JP2016521508A - Shvcにおいて再サンプリングプロセスを条件付きで呼び出すこと - Google Patents
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Abstract
Description
いわゆる“スマートフォン”と、ビデオ遠隔会議装置と、映像ストリーミングデバイスと、等、を含む。デジタル映像デバイスは、映像コーディング技法、例えば、MPEG−2、MPEG−4、ITU−T H.263、ITU−T H.264/MPEG−4、Part10、アドバンストビデオコーディング(Advanced Video Coding(AVC))によって定義される規格、現在策定中の高効率映像コーディング(High Efficiency Video Coding(HEVC)規格、及び該規格の拡張版において説明されるそれらを実装する。映像デバイスは、該映像コーディング技法を実装することによってデジタル映像情報をより効率的に送信、受信、符号化、復号、及び/又は格納することができる。
映像コーディング
[0020]映像コーディング規格は、ITU−T H.261と、ISO/IEC MPEG−1 Visualと、ITU−T H.262又はISO/IEC MPEG−2 Visualと、ITU H.263と、ISO/IEC MPEG−4 Visualと、ITU−T H.264(ISO/IEC MPEG−4 AVCとも呼ばれる)と、を含み、そのスケーラブル映像コーディング(SVC)と、マルチビュー映像コーディング(MVC)と、マルチビューコーディングプラス深度(MVC+D)拡張と、を含む。以後HEVC WD10と呼ばれる最新のHEVCドラフト仕様が、http://phenix.int-evry.fr/jct/doc_end_user/deocuments/12_Geneva/wg11/JCTVC-L1003-v34.zipから入手可能である。HEVCのマルチビュー拡張、すなわち、MV−HEVC、もJCT−3Vによって現在開発中である。MV−HEVCの最近のワーキングドラフト(WD)、以後 WD3、が、http://phenix.it-sudaparis.eu/jct2/doc_end_user/deocuments/3_Geneva/wg11/JCT3V-C1004-v4.zipから入手可能である。HEVCのスケーラブル拡張版、すなわち、SHVC、もJCT−VCによって開発中である。SHVCの最近のワーキングドラフト(WD)、以後SHVC WD1、が、http://phenix.int-evry.fr/jct/doc_end_user/deocuments/12_Geneva/wg11/JCTVC-L1008-v1.zipから入手可能である。
総論
[0024]高レベル構文専用SHVC(High−Level Syntax Only SHVC)では、構文の変更は、スライス以上のレベルでしか許容されない。例えば、SHVC高レベル構文設計は、基準層(例えば、現在のピクチャのピクチャオーダーカウント(POC)と同じそれを有する基準層ピクチャ)からの共配置された再構築されたピクチャ(必要な場合は再サンプリングされる)は、現在の拡張層ピクチャをコーディングするときに層間基準ピクチャとして使用することができるようにすることが提案されている。これは、低レベルのコーディングプロセスの変更なしで層間予測を行うのを可能にすることができる。従って、ブロックレベルの再サンプリングは利用できないため、異なる層からの基準ピクチャ全体をアップサンプリング又は再サンプリングする必要がある。他の層からの基準ピクチャは、“層間基準ピクチャ”と呼ぶことができる。層間予測では、現在のピクチャの予測は、層間基準ピクチャに基づいて生成することができる。しかしながら、現在のピクチャに関する予測を生成する際には層間基準ピクチャの一部分又は領域のみを使用することができる。その領域は、層間基準ピクチャのアップサンプリング又は再サンプリングされたバージョンの点で定義することができる。例えば、SHVCは、スケーリングされた基準層オフセットを使用することができ、それらは、現在のピクチャに対する、予測の際に使用されるアップサンプリングされた又は再サンプリングされた層間基準ピクチャの領域を示すオフセットであることができる。以下において、スケーリングされた基準層オフセットがより詳細に説明される。
映像コーディングシステム
[0029]図1は、本開示において説明される態様による技法を利用することができる映像コーディングシステム例10を示したブロック図である。ここで使用及び説明される場合において、用語“映像コーダ”は、概して、映像符号器及び映像復号器の両方を意味する。本開示では、用語“映像コーディング”又は“コーディング”は、概して、映像符号化及び映像復号を意味することができる。
映像符号器
[0058]図2Aは、本開示の態様による技法を実装することができる映像符号器の例を示したブロック図である。映像符号器20は、例えば、HEVCに関して、映像ビットストリームの単層を処理するように構成することができる。さらに、映像符号器20は、本開示の技法のうちのいずれか又は全部を実行するように構成することができ、上において及び図4乃至6に関して以下においてより詳細に説明される層間予測シグナリング及び関連するプロセスを実行する方法を含み、ただし、それらの方法に限定されない。一例として、層間予測ユニット66(提供されているとき)は、本開示において説明される技法のうちのいずれか又は全部を実行するように構成することができる。しかしながら、本開示の態様は、そのようには限定されない。幾つかの例においては、本開示において説明される技法は、映像符号器20の様々なコンポーネントの間で共有することができる。幾つかの例では、さらに加えて又は代替として、プロセッサ(示されていない)は、本開示において説明される技法のうちのいずれか又は全部を実行するように構成することができる。
多層映像符号器
[0077]図2Bは、本開示の態様による技法を実装することができる多層映像符号器21の例を示したブロック図である。映像符号器21は、例えば、SHVC及びマルチビューコーディングに関して、多層映像フレームを処理するように構成することができる。さらに、映像符号器21は、本開示の技法のうちのいずれか又は全部を実行するように構成することができる。
映像復号器
[0084]図3Aは、本開示において説明される態様による技法を実装することができる映像復号器の例を示したブロック図である。映像復号器30は、例えば、HEVCに関して、映像ビットストリームの単層を処理するように構成することができる。さらに、映像復号器30は、本開示の技法のうちのいずれか又は全部を実行するように構成することができ、上において及び図4乃至6に関してさらに詳細に説明される再サンプリングプロセス及び関連するプロセスを条件付きで呼び出す方法を含み、ただしそれらの方法に限定されない。一例として、層間予測ユニット75は、本開示において説明される技法のうちのいずれか又は全部を実行するように構成することができる。しかしながら、本開示の態様は、そのようには限定されない。幾つかの例においては、本開示において説明される技法は、映像復号器30の様々なコンポーネント間で共有することができる。幾つかの例においては、追加で又は代替として、プロセッサ(示されていない)は、本開示において説明される技法のうちのいずれか又は全部を実行するように構成することができる。
多層復号器
[0094]図3Bは、本開示において説明される態様による技法を実装することができる多層映像復号器31の例を示したブロック図である。映像復号器31は、例えば、SHVC又はマルチビューコーディングに関する多層映像フレームを処理するように構成することができる。さらに、映像復号器31は、本開示のいずれかの又はすべての技法を実行するように構成することができる。
ピクチャアスペクト比(PAR)及びピクチャサンプルアスペクト比(PSAR)
[00100]図4は、基準層と拡張層との間でのピクチャアスペクト比スケーラビリティの例の概念図である。幾つかの実施形態においては、ピクチャアスペクト比(PAR)は、ピクチャの幅:高さ比であり、幅及び高さは、同じ長さ(空間測定)単位で測定される。ピクチャアスペクト比は、X:Yとして表すことができ、ここで、Xは、水平の幅であり、Yは、垂直の高さ(空間距離の任意の単位)である。幾つかの実施形態においては、ピクチャサンプルアスペクト比(PSAR)は、ピクチャ内のルマサンプル配列の列間の水平距離と行間の垂直距離との間の比である。ピクチャサンプルアスペクト比は、h:vとして表すことができ、ここで、hは、水平な幅であり、vは、垂直の高さ(空間距離の任意の単位)である。図4は、PSARが基準層と拡張層との間で同じであり、基準層が拡張層のクロッピングされたバージョンである例を示す。特に、示されるように、基準層410は、水平な幅412と垂直な高さ414とを備えることができる。例えば、水平な幅412は、853ピクセルであることができ、垂直な高さ414は、480ピクセルであることができる。拡張層420は、水平な幅422と垂直な高さ424とを備えることができる。例えば、水平な幅422は、1280ピクセルであることができ、垂直な高さ424は、720ピクセルであることができる。この図では、拡張層420の空間解像度は、1280×720であり、基準層410の空間解像度は、853×480(WVGA)である。基準層410及び拡張層420の両方とも1のPSARを有する。この例においては、基準層410及び拡張層420の両方とも16:9のPARを有する。
HEVC/SHVC
[00102]SHVCでは、層間予測のために使用されるべきアップサンプリングされた基本層ピクチャの領域は、シーケンスパラメータセット、VPS、又はスライスヘッダでも定義することができる。該領域を定義する及び/又はシグナリングすることに関連するさらなる詳細を、米国仮特許出願第61/773,102号(出願日:2013年3月5日)、及び、米国特許出願第14/194,159号(出願日:2014年2月28日)において見つけることができ、それらの各々は、ここにおける引用によってその全体がここに組み入れられている。次は、SHVCワーキングドラフトにおいてシグナリングされる構文の例である。
高レベル構文(HLS)変更専用SHVC
[00103]SHVCにおける層間予測をサポートするために、基準層ピクチャ(必要なときに再サンプリングされる)は、基準ピクチャとして拡張層の現在のピクチャの基準ピクチャリストに入れることができる。空間的スケーラビリティの場合は、再構築された基本層ピクチャは、拡張層ピクチャサイズにマッチングさせるためにアップサンプリングすることが必要になる。再サンプリングプロセスは、例えば、上述される米国仮特許出願第61/773,102号(出願日:2013年3月5日)、及び、米国特許出願第14/194,159号(出願日:2014年2月28日)において記述されるアップサンプリングプロセス及びパディング及び/又はクロッピングプロセスを含むことができる。
SHVCにおいて再サンプリングプロセスを条件付きで呼び出すこと
[00104]SHVCでは、基準層ピクチャ(例えば、再構築された基準層ピクチャ)が現在のピクチャの基準ピクチャリストにおける基準ピクチャとして加えられるときには、現在のピクチャと同じサイズを有する層間基準ピクチャを生成するために再構築された基準層ピクチャに関して再サンプリングプロセス(例えば、アップサンプリング又はダウンサンプリング)を行うことができる。再サンプリングプロセスが必要でない場合は(例えば、再構築された基準層ピクチャが現在のピクチャと同じサイズである、等である場合は)、再構築された基準層ピクチャは、現在のピクチャの基準ピクチャリストに直接加えることができる。そうでない場合は、再サンプリングされたプロセスは、現在のピクチャの基準ピクチャリストに加えられるべき新しい層間基準ピクチャを生成するために呼び出される。
空間的スケーラビリティのサポート
[00109]層間基準ピクチャに関する再サンプリングプロセスを呼び出すための条件を定義する際には以下の変数を使用することができる。幾つかの実施形態により、それらの変数は、次のように定義することができる。
−ScaledRefLayerPicHeightInSamplesL=PicHeightInSamplesL−ScaledRefLayerTopOffset−ScaledRefLayerBottomOffset
ScaledRefLayerLeftOffset624a、ScaledRefLayerTopOffset624b、ScaledRefLayerRightOffset624c、及びScaledRefLayerBottomOffset624dは、上記のように、scaled_ref_layer_left_offset、scaled_ref_layer_top_offset、scaled_ref_layer_right_offset、及びscaled_ref_layer_bottom_offsetに対応することができる。
−再サンプリングプロセスは実行されず、例えば、再構築された基準層ピクチャは、現在のピクチャの基準ピクチャリストに直接加えられる。
−再サンプリングプロセスは実行されず、例えば、再構築された基準層ピクチャは、現在のピクチャの基準ピクチャリストに直接加えられる。
追加のスケーラビリティタイプのサポート
[00115]上記のように、再サンプリングプロセスは、現在のピクチャと同じピクチャフォーマットを有する層間基準ピクチャを生成するために使用される。上述される空間的スケーラビリティの事例の場合は、空間解像度のみが考慮される。しかしながら、一般的なピクチャフォーマット情報は、より多くの情報、例えば、ピクチャサンプルのビット深度及びクロマカラーフォーマット、を含む。従って、現在のピクチャの該情報が基準層ピクチャの該情報と異なるときにはある一定の種類の再サンプリングプロセスを呼び出す必要がある。例えば、基準層のサンプル値は8ビットのデータによって表すことができ、その結果、0乃至255の値の範囲になる。拡張層のサンプル値は、10ビットのデータによって表すことができ、その結果、0乃至1023の値の範囲になる。他の例として、基準層ピクチャは、YUV420のクロマカラーフォーマットを有することができ、拡張層は、YUV444のクロマカラーフォーマットを有することができる。これらの例においては、基準層と拡張層との間でのビット深度及び/又はクロマカラーフォーマットの違いに基づき、SHVCにおけるビット深度スケーラビリティ及びクロマカラーフォーマットスケーラビリティをサポートするために再サンプリングプロセスが必要になる。
−再サンプリングプロセスは実行されず、例えば、再構築された基準層ピクチャは、現在のピクチャの基準ピクチャリストに直接加えられる。
層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定する方法
[00120]図7は、本開示の態様による、層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するための方法例を示したフローチャートである。プロセス700は、実施形態に依存して、符号器(例えば、図2A、図2B、等において示される符号器)、復号器(例えば、図3A、図3B、等において示される復号器)、又はその他のいずれかのコンポーネントによって実行することができる。プロセス700のブロックは、図3Bの復号器31に関して説明されているが、プロセス700は、上述されるように、その他のコンポーネント、例えば、符号器、によって実行することができる。復号器31の層1映像復号器30B及び/又は復号器31の層0復号器30Aは、実施形態に依存して、プロセス700を実行することができる。図7に関して説明されるすべての実施形態は、別々に、又は互いに組み合わせて実装することができる。上において、プロセス700に関連する幾つかの詳細が例えば図6に関して説明される。
すべての条件が真である場合は、復号器31は、層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきではないと決定する。それらの条件のうちの少なくとも1つが真でない場合は、復号器31は、層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきであると決定する。復号器31は、層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきであるかどうかを決定するために上記の条件を点検する。現在のピクチャの幅、現在のピクチャの高さ、層間基準ピクチャの幅、及び層間基準ピクチャの高さは、ルマサンプルの単位で定義することができる。
すべての条件が真である場合は、復号器31は、層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきではないと決定する。それらの条件のうちの少なくとも1つが真でない場合は、復号器31は、層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきであると決定する。復号器31は、層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきであるかどうかを決定するために上記の条件を点検する。現在のピクチャの幅、現在のピクチャの高さ、層間基準ピクチャの幅、層間基準ピクチャの高さ、層間基準ピクチャの再サンプリングされたバージョンの幅、及び層間基準ピクチャの再サンプリングされたバージョンの高さは、ルマサンプルの単位で定義することができる。
すべての条件が真である場合は、復号器31は、層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきではないと決定する。それらの条件のうちの少なくとも1つが真でない場合は、復号器31は、層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきであると決定する。復号器31は、層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきであるかどうかを決定するために上記の条件を点検する。現在のピクチャの幅、現在のピクチャの高さ、層間基準ピクチャの幅、及び層間基準ピクチャの高さは、ルマサンプルの単位で定義することができる。
動きマッピングプロセス
[00133]上述されるように、基本層及び拡張層のピクチャフォーマット情報が異なるときには再サンプリングプロセスが呼び出される。再サンプリングが呼び出されないときには、基準層の再構築されたピクチャは、層間基準ピクチャとして直接使用される。しかしながら、基準層ピクチャ及び現在の拡張層のピクチャフォーマット情報が同一であるときでも、再構築された基準層ピクチャが拡張層のための基準ピクチャとして直接使用される場合は依然として問題が存在する可能性がある。この理由は、基準層ピクチャ及び拡張層ピクチャのコーディングツリーブロック(CTB)サイズが異なり、さらに、基準層ピクチャ内に複数のスライスが存在するときには、層間基準ピクチャのスライス分割が拡張層CTB境界を横断することがあるためである。これは、再構築された基準層ピクチャが、層間基準ピクチャをイネーブルにするために時間的動きベクトル予測子(TMVP)の誘導のための共配置されたピクチャとして使用されるときに問題を導入する可能性がある。
用語説明
[00139]上記の開示は特定の実施形態について説明している一方で、数多くの変形が可能である。例えば、上記のように、上の技法は、3D映像コーディングに適用することができる。3D映像の幾つかの実施形態においては、基準層(例えば、基本層)は、映像の第1のビューを表示する上で十分な映像情報を含み、拡張層は、基準層に関する追加の映像情報を含み、従って、基準層及び拡張層は、ひとつとして、映像の第2のビューを表示する上で十分な映像情報を含む。これらの2つのビューは、立体画像を生成するために使用することができる。上述されるように、基準層からの動き情報は、本開示の態様により、拡張層内の映像ユニットを符号化又は復号するときに追加の暗黙の仮説を識別するために使用することができる。これは、3D映像ビットストリームに関してより高いコーディング効率を提供することができる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
映像情報をコーディングするための装置であって、
コーディングされるべき現在のピクチャに関する層間基準ピクチャに関連する映像情報を格納するように構成されたメモリと、
前記メモリに動作可能な形で結合され、
前記層間基準ピクチャの再サンプリングされたバージョンのある領域を定義するように構成される複数の層間基準オフセットに関連する情報を受信するように構成され、ここにおいて、前記領域は、前記現在のピクチャの予測を生成するために使用され、及び、前記複数の層間基準オフセットは、現在のピクチャに関して各々指定される左オフセットと、上オフセットと、右オフセットと、下オフセットと、を含み、
前記複数の層間基準オフセットに少なくとも部分的に基づいて前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するように構成され、及び
前記層間基準ピクチャを再サンプリングすると決定したことに応答して、前記層間基準ピクチャを再サンプリングするように構成されたプロセッサと、を備える、装置。
[C2]
前記左オフセットは、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの左上ルマサンプルと前記現在のピクチャの左上ルマサンプルとの間の水平オフセットであり、
前記上オフセットは、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの左上ルマサンプルと前記現在のピクチャの前記左上ルマサンプルとの間の垂直オフセットであり、
前記右オフセットは、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの右下ルマサンプルと前記現在のピクチャの右下ルマサンプルとの間の水平オフセットであり、及び
前記下オフセットは、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記右下ルマサンプルと前記現在のピクチャの前記右下ルマサンプルとの間の垂直オフセットであり、
各オフセットは、ルマサンプルの単位で定義されるC1に記載の装置。
[C3]
前記プロセッサは、
前記現在のピクチャの幅及び前記層間基準ピクチャの幅が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するように構成されるC1に記載の装置。
[C4]
前記プロセッサは、前記条件がすべて真であるときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきでないと決定するように構成されるC3に記載の装置。
[C5]
前記プロセッサは、前記条件のうちの少なくとも1つが真でないときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきであると決定するように構成されるC3に記載の装置。
[C6]
前記プロセッサは、
前記層間基準ピクチャの幅及び前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの幅が等しいかどうかと、
前記層間基準ピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するように構成され、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記幅は、前記現在のピクチャの前記幅から前記左オフセット及び前記右オフセットを減じることによって入手され、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記高さは、前記現在のピクチャの前記高さから前記上オフセット及び前記下オフセットを減じることによって入手されるC1に記載の装置。
[C7]
前記プロセッサは、前記条件がすべて真であるときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきでないと決定するように構成されるC6に記載の装置。
[C8]
前記プロセッサは、前記条件のうちの少なくとも1つが真でないときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきであると決定するように構成されるC6に記載の装置。
[C9]
前記プロセッサは、前記複数の層間基準オフセット及び前記層間基準ピクチャのピクチャフォーマットに基づいて前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するようにさらに構成され、前記ピクチャフォーマットは、空間解像度、クロマフォーマット、又はビット深度のうちの1つ以上を含むC1に記載の装置。
[C10]
前記プロセッサは、
前記現在のピクチャの幅及び層間基準ピクチャの幅が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのルマコンポーネントのビット深度及び前記層間基準ピクチャのルマコンポーネントのビット深度が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのクロマコンポーネントのビット深度及び前記層間基準ピクチャのクロマコンポーネントのビット深度が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのクロマフォーマット及び前記層間基準ピクチャのクロマフォーマットが等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するように構成されるC1に記載の装置。
[C11]
前記プロセッサは、前記条件がすべて真であるときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきでないと決定するように構成されるC10に記載の装置。
[C12]
前記プロセッサは、前記条件のうちの少なくとも1つが真でないときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきであると決定するように構成されるC10に記載の装置。
[C13]
前記プロセッサは、前記層間基準ピクチャをアップサンプリング、ダウンサンプリング、ビットシフト、クロッピング、又はパディングすることのうちの1つ以上を行うことによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングするように構成されるC1に記載の装置。
[C14]
前記プロセッサは、前記再サンプリングされた層間基準ピクチャを前記現在のピクチャの基準ピクチャリストに加えるようにさらに構成されるC1に記載の装置。
[C15]
前記プロセッサは、前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきではないと決定されたことに応答して、前記層間基準ピクチャを再サンプリングせずに前記層間基準ピクチャを前記現在のピクチャの基準ピクチャリストに加えるようにさらに構成されるC1に記載の装置。
[C16]
前記装置は、デスクトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、セットトップボックス、電話ハンドセット、スマートフォン、スマートパッド、テレビ、カメラ、表示装置、デジタルメディアプレーヤー、ビデオゲームコンソール、及び映像ストリーミングデバイスのうちの1つ以上から成るグループから選択されるC1に記載の装置。
[C17]
映像情報をコーディングする方法であって、
コーディングされるべき現在のピクチャに関する層間基準ピクチャに関連する映像情報を格納することと、
前記層間基準ピクチャの再サンプリングされたバージョンのある領域を定義するように構成される複数の層間基準オフセットに関連する情報を受信することであって、前記領域は、前記現在のピクチャの予測を生成するために使用され、及び、前記複数の層間基準オフセットは、前記現在のピクチャに関して各々指定される左オフセットと、上オフセットと、右オフセットと、下オフセットと、を含むことと、
前記複数の層間基準オフセットに少なくとも部分的に基づいて前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定することと、
前記層間基準ピクチャを再サンプリングすると決定したことに応答して、前記層間基準ピクチャを再サンプリングすることと、を備える、方法。
[C18]
前記左オフセットは、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの左上ルマサンプルと前記現在のピクチャの左上ルマサンプルとの間の水平オフセットであり、
前記上オフセットは、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記左上ルマサンプルと前記現在のピクチャの前記左上ルマサンプルとの間の垂直オフセットであり、
前記右オフセットは、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの右下ルマサンプルと前記現在のピクチャの右下ルマサンプルとの間の水平オフセットであり、及び
前記下オフセットは、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記右下ルマサンプルと前記現在のピクチャの前記右下ルマサンプルとの間の垂直オフセットであり、
各オフセットは、ルマサンプルの単位で定義されるC17に記載の方法。
[C19]
前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを前記決定することは、
前記現在のピクチャの幅及び前記層間基準ピクチャの幅が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、を含む条件を決定することを備えるC17に記載の方法。
[C20]
前記条件がすべて真であるときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきでないと決定されるC19に記載の方法。
[C21]
前記条件のうちの少なくとも1つが真でないときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきであると決定されるC19に記載の方法。
[C22]
前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを前記決定することは、
層間基準ピクチャの幅及び前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの幅が等しいかどうかと、
前記層間基準ピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、を含む条件を決定することを備え、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記幅は、前記現在のピクチャの前記幅から前記左オフセット及び前記右オフセットを減じることによって入手され、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記高さは、前記現在のピクチャの前記高さから前記上オフセット及び前記下オフセットを減じることによって入手されるC17に記載の方法。
[C23]
前記条件がすべて真であるときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきでないと決定されるC22に記載の方法。
[C24]
前記条件のうちの少なくとも1つが真でないときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきであると決定されるC22に記載の方法。
[C25]
前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを前記決定することは、前記複数の層間基準オフセット及び前記層間基準ピクチャのピクチャフォーマットに基づき、前記ピクチャフォーマットは、空間解像度、クロマフォーマット、又はビット深度のうちの1つ以上を含むC17に記載の方法。
[C26]
前記プロセッサは、
前記現在のピクチャの幅及び層間基準ピクチャの幅が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのルマコンポーネントのビット深度及び前記層間基準ピクチャのルマコンポーネントのビット深度が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのクロマコンポーネントのビット深度及び前記層間基準ピクチャのクロマコンポーネントのビット深度が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのクロマフォーマット及び前記層間基準ピクチャのクロマフォーマットが等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかに関する決定を行うように構成されるC17に記載の方法。
[C27]
前記条件がすべて真であるときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきでないと決定されるC26に記載の方法。
[C28]
前記条件のうちの少なくとも1つが真でないときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきであると決定されるC26に記載の方法。
[C29]
前記プロセッサは、前記層間基準ピクチャをアップサンプリング、ダウンサンプリング、ビットシフト、クロッピング、又はパディングすることのうちの1つ以上を行うことによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングするように構成されるC17に記載の方法。
[C30]
非一時的なコンピュータによって読み取り可能な媒体であって、コンピュータハードウェアを備えるプロセッサで実行されたときに、
コーディングされるべき現在のピクチャに関する層間基準ピクチャに関連する映像情報を格納することを前記プロセッサに行わせる命令と、
前記層間基準ピクチャの再サンプリングされたバージョンのある領域を定義するように構成される複数の層間基準オフセットに関連する情報を受信することを前記プロセッサに行わせる命令であって、前記領域は、前記現在のピクチャの予測を生成するために使用され、及び、前記複数の層間基準オフセットは、前記現在のピクチャに関して各々指定される左オフセットと、上オフセットと、右オフセットと、下オフセットと、を含む命令と、
前記複数の層間基準オフセットに少なくとも部分的に基づいて前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定することを前記プロセッサに行わせる命令と、
前記層間基準ピクチャを再サンプリングすると決定したことに応答して、前記層間基準ピクチャを再サンプリングすることを前記プロセッサに行わせる命令と、を備える、非一時的なコンピュータによって読み取り可能な媒体。
[C31]
前記現在のピクチャの幅及び前記層間基準ピクチャの幅が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定することを前記プロセッサに行わせる命令をさらに備えるC30に記載のコンピュータによって読み取り可能な媒体。
[C32]
前記層間基準ピクチャの幅及び前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの幅が等しいかどうかと、
前記層間基準ピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定することを前記プロセッサに行わせる命令をさらに備え、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記幅は、前記現在のピクチャの前記幅から前記左オフセット及び前記右オフセットを減じることによって入手され、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記高さは、前記現在のピクチャの前記高さから前記上オフセット及び前記下オフセットを減じることによって入手されるC30に記載のコンピュータによって読み取り可能な媒体。
[C33]
前記現在のピクチャの幅及び層間基準ピクチャの幅が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのルマコンポーネントのビット深度及び前記層間基準ピクチャのルマコンポーネントのビット深度が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのクロマコンポーネントのビット深度及び前記層間基準ピクチャのクロマコンポーネントのビット深度が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのクロマフォーマット及び前記層間基準ピクチャのクロマフォーマットが等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定することを前記プロセッサに行わせる命令をさらに備えるC30に記載のコンピュータによって読み取り可能な媒体。
[C34]
映像情報をコーディングするための装置であって、
コーディングされるべき現在のピクチャに関する層間基準ピクチャに関連する映像情報を格納するための手段と、
前記層間基準ピクチャの再サンプリングされたバージョンのある領域を定義するように構成される複数の層間基準オフセットに関連する情報を受信するための手段であって、前記領域は、前記現在のピクチャの予測を生成するために使用され、及び、前記複数の層間基準オフセットは、前記現在のピクチャに関して各々指定される左オフセットと、上オフセットと、右オフセットと、下オフセットと、を含む手段と、
前記複数の層間基準オフセットに少なくとも部分的に基づいて前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するための手段であって、前記層間基準ピクチャを再サンプリングすると決定したことに応答して、前記層間基準ピクチャを再サンプリングするように構成され手段と、を備える、装置。
[C35]
前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するための前記手段は、
前記現在のピクチャの幅及び前記層間基準ピクチャの幅が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するように構成されるC34に記載の装置。
[C36]
前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するための前記手段は、
前記層間基準ピクチャの幅及び前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの幅が等しいかどうかと、
前記層間基準ピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するように構成され、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記幅は、前記現在のピクチャの前記幅から前記左オフセット及び前記右オフセットを減じることによって入手され、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記高さは、前記現在のピクチャの前記高さから前記上オフセット及び前記下オフセットを減じることによって入手されるC34に記載の装置。
[C37]
前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するための前記手段は、
前記現在のピクチャの幅及び層間基準ピクチャの幅が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのルマコンポーネントのビット深度及び前記層間基準ピクチャのルマコンポーネントのビット深度が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのクロマコンポーネントのビット深度及び前記層間基準ピクチャのクロマコンポーネントのビット深度が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのクロマフォーマット及び前記層間基準ピクチャのクロマフォーマットが等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するように構成されるC34に記載の装置。
Claims (37)
- 映像情報をコーディングするための装置であって、
コーディングされるべき現在のピクチャに関する層間基準ピクチャに関連する映像情報を格納するように構成されたメモリと、
前記メモリに動作可能な形で結合され、
前記層間基準ピクチャの再サンプリングされたバージョンのある領域を定義するように構成される複数の層間基準オフセットに関連する情報を受信するように構成され、ここにおいて、前記領域は、前記現在のピクチャの予測を生成するために使用され、及び、前記複数の層間基準オフセットは、現在のピクチャに関して各々指定される左オフセットと、上オフセットと、右オフセットと、下オフセットと、を含み、
前記複数の層間基準オフセットに少なくとも部分的に基づいて前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するように構成され、及び
前記層間基準ピクチャを再サンプリングすると決定したことに応答して、前記層間基準ピクチャを再サンプリングするように構成されたプロセッサと、を備える、装置。 - 前記左オフセットは、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの左上ルマサンプルと前記現在のピクチャの左上ルマサンプルとの間の水平オフセットであり、
前記上オフセットは、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの左上ルマサンプルと前記現在のピクチャの前記左上ルマサンプルとの間の垂直オフセットであり、
前記右オフセットは、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの右下ルマサンプルと前記現在のピクチャの右下ルマサンプルとの間の水平オフセットであり、及び
前記下オフセットは、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記右下ルマサンプルと前記現在のピクチャの前記右下ルマサンプルとの間の垂直オフセットであり、
各オフセットは、ルマサンプルの単位で定義される請求項1に記載の装置。 - 前記プロセッサは、
前記現在のピクチャの幅及び前記層間基準ピクチャの幅が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するように構成される請求項1に記載の装置。 - 前記プロセッサは、前記条件がすべて真であるときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきでないと決定するように構成される請求項3に記載の装置。
- 前記プロセッサは、前記条件のうちの少なくとも1つが真でないときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきであると決定するように構成される請求項3に記載の装置。
- 前記プロセッサは、
前記層間基準ピクチャの幅及び前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの幅が等しいかどうかと、
前記層間基準ピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するように構成され、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記幅は、前記現在のピクチャの前記幅から前記左オフセット及び前記右オフセットを減じることによって入手され、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記高さは、前記現在のピクチャの前記高さから前記上オフセット及び前記下オフセットを減じることによって入手される請求項1に記載の装置。 - 前記プロセッサは、前記条件がすべて真であるときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきでないと決定するように構成される請求項6に記載の装置。
- 前記プロセッサは、前記条件のうちの少なくとも1つが真でないときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきであると決定するように構成される請求項6に記載の装置。
- 前記プロセッサは、前記複数の層間基準オフセット及び前記層間基準ピクチャのピクチャフォーマットに基づいて前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するようにさらに構成され、前記ピクチャフォーマットは、空間解像度、クロマフォーマット、又はビット深度のうちの1つ以上を含む請求項1に記載の装置。
- 前記プロセッサは、
前記現在のピクチャの幅及び層間基準ピクチャの幅が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのルマコンポーネントのビット深度及び前記層間基準ピクチャのルマコンポーネントのビット深度が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのクロマコンポーネントのビット深度及び前記層間基準ピクチャのクロマコンポーネントのビット深度が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのクロマフォーマット及び前記層間基準ピクチャのクロマフォーマットが等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するように構成される請求項1に記載の装置。 - 前記プロセッサは、前記条件がすべて真であるときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきでないと決定するように構成される請求項10に記載の装置。
- 前記プロセッサは、前記条件のうちの少なくとも1つが真でないときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきであると決定するように構成される請求項10に記載の装置。
- 前記プロセッサは、前記層間基準ピクチャをアップサンプリング、ダウンサンプリング、ビットシフト、クロッピング、又はパディングすることのうちの1つ以上を行うことによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングするように構成される請求項1に記載の装置。
- 前記プロセッサは、前記再サンプリングされた層間基準ピクチャを前記現在のピクチャの基準ピクチャリストに加えるようにさらに構成される請求項1に記載の装置。
- 前記プロセッサは、前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきではないと決定されたことに応答して、前記層間基準ピクチャを再サンプリングせずに前記層間基準ピクチャを前記現在のピクチャの基準ピクチャリストに加えるようにさらに構成される請求項1に記載の装置。
- 前記装置は、デスクトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、セットトップボックス、電話ハンドセット、スマートフォン、スマートパッド、テレビ、カメラ、表示装置、デジタルメディアプレーヤー、ビデオゲームコンソール、及び映像ストリーミングデバイスのうちの1つ以上から成るグループから選択される請求項1に記載の装置。
- 映像情報をコーディングする方法であって、
コーディングされるべき現在のピクチャに関する層間基準ピクチャに関連する映像情報を格納することと、
前記層間基準ピクチャの再サンプリングされたバージョンのある領域を定義するように構成される複数の層間基準オフセットに関連する情報を受信することであって、前記領域は、前記現在のピクチャの予測を生成するために使用され、及び、前記複数の層間基準オフセットは、前記現在のピクチャに関して各々指定される左オフセットと、上オフセットと、右オフセットと、下オフセットと、を含むことと、
前記複数の層間基準オフセットに少なくとも部分的に基づいて前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定することと、
前記層間基準ピクチャを再サンプリングすると決定したことに応答して、前記層間基準ピクチャを再サンプリングすることと、を備える、方法。 - 前記左オフセットは、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの左上ルマサンプルと前記現在のピクチャの左上ルマサンプルとの間の水平オフセットであり、
前記上オフセットは、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記左上ルマサンプルと前記現在のピクチャの前記左上ルマサンプルとの間の垂直オフセットであり、
前記右オフセットは、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの右下ルマサンプルと前記現在のピクチャの右下ルマサンプルとの間の水平オフセットであり、及び
前記下オフセットは、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記右下ルマサンプルと前記現在のピクチャの前記右下ルマサンプルとの間の垂直オフセットであり、
各オフセットは、ルマサンプルの単位で定義される請求項17に記載の方法。 - 前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを前記決定することは、
前記現在のピクチャの幅及び前記層間基準ピクチャの幅が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、を含む条件を決定することを備える請求項17に記載の方法。 - 前記条件がすべて真であるときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきでないと決定される請求項19に記載の方法。
- 前記条件のうちの少なくとも1つが真でないときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきであると決定される請求項19に記載の方法。
- 前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを前記決定することは、
層間基準ピクチャの幅及び前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの幅が等しいかどうかと、
前記層間基準ピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、を含む条件を決定することを備え、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記幅は、前記現在のピクチャの前記幅から前記左オフセット及び前記右オフセットを減じることによって入手され、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記高さは、前記現在のピクチャの前記高さから前記上オフセット及び前記下オフセットを減じることによって入手される請求項17に記載の方法。 - 前記条件がすべて真であるときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきでないと決定される請求項22に記載の方法。
- 前記条件のうちの少なくとも1つが真でないときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきであると決定される請求項22に記載の方法。
- 前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを前記決定することは、前記複数の層間基準オフセット及び前記層間基準ピクチャのピクチャフォーマットに基づき、前記ピクチャフォーマットは、空間解像度、クロマフォーマット、又はビット深度のうちの1つ以上を含む請求項17に記載の方法。
- 前記プロセッサは、
前記現在のピクチャの幅及び層間基準ピクチャの幅が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのルマコンポーネントのビット深度及び前記層間基準ピクチャのルマコンポーネントのビット深度が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのクロマコンポーネントのビット深度及び前記層間基準ピクチャのクロマコンポーネントのビット深度が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのクロマフォーマット及び前記層間基準ピクチャのクロマフォーマットが等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかに関する決定を行うように構成される請求項17に記載の方法。 - 前記条件がすべて真であるときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきでないと決定される請求項26に記載の方法。
- 前記条件のうちの少なくとも1つが真でないときには前記層間基準ピクチャが再サンプリングされるべきであると決定される請求項26に記載の方法。
- 前記プロセッサは、前記層間基準ピクチャをアップサンプリング、ダウンサンプリング、ビットシフト、クロッピング、又はパディングすることのうちの1つ以上を行うことによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングするように構成される請求項17に記載の方法。
- 非一時的なコンピュータによって読み取り可能な媒体であって、コンピュータハードウェアを備えるプロセッサで実行されたときに、
コーディングされるべき現在のピクチャに関する層間基準ピクチャに関連する映像情報を格納することを前記プロセッサに行わせる命令と、
前記層間基準ピクチャの再サンプリングされたバージョンのある領域を定義するように構成される複数の層間基準オフセットに関連する情報を受信することを前記プロセッサに行わせる命令であって、前記領域は、前記現在のピクチャの予測を生成するために使用され、及び、前記複数の層間基準オフセットは、前記現在のピクチャに関して各々指定される左オフセットと、上オフセットと、右オフセットと、下オフセットと、を含む命令と、
前記複数の層間基準オフセットに少なくとも部分的に基づいて前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定することを前記プロセッサに行わせる命令と、
前記層間基準ピクチャを再サンプリングすると決定したことに応答して、前記層間基準ピクチャを再サンプリングすることを前記プロセッサに行わせる命令と、を備える、非一時的なコンピュータによって読み取り可能な媒体。 - 前記現在のピクチャの幅及び前記層間基準ピクチャの幅が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定することを前記プロセッサに行わせる命令をさらに備える請求項30に記載のコンピュータによって読み取り可能な媒体。 - 前記層間基準ピクチャの幅及び前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの幅が等しいかどうかと、
前記層間基準ピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定することを前記プロセッサに行わせる命令をさらに備え、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記幅は、前記現在のピクチャの前記幅から前記左オフセット及び前記右オフセットを減じることによって入手され、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記高さは、前記現在のピクチャの前記高さから前記上オフセット及び前記下オフセットを減じることによって入手される請求項30に記載のコンピュータによって読み取り可能な媒体。 - 前記現在のピクチャの幅及び層間基準ピクチャの幅が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのルマコンポーネントのビット深度及び前記層間基準ピクチャのルマコンポーネントのビット深度が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのクロマコンポーネントのビット深度及び前記層間基準ピクチャのクロマコンポーネントのビット深度が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのクロマフォーマット及び前記層間基準ピクチャのクロマフォーマットが等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定することを前記プロセッサに行わせる命令をさらに備える請求項30に記載のコンピュータによって読み取り可能な媒体。 - 映像情報をコーディングするための装置であって、
コーディングされるべき現在のピクチャに関する層間基準ピクチャに関連する映像情報を格納するための手段と、
前記層間基準ピクチャの再サンプリングされたバージョンのある領域を定義するように構成される複数の層間基準オフセットに関連する情報を受信するための手段であって、前記領域は、前記現在のピクチャの予測を生成するために使用され、及び、前記複数の層間基準オフセットは、前記現在のピクチャに関して各々指定される左オフセットと、上オフセットと、右オフセットと、下オフセットと、を含む手段と、
前記複数の層間基準オフセットに少なくとも部分的に基づいて前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するための手段であって、前記層間基準ピクチャを再サンプリングすると決定したことに応答して、前記層間基準ピクチャを再サンプリングするように構成され手段と、を備える、装置。 - 前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するための前記手段は、
前記現在のピクチャの幅及び前記層間基準ピクチャの幅が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するように構成される請求項34に記載の装置。 - 前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するための前記手段は、
前記層間基準ピクチャの幅及び前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの幅が等しいかどうかと、
前記層間基準ピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するように構成され、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記幅は、前記現在のピクチャの前記幅から前記左オフセット及び前記右オフセットを減じることによって入手され、前記層間基準ピクチャの前記再サンプリングされたバージョンの前記高さは、前記現在のピクチャの前記高さから前記上オフセット及び前記下オフセットを減じることによって入手される請求項34に記載の装置。 - 前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するための前記手段は、
前記現在のピクチャの幅及び層間基準ピクチャの幅が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャの高さ及び前記層間基準ピクチャの高さが等しいかどうかと、
前記左オフセット、前記上オフセット、前記右オフセット、及び前記下オフセットは各々0に等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのルマコンポーネントのビット深度及び前記層間基準ピクチャのルマコンポーネントのビット深度が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのクロマコンポーネントのビット深度及び前記層間基準ピクチャのクロマコンポーネントのビット深度が等しいかどうかと、
前記現在のピクチャのクロマフォーマット及び前記層間基準ピクチャのクロマフォーマットが等しいかどうかと、を備える条件を決定することによって前記層間基準ピクチャを再サンプリングすべきかどうかを決定するように構成される請求項34に記載の装置。
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