JP2016539873A - 開口フィルム壁材を含むパウチとその同一物を作製する方法 - Google Patents

開口フィルム壁材を含むパウチとその同一物を作製する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016539873A
JP2016539873A JP2016540363A JP2016540363A JP2016539873A JP 2016539873 A JP2016539873 A JP 2016539873A JP 2016540363 A JP2016540363 A JP 2016540363A JP 2016540363 A JP2016540363 A JP 2016540363A JP 2016539873 A JP2016539873 A JP 2016539873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pouch
film wall
wall material
apertured film
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016540363A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6705747B2 (ja
JP2016539873A5 (ja
Inventor
ジョセフ ドレハー アンドレアス
ジョセフ ドレハー アンドレアス
ロバート シビック マーク
ロバート シビック マーク
チャールズ ゴードン グレゴリー
チャールズ ゴードン グレゴリー
バオ ハイリン
バオ ハイリン
デニス トロクハン ポール
デニス トロクハン ポール
トーマス ウェイスマン ポール
トーマス ウェイスマン ポール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JP2016539873A publication Critical patent/JP2016539873A/ja
Publication of JP2016539873A5 publication Critical patent/JP2016539873A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6705747B2 publication Critical patent/JP6705747B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/04Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties combined with or containing other objects
    • C11D17/041Compositions releasably affixed on a substrate or incorporated into a dispensing means
    • C11D17/042Water soluble or water disintegrable containers or substrates containing cleaning compositions or additives for cleaning compositions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B37/00Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding
    • B32B37/0076Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding characterised in that the layers are not bonded on the totality of their surfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B38/00Ancillary operations in connection with laminating processes
    • B32B38/04Punching, slitting or perforating
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/04Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties combined with or containing other objects
    • C11D17/041Compositions releasably affixed on a substrate or incorporated into a dispensing means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B38/00Ancillary operations in connection with laminating processes
    • B32B38/04Punching, slitting or perforating
    • B32B2038/047Perforating
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/04Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties combined with or containing other objects
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/37Polymers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T156/00Adhesive bonding and miscellaneous chemical manufacture
    • Y10T156/10Methods of surface bonding and/or assembly therefor
    • Y10T156/1052Methods of surface bonding and/or assembly therefor with cutting, punching, tearing or severing
    • Y10T156/1056Perforating lamina

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

パウチ、例えば、1つ以上の活性剤(布地ケア活性剤、並びに食器洗浄用活性剤及び/若しくは洗剤組成物など)を含むパウチ、特に開口フィルム壁材を使用したパウチなど、並びにそれを作製する方法を提供する。

Description

本発明は、パウチ(例えば、1つ以上の活性剤(布地ケア活性剤、及び/又は食器洗浄用活性剤、及び/又は洗剤組成物など)を含むパウチ)と関連があり、特に開口フィルム壁材を含むパウチ及びそれを作製する方法と関連がある。
洗剤組成物及び/又は液体組成物を含むパウチは、従来、フィルム壁材を用いて作製されてきた。これらのパウチのいくつかは、従来、パウチ内容積内の内容物のガス抜きのプロセス補助として、フィルム壁材中に単穴を付与して作製されてきた。そうしたフィルム壁材中の単穴は、使用中のフィルム壁材の溶解性に重大な影響を及ぼすことは示されていない。当該技術分野で既知である他のパウチは、フィルム壁材中にそのような穴を含んでいない。いずれにせよ、消費者は、消費者の洗浄作業(洗濯操作及び/又は食器洗浄操作など)での使用するための、より高性能のパウチを常に探している。より高性能のパウチとは、より短い破壊時間、より短い溶解時間、及び/又は完全溶解性を意味する。
既知のパウチの1つの問題は、フィルム壁材の比較的長い平均破壊時間、及び/又は比較的長い平均溶解時間、及び/又は完全溶解とは言えない状態であり、使用後にフィルム壁材が残存する結果となる。残存したフィルム壁材は、洗浄中のあらゆる物品に付着する可能性があり、このことにより、パウチの使用が消費者にとって不愉快な経験となる。更に、パウチの完全溶解性とは言えない壁材は、使用後に固体廃棄物の処理の流れに廃棄する必要があるといった、処理の問題又は作業を生じさせる。
結果的に、既知のパウチよりもより良い性能(例えば、より短い平均破壊時間、より短い平均溶解時間、及び/又は完全溶解性を呈することなど)のフィルム壁材を含むパウチとそれを作製する方法のニーズが存在する。更に、パウチが意図された使用条件においてその内容物を素早く放出する、開口フィルム壁材から作製されるパウチ及びそれを作製する方法のニーズが存在する。更に、開口フィルム壁材から作製されるパウチ、並びに流通時及び出荷時に材料及び粒子状物質のパウチ内への封じ込めを損なうことなくそれを作製する方法のニーズが存在する。パウチの開口フィルム壁材の十分な大きさの幾何平均(GM)引張強度を維持しつつ、流通時及び出荷時に材料及び粒子状物質のパウチ内への封じ込めがされている、開口フィルム壁材から作製されるパウチ及びそれを作製する方法のニーズも存在する。更に、粒子(活性剤)のパウチ内容積内への封じ込めを効果的に維持するために選択された開口部を含む開口フィルム壁材を含むパウチのニーズが存在する。最後に、パウチの貯蔵時及び使用時に芳香及び香りの放出を提供する、開口フィルム壁材から作製されるパウチ、並びにそれを作製する方法のニーズが存在する。
本発明は、開口フィルム壁材を含む新規パウチ及びそれを作製する新規の方法を提供することにより、上記のニーズを満たす。
上述の問題の1つの解決法は、本明細書に記載の破壊試験方法により測定した場合により短い破壊時間を呈し、及び/又は本明細書に記載の溶解試験方法により測定した場合により短い溶解時間を呈し、及び/又は完全溶解を呈する開口フィルム壁材(水溶性開口フィルム壁材)を含むパウチである。
本発明の一実施例においては、開口フィルム壁材(水溶性開口フィルム壁材など)を含むパウチなどの、1回用量の製品が提供されている。
本発明の別の実施例においては、パウチ壁が開口フィルム壁材(水溶性開口フィルム壁材など)を含んでいて、パウチが使用時などの意図された使用条件に曝されたときに壊れて1つ以上の活性剤を放出する、1つ以上の活性剤を含むパウチの内容積を規定するパウチ壁を含むパウチが提供されている。
本発明の別の実施例においては、パウチ壁が開口フィルム壁材(水溶性開口フィルム壁材など)を含んでいて、本明細書に記載の破壊試験法により測定した場合に壊れる、1つ以上の活性剤を含むパウチの内容積を規定するパウチ壁を含むパウチが提供されている。
本発明の更に別の実施例においては、1つ以上の活性剤を含むパウチの内容積を規定している開口フィルム壁材(水溶性開口フィルム壁材など)を含むパウチで、パウチが本明細書に記載の振盪試験法により測定した場合に、10%未満の%重量喪失を呈するものが提供されている。
本発明の更に別の実施例においては、パウチから放出される1つ以上の芳香剤を含むパウチの内容積を規定している開口フィルム壁材(水溶性開口フィルム壁材など)を含むパウチが提供されている。
本発明の更に別の例では、以下の工程:
a.開口フィルム壁材(水溶性開口フィルム壁材など)を供給する工程、及び
b.開口フィルム壁材の内容積を規定するパウチを形成する工程を含んだ、本発明によるパウチの製造方法が提供されている。
本発明の更に別の例では、以下の工程:
a.水溶性フィルム壁材などのフィルム壁材を供給する工程、
b.開口フィルム壁材を形成するために、フィルム壁材に複数の穴を形成する工程、及び
c.開口フィルム壁材の内容積を規定するパウチを形成する工程を含んだ、本発明によるパウチの製造方法が提供されている。
本発明の更に別の実施例においては、処理を必要としている布地物品の処理方法、例えば、布地物品を、パウチに水を添加することで作製される洗浄液に接触させるなど、布地物品を本発明によるパウチで処理する工程を含む方法が提供されている。
本発明の更に別の実施例においては、処理を必要としている皿の処理方法、例えば、皿をパウチに水を添加することで作製される洗浄液に接触させるなど、皿を本発明によるパウチで処理する工程を含む方法、が提供されている。
本発明の更に別の実施例においては、処理を必要としている便器の処理方法、例えば、便器をパウチに水を添加することで作製される洗浄液に接触させるなど、便器を本発明によるパウチで処理する工程を含む方法、が提供されている。
本発明は、開口フィルム壁材(水溶性開口フィルム壁材など)を含むパウチとそれを作製する方法を提供する。
本発明によるパウチの実施例の概略図である。 使用時における図1のパウチの概略図である。 本発明によるパウチの他の実施例の概略図である。 本発明による多区画パウチの実施例の概略図である。 本発明による開口フィルム壁材の実施例の概略図である。 本発明によるパウチの他の実施例の概略図である。 使用時における図6のパウチの概略図である。 破壊試験方法及び溶解試験方法の配置用の正面図である。 図8の部分平面図である。 図8の側面図である。
用語の定義
本明細書で使用する時、「フィルム壁材」は、1つ以上のパウチの壁を形成するフィルム材料を意味する。一実施例では、パウチのフィルム壁材は、パウチの内容積を、少なくとも部分的に又はその全体を、直接的又は間接的に規定し、パウチの内容積を、直接的又は間接的に取り囲んでいる。
本明細書で使用する時、「開口フィルム壁材」は、フィルム壁材が、例えば、2つ以上及び/又は3つ以上及び/又は4つ以上及び/又は5つ以上など、複数の穴を含むことを意味する。一実施例では、開口フィルム壁材が、フィルム壁材の全表面積の20%超、及び/又は50%超、及び/又は70%超、及び/又は90%超、及び/又は100%を占めている。その全表面積の100%が、フィルム壁材12(すなわち複数の穴16を含む開口フィルム壁材14)であるパウチ10が、図1及び図2で示されている。他の実施例では、図3に示すように、開口フィルム壁材14が、パウチ10のフィルム壁材12の全表面積の100%未満、及び/又は70%未満、及び/又は50%未満、及び/又は20%未満、及び/又は10%未満を占めている。更に他の実施例では、図4で示すように、パウチ10は、開口フィルム壁材14を含む多区画パウチである。
本発明の開口フィルム壁材は、均質であってもよく、又は積層されていてもよい。積層されている場合、開口フィルム壁材は、少なくとも2つ、及び/又は少なくとも3つ、及び/又は少なくとも4つ、及び/又は少なくとも5つの層を含んでよい。
パウチを占めている開口フィルム壁材は、1つ以上の活性剤(例えば、布地ケア活性剤、食器洗浄用活性剤、硬質表面用活性剤及びこれらの組み合わせ)を含んでいてもよい。一実施例では、本発明の開口フィルム壁材は、1つ以上の界面活性剤、1つ以上の酵素(小粒酵素の形態など)、1つ以上の香料及び/又は1つ以上の抑泡剤を含む。別の実施例では、本発明の開口フィルム壁材は、ビルダー及び/又はキレート剤を含む。別の実施例では、本発明の開口フィルム壁材は、漂白剤(カプセル化された漂白剤など)を含む。
一実施例では、開口フィルム壁材が、水溶性の開口フィルム壁材である。他の実施例では、開口フィルム壁材の開口部分は、規則的なパターン(例えば、ロゴ、単語、及び/又はシンボルの形態)、又はランダムでない繰り返しのパターン、で整列していてもよい。更に他の実施例では、開口部は、繰り返しでないパターンで整列していてもよい。
開口フィルム壁材の開口部は、開口フィルム壁材が、パウチの内容積の少なくとも一部を規定する機能を提供している限りにおいて、事実上任意の形状及びサイズであってよい。一実施例では、開口フィルム壁材の開口部は、一般的に、間隔の空いた穴の規則的なパターンの、円形又は楕円形である。開口部は、約0.1〜約2mm及び/又は約0.5〜約1mmの直径を、それぞれ独立して有してもよい。開口部は、開口フィルム壁材内(の面積)において、約0.5%〜約25%、及び/又は約1%〜約20%、及び/又は約2%〜約10%の開口面積を形成してもよい。本発明の利点は、様々な形状及びサイズを有する開口部の非反復の及び/又は非規則的なパターンと共に理解され得るものと考えられている。一実施例では、開口部は、開口壁がパウチの開口フィルム壁材から外側へ、又はパウチの内容積方向の内側へ、はみ(突き)出すなどの方向に配向していてもよい。
一実施例では、開口フィルム中の2つ以上の開口部は、異なるサイズ及び/又は形状を有している。
図5は、開口フィルム壁材14の実施例を示している。この場合、開口フィルム壁材14は、開口フィルム壁材14の一表面から突出している開口壁17によって規定される複数の穴16を含む。一実施例では、開口壁17は、開口フィルム壁材14の両方の表面(反対面)からはみ出ていてもよい。示されるように、開口壁17は、その周辺部において比較的薄くて不規則な形の遠位端19を有する火山型の構造であってもよい。開口壁17は、遠位端から開口フィルム壁材14の表面へ伸びている。開口フィルム壁材14の開口壁17は、ユーザーの皮膚に対して高められた柔軟な感触を提供し、この種の開口フィルム壁材14で製造されたパウチが、複数のパウチを含むパッケージ内での貯蔵及び流通の間に、お互い張り付くことを防ぐ。パウチは、開口フィルム壁材14の遠位端19をパウチの内側又は外側の方向を向けて作製が可能であろう。
図5で示される開口フィルム壁材14の開口壁17は、開口フィルム壁材14の反対平面Aから、開口壁17の遠位端19までの寸法である開口キャリパーHを呈してもよい。
開口キャリパーHは、顕微鏡観察方法(走査型電子顕微鏡を用いて開口フィルム壁材の断面を観察するなど)を用いて、測定される。開口キャリパーHは、そのような顕微鏡観察方法を用いて、重量条件を制限されることなしに、測定される。開口フィルム壁材表面から伸びる開口壁により形成された穴の直径は、開口壁の反対平面Aから、開口壁の遠位端の開口壁内の開口に測定することにより得られた平均直径である。そのような直径測定は、開口キャリパーH測定でも上述したように、顕微鏡法を用いても実施される。開口キャリパーHは、約0〜約3mm、及び/又は約0.01mm〜約2mm、及び/又は約0.05mm〜約2mmの値を呈してもよい。
一実施例では、開口/穴(開口部)は、任意の好適なプロセス及び/又は装置(例えば、直径約0.6mmのニードルパンチ用ニードル)を用いて、パウチ形成前及び/又は形成後に、フィルム壁材に開けられてもよい。開口(開口部)を、パウチの丸い部分(粉末側)の中央の約1cm2の面積内に開けて、開口フィルム壁材を含むパウチを形成してもよい。各穴は、ニードルが完全にフィルム壁材に貫通する方法で、打ち込まれてもよい。他の実施例では、パウチは、穴(開口部)の領域(開口部領域)、及び穴の無い(非開口部)の領域(非開口部領域)を含む開口フィルム壁材を含んでもよい。
開口フィルムは、任意の数の既知の技術により作製されてもよい。好適なフィルムの開口プロセスは、「Perforating Machine For Thermoplastic Films」と題する、米国特許第2,748,863号に記述されており、これは環状の列に整列したホットピン(hot pin)がちりばめられた穿孔用シリンダーの使用、及び、ニップ(nip)を規定しているピンと連携した溝を有するアンビルローラーの使用し、熱可塑性フィルムに穴開けることが開示されている。他の好適なフィルム開口プロセスは、「Absorptive Structures Having Tapered Capillaries」と題する、1975年12月30日にThompsonに付与された米国特許第3,929,135号、「Disposable Absorbent Article Having A Stain Resistant Topsheet」と題する、1982年4月13日にMullane,et al.に付与された米国特許第4,324,246号、「Resilient Plastic Web Exhibiting Fiber−Like Properties」と題する、1982年8月3日にRadel,et al.に付与された米国特許第4,342,314号、「Macroscopically Expanded Three−Dimensional Plastic Web Exhibiting Non−Glossy Visible Surface and Cloth−Like Tactile Impression」と題する、1984年7月31日にAhr,et al.に付与された米国特許第4,463,045号、及び「Multilayer Polymeric Film」と題する、1991年4月9日にBairdに付与された米国特許第5,006,394号に記載されている。更に他のフィルム開口プロセスは、「Process For Making A Micro−Textured Web」と題する、2011年4月26日出願の米国特許出願第2012/0273997号、及び「Method And Apparatus For Making An Apertured Web」と題する、2012年8月14日にO’Donnell,et al.に付与された米国特許第8,241,543号に記載されている。上記の全ての記録は、参考として本明細書に組み込まれる。
一実施例では、開口フィルム壁材は、測定により、500g/m2未満、及び/又は400g/m2未満、及び/又は200g/m2未満、及び/又は100g/m2未満の坪量を呈する。
本明細書で使用するとき、「目的とされる使用条件」は、パウチが1つ以上の設定用途を目的として使用される際に、本発明のパウチ及び/又はその開口フィルム壁材が曝される温度条件、物理的条件、化学的条件、及び/又は機械的条件を意味する。例えば、本発明のパウチが、洗濯ケアの目的で洗濯機内で使用されるように設計されている場合、目的とされる使用条件は、洗濯洗浄操作中の任意の洗浄水を含む、洗濯機内において存在するこれらの温度条件、化学的条件、物理的条件、及び/又は機械的条件を含むであろう。他の実施例では、本発明のパウチが、ヘアケア目的のためのシャンプーとしてヒトによって使用されるように設計されている場合、目的とされる使用条件は、ヒトの毛髪のシャンプーにおいて存在するこれらの温度条件、化学的条件、物理的条件、及び/又は機械的条件を含むであろう。同様に、本発明のパウチが、手による又は食器洗浄器による食器洗浄操作で使用されるように設計されている場合、目的とされる使用条件は、食器洗浄操作中の食器洗浄水及び/又は食器洗浄器において存在する、これらの温度条件、化学的条件、物理的条件、及び/又は機械的条件を含むであろう。
本明細書で使用するとき、「活性剤」は、パウチが目的とされる使用条件に曝される時などに、本発明のパウチの外部環境中に意図された効果を作り出す添加剤を意味する。一実施例では、活性剤は、表面、例えば硬質表面(すなわちキッチンのカウンター、バスタブ、トイレ、便器、シンク、床、壁、歯、車、窓、鏡、皿)及び/又は軟質表面(すなわち、布地、毛髪、皮膚、カーペット、作物、植物)を処理する添加剤を含む。他の実施例では、活性剤は、化学反応(すなわち、発泡、泡立ち、着色、温度上昇、冷却、起泡、消毒及び/若しくは清浄化、並びに/又は塩素化、例えば水の浄化、及び/又は水の消毒、及び/又は水の塩素化におけるこれらの作用)を生じさせる添加剤を含む。更に他の実施例では、活性剤は、環境処理用の添加剤を含む(すなわち空気を脱臭する、浄化する、芳香を付する)。
「処理する」は、表面又は環境処理に関して本明細書で使用するとき、活性剤が、表面又は環境に利益をもたらすということを意味する。処理には、表面の又は環境の外観、清浄度、匂い、純度、及び/若しくは感触を制御すること、並びに/又はこれをすぐに改善することが挙げられる。一実施例では、ケラチン性組織(例えば、皮膚及び/又は毛髪)表面の処理に関する処理は、ケラチン性組織の表面的な外観及び/又は感触の調節及び/又は瞬間的な改善を意味する。例えば、「皮膚、毛髪、又は爪(ケラチン性組織表面)の状態の調節」には、皮膚、毛髪、又は爪の萎縮を低減するために、皮膚、毛髪、又は爪を厚くすること(例えば、皮膚の表皮及び/又は真皮及び/又は皮下(例えば、皮下脂肪又は筋肉)層の構築、並びに適用可能であるところで、爪及び毛幹の角質層の構築)、真皮−表皮の境界の回旋(convolution)の増加(乳頭間隆起としても既知)、弾力線維症、たるみ、あるいは目の下のクマなどの皮膚、毛髪、又は爪の着色におけるメラニン又は非メラニン変化、アザ(例えば、酒さなどによる不均一な赤い着色)(本明細書において、後に「赤色斑点」と称される)、血色の悪さ(青白い色)、毛細血管拡張症又はクモ状血管、及び白髪により引き起こされる変色など、変形に由来する皮膚の弾力低下又は髪のコシの低下(機能的皮膚エラスチンの損失、損傷、及び/又は不活性化)の防止を含む。
他の実施例では、処理は布地物品(布、タオル、リネンなど)、並びに/又は硬質表面(カウンター、及び/又は深鍋及び平鍋などを含む)からの染み、土及び/若しくは匂いを除去することを意味する。
本明細書で使用するとき、「布地ケア活性剤」は、布地物品に適用した場合に、布地に利益及び/又は改善をもたらす活性剤を意味する。布地物品への利益及び/又は改善の非限定的な実施例としては、洗浄(例えば界面活性剤によって)、染み除去、染み低減、しわ除去、色回復、静電気制御、しわ耐性、パーマネントプレス、磨耗減少、磨耗耐性、毛玉取り、毛玉耐性、汚れ除去、汚れ耐性(汚れ放出を含む)、形状保持、縮み低減、柔軟性、芳香、抗菌、抗ウイルス、防臭、及び匂い除去が挙げられる。
本明細書で使用するとき、「食器洗浄用活性剤」は、食卓用食器、ガラス製品、深鍋、平鍋、台所用具、及び/又はクッキングシートに適用されたときに、食卓用食器、ガラス製品、プラスチック物品、深鍋、平鍋、及び/又はクッキングシートに、利益及び/又は改善をもたらすということを意味する。食卓用食器、ガラス製品、プラスチック物品、深鍋、平鍋、台所用具、及び/又はクッキングシートへの利益及び/又は改善の非限定的な例としては、食物及び/又は汚れ除去、洗浄(例えば界面活性剤による)染み除去、染み低減、油脂除去、水染み除去及び/又は水染み防止、ガラス及び金属ケア、衛生化、輝き、並びに研磨が挙げられる。
本明細書で使用されるとき、「硬質表面用活性剤」は、床、カウンター、シンク、窓、鏡、シャワー、風呂、及び/又はトイレに適用されたときに、床、カウンター、シンク、窓、鏡、シャワー、風呂、及び/又はトイレに有益な効果及び/又は改善をもたらす活性剤を意味する。床、カウンター、シンク、窓、鏡、シャワー、バス及び/又はトイレへの利益及び/又は改善の非限定的な例としては、食品及び/又は汚れ除去、洗浄(例えば、界面活性剤による)、染み除去、染み低減、油脂除去、水染み除去及び/又は水染み防止、石鹸かすの除去、殺菌、輝き効果、研磨及びフレッシュニングが挙げられる。
本明細書で使用するとき、「水溶性」及び/又は「水溶性材料」は、水に混和性である材料を意味する。換言すれば、周囲条件において、水と安定した(均質の溶液を形成した後、5分経過後にも分離しない)均質な溶液を形成することができる材料である。
本明細書で使用するとき、「周囲条件」とは、約23℃、1.0℃及び相対湿度50%±2%を意味する。
本明細書で使用するとき、「重量平均分子量」は、「コロイド及び界面A、物理化学及び工学の状況」(Colloids and Surfaces A.Physico Chemical & Engineering Aspects)162巻、2000、107〜121頁に見出されるプロトコルに従って、ゲル浸透クロマトグラフィーを用いて決定される重量平均分子量を意味する。
本明細書で使用するとき、「誘因条件」は、一実施例において、本発明のパウチ又はその開口フィルム壁材中において、刺激として機能し、変化(例えば、パウチの開口フィルム壁材の物理的構造の喪失又は変化、及び/又は添加剤(パウチ由来の活性剤など)の破壊及び放出)を開始する又は促進する、活動若しくは現象としてのあらゆるものを意味する。他の実施例では、誘因条件は、本発明のパウチを水に添加する際に、環境(例えば水など)中に存在してもよい。換言すれば、本発明のパウチがその中に存在するという事実以外は、水中では何も変化しない。
「乾燥開口フィルム壁材基準の重量により」及び/又は「乾燥パウチ基準の重量により」とは、本明細書に記載の含水量試験方法により測定した場合の、開口フィルム壁材及び/又はパウチの「乾燥重量」をそれぞれ意味する。
本明細書で使用する時、「〜とは異なる」又は「異なる」とは、材料(活性剤など)に関して、化学的に、物理的に、及び/又は構造的に、他の材料(他の活性剤など)とは異なることを意味する。例えば、デンプンはセルロースとは異なる。しかしながら、デンプンの分子量が異なることなど、同じ物質で異なる分子量であることは、本発明の目的おいて、お互い異なる物質とはならない。
本明細書で使用する時、「機械方向」又は「MD」は、開口フィルム壁材製造機械を通過する開口フィルム壁材の流れと平行な方向を意味する。
本明細書で使用する時、「機械横方向」又は「CD」は、開口フィルム壁材の同一平面上で、機械方向と垂直である方向を意味する。
本明細書で使用する時、冠詞「a」及び「an」は、例えば「アニオン性界面活性剤(an anionic surfactant)」又は「繊維(a fiber)」など、本明細書で使用する場合、特許請求された又は記載された物質の1以上を意味するものと理解される。
別途明示する場合を除き、パーセント及び比は全て、重量パーセント、重量比とする。別途明示する場合を除き、パーセント及び比は全て、組成物全量に基づいて計算する。
特に記載がない限り、構成成分又は組成物の濃度は全て、その構成成分又は組成物の活性濃度に関するものであり、市販の供給源に存在し得る不純物、例えば、残留溶媒又は副生成物は除外される。
パウチ
図1及び図2で示されるように、本発明のパウチ10の実施例は、フィルム壁材12(複数の開口/穴(開口部)16を含む開口フィルム壁材14(例えば水溶性開口フィルム壁材)など)を含む。フィルム壁材12は、パウチ10の内容積18を規定している。パウチ10の任意の内容物20(例えば、粉末状の活性剤、洗濯洗剤組成物、食器洗浄用組成物、及び他の洗浄用組成物)は、少なくともパウチ10が壊れるまで、パウチ10の内容積18内に含まれ及び保持されていてもよい。一実施例では、パウチ10は、例えば使用中に、開口フィルム壁材14内の穴16の間及び/又は穴16の周辺で壊れ、図2で示すようにその内容物を放出する。
使用目的の条件下のパウチ10が、図2に示されている。図2は、ユーザーがパウチ10を、容器24(洗濯機及び/又は食器洗浄機など)内の液体22(水など)に添加して、洗浄液を作製する際のシナリオを例示している。図2に示すように、パウチ10が液体22に接触する時、開口フィルム壁材14の一部が溶解するなどにより、パウチ10が壊れ、その内容物20の全てがパウチ10の内容積18より放出されるわけではなくとも、少なくともその一部の放出を引き起こす。
図3は、本発明のパウチ10の別の実施例を示す。パウチ10は、開口フィルム壁材14により内容積18が部分的に規定されることなどによって構成されることにより、開いたパウチ10を最初に形成する、開口フィルム壁材14(例えば、水溶性開口フィルム壁材)を含むフィルム壁材12を含む。追加のフィルム壁材12(追加の開口フィルム壁材14及び/又は追加の開口でないフィルム壁材など)は、第1開口フィルム壁材14と連携して、更に閉じたパウチを産生することで、内容積18を規定していてもよい。追加のフィルム壁材12が、開口フィルム壁材14と結合(密封など)されていてもよく、そのため任意の内容物(図示されていない)を、パウチ10の内容積18内に捕捉していてもよい。
一実施例では、本発明のパウチは、図1〜3で示されるような単一区画パウチであってもよい。
図4に示されるような他の実施例として、本発明のパウチ10は、異なる活性剤及び/又は異なる組成物及び/又は同じ活性剤及び/又は同じ組成物を含んでいてもよい2つ以上の区画26、28を含む多区画パウチ10であってもよい。例えば、一方の区画26が速溶性の活性剤を含んでいてもよく、他方の区画28が、速溶性の活性剤と比較してより遅く溶解する活性剤を含んでいてもよい。更に他の実施例において、各区画26、28は、異なる区画26、28の内容物(図示されていない)が、使用時の異なる時点において、それぞれの区画26、28から放出されるといった、異なる速度で溶解する異なるパウチ壁材12を含んでいてもよい。この時差放出プロファイルは、不相溶性の材料が、異なる区画26、28内に含まれる場合に、使用可能である。図4で示されるように、一方の区画28は、開口フィルム壁材14(水溶性開口フィルム壁材など)を含んでいてもよく、他方の区画26は、非開口フィルム壁材30(水溶性非開口フィルム壁材など)を含んでいてもよい。更に他の実施例において、粉末組成物(粉末洗剤組成物など)は、区画28内に含まれてもよく、液体組成物(液体洗剤組成物など)は、区画26内に含まれてもよい。
一実施例では、本発明のパウチは、アウターパウチの内容積中に存在する別個のインナーパウチを更に含む。インナーパウチは、2つ目の内容積を規定するフィルム壁材及び/又は繊維壁材を含んでいてもよい。一実施例では、インナーパウチは開口フィルム壁材を含む。他の実施例では、インナーパウチは、非開口フィルム壁材を含む。インナーパウチの2番目の内容積は、アウターパウチの内容積に存在する活性剤と同じ又異なる1つ以上の活性剤を含んでいてもよい。
一実施例では、インナーパウチでは、本明細書に記載の破壊試験法により測定した場合に、アウターパウチの平均破壊時間と同等又はそれより長い平均破壊時間を示す。
図6及び図7で示されるように、本発明の更に別の実施例において、パウチ10は、1つ以上の追加のパウチ(例えば、非開口フィルム壁材(水溶性非開口フィルム壁材など)を含むフィルムパウチ32)を含む内容積18を規定する開口フィルム壁材14を含むフィルム壁材12を含んでもよい。フィルムパウチ32に加えて、パウチ10は内容物(粉末洗剤組成物及び/又は1つ以上の活性剤など)を更に含んでいてもよい。フィルムパウチ32は、1つ以上の活性剤(例えば、粉末洗剤組成物及び/又は液体洗剤組成物及び/又は活性剤)を含んでいてもよい。フィルムパウチ32は、使用時などのパウチ10の破壊により、放出されてもよい。パウチ10の内容物及びフィルムパウチ32の内容物は、同一であっても又は異なっていてもよい。他の実施例では、パウチ10内の追加のパウチであるフィルムパウチ32は、開口フィルム壁材14、及び/又は、非開口フィルム壁材30と開口フィルム壁材14の組み合わせを含んでいてもよい。
使用目的の条件下の図6のパウチ10が、図7に示されている。図7は、ユーザーがパウチ10を、容器24(洗濯機及び/又は食器洗浄機など)内の液体22(水など)に添加して、洗浄液を作製する際のシナリオを例示している。図7に示すように、パウチ10が液体22に接触する時、開口フィルム壁材14の一部が溶解し、例えばフィルム壁材12の断片をはじめに形成するなどにより、パウチ10が壊れ、その内容物18(例えば、フィルムパウチ32)の全てがパウチ10の内容積18より放出されるわけではなくとも、少なくともその一部の放出を引き起こす。
本発明のパウチ10は、その使用目的に適している限りは、任意の形状及びサイズであってもよい。
一実施例では、開口フィルム壁材は、パウチ全体が均一な又は実質的に均一な厚さであってもよい。
他の実施例では、本発明のパウチは、本明細書に記載の振盪試験方法に従って測定された場合に、10%未満、及び/又は5%未満、及び/又は3%未満、及び/又は1%未満、及び/又は0.5%未満、及び/又は0.1%未満、及び/又は0.05%未満、及び/又は約0%の%重量喪失を呈する。
一実施例では、本発明のパウチの開口フィルム壁材は、本明細書に記載の振盪試験方法に従って測定された場合に、10%未満、及び/又は5%未満、及び/又は3%未満、及び/又は1%未満、及び/又は0.5%未満、及び/又は0.1%未満、及び/又は0.05%未満、及び/又は約0%の%重量喪失を呈し、本明細書に記載の引張試験方法に従って測定する場合、0.1kN/m超、及び/又は0.25kN/m超、及び/又は0.4kN/m超、及び/又は0.45kN/m超、及び/又は0.50kN/m超、及び/又は0.75kN/m超の幾何平均(GM)引張強度を呈する。
更に別の実施例では、本発明のパウチの開口フィルム壁材は、本明細書に記載の振盪試験方法に従って測定された場合に、10%未満、及び/又は5%未満、及び/又は3%未満、及び/又は1%未満、及び/又は0.5%未満、及び/又は0.1%未満、及び/又は0.05%未満、及び/又は約0%の%重量喪失を呈し、本明細書に記載の引張試験方法に従って測定する場合、1000%未満、及び/又は800%未満、及び/又は650%未満、及び/又は550%未満、及び/又は500%未満、及び/又は475%未満の幾何平均(GM)破断点伸びを呈する。
以下の表1は、本発明のパウチの例を、本明細書に記載の振盪試験法により測定した場合の、%重量損失を示している。
Figure 2016539873
一実施例では、開口フィルム壁材(例えば、水溶性開口フィルム壁材)を含む本発明のパウチは、本明細書に記載の破壊試験方法に従って測定されたとき、120秒未満、及び/又は60秒未満、及び/又は30秒未満、及び/又は10秒未満、及び/又は5秒未満、及び/又は2秒未満、及び/又は即時、の平均破壊時間を呈する。
以下の表2は、本発明のパウチの例を、本明細書に記載の破壊試験法により測定した場合の、平均破壊時間を示している。
Figure 2016539873
開口フィルム壁材
本発明の開口フィルム壁材は、そのまま使用されてもよく、又は1つ以上の活性剤で被覆されていてもよい。
一実施例では、本発明の開口フィルム壁材は、本明細書に記載の厚さ試験方法により測定した場合に、0.01mmを超える、及び/又は0.05mmを超える、及び/又は0.1mmを超える、及び/又は、及び/又は、約100mmまでの、及び/又は、約50mmまでの、及び/又は、約20mmまでの、及び/又は約10mmまでの、及び/又は約5mmまでの、及び/又は約2mmまでの、及び/又は0.5mmまでの、及び/又は約0.3mmまでの厚さを呈する。
他の実施例では、本発明の開口フィルム壁材は、本明細書に記載の引張試験方法に従って測定する場合、0.1kN/m超、及び/又は0.25kN/m超、及び/又は0.4kN/m超、及び/又は0.45kN/m超、及び/又は0.50kN/m超、及び/又は0.75kN/m超の幾何平均(GM)引張強度を呈する。
他の実施例では、本発明の開口フィルム壁材は、本明細書に記載の引張試験方法に従って測定する場合、1000%未満、及び/又は800%未満、及び/又は650%未満、及び/又は550%未満、及び/又は500%未満、及び/又は475%未満の幾何平均(GM)破断点伸びを呈する。
表3は、本発明の開口フィルム壁材の2つの実施例及び従来技術の2つの非開口フィルム壁材の、GM引張強度及びGM伸びを示す。
Figure 2016539873
一実施例では、本発明の開口フィルム壁材は、本明細書に記載の溶解試験方法により測定した場合に、24時間未満、及び/又は12時間未満、及び/又は6時間未満、及び/又は1時間(3600秒)未満、及び/又は30分未満、及び/又は25分未満、及び/又は20分未満、及び/又は15分未満、及び/又は10分未満、及び/又は5分未満、及び/又は1秒超、及び/又は5秒超、及び/又は10秒超、及び/又は30秒超、及び/又は1分超の平均溶解時間を呈する。
一実施例では、本発明の開口フィルム壁材は、本明細書に記載の溶解試験方法により測定した場合に、約10秒/gsm(s/gsm)以下、及び/又は約5.0s/gsm以下、及び/又は約3.0s/gsm以下、及び/又は約2.0s/gsm以下、及び/又は約1.8s/gsm以下、及び/又は約1.5s/gsm以下の、試料のgsm当たりの平均溶解時間を呈する。
一実施例では、開口フィルム壁材は、ポリマー(フィルム形成ポリマーなど)を含む。開口フィルム壁材は、例えば、当該技術分野で既知の、高分子材料の注型成形、吹込成形、押出成形、又は吹込押出成形により得ることが可能である。
フィルム壁材としての使用において、好適なポリマー、共重合体、及び/又はこれらの誘導体の非限定的な実施例は、以下から成る群より選択される:ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル、セルロースエステル、セルロースアミド、ポリ酢酸ビニル、ポリカルボン酸及びポリカルボン酸塩、ポリアミノ酸又はペプチド、ポリアミド、ポリアクリルアミド、マレイン酸/アクリル酸の共重合体、デンプン及びゼラチンを含む多糖、キサンタン及びカラガム(carragum)などの天然ゴム。
一実施例では、ポリマーは、ポリアクリレート及び水溶性アクリレート共重合体、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレートより選択される。他の実施例では、ポリマーは、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール共重合体、及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、及びこれらの組み合わせより選択される。一実施例では、パウチ材料中のポリマー(例えば、ポリビニルアルコールポリマー)の濃度が、少なくとも60%である。
一実施例では、開口フィルム壁材は、ヒドロキシルポリマーを含む。好適なヒドロキシルポリマーの非限定劇な実施例としては、プルラン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、トラガカントガム、グアーガム、アカシアガム、アラビアガム、ポリアクリル酸、デキストリン、ペクチン、キチン、コラーゲン、ゼラチン、ゼイン、グルテン、大豆タンパク質、カゼイン、ポリビニルアルコール、デンプン、デンプン誘導体、ヘミセルロース、ヘミセルロース誘導体、タンパク質、キトサン、キトサン誘導体、ポリエチレングリコール、テトラメチレンエーテルグリコール、ヒドロキシメチルセルロース、及びこれらの混合物が挙げられる。
ポリマーは、約1000〜約1,000,000g/mol、及び/又は約10,000〜約300,000g/mol、及び/又は約20,000〜約150,000g/molの重量平均分子量を呈してもよい。
ポリマーの混合物は、フィルム壁材としても使用可能である。これは、区画又はパウチの機械的特性及び/又は溶解特性を、これらの適用及び必要とされるニーズに応じて、制御するのに有用であり得る。好適な混合物には、例えば1つのポリマーが他のポリマーよりもより高い水溶性を有する、及び/又は1つのポリマーが他のポリマーよりもより高い機械的強度をを有する、混合物が含まれる。異なる重量平均分子量を有するポリマーの混合物(例えば、約10,000〜約40,000g/mol及び/又は約20,000g/molの重量平均分子量のポリビニルアルコール又はその共重合体と、約100,000〜約300,000g/mol及び/又は約150,000g/molの重量平均分子量のポリビニルアルコール又はその共重合体との、混合物)も、好適である。
ポリマーブレンド組成物、例えば、加水分解で分解可能で水溶性のポリマーブレンド(ポリラクチド及びポリビニルアルコールを混合することにより得られ、典型的に約1〜35重量%のポリラクチド、及び約65〜99重量%のポリビニルアルコールを含む、ポリラクチドとポリビニルアルコールのポリマーブレンドなど)を含むポリマーブレンド組成物も、本明細書において好適である。
一実施例では、ポリマーは、約60%〜約98%加水分解され、及び/又は約80%〜約90%加水分解され、材料の溶解特性を向上させたポリマーを含む。
他の実施例では、フィルム壁材は、Chris−Craft Industrial Products of Gary,Ind.,USにより販売され、商品名Monosol M8630で知られるポリビニルアルコールフィルム、並びに、同様の溶解性及び変形性であるポリビニルアルコールフィルムを含む。本明細書に用いるのに好適な他のフィルムとしては、商品名PT filmで知られるフィルム、及び/又はAicello,or VF−HP film supplied by Kurarayより供給されているK−seriesのフィルムが挙げられる。
本明細書のフィルム壁材は、1つ以上の添加成分も含むことが可能である。例えば、可塑剤(例えば、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール、及びこれらの混合物)を添加することは有用であり得る。他の添加剤は、1つ以上の活性剤を含んでもよい。
一実施例では、開口フィルム壁材及び/又はそれから作製される乾燥パウチは、本明細書に記載の含水量試験方法により測定した場合に、開口フィルム壁材及び/又はパウチの乾燥重量に基づいて、20重量%未満及び/又は15重量%未満及び/又は10重量%未満及び/又は7重量%未満及び/又は5重量%未満及び/又は3重量%未満及び/又は0重量%、並びに/あるいは、0重量%超の水分(例えば遊離水などの水)を含む。一実施例では、パウチは本明細書に記載の含水量試験方法に従って測定されたときに、約0%〜約20%の含水量を呈する。
活性剤
活性剤は、例えば、開口フィルム壁材及び/又はパウチの外部の環境に利益をもたらすなど、開口フィルム壁材及び/又はパウチそれ自体以外の何かに利益をもたらすように設計され、そのように意図される添加剤の部類である。活性剤は、フィラメントに意図された使用状況下で、意図された効果を作り出す任意の好適な添加剤であってもよい。例えば、活性剤は、パーソナルクレンジング及び/又はコンディショニング剤、例えばヘアケア剤、例えばシャンプー剤及び/又は毛髪染料剤、ヘアコンディショニング剤、スキンケア剤、日焼け止め剤、及び皮膚コンディショニング剤、ランドリーケア及び/又はコンディショニング剤、例えば布地ケア剤、布地コンディショニング剤、布地柔軟剤、布地防しわ剤、布地ケア帯電防止剤、布地ケア染み除去剤、汚れ剥離剤、分散剤、抑泡剤、起泡剤、消泡剤及び布地リフレッシュ剤;液体及び/又は粉末食器洗浄剤(手洗い用の食器洗浄及び/又は自動食器洗浄器用途)、硬質表面ケア剤及び/又はコンディショニング剤、及び/又は研磨剤、他の洗浄及び/又はコンディショニング剤、例えば抗菌剤、(抗菌剤、)抗真菌剤、布の色相剤、香料、漂白剤(例えば酸素漂白剤、過酸化水素、過炭酸塩漂白剤、過ホウ酸塩漂白剤、塩素漂白剤)、漂白活性剤、キレート剤、ビルダー、ローション、増白剤、空気ケア剤、カーペットケア剤、移染防止剤、粘土土壌除去剤、抗再堆積剤、高分子防汚剤、高分子分散剤、アルコキシル化ポリアミンポリマー、アルコキシル化ポリカルボキシレートポリマー、両親媒性グラフト共重合体、溶解助剤、緩衝系、軟水化剤、硬水化剤、pH調整剤、酵素、凝集剤、発泡剤、防腐剤、化粧剤、化粧除去剤、気泡剤、付着助剤、コアセルベート形成材、粘土、増粘剤、ラテックス、シリカ、乾燥剤、臭気防止剤、制汗剤、冷却剤、加温剤、吸収ゲル剤、消炎剤、染料、顔料、酸及び塩基;液体トリートメント活性剤;農業用活性剤、産業活性剤、摂取可能な活性剤、例えば薬剤、歯ホワイトニング剤、歯ケア剤、マウスウォッシュ剤、歯周歯茎ケア剤、可食剤、食用剤、ビタミン、ミネラル、水処理剤、例えば水浄化及び/又は水消毒剤、並びにこれらの混合物からなる群から選択されてもよい。
好適な化粧剤、スキンケア剤、スキンコンディショニング剤、ヘアケア剤、及びヘアコンディショニング剤の非限定例は、「CTFA Cosmetic Ingredient Handbook」(Second Edition,The Cosmetic,Toiletries,and Fragrance Association,Inc.1988,1992)に記載されている。
1つ以上の部類の化学物質は、上記に列挙された1つ以上の活性剤に有用であり得る。例えば、界面活性剤は上記の任意の数の活性剤に有用であり得る。同様に、漂白剤は、布地ケア、硬質表面洗浄、食器洗浄用、及び更には歯のホワイトニングで使用され得る。したがって、当業者は、活性剤が本発明のパウチに所望される目的用途に基づいて選択されることを理解するであろう。
例えば、パウチが、ヘアケア及び/又はコンディショニングでの使用のために設計されている場合には、発泡性界面活性剤などの1つ以上の好適な界面活性剤は、パウチの目的とする使用の条件に曝露された場合に消費者に所望の利益を提供するように選択することができる。
一実施例では、パウチは、洗濯操作において衣類の洗濯に使用されるように設計され又は意図され、次いで、1つ以上の好適な界面活性剤、及び/又は酵素、及び/又はビルダー、及び/又は香料、及び/又は抑泡剤、及び/又は漂白剤は、パウチに意図された使用条件に曝されたときに所望の利益を消費者に提供するように選択することができる。他の実施例では、パウチは、洗濯操作における布地の洗濯及び/又は食器洗浄操作における皿の洗浄において使用されるように設計されている場合、パウチは、洗濯洗剤組成物又は食器洗浄洗剤組成物又はそのような組成物中で使用される活性剤を含んでもよい。更に他の実施例では、パウチが、便器の洗浄及び/又は消毒において使用されるように設計されている場合、パウチは、便器洗剤用組成物又は発泡性組成物及び/又はそのような組成物中で使用される活性剤を含んでもよい。
一実施例では、活性剤は、以下からなる群から選択される:界面活性剤、漂白剤、酵素、抑泡剤、泡増量剤、布地用柔軟剤、義歯洗浄剤、毛髪洗浄剤、ヘアケア剤、パーソナルヘルスケア剤、色相剤、発泡剤及びこれらの組み合わせ。
他の実施例では、活性剤は、粉末及び/又は微粒子の形状である。
一実施例では、本発明のパウチは、その内容積内に、少なくとも5g、及び/又は少なくとも10g、及び/又は少なくとも15gの活性剤を含む。
別の実施例では、本発明のパウチは、漂白剤、クエン酸、及び香料を含む。
パウチを作製する方法
本発明のパウチは、本発明の開口フィルム壁材(例えば、水溶性開口フィルム壁材)が、パウチの少なくとも一部を形成するために使用される限りにおいて、当該技術分野において既知である任意の好適なプロセスを使用して製造され得る。
一実施例では、パウチは、任意の好適な装置及び方法を用いて作製される。単区画パウチは、一般に当該技術分野において既知の、垂直又は水平成形充填技術を用いて製造してもよい。水溶性パウチ作製用の好適なプロセスの非限定的な例が、非開口フィルム壁材を用いたものではあるが、欧州特許第1504994号、欧州特許第2258820号、及びWO02/40351(これらは全てThe Procter & Gamble Companyに与えられたもの)、(これらは参考として本明細書に組み込まれる)に記載されている。
他の実施例では、本発明のパウチを準備するプロセスは、一連の成形型中の開口フィルム壁材からパウチを成形する工程を含んでもよく、成形型は連結式に配置される。「形成することによって」とは、典型的に開口壁材を、例えば、真空を用いて型に引き込むなどして、成形型上及び成形型内に置くことで、開口フィルム壁材を成形型の内壁にぴったり重ねることを意味する。これは一般的に真空成形として知られている。他の方法としては、開口フィルム壁材を成形型の形状にするための熱成形がある。
熱成形は、典型的には、熱を加えて成形型の中で開口パウチを形成する工程を含み、これによりパウチを作製するために使用される開口フィルム壁材を成形型の形状にすることができる。このプロセスは、フィルム壁材に開口部を形成して開口フィルム壁材を形成するためにも使用してよい。
真空成形は、典型的には、成形型上で(部分的)真空(減圧)を使用する工程を含み、これにより開口フィルム壁材を成形型内に引き込み、確実に開口フィルム壁材を成形型の形状にする。パウチ形成プロセスは、開口フィルム壁材を最初に加熱し、その後、減圧(例えば(部分)真空)を適用することで実施してもよい。
開口フィルム壁材は、典型的に任意の密封手段で密封される。例えば、熱密封、湿式密封、又は圧力密封による。一実施例では、密封源を、開口フィルム壁材に接触させ、熱又は温度を開口フィルム壁材に適用し、開口フィルム壁材が密封される。密封源は、例えば金属、プラスチック、又は木製の物体などの固体の物体であってもよい。密封プロセス中に、開口フィルム壁材に熱を適用する場合、かかる密封源は典型的に約40℃〜約200℃の温度に加熱される。密封プロセス中に開口フィルム壁材に圧力を適用する場合、典型的に約1×104Nm-2〜約1×106Nm-2の圧力を密封源が開口フィルム壁材に対して適用する。
他の実施例では、同じ開口フィルム壁材料片が折りたたまれ、密封されて、パウチを形成してもよい。典型的に、1つ以上の開口フィルム壁材料片が、プロセスで使用される。例えば、第1開口フィルム壁材料片を、真空を用いて型に引き込んで、開口フィルム壁材を成形型の内壁にぴったり重ねてもよい。第2フィルム壁材料片(開口又は非開口)を、第1開口フィルム壁材料片と少なくとも部分的に重なり合うように、及び/又は完全に重なり合うように位置決めしてもよい。第1開口フィルム壁材料片と第2フィルム壁材料片とを合わせて密封する。第1開口フィルム壁材料片と第2フィルム壁材料片は、同一であっても又は異なってもよい。
本発明のパウチの他の作製例では、第1開口フィルム壁材料片を、真空を用いて型に引き込んで、開口フィルム壁材を成形型の内壁にぴったり重ねてもよい。1つ以上の活性剤及び/又は洗剤組成物などが、例えば成形型中の開口パウチ(内容積)に注がれるなどして、添加されてもよく、第2フィルム壁材(開口又は非開口)は、活性剤及び/又は洗剤組成物の上に置かれても、第1開口フィルム壁材と接触して置かれてもよく、第1開口フィルム壁材料片及び第2フィルム壁材料片は合わせて密封されて、典型的にその内容積並びに内容積中の活性剤及び/若しくは組成物を、少なくとも部分的に及び/若しくは完全に取り囲むようにパウチを形成する。
他の実施例では、パウチ作製プロセスを、1つ以上の区画(典型的に多区画パウチとして知られている)に分割された内容積を有するパウチを作製するために使用してもよい。多区画パウチプロセスにおいて、開口フィルム壁材が少なくとも2度折りたたまれているか、又は少なくとも3つの開口フィルム壁材料片が使用されているか、又は少なくとも2つの開口フィルム壁材料片が使用されなおかつ少なくとも1つの開口フィルム壁材料片が少なくとも1度折りたたまれている。もし存在するならば第三フィルム壁材料片、又はもし存在するならば折り曲げられた開口フィルム壁材料片は、パウチを密封したときに、かかるパウチの内容積を少なくとも2つの区画に分割するバリア層を形成する。
他の実施例では、多区画パウチ作製プロセスには、第1開口フィルム壁材料片を一連の成形型に合わせることが含まれ、例えば、第1開口フィルム壁材料片は、真空を用いて型に引き込んで、開口フィルム壁材を成形型の内壁にぴったり重ねてもよい。活性剤は、典型的に、成形型中の第1開口フィルム壁材料片により形成された開いたパウチに注がれる。開口フィルム壁材で作製された事前に密封した区画を、活性剤を含有する成形型上に置いてもよい。これらの事前に密封した区画及びかかる第1開口フィルム壁材料片は、多区画パウチ(例えば、二重区画パウチ)を形成するために、合わせて密封されてもよい。
本発明のプロセスより得られたパウチは、水溶性であってもよい。パウチは、典型的に密閉構造であり、本明細書に記載の開口フィルム壁材料より作製され、典型的に1つ以上の活性剤及び/又は洗剤組成物が含まれ得る内容積を、取り囲んでいる。開口フィルム壁材は、例えばパウチが水に接触する前に活性剤をパウチから放出させないなど、活性剤を保持するのに好適である。正確な(作製の)実行は、例えば、パウチ内の活性剤の種類及び量、パウチ内の区画の数、活性剤を保持、保護、及び分配又は放出するためにパウチに必要とされる特性に依存する。
多区画パウチにおいて、異なる区画内に含有される活性剤及び/又は組成物は、同一であっても又は異なってもよい。例えば、不相溶性の(2つ以上の)成分が、異なる区画内に含有されていてもよい。
本発明のパウチは、必要とされる操作、例えば1回の洗浄に好適な本明細書の活性剤の1回用量、又は、例えば洗濯する量及び/若しくは汚れの程度に応じた使用量の変更を、消費者がより柔軟にできるような用量の一部分のみ、のいずれかを収容するのに便利な大きさであってよい。パウチの形状及びサイズは、典型的に成形型の形状及びサイズによって、少なくともある程度、決定される。
本発明の多区画パウチは、更に外側パッケージ内に包装されていてもよい。外側パッケージは、例えば透明又は半透明(translucent)の袋、タブ、カートン又はボトルなど、透過、あるいは部分的に透過して見ることができる容器である。このパッケージは、輸送の間にパウチを保護するのに十分な強度を有する材料であるならば、プラスチック又は任意の他の好適な材料から作製できる。この種類のパッケージは更に、ユーザーがパッケージを開けて、パッケージ内に残ったパウチの数を確認する必要がないことから、非常に有用である。あるいは、パッケージは透視できない外側パッケージ、パッケージの視覚的に内容物の特色を表すしるし又は図柄などを備える外側パッケージを有することもできる。
パウチ作製法の非限定的な例
本発明のパウチの例は、以下のように作製可能である。2つのフィルム壁材レイヤーを、作製しようとしているパウチサイズの少なくとも2倍のサイズに切断する。例えば、仕上がりのパウチサイズが約5センチメートル×約5センチメートル(約2インチ×2インチ)の平面形状を有している場合、フィルム壁材は13センチメートル×約13センチメートル(5インチ×5インチ)に切断される。次に、両方のレイヤーを、インパルスシーラー(Impulse Sealer model TISH−300 from TEW Electric Heating Equipment CO.,LTD,7F,No.140,Sec.2,Nan Kang Road,Taipei,Taiwan)の発熱体上に一枚一枚重ねていく。発熱体上のレイヤーの位置は、側面の密閉部の継ぎ目ができる場所になるようにする。シーラーアームを1秒間閉じ、2つのシーラーを合わせて密封する。類似の方法で、更に2つの側面を密封し、側面の密閉された継ぎ目を2つ追加作製する。3つの側面を密封して、2つのフィルム壁材がポケットを形成する。次に、適切な量の粉末をポケットに加え、その後、最後の側面を密封して、最後の側面が密閉された継ぎ目を作製する。こうして、パウチは作製される。厚さ0.2mm未満のフィルム壁材のほとんどに、加熱ダイヤル設定4と加熱時間1秒をを適用する。フィルム壁材によっては、加熱温度及び加熱時間を、望ましい継ぎ目を実現するために調整しなければならないかもしれない。温度が低過ぎる場合又は加熱時間が十分でない場合、フィルム壁材は十分溶解していないかもしれず、2つのレイヤーは簡単にバラバラになってしまうかもしれない。温度が高過ぎる場合又は加熱時間が長すぎる場合、密封された端にピンホールが形成するかもしれない。レイヤーが溶解して継ぎ目を形成するように、それでも継ぎ目の端上に欠陥(ピンホールなど)は取入れないように、密封用装置の条件を調整するべきである。継ぎ目のあるパウチが形成されたら、ハサミを使用して、余分な材料を切り落とし、継ぎ目のあるパウチの外側に1〜2mmの端を残す。
使用方法
1つ又は2つ以上のつ以上の活性剤(例えば、本発明に従う1つ以上の布地ケア活性剤)を含む本発明のパウチは、布地物品を処理する方法に利用することもできる。布地物品を処理する方法は、(a)布地物品を洗浄する前に、布地物品を前処理する工程と、(b)パウチを水と接触さえることによって形成された洗浄液と、布地物品を接触させる工程と、(c)布地物品を、乾燥機内でパウチと接触させる工程と、(d)パウチの存在下で布地物品を乾燥機内で乾燥させる工程と、(e)これらの組み合わせ、からなる群から選択される1つ以上の工程を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、本方法は、前処理されるべき布地物品にパウチを接触させる前に、パウチを事前に湿らす工程を更に含んでもよい。例えば、パウチは水で事前に湿らせ、次いで前処理する染みを含む布地物品の一部分に付着させてもよい。あるいは、布地物品を湿らせてもよく、パウチをその上に配置しても、又はそれに付着させてもよい。いくつかの実施形態では、本方法は、布地物品を処理する際に使用するためのパウチの一部分のみを選択する工程を更に含み得る。例えば、1つの布地物品のみが処理されている場合、パウチの一部分は、切断されて、及び/又は引き裂かれて、布地物品上に配置されるか、又は布地物品に付着されるか、又は水中におかれて、比較的少量の洗浄液を形成し、この洗浄液は次いで布地物品を前処理するために使用される。この方法では、ユーザーは行う作業によって布地処理方法をカスタマイズしてもよい。いくつかの実施形態では、パウチの少なくとも一部分は、処理すべき布地物品に装置を使用して適用され得る。代表的な装置には、ブラシ、スポンジ及びテープが挙げられるが、これらに限定されない。更に他の実施形態では、パウチは、布地物品の表面に直接適用してもよい。いずれか1つ以上の前述の工程は、布地物品に対して所望の布地処置効果を達成するために繰り返されてもよい。
試験方法
特に規定がない限り、定義の節で記載されたものを含む本明細書に記載の全ての試験及び次の試験方法は、約23℃±1.0℃の温度、及び50±2%の相対湿度に調節された部屋で、試験に先立つ最低2時間にわたって、調整された試料に対して行われる。試験された試料は、「使用可能ユニット」である。本明細書で使用される時、「使用可能ユニット」は、シート、ロール材からのフラット、あらかじめ変換されたフラット、シート、及び/又は単プライ製品若しくは多プライ製品を意味する。全ての試験は同一環境条件下及びこのように調整した室内で実施する。皺、破れ、穴及びこれらと同類のものなどの欠陥を有する試料は、試験しない。本明細書に記載の通りに調整された試料は、試験目的に関し、乾燥試料(例えば「乾燥パウチ」)であるとみなされる。全ての計器は、製造業者の仕様書に従って較正する。
坪量試験方法
開口フィルム壁材の坪量は、±0.001gの分解能のトップロード型化学てんびんを用いて、重ねた12の使用可能なユニットで測定した。てんびんは、ドラフトシールドを用いて、気流及び他の攪乱(要因)より保護される。8.890cm±0.0089cm(3.500インチ±0.003インチ)×8.890cm±0.0089cm(3.500インチ±0.0035インチ)の精密打ち抜きダイを使用して全ての試料を準備する。
精密切断ダイをもって、試料を正方形に切断する。切断した正方形をまとめて、試料12個の厚さに積み重ねる。積み重ねた試料の質量を測定し、結果を、0.001g単位で記録する。
坪量は、次のように、g/m2又はポンド/3000平方フィートで計算される。
坪量=(積み重ねた試料の質量)/[(積み重ねた試料内の1正方形の面積)×(積み重ねた試料内の正方形の数)]
例えば、
坪量(g/m2)=積み重ねた試料の質量(g)/[79.032(cm2)/10,000(cm2/m2)×12]
又は、
坪量(ポンド/3000平方フィート)=[[積み重ねた試料の質量(g)/453.6(g/ポンド)]/[12.25(平方インチ)/144(平方インチ/平方フィート)×12]]×3000
結果は、0.1g/m2単位又は0.1ポンド/3000平方フィート単位で報告する。上記の通り同様の精密打ち抜き機を使用して、積み重ねた試料中の試料面積が少なくとも645cm2(100平方インチ)となるよう試料寸法を変更又は変化させることができる。
含水量試験方法
開口フィルム壁材及び/又はパウチ内に存在する含水量(含湿量)は、以下の含水量試験方法を使用して測定される。事前に切断されたシート及び/又はパウチ(「試料」)の形態である開口フィルム壁材又はその一部を、試験前の24時間、約23℃±1.0℃の温度、及び50%±2%の相対湿度に調節された部屋に置く。各試料は、少なくとも26平方センチメートル(4平方インチ)の面積を有するが、てんびんの計量皿上に適切にフィットするのに十分小さいサイズとする。上述の温度及び湿度の条件下で、少なくとも小数第4位まで測定できるてんびんを用いて、試料の重量を、10分の間に前の(測定した)重量からの変化が0.5%未満になるまで、5分ごとに記録する。最終的な重量は、「平衡重量」として記録される。10分以内に、試料を、乾燥のために、強制空気乾燥器中のホイル上に、温度70℃±2℃、相対湿度4%±2%で、24時間置く。24時間の乾燥後、試料を取り除いて、15秒以内にその重量を測定する。この重量は、サンプルの「乾燥重量」と呼ばれる。
試料の含水量(含湿量)は次のように計算される:
Figure 2016539873
試料の含水量(含湿量)%を3個の複製試料について平均化し、試料の含水量(含湿量)%として記録する。結果は、小数点第1位(0.1%)まで報告する。
破壊試験方法
装置及び材料:
2000mLのガラスビーカー50(高さ約19センチメートル、直径14センチメートル(高さ7.5インチ、直径5.5インチ))
電磁撹拌器用皿52(Labline,Melrose Park,IL,Model No.1250又は同等物)
電磁撹拌器用撹拌棒54(長さ5センチメートル、直径0.95センチメートル(長さ2インチ、直径3/8インチ)、テフロン被覆)
温度計(1〜100℃+/−1℃)
3.18cm(1.25インチ)ペーパーバインダークリップ
アリゲータークランプ(長さ約2.5cm(約1インチ))56
深さ調節器ロッド58及びベース62の付いたホルダー60
タイマー(0.1秒単位まで正確に測れること)
脱イオン水(23℃±1℃で平衡)
試料の調製:
破壊試験では、試験に先立って、パウチ試料を23±1℃及び50%±2%の相対湿度で少なくとも24時間平衡状態にする。破壊試験も、この温度及び相対湿度の条件で実施される。
装置設定:
図8〜図10に示されるように、2000mLガラスビーカー50を、1600±5mLの脱イオン水で満たし、電磁撹拌器用皿52の頂部に置く。電磁撹拌器用撹拌棒54を、ビーカー50の底部に置く。撹拌速度を調整して、安定した渦流を起こして、ビーカー50の中央で渦の底部が1200mLのマークにくるようする。
試験される特定のパウチにとって、深さ調節ロッドが適切に設置されていることを確かめるために、トライアル試験が必要な場合がある。パウチ64は、その端がペーパーバインダークリップの留め金中に固定されていて、留め金は2つのワイヤハンドルのうちの1つのアリゲータークランプ56上に掛けられている。アリゲータークランプ56は、深さ調節ロッド58の末端に強く固定される。深さ調節ロッド58は、ペーパーバインダークリップが水中へ下げられる時に、パウチ64の全体がビーカー50の中央で水中に完全に沈み、パウチ64の頂部は渦の底部にあり、パウチ64の底部が撹拌棒54に直接接触しないような、方法で設置される。異なるパウチ試料は異なる寸法であるため、深さ調節ロッド58は、各種のパウチ試料用に調節する必要があるかもしれない。
試験プロトコル:
深さ調節ロッド58に間接的に付着しているパウチ64を、一度の動作で水中へ下げ、すぐにタイマーを開始する。パウチ64を、注意深く目視で監視する。破壊時間は、パウチが最初に壊れて(バラバラになって)、その内容物(粉末など)を水中へ放出する時と定義され、これはパウチが破壊されることを意味している。
各試料の3つの複製物を測定し、平均破壊時間が、+/−0.1秒以内であることを報告する。
溶解試験方法
装置及び材料:
溶解試験では、35mmのスライドマウント以外は、破壊試験方法で使用されたものと同じ装置設定(図8〜10)が用いられ、単にパウチを保持しているアリゲータークランプ56の代わりに、アリゲータークランプ56中の開口フィルム壁材の一部を保持するために35mmのスライドホルダーが用いられる。
2000mLのガラスビーカー50(高さ約19センチメートル、直径14センチメートル(高さ7.5インチ、直径5.5インチ))
電磁撹拌器用皿52(Labline,Melrose Park,IL,Model No.1250又は同等物)
電磁撹拌器用撹拌棒54(長さ5センチメートル、直径0.95センチメートル(長さ2インチ、直径3/8インチ)、テフロン被覆)
温度計(1〜100℃+/−1℃)
3.18cm(1.25インチ)ペーパーバインダークリップ
アリゲータークランプ(長さ約2.5cm(約1インチ))56
深さ調節器ロッド58及びベース62の付いたホルダー60
タイマー(0.1秒単位まで正確に測れること)
脱イオン水(23℃±1℃で平衡)
打ち抜きダイ−−寸法3.8cm×3.2cmのステンレス鋼打ち抜きダイ
ポラロイド35mmスライドマウント(Polaroid Corporationより市販されているもの又は同等物)35mmスライドマウントホルダー(又は同等物)
試料の調製:
開口フィルム壁材の試料を、23℃±1℃及び相対湿度50%±2%の一定の温度及び湿度環境中で、試験前少なくとも24時間の間、平衡化する。溶解試験も、この温度及び相対湿度の条件で実施される。
本明細書に定義されている坪量(測定)方法を用いて、試験材料の坪量を測定する。
開口部の寸法24×36mmを有する35mmのスライドマウントに合うように、打ち抜きダイ(3.8cm×3.2cm)を用いて、試験をする開口フィルム壁材試料から3つの溶解試験試料を切リ出す。
各試料を別個の35mmスライドマウント内に固定する。
装置設定:
図8〜図10に示されるように、2000mLガラスビーカー50を、1600±5mLの脱イオン水で満たし、電磁撹拌器用皿52の頂部に置く。電磁撹拌器用撹拌棒54を、ビーカー50の底部に置く。撹拌速度を調整して、安定した渦流を起こして、ビーカー50の中央で渦の底部が1200mLのマークにくるようする。
深さ調節ロッドが適切に設置されていることを確かめるためにトライアル試験が必要な場合がある。35mmスライドマウントを、スライドマウントホルダーのアリゲータークランプ56内に固定し、スライドマウントの長い方の端を水面と平行にする。アリゲータークランプ56は、スライドマウントの長い方の端の中央に配置する。アリゲータークランプ56を、深さ調節ロッド58の末端に強く固定する。ペーパーバインダークリップを水中へ下げる時に、開口フィルム壁材試料の全体がビーカー50の中央で水中に完全に沈み、開口フィルム壁材試料の頂部は渦の底部にあり、スライドマウント/スライドマウントホルダーの底部が撹拌棒54に直接接触しないように、深さ調節ロッド58を設置する。深さ調節ロッド58及びアリゲータークランプ56を、開口フィルム壁材試料の表面の位置が水流に対して垂直になるように、設置するべきである。
一度の動作で、固定されているスライド及びクランプを水中へ下げ、タイマーを開始する。開口フィルム壁材試料を下げて、開口フィルム壁材試料がビーカー内の中央にくるようにする。目に見える開口フィルム壁材試料の全てが、スライドマウントから離れた時、溶液の、溶解していない開口フィルム壁材試料断片を監視しながら、スライドを水から上げる。全ての開口フィルム壁材試料断片が見えなくなった時に、溶解とする。これを溶解時間として記録する。
各開口フィルム壁材試料の3個の複製試料を測定し、平均溶解時間を、+/−0.1秒以内の精度で報告する。平均溶解時間は、秒単位である。
平均溶解時間は、本明細書に定義されている坪量(測定)方法により決定された開口フィルム壁材試料基準の坪量でそれぞれを割ることにより、坪量で正規化する。坪量で正規化された平均溶解時間は、秒/試料の米坪(s/(g/m2))の単位である。
引張試験方法
装置及び材料:
ボックスカッター又はカッターナイフ
はさみ
2.5センチメートル(1インチ)の正確なダイカッター(model No.JDC25、Thwing−Albert Instrument Company製,14 W Collings Ave,West Berlin,NJ 08091)又は同等物。
試料の調製:
ボックスカッターを使用して、パウチの角を、パウチの端に沿って切り開く。パウチの内容物がほとんどが空になった後、はさみを用いて、フィルム壁材の試料を、パウチの端に沿って切り開く。その後、フィルム壁材を軽く払ってきれいにし、残余物を全て取り除く。試料調製工程中、フィルム壁材のあらゆる損傷(引き伸ばし、こすれ、圧迫、貫通など)を避けるようにする。壁材をパウチから分離した結果として、フィルム壁材が損傷(すなわち、裂け目、引き伸ばし、切断、貫通など)した場合、試料を廃棄し、他の損傷を受けていない試料を準備する。
フィルム壁材の引張特性は、その製造方向(すなわち、機械方向(MD)及び機械横方向(CD))に対して、どの方向に変形が加えられたかに依存する。機械方向(MD)、機械横方向(CD)が明確でない場合、パウチの一端と平行なより長い方の軸方向がMDであると考えられ、直行する方向がCDであると考えられる。あるいは、空のパウチがほぼ正方形である場合、パウチの一端と平行な軸方向がMDであると考え、直行する方向がCDであると考えるものと再びみなす。
パウチ壁試料を、正確なダイカッターを使用して、25.4mm(1インチ)×12.7mm(0.5インチ)のサイズに切断する。試験に先立って、試料を23±1℃及び50%±2%の相対湿度で少なくとも24時間平衡状態にする。ASTM D882−02に従って、温度23℃±1℃、相対湿度50%±2%において、以下の例外及び/又は以下の条件に沿って、引張試験を実施する。
試験プロトコル:
典型的なパウチのサイズによって、初期ゲージ長は6.35mm(0.25インチ)となるように選択され、ゲージ幅は25.4mm(1インチ)となる。引張強度及び破断点伸びは、コンピューター・インターフェ−スの付いた定速伸張引張試験機(Bluehill(登録商標)Materials Testing software version 2.18の付いたInstron Tension tester Model 5569(Instron Corporation社製,825 University Ave,Norwood,MA 02062)など)を用いて測定する。試験速度を、500mm/分に設定する。上部の可動式空気圧つかみ具及び下部の固定式空気圧つかみ具の双方に、高さ25.4mm及び試験標本の幅よりも広い平滑ステンレス鋼張りの把持部を装着する。約0.4MPa(約60psi)の空気圧をつかみ具に供給する。好適なロードセルを選択して、計算された引張強度が+/−0.01kN/mの精度であるようにする。
引張強度は、最大ピーク力(kN)をサンプル幅(m)で割ったものと定義され、kN/mの単位、+/−0.01kN/mの精度で報告する。
破断点伸びは、力が、最大ピーク力の10%まで落ち込んだ時の伸びを初期ゲージ長で割って100を掛けたものと定義され、%単位で、+/−0.1%の精度で報告する。
MD方向及びCD方向に沿った各試料、3個の複製試料について試験する。
計算:
幾何平均引張強度=[MD引張り強度(kN/m)×CD引張り強度(kN/m)]の平方根
幾何平均破断点伸び=[MD破断点伸び(%)×CD破断点伸び(%)]の平方根
振盪試験方法
装置及び材料:
850μmの篩(直径20cm(8インチ))
篩の底部にフィットするソリッド型平鍋(直径20cm(8インチ))
Lab−Line Orbit Environ Shaker Model No.3528(Lab−Line Instrument社製,Melrose Park,IL 60160)又は同等物
はかり(0.0001g単位まで正確に測れること)
試料の調製:
試験に先立って、パウチ試料を23±1℃及び50%±2%の相対湿度で少なくとも24時間平衡状態にする。振盪試験は、これと同じ温度及び同じ相対湿度の条件で実施される。
試験プロトコル:
振盪試験が実施される前、パウチの質量を、+/−0.1mgの範囲内の精度で測定する。パウチ試料を、ソリッド型平鍋上に置かれた篩の中央に置く。ふるい、平鍋とも、振盪皿の上に置く。振盪速度を150〜170rpm、10分間に設定する。パウチの質量を、振盪試験後に+/−0.1mgの範囲内の精度で再び測定する。
各試料、3個の複製試料で試験する。パーセント重量喪失を、振盪の前後のパウチ質量に基づいて計算し、+/−0.1mgの範囲内の精度で報告する。
厚さ試験方法
開口フィルム壁材の厚さは、開口フィルム壁材試料から5つの試料に切り出された各試料を、VIR Electronic Thickness Tester Model II(Thwing−Albert Instrument Company(Philadelphia,PA)から入手可能)のロードフット搭載面よりも大きな寸法で切り出して測定する。典型的に、ロードフット搭載面は約20.3cm2(約3.14in2)の円形の表面積を有する。試料を水平な平面とロードフット搭載面との間に設置する。ロードフット搭載面は、15.5g/cm2の封圧を試料に印加する。各試料の厚さとは、平面とロードフット搭載面との間に結果として生じる隔たりである。厚さは5つの試料の平均の厚さとして算出される。結果をミリメートル(mm)で記録する。
本明細書で開示する寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限られるとして理解されるべきではない。むしろ、特に指定のない限り、それぞれのかかる寸法は、記載された値と、その値の周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
本明細書で引用されているあらゆる文献は、あらゆる相互参照特許又は関連特許を含め、明示的に除外されたり、別段に限定されたりしている場合を除き、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。いずれの文献の引用も、こうした文献が本願で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であることを容認するものではなく、また、こうした文献が、単独で、あるいは他の任意の参照文献との任意の組み合わせにおいて、こうした発明のいずれかを教示、示唆又は開示していることを容認するものでもない。更に、この文献における用語のいずれかの意味又は定義が、参照により取り入れられた文献における同じ用語のいずれかの意味又は定義と相容れない場合は、この文献においてその用語に割り当てられた意味又は定義に従うものとする。
本発明の特定の実施形態が例示され記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正をなすことができることが当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。

Claims (15)

  1. パウチであって、前記パウチの内容積を規定している開口フィルム壁材を含むパウチ。
  2. 前記パウチが破壊試験法により測定した場合に壊れる、好ましくは前記パウチが破壊試験法により測定した場合に、240秒未満の平均破壊時間を呈する、請求項1に記載のパウチ。
  3. 前記開口フィルム壁材が、ヒドロキシルポリマーを含む、好ましくは前記ヒドロキシルポリマーが、プルラン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、トラガカントガム、グアーガム、アカシアガム、アラビアガム、ポリアクリル酸、デキストリン、ペクチン、キチン、コラーゲン、ゼラチン、ゼイン、グルテン、大豆タンパク質、カゼイン、ポリビニルアルコール、デンプン、デンプン誘導体、ヘミセルロース、ヘミセルロース誘導体、タンパク質、キトサン、キトサン誘導体、ポリエチレングリコール、テトラメチレンエーテルグリコール、ヒドロキシメチルセルロース、及びこれらの混合物から成る群より選択される、請求項1〜2のいずれか一項に記載のパウチ。
  4. 前記パウチが、前記パウチの内容積中に活性剤を更に含む、好ましくは前記活性剤が、界面活性剤、漂白剤、酵素、抑泡剤、泡増量剤、布地用柔軟剤、義歯洗浄剤、毛髪洗浄剤、ヘアケア剤、パーソナルヘルスケア剤、色相剤、発泡剤、及びこれらの組み合わせで、好ましくは活性剤が粉末状のものから成る群より選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載のパウチ。
  5. 前記パウチが、振盪試験法により測定した場合に、10%未満の%重量喪失を呈する、好ましくは前記パウチが振盪試験法により測定した場合に、5%未満の%重量喪失を呈する、請求項4に記載のパウチ。
  6. 前記パウチが目的とされる使用条件に曝される時に、前記パウチが1つ以上の前記活性剤を放出する、請求項4又は5に記載のパウチ。
  7. 前記パウチが、含水量試験方法に従って測定されたときに、0%〜20%の含水量を呈する、請求項1〜6のいずれか一項に記載のパウチ。
  8. 前記パウチが前記内容積中に存在する別個のインナーパウチを更に含む、好ましくは前記インナーパウチが2番目の内容積を規定するフィルム壁材を含む、より好ましくは前記インナーパウチのフィルム壁材が開口フィルム壁材及び/又は非開口フィルム壁材を含む、最も好ましくは前記2番目の内容積が活性剤を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載のパウチ。
  9. 前記インナーパウチが、破壊試験法により測定した場合に、前記パウチの破壊時間と同等又はそれ以上の破壊時間を呈する、請求項8に記載のパウチ。
  10. 前記開口フィルム壁材が、引張試験方法に従って測定されたときに、0.1kN/m超のGM引張強度を呈する、請求項1〜9のいずれか一項に記載のパウチ。
  11. 前記開口フィルム壁材が、引張試験方法に従って測定されたときに、1000%未満のGM破断点伸びを呈する、請求項1〜10のいずれか一項に記載のパウチ。
  12. 前記開口フィルム壁材が、規則的な開口のパターンを含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載のパウチ。
  13. 前記開口フィルム壁材が、繰り返しの無い開口のパターンを含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載のパウチ。
  14. 前記開口フィルム壁材が、異なるサイズの開口を含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載のパウチ。
  15. 前記開口フィルム壁材が、異なる形状の開口を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載のパウチ。
JP2016540363A 2013-09-06 2014-09-04 開口フィルム壁材を含むパウチとその同一物を作製する方法 Active JP6705747B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201361874546P 2013-09-06 2013-09-06
US61/874,546 2013-09-06
PCT/US2014/053975 WO2015034976A1 (en) 2013-09-06 2014-09-04 Pouches comprising apertured film wall materials and methods for making same

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016539873A true JP2016539873A (ja) 2016-12-22
JP2016539873A5 JP2016539873A5 (ja) 2019-02-21
JP6705747B2 JP6705747B2 (ja) 2020-06-03

Family

ID=51610429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016540363A Active JP6705747B2 (ja) 2013-09-06 2014-09-04 開口フィルム壁材を含むパウチとその同一物を作製する方法

Country Status (12)

Country Link
US (1) US10723983B2 (ja)
EP (1) EP3041922A1 (ja)
JP (1) JP6705747B2 (ja)
CN (1) CN105579567B (ja)
BR (1) BR112016004932B1 (ja)
CA (1) CA2923311C (ja)
DE (1) DE112014004080T5 (ja)
FR (2) FR3010393B1 (ja)
GB (1) GB2531974B (ja)
MX (1) MX2016002483A (ja)
RU (1) RU2643812C2 (ja)
WO (1) WO2015034976A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022535597A (ja) * 2019-06-13 2022-08-09 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 口腔ケア活性剤を含むパウチ
US11544764B2 (en) 2019-06-10 2023-01-03 The Procter & Gamble Company Method of generating user feedback information to enhance product use results

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160145547A1 (en) * 2014-11-25 2016-05-26 Milliken & Company Film-Encased Cleaning Composition
US10927331B2 (en) * 2017-02-14 2021-02-23 Sutherland Products, Inc. Dissolvable detergent pouch and method
CN107474982B (zh) * 2017-08-08 2019-04-30 诺维信公司 增效胶囊
CN112135668B (zh) 2018-05-14 2024-01-02 宝洁公司 包含金属离子的口腔护理组合物
US11911492B2 (en) 2018-05-14 2024-02-27 The Procter & Gamble Company Oral care compositions comprising metal ions
CA3146832C (en) * 2019-07-11 2023-10-10 Griffin Bros., Inc. Tire enhancement product, package, and method

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007090818A1 (en) * 2006-02-10 2007-08-16 Scheda, Fabio Sachet for washing coloured fabrics
US20090287034A1 (en) * 2007-09-06 2009-11-19 Andreas Siggelkow Water-Soluble Package With Functional Depot As Well As Manufacture And Utilization
JP2013509495A (ja) * 2010-07-02 2013-03-14 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 不織布ウェブからフィルムを作製する方法
WO2013103630A1 (en) * 2012-01-04 2013-07-11 The Procter & Gamble Company Fibrous structures comprising particles and methods for making same

Family Cites Families (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2748863A (en) 1953-03-02 1956-06-05 Harold Z Benton Perforating machine for thermoplastic films
US3066347A (en) * 1961-05-02 1962-12-04 Peter S Vosbikian Cleaning devices
US3097787A (en) * 1961-09-15 1963-07-16 Olin Mathieson Packaging film
BE794951A (fr) * 1972-02-03 1973-05-29 Parke Davis & Co Conditionnement soluble dans l'eau
US3929135A (en) 1974-12-20 1975-12-30 Procter & Gamble Absorptive structure having tapered capillaries
US4155971A (en) * 1976-08-18 1979-05-22 E. I. Du Pont De Nemours And Company Method of making water-soluble films from polyvinyl alcohol compositions
US4342314A (en) 1979-03-05 1982-08-03 The Procter & Gamble Company Resilient plastic web exhibiting fiber-like properties
US4324246A (en) 1980-05-12 1982-04-13 The Procter & Gamble Company Disposable absorbent article having a stain resistant topsheet
US4463045A (en) 1981-03-02 1984-07-31 The Procter & Gamble Company Macroscopically expanded three-dimensional plastic web exhibiting non-glossy visible surface and cloth-like tactile impression
GB8605734D0 (en) 1986-03-07 1986-04-16 Unilever Plc Dispensing treatment agents
US4839076A (en) * 1988-04-07 1989-06-13 The Procter & Gamble Company Pouched through the washer and dryer laundry additive product having at least one wall comprised of finely apertured polymeric film
US4820435A (en) 1988-05-02 1989-04-11 E. I. Du Pont De Nemours And Company Liquid-dispensing pouch
US5006394A (en) 1988-06-23 1991-04-09 The Procter & Gamble Company Multilayer polymeric film
TR24867A (tr) * 1989-08-23 1992-07-01 Unilever Nv CAMASIR MUAMELE MAMULü
US5053270A (en) 1990-05-18 1991-10-01 Colgate-Palmolive Co. Non-woven fabric construction for detergent pouch
GB9103743D0 (en) * 1991-02-22 1991-04-10 Unilever Plc Laundry treatment product
US5534178A (en) 1994-12-12 1996-07-09 Ecolab Inc. Perforated, stable, water soluble film container for detersive compositions
US6783294B2 (en) * 2000-02-14 2004-08-31 Johnson & Johnson Consumer Companies, Inc. Solid cleanser holder
JP2001302405A (ja) * 2000-04-27 2001-10-31 Kumiai Chem Ind Co Ltd 水田用農薬製剤およびその散布方法
GB2365018A (en) 2000-07-24 2002-02-13 Procter & Gamble Water soluble pouches
GB2369083A (en) 2000-11-17 2002-05-22 Procter & Gamble Process for preparing pouches
US7125828B2 (en) 2000-11-27 2006-10-24 The Procter & Gamble Company Detergent products, methods and manufacture
CA2592729C (en) 2000-11-27 2011-02-22 The Procter & Gamble Company Detergent pouch comprising superposed or superposable compartments
GB2375515B (en) * 2001-05-17 2003-11-19 Reckitt Benckiser Water-soluble containers
US7977532B2 (en) 2002-09-05 2011-07-12 The Procter & Gamble Company Tampon with clean appearance post use
US8241543B2 (en) 2003-08-07 2012-08-14 The Procter & Gamble Company Method and apparatus for making an apertured web
DE502004006862D1 (de) * 2003-10-07 2008-05-29 Henkel Kgaa Folienverpackte mittelportion sowie verfahren zu ihrer herstellung
PL1543763T3 (pl) * 2003-12-16 2012-08-31 Unilever Nv Dozownik składnika do automatycznych zmywarek do naczyń
IL171091A (en) * 2005-09-26 2011-01-31 Samuel Icht Water-soluble detergent film with a print and method of production
US20100018641A1 (en) 2007-06-08 2010-01-28 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Methods of Applying Skin Wellness Agents to a Nonwoven Web Through Electrospinning Nanofibers
EP2380966B2 (en) * 2008-02-08 2021-11-10 The Procter & Gamble Company Process for making a water-soluble pouch
DE202008007644U1 (de) * 2008-05-23 2008-10-09 Siggelkow, Andreas Wasserlösliche Verpackung mit Funktionsdepot
EP2258820B1 (en) 2009-06-02 2019-12-18 The Procter and Gamble Company Water-soluble pouch
EP2302026A1 (en) 2009-09-15 2011-03-30 The Procter & Gamble Company Detergent composition comprising surfactant boosting polymers
US20130053293A1 (en) * 2009-12-30 2013-02-28 John Dituro Biodegradable package for detergent
PL2361964T3 (pl) * 2010-02-25 2013-05-31 Procter & Gamble Kompozycja detergentu
US9242774B2 (en) 2010-08-12 2016-01-26 Church & Dwight Co., Inc. Detergent pouch with improved properties
EP3467087A1 (en) 2010-08-23 2019-04-10 Henkel IP & Holding GmbH Unit dose detergent compositions and methods of production and use thereof
US8629093B2 (en) 2010-09-01 2014-01-14 The Procter & Gamble Company Detergent composition comprising mixture of chelants
US9044353B2 (en) 2011-04-26 2015-06-02 The Procter & Gamble Company Process for making a micro-textured web
CA2842774A1 (en) * 2013-02-13 2014-08-13 Multi-Pack Solutions Systems and methods for forming openings in water soluble packets
US20140336029A1 (en) * 2013-05-07 2014-11-13 The Procter & Gamble Company Process for laser puncturing holes into water-soluble films

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007090818A1 (en) * 2006-02-10 2007-08-16 Scheda, Fabio Sachet for washing coloured fabrics
US20090287034A1 (en) * 2007-09-06 2009-11-19 Andreas Siggelkow Water-Soluble Package With Functional Depot As Well As Manufacture And Utilization
JP2013509495A (ja) * 2010-07-02 2013-03-14 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 不織布ウェブからフィルムを作製する方法
WO2013103630A1 (en) * 2012-01-04 2013-07-11 The Procter & Gamble Company Fibrous structures comprising particles and methods for making same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11544764B2 (en) 2019-06-10 2023-01-03 The Procter & Gamble Company Method of generating user feedback information to enhance product use results
JP2022535597A (ja) * 2019-06-13 2022-08-09 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 口腔ケア活性剤を含むパウチ

Also Published As

Publication number Publication date
BR112016004932A2 (ja) 2017-08-01
DE112014004080T5 (de) 2016-06-02
FR3010393A1 (fr) 2015-03-13
JP6705747B2 (ja) 2020-06-03
FR3092338B1 (fr) 2022-08-12
US10723983B2 (en) 2020-07-28
WO2015034976A1 (en) 2015-03-12
CN105579567B (zh) 2023-06-06
RU2643812C2 (ru) 2018-02-06
BR112016004932B1 (pt) 2022-07-19
MX2016002483A (es) 2016-05-31
EP3041922A1 (en) 2016-07-13
CA2923311A1 (en) 2015-03-12
GB201601706D0 (en) 2016-03-16
CA2923311C (en) 2020-04-14
US20150072915A1 (en) 2015-03-12
GB2531974A (en) 2016-05-04
GB2531974B (en) 2021-05-26
CN105579567A (zh) 2016-05-11
FR3092338A1 (fr) 2020-08-07
FR3010393B1 (fr) 2020-03-20
RU2016104125A (ru) 2017-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6705747B2 (ja) 開口フィルム壁材を含むパウチとその同一物を作製する方法
JP6673831B2 (ja) 水溶性壁材を含むパウチとその同一物を作製する方法
RU2658840C1 (ru) Растворимые волокнистые структуры и способы их изготовления
RU2683101C1 (ru) Волокнистые элементы, волокнистые структуры и продукты, содержащие сдерживающий агент, и способы их изготовления
KR20170048533A (ko) 개구 형성된 섬유질 구조체 및 이의 제조 방법
BR112017018960B1 (pt) Elementos fibrosos, estruturas fibrosas, e produtos compreendendo um agente deterrente e métodos para produção dos mesmos

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171003

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20171228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180305

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180828

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20181228

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190110

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20190322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6705747

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250