示する主題の実施形態は、一般に、発電装置およびシステムに関する。一部の実施形態は、集光型ソーラー熱発電装置およびその作動のためのシステムに関する。他の実施形態は、熱エネルギーを有用な機械的または電気的エネルギーに変換するための装置に関する。
従来のソーラー熱発電技術は、一般に、太陽からエネルギーを集め、それにより、効率的な発電に必要とされる高い圧力および温度を得ることができる。さまざまな種類のコレクタが、当技術分野で知られている。これらは、通常、いわゆるソーラーフィールドを形成するように組み合わせられ、この中で複数のコレクタは、ソーラーエネルギーを熱収集回路内に集光し、この回路内では伝熱流体または伝熱媒体が循環し、前記媒体は、収集された熱エネルギーを熱力学サイクル内に伝える。
たとえば、収集されたソーラー熱エネルギーは、機械的パワーを発生させるためにランキンサイクル内で使用することができ、この機械的パワーは、任意選択で、発電機によって電気パワーに変換され得る。
熱力学サイクルの効率性は、入手可能なソーラー熱エネルギー、特に熱力学的サイクル内で達成できる圧力および温度の状態によって左右される。
ソーラーフィールドによって収集され得るパワーは、気象状態および日中の太陽の位置からによって大幅に左右される。従来技術の一部の実施形態では、熱収集および貯蔵手段が、1日の中心部分の間に入手可能な余分の熱エネルギーを貯蔵するために使用され、これは、ソーラーエネルギーがあまり入手できない期間中に熱力学的サイクルの全体的な効率を改良するために使用され得る。それにもかかわらず、ソーラー熱発電装置は、たとえば、夜間ならびに日の出および日の入り中、ソーラーパワーの供給が不十分である、またはソーラーパワーが不足するために1日のうち数時間止めなければならない。
図1は、現在技術の集光型ソーラー熱発電装置1を示す。熱エネルギーは、3で概略的に示すソーラーフィールドによって収集される。ソーラーフィールド3は、管5A上にソーラーエネルギーを集める、たとえばパラボラトラフの形態の複数のソーラー集光器5からなることができ、管5Aは、トラフの焦点内に配置され、熱伝導材料から作製され、その中に伝熱媒体が流れる。トラフ5の個々の列から熱エネルギーを収集する管5Aは、ダクト7内で合流する。ダクト7内を流れる伝熱媒体は、熱エネルギーをシステムに送出し、ここで熱エネルギーは、たとえば、蒸気タービンによるランキンサイクルなどの熱力学的サイクルを介して、機械的パワーに変換される。
順々に配置された複数の熱交換機9、11、13、15は、熱エネルギーを伝熱媒体から熱力学的サイクルの作用流体に伝えるために使用される。熱交換機9は、過熱器であり、ここで閉回路17内を循環する作用流体は、過熱される。熱交換機11は、水蒸気発生器であり、ここで作用流体は、液体相から飽和蒸気相に転換される。作用流体が水である場合、蒸気は水の蒸気、すなわち水蒸気である。熱交換機13は、ソーラー予熱器の一部を形成し、ここで作用流体は、水蒸気または蒸気に転換される前に液体相において予熱される。
熱交換機15は、ソーラー再熱器の一部を形成し、これは、水蒸気または蒸気を再加熱するために使用され、この水蒸気または蒸気は、連続的に配置された高圧の水蒸気または蒸気タービン19および低圧の水蒸気または蒸気タービン21内で実行される第1の膨張ステップと第2の膨張ステップの間、閉回路17内を循環する。再熱器に入る伝熱媒体は、過熱器9に入る伝熱媒体と同じ温度であり、ダクト7と再熱器15の間の連結は、バイパスライン7Aを介するものである。
戻りダクト23は、熱交換機からの伝熱媒体または伝熱流体をソーラーフィールドの方に戻す。膨張容器24が、戻りダクト23の上流側に設けられる。
バイパスライン25が設けられ、これを介して、一部または全体の伝熱媒体の流れは、ソーラーフィールド3によって収集された熱エネルギーが、回路17によって必要とされる熱エネルギーより高いとき、および/または熱力学的サイクルがどのような理由があれ停止されるときに迂回され得る。バイパスライン25を通って流れる伝熱媒体に含まれる熱は、熱交換機27内で、熱貯蔵媒体、たとえば高温塩貯蔵タンク29内で収集された塩に伝えられ得る。ソーラーフィールド3によって収集された熱エネルギーが、回路17において熱力学的サイクルを稼動させるのに不十分であるとき、補強熱を、貯蔵タンク29内に貯蔵された高温塩によって、この高温塩を熱交換機27を介して貯蔵タンク29から低温塩貯蔵タンク31まで圧送することによって提供することができ、熱交換機27において、熱エネルギーは、間接的熱交換によって熱貯蔵塩からバイパスライン25内を循環する伝熱媒体に伝えられる。
回路17内を循環する作用流体は、通常、いわゆるランキンサイクルを実行し、通常は水である。一部の実施形態では、ランキンサイクルは、有機流体、たとえばシクロペンタンを使用する有機ランキンサイクルになることができる。
過熱器9によって送出された作用流体は、過熱されたガス状状態にあり、最初、高圧タービン19内で膨張され、その後低圧タービン21内でさらに膨張される。第1の膨張と第2の膨張の間で、作用流体は、ソーラー再熱器15を含む、回路33内で作用流体を循環させることによって再加熱され得る。2つのタービン21および19は、発電機22を駆動するために使用可能であり、発電機22は、さらに、電気パワーを、Gで概略的に示す送電網に送出することができる。
低圧タービン21からの、使用され、任意選択で部分的に凝縮された水蒸気または蒸気は、凝縮器35内で凝縮され、場合によっては低圧予熱器37内で、たとえば、低圧タービン21の中間段から流れ出る、部分的に膨張された蒸気または水蒸気の側方流との熱交換によって予熱される。循環ポンプ39は、作用流体を脱気器41まで圧送する。供給水ポンプ40は、脱気器41からの作用流体をソーラー予熱器13、水蒸気発生器11、過熱器9を通して圧送する。
図2は、ギアボックス20を介して互いに連結された高圧水蒸気タービン19および低圧水蒸気タービン21を備えた一般的な水蒸気タービン設備を示す。参照番号15は、ここでも再熱器を示す。ソーラーフィールドが最小の負荷状態において熱力学的サイクルを稼動させるのに十分なエネルギーをもたらさない場合、熱力学的サイクルは、停止されなければならない。
入手可能なソーラーエネルギーが最小閾値を下回り、水蒸気を過熱するのに不十分であるときに、現在技術の集光型ソーラー発電装置の効率性を改良する必要性が存在する。
特開昭57−212308号公報
一部の実施形態によれば、パワー生成システムであって、ブルギアと、前記ブルギアと噛み合うピニオンを備えた圧縮機シャフトとからなる、少なくとも1つのギア一体型圧縮機設備を備える、パワー生成システムが提供される。蒸気源は、蒸気をギア一体型圧縮機設備に提供するように、一体型ギア付き圧縮機設備の入口に流動的に連結可能である。蒸気タービン設備は、ギア一体型圧縮機設備からの圧縮され過熱された蒸気のストリームを受け取るように構成される。蒸気タービン設備は、蒸気内に含まれたエネルギーの少なくとも一部を、機械的エネルギーの形の有用なエネルギーに変換する。一部の実施形態では、蒸気タービン設備によって駆動される発電機は、さらに、蒸気タービン設備によって生成された機械的パワーの少なくとも一部を電気パワーに変換することができる。一部の実施形態では、発電機は、ギア一体型圧縮機設備のブルギアと同軸になることができ、それによって駆動され得る。他の実施形態では、発電機は、蒸気タービン設備と同軸になることができ、それによって駆動され得る。
主要ドライバまたは原動機が、ギア一体型圧縮機設備のブルギアを回転させるために設けられ得る。一部の実施形態では、原動機は、電気モータになることができる。
一部の実施形態では、ブルギアを駆動する原動機は、ブルギアと同軸になることができる。たとえば、電気モータには、たとえばクラッチを介してブルギアのシャフトと連結可能な駆動シャフトが設けられ得る。
他の実施形態では、原動機は、たとえば上記で述べた蒸気タービン設備である、蒸気タービンになることができる。たとえば、蒸気タービン設備は、ブルギアと駆動式に連結可能であり、それにより、蒸気タービン設備によって生成された機械的パワーは、前記ギア一体型圧縮機設備のブルギアを回転式に駆動する。
蒸気タービン設備は、1つまたは複数のタービンまたはタービン段を備えることができる。一部の実施形態では、蒸気タービン設備は、高圧蒸気タービンおよび低圧蒸気タービンを備えることができる。蒸気再加熱が、高圧蒸気タービンと低圧蒸気タービンの間にもたらされ得る。
蒸気タービン設備は、ギア一体型圧縮機設備から機械的に連結解除することができ、これは、それらの間に駆動連結が提供されないことを意味する。他の実施形態では、蒸気タービン設備は、ギア一体型圧縮機設備と駆動式に連結されたタービンシャフトからなる、少なくとも1つの蒸気タービン、または少なくとも1つの蒸気タービン段を備えることができる。たとえば、タービンシャフトは、ギア一体型圧縮機設備のブルギアと駆動式に連結され得る。一部の実施形態では、タービンシャフトは、その上に装着されたピニオンからなり、ピニオンは、ギア一体型圧縮機設備のブルギアと噛み合う。タービンシャフトの回転速度は、ブルギアの回転速度とは異なり得る。他の実施形態では、蒸気タービン設備は、タービンシャフトであって、ブルギアと同軸であり、たとえば、選択的に、蒸気タービンをブルギアに連結させる、または蒸気タービンをブルギアから連結解除するためのクラッチを介してブルギアと駆動式に連結される、タービンシャフトを備える。一部の実施形態では、タービンシャフトとブルギアの間にはギアボックスを設けることもでき、それにより、この場合もまた、蒸気タービンの回転速度は、ブルギアの回転速度とは異なり得る。
蒸気タービン設備は、たとえば、発電機に駆動式に連結された主要タービンと、ギア一体型圧縮機のブルギアに駆動式に連結された補助タービンとを含むことができる。一部の実施形態では、蒸気源は、たとえば蒸気状態に応じて、ギア一体型圧縮機設備と、または主要タービンと交互に選択的に連結され得る。
本明細書において説明するようなシステムは、たとえば、蒸気を生成するために液体にソーラー熱を伝えるように構成され配置されたソーラーコレクタによって収集されたソーラーエネルギーから、機械的および/または電気的なパワーを生成するために使用され得る。この場合、蒸気源は、たとえば、集光型ソーラー発電装置のソーラーフィールドによって収集された、ソーラーエネルギーによって動力供給される。
他の実施形態によれば、さまざまな熱源が、蒸気を生成するために使用され得る。工業プラント内の任意の排熱源が、たとえば、蒸気をもたらすために有用に利用され得る。一部の実施形態では、蒸気源は、たとえばディーゼルエンジンの往復エンジンなどの内燃機関またはガスタービンの排気燃焼ガスからの熱によって、動力供給される蒸気発生器である。
別の態様によれば、本開示は、集光型ソーラー発電装置であって、ソーラーエネルギーを収集するためのソーラーフィールドと、蒸気タービンシステムであって、蒸気タービンシステム内を循環する作用流体を加熱することによって発生した過熱蒸気を受け取る蒸気タービン設備を備える、蒸気タービンシステムと、前記ソーラーフィールドからのソーラー熱エネルギーを前記蒸気タービンシステムに伝えるように構成された伝熱システムとを備える、集光型ソーラー発電装置に関する。システムは、さらに、ソーラーフィールドからのソーラー熱エネルギーが、十分な過熱蒸気を発生させるのに不十分であるとき、蒸気を過熱するように構成されたギア一体型圧縮機設備を備えることができる。
ギア一体型圧縮機設備は、電気モータによっておよび/または前記ギア一体型圧縮機設備から圧縮された蒸気を受け取るように配置された、蒸気タービン設備によって駆動され得る。たとえば、発電機を駆動するための主要タービン設備を設けることができ、また、ギア一体型圧縮機設備から圧縮された蒸気を受け取るように配置された、補助蒸気タービンを設けることができる。
通常、任意の流体の蒸気、たとえば有機流体を使用することができる。一部の実施形態では、流体は水であり、蒸気は水蒸気である。
蒸気タービンシステムは、ランキンサイクルシステムを備えることができる。
一部の実施形態では、ソーラー装置は、ソーラーフィールドから熱エネルギーを受け取る伝熱媒体回路と、別個の作用流体回路であって、作用流体が循環され、たとえばランキンサイクルによる周期的な熱力学的転換を受ける、作用流体回路とを備えることができる。熱交換機設備が、伝熱媒体回路内を循環する伝熱媒体からの熱エネルギーを作用流体に伝えるために設けられ、構成され、配置され得る。他の実施形態では、熱は、蒸気タービンによって処理された作用流体によって直接的にソーラーフィールド内で収集される。
熱交換機設備は、蒸気発生器および過熱器などの1つまたは複数の熱交換機を備えることができる。
作用流体回路は、第2の回路であって、たとえばソーラーフィールドが蒸気を過熱するのに十分なソーラーエネルギーを提供しない場合、熱交換機設備からの作用流体を、ギア一体型圧縮機設備を通し、そこから前記蒸気タービン設備に選択的に迂回させるように構成され配置された第2の回路を備えることができる。
さらに別の実施形態によれば、本開示は、熱から有用なパワーを生成するための方法であって:作用流体を閉回路内で循環させるステップと;前記作用流体を加熱して圧縮された蒸気を発生させるステップと;ギア一体型圧縮機設備を用いて前記蒸気を過熱するステップと;前記過熱された蒸気を蒸気タービン設備内で膨張させ、それと共に有用なパワーを生成するステップとを含む、方法に関する。
別の態様によれば、本開示は、集光型ソーラー発電装置を作動させる方法であって:ソーラーフィールドによってソーラー熱エネルギーを収集するステップと;作用流体を前記ソーラー熱エネルギーによって加熱することによって過熱蒸気を発生させるステップと;前記過熱蒸気を蒸気タービン設備内で膨張させ、それと共に機械的パワーを発生させるステップと;前記ソーラー熱エネルギーが十分な過熱蒸気を生成するのに不十分であるとき、前記蒸気タービン設備に送出された蒸気を過熱するためにギア一体型圧縮機設備によって送出された補強エネルギーによって、前記ソーラー熱エネルギーを補強するステップとを含む、方法に関する。
一部の実施形態によれば、本明細書において開示する方法は、さらに、以下のステップ:
前記ソーラーフィールドからのソーラー熱エネルギーを第2の回路に伝えるために第1の回路内で伝熱媒体を循環させるステップと、
作用流体を前記第2の回路内で循環させるステップであって、前記作用流体は、熱力学的サイクルを実行して前記蒸気タービン設備内で前記ソーラー熱エネルギーの少なくとも一部を機械的エネルギーに変換する、ステップと;
ソーラー熱エネルギーが十分な過熱蒸気を発生させるのに不十分であるとき、前記作用流体にエネルギーを補強するために前記ギア一体型圧縮機設備内で前記作用流体を処理するステップとを含む。
以下の参照は、水および水蒸気、すなわち水の蒸気を使用するシステムに対してなされる。しかし、本開示は、より全般的には、任意の適切な作用流体を使用することができるシステムを参照する。たとえば、本開示のシステムおよび方法は、有機作用流体を使用する有機ランキンサイクルに基づくことができる。適切な作用流体は、ペンタン、サイクロペンタン、または適切な特性を有する他の炭化水素になることができる。
特徴および実施形態が、以下において開示され、さらに、本説明の不可欠の部分を形成する付属の特許請求の範囲においても記載される。上記の簡単な説明は、後続の詳細な説明がより良好に理解され得るように、また、当技術分野に対する本発明の貢献がより良好に理解され得るように、本発明のさまざまな実施形態の特徴を記載する。当然ながら、これ以後説明され、付属の特許請求の範囲において記載される、本発明の他の特徴が存在する。この点に関して、本発明のいくつかの実施形態を詳細に説明する前に、本発明のさまざまな実施形態が、その適用において、以下の説明において記載される、または図において示される構成要素の構造および配置の詳細に限定されるものではないことが、理解される。本発明は、他の実施形態を可能にすることができ、また、さまざまな方法で実践および実施することができる。また、本明細書において使用する表現および用語は、説明のためのものであり、限定的としてみなされてはならないことを理解されたい。
したがって、当業者は、本開示が基づく概念が、本発明のいくつかの目的を実施するために他の構造、方法および/またはシステムを設計するための基礎として容易に利用され得ることを理解するであろう。したがって、特許請求の範囲は、そのような等価の構造を、これらが本発明の趣旨および範囲から逸脱しない限り含むものとしてみなされ得ることが重要である。
本発明の開示された実施形態およびその付随する利点の多くのより完全な理解は、添付の図を併用して考慮されたとき、以下の詳細な説明を参照してより良好に理解されるため、容易に得ることができる。
現在技術による集光型ソーラー発電装置の図である。 過熱水蒸気によって作用する高圧水蒸気タービンを備えた集光型ソーラー発電装置の代表的な再加熱水蒸気タービン設備を示す図である。 本開示による集光型ソーラー発電装置の第1の実施形態を示す図である。 本開示による集光型ソーラー発電装置のソーラー集光器設備の実施形態を示す図である。 本開示による集光型ソーラー発電装置のソーラー集光器設備の実施形態を示す図である。 本開示の改変されたランキンサイクルを使用する集光型ソーラー発電装置のための圧力−エンタルピ図である。 簡易化された構成の、本開示による改変されたランキンサイクルのための温度−エントルピ図である。 再加熱サイクルを示す、図5の図に類似する図である。 本開示による集光型ソーラー発電装置の別の実施形態の図である。 本開示による集光型ソーラー発電装置のさらに別の実施形態の図である。 本開示による発電装置の別の実施形態の図である。
例示的な実施形態の以下の詳細な説明は、添付の図を参照する。さまざまな図における同じ参照番号は、同じまたは類似の要素を特定する。さらに、図は、必ずしも原寸通りに描かれていない。また、以下の詳細な説明は、本発明を限定しない。その代わり、本発明の範囲は、付属の特許請求の範囲によって定義される。
本明細書を通じて「1つの実施形態」または「一実施形態」または「一部の実施形態」に対する参照は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、または特性が、開示される主題の少なくとも1つの実施形態内に含まれることを意味する。したがって、本明細書を通じてさまざまな場所における語句「1つの実施形態」または「一実施形態」または「一部の実施形態」の出現は、必ずしも同じ実施形態(複数可)を指しているものではない。
さらに、特定の特徴、構造または特性は、1つまたは複数の実施形態において任意の適切な方法で組み合わされてよい。
一部の実施形態の以下の詳細な説明において、装置は、水および水蒸気を作用流体として使用するランキンサイクルに基づく熱力学的サイクルを使用する。しかし、上記で指摘したように、他の実施形態では、さまざまな作用流体が使用され得る。作動方法は、水蒸気の代わりに、そのような異なる作用流体の蒸気を発生させ処理することを除いて、ほぼ同じである。
図3を参照すれば、本開示による集光型ソーラー発電装置101の主要構成要素が、説明される。集光型ソーラー発電装置101は、ソーラーフィールド103を含む。ソーラーフィールド103は、複数のソーラー集光器105を備える。図3の概略図では、複数のトラフ集光器105を備えるソーラーフィールド103が、概略的に表される。集光器は、ソーラーエネルギーを、パラボラトラフ105の焦点に配置された複数の管107上に集める。図3Aは、例として、パラボラ鏡105Aを含む1つのそのようなソーラー集光器105を示し、その焦点内には、管107が配置される。管107を流れる伝熱流体は、したがって、トラフ105Aによって収集されたソーラーエネルギーによって加熱される。
当業者に知られている方法において、ソーラーフィールド103は、通常、列に配置された多数のソーラー集光器105を備え、各々の列には1つの管107が設けられ、管107を流れる伝熱媒体内の熱エネルギーを収集する。トラフ105Aは、最大放射エネルギーを収集するために日中太陽を追跡するように制御される。
他の実施形態では、ソーラーフィールド103は、異なって設計され得る。図3Bは、例として、複数の平坦な鏡106を備えるソーラーフィールド103を示し、平坦な鏡106は、ソーラーエネルギーを、タワー110の上部の領域108内に集めるように配置される。領域108内には、熱交換機が設けられ、そこを通って伝熱媒体が、鏡106によって集められたソーラーエネルギーによって加熱されるために循環する。鏡106は、領域108上に集光されるソーラーエネルギーを最大限にするために太陽を追跡するようにモータ制御される。
一部の実施形態では、図3に示すように、ソーラーフィールド103を通って循環する伝熱媒体によって収集された熱は、別個の回路に伝えられ、ここでは第2の流体が循環し、熱力学的サイクルを実行する。ソーラー熱は、したがって、伝熱流体がいかなる熱力学的転換も受けずに循環する第1の回路から、異なる流体が、熱力学的転換を受けて熱エネルギーを有用な機械的および/または電気エネルギーに変換する第2の回路まで伝えられる。単一の流体が循環し、ソーラーフィールドから熱を収集し、加圧蒸気に転換され、膨張装置またはタービン内で膨張し、凝縮器内で凝縮し、液体相でソーラーフィールドまで圧送して戻される、1つの同じ閉回路を使用する可能性は、排除されない。
図3では、管107は、送出ダクト109内に収集され、送出ダクト109は、ソーラーフィールド103からの加熱された伝熱媒体を熱交換器装置を通して送出する。一部の実施形態では、熱交換機設備は、ソーラー過熱器111、水蒸気(すなわち水の蒸気)発生器または蒸発器113、ソーラー予熱器115と称される一連の熱交換機を備える。図示しない他の実施形態では、上記で述べた熱交換機の2つまたはそれ以上が、単一の熱交換設備またはユニットに組み合わせられ得る。
一部の実施形態によれば、ソーラー再熱器117がさらに設けられ、ここを通って、バイパスライン104内を流れる伝熱媒体の一部が、送出される。ライン104内を流れる伝熱媒体は、ソーラー過熱器111、水蒸気発生器113およびソーラー予熱器115を迂回する。他の実施形態では、再熱器は設けられない。
直列に配置された熱交換機111〜115内では、伝熱媒体は、熱エネルギーを漸進的に低い温度で閉回路141内を循環する作用流体に伝え、これ以後説明される閉回路141内では、作用流体は、熱力学的サイクル、たとえばランキンサイクルを実行して、熱エネルギーまたは熱を機械的エネルギーに変換し、最終的には電気エネルギーに変換する。
熱交換機を通過した後、冷却された伝熱媒体は、膨張容器119内に収集され、ポンプ123によって戻りダクト121に沿って圧送されてソーラーフィールド103に再度戻される。
一部の実施形態では、中間の熱エネルギー貯蔵設備125が、ソーラーフィールド103から入手可能な余分の熱エネルギーを貯蔵するために設けられ得る。
一部の実施形態では、熱エネルギー貯蔵設備125は、バイパスライン127を含むことができ、バイパスライン127は、高温伝熱媒体を送出ダクト109から受け取り、これを熱交換機129を通して送出し、この中で熱エネルギーは、低温タンク133から高温タンク131に流れる熱貯蔵媒体に伝えられる。高温タンク131内に貯蔵された熱エネルギーは、必要とされるとき、たとえばソーラーフィールド103によって収集されたソーラーエネルギーが少ないときに、熱交換機129によって高温伝熱媒体に戻される。
したがって、伝熱媒体は、ソーラーフィールド103を含む閉ループまたは回路、すなわちソーラー過熱器111と、水蒸気発生器113と、ソーラー予熱器115と、ソーラー再熱器117と、送出ダクト109と、戻りダクト121とを含む熱交換機設備の高温側内を循環する。
ソーラーフィールド103によって収集された熱エネルギーは、伝熱媒体によって、熱交換機111〜117を通して第2の閉回路141に伝えられ、この中で、第2の閉回路141内を循環する作用流体は、熱力学的サイクルを実行し、熱エネルギーを機械的パワーに変換する。
閉回路141は、ソーラー過熱器111、水蒸気発生器113、ソーラー予熱器115、およびソーラー再熱器117の低温側を含む。
ソーラー過熱器111によって送出された過熱水蒸気は、ダクト143を通って水蒸気タービン設備145に向かって流れる。
一部の実施形態では、水蒸気タービン設備145は、第1の、高圧水蒸気タービン147と、第2の低圧水蒸気タービン149とを備え、これらの水蒸気タービンは、順々に配置され、高圧ロータおよび低圧ロータそれぞれを含む。
高圧水蒸気タービン147の高圧ロータおよび低圧水蒸気タービン149の低圧ロータは、共通のタービンシャフト151上に装着され得る。
タービンシャフト151は、発電機153にリンクさせることができ、発電機153は、タービンシャフト151上で入手可能な機械的パワーを電気パワーに変換し、この電気パワーは、送電網Gに送出され得る。
一部の実施形態では、低圧タービン149および高圧水蒸気タービン147は、図2に例として示すように異なる回転速度で回転することができる。この場合、ギアボックスまたは別の速度操作デバイスが、通常、高圧ロータシャフトと低圧ロータシャフトの間に配置される。2つのロータおよびその間に配置されたギアボックスによって形成されたシャフト線は、次いで、一方の端部において発電機153に連結される。
一部の実施形態では、水蒸気は、高圧水蒸気タービン147内で部分的に膨張され、その後、ダクト155を通してソーラー再熱器117に送出される。ソーラー再熱器117内では、部分的に膨張された蒸気は、再加熱され、再加熱された蒸気は、ダクト157を通して低圧水蒸気タービン149の入口に送出される。
水蒸気タービン設備145を退出した使用された蒸気は、凝縮器159内で凝縮され、最終的には、脱気器161を通してソーラー予熱器115まで送出される。
一部の実施形態では、低圧予熱器160が、凝縮された作用流体の流路に沿って凝縮器159と脱気器161の間に配置され得る。低圧予熱器160内では、低圧の凝縮された作用流体は、低圧水蒸気タービン149の中間段から流れ出る水蒸気の側方ストリームに対して熱交換を行って予熱される。
ポンプ163は、脱気器161内に収集された水または凝縮された作用流体の圧力を所要の上側圧力まで上げ、加圧された作用流体を液相でソーラー予熱器115を通して送出する。ソーラー予熱器115から、依然として液相の加熱された作用流体は、水蒸気発生器113を通して送出され、水蒸気発生器113でこれは、蒸発され、飽和水蒸気に変換される。飽和水蒸気は、最終的には、ソーラー過熱器111内で過熱される。
作用流体が熱力学的サイクルを実行するためにそこを通って流れる、配管および熱交換機を伴う水蒸気タービン設備145と、脱気器161と、凝縮器159とを含む水蒸気タービンシステムは、さらに、二次回路171を備える。作用流体は、ソーラーフィールド103から入手可能な熱エネルギーが、ソーラー過熱器111の出口において作用流体の適切な過熱状態を達成するのに不十分であるとき、ギア一体型水蒸気圧縮機179によって過熱されるために、二次回路171内に迂回され得る。
一部の実施形態では、二次回路171は、ソーラー過熱器111から水蒸気タービン設備145に至るダクト143と流体連通する迂回ライン173を備える。迂回ライン173は、水/水蒸気セパレータ175とも流体連通することができる。水/水蒸気セパレータ175の蒸気出口は、ギア一体型水蒸気圧縮機179の入口に連結され得る。
水/水蒸気セパレータ175からの飽和水蒸気または部分的に過熱された水蒸気は、ギア一体型水蒸気圧縮機179の吸引側に送出される。ギア一体型水蒸気圧縮機179は、飽和された水蒸気を、ギア一体型水蒸気圧縮機179の出口において、水蒸気が水蒸気タービン設備145内の膨張に適した過熱された状態にあることを確実するのに十分な高さの圧力まで圧縮する。ギア一体型水蒸気圧縮機179の送出側は、ライン181Aを通して低圧水蒸気タービン149の入口と、またはライン181Bを通して高圧水蒸気タービン147の入口と流体連通させることができる。弁189A、189Bが、ギア一体型水蒸気圧縮機179を2つの水蒸気タービン147、149の一方または他方と選択的に連結するためにライン181Aおよび181B上に配置され得る。他の実施形態では、ライン181Aおよび弁189Aのみが、設けられ得る。
一部の実施形態では、ギア一体型水蒸気圧縮機179は、電気モータ196によって回転式に駆動され得るブルギアまたは中央ギア179Aを備える。電気モータ196は、図3に概略的に示すような送電網Gによって、または発電機153によって直接的にパワー供給され得る。
一部の実施形態では、ギア一体型水蒸気圧縮機179は、複数の段を備えることができる。図3の概略図では、第1の段179Dおよび第2の段179Eのみが示されるが、より多い数の段を設けることができることが理解されるものとする。
2つの段179D、179Eのロータは、共通シャフト179C上でキー連結可能であり、共通シャフト179Cは、ブルギア179Aおよびシャフト179C上でキー連結されたピニオン179Bを介してモータ196によって回転式に駆動される。
図示しない他の実施形態では、ギア一体型水蒸気圧縮機179は、別個の圧縮機段の別個のシャフトを備えることができる。各々のシャフトには、ブルギア179Aと噛み合うそれ専用のピニオンを設けることができ、それにより、各々の圧縮機段は、異なる速度で回転することができる。
さらに別の実施形態では、ギア一体型水蒸気圧縮機179は、ブルギア179Aによって駆動される、2つ以上のシャフトを備えることができる。2つの圧縮機段の2つのロータは、1つの、いくつかの、またはすべてのシャフト上に装着され得る。
1つの、いくつかの、またはすべての圧縮機段には、最適な流体流れ制御のための可変の入口案内羽根を設けて、ギア一体型水蒸気圧縮機179の作動を作動状態、たとえば入手可能な水蒸気流量に適合させることができる。
以下でより詳細に説明されるように、二次回路171は、ソーラーフィールド103の作動状態に応じて、選択的に、主要水蒸気回路に連結する、またはそこから分離することができる。
ダクト143に沿って、第1の弁183が配置可能であり、第1の弁183は、熱力学的サイクルの作動モードに応じて交互に開かれまたは閉じられる。第2の弁185を迂回ライン173に沿って設けることができ、第3の弁187を水/水蒸気セパレータ175の出口と、ギア一体型水蒸気圧縮機179の吸引側との間に配置することができる。別の弁189Aおよび189Bは、上記で述べたように、ライン181Aおよび181Bに沿って、ギア一体型水蒸気圧縮機179の送出側と、低圧水蒸気タービン149および高圧水蒸気タービン147の入口との間にそれぞれ配置され得る。
バイパス191が、ダクト155と、低圧水蒸気タービン149の排出側との間に設けられ得る。弁193が、バイパスライン191上に設けられ得る。これ以後より詳細に説明するように、特定の作動状態下では、高圧タービン147は迂回され、低圧水蒸気タービン149のみが作動している。この場合、高圧水蒸気タービン147の内部は、真空状態下に置かれなければならない。これは、弁193を開き、作動していない高圧タービン147を凝縮器159にバイパスライン191を介して連結することによって得られる。
図3を参照してこれまで説明した集光型ソーラー発電装置101は、次の通りに作動する。
通常の作動状態下、十分なソーラーエネルギーがソーラーフィールド103によって収集されたとき、図3の集光型ソーラー発電装置は、現在技術の装置(図1)とほぼ同じ方法で作動する。熱エネルギーは、ダクト109、104、121内を流れる伝熱媒体によってソーラーフィールド103から引き出され、第2の閉回路141の水蒸気タービンシステム内を循環する作用流体に伝えられる。水蒸気タービンシステム内を循環する作用流体は、ソーラーフィールド103から受け取った熱パワーをタービンシャフト151上で入手可能な機械的パワーに変換するランキンサイクルを実行する。
二次回路171は、閉じられる。弁185、187、189Aおよび189Bは閉じられ、その一方で弁183は開かれる。過熱水蒸気は、ダクト143に沿って流れて高圧水蒸気タービン147に入る。部分的に膨張された水蒸気は、再熱器117内で再加熱され、最終的に、低圧水蒸気タービン149内で膨張される。使用された水蒸気は、凝縮器159内で凝縮され、ソーラー予熱器115まで送出され、ここで水は加熱され、その後水蒸気発生器113内で水蒸気に転換され、ソーラー過熱器111内で再度過熱される。
ソーラーフィールド103から入手可能な熱パワーが、ソーラー過熱器111の出口において過熱された作用流体の適切な流れを発生させるのに不十分である場合、水蒸気タービンシステムは、変更された作動モードに切り替えられ、この中で作用流体は、ギア一体型水蒸気圧縮機179を用いて過熱される。弁183は閉じられ、一方で弁185、187、および弁189A、189Bの少なくとも1つが、開かれる。
飽和された水蒸気状態または不十分に過熱された状態にある作用流体は、水/水蒸気セパレータ175内の迂回ライン173を通して送出される。水が、水/水蒸気セパレータ175の底部から排水され、ソーラー予熱器115に流れて戻され、一方で飽和水蒸気は、弁187および送出ダクト187Aを通してギア一体型水蒸気圧縮機179内に送出される。ギア一体型水蒸気圧縮機179は、水蒸気内のエネルギーを、その圧力を実質的に断熱圧縮プロセスにおいて増大させることによって導入する。水蒸気圧縮機179によって送出された水蒸気は、したがって、過熱された状態にあり、また、ソーラー過熱器111における出口圧力より高い圧力にある。通常、圧縮機送出圧力は、集光型ソーラー発電装置101が設計条件で作動しているとき、すなわち水蒸気がソーラーエネルギーを使用して過熱されるときにソーラー過熱器111によって送出された過熱水蒸気の圧力より低い。
過熱されかつ部分的に加圧された水蒸気は、189Aを通して低圧水蒸気タービン149に送出され、高圧水蒸気タービン147を迂回する。ギア一体型水蒸気圧縮機179によって送出された加圧された水蒸気の圧力が、十分に高い場合、加圧された蒸気は、弁189Bを通して高圧水蒸気タービン147に送出され得る。
低圧水蒸気タービン149を通って(または代替的には高圧水蒸気タービン147および低圧水蒸気タービン149の両方を通って)流れることにより、水蒸気は膨張され、その中に含まれるエネルギーは、タービンシャフト151上で利用可能な機械的エネルギーに少なくとも部分的に変換される。低圧水蒸気タービン149を退出した使用された水蒸気は、凝縮器159内で凝縮され、これが再度液体相で、ソーラー予熱器115、水蒸気発生器113、およびソーラー過熱器111を通って送出されるまで、通常のさらなる転換を受ける。
これらの変更された作動状態下では、再熱器回路は作動不能になり得る。ギア一体型水蒸気圧縮機179の送出側における水蒸気圧力に応じて、高圧水蒸気タービン147は作動しないこともある。弁183は、閉じられる。
図4は、図3の集光型ソーラー発電装置の3つの異なる作動状態を示す圧力/エンタルピ図を示す。
通常の設計条件において、回路141内の作用流体によって実行された熱力学的サイクルは、点A、B、C、D、およびEによって表される。例示的な実施形態では、サイクル内の低圧は、約0.05バールになることができ、前記圧力は、凝縮器システム159によって達成され、凝縮液は、凝縮液ポンプによって低圧加熱器(複数可)160を通して脱気器内に圧送される。供給ポンプ163は、流体圧力を、脱気器161内の圧力からたとえば約100バールの高サイクル圧力まで上げ、流体は、Cにおいて終了する水/水蒸気相変化を開始する前に点Bまで加熱され、前記点は、飽和ライン上に存在している。飽和水蒸気は、次いで、過熱されて点Dに到達し、点Dは、ソーラー過熱器111の出力における作用流体状態を表す。過熱水蒸気は、水蒸気タービン設備145内で点Dから点Eまで膨張される。図4の概略図では、水蒸気の再加熱は省略される。
最小限の負荷状態下では、ランキンサイクルは、曲線AFGHによって定義される。高圧水蒸気タービンの作動に適した、過熱による、たとえば約17.6バールの上側作用流体圧力は、約8バールの飽和水蒸気圧力から達成される。前記上側圧力値は、設計状態における圧力よりかなり低い。十分なソーラーエネルギーが、水蒸気を点Gから点Hに過熱するために入手可能であり、過熱水蒸気は、次いで、水蒸気タービン設備145内で膨張される。この場合もまた、再加熱は、図には表されない。
入手可能なソーラーエネルギーがさらに少ない場合、集光型ソーラー発電装置は、標準的なランキンサイクルを実行することはできない。装置は、したがって、変更された作動モードに切り替えられ、ここでは補強エネルギーが、ギア一体型水蒸気圧縮機179によって作用流体に送出される。作用流体によって実行される熱力学的サイクルは、この場合、曲線AIJHEによって表される。サイクルは、通常サイクルの最小作動圧力、たとえば約8バ−ルの上側圧力より低くなり得る上側圧力で作動される。
曲線の点Iと点Jの間で、水は加熱され、ソーラーフィールド103から入手可能なソーラーエネルギーを使用して点Jにおいて飽和水蒸気に転換される。点Jは、ソーラー過熱器111の出口における飽和水蒸気の状態を表す。これらの状態下、過熱器111は、実際には、水蒸気発生交換機として作動し、その理由は、過熱器によって送出された水蒸気は、飽和されたまたはほぼ飽和された状態にあるためである。ΔESは、ソーラーフィールド103によってもたらされたエネルギーである。飽和水蒸気は、次いで、ギア一体型水蒸気圧縮機179を通して送出され、過熱状態において、たとえば約17.6バールのより高い圧力にある点Hによって表される状態にもっていかれる。ΔECは、ギア一体型水蒸気圧縮機179によって供給されるエネルギーを表す。点Hから点Eまでのその後の水蒸気膨張は、機械的エネルギーをもたらす。ΔΕΤは、低圧水蒸気タービン149によって生成される有用な機械的エネルギーである。
図5は、温度エントルピ図上の同じ熱力学的サイクルを示す。この場合もまた、再加熱ステップは示されない。
図4および5の両方の図において、熱力学的サイクルは、再加熱がもたらされない簡易化された実施形態で表されている。同じ考慮事項は、再加熱式サイクルの場合に適用される。図6は、正常な作動状態が、高圧水蒸気タービン147内の膨張後に水蒸気の再加熱をもたらす状況における図5と同じ曲線を示す。この場合、正常な作動状態において、すなわちソーラーフィールド103が、ランキンサイクルにおいて水蒸気を過熱するのに十分なソーラーパワーを送出するとき、水蒸気は、点Dまで過熱され、高圧水蒸気タービン147内で点DIまで膨張され、次いで、点D2に到達するように再熱器117内で再加熱される。ここから、再加熱された水蒸気は、低圧水蒸気タービン149内で、低サイクル圧力まで膨張され、凝縮される(点A)。曲線A、I、J、Hは、変更された作動状態における熱力学的サイクルを示し、ここでは過熱(曲線JH)は、ギア一体型水蒸気圧縮機179によって実行される。
図4、5、および6において報告された圧力および温度値は、例示的なものとしてかつ限定しないものとして考慮される。
図3の例示的な実施形態では、ギア一体型水蒸気圧縮機179は、ソーラーエネルギーが、標準的なランキンサイクルでタービン設備を稼動させるのに不十分であるとき、飽和水蒸気を過熱するためのみに使用される。他の実施形態では、水蒸気圧縮機179はまた、さらなる機能のために使用され得る。図示しない一部の実施形態では、ギア一体型水蒸気圧縮機は、過熱水蒸気の圧力を上げるために使用可能であり、この水蒸気は次いで、その後、位相段階中、たとえばソーラーフィールド103によって収集されたソーラーエネルギーが低下したときに使用するために過熱水蒸気貯蔵タンク内に貯蔵される。
図7は、本明細書において開示する主題を具現化する集光型ソーラー装置の別の実施形態を示す。図3にすでに示し、上記で説明した同じ要素、構成要素、および部分は、同じ参照番号で標識され、再度説明されない。
図7に示す実施形態では、ギア一体型水蒸気圧縮機179は、ブルギア201と、周囲に配置されたシャフト上に装着された1つまたは複数のピニオンとからなるギアボックス200を備える。
一部の実施形態では、ブルギア201と噛み合う第1のピニオン203は、第1のシャフト205上に装着され、ギア一体型水蒸気圧縮機179の1つまたは複数の段を回転式に駆動させる。一部の例示的な実施形態では、低圧圧縮機段207および高圧圧縮機段209は、シャフト205の両側に配置され、それによって駆動される。先に説明した実施形態と同様に、各々の圧縮機段は、それぞれのシャフト上に吊り下げ配置で配置されたインペラを備える。可変の入口案内羽根が、圧縮機の1つ、いくつか、またはすべての段に対して設けられ得る。
2つの圧縮機段207および209は、順々に連結され、それにより、第1の圧縮機段207に入った水蒸気は、それによって圧縮され、第2の圧縮機段209の吸引側に送出される。
図示しない他の実施形態では、3つ以上の圧縮機段が設けられ、たとえば、複数のシャフトと、ブルギア201と噛み合う関連するピニオンとによって駆動されることが可能であり、それにより、各々のシャフトは、1つまたは2つの吊り下げられたインペラを支持する。
別のピニオン211が、ブルギア201と噛み合うことができ、シャフト213上に装着される。シャフト213は、補助水蒸気タービン215の出力シャフトである。補助水蒸気タービン215によって発生したパワーは、ピニオン211を介してブルギア201を回転式に駆動し、それによってピニオン203およびシャフト205を介して、ならびに図示しない、圧縮機がそれからなることができる他の追加のシャフトおよび関連する圧縮機段(複数可)を介して圧縮機段207および209を回転式に駆動する。
水−水蒸気セパレータ275の水蒸気出口は、ダクト287Aおよび弁287を介して、低圧圧縮機段207または補助水蒸気タービン215に選択的に連結され得る。弁217および219は、ダクト287Aを補助水蒸気タービン215および/または低圧圧縮機段207それぞれに選択的に連結するために提供される。
高圧圧縮機段209の送出側は、補助水蒸気タービン215と、水蒸気タービン設備145の低圧水蒸気タービン149、または高圧タービン147と選択的に流動式に連結され得る。この目的のために、加圧された蒸気送出ダクト221が、弁223を介して補助水蒸気タービン215の入口またはその中間段と連結され得る。送出ダクト221は、さらに、弁189Aおよび189Bそれぞれによってライン181Aおよび181Bに連結されて、圧縮された蒸気を低圧水蒸気タービン149または高圧水蒸気タービン147それぞれに送出する。
図7に示す装置は、十分なエネルギーが過熱水蒸気を発生させるためにソーラーフィールド103から入手可能であるとき、図3の装置とほぼ同じ方法で作動し、加熱された蒸気は、ダクト143を通して水蒸気タービン設備145に送出され、バイパス弁185は閉じられている。
熱交換機設備111−115によって発生した水蒸気が、飽和されており、またはたとえば不十分な太陽放射によって部分的にしか過熱されていないとき、弁193は閉じられ、ライン173上に設けられた弁185は開かれ、それにより、部分的に過熱されたまたは飽和された水蒸気は、図3に関連してすでに開示したように、水/水蒸気セパレータ175に送出される。水が、水/水蒸気セパレータ175の底部から排水され、閉回路141の液体ブランチ内で再循環され、一方で飽和された水蒸気または湿潤水蒸気は、ライン187Aおよび弁187を通して、ギア一体型水蒸気圧縮機179に向かって、および補助水蒸気タービン215に送出される。
作動状態に応じて、少なくとも一部の位相段階では、水/水蒸気セパレータ175からの飽和された水蒸気は、弁219を閉じた状態に維持して、補助水蒸気タービン215のみに送出することができる。水蒸気は、したがって、補助水蒸気タービン215を通して機械的パワーを発生させ、ギア一体型水蒸気圧縮機179のブルギア201を回転させるために使用される。
十分なパワーが、補助タービンシャフト213上で利用可能である場合、飽和水蒸気は、弁219を開くことによって低圧圧縮機段207の吸引側に送出することができる。補助水蒸気タービン215によって発生したパワーは、したがって、ギア一体型水蒸気圧縮機179の圧縮機段207、209を駆動するために使用され、こうして水蒸気の圧力を増大させる。過熱水蒸気は、したがって、高圧圧縮機段209の送出側に送出される。
ギア一体型水蒸気圧縮機179が開始され、十分な過熱水蒸気がそれによって発生した後、弁217を閉じ、弁223を開くことができ、それにより、ギア一体型水蒸気圧縮機179によって送出された過熱された水蒸気は、補助水蒸気タービン215内で膨張されて、ギア一体型水蒸気圧縮機179を作動状態に維持する機械的パワーを発生させる。
ギア一体型水蒸気圧縮機179によって送出された、過熱され圧縮された水蒸気の一部は、ライン181Aおよび弁189Aを通して水蒸気タービン設備145の低圧水蒸気タービン149に送出され得る。特定の作動状態下で、十分に高い圧力が、ギア一体型水蒸気圧縮機179の送出側で達成される場合、必要とされる場合、水蒸気タービン設備145の第1または中間段にある、その高圧水蒸気タービン147までライン181Bおよび弁189Bを通して過熱水蒸気を送出することができる。過熱水蒸気は、次いで、高圧水蒸気タービン147内で、その後、低圧水蒸気タービン149内で膨張される。
したがって、図7の実施形態では、水蒸気を水蒸気タービン設備145内で膨張させるように過熱するための補強パワーは、補助電気モータではなく、補助水蒸気タービン215を用いて、水/水蒸気セパレータ175によって送出された同じ水蒸気によって発生する。実質上、水/水蒸気セパレータ175によって送出された飽和水蒸気の流れは分割され、水蒸気の流れの一部は、追加の機械的パワーを発生させてギア一体型水蒸気圧縮機179を駆動し、圧縮され過熱された水蒸気の一部は、水蒸気タービン設備145内で膨張されて有用なパワーを生成し、この有用なパワーは、発電機153によって電気パワーに変換され、最終的に、送電網Gに送出される。
補助水蒸気タービン215からの使用された水蒸気は、凝縮器159内でライン225に沿って収集される。水蒸気タービン設備145からの使用された水蒸気もまた、上記で説明したように凝縮器159内に収集される。
圧力対エンタルピおよび温度対エントルピ図上の図7の装置によって実行された変更されたランキンサイクルを表す曲線は、上記で説明した図4から6に示すようにほぼ同じである。
図8は、ソーラーフィールドからの入手可能なソーラーエネルギーが不十分であるときに水蒸気を過熱するためにギア一体型水蒸気圧縮機を使用する集光型ソーラー熱発電装置の別の実施形態を示す。図3および7に使用される同じ参照番号は、同じまたは等価の部分、構成要素または要素を示し、これらは再度説明されない。
図8の例示的な実施形態では、ギア一体型水蒸気圧縮機179には、4つの圧縮機段を回転式に駆動するブルギア179Aが設けられる。シャフト179C上にキー連結された第1のピニオン179Bは、ブルギア179Aと噛み合い、2つの圧縮機段179Dおよび179Eを回転式に駆動する。別のシャフト179G上にキー連結された別のピニオン179Fは、ブルギア179Aと噛み合い、2つの別の圧縮機段179Hおよび179Jを回転式に駆動する。段の数は、異なり得ることは明確であり、図8に示す4つの段は、例としてのみである。1つ、いくつか、またはすべての圧縮機段には、上記で説明したように可変入口案内羽根が設けられ得る。
水/水蒸気セパレータ175によって送出された、飽和されたまたは部分的に過熱された水蒸気は、圧縮機段179D、179E、179H、179Jによって連続的に処理され、水蒸気タービン設備145に送出される。一部の実施形態では、水蒸気は、高圧水蒸気タービン147まで送出され、高圧水蒸気タービン147内および低圧水蒸気タービン149内で連続的に膨張され得る。弁設備が、水蒸気の状態に応じて、高圧水蒸気タービン147を迂回し、水蒸気を低圧水蒸気タービン149に直接的に送出するために設けられ得る。他の実施形態では、ギア一体型水蒸気圧縮機179と低圧水蒸気タービン149との連結のみが、設けられ得る。
タービンシャフト151は、たとえば、クラッチ184によって、選択的に、ギア一体型水蒸気圧縮機179に連結され、またはそこから連結解除され得る。
十分なソーラーエネルギーが入手可能であるときの、図8に示すシステムの作動は、図3に関して上記で説明したのと同じである。不十分なソーラーエネルギーしか、水蒸気を過熱するために入手可能でない場合、飽和されたまたは不十分な(部分的に)過熱水蒸気または湿潤水蒸気は、すでに上記で説明したように、ギア一体型水蒸気圧縮機179を通して送出される。ギア一体型水蒸気圧縮機179は、この場合、水蒸気タービン設備145によってもたらされた機械的パワーによって回転式に駆動される。したがって、水蒸気タービン設備145によって水蒸気から機械的パワーに変換されたパワーの一部は、ギア一体型水蒸気圧縮機179を駆動するために使用され、タービンシャフト151上で利用可能な余分のパワーすべては、発電機153によって電気パワーに変換され、送電網Gに送出され得る。
図9は、本開示による設備の別の実施形態を示す。この実施形態では、ギア一体型水蒸気圧縮機300は、たとえばガスタービンまたはそのようなものなどの別のプラントからの廃熱を使用して低温水蒸気発生器からの水蒸気を過熱するために補強エネルギー源として使用される。
参照番号301は、飽和されたまたは部分的に過熱された水蒸気を発生させるために使用された熱源を概略的に示し、この水蒸気は、水蒸気ライン303を通してギア一体型水蒸気圧縮機300に送出される。一部の実施形態では、水/水蒸気セパレータ305が、ライン303を通して送出された水蒸気の流れから水を分離するために設けられ得る。水/水蒸気セパレータ305の底部から排水された水は、たとえば、熱交換機301の入口から戻りライン307を通って再循環される。水/水蒸気セパレータ305からの水蒸気は、ライン309を通してギア一体型水蒸気圧縮機300に送出され得る。
ギア一体型水蒸気圧縮機300は、軸313Aの周りで回転するように装着されたブルギア313を含むギアボックス311からなることができる。ピニオン317がその上に装着された圧縮機シャフト315は、ブルギア313によって回転式に駆動される。ピニオン317は、ブルギア313と噛み合う。一部の実施形態では、低圧圧縮機段319および高圧圧縮機段321は、シャフト315上に装着され得る。1つまたは複数の追加の圧縮機段を駆動する1つまたは複数の追加のシャフトが、設けられ得る。
可変の入口案内羽根が、1つ、いくつか、またはすべての圧縮機段に対して設けられ得る。
前述の実施形態のように、圧縮機段(複数可)のインペラは、関連するシャフト上に吊り下げるように配置されるため、可変入口案内羽根を各々の段の入口において容易に設けることができ、したがって各々の段の作動状態の精密な調整および調和を個々に可能にする。
一部の実施形態によれば、別のピニオン325が設けられた別のシャフト323が、ブルギア313に駆動式に連結される。ピニオン325は、ブルギア313と噛み合う。高圧水蒸気タービン327および低圧水蒸気タービン329は、シャフト323に駆動式に連結することができ、それにより、水蒸気タービン327、329によって発生したパワーは、ブルギア313を回転させるために使用され得る。2つの水蒸気タービン327、329は、シャフト323の両端部に配置され得る。他の実施形態では、1つだけのタービンを関連するシャフト323の一方の端部に設けることができる。
発電機331は、ギア一体型水蒸気圧縮機300に駆動式に連結可能であり、それにより、水蒸気タービン(複数可)327、329によって発生した機械的パワーは、発電機を駆動し、電気パワーに変換されるために少なくとも部分的に使用され得る。一部の実施形態によれば、発電機331は、ブルギア313の中央シャフト313Aに連結され得る。他の実施形態では、発電機331は、ブルギア313と噛み合うピニオンが設けられたシャフトによって駆動され得る。
低圧圧縮機段319の吸引側は、湿潤または飽和された水蒸気を水/水蒸気セパレータ305から受け取るためにライン309に連結される。低圧圧縮機段319によって圧縮された水蒸気は、前記低圧圧縮機段319の送出側から高圧圧縮機段321の吸引側に送出される。圧縮された水蒸気は、次いで、高圧圧縮機段321の送出側からライン335を通って高圧タービン327の入口に送出され、高圧タービン327の出口は、低圧水蒸気タービン329の入口に連結される。
図9に示す実施形態では、ギア一体型水蒸気圧縮機300は、共通のシャフト315によって駆動される、2つの圧縮機段319、321のみを備え、それにより、2つの圧縮機段319、321のインペラは同じ速度で回転する。他の実施形態では、2つの圧縮機段319、321は、別個のシャフトを使用して異なる速度で駆動させることができ、各々のシャフトには、ブルギア313と噛み合う対応するピニオンが設けられる。2つのピニオンは異なる直径を有することができ、それにより、2つの圧縮機段は、異なる速度で回転することができる。
図示しないさらに別の実施形態では、ギア一体型水蒸気圧縮機300には、1つ、2つ、またはそれ以上の別個のシャフトによって駆動される、3つ以上の段を設けることができ、各々のシャフトは、ブルギア313と、これと噛み合うそれぞれのピニオンによって駆動式に連結され、それにより、共通シャフトによって駆動される各々の圧縮機段または圧縮機段の各々対は、異なる速度で回転することができる。さまざまな圧縮機段の回転速度は、さまざまな段の圧縮比に基づいて最適化され得る。
一部の実施形態では、ギア一体型水蒸気圧縮機300の送出側は、タ―ビン設備327または329に、または過熱水蒸気タンク337に選択的に連結され得る。過熱水蒸気タンク337は、さらに、ライン339を介して水蒸気タービン設備327、329の入口、より詳細には、たとえば(図9に示す実施形態において示すように)高圧水蒸気タービン327の入口に連結され得る。たとえば、弁341、343、345を備える弁設備が、ライン335および339を通る水蒸気の流れを制御し調整するために設けられ得る。
低圧水蒸気タービン329の出口は、ライン347を介して凝縮器349に連結される。使用された水蒸気は、凝縮器349内で凝縮され、ポンプ351によって熱交換機301に圧送される。
図9の装置は、以下の通りに作動する。熱源301は、飽和されたまたは部分的に過熱水蒸気の流れを発生させ、この流れは、水/水蒸気セパレータ305内のライン303を通って送出される。水/水蒸気セパレータ305の水蒸気は、ライン309を通って低圧圧縮機段319に送出される。低圧圧縮機段319および高圧圧縮機段321は、水蒸気タービン設備327、329によって回転式に駆動され、水蒸気タービン設備によって発生した機械的パワーは、ライン309からの水蒸気のエネルギー成分を増大させるために部分的に使用される。圧縮機段319、321によって処理された後、ライン309からの水蒸気は過熱され、ライン335および弁345を通って高圧水蒸気タービン327に送出される。
水蒸気は、高圧水蒸気タービン327内で部分的に膨張され、その後、低圧水蒸気タービン329に送出され、ここでこれは、凝縮器圧力が低圧水蒸気タービン329の出口において達成されるまでさらに膨張する。
一部の実施形態では、上記で述べたように、圧縮され過熱水蒸気を膨張させるために、1つだけの水蒸気タービンが設けられ得る。
水蒸気タービン設備327、329によって発生したパワーは、上記で述べたように、低圧圧縮機段319および高圧圧縮機段321を含むギア一体型水蒸気圧縮機300を駆動するために使用される。シャフト323上で入手可能な余分のパワーは、発電機331を駆動するために使用され、電気パワーに変換され、この電気パワーは、送電網Gに送出され得る。
本明細書において説明する主題の開示された実施形態は、図に示され、いくつかの例示的な実施形態に関連して具体的に詳細に上記で完全に説明されてきたが、多くの改変、変更、および省略が、新規の教示、本明細書において記載する原理および概念、ならびに付属の特許請求の範囲において引用する主題の利点から実質的に逸脱することなく可能であることは当業者に明白であろう。故に、開示された新規性の適切な範囲は、すべてのそのような改変、変更および省略を包含するために付属の特許請求の範囲の最も広範な解釈によってのみ決定されなければならない。加えて、任意のプロセスまたは方法ステップの順番または順序は、代替の実施形態にしたがって変更され、または並べ直されてよい。
1 集光型ソーラー熱発電装置
3 ソーラーフィールド
5 トラフ、ソーラー集光器
5A 管
7 ダクト
7A バイパスライン
9 過熱器、熱交換機
11 水蒸気発生器、熱交換機
13 ソーラー予熱器、熱交換機
15 再熱器、熱交換機
17 閉回路
19 高圧水蒸気タービン
20 ギアボックス
21 低圧水蒸気タービン
22 発電機
23 戻りダクト
24 膨張容器
25 バイパスライン
27 熱交換機
29 高温塩貯蔵タンク
31 低温塩貯蔵タンク
33 回路
35 凝縮器
37 低圧予熱器
39 循環ポンプ
40 供給水ポンプ
41 脱気器
101 集光型ソーラー発電装置
103 ソーラーフィールド
104 バイパスライン
105 ソーラー集光器、トラフ集光器、パラボラトラフ
105A パラボラ鏡、トラフ
106 鏡
107 管
108 領域
109 送出ダクト
110 タワー
111 ソーラー過熱器、熱交換機
12 熱交換機
113 蒸気発生器、熱交換機
114 熱交換機
115 ソーラー予熱器、熱交換機
116 熱交換機
117 ソーラー再加熱器、熱交換機
119 膨張容器
121 戻りダクト
123 ポンプ
125 中間熱エネルギー貯蔵設備
127 バイパスライン
129 熱交換機
131 高温タンク
133 低温タンク
141 第2の閉回路
143 ダクト
145 水蒸気タービン設備
147 高圧水蒸気タービン
149 低圧水蒸気タービン
151 タービンシャフト
153 発電機
155 ダクト
157 ダクト
159 凝集器
160 低圧予熱器
161 脱気器
163 ポンプ
171 二次回路
173 迂回ライン
175 水/水蒸気セパレータ
179 ギア一体型水蒸気圧縮機
179A ブルギア、中央ギア
179B 第1のピニオン
179C 共通シャフト
179D 第1の段
179E 第2の段
179F ピニオン
179G シャフト
179H 圧縮機段
181A、181B ライン
183 第1の弁
184 クラッチ
185 第2の弁
187 第3の弁
187A 送出ダクト、ライン
189A、189B 弁
191 バイパスライン
193 弁
196 電気モータ
200 ギアボックス
201 ブルギア
203 第1のピニオン
205 第1のシャフト
207 低圧圧縮機段
209 高圧圧縮機段
211 ピニオン
213 補助タービンシャフト
215 補助水蒸気タービン
217、219 弁
221 水蒸気送出ダクト
223 弁
225 ライン
223 弁
275 水−水蒸気セパレータ
287 弁
287A ダクト
300 ギア一体型水蒸気圧縮機
301 熱源
303 水蒸気ライン
305 水/水蒸気セパレータ
307 戻りライン
309 ライン
311 ギアボックス
313 ブルギア
313A 軸
315 圧縮機シャフト
317 ピニオン
319 低圧圧縮機段
321 高圧圧縮機段
323 シャフト
325 ピニオン
327 高圧水蒸気タービン
329 低圧水蒸気タービン
331 発電機
335、339、347 ライン
337 過熱水蒸気タンク
341、343、345 弁
349 凝集器
351 ポンプ
G 送電網

Claims (20)

  1. パワー生成システムであって、
    ブルギア(179A)と、前記ブルギア(179A)と噛み合うピニオン(179B、179F)を備えた圧縮機シャフト(179C)とからなる少なくとも1つのギア一体型蒸気圧縮機設備(300)と、
    前記ギア一体型蒸気圧縮機設備(300)の入口に流動的に連結可能な蒸気源と、
    前記ギア一体型蒸気圧縮機設備(300)の出口に流動的に連結可能な、前記ギア一体型蒸気圧縮機設備(300)から圧縮され過熱された蒸気のストリームを受け取り、有用なパワーを生成するための少なくとも1つの蒸気タービン設備(327、329)とを備える、パワー生成システム。
  2. 前記少なくとも1つの蒸気タービン設備(327、329)によって駆動される、前記蒸気タービン設備(327、329)によって生成された機械的パワーの少なくとも一部を電気パワーに変換するための発電機(153)をさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記ギア一体型蒸気圧縮機設備(300)の前記ブルギア(179A)を回転式に駆動するための原動機をさらに備え、前記原動機は好ましくは、電気モータ(196)を備え、前記原動機には、好ましくは、前記ブルギア(179A)と同軸の駆動シャフトが設けられる、請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記蒸気タービン設備(327、329)が、前記ブルギア(179A)と駆動式に連結され、それにより、前記蒸気タービン設備(327、329)によって生成された機械的パワーの少なくとも一部は、前記ギア一体型蒸気圧縮機設備(300)の前記ブルギア(179A)を回転式に駆動する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシステム。
  5. 前記蒸気タービン設備(327、329)が、高圧蒸気タービンおよび低圧蒸気タービンを備える、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシステム。
  6. 前記蒸気タービン設備(327、329)が、ピニオンがその上に装着された少なくとも1つのタービンシャフト(151)を備え、前記ピニオンは、前記ブルギア(179A)と噛み合う、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシステム。
  7. 前記蒸気タービン設備(327、329)が、前記ブルギア(179A)と同軸のタービンシャフト(151)を備える、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシステム。
  8. 前記タービンシャフト(151)と前記ブルギア(179A)の間に配置された、選択的に、前記蒸気タービン設備(327、329)を前記ブルギア(179A)に連結する、または前記蒸気タービン設備(327、329)を前記ブルギア(179A)から連結解除するためのクラッチ(184)をさらに備える、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記蒸気タービン設備(327、329)が、前記発電機(153)に駆動式に連結された主要タービンと、前記ブルギア(179A)に駆動式に連結された補助タービンとを備え、前記蒸気源は、前記主要タービンと連結可能である、少なくとも請求項2に記載のシステム。
  10. 前記蒸気源が、蒸気を生成するために液体にソーラー熱を伝えるように構成され配置されたソーラーコレクタを備える、請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシステム。
  11. 集光型ソーラー発電装置(101)であって、
    ソーラーエネルギーを収集するためのソーラーフィールド(103)と、
    蒸気タービンシステムであって、前記蒸気タービンシステム内を循環する作用流体を加熱することによって発生した過熱された蒸気を受け取る蒸気タービン設備(327、329)を備える、蒸気タービンシステムと、
    ソーラー熱エネルギーを前記ソーラーフィールド(103)から前記蒸気タービンシステムに伝えるように構成された伝熱システムと、
    前記ソーラーフィールド(103)からの前記ソーラー熱エネルギーが不十分であるときにパワーを前記作用流体に付加して前記十分な過熱蒸気を発生させるように構成された、ギア一体型蒸気圧縮機設備(300)とを備える、集光型ソーラー発電装置(101)。
  12. 前記ギア一体型蒸気圧縮機設備(300)が、電気モータ(196)によって駆動される、請求項11に記載の装置。
  13. 前記ギア一体型蒸気圧縮機設備(300)が、前記ギア一体型蒸気圧縮機設備(300)から圧縮された蒸気を受け取るように配置された、前記蒸気タービン設備(327、329)によって駆動される、請求項11に記載の装置。
  14. 前記ギア一体型蒸気圧縮機設備(300)が、前記ギア一体型蒸気圧縮機設備(300)から圧縮された蒸気を受け取るように配置された、補助蒸気タービンによって駆動される、請求項11に記載の装置。
  15. 高圧蒸気蓄積装置を備え、前記ギア一体型蒸気圧縮機設備(300)が、前記高圧蒸気蓄積装置または前記蒸気タービン設備(327、329)と選択的に流体連結するように構成される、請求項11乃至14のいずれか1項に記載の装置。
  16. 熱から有用なパワーを生成するための方法であって:
    作用流体を閉回路(141)内で循環させるステップと;
    前記作用流体を加熱して圧縮された蒸気を発生させるステップと;
    ギア一体型蒸気圧縮機設備(300)を用いて前記蒸気を過熱するステップと;
    前記過熱された蒸気を蒸気タービン設備(327、329)内で膨張させ、それと共に有用なパワーを生成するステップとを含む、方法。
  17. 前記ギア一体型蒸気圧縮機設備(300)(179、300)を前記蒸気タービン設備(327、329)によって駆動するステップを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記ギア一体型蒸気圧縮機設備(300)を電気モータ(196)によって駆動するステップを含む、請求項16に記載の方法。
  19. 集光型ソーラー発電装置(101)を作動させる方法であって:
    ソーラーフィールド(103)によってソーラー熱エネルギーを収集するステップと;
    作用流体を前記ソーラー熱エネルギーによって加熱することによって過熱蒸気を発生させるステップと;
    前記過熱蒸気を蒸気タービン設備(327、329)内で膨張させ、それと共に機械的パワーを発生させるステップと;
    前記ソーラー熱エネルギーが十分な過熱蒸気を生成するのに不十分であるとき、前記蒸気タービン設備(327、329)に送出された蒸気を過熱するためにギア一体型蒸気圧縮機設備(300)によって送出された補強エネルギーによって、前記ソーラー熱エネルギーを補強するステップとを含む、方法。
  20. 前記蒸気タービン設備(327、329)によって前記ギア一体型蒸気圧縮機設備(300)を駆動するステップを含む、請求項19に記載の方法。
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