JP2016537522A - 人工睫毛を分配するための装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、人工睫毛を分配するための装置1に関し、装置1は、分配用開口11が備わったハウジング10と、複数の人工睫毛41が取り付けられた運搬用ストリップ30と、人工睫毛41を分配用開口11に向かって案内して、人工睫毛41が分配用開口11を介して出ることが可能になるように、ストリップ30を動かすために作動されることが可能な移動機構とを備える。

Description

本発明は、より一般的には「付け睫毛」と呼ばれる人工睫毛を自然の睫毛に加えることによって、特に目に化粧を施す分野に関する。
本発明は、より具体的には、人工睫毛を分配するための装置及びそのような装置を備えるモジュールに関する。
人工睫毛は、一般的には、自然の睫毛のボリューム、長さ、若しくは光沢を増やすため、又は例えば一片の宝石と同じように美的及び装飾的特徴を顔に与えるために使用される。
人工睫毛は、一般的にはユニットの形で販売され、各ユニットは、睫毛の縁取り部と、睫毛の基部で睫毛をまとめて保持する結合ストリップとを備え、睫毛の他方の端部は、固定されていない。これらのユニットは、最初に用いられて以来、ほんの僅かしか変化しておらず、したがって、化粧品の分野で起こった著しい革新において見過ごされてきた従来型の箱に入って、2つ一組で販売される場合がある。
これらの箱は、別の製品以上にある製品に消費者を引きつけることができる、消費者にとって特別な美的外観又は楽しい外観を何ら有するものではない。実際、これらの箱を販売している会社は、色に変化をつけてそれらの箱と他の製品とを区別できるだけであり、人工睫毛用の箱に、睫毛のブランドを正確に識別する、デザイン又は機能の観点で独創的な特徴を与えることはできない。
その上、これらの箱は、限定的な量の人工睫毛ユニット、典型的には一対の人工睫毛ユニットしか提供しないためあまり実用的でなく、これによって、このような箱が占める体積が増え、且つ、販売される一対の睫毛ユニットの価格が上昇する傾向がある。これらの2つの要因は、人工睫毛の大量の購入を控えさせる傾向がある。
更に、睫毛ユニットを目蓋に適用することは、細かい注意を要する作業である。まず、ユーザは、接着剤を結合ストリップに塗らなければならない。次いで、ユーザは、接着剤が塗られた結合ストリップを自然の睫毛の根元に目蓋の縁に沿って貼らなければならない。これらの段階では、睫毛を自由端でつかむことによって睫毛ユニットが取り除かれる必要があり、これは、睫毛を損傷の危険に曝す。
したがって、大量の人工睫毛を提供することを可能にし、好ましくは睫毛が分配されて単純な動作を用いて貼られるという革新的な解決策を提案することによって、人工睫毛を収納している箱に関して市販されているものを拡張する必要がある。
この問題は、人工睫毛を分配するための装置によって、本発明の文脈の中で解決され、この装置は、分配用開口を備えたハウジングと、複数の人工睫毛が固定される運搬用ストリップと、人工睫毛を分配用開口に向かって運んで、人工睫毛が分配用開口を通って出ることを可能にするために、ストリップの動きを引き起こすように作動されることが可能な移動機構とを備える。
好都合には、ただし、随意的に、本発明は、以下の特徴の全て又は一部により補完されることもできる。
− ハウジングは、周辺輪郭及び2つの側壁によって形成され、
− 運搬用ストリップを動かすための機構は、
・ハウジングに対して回転可能に取り付けられるスプールと、
・スプールを回転させ、運搬用ストリップがスプールに巻き付けられるようにし、スプールに運搬用ストリップを巻き付けて、睫毛を分配するために運搬用ストリップを動かす作動手段と
を備え、
− ハウジングは、開口を備え、作動手段は、開口を介して動かされることができるスクロール・ホイールを備え、
− 前記装置は、ハウジングの対向部分から分配用開口に向かう方向にスクロール・ホイールを手動で作動させることで、睫毛を分配するために運搬用ストリップを動かすように、設計される。このことは、ストリップを巻き戻すためにスクロール・ホイールを直観的に扱うことが可能になる解決策を提供し、
− 前記ハウジングは、細長い、湾曲した形状を有し、睫毛を分配するための前記開口は、前記ハウジングの端部の一方に配置され、前記装置は、前記運搬用ストリップが、ハウジングの凸面壁に対して接線の方向に睫毛を分配するように設計される。このことは、睫毛を貼っている間、鏡の中のユーザの視界を見えなくすることなく、手で保持することができるハウジングを提供し、
− 前記スクロール・ホイールは、ハウジングの対向する凹面壁の領域の中に配置され、
− 分配用開口の両側に位置する、ハウジングの壁は、1つ又は複数の前記睫毛を前記壁の間に保持するため、ピンセットの様式で相互に押圧するように設計される。このことは、睫毛を貼ることをより容易にし、
− 前記壁の一方は、固定され、ピンセットの可動アームと見なされる他方は、ハウジングの残りの部分に対して関節式に結合されており、
− 前記可動アームは、ハウジングの残りの部分に対して枢動可能に取り付けられ、
− 前記装置は、可動アームをピンセットの開位置に保持するために可動アーム上に力を及ぼす板ばねを備え、
− 前記可動アームは、前記ピンセットの閉位置にあるハウジング上にラッチ様式で保持されるように設計される。このことは、ユーザの片手がピンセットを閉状態に保持する必要がないことに因って、ユーザの片手が解放されていることにより、接着剤を睫毛に塗ることをより容易にし、
− 前記可動アームは、開位置にあるハウジング上にラッチ様式で保持されるように設計され、
− 前記ハウジングは、ピンセットが前記閉位置及び/又は開位置に保持されることが可能になるように、可動アームに合う形で係合することを目的とした枠を備え、
− 前記可動アームは、開位置から閉位置まで動かすための取扱い突起を備え、
− 前記突起は、前記スクロール・ホイールと前記分配用開口との間に配置され、
− 前記装置は、ハウジングから着脱可能であるプレートを備え、
− 前記プレートは、睫毛が出ることを可能にするストリップの動きの方向とは逆の方向にストリップが動くのを防止するように設計され、
− 前記装置は、具体的には前記プレートによって支持されるストリップを案内するための回転可能なベアリング106を更に備え、
− 前記ハウジングは、分配用開口の近くでストリップを見るための窓を備え、前記窓は、前記睫毛の1つ又は複数を位置決めするためのマーカを有する。このことは、接着剤を睫毛の適切な部分に塗ること、且つ後半の段階で睫毛を正確に配置することをより容易にし、
− 移動機構は、ハウジングに対して回転可能に取り付けられるリールを備え、ストリップが動くことで、ストリップはリールから巻き戻され、
− 運搬用ストリップの部分は、複数の人工睫毛を保管するためにリールに巻き付けられ、
− 人工睫毛は、ストリップ上の接着剤被膜によって運搬用ストリップに固定され、
− 移動機構は、分配用開口の近くに配置される偏向要素を更に備えており、動かされる時、運搬用ストリップは、偏向要素の周囲を通り、一方で、方向を変更して、睫毛を運搬用ストリップから分離させ、分離した睫毛を、開口を通して出し、
− 偏向要素は、睫毛の長さより短い距離だけ分配用開口から離れて配置され、
− 人工睫毛は、睫毛ユニットに組み立てられ、ユニットは、2つの連続するユニットの間に一定の間隔だけ離れるように運搬用ストリップに固定され、
− 各ユニットは、睫毛の縁取り部と、縁取り部で睫毛を結合する結合ストリップとを備えており、各睫毛は、一方の端部で結合ストリップに結合され、睫毛の他方の端部は固定されてなく、
− 睫毛の方向は、運搬用ストリップの長手方向と平行であり、
− ユニットは、睫毛が分配用開口に向かって運ばれる時、結合ストリップが、最初に分配用開口に向かって運ばれるように、運搬用ストリップ上に配置され、
− 睫毛の方向は、運搬用ストリップの長手方向に直角であり、
− 可動アームは、閉位置において、ユーザがスクロール・ホイールを操作することを防止するように設計される。
本発明は、人工睫毛を適用するための組立体を更に提案する。組立体は、
− 上記のような少なくとも1つの装置と、
− 接着剤を睫毛ユニットに塗ることができる接着剤の瓶と、
− 前記接着剤を溶かすことができる製品の瓶と
を備える。
本発明の他の特徴、目的、及び利点は、純粋に例証的及び非限定的な実例として与えられ、以下の添付図面を参照しながら読むべきである以下の説明からより明瞭になろう。
本発明の1つの実施例による人工睫毛を分配するための装置の正面図である。 図1の装置の縦断面図である。 図1の装置の斜視図である。 図1の装置の分解斜視図である。 本発明の別の実施例による人工睫毛を分配するための装置の内部の正面図であり、ハウジングの一方の部分だけを示す。 図5の装置の内部の正面図であり、可動アーム無しの状態を示す。 本発明の別の実施例による人工睫毛を分配するための装置の正面図であり、ピンセットが閉位置にある状態を示す。 図6aの装置の正面図であり、ピンセットが開位置にある状態を示す。
図1に示すように、本発明は、人工睫毛を分配するための装置に関する。
この装置1はハウジング10を備え、ハウジング10は、好ましくはポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、スチレン・アクリロニトリル(SAN)又はポリエチレン・テレフタレート(PET)、ポリエチレン・テレフタレート共重合体(PETG)、Surlyn(登録商標)樹脂又はポリオキシメチレン(POM)などのプラスチック材料製である。ハウジングは、アルミニウム、Zamak等などの金属製であってもよい。
ハウジング10は、不透明であってもよく、又はそれとは対照的に透明であってもよく、具体的には、以下に詳述される1つの実施例によれば、ハウジング10が収納する要素が見えるように少なくとも部分的に透明であってもよい。
1つの実施例によれば、ハウジング10は、ハウジング10の内部を画定する周辺輪郭350及び2つの側壁310、320によって形成される。前記周辺輪郭350は2つの側壁310、320を結合しており、2つの側壁310、320は、実質的に平面で、同じ形状をしており、互いに平行である。基部310と呼ばれる側壁の一方と周辺輪郭350とは、一体に形成されていれば好都合であり、前記周辺輪郭350が、前記基部310の辺縁にわたって配置される。カバー320と呼ばれる側壁の他方は、ハウジング10の残りの部分のためのカバーとしての機能を果たすことができる。
図2に示すように、ハウジング10は、個人によって使用されるために睫毛41が通って出る分配用開口11を備える。前記装置は、ハウジング10の内側に、睫毛41が固定される、破線で示される運搬用ストリップ30と、睫毛41を分配用開口11に向かって運ぶためにストリップ30を動かすように作動されることが可能な移動機構も備える。したがって、前記装置は、ストリップ30が動いた結果、人工睫毛41が分配用開口11を通って出ることを可能にするように構成される。
ストリップ30の上で、睫毛は、図3に示すように、睫毛ユニット40の形で一緒にグループ化されれば好ましい。
ユニットをストリップ30に固定することが、ストリップ上の接着剤被膜によって確実にされれば好ましく、被膜は、睫毛41を損傷することなく、分配されるべきユニット40を取り除くことを可能にするのに適切な特性を有している。
各睫毛ユニット40は、睫毛41の縁取り部及び結合ストリップ42を備えることができる。睫毛は、一方の端部、好ましくはその基部において結合ストリップ42によって相互接続され、他方の端部は固定されていない。
人工睫毛41及び結合ストリップ42は、合成繊維、典型的にはポリブチレン・テレフタレート(PBT)でできており、何らかの既知の方法によって結合ストリップ42にしっかりと結合される。人工睫毛41は、例えば結合ストリップ42に接着されてもよく、又は結合ストリップと一体化して形成されてもよい。また、人工睫毛41は、結合ストリップに縫い付けられてもよく、又はそれに溶着されてもよい。
ストリップ30は、複数の別個の接着剤領域を有していれば好都合であり、前記領域は、例えば接着剤皮膜によって被覆され、ストリップの残りの部分は、接着性を有していない。
分配用ユニット40は、睫毛の端部と結合ストリップのどちらも接着しないように、その長手方向における睫毛の中間部辺りで、前記領域に接着されれば好都合であり、この場合の人工睫毛は、自然の睫毛のように、固有の曲率を有している。例えば、睫毛が長さ10mmである場合、睫毛ユニットは、5mmのストリップを越えて、即ち睫毛の半分の長さを越えて中心に塗られた接着剤を有していてもよい。
このことは、いくつかの利点を有しており、睫毛の端部は、睫毛が、ユーザの目の上で適所に置かれた際に睫毛の端部によって睫毛の外観が変わらないように、互いに離れた状態に保たれる。実際に、睫毛ユニット上の接着剤の残留物は、睫毛を完全に接着することと比べて、低減され、具体的には、睫毛の各自由端は、隣接する睫毛に張り付かない。したがって、睫毛ユニットの審美性は、維持される。
最後に、睫毛が、睫毛の長さの中間部でストリップ上に保持されるので、睫毛の端部は、睫毛が他方端部でストリップに固定される場合よりも少ない量しか突出しない。
換言すれば、ユニットの睫毛の端部とストリップ30との間には、高さHが存在しており、これは、睫毛ユニットが結合ストリップの領域でストリップ30に接着された場合のその高さH’と比べて、低下される。
結果的に、睫毛がディスペンサの中で動かされる時、睫毛の端部は、ハウジング10の壁と接触せず、したがって、ディスペンサの中で自由に動かすことができる。
睫毛ユニット40は、睫毛が運搬用ストリップ30の長手方向と平行に方向付けられるように、運搬用ストリップ30に固定されれば好ましく、したがって、結合ストリップ42は、この方向を横断している。変形例では、睫毛は、横断方向に、具体的には直交するように方向付けられてもよい。
その上、睫毛ユニット40は、それらが2つの連続するユニットの間の一定の間隔だけ離れるように、運搬用ストリップ30の上に規則正しく分配されれば好ましい。典型的には、この間隔は、5mmから20mmの間であり得る。
典型的には、睫毛41は、8mmから15mmの長さLを有し、10mmと同等であれば好ましい。
睫毛ユニット40自体は、4mmから8mmの幅lを有し、4mmから5mmであれば好ましい。この幅は、従来から市販される睫毛ユニットより小さい。したがって、ユーザの目蓋の全幅を被覆するためには、複数の睫毛ユニット40を目蓋に貼る必要がある。
ストリップ30と平行に方向付けられる睫毛の場合、睫毛ユニット40の幅lが減るので、睫毛ユニットが固定される運搬用ストリップ30の幅を減らし、そしてその結果、分配装置1が占める体積を減らすことが可能になる。
図2に示すように、移動機構は、ハウジング10に対して回転可能に取り付けられるリール20を備える。運搬用ストリップ30の第1の長手方向端部は、リールに固定され、分配される人工睫毛ユニットが固定されるストリップの部分31は、リール20に巻き付けられる。したがって、リール20は、分配用開口11の上流に配置され、更に、ストリップの経路の出発点を形成することができる。
リールに巻き付けられるストリップの部分31は、睫毛ユニット40の蓄え部を形成する。より具体的には、装置1の寸法では、数メートルの運搬用ストリップ30、例えば0.5メートルから2メートルの間のストリップを巻き付けることが可能になり得、このことにより、60ユニットから180ユニットの人工睫毛を保管することが可能になる。これによって、ユーザが約10日から30日分相当の人工睫毛を有することが可能になる。
リールに巻き付けられるストリップの長さ、及びその円形断面の直径は、リールにストリップを巻き付けることで、分配された時に睫毛の曲率半径をあまりに著しく変えないように構成されなければならない。
例えば、リールの円形断面の直径が小さすぎる場合には、リールの外側面に最も近いストリップの部分の上の睫毛は、大きすぎる曲率半径を有する。
したがって、リールの円形断面の直径は、5mmから12mmの間である。
更に、ストリップを巻き付けることで、リールの周囲に円柱が形成され、この円柱の直径は、巻き付けられたストリップの長さとともに漸次大きくなる。巻き付けられたストリップの長さがあまりに長い場合、このように形成された円柱の直径は、大きくなりすぎ、巻きの外周縁でストリップに固定される睫毛の曲率半径は、小さくなりすぎる。
上で示したストリップの巻き付け長さは、この影響を考慮するものである。リールに巻き付けられるストリップによって形成される円柱の断面の直径は、最大でも30mmの直径を有する。したがって、分配装置1は、リールに巻き付けられるストリップのおかげで、従来型の箱と異なり、実際に非常にコンパクトな様式で、かなりの数の人工睫毛ユニットを保管することが可能になる。
リール20は、円形断面を有する円柱の形になっており、この円柱は、その回転軸を中心とする回転動作が可能であり、運搬用ストリップ30の幅以上の長さを有する。これによって、運搬用ストリップ30が円柱20の外側面上に十分に載っていることが可能になる。
リールがハウジング10と同じ材料でできていてもよい。
運搬用ストリップ30を動かすためのシステムは、ハウジング10に対して回転可能に取り付けられるスプール21を更に備える。スプール21は、ストリップの経路上で分配用開口11の下流にある。
リールに固定されない運搬用ストリップ30の第2の長手方向端部は、スプール21に固定され、睫毛ユニットが取り除かれたストリップの部分33が、スプールに巻き付けられる。
リール20と類似の様式で、スプール21は、円形断面を有する円柱の形状になっており、この円柱は、その回転軸を中心とした回転動作が可能であり、運搬用ストリップ30の幅以上の長さを有する。これによって、運搬用ストリップ30が、スプール21の外側面上に十分に載っていることが可能になる。
スプール21は、ハウジング10と同じ材料でできていてもよい。
リール20及び/又はスプール21は、前記ストリップ30を案内することが可能になる横方向フランジを備えることができる。
リール20及びスプール21の関節接合シャフト360、361は、それぞれ基部310と一体化される。具体的には、リール20及びスプール21は、ハウジング10の内部でそれらのそれぞれの関節接合シャフト上に回転可能に取り付けられる。
リール20に巻き付けられる部分31とスプール21に巻き付けられる部分33との間に位置する運搬用ストリップ30の中間部分32は、分配用開口11の近くまで通っている。
この部分32は、この場合、前記ストリップ30を案内するためのつば25の端部の形になっている偏向要素24上で支持される。この偏向要素24は、分配用開口11の近くに、即ち、睫毛の長さより短い距離だけ分配用開口から離れて配置される。図2では、分りやすくするために、単一の睫毛ユニットが示してある。
運搬用ストリップ30は、偏向要素によって張力がかけられており、リール20とスプール21の間のその径路において、方向を変更しながら、偏向要素24の周囲を通っている。
偏向要素24の位置及びその直径は、運搬用ストリップ30が要素24の周囲を通過する時、睫毛ユニット40が、部分的に運搬用ストリップ30から取り除かれ、分配用開口を通って装置1を出るように構成される。
例えば、偏向要素の上流での運搬用ストリップの方向及び偏向要素の下流での運搬用ストリップの方向は、この取り除きを促進するように選択される。
偏向要素24の半径は、その外側面が0.5mmから40mmの曲率半径を有するように選択され、その結果、ストリップが、この外側面上に載っていながら偏向要素の周囲を通過する時、ストリップが、同じ曲率半径を採用する。
その上、睫毛ユニット40は、運搬用ストリップ30が偏向要素24の周囲を通過する時、睫毛の自然の曲率が、運搬用ストリップ30によって採用される曲率と正反対になるようにストリップ上に配置される。
したがって、ストリップが偏向要素に達して、前記要素を中心に枢動することで方向を変更する時、下流に位置する睫毛ユニット40の端部は、ストリップ30から取り除かれ、分配用開口11を通って出る。
分配される睫毛ユニット40は、運搬用ストリップが分配用開口に向かって動かされる時、睫毛41の結合ストリップ42が、分配用開口に向かって最初に運ばれるように、運搬用ストリップ上に配置されれば好ましい。
このようにして、運搬用ストリップ30から取り除かれて、分配用開口11を通って装置を出るのは、結合ストリップ42である。しかしながら、睫毛の自由端は、ストリップに接着されたままである。
ストリップがこの位置にある時、ユーザは、装置1から睫毛ユニットを手動で取り除く前に、結合ストリップ42を取り除くことができる。この取り除く間、したがって、睫毛ユニット40は、睫毛の自由端によって運搬用ストリップ30上に保持され、ユーザは、自身の手で睫毛を保持する必要がない。このことにより、取り除く間、人工睫毛を損傷させる危険性がより低くなる。
その上、睫毛ユニット40に接着剤を塗って、睫毛ユニット40を適用する目的で睫毛ユニット40を扱うことをより容易にするために、ハウジング10の中に作られる分配用開口11の縁は、以下に詳述されるように、ピンセットの形になっていれば好ましい。
その上、分配用開口11に対するリール20の位置は、片眼又は両眼に適用される睫毛ユニット40が、同一の曲率を有しているように、リール20と分配用開口11との間の運搬用ストリップ30の長さは、片眼又は両眼を覆うのに充分な量の睫毛ユニット40を有しているように、非限定的様式で画定され得る。
非限定的実例として、以下のパラメータが考慮される。
− 運搬用ストリップ30上の、2つの連続する睫毛ユニット40の間には5mmの間隔があり、
− 片目蓋に覆うために、人工睫毛の3つのユニットが、必要であるように、睫毛ユニット40は、5mmの幅lを有し、
− 睫毛は、10mmと等しい長さLを有する。
この場合、リールと分配用開口11との間に張力がかけられている運搬用ストリップ30の部分が、両眼に十分な睫毛ユニット40、即ち睫毛の6つのユニットを備えるように、リールと偏向要素との間の距離は、90mm以上でなければならない。運搬用ストリップ30のこの部分が、単眼用に十分な睫毛ユニットを備えるように、この距離は、45mmまで減らされる。
作動中、偏向要素24の下流に位置する運搬用ストリップ30の部分は、睫毛ユニットが分配用開口を通って取り除かれているので、もはや睫毛ユニットを何も保持していない。運搬用ストリップのこの部分は、スプール21まで運ばれる。
この場合、運搬用ストリップ30を動かすための機構が、すでに述べたように、スプール21を回転させ、運搬用ストリップ30がスプール21に巻き付けられるようにし、スプール21に運搬用ストリップ30を巻き付けて、睫毛41を分配するために運搬用ストリップ30を動かす作動手段23を更に備える。
ハウジング10が、開口12を備え、作動手段23が、前記開口12を介して動作させられることができるスクロール・ホイールを備えていれば好都合である。
本発明の態様によれば、前記装置は、ハウジング10の対向部分100から分配用開口11に向かう方向にスクロール・ホイール23を手動で作動させることで、睫毛41を分配するため運搬用ストリップ30を動かすように設計される。換言すれば、分配用開口11が左側に位置付けられている図2では、スクロール・ホイール23は、運搬用ストリップ30を巻き戻すことを可能にするためには、時計回りの方向に作動されなければならない。運搬用ストリップは、ユーザには直観的に認識され、睫毛を押す動きに対応した動きによって巻き戻される。
スクロール・ホイール23は、開口12を通ってハウジング10の外側に突出する刻み付きホイールを備えることができる。スプール21は、例えば前記スクロール・ホイール23と同軸であり、それにしっかりと結合されている。このようにして、ストリップ30は、スクロール・ホイールを回転させることで、前方へ動かすことができる。
スクロール・ホイール23の刻み付きホイールは、隆起が設けられた外周面を有すれば好都合である。前記周面は、スクロール・ホイール23を作動させるためにユーザによって操作されることが意図されたものである。上記のように、刻み付きホイールは、特にピンセットが開いている時、開口12を通ってハウジング10の外側に突出するように配置される。このようにして、ユーザは、スクロール・ホイール23を操作することによって、睫毛41を分配用開口11に向かって前進させることができる。
より具体的には、スクロール・ホイール23を回転させることで、スプール21が回転し、運搬用ストリップ30がスプールに巻き付けられる。このように巻き付けられることで、リール20とスプール21の間に延びる運搬用ストリップ30の部分は動かされ、したがって、睫毛ユニット40を分配用開口に向かって運び、これに伴って、上記の分配用開口の領域で、睫毛が取り除かれる。この動きによって、運搬用ストリップは、リール20から巻き戻される。
ユーザが、スクロール・ホイール23をスプール21が巻き戻る方向に回転させることができないように、前記ホイールが一方の向きに回転するのを阻止する機構を、更に備えることができる。
この点に関して、ストリップ30が示されていない図4に示すように、本発明による装置は、ハウジング10から取り除くことができるプレート102を備えることができ、前記プレート102は、ストリップ30が、睫毛が出ることを可能にするストリップの動きの方向とは逆の方向に動くことを防止するように設計される。
前記プレート102は、ハウジングの内部に配置される。前記プレートは、例えば一体化するなどしてハウジング10にしっかりと結合され、前記プレート102の開口107及び/又は受け入れ部分109と協働する、1つ又は複数のピン104を用いるなどして、前記ハウジングに対して配置される。
前記装置は、ストリップを案内するための回転可能なベアリング106を更に備えることができる。前記ベアリング106は、例えば、前記プレート102上に、例えば成形される一体化された指状部を中心に、自由に回転することができる。プレート102上の前記指状部自体は、位置決めピン104の1つと協働する受け入れ部分109の1つを画定するため中空でもよい。
この場合、前記プレートは、前記位置決め開口107を備えた中央領域110を有している。この中央領域110から、可撓アーム112は、横方向に突出していて、スプール21と同軸で、スプール21にしっかりと結合されている歯車114と協働することによって逆転止めレバーとして働いており、このことにより、プレートが、望ましくない方向にストリップ30が動くのを阻止する前述の機能を全うすることが可能になる。
すでに述べたように、分配用開口11の両側に位置するハウジングの壁120、122は、1つ又は複数の前記睫毛41を前記壁120、122の間に保持するために、ピンセットの様式で相互に押圧するように設計することができる。
本発明の態様によれば、前記壁の一方の120は固定されており、ピンセットの可動アームと見なされる他方の122は、具体的には、ハウジング10の残りの部分に対してシャフト125を中心に枢動することによって関節式に結合されている。
ここでは、固定壁120は、周辺輪郭350の部分によって形成され、可動アーム122は、固定壁120と対向する周辺輪郭350の部分に位置するハウジング10の開口の中に位置付けられる。換言すれば、固定壁120及び可動アーム122は、実質的に互いに対向している。
換言すれば、睫毛41を遮断するため、ユーザは、可動アーム122を作動させて、睫毛を固定壁120に当てて捕らえる。前記可動アーム122は、睫毛41の取扱いを改善するように、固定壁120との平面接触を可能にするリップ部123をその遠位端部に備えることができる。
図6aに示すように、可動アーム122は、ピンセットが閉じている時、睫毛41が分配用開口11に向かって運ばれるのを防止するように設計されれば好都合である。この目的で、可動アーム122が閉位置にある時、シャフト125とタブ130との間に位置する可動アーム122の部分が、刻み付きホイールの一方の側を隠すように設計することができる。したがって、刻み付きホイールの前記側及び可動アーム122の部分は、互いに対向している。この構成では、このホイールを操作するのに使用される刻み付きホイール上の隆起は、移動するのが更に困難であるので、したがって、スクロール・ホイール23は、操作するのが困難である。
換言すれば、閉位置では、可動アーム122は、刻み付きホイールが、ハウジング10の外側にもはや突出しないように、スクロール・ホイール23の一方の側を横方向に被覆している。したがって、ユーザが、スクロール・ホイール23を操作することは困難になっている。具体的には、刻み付きホイールの隆起が位置する領域での外周面の操作は、近傍の可動アーム122の部分の存在によって妨害される。
反対に、図6bに示すように、開位置では、可動アーム122の同じ部分は、ハウジング10に引き込まれている。
このようにして、可動アーム122は、閉位置では、スクロール・ホイール23を操作することによって、睫毛41が分配用開口11に向かって運ばれるのを防止するように設計される。
可動アーム122が関節式に結合されることを可能にするため、装置は、例えば、ハウジングにしっかりと結合される関節接合シャフトを備える。この場合、前記関節接合シャフトは、前記プレート102を配置するのにも用いられるピン104の1つを備える。その部分に関して、前記可動アーム122は、前記関節接合シャフト104と協働するように意図されるベアリング124を備える。
前記装置は、可動アーム122をピンセットの開位置に保持するために可動アーム122上に力を及ぼす板ばね126を更に備えることができる。前記板ばね126は、例えば、その回転シャフト125とその遠位端部123の間にある可動アーム122の部分上にその作用を及ぼす。
この場合、前記板ばねは、前記プレート102上に位置付けられる。前記板ばねは、具体的には、ハウジング10の位置決め指状部104の1つと協働する、前記プレート102の受け入れ部分109の1つから出ている。
前記可動アーム122は、前記ピンセットが閉位置にあるハウジング10上にラッチ様式で保持されるように更に設計することができる。この場合、前記可動アーム122は、この目的ために、ハウジング10にしっかりと結合される補完的形状132と協働することが意図される1つ又は複数の可撓タブ130を備える。前記可撓タブは、前記板ばねが作用する端部と対向する可動アーム122の一方の端部に位置付けられる。ピンセットを解放して、それらが開位置に戻ることを可能にするために、ユーザは、可動アーム122を、前記関節接合シャフト125と前記可撓タブ130の間に位置するその部分の上で押圧する。
可動アーム122は、補完的形状132の領域において、ハウジング10の基部と平行な方向に可撓タブ130が弾性変形することによって、閉位置に保たれる。
前記ハウジング10は、前記可撓タブ130をピンセットの開位置に位置決めするための止め部170を備えることができる。前記位置決め止め部は、部分、具体的には分配用開口11に隣接して位置する端部と対向する案内つば25の端部を備えることができる。
前記スプール21は、ハウジング10の中で、回転シャフト125と遠位端部123の反対側の端部との間にある前記可動アーム122の部分の端部、即ち、この場合、可撓ラッチ・タブ130を含む端部に位置付けることができる。
前記可動アーム122は、開位置から閉位置まで動かすための取扱い突起134を更に備えることができる。この場合、突起は、前記可動アームの回転シャフト125とその遠位端部123の間に、具体的には前記可動アームの前記回転シャフト125と前記板ばね126の作動領域との間に位置付けられる。
図5及び図5aに示す、本発明の別の態様では、ハウジング10は、ハウジング10の残りの部分にしっかりと結合されている枠を備えることができる。前記枠は、ピンセットを使用することで発生する雑音を減らす一方で、可動アーム122が、この場合両方の位置において、閉位置又は開位置の一方及び/又は他方に保持されることを可能にすることを目的とするものである。前記枠は、ハウジングの基部310と一体化して形成されれば好都合であり、前記基部310及び前記枠は、好都合にも一体化して形成される。
この目的で、前記枠は、好都合にも2つの受け入れキャビティ301、301’で構成され、それぞれが環又は半分の環の形状をしており、前記キャビティ301、301’はそれぞれ同一の内径を有する。
アーム122の可撓ラッチ・タブ130の1つには、自由端の領域に、球状又は半球状の突出部131が設けられていてもよい。前記突出部131は、例えば、少量の遊隙を備え、受け入れキャビティ301、301’の内径と等しい直径を有する。前記突出部131は、可撓タブ130と一体化して形成されており、回転シャフト125と平行な方向に延びている。前記自由端は、2つの受け入れキャビティ301、301’のそれぞれに合う形で係合し、選択的に2つの受け入れキャビティ301、301’のそれぞれに嵌まるように設計される。
ユーザが、可動アーム122を閉位置から開位置へと動かす時、一方の方向に、又は他方の方向に、突出部131は、回転シャフト125を中心とした実質的な円形経路を辿ることを留意されたい。前記受け入れキャビティ301、301’は、ハウジング10内部で、前記経路に沿って配置される。
具体的には、可動アーム122が開位置にある時、突出部131が受け入れキャビティ301、301’の一方の内部に嵌め込まれるべく、突出部131が、適位置に保持されるように、受け入れキャビティ301は、ハウジング10の中に配置される。同様に、可動アーム122が閉位置にある時、突出部131は、したがって、受け入れキャビティ301’の適位置に保持される。
より具体的には、2つのキャビティ301、301’は、実質的に互いと隣接するように配置され、可撓タブ130が、前記タブ130の弾性変形によって、キャビティ301、301’の一方から他方までしか動くことができないように設計される。ピンセットを適位置に保持する前記効果は、可撓タブ130の弾性変形、及びその結果、可動アーム122の、開位置又は閉位置の一方から他方までの移動を引き起こすのに必要である、可動アーム122上に及ぼされるユーザ動作によって得られる。このユーザ動作がない場合、ピンセットは、適位置に保持される。したがって、2つの受け入れキャビティ301、301’のそれぞれは、可動アーム122の回転に対する抵抗を相殺するように設計される。
アーム122の回転の間、可撓タブ130の自由端は、受け入れキャビティ301、301’の一方から離脱し、次いで、受け入れキャビティ301、301’の他方に嵌まるように、可動アーム122の回転シャフト125と平行な方向に変形することに留意されたい。
より具体的には、ピンセットが開いている時に突出部131が嵌まっている受け入れキャビティ301は、開位置から閉位置に向かう回転の方向に可動アーム122が回転することを相殺するように設計される。回転の前記方向は、図5の回転の反時計回り方向と一致する。
同様に、ピンセットが閉じている時に突出部131が嵌まっている受け入れキャビティ301’は、閉位置から開位置に向かう回転の方向に可動アーム122が回転することを相殺するように設計される。回転のこの方向は、図5の回転の時計回り方向と一致する。
上記のように、ピンセットが閉位置から開位置へ動くのは、ユーザが、シャフト125と可撓タブ130の間に位置する可動アーム122の部分に作用を及ぼすことで引き起こされることに留意されたい。可動アーム122が開位置から閉位置まで逆方向に回転するのは、ユーザが、シャフト125とリップ部123の間に位置する可動アーム122の部分に作用を及ぼすことで引き起こされる。
図1で見れば分りやすい、本発明の別の態様によれば、前記ハウジング10は、好都合にも細長い、湾曲した形状を有し、睫毛41を分配するための前記開口は、前記ハウジング10の端部の一方に配置される。前記装置は、更に、前記運搬用ストリップ30が、ハウジングの凸面壁150に対して接線の方向に睫毛41を分配するように設計される。前記スクロール・ホイール23自体は、前記ハウジング10に対向する凹面壁152の領域に配置される。
本発明のこの態様によれば、ユーザが、ハウジング10を、睫毛を適用する位置に、即ち分配用開口11の領域の中のハウジングの凸面壁150に対して接線の実質的に水平な方向に保持する時、指状部は、この接線より下に配置され、ユーザが鏡を使用しながら有し得る視界を見えなくすることはない。
図3に示す本発明の別の態様によれば、前記ハウジングは、上記のように、具体的にはハウジング10の透明な部分を用いて作り出される、分配用開口11の近くでストリップ30を見るための窓160を備えることができる。前記窓160が、前記睫毛41の1つ又は複数を位置決めするためのマーカ162を有すれば好都合である。前記マーカの位置決めは、例えば前述のピンセットによる睫毛の好ましい固定化位置を定めるために選択される。
図面に示していない別の実施例によれば、ハウジング10は、可動アーム122の閉じ動程を制限することを目的とするロッドを備えていてもよい。前記ロッドは、リップ部123と一体に形成されるように、例えば可動アーム122上に配置され得る。或いは、非限定的様式で、前記ロッドは、固定壁120上に、分配用開口11の領域の中に配置されてもよい。ロッドは、固定壁120と一体に形成されてもよく、閉位置において、リップ部123が、前記ロッドと当接するように、リップ部123と対向していてもよい。
更に、再び図2を参照すると、結合ストリップ42が運搬用ストリップ30から分離され、睫毛41の自由端が運搬用ストリップ30に付着したままである運搬用ストリップ30の位置では、結合ストリップ42に隣接する睫毛の端部が、この場合リップ部123上で、可動アーム122と接触していれば又はその上に載っていれば好都合であることに留意されたい。このようにして、睫毛41がこの位置にある時、ピンセットが閉じ、したがって、リップ部123が、固定壁120に近づき、次いで接触することは、睫毛41の取り除きを助ける、又はそれを完了させる。具体的には、可動アーム122と固定壁120が、その間に睫毛41を保持しながら接触していることで、当初全長にわたって湾曲していた睫毛41を平らにすることによって、局所的な変形を引き起こすことができる。この変形は、睫毛41の運搬用ストリップ30からの前記取り除きに寄与することができる。睫毛41と可動アーム122との最初の接触は、ピンセットが開位置にある間、又は後半の閉じる動きの時に起きてもよい。
1つ又は複数の装置1は、人工睫毛を適用するための完全なキットの一部として更に販売することができ、キットは、睫毛ユニットの結合ストリップに接着剤を付けるための接着剤の瓶及び前記接着剤を溶かすための溶解液の瓶を更に備える。
本発明の別の態様によれば、運搬用ストリップ30は、代替的に糸でもよい。

Claims (15)

  1. 人工睫毛を分配するための装置(1)であって、
    分配用開口(11)を備えたハウジング(10)と、
    複数の人工睫毛(41)が固定された運搬用ストリップ(30)と、
    前記人工睫毛(41)を前記分配用開口(11)に向かって運んで、前記人工睫毛(41)が前記分配用開口(11)を通って出ることを可能にするために、前記ストリップ(30)の動きを引き起こすように作動されることが可能な移動機構と
    を備える装置(1)。
  2. 前記運搬用ストリップ(30)を動かすための前記機構が、
    前記ハウジング(10)に対して回転可能に取り付けられたスプール(21)と、
    前記スプール(21)を回転させ、前記運搬用ストリップ(30)が前記スプール(21)に巻き付けられるようにし、前記スプール(21)に前記運搬用ストリップ(30)を巻き付けて、前記睫毛(41)を分配するために前記運搬用ストリップ(30)を動かす作動手段(23)と
    を備える、請求項1に記載の人工睫毛を分配するため装置(1)。
  3. 前記ハウジング(10)が、開口(12)を備え、前記作動手段(23)が、前記開口(12)を介して動かされることができるスクロール・ホイールを備える、請求項2に記載の分配装置(1)。
  4. 前記装置が、前記ハウジング(10)の対向部分から前記分配用開口(11)に向かう方向に前記スクロール・ホイールを手動で作動させることで、前記睫毛(41)を分配するために前記運搬用ストリップ(30)を動かすように設計されている、請求項3に記載の装置。
  5. 前記ハウジング(10)が、細長い、湾曲した形状を有し、前記睫毛(41)を分配するための前記開口(11)が、前記ハウジング(11)の端部の一方に配置され、前記運搬用ストリップ(30)が前記ハウジングの凸面壁に対して接線の方向に前記睫毛(41)を分配するように設計されている、請求項3又は4に記載の分配装置。
  6. 前記分配用開口(11)の両側に位置する、前記ハウジングの壁(120、122)が、1つ又は複数の前記睫毛(41)を前記壁の間に保持するために、ピンセットの様式で相互に押圧するように設計されている、請求項1から5までのいずれか一項に記載の装置(1)。
  7. 前記壁の一方(120)が、固定され、前記ピンセットの前記可動アームと見なされる他方(122)が、前記ハウジング(10)の残りの部分に対して関節式に結合されている、請求項6に記載の装置。
  8. 前記可動アーム(122)が、前記ハウジング(10)の前記残りの部分に対して枢動可能に取り付けられている、請求項7に記載の装置。
  9. 前記可動アーム(122)を前記ピンセットの開位置に保持するために前記可動アーム(122)上に力を及ぼす板ばね(126)を備える、請求項7又は8に記載の装置。
  10. 前記可動アーム(122)が、前記ピンセットの閉位置及び/又は開位置において前記ハウジング(10)にラッチ様式で保持されるように設計されている、請求項7から9までのいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記可動アーム(122)が、前記開位置から前記閉位置まで動くための取扱い突起(134)を備える、請求項7から10までのいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記ハウジングから着脱可能であるプレート(102)を備え、前記プレート(102)が、前記睫毛(41)が出ることを可能にする前記ストリップ(30)の前記動きの方向とは逆の方向に前記ストリップ(30)が動くことを防止するように設計されている、請求項1から11までのいずれか一項に記載の装置。
  13. 前記ストリップ(30)を案内するための回転可能なベアリング(106)を更に備える、請求項12に記載の装置。
  14. 前記ハウジングが、前記分配用開口(11)の近くで前記ストリップを見るための窓(160)を備え、前記窓(160)が、前記睫毛(41)の1つ又は複数を位置決めするためのマーカを有する、請求項1から13までのいずれか一項に記載の装置。
  15. 人工睫毛を適用するための組立体(100)であって、
    請求項1から14までのいずれか一項に記載の少なくとも1つの装置(1)と、
    接着剤を睫毛ユニット(40)に塗ることができる接着剤の瓶(51)と、
    前記接着剤を溶かすことができる製品の瓶(52)と
    を備える組立体(100)。
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