JP2016529056A - 医療装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

医療装置、及び、医療装置を操作する方法を開示する。この装置は、患者の一方又は両方の眼球に向けて電磁放射線を放射するための放射線源を有しており、この装置は、少なくとも1.85:1の明所視輝度に対する暗所視輝度の割合を有する電磁放射線を放射するように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、医療装置及び方法に関するものである。特に、これに限定されるものではないが、本発明は、患者の眼球内に放射線を向ける顔面用マスク又は他の装置、及び、このような医療装置を操作する方法に関するものである。
光線療法は、治療的及び美容的な様々な目的に使用されている。この療法は、一般的には、患者に投与されるべき、特定の波長の光放射線を利用することを含んでいる。光線療法は、例えば、肝炎(A,B又はC)、細菌感染、創傷、前癌症状、季節性情動障害(SAD)等の慢性感染症を治療するために利用される場合があり、肌の若返り術等の皮膚科学的及び美容的な様々な目的に利用される場合があり、また、糖尿病性黄斑浮腫、未熟児網膜症、滲出型又は萎縮型加齢黄斑変性症(AMD)及び糖尿病性網膜症等の様々な眼疾患を治療するために利用される場合がある。
糖尿病性網膜症は、眼球内の網膜への損傷が生じ、これが、糖尿病によって引き起こされるところの疾患である。即ち、糖尿病性網膜症は、高血糖に起因する壁内周皮細胞死、及び、基底膜の肥厚によって、眼球内の血管壁に損傷を与えるところの網膜の微小血管の変化の結果である。この損傷によって、血液網膜関門の構造が変化し、そして更に、網膜の血管をより滲出性にする。眼球内における血管のような微小血管は特に、血糖コントロールが不十分な場合の影響を受けやすい。グルコース及び/又はフルクトースの過剰蓄積により、網膜中の血管の損傷を受ける。損傷を受けた血管は、体液や脂質を黄斑上に滲出させやすい。
加齢黄斑変性症(AMD)は、眼球の中心視に影響を与える疾患である。滲出型AMDの場合には、血管が、黄斑の下部で伸び始める。多くの場合、これらの血管は異常に伸び、最終的には、血管が破れ、血液やタンパク質が網膜の下部に滲出することに至る。これらの血管からの出血、滲出及び傷跡によって、最終的には、光受容体への不可逆的な損傷が生じ、従って、治療を行わない場合には、急速に失明する。
また、血管の損傷の結果、網膜への酸素の供給量が減少する。これは、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)の過剰発現をもたらす場合がある。VEGFは、脈管形成(新たな血管の形成)及び血管形成(血管細胞の増殖及び移動)を刺激することによって、血液循環が不十分である場合に、細胞組織への酸素供給を回復する系統の一部である。このため、新たな血管が形成され、その後、これらの血管が上述した損傷を受ける場合もある。従って、治療せずに放置すると、糖尿病性網膜症及び滲出型AMDは、悪化し続け、そして、視覚障害に至り、終局的には、失明に至る。
睡眠中に、ある程度の光放射線を眼球又は眼瞼に供給して、眼球の完全な暗順応を回避することによって、これらの疾患を治療することができる。これは、暗順応の際に、眼球は、高い酸素濃度を必要とし、従って、暗順応の際、血管はより活動的に働かなければならないからである。従って、眼球の完全な暗順応を回避することによって、血管に与えるストレスを少なくして、血管が徐々に回復し、VEGFの発言が減少する。
眼球内には、公知の3種類の光受容細胞がある。これらは、桿体細胞、錐体細胞及び感受性網膜神経節細胞(pRGC)であり、これらのうち、錐体細胞は、これらが含有している特定のオプシンに従って、更に細分化される(長(r)波長、中(g)波長及び短(b)波長)。桿体細胞及び錐体細胞は、視力に関与しており、これらの種類の細胞の各々は、波長の特定の範囲に反応するもので、桿体細胞は、錐体細胞よりも低い光レベルに本質的により敏感に反応するが、錐体細胞は、より明るい光により一層順応する。桿体細胞が優性の光受容体であるところの低い光レベルでの視力は、暗所視(10−6−10−2cd/m)として知られており、錐体細胞が主に活性を有しているところの視力の範囲は、明所視(1−106cd/m)として知られている。これらの2つの境界は、薄明視(10−2−1cd/m)と呼ばれている。色彩は、異なる種類の細胞のそれぞれの反応率間の比較によって認識される。pRGCは、視力に関与するものではないが、睡眠周期、メラトニンの生成及び瞳孔反射において重要であると考えられている。
患者が睡眠中に着用するマスク型の装置、即ち、眼球の領域を覆うように、患者の頭部全体に取り付けられると共に、この眼球の領域内に光放射源を含むように構成されたマスクを提供することによって、眼球の領域に光放射を投与することが有効であると考えられてきている。これらの光源は、例えば、電子発光エミッタ、発光素子(LEDs)、発光セル(LECs),発光電気化学セル(LEECs)又は有機発光素子(OLEDs)であってもよく、これらは、眼球の領域に向けて光を放射するように構成されている。この放射は、この眼球の桿体細胞を刺激するように作用し、桿体細胞が過分極及び脱感作に至り、これにより、これらの新陳代謝率を低下させ、従ってその結果、網膜における酸素消費量が低下する。
国際公開番号WO2011/135362、国際公開番号WO2012/025398及び国際公開番号WO2012/025399は、電磁放射線を患者に向けて放射するための様々な放射線治療装置を開示している。
アーデン(Arden)、外(眼球(2011年)25、1546−1554)は、中期の非増殖糖尿病性網膜症の患者、又は、初期の、未治療の視力を脅かすものではない糖尿病性黄斑浮腫の患者が、505nmの波長を有する光で、一方の閉じた眼の眼瞼を照射するためのマスクを着用した場合の臨床研究を開示している。これらは、桿体細胞を明順応の状態に維持するほのかな明かりにより、暗順応に関連する酸素消費量の低減に起因して、糖尿病性黄斑浮腫を改善することができると結論付けている。
従って、患者の眼球に関して、改善された効果を有する放射線を放射する医療装置を提供することは有益である。
本発明の第1の態様によれば、患者の一方又は両方の眼球に向けて電磁放射線を放射するための放射線源を備える医療装置であって、
前記装置は、少なくとも1.85:1の明所視輝度に対する暗所視輝度の割合を有する電磁放射線を放射するように構成されているところの医療装置が提供される。
本発明の第2の態様によれば、患者の一方又は両方の眼球に向けて電磁放射線を放射するための放射線源を提供する工程を含む、医療装置を製造する方法であって、
前記装置は、少なくとも1.85:1の明所視輝度に対する暗所視輝度の割合を有する電磁放射線を放射するように構成されているところの方法が提供される。
本発明の第3の態様によれば、少なくとも1.85:1の明所視輝度に対する暗所視輝度の割合を有する電磁放射線を、患者の一方又は両方の眼球に向ける工程
を含む、電磁放射線を用いて人の患者を治療する方法が提供される。
本発明の特定の実施形態によれば、公知の装置と比較して、改善された治療効果をもたらす装置が提供されるという利益がもたらされる。
ある実施形態によれば、眼球の酸素消費量を低減させ、これにより、糖尿病性網膜症又は滲出性AMDの患者において、血管の損傷を減少させ、又は、回避することを促進するという利益がもたらされる。
ある実施形態によれば、治療期間中の睡眠障害を減少させることができるという利益がもたらされる。
本発明の実施形態を、添付図面を参照して、以下に更に詳細に説明する。図面において、
図1は、暗所視輝度と明所視輝度に対するとの関係を示す図である。 図2は、放射線治療装置を示す図である。 図3は、放射線治療装置の他の実施態様を示す図である。 図4は、OLEDスタックの一例を示す図である。 これらの図において、同様の部品には、同様の参照符号が付されている。
本発明者等は、波長及び強度の異なる光に対する、眼球内の桿体細胞及び錐体細胞の反応について研究した。
桿体細胞及び錐体細胞は、眼球内の2つの主な視覚光受容体細胞である。錐体細胞は、主として、視界の中心部の周りに位置しており、黄色の点、即ち、黄斑として知られている。桿体細胞は、主として、黄斑の外側で、網膜の複数の領域の周りに分散している。各々の眼球内には、約一億二千万個の桿体細胞があり、約六百万個の錐体細胞がある。
暗い状態では、桿体細胞及び錐体細胞を刺激する光は存在しない。このような暗い状態では、桿体細胞は、分極状態を維持し、神経伝達物質を継続的に解放する。この分極状態を維持することは、エネルギーを消費するプロセスである。従って、網膜は、暗い条件では、酸素及び糖類の多くの供給量を必要とする。患者が、眼球内に損傷した血管を既に有している場合には、酸素及び糖類の供給量を増加させても、更なる損傷を回避し、又は、現在の血管を治療することに役立つことはない。
桿体細胞によって光が吸収されるときに、一連の反応によってこの桿体細胞の表面におけるイオンチャネルが遮断されて、この桿体細胞を過分極にすることを許容し、従って、神経伝達物質の開放が抑制される。従って、網膜から要求される酸素及び糖類が減少し、血管が損傷するリスクが減少する。
これが正に、光の吸収の際の神経伝達物質を抑制し、次いで、血管の損傷を減少させることになり、これにより、血管に対する更なる損傷を防止し、そして、場合によっては、損傷した血管を回復することができるように、糖尿病性網膜症及び滲出性AMDに苦しんでいる人々のために光放射マスクを用いることについて調査が行われるに至っている。
図1は、複数の波長のスペクトラム全体に亘って、桿体細胞及び錐体細胞の光に対する一般的な反応を示している。換言すれば、図1は、桿体細胞(曲線10)又は錐体細胞(曲線12)が、特定の波長の光子をこの細胞が吸収することに対して反応する可能性を示している。これらの曲線は、暗所視及び明所視光度関数(曲線10及び12のそれぞれ)としてこの技術において公知である。桿体細胞は主に、暗所視波長域(約400nmから610nm)の光に反応し、約500nmの波長の光に最もよく反応する。(上述した3種類のすべての錐体細胞を含む群と考えられる)錐体細胞12は主に、明所視波長(約475nmから650nm)の光に反応し、約575nmの波長を有する光に最もよく反応する。
本発明者等は、光放射装置を考案したときに、桿体細胞及び錐体細胞の双方の、光の特定の波長に対する反応を考慮すべきであることを理解していた。これらの桿体細胞及び錐体細胞は、入射光に対して反応する可能性は異なっており、少しでもあるとすれば、この反応は、桿体細胞及び錐体細胞間で異なっている。例えば、桿体細胞は、450nmの光子に対して反応する可能性は、錐体細胞よりも高い。しかしながら、550nmの波長の光子は、錐体細胞よりも錐体細胞をより刺激する。
更に、光放射装置を考案する際に、桿体細胞及び錐体細胞の反応については、人間の目に関係する光の輝度を測定するときに考慮すべきである。光の輝度は、カンデラ(Cd)で測定され、適切な輝度関数(暗所視又は明所視)で重み付けされた特定の方向において、光源が放射したパワーとして定義付けされるものである。
例えば、特定の波長を有する光源の明所視輝度を計算するために、この光源の放射強度に、この波長における明所視輝度関数の値を乗じ、そして、最後に、付加的な定数係数の683.002を乗じる。同様に、特定の波長を有する光源の暗所視輝度を計算するために、この光源の放射強度に、この波長における暗所視輝度関数の値を乗じ、そして、最後に、付加的な定数係数の1700を乗じる。これらの定数係数は、カンデラの「旧」定義に基づく歴史的理由により必要であるが、この定義は、当業者にとって公知であり、従って、詳細に論評することを差し控える。
一般的に、光源は単色のものではなく、それ自体は、発光波長の範囲を有している。この光源の発光スペクトルを、波長I(λ)の関数として定義することができる。このような光源の明所視輝度Iを演算するために、この光源の波長範囲で積分する必要がある:
Figure 2016529056
但し、y(λ)は、明所視輝度関数(図1に示した曲線12)であり、そして、λmin及びλmaxは、光源によって照射された光の最大波長及び最小波長である。
同様に、暗所視輝度I
は、下記によって演算される:
Figure 2016529056
但し、y(λ)は、暗所視輝度関数(図1に示した曲線10)である。
眼球を放射線治療するために、光源は、患者の眼球に向けられる。図2は、使用状態の位置における、放射線治療装置の一例を示しており、これは、1又は2以上の光放射源30、32を取り付けるのに適した顔面用マスク20である。この光放射源は、例えば、OLEDアレイであってもよい。この顔面用マスク20は、患者の両眼に近接して位置される支持領域22、24を有しており、これらの支持領域22、24は各々、それぞれの光放射源を支持する。勿論、片方の眼球のみを治療する場合には、単一の光源のみが必要である。これらの支持領域22、24は、患者の両眼の感覚に一致するように位置されている。この間隔は、両眼の間の平均的な間隔であってもよく、又は、特定の患者の条件に合うように「特別注文されたもの」であってもよく、また、これらの支持領域は、所定の限界値の間で可動できる調節可能な領域であってもよい。固定ストラップ26は、この装置を患者の頭部に取り付けるものである。これらの光源は、本体28、又は、マスクのストラップ26に内蔵又は取り付けられた少なくとも1つのバッテリーによって作動する。当然のことながら、上述とは別の、外部バッテリー又は動力供給装置を用いてもよい。
糖尿病性網膜症及び/又は滲出性AMDを効果的に治療するために、眼球に到達する光は、ある特定の特性を有していなければならない。本発明者等は、I:Iの割合が1.85:1である光を放射するところの(例えば、上述した)放射線治療装置を提供することによって、改善された治療効率をもたらすと共に、様々な公知の装置と比較して、患者の大多数において、睡眠障害を減少することを知見した。適切には、光源のI:Iは、2:1以上である。適切には、光源のI:Iは、2.5:1以上である。適切には、光源のI:Iは、3:1以上である。適切には、光源のI:Iは、4:1以上である。適切には、光源のI:Iは、5:1以上である。適切には、光源のI:Iは、7.5:1以上である。適切には、光源のI:Iは、10:1以上である。
また、本発明者等は、光源の暗所視輝度を最大にすると共に、光源の明所視輝度を最小にすることが有益であることを知見した。その理由は、暗所視の範囲における光は、桿体細胞を刺激し、これによって、酸素消費量を減少させ、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)の発現を低下させ、最終的に、血管の損傷のリスクを減少させ、そして、場合によっては、損傷した血管を回復することができるからである。また、眼球内の血管の損傷は、患者が睡っているときの暗状態中に主に生じるため、放射線治療は、患者が眠っているときに行うべきである。従って、明所視の範囲における光は、患者を目覚めさせ、又は、患者の睡眠を妨げる傾向があるので、この種の光を最小限にすべきである。
このことから、光源の暗所視輝度と明所視輝度との割合、即ち、I:Iの割合を慎重に検討すべきである。
Is:Ipの上述した複数の割合を満足する発光スペクトルを有する装置の製造は、幾つかの方法で実現可能である。
光放射線を眼球に向けて放射するための様々な顔面用マスクそのものは、本質的に公知である。これらのタイプの顔面用マスクは、電磁放射線を眼球に対して放射するための放射線源を備えている。眼球が受ける光をカスタマイズするために、この放射線源自体が、適切に考案されており、又は、眼球に到達する以前に電磁放射線の特性を変更するために、フィルター又は他の手段を用いる場合がある。
様々なエレクトロルミネセント素子、例えば、LED及びOLEDは、様々なスペクトルを形成するものであり、これらのスペクトルは、放射線放出材料と、様々な放出及び電荷移動材料を含む複数の層の光学的特性との関わり合いを有している。
図4は、医療装置に使用するために適した、I:Iの割合が約1.85:1(更に具体的には、Iの値は、約1.83から1.87である)である光放射線源の一例を示している。この光放射線源は、OLEDスタックであり、これは、ガラス基板41上に蒸着されたインジウム錫酸化物の第1層42と、160nmの厚さのNPD(N,N′−ジ−[(1−ナフチル)−N,N′−ジフェニル]−1,1′−ビフェニル)−4,4′−ジアミン)の第2層44と、110nmの厚さのTPBi:Ir(ppy)3の割合が80:20の(但し、TPBiは、1,3,5−トリス(1−フェニル−1H−ベンズイミダゾール−2−イル)ベンゼンであり、そして、Ir(ppy)3は、トリス[2−フェニルピリジナト−C2,N]イリジウム(III)である)第3層46と、2nmの厚さのLiF(フッ化リチウム)の第4層48と、そして、100nmの厚さのAl(アルミニウム)の第5層50とを有している。このスタックは、当業者に公知の方法で、各層を蒸着することによって形成される。電圧を印加すると、ガラス基板41内に向け、そして、これを越えるようにして、(波線に矢印で示すように)第1層の方向に光が放射される。
勿論、他のOLEDスタックを用いてもよく、また、この放出材料は、蛍光又はリン光材料を含んでいてもよいことは明らかである。また、この装置の効率を高め、そして/又は、放射された放射線のスペクトルを調節するために、更なる付加的な複数の層、例えば、ホールブロッキング層、電子ブロッキング層及びトランスポート層を用いてもよい。
適切なポリマーOLEDの他の一例は、溶液プロセスで形成された装置であり、これは、60nmの厚さのPEDOT:PSS(ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)ポリ(スチレンスルホナート))の第1層(この層の厚さは、特定のPEDOTタイプによって異なっていてもよく、従って、この厚さは、30から90nmの範囲内であってもよい)と、80nmの厚さのSPG−01T(これは、メルク(Merck)社から入手可能な共重合体 ポリ−スピロ−ビフルオレンである)の第2層と、2nmの厚さのLiFの第3層と、そして、100nmの厚さのAlの第4層とを含んでいる。このようなOLEDは、2.5:1(更に具体的には、Iの値は、約2.48から2.52である)のI:Iの割合を有する。この場合においては、スタックの各層を蒸着する方法は、スピンコーティング法であったが、これ以外に、このような溶液プロセスで形成された装置の蒸着方法としては、例えば、グラビア印刷、スロットダイコーティング、ワイヤーバーコーティング又はエアロゾル/スプレーコーティングが挙げられる。
適切なポリマーOLEDの更なる他の一例は、溶液プロセスで形成された装置であり、これは、ガラス基板上に蒸着されたインジウム錫酸化物の第1層と、60nmの厚さのPEDOT:PSS(ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)ポリ(スチレンスルホナート))の第2層(この層の厚さは、特定のPEDOTタイプによって異なっていてもよく、従って、この厚さは、30から120nmの範囲内であってもよい)と、80nmの厚さのSPG−01T(これは、メルク(Merck)社から入手可能な共重合体 ポリ−スピロ−ビフルオレンである)の第3層と、2nmの厚さのLiFの第4層と、そして、100nmの厚さのAlの第5層とを含んでいる。このようなOLEDは、2.5:1(更に具体的には、Iの値は、約2.48から2.52である)のI:Iの割合を有する。この場合においては、スタックのPEDOT:PSS層及びSPG−01T層を蒸着する方法は、スピンコーティング法であったが、これ以外に、このような溶液プロセスで形成された装置の蒸着方法としては、例えば、グラビア印刷、スロットダイコーティング、ワイヤーバーコーティング又はエアロゾル/スプレーコーティングが挙げられる。この場合においては、LiF層及びAl層を蒸着する方法は、熱蒸着法であったが、スパッタリング法等の他の蒸着方法によるものであってもよい。
上述したものの代わりに、窒化インジウムガリウム(InGaN)LED等のLEDを用いてもよく、このLEDにおいては、このLEDのピーク波長が、放射層中のInNとGaNとの割合によって規制される。このようなLEDは、公知のエピタキシー法を用いて、サファイア又は炭化ケイ素等の基板層上で成長し、そして、InNとGaNとの割合は、このようにして規制される。この方法においては、近紫外(0.02InN/0.98GaN)から、青(0.3In/0.7Ga)はもとより、赤に至るまで高い割合で、ピーク波長の広い範囲を得ることができる。このような装置を用いて、4.5:1のI:I(更に具体的には、Iの値は、約4.48から4.52である)の割合を提供することができる。
他の一例においては、波長の広い範囲全体に亘って発光スペクトルを有する汎用装置(例えば、公知のOLED,LED,蛍光源又はリン光源)を、1又は2以上の光学フィルターと組み合わせて用いることによって、2:1以上のI:Iの割合を得てもよい。図3は、この装置の内側(この装置の、眼球と向かい合う側)で、眼の領域に設けられた汎用のOLEDアレイ34、36と、これらのOLEDアレイ全体に亘って位置する光学フィルター38、40とを備えた(上述した)放射線治療装置の一例を示している。
これに適したノッチフィルターの一例としては、10nmの半値全幅を有する500nmのノッチフィルターが挙げられる。これらのフィルターは、高屈折率及び低屈折率を有する材料(例えば、Ta及びSiOのそれぞれ)による蒸着法で形成されており、市販されているものである。これらは、如何なる種類の光源と共に用いてもよい。上述したこの種のフィルターの結果として得られる光は、7.5:1(更に具体的には、Iの値は、約7.48から7.52である)の割合を有している。
10nmの半値全幅を有し、492nmの位置に中心があるノッチフィルターの更なる一例の結果として得られる光は、10:1(更に具体的には、Iの値は、約9.98から10.02である)の割合を有している。
このフィルターは、眼球に到達する光の波長をフィルターにかける作用を有する。フィルターは、例えば、暗所視の領域においては、光の不必要な波長をブロックし、そして、例えば、明所視の領域においては、必要な波長を通過させる。このように、I:Iの割合を、2:1以上に変化させることができる。これに適したフィルターとして、(不必要な光を吸収する)吸収フィルター、(不必要な光を反射させる)干渉フィルター、(ある波長域のみを通過させる)帯域通過フィルター、(長波長及び短波長を通過させる)ロングパス及びショートパスフィルター、(単一の波長のみを通過させる)単色フィルター、及び、導波モード共鳴フィルターが挙げられる。これらのフィルターは当業者に周知であるため、これらについては詳細には論述しない。
装置が所定の領域において作動することを実証するために、放射スペクトルを、波長の関数として測定することが可能な、分光計又は分光放射計等の校正計測器具を用いて測定することになる。完全な放射スペクトルを得た後、上述した式をその結果に適用することによって、割合を計算する。
:Iの割合を最大にすることによって、この装置の電流引き込みを、公知のモデルのものに比べて減少することができるという付加的な利点をもたらすことになる。OLEDは、比較的一定な量子効率で動作するものであり、これは、電流引き込みが、この装置の輝度又は光度とほぼ比例することを意味する。例えば、比較的低いI:Iの割合(例えば、1:1)をもたらす公知の汎用のOLEDを有する処理装置は、患者が、桿体細胞を刺激するのに適した光の十分な強度を受けるために、比較的高いI:Iの割合(例えば、3:1)のOLEDを有する処理装置よりも高い電流を必要とする。I:Iの割合が高いOLEDを有するマスクは、低い電流引き込みしか必要としないため、このマスクのバッテリーの寿命が増加することになる。
網膜内の酸素レベルに過大な負担を生ぜしめる、糖尿病性網膜症や滲出型加齢黄斑変性症等の疾患を治療するためには、網膜を、定められた期間の間、例えば、一晩中、放射線に曝す必要がある。上述において明示した、明所視輝度に対する暗所視輝度の様々な割合による利点は、網膜の酸素消費量が、通常の睡眠パターンを阻害することなしに、可能な限り減少するということである。また、この装置によれば、470nm以下の光のかなりの量が(適切には、470nm以下の光の全放射量の3%未満に)回避される。470nm以下の波長を有する光に実質的に累積的に曝した場合、結果的に、眼球を損傷させる場合がある。この装置の目的は、網膜の変性を治療することであるから、470nm以下の光のレベルを減少させることはよいことである。
上述した具体的な構造を様々に変更することは可能である。例えば、複数のLED等の複数の点光源の光を、光を眼球内に側方散乱することが可能な導波路内に照射してもよい。
顔面用マスクを含む装置を上述したが、当然のことながら、他のタイプの装置、例えば、ゴーグル、バイザー又はメガネを用いて、光源を所定の位置に保持してもよい。他の例として、医療装置は、患者の片方又は両方の眼球に向けて電磁放射線を照射するための照射源を配置したスタンド又はハンドルを有して、ランプ又はトーチ又はこれらと同様のものを構成し、光を患者に都合よく快適に向けるものでもよい。
場合により、この医療装置は、患者に投与される放射線の量を制御するための制御器又は他の制御機構を含んでいてもよい。この装置は、患者がこの装置の傍にいる時間、又は、この装置を着用している時間を検出するタイマー及び/又は複数のセンサ等の機構を含んでいてもよい。患者が、全睡眠時間の間、又は、例えば、睡眠時間全体の1時間から8時間の間の一定の時間の間、放射線を受けるように、放射線を投与してもよい。他の一例として、又は、付加的な例として、この医療装置は、患者や介護士が、投与時間及び/又は投与レベル等を制限することを可能にするためのユーザインターフェースを有していてもよい。
上述した構造により、顔面用マスクの形状因子は、これが、睡眠中に、容易に且つ快適に着用されることである。
上述した構造により、患者の片方(両方)の眼球に照射されるすべての光の全波長域及び輝度が、網膜の細胞の諸条件に適したものであるように、注意深く調整されている。
上述した構造により、公知の装置と比較して、改善された治療効率をもたらす装置が提供される。
また、眼球の酸素消費量が減少し、これにより、糖尿病性網膜症又は滲出型AMDの患者において、血管の損傷を減少させ、又は、回避することを促進することができる。
上述した構造により、治療期間中の睡眠障害を減少させることができる
上述した実施形態の何れかに関連して記載した特徴は、他の異なる実施形態間で相互に入れ替えて適用可能であることは当業者であれば明らかである。上述した複数の実施形態は、本発明の様々な特徴を示すための例である。
この明細書の発明の詳細な説明及び特許請求の範囲の全体を通して、「〜からなる(comprise)」及び「〜を含む(contain)」、並びに、これらの変化形は、「〜を含むが、これに限定されるものではないことを意味するものであり、これらは、他の部分、添加物、成分、整数、又は、工程を除外することを意図するものではな(く、除外するものではな)い。この明細書の発明の詳細な説明及び特許請求の範囲の全体を通して、単数形は、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、複数形を含むものとする。特に、不定冠詞を用いた場合には、本明細書の該当する部分は、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、複数及び単数を意味すると考えていると理解すべきである。
本発明の特定の態様、実施形態又は実施例に関して記載された特徴、整数、特性、化合物、化学的部分又は群は、矛盾しない限り、ここに記載された他の態様、実施形態又は実施例に適用可能であると解釈すべきである。本明細書(添付された特許請求の範囲、要約書及び図面を含む)に記載された特徴のすべて、及び/又は、このように開示された方法又はプロセスの工程のすべては、このような特徴及び/又は工程の少なくとも幾つかが相互に排他的であるところの組合せを除き、如何なる組合せにおいて、組み合わせてもよいものとする。本発明は、上述した実施形態の詳細事項に限定されるものではない。本発明は、本明細書(添付された特許請求の範囲、要約書及び図面を含む)に開示された特徴のうちの、新規な1つ、又は、新規な組合せにまで及び、また、このように開示された方法又はプロセスの工程のうちの、新規な1つ、又は、新規な組合せにまで及ぶものとする。
読者の注意は、本願に関する本明細書と共に提出され、又は、以前に提出され、そして、本明細書と共に公衆の閲覧に付されたすべての書類及び文書に向けられるものであり、これらの書類及び文書のすべての内容は、引用することにより、ここに組み入れられるものとする。

Claims (13)

  1. 患者の一方又は両方の眼球に向けて電磁放射線を放射するための放射線源を備える医療装置であって、
    前記装置は、少なくとも1.85:1の明所視輝度に対する暗所視輝度の割合を有する電磁放射線を放射するように構成されているところの医療装置。
  2. 前記患者の眼球に到達する前記電磁放射線は、複数の波長の範囲を有しており、全放射線量の3%未満が470nm未満の波長を有している、請求項1に記載した医療装置。
  3. 前記放射線源は、OLED又はLEDである、請求項1又は2に記載した医療装置。
  4. 前記放射線源は、蛍光又はリン光材料を含んでいる、請求項1から3の何れか1つに記載した医療装置。
  5. 前記医療装置は、顔面用マスクを含む、請求項1から4の何れか1つに記載した医療装置。
  6. 前記装置は、前記放射線源に隣接して設けられた光ファイバーを備えており、前記光ファイバーは、放射された電磁放射線の特性を変更して、前記電磁放射線が少なくとも1.85:1の明所視輝度に対する暗所視輝度の割合を有するように構成されている、請求項1から5の何れか1つに記載した医療装置。
  7. 明所視輝度に対する暗所視輝度の前記割合は、少なくとも2:1である、請求項1から6の何れか1つに記載した医療装置。
  8. 明所視輝度に対する暗所視輝度の前記割合は、少なくとも3:1である、請求項7に記載した医療装置。
  9. 明所視輝度に対する暗所視輝度の前記割合は、少なくとも5:1である、請求項8に記載した医療装置。
  10. 患者の一方又は両方の眼球に向けて電磁放射線を放射するための放射線源を提供する工程を含む、医療装置を製造する方法であって、
    前記装置は、少なくとも1.85:1の明所視輝度に対する暗所視輝度の割合を有する電磁放射線を放射するように構成されているところの方法。
  11. 少なくとも1.85:1の明所視輝度に対する暗所視輝度の割合を有する電磁放射線を、患者の一方又は両方の眼球に向ける工程
    を含む、電磁放射線を用いて人の患者を治療する方法。
  12. 添付図面を参照して、以下に記載した装置と実質的に同一の装置。
  13. 添付図面を参照して、以下に記載した方法と実質的に同一の方法。
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