JP2016525037A - 貨物移送船 - Google Patents

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Abstract

本発明は、沖合の製造設備とタンカーとの間で流体を移送するための貨物移送船(8)および流体を移送する方法に関する。貨物移送船は、第1および第2の長手方向長手方向の外側船体側部を有する船体(20)と、甲板(30)と、流体移送作業中に貨物移送船を沖合の製造設備およびタンカーから所定の距離に能動的に維持するための推進手段と、沖合の製造設備とタンカーとの間で流体を移送するための流体移送手段とを含む。この船は、さらに、船体が、主船体部と、長手方向長手方向の外側船体側部の各々において貨物移送船の喫水線より下に配置された、船の横揺れを抑制するための少なくとも一つの突起した船体部材(13)とを含み、少なくとも一つの突起した船体部材は、船体の長手長手方向の長さ、すなわち、船首の出発点から船尾の終末点まで、に沿って少なくとも部分的に延在している、ことを特徴としている。

Description

本発明は、沖合の製造設備から流体輸送船へ炭化水素流体を移送するための方法およびシステムに関する。
外洋で流体をタンカーに荷積みするのは、過酷な環境下では特に厳しい作業となる。この作業は、定点保持制御システム、過度のスラスタ能力、および特殊化した荷積みシステムを備えた専用のシャトル・タンカーを必要とする。このようなシャトル・タンカーは、通常は船首に設置されて荷積みホースを介してタンカーを浮遊製造設備、荷積みタワー、または荷積みブイに接続することができるようにし、その結果貨物をタンカーへ移送するのを可能にする荷積みシステムを備えている。タンカーは、船自体のスラスタまたは推進機によって補助されて、可撓ホーサーによって製造設備に係留されることができる。あるいは、タンカーは、それ自体のスラスタシステム(定点保持制御システム)によって、係船ホーサーを用いずに位置保持することができる。
タンカーに荷積みするための最も先進的なシステムは、実績のある潜水型ターレット荷積み、STL(Submerged Turret Loading)、であり、これは例えば特許文献1に開示されているように、海底に係留された回転式ブイによって船底を経て貨物移送ラインにタンカーを接続するものである。STLシステムは、北海や北大西洋領域のような最も風雨に晒される過酷な環境下で年間を通しての作業を可能にする。このシステムのためには、典型的には、特別に設計された装備を付加した専用船が必要であり、従来のタンカーと比較すると高額の投資が必要となる。
もっと穏やかな領域では、従来のタンカーでの沖合荷積みは、海底に係留される係留浮遊ブイ(懸垂アンカー脚係留、CALM(Catenary Anchor Leg Moorings)ブイ)を用いて実施することができる。例えば、特許文献2を参照。CALMブイを用いてのタンカーの荷積みは、海の状態、海流、および風によって制限を受ける。
従来のタンカーを用いた場合の主な困難は、操船能力および位置保持能力に限度があることである。最近、ハイロード(Hiload)という概念が市場に導入された。例えば、特許文献3を参照。ハイロードは、自給式の半潜水型構造体で推進機およびスラスタを備える。ユニットはタンカーの船体に取り付け可能で、それによってタンカーを操船しやすくする。ハイロードは、非稼働期間にハイロードを補助するための専用サポート船を必要とし、稼働時には専門の船員を必要とする。
上記の不都合に取り組んでいるシステムが特許文献4に開示されている。浮遊する船体の形式の荷積みブイに、ホーサー・ライン、推進手段、および流体移送手段が備えられていて、沖合の製造設備から所定の距離で流体の移送作業を安全に行えるようにしている。しかしながら、開示されているシステムは、特に流体移送中に環境起因の横揺れのような動きに弱いと考えられている。さらに、効率的な輸送の手段として使うには適格かどうか疑問がある。
国際公開公報WO95/08469 国際公開公報WO2012/035354 国際公開公報WO2005/118389 米国特許5,803,779
従って、現存のシステムの持つ不都合を軽減し、装備を付加する際の投資をさらに低減させる必要がある。
よって本発明の目的は、外洋において流体を輸送する従来のタンカー、LNG輸送船、またはその他の船舶の荷積み効率をさらに改善する方法およびシステムを提供することにある。
本発明は独立請求項において記述され特徴が説明されており、従属請求項で発明のその他の特徴が記載されている。
より詳細には、本発明は、沖合の製造設備とタンカーとの間で流体を移送するための貨物移送船に関する。貨物移送船は、第1および第2の長手方向の外側船体側部を有する船体と、甲板と、流体移送作業中に貨物移送船を沖合の製造設備およびタンカーから所定の距離に能動的に維持するための推進手段と、沖合の製造設備とタンカーとの間で流体を移送するための流体移送手段とを含む。この船は、さらに、次のことを特徴とする。すなわち、船体が、主船体部と、長手方向の外側船体側部の各々において貨物移送船の喫水線より下に配置された、船の横揺れを抑制するための少なくとも一つの突起した船体部材とを含むことである。ここで、少なくとも一つの突起した船体部材は、船体の長手方向の長さ、すなわち、船首の出発点から船尾の終末点まで、に沿って少なくとも部分的に延在している。突起した船体部材は、好ましくは長手方向の長さの10%および90%の間に、より好ましくは長手方向の長さの20%および80%の間に、さらにより好ましくは長手方向の長さの30%および70%の間に、さらにより好ましくは長手方向の長さの40%および60%の間に、例えば約50%に、延在している。
有利な実施態様では、少なくとも一つの突起した船体部材の延在部は、船体の長手方向の中間点を含む。
別の有利な実施態様では、少なくとも一つの突起した船体部材の少なくとも一つの長手方向の部分は、貨物移送船の甲板の横方向境界を越えて、すなわち、水に浮いたときに水面に平行に位置する甲板の外側の縁を越えて、延在する。他の形態では、少なくとも一つの突起した船体部材の少なくとも一つの長手方向の部分は、喫水線より上に位置する船の部分の垂直方向突起を越えて延在する。
他の有利な実施形態では、少なくとも一つの突起した船体部材の少なくとも一つの一端または両端の端部の最も外側の水平方向の突起は、船体の垂直方向中心面に向かって曲線を描いている、抵抗を低減する弧形を規程しており、それによって船の推進抵抗を低減している。突起の端部は、突起の最も前方および最も後方の部分に位置する端部として定義される。さらに、端部部分は、突起の長手方向全体の半分として定義されてもよい。しかしながら、より好ましい定義では、端部部分は、長手方向の各半分の一部のみ、たとえば長手方向の外側の端から測って長手方向の半分の40%、をカバーするものとして定義される。端部部分の長さの他の例は、30%、20%、10%、または5%でありうる。
別の有利な実施形態では、少なくとも一つの突起した船体部材の少なくとも一つの両端の端部部分の最も外側の水平方向の突起は、船体の垂直方向中心面に向かって曲線を描いている、抵抗を低減する弧形を規程しており、一方の端部部分における抵抗を低減する弧形の長さは、反対側の端部部分における抵抗を低減する弧形の長さよりも短い。短い方の長さを有する抵抗を低減する弧形は、貨物移送船の船首に最も近接して配置されていてもよい。
他の有利な実施形態では、抵抗を低減する弧形(単数または複数)の少なくとも一つは、主船体部の表面に位置する終端点において終端している。
別の有利な実施態様では、少なくとも一つの突起した船体部材の少なくとも一部の、水平面に対する傾斜角は、0°および10°の間にある。少なくとも一つの突起した船体部材の当該少なくとも一部は、たとえば、突起端の間に位置する部分であってよい。さらに、突起端の一方または両方は水平面に対して10°を超える傾斜角を有していてもよい。ここで水平面は、船が水に浮いた後に水面に平行に位置する面として定義される。
他の有利な実施形態では、貨物移送船の底の主要部分は平らである。
別の有利な実施形態では、流体移送手段は、少なくとも一つの製造設備荷積みホースの一端に接続されるように構成された荷積みマニホールドを含む、沖合の構造体から流体を受け取るための、好ましくは船の船首部分に配置された、荷積み機構と、少なくとも一つの船荷下ろしホースを含む、タンカーへ流体を荷下ろしするための、好ましくは船の船尾部分または中央部分に配置された荷下ろし機構と、荷積み機構と荷下ろし機構との間で流体連通結合を形成する、貨物移送船に設けられた流体結合システムとを含む。
本発明はまた、炭化水素を含む流体を、貨物移送船を介して、沖合の製造設備からタンカーへ移送するための方法に関する。この船は、第1および第2の長手方向の外側側部を有する浮遊船体と、甲板と、荷積みマニホールドを有する、沖合の製造構造体から流体を受け取るための荷積み機構と、少なくとも一つの船荷下ろしホースを有する、タンカーへ流体を移送するための荷下ろし機構と、荷積み機構と荷下ろし機構との間で流体連通結合を形成する、貨物移送船に設けられた流体結合システムとを含む。
この方法は、次の工程を含むものである。
a.船荷下ろしホースの一端を貨物移送船からタンカー・マニホールドへ移す、
b.船荷下ろしホースの一端をタンカー・マニホールドに接続して、流体が貨物移送船からタンカー内の流体タンクに流れるようにする、
c.沖合の製造設備と貨物移送船との間に少なくとも一つの製造設備荷積みホースを、たとえば製造設備メッセンジャ・ラインによって、移しうる位置へ貨物移送船を移動させる、
d.少なくとも一つの製造設備荷積みホースを荷積み機構に接続する、そして
e.少なくとも一つの製造設備荷積みホース、荷積み機構、流体結合システム、および荷下ろし機構を介して、沖合の製造設備とタンカーとの間に所望の量の流体を移送する。
浮遊船体は、有利には、貨物移送船の喫水線より下に配置された、少なくとも一つの横揺れ抑制突起体を備えていてよい。さらに、製造設備荷積みホースは、沖合の製造設備、貨物移送船、またはその両方に配置されていてよい。
有利な実施形態では、この方法は、
- 工程aに先だって、貨物移送船とタンカーの第1の端部との間に少なくとも一つのタンカー・ホーサーを接続する
という追加工程を含む。
他の有利な実施形態では、工程aは、
- 少なくとも一つの船荷下ろしホースの端部を補助用引き船に移し、そして
- 船荷下ろしホースの端部を持った補助用引き船を、船荷下ろしホースの端部がタンカー・マニホールドに接続されうる位置へ移動させる
という追加工程を含む。
他の有利な実施形態では、工程aは、
- ホースの移送を容易にするために、少なくとも一つの船荷下ろしホースの端部に接続された少なくとも一つのメッセンジャ・ラインを持って引っ張る
という追加工程を含む。
他の有利な実施形態では、この方法は、
- タンカーの第2の端部に補助用引き船を移動させ、
- 補助用引き船とタンカーの第2の端部との間に引き船の船引ホーサーを接続し、そして
- 補助用引き船によって、タンカーの第2の端部に、沖合の製造設備から離れる方向に引っ張り力を付加する
という追加工程を含む。
他の有利な実施形態では、この方法は、
- 工程cの後に、沖合の製造設備と貨物移送船との間に少なくとも一つの製造設備ホーサーを接続する
という追加工程を含む。
このホーサーは、たとえば前記製造設備に保管されていてよい。
他の有利な実施形態では、本方法は、
- 定点保持制御手段によって貨物移送船の位置を制御する
という追加工程を含む。
他の有利な実施態様では、本方法は、
- 工程eの間に少なくとも一つのブースター・ポンプによって沖合の製造設備とタンカーとの間の流量を制御する
という追加工程を含む。
他の有利な実施形態では、貨物移送船は、上に述べた特徴のいずれか一つによるものである。
本発明はまた、炭化水素を含む流体を沖合の製造設備からタンカーへ移送するための移送構成に関する。この移送構成は、炭化水素を生産するための沖合の製造設備と、炭化水素を受取り貯蔵するためのタンカーと、上に述べた特徴のいずれか一つによる移送船とを含む。この移送構成はまた、少なくとも一つの船荷下ろしホースの一端を貨物移送船からタンカー上のタンカー・マニホールドへ移すのに適した、および/または、タンカーの第2の端部に、沖合の製造設備から離れる方向への引っ張り力を加えるのに適した、補助用引き船と、沖合の製造設備と貨物移送船との間を接続するのに適した少なくとも一つの製造設備荷積みホースとをさらに含むのが有利であろう。
通常、従来のタンカーは引き船および移送船からの補助を必要としている。上の記載および請求項から明らかなように、本発明は、タンカーが浮遊製造ユニットまたはターミナルに接近して荷降ろしするのを可能にする機構を移送船が備えるという解決法を提供している。好ましくは、移送船が浮遊製造ターミナルに対する位置を維持し、一方でタンカーは移送船の船尾からの風向きに追従する(weathervanes)、のを可能にするダイナミック位置制御システム(DP)を、移送船は装備しなければならない。
上記の記載において、請求項に述べられている船および方法の実施態様を完全に理解できるように数々の特定の詳細が導入されている。しかしながら、これらの実施態様は、これら特定の詳細のうちの一つまたはそれ以上を備えていなくても、あるいは他の構成要素、システム等々を備えていても、実施することができるものであることは、当業者には理解できよう。他の例では、よく知られた構造または作業が示されていない、あるいはその詳細が記載されていないが、それは開示された実施例の諸態様が不明瞭になるのを避けるためである。
本発明の第1の実施例による、船首部分を有する貨物移送船の斜視図を示す。 図1の貨物移送船の船首部分の斜視図を示す。 本発明の第2の実施例による、船首部分を有する貨物移送船の斜視図を示す。 図3の貨物移送船の船首部分をある角度から見た斜視図を示す。 図3の貨物移送船の船首部分を図4とは異なる角度から見た斜視図を示す。 Aは、船の長手方向の軸に対して平行に見た本発明による貨物移送船の側面図を示し、Bは、船の長手方向の軸に対して垂直に見た本発明の貨物輸送船の側面図を示す。 本発明の第1の実施例によるリール式荷降ろしシステムを有する貨物移送船の上面図を示す。 本発明の第1の実施例によるリール式荷降ろしシステムの船尾部分の上面図を示し、AおよびBは荷降ろしホース・ドラムに対して異なる二つのスプーリング位置にある、荷降ろしシステムのスプーリング装置を示す。 本発明の第1の実施例によるリール式荷降ろしシステムを有する貨物移送船の船尾部分の斜視図を示し、AおよびBはそれぞれ荷降ろしホース・ドラムに巻き取られている、および巻き取られていない、船荷下ろしホースを有する機構を示す。 本発明の第1の実施例によるリール式荷降ろしシステムを有する貨物移送船の船尾部分の側面図を示す。 本発明の第2の実施例による貨物移送船の船尾部分の上面図を示す。 本発明による、専用の貨物移送船を介して沖合の製造設備から流体運搬船へ炭化水素流体を移送するための方法における一工程を原理的に示す上面概略図である。 本発明に係る方法における他の工程を原理的に示す上面概略図である。 本発明に係る方法における更に別の工程を示す上面概略図である。 本発明に係る方法における次の工程を示す上面概略図である。 図15の工程の後に行われる工程を示す上面概略図である。 完全に接続がなされた移送モードにおける本発明の移送システムを図示する原理的概略の上面図である。 接続された位相モードにおける本発明の移送システムを示す側面図である。
本発明の好ましい実施例を、添付した図面を参照して、以下に記述する。
図1および図2は、沖合の製造設備1から流体運搬船2(図12−図18に示されている)への流体の荷降ろしおよび移送を補助するための、本発明による貨物移送船8を示す。この船は以後CTVと表示する。沖合の製造設備1の例としては、浮遊製造貯蔵および荷降ろしユニット(FPSO)、浮遊貯蔵および荷降ろしユニット(FSO)、または浮遊液化天然ガスユニット(FLNG)があげられよう。流体運搬船2の例としては、従来のタンカーまたはLNG運搬船があげられよう。図2に最も良く図示されているように、CTV8の船首部分8aには、製造設備荷積みホース10の一端(たとえば標準のドライ荷積みブレーキホースの末端部)を船内の流体結合システム16と流体連通に接続するように構成された荷積みマニホールド7aを備えた荷積み機構7が装備されている。荷積み機構7は、特に前記の接続を容易にするための荷積みクレーン(図示せず)も備えている。荷積みマニホールド7aは、急速脱着機能を有していてもよい。荷積み機構7の他の装備としては、荷積みホース10の引き込みおよび接続をするのに適合した複合ライン・ハンドリング・ウインチ7c、バックアップ荷積みホースを直接接続するためのバックアップ接続体(すなわち、油漏れなしに安全に切断するための集積二重バルブを有する固定フランジ)、バックアップ荷積みホースの引き込みのためのシーブ等、安全な作業および油移送のためのバルブおよび貨物パイプ109、装置の取り扱いおよびサービスのために船首部分8aに隣接して配置されたサービス・クレーン、ならびにチェイン・ロッカーを備えたアンカー・ウインチがあげられよう。
図1および図2に図示されているように、一つまたはそれ以上の任意の第2の荷積み機構107を、CTV8の舷側(単数または複数)に、好ましくはCTVの居住区域108の船尾側に、配置してもよい。CTV8の横揺れ動作が充分に小さい場合は(下の記載参照)、CTV8の舷側で流体を荷積みすることは、浮遊荷積みホース用の堅牢で安全な荷積み方法の一例である。船首荷積み機構7の代わりに、またはそれに追加して、カテナリ式荷積みホース10を使うことでもよい。
図3−図5は、図1および図2を参照して開示したCTV8と同様の構成および機能を有するCTV8を示す。しかしながら先に開示したCTV8と違って、舷側荷積み機構107の荷積みマニホールド(単数または複数)107aがCTV8の舷側(単数または複数)のみに配置されており、すなわち船首部分8aには配置されていない。これによって、煩雑さがより少なく費用がより少ない構成を提供する。第1の実施例についてと同様に、舷側荷積み機構107は専用のサービス・クレーン107bを含んでいてもよい。
上記の図には、船体20のそれぞれの舷側20a、20bに、CTV8の長手方向の長さの一部に沿って延在する突起体13が示されている。これらの突起体13の主たる目的は、環境起因の力(波浪、風、海流等)によって生じるCTV8の横揺れを抑制することである。広範な実験によれば、これらの突起体13は、CTV8へ舷側荷積みする場合であっても、波高がかなり大きく、少なくとも5メートルの波高という強風の海上に晒されて流体移送を実施するために許容できると考えられるレベルまで横揺れ動作を効果的に抑制することが示された。
図6に、これらの突起体がより良く図示されている。図6は、CTV8の二つの側面図を示すもので、
―CTVの長手方向の軸に直角な側面(図6のA)および
―長手方向の軸に沿った、船首側から見た、側面(図6のB)
の図である。
舷側荷積み機構(単数または複数)107は、図3−図5に示された舷側荷積み機構107と同一である。図6のAは、突起体13の全長が喫水線14より下に位置していてCTVの船首部分8aの少なくとも近傍(居住区域108の船首側のほぼ端部)からCTVの船尾部分8bまで延在している例を示す。さらに突起体13は、前進スラスト期間中の推進抵抗を最小にするように船首側端部部分13aおよび船尾側端部部分13bの両方において喫水線14に向かう方向に曲線を描いている。特に図6のAは、突起体13の中間部分が、図示されている平底の船体(図6のB)の基底に、またはその近傍に、沿って延びている例を示している。さらに、船尾側端部部分13bは、船のメイン・スラスタ12より上に喫水線14まで完全に曲線を描いており、船首側端部部分13aは、船首部に位置するDPスラスタ12aより船尾側で、喫水線14に至る途中まで曲線を描いている。突起体13の中間・非湾曲部分に対するその曲率半径および喫水線14に対するその曲率半径は、コンピューター・シミレーションおよび/または模型実験に基づいて設定してよい。図6のAおよびBに示された突起体13は、船8の長手方向の外側船体側部20a、20bの両側において鏡像関係をなしている。船体の両側部20a、20bにおける突起体13の鏡像関係は、CTV8全体の上面図が示されている図7において最も明白に図示されている。図7は、CTV8の両舷側に配置された舷側荷積み機構107および船尾部分8bに配置されたリール式荷降ろしシステム6も明確に示している。
図8のAおよびBに示されている、CTV8からタンカー2への流体の荷下ろしのための荷下ろし機構5は、浮遊製造および貯蔵ユニット1からシャトル・タンカーまたは通常のタンカーへ荷積みするための標準的な機構と同様なものであるのが好ましい。CTV8船上の装置は、図8に、標準的な船尾荷下ろしシステム(SDS)5として示されている。このSDS5は、スプーリング装置6a、荷下ろしホース・ドラム6b、および係留ホーサー機構6c等を含むリール式荷降ろしシステム6を有している。ホース・ドラム6bは、作業および保守を効率的に行えるように船体20の凹部20cの中に降ろして配置してもよい。凹部20cの排水はスロップタンク(図示せず)に直接流してもよい。ドラム6bの下部へのアクセスは、好ましくは、凹部20cに降りた位置から行うようにする。さらに、係留ホーサー機構6cは、主甲板30上の船尾部に置かれており、複数のタンカー・ホーサー4を有している。スプーリング装置6は、図8に、傾斜した(図10を見よ)荷積みホース保持機構(滑降傾斜路)として図示されており、その長手方向の、ドラム6bに最も近い方の端部はドラムの軸の長さ方向に沿って位置を変えられるようになっていて、それによって均等な巻き取りを確実にしている。図6[訳注:正しくは図8または図9]に示されたスプーリング装置6aは、反対側の端部の周りを旋回するよう制御することによって、その一端部の軸方向の位置移動を可能にしている。
図9のAおよびBは、船の荷下ろしホース5aを、少なくとも部分的に巻き取った状態で、および巻き取りを全くしていない状態で、それぞれ示している。巻き取りされている状態で、ドラム6bの軸方向距離の全体をカバーするように構成されている旋回可能スプーリング装置6aが、図9のAに示されており、図ではその一端がドラム6bに関して軸方向の中間の位置に配置されている。巻き取りされていない状態では、スプーリング装置6aは、その一端がドラム6bに関して軸方向で一番左の位置に配置されている。荷下ろしホース5aは、主部分および一つまたはそれ以上の第2の部分を含んでおり、そのうちの主部分は、相互接続されたホース部分で構成された大きな口径のホース連節であり、第2の部分(単数または複数)は、タンカー2の船中央部マニホールド3への接続に適合するようにされたより小さな口径のホース部分から成っている。第2の部分(単数または複数)および主部分はこの実施例では遷移部材(単数または複数)によって接続されている。
タンカー・ホーサー4に加えて、係留ホーサー機構6cは、チェーフイング・チェーン、シンブルおよびメッセンジャ・ラインを含んでいてもよい。タンカー・ホーサー4は、両端にソフトアイを有するスーパーラインまたは二重ブレイド・ナイロンのホーサーであってもよい。
図10はCTV8の船尾部分8bに沿った側断面図であり、荷降ろしシステム6およびメイン・スラスタ12を図示している。下降配置されたホース・ドラム6bの周囲を囲んでいる凹部20cが、明確に示されている。
荷下ろしホース5aのための、下降配置されたホース・ドラム6bとスプーリング装置6aとを含む機構はまた、損傷したホース部分の切離しおよび差替えを、好ましくは専用の荷下ろしホース・クレーン110(たとえば図9参照)を用いて、効率的に行うことができる。
別のスプーリング装置6aを有するリール式荷降ろしシステム6が図11に図示されている。この実施例では、スプーリング装置6aは、下にある甲板30に対して固定されており、船の荷下ろしホース5aは巻き取り/巻き戻ししている間その支持面の上をスライドして、ドラム6bの軸方向長さに対応する軸距離をカバーするようになっている。
本発明による移送機構の動作は、図12−図18を参照して、次の各段階(必ずしもこの順番通りでなくてもよい)で説明されうる。
1.(図12)CTV8は、タンカー2の船首部分17にある係留接続体(たとえば、スミス・ブラケット)に一つまたはそれ以上のタンカー・ホーサー4を移す。
2.(図13) タンカー・ホーサー(単数または複数)4が接続されると、CTV8は「船を引く」位置に移動する。同時に、またはその後に、船の荷下ろしホース(単数または複数)5aに繋がった一つまたはそれ以上のピックアップおよびメッセンジャ・ラインが補助用引き船15に移される。移している間は、荷下ろしホース(単数または複数)5aはCTV8上の荷下ろしホース・ドラム6bに少なくとも部分的には巻き取りされている。
3.(図14)引き船15は、荷下ろしホース5aの端部をタンカー・マニホールド3に近い位置まで引っ張り、タンカー2へピックアップおよびメッセンジャ・ライン(単数または複数)を移す。タンカー・マニホールド3は、通常はタンカー2の船中央部に配置されている。
4.(図15)ピックアップおよびメッセンジャ・ライン(単数または複数)がタンカー2へ移されると、引き船15はタンカー2の船尾18へ移動し、タンカー2に引き船ホーサー19を繋ぐ。引き船15はそれからタンカー2に一定の力を加えることができる位置に移動する。引き船15は、CTV8および/またはタンカー2に所在する担当オペレーターの与える指示に従って動作することになる。
5.(図15)引き船15がタンカー2の船尾18に接続されると、タンカー2はそのメイン・エンジンを止めてよく、CTV8は沖合の製造設備1に向かって移動を開始する。タンカー2のタンカー・マニホールド3への船の荷下ろしホース5aの接続は、設備1へ向かう移動の間ずっと継続していてよい。さらに、荷下ろしホース5aの接続はタンカー2上の通常のクレーンを使って行ってもよい。タンカー2は荷下ろしホース(単数または複数)5aの端部(単数または複数)を持ち上げて荷下ろしホース(単数または複数)をタンカー・マニホールド3に接続する。
6.(図16および図17)CTV8が沖合の製造設備1上の荷降ろし所から製造設備メッセンジャ・ライン9を受取ることのできる位置まで、CTV8が、続いてタンカー2が移動する。
7.(図17および図18)DPシステム12、12aによってCTV8の位置を保持しつつ、製造設備荷積みホース10が荷降ろし所11から引き出されてCTV8上の荷積み機構7、107に接続される。
8.(図17および図18)全ての接続がなされると、荷降ろしおよび移送の作業が始められる。
9.一定のまたは一定に近い流れが到達すると、一つまたはそれ以上のブースター・ポンプが移送速度を増やし始め得る。ブースター・ポンプ(単数または複数)は、流量制御をうまく行えるように、好ましくは速度可変モーターを備えているのがよい。
10.移送作業が完了した後は、貨物ポンプを停止させる。次いで、製造設備荷積みホース(単数または複数)10が、製造設備1側からの液体(たとえば、水)で洗い流されおよび/または窒素および/または不活性ガスでパージされる。
11.この洗い流しおよび/またはパージが完了すると、製造設備1からの荷積みホース(単数または複数)10が切り離され、CTV8およびタンカー2は製造設備1から離れる。
12.製造設備1から「安全な」距離であることを読み取ると、タンカー2上での船の荷下ろしホース(単数または複数)5aの切り離しを行うことができる。
13.船の荷下ろしホース(単数または複数)5aは、次いで、CTV8における荷下ろしホース・ドラム6bに巻き戻される。
14.タンカー2のメイン・エンジンを始動させ、タンカー2とCTV8との間のタンカー・ホーサー(単数または複数)4をタンカー2から切り離す。
15.タンカー2は移動を開始し、引き船15はタンカーの船尾18から切り離される。
引き船15の機能は、CTV8および/またはタンカー2のダイナミック位置制御手段12、12aによって部分的にまたは全面的に代替され得る。
CTV8を用いて実施される荷積みおよび移送作業は、充分に実績のある荷積み機構を使用すること、および沖合の製造設備1と受け容れタンカー2との間に安全距離を付加的に導入することの両方に関して、安全であることの特徴を追加するものである。
沖合の製造設備1とCTV8との間で流体の移送を行う荷積み機構は、北海およびブラジルの両方で数十年にわたって使用されてきている従来の沖合荷積みシステムであってもよい。
CTV8とタンカーとの間で流体の荷下ろしを行う荷下ろし機構は、好ましくは「カーム・ブイ」から商用タンカーへ荷積みするために使われる標準的な機構と同様のものであってもよい。このシステムは、たとえば西アフリカにおける沖合製造ユニットで長期間にわたって使用されてきている。
荷降ろし(offloading)機構と荷下ろし(discharge)機構とを組み合わせると、沖合の製造設備1とタンカー2との間の距離が、標準的なタンカー接続と比べて格段に増大する。二つのユニット1、2の間の距離が増大することは、重要な安全性の面での特徴である。
本発明による、船の船体20からの突起体13の形態による横揺れ抑制手段は、流体移送の安全性および簡易性をさらに増大させ、加えて、タンカー・ホーサー4の伸張や動きを軽減するためにCTV8の最適な進路および位置を設定するのに役立つ。この移送システムは、「スプレッド」係留沖合浮遊ユニットからの、および「タレット」係留沖合ユニットからの、荷降ろしのために使用しうる。このシステムはまた、沖合の貯蔵設備、たとえば潜水型オイル貯蔵タンク、を有する「固定された」ユニット(海底に固定されたユニット)から荷降ろしするのに検討されうる。
上に述べた記載において、本発明による船、方法、および移送機構の様々な態様が図示した実施例に従って記載されている。説明の目的で、特定の数字、システム、および構成が、本発明およびその動作を完全に理解できるように、述べられている。しかしながら、この記載は、限定的な意味で解釈されることを意図してはいない。開示された発明の主題に関連する当業者にとって明白であるような、図示した実施例の様々な修正および変形、ならびに船、方法、または機構の他の実施態様が、本発明の範囲内にあるものとみなされる。
1 沖合の製造設備
2 タンカー/流体輸送船
3 タンカー・マニホールド
4 タンカー・ホーサー
5 荷下ろし機構/船尾荷下ろしシステム(SDS)
5a 船の荷下ろしホース
6 リール式荷降ろしシステム
6a スプーリング装置/荷積みホース支持構造
6b 荷下ろしホース・ドラム
6c 係留ホーサー機構
7 荷積み機構
7a 荷積みマニホールド
7c ライン・ハンドリング・ウインチ
8 貨物移送船/CTV
8a 移送船の船首部分
8b 移送船の船尾部分
9 製造設備メッセンジャ・ライン
10 製造設備荷積みホース
11 沖合の製造設備荷降ろし所
12 推進手段/メイン・スラスタ/船尾DPシステム
12a 船首のダイナミック位置制御手段/船首DPスラスタ/船首DPシステム
13 突起した船体部材/横揺れ抑制突起体
13a 突起した船体部材の第1の端部部分/船首側の端部部分
13b 突起した船体部材の第2の端部部分/船尾側の端部部分
14 喫水線
15 補助引き船
16 流体結合システム
17 タンカーの第1の端部/タンカー船首
18 タンカーの第2の端部/タンカー船尾
19 引き船ホーサー/引き船の船引大綱
20 貨物移送船の船体
20a 第1の長手方向の外側船体側部
20b 第2の長手方向の外側船体側部
20c 船体の凹部
21 貨物移送船メッセンジャ・ライン
30 貨物移送船甲板
107 第2の荷積み機構/舷側荷積み機構
107a 荷積みマニホールド
107b サービス・クレーン
108 居住区域
109 貨物パイプ
110 荷下ろしホース・クレーン

Claims (20)

  1. 沖合の製造設備(1)とタンカー(2)との間で流体を移送するための移送船(8)であって、
    第1(20a)および第2(20b)の長手方向の外側船体側部を有する移送船船体(20、13);
    移送船甲板(30);
    流体移送作業中に移送船(8)を沖合の製造設備(1)およびタンカー(2)から所定の距離に能動的に維持するための推進手段(12、12a);および
    沖合の製造設備(1)とタンカー(2)との間で流体を移送するための流体移送手段(5、7)
    を含み、
    前記船体(20)は、さらに、
    主船体部(20)、および
    前記長手方向の外側船体側部(20a、20b)の各々において移送船(8)の喫水線(14)より下に配置された、船(8)の横揺れを抑制するための少なくとも一つの突起した船体部材(13)
    を含み、かつ
    前記少なくとも一つの突起した船体部材(13)は、船体(20)の長手方向の長さに沿って少なくとも部分的に延在している
    ことを特徴とする移送船。
  2. 前記少なくとも一つの突起した船体部材(13)の延在部は、船体(20)の長手方向の中間点を含む
    ことを特徴とする請求項1による移送船。
  3. 前記少なくとも一つの突起した船体部材(13)の少なくとも一つの長手方向の部分は、移送船(8)の甲板(30)の横方向境界を越えて延在している
    ことを特徴とする請求項1または2による移送船。
  4. 前記少なくとも一つの突起した船体部材(13)の少なくとも一つの一端または両端の端部部分(13a、13b)の最も外側の水平方向の突起は、船体(20)の垂直方向中心面に向かって曲線を描いている、抵抗を低減する弧形を画成している
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つによる移送船。
  5. 前記少なくとも一つの突起した船体部材(13)の少なくとも一つの両端の端部部分(13a、13b)の最も外側の水平方向の突起は、船体(20)の垂直方向中心面に向かって曲線を描いている、抵抗を低減する弧形を規程しており、
    一方の端部部分(13a)における前記抵抗を低減する弧形の長さは、反対側の端部部分(13b)における前記抵抗を低減する弧形の長さよりも短い
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つによる移送船。
  6. 短い方の長さを有する前記抵抗を低減する弧形は、移送船(8)の船首(8a)に最も近接して配置されている
    ことを特徴とする請求項5による移送船。
  7. 前記抵抗を低減する弧形の少なくとも一つは、主船体部(20)の表面に位置する終端点において終端している
    ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一つによる移送船。
  8. 移送船(8)の底の主要部分は平らである
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一つによる移送船。
  9. 前記流体移送手段(5、7)は、
    少なくとも一つの製造設備荷積みホース(10)の一端に接続されるように構成された荷積みマニホールド(7a)を含む、沖合の製造設備(1)から流体を受け取るための荷積み機構(7)、
    少なくとも一つの船荷下ろしホース(5a)を含む、タンカー(2)へ流体を荷下ろしするための荷下ろし機構(5、6)、および
    荷積み機構(7)と荷下ろし機構(5,6)との間で流体連通結合を形成する、移送船(8)に設けられた流体結合システム(16)
    を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一つによる移送船。
  10. 炭化水素を含む流体を、移送船(8)を介して、沖合の製造設備(1)からタンカー(2)へ移送するための方法であって、
    前記移送船(8)は、第1(20a)および第2(20b)の長手方向の外側側部を有する浮遊船体(20)を含み、該浮遊船体(20)は、移送船(8)の喫水線(14)より下に配置された、少なくとも一つの横揺れ抑制突起体(13)を備えており、
    前記移送船(8)はさらに、
    甲板(30)、
    沖合の製造設備(1)から流体を受け取るための荷積み機構(7)、
    少なくとも一つの船荷下ろしホース(5a)を含む、タンカー(2)へ流体を移送するための荷下ろし機構(5、6)、および
    荷積み機構(7)と荷下ろし機構(5,6)との間で流体連通結合を形成する、移送船(8)に設けられた流体結合システム(16)を含み、
    前記方法は次の工程、すなわち、
    a.船荷下ろしホース(5a)の一端を移送船(8)からタンカー・マニホールド(3)へ移す、
    b.船荷下ろしホース(5a)の一端をタンカー・マニホールド(3)に接続して、流体が移送船(8)からタンカー(2)内の流体タンクに流れるようにする、
    c.沖合の製造設備(1)と移送船(8)との間に少なくとも一つの製造設備荷積みホース(10)を移しうる位置へ移送船(8)を移動させる、
    d.前記少なくとも一つの製造設備荷積みホース(10)を荷積み機構(7)に接続する、そして
    e.前記少なくとも一つの製造設備荷積みホース(10)、荷積み機構(7)、流体結合システム(16)、および荷下ろし機構(5、5a、6)を介して、沖合の製造設備(1)とタンカー(2)との間に所望の量の流体を移送する
    という工程を含むことを特徴とする方法。
  11. 前記方法は、
    工程aに先だって、移送船(8)とタンカー(2)の第1の端部(17)との間に少なくとも一つのタンカー・ホーサー(4)を接続する
    という追加工程を含むことを特徴とする、請求項10による方法。
  12. 工程aは、
    前記少なくとも一つの船荷下ろしホース(5a)の端部を補助用引き船(15)に移し、そして
    船荷下ろしホース(5a)の端部を持った補助用引き船(15)を、船荷下ろしホース(5a)の端部がタンカー・マニホールド(3)に接続されうる位置へ移動させる
    という追加工程を含むことを特徴とする、請求項10または11による方法。
  13. 工程aは、
    前記少なくとも一つの船荷下ろしホース(5a)の端部に接続された少なくとも一つのメッセンジャ・ラインを持って引っ張る
    という追加工程を含むことを特徴とする、請求項10乃至12のいずれか一つによる方法。
  14. 前記方法は、
    タンカー(2)の第2の端部(18)に補助用引き船(15)を移動させ、
    該補助用引き船(15)とタンカー(2)の前記第2の端部(18)との間に引き船の船引ホーサー(19)を接続し、そして
    前記補助用引き船(15)によって、タンカー(2)の前記第2の端部(18)に、前記沖合の製造設備(1)から離れる方向に引っ張り力を付加する
    という追加工程を含むことを特徴とする、請求項10乃至13のいずれか一つによる方法。
  15. 前記方法は、
    工程cの後に、沖合の製造設備(1)と移送船(8)との間に少なくとも一つの製造設備メッセンジャ・ライン(9)を接続する
    という追加工程を含むことを特徴とする、請求項10乃至14のいずれか一つによる方法。
  16. 前記方法は、
    ダイナミック位置制御手段(12、12a)によって移送船(8)の位置を制御する
    という追加工程を含むことを特徴とする、請求項10乃至15のいずれか一つによる方法。
  17. 前記方法は、工程eの間に少なくとも一つのブースター・ポンプによって沖合の製造設備(1)とタンカー(2)との間の流量を制御する
    という追加工程を含むことを特徴とする、請求項10乃至16のいずれか一つによる方法。
  18. 前記移送船(8)は請求項1乃至9のいずれか一つによるものであることを特徴とする、請求項10乃至17のいずれか一つによる方法。
  19. 炭化水素を生産するための沖合の製造設備(1)と、前記沖合の製造設備(1)に配置された少なくとも一つの製造設備荷積みホース(10)と、炭化水素を受取り貯蔵するためのタンカー(2)と、請求項1乃至9のいずれか一つによる移送船(8)とを含む移送構成。
  20. 前記移送構成は、少なくとも一つの船荷下ろしホース(5a)の一端を移送船(8)からタンカー(2)上のタンカー・マニホールド(3)へ移すための補助用引き船(15)をさらに含むことを特徴とする、請求項19による移送構成。
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