JP2016533049A - 携帯デバイスが医療デバイスと通信することを許可する方法及びそのためのシステム - Google Patents

Abstract

埋め込み可能医療デバイスと通信する方法、そのためのサーバ及び携帯デバイスを開示する。携帯デバイス上で試験されることになる少なくとも１つの特徴にそれぞれ対応する少なくとも１つのデバイス構成パラメータが携帯デバイスによって満足されるか否かを決定する試験が実行される。携帯デバイスは、特徴が携帯デバイスによって満足される場合にのみ埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可される。携帯デバイスが埋め込み可能医療デバイスと通信することの許可は、少なくとも１つの特徴が携帯デバイスによって満足されない場合に否定される。【選択図】図１

Description

本発明は、一般的に医療デバイスの分野に関し、より具体的には、携帯デバイスが埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可する方法及びそのためのシステムに関する。

一般的に、神経刺激器のような医療デバイスが埋め込まれた患者には、埋め込み神経刺激器と通信するために患者プログラマー又は遠隔コントローラ（ＲＣ）が与えられる。例えば、プログラマーは、選択された刺激パラメータに従って電気刺激パルスを発生させるように神経刺激器に遠隔的に命令し、又は最良の治療を得るために神経刺激器出力を調節する。プログラマーはまた、刺激の強度を増大又は低減し、刺激される身体の異なる区域を選択し、治療設定値を変更し、及び／又は刺激を活性化又は非活性化するために使用することができる。しかし、患者プログラマーの開発は、時間及び費用の両方の点でかなりの量の投資及び努力を伴うことがある。例えば、開発は、ユーザインタフェースを使い易くするための努力を伴う。多くの電子デバイスと同様に、プログラマーは、ディスプレイ、ボタン、スピーカ、刺激器を制御するためのソフトウェア、及び／又は他の構成要素を含み、これは、それを高価にし、時には全ての患者が購入することを困難にする。患者はまた、プログラマーの使用法を理解しようとして時間、時には有意な量の時間を費やす必要がある場合があり、同時に、臨床医又は医療施術者は、患者がプログラマーの機能を確実に理解するように多大な努力を費やす必要がある場合がある。更に、患者はまた、この追加デバイスを常に携行するように要求される。

多くのユーザは、現在、電子メール機能、インターネット閲覧、マルチメディアコンテンツ管理、オンラインショッピングなどのような最新機能を提供するパーソナルスマートデバイスを携行している。パーソナルスマートデバイスは、あらゆる場所及び時間にユーザに利便性及び機能性を提供する。パーソナルスマートデバイスの偏在性に起因して、埋め込み可能医療デバイスを制御するのにこれらのデバイスを利用することが望ましいと考えられる。しかし、全てのパーソナルスマートデバイスが特定の埋め込み可能医療デバイスと有効かつ安全に通信することができるわけではない。

米国特許第６，８９５，２８０号明細書

すなわち、特定のパーソナルスマートデバイスが特定の埋め込み可能医療デバイスと有効かつ安全に通信することができることを保証するようなシステム及び方法の必要性が残っている。

本発明の第１の態様により、携帯デバイス（例えば、パーソナルスマートデバイス）が埋め込み可能医療デバイス（例えば、埋め込み可能パルス発生器（ＩＰＧ））と通信することを許可する方法。本方法は、携帯デバイス上で試験されることになる少なくとも１つの特徴にそれぞれ対応する少なくとも１つのデバイス構成パラメータが携帯デバイスによって満足されるか否かを決定する試験を実行する段階を含む。

携帯デバイス上で試験されることになる特徴は、例えば、携帯デバイスのストレージメモリ、携帯デバイスのランダムアクセスメモリ、あるタイプのネットワークに接続するための携帯デバイスの機能、携帯デバイスの画面高さ、携帯デバイスの画面幅、携帯デバイスのオペレーティングシステム、携帯デバイスの型式、携帯デバイスの中央演算処理装置のタイプ、携帯デバイスの中央演算処理装置の速度、携帯デバイスのグラフィックライブラリのタイプ、携帯デバイスのＵＳＢ機能、携帯デバイスのＡＰＩレベル、携帯デバイスの近距離無線通信機能、携帯デバイスのＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）機能、携帯デバイスの無線機能、携帯デバイスのハードウェア接続性性能、携帯デバイスのセキュリティ機能のタイプ、携帯デバイスのタッチスクリーンの感度、携帯デバイスのタッチスクリーンの精度、ブリッジデバイスへの携帯デバイスの接続性、及び遠隔システムへの携帯デバイスの接続性のうちの１つとすることができる。

１つの方法において、試験は、ユーザからの入力を要求する段階とユーザからの入力を受信する段階とを含み、この場合に、特徴（例えば、携帯デバイスのタッチスクリーンの感度、携帯デバイスのタッチスクリーンの精度、ブリッジデバイスへの携帯デバイスの接続性、遠隔システムへの携帯デバイスの接続性のうちの１つ）は、ユーザから受信した入力に基づいて携帯デバイスによって満足されると決定される。

本方法は、特徴が携帯デバイスによって満足される場合にのみ携帯デバイスが埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可する段階と、特徴が携帯デバイスによって満足されない場合に携帯デバイスが埋め込み可能医療デバイスと通信することの許可を否定する段階とを更に含む。複数の特徴が携帯デバイス上で試験されることになる場合に、携帯デバイスは、特徴の全てが携帯デバイスによって満足される場合にのみ埋め込み可能医療デバイスと通信することが許可される場合がある。

本方法は、携帯デバイスが埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可される場合にのみ携帯デバイスが埋め込み可能医療デバイスと通信することを可能にするグラフィカルユーザインタフェースを与える段階を更に含むことができる。

任意的な方法は、ソフトウェア又はファームウェアのインストール、ソフトウェア又はファームウェアのアップグレード、機能の有効化、及び機能の無効化のうちの少なくとも１つである携帯デバイスにおける修正を検出する段階と、修正が検出された時に、修正された携帯デバイスが埋め込み可能医療デバイスと通信することを自動的に許可解除する段階とを含む。この場合に、本方法は、試験されることになる特徴にそれぞれ対応するデバイス構成パラメータが修正された携帯デバイスによって満足されるか否かを決定する試験を実行する段階と、修正された携帯デバイスによって特徴が満足される場合に、修正された携帯デバイスが埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可する段階とを更に含む。

別の任意的な方法は、構成ファイルをダウンロードする要求をサーバに送信する段階と、構成ファイルをサーバから携帯デバイス内に受信する段階とを含む。構成ファイルは、携帯デバイス上で試験されることになる特徴に対応するデバイス構成パラメータを含む。この場合に、本方法は、携帯デバイス上で試験されることになる少なくとも１つの更新された特徴に対応する少なくとも１つの更新されたデバイス構成パラメータを含む更新された構成ファイルをサーバから受信する段階と、更新された構成ファイルが受信された時に携帯デバイスを許可解除する段階とを更に含むことができる。この場合に、本方法は、試験される更新された特徴にそれぞれ対応する更新されたデバイス構成パラメータが携帯デバイスによって満足されるか否かを決定する試験を実行する段階と、更新された特徴が携帯デバイスによって満足される場合に携帯デバイスが埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可する段階とを更に含むことができる。

本発明の第２の態様により、携帯デバイス（例えば、パーソナルスマートデバイス）が埋め込み可能医療デバイス（例えば、埋め込み可能パルス発生器）と通信することの許可を容易にするためのサーバを提供する。サーバは、構成検査プログラムと、携帯デバイス上で試験されることになる少なくとも１つの特徴にそれぞれ対応する少なくとも１つのデバイス構成パラメータを有する構成ファイルとを格納するメモリを含み、構成検査プログラムは、携帯デバイスによって実行された時に、携帯デバイス上で試験されることになる少なくとも１つの特徴にそれぞれ対応する少なくとも１つのデバイス構成パラメータが携帯デバイスによって満足されるか否かを決定する試験を実行し、特徴が携帯デバイスによって満足される場合にのみ携帯デバイスが埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可し、かつ特徴が携帯デバイスによって満足されない場合に携帯デバイスが埋め込み可能医療デバイスと通信することの許可を否定する。サーバは、携帯デバイスと遠隔的に通信するように構成されたモデムと、構成ファイル及び構成検査プログラムをダウンロードする要求を携帯デバイスから受信し、かつ要求に応答して構成ファイル及び構成検査プログラムを携帯デバイスに送信するように構成されたコントローラとを更に含む。

構成ファイルは、携帯デバイス上で試験されることになる特徴にそれぞれ対応するデバイス構成パラメータを含むことができる。携帯デバイス上で試験されることになる特徴は、例えば、上記に列挙した特徴のうちのいずれかとすることができ、かつ上述の同じ方法で試験することができる。任意的な実施形態において、メモリは、更に、上述の更新された構成ファイルを格納し、この場合に、コントローラは、更新された構成ファイルをダウンロードする要求を携帯デバイスから受信し、かつ要求に応答して更新された構成ファイルを携帯デバイスに送信するように更に構成されることになる。

本発明の第３の態様により、サーバと通信する携帯デバイス（例えば、パーソナルスマートデバイス）を提供する。携帯デバイスは、構成検査プログラムと、携帯デバイス上で試験されることになる少なくとも１つの特徴にそれぞれ対応する少なくとも１つのデバイス構成パラメータを有する構成ファイルとを格納するように構成されたメモリを含み、構成検査プログラムは、実行された時に、携帯デバイス上で試験されることになる少なくとも１つの特徴にそれぞれ対応する少なくとも１つのデバイス構成パラメータが携帯デバイスによって満足されるか否かを決定する試験を実行し、特徴が携帯デバイスによって満足される場合にのみ携帯デバイスが埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可し、かつ特徴が携帯デバイスによって満足されない場合に携帯デバイスが埋め込み可能医療デバイスと通信することの許可を否定する。携帯デバイスは、サーバと遠隔的に通信するように構成されたモデムと、構成ファイルをダウンロードする要求をサーバに送信し、要求に応答して構成ファイルを受信し、かつ構成検査プログラムを実行するように構成されたコントローラとを更に含む。

構成ファイルは、携帯デバイス上で試験されることになる特徴にそれぞれ対応するデバイス構成パラメータを含むことができる。携帯デバイス上で試験されることになる特徴は、例えば、上記に列挙した特徴のうちのいずれかとすることができ、かつ上述の同じ方法で試験することができる。任意的な実施形態において、メモリは、更に、上述の更新された構成ファイルを格納するように構成され、この場合に、コントローラは、更新された構成ファイルをダウンロードする要求を携帯デバイスから送信し、かつ要求に応答して更新された構成ファイルを受信するように更に構成されることになる。

本発明の他の及び更に別の態様及び特徴は、本発明を限定ではなく例示するように意図する好ましい実施形態の以下の詳細説明を読むことから明らかであろう。

同様の要素が共通の参照番号によって参照される図面は、本発明の好ましい実施形態の設計及び有用性を示している。本発明の上記に挙げた及び他の利点及び目的が得られる方法をより良く認めるために、上記に簡潔に説明した本発明のより具体的な説明を添付図面に例示するその特定の実施形態を参照することによって以下に与える。これらの図面は、本発明の典型的な実施形態のみを描写し、かつ従ってその範囲を限定するように考えないものとすることを理解した上で、本発明は、添付図面を用いて追加の特異性及び詳細と共に以下に記述かつ説明される。

本発明の方法及びシステムと共に用いるための組織刺激システムの平面図である。 本発明の方法及びシステムと共に用いるための遠隔組織刺激システムの代替実施形態を示す図である。 携帯デバイスが図２及び３の組織刺激システムの埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可するためのシステムのブロック図である。 図３に示すサーバの内部構成要素のブロック図である。 図３に示す携帯デバイスの内部構成要素のブロック図である。 図３に示す携帯デバイスを許可するための例示的構成ファイルを示す図である。 図６に示す構成ファイルに含まれる特徴のリストを示す図である。 図２及び図３に示す埋め込み可能医療デバイスを制御するために携帯デバイス上に表示される例示的グラフィカルユーザインタフェース（ＧＵＩ）の平面図である。 携帯デバイスが図２又は図３に示す埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可する方法の流れ図である。

以下の説明は、組織刺激システム、例えば、脊髄刺激システム、脳深部刺激システム、その他との関連で提供する。しかし、本明細書に説明する方法及びシステムは、組織刺激用途に役立つものであるが、本方法及びシステムは、それらの最も広い態様においてそのように限定されないことは理解されるものとする。むしろ、本方法及びシステムは、埋め込み可能医療デバイスと通信するあらゆるタイプの携帯デバイスと共に用いることができる。例えば、本明細書に説明する方法及びシステムは、ペースメーカー、埋め込み可能除細動器、蝸牛刺激器、網膜刺激器、四肢の協調運動を生じるように構成された刺激器、皮質刺激器、末梢神経刺激器、微小刺激器、及び尿失禁、睡眠時無呼吸、肩関節亜脱臼、頭痛などを治療するように構成されたあらゆる他の神経刺激器と共に使用することができる。

図１に移ると、例示的組織刺激システム１０は、１つ又はそれよりも多くの（この場合は２本の）埋め込み可能刺激リード１２と、埋め込み可能パルス発生器（ＩＰＧ）１４と、携帯デバイス１６と、臨床医のプログラマー（ＣＰ）１８と、外部試験刺激器（ＥＴＳ）２０と、外部充電器２２とを含む。

携帯デバイス１６は、患者が一般的に友人に電話をかけ、インターネットにアクセスし、メッセージの送受信を行い、音楽を聴くなどのような日常の活動のために携行し又は使用するパーソナルスマートデバイス（ＰＳＤ）である。例示する実施形態において、ＰＳＤ１６は、手のひらの中に保持することができるほど十分に小型であるという点で手持ち式（手のひらサイズ）である。例えば、ＰＳＤ１６は、スマートフォン、携帯情報端末（ＰＤＡ）などとすることができる。代替実施形態において、ＰＳＤ１６は、手持ち式デバイスよりも大きいが、依然として容易に携帯可能にすることができる。例えば、この場合に、ＰＳＤ１６は、タブレット、ｉＰａｄなどとすることができる。

本発明に対して重要なことに、ＰＳＤ１６は、ＰＳＤ１６がＩＰＧ１４と通信してこれをプログラムするのに必要なプログラミングソフトウェアの許可及びインストール時に、ＩＰＧ１４と通信するように構成される。許可は、以下でより詳細に説明するように、ＰＳＤ１６が、ＩＰＧ１４を有効かつ安全に制御するのに必要な十分な特徴を有するか否かを検査する段階を含む。ＰＳＤ１６が許可された状態で、ＰＳＤ１６は、刺激パラメータを調節し、刺激のオン及びオフを切り換え、バッテリステータスを検査するなどによってＩＰＧ１４を制御することができる。

ＩＰＧ１４は、１つ又はそれよりも多くの経皮リード延長部２４を通じて刺激リード１２に物理的に接続され、刺激リードは、アレイに配置された複数の電極２６を担持する。例示する実施形態において、刺激リード１２は、経皮リードであり、このために、電極２６は、刺激リード１２に沿って一列に配置される。代替実施形態において、電極２６は、単一パドルリード上に２次元パターンで配置することができる。ＩＰＧ１４は、１組の刺激パラメータに従ってパルス電気波形の形態で電気刺激エネルギ（すなわち、時系列の電気パルス）を電極アレイ２６に送出するパルス発生回路を含む。

ＥＴＳ２０も、経皮リード延長部２８及び外部ケーブル３０を通じて刺激リード１２に物理的に接続することができる。ＥＴＳ２０は、ＩＰＧ１４のものと類似するパルス発生回路を有し、これも、１組の刺激パラメータに従ってパルス電気波形の形態で電気刺激エネルギを電極アレイ２６に送出する。ＥＴＳ２０とＩＰＧ１４の間の大きな相違は、ＥＴＳ２０は、試験的に用いられる埋め込み不能デバイスであり、刺激リード１２が埋め込まれた後かつＩＰＧ１４の埋め込み前に、提供すべき刺激の反応を試験するものであることである。従って、ＩＰＧ１４に関して本明細書に説明するいずれの機能も、ＥＴＳ２０に関して同様に実行することができる。

ＰＳＤ１６を用いて、双方向ＲＦ通信リンク３２を通じてＥＴＳ２０を遠隔的に制御することができる。ＩＰＧ１４及び刺激リード１２は、電極２６が、刺激される組織、例えば、脊髄組織又は脳組織に接触するように、患者内に埋め込まれるように構成される。ＩＰＧ１４及び刺激リード１２が埋め込まれた状態で、ＰＳＤ１６を用いて、双方向ＲＦ通信リンク３４を通じてＩＰＧ１４を遠隔的に制御することができる。このような制御により、ＩＰＧ１４をオン又はオフに切り換え、異なる刺激パラメータセットでプログラムすることができる。ＰＳＤ１６はまた、ＩＰＧ１４によって出力される電気刺激エネルギの特性を能動的に制御するために、プログラム済みの刺激パラメータを修正するように作動させることができる。

ＣＰ１８は、手術室及び経過観察セッションにおいてＩＰＧ１４及びＥＴＳ２０をプログラムするための臨床医精査刺激パラメータを提供する。ＣＰ１８は、ＩＲ通信リンク３６を通じてＰＳＤ１６を通してＩＰＧ１４又はＥＴＳ２０と間接的に通信することにより、この機能を実行することができる。これに代えて、ＣＰ１８は、ＲＦ通信リンク（図示せず）を通じてＩＰＧ１４又はＥＴＳ２０と直接に通信することができる。ＣＰ１８によって提供される臨床医精査刺激パラメータも用いてＰＳＤ１６をプログラムし、その結果、刺激パラメータは、その後に独立モードで（すなわち、ＣＰ１８の支援なしで）ＰＳＤ１６の作動によって修正することができる。

外部充電器２２は、誘導リンク３８を通じてＩＰＧ１４を経皮的に充電するのに用いられる携帯デバイスである。ＩＰＧ１４がプログラムされ、かつこの電源が外部充電器２２によって充電されるか又は他の方法で再び満たされた状態で、ＩＰＧ１４は、デバイス１６又はＣＰ１８が存在しなくとも、プログラム通りに機能することができる。簡潔にするために、ＩＰＧ１４、ＣＰ１８、ＥＴＳ２０、及び外部充電器２２の更なる詳細については、本明細書では説明しない。これらのデバイスの例示的実施形態の詳細については、米国特許第６，８９５，２８０号明細書に開示されている。

図２に移ると、遠隔組織刺激システム１００を以下で本明細書に説明する。システム１００は、上述のシステム１０に類似しており、ただし例外は、ＰＳＤ１６がブリッジデバイス１２４を通じてＩＰＧ１４（又はこれに代えてＥＴＳ２０）と間接的に通信し、ＣＰ１８（臨床医１３０によって作動される）が、ネットワーク１１０を通じてＰＳＤ１６と遠隔的に通信することができる点である。

例示する実施形態において、ブリッジデバイス１２４は、患者１２８に対して局所的に（例えば、４フィート以内に）便宜的に配置され、ＰＳＤ１６とＩＰＧ１４の間の通信を強化又は補うことができるテレメトリワンドである。ＰＳＤ１６とネットワーク１１０の間の通信を可能にするネットワーク１１０は、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、広域ネットワーク（ＷＡＮ）、ワールドワイドウェブ（ＷＷＷ）、公衆交換電話ネットワーク（ＰＳＴＮ）、セルラー電話ネットワーク、又はＣＰ１８と共に用いるのに適するあらゆる他の地上又は衛星ネットワークとすることができる。これらのデバイス（すなわち、ＣＰ１８及びＰＳＤ１６）は、あらゆる公知の関連技術及び／又は今後開発されるプロトコルを用いて相互に通信することができる。

図３を参照して、ＰＳＤ１６がＩＰＧ１６と通信することの許可を容易にするためのシステム１４０について説明する。上述のように、許可は、ＰＳＤ１６がＩＰＧ１４のための制御デバイスとして機能することができるか否かを検査する段階を含む。一般的に、システム１４０は、ネットワーク１１０を通じてＰＳＤ１６と通信するサーバ１０２を含む。例えば、ＰＳＤ１６とサーバ１０２の間の通信は、電話線、ウェブなどを通じたものとすることができる。

ＰＳＤ１６は、構成ファイル１０８と構成ファイル１０８を用いて試験を実行する構成検査プログラムとを取得するためにネットワーク１１０を通じてサーバ１０２と通信するように構成される。好ましい実施形態において、構成検査プログラムは、ＰＳＤ１６によって実行された時に、ＰＳＤ１６がＩＰＧ１４と通信し、かつこれを制御するための十分な特徴を有するか否かを検査するアプリケーションプログラム１１２である。ＰＳＤ１６がそのような十分な特徴を有する場合に、アプリケーションプログラム１１２は、ＰＳＤ１６がＩＰＧ１４と通信することを許可する。このような場合に、アプリケーションプログラム１１２は、ＰＳＤ１６が埋め込み可能ＩＰＧ１４と通信することを許可されたことを示す通知を患者１２８に提供する。それ以外の場合に、アプリケーションプログラム１１２は、ＰＳＤ１６がＩＰＧ１４と通信することを許可しない。ＰＳＤ１６が許可される事例において、アプリケーションプログラム１１２は、ＩＰＧ１４を制御するためにグラフィカルユーザインタフェースを患者１２８に提供し、これについては、図９と関連して以下に説明する。アプリケーションプログラム１１２とは別に構成検査プログラムが利用される代わりのケースでは、ＰＳＤ１６がＩＰＧ１４と通信してこれを制御することを許可された後にのみ、サーバ１０２からアプリケーションプログラム１１２を取得又はダウンロードするようにＰＳＤ１６を更に構成することができる。

図４を参照して、サーバ１０２の内部構成要素についてここで以下に説明する。サーバ１０２は、一般的に、構成ファイル１０８及びアプリケーションプログラム１１２を格納するように構成されたメモリ１２２と、ＰＳＤ１６と遠隔的に通信するように構成されたモデム１１８と、構成ファイル１０８及びアプリケーションプログラム１１２をダウンロードする要求をＰＳＤ１６から受信し、かつ要求に応答して構成ファイル１０８及びアプリケーションプログラム１１２をＰＳＤ１６に送信するように構成されたコントローラ１２０とを含む。上述のように、アプリケーションプログラム１１２は、ＰＳＤ１６がＩＰＧ１４と通信する機能があるか否かを決定するための試験を実行し、実行された試験に基づいてＰＳＤ１６がＩＰＧ１４と通信することを許可する。

メモリ１２２は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＣＤ−ＲＯＭ、ハードディスク、取外し可能磁気ディスク、メモリカード又はスティック、ＮＶＲＡＭ、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュメモリなどのようないずれかの揮発性、不揮発性、固定、取外し可能、磁気、光、又は電気媒体とすることができる。コントローラ１２０は、マイクロプロセッサ、コントローラ、デジタルシグナルプロセッサ（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、又は他の個別又は集積論理回路を含むことができる。

図５を参照して、ＰＳＤ１６の内部構成要素についてここで以下に説明する。ＰＳＤ１６は、一般的に、構成ファイル１０８及びアプリケーションプログラム１１２を格納するように構成されたメモリ１５２と、サーバ１０２と遠隔的に通信するように構成されたモデム１４８と、構成ファイル１０８をダウンロードする要求をサーバ１０２に送信し、要求に応答して構成ファイル１０８を受信し、かつアプリケーションプログラム１１２を実行する（以下で詳細を説明する）ように構成されたコントローラ１５０とを含む。

図６に示すように、構成ファイル１０８は、ＰＳＤ１６上で試験される１つ又はそれよりも多くの特徴１１４を含む入力ファイルである。特徴１１４（図７に示す）のこのような少数の例は、ＰＳＤ１６のストレージメモリ２０２と、ＰＳＤ１６のランダムアクセスメモリ２０４と、あるタイプのネットワークに接続するためのＰＳＤ１６の機能２０６と、ＰＳＤ１６の画面高さ２０８と、ＰＳＤ１６の画面幅２１０と、ＰＳＤ１６のオペレーティングシステム２１２と、ＰＳＤ１６の型式２１４と、ＰＳＤ１６の中央演算処理装置（ＣＰＵ）のタイプ２１６と、ＰＳＤ１６の中央演算処理装置の速度２１８と、ＰＳＤ１６のグラフィックライブラリのタイプ２２０と、ＰＳＤ１６のユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ）機能２２２と、ＰＳＤ１６のアプリケーションプログラムインタフェース（ＡＰＩ）レベル２２４と、ＰＳＤ１６の近距離無線通信（ＮＦＣ）機能２２６と、ＰＳＤ１６のＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）機能２２８と、ＰＳＤ１６の無線機能２３０と、ＰＳＤ１６のハードウェア接続性性能２３２と、ＰＳＤ１６のセキュリティ機能のタイプ２３４と、ＰＳＤ１６のタッチスクリーンの感度及び精度２３６と、ＰＳＤ１６のブリッジデバイス１２４への接続性２３８と、図２のリモートＣＰ１８のような遠隔システムへのＰＳＤ１６の接続性２４０とを含む。

上記で簡潔に示したように、構成ファイル１０８が、アプリケーションプログラム１１２に入力され、アプリケーションプログラム１１２が、試験を実行する。上記に挙げた特徴１１４の一部に関して、特定の特徴がＰＳＤ１６によって満足されるか否かを決定するために、アプリケーションプログラム１１２は、患者１２８からの入力を要求する。このような特徴は、ＰＳＤ１６のタッチスクリーンの感度及び精度２３６、ＰＳＤ１６のブリッジデバイス１２４への接続性２３８、及びＰＳＤ１６の遠隔システムへの接続性２４０とすることができる。この目的のために、アプリケーションプログラム１１２は、患者１２８からの入力を要求し、その後、患者１２８から入力を受信する。例えば、タッチスクリーンの感度及び精度特徴２３６に関して、アプリケーションプログラム１１２は、患者１２８にＰＳＤ１６の画面内の１つ又はそれよりも多くの区域にタッチするように要求する。ブリッジデバイス１２４への接続性２３８特徴に関して、アプリケーションプログラム１１２は、患者１２８にブリッジデバイス１２４をオンに切り換えるよう要求し、その結果、ＰＳＤ１６とブリッジデバイス１２４の間の通信リンクを検証するための試験を実行することができる。遠隔システムへの接続性２４０特徴に関して、アプリケーションプログラム１１２は、リモートＣＰ１８からＰＳＤ１６、ブリッジデバイス１２４、ＩＰＧ１４、及び再びＣＰ１８へ戻る往復の通信リンクを検証する。この試験は、遠隔システムからの接続又はブリッジデバイス１２４のオンへの切り換えを受容する患者１２８からの確認応答を要求することがある。

特徴１１４の各々は、１つ又はそれよりも多くの構成パラメータ１１６に関連付けられる。一部の場合に、構成パラメータ１１６は、ＰＳＤ１６によって満足される特徴１１４の最小／最大値又はバージョンを定義することができる。他の場合において、特徴１１４の利用可能性を検査するために又は利用可能な特徴１１４の機能を決定するように構成パラメータ１１６を定義することができる。特定の特徴１１４に関して構成ファイル１０８内に指定される構成パラメータ１１６は、ＰＳＤ１６の実際のパラメータに対して照合され、照合に基づいて、アプリケーションプログラム１１２は、特定の特徴１１４がＰＳＤ１６によって満足されるか否かを決定する。特徴１１４の各々のための構成パラメータ１１６及びこれらの特徴１１４に関して実行すべき試験について、ここでより詳細に以下に説明する。

ストレージメモリ特徴２０２に関して、構成パラメータは、ＰＳＤ１６の最小ストレージ及び利用可能なストレージメモリとすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、試験を実行するのに又はＩＰＧ１４を制御するのに必要なアプリケーションプログラム１１２又はいずれかの関連するアプリケーションを格納するためにＰＳＤ１６が十分な内部メモリを有するか否かを検査する。ＲＡＭ特徴２０４に関して、構成パラメータは、最小ＲＡＭ又は利用可能なＲＡＭとすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、アプリケーションプログラム１１２の実行のようなタスクをＣＰＵによって実行するのに必要な十分なＲＡＭをＰＳＤ１６が有するか否かを検査する。ネットワーク接続特徴２０６に関して、構成パラメータは、ＰＳＤ１６が、Ｗｉ−Ｆｉ、２．７５Ｇ、３Ｇ、又は４Ｇなどのような１つ又はそれよりも多くのネットワークに接続する機能があるか否かとすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、リモートＣＰ１８のようなデバイスと通信するためにＰＳＤ１６がネットワークに接続する機能を有するか否かを決定する。ＰＳＤ１６のネットワーク機能により、ＰＳＤ１６がリモートＣＰ１８のようなデバイスからプログラミング指令／データを遠隔的に受信することが可能になる。画面高さ及び幅特徴２０８、２１０それぞれに関して、構成パラメータは、最小の画面高さ及び幅とすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、データを表示するために十分な画面高さ２０４及び画面幅２０２をＰＳＤ１６が有するか否かを検査する。

オペレーティングシステム特徴２１２に関して、構成パラメータは、オペレーティングシステムのタイプとすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、ＰＳＤ１６上でいずれのオペレーティングシステム（Ａｎｄｒｏｉｄ（登録商標）、ｗｉｎｄｏｗｓ（登録商標）などのような）が実行中であるか、及びそのオペレーティングシステムがアプリケーションプログラム１１２を実行するのに望ましいか否かを検査する。型式特徴２１４に関して、構成パラメータは、ＰＳＤ１６の型式番号／ＩＤとすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、ＰＳＤ１６の型式を検査し、この型式がアプリケーションプログラム１１２と互換性があるか否かを更に検査する。ＣＰＵのタイプ特徴２１６に関して、構成パラメータは、プロセッサのタイプとすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、プロセッサのタイプを検査し、このプロセッサが必要に応じてタスクを処理又は実行する機能があるか否かを検査する。例えば、アプリケーションプログラム１１２は、プロセッサがシングルコア、デュアルコア、クワッドコア、ＡＲＭ、ｘ８６、ＭＩＰＳなどであるか否かを検査する。ＣＰＵの速度特徴２１８に関して、構成パラメータは、プロセッサの最低速度とすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、ＰＳＤ１６のＣＰＵの速度がＰＳＤ１６上で上述のアプリケーションを実行するのに十分であるか否かを決定する。グラフィックライブラリ特徴２２０に関して、構成パラメータは、ＰＳＤ１６によっていずれのグラフィックライブラリがサポートされるかとすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、ディスプレイにグラフィックをレンダリングするのに望ましいグラフィックライブラリをＰＳＤ１６が有するか否かを更に検査する。

ＵＳＢ機能特徴２２２に関して、構成パラメータは、ＰＳＤ１６がＵＳＢポートを有するか否かとすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、ＵＳＢが他のデバイスと通信する機能があるか又は単に充電目的のためであるかを検査する。

ＡＰＩレベル特徴２２４に関して、構成パラメータは、ＰＳＤ１６上で実行中のオペレーティングシステムの最小バージョンとすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、ＰＳＤ１６上でいずれのバージョンのオペレーティングシステムが実行中であるかを検査し、更に、アプリケーションプログラム１１２のような様々なアプリケーションを実行するのに必要な最小バージョンがいずれであるかを確認する。アプリケーションプログラム１１２はまた、インストールする前にいずれのソフトウェアプリケーションもＰＳＤ１６と互換性があるか否かを決定する。

ＮＦＣ機能特徴２２６に関して、構成パラメータは、ＰＳＤ１６がＮＦＣコントローラを有するか否かとすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、ＰＳＤ１６がＮＦＣを通じて他のデバイスと通信する機能があるか否かを決定する。Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）機能特徴２２８に関して、構成パラメータは、ＰＳＤ１６がＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）を有するか否かとすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、ＰＳＤ１６がＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）を通じてデータを共有することができるか否かを検査する。無線機能特徴２３０に関して、構成パラメータは、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、Ｗｉ−Ｆｉ、又はＷＬＡＮ、又は他の無線ネットワークのような無線リンクを通じて通信する機能をＰＳＤ１６が有するか否かとすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、無線リンクを通じてデバイスと通信することができる十分な手段／方法をＰＳＤ１６が有するか否かを検査する。ハードウェア接続性性能特徴２３２に関して、構成パラメータは、ＰＳＤ１６の処理パワーとすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、試験をどのくらい瞬時に実行することができるかを検査し、通信の範囲などを定義する。セキュリティ特徴２３４に関して、構成パラメータは、ＰＩＮ、パスワード、パターンなどのようなセキュリティ特徴のタイプとすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、ＰＳＤ１６及びアプリケーションプログラム１１２が悪用されることから保護するための十分な方法をＰＳＤ１６が有するか否かを検査する。

タッチスクリーンの感度及び精度特徴２３６に関して、構成パラメータは、応答時間及び精度とすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、スクリーンの一部分がタッチされた時のタッチスクリーンの反応性を検査し、かつ患者１２８によってタッチされた部分がＣＰＵによって正しく解釈されたか否かも検査する。ブリッジデバイス１２４への接続性特徴２３８に関して、構成パラメータは、ＰＳＤ１６をブリッジデバイス１２４に接続することができるか否かとすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、ブリッジデバイス１２４にＰＳＤ１６を接続する十分な方法をＰＳＤ１６が有するか否かを検査する。遠隔システムへの接続性特徴２４０に関して、構成パラメータは、ＰＳＤ１６をサーバ１０２又はＣＰ１８のような遠隔システムに接続することができるか否かとすることができる。従って、アプリケーションプログラム１１２は、遠隔システムにＰＳＤ１６を接続する十分な手段をＰＳＤ１６が有するか否かを検査する。

当業者に対して、上述のような構成パラメータ及び対応する試験が本質的に例示的ものであり、特徴１１４の各々に関してより多くのタイプの構成パラメータ及び試験が存在する場合があることは理解される。構成ファイル１０８は、これらの特徴１１４及び対応する構成パラメータ１１６をあらゆる望ましいフォーマットで格納することができる。

一部の事例において、アプリケーションプログラム１１２は、ＰＳＤ１６によって満足すべき最低限の数（２個のような）の特徴１１４を検査するように構成することができるが、他の事例においては、アプリケーションプログラム１１２は、上述のような全特徴がＰＳＤ１６によって満足されるか否かを検査するように構成することができる。当業者に対して、アプリケーションプログラム１１２は必要に応じてあらゆる方法で構成することができることは理解される。

任意的な実施形態において、アプリケーションプログラム１１２は、いずれの修正に関しても定期的間隔でＰＳＤ１６をモニタすることができる。例えば、修正は、ソフトウェア又はファームウェアのインストール、ソフトウェア又はファームウェアのアップグレード、機能の有効化、又は機能の無効化に関する場合がある。アプリケーションプログラム１１２は、ＰＳＤ１６がいずれかの方法で修正されたと決定する場合に、ＰＳＤ１６がＩＰＧ１４と通信することを自動的に許可解除する。許可解除後、アプリケーションプログラム１１２は、修正されたＰＳＤによって特徴１１４が満足されるか否かを決定するために試験を再実行する。修正されたＰＳＤによって特徴が満足される場合に、修正されたＰＳＤは、ＩＰＧ１４と通信することを許可される。それ以外は、修正されたＰＳＤ１６は、ＩＰＧ１４との通信を許可されない。アプリケーションプログラム１１２はまた、構成ファイル１０８によって要求される特徴をユーザが非アクティブ化又は削除する時にＰＳＤ１６をモニタすることができる。例えば、構成ファイル１０８がＧＰＳ機能、加速度計、Ｗｉ−Ｆｉ、ＮＦＣ、又はＳＩＭカードを要求しており、ユーザがこれらの特徴のうちの１つを無効化又は他の方法で削除すると、アプリケーションプログラム１１２は、特徴がＰＳＤ１６上で有効化又は他の方法で再インストールされるまで自動的にＰＳＤ１６を許可解除することができる。

別の任意的な実施形態において、ＰＳＤ１６は、更新された構成ファイルを受信し、更新された構成ファイルをメモリ１５２に格納する。更新された構成ファイルは、ＰＳＤ１６上で試験される１つ又はそれよりも多くの更新された特徴に対応する１つ又はそれよりも多くの更新されたデバイス構成パラメータを含む。更新された構成ファイルは、アプリケーションプログラム１１２によって使用され、ＰＳＤ１６がＩＰＧ１４と通信することを自動的に許可解除される。上記と同様に、更新された特徴がＰＳＤ１６によって満足されるか否かを決定するために試験を再度実行する。実行された試験に基づいて、ＰＳＤ１６が特徴を満足する場合にのみ、ＰＳＤ１６は、ＩＰＧ１４と通信することを許可される。

他の実施形態において、構成検査プログラムは、ＰＳＤ１６によって実行された時に、上述のような構成ファイル１０８を用いて試験を実行してＰＳＤ１６を許可するあらゆるプログラム（すなわち、アプリケーションプログラム１１２とは別のもの）とすることができる。このような場合に、アプリケーションプログラム１１２は、試験が実行された後にサーバ１０２からダウンロードすることができる。アプリケーションプログラム１１２は、ＰＳＤ１６がＩＰＧ１４と通信することを許可された後にのみ受信される。アプリケーションプログラム１１２は、実行された時に、ＩＰＧ１４と通信するためのグラフィカルユーザインタフェースを提供する。

図９に移って、ＰＳＤ１６がＩＰＧ１４と通信することを許可するシステム１４０を用いる方法について説明する。最初に、構成ファイル１０８及びアプリケーションプログラム１１２をサーバ１０２からＰＳＤ１６にダウンロードする（段階３０２）。構成ファイル１０８及びアプリケーションプログラム１１２がＰＳＤ１６に適切にダウンロードされた状態で、構成ファイル１０８がアプリケーションプログラム１１２に入力され、アプリケーションプログラム１１２は、ＰＳＤ１６の特徴のうちの１つに関して試験を実行する（段階３０４）。次に、アプリケーションプログラム１１２は、特徴がＰＳＤ１６によって満足されるか否かを検査する（段階３０６）。試験中、アプリケーションプログラム１１２は、構成ファイル１０８に指定されるような特徴要件をＰＳＤ１６の実際の特徴と照合する。照合に基づいて、ＰＳＤ１６の特徴が満足されないと決定される場合に、方法は終了する（段階３１４）。このような場合に、ＰＳＤ１６は、ＩＰＧ１４と通信することを許可されない。しかし、特徴がＰＳＤ１６によって満足される場合に、アプリケーションプログラム１１２は、ＰＳＤ１６に関して他に試験すべき特徴があるか否かを検査する（段階３０８）。そうである場合に、方法は、段階３０６に戻り、他の特徴がＰＳＤ１６によって満足されるか否かを検査する。この処理は、ＰＳＤ１６の全特徴が試験されるまで継続される。試験すべき更に別の特徴がない場合に、アプリケーションプログラム１１２は、ＰＳＤ１６がＩＰＧ１４と通信することを許可する（段階３１０）。

ＰＳＤ１６が、ＩＰＧ１４と通信することを許可された状態で、アプリケーションプログラム１１２は、ＰＳＤ１６がＩＰＧ１４と通信することを可能にするグラフィカルユーザインタフェース（ＧＵＩ）を提供する（段階３１２）。ＧＵＩにより、患者１２８は、１つ又はそれよりも多くの刺激パラメータを必要に応じて調節することができる。例えば、ＧＵＩにより、ユーザは、電極の組合せ、パルス振幅、パルス幅、又はパルス繰返し数のうちの少なくとも１つを調節することにより、ＩＰＧ１４により電極２６に出力される刺激エネルギの刺激パラメータを修正することができる。次に方法は終了する（段階３１４）。

パルス振幅制御２７２、パルス繰返し数制御２７４、パルス幅制御２７６、及び１つ又はそれよりも多くのアイコン２７８及び２８０を含む１つのこのような例示的ＧＵＩ２７０を図８に示している。これらの制御２７２、２７４、及び２７６は、患者１２８によって起動され、電気パルスパラメータ、すなわち、パルス振幅、パルス繰返し数、パルス幅のいずれかをそれぞれ上向き方及び下向き矢印を用いて増分又は減分することができる。同様の方法で、アイコン２８０を起動して望ましい電極の組合せを選択することができる。アイコン２７８を起動してＩＰＧ１４のオン又はオフを切り換えることができる。更に、ＧＵＩ２７０はまた、ＩＰＧ１４のバッテリステータスを示すアイコン２８２も含む。

本発明の特定の実施形態について図示して説明したが、これは限定ではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく様々な変更及び修正を行うことができることは理解されるであろう。すなわち、本発明は、特許請求の範囲によって定められるような本発明の精神及び範囲に含めることができる代替物、修正物、及び均等物を網羅するように意図している。

１０ 組織刺激システム
１６ 携帯デバイス
２４ リード延長部
２６ 電極アレイ
３８ 誘導リンク

Claims (36)

1. 携帯デバイスが埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可する方法であって、
   前記携帯デバイス上で試験されることになる少なくとも１つの特徴にそれぞれ対応する少なくとも１つのデバイス構成パラメータが該携帯デバイスによって満足されるか否かを決定する試験を実行する段階と、
   前記少なくとも１つの特徴が前記携帯デバイスによって満足される場合にのみ該携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可する段階と、
   前記少なくとも１つの特徴が前記携帯デバイスによって満足されない場合に該携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信する許可を与えない段階と、
   を含むことを特徴とする方法。
2. 前記携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可される場合にのみ、該携帯デバイスが該埋め込み可能医療デバイスと通信することを可能にするグラフィカルユーザインタフェースを提供する段階を更に含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記携帯デバイスは、パーソナルスマートデバイスを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 前記携帯デバイス上で試験されることになる前記特徴は、該携帯デバイスのストレージメモリ、該携帯デバイスのランダムアクセスメモリ、あるタイプのネットワークに接続するための該携帯デバイスの機能、該携帯デバイスの画面高さ、該携帯デバイスの画面幅、該携帯デバイスのオペレーティングシステム、該携帯デバイスの型式、該携帯デバイスの中央演算処理装置のタイプ、該携帯デバイスの中央演算処理装置の速度、該携帯デバイスのグラフィックライブラリのタイプ、該携帯デバイスのＵＳＢ機能、該携帯デバイスのＡＰＩレベル、該携帯デバイスの近距離無線通信機能、該携帯デバイスのＢｌｕｅｔｏｏｔｈ機能、該携帯デバイスの無線機能、該携帯デバイスのハードウェア接続性性能、該携帯デバイスのセキュリティ機能のタイプ、該携帯デバイスのタッチスクリーンの感度、該携帯デバイスの該タッチスクリーンの精度、ブリッジデバイスへの該携帯デバイスの接続性、及び、遠隔システムへの該携帯デバイスの接続性のうちの１つであることを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 前記試験を実行する段階は、ユーザからの入力を要求する段階と、該ユーザから該入力を受信する段階と、を含み、
   前記少なくとも１つの特徴は、前記ユーザから受信した前記入力に基づいて前記携帯デバイスによって満足されると決定される、
   ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
6. 前記試験されることになる特徴は、前記携帯デバイスのタッチスクリーンの感度、該携帯デバイスの該タッチスクリーンの精度、ブリッジデバイスへの該携帯デバイスの接続性、及び、遠隔システムへの該携帯デバイスの接続性のうちの１つであることを特徴とする請求項５に記載の方法。
7. ソフトウェア又はファームウェアのインストール、ソフトウェア又はファームウェアのアップグレード、機能の有効化、及び機能の無効化のうちの少なくとも１つである前記携帯デバイスにおける修正を検出する段階と、
   前記修正が検出された時に、修正された携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信することを自動的に許可解除する段階と、
   を更に含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
8. 前記試験されることになる少なくとも１つの特徴にそれぞれ対応する前記少なくとも１つのデバイス構成パラメータが前記修正された携帯デバイスによって満足されるか否かを決定する試験を実行する段階と、
   前記少なくとも１つの特徴が前記修正された携帯デバイスによって満足される場合に該修正された携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可する段階と、
   を更に含むことを特徴とする請求項７に記載の方法。
9. 構成ファイルをダウンロードする要求をサーバに送信する段階と、
   前記構成ファイルを前記サーバから該携帯デバイス内に受信する段階と、
   を更に含み、
   前記構成ファイルは、前記携帯デバイス上で試験されることになる前記少なくとも１つの特徴に対応する前記少なくとも１つのデバイス構成パラメータを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
10. 前記携帯デバイス上で試験されることになる少なくとも１つの更新された特徴に対応する少なくとも１つの更新されたデバイス構成パラメータを含む更新された構成ファイルを前記サーバから受信する段階と、
    前記更新された構成ファイルが受信された時に前記携帯デバイスを許可解除する段階と、
    を更に含むことを特徴とする請求項９に記載の方法。
11. 前記試験される少なくとも１つの更新された特徴にそれぞれ対応する前記少なくとも１つのデバイス構成パラメータが前記携帯デバイスによって満足されるか否かを決定する試験を実行する段階と、
    前記少なくとも１つの更新された特徴が前記携帯デバイスによって満足される場合に該携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可する段階と、
    を更に含むことを特徴とする請求項１０に記載の方法。
12. 前記少なくとも１つのデバイス構成パラメータは、複数のデバイス構成パラメータを含み、前記少なくとも１つの特徴は、複数の特徴を含み、該特徴の全てが該携帯デバイスによって満足される場合にのみ前記携帯デバイスは前記埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
13. 携帯デバイスが埋め込み可能医療デバイスと通信することの許可を支援するためのサーバであって、
    構成検査プログラムと前記携帯デバイス上で試験されることになる少なくとも１つの特徴にそれぞれ対応する少なくとも１つのデバイス構成パラメータを有する構成ファイルとを格納するメモリであって、該構成検査プログラムが、該携帯デバイスによって実行された時に、該少なくとも１つのデバイス構成パラメータが該携帯デバイスによって満足されるか否かを決定する試験を実行し、該少なくとも１つの特徴が該携帯デバイスによって満足される場合にのみ該携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可し、該少なくとも１つの特徴が該携帯デバイスによって満足されない場合に該携帯デバイスが該埋め込み可能医療デバイスと通信することの許可を与えない前記メモリと、
    前記携帯デバイスと遠隔的に通信するように構成されたモデムと、
    前記構成ファイル及び前記構成検査プログラムをダウンロードする要求を前記携帯デバイスから受信し、該要求に応答して該構成ファイル及び該構成検査プログラムを該携帯デバイスに送信するように構成されたコントローラと、
    を含むことを特徴とするサーバ。
14. 前記携帯デバイスは、パーソナルスマートデバイスを含むことを特徴とする請求項１３に記載のサーバ。
15. 前記携帯デバイス上で試験されることになる前記特徴は、該携帯デバイスのストレージメモリ、該携帯デバイスのランダムアクセスメモリ、あるタイプのネットワークに接続するための該携帯デバイスの機能、該携帯デバイスの画面高さ、該携帯デバイスの画面幅、該携帯デバイスのオペレーティングシステム、該携帯デバイスの型式、該携帯デバイスの中央演算処理装置のタイプ、該携帯デバイスの中央演算処理装置の速度、該携帯デバイスのグラフィックライブラリのタイプ、該携帯デバイスのＵＳＢ機能、該携帯デバイスのＡＰＩレベル、該携帯デバイスの近距離無線通信機能、該携帯デバイスのＢｌｕｅｔｏｏｔｈ機能、該携帯デバイスの無線機能、該携帯デバイスのハードウェア接続性性能、該携帯デバイスのセキュリティ機能のタイプ、該携帯デバイスのタッチスクリーンの感度、該携帯デバイスの該タッチスクリーンの精度、ブリッジデバイスへの該携帯デバイスの接続性、及び、遠隔システムへの該携帯デバイスの接続性のうちの１つであることを特徴とする請求項１３に記載のサーバ。
16. 前記構成検査プログラムは、前記携帯デバイスによって実行された時に、ユーザからの入力を要求し、該ユーザからの該入力を受信し、
    前記少なくとも１つの特徴は、前記ユーザから受信した前記入力に基づいて前記携帯デバイスによって満足されると決定される、
    ことを特徴とする請求項１３に記載のサーバ。
17. 前記試験されることになる特徴は、前記携帯デバイスのタッチスクリーンの感度、該携帯デバイスの該タッチスクリーンの精度、ブリッジデバイスへの該携帯デバイスの接続性、及び、遠隔システムへの該携帯デバイスの接続性のうちの１つであることを特徴とする請求項１６に記載のサーバ。
18. 前記構成検査プログラムは、前記携帯デバイスによって実行された時に、該携帯デバイスにおける修正を検出し、修正された携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信することを自動的に許可解除することを特徴とする請求項１３に記載のサーバ。
19. 前記修正は、ソフトウェア又はファームウェアのインストール、ソフトウェア又はファームウェアのアップグレード、機能の有効化、及び、機能の無効化のうちの少なくとも１つであることを特徴とする請求項１８に記載のサーバ。
20. 前記構成検査プログラムは、前記携帯デバイスによって実行された時に、前記試験されることになる少なくとも１つの特徴にそれぞれ対応する前記少なくとも１つのデバイス構成パラメータが前記修正された携帯デバイスによって満足されるか否かを決定する試験を実行し、該少なくとも１つの特徴が該修正された携帯デバイスによって満足される場合に該修正された携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可することを特徴とする請求項１８に記載のサーバ。
21. 前記メモリは、更に、前記携帯デバイス上で試験されることになる少なくとも１つの更新された特徴にそれぞれ対応する少なくとも１つの更新されたデバイス構成パラメータを有する更新された構成ファイルを格納し、
    前記構成検査プログラムは、該携帯デバイスによって実行された時に、少なくとも１つの更新されたデバイス構成パラメータが該携帯デバイスによって満足されるか否かを決定する試験を実行し、該少なくとも１つの更新された特徴が該携帯デバイスによって満足される場合にのみ該携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可し、該少なくとも１つの更新された特徴が該携帯デバイスによって満足されない場合に該携帯デバイスが該埋め込み可能医療デバイスと通信することの許可を与えず、
    前記コントローラは、前記更新された構成ファイルをダウンロードする要求を前記携帯デバイスから受信し、該要求に応答して該更新された構成ファイルを該携帯デバイスに送信するように更に構成される、
    ことを特徴とする請求項１３に記載のサーバ。
22. 前記構成検査プログラムは、前記携帯デバイスによって実行された時に、試験されることになる少なくとも１つの更新された特徴が該携帯デバイス上で満足されるか否かを決定する試験を実行する前に該携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信することの許可を解除することを特徴とする請求項２１に記載のサーバ。
23. 前記構成検査プログラムは、前記携帯デバイスによって実行された時に該携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可される場合にのみ該携帯デバイスが該埋め込み可能医療デバイスと通信することを可能にするグラフィカルユーザインタフェースを提供するアプリケーションプログラムであることを特徴とする請求項１３に記載のサーバ。
24. 前記少なくとも１つのデバイス構成パラメータは、複数のデバイス構成パラメータを含み、前記少なくとも１つの特徴は、複数の特徴を含み、前記構成検査プログラムは、前記携帯デバイスによって実行された時に、該特徴の全てが該携帯デバイスによって満足される場合にのみ該携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可することを特徴とする請求項１３に記載のサーバ。
25. サーバと通信する携帯デバイスであって、
    構成検査プログラムと携帯デバイス上で試験されることになる少なくとも１つの特徴にそれぞれ対応する少なくとも１つのデバイス構成パラメータを有する構成ファイルとを格納するように構成されたメモリであって、該構成検査プログラムが、実行時に、該少なくとも１つのデバイス構成パラメータが携帯デバイスによって満足されるか否かを決定する試験を実行し、該少なくとも１つの特徴が携帯デバイスによって満足される場合にのみ携帯デバイスが埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可し、該少なくとも１つの特徴が携帯デバイスによって満足されない場合に携帯デバイスが該埋め込み可能医療デバイスと通信することの許可を与えない前記メモリと、
    前記サーバと遠隔的に通信するように構成されたモデムと、
    前記構成ファイルをダウンロードする要求を前記サーバに送信し、該要求に応答して該構成ファイルを受信し、前記構成検査プログラムを実行するように構成されたコントローラと、
    を含むことを特徴とする携帯デバイス。
26. 前記メモリと、前記モデムと、前記コントローラとを含有するパーソナルスマートデバイスを含むことを特徴とする請求項２５に記載の携帯デバイス。
27. 携帯デバイス上で試験されることになる前記特徴は、携帯デバイスのストレージメモリ、携帯デバイスのランダムアクセスメモリ、あるタイプのネットワークに接続するための携帯デバイスの機能、携帯デバイスの画面高さ、携帯デバイスの画面幅、携帯デバイスのオペレーティングシステム、携帯デバイスの型式、携帯デバイスの中央演算処理装置のタイプ、携帯デバイスの中央演算処理装置の速度、携帯デバイスのグラフィックライブラリのタイプ、携帯デバイスのＵＳＢ機能、携帯デバイスのＡＰＩレベル、携帯デバイスの近距離無線通信機能、携帯デバイスのＢｌｕｅｔｏｏｔｈ機能、携帯デバイスの無線機能、携帯デバイスのハードウェア接続性性能、携帯デバイスのセキュリティ機能のタイプ、携帯デバイスのタッチスクリーンの感度、携帯デバイスの該タッチスクリーンの精度、ブリッジデバイスへの携帯デバイスの接続性、及び、遠隔システムへの携帯デバイスの接続性のうちの１つであることを特徴とする請求項２５に記載の携帯デバイス。
28. 前記構成検査プログラムは、実行時に、ユーザからの入力を要求し、該ユーザからの該入力を受信し、
    前記少なくとも１つの特徴は、前記ユーザから受信した前記入力に基づいて携帯デバイスによって満足されると決定される、
    ことを特徴とする請求項２５に記載の携帯デバイス。
29. 試験されることになる前記特徴は、携帯デバイスのタッチスクリーンの感度、携帯デバイスの該タッチスクリーンの精度、ブリッジデバイスへの携帯デバイスの接続性、及び、前記遠隔システムへの携帯デバイスの接続性のうちの１つであることを特徴とする請求項２８に記載の携帯デバイス。
30. 前記構成検査プログラムは、実行時に、携帯デバイスにおける修正を検出し、修正された携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信することを自動的に許可解除することを特徴とする請求項２５に記載の携帯デバイス。
31. 前記修正は、ソフトウェア又はファームウェアのインストール、ソフトウェア又はファームウェアのアップグレード、機能の有効化、及び、機能の無効化のうちの少なくとも１つであることを特徴とする請求項３０に記載の携帯デバイス。
32. 前記構成検査プログラムは、実行時に、前記試験されることになる少なくとも１つの特徴にそれぞれ対応する前記少なくとも１つのデバイス構成パラメータが前記修正された携帯デバイスによって満足されるか否かを決定する試験を実行し、該少なくとも１つの特徴が該修正された携帯デバイスによって満足される場合に該修正された携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可することを特徴とする請求項３０に記載の携帯デバイス。
33. 前記メモリは、更に、携帯デバイス上で試験されることになる少なくとも１つの更新された特徴にそれぞれ対応する少なくとも１つの更新されたデバイス構成パラメータを有する更新された構成ファイルを格納するように更成され、前記構成検査プログラムは、実行時に、該少なくとも１つの更新されたデバイス構成パラメータが携帯デバイスによって満足されるか否かを決定する試験を実行し、該少なくとも１つの更新された特徴が携帯デバイスによって満足される場合にのみ携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可し、該少なくとも１つの更新された特徴が携帯デバイスによって満足されない場合に携帯デバイスが該埋め込み可能医療デバイスと通信することの許可を与えず、
    前記コントローラは、前記更新された構成ファイルをダウンロードする要求を携帯デバイスから送信し、該要求に応答して該更新された構成ファイルを受信するように更に構成される、
    ことを特徴とする請求項２５に記載の携帯デバイス。
34. 前記構成検査プログラムは、実行時に、試験されることになる少なくとも１つの更新された特徴が携帯デバイス上で満足されるか否かを決定する前記試験を実行する前に携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信することの許可を解除することを特徴とする請求項３３に記載の携帯デバイス。
35. 前記構成検査プログラムは、実行時に携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信することを可能にするグラフィカルユーザインタフェースを提供するアプリケーションプログラムである、
    ことを特徴とする請求項２５に記載の携帯デバイス。
36. 前記少なくとも１つのデバイス構成パラメータは、複数のデバイス構成パラメータを含み、前記少なくとも１つの特徴は、複数の特徴を含み、前記構成検査プログラムは、実行時に、該特徴の全てが携帯デバイスによって満足される場合にのみ携帯デバイスが前記埋め込み可能医療デバイスと通信することを許可することを特徴とする請求項２５に記載の携帯デバイス。

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