JP2016538948A - 2つの部分からなる電磁コイル硝子体切除プローブ - Google Patents

2つの部分からなる電磁コイル硝子体切除プローブ Download PDF

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Abstract

患者の眼球内に挿入するための眼科手術システムは、本体、及び本体に固定されており、本体から遠位に延伸するスリーブピースを有する切断要素を含む。スリーブピースは、端部に位置するポート、及びスリーブピース内部に配置された内部ピースを備える。内部ピースは、スリーブピースと相対的に軸方向に移動可能である。システムは、さらに、本体内部に配置されており、第一の磁場を生成するように構成された第一の電磁コイル、本体内部に配置されており、第二の磁場を生成するように構成された第二の電磁コイル、内部ピースに接続されたロッドピース、第一の磁性リング及び第二の磁性リングを含む。第一及び第二の磁性リングは、それらの磁性リングが第一の電磁コイルと第二の電磁コイルとの間を軸方向に移動してポートを開閉できるように、ロッドピースにしっかりと固定される。【選択図】図1

Description

本開示は、一般的に眼科手術プローブに関する。より詳細には、これに限定されないが、本開示は、2つの部分からなるコイル硝子体切除プローブに関する。
多くの顕微鏡下処置には、さまざまな生体組織の精密な切断及び/または除去が要求される。例えば、特定の眼科外科処置には、硝子体液、後眼部を満たす透明なゼリー状物質の切断及び/または除去が要求される。硝子体液、または硝子体は、多くの場合に網膜に付着している多数の微細な原線維から構成される。それ故に、硝子体の切断及び除去は、網膜の牽引、脈絡膜からの網膜の分離、網膜裂傷、最悪の場合には、網膜それ自体の切断及び除去を避けるために、高度な注意を払って行う必要がある。可動性組織の取り扱い(例えば、網膜または網膜裂傷の分離した部分付近の硝子体の切断及び除去)、硝子体基部の切開、並びに膜組織の切断及び除去などの繊細な手術は、特に困難である。
後眼部または前眼部の眼科手術において超微細切断プローブの使用が周知となっている。そのような硝子体切除プローブは、通常、角膜または扁平部付近の強膜における切開によって挿入される。外科医は、後眼部の手術中に、光ファイバ照明器、注入カニューレ、または吸引プローブなどの他の顕微鏡下器具も挿入することができる。外科医は、顕微鏡下で眼球を視認しながら処置を実行する。
標準的な硝子体切除プローブは、通常、硝子体線維を引き込むための、端部にポートをもつ中空針を含む。中空針内部に設置された内部カッターピースが、前後に動いてポートを開閉する。これは、ポートが開いている間にポートに侵入する任意の原線維を切断するように動作する。
市販の硝子体切除プローブを駆動するために、通常、空気圧機構が使用される。しかしながら、空気圧機構にはさまざまな制限がある。第一に、空気圧機構は、動作できる速度が制限される。従って、空気圧式の作動に依存するプローブを使用しては、高切断速度を達成できない場合がある。第二に、空気圧機構はノイズを生じがちであり、外科処置を行っている外科医及び他の医療サービス提供者に不快感を与えることがある。故に、硝子体切除プローブの使用及び操作性についての継続的な改良に対する要求がある。本明細書に記述するプローブは、先行技術の欠点の一つ以上に対処するように設計される。
本開示は、一般的に眼球から眼組織及び/または体液を除去するための装置及び方法に関し、かつそれらを包含し、より具体的には、眼球から眼組織及び/または体液を除去するためのデバイスを使用する眼科手術プローブ及び方法に関する。
実例となる実施例によれば、患者の眼球を治療するための眼科手術システムは、本体及び本体から遠位に延伸する切断要素を含む。切断要素は、端部に位置するポートを備えたスリーブピース、及びスリーブピース内部に配置された内部ピースを含む。内部ピースは、スリーブピースと相対的に軸方向に移動してポートを開閉できる。プローブは、さらに、本体内部に配置されており、第一の磁場を生成するように構成された第一の電磁コイル、本体内部に配置されており、第二の磁場を生成するように構成された第二の電磁コイル、第一の電磁コイルが第一の磁場を生成したときに第一の磁場によって移動可能な第一の磁性リング、及び第二の電磁コイルが第二の磁場を生成したときに第二の磁場によって移動可能な第二の磁性リングを含む。第一及び第二の磁性リングは、第一及び第二の磁性リングの運動によって内部ピースが移動してポートを開閉するように、内部ピースにしっかりと固定される。
実例となる実施例によれば、眼科手術システムは、本体、本体から遠位に延伸するスリーブピース、及び本体に固定されたアクチュエータアセンブリを有するプローブを含む。アクチュエータアセンブリは、第一の電磁コイル、及び第一の電磁コイルと同軸上に配置された第二の電磁コイルを含む。プローブは、さらに、スリーブピース内部に配置された針部を有するロッドピースを有する電機子アセンブリを含む。針部は、スリーブピース、ロッドピースに固定された第一の磁性リング、及びロッドピースに固定された第二の磁性リングと相対的に軸方向に移動できる。第一及び第二の磁性リングは、第一の電磁コイルと第二の電磁コイルとの間に位置するように、ロッドピースに沿って位置付けられる。システムは、さらに、電気信号をアクチュエータアセンブリに印加して、アクチュエータアセンブリと相対的に電機子アセンブリを移動するように設計されたコントローラを含む。
実例となる実施例によれば、硝子体切除プローブの使用方法は、第一の信号を手術プローブの本体内部に配置された第一の電磁コイル及び第二の電磁コイルに印加することを含む。ここで、第一の信号は、本体内部を移動可能な電機子アセンブリに第一の方向における第一の力を加える電磁場を作り出し、切断要素の外側スリーブと相対的に切断要素の内部ピースを動かして、外側スリーブにおけるポートを開くまたは閉じる。この電機子アセンブリは、第一の磁性リング及び第二の磁性リングを備える。方法は、さらに、第二の信号を第一及び第二の電磁コイルに印加して、第一の方向と反対の第二の方向に電機子アセンブリを移動させ、切断要素の外側スリーブと相対的に切断要素の内部ピースを動かして、外側スリーブにおけるポートを開くまたは閉じることを含む。
前の概要及び以下の詳細な説明の両方が、事実上例示かつ説明的なものであり、本開示の範囲を限定することなく、本開示の理解を与えることを意図していることを理解すべきである。それに関連して、本開示の追加の態様、特徴及び利点が、以下の詳細な説明から当業者に明らかになる。
添付図面は、本明細書に開示するデバイス及び方法の実施形態を図示し、記述と共に、本開示の原理を説明する働きをする。
本明細書に記述する原理を組み込む一実施例による、実例となる硝子体切除プローブシステムを示す図である。 本明細書に記述する原理を組み込む一実施例による、2つの部分からなるコイルを持つ実例となる硝子体切除プローブを示す図である。 本明細書に記述する原理を組み込む一実施例による、硝子体切除プローブを駆動するのに使用される実例となる波形を示す図である。 本明細書に記述する原理を組み込む一実施例による、サイクルの異なる段階における硝子体切除プローブを示す図である。 本明細書に記述する原理を組み込む一実施例による、サイクルの異なる段階における硝子体切除プローブを示す図である。 本明細書に記述する原理を組み込む一実施例による、患者に関する硝子体切除プローブの実例となるコンポーネントを示す図である。 本明細書に記述する原理を組み込む一実施例による、2つの部分からなるコイル硝子体切除プローブを用いて患者を治療する実例となる方法を示すフローチャートである。
本開示の原理の理解を促進する目的のために、図面に図示する実施形態をここで参照し、その実施形態を記述するために具体的な言葉が使用される。それでもなお、本開示の範囲を制限することは意図していないことが理解される。記述したデバイス、器具、方法における任意の改変及びさらなる修正、並びに本開示の原理の任意のさらなる用途が、本開示に関する当業者が普通に思い付くように十分に検討される。特に、一実施形態に関して記述した特徴、コンポーネント及び/またはステップを、本開示の他の実施形態に関して記述した特徴、コンポーネント及び/またはステップと組み合わせることができることが十分に検討される。簡潔さのために、いくつかの例では、同じまたは同様の部分を参照するために、図面全体を通じて同じ参照番号が使用される。
本開示は、眼球から眼組織及び/または体液を除去するための装置、システム及び方法に関する。さまざまな図面が、患者の眼球から眼組織及び/または体液を除去するためのデバイスを使用する例示の眼科手術プローブ及び方法の実施形態を示す。しかしながら、当業者は、本開示の総合的目的または教示から逸脱することなく、同様の実施形態を使用して、身体の他の箇所から組織及び/または体液を除去できることを理解する。
図1は、実例となる硝子体切除手術システム100を示す図である。本実施例によれば、硝子体切除手術システム100は、基部ハウジング102、コンソール110、及び硝子体切除外科処置中にシステムオペレーション及び性能に関連するデータを示す付随するディスプレイ画面104を含む。この例示の実施形態では、硝子体切除手術システム100は、医療サービス提供者が使用して硝子体切除外科処置を実行できるモバイルコンソールである。硝子体切除手術システム100は、硝子体切除プローブ112を含み、例えば、硝子体切除外科処置などの眼科外科処置中に使用されるように構成される。基部ハウジング102及びコンソール110は、データを処理、受信及び保存し、信号を硝子体切除プローブ及び/またはディスプレイ104に提供するように構成できる。
図2は、2つの部分からなる電磁コイル210、212を持つ実例となる硝子体切除プローブ112を示す様式化された図である。図2は、硝子体切除プローブ112の中心に沿う断面図である。本実施例によれば、硝子体切除プローブ112は、本体202を含む。本体202は、駆動機構201を含み、これは、アクチュエータアセンブリ207及び電機子アセンブリ205を含む。硝子体切除プローブ112は、スリーブピース204及び内部ピース206を含む切断要素203も含む。
本体202は、そのようなツールを形成するのに一般に使用される様々な材料から製造することができる。例えば、本体202は、軽量アルミニウムまたはプラスチックから製造することができる。本体202の外部は、外科医または硝子体切除プローブ112の操作者の快適な把持のために人間工学的に設計することができる。本体202の内部は、2つの部分からなる電磁コイル210、212、停止機構218、220、及びスリーブピース204を支持するように設計される。
切断要素203は、内部ピース206及びスリーブピース204を含む。スリーブピース204は、患者の眼球に侵入するように設計された中空針である。スリーブピース204は、遠位端にポート208を含む。ポート208は、図示するように遠位端の側面に沿って配置される。ポート208は、正方形、矩形、円形、楕円形または他の形状の開口であってもよい。開口は、患者の眼球から硝子体線維が侵入できるように設計される。スリーブピース204内部の内部ピース206の運動の動作によってポート208を開閉することによって、ポート208が開いている間にポート208に侵入する任意の硝子体線維を切断する。
切断要素203の内部ピース206は、硝子体切除プローブ112のカッター部として動作する。故に、内部ピース206の端部は、硝子体線維を切断できるように十分に鋭い。内部ピース206は、ステンレス鋼などの様々な材料から製造することができる。いくつかの場合では、内部ピース206は、共に付着している複数のピースを含むことができる。例えば、内部ピース206の遠位端は、近位端とは異なる材料から製造されたカッターピースであってもよい。内部ピース206の近位端は、電機子アセンブリ205に接続してもよいし、その一部分であってもよい。
電機子アセンブリ205は、ロッドピース209に付着している第一の磁性リング214及び第二の磁性リング216を含む。ロッドピース209は、切断要素203の内部ピース206に接続する。いくつかの実施形態では、ロッドピース209及び内部ピース206は、一つの隣接ピースであってもよい。
磁性リング214、216は、強磁性材料などの永久磁石材料から製造することができる。磁性リング214、216は、磁性リング214、216がアクチュエータアセンブリ207の二つの電磁コイル210、212間の位置を過ぎて移動することを防止する二つの停止機構218、220間に位置付けられる。二つの停止機構218、220間の磁性リング214、216の運動の動作によって、スリーブピース204の端部におけるポート208を開閉する。
停止機構218、220は、電機子アセンブリ205が運動のその意図された範囲を過ぎて移動することを防止するのに使用される。具体的には、磁性リング214、216が第一の停止機構218に接触してそれを押し込んだときにポート208が開く。反対に、磁性リング214、216が第二の停止機構220に接触してそれを押し込んだときにポート208は閉じる。停止機構218、220は、ある程度の減衰を提供する、ゴム、シリコーンなどの弾性材料、または他の材料から製造することができる。そのような材料は、動作中に硝子体切除プローブ112によって発生するノイズの減少に役立ち得、故に、ノイズリダクション材料と称され得る。いくつかの実施形態では、停止機構218、220は、音を抑制しない材料から製造することができる。
いくつかの実施例では、停止機構218、220の位置を、本体202及びスリーブピース204に対して調節できる。故に、操作者は、ポート208の開閉位置を変更するようにプローブを調節することができる。このことは、さまざまな外科処置に関連する理由のために有益となり得る。
アクチュエータアセンブリ207は、共通の軸に沿って本体202内部に配置された第一の電磁コイル210及び第二の電磁コイル212を含む。電磁コイル210、212は、本体202内部において隣接スペーサ222の両側に配置される。電磁コイル210、212は、ソレノイド構造に導電性ワイヤを巻くことによって形成することができる。電流がそのような構造に印加されると、コイルの中心に磁場が作り出される。磁場の方向は、ワイヤを通じて流れる電流の方向に基づく。
一実施例では、電磁コイルは、36ゲージのワイヤの約1500ターンによって形成することができる。他の構造の電磁コイルも、本明細書に記述する原理に従い使用することができる。例えば、一部の電磁コイルは、約26〜46ゲージのワイヤゲージを用いた約1800〜2000ターンを有する。なおも他の構造も検討される。電磁コイルの駆動に使用される電圧レベルは、電磁コイル210、212及び磁性リング214、216の仕様に基づいて異ならせることができる。
硝子体切除プローブ112の操作をここで論じる。磁性リング214、216は、第一の電磁コイル210に印加される電流が第一の磁性リング214に力を及ぼすように位置付けることができる。さらに、第二の電磁コイル212に印加される電流が第二の磁性リング216に力を及ぼす。電磁コイル210、212に印加される電流信号によって、第一の電磁コイル210が第一の磁性リング214を押し進め、一方で、第二の電磁コイル212が第二の磁性リング216を引き込むことによって、第一及び第二の磁性リング214、216を、付着している内部ピース206と共に遠位方向に動かす。反対に、第二の電磁コイル212が第二の磁性リング216を押し進め、第一の電磁コイル210が第一の磁性リング214を引き込むことによって、第一及び第二の磁性リング214、216を、付着している内部ピース206と共に近位方向に動かす。
図3は、硝子体切除プローブ112を駆動するのに使用される実例となる波形300を示す図である。本実施例によれば、縦軸302、303は、電圧または電流などに関する信号の強度を表す。横軸304、305は、時間を表す。第一の横軸304は、図2に図示する二つの電磁コイル210、212のうちの一つに印加できる第一の電気信号306を表す。第二の横軸305は、電磁コイル210、212のもう一方に印加できる第二の電気信号308を表す。
第一の信号306は、一連の正パルス310及び一連の負パルス312を含む。この実施例では、正パルス310は、それぞれの電磁コイル内に、図2に図示するような二つの磁性リングを含む電機子アセンブリ205を押し進める磁場を引き起こす。負パルス312は、電機子アセンブリ205に牽引力をもたらす。故に、特定の電磁コイルは、電機子アセンブリ205の押し進めと引き込みとを交互にもたらす。
第二の信号308も、一連の正パルス311及び一連の負パルス313を含む。この実施例では、正パルス311は、それぞれの電磁コイル内に、図2に図示するような二つの磁性リング214、216を含む電機子アセンブリ205を押し進める磁場を引き起こす。負パルス313は、電機子アセンブリ205に牽引力をもたらす。
信号306、308のタイミングは、電磁コイル210、212のうちの一つが電機子アセンブリ205を推し進め、その一方で、もう一方の電磁コイルが電機子アセンブリ205を引き込むように決められる。そうすることによって、プローブを駆動するためのエネルギー必要量が減少する。これにより、プローブの操作中の自己発熱による温度上昇も低減される。
電気信号306、308は、パルス波形である。パルスの強度は、巻き数及びゲージサイズなどの電磁コイル210、212の仕様、並びに要求通りに電機子アセンブリ205を移動するのに必要な力に基づいて決めることができる。パルス幅314も、ある地点から別の地点に電機子アセンブリ205を移動するのに必要な力に基づいて決めることができる。一実施例では、パルス幅は、1.2〜2.0ミリ秒の範囲であってもよい。より具体的な実施例では、パルス幅は、おおよそ1.6ミリ秒であってもよい。他のパルス幅も検討される。パルスの幅は、内部ピースとスリーブピースとの間の静止摩擦に打ち勝つのに必須の力に基づいても選択することができる。
信号306、308の波長316は、信号306、308が動作する周波数に直接関連する。周波数を調節して、プローブが硝子体線維を切断する速度を設定できる。速度は、毎分切断数として定義することができる。例えば、周波数を調節して、毎分7,000〜15,000切断の速度において切断するようにプローブを設定することができる。より具体的な実施例では、硝子体切除プローブ112は、毎分約9,000〜12,000切断の速度において切断するように設定できる。より具体的には、硝子体切除プローブ112は、毎分10,000切断において動作することができる。例えば、毎分10,000切断において動作させるために、信号の周波数は、おおよそ168ヘルツ(Hz)に設定される。
いくつかの実施例では、信号306、308は、保持信号(図示せず)を含むことができる。保持信号は、電機子アセンブリ205がその最終位置に到達した後に、電磁コイル210、212に印加される。保持信号は、電機子アセンブリ205を停止機構218、220のうちの一つに接触する位置に移動させる時まで、電機子アセンブリ205を停止機構218、220のうちのもう一方に接触する所定の位置に保持する。保持信号の強度は、電機子アセンブリ205を所定の位置に所望の期間保持するのに必須の力に応じて決めることができる。いくつかの場合では、保持信号の強度は、初期に電機子アセンブリ205を異なる位置に移動するパルスの強度未満であってもよい。
図4A及び図4Bは、サイクルの異なる段階における硝子体切除プローブ112を示す図である。本実施例によれば、図4Aは、第一の停止機構218に接触する第一の位置における電機子アセンブリ205を示す図である。図4Bは、停止機構220に接触する第二の位置における電機子アセンブリ205を示す図である。
電機子アセンブリ205を図4Aに図示するような第一の位置に移動させるために、第一の電磁コイル210が第一の磁性リング214に牽引力を与え、その一方で、第二の電磁コイル212が第二の磁性リング216に押込力を与える。次に、選択的な保持信号が電機子アセンブリ205を保持することによって、第一の磁性リング214を第一の停止機構218に押し付けることができる。この位置にある間、ポート208が開き、硝子体線維が中空スリーブピース204内に侵入できる位置に内部ピース206が位置付けられる。
電機子アセンブリ205を図4Bに図示するような第二の位置に移動させるために、第二の電磁コイル212が第二の磁性リング216に牽引力を与え、その一方で、第一の電磁コイル210が第一の磁性リング214に押込力を与える。次に、選択的な保持信号が電機子アセンブリ205を保持することによって、第二の磁性リング216を第二の停止機構218に押し付けることができる。この位置に移動している間、内部ピース206がポート208を閉じることによって、ポート208に侵入した任意の硝子体線維を切断する。次に、硝子体繊維を、内部ピース206を通じて、患者の眼球から外に吸引することができる。
手術中、電機子アセンブリ205は、迅速に前後に動いてポート208を開閉することによって、患者の眼球内部の硝子体線維を切断する。いくつかの例示の実施形態では、電機子アセンブリ205の両端の位置間の総距離は、0.03〜0.05インチの範囲であってもよい。より具体的な実施例では、両端の位置間の総距離は、おおよそ0.04インチである。他の距離、より長い距離及びより短い距離の両方も検討される。
図5は、患者508に関する硝子体切除手術システム500の実例となるコンポーネントを示す図である。本実施例によれば、システム500は、コンソール502及びハンドピース506を含む。コンソール502は、コントローラ504を含む。ハンドピース506は、前述と同じプローブ112であってもよいし、眼球の状態を治療する操作者または外科医によって使用される別のプローブであってもよい。この実施例では、遠位部が患者の眼球508内に挿入される。
コンソール502は、ハンドピース506を駆動して、それと連携するすべての必須のコンポーネントを含む。コンソールの追加のコンポーネント及び特徴が、当業者に明らかである。コンソール502内のコントローラ504は、所望の電気信号をハンドピース506に提供する。これらの信号は、手術パラメータ、外科医の嗜好、患者の状態、または患者508の眼球に関連する他のファクタに基づいて、操作者が調節することができる。
図6は、2つの部分からなるコイル硝子体切除プローブを用いて患者を治療するための実例となる方法600を示すフローチャートである。本実施例によれば、方法は、ステップ602において、患者の眼球に切開を作り出す。ステップ604において、方法600は、硝子体切除プローブを患者の眼球内に挿入することを含む。いくつかの態様では、プローブは、第一の磁性リング及び第二の磁性リングを有する前述の電機子アセンブリ、並びに本体から遠位に延伸する中空スリーブピース、及び電機子アセンブリに付着している、中空スリーブピース内部の内部ピースを有する切断要素を含む。
ステップ606において、方法600は、第一の信号を印加して、電機子アセンブリを第一の方向に移動させて切断要素のポートを開くまたは閉じることを含む。第一の信号は、コントローラにおいて生成し、本体内部に配置された第一の電磁コイル及び第二の電磁コイルに印加することができる。信号は、第一及び第二の電磁コイルのうちのいずれかに同時に印加してもよいし、第一の電磁コイルと第二の電磁コイルとに交互に印加してもよい。第一の信号は、第一の方向における第一の力を電機子アセンブリに加える電磁場を作り出す。電磁場は、電機子アセンブリの一部分を形成する第一及び第二の磁性リングのいずれかまたは両方に作用する。この力の故に、電機子アセンブリは、コイルと相対的に物理的に動き、本明細書に開示する実施形態では、電磁コイルと相対的に遠位または近位方向に移動する。切断要素の内部ピースは、電機子アセンブリに接続されており、電機子アセンブとともに、内部ピース内部において遠位または近位方向に移動する。この運動によって、中空スリーブピースの遠位部に形成されたポートが開くまたは閉じる。
ステップ608において、方法600は、第二の信号を印加して、電機子アセンブリを、第一の方向と反対の第二の方向に移動させて切断要素のポートを開くまたは閉じることを含む。第二の信号の印加は、信号を第一及び第二の電磁コイルに印加して、第一の方向と反対の第二の方向に電機子アセンブリを移動することを含むことができる。ステップ606における前述と同様に、この移動によって、電機子アセンブリの一部分を形成する第一及び第二の磁性リングのいずれかまたは両方に作用する電磁場を作り出す。しかしながら、第二の信号は、ステップ606において作り出された磁場の方向と反対の方向を有する磁場を作り出す。それ故に、この磁場は、磁性リングに作用して、電機子アセンブリを、ステップ606とは反対の方向に移動させる。すなわち、ステップ606においてポートが閉じられた場合にはポートを開き、またはステップ606においてポートが開かれた場合にはポートを閉じる。前述のように、切断速度、そして切断要素におけるポートの開閉もまた、第一及び第二の信号の周波数に応じて決まる。
当業者は、本開示に包含される実施形態が、前述の特定の例示の実施形態に限定されないことを認識する。それに関連して、実例となる実施形態を示し、記述したが、前の開示において、広範囲に及ぶ修正、変更及び代替物が検討される。本開示の範囲から逸脱することなく、前述にそのような変化を為せることが理解される。従って、添付の特許請求の範囲が、広範にかつ本開示と一致するように解釈されることが妥当である。

Claims (20)

  1. 患者の眼球を治療するための眼科手術システムであって、
    本体と、
    前記本体から遠位に延伸し、端部に位置するポートを備えたスリーブピース、及び前記スリーブピース内部に配置された内部ピースを含み、前記内部ピースが前記スリーブピースと相対的に軸方向に移動して前記ポートを開閉できる、切断要素と、
    前記本体内部に配置されており、第一の磁場を生成するように構成された第一の電磁コイルと、
    前記本体内部に配置されており、第二の磁場を生成するように構成された第二の電磁コイルと、
    前記第一の電磁コイルが前記第一の磁場を生成したときに前記第一の磁場によって移動可能な第一の磁性リングと、
    前記第二の電磁コイルが前記第二の磁場を生成したときに前記第二の磁場によって移動可能な第二の磁性リングと、を備えており、前記第一及び第二の磁性リングが、前記第一及び第二の磁性リングの運動によって前記内部ピースが移動して前記ポートを開閉するように、前記内部ピースにしっかりと固定される、前記システム。
  2. 前記第一及び第二の磁性リングが、前記第一及び第二の電磁コイルの内部に少なくとも部分的に配置された、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第一の電磁コイルが前記第一の磁性リングに押込力を加え、その一方で、前記第二の電磁コイルが前記第二の磁性リングに牽引力を加えるような電気信号を前記第一及び第二の電磁コイルに印加するように構成されたコントローラをさらに備えた、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記電気信号がパルス波形からなる、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記コントローラが、毎分7,000〜15,000切断の範囲内の速度において前記ポートを開閉するような周波数を有するパルス波形からなる電気信号を生成するように構成された、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記内部ピースに接続されたロッドピースを備えており、前記第一及び第二の磁性リングが前記ロッドピースにしっかりと固定された、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記コントローラが、さらに、保持信号を前記第一及び第二の電磁コイルに印加して、開放位置または閉鎖位置のいずれかに前記内部ピースを保持する電磁場を前記磁性リングに生成するように構成された、請求項3に記載のシステム。
  8. 第一の停止機構及び第二の停止機構をさらに備えており、前記第一及び第二の停止機構が、前記第一及び第二の磁性リングの両側に配置されており、前記第一及び第二の停止機構が、前記内部ピースの運動を、前記ポートを開閉するのに必要な運動に制限するように前記本体に固定された、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記第一及び第二の停止機構がノイズリダクション材料を含む、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記内部ピースが、第一の位置と第二の位置との間を移動可能であり、前記位置間の距離が、0.03〜0.05インチの範囲内である、請求項1に記載のシステム。
  11. 本体、
    前記本体から遠位に延伸するスリーブピース、
    前記本体に固定されており、第一の電磁コイル及び前記第一の電磁コイルと同軸上に配置された第二の電磁コイルを備えたアクチュエータアセンブリ、並びに
    前記スリーブピース内部に配置された針部であって、前記スリーブピースと相対的に軸方向に移動できる前記針部を有するロッドピース、
    前記ロッドピースに固定された第一の磁性リング、及び
    前記ロッドピースに固定された第二の磁性リングを備えた電機子アセンブリであって、前記第一及び第二の磁性リングが、前記第一の電磁コイルと前記第二の電磁コイルとの間に位置するように前記ロッドピースに沿って位置付けられた前記電機子アセンブリを備えたプローブと、
    電気信号を前記アクチュエータアセンブリに印加して、前記アクチュエータアセンブリと相対的に前記電機子アセンブリを移動するように設計されたコントローラと、を備えた、眼科手術システム。
  12. 前記スリーブピースが、患者の眼球から硝子体液を取り出すポートを備えた、請求項11に記載のプローブ。
  13. 前記ロッドピースが、前記スリーブピースと相対的に移動するように構成された、請求項12に記載のプローブ。
  14. 前記コントローラが、第一の電流を含む電気信号を前記第一の電磁コイルに印加して、第一の方向における第一の力を前記第一の磁性リングにもたらし、同時に、第二の電流を前記第二の電磁リングに印加して、前記第一の方向における力を前記第二の磁性リングにもたらすように設計された、請求項11に記載のプローブ。
  15. 前記コントローラが、第一の電流を含む電気信号を前記第一の電磁コイルに印加して、第一の方向における第一の力を前記第一の磁性リングにもたらし、交互に、第二の電流を前記第二の電磁リングに印加して、前記第一の方向とは反対の第二の方向における力を前記第二の磁性リングにもたらすように設計された、請求項11に記載のプローブ。
  16. 前記電気信号がパルス波形を有する、請求項11に記載のプローブ。
  17. 前記パルス波形が、毎分7,000〜15,000切断の範囲内の速度において前記ポートを開閉するように設定された周波数を有する、請求項16に記載のプローブ。
  18. 前記パルス波形の幅が、1.2〜2.0ミリ秒の範囲である、請求項16に記載のプローブ。
  19. 硝子体切除プローブの使用方法であって、
    手術プローブの本体内部に配置された第一の電磁コイル及び第二の電磁コイルに第一の信号を印加して、前記本体内部を移動可能な電機子アセンブリであって、第一の磁性リング及び第二の磁性リングを備える前記電機子アセンブリに第一の方向における第一の力を加える電磁場を作り出し、切断要素の外側スリーブと相対的に前記切断要素の内部ピースを動かして、前記外側スリーブにおけるポートを開くまたは閉じることと、及び
    第二の信号を前記第一及び第二の電磁コイルに印加して、前記第一の方向と反対の第二の方向に前記電機子アセンブリを移動させ、切断要素の前記外側スリーブと相対的に前記切断要素の前記内部ピースを動かして、前記外側スリーブにおけるポートを開くまたは閉じることと、を含む、前記方法。
  20. 前記第一及び第二の信号がパルス波形からなる、請求項19に記載の方法。
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