本開示は、顧客が商人の1以上の物理的場所において、支払いアプリケーションを用いるとき、任意の複数の異なる商人についてパーソナル化されることのできる支払いアプリケーションを提供するシステムと方法を提供する。例えば、支払いサービスプロバイダなどのような支払いアプリケーションプロバイダは、支払いアプリケーションプロバイダあるいは、支払いサービスプロバイダが、資金を、顧客の顧客アカウントから商人の商人アカウントへ転送させるように、顧客デバイス上の支払いの詳細を入力し、及び/あるいは確認することによって、商人へ支払いを顧客が行えるようにする支払いアプリケーションを提供することが出来る。支払いアプリケーションプロバイダは、例えば、商人が、商人の物理的場所パーソナル化情報で、変更し、調整し、及び/あるいは、カスタマイズすることができる支払いアプリケーションテンプレートを提供することによって、商人から商人の物理的場所パーソナル化情報を受信することが出来る。支払いアプリケーションプロバイダは、(例えば、顧客が、顧客デバイス上で、支払いアプリケーションを起動するのに応じて、)顧客の顧客デバイスから顧客の場所を受信し、その顧客の場所が、商人の物理的場所パーソナル化情報が提供される商人の物理的場所と一致する場合、支払いアプリケーションプロバイダは、支払いアプリケーション上の1以上のユーザインタフェースの一部として、商人の物理的場所パーソナル化情報を提供することが出来る。そのようなシステム及び方法は、参加する商人が、支払いアプリケーションを「ブランド化する」ことを可能とし、商人特有の支払いアプリケーションの提供を、支払いアプリケーションプロバイダへ押し付ける一方、顧客が、モバイル支払いをするのにより心地よくするように動作することが出来る。
図1を参照すると、商人の物理的場所にパーソナル化された支払いアプリケーションを提供する方法100が図示される。以下に説明される実施形態において、支払いアプリケーションは、顧客と商人との間に支払いサービスを提供するように動作する、カリフォルニア州、サンホセのPayPal Inc.などの支払いサービスプロバイダによって提供される。例えば、顧客及び商人は、支払いサービスプロバイダに、支払いサービスアカウントでサインアップすることができ、金融口座を支払いサービスアカウントとリンクし、資金が、それらの金融口座間で転送されるようにする(例えば、顧客は、商人からの購入の支払いをするために、顧客のアカウントから商人のアカウントへ資金を転送するために、支払いサービスプロバイダを用いることが出来る)。このように、支払いサービスプロバイダは、顧客を、顧客支払いサービスアカウント及び顧客金融口座に、商人を、商人支払いサービスアカウント及び商人金融口座に、リンクするデータベースを含むことが出来る。更に、支払いアプリケーションは、支払いサービスプロバイダによって、顧客に配布され、顧客が、資金を商人のアカウントへの転送し、支払いを行うように、支払いサービスプロバイダに迅速に、かつ、容易に命令するために、顧客デバイス上の支払いアプリケーションを使用することが出来るようにする。しかし、支払いアプリケーションは、本開示の範囲を外れることなく、金融アカウントプロバイダ、第三者アプリケーションプロバイダ、及び/あるいは、他のシステムプロバイダによって提供されることが出来、説明の明確性のため、支払いアプリケーションの提供者は、以下において、支払いアプリケーションプロバイダと呼ばれる。
方法100は、ブロック102で始まり、商人の物理的場所パーソナル化情報が商人によって受信される。商人パーソナル化支払いアプリケーションシステムにおける商人は、顧客に製品及び/あるいはサービスを販売する商人の物理的場所に関連付けられる。例えば、パーソナル化された支払いアプリケーションシステムにおける各商人は、顧客が入店し、製品及び/あるいはサービスを購入する1以上の「ブリックアンドモルタル」(店舗販売)店を含むことが出来る。しかし、他の例においては、商人の物理的場所は、一時的店舗(例えば、フリーマーケット、ファーマーズマーケット、あるいは、当分野で知られている他の一時的店舗場所)、モバイル店舗(例えば、フードトレイラー)、及び/あるいは、固定の物理的場所を有しない、当分野で知られた他の店舗を含むことが出来る。ブロック102において、商人は、ネットワーク(例えば、インターネット)を介して、商人の物理的場所パーソナル化情報を、支払いアプリケーションプロバイダによって動作される支払いアプリケーションプロバイダデバイスに送信するために、商人デバイスを用いることが出来る。
図2を参照すると、商人デバイス200の実施形態が図示され、商人の物理的場所パーソナル化情報提供スクリーン204を表示するディスプレイ202を含む。ブロック102において、支払いアプリケーションプロバイダは、ネットワークを介して、商人デバイスに、商人の物理的場所パーソナル化情報提供スクリーン204を提供するために、支払いアプリケーションプロバイダデバイスを用いることが出来る。以下に説明される商人の物理的場所パーソナル化情報提供スクリーン204および、支払いアプリケーションプロバイダによって商人に提供されるそのような他のものは、支払いアプリケーションが、顧客によって(例えば、顧客デバイス上で)、その商人の1以上の商人の物理的場所において用いられるとき、商人が、その支払いアプリケーション上で提供されるだろうユーザインタフェースをカスタマイズすることを可能とする。このように、商人のための、商人の物理的場所パーソナル化情報提供スクリーン204は、その商人による、アクセス情報(例えば、ユーザ名、及び、パスコード)の提供を要求することができ、商人の物理的場所パーソナル化情報提供スクリーン204を介して受信される任意の商人の物理的場所パーソナル化情報は、その商人の1以上の商人の物理的場所の位置情報(例えば、商人の物理的場所の住所、商人の物理的場所の座標、及び/あるいは、当分野で知られる様々な他の位置情報)と共に、支払いアプリケーションプロバイダによって、データベース内の商人と関連付けられることが出来る。
商人の物理的場所パーソナル化情報提供スクリーン204は、以下に説明するように、顧客が、商人の物理的場所において支払いアプリケーションを用いるとき、顧客に提示されるユーザインタフェースの編集可能な画面を提供する支払いアプリケーションユーザインタフェースセクション206を含む。図示された実施形態の支払いアプリケーションユーザインタフェース206は、背景206a、テキストセクション206b、第1の画像206c、第2の画像206d、第1のリンク206e、第2のリンク206f、商人情報ボックス206g、第1の顧客情報ボックス206h、第2の顧客情報ボックス206i、及び、支払いボタン206jを含む、複数の編集可能なユーザインタフェースフィーチャを含む。実施形態においては、支払いアプリケーションユーザインタフェース206の編集可能なユーザインタフェースフィーチャ及び、そのような他の編集可能なフィーチャのそれぞれは、追加されたり、削除されたり、移動されたり、様々な異なる情報にリンクされたり、サイズが変更されたり、フォントが変更されたり、色が変更されたり、及び/あるいは、商人の好みに基づいて、当分野で知られている様々な異なる方法でカスタマイズされることが出来る。更に、図示された実施形態の支払いアプリケーションユーザインタフェース206上の編集可能なフィーチャは、提供されることの出来る編集可能なフィーチャのほんの少しの例であり、アニメーション、オーディオ、ビデオ、及び/あるいは、様々な他のユーザインタフェースフィーチャを含む、当分野で知られた様々な他の編集可能なフィーチャが、本開示の範囲に留まりながら、支払いアプリケーションユーザインタフェース206に追加するために、商人にとって利用可能である。
一例においては、支払いアプリケーションユーザインタフェー206の編集可能なフィーチャは、支払いアプリケーションのユーザインタフェース(あるいは、他のユーザインタフェース)をカスタマイズしたい商人のためのユーザインタフェーステンプレートとして、支払いアプリケーションプロバイダによって提供されることが出来た。他の例では、支払いアプリケーションユーザインタフェース206の編集可能なフィーチャは、それぞれ、商人によって選択され、配置されることが出来た(例えば、支払いアプリケーションユーザインタフェース206は、生成及び編集のために、及び/あるいは、支払いアプリケーションを用いるために、最小限必要なフィーチャを含む、実質的にブランクな状態で、商人に最初提供される)。ある実施形態においては、ユーザインタフェース「wizard」が提供され、支払いアプリケーションユーザインタフェース206上で、編集可能なフィーチャの選択及び配置を介して、商人に指示を与え、あるいは、歩かせる(walks)。
商人の物理的場所パーソナル化情報提供スクリーン204は、また、テキストセクション206bに関連付けられ、テキスト入力ボックス208a及びテキスト追加ボタン208bを含む、テキストエディタ208を含む。一例では、ユーザは、テキスト入力ボックス208aに、テキスト(例えば、「商人A」)を提供し、そのテキストをテキストセクション206bに表示させ、テキスト追加ボタン208bを選択して、支払いアプリケーションユーザインタフェース206に他のテキストセクションを追加することが出来る。テキストセクション206b(あるいは、他のテキストセクション)内のテキストを編集する他のフィーチャは、フォントエディタ、テキストサイズエディタ、テキスト形状エディタ、テキストアニメーション効果エディタ、支払いアプリケーションユーザインタフェース206上のテキストセクション206bの配置を変更する機能、及び/あるいは、当分野で知られている、様々な他のテキスト編集機能を含むことが出来る。更に、商人によって提供されるテキストが図示されているが、商人ロゴ画像、商人商標画像、商人サービスマーク画像、及び/あるいは、任意の他の商人の識別子は、本開示の範囲内に入るだろう。
商人の物理的場所パーソナル化情報提供スクリーン204は、また、リンクセクション206e及び206fに関連付けられ、テキスト及びファイル入力ボックス210a及び210bと、リンク追加ボタン210cを含むリンクエディタ210を含む。一例では、ユーザは、テキスト及びファイル入力ボックス210a及び210bに、テキストとファイル(例えば、テキスト及びファイル入力ボックス210a中に「’food’; foodmenu.pdf」及び、テキスト及びファイル入力ボックス210b中に「‘drinks’; drinkmenu.pdf」)を提供し、リンクセクション206e及び206fに表示されたそのテキストと共に、それらのファイルへのリンクを有することができ、リンク追加ボタン210cを選択して、支払いアプリケーションユーザインタフェース206に他のリンクセクションを追加することが出来る。リンクセクション206e及び206f(あるいは、他のリンクセクション)のリンクを編集する他のフィーチャは、リンクフォントエディタ、リンクテキストサイズエディタ、リンクテキスト形状エディタ、リンクテキストアニメーション効果エディタ、支払いアプリケーションユーザインタフェース206上のリンクセクション206e及び206fの配置を変更する機能、及び/あるいは、当分野で知られている様々な他のリンク編集機能を含むことが出来る。更に、商人によって提供されるファイルへのリンクが図示されるが、ウェブページあるいは、他の情報提供場所へのリンクは、本開示の範囲内に入るであろう。
商人の物理的場所パーソナル化情報提供スクリーン204は、また、イメージセクション206c及び206dに関連付けられ、画像入力ボックス212a及び212bと、リンク追加ボタン212cを含む画像エディタ212を含む。一例では、ユーザは、画像入力ボックス212a及び212bに画像ファイル(例えば、「food.jpeg」及び「drinks.jpeg」)を提供し、それらの画像ファイルをイメージセクション206c及び206dに表示させることができ、画像追加ボタン212cを選択し、支払いアプリケーションユーザインタフェース206に他のイメージセクションを追加することが出来る。イメージセクション206c及び206d(あるいは、他のイメージセクション)の画像を編集する他のフィーチャは、画像サイズエディタ、画像詳細エディタ、画像形状エディタ、リンクテキストアニメーション効果エディタ、支払いアプリケーションユーザインタフェース206上のイメージセクション206c及び206dの配置変更機能、及び/あるいは、当分野で知られている様々な他の画像編集機能を含むことが出来る。更に、商人によって提供される画像が図示されるが、アニメーション(例えば、gifファイル)、ビデオ、及び/あるいは、他の画像あるいは動画は、本開示の範囲内に入るだろう。
商人の物理的場所パーソナル化情報提供スクリーン204は、また、商人情報ボックス206gに関連付けられ、テキスト及びファイル入力ボックス214aを含む、商人情報エディタ214を含む。一例では、ユーザは、テキスト及びファイル入力ボックス214aに、テキストとファイル(例えば、「’TODAY’S SPECIAL’; Dailyspecial.gif」)を提供し、そのテキストとファイルを、商人情報ボックス206gに表示させることが出来る。商人によって提供されるアニメーション画像ファイル(gifファイル)が図示されるが、他のアニメーション、ビデオ、オーディオ、及び/あるいは、支払いアプリケーションユーザインタフェース上の望ましい商人情報を通信する任意の他の方法は、本開示の範囲内に入るだろう。
商人の物理的場所パーソナル化情報提供スクリーン204は、また、第1の顧客情報ボックス206hに関連付けられ、命令入力216aを含む、第1の顧客情報エディタ216を含む。一例では、ユーザは、命令入力216aにリンク(例えば、http://merchanta/customer/previouspurchases)を提供し、そのリンクを介して利用可能な情報(例えば、この実施形態における支払いアプリケーションを使った、顧客の以前の購入)を第1の顧客情報ボックス206hに表示させることが出来る。一例では、命令入力216aに提供されるリンクあるいは他の情報は、支払いアプリケーションプロバイダデータベース(例えば、支払いアプリケーションプロバイダによって収集されたデータを含むデータベース)にアクセスするために、支払いアプリケーションプロバイダデバイスに命令を提供し、以下に説明するように、顧客が支払いアプリケーションユーザインタフェース206を提示されたとき、第1の顧客情報ボックス206hに、顧客特有の情報(例えば、顧客の以前の購入)を提供することが出来る。
商人の物理的場所パーソナル化情報提供スクリーン204は、また、第2の顧客情報ボックス206iに関連付けられ、命令入力218aを含む、第2の顧客情報エディタ218を含む。一例では、ユーザは、命令入力218aにリンク(例えば、http://merchanta/customer/rewards)を提供し、リンクを介して利用可能な情報(例えば、この実施形態における支払いアプリケーションを用いた顧客のための報償/インセンティブ情報)を第2の顧客情報ボックス206iに表示させることが出来る。一例では、命令入力218aに提供されるリンクあるいは他の情報は、支払いアプリケーションプロバイダデバイスに命令を提供し、商人データベース(例えば、商人によって収集されたデータを含むデータベース)にアクセスし、以下に説明するように、顧客が、支払いアプリケーションユーザインタフェース206を提示されたとき、第2の顧客情報ボックス206iに、顧客特有情報(例えば、顧客のための報償情報)を提供することが出来る。
第1の顧客情報ボックス206hと第2の顧客情報ボックス206iに商人の物理的場所パーソナル化情報を提供することは、支払いアプリケーションプロバイダデータベースからの以前の購入と、商人データベースから報償情報とを取得するために、支払いアプリケーションプロバイダデバイスに命令を提供するために用いられるとして、上述したが、顧客情報への広範な様々な変更は、本開示の範囲内に入るであろう。例えば、顧客情報は、支払いアプリケーションプロバイダ及び商人とは異なるデータベースプロバイダから取得することが出来、これらには限定されないが、それは、ソーシャルネットワークプロファイルを提供するソーシャルネットワークプロバイダ(例えば、顧客、及び顧客の友人に対して)、顧客が複数の金融口座からの支払いを追跡可能とする金融追跡アプリケーションプロバイダ、顧客に金融口座を提供する金融口座プロバイダ、顧客にインターネットブラウザを提供するインターネットブラウザアプリケーションプロバイダ、及び/あるいは、当分野で知られている様々な他のデータベースプロバイダを含む。更に、支払いアプリケーションプロバイダは、ソーシャルネットワークプロファイルの詳細、購入履歴、閲覧履歴、金融履歴、及び/あるいは、当分野で知られている様々な他の顧客情報などの顧客情報を解析するように構成されている製品推薦エンジン(あるいは、製品推薦エンジンにアクセスを有する)を含むことができ、以下に更に説明するように、商人の物理的場所において、商人によってオファーされる製品の製品推薦を行うことが出来る。
商人の物理的場所パーソナル化情報提供スクリーン204を介して、商人の物理的場所パーソナル化情報を提供することが図示され、説明されたが、商人の物理的場所パーソナル化情報を提供する他のシステム及び方法は、本開示の範囲内に入るだろう。例えば、商人は、支払いアプリケーションプロバイダデバイスに、ネットワークを介して、XML(Extensible Markup Language)ファイルを提供するために、商人デバイス200を用いることができ、そのXMLファイルは、ブロック102において、支払いアプリケーションプロバイダデバイスによって受信される任意の、あるいは、すべての商人の物理的場所パーソナル化情報を含むことが出来る。他の例においては、商人は、支払いアプリケーションプロバイダによって提供されるアプリケーションプログラミングインタフェースを用い、ブロック102において、支払いアプリケーションプロバイダデバイスによって受信される、任意の、あるいは、すべての商人の物理的場所パーソナル化情報を提供することが出来る。
従って、商人は、商人の物理的場所パーソナル化情報提供スクリーン204及び/あるいは、そのような他のスクリーンを用いて、支払いアプリケーションプロバイダデバイスへ、ネットワークを介して、様々な商人の物理的場所パーソナル化情報を提供するために、商人デバイス200を用いることが出来る。商人の物理的場所において支払いアプリケーションを使って顧客へ提供されるだろう支払いアプリケーションのユーザインタフェースのパーソナル化は、背景206aの選択;ユーザインタフェースの色あるいは色スキームの選択;ユーザインタフェースのレイアウトの提供;ユーザインタフェース上のアイコンの選択;ユーザインタフェース上のボタン入力の選択;ユーザインタフェース上のアニメーションの選択;ユーザインタフェースでアクセスされるファイルあるいはリンクの提供;ユーザインタフェース上に提供されるオーディオの選択;ユーザインタフェース上に提供されるビデオの選択;及び/あるいは、当分野において知られる様々な他のユーザインタフェース情報を含むことが出来る。このように、方法100のブロック102に続いて、支払いアプリケーションプロバイダデバイスは、データベース内で、複数の商人の物理的場所パーソナル化情報を、それを提供した商人の1以上の商人の物理的場所に関連付けることができ、その商人の物理的場所パーソナル化情報は、その商人にパーソナル化され、その商人の物理的場所において支払いアプリケーションを用いる顧客によってアクセスされる、1以上のユーザインタフェース、スクリーン、ページ、及び/あるいは、支払いアプリケーションの他の要素を提供するために、用いられることが出来る。
方法100は、そして、ブロック104に進み、顧客の場所が、顧客から受信され、関連付けられた物理的場所が判定される。更に以下に詳しく説明するように、商人のパーソナル化された支払いアプリケーションシステムの顧客は、支払いアプリケーションを含み、ネットワーク(例えば、インターネット)を介して、支払いアプリケーションプロバイダデバイスに顧客の場所を提供するように構成された、例えば、携帯電話などの顧客デバイスを含む。例えば、顧客デバイスは、ネットワークを介して、支払いアプリケーションプロバイダデバイスに送信される、顧客の現在位置(すなわち、顧客場所)を決定するように動作可能なGPS(Global Positioning System)などの位置決定デバイスを含むことが出来る。他の例では、顧客デバイスは、顧客が、商人の物理的場所に「チェックイン」可能とするアプリケーション(例えば、ニューヨーク州、ニューヨーク市のFoursquare Labs, Inc.から入手可能なFoursquareアプリケーション)を含むことができ、顧客場所は、そのアプリケーションあるいはアプリケーションプロバイダと、支払いアプリケーションプロバイダデバイスとの間で共有されることが出来る。他の例では、顧客は、ブロック104において、商人名、商人の住所、あるいは、支払いアプリケーションの商人の物理的場所についての他の識別情報を提供することが出来る。
他の例においては、商人の物理的場所は、例えば、Bluetooth(登録商標)技術ビーコン、Bluetooth(登録商標)低エネルギー(BLE)技術ビーコン、及び/あるいは、当分野で知られている様々な他のビーコンなどのビーコンを含むことが出来る。顧客が商人の物理的場所に入ると、ビーコンと顧客デバイスとの間の通信は、顧客場所が、商人の物理的場所と関連付けられていることを判定する結果となる。更に、商人の物理的場所は、商人の物理的場所内の異なる領域での複数のローカルビーコンを含むことができ、以下に説明するその商人の物理的場所パーソナル化情報は、商人の物理的場所のどのビーコンと、顧客デバイスが通信しているかに依存して異なるように出来る。このように、以下に説明する支払いアプリケーションは、商人の物理的場所のどの領域に顧客がいるかに依存して、商人の物理的場所内で、様々にパーソナル化されることが出来る。例えば、商人は、商人の物理的場所内で、食料と製品の両方を販売することができ、顧客デバイス上の支払いアプリケーションは、食料が販売されている商人の物理的場所内の領域に顧客がいるとき、商人によって販売される食料にパーソナル化されることができ、製品が販売されている商人の物理的場所内の領域に顧客がいるとき、商人によって販売される製品にパーソナル化されることができる。幾つかの例を提供したが、本開示を有する当業者は、広範な様々の顧客場所提供システムが本開示の範囲に入るだろうことを認識するだろう。
図3a及び3bを参照すると、顧客デバイス300の実施形態が図示されている。顧客デバイス300は、ディスプレイ302と、例えば、カリフォルニア州、サンホセのPayPal, Inc.から入手可能なPayPalモバイル支払いアプリケーションなどの支払いアプリケーションとを含む。図3aに図示された実施形態において、顧客デバイス300上の支払いアプリケーションは、支払いアプリケーションホームスクリーン304を提供するために起動された。例えば、支払いアプリケーションは、顧客によって(例えば、顧客が顧客デバイス300上に表示されたホームスクリーン上の支払いアプリケーションアイコンを選択することに応答して)、自動的に、(例えば、顧客が商人の物理的場所に入ることに応答して、顧客が商人の物理的場所において商人とトランザクションを開始し、商人デバイスと、支払いアプリケーションを自動的に起動させる顧客デバイス300との間の通信を行うことに応答して、など)、及び/あるいは、当分野で知られている、様々な他のアプリケーションの起動シナリオに従って、起動されることが出来る。
図示された実施形態においては、ホームスクリーン304は、顧客の画像306、アカウントバランス308(例えば、支払いサービスプロバイダによって提供される支払いアカウントに対し)、及び、利用可能なバランス310(例えば、支払いを行うために使用できるアカウントバランス308から利用可能な金額)を含む、ユーザアカウントについての情報を提供する。ホームスクリーン304は、また、顧客の複数の最近の購入活動312a、312b、312c及び312dを含む最近の活動セクション312を含む。例えば、最近の購入活動312aは、2013年7月17日に清算された、$55.00の商人Aからの購入についての詳細を含む。同様に、他の最近の購入活動312b、312c、及び312dは、同様な詳細及び機能を含み、最近の活動セクション312は、顧客が、支払いアプリケーションを用いて行った任意の他の購入を見る、あるいは、更なる詳細ボタン312eを選択することによって、最近の活動についての更なる詳細を見るために、最近の購入活動(例えば、「スワイプ」などのタッチ動作を実行することによって)を介して、スクロール可能とすることが出来る。ホームスクリーン304は、また、図示された実施形態においては、アカウントボタン314、送信ボタン316、リクエストボタン318、及びローカルボタン320を含む、複数の支払いアプリケーション機能ボタンを含む。例えば、アカウントボタン314の選択は、ユーザアカウントについての情報を提供するホームスクリーン304を開き;送信ボタン316の選択は、顧客が支払いアプリケーションを用いて金銭を送信可能とする金銭送信スクリーン(不図示)を開き;リクエストボタン318の選択は、顧客が支払いアプリケーションを用いて金銭のリクエストを可能とする金銭リクエストスクリーン(不図示)を開き;ローカルボタン320の選択は、顧客が支払いを行うために、ローカルな商人を選択可能とする商人検出スクリーン(以下に説明する)を開くことが出来る。
図3bを参照すると、支払いアプリケーションのホームスクリーン304上のローカルボタン320は、支払いアプリケーションが、顧客デバイス300のディスプレイ302上に商人検出スクリーン322を提供するように、選択された。商人検出スクリーン322は、例えば、図示された実施形態においては、検出された商人324a、324b、324c、324d及び324eなどの複数の検出された商人を含む、検出された商人セクション324を含む。検出された商人324a〜eのそれぞれは、検出された商人324aについて、商人Aが検出され、顧客の現在位置から0.1マイルであり、コングレス通り600番地にいるなどの、その検出された商人についての情報を含む。図3bに見られるように、検出された商人324b、324c、324d、及び324eのそれぞれは、同様な情報を含み、検出された商人324a〜eの任意のものは、以下に更に詳しく説明するが、1以上のパーソナル化された商人の物理的場所スクリーンが提供されるように選択されることが可能である。更に、検索ボタン326は、顧客が、商人/商人の物理的場所が検出された商人セクション324に提供されないならば、その商人/商人の物理的場所を検索可能とすることが出来る。
従って、図示された実施形態においては、ブロック104において、顧客デバイス300は、位置決定デバイスを用いて、その現在位置(つまり、顧客場所)を決定し、その位置を、ネットワークを介して、支払いアプリケーションプロバイダデバイスに送信した。応答において、支払いアプリケーションプロバイダデバイスは、顧客場所を用いて、データベースで、その現在の場所に関連した1以上の商人の物理的場所を決定し(例えば、その顧客場所における商人の物理的場所、その商人の物理的場所の予め決められた距離内の商人の物理的場所など)、及び、それらの商人の物理的場所を、検出された商人324a〜eとして、商人検出スクリーン322上に提供した。
しかし、他の実施形態においては、顧客は、上述したように、支払いアプリケーションを起動し、支払いアプリケーションの起動に応答して、顧客デバイスは、自動的に、顧客場所を支払いアプリケーションプロバイダデバイスに送信することが出来る。顧客場所を受信するのに応答して、システムプロバイダは、商人の物理的場所がその顧客の場所(その顧客場所における商人の物理的場所、その顧客場所に最も近い商人の物理的場所など)に対応することを判定することができ、自動的に、以下に説明するパーソナル化された商人の物理的場所スクリーンを提供することが出来る。他の例においては、顧客デバイス300は、周期的に、顧客からのいずれの入力なしに、支払いアプリケーションプロバイダデバイスに顧客場所を送信することが出来、その顧客場所は、対応する商人の物理的場所を判定するために、支払いアプリケーションプロバイダによって用いられることが出来る。いくつかの例が、提供されたが、本開示を有する当業者は、顧客場所は、支払いアプリケーションプロバイダデバイスに提供されることができ、その、商人の物理的場所との対応は、本開示の範囲内に留まりつつ、様々な方法で決定されることが出来ることを認識するだろう。
方法100は、そして、ブロック106に進み、商人の物理的場所の商人の物理的場所パーソナル化情報を取得する。最初に、図3bに図示されている実施形態を参照すると、顧客は、商人検出スクリーン322上の検出商人セクション324の検出された商人324aを選択し、商人Aによって以前に提供された(例えば、方法100のブロック102によって)、商人の物理的場所パーソナル化情報を取得するために、支払いアプリケーションプロバイダデバイスにネットワークを介して命令を送信し、1以上のパーソナル化された商人の物理的場所スクリーンを提供するために、その商人の物理的場所パーソナル化情報を用いることが出来る。他の実施形態においては、顧客場所(例えば、顧客が支払いアプリケーションを起動したことに応答して顧客デバイスから送信された、商人の物理的場所に入ったことに応答して自動的に、顧客デバイスから送信された)を受信したことに応答して、支払いアプリケーションプロバイダデバイスは、自動的に、対応する商人の物理的場所を決定し、(例えば、方法100のブロック102によって)その商人の物理的場所において商人によって以前に提供された商人の物理的場所パーソナル化情報を取得し、1以上のパーソナル化された商人の物理的場所スクリーンを提供するために、その商人の物理的場所パーソナル化情報を用いることが出来る。
図1、3c、及び3dを参照すると、方法100は、そして、ブロック108に進み、商人の物理的場所パーソナル化情報が、支払いアプリケーションユーザインタフェースとして適用される。以下により詳細に説明するように、支払いアプリケーションプロバイダデバイスは、ブロック106において、取得される商人の物理的場所パーソナル化情報を用いて、1以上のパーソナル化された商人の物理的場所スクリーンとして、支払いアプリケーションにユーザインタフェースを提供することが出来る。それらのパーソナル化された商人の物理的場所スクリーンは、商人の物理的場所における商人にパーソナル化された仕方で、顧客デバイス上に表示するために、支払いアプリケーションを提供し、顧客が、支払いアプリケーションプロバイダあるいは、支払いアプリケーションを提供する他の団体ではなく、商人自身から来たように見える商人の「ブランド化された」支払いアプリケーションが提示されるようにする。
図3cを最初に参照すると、顧客デバイス300が図示され、ブロック106において取得される商人の物理的場所パーソナル化情報を含み、支払いアプリケーション上でユーザインタフェースとして提供されるパーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328を提供する。実施形態において、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328は、顧客が、図3bに図示される商人検出スクリーン322上の検出された商人324aを選択することに応答して、顧客デバイス300に、ネットワークを介して、支払いアプリケーションプロバイダデバイスによって提供された。他の実施形態においては、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328は、顧客が、商人Aに関連付けられた商人の物理的場所で、支払いアプリケーションを起動したことに応答して、あるいは、顧客が、商人Aに関連付けられた商人の物理的場所に入ったことに応答して、自動的に、顧客デバイス300へ、ネットワークを介して、支払いアプリケーションプロバイダデバイスによって提供された。
パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328は、ブロック102において、商人によって、商人の物理的場所パーソナル化情報として、提供され、及び/あるいは、選択された背景330を含む。パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328は、また、ブロック102において、商人によって、商人の物理的場所パーソナル化情報として、提供され、及び/あるいは、選択され、図示の実施形態において、商人Aを特定する商人識別テキスト332を含む。商人識別テキスト332のみが図示されているが、商人Aは、商人ロゴ、商標、アニメーション、及び/あるいは、当分野で知られている他の商人識別子を提供し、及び/あるいは、選択した。パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328は、また、ブロック102において商人によって商人の物理的場所パーソナル化情報として、提供され、及び/あるいは、選択され、図示された実施形態においては、商人の物理的場所において、商人により、料理の画像と、販売のために提供された料理のメニューを含むウェブページあるいはファイルを取得するために顧客が選択することが出来る、商人Aの料理メニューへのリンクとを含む、料理画像334a及び料理メニューリンク334bを含む。同様に、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328は、また、ブロック102で商人によって、商人の物理的場所パーソナル化情報として提供され、及び/あるいは、選択され、図示された実施形態においては、商人の物理的場所において、商人Aによる販売のために提供される飲料のメニューを含むウェブページあるいはファイルを取得するために顧客が選択することが出来る、飲料の画像及び、商人Aの飲料メニューへのリンクを含む、飲料画像336a及び飲料メニューリンク336bを含む。
パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328は、また、ブロック102で商人によって、商人の物理的場所パーソナル化情報として提供され、及び/あるいは選択され、図示された実施形態においては、販売されるアイテムの説明と共に、物理的場所において商人によって販売されるアイテムのアニメーション画像(例えば、gifファイル)を含む、商人スペシャルセクション338を含む。パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328は、また、ブロック102で商人によって、商人の物理的場所パーソナル化情報として提供され、及び/あるいは選択され、図示された実施形態においては、商人の物理的場所に関連付けられた商人からの、顧客デバイスに関連付けられた顧客による複数の以前の購入を含む、第1の顧客情報セクション340を含む。一例では、第1の顧客情報セクション340は、データベースからの購入履歴を取得し(例えば、支払いサービスプロバイダが、支払いサービスプロバイダデータベースから顧客の購入履歴を取得する)、商人の物理的場所に関連付けられた商人からの購入のその支払い履歴をフィルタリングし、及び、それらの購入を第1の顧客情報セクション340に提供する支払いアプリケーションプロバイダデバイスによって提供されることが出来る。
パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328は、また、ブロック102で商人によって、商人の物理的場所パーソナル化情報として提供され、及び/あるいは、選択され、図示された実施形態においては、商人の物理的場所に関連付けられた商人からの、顧客デバイスに関連付けられた顧客によって獲得された1以上の報償を含む、第2の顧客情報セクション342を含む。一例では、第2の顧客情報セクション342は、データベースから報償の詳細を取得し(例えば、支払いサービスプロバイダが、商人データベースから顧客の報償の詳細を取得する)、第2の顧客情報セクション342で、それらの報償の詳細を提供する支払いアプリケーションプロバイダデバイスによって提供されることが出来る。図示された実施形態においては、第2の顧客情報セクション342は、顧客が、獲得した報償を償還するために選択することができる、償還ボタン342aを含む。
顧客情報の幾つかの例が提供されたが、様々な他の種類の顧客情報が、本開示の範囲に入る、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328上に提供されることが出来る。上述したように、実施形態においては、商人及び/あるいは、支払いアプリケーションプロバイダは、例えば、顧客の購入履歴(例えば、第1の顧客情報340に詳細があるように)を調べ、顧客に推薦するために、商人から利用可能な1以上の製品を決定するように構成される推薦エンジン(あるいは、推薦にアクセスを有する)を含むことが出来る。特定の例においては、購入履歴は、顧客が良く、毎週火曜日の昼食に、(例えば、商人A及び/あるいは、他の同様な商人から)チーズバーガー、ポテトフライ、及び、コーク(登録商標)を購入することを示し、火曜日に、商人Aの商人の物理的場所において、支払いアプリケーションが使用されたことに応答して、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328は、顧客が、チーズバーガーと、ポテトフライ、及び、コーク(登録商標)を商人Aから購入することを推薦する顧客情報を含むことが出来る。ある状況においては、商人Aは、顧客によるその購入の更なるインセンティブを与えるために、チーズバーガー、ポテトフライ、及び、コーク(登録商標)について、顧客にディスカウントを提供するための、支払いアプリケーションプロバイダによる推薦が行われることが出来る。他の例においては、顧客の購入履歴は、好みの(例えば、最も購入される)食事、飲料、前菜、あるいは、他の製品を示すことができ、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328は、顧客への推薦として、商人Aによって提供される、それら、あるいは、同様の製品を含むことが出来る。
パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328は、また、ブロック102で商人により、商人の物理的場所パーソナル化情報として、提供され、及び/あるいは、選択され、あるいは、支払いアプリケーションによって自動的に提供される支払いボタン344を含む(例えば、商人によって、色、使用アイコン、ユーザインタフェースの場所について、及び/あるいは、支払いボタン344の任意の他のフィーチャについて、カスタマイズ可能である)。図示の実施形態においては、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328は、顧客によって、例えば、ホームスクリーン304、商人検出スクリーン322、及び/あるいは、支払いアプリケーションによって提供される任意の他のスクリーンに戻るために選択されることが出来る戻りボタン348と共に、支払いアプリケーションインジケータ346を含む。しかし、ある実施形態においては、支払いアプリケーションインジケータ346及び/あるいは、戻りボタン348は、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328から省略されることができ、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328が、支払いアプリケーションプロバイダによって提供されていることを示すものがなく、むしろ、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328は、商人の物理的場所に関連した商人によって提供されているように見えるようにすることが出来る。
図3dを参照すると、顧客デバイス300が図示され、ブロック106で取得された商人の物理的場所パーソナル化情報を含み、支払いアプリケーション上にユーザインタフェースとして提供される、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン350が提供される。実施形態においては、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン350は、顧客が図3cに図示されるパーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328上の支払いボタン344を選択することに応答して、顧客デバイス300に、ネットワークを介して、支払いアプリケーションプロバイダデバイスによって提供された。例えば、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328が提示された後、ユーザは、商人から購入する幾つかのアイテムを選択することが出来る。ある実施形態においては、それらのアイテムは、料理メニューリンク334b及び飲料メニューリンク336bを介してパーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328上に提供されるメニューを用いて選択されることが出来る(すなわち、顧客は、顧客デバイス300を介してオーダすることが出来る)。他の実施形態においては、顧客は、商人からオーダすることができ、商人は、商人デバイスにそのオーダを入力することができ、支払いボタン344の選択は、顧客デバイスに、以下に説明するパーソナル化された商人の物理的場所スクリーン350上に表示されるオーダの詳細を取得するために、その商人デバイスと通信させることが出来る。
他の実施形態においては、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン350は、顧客が、商人Aに関連付けられた商人の物理的場所の支払いアプリケーションを起動し、続いて、商人に対して顧客によってオーダされたことに応答して、顧客デバイス300に、ネットワークを介して、支払いアプリケーションプロバイダデバイスによって提供されている。同様に、上述したように、顧客は、商人からオーダし、商人は、商人デバイスにそのオーダを入力することができ、支払いアプリケーションを続いて起動することは、顧客デバイスに、以下に説明するように、オーダの詳細を取得するために、その商人デバイスと通信させることができる。ある実施形態においては、商人デバイスは、顧客から顧客オーダを受信するのに続いて、顧客デバイス300と通信することができ、その通信は、支払いアプリケーションに、顧客デバイス300上で自動的に起動させ、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン350を提供させることが出来る。
パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン350は、背景330と、上述した商人識別テキスト332を含み、それは、ブロック102において、商人によって、商人の物理的場所パーソナル化情報として提供され、及び/あるいは選択されることが出来る。パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン350は、また、上述した、支払いアプリケーションインジケータ346と、戻りボタン348を含み、それらの一方、あるいは、両方は、上述もしたように、ある実施形態においては、省略されることが出来る。
パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン350は、また、図示された実施形態においては、商人からの購入のために、商人の物理的場所において顧客によって選択された複数のアイテムを含む、請求書セクション352を含む。複数のアイテムは、顧客により選択された第1のアイテムを詳細に示し、ブロック102で、商人により商人の物理的場所パーソナル化情報として提供され、及び/あるいは、選択された情報を含み、図示された実施形態においては、アイテムの画像、アイテムのテキスト説明文、及び、アイテムの値段を含む、第1のアイテムセクション352aを含む。ある実施形態においては、第1のアイテムセクション352aの情報のいくつか、あるいは、すべては、ブロック102において商人によって提供されるメニューから、支払いアプリケーションプロバイダデバイスによって取得されることが出来る。更に、図示された実施形態においては、第1のアイテムセクション352aは、販売アイテム(例えば、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328上の商人スペシャルセクション338に含まれるアイテム)の詳細を示し、支払いアプリケーションプロバイダデバイスは、そのアイテムをスペシャルにするか、あるいは、価格を削減するかに基づいて、アイテムの価格を調整することが出来る。
複数のアイテムは、顧客によって選択された第2のアイテムの詳細を示し、ブロック102で商人により、商人の物理的場所パーソナル化情報として、提供され、及び/あるいは、選択された情報を含み、図示された実施形態において、アイテムの画像、アイテムのテキスト説明文、及び、アイテムの価格を含む、第2のアイテムセクション352bを含む。ある実施形態においては、第2のアイテムセクション352bの情報の幾つか、あるいは、すべては、ブロック102で、商人によって提供されるメニューから、支払いアプリケーションプロバイダデバイスによって取得されることが出来る。更に、図示された実施形態においては、第2のアイテムセクション352bは、顧客報償に関連したアイテムの詳細を示し、支払いアプリケーションプロバイダデバイスは、報償が使用されたことを示すもの提供する一方、その報償に基づいて、アイテムの価格を調整することが出来る。複数のアイテムは、顧客によって選択された第3のアイテムの詳細を示し、ブロック102において、商人によって、商人の物理的場所パーソナル化情報として提供され、及び/あるいは、選択された情報を含み、図示された実施形態においては、アイテムの画像、アイテムのテキスト説明文、及び、アイテムの価格を含む、第3のアイテムセクション352cを含む。ある実施形態においては、第3のアイテムセクション352cの情報の幾つか、あるいは、すべては、ブロック102において、商人によって提供されたメニューから、支払いアプリケーションプロバイダデバイスによって取得されることが出来る。
請求書セクション352は、また、アイテムの価格の小計、購入の税額、顧客がチップ金額を提供することが出来るチップ入力ボックス、及び、顧客への支払い総額を含み、支払いアプリケーションを使って、支払い金額を顧客の金融口座から商人の金融口座へ転送することが出来る購入金額セクション352dを含む。パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン350は、また、顧客の金融口座から商人の金融口座へ支払いをするために、(例えば、ネットワークを介して)支払いアプリケーションプロバイダデバイスへ、命令を送信するために顧客が選択することが出来る支払いボタン354を含む。
従って、図3c及び3dに図示された実施形態において、レストラン商人(例えば、商人A)は、顧客がレストラン商人のレストランに入り、レストラン商人に支払いをするために支払いアプリケーションを用いるとき、支払いアプリケーションプロバイダによって顧客へ提供される支払いアプリケーションのパーソナル化を可能とする複数の商人の物理的場所パーソナル化情報を支払いアプリケーションプロバイダに提供していた。例においては、レストラン商人は、支払いアプリケーションをカスタマイズして、商人の物理的場所にいて、それを使うその顧客が、レストラン商人のロゴ、カスタマイズされた背景、料理及び飲料のメニュー、デイリースペシャル、商人からの顧客による以前の購入の詳細、及び、商人から顧客によって獲得された報償を提示される。しかし、そのようなパーソナル化は、広範な様々な商人に拡張することができ、その一例が以下に提供される。
図4を参照すると、顧客デバイス300が図示されているが、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン328及び350を生成するために使用された商人の物理的場所パーソナル化情報を提供した商人とは異なる商人(例えば、商人B)から提供された商人の物理的場所パーソナル化情報を含む、ディスプレイ302上のパーソナル化された商人の物理的場所スクリーン400が提供される。図示された実施形態において、商人Bは、被服商人であり、一例では、顧客は、商人Aで食事をし、図3c及び3dを参照して上述したように、支払いアプリケーションを用いて支払いをし、商人Aへのその訪問の後、商人Bへ服のショッピングに行き、顧客は、以下に説明する、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン400を提供する同一の支払いアプリケーションを用いることが出来る。図4を参照した方法100は、実質的に、上述したように実行されえるが、ブロック108において、支払いアプリケーションプロバイダデバイスは、顧客デバイス300に、ネットワークを介して、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン400を提供する。
パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン400は、ブロック102で、商人によって、商人の物理的場所パーソナル化情報として、提供され、及び/あるいは選択された背景402を含む。パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン400は、また、ブロック102で、商人によって、商人の物理的場所パーソナル化情報として、提供され、及び/あるいは、選択され、図示された実施形態においては、商人Bと特定されている商人識別テキスト400を含む。商人識別テキスト402のみが図示されているが、商人Bは、商人ロゴ、商標、アニメーション、及び/あるいは、当分野で知られている他の商人識別子を提供し、及び/あるいは、選択することが出来る。
パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン400は、また、ブロック102において、商人によって、商人の物理的場所パーソナル化情報として、提供され、及び/あるいは、選択されることが出来る、販売テキスト406a及び、複数の製品画像リンク406b、406c、406d、406e、406f及び406gを含む、販売セクション406を含む。一例では、商人Bは、支払いアプリケーションを、商人Bが有している販売製品のためにパーソナル化させるために、販売テキスト406a及び、複数の製品画像リンク406b〜gが提供されることが出来る。図示された実施形態においては、販売テキスト406aは、商人Bが販売を行い、任意の製品画像リンク406b〜gが、販売アイテムを見るために選択されることが出来ることをユーザに通信する。従って、製品画像リンク406b〜gのそれぞれは、製品種類の画像を含み、顧客による製品画像リンクの選択は、顧客デバイスから支払いアプリケーションプロバイダデバイスに命令を送信し、販売されているその製品種類の製品のリスト、それらの製品の画像、それらの製品の説明文、及び/あるいは、当分野で知られており、ブロック102で商人によって提供される様々な他の製品情報を返送することが出来る。
パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン400は、また、ブロック102において、商人によって、商人の物理的場所パーソナル化情報として、提供され、及び/あるいは、選択され、図示された実施形態においては、顧客デバイスに関連付けられた顧客の被服の予算を含む、第1の顧客情報セクション408を含む。一例において、第1の顧客情報セクション408は、データベースから顧客の被服予算を取得し(例えば、支払いサービスプロバイダが、金融追跡アプリケーションプロバイダの顧客金融追跡アプリケーションデータベースから顧客被服予算を取得する)、利用可能なその予算内の金額を決定し、顧客の被服予算状態を図示するグラフィックと、予算内で払うことが出来る金額を顧客に通知するテキストとを提供する支払いアプリケーションプロバイダデバイスによって提供されることが出来る。
パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン400は、また、ブロック102で、商人によって、商人の物理的場所パーソナル化情報として、提供され、及び/あるいは、選択され、図示された実施形態においては、顧客デバイスと関連した顧客によって最近閲覧された(例えば、インターネットブラウザで、)複数のアイテムを含む、第2の顧客情報セクション410を含む。一例では、第2の顧客情報セクション410は、データベースから顧客の製品閲覧履歴を取得し(例えば、支払いサービスプロバイダは、インターネットブラウザデータベースからのインターネットブラウザを使って、顧客によって閲覧された複数の製品を取得する)、商人において利用可能な閲覧された被服製品のそれらのアイテムをフィルタリングし、第2の顧客情報セクション410のそれらの製品を提供する支払いアプリケーションプロバイダデバイスによって提供されることが出来る。図示された実施形態においては、第2の顧客情報セクション410は、顧客によって最近閲覧された被服製品について取得された製品画像リンクを含み、それらの画像リンクは、それらの製品について、より多くの情報を(例えば、価格、商人の物理的場所内のそれらの位置など)取得するために、顧客によって選択されることが出来る。
顧客情報の幾つかの例が提供されているが、顧客情報の他の種類は、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン400上に提供されることが出来る。実施形態においては、商人及び/あるいは支払いアプリケーションプロバイダは、例えば、顧客の閲覧履歴を調べ(例えば、第2の顧客情報410に詳細に示されているように)、顧客に推薦するために、商人の物理的場所において利用可能な1以上の製品を決定するように構成された推薦エンジンを含むことが出来る。特定の例においては、閲覧履歴は、顧客は、最近、様々な商人によって提供される青色のジーンズを閲覧したことを示し、支払いアプリケーションが商人Bの商人の物理的場所において用いられることに応答して、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン400は、顧客が閲覧したのと同一のスタイルで、顧客のサイズの、商人の物理的場所で利用可能な青色のジーンズの1以上のペアを推薦し、及び/あるいは、当分野において知られる様々な他の推薦特性を含む、顧客情報を含むことが出来る。他の例においては、推薦エンジンは、顧客のソーシャルメディアアカウント及び/あるいは、顧客の友人のソーシャルメディアアカウントを調べ、顧客が気に入りそうな製品を判断するように構成され、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーン400上で、顧客情報として、顧客に、商人の物理的場所において利用可能なそれらの製品の推薦をすることが出来る。
2つの異なる商人の物理的場所(例えば、レストラン商人と被服商人)にパーソナル化された支払いアプリケーションの例が提供されたが、本開示を有する当業者は、顧客が、商人の1以上の物理的場所において、その支払いアプリケーションを使うとき、支払いアプリケーションがその商人にカスタマイズされたユーザインタフェースを含むパーソナル化された商人の物理的場所スクリーンを提供するだろうように、支払いアプリケーションは、任意の商人にパーソナル化されることが出来ることを認識するだろう。従って、異なる商人の物理的場所における支払いアプリケーションを用いる顧客は、同一の支払いアプリケーション上で、互いに非常に異なる、パーソナル化された商人の物理的場所スクリーンが提示され得る。更に、商人の物理的場所パーソナル化情報の幾つかの例が提供され、それは、背景、色、テキスト、画像、アイコン、レイアウト、支払いサービスプロバイダによって収集された顧客情報、商人によって収集された顧客情報、第三者によって収集された顧客情報、リンク、画像リンク、ファイル及び更に多くのものを含むが、当業者は、商人の物理的場所情報は、アニメーション、ビデオ、オーディオ、推薦(例えば、購入履歴、ソーシャルネットワークプロファイル、金融履歴などに基づいた)、及び/あるいは、当分野で知られる、様々な他のアプリケーションフィーチャを含むことが出来ることを認識するだろう。
従って、複数の異なる商人の物理的場所の任意のものにパーソナル化された支払いアプリケーションを提供するシステム及び方法が説明され、それは、異なる商人に、支払いアプリケーションがそれらの商人にそれぞれにパーソナル化可能とする支払いアプリケーションの支払いアプリケーションプロバイダカスタム化情報を提供可能とする。顧客が、その商人の、商人の物理的場所におり、支払いアプリケーションを用いる場合、その支払いアプリケーションは、その商人のために「ブランド化」され、あるいは、その商人に関連した、特定の、異なるフィーチャを含むように、商人の物理的場所にパーソナル化され、 顧客に提示されることが出来る。そのようなシステム及び方法は、支払いアプリケーション機能が、単純な支払い提供から、製品ショッピング、製品マーケティング、製品推薦、製品オーダ、及び/あるいは、当分野で知られている、様々な他の有益な商人に特有の機能へと拡張されることを可能とする。本開示のシステム及び方法は、商人から、商人のウェブサイトを提供する負荷を取除き、顧客が、商人の物理的場所にいるとき、その商人に支払いアプリケーションをカスタマイズすることによって、顧客にシームレスな支払い経験を提供するために用いられることが出来る。
図5を参照すると、ここに説明した1以上の処理を実装するためのネットワークベースのシステム500の実施形態が図示されている。示されているように、ネットワークベースのシステム500は、望ましい実施形態に従って、様々な方法を実行するように動作する複数のサーバ及び/あるいはソフトウェアコンポーネントを含み、あるいは、実装することが出来る。例示的なサーバは、例えば、MICROSOFT(登録商標) OS、UNIX(登録商標) OS、LINUX(登録商標) OSあるいは、他の適切なサーバベースのOSなどのサーバOSを動作させるスタンドアロン及び企業クラスサーバを含むことが出来る。図5に図示したサーバは、他の方法で展開されることができ、そのようなサーバによって実行される動作及び/あるいは、提供されるサービスは、与えられた実装において、組み合わされたり、あるいは、分離されたりすることができ、より多くの、あるいは、より少ないサーバによって実行されることが出来ることが理解できる。1以上のサーバは、同一あるいは異なる団体によって動作され、及び/あるいは、維持されることが出来る。
図5に図示したネットワーク化されたシステム500の実施形態は、ネットワーク510を介して通信する、複数の顧客デバイス502、複数の商人デバイス504、支払いサービスプロバイダデバイス506、アカウントプロバイダデバイス508、及び/あるいは、支払いアプリケーションプロバイダデバイス509を含む。顧客デバイス502の任意のものは、上述したように、顧客デバイス300とすることが出来る。商人デバイス504の任意のものは、上述した商人デバイス200とすることができ、上述した商人によって動作されることが出来る。支払いサービスプロバイダ506は、上述した支払いサービスプロバイダデバイスとすることができ、例えば、カリフォルニア州、サンホセのPayPal Inc.などの支払いサービスプロバイダによって動作されることが出来る。アカウントプロバイダデバイス508は、上記したアカウントプロバイダデバイスとすることが出来、例えば、クレジットカードアカウントプロバイダ、銀行口座プロバイダ、貯蓄口座プロバイダ、及び、当分野で知られている様々な他のアカウントプロバイダなどの上述したアカウントプロバイダによって動作されることが出来る。支払いアプリケーションプロバイダデバイス509は、上述した支払いアプリケーションプロバイダデバイスとすることができ、上述した支払いアプリケーションプロバイダによって動作されることが出来る。
顧客デバイス502、商人デバイス504、支払いサービスプロバイダデバイス506、アカウントプロバイダデバイス508、及び/あるいは、支払いアプリケーションプロバイダデバイス509は、それぞれ、1以上のプロセッサ、メモリ、及び、ここに説明した、様々なアプリケーション、データ、及びステップを実装するために、1以上のコンピュータ読み取り可能な媒体に格納されるプログラムコード及び/あるいは、データなどの命令を実行する他の適切なコンポーネントを含むことが出来る。例えば、そのような命令は、メモリあるいは、システム500の様々なコンポーネントに内蔵された、及び/あるいは、外付けの、データ格納装置のような、及び/あるいは、ネットワーク510を介してアクセス可能な1以上のコンピュータ読み取り可能な媒体に格納されることが出来る。
ネットワーク510は、単一のネットワークあるいは、複数のネットワークの組み合わせとして、実装されることが出来る。例えば、様々な実施形態において、ネットワーク510は、インターネット、及び/あるいは、1以上のイントラネット、固定電話ネットワーク、無線ネットワーク及び/あるいは、ネットワークの他の適切な種類を含むことが出来る。
顧客デバイス502は、ネットワーク510を介して有線及び/あるいは無線通信を行うように構成されたハードウェア及び/あるいはソフトウェアの任意の適切な組み合わせを用いて実装されることが出来る。例えば、一実施形態において、顧客デバイス502は、インターネットと通信するユーザのパソコンとして実装されることが出来る。他の実施形態においては、顧客デバイス502は、スマートフォン、PDA(personal digital assistant)、ラップトップコンピュータ、及び/あるいは、他の種類のコンピューティングデバイスとすることが出来る。
顧客デバイス502は、例えば、顧客が、ネットワーク510を介して利用可能な情報を閲覧することを可能とする便利なインタフェースを提供するために用いられることができる、1以上のブラウザアプリケーションを含むことが出来る。例えば、一実施形態においては、ブラウザアプリケーションは、インターネットを介して利用可能な情報を見るように構成されたウェブブラウザとして実装されることが出来る。
顧客デバイス502は、また、例えば、顧客によって選択される動作に応答して、望ましいタスクを実行するユーザ側処理を提供するために用いられることができる1以上のツールバーアプリケーションを含むことが出来る。一実施形態においては、ツールバーアプリケーションは、ブラウザアプリケーションと接続したユーザインタフェースを表示することが出来る。
顧客デバイス502は、更に、顧客デバイス502に望ましいフィーチャを提供するために、特定の実施形態において望まれることが出来る、他のアプリケーションを含むことが出来る。特に、他のアプリケーションは、支払いサービスプロバイダデバイス506を介して支払いサービスプロバイダによってアシストされる支払いを促進するための、上述した支払いアプリケーションを含むことが出来る。他のアプリケーションは、また、ユーザ側セキュリティフィーチャ、ネットワーク510を介して適切なアプリケーションプログラミングインタフェース(API)をインタフェースするためのプログラマチックユーザアプリケーション、あるいは、他の種類のアプリケーションを実装するセキュリティアプリケーションを含むことが出来る。電子メール及び/あるいは、テキストアプリケーションも含まれることができ、ネットワーク510を介して、顧客が、電子メール及び/あるいは、テキストメッセージを送受信可能とする。顧客デバイス502は、例えば、オペレーティングシステムレジストリエントリ、ブラウザアプリケーションに関連したクッキー、顧客デバイス502のハードウェアに関連した識別子、あるいは、電話番号などの他の適切な識別子として、実装されることが出来る、1以上のユーザ及び/あるいはデバイス識別子を含む。一実施形態においては、ユーザ識別子は、ここに更に説明するように、顧客を特定のアカウントに関連付けるために、支払いサービスプロバイダデバイス506及び/あるいは、アカウントプロバイダデバイス508によって用いられることが出来る。
商人デバイス504は、例えば、従来の、あるいは、オンラインの商人、従来の、あるいは、デジタル商品販売者、個人販売者、及び/あるいは、従来の仕方で、あるいは、ネットワーク510を介して受け取られる支払いと交換に、様々な製品及び/あるいはサービスを提供するアプリケーション開発者によって、維持されることが出来る。この点では、商人デバイス504は、顧客が見て、購入するために利用可能とされる利用可能な製品及び/あるいはサービス(例えば、全体としてアイテムと呼ぶ)を特定するデータベースを含むことが出来る。
商人デバイス504は、また、アイテムの支払い者による支払いを促進するように構成されるチェックアウトアプリケーションを含む。チェックアウトアプリケーションは、顧客デバイス502、アカウントプロバイダデバイス508を介してアカウントプロバイダから、及び/あるいは、ネットワーク510を介して、支払いサービスプロバイダデバイス506によって支払いサービスプロバイダから、支払い情報を受け取るように構成されることが出来る。
図6を参照すると、顧客デバイス600の実施形態が図示される。顧客デバイス600は、顧客デバイス300及び/あるいは502の任意のものとすることが出来る。顧客デバイス600は、ディスプレイ604を有するシャーシ602及び、ディスプレイ604を含む入力デバイス及び複数の入力ボタン606を含む。当業者は、顧客デバイス600が、方法100を参照して上述した機能を可能とするタッチスクリーン入力デバイス及び複数の入力ボタンを含む携帯あるいはモバイルフォンであることを認識するだろう。しかし、他の携帯/モバイル顧客デバイス及び/あるいはデスクトップ顧客デバイスの様々なものは、本開示の範囲を離れることなく、方法100において用いられることが出来る。
図7を参照すると、例えば、顧客デバイス300、502、あるいは600、商人デバイス200あるいは504、支払いサービスプロバイダデバイス506、アカウントプロバイダデバイス508、及び/あるいは、支払いアプリケーションプロバイダデバイス509を実装するのに適したコンピュータシステム700の実施形態が図示されている。顧客、商人、支払いサービスプロバイダ、アカウントプロバイダ、及び/あるいは、上述した支払いアプリケーションパーソナル化システムの支払いアプリケーションプロバイダによって利用される他のデバイスは、以下のように、コンピュータシステム700として実装されることが出来ることは理解されるべきである。
本開示の様々な実施形態によると、コンピュータ及び/あるいは、ネットワークサーバなどのコンピュータシステム700は、処理コンポーネント704(例えば、プロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)など)、システムメモリコンポーネント706(例えば、RAM)、静的格納コンポーネント708(例えば、ROM)、ディスクドライブコンポーネント710(例えば、磁気あるいは光)、ネットワークインタフェースコンポーネント712(例えば、モデムあるいはイーサネットカード)、ディスプレイコンポーネント714(例えば、CRTあるいはLCD)、入力コンポーネント718(例えば、キーボード、キーパッド、あるいは、仮想キーボード)、カーソル制御コンポーネント720(例えば、マウス、ポインタ、あるいは、トラックボール)、及び/あるいは位置決定コンポーネント722(例えば、図示されているようにGPS(Global Positioning System)デバイス、携帯電話基地局三角測量(cell tower triangulation)デバイス、及び/あるいは、当分野で知られている、様々な他の位置決定デバイス)などの、サブシステム及びコンポーネントを相互接続する、情報を通信する、バス702あるいは、他の通信機構を含む。一実装においては、ディスクドライブコンポーネント710は、1以上のディスクドライブコンポーネントを有するデータベースを含むことが出来る。
本開示の実施形態によると、コンピュータシステム700は、顧客デバイス300、502及び600、商人デバイス300及び504、支払いサービスプロバイダデバイス506、アカウントプロバイダデバイス508、及び/あるいは、支払いアプリケーションプロバイダデバイス509について、ここに説明したような、メモリコンポーネント706に含まれる命令の1以上のシーケンスを実行するプロセッサ704による特定の動作を実行する。そのような命令は、静的格納コンポーネント708あるいは、ディスクドライブコンポーネント710などの他のコンピュータ読み取り可能な媒体からシステムメモリコンポーネント706に読み込まれることが出来る。他の実施形態においては、ハードワイヤード回路は、本開示を実装するために、ソフトウェア命令の代わりに、あるいは、と組み合わせて用いられることが出来る。
ロジックは、実行のために、プロセッサ704に命令を提供することに参加する任意の媒体を示す、コンピュータ読み取り可能な媒体に符号化されることが出来る。そのような媒体は、これらには限定されないが、不揮発性媒体、揮発性媒体、及び伝送媒体を含む多くの形態を取ることが出来る。一実施形態においては、コンピュータ読み取り可能な媒体は、非一時的である。様々な実装において、不揮発性媒体は、ディスクドライブコンポーネント710などの光あるいは磁気ディスクを含み、揮発性媒体は、システムメモリコンポーネント706などのダイナミックメモリを含み、伝送媒体は、バス702を含むワイヤを含む、同軸ケーブル、銅線、及び、光ファイバを含む。一例では、伝送媒体は、無線及び赤外データ通信中に生成されるもののような、音響あるいは光波の形態を取ることが出来る。
コンピュータ読み取り可能な媒体のある良くある形態は、例えば、フロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、任意の他の磁気媒体、CD-ROM、任意の他の光媒体、パンチカード、紙テープ、穴のパターンを有する任意の他の物理媒体、RAM,PROM、EPROM、FLASH-ERPOM、任意の他のメモリチップあるいはカートリッジ、搬送波、あるいは、コンピュータが読取るように適用された任意の他の媒体を含む。一実施形態においては、コンピュータ読み取り可能な媒体は、非一時的である。
本開示の様々な実施形態においては、本開示を実施するための命令列の実行は、コンピュータシステム700によって実行されることが出来る。本開示の様々な他の実施形態においては、ネットワーク510(例えば、LAN、WLAN、PTSN、及び/あるいは、遠隔通信、モバイル、及びセルラフォンネットワークを含む様々な他の有線あるいは無線ネットワーク)に、通信リンク724によって結合される複数のコンピュータシステム700は、相互のコーディネートにより、本開示を実施するために、命令シーケンスを実行することが出来る。
コンピュータシステム700は、通信リンク724及びネットワークインタフェースコンポーネント712によって、1以上のプログラム(つまり、アプリケーションコード)を含む、メッセージ、データ、情報及び命令を送受信することが出来る。ネットワーックインタフェースコンポーネント712は、通信リンク724を介して、送受信可能とするために、分離されているか、あるいは、一体化されている、アンテナを含むことが出来る。受信されたプログラムコードは、実行のために、ディスクドライブコンポーネント710あるいは、ある、他の不揮発性格納コンポーネントに受信され、及び/あるいは、格納されて、プロセッサ704によって実行されることが出来る。
図8を参照すると、支払いアプリケーション/サービスプロバイダデバイス800の実施形態が図示されている。実施形態においては、デバイス800は、支払いサービスプロバイダデバイス506及び/あるいは、支払いアプリケーションプロバイダデバイス509とすることが出来る。デバイス800は、ネットワーク510に結合され、複数の顧客に関する顧客情報を含む顧客データベース806と、複数の商人に関連する商人情報を含む商人データベース808とに結合される支払いアプリケーションパーソナル化エンジン804に結合される、通信エンジン802を含む。通信エンジン802は、デバイス800に、ネットワーク510を介して情報を送受信することを可能とする、コンピュータ読み取り可能な媒体に格納されるソフトウェアあるいは命令とすることが出来る。支払いアプリケーションパーソナル化エンジン804は、商人デバイスから商人の物理的場所パーソナル化情報を受信し、商人と商人の物理的場所に関連した、商人データベース808内の商人の物理的場所パーソナル化情報を格納し、顧客デバイスから顧客場所を受信し、顧客場所に関連した商人の物理的場所を決定し、顧客デバイス上の支払いアプリケーション上のユーザインタフェースとして、商人の物理的場所パーソナル化情報を提供し、製品及びサービスの推薦を決定し、顧客及び商人の間の支払い活動を実行し、上述した任意の他の機能を提供するように動作する、コンピュータ読み取り可能な媒体上に格納されたソフトウェアあるいは命令とすることが出来る。データベース806及び808は、デバイス800に配置されたとして、図示されているが、当業者は、本開示の範囲を離れることなく、ネットワーク510を介して、支払いアプリケーションパーソナル化エンジン804に接続されることが出来ることを認識するだろう。
適用できる場合には、本開示によって提供される様々な実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、あるいは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせを用いて、実装されることが出来る。また、適用できる場合には、ここに述べた様々なハードウェアコンポーネント及び/あるいはソフトウェアコンポーネントは、本開示の範囲を離れることなく、ソフトウェア、ハードウェア及び/あるいは、その両方を含む複合コンポーネントに組み合わせられることが出来る。適用できる場合には、ここに述べた様々なハードウェアコンポーネント及び/あるいはソフトウェエアコンポーネントは、本開示の範囲を離れることなく、ソフトウェア、ハードウェア、あるいは、その両方を含むサブコンポーネントに分離されることが出来る。更に、適用できる場合には、ソフトウェアコンポーネントは、ハードウェアコンポーネントとして実装されることができ、逆も可能であることが考えられる。
本開示による、プログラムコード及び/あるいは、データなどのソフトウェアは、1以上のコンピュータ読み取り可能な媒体上に格納されることが出来る。ここに特定されたソフトウェアは、1以上の汎用あるいは専用コンピュータ、及び/あるいは、ネットワーク化された、及び/あるいは、その他のコンピュータシステムを用いて実装されることが出来る。適用できる場合には、ここに説明した様々なステップの順番は、変更され、複合ステップに組み合わされ、及び/あるいは、サブステップに分離されて、ここに説明したフィーチャを提供することが出来る。
以上の開示は、開示された詳細な形態、あるいは、特定の使用分野に本開示を限定することを意図しない。このように、明示されているか、暗に示されているかによらず、様々な別の実施形態、及び/あるいは、本開示への変更が本開示の理解の下に可能であることが考えられる。例えば、上記実施形態は、商人と顧客に焦点を当てたが、顧客あるいは消費者は、チャリティ及び個人を含む任意の種類の受取人に支払い、あるいは、と相互作用することが出来る。支払いは、購入を含む必要はなく、ローン、チャリティの寄付、贈り物などであっても良い。従って、ここに用いられるように、商人は、また、チャリティ、個人、及び、顧客から支払いを受ける、任意の他の団体あるいは人を含むことが出来る。本開示の実施形態を説明してきたが、当業者は、本開示の範囲を外れることなく、形態や詳細に変更を加えることが出来ることを認識するだろう。従って、本開示は、請求項によってのみ限定される。