JP2016535333A - 加工プラントを設計するための方法 - Google Patents
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Abstract
加工システムのための方法が提供される。本方法は、加工プラントの少なくとも一つの特定の機能を識別するステップと、少なくとも一つの設計要素を生成するステップであって、各設計要素が加工プラントの特定の機能と関連付けられているステップと、設計要素データベースにおける項目として各設計要素を格納するステップと、を備え、各設計要素項目が、特有の設計要素と他の設計要素との間の関係性を定義する一以上の属性を備える。
Description
本発明は加工プラントのための方法に関する。より具体的には、本発明は、液体加工プラント等の加工プラントを設計するための方法に関する。
様々な液体を処理する多くの業界では、最終製品としての液体を送達する前に液体を処理することが必要である。このような処理は、通常、液体加工プラントによって提供され、プラントは、液体加工プラントの様々な機能を実施する、一連の複数の液体製品加工装置である。
液体食品業界では、加工プラントは通常、多数の異なる液体食品製品に関して設計される。例えば、乳製品加工プラントは、例えばミルク、ヨーグルト、サワークリーム等の、様々なミルク製品を処理するように構成され得る。さらに、飲料加工プラントは、例えば、炭酸を含まない飲み物、ジュース、酸度の低い飲料等の、様々なタイプの飲料を処理するように構成され得る。従って、加工プラントは、多数の異なる液体製品の処理及び加工に関して構成され、各液体製品に関する膨大な量の制御可能な加工コンポーネント及び異なる生産ルートをもたらす。これらのコンポーネント及び生産ルートの内のいくつかは、異なる液体製品によって共有され得て、加工プラントに関する非常に複雑な制御スキームをもたらす。
このような加工プラントを設計する際、各々の制御可能なコンポーネントは、適切な動作を確保するために個別にプログラムされなくてはならない。これは、各コンポーネントがその機能によって定義される、利用可能な設計ツールを用いるときでさえ、大量のマニュアル構成を必要とする非常に時間のかかる手順である。このような設計ツールは、設計手順を促進し得、複雑な加工プラントを設計するための時間を低減し得るが、すでに存在している加工プラントにおける変更を実行することは困難であり得る。特定のコンポーネントは、実際に必要とされるより多くの機能と通常は関連付けられるので、加工プラントを設計することは、過度の作業を必要とすることになるのみでなく、加工プラントを診断することも非常に困難であろう。新しい添加物又は異なる熱処理を必要とする新しい種類の製品を加工するために加工プラントが調節される必要がある場合、新しいバルブ、ポンプ及び加熱設備が必要とされ得る。設計者は、このような場合において、元々の設計に戻らなければならず、新しいプラント仕様に沿って必要な変更をしなくてはならない。新しいコンポーネントが、すでに存在するコンポーネント又は機能に影響する機能と関連付けられている場合、このようなコンポーネント又は機能を変更することも必要である。これは、非常に時間のかかる再設計プロセスをもたらす。さらに、再設計プロセスにおけるエラー及びミスを回避するために、既存の加工プラントの完全な知識が要求される。
従って、本発明の目的は、上述の問題を克服する又は軽減することである。
基本的な考え方は、加工プラント、特に液体加工プラントを設計することに関する、モジュールに基づいたアプローチを提供することである。このような考え方によると、加工プラントの特定の機能が識別され、少なくとも一つの設計要素が、識別された機能に基づいて選択される。各設計要素は、構造設備、例えばフィルタ若しくは定置洗浄、又は、抽象的なオプション、例えばロギング若しくは生産の変更、と関連付けられる。各設計要素は、他の設計要素に対するその関係性によってさらに定義される。新しい機能が、すでに存在する加工プラントへ加えられる場合、新しい機能が他のすでに存在する設計要素による関係性についての情報とすでに関連付けられた設計要素によって加えられるので、新しい設計は容易に提供され得る。
同様の方法で、すでに存在する加工プラントは、特定の機能を削除することによって再設計され得る。特定の機能と関連付けられている設計要素を除去することによって、残りの設計要素は、設計要素が他の設計要素に対する関係性を含むので、自動的に更新されることになる。
本発明の第一の態様によると、加工プラントのための方法が提供される。本方法は、加工プラントの少なくとも一つの特定の機能を識別するステップと、少なくとも一つの設計要素を生成するステップであって、各設計要素が加工プラントの特定の機能と関連付けられているステップと、設計要素データベースにおける項目として各設計要素を格納するステップと、を備え、各設計要素項目が、特有の設計要素と他の設計要素との間の関係性を定義する一以上の属性を備える。
各設計要素は、加工プラントの構造コンポーネントの機能、又は加工プラントの機能的オプションと関連付けられ得る。従って、加工プラントの構造設備だけでなく、例えばロギング、生産変更等の機能もまた、設計要素によって表され得る。
各設計要素項目は、特有の設計要素と、関連した加工プラントプラットフォームとの間の関係性を定義する一以上の属性をさらに備え得る。
第二の態様によると、加工プラントを設計するための方法が提供される。本方法は、加工プラントの少なくとも一つの必要とされる機能を識別するステップと、上記少なくとも一つの機能を、設計要素データベースからの少なくとも一つの設計要素項目と関連付けるステップであって、各設計要素項目が、特有の設計要素他の設計要素との間の関係性を定義する一以上の属性を備えるステップと、上記少なくとも一つの設計要素を加工プラットフォーム表現へ追加するステップとを備える。
本方法は、所定の設計インプットに基づいて加工プラントの少なくとも一つの必要とされる加工特性を識別するステップと、上記識別された加工特性に基づいて上記加工プラットフォーム表現を選択するステップと、をさらに備え得る。
加工プラットフォーム表現は、異なる加工プラットフォーム表現の群の一部を形成し得、上記加工プラットフォーム表現の内の各々一つが、特定の加工特性と関連付けられ得る。
各設計要素項目は、特有の設計要素と加工プラットフォーム表現との間の関係性を定義する一以上の属性をさらに備え得る。
各設計要素項目は、設計要素のフィーチャを定義する少なくとも一つの属性をさらに備え得る。フィーチャは、典型的には、例えばアラーム等の、設計要素の機能と関連付けられた特定の動作である。
各設計要素項目が、設計要素に関する制御ロジックを定義する少なくとも一つの属性をさらに備え得る。
本方法は、上記加工プラットフォーム表現を、加工プラントハードウェアを制御するためのコンピュータロジックへ変換するステップをさらに備え得る。
第三の態様によると、加工プラントを再設計するための方法が提供される。本方法は、既存の加工プラントに関する既存の加工プラットフォーム表現を受け取るステップであって、上記加工プラットフォーム表現が、少なくとも一つの設計要素を備えるステップと、既存の加工プラントの機能の少なくとも一つの変更を識別するステップと、機能の上記変更を、設計要素データベースからの少なくとも一つの対応する設計要素項目に関連付けるステップであって、各設計要素項目が、特有の設計要素と他の設計要素との間の関係性を定義する一以上の属性を備えるステップと、既存の加工プラットフォーム表現から上記少なくとも一つの設計要素を除去する又は追加するステップと、を備える。
本発明の、上記の及び追加の目的、特徴及び優位点は、添付の図面を参照して、以下の例示的であり非限定的である、本発明の好ましい実施形態の詳細な説明を通してより良く理解されるであろう。
図1aで始まり、液体加工プラント10が示される。液体加工プラント10は、異なる加工スキームによる複数の異なる液体を加工するように構成される。従って、液体加工プラント10は、原材料、特定のプロセスパラメータ及び制御の選択に応じて、多数の異なる液体製品を提供するために、生産設備に導入され得る。これは、以下でさらに説明されることになるような、異なる液体加工生産ルートに従って液体加工プラントを制御することによって達成され得る。
図1aに示されるように、第1の生産ルートは、液体製品入口Aと液体製品出口Bとの間に形成される。原材料は、バッチタンク12に入り、加工装置18、20及び22を通って輸送された後、出口Bを出る。輸送は、液体配管16を介して加工装置18、20、22を通り原材料を供給するポンプ14によって可能にされる。ミルクの生産の場合、加工装置18は、例えば分離器を表し得、加工装置20は、ホモジナイザーを表し得、加工装置22は、熱処理ユニットを表し得る。
液体加工プラント10はまた、液体製品入口A’及び液体製品出口B’との間に第2の生産ルートを形成する。第2の生産ルートは例えば、飲むヨーグルト等の、発酵食品を生産するように構成され得る。前処理されたミルクは、バッチタンク12に入り、培養物の追加28の後で培養器26へ供給される。発酵ミルクはその後、分離器18及びホモジナイザー20からバイパスされ、発酵ミルクを冷却するための熱処理ユニット22に入る。その後、冷却されたヨーグルトは、ヨーグルトがB’で液体加工経路を出る前に、ホモジナイザー20に入る。
さらに別の生産ルートは、炭酸を含まない飲み物(still drink)の生産に関して提供され得る。入口A”で、果実濃縮物が液体加工プラント10に入り、設備30、32、34を通って供給される。30で、シロップが濃縮物へ追加され、設備32は、濃縮物をシロップとブレンドするための液体食品ミキサーを表す。
設備34は、水追加コンポーネントを表し、その後、炭酸を含まない飲み物は、低温殺菌のために熱処理装置22へ供給される。炭酸を含まない飲み物は、B”で液体加工プラント10を出る。
上記説明から、加工プラント10は、プラントのオーナー又はオペレーターが異なる種類の液体製品を生産することを可能にするために、正確に制御されなくてはならない多数の設備を含むことが示される。従って、このような加工プラントを設計する際、それらの物理的構造によってよりも、それらの機能によって、異なる設備又は加工プラント特性を表すことが示唆される。
液体加工プラント10’の機能的表現は、図1bに示される。ここで、異なるモジュール40は、入口、貯蔵、輸送、分離、生産、加熱及び出口等の、液体加工プラントの異なる機能を表す。これらの機能は、図1aに示される加工装置の少なくともいくつかに対応し、好ましくは、ANSI/ISA−88等の、バッチ制御に関するスタンダードを用いて提供され得る。
設計プロセスを促進するために、プラットフォームデータベースが生成され、その例は、図2に示される。プラットフォームデータベースは、その一般的な原理及び機能によって加工プラントを分類するために生成される。従って、特定のプラットフォームタイプの表現に対応する、データベースにおける各項目は、一般的な機能上の定義及び制限を含む。
図2では、プラットフォームデータベース100が示される。データベース100は、複数の項目102を格納し、各項目は、加工プラットフォーム表現の形態において、特有のプラットフォームタイプを表す。このようなデータベース項目102の例もまた図2に示され、項目102は、複数のフィーチャ又は定義と関連付けられる。これらは、一以上の関連した値106を備える項目属性104として記載される。
図2からわかるように、データベース項目102は、その属性104によってプラットフォームタイプを定義する。従って、プラットフォームタイプは、その意図された使用、つまり一般的なプラットフォームタイプ、によって定義され得る。このような属性に関する適切な値は、例えば、乳製品(dairy)、アイスクリーム、化粧品、飲料等であり得る。加工プラントが異なるタイプの製品を加工するために設計されるべきである場合、上述の値の組み合わせに対応する値を割り当てることも可能であり得る。
データベース項目102のさらなる属性104は、入口タイプを表し得る。この属性に関する適切な値は、例えば、バッチタンク、及び、所望のサイズのバッチタンクに関するさらなる仕様であり得る。示される例では、入口タイプの値は、高速加工のための大容量バッチタンクに対応する、バッチタンクXLに設定される。
データベース項目102は、所望の出口タイプに対応する属性104をさらに含み得る。例えば、充填機が、将来の(future)加工プラントと直列に提供される場合、このような属性に関する値は、充填機であり得る。他の可能性のある値は、例えば、貯蔵タンクであり得る。
他の一つの属性104は、添加物のタイプと関連付けられ得、それによって、適切な値は、“無し”、“固体物質”(つまり、粉末等の粒子状物質)、又は“液体”であり得る。示される例では、3つ全ての値が割り当てられている。
データベース項目102のさらに別の属性104は、低温殺菌のタイプに関連し得、適切な値は、生産、フィルタ、定置洗浄等であり得る。上述されてきたものと同様に、属性は、それに割り当てられたいくつかの値を有し得る。
図2には明確に示されていないが、データベース項目102は、特定のプラットフォームタイプを定義するための追加の属性を有し得る。このような属性は、例えば、バッチ制御、ロギング、加工プラントの性能、加工プラントの柔軟性、所有コスト等に関し得る。
設計プロセスにおける第1のステップとして、適切なプラットフォームタイプが、加工プラットフォーム表現として選択される。これは、多くの異なる方法において行われ得るが、好ましくは、データベース項目102の属性104と関連付けられている特定の要件を入力することによって、実施される。実施形態では、設計プロセスは、例えば、いくつかの一般的な定義が加工特性として特定される、加工プラントの仕様を受け取ることによって開始し得る。設計ツールは、いくつかの質問を尋ねるように構成され得、それによって、加工プラント設計者は、加工プラントの仕様を参考にすることによって質問に答える。従って、各質問は、有効な回答が少なくとも一つの可能性のあるデータベース項目102を排除することになるように構築され得る。
知的な選択アルゴリズムを適用することによって、最も適切な加工プラントプラットフォームが、速く、信頼性の高い方法で、識別され、選択され得る。
一旦プラットフォームタイプが選択されると、設計者は、所望の機能をプラットフォームへ追加することが許可される。設計要素データベース200に格納される設計要素と対応させることによって、利用可能な機能が表され、少なくとも一つの機能が各設計要素202と関連付けられる。
図3からわかるように、設計要素データベース200は、そこに格納されるいくつかの設計要素202を有し、加工プラントの特定の機能は、設計要素202と関連付けられる。例えば、可能な設計要素202は、攪拌、フィルタ、生産、定置洗浄(CIP)、添加物投与、サンプル抽出等であり得る。加工装置等の物理的コンポーネントの機能、及び、加工プラントの抽象的なオプションの機能は、個別の設計要素202によってこのように表される。抽象的なオプションの機能は例えば、液体製品の変化、つまり、二つの生産ルートの間の変化、ロギング、又はヒーターの休止状態であり得る。いくつかの実施形態では、一以上の機能が、単一の設計要素202によって表され得る。
各設計要素202は、一つ又はいくつかの属性204と関連付けられる。属性204は、好ましくは、複数のクラスに分割され、第1のクラスは、設計要素の全体動作に関連し、且つ、制御される必要がある構造要素のリストを含む。さらなるクラスは、設計要素の特定のフィーチャに関連し、一方で、第3のクラスは、設計要素202とその周囲の間のリンク、つまり、設計要素202と他の設計要素及び/又は選択されたプラットフォームタイプとの間の関係性に関連する。
図3からわかるように、設計要素データベース200は、同一の設計要素202のいくつかのバージョンを含み得る。同一の設計要素202の各バージョンは、好ましくは、特定のプラットフォームタイプと関連付けられ、それによって、設計要素202が、個別の事前に定義されたプラットフォームタイプに関して定義されることが示唆される。
実施形態では、同一の設計要素202の全てのバージョンが同一の機能を提供することになるが、各バージョンは、プラットフォームタイプによって特定される、例えば、性能、コスト等に関して、その固有の構成を有し得る。
フィルタとして表される設計要素202がこれから説明されることになる。フィルタは、制御可能であるように構成され、アラームフィーチャと関連付けられる。従って、設計要素202は、特定の制御モジュールに関連する第1の属性を備え、属性204は、必要とされる制御システムを生成するための適切なロジックと関連付けられる。さらに、設計要素202は、アラームフィーチャに関連する第2の属性を備え、属性204は、特有のアラームフィーチャのための適切なロジックと関連付けられる。
さらに、特定のアラームフィーチャは、生産設計要素、及びCIP設計要素等の、他の設計要素に影響を与えることになる。従って、フィルタの設計要素202は、これらの他の設計要素に対する関係性のセットを備え、その関係性は、対応するロジックと各々の関係性が関連付けられている、生産(Prod.)のインターロック、生産の動作不良、生産の起動、Cip.インターロック、Cip.動作不良、及びCip.起動として表される。
ほとんどの場合、生産及びCIPは、加工プラントの特定のサブユニットに関して同時に実施されないが、通常、CIPは、生産が停止した、又は加工されている液体製品が特有のサブユニットをバイパスされるときにのみ開始される。生産の間、特有の設計要素、つまりフィルタは、生産設計要素と3つの関係性を有し、フィルタ設計要素のアラームフィーチャは、生産のインターロック、生産の動作不良、及び生産の起動に影響を与え得る。インターロック、動作不良及び起動は、好ましくは、プラットフォームタイプによって定義され、それによって、プラットフォームタイプと関連付けられた特定のロジックは、どのように特定の設計要素のフィーチャが他の設計要素と相互作用するか、を制御し得る。
CIPの間、フィルタ設計要素は、アクティブなCIP設計要素と3つの関係性を有し、フィルタ設計要素のアラームフィーチャは、CIPインターロック、CIP動作不良、及びCIP起動に影響を与え得る。インターロック、動作不良及び起動は、好ましくは、プラットフォームタイプによって定義され、それによって、プラットフォームタイプと関連付けられた特定のロジックは、どのように特定の設計要素のフィーチャが他の設計要素と相互作用するか、を制御し得る。
関係性は、生産設計要素がフィルタ設計要素と関係性を有するように、双方向であり得る。例として、生産のインターロックの実行は、フィルタ設計要素のアラームフィーチャのリセットを引き起こし得る。
ここで、同一の設計要素の異なるバージョンに戻ると、他の一つのプラットフォームタイプは、CIP機能をサポートしないことがあり、それによって特定のフィルタ設計要素はこれらの関係性を省略し得る。
これまでに説明された方法は、液体加工プラントを設計することに関して多層モジュール式のアプローチを用い、それによって、プラットフォームタイプは、第1の層を定義し、複数の設計要素は第2の層を定義する。
実施形態では、中間層が、プラットフォーム層と設計要素層との間に提供される。この中間層は、好ましくは、サブユニット層であり、好ましくは、いくつかの一連の又は平行のサブユニットに分割されるのに適切であるプラットフォームタイプを加工するために提供される。例えば、プラットフォームタイプは、入口ユニット、加工ユニット、及び出口ユニットによって定義され得る。さらに、加工ユニットは、熱処理ユニット、保持ユニット等によって定義され得る。例として、入口ユニットは、構造的に、入口バルブ、バッチタンク、攪拌機、フィルタ、ポンプ、液体配管、及び温度調節器を備え得る。このような中間層アプローチを用いて、設計要素の機能は、プラットフォームタイプ、サブユニットタイプ、及び/又は設計要素に関連し得る。
いくつかの設計要素を、選択されたプラットフォームタイプへ加えることによって、モジュール式の方法において加工プラントを定義することが可能である。各設計要素は、特定の機能と関連付けられ、且つ、他の設計要素に対する、及び選択されたプラットフォームタイプに対する関係性を含むために事前に構築される。
図4を参照すると、実施形態による方法300が説明されることになる。方法300は、例えば、加工プラントの仕様を検索することによって、所望の加工プラント性能を識別する第1のステップ302を含む。後続ステップ304では、適切なプラットフォームタイプが、プラットフォームデータベースから選択され、加工プラットフォーム表現をもたらす。ステップ304は、選択アルゴリズムをステップスルーすることによって実施され得、それによって、有効なインプットが、最も適切な加工プラットフォーム表現をもたらす。
ステップ306では、加工プラントの必要な機能が識別され、所定の機能と関連付けられた対応する設計要素が、ステップ308において選択される。後続のステップ310では、選択された設計要素が、加工プラットフォーム表現へ加えられる。ステップ306、308及び310は、識別された機能が加工プラットフォーム表現及び関連した設計要素によって完全に満たされるまで、繰り返される。
最後のステップ312では、関連した設計要素を含む加工プラットフォーム表現が、加工プラント全体に関するロジック及び制御スキームを生成するために用いられる。これは、異なる方法で行われ得るが、好ましくは、機能的なプロセス定義を自動制御アルゴリズムに変換するための設計ツールを用いる。
図5では、さらなる実施形態による方法400が概略的に示される。方法400は、すでに存在する加工プラントの設計に関して提供され、新しい機能によって既存の加工プラントを更新するために実施される。
ステップ402によって開始し、液体加工プラットフォームに関する既存の設計が受け取られる。既存のプラットフォーム設計は、一以上の設計要素、及び、プラットフォームの機能をこのように定義する加工プラットフォーム表現と関連付けられる。ステップ404では、新しい機能が、それ自体の機能によって、又はその構造によってのいずれかで、識別される。例えば、CIPをプラットフォームへ加えること、又は、既存のフィルタを新しい且つ改善した代替物によって置き換えることが決定される。新しい機能が識別されるとき、ステップ406が実施され、それによって、識別された機能が、設計要素データベースからの対応する設計要素と関連付けられる。設計要素はその後、追加によって、又は前の設計要素を置き換えることによってのいずれかで、ステップ408において加工プラットフォーム表現内に挿入される。最後のステップ410では、関連した設計要素を含むプラットフォームタイプが、図4を参照して説明されてきたものに従って、加工プラント全体に関するロジック及び制御スキームを生成するために用いられる。
従って、構造設備又は機能的な、つまり抽象的な、オプションに対応する設計要素を定義することによって、及び、他の設計要素及び/又はプラットフォーム及び/又はサブユニットによる関係性を関連付けることによって、モジュール式の方法において液体加工プラットフォームを設計することが可能である。さらに、提案された方法は、液体加工プラットフォームを再設計するための、以前に既知の技術を改善する。これは、新しい機能を追加することが、すでに存在する機能にしばしば影響を与え得るという事実に起因する。既存の機能、つまり設計要素が、他の機能、つまり、他の設計要素及び/又はプラットフォーム及び/又はサブユニットに対するその関係性によって定義されるので、加工プラットフォームの正しい動作を確保するために必要とされる仕事の量が大幅に低減される。
同様の方法は、特定の機能が既存のプラットフォーム設計から除去されることが決定されるときに、実施され得る。
上記説明は、包括的な加工プラントを参照して大部分が為されてきたが、説明された実施形態は、液体加工プラントに関して、特に液体食品加工プラントに関して特に有利であることが分かる。
さらに、本発明は、いくつかの実施形態を参照して主に説明されてきた。しかしながら、上記で開示されるもの以外の実施形態が、添付の特許請求の範囲によって定義されるような、本発明の範疇内である可能性が同じようにあることが当業者にとって容易に理解される。
Claims (11)
- 加工プラントの少なくとも一つの特定の機能を識別するステップと、
少なくとも一つの設計要素を生成するステップであって、各設計要素が加工プラントの特定の機能と関連付けられているステップと、
設計要素データベースにおける項目として各設計要素を格納するステップであって、各設計要素項目が、特有の設計要素と他の設計要素との間の関係性を定義する一以上の属性を備えるステップと、を備える、加工プラントのための方法。 - 各設計要素が、加工プラントの構造コンポーネントの機能、又は加工プラントの機能的オプションと関連付けられている、請求項1に記載の方法。
- 各設計要素項目が、特有の設計要素と、関連した加工プラントプラットフォームとの間の関係性を定義する一以上の属性を備える、請求項1又は2に記載の方法。
- 加工プラントの少なくとも一つの必要とされる機能を識別するステップと、
前記少なくとも一つの機能を、設計要素データベースからの少なくとも一つの設計要素項目に関連付けるステップであって、各設計要素項目が、特有の設計要素と他の設計要素との間の関係性を定義する一以上の属性を備えるステップと、
前記少なくとも一つの設計要素を加工プラットフォーム表現へ追加するステップと、を備える、加工プラントを設計するための方法。 - 所定の設計インプットに基づいて加工プラントの、少なくとも一つの必要とされる加工特性を識別するステップと、
前記識別された加工特性に基づいて前記加工プラットフォーム表現を選択するステップと、をさらに備える、請求項4に記載の方法。 - 前記加工プラットフォーム表現が、異なる加工プラットフォーム表現の群の一部を形成し、前記加工プラットフォーム表現の内の各々一つが、特定の加工特性と関連付けられている、請求項5に記載の方法。
- 各設計要素項目が、特有の設計要素と加工プラットフォーム表現との間の関係性を定義する一以上の属性をさらに備える、請求項5又は6に記載の方法。
- 各設計要素項目が、設計要素のフィーチャを定義する少なくとも一つの属性をさらに備える、請求項1から7の何れか一項に記載の方法。
- 各設計要素項目が、設計要素に関する制御ロジックを定義する少なくとも一つの属性をさらに備える、請求項1から8の何れか一項に記載の方法。
- 前記加工プラットフォーム表現を、加工プラントハードウェアを制御するためのコンピュータロジックへ変換するステップをさらに備える、請求項4から9の何れか一項に記載の方法。
- 既存の加工プラントに関する既存の加工プラットフォーム表現を受け取るステップであって、前記加工プラットフォーム表現が、少なくとも一つの設計要素を備えるステップと、
既存の加工プラントの機能の少なくとも一つの変更を識別するステップと、
機能の前記変更を、設計要素データベースからの少なくとも一つの対応する設計要素項目に関連付けるステップであって、各設計要素項目が、特有の設計要素と他の設計要素との間の関係性を定義する一以上の属性を備えるステップと、
既存の加工プラットフォーム表現から前記少なくとも一つの設計要素を除去する又は追加するステップと、を備える、加工プラントを再設計するための方法。
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