JP2016519861A - デバイス間でセンサデータを通信する方法 - Google Patents

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Abstract

センサデータを転送するためにデバイス間でデータ接続を確立する必要がないデバイス間でセンサデータを無線送信する低出力の方法が開示される。方法は、少なくとも1つのセンサから受信したセンサデータを有する第1のデバイス(550)を提供することを備える。第1のデバイス(550)は、各々が第1のデバイスを識別するための識別子を含み、且つ少なくとも1つのセンサ(561、562)からの前記データを更に含むデータパケットを周期的に無線同報通信するようにアドバタイジング状態で動作する。第2のデバイス(552)は、第2のデバイス(552)が他のデバイスにより同報通信されたデータパケットを走査する走査状態で動作する。第2のデバイス(552)は、第1のデバイス(550)からデータパケットを受信し(563)、前記識別子から第1のデバイスの識別番号を判定し、センサデータを抽出し(564)、第1のデバイスの識別番号及び第1のデバイス(550)と関連付けられたセンサデータを示す出力を提供する。

Description

本発明は、データ送信に必要な電力の量を減少させるように2つのデバイス間でセンサデータを通信する方法及び装置に関する。方法の例示的な実施形態は、運動中の特定の瞬間のユーザの位置及び/又はペース、並びに/あるいは運動中にユーザが移動した距離を追跡及び記録できるポータブルトレーニングデバイス、例えば走者、サイクリスト等が着用できる運動能力を監視するデバイスに関する。
2つのデバイス間でデータを転送するためにデバイス間に無線通信チャネルを確立することがよく知られている。例えばBluetoothプロトコルは、相対的に互いに近接している2つのデバイス間でデータを転送するために使用されてもよい。Bluetoothプロトコルによると、データを第1のデバイスから第2のデバイスに転送することが望ましい場合、第1のデバイスはアドバタイジング状態で動作する。この状態において、第1のデバイスは、自身が別のデバイスに転送するためのデータを有することを示すアドバタイジングチャネルパケットを同報通信する。第2のデバイスは、他のデバイスからのアドバタイジングチャネルパケットをリスンするために走査状態で動作する。第2のデバイスは、第1のデバイスからアドバタイジングチャネルパケットを受信すると、2つのデバイス間に双方向のデータ接続を設定するために、最終的に接続要求メッセージを第1のデバイスに送出する。データ接続は、同時に同一の周波数チャネルに同調されている2つのデバイスの送受信機により形成される。次にデータは、データ接続を介して第1のデバイスから第2のデバイスに転送されてもよい。
そのような通信プロトコル、特にBluetooth v4.0プロトコルの一部であるBluetooth低エネルギー(BLE)プロトコルは、データを転送するために相対的に少量の電力を必要とする。しかし、更に少量の電力を使用する技術を使用してデバイス間でデータ通信を行うことがいっそう望ましい。これは、サイズが制限されているために相対的に低いバッテリ容量を有する傾向があり、且つ機能性が向上するにつれ消費電力がより大きくなる移動デバイスに特に当てはまる。相対的に少量のデータをデバイス間で転送する必要がある場合であっても、従来の通信技術による電力使用量は、いくつかの適応例においては過度であると考えられる恐れがある。
例として、近年、GPSデバイス等のグローバルナビゲーション衛星システムが、歩行及び屋外の用途に対して使用され始めている。例えば、GPS受信機を含むフィットネスウォッチは、速度、移動距離等のリアルタイムデータを取得するための手段として、ジョギングをする人、走者、サイクリスト及び他のアスリート、並びにアウトドア愛好家により使用され始めている。グループ活動中に、あるユーザのフィットネスウォッチから別のユーザのフィットネスウォッチにデータを転送することが望ましいだろう。例えば、競争の間、競争者のウォッチ毎に、各競争者のウォッチが他の競争者の場所に対する自身の場所を表示できるように、位置に関するデータを他の競争者のウォッチに転送することが望ましいだろう。しかし、フィットネスウォッチは、一部には含まれるGPS受信機のために相対的に消費電力が大きく、そのようなデータ転送はバッテリをより速く消耗させるだけである。フィットネスウォッチは、小型で軽量なデバイスであることが望ましいため、相対的に低いバッテリ容量しか含まない。従って、他のフィットネスウォッチとの上述のデータ通信は、再充電間のバッテリ寿命を縮めるため、使用できそうもないとみなされる恐れがある。
Bluetoothデバイス等のいくつかの従来の通信技術に関する別の問題は、一般にBluetoothチップがあらゆる所定の時間において少数のデータ接続チャネルしか確立できないことである。そのようなデータチャネルが全て既に使用中の場合、従来、そのデバイスに対してデータを転送できないと考えられてきた。例えば従来のフィットネスウォッチは、心拍数モニタ及びフットポッドセンサとのBluetooth接続を確立しているかもしれないため、そのデータチャネルの全てを占有し且つ他のデータをフィットネスウォッチに対して転送するためのデータチャネルを残しておかない。
2つのデバイス間でセンサからのデータを通信する改善された方法及びデバイスを提供することが望ましい。
本発明は、デバイス間でセンサデータを無線送信する方法であって、
少なくとも1つのセンサから受信したデータを有する第1のデバイスを提供することと、
各々が第1のデバイスを識別するための識別子を含み、且つ少なくとも1つのセンサからの前記データを更に含むデータパケットを無線同報通信するように、アドバタイジング状態で第1のデバイスを動作させることと、
第2のデバイスが他のデバイスにより同報通信されたデータパケットを走査する走査状態で第2のデバイスを動作させることとを備え、第2のデバイスは、
第1のデバイスからデータパケットを受信し、
前記識別子から前記第1のデバイスの識別番号を判定し、
センサデータを抽出し、
第1のデバイスの識別番号及び第1のデバイスと関連付けられたセンサデータを示す出力を提供する方法を提供する。
本発明は、デバイス識別子及びセンサデータを含むデータパケットを同報通信(アドバタイズ)することと、そのようなデータパケットを走査することとを含むため、第1のデバイスが事前に第2のデバイスを検出する必要なく又は第1のデバイス及び第2のデバイスが同時に同一の周波数チャネルに同調されてデータ接続を確立することなく、第1のデバイスがセンサデータを第2のデバイスに転送できるようにする。発明者は、2つのデバイス間でデータ接続を確立する必要なく(即ち、双方のデバイスの送受信機が同時に同一の周波数チャネルに同調されることなく)、デバイス間でセンサデータを送信できるため、あまり電力を使用せずにセンサデータを転送できることを理解している。より具体的には、発明者は、センサデータが相対的に小さい傾向にあり、周期的且つほとんど発生しない間隔でセンサデータを他のデバイスに転送すればよいであろうことと、従ってデータ接続を介してではなく、同報通信データパケットにおいてセンサデータを送信できることとを理解している。本発明に係るデータ転送がデータ接続チャネルが確立されることを要求しないため、本発明は、占有されたデータ接続チャネルの全てを既に有するデバイスにセンサデータを転送る問題も克服する。
第1のデバイスは、前記アドバタイジングデータパケットを同報通信してもよく、前記第2のデバイスは、Bluetoothプロトコル、オプションとしてBluetooth低エネルギー(BLE)プロトコル(上述したように、Bluetoothバージョン4.0プロトコルの特徴である)を使用して、前記データパケットを走査及び受信してもよい。好ましくは、前記データパケットはBluetoothアドバタイジングチャネルパケットであり、第1のデバイスは、識別子及びセンサデータをBluetoothアドバタイジングチャネルパケットに追加する。センサデータは、アドバタイジングチャネルパケットのプロトコルデータユニット(PDU)部分に追加されてもよい。そのようなアドバタイジングチャネルパケットの従来の機能が、センサデータ等のデータが後続して転送されるデータ接続の設定を補助するためのものであるため、そのようなアドバタイジングチャネルパケットは、そのようなセンサデータを転送するために以前に使用されていない。従来の技術とは対照的に、好適な方法は、センサデータをBluetoothアドバタイジングチャネルパケットに追加するため、2つのデバイスがデータ接続を設定する前であっても且つ2つのデバイスがデータ接続を設定しなくても、センサデータを別のデバイスに転送できる。
第2のデバイスは、第1のデバイスからアドバタイジングチャネルパケットを受信する場合、第2のデバイスを識別するための識別子及びオプションとして第1のデバイスを識別するための識別子を含む走査要求メッセージを第1のデバイスに同報通信するように入力指示されてもよい。
使用されている無線通信プロトコルに従って、第2のデバイスと関連付けられた少なくとも1つのセンサからのセンサ情報をメッセージに追加できる場合、走査要求メッセージはそのような情報を更に含んでもよい。第1のデバイスは、そのような走査要求メッセージを受信する場合、識別子から第2のデバイスの識別番号を判定し、第2のデバイスに関連したセンサデータを抽出し、第2のデバイスの識別番号及び第2のデバイスと関連付けられたセンサデータを示す出力を提供してもよい。
あるいは又は更に、第1のデバイスは、第2のデバイスから走査要求メッセージ(何らかのセンサ情報を含む又は含まない)を受信する場合、第1のデバイスの識別子及び第1のデバイスからのセンサデータを含む走査応答メッセージを同報通信するように入力指示される。その後第2のデバイスは、第1のデバイスから走査応答メッセージを受信し、前記識別子から第1のデバイスの識別番号を判定し、センサデータを抽出し、第1のデバイスの識別番号及び第1のデバイスと関連付けられたセンサデータを示す出力を提供してもよい。走査応答メッセージにおいて送出されたセンサデータは、アドバタイジングチャネルパケットにおいて第1のデバイスから先に同報通信されたセンサデータに対応する更新済みのセンサデータであってもよく、あるいは先に同報通信されたものとは異なる種類の追加のセンサデータであってもよい。
上述したように、デバイスが全てのデータ接続チャネルを他の用途のために既に割り当ててしまっている場合でも、本発明によりデータをそのデバイスに対して転送できる。従って、センサデータを転送している間、第1及び/又は第2のデバイスは、例えばBluetoothデータチャネルを介して他のセンサと1つ以上のデータ接続を確立していてもよい。例えば、第1及び/又は第2のデバイスはパーソナルトレーニングデバイスであってもよく、他のセンサは、心拍数モニタ、フットポッドセンサ(例えば、ランニングケイデンス等の判定に使用するために一般に靴に装着される微小電気機械システム(MEMS)センサ)又は自転車ケイデンスセンサ等のうちの1つ以上であってもよい。データ接続チャネルが他のセンサ又はデバイスと接続するために既に使用されていても、本発明によりセンサデータをデバイスに対して転送できる。
少なくとも1つのセンサは、前記第1のデバイスにおいて提供されるか、あるいは前記第1のデバイスと通信している。方法は、前記少なくとも1つのセンサを用いて前記センサデータを取得することと、前記第1のデバイスにおいて前記センサデータを提供することとを備える。第1のデバイスと関連付けられた少なくとも1つのセンサは、例えばBluetooth通信チャネルを使用することにより、無線通信を介してセンサデータを第1のデバイスに送信してもよいが、第1のデバイスと一体化されることが好ましい。
少なくとも1つのセンサは、センサの以下の特性、即ち場所(例えば、緯度経度座標対の形式のGNSS受信機からの又は他のあらゆる適切な場所判定手段からの)、運動に対する現在の速度又は平均速度を示してもよい速度(例えば、GNSS受信機又は他のあらゆる適切な速度判定手段からの)、運動中の心拍数又は身体活動の別の指標、姿勢、加速度及び高度のうちのいずれか1つ又は2つ以上のあらゆる組み合わせに関連するセンサデータを取得してもよい。第1のデバイスは、少なくとも1つのセンサから最後に受信したセンサデータを前記データパケットのうちの1つに追加して、データパケットを同報通信することが好ましい。従って、第1のデバイスは、最新の使用可能なセンサデータを同報通信できる。
第2のデバイスは、第1のデバイスからデータパケットのうちの1つを受信する場合、前記第1のデバイスから受信したセンサデータを表す情報と共に第1のデバイスを表すアイコンを表示してもよい。第2のデバイスが異なるセンサデータを含む第1のデバイスから新しいデータパケットを受信する度、前記情報は、前記第1のデバイスから受信したセンサデータを表す新しい情報で更新されてもよい。
第2のデバイスは、第2のデバイスに関連したセンサデータを取得する1つ以上のセンサと更に関連付けられることが好ましく、第2のデバイスと関連付けられたセンサデータを表す情報と共に第2のデバイスを表すアイコンを表示する。第2のデバイスと関連付けられたセンサデータを表す情報は、第2のデバイスと関連付けられたセンサからの新しい情報で周期的に更新されることが好ましい。第1のデバイス及び第2のデバイスに関連するセンサデータは、場所、速度、運動中の心拍数又は身体活動の別の指標、姿勢、加速度及び高度のうちのいずれか1つ又はいずれか2つ以上のあらゆる組み合わせであってもよい。第2のデバイスは、第1のデバイス及び第2のデバイスの双方と関連付けられたセンサデータを表示してもよい。第2のデバイスは、第2のデバイスの場所、速度、姿勢又は高度に対する第1のデバイスの場所、速度、姿勢又は高度をそれぞれ表示してもよい。あるいは又は更に、第2のデバイスは、センサデータに基づいて第1のデバイスと第2のデバイスとの間の距離又は相対速度の差異を表示してもよい。
第2のデバイスは、スピーカを含んでもよく、第1のデバイスからデータパケットのうちの1つを受信する場合、警告又は前記第1のデバイスから受信したセンサデータを表す情報を音声出力してもよい。
第2のデバイスは、事前定義済みの又は選択された種類のデバイス、あるいは事前定義済みの又は選択された個々のデバイス識別番号により同報通信される前記センサデータのみを抽出するように、前記選択された又は事前定義済みの種類のデバイス、あるいは前記選択された又は事前定義済みのデバイス識別番号からのデータパケットのみを処理するように構成されてもよく又は構成可能であってもよい。第2のデバイスは、第2のデバイスのユーザが前記選択された種類のデバイスを変更できるように構成されてもよい。
第1のデバイスから第2のデバイスへのデータ転送について上述した。しかし、第2のデバイスは、上述した方法と対応する方法でデータを第1のデバイスに転送してもよい。従って、方法は、各々が第2のデバイスを識別するための識別子を含み、且つ第2のデバイスと関連付けられた少なくとも1つのセンサから取得されたセンサデータを更に含む第2のデータパケットを無線(及び周期的に)同報通信するようにアドバタイジング状態で第2のデバイスを動作させることと、第1のデバイスが他のデバイスから同報通信されたデータパケットを走査する走査状態で第1のデバイスを動作させることとを備えてもよい。第1のデバイスは、第2のデバイスからデータパケットを受信し、第2のデバイスにより送出された識別子から第2のデバイスの識別番号を判定し、第2のデバイスにより送出されたセンサデータを抽出し、第2のデバイスの識別番号及び第2のデバイスと関連付けられたセンサデータを示す出力を提供する。
第2のデバイスは、第2のデバイスが事前に第1のデバイスを検出する必要なく又は第1のデバイス及び第2のデバイスが同時に同一の周波数チャネルに同調されてデータ接続を確立することなく、前記第2のデータパケットにおいてセンサデータを第1のデバイスに転送する。
第2のデバイスは、前記第2のデータパケットを同報通信することが好ましく、第1のデバイスは、Bluetoothプロトコル、オプションとしてBluetooth低エネルギープロトコルを使用して前記第2のデータパケットを走査及び受信する。第2のデータパケットは、Bluetoothアドバタイジングチャネルパケットであることが好ましく、第2のデバイスは、第2のデバイスと関連付けられたセンサデータ及び識別子をこれらのBluetoothアドバタイジングチャネルパケットに追加することが好ましい。第2のデバイスからのセンサデータは、アドバタイジングチャネルパケットのプロトコルデータユニット(PDU)部分に追加されてもよい。
第1のデバイスは、第2のデバイスからアドバタイジングチャネルパケットを受信する場合、第1のデバイスを識別するための識別子及びオプションとして第2のデバイスを識別するための識別子を含む走査要求メッセージを同報通信するように入力指示されてもよい。
使用されている無線通信プロトコルに従って、第1のデバイスと関連付けられた少なくとも1つのセンサからのセンサ情報をメッセージに追加できる場合、走査要求メッセージはそのような情報を更に含んでもよい。第2のデバイスは、そのような走査要求メッセージを受信する場合、識別子から第1のデバイスの識別番号を判定し、第1のデバイスに関連したセンサデータを抽出し、第1のデバイスの識別番号及び第1のデバイスと関連付けられたセンサデータを示す出力を提供してもよい。
あるいは又は更に、第2のデバイスは、第1のデバイスから走査要求メッセージ(何らかのセンサ情報を含む又は含まない)を受信する場合、第2のデバイスの識別子及び第2のデバイスのセンサデータを含む走査応答メッセージを同報通信するように入力指示される。その後第1のデバイスは、第2のデバイスから走査応答メッセージを受信し、前記識別子から第2のデバイスの識別番号を判定し、センサデータを抽出し、第2のデバイスの識別番号及び第2のデバイスと関連付けられたセンサデータを示す出力を提供してもよい。
方法は、第2のデバイスと関連付けられた前記少なくとも1つのセンサを使用して前記第2のデバイスと関連付けられたセンサデータを取得することと、前記第2のデバイスにおいて前記第2のセンサデータを提供することとを備えることが好ましい。少なくとも1つのセンサは、第2のデバイスと一体化されることが好ましい。
第2のデバイスと関連付けられた少なくとも1つのセンサは、センサの以下の特性、即ち場所(例えば、緯度経度座標対の形式のGNSS受信機からの又は他のあらゆる適切な場所判定手段からの)、運動に対する現在の速度又は平均速度を示してもよい速度(例えば、GNSS受信機又は他のあらゆる適切な速度判定手段からの)、運動中の心拍数又は身体活動の別の指標、姿勢、加速度及び高度のうちのいずれか1つ又は2つ以上のあらゆる組み合わせに関連するセンサデータを取得してもよい。
第2のデバイスは、第2のデバイスと関連付けられた少なくとも1つのセンサから最後に受信したセンサデータを前記第2のデータパケットのうちの1つに追加して、データパケットを同報通信することが好ましい。第1のデバイスは、第2のデバイスから第2のデータパケットのうちの1つを受信する場合、前記第2のデバイスから受信した前記第2のセンサデータを表す情報と共に第2のデバイスを表すアイコンを表示してもよい。第1のデバイスが異なるセンサデータを含む第2のデバイスから新しいデータパケットを受信する度、前記情報は、前記第2のデバイスから受信した前記異なるセンサデータを表す新しい情報で更新されることが好ましい。
第1のデバイスは、第1のデバイスと関連付けられた少なくとも1つのセンサからのセンサデータを表す情報と共に第1のデバイスを表すアイコンを表示してもよい。第1のデバイスと関連付けられたセンサデータを表す情報は、第1のデバイスと関連付けられた少なくとも1つのセンサからの新しい情報で周期的に更新されることが好ましい。
第1のデバイス及び第2のデバイスに関連するセンサデータは、場所、速度、運動中の心拍数又は身体活動の別の指標、姿勢、加速度及び高度のうちのいずれか1つ又はいずれか2つ以上のあらゆる組み合わせであってもよい。第1のデバイスは、第1のデバイス及び第2のデバイスからのセンサデータを表示してもよい。第1のデバイスは、第1のデバイスの場所、速度、姿勢又は高度に対する第2のデバイスの場所、速度、姿勢又は高度をそれぞれ表示してもよい。あるいは又は更に、第1のデバイスは、センサデータに基づいて第1のデバイスと第2のデバイスとの間の距離又は相対速度の差異を表示してもよい。
第1のデバイスは、スピーカを含んでもよく、第2のデバイスから第2のデータパケットのうちの1つを受信する場合、警告又は前記第2のデバイスから受信したセンサデータを表す情報を音声出力してもよい。
第1のデバイスは、事前定義済みの又は選択された種類のデバイス、あるいは事前定義済みの又は選択された個々のデバイス識別番号により同報通信される前記センサデータのみを抽出するように、前記選択された又は事前定義済みの種類のデバイス、あるいは前記選択された又は事前定義済みのデバイス識別番号からのデータパケットのみを処理するように構成されてもよく又は構成可能であってもよい。第1のデバイスは、第1のデバイスのユーザが前記選択された種類のデバイスを変更できるように構成されてもよい。
方法は、各々が第3のデバイスを識別するための識別子を含み、且つ第3のデバイスと関連付けられた少なくとも1つのセンサから取得されたセンサデータを更に含むデータパケットを無線(及び周期的に)同報通信するようにアドバタイジング状態で第3のデバイスを動作させることと、第1及び/又は第2のデバイスが他のデバイスから同報通信されたデータパケットをそれぞれ走査する走査状態で第1及び/又は第2のデバイスを動作させることとを更に備えてもよい。第1及び/又は第2のデバイスは、第3のデバイスからデータパケットを受信し、第3のデバイスにより送出された識別子から第3のデバイスの識別番号を判定し、第3のデバイスにより送出されたセンサデータを抽出し、第3のデバイスの識別番号及び第3のデバイスと関連付けられたセンサデータを示す出力を提供する。
方法は、第3のデバイスを提供することと、各々が第1及び/又は第2のデバイスをそれぞれ識別するための識別子を含み、且つ第1及び/又は第2のデバイスとそれぞれ関連付けられた少なくとも1つのセンサから取得されたセンサデータを更に含むデータパケットを周期的に無線同報通信するようにアドバタイジング状態で第1及び/又は第2のデバイスを動作させることと、第3のデバイスが他のデバイスから同報通信されたデータパケットを走査する走査状態で第3のデバイスを動作させることとを備えてもよい。第3のデバイスは、第1及び/又は第2のデバイスからデータパケットを受信し、第1及び/又は第2のデバイスにより送出された識別子から第1及び/又は第2のデバイスのそれぞれの識別番号を判定し、第1及び/又は第2のデバイスにより送出されたセンサデータを抽出し、第1及び/又は第2のデバイスの識別番号、並びに第1及び/又は第2のデバイスと関連付けられたセンサデータを示す出力を提供する。
第3のデバイスは、対応する方法で動作し、且つ上述の第1及び/又は第2のデバイスに対応する機能を実行してもよい。第1及び/又は第2、並びに/あるいは第3のデバイスに対応する方法で動作する第4のデバイス又は更なるデバイスが更に提供されてもよい。
センサデータは場所データであってもよく、各デバイスは他のデバイスの場所を示してもよい。各デバイスは、検出されている他の全てのデバイスの相対位置を示すコンパススタイル画面を有してもよい(即ち、そこからアドバタイジングチャネルパケットが処理されている)。各デバイスの場所は、それぞれのデバイスのユーザにより選択され且つこれらのデバイスからセンサデータと共に転送されてもよい一意のアイコンにより示されてもよい。デバイスが閲覧される角度に関係なくデバイスのユーザが他のデバイスの方向又は場所を判定できるように、あらゆる所定のデバイスのディスプレイは、前記所定のデバイス上のコンパス方向に対する他のデバイスの場所を示してもよい。デバイス自体の場所は、所定のポイントにおいて又は自身の一意のアイコンにより常に表示されてもよい。このポイント又は他の検出されたデバイスのアイコンのうちの1つからのディスプレイ上の距離は、他のデバイスへの実際の距離に比例してもよい。デバイスは、所定の距離内にあると検出される他のデバイスを示すだけでもよい。あるいは、所定の距離を超える距離にあると検出されるデバイスは、ディスプレイ上の最大距離、例えばディスプレイの端部の環上の点におけるアイコンにより示されてもよい。
あるいは、あらゆる所定のデバイスは、ディスプレイ上の所定の場所に留まる他の検出されたウォッチのうちの1つを選択でき、且つ前記所定のデバイスが他の検出されたデバイスに対して移動する際に所定の場所に対して移動するものとして自身の場所を示すように構成されてもよい。
各デバイスは、他のデバイスから識別番号及びセンサデータを受信する。各デバイスは、自身の識別番号及びセンサデータを別のデバイス又は他のデバイスに転送する場合(好ましくは同一のデータ転送方法で)、他のデバイスから受信した識別番号及びセンサデータを転送するように構成されてもよい。従って、デバイスの範囲が重なり合うという条件で識別番号及びセンサデータがデバイスのチェーンに沿って再送信されるため、デバイスは、範囲の外側にある他のデバイスからこの情報を受信できる。これは、高出力送受信機を必要とせずにネットワークの範囲を拡大するのに役立つ。
他のデバイスが所定の期間検出されない場合、これらのデバイスに対するアイコンは、ディスプレイから除去されてもよく、あるいは例えばぼやけたアイコンとして示されていることにより、所定の期間検出されていないものとして示されてもよい。
各デバイスは、ユーザが別のデバイスに対するアイコンを選択し且つ他のデバイスに関するデータを判定できるように構成されてもよい。例えばユーザは、フルネーム又は場所に関する更なる詳細等の他のデバイスのユーザの識別番号に関する更なる情報を判定できてもよい。そのような追加データは、センサデータと同一の方法でデバイスにより受信されてもよい。あるいは又は更に、デバイスは、最後に認識された場所及び/又は他のデバイスが検出された最後の時間の更なる詳細を示してもよい。
本明細書において説明する第1及び/又は第2及び/又は第3、並びに/あるいは更なるデバイスは、ポータブルデバイス、オプションとしてハンドヘルドデバイス、あるいはユーザが携行又は着用するデバイスであることが好ましい。デバイスは、スポーツウォッチ等のパーソナルトレーニングデバイスであることが最も好ましい。
本発明の方法において使用される第1のデバイス及び第2のデバイスの各々は、他に依存せずに発明の機能を持つと考えられる。
従って、本発明の別の態様において、
センサデータを取得する少なくとも1つのセンサと、
プロセッサと、
送信機とを備えるデータを送信する携帯送信機デバイス、
送信機デバイスがアドバタイジング状態で動作するように構成され、プロセッサが、以下のステップのサイクル、即ち前記センサからデータを受信し、送信機デバイスを識別するための識別子と共に前記データを組み立ててデータパケットにし、前記データパケットを無線同報通信するように送信機を制御する携帯送信機デバイスが提供される。
送信機デバイスは、第1のデバイス又は第2のデバイスに関連して上述した特徴のうちのいずれか1つ又は組み合わせを有するか、あるいは実行するように構成されてもよい。
例えば送信機デバイスは、事前に前記別のデバイスを検出する必要なく又は同時に同一の周波数チャネルに同調されて前記別のデバイスとのデータ接続を確立する必要なく、データパケットにおけるセンサデータを別のデバイスに転送するように構成されてもよい。
送信機デバイスは、Bluetoothプロトコル、オプションとしてBluetooth低エネルギープロトコルを使用してデータパケットを同報通信するように構成されることが好ましい。データパケットは、Bluetoothアドバタイジングチャネルパケットであることが好ましく、送信機デバイスは、識別子及びセンサデータをBluetoothアドバタイジングチャネルパケットに追加するように構成される。送信機デバイスは、センサデータがアドバタイジングチャネルパケットのプロトコルデータユニット(PDU)部分に追加されるように構成されることが好ましい。
少なくとも1つのセンサは、センサの以下の特性、即ち場所、速度、運動中の心拍数又は身体活動の別の指標、姿勢、加速度及び高度のうちのいずれか1つ又は2つ以上のあらゆる組み合わせに関連するセンサデータを提供するように構成されてもよい。プロセッサは、少なくとも1つのセンサから最後に受信したセンサデータが前記データパケットのうちの1つに追加されて、データパケットが同報通信されるように送信機デバイスを制御するように構成されることが好ましい。
送信機デバイスは、センサデータを表す情報と共に送信機デバイスを表すアイコンを表示するように構成されてもよい。制御器は、センサデータを表す情報がセンサからの新しい情報で周期的に更新されるように構成されることが好ましい。
デバイスは、受信機と、可聴及び/又は映像出力手段(例えば、LCDディスプレイ等の表示装置)とを備えることが好ましく、プロセッサが他のデバイスにより同報通信された第2のデータパケットを走査するために受信機を使用する走査状態で動作するように構成され、送信機デバイスは、別のデバイスから第2のデータパケットを受信する場合にプロセッサが受信した第2のデータパケットから他のデバイスの識別番号の判定を試み、受信したデータパケットからセンサデータの抽出を試み、他のデバイスの識別番号及び他のデバイスと関連付けられたセンサデータを示すように出力手段を制御するように構成される。
送信機デバイスは、Bluetoothプロトコル、オプションとしてBluetooth低エネルギープロトコルを使用して前記第2のデータパケットを走査及び受信するように構成されることが好ましい。送信機デバイスは、受信されるアドバタイジングデータパケットから他のデバイスの識別番号及びセンサデータを抽出するように構成されることが好ましい。
送信機デバイスは、他のデバイスから第2のデータパケットのうちの1つを受信する場合、前記他のデバイスから受信した前記センサデータの少なくとも一部を表す情報と共に他のデバイスを表すアイコンを表示するように構成されてもよい。送信機デバイスは、異なるセンサデータを含む他のデバイスから新しいデータパケットを受信する度に、前記情報が前記他のデバイスから受信した前記センサデータの少なくとも一部を表す新しい情報で更新されるよう構成されることが好ましい。
送信機デバイス及び他のデバイスに関連するセンサデータは、場所、速度、運動中の心拍数又は身体活動の別の指標、姿勢、加速度及び高度のうちのいずれか1つ又はいずれか2つ以上のあらゆる組み合わせであってもよい。送信機デバイスは、送信機デバイス及び他のデバイスと関連付けられたセンサデータを表示してもよい。送信機デバイスは、他のデバイスの場所、速度、姿勢又は高度に対する送信機デバイスの場所、速度、姿勢又は高度をそれぞれ表示するように構成されてもよく、あるいは送信機デバイスと他のデバイスとの間の距離又は相対速度の差異を表示してもよい。
送信機デバイスは、スピーカを含んでもよく、他のデバイスからデータパケットのうちの1つを受信する場合、警告又は前記他のデバイスから受信したセンサデータを表す情報を音声出力するように構成されてもよい。
送信機デバイスは、事前定義済みの又は選択された種類のデバイス、あるいは事前定義済みの又は選択された個々のデバイス識別番号により同報通信されるセンサデータのみを抽出するように、前記選択された又は事前定義済みの種類のデバイス、あるいは前記選択された又は事前定義済みのデバイス識別番号からのデータパケットのみを処理するように構成されてもよく又は構成可能であってもよい。送信機デバイスは、送信機デバイスのユーザが前記選択された種類のデバイスを変更できるように構成されてもよい。
送信機デバイスは、ポータブルデバイスであり、ハンドヘルドデバイス、あるいはユーザが携行又は着用するデバイスであることが好ましい。デバイスは、スポーツウォッチ等のパーソナルトレーニングデバイスであることが好ましい。
本発明の別の態様において、
受信機と、
プロセッサとを備えるデータを受信する携帯受信機デバイスであって、
受信機デバイスが、プロセッサが他のデバイスにより同報通信されたデータパケットを走査するために受信機を使用するようにデバイスを制御する走査状態で動作するように構成され、デバイスが、別のデバイスからデータパケットを受信する場合にプロセッサが受信したデータパケットから他のデバイスの識別番号の判定を試み、受信したデータパケットからセンサデータの抽出を試みるように構成され、受信機デバイスが、他のデバイスの識別番号及び他のデバイスと関連付けられたセンサデータを示す出力を提供するように構成される携帯受信機デバイスが提供される。
受信機デバイスは、第1のデバイス又は第2のデバイスに関連して上述した特徴のうちのいずれか1つ又は組み合わせを有するか、あるいは実行するように構成されてもよい。
例えば受信機デバイスは、Bluetoothプロトコル、オプションとしてBluetooth低エネルギープロトコルを使用して前記データパケットを走査及び受信するように構成されてもよく、プロセッサがBluetoothアドバタイジングチャネルパケットから前記識別子及びセンサデータの抽出を試みるように構成される。受信機デバイスは、プロセッサがアドバタイジングチャネルパケットのプロトコルデータユニット(PDU)部分からセンサデータの抽出を試みるように構成されることが好ましい。
受信機デバイスは、前記他のデバイスから受信した前記センサデータを表す情報と共に他のデバイスを表すアイコンを表示するように構成されてもよい。受信機デバイスは、異なるセンサデータを含む他のデバイスから新しいデータパケットを受信する度に、前記情報が前記異なるセンサデータを表す新しい情報で更新されるよう構成されることが好ましい。
受信機デバイスは、センサデータを取得する少なくとも1つのセンサを含むことが好ましく、受信機デバイスと関連付けられたセンサデータを表す情報と共に受信機デバイスを表すアイコンを表示するように構成される。受信機デバイスは、受信機デバイスと関連付けられたセンサデータを表す情報が受信機デバイスのセンサからの新しい情報で周期的に更新されるように構成されてもよい。
受信機デバイス及び他のデバイスに関連するセンサデータは、場所、速度、運動中の心拍数又は身体活動の別の指標、姿勢、加速度及び高度のうちのいずれか1つ又はいずれか2つ以上のあらゆる組み合わせであってもよい。受信機デバイスは、受信機デバイス及び他のデバイスからのセンサデータを表示する。受信機デバイスは、他のデバイスの場所、速度、姿勢又は高度に対する受信機デバイスの場所、速度、姿勢又は高度をそれぞれ表示するように構成されてもよく、あるいは受信機デバイスと他のデバイスとの間の距離を表示する。
受信機デバイスは、スピーカを含んでもよく、他のデバイスからデータパケットのうちの1つを受信する場合、警告又は前記他のデバイスから受信したセンサデータを表す情報を音声出力してもよい。
受信機デバイスは、事前定義済みの又は選択された種類のデバイス、あるいは事前定義済みの又は選択された個々のデバイス識別番号により同報通信される前記センサデータのみを抽出するように、前記選択された又は事前定義済みの種類のデバイス、あるいは前記選択された又は事前定義済みのデバイス識別番号からのデータパケットのみを処理するように構成されてもよく又は構成可能であってもよい。受信機デバイスは、受信機デバイスのユーザが前記選択された種類のデバイスを変更できるように構成されてもよい。
受信機デバイスは、ポータブルデバイスであり、ハンドヘルドデバイス、あるいはユーザが携行又は着用するデバイスであることが好ましい。受信機デバイスは、スポーツウォッチ等のパーソナルトレーニングデバイスであることが最も好ましい。
明らかなように、本発明は、上述の送信機デバイス及び受信機デバイスの双方の方法で動作できる送受信機デバイスにも適用される。そのような送受信機デバイスにおいて、デバイスは、データを無線送受信するように構成されたBluetoothデバイス等の送受信機を備える。
本発明は、上述の送信機デバイスと、上述の受信機デバイスとを備えるシステムを更に提供する。このシステムにおける送信機デバイス及び受信機デバイスの各々は、送信機デバイスが前記第1のデバイスであり且つ前記受信機デバイスが前記第2のデバイスである本明細書において上述されているデータを無線送信する方法を実行するように構成されてもよい。
上述したように、本発明の第1の、第2の、第3の、更なる送信機デバイス及び受信機デバイスの各々は、ユーザがある場所から別の場所に移動する時にユーザにより携行されうる移動デバイス又はポータブルデバイスであることが好ましい。次に、各デバイスに適用されるいくつかの一般的な特徴を説明する。
移動デバイスは、例えばユーザの腕又は手首に装着されて、あるいは単にポケット又は他の適切な入れ物(特注のホルダ又はケース等)に入れられてユーザにより携行されるように構成されうる。あるいは、移動デバイスは搬送されるように構成されうる。例えば移動デバイスは、自転車、カヌー、カヤック又は他の同様の乗り物等のユーザが使用している乗り物に装着可能である。移動デバイスは、ベビーカー等のユーザにより押されるか又は引かれる物体にも装着可能である。一般的に、そのような移動デバイスをポータブルパーソナルトレーニングデバイスと呼ぶ。
デバイスは、ユーザがある場所から別の場所に移動する時にユーザの場所を追跡する手段を備える。場所判定手段は、要望に応じてあらゆる適切なデバイスを備えうる。例えば緯度座標及び経度座標は、WiFiアクセスポイント又はセルラ通信ネットワークから情報にアクセス及び受信できるデバイスを使用して判定されうる。しかし、場所判定手段は、特定の時点における受信機(すなわち、ユーザ)の位置(及びオプションとして速度)を示す衛星信号を受信し、且つ定期的に更新された位置(及びオプションとして速度)情報を受信するGPS受信機等のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)受信機を備えることが好ましい。
GNSS受信機は、パッチアンテナ又はヘリカルアンテナを含むことが好ましいが、衛星信号を受信できる他のあらゆる種類のアンテナを含んでもよい。アンテナは、移動デバイスの筐体内に少なくとも部分的に入れられるか又は含まれることが好ましい。
好適な一実施形態において、新しい場所情報、即ちデバイスの地理的場所は、例えば最大20Hzの速度である0.5Hz以上の速度、好ましくは1Hz以上の速度で受信される。当該技術分野において既知であるように、場所情報は、少なくとも経度及び緯度を含み、高度も含むことが好ましい。
デバイスは、例えばユーザの動きを検出するために、1つ以上の外部動きセンサからのデータへ更にアクセスできてもよい。例えばデバイスは、少なくともフットポッドセンサ(ユーザが着用する)からデータを受信する通信手段を備えてもよい。当該技術分野において既知であるように、フットポッドセンサは、例えばユーザの靴の靴底に位置し且つ靴が地面にぶつかる度に検出するMEMSセンサ(加速度計)又は圧電センサ(加速度計)であってもよい。
上述したように、移動デバイスは、ユーザにより携行又は搬送されるように構成されうる。移動デバイスの筐体は、筐体をユーザに固定するバンドを含んでもよい。例えばバンドは、ウォッチの方法で筐体をユーザの手首に固定するように構成されうる。換言すると、移動デバイスはスポーツウォッチであることが好ましい。
移動デバイスは、例えば移動距離、現在の速度、平均速度、高度等の場所判定手段から取得又は導出されるような情報をユーザに提供するディスプレイを含むことが好ましい。上述したように、ディスプレイは、他のデバイスからの識別番号及びセンサデータを更に表示してもよい。表示画面は、例えば文字情報及び画像情報の双方を表示できるLCDディスプレイ等のあらゆる種類の表示画面を含んでよい。
移動デバイスは、ユーザがデバイスの1つ以上の機能を選択し、且つ/あるいはディスプレイに関する特定の情報を表示する等、情報をデバイスに入力できるように1つ以上の入力手段を備えることが好ましい。入力手段は、筐体に取り付けられた1つ以上のボタン又はスイッチ等と、タッチパネル及び/又は他のあらゆる適切なデバイスとを含んでよい。例えば筐体は、ユーザが筐体の適切な部分をタッチすることにより、情報を入力すること、表示されている情報の変更を要求すること等ができるようにタッチセンシティブに構成されうる。入力手段及びディスプレイは、ユーザがディスプレイの一部をタッチするだけで複数の表示選択のうちの1つを選択できるか、あるいは1つ又は複数の仮想ボタンを起動できるようにタッチパッド又はタッチスクリーン入力を含む一体型入力表示装置に一体化されてよい。更に又はあるいは、入力手段は、入力音声コマンドも受信するソフトウェア及びマイクを含んでもよい。
移動デバイスは、例えば命令、警告等の可聴情報をユーザに提供するスピーカ等の可聴出力装置を備えてもよい。例えば出力装置は、目標距離を移動した時及び/又は目標速度を達成した時に表示を提供できる。
本発明の好適な一実施形態において、移動デバイスは、例えば場所判定手段から受信した1つ以上の場所を格納するデータ格納手段を備える。データ格納手段は、場所判定手段と一体化されてもよい揮発性メモリ又は不揮発性メモリ等のメモリを含んでよい。あるいは、データ格納手段は取り外し可能であってよい。
明らかなように、移動デバイスは、例えば電力をデバイスの種々の構成要素及びセンサに提供する電源を含む。電源は、好適な一実施形態においては、例えば前述のデータコネクタがコンピュータ又は他の適切なデバイス上のポートに挿入される際に充電可能な充電池を含むが、あらゆる適切な形態をとってよい。換言すると、データコネクタは、電力コネクタ及びデータコネクタを含むことが好ましい。
本発明に係る方法は、コンピュータプログラム等のソフトウェアを使用して少なくとも部分的に実現されてもよい。従って、本発明は、本発明の態様又は実施形態のいずれかに従って方法を実行するように実行可能なコンピュータ可読命令を含むコンピュータプログラムにも適用される。
従って、本発明は、データ処理手段を備えるシステム又は装置を動作させるために使用される場合に前記データ処理手段と共に、本発明の方法のステップを前記装置又はシステムに実行させるソフトウェアを含むコンピュータソフトウェアキャリアにも適用される。そのようなコンピュータソフトウェアキャリアは、ROMチップ、CD ROM又はディスク等の非一時的な物理記憶媒体であってよく、あるいは例えば衛星等に対する有線を介した電子信号、光信号又は無線信号等の信号であってよい。
更なる態様又は実施形態のうちのいずれかに係る本発明は、互いに一致するような程度まで本発明の他の態様又は実施形態を参照して説明されるいかなる特徴を含んでもよい。
これらの実施形態の利点は以下において説明され、これらの実施形態の各々の更なる詳細及び特徴は、添付の従属請求項及び以下の詳細な説明中の他の場所において規定される。
添付の図面を参照して、本発明の教示の種々の態様及びそれらの教示を具体化する構成を例として以下において説明する。
図1は、全地球測位システム(GPS)を示す概略図である。 図2は、ポータブルパーソナルトレーニングデバイスを提供するように構成された電子部品を示す概略図である。 図3は、ポータブルパーソナルトレーニングデバイスが無線通信チャネルを介して情報を受信してもよい方法を示す概略図である。 図4は、バンドに位置し且つ本発明に従って動作するように構成された例示的なフィットネスウォッチケーシングを示す斜視図である。 図5は、図4のウォッチケーシングを示す図である。 図6は、下側から見た図5のウォッチケーシングを示す図である。 図7は、フィットネスウォッチケーシングのない図4のウォッチバンドを示す図である。 図8は、ウォッチケーシングを示す横断面図であり、ケーシング内の構成要素を示す図である。 図9は、Bluetooth通信プロトコルが動作する方法を示す概略図である。 図10は、好適な方法に従って動作する際に携帯送信機デバイスが実行するステップを示すフローチャートである。 図11は、好適な方法に従って動作する際に携帯受信機デバイスが実行するステップを示すフローチャートである。 図12は、ウォッチ上の好適なメニューシステムを示す概略図である。 図13は、図12に示されたメニューシステムに対してウォッチが表示してもよい表示画面の例を示す図である。 図14は、ポータブルパーソナルトレーニングデバイス上に競争者の相対的な場所を表示する他の例示的な方法を示す図である。 図中、同一の図中符号は同一の機能に対して使用される。
次に、全地球測位システム(GPS)データへアクセスできるフィットネスウォッチ又はスポーツウォッチを特に参照して、本発明の好適な実施形態を説明する。説明されるようなフィットネスウォッチ又はスポーツウォッチは、多くの場合アスリートにより着用される。フィットネスウォッチ又はスポーツウォッチは、例えばユーザの速度及び距離を監視し、且つこの情報をユーザに提供することにより、アスリートが走っているか又は運動している間に彼らを支援する。しかし、デバイスは、ユーザにより携行されるか、あるいは例えば自転車又はカヤック等の乗り物に既知の方法で接続又は「ドッキング」されるように構成されうることが理解されるだろう。
図1は、そのようなデバイスにより使用可能な全地球測位システム(GPS)の一例を示す図である。そのようなシステムは、既知であり、種々の目的のために使用される。一般にGPSは、連続した位置、ベロシティ、時間及びいくつかの例においては無数のユーザに対する方向情報を判定できる衛星無線を使用したナビゲーションシステムである。以前はNAVSTARとして既知であったGPSは、極めて正確な軌道で地球を周回する複数の衛星を含む。これらの正確な軌道に基づいて、GPS衛星は自身の場所をいかなる数の受信ユニットにも中継できる。
GPSシステムは、特にGPSデータを受信できるデバイスがGPS衛星信号に対する無線周波数の走査を開始する場合に実現される。GPS衛星から無線信号を受信すると、デバイスは、複数の異なる従来の方法のうちの1つを用いて、その衛星の正確な場所を判定する。殆どの例において、デバイスは、少なくとも3つの異なる衛星信号を取得するまで信号の走査を継続する(尚、一般に位置は、他の三角測量技術を使用して2つの信号のみを用いて判定されないが、判定も可能である)。幾何学的三角測量を実現すると、受信機は、3つの既知の位置を利用して衛星に対する自身の2次元位置を判定する。これは既知の方法で実行されうる。更に、第4の衛星信号を取得することにより、受信デバイスは、同一の幾何学計算により既知の方法でその3次元位置を計算できる。位置及びベロシティのデータは、無数のユーザにより連続的にリアルタイムで更新されうる。
図1に示すように、GPSシステム全体を図中符号100で示す。複数の衛星120は、地球124の周囲の軌道上にある。各衛星120の軌道は、他の衛星120の軌道と必ずしも同期せず、実際には非同期である可能性が高い。GPS受信機140は、種々の衛星120からスペクトル拡散GPS衛星信号160を受信するものとして示される。
各衛星120から継続的に送信されたスペクトル拡散信号160は、極めて正確な原子時計を用いて達成された非常に正確な周波数標準を利用する。各衛星120は、そのデータ信号送信160の一部として、その特定の衛星120を示すデータストリームを送信する。一般にGPS受信機デバイス140は、GPS受信機デバイス140に対する少なくとも3つの衛星120からスペクトル拡散GPS衛星信号160を取得し、三角測量によりその2次元位置を計算することが当業者には理解される。追加の信号を取得する結果、全部で4つの衛星120から信号160を取得することになり、それによりGPS受信機デバイス140は、その3次元位置を既知の方法で計算できる。
図2は、本発明の好適な一実施形態に係るスポーツウォッチ200の電子部品をブロック構成要素の形式で例示的に示す図である。尚、デバイス200のブロック図は、デバイスの全ての構成要素を含むものではなく、構成要素の多くの例を表すにすぎない。
デバイス200は、押下可能なタッチパッド(又はトラックパッド)等の入力装置212に接続されたプロセッサ202と、LCDディスプレイ等の表示画面210とを含む。デバイス200は、例えばある特定の速度に到達したこと又はある特定の距離を移動したことを警告する可聴情報をユーザに提供するように構成された出力装置を更に備えてよい。
図2は、プロセッサ202とGPSアンテナ/受信機204との間の動作可能接続を更に示す。アンテナ及び受信機は、図示するために概略的に組み合わされるが、別個に配置された構成要素であってもよい。アンテナは、あらゆる適切な形態であってもよいが、好適な一実施形態においてはGPSパッチアンテナである。
デバイス200は加速度計206を更に備える。加速度計206は、x方向、y方向及びz方向のユーザの加速を検出するように構成された3軸加速度計であってよい。加速度計は、GPS受信がない時/場合に使用するための歩数計として機能してもよく、且つ/あるいはフィットネスウォッチが水泳中に使用されている時に脈拍数を検出するように機能してもよい。加速度計は、デバイス内に配置されるように示されるが、ユーザにより着用又は携行され、且つ送信機/受信機208を介してデバイス200にデータを送信する外部センサであってもよい。
デバイスは、フットポッドセンサ222又は心拍数センサ226等の他のセンサからデータを更に受信してもよい。例えばフットポッドセンサは、ユーザの靴の靴底の中又は上に配置される圧電加速度計又は微小電気機械システム(MEMS)加速度計であってもよい。各外部センサは、送信機/受信機208を介してデバイス200に対してデータを送出又は受信するために使用可能な送信機及び受信機224及び228をそれぞれ備える。
プロセッサ202は、メモリ220に動作可能に結合される。例えばメモリリソース220は、ランダムアクセスメモリ(RAM)等の揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリ、例えばフラッシュメモリ等のデジタルメモリを含んでもよい。メモリリソース220は取り外し可能であってもよい。以下において更に詳細に説明するように、メモリリソース220は、GPS受信機204、加速度計206及び送信機/受信機208から取得したデータを格納するために、これらのセンサ及びデバイスに更に動作可能に結合される。
また、図2に示された電子部品は、従来の方法で電源218により電力供給されることが当業者には理解されるだろう。電源218は充電池であってもよい。
デバイス200は、複数の電気的コンタクト又はUSBコネクタ等の入出力(I/O)装置216を更に備える。I/O装置216は、プロセッサ、並びに少なくともメモリ220及び電源218にも動作可能に結合される。例えばI/O装置216は、プロセッサ220、センサ等のファームウェアを更新し、メモリ220に格納されたデータをパーソナルコンピュータ又はリモートサーバ等の外部の計算リソースに転送し、且つデバイス200の電源218を充電するために使用される。他の実施形態において、データは、あらゆる適切な移動遠隔通信手段を使用して無線でデバイス200により更に送出又は受信されうる。
当業者により理解されるように、図2に示された部品の異なる構成は本発明の範囲内であると考えられる。例えば、図2に示された部品は、有線及び/又は無線接続等を介して互いに通信していてもよい。
図3において、ウォッチ200は、あらゆる数の異なる構成により実現されうる汎用通信チャネル410を介してサーバ400と通信しているものとして示される。サーバ400及びデバイス200は、接続がサーバ400とウォッチ200との間に確立される時に通信可能である(尚、そのような接続は、移動デバイスを介するデータ接続、インターネットを介するパーソナルコンピュータを介した直接接続等であってよい)。
サーバ400は、図示されなくてもよい他の構成要素に加えて、メモリ406に動作可能に接続され且つ有線又は無線接続を介して大容量データ記憶装置402に更に動作可能に接続されるプロセッサ404を含む。プロセッサ404は、送信機408及び受信機409に更に動作可能に接続され、通信チャネル410を介してデバイス200に対して情報を送信及び送出する。送受信される信号は、データ、通信及び/又は他の伝播信号を含んでもよい。送信機408及び受信機409の機能は、信号送受信機に組み合わされてもよい。
通信チャネル410は、特定の通信技術に限定されない。また、通信チャネル410は単一の通信技術に限定されない。即ち、チャネル410は、種々の技術を使用するいくつかの通信リンクを含んでもよい。例えば通信チャネル410は、電気通信、光通信及び/又は電磁通信等のためにパスを提供するように構成されうる。従って、通信チャネル410は、電気回路、ワイヤ及び同軸ケーブル等の電気導体、光ファイバケーブル、変換器、無線周波数(RF)波、大気、空所等のうち1つ又はそれらの組み合わせを含むが、それらに限定されない。更に通信チャネル410は、例えばルータ、中継器、バッファ、送信機及び受信機等の中間装置を含んでよい。
例示的な一構成において、通信チャネル410は、電話及びコンピュータネットワークを含む。更に通信チャネル410は、無線周波数通信、マイクロ波周波数通信、赤外線通信等の無線通信に対応できてもよい。また、通信チャネル410は衛星通信に対応できる。
サーバ400は、無線チャネルを介してウォッチ200によりアクセス可能なリモートサーバを含んでもよい。サーバ400は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、仮想プライベートネットワーク(VPN)等に配置されたネットワークサーバを含んでもよい。
サーバ400は、デスクトップコンピュータ又はラップトップコンピュータ等のパーソナルコンピュータを含んでもよい。通信チャネル410は、パーソナルコンピュータとウォッチ200との間に接続されたケーブルであってもよい。あるいは、パーソナルコンピュータは、ウォッチ200とサーバ400との間に接続され、サーバ400とウォッチ200との間にインターネット接続を確立してもよい。あるいは、移動電話又は他のハンドヘルドデバイスは、インターネットを介してウォッチ200をサーバ400に接続するためにインターネットへの無線接続を確立してもよい。
サーバ400は、大容量記憶装置402に更に接続される(又は大容量記憶装置402を含む)。大容量記憶装置402は、少なくともデジタル地図情報のストアを含む。このデジタル地図情報は、デバイスからのデータ、例えばGPS受信機204から取得されたタイムスタンプを押された場所データ及び加速度計206、フットポッドセンサ222等から取得された着用者の動きを示すデータと共に、その後デバイス200の着用者が閲覧可能な着用者が移動した経路を判定するために使用されうる。
明らかなように、ウォッチ200は、走者又は他のアスリートが走ること又は他の同種の運動を行う時に彼らが着用するように設計される。GPS受信機204及び加速度計206等のウォッチ200内の種々のセンサは、例えば移動距離、現在の速度等のこの走りと関連付けられたデータを収集し、表示画面210を使用してこのデータを着用者に対して表示する。
図4は、複数の異なるドッキングソリューションに挿入可能なモジュールの形態の本発明の好適な一実施形態に係るフィットネスウォッチケーシング502を示す斜視図である。ウォッチケーシング502は、互いに離間している表示筐体504及びユーザインタフェース506を含む。図4に示された実施形態において、ウォッチケーシング502は、フィットネスウォッチ500を機能させるためにユーザの手首に着用可能なバンド508における開口部513及び514(図7に示されるような)に挿入される。明らかなように、ウォッチケーシング500のユーザインタフェース部分506は、開口部514を通るように構成され、表示筐体部分504は、開口部513を通るように構成される。バンド508は、従来の方法でバックル512により互いに接続する2つの部分509及び510から形成される。バンド508とウォッチケーシング500上の凹部と突起部、例えば図5に示されるような突起部519とが協働することにより、ウォッチケーシング500は、バンド508内の位置に解放可能に係合し且つ維持されうる。
図5は、モジュールがバンド508から係合状態を解除された後のウォッチケーシング502を示す斜視図である。上述したように、ケーシング502は、表示筐体504と、表示筐体から離間されるユーザインタフェース506とを有する。表示筐体部分504は、略直方体の構成であり、情報をユーザに表示するための略平面のディスプレイ516を有する。ウォッチのこの部分は、使用中のユーザの手首の裏面に位置する。ユーザインタフェース部分506は、接続部分518により表示筐体504に接続される。この接続部分518は、表示筐体504から離れて拡張するフランジであるとみなされてよい。フランジ518は、使用している側のユーザの手首の周囲をカーブするように、表示筐体504から離れて拡張するにつれカーブする。ユーザインタフェース506は、使用している側のユーザの手首に配置されるようにフランジ518上に配置される。ユーザインタフェース506は、ユーザがウォッチ500と対話するために略平面の押下面を有する。それにより、ユーザは、ウォッチ500を制御するように、例えばウォッチのメニューシステム内の所望の機能を選択するように、押下面に垂直の方向に押下面を押下できる。
使用している側のユーザの手首の近くに位置するようにカーブしたフランジ518上に配置されているユーザインタフェース506の場所は、多くの重要な利点を有する。例えばこれにより、ユーザは、1本の指のみを使用してウォッチ500と対話できる。より具体的には、ユーザは、ウォッチが巻きつけられるユーザの手首の周囲にユーザインタフェース506の押下面を押し込むため、1本の指で押下面を押下できる。これは、ボタンがウォッチの周端部の周りに配置され、且つユーザが1本の指でボタンを押下し且つ押圧力を平衡させるためにウォッチの他端上で親指を使用しなければならない従来のウォッチとは対照的である。また、以下において更に詳細に説明されるように、ユーザインタフェース506は、GPSパッチアンテナ538等の1つ以上の他の構成要素を収容するチャンバ536を規定してもよい(図8を参照)。手首の内側にGPSアンテナ538を配置することにより、ランニング中に手首の内側が実質的に上方に向けられるため、GPSアンテナは、走者が着用する際にGPS信号を受信するために最適な位置にある。図10に示されるように、表示筐体504の略平面のディスプレイにより規定される平面は、ユーザインタフェース506により規定される場所に対してある角度をなして配置され、2つの平面間の二面画550は、90度未満であり、一般に40度〜70度である。
図6は、ケースの下側からのウォッチケーシング502を示す概略図である。表示筐体504から拡張するフランジ518は、その遠位端に配置された電気コネクタ520を有する。これらの電気コネクタ520は、ウォッチケーシング502内のバッテリを充電するため、あるいはウォッチ500からデータを抽出するか又はウォッチ500にデータを入力するために、ケーシング502を別のデバイスに電気的に接続するように使用されてもよい。電気コネクタ520は、フランジ518の遠位端に配置されるため、ウォッチの電気的接続520を係合するためのドッキング電気的接続を有するドッキングデバイスのスロットに挿入されるように最適に配置される。あるいは、ウォッチ500の電気コネクタ520は、ケーブルと接続されるように配置されうる。バンド508を除去することにより、ウォッチ500をケーブルに容易にドッキング又は接続できることが理解されるだろう。電気コネクタ520は、図2に関連して説明した入出力ポート216として使用されてもよい。
図8は、ウォッチのケーシング502を示す横断面図であり、ウォッチの基本構成要素の好適な構成を示す。
表示筐体部分504は、バッテリ(好ましくは充電池)521と、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイ522と、LCDディスプレイ522の上のレンズスクリーン524と、LCDディスプレイ522の下のプリント回路基板(PCB)526とを含む。一般にPCB526は、パッチアンテナ538に動作可能に接続され、且つデバイスの場所及び速度を判定するために受信した衛星信号を処理するように構成されるGNSSチップセットを含む。更にPCB526は、Bluetooth v4.0規格の一部を形成するBluetooth低エネルギー(BLE)プロトコルを使用できるBluetoothチップセット等の無線通信デバイスを備え、心拍数モニタ及びフットポッドセンサ等の1つ以上の外部センサとの接続を形成するために使用されうる。表示筐体部分504は、圧力センサ528及び振動デバイス530を更に備える。圧力センサ528は、ウォッチ500が存在する環境の周囲圧力を検出するように働く。例えばセンサ528は、水中の圧力を検出するために使用されてもよく、これを水内の深度の推定値に関連付けてもよい。あるいは、圧力センサ528は、高度を判定するために使用されてもよい。振動デバイス530は、ウォッチの着用者に非常に近接するように、ケーシング502の下側に隣接して配置される。振動デバイス530は、警告をユーザに提供するように起動される際に振動するように構成される。図9から分かるように、ウォッチケーシング502は、上部のケーシング542が下部のケーシング544と係合し、且つウォッチの電子部品が上部のケーシングと下部のケーシングとの間に入れられた単一のモジュールとして形成される。
ユーザインタフェース部分506は、ウォッチの構成要素が配置されてもよいチャンバ536を規定する。チャンバ536は、ボタンベゼル532及び下部のケーシング544により定められてもよい。パッチアンテナ538はチャンバ536に配置される。図5に関連して上述したように、この構成により、アンテナ538がユーザの手首の内側に位置できるため、GPSアンテナ538は、ランニング中に着用される際に自然に上方に向けられる。これは、GPSアンテナがディスプレイの下に配置される従来のスポーツウォッチとは対照的である。そのような従来のウォッチにおけるディスプレイがユーザの手首の裏面に位置するように設計されるため、ディスプレイ、即ちGPSアンテナは、ユーザが走っている間に上方に向かず、よってGPS信号を受信するのに最適な位置にない。本発明の実施形態によると、表示筐体部分504の外側のGPSアンテナ538の好適な場所により、所定の多数の構成要素に対してウォッチ筐体部分504を縮小させることも可能である。ユーザインタフェース部分506の電子機器は、リボンケーブル540等により表示筐体部分504の電子機器に電気的に接続される。
ユーザインタフェース部分506は、ユーザの指の動きを入力に変換してウォッチを制御するために、例えば静電容量感知/コンダクタンス感知を利用するタッチパッド(又はトラックパッド)532を含む。タッチパッドは、例えば左右又は上下の単一の軸に沿う動きを感知できる1次元タッチパッドを含んでもよい。他のより好適な実施形態において、タッチパッド532は、入力手段の略平面により規定された平面上のあらゆる方向又は少なくとも左右及び上下に動きを感知できる2次元タッチパッドを含む。タッチパッド532は、例えばウォッチのメニューシステム内の所望の機能を選択するのに使用するために押下可能であるように更に構成される。これにより、ユーザは、1本の指を使用してユーザインタフェースを操作できる。ユーザインタフェースがウォッチを着用するユーザの手首に押し付けられるように配置されるため、ユーザは、ユーザインタフェースの押下を平衡させるために同一の手の第2の指を使用する必要はない。図8に示されるように、リボンケーブル540を介して表示筐体504内の関連する構成要素に送信するために検出された動きを電気信号に変換するセンサ534により、タッチパッドの押下が検出される。
他の実施形態において、ユーザインタフェース部分506は、ユーザの指、例えば一対の抵抗歪みゲージを使用することにより加えられた力を感知し、且つそれを入力に変換してウォッチを制御するポインティングスティック等の他の種類の入力手段を利用してもよい。あるいは、入力手段は、連続した押下面及び2つのアクチュエータを有する2方向ボタンを含んでもよい。ボタンは、押下面の第1の部分が押下される場合に第1の前記アクチュエータが第1の入力を提供してウォッチを制御するように作動し、且つ押下面の第2の部分が押下される場合に第2の前記アクチュエータが第2の入力を提供してウォッチを制御するように作動するように構成される。あるいは、入力手段は、連続した押下面及び4つのアクチュエータを有する4方向ボタンを含んでもよい。ボタンは、押下面の第1の部分が押下される場合に第1の前記アクチュエータが第1の入力を提供してウォッチを制御するように作動し、押下面の第2の部分が押下される場合に第2の前記アクチュエータが第2の入力を提供してウォッチを制御するように作動し、押下面の第3の部分が押下される場合に第3の前記アクチュエータが第3の入力を提供してウォッチを制御するように作動し、且つ押下面の第4の部分が押下される場合に第4の前記アクチュエータが第4の入力を提供してウォッチを制御するように作動するように構成される。本明細書において説明する押下面は、使用中のユーザの腕又は手首に接触する下面の部分に平行で且つその上にある前記略平面であることが好ましい。ユーザインタフェースは、要望に応じて、タッチセンシティブユーザインタフェース上の仮想ボタン等のあらゆる1つ以上の機械的に作動するボタン又は非機械的に作動するボタンを含んでもよいとも考えられる。
本発明の好適な一実施形態によると、第1のスポーツウォッチは、センサデータを少なくとも1つの他のスポーツスウォッチに通信し、少なくとも1つの他のスポーツスウォッチからセンサデータを更に受信してもよい。例えばセンサデータは、データを送信するスポーツウォッチの場所を示す場所データであってもよい。これにより、第1のスポーツウォッチは、他のスポーツウォッチの各ユーザがそれらの場所を第1のスポーツウォッチの場所と比較できるように、自身の場所を他のスポーツウォッチに転送できる。同様に、第1のスポーツウォッチは、自身に対する他のスポーツウォッチの各々の場所を示せるように、他のスポーツウォッチから場所データを受信してもよい。これは、例えばそのようなスポーツウォッチのユーザが競争において互いに競争している場合に有用だろう。一般にスポーツウォッチは、自身の場所及びオプションとして現在の速度を検出するために、GPS受信機等の場所判定手段を備える。従って、センサデータは、GPS受信機からの場所及び/又は速度の情報であることが好ましい。しかし、他の種類のセンサデータが、場所情報に加えて又は場所情報の代わりに送信されてもよい。例えば、各スポーツウォッチは、速度(又はベロシティ)センサ、あるいは高度センサと関連付けられてもよく、これらのセンサのうちの少なくとも1つからのデータは、他のウォッチに送信されてもよい。
スポーツウォッチは、Bluetooth v4.0規格の特徴であるBluetooth低エネルギー(BLE)プロトコル等のBluetoothプロトコルを使用して、センサデータを他のスポーツウォッチに転送することが好ましい。しかし、センサデータは、従来のデータ転送モードでプロトコルを使用することにより転送されない。むしろ、データは、データを転送するための所要電力を減少させるために、従来の通信技術と比較してウォッチのバッテリへの負担を軽減する方法で転送される。
本発明の好適なデータ転送方法の理解を支援するために、次に、従来のBluetoothプロトコル通信方法の基本的な周知の原理のうちのいくつかを説明する。BLEプロトコルに従って動作するBluetoothデバイスは、5つの基本動作状態、即ち待機状態、アドバタイジング状態、走査状態、開始状態及び接続状態を有する。待機状態は、デバイスがデータパケットを全く送信又は受信しないデバイスのデフォルト状態である。アドバタイジング状態は、デバイスがアドバタイジングチャネルパケットを送信する状態である。デバイスは、この状態の場合にアドバタイザとして認識される。アドバタイジング状態において、アドバタイザは、アドバタイジングチャネルパケットを受信している他のデバイスからトリガされているあらゆる応答を更にリスンし且つそれに応答してもよい。走査状態は、デバイスが他のデバイスからのアドバタイジングチャネルパケットをリスンする状態である。走査状態のデバイスはスキャナとして認識される。開始状態は、デバイスが特定のデバイスからのアドバタイジングチャネルパケットをリスンし、他の特定のデバイスとのデータ接続を開始するためにこれらのパケットに応答する状態である。この状態のデバイスはイニシエータとして認識される。接続状態は、デバイスが別のデバイスとのデータ接続を形成した状態である。デバイスは、開始状態又はアドバタイジング状態から接続状態になりうる。デバイスは、イニシエータ状態から接続状態になる際、接続においてマスタの役割をする。これに対して、デバイスは、アドバタイジング状態から接続状態になる際、接続においてスレーブの役割をする。
次に、図9を参照して、従来のBluetooth低エネルギー(BLE)プロトコルデバイスの通信方法を説明する。図9は、互いの間でデータを通信したいと考える第1のデバイス550及び第2のデバイス552を示す。第1のデバイス550は、待機状態からアドバタイジング状態に移り、アドバタイジングプロトコルデータユニット(PDU)を有するアドバタイジングチャネルパケットを同報通信する。BLEプロトコルは4つの種類の初期アドバタイジング事象を有し、そのうちの3つは指示されず、即ち特定の受信機向けのものではなく、1つは指示される。図9に示される3つの種類の指示されないアドバタイジング事象は、(i)スキャナ又はイニシエータが走査要求又は接続要求で応答できるようにする接続可能な指示されない(ADV_IND)事象、(ii)スキャナがアドバタイザに関する追加情報を要求する走査要求で応答できるようにする走査可能な指示されない(ADV_SCAN_IND)事象及び(iii)スキャナがパケットに含まれた情報をアドバタイザから受信できるようにするが、更なる情報に対する要求を送出できるようにしない接続不可能な指示されない(ADV_NONCONN_IND)事象である。3つの種類の指示されないアドバタイジング事象の各々に対するこのアドバタイジングチャネルパケットは、第1のデバイス550のアドレスを含み、アドバタイザにより選択された追加データを含むことができる。そのような追加データを含むことができるパケットを図9の実線の矢印で示す。点線の矢印は、第1及び/又は第2のデバイスにより選択された追加データを全く含むことができないパケットを示す。
第2のデバイス552は、待機状態から自身がアドバタイジングパケットをリスンする走査状態に移る。第2のデバイス552は、自身がどのアドバタイジングチャネルパケットを処理するかを規定するスキャナフィルタポリシーを有する。第2のデバイス552は、選択したデバイスの「ホワイトリスト」からのアドバタイジングチャネルパケットを処理するように構成されてもよく、あるいは受信した全てのアドバタイジングチャネルパケットを処理するように構成されてもよい。第1のデバイス500により同報通信されたアドバタイジングチャネルパケットが第2のデバイス502により処理されるかの方法は、受信されるアドバタイジングチャネルパケットの種類に依存する。従って、例えば接続可能な指示されないアドバタイジング事象パケットの場合、第2のデバイス552は、走査要求(SCAN_REQ)パケット又は接続要求(CONNECT_REQ)パケットを同報通信できる。走査可能な指示されないアドバタイジング事象パケットの場合、第2のデバイス552は走査要求パケットを同報通信する。最後に、接続不可能な指示されない事象の場合、第2のデバイス552は、受信したデータパケットを処理するが、応答でデータパケットを同報通信しない。走査要求パケット及び接続要求パケットの各々は、第1のデバイス550及び第2のデバイス552のアドレスを含む。
第2のデバイス552と同様に、第1のデバイス550は、自身が受信したあらゆる走査要求パケット又は接続要求パケットを処理する方法を規定するアドバタイジングフィルタポリシーを有する。例えば第1のデバイス550は、選択したデバイスの「ホワイトリスト」から受信した走査要求パケット又は接続要求パケットを処理するように構成されてもよく、あるいは受信した全ての走査要求パケット又は接続要求パケットを処理するように構成されてもよい。第1のデバイス550は、第2のデバイス552から送出された走査要求パケットを処理する場合、走査応答(SCAN_RSP)パケットを再び第2のデバイス552に送出する。走査応答パケットは、第1のデバイス550のアドレスを含み、アドバタイザにより選択された追加データをやはり含むことができる。第1のデバイス550は、受信した接続要求パケットを処理する場合、第2のデバイス552へのデータ接続を形成する。接続要求メッセージのPDUは、第1のデバイス500と第2のデバイス502との間の通信の間に使用されるいくつかのパラメータ、例えば送信ウィンドウサイズ及びタイムアウト持続期間を規定する。本明細書において使用される「データ接続」という用語は、第1のデバイス500及び第2のデバイス502の双方の送受信機が同時に同一の周波数チャネルに同調され、そのチャネルに対して同一のアクセスアドレスを使用することを意味する。その後、第2のデバイス502はマスタの役割で動作し、第1のデバイス500はスレーブの役割で動作する。2つのデバイス間で送出されることを要求されたデータは、データ接続により確立されたデータチャネルを介して送出される。
上述の従来の通信方法は、相対的に低い電力でデータを無線転送する方法である。しかし、そのような技術の電力需要は、いくつかの適応例に対してそれでもなお望ましくなく高い。例えば、上述したようなスポーツウォッチは相対的に低いバッテリ容量を有し、そのようなウォッチにおけるGPS受信機等のGNSS位置システムは、バッテリから入手可能なエネルギーの大部分を必要とする。従って、よりエネルギー効率のよい方法でデータを通信することが望ましい。
本発明によると、センサデータは、従来よりもエネルギー効率のよい方法でデバイス間で通信されうる。発明者は、2つのデバイス間でデータ接続を確立する必要なく(即ち、双方のデバイスの送受信機が同時に同一の周波数チャネルに同調されることなく)デバイス間でセンサデータを送信できるため、あまり電力を使用せずにデータを転送できることを理解している。より具体的には、発明者は、センサデータが相対的に小さい傾向にあり、周期的且つほとんど発生しない間隔でセンサデータを他のデバイスに転送すればよいであろうことと、従ってアドバタイジングチャネルパケットにおいて、特に3つの種類の指示されないアドバタイジング事象毎の初期のアドバタイジングチャネルパケット及び走査応答データパケットにアドバタイザにより追加されうるオプションの追加データとしてセンサデータを送信できることとを理解している。
次に、図10及び図11を参照して好適な方法を説明する。第1のデバイス及び第2のデバイスはスポーツウォッチであり、センサデータはGNSSの場所及び/又は速度のデータである。しかし、本発明は、他の種類のデバイス及び他の種類のセンサデータにも適用されることが理解されるだろう。好適な方法において、スポーツウォッチは、データを互いに転送するためにBLEプロトコル等のBluetoothプロトコルを利用する。第1のウォッチは、GNSS受信機を使用することにより、第1のウォッチの場所及び/又は速度を示すGNSSの場所及び/又は速度のデータを取得する(ステップ560)。次に第1のウォッチは、アドバタイジング状態の際に第1のウォッチから同報通信されうるアドバタイジングチャネルパケットADV_SCAN_IND又はADV_NONCONN_INDのPDUにこのセンサデータを追加する(ステップ561)。これらの2つの種類のアドバタイジング事象により、第1のウォッチの同報通信範囲において第1のウォッチと別のウォッチとの間にデータ接続が確立されることになり得ないため、これらの2つの種類のアドバタイジング事象のうちの1つが使用される。第2のウォッチは、走査状態で動作し、第1のウォッチからアドバタイジングチャネルパケットを受信する(ステップ570)。第2のウォッチは、第1のウォッチのアドレス(即ち、識別番号)を抽出し(ステップ571)、受信したパケットが上述したようにデバイス上に存在する「ホワイトリスト」(ステップ572)、並びに第1のウォッチから送出されたアドバタイジングチャネルパケットからのGNSSの場所及び/又は速度のデータ(ステップ573)に基づいて処理されるべきであるかをオプションとして判定する。従って、第1のウォッチは、アドバタイジングチャネルパケットを同報通信することによりデータを転送するよりも速い速度で2つのウォッチのバッテリを消耗させ、且つ第1のウォッチにおけるBluetooth通信デバイスが他のデバイスに既に接続されている場合には実際には可能ではないかもしれないデータ接続を確立せずに、現在の場所及び/又は速度を第2のウォッチに転送できる。明らかなように、一般にBluetoothチップは、あらゆる所定の時間において数個のデータ接続チャネルのみを確立できる。そのようなデータチャネルが全て既に使用中の場合、そのデバイスに対してデータを転送することはできない。例えば従来のスポーツウォッチは、心拍数モニタ及びフットポッドセンサとのBluetooth接続を確立しているかもしれないため、そのデータチャネルの全てを占有し且つ他のデータをスポーツウォッチに対して転送するためのデータチャネルを残しておかない。これに対して、本発明により、スポーツウォッチは従来の方法でデータチャネルを継続して使用できるが、本発明に係るデータ転送がデータ通信チャネルを確立することを要求しないために、依然としてセンサデータをデバイスに対して転送できない。
上述したように、第2のウォッチは、ADV_SCAN_INDパケットを受信する場合、第1のウォッチから受信したアドバタイジングチャネルパケットに応答して走査要求パケットSCAN_REQを第1のデバイスに同報通信してもよい。その後、第1のウォッチは、第2のウォッチから受信した走査要求パケットに応答して走査応答パケットSCAN_RSPを同報通信してもよい(ステップ563及び566)。第1のウォッチは、アドレス(即ち、識別番号)、並びにGNSS受信機からの更新済みのGNSSの場所及び/又は速度のデータを走査応答パケットのPDU部分に追加してもよい(ステップ564及び565)。従って、第2のウォッチは、第1のウォッチから走査応答パケットを受信する場合、第1のウォッチのアドレス(即ち、識別番号)、並びに第1のウォッチから送出された更新済みのGNSSの場所及び/又は速度のデータを抽出できる。その後、第2のウォッチは、第1のウォッチに対して現在の場所及び/又は速度の情報を更新でき、第2のウォッチに対する第1のウォッチの新しい場所及び/又は速度、あるいは更新された2つのウォッチ間の距離を第2のウォッチのユーザに示すことができる。あるいは又は走査応答パケットにおける更新済みのGNSSの場所及び/又は速度のデータを送信することに加えて、第1のウォッチは、別の種類のセンサデータを第2のウォッチに送出される走査応答パケットに追加してもよい。
センサデータは、アドバタイジングチャネルパケット及び走査応答メッセージのうちのいずれか1つのみにおいて又はそれらのうちのいずれか2つ以上の組み合わせにおいて送出されてもよいことが理解されるだろう。第2のウォッチはアドバタイジング状態で動作可能であり、且つ第1のウォッチは走査状態で動作可能であることが更に理解されるだろう。従って、第2のウォッチは、第1のウォッチがセンサデータを第2のウォッチに送出する方法、即ちアドバタイジングチャネルパケット及び走査応答メッセージにおいて説明される方法と対応する方法でセンサデータを第1のウォッチに送出してもよい。
第1のウォッチ及び第2のウォッチは、センサデータを転送するために互いの間にデータ接続チャネルを形成しない。ウォッチのみがアドバタイジング状態、走査状態又は待機状態で動作できるようにし、且つウォッチ間で接続要求メッセージを送出できないようにするメッセージ形式を使用するウォッチにより、これを防止する。
2つのデバイスのみを説明したが、本発明は、データを更なるデバイスに転送するために使用されてもよい。例えば、第3のウォッチ又は更なるウォッチは、データを互いに転送する第1のウォッチ及び第2のウォッチに関連して上述したのと同一の方法で、センサデータを第1及び/又は第2のウォッチに送信してもよい。同様に、第1及び/又は第2のウォッチは、データを互いに転送する第1のウォッチ及び第2のウォッチに関連して上述したのと同一の方法で、データを第3のウォッチに転送してもよい。従って、各ウォッチは、範囲内にあるという条件で、複数の他のウォッチの場所を表示できることが理解されるだろう。
各ウォッチは、他の全てのデバイスからのアドバタイジングチャネルパケット、走査要求メッセージ又は走査応答メッセージを処理するように設定されてもよい。この特徴により、各ウォッチは、範囲内にある他のあらゆるウォッチからのセンサデータを表示できる。あるいは、各ウォッチは、選択されたデバイス(即ち、「ホワイトリスト」上のデバイス)のみからのアドバタイジングチャネルパケット、走査要求メッセージ又は走査応答メッセージを処理するように設定されてもよい。この特徴により、各ウォッチは、ある特定の他のウォッチ、例えば同一の製造業者からのウォッチからのセンサデータのみを表示できる。各ウォッチのユーザは、処理されるアドバタイジングチャネルパケット、走査要求メッセージ又は走査応答をデバイスから選択できる。例えばユーザは、個々のウォッチ、例えば既知の競争者又は知人のウォッチからのアドバタイジングチャネルパケット、走査要求メッセージ又は走査応答のみが処理されることを選択してもよい。
ウォッチのユーザが競争者の状況に関して通知され続けられるように、センサデータは、適切な頻度でウォッチ間で同報通信されることが理解されるだろう。例えば、更なるセンサデータを有するアドバタイジングチャネルデータパケットは、30秒〜2分毎に1回周期的に同報通信されるか、あるいは1人又は複数のユーザが移動している速度に依存する速度で同報通信されてもよい。例えばセンサデータは、歩行者のグループと比較してサイクリストのグループ間でより速い速度で転送される必要がある可能性が高いだろう。
上述したように、本発明の実施形態の方法を使用して動作するように構成される例示的なウォッチのユーザインタフェース部分506は、表面にわたる2次元でユーザの指の移動を検出できるトラックパッドを含む。これは、ディスプレイ522により表示されたメニューシステムをナビゲートするために特に有用である。本発明の実施形態は、例えば図12において示されるような「立方体」設計メニューシステムを使用することが好ましい。「立方体」メニューシステムは、立方体面が広げられた場合に立方体の構造に類似するためにそのように呼ばれる。
図12は、メニューシステムを示す一般的な概略図であり、図13は、メニューシステムの各部分に含まれてもよいコンテンツの種類の一例を示す。図12及び図13に示されるように、ディスプレイは、クロック又は他の情報を表示してもよいデフォルトホーム画面600を有してもよい。ユーザは、メニューシステムの4つの異なるパスにナビゲートするために、トラックパッド532の移動上で上、下、左又は右の移動を示すことができる。この例において、ユーザがトラックパッド532にわたり指を左に移動する場合、画面はステータスページ602にナビゲートする。ステータスページ602は、バッテリレベル、使用可能な記憶容量、GPS受信レベル、インストールされるソフトウェアバージョン又はウォッチ500のシリアル番号等のステータス情報を表示してもよい。
この例において、ユーザがトラックパッド532にわたり指を上方向に移動する場合、画面は、ホームページ600からスマートフォンページ604にナビゲートする。メニューシステムのこのページは、スマートフォンとの接続を開始又は制御するために使用されてもよい。
この例において、ユーザがトラックパッド532にわたり指を下方向に移動する場合、画面は、ホームページ600から設定ページ606にナビゲートする。これにより、ユーザは、ウォッチ500の設定を確認又は変更できる。例えばユーザは、ウォッチプロファイル、クロック、ウォッチセンサ又は接続性を閲覧又は変更してもよい(例えば、機内モードと非機内モードとの間で)。ユーザは、トラックパッド532にわたる適切な動きにより設定メニュー内で個々のオプションを上下にナビゲートしてもよく、トラックパッド532にわたる左又は右の動きを使用することにより、あるいはトラックパッド532を押下することにより、閲覧又は変更すべき設定を選択してもよい。これにより、図12及び図13に示されない更なるメニューページにユーザを導いてもよい。
示される例において、ユーザがトラックパッド532にわたり指を左に移動する場合、画面は、ホームページ600からアプリケーションメニュー608にナビゲートする。次にユーザは、ウォッチにおいて使用したい種類のモードを選択してもよい。例えばユーザは、ランニングモード、自転車モード、プールモード及び/又は屋外水泳モード等の水泳モード、あるいはトライアスロンモードを選択してもよい。ユーザは、トラックパッド532にわたる適切な動きによりアプリケーションメニュー内で個々のオプションを上下にナビゲートしてもよく、トラックパッド532にわたる左又は右の動きを使用することにより、あるいはトラックパッド532を押下することにより、使用すべきモードを選択してもよい。これにより、ユーザをアプリケーションコンテンツページ610に導く。図13に示される例において、ランニングモードが選択されており、アプリケーションコンテンツページはランニングモードに対して設定される。デバイスのGPSの場所が判定されると、ウォッチは、ペース、移動距離(左上)及び使用された推定カロリー(右上)を示すランニングページ612を表示する。
図13は、トレーニングモードが選択されるとウォッチにより表示されてもよい4つの他のディスプレイを示す。ウォッチ500は、例えばユーザが新しいラップを開始している時、あるいは特定の対象又はゴールに到達した時に警告をユーザに示してもよい。そのような警告は、ウォッチ214上のスピーカ、ウォッチ500のディスプレイ210、522又はウォッチの振動デバイス530によりユーザに提供されてもよい。
画面614は、ユーザが移動したい目標距離を示しており、且つウォッチが現在の場所からその目標までの距離を表示する「ゴール」モードを示す。示される例において、ユーザは、10km移動したらゴールであることをウォッチに入力しており、ウォッチは、この10kmのゴールに到達するための現在の場所からの距離が7.5kmであることを示している。
画面616は、ウォッチがユーザの心拍数を表示する「ゾーン」モードを示す。ディスプレイは、ユーザの心拍数がユーザにより選択された目標の心拍数に対してどのように経時変化するかの棒グラフを更に示す。
画面618は、ユーザが移動したサーキットのラップの数を表示する「ラップ」モードを示す。例えばウォッチは、ユーザが移動したスイミングプールのラップの数又は事前定義済みの距離を走った、例えば従来の400mのランニング用トラックを回った回数をカウントしてもよい。
画面620は、「レース(race me)」モードを示す。このディスプレイは、ユーザが競争している別の競争者の場所を示すために第2の矢印があることを除いて、ゴールモード614のディスプレイに類似する。この例においては競争距離はたった2.3kmであるが、競争の全体の距離は、ゴールモード614の方法と同様に表示される。ユーザと競争者との間の距離が更に示され、この例においては23mである。第2の矢印は、例えばユーザにより事前に入力された要求に基づいて、その進捗がウォッチ500により生成される仮想競争者を表してもよい。しかし、他の実施形態において、デバイスが、本発明の実施形態に従ってBLEアドバタイジングチャネルデータパケットにおける別の隣接デバイスから場所及び/又はペースのデータを受信する場合、第2の矢印は現実の競争者を表してもよい。
上述した「レース」モード画面620は、競争者間の現在の相対的な距離及び/又は速度を示す一例である。次に、図14を参照して別の例を説明する。図14に示されるように、各ウォッチは、検出されている(即ち、アドバタイジングチャネルパケットが処理されている)他のウォッチの全ての相対位置を示すレーダスタイル画面700を有してもよい。各ウォッチの場所は、それぞれのウォッチのユーザにより選択され且つセンサデータと共に転送されてもよい一意のアイコン702、704、706により示されてもよい。ウォッチが閲覧される角度に関係なくウォッチのユーザが他のウォッチの場所の方向を判定できるように、あらゆる所定のウォッチのディスプレイは、前記所定のウォッチ上のコンパス方向に対する他のウォッチの場所を示してもよい。ウォッチ自体の場所は、所定のポイント(例えば、レーダスタイル画面700の中心)において又は自身の一意のアイコンにより常に表示されてもよい。このポイント又は他の検出されたウォッチのアイコンのうちの1つからのディスプレイ上の距離は、他のウォッチへの実際の距離に比例してもよい。ウォッチは、所定の距離内にあると検出される他のウォッチを示すだけでもよい。あるいは、所定の距離を超える距離にあると検出されるウォッチは、ディスプレイ上の最大距離、例えばディスプレイの端部の環上の点におけるアイコン708により示されてもよい。
あるいは、あらゆる所定のウォッチは、ディスプレイ上の所定の場所に留まる他の検出されたデバイスのうちの1つを選択でき、且つ前記所定のウォッチが他の検出されたウォッチに対して移動する際に所定の場所に対して移動するものとして自身の場所を示すように構成されてもよい。
各ウォッチは、他のウォッチから識別番号及びセンサデータを受信する。各ウォッチは、自身の識別番号及びセンサデータを別のウォッチ又は他のウォッチに転送する場合、他のウォッチから受信した識別番号及びセンサデータを転送するように構成されてもよい(好ましくは同一の方法で)。従って、識別番号及びセンサデータが範囲の内側にあるウォッチにより再送信されるため、ウォッチは、範囲の外側にある他のウォッチからこの情報を受信できる。これは、高出力送受信機を必要とせずにネットワークの範囲を拡大するのに役立つ。
他のウォッチが所定の期間検出されない場合、これらのウォッチに対するアイコンは、ディスプレイから除去されてもよく、あるいは例えばぼやけたアイコンとして示されていることにより、所定の期間検出されていないものとして示されてもよい。
ウォッチは、ユーザが別のウォッチに対するアイコンを選択し且つ他のウォッチに関するデータを判定できるように構成されてもよい。例えばユーザは、フルネーム又は場所に関する更なる詳細等の他のウォッチのユーザの識別番号に関する更なる情報を判定できてもよい。そのような追加データは、センサデータと同一の方法でウォッチにより受信されてもよい。あるいは又は更に、ウォッチは、最後に認識された場所及び/又は他のウォッチが検出された最後の時間の更なる詳細を示してもよい。
次に、ぺロトンの形態で移動するサイクリストのグループを参照して、本発明の別の例示的な使用を説明する。そのような状況において、ぺロトンにおける各乗り手は、例えば上述の方法でぺロトンにおける乗り手の位置を参照することにより、識別番号及び場所を示すデータを転送するように構成されるウォッチと関連付けられてもよい。1つ以上の警告は、例えば音声及び/又は視覚、並びに/あるいは触覚の警報の形態で、他の乗り手に対するぺロトンにおける場所に基づいて乗り手に与えられうる。例えば警告は、乗り手がぺロトンの最前列に移動する番である際にユーザに与えられうる。また、警告は、1人以上の乗り手がぺロトンの後方に後退する際にユーザに与えられうる。ユーザのグループがある種類の編成で移動する必要がある他の活動において、同様の機能性を提供できることが理解されるだろう。
以上、本発明の種々の態様及び実施形態を説明したが、本出願の範囲は本明細書に記載される特定の構成に限定されるのではなく、添付の特許請求の範囲の範囲に含まれる全ての構成、並びにそれらに対する変更及び変形を含むことが理解されるだろう。
例えば、前述の詳細な説明中で説明した実施形態はGPSを参照するが、ナビゲーションデバイスは、GPSの代わりに(又は実際はGPSに加えて)あらゆる種類の位置感知技術を利用してもよい。例えばナビゲーションデバイスは、欧州のGalileoシステム等の他のグローバルナビゲーション衛星システムを利用してもよい。同様に、ナビゲーションデバイスは衛星を使用したシステムに限定されず、地上ビーコン又はデバイスが地理的場所を判定できるようにする他の種類のシステムを使用して容易に機能できる。
場所データである転送されたセンサデータに関連して好適な方法を説明したが、更なる又は別の種類のセンサデータが転送されてもよい。例えば、速度センサ、ベロシティセンサ、姿勢センサ又は高度センサのうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせからのデータが転送されてもよい。このデータが転送されるデバイスは、他のデバイスからのこのデータを表示してもよく、あるいは例えば速度、姿勢又は高度の差異を表示するために、データが転送されているデバイスの対応するセンサデータとこのセンサデータとの差異を表示してもよい。
スポーツウォッチに関連して好適な方法を説明したが、センサデータは、本発明の方法を使用して他のあらゆる種類のデバイスに対して転送されてもよいことが理解されるだろう。他のパーソナルトレーニングデバイス又は移動デバイス等の他のデバイスが、本発明を使用してもよい。例えば移動電話は、インストールされ且つ本発明の方法で動作するアプリケーションを有してもよい。
Bluetooth通信に関連して好適な方法を説明したが、デバイス間でデータ接続を形成することなく、あるデバイスがデータパケットを同報通信するようにアドバタイジングモードで動作し、且つ別のデバイスがそのようなデータパケットを受信及び処理するように走査モードで動作する本発明により、例えば約100m以下の同報通信範囲を有する他の狭域通信の技術及びプロトコルが考えられる。
好適な実施形態はソフトウェアによりある特定の機能性を実現してもよいが、その機能性はハードウェアのみで(例えば、1つ以上のSIC(特定用途向け集積回路)により)又は実際にはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより同様に実現可能であることが当業者には更に理解されるだろう。
最後に、添付の特許請求の範囲は本明細書で説明した特徴の特定の組み合わせを説明するが、本発明の範囲は、以下に請求される特定の組み合わせに限定されず、特定の組み合わせが今回の添付の特許請求の範囲で特に列挙されているか否かに関係なく、本明細書で開示される実施形態又は特徴のあらゆる組み合わせを含む。

Claims (35)

  1. デバイス間でデータを無線送信する方法であって、
    少なくとも1つのセンサから受信したセンサデータを有する第1のデバイスを提供することと、
    各々が前記第1のデバイスを識別するための識別子を含み、且つ前記少なくとも1つのセンサからの前記センサデータを更に含むデータパケットを無線同報通信するように、アドバタイジング状態で前記第1のデバイスを動作させることと、
    第2のデバイスが他のデバイスにより同報通信されたデータパケットを走査する走査状態で前記第2のデバイスを動作させることとを備え、
    前記第2のデバイスは、前記第1のデバイスからデータパケットを受信し、前記識別子から前記第1のデバイスの識別番号を判定し、前記センサデータを抽出し、前記第1のデバイスの前記識別番号及び前記第1のデバイスと関連付けられた前記センサデータを示す出力を提供することを特徴とする方法。
  2. 前記第1のデバイスは、前記第1のデバイスが前記第2のデバイスを検出する必要なく又は前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスが同時に同一の周波数チャネルに同調されてデータ接続を確立することなく、前記データパケットにおいて前記センサデータを前記第2のデバイスに転送することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記第1のデバイスは前記データパケットを同報通信し、前記第2のデバイスは、Bluetoothプロトコル、オプションとしてBluetooth低エネルギープロトコルを使用して前記データパケットを走査及び受信することを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
  4. 前記データパケットはBluetoothアドバタイジングチャネルパケットであり、前記第1のデバイスは、前記識別子及びセンサデータを前記Bluetoothアドバタイジングチャネルパケットに追加することを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 前記センサデータは、前記アドバタイジングチャネルパケットのプロトコルデータユニット(PDU)部分に追加されることを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 前記第2のデバイスは、前記第1のデバイスからアドバタイジングチャネルパケットを受信する場合に走査要求メッセージを同報通信するように入力指示され、前記第1のデバイスは、前記第2のデバイスから前記走査要求メッセージを受信する場合に、前記第1のデバイスの前記識別子及び前記第1のデバイスからのセンサデータを含む走査応答メッセージを同報通信するように入力指示され、その後前記第2のデバイスは、前記第1のデバイスから前記走査応答メッセージを受信し、前記識別子から前記第1のデバイスの前記識別番号を判定し、前記走査応答メッセージから前記センサデータを抽出し、前記第1のデバイスの前記識別番号及び前記第1のデバイスと関連付けられた前記センサデータを示す出力を提供することを特徴とする請求項4又は5記載の方法。
  7. 前記第1及び/又は第2のデバイスは、Bluetoothデータチャネルを介して前記他のセンサとの1つ以上のデータ接続を確立することにより、1つ以上の他のセンサからデータを受信することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つのセンサは、前記センサの以下の特性、即ち地理的場所、速度、姿勢、加速度及び高度のうちのいずれか1つ又は2つ以上のあらゆる組み合わせに関連するセンサデータを取得することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記第2のデバイスは、前記第1のデバイスから前記データパケットのうちの1つを受信し、前記第1のデバイスから受信した前記センサデータを表す情報と共に前記第1のデバイスを表すアイコンを表示することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記第2のデバイスは、前記第2のデバイスに関連したセンサデータを取得するために1つ以上のセンサと関連付けられ、前記第2のデバイスと関連付けられた前記センサデータを表す情報と共に前記第2のデバイスを表すアイコンを表示することを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. 前記第1のデバイス及び第2のデバイスに関連する前記センサデータは、地理的場所、速度、姿勢、加速度及び高度のうちのいずれか1つ又はいずれか2つ以上のあらゆる組み合わせであり、前記第2のデバイスは、前記第1のデバイス及び第2のデバイスと関連付けられた前記センサデータを表示することを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 前記第2のデバイスは、事前定義済みの又は選択された種類のデバイス、あるいは事前定義済みの又は選択された個々のデバイス識別番号により同報通信される前記センサデータのみを抽出するように、前記選択された又は事前定義済みの種類のデバイス、あるいは前記選択された又は事前定義済みのデバイス識別番号からのデータパケットのみを処理するように構成されるか又は構成可能であることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 各々が前記第2のデバイスを識別するための識別子を含み、且つ前記第2のデバイスと関連付けられた少なくとも1つのセンサから取得されたセンサデータを更に含む第2のデータパケットを無線同報通信するようにアドバタイジング状態で前記第2のデバイスを動作させることと、
    前記第1のデバイスが他のデバイスから同報通信されたデータパケットを走査する走査状態で前記第1のデバイスを動作させることとを含み、
    前記第1のデバイスは、前記第2のデバイスから第2のデータパケットを受信し、前記第2のデバイスにより送出された前記識別子から前記第2のデバイスの識別番号を判定し、前記第2のデバイスにより送出された前記センサデータを抽出し、前記第2のデバイスの前記識別番号及び前記第2のデバイスと関連付けられた前記センサデータを示す出力を提供することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記第1のデバイスは、前記第2のデバイスから前記第2のデバイスのデータパケットのうちの1つを受信し、前記第2のデバイスから受信した前記第2のセンサデータを表す情報と共に前記第2のデバイスを表すアイコンを表示することを特徴とする請求項13記載の方法。
  15. 前記第1及び/又は第2のデバイスは、ポータブルデバイスであり、オプションとしてハンドヘルドデバイス、あるいはユーザが携行又は着用するデバイスであることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記第1及び/又は第2のデバイスは、パーソナルトレーニングデバイスであり、オプションとしてフィットネスウォッチであることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の方法。
  17. データを送信する携帯送信機デバイスであって、
    センサデータを取得する少なくとも1つのセンサと、
    プロセッサと、
    送信機とを備え、
    前記デバイスは、アドバタイジング状態で動作するように構成され、前記プロセッサは、以下のステップのサイクル、即ち前記センサからデータを受信し、前記送信機デバイスを識別するための識別子と共に前記データを組み立ててデータパケットにし、前記データパケットを無線同報通信するように前記送信機を制御するサイクルを周期的に且つ繰り返し実行することを特徴とするデバイス。
  18. 前記送信機デバイスは、別のデバイスを検出する必要なく又は同時に同一の周波数チャネルに同調されて前記別のデバイスとのデータ接続を確立する必要なく、前記データパケットにおける前記センサデータを前記別のデバイスに転送するように構成されることを特徴とする請求項17記載のデバイス。
  19. 前記送信機デバイスは、Bluetoothプロトコル、オプションとしてBluetooth低エネルギープロトコルを使用して前記データパケットを同報通信するように構成されることを特徴とする請求項17又は18記載のデバイス。
  20. 前記データパケットはBluetoothアドバタイジングチャネルパケットであり、前記送信機デバイスは、前記識別子及びセンサデータを前記Bluetoothアドバタイジングチャネルパケットに追加するように構成されることを特徴とする請求項19記載のデバイス。
  21. 前記少なくとも1つのセンサは、前記センサの以下の特性、即ち地理的場所、速度、姿勢、加速度及び高度のうちのいずれか1つ又は2つ以上のあらゆる組み合わせに関連するセンサデータを提供するように構成されることを特徴とする請求項17から20のいずれか1項に記載のデバイス。
  22. 前記デバイスは、受信機及び出力手段を含み、前記プロセッサが他のデバイスにより同報通信された第2のデータパケットを走査するために前記受信機を使用する走査状態で動作するように構成され、前記送信機デバイスは、別のデバイスから第2のデータパケットを受信する場合に前記プロセッサが前記受信した第2のデータパケットから前記他のデバイスの識別番号の判定を試み、前記受信したデータパケットからセンサデータの抽出を試み、前記他のデバイスの前記識別番号及び前記他のデバイスと関連付けられた前記センサデータを可聴に、映像的に、且つ/あるいは触覚的に示すように前記出力手段を制御するように構成されることを特徴とする請求項17から21のいずれか1項に記載のデバイス。
  23. 前記送信機デバイスは、Bluetoothプロトコル、オプションとしてBluetooth低エネルギープロトコルを使用して前記第2のデータパケットを走査及び受信するように構成され、受信されるBluetoothアドバタイジングデータパケットから前記他のデバイスの前記識別番号及び前記センサデータを抽出するように構成されることを特徴とする請求項22記載のデバイス。
  24. 送信機デバイスは、前記他のデバイスから第2のデータパケットを受信する場合、前記他のデバイスから受信した前記センサデータの少なくとも一部を表す情報と共に前記他のデバイスを表すアイコンを表示するように構成されることを特徴とする請求項22又は23記載のデバイス。
  25. 前記デバイスは、パーソナルトレーニングデバイスであり、オプションとしてフィットネスウォッチであることを特徴とする請求項17から24のいずれか1項に記載のデバイス。
  26. データを受信する携帯受信機デバイスであって、
    受信機と、
    プロセッサとを備え、
    前記デバイスは、前記プロセッサが他のデバイスにより同報通信されたデータパケットを走査するために前記受信機を使用するように前記デバイスを制御する走査状態で動作するように構成され、前記デバイスは、別のデバイスからデータパケットを受信する場合に前記プロセッサが前記受信したデータパケットから前記他のデバイスの識別番号の判定を試み、前記受信したデータパケットからセンサデータの抽出を試みるように構成され、前記受信機デバイスは、前記他のデバイスの前記識別番号及び前記他のデバイスと関連付けられた前記センサデータを示す出力を提供するように構成されることを特徴とするデバイス。
  27. 前記受信機デバイスは、Bluetoothプロトコル、オプションとしてBluetooth低エネルギープロトコルを使用して前記データパケットを走査及び受信するように構成され、前記プロセッサがBluetoothアドバタイジングチャネルパケットから前記識別子及びセンサデータの抽出を試みるように構成されることを特徴とする請求項26記載のデバイス。
  28. 前記受信機デバイスは、センサデータを取得する少なくとも1つのセンサを含み、前記受信機デバイスと関連付けられた前記センサデータを表す情報と共に前記受信機デバイスを表すアイコンを表示するように構成されることを特徴とする請求項26又は27記載のデバイス。
  29. 前記受信機デバイス及び他のデバイスに関連する前記センサデータは、地理的場所、速度、姿勢、加速度及び高度のうちのいずれか1つ又はいずれか2つ以上のあらゆる組み合わせであり、前記受信機デバイスは、前記受信機デバイス及び前記他のデバイスからの前記センサデータを表示することを特徴とする請求項28記載のデバイス。
  30. 前記受信機デバイスは、パーソナルトレーニングデバイスであり、オプションとしてフィットネスウォッチであることを特徴とする請求項26から29のいずれか1項に記載のデバイス。
  31. 請求項17から25のいずれか1項に記載の送信機デバイスと、請求項26から30のいずれか1項に記載の受信機デバイスとを備えることを特徴とするシステム。
  32. 前記送信機デバイス及び受信機デバイスは、前記送信機デバイスが前記第1のデバイスであり、且つ前記受信機デバイスが前記第2のデバイスである請求項1から16のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成されることを特徴とする請求項31記載のシステム。
  33. 携帯送信機デバイスのプロセッサで実行される場合、前記プロセッサにより、前記デバイスの少なくとも1つのセンサからセンサデータを取得し、前記デバイスを識別するための識別子と共に前記センサデータを組み立ててデータパケットにし、且つ前記データパケットを無線同報通信するように前記デバイスの送信機を制御するコンピュータ可読命令を備えることを特徴とするコンピュータプログラム。
  34. 携帯受信機デバイスのプロセッサで実行される場合、前記プロセッサにより、他のデバイスにより同報通信されたデータパケットを走査するために前記デバイスの受信機を使用し、別のデバイスからデータパケットを受信する場合に前記受信したデータパケットから前記他のデバイスの識別番号を判定し、前記受信したデータパケットからセンサデータの抽出を試み、且つ前記他のデバイスの前記識別子及び前記他のデバイスと関連付けられた前記センサデータを示す出力を提供するコンピュータ可読命令を備えることを特徴とするコンピュータプログラム。
  35. 請求項33又は34記載のコンピュータプログラムを備えることを特徴とするコンピュータ可読媒体。
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