JP2016515677A5 - - Google Patents

Claims (9)

1. 形状記憶アクチュエータであって、
   支持ボディと、
   安定的な休止位置と少なくとも１つの安定的な動作位置との間で移動するために前記支持ボディ上においてスライド可能に取り付けられた被駆動素子と、
   前記被駆動素子を駆動させるのに適しており、前記被駆動素子の前記安定的な休止位置と前記少なくとも１つの安定的な動作位置とに各別に対応する安定的な休止位置と少なくとも１つの安定的な動作位置との間で移動する駆動素子と、
   前記駆動素子の前記休止位置と前記駆動素子の前記少なくとも１つの動作位置との間での前記駆動素子の移動を提供するのに適した少なくとも１つの形状記憶合金作動部材と、
   前記形状記憶合金作動部材に対抗して作用することにより、前記形状記憶合金作動部材の作動解除時には前記駆動素子を当該駆動素子の前記休止位置へと復帰させる第１弾性復帰手段と、
   前記被駆動素子に作用し、前記形状記憶合金作動部材の作動解除時には前記被駆動素子を当該被駆動素子の前記休止位置へと復帰させるのに適した第２弾性復帰手段と、
   前記動作位置において前記被駆動素子と前記支持ボディとの間の可逆的な係合を直接的にまたは間接的に達成するのに適した係合手段であって、前記第２弾性復帰手段の作用に対抗できる、係合手段と、
   前記係合手段の係合及び係合解除のための制御システムと、
   を備え、
   前記制御システムが、前記支持ボディに回転可能に取り付けられ、連結手段を介して前記駆動素子に連結された回転部材を備え、それにより、前記回転部材が、前記形状記憶合金作動部材の作動時のみに前記駆動素子によって回転駆動されるが、前記形状記憶合金作動部材の作動解除時に前記駆動素子が前記休止位置に復帰するときには回転駆動されず、
   前記回転部材が、前記形状記憶合金作動部材の作動のたびごとに時計回りの向きと反時計回りの向きとで交互に回転されるのに適しており、
   前記回転部材の回動軸体が、前記駆動素子のスライド軸線に対してほぼ垂直であり、
   前記駆動素子を前記回転部材に連結する手段が、ほぼ逆Ｕ字状のブリッジからなり、
   前記ブリッジが、
   前記回転部材の前記回動軸体にほぼ平行な回動軸を有して前記駆動素子に回動可能に取り付けられた第１端部と、
   前記回転部材に形成されたスロットにスライド可能に係合し、前記スロットの両端部が前記回動軸体に垂直な平面において前記回転部材の前記回動軸体に対して異なる角度方向位置に位置するような形状とされている第２端部と、
   を有する、
   ことを特徴とする形状記憶アクチュエータ。
2. 前記係合手段が、前記被駆動素子に配設された第１係合部材と前記回転部材に配設された第２係合部材とから構成されており、それにより、前記回転部材を第１方向で回転させると、前記第１及び第２係合部材が係合させられ、反対方向で続いて回転させると、前記第１及び第２係合部材を係合解除させることを特徴とする請求項１に記載の形状記憶アクチュエータ。
3. 前記駆動素子が、前記被駆動素子にスライド可能にかつ同軸に取り付けられている、または、前記被駆動素子と平行にスライド可能に取り付けられていることを特徴とする請求項１に記載の形状記憶アクチュエータ。
4. 前記第１弾性復帰手段が、前記駆動素子と前記被駆動素子との間に配設された１以上のコイルスプリングから構成されていることを特徴とする請求項１に記載の形状記憶アクチュエータ。
5. 前記第２弾性復帰手段が、前記支持ボディと前記被駆動素子との間に配設された１以上のコイルスプリングから構成されていることを特徴とする請求項１に記載の形状記憶アクチュエータ。
6. 前記係合手段のうちの少なくとも１つが、磁気的手段であることを特徴とする請求項１に記載の形状記憶アクチュエータ。
7. 前記係合手段の係合状況または前記被駆動素子の移動を検出するためのセンサ手段をさらに有し、
   前記センサ手段が、前記形状記憶合金作動部材の作動及び作動解除のための制御ユニットに動作可能に接続されていることを特徴とする請求項１に記載の形状記憶アクチュエータ。
8. 前記形状記憶合金作動部材が、弾性手段を介して前記支持ボディに取り付けられており、
   前記弾性手段が、前記駆動素子及び／または前記被駆動素子を移動させられない場合に前記形状記憶合金作動部材の破損を防止する機械的安全装置として機能するために、前記形状記憶合金作動部材の収縮を吸収するのに適していることを特徴とする請求項１に記載の形状記憶アクチュエータ。
9. アクチュエータの作動を受けて安定的な休止位置と少なくとも１つの安定的な動作位置との間で移動可能なシャッターを有するバルブであって、
   前記アクチュエータが、請求項１に記載の形状記憶アクチュエータであることを特徴とするバルブ。