JP2016536876A - 高効率ワイヤレスネットワーク中での向上された通信効率のためのシステムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本開示のある態様は、一般的にワイヤレス通信に関連し、より具体的には、ワイヤレスネットワーク中で通信を選択的にブロックするための方法および装置に関連する。
多くの電気通信システムにおいて、通信ネットワークを使用して、空間的に離れているいくつかの対話するデバイス間でメッセージが交換される。ネットワークは地理的範囲にしたがって分類することができ、地理的範囲は、例えば、メトロポリタンエリア、ローカルエリア、またはパーソナルエリアである。このようなネットワークはそれぞれ、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、またはパーソナルエリアネットワーク(PAN)として表されるかもしれない。ネットワークは、さまざまなネットワークノードおよびデバイスを相互接続するために使用されるスイッチング/ルーティング技術(例えば、回線交換対パケット交換)にしたがって、送信に対して用いられる物理媒体のタイプ(例えば、ワイヤード対ワイヤレス)にしたがって、使用される通信プロトコルのセット(例えば、インターネットプロトコルスーツ、SONET(同期光ネットワーキング)、イーサネット(登録商標)等)にしたがっても異なる。
ネットワークエレメントが移動体であり、したがって、動的接続性の必要性を有するときに、または、ネットワークアーキテクチャが固定のトポロジーよりむしろアドホックのトポロジーで形成される場合に、ワイヤレスネットワークが好まれることが多い。ワイヤレスネットワークは、無線、マイクロ波、赤外線、光等の周波数帯域における電磁波を使用する、無誘導伝播モードにおける無形の物理媒体を用いる。ワイヤレスネットワークは、固定のワイヤードネットワークと比較されるとき、ユーザ移動性および迅速なフィールド配備を有利に促進する。
ワイヤレスネットワーク中のデバイスは、互いの間で情報を送信/受信するかもしれない。デバイスは、異なるデータレートで通信するかもしれない。多くのデバイスが通信ネットワークを共有し、デバイスの通信レート間に大きな差がある場合に、結果として、ネットワーク輻輳および非効率なリンク使用になるかもしれない。したがって、高効率ワイヤレスネットワーク中での通信効率を向上させるためのシステム、方法、および非一時的コンピュータ読取可能媒体が必要とされる。
添付した特許請求の範囲内のシステム、方法、およびデバイスのさまざまなインプリメンテーションは各々、いくつかの態様を有しており、これらのうちの単一のもののみが、ここで説明する望ましい属性に関与しているわけではない。添付した特許請求の範囲を限定することなく、いくつかの顕著な特徴をここで説明する。
本明細書中で説明する主題事項の1つ以上のインプリメンテーションの詳細を、付随する図面および以下の説明において明らかにする。他の特徴、態様、および利点が、説明、図面、および特許請求の範囲から明白となるだろう。以下の図面の相対的な大きさは、スケーリングされて描かれているものではないことに留意されたい。
本開示の1つの態様は、ワイヤレス通信の方法を提供している。方法は、特有の媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む送信可メッセージを発生させることを含んでおり、特有のMACアドレスは、複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットによって、関係付けられているネットワーク割り振りベクトルの、メッセージ中の持続時間フィールドにしたがった更新をしないように命令するものとして識別可能である。特有のMACアドレスは、複数のワイヤレスデバイスのうちの第2のサブセットによって識別可能でなく、第2のサブセットは、関係付けられているネットワーク割り振りベクトルの、持続時間フィールドにしたがった更新をするように命令される。方法は、メッセージを送信し、それにより、複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットに対するワイヤレス通信アクセスを予約することをさらに含んでいる。
本開示の別の態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供している。装置は、特有の媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む送信可メッセージを発生させるように構成されているプロセッサを具備しており、特有のMACアドレスは、複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットによって、関係付けられているネットワーク割り振りベクトルの、メッセージ中の持続時間フィールドにしたがった更新をしないように命令するものとして識別可能である。特有のMACアドレスは、複数のワイヤレスデバイスのうちの第2のサブセットによって識別可能でなく、第2のサブセットは、関係付けられているネットワーク割り振りベクトルの、持続時間フィールドにしたがった更新をするように命令される。装置は、メッセージを送信し、それにより、複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットに対するワイヤレス通信アクセスを予約するように構成されている送信機をさらに具備している。
本開示の別の態様は、コードを含む非一時的コンピュータ読取可能媒体を提供している。コードは、実行されるとき、装置に、特有の媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む送信可メッセージを発生させ、特有のMACアドレスは、複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットによって、関係付けられているネットワーク割り振りベクトルの、メッセージ中の持続時間フィールドにしたがった更新をしないように命令するものとして識別可能である。特有のMACアドレスは、複数のワイヤレスデバイスのうちの第2のサブセットによって識別可能でなく、第2のサブセットは、関係付けられているネットワーク割り振りベクトルの、持続時間フィールドにしたがった更新をするように命令される。コードは、実行されるとき、装置にさらに、メッセージを送信させ、それにより、複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットに対するワイヤレス通信アクセスを予約させる。
本開示の別の態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供している。装置は、特有の媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む送信可メッセージを発生させる手段を具備しており、特有のMACアドレスは、複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットによって、関係付けられているネットワーク割り振りベクトルの、メッセージ中の持続時間フィールドにしたがった更新をしないように命令するものとして識別可能である。特有のMACアドレスは、複数のワイヤレスデバイスのうちの第2のサブセットによって識別可能でなく、第2のサブセットは、関係付けられているネットワーク割り振りベクトルの、持続時間フィールドにしたがった更新をするように命令される。装置は、メッセージを送信し、それにより、複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットに対するワイヤレス通信アクセスを予約する手段をさらに具備している。
新規なシステム、装置、および方法のさまざまな態様を、付随する図面を参照して以後でより完全に説明する。しかしながら、教示の開示は、多くの異なる形態で具現化してもよく、本開示全体を通して提示する何らかの特有の構造または機能に限定されるものとして解釈すべきではない。むしろ、本開示が、徹底的および完全になり、本開示の範囲を当業者に完全に伝えるように、これらの態様を提供している。本開示の範囲が、ここで開示する新規なシステム、装置、および方法の任意の態様を、本発明の他の何らかの態様から独立して実現するかまたは本発明の他の何らかの態様と組み合わせて実現するかにかかわらずカバーするように意図していることを、ここでの教示に基づいて当業者は認識すべきである。例えば、ここで明らかにする任意の数の態様を使用して装置を実現してもよく、または方法を実施してもよい。さらに、本発明の範囲が、ここで明らかにする本発明のさまざまな態様に加えて、または、ここで明らかにする本発明のさまざまな態様以外の、他の構造、機能性、または構造および機能性を使用して実施されるような、装置または方法をカバーするように意図している。ここで開示する任意の態様は、請求項のうちの1つ以上のエレメントによって具現化してもよいことを理解すべきである。
特定の態様をここで説明するが、これらの態様の多くのバリエーションおよび並べ替えが本開示の範囲内に入る。好ましい態様のいくつかの利益および利点に言及するが、本開示の範囲が、特定の利益、使用、または目的に限定されるようには意図していない。むしろ、本開示の態様が、異なるワイヤレステクノロジー、システムコンフィギュレーション、ネットワーク、および送信プロトコルに広く適用可能であるように意図しており、それらのうちのいくつかを、図面中で、および、好ましい態様の以下の説明中で例として示している。詳細な説明および図面は、限定よりむしろ、本開示の例示に過ぎず、本開示の範囲は、添付した特許請求の範囲およびそれらの均等物によって規定される。
ワイヤレスネットワークテクノロジーは、さまざまなタイプのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含んでいる。広く使用されるネットワーキングプロトコルを用いて、WLANは、近くのデバイスを互いに相互接続するために使用される。ここで説明するさまざまな態様は、Wi−Fiまたは、より一般的には、ワイヤレスプロトコルのIEEE802.11ファミリの任意のメンバのような、任意の通信標準規格に適用してもよい。
いくつかの態様において、直交周波数分割多重(OFDM)通信、直接シーケンススペクトル拡散(DSSS)通信、OFDM通信とDSSS通信との組み合わせ、または他のスキームを使用する、高効率802.11プロトコルにしたがって、ワイヤレス信号を送信することができる。高効率802.11プロトコルのインプリメンテーションは、インターネットアクセス、センサ、メータリング、スマートグリッドネットワーク、または他のワイヤレスアプリケーションに対して使用してもよい。有利なことに、この特定のワイヤレスプロトコルを実現するあるデバイスの態様は、他のワイヤレスプロトコルを実現するデバイスよりも低い電力を消費するかもしれず、短距離に渡ってワイヤレス信号を送信するために使用してもよく、および/または、人間のような物体によってブロックされにくい信号を送信することができるかもしれない。
いくつかのインプリメンテーションにおいて、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスするコンポーネントであるさまざまなデバイスを含んでいる。例えば、2つのタイプのデバイス、アクセスポイント(「AP」)とクライアント(局、すなわち「STA」としても呼ばれる)とが存在するかもしれない。一般的に、APはWLANに対するハブまたは基地局としてサービスを提供し、STAはWLANのユーザとしてサービスを提供する。例えば、STAはラップトップコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、移動体電話機等である。例において、STAは、Wi−Fi(登録商標)(例えば、802.11ahのようなIEEE802.11プロトコル)準拠ワイヤレスリンクを介してAPに接続して、インターネットへのまたは他のワイドエリアネットワークへの一般的な接続性を取得する。いくつかのインプリメンテーションでは、STAはAPとしても使用される。
ここで説明する技術は、直交多重化スキームに基づいている通信システムを含む、さまざまな広帯域ワイヤレス通信システムに対して使用してもよい。このような通信システムの例には、空間分割多元接続(SDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、単一搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム等が含まれる。SDMAシステムは、十分に異なる方向を利用して、複数のユーザ端末に属するデータを同時に送信することができる。TDMAシステムは、各タイムスロットが異なるユーザ端末に割り当てられている異なるタイムスロットに送信信号を分割することによって、同一の周波数チャネルを複数のユーザ端末が共有することを可能にする。TDMAシステムは、GSM(登録商標)または技術的に知られている他の何らかの標準規格を実現する。OFDMAシステムは、システム帯域幅全体を複数の直交副搬送波に区分する変調技術である直交周波数分割多重化(OFDM)を利用する。これらの副搬送波は、トーン、ビン等と呼ばれることもある。OFDMにより、各副搬送波をデータにより独立して変調することができる。OFDMシステムは、IEEE802.11または技術的に知られている他の何らかの標準規格を実現することができる。SC−FDMAシステムは、システム帯域幅に渡って分散されている副搬送波上で送信するインターリーブFDMA(IFDMA)を利用してもよく、隣接する副搬送波のブロック上で送信するローカライズFDMA(LFDMA)を利用してもよく、または、隣接する副搬送波の複数のブロック上で送信するエンハンスFDMA(EFDMA)を利用してもよい。一般的に、変調シンボルは、OFDMにより周波数ドメインで送られ、SC−FDMAにより時間ドメインで送られる。SC−FDMAシステムは、3GPP(登録商標)−LTE(登録商標)(第3世代パートナーシッププロジェクトロングタームエボリューション)または他の標準規格を実現することができる。
ここでの教示は、さまざまなワイヤードまたはワイヤレスの装置(例えば、ノード)に組み込んでもよい(例えば、さまざまなワイヤードまたはワイヤレスの装置内で実現してもよく、または、さまざまなワイヤードまたはワイヤレスの装置によって実行してもよい)。いくつかの態様では、ここでの教示にしたがって実現されるワイヤレスノードは、アクセスポイントまたはアクセス端末を構成する。
アクセスポイント(「AP」)は、ノードB、無線ネットワーク制御装置(「RNC」)、eノードB、基地局制御装置(「BSC」)、基地トランシーバ局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、ベーシックサービスセット(「BSS」)、拡張サービスセット(「ESS」)、無線基地局(「RBS」)、または他の何らかの専門用語を含んでいてもよく、これらのものとして実現してもよく、あるいは、これらのものとして知られているかもしれない。
局(「STA」)はまた、ユーザ端末、アクセス端末(「AT」)、加入者局、加入者ユニット、移動局、遠隔局、遠隔端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、または他の何らかの専門用語を含んでいてもよく、これらのものとして実現してもよく、あるいは、これらのものとして知られているかもしれない。いくつかのインプリメンテーションにおいて、アクセス端末は、セルラ電話機、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話機、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、パーソナルデジタルアシスタント(「PDA」)、ワイヤレス接続能力を有するハンドヘルドデバイス、または、ワイヤレスモデムに接続される他の何らかの適切な処理デバイスを含んでいる。したがって、ここで教示する1つ以上の態様を、電話機(例えば、セルラ電話機またはスマートフォン)に、コンピュータ(例えば、ラップトップ)に、ポータブル通信デバイスに、ヘッドセットに、ポータブルコンピューティングデバイス(例えば、パーソナルデータアシスタント)に、エンターテインメントデバイス(例えば、音楽デバイスもしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ)に、ゲームデバイスまたはシステムに、グローバルポジショニングシステムデバイスに、あるいは、ワイヤレス媒体を介して通信するように構成されている他の何らかの適切なデバイスに組み込んでもよい。
上記で説明したように、ここで説明するデバイスのうちのあるものは、例えば、802.11ah標準規格を実現する。このようなデバイスは、STAまたはAPまたは他のデバイスとして使用されるかにかかわらず、スマートメータリングに対して、またはスマートグリッドネットワーク中で使用することができる。このようなデバイスは、センサアプリケーションを提供することができ、またはホームオートメーションにおいて使用することができる。デバイスは、代わりにまたは加えて、ヘルスケアの状況で、例えば、パーソナルヘルスケアのために使用することができる。デバイスは、監視のために使用することもでき、(例えば、ホットスポットによる使用に対する)拡張された範囲のインターネット接続性を可能にする、または、機械対機械通信を実現する。
図1は、本開示の態様を用いることができるワイヤレス通信システム100の例を図示している。ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス標準規格、例えば、802.11ah、802.11ac、802.11n、802.11g、および802.11b標準規格のうちの少なくとも1つに準拠して動作するかもしれない。ワイヤレス通信システム100は、STA106a、106b、106c、および/または106d(集合的に、STA106、または、STA106a〜106dと呼ばれる)のうちの1つ以上と通信するAP104を含んでいる。
ワイヤレス通信システム100中でのAP104とSTA106との間の送信のために、さまざまなプロセスおよび方法を使用してもよい。例えば、OFDM/OFDMA技術にしたがって、AP104とSTA106との間で信号を送信および受信してもよい。このケースの場合、ワイヤレス通信システム100はOFDM/OFDMAシステムと呼ばれるかもしれない。代替的に、CDMA技術にしたがって、AP104とSTA106との間で信号を送信および受信してもよい。このケースの場合、ワイヤレス通信システム100はCDMAシステムと呼ばれるかもしれない。
AP104からSTA106のうちの1つ以上への送信を促進する通信リンクはダウンリンク(DL)108と呼ばれ、STA106のうちの1つ以上からAP104への送信を促進する通信リンクはアップリンク(UL)110と呼ばれる。代替的に、ダウンリンク108はフォワードリンクまたはフォワードチャネルと呼ばれ、アップリンク110はリバースリンクまたはリバースチャネルと呼ばれることもある。
AP104は、基本サービスエリア(BSA)102中のワイヤレス通信カバレッジを提供することができる。AP104とともに、AP104に関係付けられ、通信のためにAP104を使用するSTA106は、基本サービスセット(BSS)と呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、中央AP104を有していなくてもよく、むしろSTA106間のピアツーピアネットワークとして機能してもよいことに留意すべきである。したがって、ここで説明するAP104の機能は、代替的にSTA106のうちの1つ以上によって実行してもよい。
図2は、ワイヤレス通信システム100内で用いることができるワイヤレスデバイス202中で利用できる、さまざまなコンポーネントを図示している。ワイヤレスデバイス202は、ここで説明するさまざまな方法を実現するように構成されているデバイスの例である。例えば、ワイヤレスデバイス202は、AP104、または、STA106のうちの1つを構成する。
ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を備えている。プロセッサ204は、中央処理ユニット(CPU)と呼ばれることもある。メモリ206は、リードオンリーメモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含んでおり、命令およびデータをプロセッサ204に提供する。メモリ206の一部分は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)も含んでいるかもしれない。プロセッサ204は典型的に、メモリ206内に記憶されているプログラム命令に基づいて、論理動作および演算動作を実行する。メモリ206中の命令は、ここで説明する方法を実現するように実行可能であるかもしれない。例えば、プロセッサ204は、図3〜6に関連して以下で説明するように、複数のタイプのフレームのうちのいずれかを発生させ、特有のMACアドレスをフレームの1つ以上のアドレスフィールド中に含めるように構成されており、特有のMACアドレスは、複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットによって識別可能であり、複数のワイヤレスデバイスのうちの第2のサブセットによって識別可能でない。プロセッサ204は、特有のMACアドレスを示すものとして、特有のMACアドレスを識別するものとして、特有のMACアドレスに対応するものとして、または特有のMACアドレスに関係付けられているものとして、ターゲット受信ワイヤレスデバイスによって処理および識別されるビットを含めるように、特有のMACアドレスが位置づけられているアドレスフィールドを発生させることによって、特有のMACアドレスを含めることができる。
プロセッサ204は、1つ以上のプロセッサにより実現される処理システムのコンポーネントを含んでいてもよく、または、1つ以上のプロセッサにより実現される処理システムのコンポーネントであってもよい。1つ以上のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロ制御装置、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)、プログラム可能論理デバイス(PLD)、制御装置、状態機械、ゲート論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、専用ハードウェア有限状態機械、あるいは、情報の計算または他の操作を実行できる他の何らかの適切なエンティティ、の任意の組み合わせにより実現してもよい。
処理システムは、ソフトウェアを記憶するための機械読取可能媒体も含んでいてもよい。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはその他のもので呼ばれるかにかかわらず、何らかのタイプの命令を意味するように広く解釈されよう。命令は、(例えば、ソースコードフォーマット、バイナリコードフォーマット、実行可能コードフォーマット、または他の何らかの適切なコードのフォーマットの)コードを含んでいる。命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、処理システムに、ここで説明するさまざまな機能を実行させる。
ワイヤレスデバイス202は、ハウジング208も備えており、ハウジング208は、ワイヤレスデバイス202と遠隔ロケーションとの間のデータの送信および受信を可能にする送信機210および受信機212を備えている。送信機210と受信機212は、トランシーバ214に組み合わされていてもよい。アンテナ216は、ハウジング208に取り付けられ、トランシーバ214に電気的に結合されている。ワイヤレスデバイス202は、例えば、MIMO通信の間に利用される(示していない)複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナも備えていてもよい。
ワイヤレスデバイス202は、信号検出器218も備えており、信号検出器218は、トランシーバ214によって受信される信号のレベルを検出して定量化するために使用することができる。信号検出器218は、総エネルギー、副搬送波毎のシンボル当たりのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号のような、信号を検出する。ワイヤレスデバイス202は、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)220も備えている。DSP220は、送信に対するデータユニットを発生させるように構成されているかもしれない。いくつかの態様において、データユニットは、物理レイヤデータユニット(PPDU)を含んでいる。いくつかの態様において、PPDUはパケットと呼ばれる。
いくつかの態様において、ワイヤレスデバイス202は、ユーザインターフェース222をさらに備えている。ユーザインターフェース222は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカー、および/またはディスプレイを含んでいる。ユーザインターフェース222は、ワイヤレスデバイス202のユーザに情報を伝える、および/または、ユーザからの入力を受け取る、何らかのエレメントまたはコンポーネントを含んでいる。
ワイヤレスデバイス202のさまざまなコンポーネントは、バスシステム226によって互いに結合されている。バスシステム226は、データバスとともに、データバスに加えて、例えば、電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含んでいてもよい。ワイヤレスデバイス202のコンポーネントが、他の何らかのメカニズムを使用して、互いに結合されていてもよく、あるいは、互いに入力を受け取るまたは提供してもよいことを、当業者は認識するだろう。
図2中に多数の別々のコンポーネントを図示しているが、コンポーネントの1つ以上を、組み合わせても、または普通に実現してもよいことを当業者は認識するだろう。例えば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関して上記で説明した機能性を実現するためだけでなく、信号検出器218および/またはDSP220に関して上記で説明した機能性を実現するためにも使用してもよい。さらに、図2中に図示しているコンポーネントの各々を、複数の別々のエレメントを使用して実現してもよい。
上記で説明したように、ワイヤレスデバイス202は、AP104またはSTA106を構成してもよく、通信を送信および/または受信するために使用することができる。ワイヤレスネットワーク中のデバイス間で交換される通信は、パケットまたはフレームを含めることができるデータユニットを含んでいるかもしれない。いくつかの態様において、データユニットは、データフレーム、制御フレーム、および/または管理フレームを含んでいる。データフレームは、APおよび/またはSTAから他のAPおよび/またはSTAにデータを送信するために使用することができる。制御フレームは、さまざまな動作を実行するために、および、確実にデータを配信(例えば、データの受信の肯定応答、APのポーリング、エリアクリアリング動作、チャネル獲得、搬送波感知管理機能等)するために、データフレームとともに使用することができる。管理フレームは、さまざまな管理機能のため(例えば、ワイヤレスネットワークに加わるため、および、ワイヤレスネットワークから離脱するため等)に使用することができる。
本開示のある態様は、AP104がSTA106送信を、効率を向上させるために最適化された方法でスケジューリングできるようにすることをサポートしている。高効率ワイヤレス(HEW)局と、802.11高効率プロトコルを利用する局と、より古いまたはレガシー802.11プロコルを使用する局のどれもが、ワイヤレス媒体へのアクセスに対して競合するかもしれない。ここで説明する高効率802.11プロトコルにより、802.11フレーム中に含まれている特有のMACアドレスを識別し、802.11フレーム中の関係付けられている持続時間フィールドを選択的に無視できるHEWデバイスと、それをできないレガシーデバイスとの間を区分する、改良されたメカニズムの下で、デバイスが動作できるようになる。例えば、図1に関して、STA106aと106bがレガシーSTAである一方で、STA106cと106dはHEW STAである。この実施形態において、HEW STA106cおよび106dが、レガシーSTA106aおよび106bからの干渉なしでAP104と通信できるように、レガシーSTA106aおよび106bを沈黙させることが望ましい。1つのこのようなインプリメンテーションは、アドレスフィールド中に含まれる特有のMACアドレスを含んでいる送信可(CTS)フレームを利用する。HEW STAは、以下で説明する1つ以上のインプリメンテーションにしたがって動作するようにHEW STAに命令するものとして、特有のMACアドレスを識別できるかもしれない。このようなインプリメンテーションでは、図1に関して、STA106aおよび106bはレガシーIEEE802.11標準規格(すなわち、IEEE802.11b)にしたがったモードで動作しており、STA106cおよび106dはIEEE802.11高効率プロトコルにしたがったモードで動作しているかもしれない。したがって、いくつかのインプリメンテーションでは、STA106cおよび106d(例えば、HEW STA)は、STA106aおよび106b(例えば、レガシーSTA)と比較して異なるワイヤレス通信アクセススキームまたは異なるセットのチャネルアクセスルールを使用して、ワイヤレス通信アクセスに対する特別な競合期間に入るように構成されている。例えば、いくつかのインプリメンテーションでは、HEW STA106cおよび106dは、レガシーSTA106aおよび106bによって利用される従来のバックオフスロットの長さよりも大きい長さを有するバックオフスロットを利用するように構成されている。
特有のMACアドレスは、それが物理デバイスよりむしろプロトコル機能に関係付けられているという特徴を有しているかもしれない。特有のMACアドレスに関係付けられているこのようなプロトコル機能または意味は、標準規格本体によって規定されるかもしれない。したがって、特有のMACアドレスは、物理デバイスに割り当てられないが、標準規格本体によって規定される標準規格における使用のために予約され、レガシーデバイスに対して通常のフレームのように見えるフレームに対して、特有の意味を示す。特有のMACアドレスは、個々のMACアドレスであっても、またはグループのMACアドレスであってもよい。特有のMACアドレスが個々のMACアドレスであるときは、個々のMACアドレスが単一の機関(電気電子技術者協会スタンダードアソシエーション(IEEE−SA))によって管理されていることから、それが一意的であることが保証される。特有のMACドレスがグループのMACアドレスであるときは、グループMACアドレスが単一の機関によって管理されてはいないことから、それが一意的であるとは保証されないかもしれないが、グループMACアドレスは任意のデバイスによって自由に使用される。代替実施形態において、特有のMACアドレスを含むフレームを送信するワイヤレスデバイスは、関係付けられているワイヤレスデバイスに、管理フレームの交換中に、または、ビーコンフレームを介して、特有の意味と特有のMACアドレスとを事前に通信することによって、特有の意味を特有のMACアドレスに割り当てる。さらに、いくつかのインプリメンテーションは異なる特有のMACアドレスを企図し、異なるワイヤレス通信アクセススキームのうちの対応する1つに各々が割り当てられる。この方法で、特有のMACアドレスを利用して、例えば、HEW STAに対して特別な競合期間の開始の境界を定めることができる。
図3は、送信可(CTS)フレームの例を図示している。CTSフレーム300をデバイスによって送信して、通信に対するチャネルを予約することができる。CTSフレーム300は、4つの異なるフィールド、フレーム制御(FC)フィールド302と、持続時間フィールド304と、受信機アドレス(RA)フィールド306(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)と、フレームチェックシーケンス(FCS)フィールド308とを含んでいる。図3はさらに、フィールド302、304、306、および308の各々のオクテットにおけるサイズを、それぞれ2、2、6、および4として示している。RAフィールド306は、デバイスの完全なMACアドレスを含んでおり、それは48ビット(6オクテット)値である。CTSフレームに対して、RAフィールド306中のMACアドレスは典型的に、CTSフレームがそれによって受信されるように意図されているデバイスに対応する。従来の動作の下では、CTSフレーム300がアドレス指定されていない、CTSフレーム300をデコードできるすべてのデバイスは、それらのネットワーク割り振りベクトル(NAV)の、持続時間フィールド304中の値にしたがった更新をすることによって、持続時間フィールド304中に示される持続時間の間デバイス自体を沈黙させるだろう。
しかしながら、いくつかのインプリメンテーションにしたがうと、RAフィールド306は、特有のMACアドレス350を含んでおり、HEW STA、例えば、図1中に示したSTA106cおよび106dは、HEW STAに、それらのそれぞれのネットワーク割り振りベクトル(NAV)の、持続時間フィールド304中の値にしたがった更新をしないように命令するものとして、特有のMACアドレスを識別するように特に構成されている。したがって、HEW STAは、CTSフレーム300を受信することによって沈黙されないだろう。しかしながら、レガシーSTA106aおよび106bは、RAフィールド306中の特有のMACアドレス350を識別するように構成されていないことから、レガシーSTAは、CTSフレーム300を受信することによって、持続時間フィールド304中の値にしたがった、それらのNAVの更新をするように命令されるだろう。これは、RAフィールド306中の特有のMACアドレス350が、レガシーSTAの何らかに関係付けられているMACアドレスと一致しないからである。CTSフレーム300の持続時間フィールドは、STA106cおよび106dが通信するために、総通信時間の予め定められた割合が予約されるように設定することができる。この方法で、HEW STAによる通信のために、ワイヤレス通信アクセスを予約することができる。したがって、レガシーSTAを沈黙させるようにレガシーSTAに対するNAVが設定されている時間の間、HEW STAは、レガシーSTAの動作を支配するものとは異なるワイヤレス通信アクセススキームまたは異なるセットのチャネルアクセスルールを使用して、ワイヤレス通信アクセスに対する特別な競合期間に入ることができる。
いくつかの態様では、AP104、または、STA106のうちの1つは、図4に関連して以下でより詳細に示す、特有のMACアドレスが、フレームのMACヘッダ内の他の1つ以上のアドレスフィールド中に位置付けられているフレームを送信する。図4は、MACヘッダフレームの例を図示している。MACヘッダフレーム400をデバイスによって送信して、通信に対するチャネルを予約することができる。MACヘッダフレーム400は、8つのフィールド、フレーム制御(FC)フィールド402と、受信機アドレスA1フィールド404と、送信機アドレスA2フィールド406と、シーケンス制御フィールド408と、アドレスA3フィールド410と、アドレスA4フィールド412と、フレーム本体フィールド414と、フレームチェックシーケンス(FCS)フィールド416とを含んでいる。図4はさらに、フィールド402、404、406、408、410、412、414、および416の各々のオクテットにおける潜在的なサイズを、それぞれ2、6、6、0または2、6、6、変数、および4として示している。受信機アドレスA1フィールド404は典型的に、フレーム400に対する受信デバイスのMACアドレスを示すために利用される。送信機アドレスA2フィールド406は典型的に、フレーム400の送信デバイスのMACアドレスを示すために利用される。アドレスA3フィールド410は典型的に、フレーム400に対する発信元デバイスまたは宛先デバイスのMACアドレスを示すために利用される。アドレスA4フィールド412は典型的に、ブリッジリンク上の、フレーム400の発信元デバイスまたは宛先デバイスのMACアドレスを示すために利用される。
図3に関連して上記で説明したインプリメンテーションと同様に、特有のMACアドレス450が、受信機アドレスA1フィールド404と、送信機アドレスA2フィールド406と、アドレスA3フィールド410と、アドレスA4フィールドとのうちのいずれかの中に含まれている。特有のMACアドレス450が、示しているフィールドのうちの1つ以上の中に含まれていてもよいことを単に示すために、複数の特有のMACアドレス450ブロックを点線で示している。先述したように、HEW STA、例えば、図1中に示したSTA106cおよび106dは、HEW STAに、それらのそれぞれのネットワーク割り振りベクトル(NAV)の、持続時間フィールド中の値にしたがった更新をしないように命令するものとして、上記で言及した受信機アドレスフィールドのいずれかの中の特有のMACアドレス450を識別するように特に構成されていてもよい。したがって、HEW STAは沈黙されないだろう。しかしながら、レガシーSTA、例えば、STA106aおよび106bは、特有のMACアドレス450を識別するように構成されていないことから、レガシーSTAは、そうではなく、持続時間フィールド中の値にしたがった、それらのNAVの更新をするように命令されるだろう。この方法で、HEW STAによる通信のために、ワイヤレス通信アクセス媒体を予約することができる。
いくつかのインプリメンテーションにおいて、図5に関連して以下でより詳細に説明するように、特有のMACアドレスの存在をさらに利用して、特有のMACアドレスを正しく識別するように構成されているワイヤレスデバイスに、追加の情報がフレーム中に位置付けられていることを知らせることができる。ここで、特有のMACアドレスを正しく識別するように構成されているワイヤレスデバイスに知らせることは、受信したフレーム中で特有のMACアドレスを正しく識別した際に、ワイヤレスデバイスが、以下で説明するような特定のフィールド中の追加の情報を発見するために自動的にサーチすること、または、以下で説明するような特定のフィールドから追加の情報をパースすることを意味するかもしれない。図5は、1つ以上のフィールドに追加された情報を示すCTSフレーム500の例を図示している。例えば、CTSフレーム500は、PHYヘッダ502と、サービスフィールド505と、CTS MACサービスデータユニット(MPDU)506と、オプション的に、フィールド508とを含んでいる。1つのインプリメンテーションにおいて、CTS MDPU506の(図5中に特に示していない)アドレスフィールド中の特有のMACアドレス550の存在が、図1のHEW STA106cおよび106dに、追加の情報がCTSフレーム500中に位置付けられていることを知らせる。例えば、追加の情報が、サービスフィールド505中に存在するかもしれない。さらに、または代替実施形態では、追加の情報が、CTS MPDU506の後のフィールド508中に、1つ以上のデータシンボルの形態で存在するかもしれない。
図6に関連して以下でより詳細に説明するように、特有のMACアドレス550は、CTSフレーム中でのその使用と同様に、送信要求(RTS)フレーム中にさらに含まれていてもよい。図6は、送信要求(RTS)フレームの例を図示している。RTSフレーム600は、5つの異なるフィールド、フレーム制御(FC)フィールド602と、持続時間フィールド604と、受信機アドレス(RA)フィールド606(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)と、送信機アドレス(TA)フィールド608(アドレス(a2)とも呼ばれる)と、フレームチェックシーケンス(FCS)フィールド610とを含んでいる。図6はさらに、フィールド602、604、606、608、および610の各々のオクテットにおけるサイズを、それぞれ2、2、6、6、および4として示している。RAフィールド606とTAフィールド608の両方が、デバイスの完全なMACアドレスを含んでおり、それは48ビット(6オクテット)値である。RTSフレームに対して、RAフィールド606中のMACアドレスが典型的に、RTSフレーム600を受信するデバイスに対応する一方で、TAフィールド608は典型的に、RTSフレーム600を送信するデバイスに対応する。いくつかのインプリメンテーションでは、特有のMACアドレス650も、TAフィールド(a2フィールド)608中に含めることができる。このようなケースでは、RTSフレーム600は、特有のMACアドレス650を有するデバイスによって送信されたように見える。RAフィールド608は、受信STAのユニキャストMACアドレスに対して設定してもよい。RTS/CTS交換において、CTSのRA(a1)アドレスは、RTSフレーム600のTA(a2)アドレスからコピーされ、このことは、特有のMACアドレス650が、RTSフレーム600のTA(a2)フィールド608中に存在していたときに、CTSフレームにコピーされることを意味する。RTSフレーム600のTA(a2)フィールド608中の特有のMACアドレス650の存在が、HEW STA106cおよび106dに対してRTSフレーム600の特別な意味を示すことができる一方で、レガシーSTA106aおよび106bは、RTSフレーム600を普通のRTSフレームとしてパースするだろう。したがって、RTS/CTS交換におけるRTSとCTSの両方は、特有のMACアドレス650がRTSとCTSの両方の中に存在していたことから、RTSおよび/またはCTSを受信したHEW STAによって特別な意味にしたがって解釈される一方で、レガシーSTAは特有のMACアドレス650を認識しないことから、レガシーSTAは、受信したRTSおよび/またはCTSの持続時間フィールド中の値にしたがった、それらのNAVの更新をするだろう。一般的なルールは、受信したフレーム中に存在するアドレスフィールドのいずれか1つの中に含まれている特有のMACアドレスを認識する受信機が、(標準規格によって、またはピアデバイスによって)特有のMACアドレスに対して特定されるルールにしたがって、フレームをパースするということである。
いくつかのインプリメンテーションにおいて、レガシー制御フレーム中に存在しない情報を運ぶ新たな制御フレームを規定することが望ましいかもしれないが、新たな制御フレームは依然として、レガシーワイヤレスデバイスによって、レガシー制御フレームが処理されるように処理される。1つのこのような解決法は、第1のMACアドレスと第2のMACアドレスの両方を特定のワイヤレスデバイスに関係付けることを含んでいる。第1のMACアドレスを含むフレームが特定のワイヤレスデバイスによって受信されるとき、特定のワイヤレスデバイスは、第1の標準規格、例えば、802.11b標準規格にしたがって、フレームを処理する。しかしながら、第2のMACアドレスを含むフレームが特定のワイヤレスデバイスによって受信されるとき、特定のワイヤレスデバイスは、第2の標準規格、例えば、802.11acにしたがって、フレームを処理する。このようなケースでは、第2のMACアドレスを含むフレームは、第1のMACアドレスを含むフレームとは異なってパースされるかもしれない。1つのインプリメンテーションにおいて、例えば、アドレス解決プロトコル(ARP)を使用するためにアドレスが要求されるとき、第1のMACアドレスは、アドレス解決目的に対して提供されるアドレスであってもよい。このようなインプリメンテーションにおいて、第1のMACアドレスは、任意の送信における発信元アドレス(SA)として使用してもよい。別のインプリメンテーションでは、第1のMACアドレスをデータフレームに対して利用する一方で、第2のMACアドレスを制御フレームに対して利用してもよい。第2のMACアドレスは、例えば、管理フレーム内の情報エレメントとして、管理フレーム中で明示的に通信してもよい。
いくつかのインプリメンテーションでは、このような第2のMACアドレスは、第1のMACアドレスから、予め規定されたルールを通して導出される。例えば、第1のMACアドレスの個々/グループ(I/G)アドレスビットを1に設定することによって第2のMACアドレスは形成され、第2のMACアドレスは、第1のMACアドレスのグループMACアドレスバージョンである。別のインプリメンテーションでは、第1のMACアドレスのユニバーサルに/ローカルに(U/L)管理されるアドレスビットを1に設定することによって第2のMACアドレスは形成され、第2のMACアドレスは、第1のMACアドレスのローカルに管理されるバージョンである。さらに別のインプリメンテーションでは、第1のMACアドレスのI/GビットとU/Lビットの両方を1に設定することによって第2のMACアドレスは形成され、第2のMACアドレスは、第1のMACアドレスのローカルに管理されるグループMACアドレスバージョンである。さらに別のインプリメンテーションでは、第1のMACアドレスの最下位アドレスビットをフリップすることによって第2のMACアドレスは形成され、したがって、特定のワイヤレスデバイスが2つのグローバルに管理されるMACアドレスを有していることが示される。さらに別のインプリメンテーションでは、第1のMACアドレスの予め定められたビットをフリップすることによって第2のMACアドレスは形成される。例えば、第1のMACアドレスが常に、0に設定されている、最下位ビットまたは他の予め定められたアドレスビットを有しているという取り決めにより、第2のMACアドレスの最下位アドレスビットまたは他の何らかの予め定められたアドレスビットは1に設定されているかもしれない。代替的に、第1のMACアドレスが常に、1に設定されている、最下位ビットまたは他の予め定められたアドレスビットを有しているという取り決めにより、最下位アドレスビットまたは他の何らかの予め定められたアドレスビットを0に設定することによって第2のMACアドレスを形成してもよい。
図7は、ここで説明するある実施形態にしたがった、ワイヤレス通信のための例示的な方法700のフローチャートである。図1中に示したSTA106a〜106dのうちの1つ以上に対して、AP104によってメッセージを送信してもよい。さらに、図2中に示したワイヤレスデバイス202は、上記で説明したように、AP104のより詳細なビューを表してもよい。したがって、1つのインプリメンテーションにおいて、フローチャート700中のステップの1つ以上を、図2のプロセッサ204および送信機210のようなプロセッサおよび/または送信機によって実行してもよく、あるいは、図2のプロセッサ204および送信機210のようなプロセッサおよび/または送信機に関連して実行してもよいが、ここで説明するステップの1つ以上を実現するために他のコンポーネントを使用してもよいことを、当業者は認識するだろう。ある順序で生じるものとしてブロックを記述しているが、ブロックを再順序付けでき、ブロックを省略でき、および/または、追加のブロックを追加することができる。
動作ブロック702において、AP104またはSTA106は、特有の媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む送信可(CTS)メッセージを発生させ、特有のMACアドレスは、複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットによって、関係付けられているネットワーク割り振りベクトル(NAV)の、メッセージ中の持続時間フィールドにしたがった更新をしないように命令するものとして識別可能である。特有のMACアドレスは、複数のワイヤレスデバイスのうちの第2のサブセットによって識別可能でなく、複数のワイヤレスデバイスのうちの第2のサブセットは、関係付けられているネットワーク割り振りベクトルの、持続時間フィールドにしたがった更新をするように命令される。例えば、図1に関して、AP104は、CTSメッセージを発生させてもよく、図3〜6に関連して先述したように、特有のMACアドレスを1つ以上のアドレスフィールド中に含めてもよいので、少なくともSTA106cおよび106dは、STA106cおよび106dに、関係付けられているNAVの、CTSメッセージ中の持続時間フィールドにしたがった更新をしないように命令するものとして、特有のMACアドレスを識別するかもしれない。特有のMACアドレスは、少なくともSTA106aおよび106bによっては、STA106cおよび106dによってのようには識別可能でないから、STA106aおよび106bは、それらの関係付けられているNAVの、CTSメッセージ中の持続時間フィールドにしたがった更新をするように従来通りに命令されるだろう。このようなインプリメンテーションでは、いったんCTSメッセージがAP104によって送信され、STA106によって受信されると、少なくともSTA106aおよび106bは、CTSメッセージの持続時間の間沈黙され、したがって、少なくともSTA106cおよび106dに対するワイヤレス通信アクセスが予約される。
動作ブロック704において、AP104またはSTA106は、メッセージを送信し、それにより、複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットに対するワイヤレス通信アクセスを予約する。例えば、上記で説明したように、STA106cおよび106dはそれらのNAVの更新をしないように命令されることから、STA106cおよび106dは沈黙されない一方で、レガシーデバイスであるSTA106aおよび106bは、それらのNAVの更新をし、CTSメッセージの持続時間の間沈黙し、したがって、少なくともSTA106cおよび106dに対するワイヤレス通信アクセスが予約されるだろう。
さまざまな異なるテクノロジーおよび技術のうちの任意のものを使用して情報および信号を表すことができることを、当業者は理解するだろう。例えば、上記の説明全体を通して参照できるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁粒、光界または光粒、あるいはこれらの任意の組み合わせによって表すことができる。
本開示で説明したインプリメンテーションに対するさまざまな変更が、当業者に容易に明白となり、ここで規定した一般的な原理は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく他のインプリメンテーションに適用できる。したがって、本開示は、ここで示したインプリメンテーションに限定されるように意図しているものではなく、ここで開示した特許請求の範囲、原理、および新規な特徴に一致した最も広い範囲が与えられるべきである。用語「例示的な」は、「例、インスタンス、または例示として役割を果たすこと」を意味するように、ここで排他的に使用している。「例示的な」ものとしてここで説明するいずれのインプリメンテーションも、他のインプリメンテーションと比較して、好ましいまたは有利なものと必ずしも解釈されるものではない。
別々のインプリメンテーションの状況において本明細書で説明したある特徴は、単一のインプリメンテーションにおいて組み合わせて実現することもできる。反対に、単一のインプリメンテーションの状況において説明したさまざまな特徴は、複数のインプリメンテーションにおいて別々に、または任意の適切なサブコンビネーションにおいて実現することもできる。さらに、特徴は、ある組み合わせで作用するものとして上記で説明され、そのように最初に請求項中に記載されることさえもあるが、請求項中に記載されている組み合わせからの1つ以上の特徴は、いくつかのケースでは、組み合わせから削除することができ、請求項中に記載されている組み合わせは、サブコンビネーション、またはサブコンビネーションのバリエーションに向けられることがある。
ここで使用されるような、アイテムのリスト「のうちの少なくとも1つ」を指すフレーズは、これらのアイテムの、単一のメンバを含む任意の組み合わせを指す。例として、「a、b、またはc、のうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cをカバーするように意図されている。
上記で説明した方法のさまざまな動作は、さまざまなハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネント、回路、ならびに/あるいはモジュールのような、動作を実行することが可能な何らかの適切な手段によって実行できる。一般的に、図面中に図示した任意の動作は、動作を実行することが可能な対応する機能手段によって実行できる。
本開示に関連して説明したさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラム可能ゲートアレイ信号(FPGA)または他のプログラム可能論理デバイス(PLD)、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、ここで説明した機能を実行するように設計されているこれらの任意の組み合わせにより実現しても、または実行してもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替実施形態では、プロセッサは、何らかの商業的に入手可能なプロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、または状態機械であってもよい。プロセッサはまた、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つ以上のマイクロプロセッサ、または他の何らかのこのようなコンフィギュレーションのような、コンピューティングデバイスの組み合わせとして実現してもよい。
1つ以上の態様では、説明した機能を、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせで実現してもよい。ソフトウェアで実現する場合、機能は、1つ以上の命令またはコードとしてコンピュータ読取可能媒体上に記憶されてもよく、あるいは1つ以上の命令またはコードとしてコンピュータ読取可能媒体上で送信されてもよい。コンピュータ読取可能媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を促進する任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体および通信媒体の両方を含んでいる。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる何らかの利用可能な媒体であるかもしれない。限定ではないが、例として、このようなコンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを運ぶまたは記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセスできる他の何らかの媒体を含むことができる。また、任意の接続は、コンピュータ読取可能媒体と適切に呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、ウェブサイトから、サーバから、あるいは、同軸ケーブルを、光ファイバケーブルを、撚り対を、デジタル加入者線(DSL)を、または、赤外線、無線、マイクロ波のようなワイヤレステクノロジーを使用する他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブルや、光ファイバケーブルや、撚り対や、DSLや、または、赤外線、無線、マイクロ波のようなワイヤレステクノロジーは、媒体の定義中に含まれる。ここで使用したようなディスク(diskおよびdisc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル汎用ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイ(登録商標)ディスクを含むが、通常、ディスク(disk)はデータを磁気的に再生する一方で、ディスク(disc)はデータをレーザにより光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ読取可能媒体は、非一時的コンピュータ読取可能媒体(例えば、有形の媒体)を含んでいる。さらに、いくつかの態様では、コンピュータ読取可能媒体は、一時的コンピュータ読取可能媒体(例えば、信号)を含んでいる。上記の組み合わせも、コンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
ここで開示した方法は、説明した方法を達成するための1つ以上のステップまたはアクションを含んでいる。方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いに交換可能であってもよい。言い換えると、ステップまたはアクションの特定の順序が特定されていない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用を、特許請求の範囲から逸脱することなく変更してもよい。
さらに、ここで説明した方法および技術を実行するモジュールおよび/または他の適切な手段を、ユーザ端末および/または基地局によって、適宜、ダウンロードできることを、および/または、そうでなければ取得できることを認識すべきである。例えば、このようなデバイスは、ここで説明した方法を実行する手段の転送を促進するように、サーバに結合することができる。代替的に、ここで説明したさまざまな方法は、記憶手段をデバイスに結合または提供する際にユーザ端末および/または基地局がさまざまな方法を取得することができるように、記憶手段(例えば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクのような物理記憶媒体等)を介して提供することができる。さらに、ここで説明した方法および技術をデバイスに提供するための、他の何らかの適切な技術が利用できる。
先述したものは、本開示の態様に向けられているが、本開示の他の態様およびさらなる態様を、その基本的な範囲から逸脱することなく考案することができ、その範囲は、下記の特許請求の範囲によって決定される。
Claims (30)
- ワイヤレス通信の方法において、
特有の媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む送信可メッセージを発生させ、前記特有のMACアドレスは、複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットによって、関係付けられているネットワーク割り振りベクトルの、前記メッセージ中の持続時間フィールドにしたがった更新をしないように命令するものとして識別可能であることと、
前記メッセージを送信し、それにより、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットに対するワイヤレス通信アクセスを予約することとを含み、
前記特有のMACアドレスは、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの第2のサブセットによって識別可能でなく、前記第2のサブセットは、関係付けられているネットワーク割り振りベクトルの、前記持続時間フィールドにしたがった更新をするように命令される方法。 - 前記特有のMACアドレスは、前記メッセージの媒体アクセス制御ヘッダの受信機アドレスフィールド中に含まれている請求項1記載の方法。
- 前記特有のMACアドレスは、前記メッセージの媒体アクセス制御ヘッダの送信機アドレスフィールド中に含まれている請求項1記載の方法。
- 前記特有のMACアドレスは、前記メッセージの媒体アクセス制御ヘッダの、発信元アドレスフィールドと宛先アドレスフィールドとのうちの少なくとも1つの中に含まれている請求項1記載の方法。
- 前記特有のMACアドレスは、マルチキャストMACアドレス、または、ローカルに管理されるMACアドレス、のうちの1つである請求項1記載の方法。
- 前記メッセージ中の前記特有のMACアドレスを識別することは、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットに対して、前記メッセージの物理レイヤヘッダのサービスフィールド中に追加の情報が位置付けられていることをさらに知らせる請求項1記載の方法。
- 前記複数のワイヤレスデバイスのうちの少なくとも前記第1のサブセットに対して、少なくとも1つの管理フレームを送信することをさらに含み、
前記管理フレームは、前記特有のMACアドレスと、前記特有のMACアドレスに関係付けられている1つ以上の命令とを含む請求項1記載の方法。 - 前記特有のMACアドレスは、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットによって、前記特有のMACアドレスに関係付けられているワイヤレス通信アクセススキームの使用を命令するものとしてさらに識別可能である請求項1記載の方法。
- 前記ワイヤレス通信アクセススキームは、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの第2のサブセットによって利用されるバックオフスロットの長さよりも大きい長さを有するバックオフスロットを利用する請求項8記載の方法。
- ワイヤレス通信のための装置において、
特有の媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む送信可メッセージを発生させるように構成され、前記特有のMACアドレスは、複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットによって、関係付けられているネットワーク割り振りベクトルの、前記メッセージ中の持続時間フィールドにしたがった更新をしないように命令するものとして識別可能であるプロセッサと、
前記メッセージを送信し、それにより、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットに対するワイヤレス通信アクセスを予約するように構成されている送信機とを具備し、
前記特有のMACアドレスは、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの第2のサブセットによって識別可能でなく、前記第2のサブセットは、関係付けられているネットワーク割り振りベクトルの、前記持続時間フィールドにしたがった更新をするように命令される装置。 - 前記プロセッサは、前記メッセージの媒体アクセス制御ヘッダの受信機アドレスフィールド中に、前記特有のMACアドレスを含めるようにさらに構成されている請求項10記載の装置。
- 前記プロセッサは、前記メッセージの媒体アクセス制御ヘッダの送信機アドレスフィールド中に、前記特有のMACアドレスを含めるようにさらに構成されている請求項10記載の装置。
- 前記プロセッサは、前記メッセージの媒体アクセス制御ヘッダの、発信元アドレスフィールドと宛先アドレスフィールドとのうちの少なくとも1つの中に、前記特有のMACアドレスを含めるようにさらに構成されている請求項10記載の装置。
- 前記アドレスは、マルチキャストMACアドレス、または、ローカルに管理されるMACアドレス、のうちの1つを含む請求項10記載の装置。
- 前記プロセッサは、前記メッセージの物理レイヤヘッダのサービスフィールド中に追加の情報を含めるようにさらに構成されている請求項10記載の装置。
- 前記送信機は、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの少なくとも前記第1のサブセットに対して、少なくとも1つの管理フレームを送信するようにさらに構成されており、
前記管理フレームは、前記特有のMACアドレスと、前記特有のMACアドレスに関係付けられている1つ以上の命令とを含む請求項10記載の装置。 - 前記特有のMACアドレスは、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットによって、前記特有のMACアドレスに関係付けられているワイヤレス通信アクセススキームの使用を命令するものとしてさらに識別可能である請求項10記載の装置。
- 前記ワイヤレス通信アクセススキームは、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの第2のサブセットによって利用されるバックオフスロットの長さよりも大きい長さを有するバックオフスロットを利用する請求項17記載の装置。
- 非一時的コンピュータ読取可能媒体において、
実行されるとき、装置に、
特有の媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む送信可メッセージを発生させ、前記特有のMACアドレスは、複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットによって、関係付けられているネットワーク割り振りベクトルの、前記メッセージ中の持続時間フィールドにしたがった更新をしないように命令するものとして識別可能であり、
前記メッセージを送信させ、それにより、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットに対するワイヤレス通信アクセスを予約させるコードを含み、
前記特有のMACアドレスは、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの第2のサブセットによって識別可能でなく、前記第2のサブセットは、関係付けられているネットワーク割り振りベクトルの、前記持続時間フィールドにしたがった更新をするように命令される非一時的コンピュータ読取可能媒体。 - 前記特有のMACアドレスは、前記メッセージの媒体アクセス制御ヘッダの受信機アドレスフィールド中に含まれている請求項19記載の非一時的コンピュータ読取可能媒体。
- 前記特有のMACアドレスは、前記メッセージの媒体アクセス制御ヘッダの送信機アドレスフィールド中に含まれている請求項19記載の非一時的コンピュータ読取可能媒体。
- 前記特有のMACアドレスは、前記メッセージの媒体アクセス制御ヘッダの、発信元アドレスフィールドと宛先アドレスフィールドとのうちの少なくとも1つの中に含まれている請求項19記載の非一時的コンピュータ読取可能媒体。
- 前記特有のMACアドレスは、マルチキャストMACアドレス、または、ローカルに管理されるMACアドレス、のうちの1つである請求項19記載の非一時的コンピュータ読取可能媒体。
- 前記メッセージ中の前記特有のMACアドレスを識別することは、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットに対して、前記メッセージの物理レイヤヘッダのサービスフィールド中に追加の情報が位置付けられていることをさらに知らせる請求項19記載の非一時的コンピュータ読取可能媒体。
- 前記媒体は、実行されるとき、前記装置に、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの少なくとも前記第1のサブセットに対して、少なくとも1つの管理フレームを送信させるコードをさらに含み、
前記管理フレームは、前記特有のMACアドレスと、前記特有のMACアドレスに関係付けられている1つ以上の命令とを含む請求項19記載の非一時的コンピュータ読取可能媒体。 - 前記特有のMACアドレスは、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットによって、前記特有のMACアドレスに関係付けられているワイヤレス通信アクセススキームの使用を命令するものとしてさらに識別可能である請求項19記載の非一時的コンピュータ読取可能媒体。
- 前記ワイヤレス通信アクセススキームは、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの第2のサブセットによって利用されるバックオフスロットの長さよりも大きい長さを有するバックオフスロットを利用する請求項26記載の非一時的コンピュータ読取可能媒体。
- ワイヤレス通信のための装置において、
特有の媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む送信可メッセージを発生させ、前記特有のMACアドレスは、複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットによって、関係付けられているネットワーク割り振りベクトルの、前記メッセージ中の持続時間フィールドにしたがった更新をしないように命令するものとして識別可能である手段と、
前記メッセージを送信し、それにより、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの第1のサブセットに対するワイヤレス通信アクセスを予約する手段とを具備し、
前記特有のMACアドレスは、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの第2のサブセットによって識別可能でなく、前記第2のサブセットは、関係付けられているネットワーク割り振りベクトルの、前記持続時間フィールドにしたがった更新をするように命令される装置。 - 前記メッセージの物理レイヤヘッダのサービスフィールド中に追加の情報を含める手段をさらに具備する請求項28記載の装置。
- 前記複数のワイヤレスデバイスのうちの少なくとも前記第1のサブセットに対して、少なくとも1つの管理フレームを送信する手段をさらに具備し、
前記管理フレームは、前記特有のMACアドレスと、前記特有のMACアドレスに関係付けられている1つ以上の命令とを含む請求項28記載の装置。
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