JP2016517121A - ユーザの購入活動に基づいてクレジットアカウントのユーザに賞品を発行する装置、システム及び方法 - Google Patents

ユーザの購入活動に基づいてクレジットアカウントのユーザに賞品を発行する装置、システム及び方法 Download PDF

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Abstract

ユーザに賞品を発行する装置は、賞品発行プログラムを含む賞品活動ホストコンピュータ、販売者コンピュータ、及びユーザ購入入力装置を含む。購入承認要求が、販売者コンピュータから賞品活動ホストコンピュータに送信される。ユーザ情報(ユーザ購入入力装置から取得されるユーザアカウント情報及びユーザ識別性を含む)が、賞品活動ホストコンピュータに送信される。賞品活動ホストコンピュータが購入要求を確認すると、賞品活動ホストコンピュータは、賞品がいつユーザに発行されるかを決定し、その後、ユーザに賞品を発行する。装置は、購入を行うためのクレジットアカウントのユーザによる使用に基づいてユーザに賞品を発行するために特に役立つ。

Description

本開示は、購入を行うためにクレジットアカウントを使用する場合にクレジットアカウントのユーザに賞品機会を生み出だして、ユーザに賞品を発行するための装置、システム及び方法に関する。
クレジットアカウントのオペレータ(例えば、クレジットカード会社)が、クレジットアカウントのユーザにアカウントの使用に対する報酬を提供することは周知である。例えば、(カリフォルニア州サンフランシスコに本社がある)Visa社は、クレジットカードの発行会社である。ウェブサイトのhttp://corporate.visa.com/index.shtml(2012年12月29日時点)で示されるように、「Visaは、消費者、企業、金融機関及び政府が現金及び小切手の変わりに電子決済を使用することを可能にするグローバル決済技術の会社である(Visa is a global payments technology company that enables consumers,businesses,financial institutions and governments to use electronic payments instead of cash and checks)。」Visa社は、ユーザ(企業、消費者、企業体等)にクレジットカードを提供するために銀行及び商人と連携する。1つのビジネスモデルでは、発行銀行又は商人(ベンダー)は、ユーザにカードの使用を奨励するためのインセンティブとしてクレジットアカウント報酬をユーザに提供する。例えば、(ワシントン州シアトルに本社を有する)Amazon.com社は、Amazon.comのVisaクレジットカードをユーザに提供する。Amazon.comのVisaクレジットカード(又は付随のクレジットアカウント)を使用することにより、ユーザは、カード(又はアカウント)の使用に対する報酬としてポイントを獲得する。ポイントは、行われた任意の購入の価値に基づいて与えられる。(例えば、アカウントを使用して百ドルが使用される度に、ユーザは1ポイントの報酬を与えられる。)発行ベンダーから購入を行うためにユーザがカード又はアカウントを使用するための更なるインセンティブとして、ベンダーは、発行ベンダーから行われる全ての購入に対して3倍のポイントを提供する場合もある。ポイントは、(典型的には発行ベンダーからの)将来の購入に適用することにより引き換えることができる。カード(又はアカウント)が銀行(ベンダーと対比して)により発行される場合には、ポイントは、典型的には、顧客(ユーザ)のアカウントに適用することにより引き換えることができる。クレジットアカウントのユーザに賞品(又は報酬)を発行するためのこの方法及びシステムは現在のところ一般に広く使用されており、そのためクレジット会社が、より高いレベルの賞品、又はより広く適用され得る賞品を提供すること以外による競争上の優位性を得ることは困難である。従って、必要なのは、他に対して1つの特定のクレジットアカウントの使用をユーザに奨励するための新規な手段である。
例示的な先行技術のスマートカードの正面図である。 例示的な先行技術のスマートカードの背面図である。 別の例示的な先行技術のスマートカードの正面図である。 (検証パラメータとして)親指の指紋情報が取得され得るように図3のスマートカードをユーザが把持することを描く。 本開示による例示的な賞品発行プログラムのフローチャートを描く。 本開示による例示的な賞品発行プログラムのフローチャートを描く。 本開示による賞品発行装置の実施形態を描くブロック図である。 本開示による賞品発行システムの実施形態を描くブロック図である。 本開示による伝達情報及び様々な装置のマトリクス、及び伝達情報の通信が様々な通信装置の間でどのように分散され得るかを描くブロック図である。
本文書の読者は、本明細書に記載の実施形態が本文書の任意の区分又は示された実施形態で用いられる用語及び特徴、並びに共通の又は適切な図面及び言語から容易に分かる他の用語を利用し得ることを理解するべきである。本文書は、本開示の類似の構造、機能、特徴及び態様に関して他の実施形態にも適用され又は組み合わせられ、本開示の更なる実施形態を提供し得る実施形態に示される1つ以上の用語又は特徴を用いることを前提とする。
発明者は、他に対して1つのクレジットアカウントの使用をユーザに奨励するための新規な方法、並びに付随するシステム及び装置を開発した。方法(並びに付随するシステム及び装置)は、特定のクレジットアカウントのユーザに、購入を行うためにその特定のクレジットアカウントの使用に基づいて賞品を獲得する機会を提供して、その後ユーザにこのような賞品を発行することに基づく。これは、ユーザが特定のクレジットアカウントを使用することをより魅力的にするであろう(そのため、クレジットアカウントを提供する事業体はより多くのビジネスを獲得するであろう)。
本開示は(以下で更に説明されるように)クレジットアカウントの使用を特に魅力的にするが、本開示の方法は他の事業体(例えば、ユーザのためにデビットアカウントをホストする事業体)によっても提供され得ることが理解されるであろう。
以下の開示では、次の用語が用いられる。クレジットアカウントとは、ユーザに提供されるアカウントであって、クレジットアカウントのユーザによる購入に対して即時(又は略即時)決済をベンダー又は他の販売者に提供するが、購入に対してクレジットアカウントのユーザによる延べ払いも許可するものであることが理解される。クレジットアカウントをユーザに提供する事業体は、本明細書ではクレジット事業体と呼ばれる。デビットアカウントとは、ユーザに提供されるアカウントであって、デビットアカウントのユーザによる購入に対して即時決済をベンダー又は他の販売者に提供し、ユーザの制御下にあるアカウントからの即時決済をユーザから要求するものであることが理解される。(銀行のデビットカード及びキャッシュカードがデビットアカウントの例である。)デビットアカウントをホストする又はユーザに提供する事業体は、本明細書ではデビット事業体と呼ばれる。ユーザとは、クレジットアカウント又はデビットアカウントを使用して購入を行う任意の実体(例えば、個人、会社、政府機関等)を意味する。また、本明細書で用いられるように、販売者とは、ユーザによって保持されるクレジットアカウント又はデビットアカウントを使用する商品及び/又はサービスの購入に基づいてユーザに商品及び/又はサービスを提供する任意の事業体を意味する。
上記のように、本開示は、クレジット事業体又はデビット事業体が、クレジットアカウント(又はデビットアカウント)のユーザにアカウントの使用に基づいて賞品を獲得するための機会を提供できるようにする。賞品は典型的に提供側のクレジット事業体又はデビット事業体により資金提供されるので、提供側の事業体は、賞品アカウントから賞品に資金を提供する必要がある。(賞品を提供する及び/又は賞品に資金提供するための代替的な構成が以下に記載される。)クレジット事業体の場合、このような事業体は、典型的に、以下の(i)ユーザにアカウント(及び典型的に、特定期間内に完済されていない勘定残高)の利子を課すこと、(ii)クレジット事業体からの支払いに応じる販売者に、クレジット事業体によって支払われた任意の購入の歩合を課すこと、及び/又は(iii)クレジットサービスへのアクセスを許可する代わりに販売者及び/又はユーザによってクレジット事業体に支払われる年会費又は手数料、の1つ以上からその活動に資金提供する(及び利益を生む)。デビット事業体の場合、このような事業体は、典型的に、以下の(i)デビットアカウントを使用するための手数料(例えば、デビットアカウントの使用ごとに$0.50の手数料、又は恐らくデビットアカウントを使用して行われた購入の歩合)をユーザに課すこと、及び/又は(ii)デビットアカウントを設けるための料金をユーザに課すこと、の1つ以上からその活動に資金提供する(及び利益を生む)。理解できるように、賞品は典型的に(必ずではないが)提供側の事業体により資金提供されるので、クレジット事業体は、本明細書に記載の賞品授与方法をユーザに提供するために(財政的観点から)デビット事業体よりも好ましい位置にある。本明細書に記載の方法(及び付随するシステム及び装置)はクレジット事業体の使用だけに限定されず、デビット事業体にも使用されることが理解される。しかしながら、以下の検討及び説明を単に簡略化するために、実施形態はクレジット事業体により提供されることに関して記載される。従って、クレジット事業体への言及が行われる場合、特段の指示がなければ又はその時の検討の文脈によりデビット事業体を含むことが理解されるべきである。
クレジットアカウント及びデビットアカウントは、多くの異なるやり方で購入を行うためにユーザによりアクセスされ得る。最も一般的なやり方が次に記載される。(i)購入時点(point of purchase)で物理的なクレジットカード(又はデビットカード)を使用すること。(クレジットカード及び/又はデビットカードは本明細書では概してカードと呼ばれる。)この方法は、典型的に、販売者が物理的カード自体から購入時にクレジットアカウント(又はデビットアカウント)番号を獲得することを含む。これは、多くの場合、カードリーダにカードを通して、関連するクレジット又はデビットアカウントを識別するカード上の磁気的に符号化された帯を読み取ることにより行われる。(光学スキャナ等、他の種類のリーダもカードからアカウント情報を取得するために使用され得る。)あまり多くは行われないが、販売者は、カード上に提示されているアカウント番号を書き留めることにより、又は(アカウント番号が隆起した浮き彫りの形態でカード上に提示されている場合)カード上に感圧コピー紙を当てることにより、物理的カードからアカウント番号を獲得することができる。販売者が物理的カードからアカウント番号を獲得するための他の手段は、カード上の工学的に読み取り可能なコードを光学スキャンすること、カード上のRFIDチップ又は磁気符号を近接スキャンすること、及び他の周知の及び将来の技術を含み得る。(ii)ユーザにより購入が行われるときにユーザのアカウント番号(クレジットアカウント又はデビットアカウント)を販売者に提供すること。クレジット又はデビットアカウントを使用して購入を行うこの方法は、ユーザが(インターネット等を介して)オンラインで購入を行う場合に最も一般的である。例えば、インターネットを使用して購入を行うとき、ユーザは、クレジットアカウント番号、デビットアカウント番号、顧客アカウント番号への照会(これは次にクレジット又はデビットアカウント番号を照会する)、又は支払いサービス(例えば、PayPal、カリフォルニア州サンノゼに本社を有するeBay社が所有する支払い処理サービス等)へのアクセスを提供するように要求されてもよい。また、ユーザのクレジット又はデビットアカウント番号は、単なる例示として、電話通信、Eメール、ファクシミリ、及び/又は書面の通信を介して販売者に提供され得る。(iii)第3の支払い方法は、ハイブリッドな支払い方法であり、支払いは、ユーザのアカウント番号を参照して行われるが(即ち、上記の第2の方法によって)、ユーザが(下記のように)スマートカードから検証コード又は番号(等)を取得することにより検証される。
一般に、本明細書に開示の実施形態の以下の記載は、カードに基づく購入である購入に作用するために物理的カードを使用して行われる購入について言及している。同様に、購入に作用するためにアカウントへの照会により行われる購入(直接的又は間接的であって、物理的カードを用いない)は、アカウントに基づく購入であるものとして本明細書では言及される。(上記(iii)に記載されたハイブリッドの購入は、アカウントに基づく購入であるものと見なされる。)従って、以下の記載のために、購入という用語は、ユーザと販売者との間の任意の金融取引を意味すると理解され、ここで、販売者からユーザへの販売はユーザにより保有される(及びクレジット事業体又はデビット事業体により提供される)クレジットアカウント又はデビットアカウントを介して支払われる。
カードを使用して(特にオンライン取引で)購入を行う人物がカードを物理的に所有していることを検証するために1つ以上の検証パラメータを、クレジットカード及びデビットカードに提供することが知られている。これらのうち最も一般的なのは、カード自体に印刷された検証コードであり、これはアカウント番号の一部ではない。このような検証コードの一般的なバージョンは、典型的に、カードの裏側に印刷された3−4桁の番号であるクレジットカード識別コード(又はCCID)である。従って、ユーザが(例えば、オンラインで購入を行うことにより)アカウントに基づく購入を行っている場合、販売者のウェブサイトは、検証番号を入力するように購入者(ユーザ)に求めてもよい。販売者が検証番号を提供するように見込み購入者に求める目的は、購入者がカードを実際に所有していることを確実にすることである(このようにして、クレジット又はデビットアカウント番号を不正に取得しており、各カード自体を実際に所有していない人物による潜在的な詐欺を防ぐ)。しかしながら、購入時にCCID(又は同類)を提供するように要求することは、(CCIDを提供する)物理的カードを盗んだ人物による購入を妨げない。従って、現在は、カードで取引を行うことを許可する目的でカードを使用可能にするために1つ以上の検証パラメータを受信するためのアクティブオンボードシステムをクレジット(及びデビット)カードに提供することも知られている。アクティブオンボード検証システムを有するクレジットカード及び/又はデビットカードは、本明細書ではスマートカードと呼ばれる。(このようなカードの一例は、ここでの参照によりその全体が本明細書に組み込まれる(2008年12月8日に公開された)米国特許出願公開番号US2008/0308627A1に記載されている。)1つの変形では、スマートカードは、カードを所有している人物により行われることが意図される特定の購入を承認するために、カード自体にキーパッド(又は同類)への識別(又は検証)コードを入力するようにユーザに要求するオンボード検証システムを含み得る。この例示では、ユーザは、カード上の磁化(又はそれ以外の読み取り可能)ストリップのアクティブ化(及び/又は可読性)を可能にするためにカード上のキーパッドに個人識別番号(即ち、“PIN”)を入力するように要求されてもよい。別の変形では、スマートカードは、カードを所有している人物により行われることが意図される特定の購入を承認するために、カード自体の内部のバイオメトリック受信機にバイオメトリックパラメータを入力するようにユーザに要求するオンボード検証システムを含み得る。後者の例示では、バイオメトリック受信機は、(限定されないが)指紋リーダ、虹彩スキャナ、署名認識アルゴリズム等を含み得る。従って、スマートクレジット又はスマートデビットカードの使用を可能にするため、又はクレジット若しくはデビットカードのユーザの真正性を検証するためにユーザから要求される任意の入力は、検証パラメータと記載され得る。
次にスマートカードの2つの例示が図1−4に関して記載される。図1を参照すると、この図は、例示的な先行技術のスマートカード10の正面図を描く。図1−4を更に参照すると、携帯型チャージ、クレジット、デビット、又は類似の識別カードを形成するスマートカード装置が、番号10で概略的に示される。カード10は、任意のサイズ又は形状であり得るが、好ましくは、長方形で、従来の金融カード(例えば、クレジットカード及びデビットカード)で一般に使用されるのと同じ又は同様のサイズを有する。カード10の長方形の形状は、上端16(第1の又は長い側端)、下端17(第2の又は長い側端)、右端18(第1の又は短い端縁)及び左端19(第2の又は短い端縁)により部分的に画定される。カード10は、前面20及び後面21を有する。端部16、17、18及び19及び前面20及び後面21は、共にカード本体22を部分的に画定する。カード10は、必要に応じてカードの前面20又は後面21に書き込まれた、エンボス加工された又はそれ以外の情報(図示せず)を含み得る。このような情報は、従来の金融カードに一般に含まれるデータを含み得る。例示として、この情報は、アカウント番号、カード保有者の名前、カード保有者が会員になった日付(即ち、member−sinceデータ)、有効期限、ロゴ、写真、セキュリティコード、及び/又は署名等の事柄を含み得る。他の情報が、必要又は要求に応じてカードの外面に含まれ又は外面から削除され得る。
次に図2を参照すると、カード10は、符号化情報を記憶するための磁気ストライプ又はストリップ23を含み得る。このような磁気ストリップ23を含むカード10は、有利に、様々な従来の磁気スワイプカードリーダ及び/又はカードリーダシステムの関連部分を通してスワイプされて読み取られ得る。
情報又はデータは、カード10に記憶され得る。例えば、情報又はデータは、任意の適切なデータフォーマットに従って磁気ストライプ23に符号化され得る。最新の従来型磁気ストライプは、様々なタイプのデータに関するビット及び異なる複数のトラックの業界標準の割り当てを有する。従って、このような情報が磁気ストリップ23上の任意の適切な場所(例えば、トラック)に記憶され得るが、典型的に、業界の慣例又は標準が適用される。一例では、典型的な磁気スワイプリーダがカード10を容易に読み取ることができるように、国際標準に従って符号化される。磁気ストリップ23は、識別性のため及び/又は、利用可能な現金額又は他の情報等、他のために使用され得る。(磁気ストリップ23への情報の記憶に加えて、スマートカードは、磁気ストリップ23に代えて及び/又は加えて使用され得る任意の他の現在知られている又はまだ発見されていない形態のカードデータ記憶装置も使用することができる。例示としてであって限定ではなく、カード10の実施形態は、データ記憶装置のためのスマートチップも含み得る。)更に、符号化情報を記憶するための磁気ストリップ、及び符号化情報を読み取るように構成される磁気カードリーダ(例えば、磁気スワイプカードリーダ)が周知であるので、本文書では、磁気ストライプ及び適用可能なカードリーダに関連する基礎技術は検討されない。その代わり、本文書は、本技術を利用するための新規な装置及び方法を記載する。
図1及び3は、ユーザのアクション、属性又は他の特徴(即ち、検証パラメータ)を感知するための少なくとも1つの検出器を含む2つのスマートカード10を描く。(複数の)検証パラメータの検出は、入力装置30を使用して達成され得る。入力装置30は操作を要求する装置(例えば、図1のキーパッド30)を含み、又は生体情報を決定するためにユーザの体を調べることにより受動的に又は能動的に機能する装置であり得る(図3の親指の指紋入力装置30等)。PIN(個人識別番号)、親指の指紋、網膜スキャン等の入力は、ユーザの真正性又は非真正性を示すために1つ以上の他の認証フィールドと結合され得る。生体情報又は他の認証データは、PIN等のユーザアクティブ入力データと組み合わせて使用され得る。1つ又は複数の入力装置が破線で示されるボックス30として図1及び3に概略的に示されている。入力装置又は他の検出器30は、ユーザが検証又は認証データを入力するために適合され、様々な適切な設計であり得る。更に、入力装置30は、カード10上の様々な適切な位置に設置され、又はユーザ入力(検証)データの入力を可能にするための適切な耐久性のある態様で取り付けられ得る。
図1を再度参照すると、1つの実装では、検出器30は、カード10の前面20に設置されるキーパッド34等の少なくとも1つのキーを備える。キーパッド34は、ユーザによって入力される認証データ等のユーザ入力を受信又は検出するように適合される。ここで、キーパッド34は、認証データ、例えば、個人識別番号(PIN)、又はユーザを検証又は認証するための他の手段等のデータを入力するために連続して押され得る複数の数字キー35を含む。要求される入力は、使用される場合によって動的及び可変であり、又は使用ごとに静的及び類似であり得る。また、キーパッド34は、エンターキー36及びクリアキー37等の1つ以上の機能キーも含み得る。エンターキー36は、PINが入力されるとユーザによって押される。また、エンターキー36は、承認キーとしても構成され、購入のための承認情報を要求する。エンターキー36を押すことにより、(下記のように)PIN(又は他の検証情報)が承認側の事業体に送られ得る。キーパッド34(図1)は、訂正又はクリアキー37も含み得る。訂正キー37は、誤って入力された数字又はPINをバックスペース又はクリアするためにユーザによって押され、それによりユーザは、間違った入力をクリアして、正しい数字又はPINを再度入力することができる。1つの変形では、エンターキー36がユーザによって既に押されていない限り、訂正キー37は誤って入力されたPINをユーザに消去させることができる。1つの実装では、キーパッド34は、ユーザの指によって触れられると個々のキー35がアクティブ化される静電容量フィルムを備える。また、現在利用可能であるか又は今後開発されるかに関わらず、他の適切な電気、電気機械又は他のタイプの入力キーも使用され得る。
スマートカード(図1及び3)は、ディスプレイ装置60も含み得る。ディスプレイ装置60は、ディスプレイ電源ボタン64だけでなく、ディスプレイスクリーン66も含み得る。ディスプレイスクリーン66は、例示として、液晶ディスプレイ(LCD)であり得る。LCDは、スマートカード10の内部のバッテリ(図示せず)を介して、又は周辺光を介してLCDに電力を供給するためにスマートカードの表面に配置される光電セル(図示せず)を介して動作し得る。ディスプレイ電源ボタン64は、ディスプレイスクリーン66に光力を提供するために使用され得る。
図1及び3のスマートカード10は、以下のコンポーネントも含み得る。(1)(スマートカードの内部の計算を行うためだけでなく)スマートカードによって受信され且つ発行される情報を処理するためのプロセッサ78(又はマイクロプロセッサ「MP」)、
(2)バッテリ及び/又はコンデンサであってもよく、(プロセッサ78、ディスプレイスクリーン66、ユーザインターフェース30及び通信モジュール74(以下に記載される)等)スマートカード内のコンポーネントに電力を供給するために使用され得るパワーサプライ72(アイコン“e”で示される)、
(3)周辺光をパワーサプライ72を充電するためのエネルギに変換するため、又は(図示されないが当業者には周知の)内部電力変換回路を介してスマートカード内の電子コンポーネントに直接電力供給するために使用され得る光起電セル(光電セル)76、
(4)スマートカードとスマートカードの外部の装置との間の無線通信を提供するために使用可能にされ得る通信回路(COM)74、及び
(5)(i)読み取り専用メモリ、及び/又は(ii)ランダムアクセスメモリ(即ち、読み書き可能メモリ)に関連データを記憶するために使用され得るコンピュータ可読メモリ装置(MEM、図2及び4)である。
スマートカード10(図1及び3)の通信回路(COM)74は、ローカルレベルで(例えば、Bluetooth(R)(Bluetooth SIG(Bluetooth Special Interest Groupの登録商標)により)、又はワイドスケールレベルで(セルラ通信リンク等を介して)無線通信を提供するように構成され得る。典型的に、ローカルレベルの無線通信はスマートカード10からの半径の約1マイルよりも小さな範囲に限定され、ワイドスケールレベルの無線通信は限定されない。従って、スマートカード10の通信回路(COM)74は、販売者コンピュータ(以下に記載のそれぞれ図6及び7の符号218及び318)及び商品活動ホストコンピュータ(同様に以下に記載のそれぞれ図6及び7の符号210及び310)等の事業体(単なる例示である)に情報を提供し且つ事業体から情報を受信することができる。このような無線通信は、第三者が秘密情報(ユーザ識別情報、パスワード及びユーザアカウント情報等)を傍受できないように暗号化され得る。通信回路74は、(以下でより完全に説明されるように)ユーザによる購入を実現するためにユーザからの購入要求と併せて使用され得る。通信回路74は、着信若しくは発信メッセージの送信を検出して、その後更なる通信のために(パワーサプライ72を介して)通信回路を完全に活性化するためのコンデンサ(又はパワーサプライ72の一部と等価の電力貯蔵装置)、又は光電セル76によって電力供給される回路(図示せず)を含み得る。即ち、通信回路74は、パワーサプライ72における電力を保存するためにウェイクアップ機能を有する省電力回路を含み得る。
図3及び4を参照すると、別の実装では、入力装置又は他の検出器30は、認証パラメータ及び任意の他の必要なデータを受信するように適合されるバイオメトリックセンサ40を備え得る。現在知られているか又は今後開発されるかに関わらず、任意の適切なバイオメトリックセンサの使用が更に考慮される。図4では、バイオメトリックセンサ40は、認証データ又はパラメータとして使用され得るユーザの指紋又は親指の指紋を受信するように構成される。このようなバイオメトリックセンサ40が利用される場合、認証データを入力するステップは、ユーザがバイオメトリックセンサ40に指41(ユーザの指又は親指等)を置くことを含み得る。バイオメトリックセンサ40が指紋、親指の指紋等(即ち、認証データ)をスキャンし又はそれ以外で読み取ると、指紋データは、(以下に記載される)プロセッサに送られる。
上記から理解できるように、以下で検討されるクレジット及び/又はデビットの支払いは、携帯電話、タブレット装置、及び/又はラップトップコンピュータ等の携帯型電子装置を介してユーザにより行われる支払いも含み得る。一般に、(以下で検討されるように)携帯型電子装置は、販売者と購入者(ユーザ)との間で無線通信接続を介して(直接又は間接的に)ユーザが購入を行うことを可能にする。この場合、携帯型電子装置を介してユーザにより販売者に行われるクレジット(又はデビット)の支払いを検証及び承認するために、携帯型電子装置は検証パラメータの入力(例えば、タッチスクリーン等を介してバイオメトリックパラメータの入力又は識別(又は検証)コードの入力)を要求し得る。
別の変形では、検証パラメータは、販売者の事業所で(又は販売者により提供される携帯型電子装置を介して)ユーザにより提供され得る。例えば、販売者は、数字キーパッド及び/又はバイオメトリックセンサ(指紋読み取り装置等)も含む磁気スワイプカードリーダを有し得る。(キーパッド及び/又はバイオメトリックセンサは、販売者により提供されるタッチスクリーンで又は別個の電子装置でもサポートされ得ることが理解されるであろう。)いずれの場合も、キーパッド及び/又はセンサが購入時に検証情報(例えば、PIN又は指紋)を購入者(ユーザ)に入力させる一方で、磁気スワイプカードリーダは、購入が請求される又は引き落とされるアカウント番号をユーザに提供させる。検証情報及びアカウント番号は、クレジット事業体(又はデビット事業体)に電子的に送信され、その後事業体は、送信された検証情報がクレジット事業体のファイル上の検証情報に対応するかどうかの確認を実行し、送信されたアカウント番号と関連付けられる。(ファイル上の検証情報は、ユーザ及びクレジット事業体によってアカウントが最初に設定されるときにクレジット事業体に提供され得る。)送信された検証情報がファイル上の検証情報と一致する場合、クレジット事業体は、販売取引が検証された取引であることを示す情報を販売者に送信して、その後販売は完了され得る。
キーパッド及び/又はバイオメトリックセンサがカード自体に設けられる(上記の)スマートカードの場合であって、販売者の事業所における販売に関して、遷移は以下のように検証され得る(即ち、ユーザがスマートカードに対応するクレジットアカウントの真正の保有者と確認される)。第1に、ユーザは、検証情報をカードに入力する。(カード上の)搭載プロセッサが、同様にカード上でサポートされるコンピュータ可読メモリに以前に記憶された検証情報と入力された検証情報とを比較する。(コンピュータ可読メモリに以前に記憶された検証情報は、ユーザが物理的な銀行等に行って、ユーザの運転免許証等を検査すること等によりユーザの身元を確認することができる銀行員の立会いで検証を入力すること等により、カードが設定手続きの一部としてユーザに提供されるときに記憶され得る。カードのメモリに記憶された検証情報は、改竄を防ぐために読み取り専用メモリ装置に記憶され得る。代替的に、元の検証情報が記憶され得るメモリ位置へのアクセスが暗号により制限可能であり、クレジット事業体は制限されたメモリ位置へのアクセスを許可する暗号コードを有する。)いずれにせよ、現在入力されている検証情報が記憶されている検証情報と一致すると搭載プロセッサが決定する場合、プロセッサは、カード上の磁気ストリップの一部を活性化してもよく、磁気カードリーダによりアカウント番号が磁気ストリップから読み取られることができるようにする。アカウント番号が読み取られると、磁気ストリップの活性部分は、検証情報が再入力されない限りアカウント番号が再び読み取られることができないように初期化される。代替的に、カードはスキャンするために最初に販売者に提示されてもよく、一旦スキャンされると、カードリーダ(又はカード自体)上のディスプレイが検証情報をカードに入力するようにユーザを促してもよく、カードはクレジット事業体に検証情報を提供するために再度スワイプされる。別の変形では、ユーザは最初に検証情報をカードに入力してもよく、検証情報はカードの一次メモリに記憶される。次に販売者はカードをスワイプして、このときアカウント番号及び検証情報の両方が上記段落に記載されたやり方で認証するためクレジット事業体に送信される。
クレジットカードによる購入における最近のイノベーションは、スマートフォン(即ち、高機能を有する携帯電話)又は同類(例えばタブレット装置)のデータアクセスポートにプラグイン可能なクレジットカードリーダ(磁気スワイプリーダ)である。多くのスマートフォンは、スマートフォンへのアクセスを電話の正規ユーザに限定するためのバイオメトリックタッチスクリーン技術を組み込んでいるので、この技術は購入者(ユーザ)からバイオメトリック検証情報を受け入れるためにも使用され得る。スマートフォンのバイオメトリックセンサを使用することに加えて又は代えて、スマートフォンのスクリーンに表示される仮想キーパッドも、PIN又は同類をユーザ(又は販売者)に入力させるために使用され得る。この場合、スマートフォンは、販売者(ベンダー)又はユーザ(購入者)のいずれかにより所有され得る。いずれの場合も、検証情報がスマートフォン及びスマートフォンにサポートされるカードリーダにより読み取られるカードに入力されると、入力された検証情報及びアカウント番号は、現在行われている購入の検証のためにクレジット事業体に無線で又はそれ以外で(好ましくは安全な暗号方式で)送信され得る。
クレジットアカウント(又はデビットアカウント)の購入を検証するために使用され得る様々な方法及び装置の先の記載は、本開示の様々な方法及び装置がどのように実装され得るかについての以下の記載の理解を容易にするために提供される。しかしながら、本開示の装置、システム及び方法はアカウント検証の手法及び技術での使用に限定されず、本開示の装置、システム及び方法は、より安全でないクレジット及びデビット購入取引で使用され得ることが理解されるであろう。
[本開示の方法の一般的な態様]
一般に、本開示は、アカウントの所有者による購入活動のためにアカウントが使用される場合にクレジットアカウント(及び/又はデビットアカウント)のユーザに賞品機会を生み出して、このようなユーザに商品を発行するための方法、装置及びシステムを提供する。(購入活動は、購入がユーザのクレジット又はデビットアカウントに対して請求される販売者又はベンダーからのユーザ、即ち、クレジット又はデビットアカウントの保有者による任意の購入である。)より詳細には、本開示の方法によれば、クレジット又はデビット事業体は、そのアカウント保有者(即ち、ユーザ)への賞品授与活動をホストすることができる。好ましくは、ユーザが賞品を獲得するための機会は、クレジット/デビット事業体によりホストされる(及び/又は提供される)ユーザアカウントを使用してユーザが購入を行うことに基づく。(先に示されたように、本明細書に開示の方法等はクレジット事業体及びデビット事業体等により実施され得る。しかしながら、以下の検討を簡単にするため、そのときの検討/記載により特段に一方又は他方に限定されない限り、クレジット事業体という用語はクレジット事業体及びデビット事業体の両方の意味で使用される。同様に、クレジットアカウント又はデビットアカウントは、そのときの検討/記載により特段に一方又は他方に限定されない限り、本明細書では総称的にアカウントと呼ばれる。)示されるように、本明細書で提供される方法によれば、クレジット事業体により提供される賞品をユーザが獲得するための機会は、ユーザがクレジット事業体によるユーザのアカウントによって資金提供される購入を行うことに基づく。従って、一般に(以下に記載されるように、潜在的な限定を受けるが)、ユーザが自身のクレジットアカウントを使用して購入をより多く行うほど、(ユーザのクレジットアカウントをホストする)クレジット事業体により提供される賞品を獲得する可能性がより高くなる。理解されるように、クレジットアカウントから購入を行うことに基づいてユーザが賞品を獲得する資格があるこの機会は、ユーザがより多くアカウントを使用するためのインセンティブとなるであろう。従って、増加したアカウントの利用から生み出される収益が、賞品活動をホストする費用と共にそれに従って与えられる(又は発行される)任意の賞品の費用を相殺することが期待される。「賞品活動」という表現は、購入を行うためのクレジット又はデビットアカウントの使用に基づいて限られた数のユーザへの商品の授与(又は発行)をホスト及び/又は運営するために本明細書に開示され且つ記載される事業又はスキーマの意味で使用される。本明細書で使用される「賞品活動」という表現は、ユーザが賞品に対して資格があるかどうかを決定して、与えられる賞品の価値及び/又は種類を決定する処理も含む。本明細書に開示の賞品活動は、クレジット事業体により直接的に、又はクレジット事業体の代わりにホストされ且つ運営され得る。更に、本明細書に開示の賞品活動は、単一の事業体(例えば、クレジット事業体)により、又は2つ以上の事業体(例えば、会計事業体と提携するクレジット事業体)により運営され得る。(会計事業体は、例示として、独立した公認会計士又は独立した会計事務所であり得る。)本明細書の「発行」という用語(及びその「発行される」及び/又は「発行する」等の動詞の時制変化)は、賞品に関して、賞品がユーザに割り当てられたこと(即ち、ユーザは賞品を獲得したこと)、又は選択されたユーザグループの中からユーザが賞品を獲得する資格を有することを示す意味で使用される。単に賞品がユーザに発行されたという事実だけでは、ユーザが賞品を要求したことを意味しない。
好ましくは、賞品活動をホストする費用は、クレジット事業体により生み出される収益により資金提供され、賞品活動に参加することを唯一の(又は主要な)目的としてユーザに請求される料金に基づかない。賞品活動により与えられる賞品の費用は、クレジット事業体、第三者(例えば、販売者)、又はこれらの組み合わせにより資金提供され得る。従って、好ましい実施形態では、ユーザは賞品活動に参加するために料金を支払わず、そのため全てのユーザ(即ち、アカウント保有者)が参加する資格を有する。
上記のように、賞品を獲得するための機会は、ユーザが賞品を提供するクレジット事業体によりホストされるアカウントを使用して購入を行うことに基づく。より好ましくは、ユーザは、賞品を獲得したかどうかに関わらず、実質的に購入が行われるとき(即ち、購入要求が承認されるとき)に通知される。即ち、賞品は、一般に(及び好ましくは)、(以下により完全に記載されるように、所定の状況では検証を受ける)購入時に与えられる又は発行され、周期(毎月のアカウント明細書等)に基づかない。実質的に購入時に(即ち、実質的に購入要求の承認の直後に、即ち、通信障害の結果として時間差が入らなければ、購入要求の承認の30秒以内又はそれ以下で)賞品を与える(又は発行する)というこの態様は、購入を行うことに基づいて即時賞品を受けるかもしれないので、ユーザの側の興味を増す。(ユーザへの賞品の発行又は授与は、実質的に、賞品をユーザにアクセス可能にすることを含むが、その瞬間にユーザに賞品を届けることを必ずしも含まない。一部の例では、賞品は、発行又は授与されると、賞品獲得者により引き換えられ又は要求される必要がある。)
一般的な実施形態によれば、ユーザがクレジットアカウントを使用して購入を行うと、ユーザは、クレジットアカウントをホストするクレジット事業体により提供される賞品を獲得するための機会を提供される。賞品を獲得するための機会は、ユーザが実際に賞品を獲得する結果となってもよく又はそうならなくてもよい。ユーザは、(以下に記載されるように、所定の限定を受ける)購入が行われるのと実質的に同時に結果(例えば、賞品を獲得したこと)を通知される。賞品を獲得したかどうかの決定は、クレジット事業体により(又はそのために)構築及び管理される(以下により完全に記載される)賞品発行プログラムに基づき得る。
[賞品]
クレジット事業体によりユーザに提供され得える賞品は、(限定されないが)以下を含み得る。(i)即時現金賞品(ユーザのアカウントに充当されるか又は販売者により現金で提供され得る)、(ii)そのときの購入が行われている販売者から追加の商品/サービスを購入するために使用され得る即時購入賞(指定額まで、例えば、今後3ヶ月以内に販売者から行われる任意の購入と引き換え可能な$20の即時クーポン)、(iii)指定額まで任意の販売者(又は特定の販売者)から商品/サービスを購入するために使用可能なクレジット購入賞、例えば、今後3ヶ月以内に行われる任意の購入と引き換え可能な$20のクレジットクーポン、(iv)指定のディスカウントで(a)任意の販売者、(b)指定の販売者又は(c)当該の販売者から商品/サービスを購入するためのディスカウント購入賞(例えば、今後3ヶ月以内に行われる任意の購入に対して25%のディスカウント)、(iv)特賞(例えば、新車、バケーション、又は多額の現金)、(v)特賞の資格を得る機会(例えば、後で行われる抽選で)、(vi)商品券、及び/又は(vii)提供された賞品を獲得するための機会に基づいて購入を行うためのユーザに対するインセンティブになる任意の他の賞である。
ユーザに与えられる賞品の価値は、ユーザがクレジットアカウントを使用することにより行われる購入(又は累積の購入)の価値とは無関係であり得る。同様に、特定のユーザが賞品を獲得する確率は、ユーザがクレジットアカウントを使用することにより行われる購入(又は複数の購入)の価値とは無関係であり得る。代替的に、賞品の価値、及び/又は特定のユーザが賞品を獲得する確率は、ユーザがクレジットアカウントを使用することにより行われる購入の価値(又は累積の購入の価値)に依存し得る。
賞品活動の間にクレジット事業体により発行される賞品は、賞品活動の間の任意の時間に受賞者に発行するために(利用可能な賞品の在庫の中から)ランダムに選択され得る。更に、賞品活動の間にクレジット事業体により提供される賞品は、累進的性質を有してもよい。累進的賞品の例示として、賞品発行アルゴリズム(以下により完全に記載される)は、累進的賞品に参加するための機会を(クレジットアカウントを使用して$1,000以上の購入を行った)最初の100,000人のユーザのうち1,000人に発行(授与)するように構成され得る。累進的賞品は、最初に確定金額(例えば、$10,000)に設定され得る。任意の1000人の資格を有する参加者が(例えば)今後3ヶ月以内に(クレジットアカウントを使用して)$1,000以上の購入(又は複数の購入)を行った場合、$10,000の賞品は、(ランダムな選択に基づいて)1,000人の資格のある参加者のうち1人に発行(授与)されるであろう。しかしながら、1,000人の資格を有する参加者が(例えば)今後3ヶ月以内に$1,000以上の購入を誰も行わなかった場合、又は賞品が与えられない場合、賞品は(例えば)$50,000に増加して、この$50,000に対する資格はクレジットアカウントを使用して(例えば)今後3ヶ月以内に$2,000以上の購入(又は複数の購入)を行う1,000人の資格のある参加者のいずれかに増加する。(賞品額が最終的に受賞者に発行されるまで)ユーザにより行われる購入の価値の関数として賞品額を増加させるこのスキーマは、累進的賞品を獲得することを目指してクレジットアカウントでこれまで以上の額を支払うようにユーザを促す効果を有する。
更に別の変形では、賞品は、ユーザがクレジットアカウントを使用することにより行われる購入の選択されたカテゴリに基づいて発行され又は与えられ得る。例えば、賞品は、(1)(宿泊及び食事を含む)旅行の購入、(2)ガソリン購入、及び(3)家のリフォームの購入のカテゴリで発行され得る。従って、購入者が特別なカテゴリの1つで販売者から購入を行う場合、ユーザはそのカテゴリで賞品を獲得する資格を有し得る。例えば、カテゴリが旅行であれば、そのカテゴリで行われた購入は、そのカテゴリ内の賞品(例えば、無料航空券等)を獲得する資格をユーザに与える。
[販売者とクレジット事業体との間の共同努力]
所定の実施形態によれば、クレジット事業体は、賞品に出資してユーザに提供するために1つ以上の販売者との共同努力を締結し得る。即ち、(現在の又は潜在的な)販売者は、(無料の商品及び/又はサービス等に対して)出資する販売者から行われる将来の購入のために使用され得るユーザへの賞品(又は複数の賞品)をクレジット事業体が提供(及び発行)できるようにクレジット事業体への資金提供を行い得る。これは、多くの異なる形態を取り得る。例えば、(i)現在の購入の販売者は、同じ販売者からの将来の購入に対してディスカウント又は現金クレジットで賞品を補助することを申し出ることができる、(ii)現在の販売者の競合他社は、競合他社からの将来の購入に対してディスカウント又は現金クレジットで賞品を補助することを申し出ることができる、及び/又は(iii)任意の販売者は、提供側の販売者からの将来の購入に対してディスカウント又は現金クレジットで賞品を補助することを申し出ることができる。いずれの場合も、本明細書に開示の方法は、クレジット事業体によりホストされるアカウントを使用して販売者から購入が行われるときに、任意のこのような賞品がユーザに提供されることを考慮する。上記事項(ii)に従う1つの具体例として、クレジット事業体は、ユーザがクレジット事業体によりホストされるクレジットアカウントを使用して任意の他の(明確に識別された)競合の金物店から購入を行う場合、クレジット事業体は金物店「A」から将来の購入を行うようにユーザを奨励するためにユーザに賞品(ディスカウント又はクレジット等)を提供するという旨の共同合意を金物店「A」と結び得る(この場合、賞品は金物店「A」により少なくとも部分的に資金提供される)。勿論、クレジット事業体は、賞品活動への資金提供の援助を取得するために競合の販売者からの入札を受け入れることができる。
[他の共同努力]
(上記のように)販売者とクレジット事業体との間の共同努力に加えて、本明細書において他の共同努力が提供される賞品活動の一部として用意され得る。以下の検討では賞品提供者を参照する。賞品提供者は、賞品の提供元である。例えば、賞品が自動車である場合、賞品提供者は自動車の製造業者であり得る。また、賞品が海船である場合、賞品提供者は船旅会社であり得る。賞品提供者は賞品をクレジット事業体に供給してもよく、次にクレジット事業体は賞品活動に基づいてユーザに賞品を発行する。賞品は、(限定されないが)(i)クレジット事業体への賞品の販売、(ii)受託者への権利の移転、(iii)発行された賞品がユーザにより要求されるときに賞品を提供するための約束手形、を含む多くの異なる方法で賞品提供者によりクレジット事業体に供給され得る。従って、賞品活動を提供するクレジット事業体は、1つ以上の賞品提供者と共同努力を締結し得る。1つの例では、賞品提供者は、広告又は露出の同意済みの額と交換にクレジット事業体に費用無しで(又は低費用で)賞品を提供することを合意し得る。例えば、特賞が所定の自動車会社により製造された新車である場合、自動車会社は、クレジット事業体のウェブサイトにおいて視認できる販売促進(例えば、「あなたは自分のアカウントを使用して購入を行うことにより新品のGlamora B580高級セダンの当選者になれるかもしれません」 (“Glamora”及び“B580”は単に例示のために使用される架空の商標である))と交換に無料(又は低価格)でクレジット事業体に自動車を提供し得る。理解されるように、このような共同は、現金賞品及びサービスの賞品(例えば、一年間の無料インターネットサービス)を含む任意の種類の賞品に拡張することができる。
[賞品の発行又は資格の通知]
上記のように、好ましくは、賞品(又は賞品の資格の通知)は、ユーザが賞品活動の出資者によってホストされるクレジットアカウントを使用することにより購入が行われるときにユーザに提供される。自身が即座に賞品を獲得した(又は現在賞品を獲得するための機会を有する資格がある)ことをユーザが知るために、ユーザは、購入に対する支払いが承認されたときに通知を提供されることが望ましい。これは、多くの異なるやり方で行われ得る。好ましくは、販売者は、(デジタルディスプレイを有するキャッシュレジスタ又はクレジットカードスキャナにリンクされ又はその一部であり得る)コンピュータをその制御下に有する。より好ましくは、販売者コンピュータは、クレジット事業体により電子的に販売者に送られ得る賞品情報を(少なくとも一時的に)記憶するために専用読み書きメモリアドレスを有するコンピュータ可読メモリ装置を含む。賞品情報は、ユーザに発行された賞品のタイプ及び/又は価値、発行された賞品を引き換えることをユーザに許可するための情報、及び特賞の潜在的なくじ抽選に関する情報を含み得る。
第1の変形では、販売者がクレジット事業体にユーザクレジットアカウント番号及び購入の承認に対する要求(購入承認要求)を提出し、且つ販売者がデジタルディスプレイ装置にリンクされる(上記の)販売者コンピュータを有する場合、クレジット事業体は元の販売者に賞品通知メッセージ(即ち、賞品が発行又は授与されたことの通知)を電子的に送り返してもよく、通知はデジタルディスプレイ装置に表示され得る。通知は、(単なる例示として)以下の一節に沿う何かであり得る。「おめでとうございます!この販売者からの購入であなたは$50の即時クレジットを獲得しました。更なる詳細については印刷されたレシートをご覧ください。」この場合、(購入者/ユーザのために販売者により生成された)印刷されたレシートは、発行された賞品をどのように引き換えるか、賞品の引き換え期間、賞品の説明、商品の価値、及びユーザに商品を引き換えさせるために必要な任意の他の情報(例えば、アクセスコード等)を(ユーザに提供するために必要な又は望ましい任意の法的通知と共に)含み得る。
クレジット購入が(ディスプレイ装置を有する)スマートクレジットカードを使用して店舗販売時点情報管理(point−of−sale)で行われる場合、クレジット事業体は(購入の承認に続いて)、ユーザ(購入者)への賞品の潜在的な発送に関する情報を受信するために(販売者のクレジットカードスキャナを使用して)ユーザが再びクレジットカードをスキャンするべきという通知を(例えば、販売者の制御下にあるリンクされたデジタルキャッシュレジスタ又はクレジットカードスキャナに表示され得る電子メッセージによって)販売者コンピュータに送ることができる。また、スマートクレジットの再スキャンを要求するメッセージが販売者に送信されるときに、クレジット事業体は、ユーザが獲得した賞品に関する情報(又は賞品資格情報等の他の賞品情報)を送信してもよく、この賞品情報は販売者コンピュータにおける専用賞品情報アドレスに一時的に記憶され得る。その後、(アカウント検証情報を再提出して又は再提出せずに)ユーザは再びクレジットカードスキャナにクレジットカードを提出してもよく、次に賞品情報はユーザのスマートカードに電子的に転送されて、スマートカード上の搭載コンピュータ可読メモリに記憶され得る。(そして、ユーザのスマートカードに賞品情報を転送するときに、賞品情報は販売者コンピュータ上のコンピュータ可読メモリから消去され得る)。その後、賞品情報は、スマートカード上の搭載ディスプレイ装置を介してユーザに表示され得る。この情報は、例えば、スマートカードのディスプレイ装置上でスクロールメッセージとして提示され得る。スマートカードのディスプレイ装置上でユーザに提示され得るこの賞品情報の例は、以下の通りである。「おめでとうございます!あなたはBigCo金物屋からの将来の購入について$50の賞品を獲得しました。」[「BigCo金物屋」は単なる例示のために使用される架空の名称である。]メッセージは、(例えば)更に続けて以下のように言ってもよい。「詳細については、creditentity.comでご自身のオンラインアカウントにアクセスしてください。」[「creditentity.com」は単なる例示のために使用される架空の名称である。]
(スマートクレジットカード上のディスプレイ装置に表示される賞品情報に関して)直ぐ上に記載された実施形態の利点は、少なくとも2つある。第1に、この実施形態では、ユーザのスマートクレジットカードに賞品情報を記憶できる。このような賞品情報は、以下に更に記載される手法でスマートクレジットカードにより使用(及び提供)され得る。第2に、この実施形態では、(現在の取引の販売者にではなく)ユーザにのみ賞品情報を提供できる。(この後者の例では、賞品情報が一時的に記憶される)販売者コンピュータ上のメモリアドレスは保護されたメモリアドレスであり、販売者がメモリアドレスのコンテンツにアクセスできないように、クレジット事業体にだけアクセス可能であり得る。販売者コンピュータ上にセキュアメモリアドレスを提供する構成は、販売者とクレジット事業体との間の合意した取り決めにより提供され得る。賞品情報をユーザにだけ提供して、販売者には提供しないことには多くの利点がある。1つの利点は、ユーザの個人のセキュリティである。例えば、ユーザが$100,000の受賞者である場合、ユーザ(即ち、この賞品の受賞者)がこの情報を秘密にしておいて、公衆に知られないことを望むのが合理的である(例えば、販売者の社員は発行された賞品に気付くことになる場合がある)。別の利点は、賞品が競合他社へのクレジット用である場合(クレジット事業体と競合他社との間の共同の取り決めで販売所の競合他社に賞品を発行することに関する先の記載を参照)、現在の販売者は競合他社のために賞品のこの発行に気付かないであろう。スマートクレジットカードに記憶された賞品情報に関して、例えば、将来の購入のときにスマートクレジットカードをスキャンして、販売者からのクレジット又はディスカウント等の賞品の資格をユーザが有することを販売者コンピュータがスマートカードから決定することを可能にすることにより、賞品が引き換えられ得る。(例えば、賞品がBigCo金物屋からのクレジット用である場合、スマートカードがBigCo金物屋から販売者コンピュータによって読み取られるときに、スマートカードは、BigCo金物屋の販売者コンピュータに、ユーザがクレジット又はディスカウント等の資格を有することを示すであろう。)
第3の変形では、賞品の発行(又は賞品に対する資格)の通知は、購入が電子的に行われるときに、販売者の敷地以外で、ユーザ(即ち、購入者又は買い手)に提供され得る。このような購入の最も一般的な事例は、販売者ウェブサイトをホストする販売者コンピュータを有する販売者から、ユーザコンピュータ(即ち、購入時にユーザの制御下にあるコンピュータ)を利用するユーザがオンラインで(例えばインターネットを介して)行う購入である。(販売者コンピュータは、販売者にコンピュータサービスを提供するために契約した第三者がコンピュータ所有者であり得ることが理解されるであろう。同様に、販売者ウェブサイトは、販売者と契約した1つ以上の第三者により提供及び/又はホストされ得る。)この例示では、一般的な取引は、ユーザがクレジットアカウントを使用して購入を行うことを希望することをユーザが販売者に(オンライン電子通信を介して)示すことである。次に、ユーザはクレジットアカウント情報を販売者に提出して、販売者はユーザのクレジットアカウントの検証のためにクレジット事業体にユーザのクレジットアカウント情報を転送する(そして、これは販売者からの購入承認要求を伴ってもよく、クレジット事業体がユーザによって要求されている購入を承認することを要求する)。クレジット事業体は、ユーザ情報の検証及び購入の承認により販売者に応答してもよく、そのときに賞品の反抗に関する販売者賞品情報をユーザに電子的に送信することもできる。次に、販売者は、賞品情報を(購入の確認及びユーザのクレジットアカウントへの請求承諾の確認と共に)ユーザに転送することができる。例えば、ユーザがBigCo金物屋[例示的な架空の販売者]からオンラインで購入を行って、購入に対して支払うために販売者にクレジットアカウント情報を提供する場合、販売者は、検証のためにクレジット事業体にクレジットアカウント情報を提出する。クレジット事業体が販売者と電子通信によって購入(及びユーザのクレジットアカウントに対する請求)を承認すると、クレジット事業体は、販売者コンピュータにおけるセキュアメモリ位置(又はアドレス)に(少なくとも一時的に)記憶され得る賞品情報を販売者に転送することもできる。(上記のように、このメモリアドレスへのアクセスは販売者とクレジット事業体との間の合意により制限され得る。)次に、販売者は、購入が承諾されたことの確認だけでなく、賞品の発行に関する情報もユーザに電子的に送信することができる。例えば、ユーザが“bigcohardware.com”[単なる例示目的で使用される架空の事業体]からオンラインで購入を行って、“bigcohardware.com”にユーザのクレジットアカウント情報を提出することにより支払いを行う場合、“bigcohardware.com”は、ユーザアカウント情報、購入の検証要求、及びユーザにより提供される任意のアカウント検証情報を各クレジット事業体に電子的に送信する。次に、クレジット事業体は、取引を拒否するか又は取引を承諾することにより販売者に応答する。クレジット事業体が取引を承諾すると、クレジット事業体は、取引承認情報(即ち、購入が検証されて、販売を完了することができる旨の情報)だけでなく、ユーザが賞品を獲得した(又は獲得する資格を有する)という旨の賞品情報も販売者に送信することができる。賞品情報は、販売検証情報と共に(販売者によって)ユーザに送信され得る。(例えば、オンラインベンダー(販売者)は以下のメッセージをユーザに送ることができる。「あなたの取引は承認されました。あなたの取引番号は以下に記載されています。おめでとうございます。あなたのクレジットカード提供者は、あなたが購入に基づいて賞品を獲得したことを知らせています。賞品についての詳細は、ここをクリックしてください。」[そして、「ここをクリック」という指示は、ユーザが賞品に関する詳細を得るためのハイパーリンクを提供することができる。]
通信回路(例えば、上記の図1及び3の通信回路74)を含むスマートクレジットカード(又は上記の図1−4の符号10等のスマートカード)を介して支払いが行われると、(上記及び下記の)本明細書に記載の追加のやり方で、(元になる購入取引と共に)ユーザへの賞品発行の通知が行われる。無線通信可能なスマートカードを使用する方法は、無線通信回路74のタイプに分類され得る(即ち、通信回路74がローカルレベルか又はワイドスケールレベルで通信するように構成されるかどうかによって)。通信回路74がローカルレベルか又はワイドスケールレベルで通信するように構成されるかに関わらず、2つの異なる可能性が存在する。即ち、(i)ユーザが販売者の場所で購入を行う、又は(ii)ユーザが販売者の場所から離れて購入を行うことである。最も一般的な後者の例(即ち、ユーザが販売者の場所から離れて購入を行うこと)は、ユーザがクレジットアカウントを使用してオンラインで購入を行う場合であって、スマートクレジットカードが販売者又はクレジット事業体と(例えば、カード上の磁気ストリップが磁気カードリーダによって物理的に読み取られることにより)物理的に直接的に通信するために利用可能な手段がない場合である。更に、ユーザコンピュータ、販売者コンピュータ及びクレジット事業体コンピュータ(又は賞品活動のホストコンピュータ)は全て(図示されないが、当技術分野で周知の)通信回路によりグローバルレベルフォーマット(例えば、セルラ又は衛星通信)だけでなくローカルレベルフォーマット(例えば、Bluetooth通信回路)で無線通信を可能にするように構成され得ることが理解される。無線通信回路を有するスマートカードを使用してユーザに対する購入を完了する(並びに選択的に賞品を発行する)ために、以下に図8に関して記載される多くの異なる通信スキーマが使用され得る。
図8は、本開示により伝達される情報及び様々な装置のマトリクス400、及び伝達される情報の通信が様々な通信装置の間でどのように分散され得るかを描くブロック図である。より詳細には、図8のマトリクス400は、以下の3つのグループを含む。グループI(411)は、購入を行うための活動の一部として送られる提出情報を含む。グループIII(451)は、一般にグループIの提出情報(又はその一部)の提出に応じて送信される応答情報を含む。そして、グループII(431)は、グループI及びグループIII情報の受信、処理及び送信に作用するために使用され得る様々な通信装置及び/又は実体を含む。提出情報(グループI、411)は、ユーザ識別情報410、ユーザ検証情報415、ユーザアカウント情報420、及び購入要求情報425を含み得る。応答情報(グループIII、451)は、ユーザ検証情報(450)、購入承認情報(455)、及び賞品発行決定及び/又は賞品発行通知(460)を含み得る。グループII(431)の様々な通信装置及び/又は実体は、ユーザコンピュータ430、販売者コンピュータ435、クレジット事業体及び/又は賞品活動ホストコンピュータ440、及び/又はスマートカード445を含み得る。
図8では、グループI(411)の提出情報とグループII(431)の様々な通信装置及び/又は実体との間の双方向矢印、並びにグループIII(451)の応答情報とグループII(431)の様々な通信装置及び/又は実体との間の双方向矢印は、本開示がグループII(431)の様々な通信装置及び/又は実体を介して(グループ1、符号411の)提出情報及びグループIII(451)の応答情報に関する可能な組み合わせ及び並べ替えの全てを考慮(及び包含)することを示す。次に、無線通信回路(74)を有するスマートカード(10、図1)を使用して賞品の購入及び発行がどのように行われ得るかの例が、図8を参照して以下に与えられる。
無線通信回路(74)を有するスマートカード(10、図1)を使用して賞品の購入及び発行がどのように行われ得るかのこの例においては、ユーザがオンラインで購入を行っているものと推定される。(以下の例では、特段の定めが無ければ全ての参照番号は図8を参照する。)ユーザは、ユーザコンピュータ430(図8)を介して販売者(この場合、オンライン小売業者)に接触することにより処理を開始する。従来のデスクトップ又はラップトップコンピュータに加えて、ユーザコンピュータ430は、(スマートフォン又はタブレット装置等)インターネットブラウザ及びインターネットでの無線通信機能を有する装置であり得る。ユーザは販売者コンピュータ(435)を訪問して、購入のためアイテム(サービス又は商品)を選択する。アイテムを購入するための選択を行うと、販売者コンピュータ435は、支払い情報を要求する。次に、販売者は、スマートカード445に対応するクレジットアカウント番号を入力する。次に、販売者は、クレジット事業体に(即ち、クレジット事業体コンピュータ440に)ユーザアカウント情報を送信する。ユーザアカウントがスマートクレジットカードに対応すると決定すると、クレジット事業体コンピュータ(440)は、ユーザがスマートカード(445)からのユーザ検証情報を提出する必要があることを示すメッセージを販売者コンピュータ435に戻す。次に、このメッセージは、販売者(販売者コンピュータ435)からユーザコンピュータ430に伝えられる。代替的に、販売者コンピュータは、スマートカードのディスプレイ装置66(図1)に表示するために図1の符号74の無線通信回路を介してユーザのスマートカード(445)に直接的にこのメッセージを伝達することができる。次に、販売者はスマートカードを起動して、ユーザ検証情報(例えば、図1のキーパッド30又は図3のバイオメトリックセンサ30を介してパスワード又はPIN)を入力する。次に、ユーザ検証情報は、クレジット事業体コンピュータ440に(通信回路74、図1及び3を介して)スマートカード445から無線で送信される。ユーザ認証情報を検証すると、クレジット事業体コンピュータ440は購入承認販売者メッセージを販売者コンピュータ435に送信し、販売者はメッセージを完了することができる。次に、販売者コンピュータ(435)は、行われたばかりの購入に基づいて賞品がユーザに発行されるべきかどうかを決定し得る。これは、クレジット事業体/賞品活動ホストコンピュータ440にサポートされる(本明細書に記載の)賞品アルゴリズムを介して行われ得る。賞品が発行されるべきであれば、クレジット事業体コンピュータ440は、無線通信回路74(図1)を介してユーザのスマートカード445に賞品発行通知を送信する。賞品発行通知はスマートカードのディスプレイ装置(66、図1)に表示されてもよく、その後、ユーザは本明細書に記載の方法によって賞品を要求することができる。賞品アルゴリズムがユーザのスマートカード445にサポートされる代替的な構成では、ユーザの認証情報を検証すると、クレジット事業体(クレジット事業体コンピュータ440)は、ユーザのスマートカードに(再び、図1の無線通信回路74を介して)メッセージを送信して、賞品アルゴリズムを実行するようにスマートカードに命令する。賞品アルゴリズムからの結果は(特に、賞品がユーザに発行されるべきとアルゴリズムが決定する場合)、スマートカード445からスマートカードの無線通信回路(74、図1)を介してクレジット事業体のコンピュータ440に伝達され得る。更に、賞品アルゴリズムがスマートカード445にサポートされる例示では、クレジット事業体は、スマートカードの無線通信回路(74、図1)を介して賞品アルゴリズムを更新することができる。
支払いサービス(例えば、上記のPayPal)が購入に対する支払いに使用される場合、支払いサービスは、手元にユーザのクレジット情報(例えば、クレジットカード又はデビットカード番号、又は銀行アカウント番号)を有しており、(要求が販売者により支払いサービスに送信されるのではなく)支払いの承認要求は(任意の検証パラメータと共に)承認のためにユーザからクレジット事業体に送信され得ることに留意されたい。この例では、クレジット購入承認情報が支払いサービスからユーザに戻されてから、販売者へと中継され得る(又は、それは支払いサービスから販売者へと直接的に送信され得る)。いずれの場合も、支払いサービスの使用の一部として、本明細書に記載の賞品活動と併せて、支払いサービスは、支払い認証情報を送信する前に、任意の賞品情報を取得する目的でクレジット事業体に接触し得る。(この例では、支払いサービスは購入の額に関する情報、ユーザが賞品を獲得したかどうかを決定する際にクレジット事業体により使用され得る任意の他の事項、及び賞品の量及び/又はサイズをクレジット事業体に転送し得る。)1つの変形では、支払いサービスを提供する事業体(支払いサービス事業体)は、クレジット事業体とは独立して、賞品活動をホストすることができる。
購入を行うためのスマートカードの使用は、ユーザが購入時に販売者にカードを提示することができるかどうかによって実質的に異なることが理解される。ユーザが販売者にスマートカードを物理的に提示することができる場合、販売者コンピュータはスマートカードからクレジット事業体に直接的にユーザ検証情報を伝達してもよく、クレジット事業体は購入承認情報及び任意の賞品情報と共に販売者に応答し得る。しかしながら、ユーザが購入取引の間に購入者から離れていて、スマートカード自体から電子情報を販売者に送信できない場合(オンライン取引又は電話で行われる購入等において)、ユーザのスマートカードは、販売者又はクレジット事業体のコンピュータと電子通信をすることができない。(これは、ユーザが販売者及び/又はクレジット事業体と電子通信をすることができるカードリーダを持っていないことを想定する。)この後者の例では、遠隔購入を行うためのスマートクレジットカードの使用は、以下のように行われ得る。ユーザは、承認コードを提供するようにスマートカードに要求することができる。これは、例えば、ユーザがカードに埋め込まれた又はサポートされた「承認」キーを押すことにより行われ得る。次に、カードは、カードのオンボード検証システムに検証パラメータを提供するように(カード上のディスプレイ装置サポートを介して)ユーザを促し得る。カードが検証済みユーザであると(搭載カードにサポートされたプロセッサを介して)カードが決定すると、カードのプロセッサは(認証コードアルゴリズムに従って又は以前に生成された承認コードのテーブルを使用して)承認コードを生成してもよく、承認コードは搭載ディスプレイ装置を介してユーザに提供され得る。次に、オンライン購入取引を完了するために販売者にクレジットカード情報を提出するとき、ユーザは(例えば、3桁のCCID番号の代わりに)承認コードを提供することもできる。次に、承認コードは販売者によってクレジット事業体に(又はユーザによってクレジット事業体に)送信され、クレジット事業体は承認コードが指示カードの正当なコードであることを確認できる。(3桁の英数字コードを使用することにより、46,000以上の一意のコードが生成可能である。5桁の英数字コードでは、数字は6千万コード以上に増える。追加のセキュリティを提供するために、承認コードは、例えば、生成された日付に基づいて暗号化され得る。)1つの変形では、販売者はクレジット事業体にユーザクレジットカード番号を提出してもよく、指示カードがスマートカードであることを認識するクレジット事業体は承認コード(例えば、5桁のコード)を要求することにより販売者に応答してもよく、その後、販売者はユーザに承認コードに対するこの要求を転送し得る。次に、ユーザは、スマートカードにより生成及び供給された承認コードを提供することができる。いずれの場合も、クレジット事業体が(ユーザによりクレジット事業体に提供された認証コードに基づいて)購入を承認すると、クレジット事業体は賞品がユーザに発行されるべきかどうかを決定し得る。そうであれば、ユーザは、販売者から購入の確認と共に、又は別個のEメールを介して通知され得る。
自己検証システムを搭載するスマートカードが使用される変形では、カードは、ユーザが賞品を発行されるべきであるかどうかを決定するアルゴリズムもホストし得る。ユーザが(上記のように)カードから承認コードを要求すると、スマートカードは、承認コードを提供することに加えて、商品を獲得したことをユーザに通知し得る。理解されるように、この後者の変形は悪用され得る。特に、ユーザが承認コードを継続的に要求するが、実際には購入を行わないことにより賞品活動に参加し得る。勿論、これは賞品活動をホストするクレジット事業体の意図ではない。このタイプの賞品活動の悪用の影響及び発生を減らすために、スマートカードは、賞品に対して資格が有り、詳細については(例えばクレジット事業体によりホストされるウェブサイトに行くことにより)クレジット事業体に接触するようにユーザに指示し得る。次に、クレジット事業体のウェブサイトは、スマートカードにより生成された承認コードをユーザが提供することを要求し得る。次に、クレジット事業体は、購入を行うために承認コードが最近使用されたかどうか、又はユーザがカードを使用することにより本当に1つでも購入が最近行われたかどうかを決定し得る。(検証された又はそうでない)購入が行われていなければ、ウェブサイトは、承認コードの生成に関係付けられる購入が存在しないようであり、そのためユーザは賞品に対して資格が無いことをユーザに知らせ得る。(公開される賞品規則は、全ての商品機会はクレジット事業体だけにより決定されるユーザのカードを介してユーザにより行われる購入に関係付けられなければならないと規定し得る。)
[賞品機会及び授与された賞品の公開]
下記に記載の賞品システムが正当であるとユーザの間で信頼を高めるために、賞品システムをホストするクレジット事業体は、(i)提供される合計賞品(タイプ及び価値を含む)、(ii)ユーザが賞品を獲得する(又はその資格を有する)可能性、(iii)これまでに発行された合計賞品(タイプ及び価値を含む)に関する情報(限定されない)をオンライン(又はそれ以外)で利用可能にし得る。上記のように、クレジット事業体は、賞品活動のためにウェブサイトをホストし得る。上記の情報の提供に加えて、ウェブサイトは、ユーザに対して既に発行された賞品、発行されたがユーザによりまだ引き換えられていない賞品、及び特賞に対する資格(例えば、「おめでとうございます!あなたは元日に贈られる新車の特賞に対する資格を有する1,000人のユーザのうちの1人です。」)に関する情報を含み得る個人アカウントを個々のカード保有者に維持させ且つそれにログインさせることもできる。賞品活動に関する一般的な及びユーザ固有の情報は、毎月のアカウント明細において(例えば、印刷された明細、オンライン明細、及び/又はEメール明細として)ユーザに提供され得る。
[賞品及び賞品アルゴリズムの発行]
クレジット事業体からユーザへの(及びユーザがクレジット事業体によりホストされるクレジットアカウントを使用して購入を行うことに基づく)賞品の発行は、一般に、賞品アルゴリズムにより管理される。賞品アルゴリズムは、(直接的に又は間接的に)クレジット事業体の最終制御下にある。賞品アルゴリズムは、好ましくは、賞品活動をホストするための費用、及び賞品自体の費用がユーザに賞品活動を提供することにより生ずる追加収入を超えないことを確実にするように設計される。(後での参照のため、賞品活動をホストするための費用、及び賞品自体の費用は、本明細書では賞品費用と呼ばれる。)
その最も単純な形態では、賞品アルゴリズムは、クレジット事業体により生み出される収入で資金提供される既定の商品プールを預託することに基づく。更に、この最も基本的な形態では、賞品は、次のユーザ活動が次に提供される賞品獲得機会と等しいという単純なアルゴリズムに基づいて提供され得る。この例示では、クレジット事業体は、翌暦年内の賞品としてユーザに提供されるように収入の確定金額(例えば、$10,000,000)を預託し得る。更に、この最も基本的な形態では、賞品は、与えられる賞品の数(“N”)と期間の間に予想される取引(“T”)の数との単純な計算に基づいて提供され得る。従って、賞品授与の頻度を決定するための方程式は、N/Tである。従って、例えば、1千万の予想される取引(“T”)に基づいて与えられる1,000(“N”)個の商品に関して、賞品授与の頻度は、1,000/10,000,000、又は10,000取引ごとに1つの賞品である。$100万の賞品プールに関して、これは平均$100の賞品と等しい。この単純な公式では、10,000取引を行うことに基づいて、全てのユーザが$100の賞品を獲得するチャンスを有する。しかしながら、賞品活動(従ってクレジットアカウントのユーザ活動)への興味増加を刺激するために、ユーザアカウントの使用増加、及び/又はユーザアカウントを使用してユーザにより行われた購入の額に基づいて賞品を獲得するための増加的に大きな機会を提供する賞品アルゴリズムを提供することが望ましい。1つの変形では、ユーザが賞品活動により賞品を獲得する資格を得るために、ユーザは設定された最小額(例えば、$10)の購入を行うことを要求され得る。このような要求は、ユーザが賞品を獲得するチャンスを増加させるために、ごく少額の購入(例えば、$0.01の購入)を大量に行うことを防ぐであろう。
1つの変形では、賞品アルゴリズムは、2部分アルゴリズム(two−part algorithm)として提供され得る。第1の部分は、賞品がユーザに発行される確率(賞品確率、又はPP)を決定するための賞品確率アルゴリズムである。第2の部分は、ユーザに発行され得る賞品の価値(賞品価値、又はPV)を決定するための賞品価値アルゴリズムである。従って、賞品が発行又は授与される又はされ得る全体の利用可能な資金のプールの関数だけでなく、賞品の全体的な発行もこうした2つのアルゴリズムの関数となる。
[賞品確率アルゴリズム]
1つの変形では、賞品を獲得する確率は、乱数(“RN”)を生成する賞品確率アルゴリズムにより生成される。乱数を生成するための多くのこのようなアルゴリズムが知られている。事前選択の数字が乱数生成アルゴリズムにより生成されると、賞品活動はそれを提供することができ、賞品が発行される。例えば、ある商品が10,000取引ごとに発行される場合、賞品確率アルゴリズムは、1から10,000の間の乱数が生成され、事前選択の任意数(例えば、5,000等)が生成されると賞品が発行されるように構成され得る。(最初の10,000の購入の間に当選する事前選択の任意数が生成されると想定すれば)一旦賞品が発行されると、10,000の購入取引が完了するまでもはや賞品は(少なくとも選択された賞品カテゴリ内で)発行されない。しかしながら、最初の10,000の取引の間に賞品が発行されない(即ち、事前選択の任意数がその時間の間に生成されない)場合、賞品は直ぐ次の取引で発行されてもよく、賞品活動は次の10,000の取引に対する賞品の発行に進む。(上記で使用される数字は単なる例示である。賞品発行の頻度、例えば、10,000取引ごとは、増加(例えば、7,500取引ごとに1つの賞品)又は減少(例えば、100,000取引ごとに1つの賞品)され得る。)
上記のように、1つの変形では、ユーザが賞品を獲得する資格を有する確率は、賞品活動の管理のために設けられる期間の間にユーザにより行われる購入の合計値に基づいて増加され得る。例えば、賞品活動が1年間にわたり行われるように設けられた場合、その年の間にユーザにより行われる購入の合計値が賞品を獲得するためのユーザの資格を決定する要因として使用され得る。この例示では、ユーザがクレジットアカウントを使用して(累計購入額において)購入するほど、賞品を獲得する確率は高くなるであろう。これは、多くの異なるやり方で行われ得る。第1の例では、賞品確率アルゴリズムは、ユーザの購入の合計値に基づいて乱数を何度も生成するように構成され得る。例えば、現在の合計購入が$10から$999の間のユーザに関して、乱数はユーザが賞品の資格を有する次の取引に対して1度だけ生成される。しかしながら、現在の合計購入が$1,000から$5,000の間のユーザに関して、乱数はユーザが賞品の資格を有する次の取引に対して2度生成される。(即ち、合計で$1,000から$5,000の間のアカウント購入を行ったユーザは、合計で$1,000以下の購入を行ったユーザよりも賞品を獲得する確率が2倍になる。)この例では、賞品確率アルゴリズムは、行われている即時取引の値をユーザの現在の合計購入の額に追加するようにも構成され得る。
この例では、合計購入がより高いユーザにより大きな賞品を獲得するための機会を与えるために、賞品確率アルゴリズムがどのように乱数を何度も生成するように構成され得るかが記載された。しかしながら、それは、単に、例えば、2倍、3倍等、倍数で可能性が増加されることを可能にするに過ぎない。第2の例では、賞品確率アルゴリズムは、より遅い速度で可能性を増加させるように構成され得る。第2の例では、乱数生成器は、より広い範囲の数字を生成するように構成され得る。次に、賞品を獲得する可能性が、より細かい増分で増加させられ得る。例えば、賞品を獲得する可能性が10,000に1つに設定される場合、乱数生成器は、(例えば)1,000万の数字(例えば、1から10,000,000までの数字)を生成するように構成され得る。次に、生成され得る1,000万の数字のうち、賞品が獲得され得る100個がこうした数字の中から選択される場合、(100の選択された数字のうち任意の1つに基づいて)賞品を獲得する可能性は依然として1:10,000の可能性を与える。例示として、5,000,000から5,000,099までの数字が選択された100個の数字であるとする。次に、賞品活動は、クレジットアカウントを使用して行われる合計購入の追加の$400ごとに基づいてより大きな獲得のチャンスをユーザに提供するように構成されると仮定する。この場合、ユーザが賞品を獲得する資格を有する乱数の数は$400ごとに1増加する。例示として、ユーザが$2,400の合計購入を行った場合、このユーザが賞品を獲得し得る乱数の範囲は6だけ増加される($2,400を$400で割れば6である)。従って、このユーザが賞品を獲得する資格を有する乱数の範囲は、5,000,000から5,000,105の間の数字に拡張される。即ち、この例示では、ユーザは、賞品を獲得する可能性を10,000に1つから約9,434に1つに増加させたのである。理解され得るように、上記の例で使用された様々な数字は、賞品活動に関する規則を設けるためにクレジット事業体が望むように全て修正され得る。
[賞品価値アルゴリズム及び賞品タイプアルゴリズム]
受賞者に発行される賞品の価値は設定可能であってもよく(即ち、可変ではなく)、この場合、賞品価値アルゴリズムは基本的にルックアップテーブルである。例えば、発行される最初の500個の賞品は$10の賞品であってもよく(恐らく最初の500個の賞品のうち10個は$100の賞品である)、発行される次の300個の賞品は$25の賞品であってもよく、発行される次の200個の賞品は$50の賞品等であり得る。しかしながら、(上記の)賞品確率アルゴリズムと同様に、賞品価値アルゴリズムは、(任意のそのときの行われている購入を含む)ユーザにより行われる購入の現在値に基づいてユーザに発行される潜在的な賞品の値を増加させるように構成され得る。例えば、上記のルックアップテーブルの例を使用すると、ユーザが$2,000以上の合計購入を行った場合、ルックアップテーブルからの賞品の値は2倍(又は$4,000以上の合計購入では3倍)にされ得る。更に、複数のルックアップテーブルが提供されてもよく、特定のユーザによる任意の特定の取引に使用されるルックアップテーブルが、ユーザにより行われた合計購入又は他の基準に基づいて選択され得る。
また、複数のルックアップテーブルは、異なる賞品タイプ及びカテゴリを提供することができる。例えば、一連のルックアップテーブルは、以下の賞品タイプ、即ち、現金賞品、旅行と宿泊の賞品、食事の賞品、商品券の賞品、販売者における即時クレジット賞、及び特賞を含み得る。この場合、使用される特定のルックアップテーブル(又は複数のテーブル)は、多くの異なる要因に基づいて選択され得る。一例では、使用され得る特定のルックアップテーブルは、行われている現在の購入に基づいて選択され得る。例えば、ユーザが航空券の購入を現在行っている場合、使用され得るルックアップテーブルは、旅行と宿泊の賞品及び現金賞品を含むように選択され得る。潜在的な使用のために1つより多くのルックアップテーブルが選択される場合、目前の特定の取引に使用される特定のルックアップテーブルは、乱数生成器により選択され得る。(例えば、使用される2つの潜在的なルックアップテーブルに対して、2つの潜在的な乱数のみが生成される。第1の乱数は第1のルックアップテーブルに関係付けられ、第2の乱数は第2のルックアップテーブルに関係付けられる。)上記の例示の変形では、潜在的なルックアップテーブルが特賞も含む場合、特定のルックアップテーブルを選択するためのアルゴリズムは、より大きな数の乱数、例えば、100の乱数を生成するように修正されてもよく、1つだけのこのような数字が特賞のルックアップテーブルに関係付けられる数字である(他の99の数字は旅行/宿泊賞テーブルと現金賞品テーブルとに略等しく分配される)。賞品ルックアップテーブルは単一の賞品のみを含み得ることが理解される。例えば、特賞ルックアップテーブルは単一の$1,000,000の賞品のみを含み得る。先の検討から、賞品価値アルゴリズムが発行され得る賞品の価値に必ずしも制限されず、発行され得る賞品のタイプ又は種類にも制限されない。従って、賞品価値アルゴリズムのより包括的な名前は、賞品価値/タイプアルゴリズムである。
[賞品確率アルゴリズム及び賞品価値/タイプアルゴリズムを組み合わせた使用]
賞品価値/タイプアルゴリズムの上記の検討で示されたように、賞品の異なるタイプ及び/又は価値がユーザに利用可能な場合、第1のステップは、(典型的に、現在行われている購入に基づいて)ユーザが資格を得る特定の商品を選択することである。賞品タイプ又は価値が選択されると、第2のステップは、賞品がユーザに発行されるかどうかを決定することである。この第2のステップは、賞品確率アルゴリズムを使用して行われる。複数の賞品確率アルゴリズムが提供されてもよく、使用される特定の賞品確率アルゴリズムが潜在的な賞品のタイプ又は値に基づいて選択され得る。例えば、選択された賞品が$20の商品券である場合、(例えば)10,000に1つの可能性を提供する賞品確率アルゴリズムが使用され得る。しかしながら、選択された賞品が$100,000の現金賞品である場合、(例えば)1,000,000に1つの可能性を提供する賞品確率アルゴリズムが使用され得る。
[賞品発行プログラム]
本明細書に記載の賞品活動の管理の一部として、賞品発行プログラムが提供され且つ利用され得る。賞品発行プログラムは、賞品が発行されるべきかどうかを決定し、及び、もし賞品が発行されるならば、賞品を発行するための一連のコンピュータ実行可能ステップを含む。賞品発行プログラムは、本明細書に記載の賞品活動を運営する事業体の制御下で1つ以上のコンピュータプロセッサに実装され得る。一般に、賞品発行プログラムは、少なくとも以下のステップを実行するためのコンピュータ実行可能命令を含み得る。即ち、(i)ユーザにより行われている現在の購入を承認するための要求を受信するステップであって、購入はユーザに関係付けられるクレジットアカウント(又は同類)から資金提供されているステップと、(ii)要求が承認されるかどうかを決定するステップと、(iii)要求が承認される場合、(a)要求が承認されたという通知を送信して、(b)(賞品確率アルゴリズムに基づいて)賞品がユーザに発行されるべきかどうかを決定するステップと、(iv)賞品が発行される場合、賞品がユーザに発行されたという通知を送信するステップと、(v)必要に応じて、ユーザが賞品を要求できるようにして、賞品に資金提供するために使用されるアカウントに対して賞品の費用を請求する等の追加ステップを実行する。
本明細書に開示の賞品活動の記載から理解できるように、賞品発行プログラムは、直前に提供された一般例に記載されたものを超える多くの追加のステップを含み得る。このような例の1つが図5A及び5Bのフローチャートを参照して次に与えられる。(図5A及び5Bのフローチャートは単なる例示であり、フローチャートはより少ない又は追加のステップを含んでもよく、更に図5A及び5Bに示されたステップは一部の例では異なる順番で実行され得ることが理解されるであろう。)
図5A(及び図5Bへの継続)を参照すると、本開示に従う賞品発行プログラム100の例示の実施形態は、ステップ102で開始する。ステップ102では、賞品発行プログラムは、ユーザがユーザアカウントにより資金提供される購入を行うための承認要求を受信することにより開始する。(ユーザアカウントはユーザにより直接的に保有されるアカウント、又はユーザが購入を行うことを承認されると主張するアカウントであり得る。)ステップ102では、要求が発生する又は送られる場所の特定の指定がなく、要求は販売者、ユーザ、又は第三者の仲介(支払いサービス等)から送信され得ることに留意されたい。ステップ102で受信された購入承認要求は、以下の情報、即ち、(i)購入が請求されるユーザのアカウント番号、(ii)承認が現在求められている購入の額、及び(iii)購入承認要求を要求する販売者(又は他の事業体)の識別を含み得る。図示されていないが、ステップ102で受信された購入承認要求に加えて、(例えば、ユーザ識別に関する)ユーザ情報も受信され得る。また、ステップ102では、購入承認要求(及び任意のユーザ情報)の特定の受信者が誰であるかが示されていないが、典型的な受信者はクレジット事業体であることに留意されたい。ステップ104では、賞品発行プログラムは、ユーザにより提供された検証パラメータを受信する。ステップ104は選択的なステップであるが、この例示には含まれている。ステップ102と同様に、(ステップ104で受信された)検証パラメータは、販売者、ユーザ又は第三者から送信され得ることに留意されたい。検証パラメータの提出(及び受信)は、賞品発行プログラムがユーザの真正性の検証を試行するために検証パラメータを使用する事実上の要求と見なされる。従って、ステップ106では、賞品発行プログラム100は、ユーザにより提供された検証パラメータがそのユーザに関して現在ファイル上にある検証パラメータに対応するかどうかを決定する。(この決定を行うための様々な処理が先に記載されている。)ステップ106で、受信した検証パラメータがそのユーザに対する現在のファイル上の検証パラメータに対応しないと賞品発行プログラム100が決定すると、ステップ108で、ユーザが確認されておらず、(ステップ102で確認されるように要求された)購入取引が拒絶されたことの通知が(好ましくは、ステップ104で承認検証パラメータを送る事業体に、並びにステップ102で購入承認要求を送る事業体に)送られる。(ユーザの未確認の通知はステップ108でユーザにも送られ得る。)従って、(表面上はステップ104で提出された)要求されたユーザ識別性の検証が(ステップ108で)拒絶されると、ステップ110で処理が終了する。即ち、ステップ106でユーザ識別性が確認できないので、(ステップ102の)購入要求も拒絶され、販売者、ユーザ及び/又は支払いサービスに通知され(ステップ108)、要求された購入取引承認コードは終了する(ステップ110)。
しかしながら、ステップ106でユーザの識別性が提供された検証パラメータに基づいて確認されると、ステップ112で(ステップ102の)購入要求が承認されるかどうかに関して問い合わせが行われる。処理には、クレジット事業体(又は他の支払い提供事業体)のユーザアカウントがステップ102の購入承認要求に示された額の請求を受け入れるように現在承認されているかどうかの決定を行うことが含まれ得る。ステップ112で、購入承認要求が承認されない(例えば、要求された購入の額がユーザに現在利用可能な額を超える)と決定される場合、ステップ114で、(ステップ102の)購入承認要求が拒絶されたことの通知が(好ましくは、ステップ102で購入承認要求を送る事業体に、及び潜在的にはユーザにも)送られる。その後、ステップ110で、処理が終了する。しかしながら、ステップ112で(ステップ102の)購入要求が承認される場合、ステップ116で、(ステップ102の)購入承認要求が承認(又は認可)されたことの通知が(好ましくは、ステップ102で購入承認要求を送る事業体に、及び潜在的にはユーザにも)送られる。次に、ステップ118で、(ステップ102の)購入要求を行う事業体は、購入活動が完了したとの通知を(典型的に、販売者から)受信する。ステップ118は、ステップ116で購入承認要求の送信後、購入取引が完了する(即ち、購入が行われる)と想定する。しかしながら、ステップ116に続いて、購入活動が終了しており購入が行われないとの通知が(典型的に、販売者又はユーザから)送られる場合、プログラム100の制御はステップ110に移動してもよく、プログラムは終了される。(図面は完了した購入取引に関して描かれているので、この後者の変形は図5Aのフロー図に示されていない。)また、ステップ116に続いて、通知が指示期間(例えば、30秒)内にステップ118で受信されない場合、ステップ118で、プログラムは(同様に簡単のためフローチャートには示されていない)ステップ110で終了し得る。
要求された購入が完了した(そして通知がステップ118で受信された)と想定して、ステップ120で、ユーザのアカウントは購入に対して引き落とされる。(図5Aのフローチャートは図5Bに進む。)図5Bのステップ122で、ユーザが資格を有する賞品のタイプ及び/又は価値を決定するために賞品タイプ/価値ルーチン(又はアルゴリズム)が使用される。上記のように、賞品タイプ/価値アルゴリズムは、この決定を行うときに多くの異なる要因を考慮することができる。ユーザが資格を有する賞品が決定されると、ステップ124で、(ステップ122で決定された)賞品がユーザに発行されるべきかどうかを決定するために賞品確率ルーチン(又はアルゴリズム)が使用される。(賞品確率プログラムの使用は先に記載されている。)次に、ステップ126で、(ステップ124における賞品確率アルゴリズムの結果に基づいて)賞品がユーザに発行されるべきかどうかに関して問い合わせが行われる。賞品が発行されるべきでなければ、ステップ128でプログラムは終了する。(ステップ126と128との間で、賞品を勝ち取ったとの通知が(販売者及び/又はユーザに)送られ得る。)しかしながら、ステップ126でクエリへの回答が“yes”である(即ち、賞品がユーザに発行されるべきである)場合、ステップ130で、賞品がユーザに発行されたとの通知が(販売者及び/又はユーザに)送られる。ステップ130における通知は、賞品のタイプ、賞品の価値、及びどのように賞品を要求することができるかに関する詳細等の追加の賞品情報を含み得る。ステップ132で、発行された賞品は、会計のため(即ち、賞品活動が活動により資金提供されるよりも多くの賞品を発行しないことを確実にするため)賞品アカウントから引き落とされる。その後、プログラムは、ステップ128で終了する。
[賞品発行装置]
次に図6を参照すると、本開示による賞品発行装置200の例示的な実施形態がブロック図により描かれている。賞品発行装置200は、3つの主要コンポーネントとして、賞品活動ホストコンピュータ210、販売者コンピュータ218、及びユーザ購入要求装置220を含む。次に、各コンポーネントが別々に記載され、その後、装置全体の一部としてそれらの相互作用が記載される。
賞品活動ホストコンピュータ210は、(上記の)賞品活動をホストしている事業体の制御下にあるコンピュータである。ホストする事業体は、クレジット事業体又は同類、又はクレジット事業体と契約している第三者であり得る。賞品活動ホストコンピュータ210は、単一のコンピュータ、又は互いに信号通信するように配置された複数のコンピュータであり得る。賞品活動ホストコンピュータ210は、賞品発行プログラム212(一例が図5A及び5Bに関して先に記載されている)を含み得る。賞品発行プログラム212は、(上記の)賞品確率プログラム及び(上記の)賞品タイプ/価値アルゴリズムを含み得る。賞品活動ホストコンピュータ210は、通信回線201により販売者コンピュータ218と電子信号通信するように配置され得る。また、賞品活動ホストコンピュータ210は、通信回線203によりユーザ購入要求装置220と電子信号通信するように配置され得る。販売者コンピュータ218は、賞品活動ホストコンピュータ210との電子通信を可能にするように構成されるキャッシュレジスタ装置を含み得る。通信回線201及び203は、(例えば、携帯電話回線、衛星通信、無線周波通信等による)無線通信、及び(例えば、地上通信線、光ファイバケーブル、専用ハードワイヤード通信システム等による)有線通信を含む、現在知られている又は将来の情報(特に、デジタルフォーマットの情報)を通信する手段であり得る。装置200全体における賞品活動ホストコンピュータ210の動作が以下に更に記載される。
賞品活動ホストコンピュータ200の販売者コンピュータ218(図6)は、単一のコンピュータ、又は互いに信号通信するように配置された複数のコンピュータであり得る。販売者コンピュータ218は、賞品活動ホストコンピュータ210及びユーザ購入要求装置220との通信を表示するために使用され得る販売者コンピュータのディスプレイ装置219を含み得る。販売者コンピュータは、販売者の制御下の1つ以上のコンピュータと電子信号通信している(又はするように配置され得る)1つ以上の電子キャッシュレジスタ装置(図示せず)として構成され得る。例として、より大きな小売業者に関して、販売者コンピュータ218は、複数の販売者電子キャッシュレジスタ装置(図示せず)と電子信号通信する中央販売者コンピュータ(図示せず)を含み得る。販売者電子キャッシュレジスタ装置(図示せず)は、販売者の物理的な小売場に、及びオンライン販売サイトを介して設置され得る。ディスプレイ装置219は、各販売者電子キャッシュレジスタ装置に設置されるディスプレイ装置であり得る。図6に示されたように(及び上記のように)、販売者コンピュータ218は、通信回線201により販売者コンピュータ218と電子信号通信するように配置され得る。また、販売者コンピュータ218は、通信回線205によりユーザ購入要求装置220と電子信号通信するように配置され得る。装置200全体における販売者コンピュータ218の動作が以下に更に記載される。
賞品発行装置200のユーザ購入要求装置220(図6)は、ユーザからクレジット事業体への購入に対する要求を受信及び転送するように構成される任意の装置であり得る。(「クレジット事業体」という用語の使用は、デビット事業体及び支払い処理事業体を含む、購入のための支払いを確保する任意の事業体を総称的に意味するように使用されていることに再度留意されたい。また、これは「クレジットアカウント」という用語にも当てはまり、購入要求を行うユーザの最終制御下にあるデビットアカウント又は購入アカウントの使用を含むことが意図されている。)ユーザ購入要求装置220の例は、(限定としてではなく)(i)クレジット(又はデビット)カードから電子的に符号化された情報をスキャンするためのスキャナ、(ii)ユーザクレジットアカウント情報を入力することができるキーパッド、及び(iii)ユーザの制御下にある遠隔コンピュータを含み得る。一般に、ユーザ購入要求装置220は、ユーザ購入要求情報を賞品活動ホストコンピュータ210に(通信リンク203を介して直接的に、又は通信リンク205及び201を介して販売者コンピュータ218により間接的に)提供するために使用される。購入要求情報は、ユーザアカウント番号、ユーザ識別性、販売者の情報、及び購入要求額等の情報を含み得る。また、ユーザ購入要求装置220は、個人識別番号を受信するためのキーパッド、又はバイオメトリックスキャナ(例えば、指紋又は虹彩スキャナ)等のユーザ検証パラメータ入力装置223も含み得る。(検証パラメータの使用は先に記載されている。)装置200自体の一部ではないが、装置はクレジットカード222(又はデビットカード又はスマートカード等、類似のタイプのカード)と協働するように構成され得る。特に、クレジットカード222が(磁気ストリップ又は光学符号化情報等を介して)符号化された読み取り可能情報を含む場合、ユーザ購入要求装置220は、カード222からこの情報を読み取って、情報を賞品活動ホストコンピュータ210に送信するように構成され得る。
(略同様の結果、即ち、ユーザに賞品を発行することを達成するために異なるやり方で装置が作動され得ることが理解されるが)装置200は、以下の例のように動作し得る。販売者からクレジット購入を行うことを望むユーザは、クレジットアカウント番号情報及びユーザ識別情報を含むユーザ情報を提供する。この情報は、ユーザ購入要求装置220を介してユーザから受信され得る。選択的に、ユーザは、検証パラメータ入力装置223を介してユーザ検証パラメータを提供することもできる。ユーザ情報は、通信リンク203を介して直接的に、又は販売者コンピュータ218及び通信回線205及び201を介して間接的に、ユーザ購入要求装置220から賞品活動ホストコンピュータ210に送信され得る。販売者コンピュータ218は、販売者識別性及び要求されている購入の額等の情報を含む購入承認要求を賞品活動ホストコンピュータ210に送信する。ユーザ識別性及び購入承認要求を受信すると、賞品活動ホストコンピュータ210は、購入要求が承認されるかどうかに関する決定を行う。これは、任意のユーザ検証パラメータを指示されたユーザに関するファイル上のパラメータに対して比較すること、及び他のユーザ検証チェックを行うことを含み得る。また、この決定は、ユーザに関する利用可能なクレジットに対して要求されている購入の額をチェックすることも含み得る。一般に、賞品活動ホストコンピュータ210は、購入承認要求(及び任意のユーザ情報及び/又はユーザ検証パラメータ)を受信して、ユーザの検証(及び購入要求が承認されることの検証)の確率を決定するように構成される。購入承認要求が拒絶される場合(ユーザの検証の可能性を拒絶する理由の場合を含む)、この情報は賞品活動ホストコンピュータ210により販売者コンピュータ218に提供され、販売者ディスプレイ装置219に情報が視覚的に表示され得る。購入要求が承認されると、賞品発行プログラム212の制御下にある賞品活動ホストコンピュータ210は、(賞品タイプ/価値アルゴリズム216を介して)ユーザが資格を有する賞品の種類及び/又は価値、及び(賞品確率アルゴリズム214を介して)賞品がユーザに発行されるべきかどうかに関する決定を行う。(賞品発行プログラム212の動作の詳細な例は、図5A及び5Bのフローチャートに関して先に与えられている。)賞品がユーザに発行されると、賞品活動ホストコンピュータ210はこの趣旨の通知メッセージを販売者コンピュータに送り、次にメッセージは販売者コンピュータのディスプレイ装置219に表示され得る。メッセージは、賞品を獲得したこと、及びどのように賞品を要求し得るか(それがそのときにユーザに物理的に与えられない場合)をユーザに知らせる賞品情報を含み得る。場合によっては、賞品はユーザカウントに即時に充当される現金賞品であり、そのため即座に有益、具体的且つ有形の結果が得られる。代替的な配置では、図6のユーザ購入要求装置220は、システム300に関して以下に記載されるように図7のユーザコンピュータ320と置換され得る。
[購入を行うためのクレジットアカウントの使用に基づいてユーザに賞品を実質的に即時発行するためのシステム]
次に図7を参照すると、ユーザに賞品を即時発行するためのシステム300の例示的な実施形態がブロック図により描かれている。システム300は、販売者から購入を行うためにユーザの制御下にあるクレジットアカウントのユーザによる使用に基づいて賞品を発行する。システム300の主なコンポーネントは、(上記の図6の賞品活動ホストコンピュータ210に類似の)賞品活動ホストコンピュータ310、(上記の図6の販売者コンピュータ218に類似の)販売者コンピュータ318、及びユーザコンピュータ320を含む。賞品活動ホストコンピュータ310は、図5A及び5Bの賞品発行プログラムと類似の賞品発行プログラム、及び図6に関して先に記載された賞品発行プログラム212を含み得る。システム300は、(販売者コンピュータ318によってホストされる)インターネットウェブサイトを有する販売者等からユーザがオンライン購入を行うことを可能にするのに特に有益である。賞品活動ホストコンピュータ310及び販売者コンピュータ318は、通信回線301を介して互いに電子信号通信するように配置され得る。販売者コンピュータ318及びユーザコンピュータ320は、通信回線301を介して互いに電子信号通信するように配置され得る。同様に、賞品活動ホストコンピュータ310及びユーザコンピュータ320は、通信回線303を介して互いに電子信号通信するように配置され得る。通信回線301、303及び305は、(例えば、携帯電話回線、衛星通信、無線周波通信等による)無線通信、及び(例えば、地上通信線、光ファイバケーブル、専用ハードワイヤード通信システム等による)有線通信を含む、現在知られている又は将来の情報(特に、デジタルフォーマットの情報)を伝達する手段であり得る。販売者コンピュータ320は、ディスプレイ装置324(映像スクリーン等)及び入力装置322を含み得る。販売者コンピュータの入力装置322は、キーボードに加えて、タッチスクリーン、磁気カードリーダ、光学カードリーダ、及びバイオメトリックパラメータリーダを含み得る。システム300は、(賞品活動ホストにより(又はそのために)資金提供されるアカウントである)賞品在庫アカウント332及び(ユーザのクレジット及びデビットを記録するアカウントである)ユーザアカウント334を更に含み得る。システム300は、ユーザクレジットカード(図6の222)、ユーザデビットカード、又はユーザスマートカード10(図1−4)を更に含み得る。
図7のシステム300の1つの変形では、ユーザコンピュータ320は、スマートカード(例えば、図1−4のスマートカード10)であり得る。この例では、図7のユーザコンピュータのディスプレイ装置324は、スマートカード10のスマートカードディスプレイ装置60(又は少なくとも図1及び3のスクリーン部分60)であり得る。同様に、ユーザコンピュータ320のユーザコンピュータ入力装置322は、スマートカード入力装置30(図1及び3)であり得る。システム300のユーザコンピュータ320がスマートカード(例えば、図1−4のスマートカード10)である例では、中間ユーザ購入要求装置(スマートカードリーダであり得る図6の符号220等)が、通信回線303及び/又は305の間に置かれて、スマートカードに及び/又はスマートカードから(個々の)賞品活動ホストコンピュータ310(図7)及び/又は販売者コンピュータ318に情報が伝達されることを可能にし得る。
次に、システム300の動作の一例が記載される。しかしながら、システム300は全てが本開示の精神の範囲内で他のやり方で動作し得ることが理解されるであろう。この例では、ユーザは、ユーザコンピュータ320を使用して、販売者コンピュータ318に接触する(例えば、インターネットを介して販売者ウェブサイトにアクセスする)。次に、ユーザは、販売者により提供される製品又はサービスを選択して、製品又はサービスを購入するための願望を示す。次に、販売者コンピュータ318は、ユーザ情報(例えば、ユーザの識別性、及び配送先及び請求先住所)、及び支払い情報(例えば、ユーザアカウント情報)を含む購入要求情報を提供するように(ユーザコンピュータ320、及び特にユーザディスプレイ324との通信を介して)ユーザを促す。次に、ユーザは、ユーザ入力装置322を介して要求された情報を提供することにより応答する。このとき、販売者コンピュータ318は、購入承認要求も生成して、賞品活動ホストコンピュータ310に購入を承認するように要求する。購入承認要求は、要求された購入の額だけでなく、購入される賞品又はサービスのタイプに関する情報も含み得る。この時点で、ユーザ購入要求情報及び購入承認要求は、賞品活動ホストコンピュータ310に転送される。(賞品活動ホストコンピュータ310は、購入要求を処理すると共に、賞品情報を提供する。)ユーザ購入要求情報の転送(又は伝達)は、以下の少なくとも3つの異なるやり方で賞品活動ホストコンピュータ310に転送され得る。第1に、ユーザ購入要求情報の全て(即ち、ユーザ情報及び支払い情報)が、通信回線303を通じてユーザコンピュータ320から賞品活動ホストコンピュータ310に直接的に転送され得る。第2に、ユーザ購入要求情報の全て(即ち、ユーザ情報及び支払い情報)は、通信回線305及び301を通じて販売者コンピュータ318を介してユーザコンピュータ320から賞品活動ホストコンピュータ310に間接的に転送され得る。第3に、ユーザ購入要求情報(即ち、ユーザ情報及び支払い情報)は、賞品活動ホストコンピュータ310に送信するために販売者コンピュータ318及びユーザコンピュータ320の間で構文解析され得る。(ユーザ購入要求情報が賞品活動ホストコンピュータ310に間接的に伝達される場合、それは一意の取引識別子で符号化されて、賞品活動ホストコンピュータ310を購入要求の構成部分と一致させることができる。販売者コンピュータ318から賞品活動ホストコンピュータ310への購入承認要求の転送は、典型的に、通信回線301を介して直接的に伝達されるが、販売者コンピュータ及び通信回線305及び303を介して間接的にも行われ得る。
賞品活動ホストコンピュータ310への購入要求情報の伝達は、ユーザコンピュータ320から賞品活動ホストコンピュータ310への1つ以上のユーザ検証パラメータの伝達(即ち、送信)も含み得る。これは、(通信回線303を介して)直接的に、又は販売者コンピュータ318及び通信回線305及び301を介して間接的に行われ得る。
賞品活動ホストコンピュータ310が全ての購入要求情報(即ち、購入承認要求情報及びユーザ情報、並びに任意のユーザ検証パラメータ)を受信すると、賞品活動ホストコンピュータ310は、情報を処理して、(i)ユーザが(ユーザ購入要求情報、及び任意のユーザ検証パラメータに基づいて)検証されるか、及び(ii)購入が承認されるか(例えば、ユーザアカウント334が購入承認要求において示された額の請求に耐えることができるか)を決定する。ユーザが確認され且つ購入要求が承認されることを賞品活動ホストコンピュータ310が決定すると、賞品活動ホストコンピュータ310は、購入取引を完了するためにユーザからの確認を要求することによりユーザコンピュータ320(及び潜在的には販売者コンピュータ318)に通知する。(入力装置322を介して、ユーザコンピュータ320から)ユーザが購入を確認すると、ユーザコンピュータ320(又は販売者コンピュータ318)から賞品活動ホストコンピュータ310に購入確認メッセージが送られる。ユーザがユーザアカウント334を使用することにより購入を行ったとの確認を賞品活動ホストコンピュータ310が受信すると、賞品活動ホストコンピュータ310は、賞品発行プログラム312を使用して、ユーザによって行われたばかりのこの購入に基づいて賞品がユーザに発行されるべきかどうかを決定する。(賞品発行プログラム312の動作の例は、上記のように、特に図5A及び5B並びに付随する記載に関して、本明細書において先に与えられている。)賞品発行プログラム312が(ユーザにより及びユーザアカウント334を使用して取引されている現在の購入活動に基づいて)賞品がユーザに発行されると決定する場合、賞品がユーザに発行されたことをユーザに知らせる賞品通信(メッセージ)がユーザに送られる。賞品通信は、(i)ユーザに獲得された(即ち、発行された)賞品のタイプ及び/又は価値、及び(ii)ユーザが商品を要求するために必要とされる任意の情報をユーザに知らせる賞品情報を含む。
(上記のように)賞品がユーザに発行され、又は発行が指定されると、賞品は、賞品在庫アカウント332から引き落とされ得る。賞品が現金賞品である場合、現金賞品は、ユーザアカウント334に即時に充当され得る。賞品活動により提供され且つ発行される賞品は実在的であり、所定の段階で具体的且つ有形である。例えば、現金賞品及び販売者クレジット賞品は、賞品が発行されたユーザの手元にある現金と等価の性質を有するという点で具体的且つ有形である。
[クレジットアカウントの使用に基づいてユーザに賞品を発行する方法]
特に、(i)図6の装置200の動作の方法、及び(ii)図7のシステム300の動作の方法に関して、購入を行うためにクレジットアカウント(又はデビットアカウント又は同類)の使用に基づいてユーザに賞品を発行するための1つ以上の方法が本明細書に記載されている。方法は、本明細書に記載の及び先に開示された全ての代替的な配置を更に含む。
[概論]
本明細書に記載及び開示された賞品活動は実装において、本明細書に記載の装置、システム及び方法の一部を制限し得る現地法に従ってもよいことが理解されるであろう。しかしながら、先の開示は現地法により限定されることが意図されておらず、全ての可能な実装を記載することが意図されている。
上記の装置、システム及び方法は、実質的に即座に賞品をユーザに発行する(即ち、購入要求が承認される(及び購入が完了する)こと、及び行われている購入に基づいて賞品がユーザに発行されるべきであるとの決定が行われることに続いて略同時に賞品が発行される)ことにより即時に有益、具体的且つ有形の結果を得ることが更に理解されるであろう。賞品は(実際に発行されるときでなければ、ユーザにより要求された後で)本来的に具体的且つ有形である。これは、一部のユーザが最終的に特賞の受賞者になるので、ユーザが後で特賞の抽選の資格を有する可能性を含む。先の開示は、全ての利用可能な賞品(又はその少なくとも相当の部分)が最終的にユーザに発行されることを(必須ではないが)前提としている。
上記の開示の全体は、様々な装置、システム及び方法を提供するために多くの異なるやり方で結合され得ることが理解される。それらの全てが本開示の一部として適切に請求され得る。

Claims (22)

  1. 賞品発行プログラムを含む賞品活動ホストコンピュータと、
    販売者ディスプレイ装置を含む販売者コンピュータと、
    ユーザ購入要求装置と
    を備え、
    前記賞品発行プログラムは、賞品確率アルゴリズム及び賞品タイプ/価値アルゴリズムを含み、
    前記販売者コンピュータは、前記賞品活動ホストコンピュータ及び前記ユーザ購入要求装置と信号通信し、
    前記販売者コンピュータは、購入承認要求を前記賞品活動ホストコンピュータに送信するように構成され、前記購入承認要求は購入額を含む購入情報を含み、
    前記ユーザ購入要求装置は、ユーザが保有するユーザアカウントに関するユーザアカウント情報及びユーザ識別情報を含むユーザ情報を前記賞品活動ホストコンピュータに送信するように構成され、
    前記賞品活動ホストコンピュータは、
    前記購入承認要求及び前記ユーザ情報を受信し、前記ユーザ情報を検証して、前記ユーザアカウントが前記購入額の請求を受け入れることが承認される決定に応じて前記購入を承認し、
    前記購入の承認に応じて、前記賞品タイプ/価値アルゴリズムを使用して前記ユーザが資格を有する賞品のタイプ又は価値の少なくとも1つを決定し、その後、前記賞品確率アルゴリズムを使用して前記賞品が前記ユーザに発行されることを決定し、
    前記賞品が前記ユーザに発行されたという通知を前記ユーザに送信し、且つ
    前記賞品を前記ユーザに発行するように構成される、装置。
  2. 前記ユーザ購入要求装置は、前記賞品活動ホストコンピュータと信号通信し、
    前記ユーザ情報は、前記ユーザ購入要求装置から前記賞品活動ホストコンピュータに直接送信される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記ユーザ購入要求装置は、クレジットカードをスキャンして、それにより前記ユーザ情報を取得するように構成されるクレジットカードスキャナである、請求項1に記載の装置。
  4. 前記ユーザからユーザ検証パラメータを受け取るように構成されるユーザ検証パラメータ入力装置を更に備え、
    前記ユーザ検証パラメータは、前記賞品活動ホストコンピュータに送信され、
    前記賞品活動ホストコンピュータは、前記購入を承認するために前記ユーザ検証パラメータを使用する、請求項1に記載の装置。
  5. 前記検証パラメータ入力装置は、個人識別番号を受け取るように構成されるキーパッド、又は前記ユーザからバイオメトリック入力を受け取るように構成されるバイオメトリックセンサの1つである、請求項4に記載の装置。
  6. 前記賞品タイプ/価値アルゴリズムは、定義された期間にわたって前記ユーザアカウントを介して前記ユーザにより行われた過去の購入に基づいて前記ユーザに発行される賞品を決定するように構成される、請求項1に記載の装置。
  7. 前記賞品確率アルゴリズムは、定義された期間にわたって前記ユーザアカウントを介して前記ユーザにより行われた過去の購入に基づいて前記賞品が前記ユーザに発行される確率を増加させるように構成される、請求項1に記載の装置。
  8. 前記ユーザへの前記賞品が発行されたという通知は、前記販売者ディスプレイ装置で表示されるように前記ユーザの販売者コンピュータに送信される、請求項1に記載の装置。
  9. 前記ユーザへの前記賞品が発行されたという通知は、前記賞品活動ホストコンピュータによる前記購入承認要求の承認の30秒以内に前記ユーザに送信される、請求項1に記載の装置。
  10. 賞品発行プログラムを含む賞品活動ホストコンピュータと、
    販売者コンピュータと、
    ユーザコンピュータと
    を備え、
    前記賞品活動ホストコンピュータは、前記販売者コンピュータ及び前記ユーザコンピュータと信号通信し、
    前記販売者コンピュータ又は前記ユーザコンピュータの1つは、購入承認要求を前記賞品活動ホストコンピュータに送信するように構成され、前記購入承認要求は購入額を含む購入情報を含み、
    前記販売者コンピュータ又は前記ユーザコンピュータの1つは、ユーザが保有するユーザアカウントに関するユーザアカウント情報及びユーザ識別情報を含むユーザ情報を前記賞品活動ホストコンピュータに送信するように構成され、
    前記賞品活動ホストコンピュータは、前記ユーザアカウント及び賞品在庫アカウントへのアクセスを有し、
    前記賞品活動ホストコンピュータは、
    前記購入承認要求及び前記ユーザ情報を受信し、前記ユーザ情報を検証して、前記ユーザアカウントが前記購入額の請求を受け入れることが承認される決定に応じて前記購入を承認し、
    前記購入の承認に応じて、前記賞品発行プログラムを使用して前記ユーザに発行される賞品を決定し、
    前記賞品が前記ユーザに発行されたという通知を前記ユーザに送信し、
    前記賞品を前記ユーザに発行し、且つ
    前記賞品在庫アカウントから前記賞品を引き落とすように構成される、システム。
  11. 前記ユーザコンピュータはユーザディスプレイ装置を更に有し、前記ユーザに前記賞品が発行されたという通知は、前記ユーザディスプレイ装置に表示される、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記ユーザコンピュータは、前記ユーザ情報を含むコンピュータ可読メモリ装置を含むスマートカードであり、前記システムは、前記スマートカードから前記賞品活動ホストコンピュータ又は前記販売者コンピュータの1つに前記ユーザ情報を送信するように構成されるユーザ購入要求装置を更に備える、請求項11に記載のシステム。
  13. スマートカードを更に備え、前記スマートカードは、前記賞品活動ホストコンピュータ、前記販売者コンピュータ又は前記ユーザコンピュータの1つに、前記ユーザの識別性を検証するためのユーザ認証情報を送信するように構成される、請求項10に記載のシステム。
  14. 前記ユーザに前記賞品が発行されたという通知は、前記購入の承認の30秒以内に前記ユーザに送信される、請求項10に記載のシステム。
  15. 前記ユーザコンピュータは、ユーザ検証パラメータを受け取るように構成されるユーザ入力装置を含み、前記賞品活動ホストコンピュータは、受信したユーザ検証パラメータが前記ユーザ情報に対応する過去に受信したユーザ検証情報に対応するかどうかを確かめて、これに基づいて前記購入要求の承認の決定を行うように更に構成される、請求項10に記載のシステム。
  16. ユーザがクレジットアカウントを使用して購入を行うことに基づいて前記クレジットアカウントの前記ユーザに賞品を発行する方法であって、
    購入が承認され且つ前記クレジットアカウントに請求されるように前記ユーザが要求することに基づいて購入承認要求を受信するステップであって、前記購入承認要求は承認が要求される購入の額を含む購入情報を含むステップと、
    ユーザ識別情報及びユーザアカウント情報を含むユーザ情報を受信するステップと、
    前記ユーザ情報及び前記購入情報を使用して前記購入要求を承認するステップと、
    前記購入要求を承認すると、前記ユーザに発行される賞品を決定するステップと、
    前記賞品を前記ユーザに発行するステップと
    を含む、方法。
  17. 前記ユーザに発行される賞品を決定するステップは、前記ユーザアカウントを使用して前記ユーザにより行われた過去の購入に関する情報を使用することを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記賞品は、前記購入要求の承認の30以内に発行される、請求項16に記載の方法。
  19. 前記購入承認要求は、前記購入が行われている販売者から送信される、請求項16に記載の方法。
  20. 前記購入承認要求は、前記ユーザから送信される、請求項16に記載の方法。
  21. 前記購入は販売者から行われ、前記クレジットアカウントはクレジット事業体にホストされ、前記賞品は前記クレジット事業体及び前記販売者の協力により提供される、請求項16に記載の方法。
  22. 前記クレジットアカウントはクレジット事業体にホストされ、前記賞品は前記クレジット事業体により提供される、請求項16に記載の方法。
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