JP2016524231A - 電子圧力調整器の条件付き制御のための方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
プロセス制御システムにおけるインテリジェント圧力調整器は、デバイスに接続されたコンピュータにおいてユーザによって構築されたプロファイルに従い制御される。プロファイルは、多段コマンドシーケンスである。プロファイルは、少なくとも一つの条件文、そして選択的に、少なくとも一つの分岐文を含む。換言すれば、プロファイルは、その文が真または偽であるかに応じて、それぞれ、デバイスに第一のコマンドまたは第二のコマンドを実行させる少なくとも一つの文を含む。プロファイルはまた、デバイスに、プロファイル内の一つ以上のコマンドをスキップさせる文(例えば、「goto」文)を含むことができる。
Description
本開示は、プロセス制御システム、より詳しくは、プロセス制御システムにおいて使用される、フィールドデバイス、かかる圧力調整器、及び圧力調整器用のパイロット負荷機構に関する。
プロセス制御システム、例えば、化学、石油または他のプロセスにおいて使用されるような分散またはスケーラブルプロセス制御システムは、通常、アナログバス、デジタルバスまたはアナログとデジタルとを組み合わせたバスを通じて、少なくとも一つのホストまたはユーザワークステーション及び一つ以上のフィールドデバイスと通信的に連結された一つ以上のプロセスコントローラを含む。フィールドデバイスは、例えば、制御弁、バルブポジショナ、スイッチ及びトランスミッタ(例えば、温度、圧力及び流量センサ)を含むことができ、弁の開閉及びプロセスパラメータの測定などのプロセス内の機能を実行する。プロセスコントローラは、フィールドデバイスによって為されたプロセス測定値、及び/またはフィールドデバイスに関連する他の情報を表す信号を受信し、この情報を使用して、制御ルーチンを実施して制御信号を生成する。この信号は、プロセスの動作を制御するために、バスを通じてフィールドデバイスに送信される。フィールドデバイス及びコントローラの各々からの情報は、通常、ユーザワークステーションによって実行される一つ以上のアプリケーションに利用可能なように構成される。これによりオペレータは、例えば、プロセスの現在の状態の視認、プロセスの動作の変更などのプロセスについての任意の所望の機能を実行することができる。フィールドデバイスが故障した場合には、プロセス制御システム全体の動作状態を無効にすることができる。
プロセスプラントにおけるフィールドデバイスは、場合によっては、圧力調整器を含む。圧力調整器は、ガスの圧力を調整するためにそれ単独で使用してもよいし、弁を作動させる空気圧駆動アクチュエータと組み合わせて使用してもよい。電子圧力調整器は、外部プログラマブル論理制御装置またはオンボードプログラミングによって制御することができる。
電子圧力調整器は調整器本体を含み、この調整器本体は、供給圧力源に連結された入口ポート、制御された圧力を出力するための出口ポート、及び排出ポートを有する。入口弁が、その入力において供給圧力源に連結され、かつその出力において出口ポートに連結されている。出口弁が、その出力において出口ポートに連結され、その出力において排出ポートに連結されている。調整器本体内部に配置されたコントローラが、出口ポートに供給される制御された圧力を調節するよう入口弁及び出口弁を作動させるように動作可能である。コントローラは、真と評価された場合に第一のコマンドを、かつ偽と評価された場合に第二のコマンドをプロセッサに実行させる条件文を含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされたプロセッサを含む。
電子圧力調整器の制御方法は、調整器の本体内に配置されたプロセッサにおいて、電子接続を通じて多段コマンドシーケンスを受信することと、多段コマンドシーケンスを実行するようにプロセッサをプログラムすることと、多段コマンドシーケンスを実行することと、を含む。多段コマンドシーケンスは、真と評価された場合に第一のコマンドを、かつ偽と評価された場合に第二のコマンドをプロセッサに実行させる条件文を含む。
電子圧力調整器をプログラムするコンピュータ実施方法は、利用可能なコマンドのセットから選択された複数のコマンドの選択を受信することを含む。複数のコマンドは、多段コマンドシーケンスを形成するように選択される。方法は、複数の選択されたコマンドの各々について、少なくとも一つのユーザ定義値を受信することと、受信したユーザ定義値を、対応する選択されたコマンドに関連付けることと、を含む。方法はまた、複数のコマンドのうちの一つとして条件文の選択を受信することと、条件文についてのパラメータの選択及びパラメータ値を受信することと、受信したパラメータ及び受信したパラメータ値を条件文に関連付けることと、を含む。方法は、さらに、複数のコマンドのうちの一つとして、条件文が真と評価された場合に実行される第一のコマンドの選択を受信することと、複数のコマンドのうちの一つとして、条件文が偽と評価された場合に実行される第二のコマンドの選択を受信することと、を含む。方法は、なおもさらに、多段コマンドシーケンスを実行するように電子圧力調整器をプログラムすることを含む。
本開示は、圧力調整器などの、プロセス制御システムのフィールドデバイスのためのインテリジェントパイロット負荷機構に関し、例えば、特に、デバイスの制御の実施方法及びデバイスのプログラム方法に関する。特に、本開示に従うデバイスは、デバイスに接続されたコンピュータにおいてユーザによって構築されたプロファイルを実行することができる。プロファイルは、多段コマンドシーケンスである。プロファイルは、少なくとも一つの条件文及び/または少なくとも一つの分岐文を含む。換言すれば、プロファイルは、その文が真または偽であるかに応じて、それぞれ、デバイスに第一のコマンドまたは第二のコマンドを実行させる少なくとも一つの文を含む。プロファイルはまた、デバイスに、プロファイル内の一つ以上のコマンドをスキップさせる文(例えば、「goto」文)も含むことができる。
ここで図1を参照すると、本開示の一つのバージョンに従い構成されたプロセス制御システム10が、プロセスコントローラ11と通信する一つ以上のフィールドデバイス15、16、17、18、19、20、21、22及び71を組み込んで描写される。プロセスコントローラ11は、同様に、データヒストリアン12及びその各々がディスプレイ画面14を有する一つ以上のユーザワークステーション13と通信する。このような構成のため、コントローラ11は、フィールドデバイス15、16、17、18、19、20、21、22及び71、並びにワークステーション13に信号を供給かつそれらから信号を受信して、プロセス制御システムを制御する。
さらなる詳細において、図1に描写するバージョンのプロセス制御システム10のプロセスコントローラ11は、入出力(I/O)カード26及び28を通じたハードワイヤード通信接続を通じて、フィールドデバイス15、16、17、18、19、20、21及び22に接続される。データヒストリアン12は、データを保存するための、任意の所望のタイプのメモリ及び任意の所望のまたは公知のソフトウェア、ハードウェアまたはファームウェアを有する任意の所望のタイプのデータ収集ユニットであってもよい。さらに、データヒストリアン12は、図1には別個のデバイスとして例証するが、代わりにまたは追加的に、ワークステーション13またはサーバなどの別のコンピュータデバイスのいずれかの一部であってもよい。コントローラ11は、実施例として、Emerson Process Managementによって販売されているDeltaV(商標)コントローラであってもよく、例えば、イーサネット接続であってもよい通信ネットワーク29を通じて、ワークステーション13及びデータヒストリアン12に通信的に接続される。
前述のように、コントローラ11は、ハードワイヤード通信スキームを使用して、フィールドデバイス15、16、17、18、19、20、21及び22に通信的に接続されるものとして例証される。この通信スキームは、任意の所望のハードウェア、ソフトウェア及び/またはファームウェアを使用し、例えば、標準的な4〜20mA通信、及び/または例えば、FOUNDATION(登録商標)Fieldbus通信プロトコル、HART(登録商標)通信プロトコルなどの任意のスマート通信プロトコルを使用した任意の通信を含むハードワイヤード通信を実施することができる。フィールドデバイス15、16、17、18、19、20、21及び22は、例えば、センサ、制御弁アセンブリ、トランスミッタ、ポジショナなどの任意のタイプのデバイスであってもよい。一方で、I/
Oカード26及び28は、任意の所望の通信またはコントローラプロトコルに適合する任意のタイプのI/Oデバイスであってもよい。図1に例証する実施形態では、フィールドデバイス15、16、17、18は、アナログ回線を通じてI/Oカード26と通信する標準的な4〜20mAデバイスであり、一方で、デジタルフィールドデバイス19、20、21、22は、Fieldbusプロトコル通信を使用して、デジタルバスを通じてI/Oカード28と通信するHART(登録商標)通信デバイス及びFieldbusフィールドデバイスなどのスマートデバイスであってもよい。当然ながら、フィールドデバイス15、16、17、18、19、20、21及び22は、将来開発される任意のスタンダードまたはプロトコルを含む、任意の他の所望のスタンダード(複数可)またはプロトコルに適合することができる。
Oカード26及び28は、任意の所望の通信またはコントローラプロトコルに適合する任意のタイプのI/Oデバイスであってもよい。図1に例証する実施形態では、フィールドデバイス15、16、17、18は、アナログ回線を通じてI/Oカード26と通信する標準的な4〜20mAデバイスであり、一方で、デジタルフィールドデバイス19、20、21、22は、Fieldbusプロトコル通信を使用して、デジタルバスを通じてI/Oカード28と通信するHART(登録商標)通信デバイス及びFieldbusフィールドデバイスなどのスマートデバイスであってもよい。当然ながら、フィールドデバイス15、16、17、18、19、20、21及び22は、将来開発される任意のスタンダードまたはプロトコルを含む、任意の他の所望のスタンダード(複数可)またはプロトコルに適合することができる。
さらに、図1に描写するプロセス制御システム10は、制御されるプラント内に配置された多くの無線フィールドデバイス60、61、62、63、64及び71を含む。フィールドデバイス60、61、62、63、64は、トランスミッタ(例えば、プロセス変数センサ)として描写される。一方で、フィールドデバイス71は、例えば、制御弁及びアクチュエータを含む制御弁アセンブリとして描写される。無線通信は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたは現在知られている、もしくは後に開発されるそれらの任意の組み合わせを含む任意の所望の無線通信機器を使用して、コントローラ11とフィールドデバイス60、61、62、63、64及び71との間に構築することができる。図1に例証するバージョンでは、アンテナ65が、トランスミッタ60との無線通信を実行するように、それに連結され、それに専用に設けられる。一方で、アンテナ67を有する無線方式ルータまたは他のモジュール66が、トランスミッタ61、62、63及び64との無線通信に集合的に対処するようにそれらに連結される。同様に、アンテナ72が、制御弁アセンブリ71との無線通信を実行するように、それに連結される。フィールドデバイスまたは関連ハードウェア60、61、62、63、64、66及び71は、適切な無線通信プロトコルによって使用されるプロトコルスタック動作を実施し、アンテナ65、67及び72を通じて無線信号を受信、デコード、ルート、エンコード及び送信してプロセスコントローラ11と、トランスミッタ60、61、62、63、64及び制御弁アセンブリ71との間の無線通信を実施することができる。
所望に応じて、トランスミッタ60、61、62、63、64は、さまざまなプロセスセンサ(トランスミッタ)とプロセスコントローラ11との間の唯一のリンクを構成することができる。これらはそのようなものとして、正確な信号をコントローラ11に送信する信頼性を有し、プロセス性能を落とさないことを保証する。トランスミッタ60、61、62、63、64は、しばしば、プロセス変数トランスミッタ(PVT)として参照され、故に、制御プロセス全体の制御に重要な役割を果たすことができる。さらに、制御弁アセンブリ71は、制御弁アセンブリ71内のセンサによって為された測定の値、または制御弁アセンブリ71によって生成もしくは計算された他のデータを、その動作の一部としてコントローラ11に提供することができる。当然ながら、公知のように、制御弁アセンブリ71は、コントローラ11から制御信号を受信して、プロセス全体内の流量などの物理的パラメータをもたらすこともできる。
プロセスコントローラ11は、各々がそれぞれのアンテナ75及び76に接続された一つ以上のI/Oデバイス73及び74に連結される。これらのI/Oデバイス73、74及びアンテナ75、76は、トランスミッタまたはレシーバとして動作し、一つ以上の無線通信ネットワークを通じて、無線フィールドデバイス61、62、63、64及び71との無線通信を実行する。フィールドデバイス(例えば、トランスミッタ60、61、62、63、64及び制御弁アセンブリ71)間の無線通信は、例えば、WirelessHART(登録商標)プロトコル、Emberプロトコル、WiFiプロトコル、IEEE無線標準などの一つ以上の公知の無線通信プロトコルを使用して実行することができる
。なおもさらに、I/Oデバイス73及び74は、これらの通信プロトコルによって使用されるプロトコルスタック動作を実施し、アンテナ75及び76を通じて無線信号を受信、デコード、ルート、エンコード及び送信してコントローラ11と、トランスミッタ60、61、62、63、64及び制御弁アセンブリ71との間の無線通信を実施することができる。
。なおもさらに、I/Oデバイス73及び74は、これらの通信プロトコルによって使用されるプロトコルスタック動作を実施し、アンテナ75及び76を通じて無線信号を受信、デコード、ルート、エンコード及び送信してコントローラ11と、トランスミッタ60、61、62、63、64及び制御弁アセンブリ71との間の無線通信を実施することができる。
図1に例証するように、コントローラ11は、慣習的に、メモリ78内に保存された一つ以上のプロセス制御ルーチン(またはその任意のモジュール、ブロックまたはサブルーチン)を実施または監督するプロセッサ77を含む。メモリ78内に保存されたプロセス制御ルーチンは、プロセスプラント内で実施される制御ループを含むまたはそれに関連することができる。大まかに言えば、公知のように、プロセスコントローラ11は、一つ以上の制御ルーチンを実行し、フィールドデバイス15、16、17、18、19、20、21、22、60、61、62、63、64及び71、ユーザワークステーション13並びにデータヒストリアン12と通信して、任意の所望の方法(複数可)でプロセスを制御する。さらに、その各々が制御弁アセンブリとして描写される、図1におけるフィールドデバイス18、22及び71の任意のいずれかは、本開示の原理に従い構成されたインテリジェント制御弁アクチュエータを含むことができる。これらは、プロセスコントローラ11と通信してアクチュエータの調子及び完全性の監視を促進する。
ここで図2を参照すると、説明のために、図1のフィールドデバイス71が、本開示の原理に従い構成されたインテリジェント調整器アセンブリ100として示される。図2のインテリジェント調整器アセンブリ100は、調整器102、パイロットデバイス104及びフィードバック圧力センサ106を含む。さらに、図2は、パイロットデバイス104と通信的に連結されたオプショナルパーソナルコンピューティングデバイス108を描写し、これは、後に記述するように、パイロットデバイス104とのユーザ相互作用を可能にする。
調整器102は、弁本体110及び制御アセンブリ112を含む。弁本体110は、入口114、出口116、及び座面120を画定するギャラリ118を画定する。制御アセンブリ112は、弁本体110内において前進し、ダイヤフラムアセンブリ124に動作可能に接続された制御要素122を含む。制御要素122は、座面120と密封係合する閉鎖位置と、ダイヤフラムアセンブリ124にわたる圧力変化に反応して座面120から間隙をあけた開放位置との間を移動可能である。描写するように、ダイヤフラムアセンブリ124は、調整器102の弁本体110のダイヤフラムキャビティ128内に配置されたダイヤフラム126を含む。ダイヤフラム126の底面130は、弁本体110の出口116と流体的に連絡し、ダイヤフラム126の上面132は、弁本体110内のパイロット開口150を通じて、パイロットデバイス104と流体的に連絡する。
パイロットデバイス104は、弁本体134、入口弁136、排気弁138、圧力センサ140及び出口アダプタ142を含む。弁本体134は、入口ポート144、排出ポート146及び出口ポート148を画定する。入口ポート144は、後に記述するように、調整器102のドーム152に負荷をかけるための供給ガス源に接続されるように構成される。描写するように、入口弁136は、入口ポート144に隣接して配置され、排気弁138は、排出ポート146に隣接して配置される。出口アダプタ142は、出口ポート148から弁本体110内のパイロット開口150に延伸する。それ故に、出口アダプタは、パイロットデバイス104と調整器102との間の142流体連絡をもたらす。圧力センサ104が、パイロットデバイス104の弁本体134内に、入口弁136と出口弁138との間の位置において配置される。そのようなものとして、圧力センサ140は、入口弁136と出口弁138との間の圧力に加えて、出口ポート148、出口アダプタ142、及びダイヤフラム126の上面132に隣接するダイヤフラムキャビティ128内
の圧力を検知するように動作可能である。ダイヤフラムキャビティ128のこの部分は、調整器102のドーム152として参照することができる。パイロットデバイス104の一つのバージョンでは、入口弁136及び排気弁138は、パルス幅変調(PWM)電磁弁などの電磁弁であってもよく、圧力センサ104は、圧力トランスデューサであってもよい。さらに、入口弁136及び排気弁138並びに圧力センサ104は、オンボードコントローラ154と通信的に連結することができる。このコントローラ154は、下記のように、パイロットデバイス104の論理を保存し、かつ/またはその機能性のいくつかもしくはすべてを管理することができる。
の圧力を検知するように動作可能である。ダイヤフラムキャビティ128のこの部分は、調整器102のドーム152として参照することができる。パイロットデバイス104の一つのバージョンでは、入口弁136及び排気弁138は、パルス幅変調(PWM)電磁弁などの電磁弁であってもよく、圧力センサ104は、圧力トランスデューサであってもよい。さらに、入口弁136及び排気弁138並びに圧力センサ104は、オンボードコントローラ154と通信的に連結することができる。このコントローラ154は、下記のように、パイロットデバイス104の論理を保存し、かつ/またはその機能性のいくつかもしくはすべてを管理することができる。
図2をなおも参照すると、アセンブリ100のフィードバック圧力センサ106は圧力トランスデューサを含み、これは、調整器102の出口116における圧力を検出し、信号を、パイロットデバイス104、より詳しくは、パイロットデバイス104のオンボードコントローラ154に伝送するように配置される。フィードバック圧力センサ106からの、オンボードコントローラ154が受信した信号に基づいて、パイロットデバイス104は、入口弁136及び排気弁138を開放及び/または閉鎖することによって、調整器102のドーム152内の圧力を制御する。この圧力が、立ち代わって、制御要素122の位置を制御し、最終的には調整器102の出口116における圧力を制御する。
特に、正常動作中、調整器102の出口116における圧力は、調整器102のドーム152内の圧力を調節することによって、所望のように制御及び維持される。これは、パイロットデバイス104及びフィードバック圧力センサ106の動作を通じて達成される。例えば、一つのバージョンでは、フィードバック圧力センサ106は、出口116における圧力を25ミリ秒毎に検出し、信号をパイロットデバイス104のオンボードコントローラ154に伝送する。オンボードコントローラ154は、出口116における圧力を表すこの信号と、所望の設定値圧力とを比較することによって、出口圧力が設定値圧力未満、それと等しい、またはそれを超えているかを決定する。パイロットデバイス104は、この決定に基づいて、入口弁136及び排気弁138のいずれかまたは両方を操作して、ドーム152内の圧力を調節する。つまり、検知した出口圧力が所望の設定値圧力未満である場合には、オンボードコントローラ154は、入口弁136を作動させる(例えば、入口弁136を開放かつ排気弁138を閉鎖するように命令する)。この構成では、ガスがパイロットデバイス104の入口ポート144に入り、ドーム152内の圧力を増大することによって、ダイヤフラムアセンブリ124が、制御要素122を図2の位置付けに対して下方に推し進める。これにより調整器102を開放し、流量を増大し、最終的には出口116における圧力を増大する。対照的に、フィードバック圧力センサ106によって出口116において検知された圧力が所望の設定値圧力を超えていると決定した場合には、オンボードコントローラ154は、排気弁138を作動させる(例えば、排気弁138を開放かつ入口弁136に命令する)。この構成では、ドーム152内のガスがパイロットデバイス104の排出ポート146を通って排出され、ダイヤフラム126の上面132における圧力を減少する。これにより出口圧力によって、ダイヤフラムアセンブリ124及び制御要素122を図2の位置付けに対して上方に推し進めることができる。これにより調整器102を閉鎖し、流量を減少し、最終的には出口116における圧力を減少する。
前の記述に基づいて、パイロットデバイス104及びフィードバック圧力センサ106が、互いと組み合わさって動作し、断続的に、さらには頻繁に、調整器102の出口116における圧力を監視し、出口116における圧力が設定値圧力と等しくなるまで、ドーム152内の圧力を調節することが認識されるはずである。
実施形態では、図2を参照して記述したパーソナルコンピューティングデバイス108は、メモリデバイス(例えば、例としてフラッシュメモリ、RAM、磁気媒体などの揮発
性または不揮発性メモリデバイス)、または他の非一時的コンピュータ可読媒体(例えば、光ディスクなど)に保存されたコンピュータ可読命令として具現された一つ以上のルーチンを含む。一つ以上のルーチンは、パーソナルコンピューティングデバイス108のユーザによる、インテリジェント調整器100との相互作用を促進することができる。(コンピュータと交換可能なものとして参照される)パーソナルコンピューティングデバイス108は、実施例として、ユニバーサルシリアルバス(USB)、RS−232、RS−485、WiFi、Bluetooth、または任意の他の適切な通信接続を含む任意の公知の方法でインテリジェント調整器100と通信的に連結することができる。いくつかの実施形態では、コンピュータ108と調整器100との間の接続は、一時的である。例えば、コンピュータ108は、調整器100に接続され、調整器100をプログラムし、調整器100から情報をダウンロードし、情報を調整器100にアップロードし、調整器100の診断を実行することなどを行う。他の実施形態では、コンピュータ108と調整器との間の接続は、永久的または半永久的である。例えば、調整器は、コントローラ11を通じてワークステーション14と連結することができる。
性または不揮発性メモリデバイス)、または他の非一時的コンピュータ可読媒体(例えば、光ディスクなど)に保存されたコンピュータ可読命令として具現された一つ以上のルーチンを含む。一つ以上のルーチンは、パーソナルコンピューティングデバイス108のユーザによる、インテリジェント調整器100との相互作用を促進することができる。(コンピュータと交換可能なものとして参照される)パーソナルコンピューティングデバイス108は、実施例として、ユニバーサルシリアルバス(USB)、RS−232、RS−485、WiFi、Bluetooth、または任意の他の適切な通信接続を含む任意の公知の方法でインテリジェント調整器100と通信的に連結することができる。いくつかの実施形態では、コンピュータ108と調整器100との間の接続は、一時的である。例えば、コンピュータ108は、調整器100に接続され、調整器100をプログラムし、調整器100から情報をダウンロードし、情報を調整器100にアップロードし、調整器100の診断を実行することなどを行う。他の実施形態では、コンピュータ108と調整器との間の接続は、永久的または半永久的である。例えば、調整器は、コントローラ11を通じてワークステーション14と連結することができる。
コンピュータ108、とりわけ、コンピュータ108のプロセッサは、プロセッサに、調整器100の設定、管理、保守、診断及び/または動作に関連するアクションを実行させる一つ以上のルーチンを実行することができる。例えば、ルーチンの一つは、調整器100における自動チューニング手順を実行することができる。ルーチンの一つは、調整器100の手動チューニングを促進することができる。ルーチンは、プロセッサに、一つ以上の刺激に対する調整器の応答を表示させることができ、実施形態では、表示された応答は、実際上図形であってもよい(例えば、プロット画面であってもよい)。ルーチンによって、ユーザは、調整器100の設定値をプログラムすることができる。別のルーチンによって、ユーザは、比例、微分及び/もしくは積分値及び/もしくは積分限界、並びに/またはデッドバンドパラメータを調節することができる。ルーチンによって、ユーザは、調整器100にデータを獲得及び保存させ、そして保存されたデータを調整器100から検索することができる。なおも別のルーチンによって、ユーザは、特定の状況において(例えば、特定の圧力、誤差または入力信号が閾値に到達したときに)データを収集するためのトリガをセットアップすることができる。他のルーチンによって、ユーザは、制御モードを設定し、較正を実行し、制御限界を設定し、ダイヤフラム保護値を設定し、診断手順(例えば、電磁漏れ試験)を実行することなどを行うことができる。さらに、一つ以上のルーチンは、調整器100におけるプロファイルの使用を促進することができる。
図3を参照すると、例示的なディスプレイ200が、コンピュータ108において動作する一つ以上のルーチンによって生成された画面を描写する。ディスプレイ200は、プロット画面202、一連のプロット画面変数制御204、機能タブエリア206、及びフッターエリア208を描写する。プロット画面202は、ユーザに、調整器100の設定値設定と、設定値に対する調整器100の応答との間の時々刻々の相互作用の明確な画像表示を提供する。リアルタイムにおいてPIDパラメータの変化を観察することによって、チューニングプロセスを促進することができる。同時に、プロット画面変数制御204は、プロット画面202に表示された変数の選択及び制御を促進する。プロット画面変数制御204によってユーザは、ユーザがトラック及び/またはプロットを望む、調整器100への入力ソースを選択することができる。ディスプレイ200では、ポット画面変数制御204は、設定値及びフィードバックデータがデフォルトによってプロットされていることを表し、ユーザは、最大二つの追加の変数をトラックすることを選択できる。
機能タブエリア206は、前述のさまざまなルーチンの実施及びそれらとの相互作用を促進する。例えば、タブ210aの起動(すなわち、タブ210aに関する情報を最前面に提示)では、調整器100のパラメータのチューニングに関連する制御を表示し、(図3のディスプレイ200に描写されるような)タブ210bの起動では、調整器100に
関するプロファイルの使用に関連する制御を表示し(詳細については後述する)、タブ210cの起動では、トラッキング、レコーディング、ダウンローディング、及び調整器100のデータに関連する他のアクションの実行に関連する制御を表示し、タブ210dの起動では、調整器100の設定に関連する制御を表示し、タブ210eの起動では、調整器100についての診断ルーチンの実行に関連する制御を表示する。
関するプロファイルの使用に関連する制御を表示し(詳細については後述する)、タブ210cの起動では、トラッキング、レコーディング、ダウンローディング、及び調整器100のデータに関連する他のアクションの実行に関連する制御を表示し、タブ210dの起動では、調整器100の設定に関連する制御を表示し、タブ210eの起動では、調整器100についての診断ルーチンの実行に関連する制御を表示する。
フッターエリア208は、コンピュータ108と通信的に連結されており、ルーチンを現在動作している調整器100に関する情報を表示する。フッターエリア208における情報は、例えば、モデル情報、製造番号情報、ノードアドレス情報、品番情報、(例えば、複数の調整器がデイジーチェーン方式で接続されている場合に)ルーチンと現在通信しているユニットなどを含むことができる。
前述のように、コンピュータ108において動作するルーチンは、調整器100におけるプロファイルの使用を促進するルーチンを含む。プロファイルは、調整器100のオンボードコントローラ154によって保存及び/または実行することができる多段コマンドシーケンスである。オンボードコントローラ154は、さまざまな実施形態において、オンボードコントローラ154のメモリデバイスに保存された機械可読命令を実行するように動作可能な多目的プロセッサを備える。他の実施形態では、コントローラ154は、例えば、FPGA、DSP、ASICなどのプログラマブル論理デバイスを備える。いかなる場合においても、プロファイルによって、調整器100は、例えば、開始または停止動作、設定値変更などの状況において、自己調整することができる。プロファイルは、一つのコマンドのように単純でもよいし、数百のコマンドのように複雑であってもよい。
ここで図4を参照すると、機能タブエリア206の詳細図220が、プロファイルタブ210bが選択されたものとして図示されている。プロファイルタブ210bは、三つのパネル、すなわち、プロファイルパネル222、プロファイルビルダパネル224、及びプロファイルコメントブロックパネル226を含む。プロファイルパネル222は、現在ロードされているプロファイルをプロファイルウィンドウ228に表示する。コンピュータ108におけるメモリまたは調整器100におけるメモリから検索されたプロファイルがロードされると、プロファイルウィンドウ228は、プロファイルに関連するコマンドシーケンス230を表示する。実施形態では、多段コマンドシーケンスのうちの各コマンドは、番号付けられる、または別な方法で特定される。
プロファイルパネル222は、実施形態では、さまざまなプロファイルに関連するアクションを実行するためのコントロール232を含む。図4の図220では、プロファイルパネル222は、プロセッサに、プロファイルウィンドウ228のコンテンツを、接続されたプリンタ(図示せず)において印刷させる(すなわち、コマンドシーケンス230を印刷させる)印刷コントロール232aを含む。プロファイルパネルは、コンピュータ108のプロセッサに、それぞれ、オンボードコントローラ154からのプロファイルをプロファイルウィンドウ228にロードさせる、またはプロファイルウィンドウ228のコンテンツをオンボードコントローラ154にダウンロードさせる、アップロードコントロール232b及びダウンロードコントロール232cも含む。オープンコントロール232d及びセーブコントロール232eは、それぞれ、コンピュータ108のプロセッサに、以前にセーブされたプロファイルを開かせる(すなわち、メモリデバイスから検索させる)(かつプロファイルをプロファイルウィンドウ228に表示させ)、またはプロファイルウィンドウ228のコンテンツをメモリデバイスにセーブさせる。
図4をなおも参照するように、プロファイルコメントブロックパネル226において、ユーザは、オープンプロファイルについてのコメントを入力することができる。コメントは、他のユーザ(または、同じユーザ)が後に参照するものとして有用であり得、プロフ
ァイルの機能、プロファイルの使用事例などを記述することができる。
ァイルの機能、プロファイルの使用事例などを記述することができる。
プロファイルビルダパネル224は、プロファイル、一つのコマンドの同時の生成及び/または修正を促進する。実施形態では、各コマンドは、セグメントとみなされ、行番号または他の類似のメカニズムによって特定される。様々なセグメントタイプが、多くの異なるアクションを実行するプロファイルの生成を促進することができる。図220に描写するプロファイルビルダパネル224は、三つのクイックアクセスコントロール234及びセグメント選択コントロール236を含む。クイックアクセスコントロール234の各々は、一般的に使用されるプロファイルセグメントタイプであってもよく、実施形態では、セグメント選択コントロール236において、所望の、対応するセグメントタイプを自動的に選択するようにサーブすることができる。実施例として、クイックアクセスコントロール234は、Rampコントロール234a、Dwellコントロール234b及びStepコントロール234cを含む。Rampコントロール234aの起動によって、セグメント選択コントロール236をRampに設定し、後述するように、ユーザは、設定値及びランプ時間を入力することができる。同様に、Dwellコントロール234bの起動によって、セグメント選択コントロール236をDwellに設定し、そしてStepコントロール234cの起動によって、セグメント選択コントロール234をStepに設定することができる。後述するように、セグメント選択コントロール236においてセグメントタイプを選択すると、選択されたセグメントタイプに入力する必要がある任意のパラメータが表示される。
プロファイルビルダパネル224は、セグメントエディタコントロール238も含む。セグメントエディタコントロール238は、選択されたセグメントの追加、変更または削除をする。例えば、ユーザは、コマンドシーケンス230においてコマンドを選択し、その後、セグメント選択コントロール236を使用してセグメントタイプを選択することができる。選択されたセグメントタイプに関連する任意のパラメータを入力した後、ユーザは、挿入コントロール238aを起動し、選択されたセグメント及び対応するパラメータを、選択されたコマンドの前に(または、一実施形態では、その後に)コマンドシーケンス230に追加することができる。同様に、コマンドシーケンスにおいてコマンドを選択し、選択されたコマンドに関連するパラメータ値を変更し、その後、変更コントロール238bを起動することによって、コマンドシーケンス230におけるコマンドを変更する。最後に、コマンドシーケンスにおいてコマンドを選択し、削除コントロール238cを起動することによって、コマンドシーケンスにおける選択されたコマンドを削除する。
図5〜図17は、プロファイルビルダパネル24において選択することができるセグメントタイプの実施例を描写する。さまざまなパラメータを各セグメントタイプに関連するものとして記述するが、後述の実施例は、非限定的な実施例である。さまざまな実施形態において、記述したもの以外のセグメントタイプを含むことができ、より少ないまたは多いセグメントタイプを含むことができ、そして各セグメントタイプに関連するパラメータ値は、異なってもよいし、かつ/またはより大きいもしくは小さい数値であってもよい。ここで図5を参照すると、例えば、セグメント選択コントロール236は、Stepセグメントタイプが選択された場合を図示する。Stepセグメントタイプは、コントロール236を使用することによって、あるいは、コントロール234cを起動することによって選択することができる。いかなる場合においても、Stepセグメントタイプを選択すると、プロファイルビルダパネル234はパラメータ値入力欄240を表示する。パラメータ値入力欄240は、オンボードコントローラ154がコマンドを実行するときの、階段関数として、調整器100が設定される設定値の入力を受け入れる。入力欄240は、マニュアルテキスト入力欄であってもよく、プルダウン欄は、増分減少ボタン242などを含むことができる。任意の適切な入力欄タイプを使用することができる。
図6は、セグメント選択コントロール236においてRampセグメントタイプが選択された場合を描写する。Rampセグメントタイプは、コントロール236を使用することによって、あるいは、コントロール234aを起動することによって選択することができる。いかなる場合においても、Rampセグメントタイプを選択すると、プロファイルビルダパネル234はパラメータ値入力欄244及び246を表示する。入力欄244は、オンボードコントローラ154がコマンドを実行するときの、ランプ関数に従う、調整器100が設定される設定値の入力を受け入れる。入力欄246は、入力欄244において指定された新規の設定値に増加(または、減少)する期間の入力を受け入れる。
図7は、セグメント選択コントロール236においてDwellセグメントタイプが選択された場合を描写する。Dwellセグメントタイプは、コントロール236を使用することによって、あるいは、コントロール234bを起動することによって選択することができる。いかなる場合においても、Dwellセグメントタイプを選択すると、プロファイルビルダパネル234はパラメータ値入力欄248を表示する。パラメータ値入力欄248は、ドゥエル時間(すなわち、オンボードプロセッサ154が現在の設定値を維持する時間)の入力を受け入れる。
Loopセグメントタイプが、図8に描写するセグメント選択コントロール236において選択されている。Loopセグメントタイプを選択すると、プロファイルビルダパネル234はパラメータ値入力欄250及び252を表示する。Loopセグメントタイプは、調整器100におけるオンボードプロセッサ154に、コマンドセグメントのシーケンスを複数回ループさせる。描写した実施例では、パラメータ値入力欄250は、ループ開始時のセグメントについての値を受け入れ、一方で、パラメータ値入力欄250は、ループを実行する回数についての値を受け入れる。実施形態では、入力欄250は、代わりに、ループについてのエンドセグメントを示すことができる。
図9では、Deltaセグメントタイプがセグメント選択コントロール236において選択されている。Deltaセグメントタイプは、調整器100のオンボードプロセッサ154に、パラメータ値入力欄254に入力された百分率値に基づく、段階的設定値変更を開始させる。例えば、パラメータ値入力欄254における値が50%であるときには、(調整器100のオンボードコントローラ154による実行時に)設定値を、現在の設定値の50%に段階的に減少する(例えば、100PSIから50PSIに減らす)。
Change Variableセグメントタイプを、セグメント選択コントロール236において選択されたものとして図10に描写する。Change変数セグメントタイプは、調整器100の内部変数を規定値に変更する。パラメータ値入力欄256は、変更される変数の入力を受け入れ、一方で、パラメータ値入力欄258は、変数についての新規の値の入力を受け入れる。パラメータ値入力欄256は、図10には、ドロップダウンリストとして描写するが、任意のタイプの入力欄であってもよい。
図11は、セグメント選択コントロール236においてSoakコマンドが選択された場合を描写する。Soakセグメントタイプは、オンボードコントローラ154によって実行されると、多段コマンドシーケンスを停止し、一方で、調整器100は、段階的設定値変更に応答し、その後、所定の期間、新規の設定値においてドゥエルする。パラメータ値入力欄260は、設定値の範囲(超または未満)を設定する値を受け入れ、フィードバックが設定範囲内にあるときに、調整器100は、パラメータ値入力欄262に入力された時間値の間、新規の設定値を維持する。
図12及び図13は、それぞれ、セグメント選択コントロール236においてDigital Outputセグメントタイプ及びDigital Inputセグメントタイ
プが選択された場合を描写する。前者は、トリガを、システムの別の部分におけるプロセスに送信し、パラメータ値入力欄264において指定された信号を、パラメータ値入力欄266において指定された調整器100のデジタル出力ポートに出力する。同様に、Digital Inputセグメントタイプは、パラメータ値入力欄268において指定された入力値がパラメータ値入力欄270において指定されたデジタルポートにおいて受信されるまで、プロファイルの実行を停止する。
プが選択された場合を描写する。前者は、トリガを、システムの別の部分におけるプロセスに送信し、パラメータ値入力欄264において指定された信号を、パラメータ値入力欄266において指定された調整器100のデジタル出力ポートに出力する。同様に、Digital Inputセグメントタイプは、パラメータ値入力欄268において指定された入力値がパラメータ値入力欄270において指定されたデジタルポートにおいて受信されるまで、プロファイルの実行を停止する。
図14では、セグメント選択コントロール236がIfセグメントタイプに設定されている。Ifセグメントタイプは、調整器100の現在の状態及びその環境に対するオンボードコントローラ154の応答を促進する。具体的には、Ifセグメントタイプは、オンボードコントローラ154に、現在のシステム状態のパラメータが既定条件に一致するか否かを評価させる。既定条件は、いくつかの変数について、変数入力欄270、オペレータ入力欄272及び値入力欄274を使用して指定される。他の変数については、既定条件は、変数入力欄270及び図16に描写するような2値選択276を使用して指定される。図15において、様々な条件が、変数に関連するプルダウンメニューにおいて見られる。Ifセグメントタイプを使用する評価において選択することができる変数は、内部フィードバック(例えば、センサ140)、外部フィードバック(例えば、センサ106)、アナログ設定値などを含む。他の実施形態では、他の変数が利用可能であり、図15に描写する実施例は単なる例示である。オペレータ入力欄272において、ユーザは、非2値についての比較のタイプ(例えば、超、未満、以上、以下、等しいなど)を指定することができる。(ハイ及びロー、1及び0などの値を有することができる)デジタル入力の場合のように、選択された変数の値が2値である場合には、2値選択276において、ユーザは、「真」と評価される所望の値を選択することができる。
いくつかの実施形態では、調整器100のオンボードコントローラ154がIf文を実行する場合には、コントローラ154は、文を評価し、その文が真である場合には、プロファイルにおける次の連続コマンドセグメントを実行する。その文が「偽」と評価された場合には、その結果、プロファイルにおける次の連続コマンドセグメントをスキップする。他の実施形態では、逆が真であり得、「偽」の評価が次の連続コマンドセグメントを実行し得、一方で、「真」の評価が、次の連続セグメントをスキップし得る。いくつかの実施形態では、追加のパラメータ値入力欄(図示せず)において、ユーザは、プロファイルにおける次の連続コマンドセグメントを実行するのが真の文か、または偽の文かを設定することができる。
Gotoは、図17に図示するように、セグメント選択コントロール236を使用して選択することができる追加のセグメントタイプである。Gotoセグメントタイプを選択すると、次に実行されるセグメントの入力を受け入れるパラメータ値入力欄278が表示される。Gotoセグメントタイプは、通常、現在のセグメントと入力欄278に示されるセグメント番号との間の一つ以上のセグメントをスキップする分岐セグメントタイプである。
図18及び図19は、実施形態におけるIf及びGotoセグメントタイプを実施する実施例のプロファイルを図示する。図18において、第三のセグメント(3)が、文Feedback>20%を評価するIf文を含む。図18に描写するプロファイルにおけるコマンドセグメント3を実行するオンボードコントローラ154は、信号「Feedback」の値と20%とを比較する。文は、「Feedback」の値が20%超(>)である場合には、「真」と評価し、「Feedback」の値が20%以下である場合には、「偽」と評価する。セグメント3を「真」と評価した場合には、オンボードコントローラ154は、プロファイルにおける次のコマンドセグメント(セグメント4−「STEP
to 80PSI」)を実行する。他方で、セグメント3を「偽」と評価した場合には
、オンボードコントローラ154は、プロファイルにおける次のコマンドセグメント(セグメント4)をスキルし、代わりに、その次のコマンドセグメント(セグメント5−「STEP to 70PSI」)を実行する。
to 80PSI」)を実行する。他方で、セグメント3を「偽」と評価した場合には
、オンボードコントローラ154は、プロファイルにおける次のコマンドセグメント(セグメント4)をスキルし、代わりに、その次のコマンドセグメント(セグメント5−「STEP to 70PSI」)を実行する。
図19において、第三のセグメント(3)は、この場合も、文Feedback>20%を評価するIf文を含む。ここでもまた、図19に描写するプロファイルにおけるコマンドセグメント3を実行するオンボードコントローラ154は、信号「Feedback」の値と20%とを比較する。文は、「Feedback」の値が20%超(>)である場合には、「真」と評価し、「Feedback」の値が20%以下である場合には、「偽」と評価する。しかしながら、図19では、セグメント3を「真」と評価した場合には、オンボードコントローラ154は、プロファイルにおける次のコマンドセグメント(セグメント4−「GOTO 6」)を実行する。コマンド「GOTO 6」は、オンボードコントローラ154に、セグメント5をスキップさせ、セグメント6の実行を再び始めさせる。コントローラ154は、セグメント9(「GOTO 11」)を実行するまで、それに続くコマンドを実行し、その後、コントローラ154は、「END」セグメントに進む。他方で、セグメント3を「偽」と評価した場合には、オンボードコントローラ154は、プロファイルにおける次のコマンドセグメント(セグメント4)をスキップし、代わりに、次のセグメント(セグメント5−「GOTO 10」)を実行する。コマンド「GOTO 10」は、コントローラ154に、セグメント6〜9をスキップさせ、セグメント10の実行を再び始めさせる。これらの実施例から見てわかるように、「Feedback>20%」を真と評価した場合には、コントローラ154は、プロファイルセグメント1〜4、6〜9及び11を実行し、「Feedback>20%」を偽と評価した場合には、プロファイルセグメント1〜3、5、10及び11を実行する。
ここで図20を参照すると、フローダイヤグラムが、電子圧力調整器100の制御の実施例の方法300を描写する。オンボードコントローラ154のプロセッサは、電子接続を通じて多段コマンドシーケンスを受信する(ブロック305)。電子接続は、WiFi接続(または、IEEE 802.11プロトコルもしくは任意の無線データ伝送プロトコルに適合する任意の他の接続)などの無線接続であってもよいし、USB接続などの有線接続であってもよい。プロセッサは、多段シーケンスを実行するようにプログラムされ(ブロック310)、動作すると、多段シーケンスを実行する(ブロック315)。
実施形態では、多段コマンドシーケンスは、プロセッサに、条件文を「真」と評価した場合に第一のコマンドを実行させ、条件文を「偽」と評価した場合に、第一のコマンドの代わりに第二のコマンドを実行させる少なくとも一つの条件文を含む。実施形態では、第一のコマンドは、条件文直後のコマンドであり、第二のコマンドは、第一のコマンド直後のコマンドである。他の実施形態では、第二のコマンドが条件文直後のコマンドであり、第一のコマンドが第二のコマンド直後のコマンドである。条件文は、条件文が真である場合に「if」文に続くコマンドを実行し、条件文が偽である場合に「if」文に続くコマンドをスキップする「if」文であってもよい。条件文は、内部センサ、外部センサ、デジタル信号として受信された値、アナログ信号として受信された値のいずれかの比較を含むことができる。
いくつかの実施形態では、多段コマンドシーケンスは、少なくとも一つの分岐文を含む。分岐文は、いくつかの実施形態では、プロセッサに、多段コマンドシーケンスを実行させ、シーケンスにおける一つ以上のコマンドをスキップさせ、そしてシーケンスにおける後のコマンドにおいてシーケンスの実行を再び始めさせる「goto」コマンドである。
実施形態では、条件文に続く第一のコマンドは、第一の「goto」コマンドなどの第一の分岐文であってもよく、第一のコマンドに続く第二のコマンドは、第二の「goto
」コマンドなどの第二の分岐文であってもよい。
」コマンドなどの第二の分岐文であってもよい。
図21のフローダイヤグラムは、電子圧力調整器のプログラム方法320を描写する。方法は、(一時的信号を除く)コンピュータ可読媒体において保存されたソフトウェア命令によって実施され、例えば、コンピュータ108のプロセッサによって実行されるコンピュータ実施方法である。プロセッサは、利用可能なコマンドのセットから選択された、多段コマンドシーケンスを形成するような複数のコマンドの選択を受信する(ブロック325)。プロセッサはまた、ユーザ定義値を受信して複数の選択されたコマンドの各々に関連付け(ブロック330)、受信したユーザ定義値を対応する選択されたコマンドに関連付ける(ブロック335)。プロセッサは、複数のコマンドのうちの一つとして条件文の選択を受信し(ブロック340)、条件文についての、パラメータの選択及びパラメータ値を受信し(ブロック345)、受信したパラメータ及び受信したパラメータ値を条件文に関連付ける(ブロック350)。プロセッサは、条件文が真と評価された場合に実行される第一のコマンドの選択を受信し(ブロック355)、条件文が偽と評価された場合に実行される第二のコマンドの選択を受信する(ブロック360)。次に、プロセッサは、多段コマンドシーケンスを実行するように電子圧力調整器をプログラムする(ブロック365)。実施形態では、前述したステップのいくつかが、除外、結合、追加または並び替えされることに留意されたい。
別途記載がない限り、例えば、「処理」、「計算」、「算出」、「決定」、「識別」、「提示」、「表示」などの用語を使用する本明細書内の議論は、一つ以上のメモリ(例えば、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、またはそれらの組み合わせ)、レジスタ、または情報を受信、保存、伝送もしくは表示する他の機械コンポーネント内の物理的(例えば、電子的、磁気的または光学的)な量として表されたデータを操作または変換する機械(例えば、コンピュータ)のアクションまたはプロセスを指すことができる。
ソフトウェアによって実施される場合には、本明細書に記述されたアプリケーション、サービス、エンジン、ルーチン及びモジュールのいずれかは、任意の有形の非一時的コンピュータ可読メモリ、例えば、磁気ディスク、レーザディスク、固体メモリデバイス、分子メモリストレージデバイス、光ディスク、または他のストレージ媒体、コンピュータまたはプロセッサのRAMまたはROMなどに保存することができる。本明細書に開示した実施例のシステムは、コンポーネントの中でも、ハードウェアにおいて実行されるソフトウェア及び/またはファームウェアを含むものとして開示したが、そのようなシステムが、単なる例示であることが留意され、限定されるようにはみなされるべきではない。例えば、これらのハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアコンポーネントのいずれかまたはすべては、ハードウェアに独占的に、ソフトウェアに独占的に、またはハードウェアとソフトウェアとの任意の組み合わせにおいて具現できることが考えられる。したがって、当業者は、提供された実施例が、そのようなシステムを実施するための唯一の方法ではないことを容易に認識する。
それ故に、本発明を特定の実施例を参照して記述したが、これらは単なる例示であり、本発明を限定しないものとして意図され、本発明の本質及び範囲から逸脱することなく、開示した実施形態に変更、追加または削除を為せることが当業者に明らかである。
以下の態様は、ここに記述した方法及びシステムの実施形態の実施例を説明する。この態様のリストは、非限定的なものとして意図され、他の実施形態が、本記述を考慮して明確に考えられる。
1.供給圧力源に連結された入口ポート、制御された圧力を出力するための出口ポート、及び排出ポートを有する調整器本体と、入力において前記供給圧力源に連結され、かつ
出力において前記出口ポートに連結された入口弁と、入力において前記出口ポートに連結され、かつ出力において前記排出ポートに連結された出口弁と、前記調整器本体内部に配置されており、前記出口ポートに供給される前記制御された圧力を調節するよう前記入口弁及び前記出口弁を作動させるように動作可能であるコントローラと、を備えており、前記コントローラが、真と評価された場合に第一のコマンドを、かつ偽と評価された場合に第二のコマンドをプロセッサに実行させる条件文を含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた前記プロセッサを備えた、電子圧力調整器。
出力において前記出口ポートに連結された入口弁と、入力において前記出口ポートに連結され、かつ出力において前記排出ポートに連結された出口弁と、前記調整器本体内部に配置されており、前記出口ポートに供給される前記制御された圧力を調節するよう前記入口弁及び前記出口弁を作動させるように動作可能であるコントローラと、を備えており、前記コントローラが、真と評価された場合に第一のコマンドを、かつ偽と評価された場合に第二のコマンドをプロセッサに実行させる条件文を含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた前記プロセッサを備えた、電子圧力調整器。
2.前記プロセッサが、前記第一のコマンドまたは前記第二のコマンドのいずれかとして、前記プロセッサに非連続的なコマンドを実行させる分岐文を含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、態様1記載の電子圧力調整器。
3.前記分岐文がGOTO文である、態様2記載の電子圧力調整器。
4.前記条件文がIF文である、先行する態様いずれか1項記載の電子圧力調整器。
5.前記第一のコマンドが前記条件文に連続し、前記第二のコマンドが前記第一のコマンドに連続する、先行する態様いずれか1項記載の電子圧力調整器。
6.前記第二のコマンドが前記条件文に連続し、前記第一のコマンドが前記第二のコマンドに連続する、態様1〜4いずれか1項記載の電子圧力調整器。
7.プロセッサが、前記プロセスに前記調整器の設定値を変更させる多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、先行する態様いずれか1項記載の電子圧力調整器。
8.プロセッサが、ランプコマンドを含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、先行する態様いずれか1項記載の電子圧力調整器。
9.プロセッサが、ステップコマンドを含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、先行する態様いずれか1項記載の電子圧力調整器。
10.プロセッサが、ドゥエルコマンドを含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、先行する態様いずれか1項記載の電子圧力調整器。
11.プロセッサが、ループコマンドを含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、先行する態様いずれか1項記載の電子圧力調整器。
12.プロセッサが、デルタコマンドを含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、先行する態様いずれか1項記載の電子圧力調整器。
13.プロセッサが、ソークコマンドを含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、先行する態様いずれか1項記載の電子圧力調整器。
14.プロセッサが、前記コントローラに電気または電子信号を別のデバイスに出力させるコマンドを含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、先行する態様いずれか1項記載の電子圧力調整器。
15.プロセッサが、前記コントローラに、規定の値または状態に到達するための規定の入力を待機させた後に、さらなるコマンドを実行させるコマンドを含む多段コマンドシ
ーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、先行する態様いずれか1項記載の電子圧力調整器。
ーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、先行する態様いずれか1項記載の電子圧力調整器。
16.前記コントローラがセンサ入力をさらに備えた、先行する態様いずれか1項記載の電子圧力調整器。
17.前記センサ入力が、前記制御された圧力を検知するセンサからの信号を受信する、態様16記載の電子圧力調整器。
18.前記センサ入力が、前記制御された圧力によって制御されたパラメータの値を検知するセンサからの信号を受信する、態様16記載の電子圧力調整器。
19.前記プロセッサが、前記センサ入力を通じて受信された値と比較値とを比較する条件文を含む多段コマンドシーケンスを実行するようにプログラムされた、態様16または態様17いずれか1項記載の電子圧力調整器。
20.前記プロセッサが、外部デバイスから受信した値と比較値とを比較する条件文を含む多段コマンドシーケンスを実行するようにプログラムされた、態様16または態様17いずれか1項記載の電子圧力調整器。
21.調整器の本体内に配置されたプロセッサにおいて、電子接続を通じて多段コマンドシーケンスを受信することと、前記多段コマンドシーケンスを実行するように前記プロセッサをプログラムすることと、前記多段コマンドシーケンスを実行することと、を含み、前記多段コマンドシーケンスが、真と評価された場合に第一のコマンドを、かつ偽と評価された場合に第二のコマンドを前記プロセッサに実行させる条件文を含む、電子圧力調整器の制御方法。
22.前記多段コマンドシーケンスを実行するように前記プロセッサをプログラムすることが、前記第一のコマンドまたは前記第二のコマンドのいずれかとして、前記プロセッサに非連続的なコマンドを実行させる分岐文を含む多段コマンドシーケンスを実行するように前記プロセッサをプログラムすることを含む、態様21記載の方法。
23.前記分岐文がGOTO文である、態様22記載の方法。
24.前記条件文がIF文である、態様21〜23いずれか1項記載の方法。
25.前記多段コマンドシーケンスを実行するように前記プロセッサをプログラムすることが、前記条件文が真と評価された場合に前記条件文直後のコマンドを実行し、前記条件文が偽と評価された場合に前記条件文直後の前記コマンドをスキップするように前記プロセッサをプログラムすることを含む、態様21〜24いずれか1項記載の方法。
26.前記多段コマンドシーケンスを実行するように前記プロセッサをプログラムすることが、前記条件文が偽と評価された場合に前記条件文直後のコマンドを実行し、前記条件文が真と評価された場合に前記条件文直後の前記コマンドをスキップするように前記プロセッサをプログラムすることを含む、態様21〜24いずれか1項記載の方法。
27.前記多段コマンドシーケンスを実行するように前記プロセッサをプログラムすることが、前記コントローラに電気または電子信号を別のデバイスに出力させるコマンドを実行するように前記プロセッサをプログラムすることを含む、態様21〜26いずれか1項記載の方法。
28.前記多段コマンドシーケンスを実行するように前記プロセッサをプログラムすることが、センサ入力値と比較値とを比較する条件文を評価するように前記プロセッサをプログラムすることを含む、態様21〜27いずれか1項記載の方法。
29.前記多段コマンドシーケンスを実行するように前記プロセッサをプログラムすることが、外部デバイスから受信した値と比較値とを比較する条件文を評価するように前記プロセッサをプログラムすることを含む、態様21〜28いずれか1項記載の方法。
30.前記多段コマンドシーケンスを実行するように前記プロセッサをプログラムすることが、前記調整器の前記本体内に配置されたセンサの値と比較値とを比較する条件文を評価するように前記プロセッサをプログラムすることを含む、態様21〜29いずれか1項記載の方法。
31.利用可能なコマンドのセットから選択された、多段コマンドシーケンスを形成する複数のコマンドの選択を受信することと、ユーザ定義値を受信して前記複数の選択されたコマンドの各々に関連付けることと、前記受信したユーザ定義値を前記対応する選択されたコマンドに関連付けることと、前記複数のコマンドのうちの一つとして条件文の選択を受信することと、前記条件文についてのパラメータの選択及びパラメータ値を受信することと、前記受信したパラメータ及び前記受信したパラメータ値を前記条件文に関連付けることと、前記複数のコマンドのうちの一つとして、前記条件文が真と評価された場合に実行される第一のコマンドの選択を受信することと、前記複数のコマンドのうちの一つとして、前記条件文が偽と評価された場合に実行される第二のコマンドの選択を受信することと、前記多段コマンドシーケンスを実行するように電子圧力調整器をプログラムすることと、を含む、電子圧力調整器をプログラムするコンピュータ実施方法。
32.条件文の選択を受信することがIF文の選択を受信することを含む、態様31記載のコンピュータ実施方法。
33.前記条件文が真と評価された場合に実行される第一のコマンドの選択を受信することが、GOTOコマンドの選択を受信することを含む、または前記条件文が偽と評価された場合に実行される第二のコマンドの選択を受信することが、GOTOコマンドの選択を受信することを含む、態様31または態様32いずれか1項記載のコンピュータ実施方法。
34.前記受信したパラメータ及び前記受信したパラメータ値を前記条件文に関連付けることが、前記条件文をセンサ出力に関連付けることを含む、態様31〜33いずれか1項記載のコンピュータ実施方法。
35.前記条件文をセンサ出力に関連付けることが、前記条件文を前記調整器内部のセンサの出力に関連付けることを含む、態様34記載のコンピュータ実施方法。
36.前記条件文をセンサ出力に関連付けることが、前記条件文を前記調整器外部のセンサの出力に関連付けることを含む、態様34記載のコンピュータ実施方法。
37.前記受信したパラメータ及び前記受信したパラメータ値を前記条件文に関連付けることが、前記条件文を外部デバイスから受信した信号に関連付けることを含む、態様31〜36いずれか1項記載のコンピュータ実施方法。
38.前記第一のコマンドが前記条件文に連続し、前記第二のコマンドが前記第一のコ
マンドに連続する、態様31〜37いずれか1項記載のコンピュータ実施方法。
マンドに連続する、態様31〜37いずれか1項記載のコンピュータ実施方法。
39.前記第二のコマンドが前記条件文に連続し、前記第一のコマンドが前記第二のコマンドに連続する、態様31〜37いずれか1項記載のコンピュータ実施方法。
40.前記第一のコマンドまたは前記第二のコマンドが、前記調整器の設定値を変更するコマンドを含む、態様31〜39いずれか1項記載のコンピュータ実施方法。
41.前記第一のコマンドまたは前記第二のコマンドが、前記調整器から別のデバイスに電気または電子信号を出力するコマンドを含む、態様31〜40いずれか1項記載のコンピュータ実施方法。
Claims (41)
- 供給圧力源に連結された入口ポート、制御された圧力を出力するための出口ポート、及び排出ポートを有する調整器本体と、
入力において前記供給圧力源に連結され、かつ出力において前記出口ポートに連結された入口弁と、
入力において前記出口ポートに連結され、かつ出力において前記排出ポートに連結された出口弁と、
前記調整器本体内部に配置されており、前記出口ポートに供給される前記制御された圧力を調節するよう前記入口弁及び前記出口弁を作動させるように動作可能であるコントローラと、を備えており、前記コントローラが、真と評価された場合に第一のコマンドを、かつ偽と評価された場合に第二のコマンドをプロセッサに実行させる条件文を含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた前記プロセッサを備えた、電子圧力調整器。 - 前記プロセッサが、前記第一のコマンドまたは前記第二のコマンドのいずれかとして、前記プロセッサに非連続的なコマンドを実行させる分岐文を含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、請求項1記載の電子圧力調整器。
- 前記分岐文がGOTO文である、請求項1または2記載の電子圧力調整器。
- 前記条件文がIF文である、請求項1から3のいずれか1項記載の電子圧力調整器。
- 前記第一のコマンドが前記条件文に連続し、前記第二のコマンドが前記第一のコマンドに連続する、請求項1から4のいずれか1項記載の電子圧力調整器。
- 前記第二のコマンドが前記条件文に連続し、前記第一のコマンドが前記第二のコマンドに連続する、請求項1から5のいずれか1項記載の電子圧力調整器。
- プロセッサが、前記プロセスに前記調整器の設定値を変更させる多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、請求項1から6のいずれか1項記載の電子圧力調整器。
- プロセッサが、ランプコマンドを含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、請求項1から7のいずれか1項記載の電子圧力調整器。
- プロセッサが、ステップコマンドを含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、請求項1から8のいずれか1項記載の電子圧力調整器。
- プロセッサが、ドゥエルコマンドを含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、請求項1から9のいずれか1項記載の電子圧力調整器。
- プロセッサが、ループコマンドを含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、請求項1から10のいずれか1項記載の電子圧力調整器。
- プロセッサが、デルタコマンドを含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、請求項1から11のいずれか1項記載の電子圧力調整器。
- プロセッサが、ソークコマンドを含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、請求項1から12のいずれか1項記載の電子圧力調整器。
- プロセッサが、前記コントローラに電気または電子信号を別のデバイスに出力させるコマンドを含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、請求項1から13のいずれか1項記載の電子圧力調整器。
- プロセッサが、前記コントローラに、規定の値または状態に到達するための規定の入力を待機させた後に、さらなるコマンドを実行させるコマンドを含む多段コマンドシーケンスを受信及び実行するようにプログラムされた、請求項1から14のいずれか1項記載の電子圧力調整器。
- 前記コントローラがセンサ入力をさらに備えた、請求項1から15のいずれか1項記載の電子圧力調整器。
- 前記センサ入力が、前記制御された圧力を検知するセンサからの信号を受信する、請求項1から16のいずれか1項記載の電子圧力調整器。
- 前記センサ入力が、前記制御された圧力によって制御されたパラメータの値を検知するセンサからの信号を受信する、請求項1から17のいずれか1項記載の電子圧力調整器。
- 前記プロセッサが、前記センサ入力を通じて受信された値と比較値とを比較する条件文を含む多段コマンドシーケンスを実行するようにプログラムされた、請求項1から18のいずれか1項記載の電子圧力調整器。
- 前記プロセッサが、外部デバイスから受信した値と比較値とを比較する条件文を含む多段コマンドシーケンスを実行するようにプログラムされた、請求項1から19のいずれか1項記載の電子圧力調整器。
- 調整器の本体内に配置されたプロセッサにおいて、電子接続を通じて多段コマンドシーケンスを受信することと、
前記多段コマンドシーケンスを実行するように前記プロセッサをプログラムすることと、
前記多段コマンドシーケンスを実行することと、を含み、
前記多段コマンドシーケンスが、真と評価された場合に第一のコマンドを、かつ偽と評価された場合に第二のコマンドを前記プロセッサに実行させる条件文を含む、電子圧力調整器の制御方法。 - 前記多段コマンドシーケンスを実行するように前記プロセッサをプログラムすることが、前記第一のコマンドまたは前記第二のコマンドのいずれかとして、前記プロセッサに非連続的なコマンドを実行させる分岐文を含む多段コマンドシーケンスを実行するように前記プロセッサをプログラムすることを含む、請求項21記載の方法。
- 前記分岐文がGOTO文である、請求項21または22記載の方法。
- 前記条件文がIF文である、請求項21から23のいずれか1項記載の方法。
- 前記多段コマンドシーケンスを実行するように前記プロセッサをプログラムすることが、前記条件文が真と評価された場合に前記条件文直後のコマンドを実行し、前記条件文が偽と評価された場合に前記条件文直後の前記コマンドをスキップするように前記プロセッサをプログラムすることを含む、請求項21から24のいずれか1項記載の方法。
- 前記多段コマンドシーケンスを実行するように前記プロセッサをプログラムすることが、前記条件文が偽と評価された場合に前記条件文直後のコマンドを実行し、前記条件文が真と評価された場合に前記条件文直後の前記コマンドをスキップするように前記プロセッサをプログラムすることを含む、請求項21から25のいずれか1項記載の方法。
- 前記多段コマンドシーケンスを実行するように前記プロセッサをプログラムすることが、前記コントローラに電気または電子信号を別のデバイスに出力させるコマンドを実行するように前記プロセッサをプログラムすることを含む、請求項21から26のいずれか1項記載の方法。
- 前記多段コマンドシーケンスを実行するように前記プロセッサをプログラムすることが、センサ入力値と比較値とを比較する条件文を評価するように前記プロセッサをプログラムすることを含む、請求項21から27のいずれか1項記載の方法。
- 前記多段コマンドシーケンスを実行するように前記プロセッサをプログラムすることが、外部デバイスから受信した値と比較値とを比較する条件文を評価するように前記プロセッサをプログラムすることを含む、請求項21から28のいずれか1項記載の方法。
- 前記多段コマンドシーケンスを実行するように前記プロセッサをプログラムすることが、前記調整器の前記本体内に配置されたセンサの値と比較値とを比較する条件文を評価するように前記プロセッサをプログラムすることを含む、請求項21から29のいずれか1項記載の方法。
- 利用可能なコマンドのセットから選択された、多段コマンドシーケンスを形成する複数のコマンドの選択を受信することと、
ユーザ定義値を受信して前記複数の選択されたコマンドの各々に関連付けることと、
前記受信したユーザ定義値を前記対応する選択されたコマンドに関連付けることと、
前記複数のコマンドのうちの一つとして条件文の選択を受信することと、
前記条件文についてのパラメータの選択及びパラメータ値を受信することと、
前記受信したパラメータ及び前記受信したパラメータ値を前記条件文に関連付けることと、
前記複数のコマンドのうちの一つとして、前記条件文が真と評価された場合に実行される第一のコマンドの選択を受信することと、
前記複数のコマンドのうちの一つとして、前記条件文が偽と評価された場合に実行される第二のコマンドの選択を受信することと、
前記多段コマンドシーケンスを実行するように電子圧力調整器をプログラムすることと、を含む、電子圧力調整器をプログラムするコンピュータ実施方法。 - 条件文の選択を受信することがIF文の選択を受信することを含む、請求項31記載のコンピュータ実施方法。
- 前記条件文が真と評価された場合に実行される第一のコマンドの選択を受信することが、GOTOコマンドの選択を受信することを含む、または
前記条件文が偽と評価された場合に実行される第二のコマンドの選択を受信することが、GOTOコマンドの選択を受信することを含む、請求項31または32記載のコンピュータ実施方法。 - 前記受信したパラメータ及び前記受信したパラメータ値を前記条件文に関連付けることが、前記条件文をセンサ出力に関連付けることを含む、請求項31から33のいずれか1項記載のコンピュータ実施方法。
- 前記条件文をセンサ出力に関連付けることが、前記条件文を前記調整器内部のセンサの出力に関連付けることを含む、請求項31から34のいずれか1項記載のコンピュータ実施方法。
- 前記条件文をセンサ出力に関連付けることが、前記条件文を前記調整器外部のセンサの出力に関連付けることを含む、請求項31から35のいずれか1項記載のコンピュータ実施方法。
- 前記受信したパラメータ及び前記受信したパラメータ値を前記条件文に関連付けることが、前記条件文を外部デバイスから受信した信号に関連付けることを含む、請求項31から36のいずれか1項記載のコンピュータ実施方法。
- 前記第一のコマンドが前記条件文に連続し、前記第二のコマンドが前記第一のコマンドに連続する、請求項31から37のいずれか1項記載のコンピュータ実施方法。
- 前記第二のコマンドが前記条件文に連続し、前記第一のコマンドが前記第二のコマンドに連続する、請求項31から38のいずれか1項記載のコンピュータ実施方法。
- 前記第一のコマンドまたは前記第二のコマンドが、前記調整器の設定値を変更するコマンドを含む、請求項31から39のいずれか1項記載のコンピュータ実施方法。
- 前記第一のコマンドまたは前記第二のコマンドが、前記調整器から別のデバイスに電気または電子信号を出力するコマンドを含む、請求項31から40のいずれか1項記載のコンピュータ実施方法。
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