JP2016523077A - シグナルペプチドを含まない天然で分泌性のポリペプチドの発現 - Google Patents
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- C12Y304/21062—Subtilisin (3.4.21.62)
Abstract
Description
本願は、コンピュータ可読形態の配列表を含有する。コンピュータ可読形態は、参照により本明細書中に組み込まれる。
a)翻訳的に融合されるシグナルペプチドを含まない、天然では分泌性のポリペプチドをコードする外性ポリヌクレオチドを含む微生物宿主細胞を提供するステップ;
b)ポリペプチドの発現を促進する条件下で微生物宿主細胞を培養するステップ、および任意選択的に、
そのポリペプチドを回収するステップ
を含む。
a)配列番号6の位置1〜413で示されるプロテアーゼに対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列、好ましくは配列番号6の位置1〜413で示される配列に対して、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%同一であるアミノ酸配列を有するか、含むか、またはそれから構成されるプロテアーゼであって、配列番号6の位置369に対応する位置でのアミノ酸置換を含み;好ましくは配列番号6の位置369に対応する位置のグリシンがアスパラギン酸に置換される:G369D、プロテアーゼ;または
b)配列番号15の位置1〜204で示されるプロテアーゼに対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列、好ましくは配列番号15の位置1〜204で示される配列に対して、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%同一であるアミノ酸配列を有するか、含むか、またはそれから構成され、およびその最初のN末端アミノ酸としてメチオニンを含むキシラナーゼ
である、単離合成ポリペプチドに関する。
a)配列番号8の位置1〜413で示されるアミノ酸配列を有するか、またはそのアミノ酸配列を含むか、もしくはそれから構成されるプロテアーゼ;または
b)配列番号15の位置1〜204で示されるアミノ酸配列を有するか、またはそのアミノ酸配列を含むか、もしくはそれから構成され、およびその最初のN末端アミノ酸としてメチオニンを含む、キシラナーゼ
である単離合成ポリペプチドに関する。
対立遺伝子変異体:「対立遺伝子変異体」という用語は、同一の染色体座を占有する遺伝子の2つ以上の代替的な形態のいずれかを意味する。対立遺伝子変異は、突然変異によって自然に生じ、また、個体群に多型性をもたらし得る。遺伝子突然変異は、サイレントである(コードされるポリペプチドに変化がない)ことが可能であり、または、改変されたアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードし得る。ポリペプチドの対立遺伝子変異体は、遺伝子の対立遺伝子変異体によってコードされたポリペプチドである。
(同等の残基×100)/(アラインメントの長さ−アラインメント中のギャップの総数)
(同等のデオキシリボヌクレオチド×100)/(アラインメントの長さ−アラインメント中のギャップの総数)
本発明は、分泌シグナルを含まない天然で分泌性のプロテアーゼまたはキシラナーゼをコードする単離合成ポリヌクレオチドに関し、ここで、このポリペプチドは、配列番号8の位置1〜413で示される配列に対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列;好ましくは配列番号8の位置1〜413で示されるプロテアーゼに対して、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%同一であるアミノ酸配列を有するか、含むか、またはそれから構成されるプロテアーゼであるか;またはこのポリペプチドは、配列番号8の位置1〜413で示される配列に対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列;好ましくは配列番号15の位置1〜204で示されるプロテアーゼに対して、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%同一であるアミノ酸配列を有するか、含むか、またはそれから構成されるキシラナーゼである。
本発明のプロテアーゼをコードするポリヌクレオチドは、何らかの属の微生物から得られ得る。本発明の目的に対して、「から得られる」という用語は、本明細書中で使用される場合、ある種のソースと関連して、ポリヌクレオチドによりコードされるポリペプチドが、ソースにより、またはソースからのポリヌクレオチドが挿入されている株により産生されることを意味する。
本発明はまた、制御配列に適合する条件下で好適な宿主細胞中にコード配列を発現させる1つまたは複数の制御配列に作動可能にリンクした本発明のポリヌクレオチドを含む核酸コンストラクトに関する。
本発明はまた、本発明のポリヌクレオチド、プロモータ、ならびに、転写および翻訳終止シグナルを含む組換え発現ベクターに関する。種々のヌクレオチドおよび制御配列が一緒になって、このような部位でポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの挿入または置換を可能とするために1つまたは複数の好都合な制限部位を含み得る組換え発現ベクターが生成される。または、ポリヌクレオチドは、ポリヌクレオチドまたはポリヌクレオチドを含む核酸コンストラクトを発現に適切なベクターに挿入することにより発現され得る。発現ベクターの形成において、コード配列は、コード配列が、発現に適切な制御配列と作動可能にリンクするようベクター中に位置されている。
本発明はまた、本発明のポリペプチドを産生可能である、本発明のポリペプチドの産生を支配する1つまたは複数の制御配列に作動可能にリンクされる本発明のポリヌクレオチドを含む、組み換え宿主細胞にも関する。
a)配列番号8の位置1〜413で示される配列に対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列、好ましくは配列番号8の位置1〜413で示される配列に対して、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%同一であるアミノ酸配列を含むか、またはそれから構成されるプロテアーゼポリペプチド;または
b)配列番号15の位置1〜204で示される配列に対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列、好ましくは配列番号15の位置1〜204で示される配列に対して、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%同一であるアミノ酸配列を含むか、またはそれから構成されるキシラナーゼポリペプチド
であることが好ましい。
a)配列番号7の位置1〜1569で示される配列に対して少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列、好ましくは配列番号7の位置1〜1569で示される配列に対して、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%同一であるヌクレオチド配列;または好ましくは配列番号7の位置331〜1569で示される配列に対して少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列、好ましくは配列番号7の位置331〜1569で示される配列に対して、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%同一であるヌクレオチド配列を含むか、またはそれから構成されるポリヌクレオチドによりコードされるプロテアーゼ;または
b)配列番号14の位置1〜612で示される配列に対して少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列、好ましくは配列番号14の位置1〜612で示される配列に対して、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%同一であるヌクレオチド配列を含むか、またはそれから構成されるポリヌクレオチドによりコードされるキシラナーゼ
である。
本発明はまた、天然では分泌性のポリペプチドを組み換え産生する方法にも関し;本方法は、
a)翻訳的に融合されるシグナルペプチドを含まない、天然では分泌性のポリペプチドをコードする外性ポリヌクレオチドを含む微生物宿主細胞を提供するステップ;
b)ポリペプチドの発現を促進する条件下で微生物宿主細胞を培養するステップ、および任意選択的に、
そのポリペプチドを回収するステップ
を含む。
a)配列番号8の位置1〜413で示される配列に対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列、好ましくは配列番号8の位置1〜413で示される配列に対して、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%同一であるアミノ酸配列を含むか、またはそれから構成されるプロテアーゼポリペプチド、または
b)配列番号15の位置1〜204で示される配列に対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列、好ましくは配列番号15の位置1〜204で示される配列に対して、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%同一であるアミノ酸配列を含むか、またはそれから構成されるキシラナーゼポリペプチド
である。
a)配列番号7の位置1〜1569で示される配列に対して少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列、好ましくは配列番号7の位置1〜1569で示される配列に対して、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%同一であるヌクレオチド配列;または好ましくは配列番号7の位置331〜1569で示される配列に対して少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列、好ましくは配列番号7の位置331〜1569で示される配列に対して、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%同一であるヌクレオチド配列を含むか、またはそれから構成されるポリヌクレオチドによりコードされるプロテアーゼ;または
b)配列番号14の位置1〜612で示される配列に対して少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列、好ましくは配列番号14の位置1〜612で示される配列に対して、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%同一であるヌクレオチド配列を含むか、またはそれから構成されるポリヌクレオチドによりコードされるキシラナーゼ
である。
好ましい実施形態では、単離合成プロテアーゼポリペプチドは、配列番号6の位置1〜413で示されるプロテアーゼに対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列、好ましくは配列番号6の位置1〜413で示される配列に対して、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%同一であるアミノ酸配列を有するか、含むか、またはそれから構成され、ここでこのプロテアーゼは、配列番号6の位置369に対応する位置でのアミノ酸置換を含み;好ましくは配列番号6の位置369に対応する位置のグリシンがアスパラギン酸に置換される:G369D。
好ましい実施形態では、本発明の単離合成ポリペプチドは、配列番号15の位置1〜204で示されるプロテアーゼに対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列、好ましくは配列番号15の位置1〜204で示される配列に対して、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%同一であるアミノ酸配列を有するか、含むか、またはそれから構成され、およびその最初のN末端アミノ酸としてメチオニンを含むキシラナーゼである。
本発明はまた、本発明の特異的なプロテアーゼポリペプチドを含む組成物にも関する。好ましくは、本組成物はこのようなポリペプチド中で濃縮される。「濃縮される」という用語は、例えば少なくとも1.1の濃縮係数で本組成物のプロテアーゼ活性が向上していることを示す。
本発明はまた、本発明のポリペプチドを含む発酵ブロス調合物または細胞組成物にも関する。発酵ブロス製品は、さらに、発酵工程に用いる別の成分、例えば、細胞(目的のポリペプチドを生成するのに用いられる本発明のポリペプチドをコードする遺伝子を含有する宿主細胞など)、細胞残屑、バイオマス、発酵培地および/または発酵産物なども含む。一部の実施形態では、組成物は、有機酸、死滅細胞および/または細胞残屑、ならびに培地を含有する細胞死滅全ブロスである。
ピュロコックス・フリオサス(Pyrococcus furiosus)からのプロテアーゼPfuSは、耐熱性のプロテアーゼとして記載されている(Appl.Environ.Microbiol.,56:1992−1998(1990);FEMS Microbiol.Letters,71:17−20(1990);J.Gen.Microbiol.,137:1193−1199(1991))。PfuSプロテアーゼの組み換え発現は、古草菌(Bacillus subtilis)宿主生体で以前に示されているが、発現レベルは非常に低かった(欧州特許出願公開第0994191A1号明細書;宝酒造(日本))。
フォワードプライマー:aaaggagaggataaagaatggcacctgagaagaaa(配列番号3)
リバースプライマー:gcgtttttttattgattaacgcgtttatggtgatgagccaggc(配列番号4)
フォワードプライマー:tcatcgatcgcatcggctgcacctgagaagaaagttg(配列番号9)
リバースプライマー:ccaaggccggttttttatgttttatggtgatgagccaggc(配列番号10)
を使用したことを除き、上記で概説するように、アミノ末端シグナルペプチドを含むPfuSプロテアーゼの発現を行った。
atgaaaaaaccgctggggaaaattgtcgcaagcaccgcactactcatttctgttgcttttagttcatcgatcgcatcggctgcacctagg(配列番号11)、
ここで位置1〜81のヌクレオチドはAprHシグナルをコードし、ヌクレオチド82〜90は、クローン化工程の後に残されたものである)。
1%カゼイン(可溶化脱脂粉乳)を含有する固化したルリア・ベルターニ寒天培地において開けた穴に10μLの熱処理サンプルを添加することによって、未使用の培養ブロス溶液ならびに実施例1からの2個の選択クローンの培養ブロス上清のプロテアーゼ活性を測定した。70℃で18時間インキュベートした後の穴の周辺の透明化ゾーンはタンパク質分解活性を示した。
Suc−AAPF−pNAプロテアーゼ活性アッセイ:
pNA基質:Suc−AAPF−pNA(Bachem L−1400)。
温度:室温(25℃)
アッセイバッファー:100mMコハク酸、100mM HEPES、100mM CHES、100mM CABS、1mM CaCl2、150mM KCl、0.01%Triton X−100、pH9.0。
培養ブロスを遠心分離し(20000×g、2分)、傾けて上清を沈殿物から慎重に除去した。残りのバチルス属(Bacillus)宿主細胞を除去するために、Nalgene0.2μmろ過ユニットに通して上清をろ過した。固形(NH4)2SO4を0.2μmろ液に添加して0.85M最終濃度にし、塩調節ろ液を100mM H3BO3、10mM MES、2mM CaCl2、0.9M(NH4)2SO4、pH6.0中で平衡化したフェニル−セファロースFF(high sub)カラム(GE Healthcareより)に載せた。平衡化バッファーでカラムを洗浄した後、平衡化バッファーと100mM H3BO3、10mM MES、2mM CaCl2、pH6.0+25%(v/v)2−プロパノールとの間で、5カラム体積にわたり、直線的な勾配でプロテアーゼを溶出した。カラムからの分画をプロテアーゼ活性について分析し(pH9でSuc−AAPF−pNAアッセイを使用)、ピーク分画をプールした。フェニル−セファロースFFカラムからのプールをG25セファデックスカラム(GE Healthcareより)上の10mM Tris/HCl、1mM CaCl2、pH9.0に移した。G25ろ液を10mM Tris/HCl、1mM CaCl2、pH9.0で平衡化したQ−セファロースFFカラム(GE Healthcareより)に載せた。平衡化バッファーでカラムを洗浄した後、5カラム体積にわたり同じバッファー中で、直線的なNaCl勾配(0→0.5M)でプロテアーゼを溶出した。カラムからの分画をプロテアーゼ活性について分析し(pH9でSuc−AAPF−pNAアッセイを使用)、活性のある分画をSDS−PAGEによって分析した。クーマシー染色したSDS−PAGEゲル上でバンドが1本だけ見られた分画を精製標品としてプールし、さらなる実験のために使用した。
バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)宿主株は、それぞれ、胞子形成転写因子シグマF、アルカリプロテアーゼ、glu−特異的プロテアーゼ(C−コンポーネント)、チトクロムP450様酵素CypX、レバンスクラーゼ、バチロペプチダーゼF(2個の遺伝子)、2個の細胞外セリンプロテアーゼおよび細胞壁結合プロテアーゼWprAをコードする、spoIIAC、aprL、mprL、cypX、sacB、bprAB、epr、vprおよびwprA遺伝子において欠失があった。そのリボソーム結合部位での突然変異によって、10kDaバックグラウンドタンパク質をコードするforD遺伝子の発現も減少または消失した。さらに、B.リケニホルミス(B.licheniformis)宿主株は、コード遺伝子の不活性化または排除ゆえに、α−アミラーゼ、セルラーゼおよびβ−ガラクトシダーゼを産生することができない。
・JA4182(amyL::xynDt;gntP::xynDt)
・HYGE435(amyL::SPamyL_xynDt;gntP::SPamyL_xynDt;ipsA-;prsA+)
本方法は、発酵サンプル中のキシラナーゼ活性を測定するために使用される。この反応は2ステップで行われる:
1)キシラナーゼが小麦アラビノキシランを加水分解して(pH6.0、37℃)、還元炭水化物を放出させる。
2)405nMで測定可能な比色による読み出しを生じさせる、還元された糖と複合体形成するPAHBAHおよびビスマスを含有するアルカリ試薬(pH>10、37°C)の添加によって本反応を停止させる。発色は、サンプル中に存在するキシラナーゼ活性と比例する。
等量の1%アラビノースと2×MESバッファーとを混合するが、その体積はアッセイ要件に従う。
標準物質の調製:
使用される標準物質は、規定の濃度(下記の測定の場合は4.03mg/mlであった)のキシラナーゼサンプルである。使用前に標準物質を周囲温度にして融解する。標準物質を希釈し、1μg/mlの開始希釈物とする。
1)全培養ブロスサンプルが極度に濃厚で粘性がある場合、900rpmで15分間、鋼鉄製玉軸受け(6mm直径)と共に24ウェルプレートにおいて振盪することによって最初にサンプルを調製する。その後、広口径ピペットを用いてサンプルをロボットバランス(robot balance)に移し、重量を測定して、ACESバッファー中のおよそ10倍の最初の希釈物を得る(実際の重量/最初の希釈をその後、最終的な計算において補正する)。一般的には、この最初のステップは、200μlの培養ブロスを1800μl ACESバッファーに添加することである。サンプルを上清として受け取るかまたは問題なくピペットで採取できる場合、直接的な液体から液体へのピペット採取ステップとして最初の希釈を行う。
2)次に、重量測定したサンプルを3つ組で分配し、96ウェルマイクロタイタープレートのACESバッファー中でのそれらの予想活性に従い、プレート方式で希釈する。それらの予想活性による標準曲線内に入る最終的な2枚の希釈プレートを用いた。
3)上記のように最終的な2枚の希釈プレートのそれぞれにおいて標準曲線を作成する。
4)最終的な2枚の希釈プレートのそれぞれに対して、20μLの各サンプルおよび標準物質を110μLのアラビノース−MES基質バッファーに移し、すぐに混合する(900rpmで30秒間、ロボットオービタル振盪器)。
5)プレートを密封し、密閉インキュベーター中で振盪しながら(600rpm、IKA Schuettler MTS4)、37℃で30分間インキュベートする。
6)65μLのPAHBAHをプレートに添加し、その後、これらを密封し、振盪しながら(600rpm、IKA Schuettler MTS4)37℃でさらに15分間インキュベートする。
7)プレートリーダー上で405nMでの吸光度についてプレートの測定を行い、結果として得られる付随する標準曲線から活性を推定する。
B.リケニホルミス(B.licheniformis)株JA4182およびHYGE435でのフェドバッチ発酵を以下に記載のように実施した。培地は全て、標準的な方法によって滅菌した。特に記載のない限り、水道水を使用した。下記レシピに示す成分濃度は、全て接種前のものである。
SSB5寒天:10g/l ダイズペプトン;スクロース 10g/l;リン酸二水素カリウム 2g/l;リン酸水素二ナトリウム、2H2O 5g/l;ビタミン(チアミン−二塩化物 11,4mg/l;リボフラビン 0,97mg/l;ニコチン酸 7,7mg/l;Dパントテン酸カルシウム 9,5mg/l;ピリドキサル−HCl 1,9mg/l;D−ビオチン 0,37mg/l;葉酸0,97mg/l);微量金属(MnSO4、H2O 9,8mg/l;FeSO4、7H2O 39,25mg/l;CuSO4、5H2O 3,9mg/l;ZnCl2 3,9mg/l);4N NaOHでpH7,3〜7,4に調節した25g/l寒天。
M−9バッファー(調製のために脱イオン水を使用する):リン酸水素二ナトリウム、2H2O 8.8g/l;リン酸二水素カリウム 3g/l;塩化ナトリウム 4g/l;硫酸マグネシウム、7H2O 0.2g/l。
PRK−50:110g/lのひき割りダイズ;リン酸水素二ナトリウム、2H2O 5g/l;滅菌前にNaOH/H3PO4でpH8.0に調節。
トリプトン(Difcoからのカゼイン加水分解物)30g/l;硫酸マグネシウム、7H2O 4g/l;リン酸水素二カリウム 7g/l;リン酸水素二ナトリウム、2H2O 7g/l;硫酸二アンモニウム 4g/l;クエン酸0.78g/l;ビタミン(チアミン−二塩化物34.2mg/l;リボフラビン 2.9mg/l;ニコチン酸23mg/l;D−パントテン酸カルシウム 28.5mg/l;ピリドキサル−HCl 5.7mg/l;D−ビオチン 1.1mg/l;葉酸2.9mg/l);微量金属(MnSO4、H2O 39.2mg/l;FeSO4、7H2O 157mg/l;CuSO4、5H2O 15.6mg/l;ZnCl2 15.6mg/l);消泡剤(SB2121)1.25ml/l;滅菌前にNaOH/H3PO4でpH6.0に調節。
スクロース 708g/l。
初めに、SSB5寒天斜面上で、株を37℃で1日増殖させた。次に、寒天をM−9バッファーで洗浄し、得られた細胞懸濁液の650nmでの光学密度(OD)を測定した。接種材料振盪フラスコ(PRK−50)に、OD(650nm)x ml細胞懸濁液=0.1の接種材料を接種する。振盪フラスコを37℃、300rpmで20時間インキュベートした。
温度制御装置、アンモニア水およびリン酸によるpH制御装置、発酵全体を通して>20%酸素飽和を測定するための溶存酸素電極を備える、標準的な実験室用発酵槽を使用した。
温度:41℃
アンモニア水およびリン酸を用いて、pHを6.8〜7.2に維持した。
制御:6.8(アンモニア水);7.2リン酸
ばっ気:1.5リットル/分/kgブロス重量
攪拌:1350rpm。
0時間。接種後0.05g/分/kgの初期ブロス
8時間。接種後0.156g/分/kgの初期ブロス
終了。接種後0.156g/分/kgの初期ブロス
発酵は3日間実施した。
上清中の相対的キシラナーゼ活性を第3日に決定した:
[1]配列番号8の位置1〜413で示されるプロテアーゼに対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を有する、分泌シグナルを含まないプロテアーゼポリペプチドをコードする単離合成ポリヌクレオチド。
a)プロテアーゼポリペプチドの発現を促進する条件下で実施形態6〜9のいずれか一項で定義されるとおりの宿主細胞を培養するステップ;および任意選択的に、
b)そのプロテアーゼを回収するステップ
を含む方法。
Claims (18)
- 天然では分泌性のポリペプチドを組み換え産生させる方法であって、
a)翻訳的に融合されるシグナルペプチドを含まない、天然では分泌性のポリペプチドをコードする外性ポリヌクレオチドを含む微生物宿主細胞を提供するステップ;
b)ポリペプチドの発現を促進する条件下で前記微生物宿主細胞を培養するステップ、および任意選択的に、
c)前記ポリペプチドを回収するステップ
を含む、方法。 - 前記微生物が原核宿主細胞、好ましくはグラム陽性宿主細胞、より好ましくはバチルス属(Bacillus)宿主細胞であり、最も好ましくは前記宿主細胞が、バチルス・アルカロフィルス(Bacillus alkalophilus)、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バチルス・ブレビス(Bacillus brevis)、バチルス・シルクランス(Bacillus circulans)、バチルス・クラウシイ(Bacillus clausii)、バチルス・コアグランス(Bacillus coagulans)、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、バチルス・ラウツス(Bacillus lautus)、バチルス・レンツス(Bacillus lentus)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、バチルス・ステアロテルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)、古草菌(Bacillus subtilis)およびバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
- 前記ポリペプチドが相同または異種酵素であり、好ましくは前記酵素が、ヒドロラーゼ、イソメラーゼ、リガーゼ、リアーゼ、オキシドレダクターゼまたはトランスフェラーゼからなる群から選択され;より好ましくは前記酵素が、α−ガラクトシダーゼ、α−グルコシダーゼ、アミノペプチダーゼ、アミラーゼ、アスパラギナーゼ、β−ガラクトシダーゼ、β−グルコシダーゼ、β−キシロシダーゼ、カルボヒドラーゼ、カルボキシペプチダーゼ、カタラーゼ、セロビオヒドロラーゼ、セルラーゼ、キチナーゼ、クチナーゼ、シクロデキストリングリコシルトランスフェラーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ、エンドグルカナーゼ、エステラーゼ、緑色蛍光タンパク質、グルカノトランスフェラーゼ、グルコアミラーゼ、インベルターゼ、ラッカーゼ、リパーゼ、マンノシダーゼ、ムタナーゼ、オキシダーゼ、ペクチン分解酵素、ペルオキシダーゼ、フィターゼ、ポリフェノールオキシダーゼ、タンパク質分解酵素、リボヌクレアーゼ、トランスグルタミナーゼまたはキシラナーゼである、請求項1または2に記載の方法。
- 前記ポリペプチドが:
a)配列番号8の位置1〜413で示される配列に対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を含むか、またはそれから構成されるプロテアーゼポリペプチド、または
b)配列番号15の位置1〜204で示される配列に対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を含むか、またはそれから構成されるキシラナーゼポリペプチド
である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。 - 前記ポリペプチドが:
a)配列番号7の位置1〜1569で示される配列に対して少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列;好ましくは配列番号7の位置331〜1569で示される配列に対して少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、またはそれから構成されるポリヌクレオチドによりコードされるプロテアーゼ;または
b)配列番号14の位置1〜612で示される配列に対して少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、またはそれから構成されるポリヌクレオチドによりコードされるキシラナーゼ
である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。 - 翻訳的に融合されるシグナルペプチドを含まない、天然では分泌性のポリペプチドをコードする外性ポリヌクレオチドを含む組み換え微生物宿主細胞。
- 原核宿主細胞、好ましくはグラム陽性宿主細胞、より好ましくはバチルス属(Bacillus)宿主細胞であり、最も好ましくは前記宿主細胞が、バチルス・アルカロフィルス(Bacillus alkalophilus)、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バチルス・ブレビス(Bacillus brevis)、バチルス・シルクランス(Bacillus circulans)、バチルス・クラウシイ(Bacillus clausii)、バチルス・コアグランス(Bacillus coagulans)、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、バチルス・ラウツス(Bacillus lautus)、バチルス・レンツス(Bacillus lentus)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、バチルス・ステアロテルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)、古草菌(Bacillus subtilis)およびバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)からなる群から選択される、請求項6に記載の微生物。
- 前記ポリペプチドが相同または異種酵素であり、好ましくは前記酵素が、ヒドロラーゼ、イソメラーゼ、リガーゼ、リアーゼ、オキシドレダクターゼまたはトランスフェラーゼからなる群から選択され;より好ましくは前記酵素が、α−ガラクトシダーゼ、α−グルコシダーゼ、アミノペプチダーゼ、アミラーゼ、アスパラギナーゼ、β−ガラクトシダーゼ、β−グルコシダーゼ、β−キシロシダーゼ、カルボヒドラーゼ、カルボキシペプチダーゼ、カタラーゼ、セロビオヒドロラーゼ、セルラーゼ、キチナーゼ、クチナーゼ、シクロデキストリングリコシルトランスフェラーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ、エンドグルカナーゼ、エステラーゼ、緑色蛍光タンパク質、グルカノトランスフェラーゼ、グルコアミラーゼ、インベルターゼ、ラッカーゼ、リパーゼ、マンノシダーゼ、ムタナーゼ、オキシダーゼ、ペクチン分解酵素、ペルオキシダーゼ、フィターゼ、ポリフェノールオキシダーゼ、タンパク質分解酵素、リボヌクレアーゼ、トランスグルタミナーゼまたはキシラナーゼである、請求項6または7に記載の微生物。
- 前記ポリペプチドが、
a)配列番号8の位置1〜413で示される配列に対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を含むか、またはそれから構成されるプロテアーゼポリペプチド;または
b)配列番号15の位置1〜204で示される配列に対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を含むか、またはそれから構成されるキシラナーゼポリペプチド
である、請求項6〜8のいずれか一項に記載の微生物。 - 前記ポリペプチドが:
a)配列番号7の位置1〜1569で示される配列に対して少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列;好ましくは配列番号7の位置331〜1569で示される配列に対して少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、またはそれから構成されるポリヌクレオチドによりコードされるプロテアーゼ、または
b)配列番号14の位置1〜612で示される配列に対して少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、またはそれから構成されるポリヌクレオチドによりコードされるキシラナーゼ
である、請求項6〜9のいずれか一項に記載の微生物。 - 配列番号8の位置1〜413で示される配列に対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を有するプロテアーゼ;または配列番号15の位置1〜204で示される配列に対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を有するキシラナーゼである、翻訳的に融合されるシグナルペプチドを含まない、天然では分泌性のポリペプチドをコードする単離合成ポリヌクレオチド。
- 前記コードされるポリペプチドが、配列番号8の位置1〜413で示される配列に対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を含むか、またはそれから構成されるプロテアーゼ;または配列番号15の位置1〜204で示される配列に対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を含むか、またはそれから構成されるキシラナーゼである、請求項11に記載のポリヌクレオチド。
- 配列番号7の位置1〜1569で示される配列に対して少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列;配列番号7の位置331〜1569で示される配列に対して少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列;または配列番号14の位置1〜612で示される配列に対して少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を有する、請求項11または12に記載のポリヌクレオチド。
- 配列番号7の位置1〜1569で示される配列に対して少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列;配列番号7の位置331〜1569で示される配列に対して少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列;または配列番号14の位置1〜612で示される配列に対して少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、またはそれから構成される、請求項11〜13のいずれか一項に記載のポリヌクレオチド。
- 請求項11〜14のいずれか一項に記載のポリヌクレオチドであって、選択宿主細胞でのその発現をもたらす制御配列に作動可能にリンクされるポリヌクレオチドを含む、核酸コンストラクトまたは発現ベクター。
- a)配列番号6の位置1〜413で示されるプロテアーゼに対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を有するか、含むか、またはそれから構成され、配列番号6の位置369に対応する位置でのアミノ酸置換を含み;好ましくは配列番号6の位置369に対応する位置のグリシンがアスパラギン酸に置換される:G369D、プロテアーゼ;または
b)配列番号15の位置1〜204で示されるプロテアーゼに対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を有するか、含むか、またはそれから構成され、およびその最初のN末端アミノ酸としてメチオニンを含む、キシラナーゼ
である、単離合成ポリペプチド。 - a)配列番号8の位置1〜413で示されるアミノ酸配列を有するか、または前記アミノ酸配列を含むか、もしくはそれから構成されるプロテアーゼ;または
b)配列番号15の位置1〜204で示されるアミノ酸配列を有するか、または前記アミノ酸配列を含むか、もしくはそれから構成され、およびその最初のN末端アミノ酸としてメチオニンを含む、キシラナーゼ
である単離合成ポリペプチド。 - 請求項16または17に記載のプロテアーゼポリペプチドを含む組成物。
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