JP2016515433A - 薬物送達バルーン装置 - Google Patents

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Abstract

第一のルーメン114および第二のルーメン116の少なくとも2つのルーメンと、バルーン拡張ポート102と、ガイドワイヤポート110と、薬物送達ポート108と、閉塞バルーン104と、複数の溝140を含む外表面を有する薬物送達バルーン106であって、上記閉塞バルーンが上記薬物送達バルーンと上記バルーン拡張ポートの間に配設され、上記閉塞バルーンおよび上記薬物送達バルーンが第一のルーメンと連通している、薬物送達バルーン106と、第二のルーメンの長さに沿って延在する1つ以上の薬物送達チャネル120と、上記1つ以上の薬物送達チャネルから上記第二のルーメンの外表面まで延在する1つ以上の薬物送達ダクト146と、を含む薬物送達バルーン装置100。【選択図】図1A

Description

関連出願
本出願は、全体として参照により本明細書に組み入れられる、2013年4月5日に出願された表題「Drug Delivery Balloon Apparatus & Methods for Use」の米国特許仮出願第61/809,176号の非仮出願であり、上記仮出願の優先権を主張するものである。
発明の背景
局所薬物送達は、治療剤をヒトまたは動物患者の血管構造内の特定領域に送達する工程である。この局在化された処置は、予定された標的領域での薬物または治療剤の濃度を増加させるが、循環系内での全身送達を通して生じ得る毒性が回避される。公知の局在化された薬物送達法には、薬物溶出性ステントまたはバルーン、多孔性薬物注入バルーン、および直接的なカテーテル送達含まれる。
発明の概要
本発明は、薬物送達バルーン装置を使用して、薬物溶液または治療剤を血管系内の選択された部位へ送達するための方法および装置を対象とする。本発明の薬物送達バルーン装置は、有利には他の公知のバルーンよりも最大4倍長くなり得る、バルーン長の増加が可能であり、大きな損傷部位を1つの手順で処置するという利点をもたらす。本発明の薬物送達バルーン装置は、標的通路への送達の際に薬物溶液を受ける複数の溝を提供することもできる。これらの溝は、有利には標的通路を通る薬物溶液の流れを案内し、同時に薬物の流れを緩徐にして薬物が標的通路の壁と接触する時間を増加させることができる。薬物送達バルーン装置およびそれに関連するチャネルは、管腔容積の一部を占めることにより、必要となる薬物溶液容量を最小限に抑えるのを支援することも可能である。加えて、上記薬物送達バルーン装置は、薬物送達バルーンから上流に膨張し、注入の間に上記システム内を適切な圧力に維持し、薬物送達バルーンの外表面の複数の溝の内部へ、そして溝に沿って薬物または治療剤を効果的に送出し得る、塞栓バルーンをさらに含んでいてもよい。塞栓バルーンは、処置エリアから血流を遮断することにより辺縁部の洗い出しの予防も支援する。
つまり第一の態様において、本発明は、(a)第一のルーメンおよび第二のルーメンを含む少なくとも2つのルーメンと、(b)第一のルーメンと連通するバルーン拡張ポートと、(c)第二のルーメンと連通する薬物送達ポートと、(d)第二のルーメンまたは第三のルーメンのいずれかと連通するガイドワイヤポートと、(e)閉塞バルーンと、(f)薬物送達バルーンであって、上記薬物送達バルーンの外表面が、上記薬物送達バルーンの第一の端部から上記薬物送達バルーンの第二の端部まで延在する複数の溝を画定し、上記閉塞バルーンが、上記薬物送達バルーンと上記バルーン拡張ポートの間に配設され、上記閉塞バルーンおよび上記薬物送達バルーンが第一のルーメンと連通している、薬物送達バルーンと、(g)第二のルーメンの長さに沿って延在する1つ以上の薬物送達チャネルと、(h)上記1つ以上の薬物送達チャネルから上記第二のルーメンの外表面まで延在し、上記閉塞バルーンと上記薬物送達バルーンの間に配設された第二のルーメンの一部のみを画定する、1つ以上の薬物送達ダクトと、を含む薬物送達バルーン装置を提供する。
一実施形態において、本発明は、上記複数の溝が薬物送達バルーンの中心軸と軸方向に整列され得ることを規定する。様々な他の実施形態において、上記複数の溝は、渦巻状、らせん状、実質的に直線状、シヌソイド、またはクロスハッチであってもよい。さらに一例において、2つ、3つ、4つまたはそれを超える異なる薬物溶液または他の溶液を薬物送達ポートに導入し得るように、薬物送達ポートが分岐していてもよい。
別の実施形態において、本発明は、合計で12の薬物送達ダクトが存在するように、1つ以上の薬物送達チャネルが4つのチャネルを含み、各薬物送達チャネルが3つの薬物送達ダクトと連通し得ることを規定することができる。
第二の態様において、本発明は、薬物送達バルーン装置を用いて、少なくとも1種の薬物を必要とする対象に投与する方法であって、(a)本発明の第一の態様による薬物送達バルーン装置を標的通路に導入すること、(b)上記閉塞バルーンおよび上記薬物送達バルーンを膨張させること、(c)薬物溶液を上記薬物送達ポートに注入すること、ならびに(d)薬物溶液を第二のルーメンから1つ以上の薬物送達ダクトを通して対象の標的通路へ、その後、薬物送達バルーンの外表面で画定された複数の溝の内部へ、そして溝に沿って送出すること、を含む、方法も提供する。
本発明の一実施形態による、薬物送達バルーン装置の側面図である。 本発明の一実施形態による、薬物送達バルーン装置の2ルーメン形態の前面断面図である。 本発明の一実施形態による、薬物送達バルーン装置の3ルーメン形態の前面断面図である。 本発明の一実施形態による、薬物送達バルーン装置の閉塞バルーンおよび薬物送達バルーンの側面図である。 本発明の一実施形態による、薬物送達バルーンの詳細側断面図である。 開示された方法の例示的実施形態により実施され得る機能を示すフローチャートである。
本発明の詳細な説明
模範的方法およびシステムを、本明細書に記載する。用語「模範的」が、本明細書において、「例、実例、または例示として働くこと」を意味するために用いられていることが、理解されなければならない。本明細書において「模範的」と記載された任意の実施形態または特色は、必ずしも他の実施形態または特色よりも好ましい、または有利と解釈されるべきではない。本明細書に記載された模範的実施形態は、限定を意図しているわけではない。開示されたシステムおよび方法の特定の態様を、様々な異なる形態で配列および結合させることができ、その全てが本明細書において企図されることは、容易に理解されよう。
さらに、図に示された特定の配列を、限定として見なすべきではない。他の実施形態が、所与の図に示された各要素を幾分か含み得ることが、理解されなければならない。さらに、例示された要素の一部は、結合または省略することができる。さらに、模範的実施形態は、図に例示されていない要素を含む場合がある。
測定に関連して本明細書で用いられる「約」は、+/−5%を意味する。さらに本明細書で用いられる「標的通路」は、薬物送達バルーンを留置して薬物溶液を効果的に投与する血管または動脈を指す。標的通路は、例えば教具として用いられる人工ルーメンをさらに包含してもよい。
加えて本明細書で用いられる「薬物溶液」は、標的通路に投与され得る任意の流動性材料を指す。薬物溶液が、対象に投与される治療薬を含む場合、溶液中で投与され得る任意の適切な薬物を用いることができる。様々な非限定的実施形態において、上記治療薬は、シロリムス、へパリン、および細胞療法;ならびに抗腫瘍剤、抗炎症剤、抗血小板物質、抗凝固剤、抗フィブリン、抗トロンビン、抗有糸分裂薬、抗生物質、抗アレルギー剤、および抗酸化物質を含んでいてもよい。そのような抗腫瘍剤および/または抗有糸分裂薬の例としては、パクリタキセル(例えば、コネチカット州スタンフォード所在のBristol−Myers Squibb Co.,によるTAXOL(登録商標))、ドセタキセル(例えば、ドイツ、フランクフルト所在のAventis S.A.によるTaxotere(登録商標))、メトトレキサート、アザチオプリン、ビンクリスチン、ビンブラスチン、フルオロウラシル、塩酸ドキソルビシン(例えば、ニュージャージー州ピーパック所在のPharmacia & UpjohnによるAdriamycin(登録商標))、およびマイトマイシン(例えば、コネチカット州スタンフォード所在のBristol−Myers Squibb Co.によるMutamycin(登録商標))が挙げられる。そのような抗血小板物質、抗凝固剤、抗フィブリン、および抗トロンビンの例としては、アスピリン、ヘパリンナトリウム、低分子量ヘパリン、ヘパリノイド、ヒルジン、アルガトロバン、フォルスコリン、バピプロスト、プロスタサイクリン、プロスタサイクリン類似体、デキストラン、D−phe−pro−arg−クロロメチルケトン(合成抗トロンビン)、ジピリダモール、糖タンパク質IIb/IIIa血小板膜受容体アンタゴニスト抗体、組換えヒルジン、およびトロンビン阻害剤、例えばAngiomax(マサチューセッツ州ケンブリッジ所在のBiogen, Inc.)が挙げられる。そのような細胞増殖抑制剤または抗増殖剤の例としては、アンギオペプチン、アンギオテンシン変換酵素阻害剤、例えばカプトプリル(例えば、コネチカット州スタンフォード所在のBristol−Myers Squibb Co.によるCapoten(登録商標)およびCapozide(登録商標))、シラザプリル、またはリシノプリル(例えば、ニュージャージー州ホワイトハウスステーション所在のMerck & Co.によるPrinivil(登録商標)およびPrinzide(登録商標))、カルシウムチャネルブロッカー(例えば、ニフェジピン)、コルヒチン、タンパク質、ペプチド、線維芽細胞増殖因子(FGF)アンタゴニスト、魚油(ω3−脂肪酸)、ヒスタミンアンタゴニスト、ロバスタチン(HMG−CoAリダクターゼの阻害剤、コレステロール低下薬、ニュージャージー州ホワイトハウスステーション所在のMerck & Co.による商品名Mevacor(登録商標))、モノクローナル抗体(血小板由来成長因子(PDGF)受容体に特異なものなど)、ニトロプルシド、ホスホジエステラーゼ阻害剤、プロスタグランジン阻害剤、スラミン、セロトニン遮断薬、ステロイド、チオプロテアーゼ阻害剤、トリアゾロピリミジン(PDGFアンタゴニスト)、および一酸化窒素が挙げられる。抗アレルギー剤の例は、ペミロラストカリウムである。適切な薬剤となり得る他の治療物質または治療剤としては、シスプラチン、インスリン抵抗性改善薬、レセプターチロシンキナーゼ阻害剤、カルボプラチン、α−インターフェロン、遺伝子組換え上皮細胞、ステロイド系抗炎症剤、非ステロイド系抗炎症剤、抗ウイルス薬、抗ガン剤、抗凝固剤、フリーラジカルスカベンジャー、エストラジオール、抗生物質、一酸化窒素ドナー、スーパーオキシドジスムターゼ、スーパーオキシドジスムターゼ模倣薬、4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル(4−アミノ−TEMPO)、タクロリムス、デキサメタゾン、ABT−578、クロベタゾール、細胞増殖抑制剤、それらのプロドラッグ、それらのコドラッグならびにそれらの組み合わせが挙げられる。他の治療物質または治療剤としては、ラパマイシンおよびその構造的誘導体または機能的類似体、例えば40−O−(2−ヒドロキシ)エチル−ラパマイシン(商品名EVEROLIMUSとして公知)、40−O−(3−ヒドロキシ)プロピル−ラパマイシン、40−O−[2−(2−ヒドロキシ)エトキシ]エチル−ラパマイシン、メチルラパマイシン、および40−O−テトラゾール−ラパマイシンを挙げることができる。加えて、上記薬物送達バルーン装置が、例えば教育モデルまたは実技練習に用いられる場合には、非治療性の流体、例えば水が用いられてもよい。
第一の態様において、図1Aは、本発明の一実施形態による、例示的薬物送達バルーン装置100を示している。上記薬物送達バルーン装置100は、3つのポート:(1)閉塞バルーン104および薬物送達バルーン106の両方を膨張させるバルーン拡張ポート102と、(2)薬物溶液が投与される薬物送達ポート108と、(3)ガイドワイヤおよび拡張された閉塞バルーン104および薬物送達バルーン106を受けるガイドワイヤポート110と、を含むことができる。図1Aに示された1つの例示的実施形態において、処置に適切と思われれば、2つ、3つ、4つまたはそれを超える異なる薬物溶液または他の溶液が薬物送達ポート108に導入され得るように、薬物送達ポート108が、二又状であってもよい。
一例において、上記3つのポートは、2つの平衡したルーメン112に誘導される。図1Bは、2つのルーメンの前面断面図を示している。バルーン装置100は、バルーン拡張ポート102と連通している第一のルーメン114を含んでいてもよく、閉塞バルーン104および薬物送達バルーン106を膨張させる生理食塩水造影剤混合物または任意の他の適切な流動媒体を受けるように構成されていてもよい。さらに上記バルーン装置100は、薬物送達ポート108およびガイドワイヤポート110と連通する第二のルーメン116を含んでいてもよい。一実施形態において、第二のルーメン116は、薬物溶液を受けるサイズおよび形状になっていてもよい。一実施形態において、第二のルーメン116はまた、約0.25mm〜約1mmの範囲内、好ましくは約0.254mm〜約0.9652mmの範囲内の直径を有するガイドワイヤを受けるサイズおよび形状になっていてもよい。一実施形態において、第一のルーメン114および第二のルーメン116は、シース118内に封入されていてもよい。第二のルーメン116は、第二のルーメン116の長さに沿って延在する1つ以上の薬物送達チャネル120を含んでいてもよい。これらの薬物送達チャネル120を用いて、薬物溶液を薬物送達ポート108から標的通路まで輸送してもよい。第二のルーメン116はまた、第二のルーメン116の長さに沿って延在するガイドワイヤチャネル122を含んでいてもよい。別の例において、第二のルーメン116は、ガイドワイヤおよび薬物溶液の両方のための1つのチャネルを含んでいてもよい。
そのような形態において、薬物溶液が第二のルーメン116を通過し得るように、ガイドワイヤが使用後に除去されてもよい。操作の際、ガイドワイヤを第二のルーメン116内に置いたまま、バルーン装置100が薬物溶液を輸注するように構成されていてもよい。そのような構成において、第二のルーメン116は、ガイドワイヤポート110と薬物送達ポート108の間の位置から薬物送達ダクト146の直ぐ遠位側まで、ガイドワイヤよりも大きな直径を有する。第二のルーメン116は、薬物送達ダクト146の直ぐ遠位側から上記バルーンの先端まで、ほぼガイドワイヤの直径まで収縮する。さらに第二のルーメン116は、薬物送達ポート108より近位をほぼガイドワイヤの直径まで収縮させることで、薬物溶液がガイドワイヤポート110から排出するのを防ぐ。別の例において、フランジまたは一方向弁を用いて、薬物溶液がガイドワイヤポート10から排出するのを防いでもよい。他の形態も、同様に可能である。
別の実施形態において、上記3つのポートが、3つの同心円状に整列されたルーメン124に連結されていてもよい。例えば図1Cは、3つのルーメン124の前面断面図を示している。図1Cに示される通り、3つの同心円状に整列されたルーメン124は、内部ルーメン126、中央ルーメン128、および外部ルーメン130を含み、第一のルーメンは、内部ルーメンとして配列され、第二のルーメンは、中央ルーメンとして配列され、第三のルーメンは、外部ルーメンとして配列されている。内部ルーメン126は、ガイドワイヤポート110と連通していてもよく、約0.25mm〜約1mmの範囲内、好ましくは約0.254mm〜約0.9652mmの範囲内の直径を有するガイドワイヤを受けるサイズおよび形状になっていてもよい。中央ルーメン128は、薬物送達ポート108と連通していてもよい。中央ルーメン128は、中央ルーメン128の構造的統合性を維持するために内部ルーメン126と外部ルーメン130の間を延在する複数の可撓性スペーサ132を含んでいてもよい。これらのスペーサ132は、中央ルーメン128および内部ルーメン126と共に、中央ルーメン128の長さに沿って延在する1つ以上の薬物送達チャネル134をさらに画定していてもよい。先に議論された通り、これらの薬物送達チャネル134を用いて、薬物溶液を薬物送達ポート108から標的通路まで輸送してもよい。外部ルーメン130は、バルーン拡張ポート102と連通していてもよい。外部ルーメン130もまた、外部ルーメン130の構造的統合性の維持を支援するために複数の可撓性スペーサ136を含んでいてもよい。これらのスペーサ136は、外部ルーメン130および中央ルーメン128と共に、外部ルーメン130の長さに沿って延在する複数の流体送達チャネル138を画定していてもよい。これらの流体送達チャネル138は、閉塞バルーン104および薬物送達バルーン106と流体連通していてもよい。
図1Dは、薬物送達バルーン装置100の閉塞バルーン104および薬物送達バルーン106を示している。閉塞バルーン104は、実現可能なものの中でも、例えば約5気圧の低破壊圧力をもたらす非侵襲性の対応する材料、例えばポリウレタン、ラテックス、またはシリコーンで構成されていてもよい。しかし閉塞バルーン104は、より大きな圧力、例えば最大約20気圧に耐えるように構成されていてもよい。閉塞バルーン104は、約1〜2気圧の低圧での膨張により標的通路の形状およびサイズに従うように構成されていてもよい。閉塞バルーン104は、膨張すると、閉塞バルーン104から下流の標的通路内へ薬物送達をもたらして、血流による薬物溶液の希釈を最小限に抑えることができる。閉塞バルーン104の拡張された直径は、約2.5mm〜約12mmの範囲内であってもよく、好ましくは約2.5mm〜約6mmの範囲内である。閉塞バルーン104の長さは、約20mm〜約40mmの範囲内であってもよい。一実施形態において、閉塞バルーン104の拡張された直径は、薬物送達バルーン106の拡張された直径とほぼ同じ直径から薬物送達バルーンの拡張された直径よりも約2mm大きい直径の範囲内である。操作の際、閉塞バルーン104は、薬物溶液を薬物送達ポート108に導入する前に膨張されてもよい。
薬物送達バルーン106は、例えば約5気圧の低破壊圧力をもたらす対応する材料、例えばポリウレタン、ラテックス、またはシリコーンで製造されていてもよい。薬物送達バルーン106の長さは、約20mm〜約200mmの範囲内であってもよい。様々な実施形態において、薬物送達バルーン106の長さは、約80mm〜約200mm、約100mm〜約200mm、約120mm〜約200mm、約140mm〜約200mm、約160mm〜約200mm、約180mm〜約200mm、約60mm〜約120mm、約60mm〜約100mm、および約10mm〜約80mmの範囲内である。一実施形態において、薬物送達バルーン106は、約2.5mm〜約12mmの範囲内の拡張された直径を有していてもよく、好ましくは約2.5mm〜約6mmの範囲内である。様々な実施形態において、薬物送達バルーン106の拡張された直径は、約2.5mm〜約3mm、約4mm〜約5mm、および約5mm〜約6mmの範囲内であってもよい。
薬物送達バルーン106の外表面が、薬物溶液を受けるための複数の溝140を画定していてもよい。これらの溝140は、薬物送達バルーン106の第一の端部142から第二の端部144まで延在してもよい。複数の溝140は、(1)薬物溶液の流れを案内して、(2)薬物溶液の流れを緩徐にし、薬物と標的通路の壁との接触時間を増加させる、働きがあってもよい。複数の溝140は、好ましくは薬物送達バルーン106の中心軸と同軸上に整列されており、様々な実施形態において、他の実現可能なもののうち、渦巻状、らせん状、シヌソイドまたは実質的に直線状であってもよい。渦巻状、らせん状またはシヌソイドの溝が、直線状の溝よりも好ましく、それはより蛇行した溝ほど、脈管壁と接触するためのより大きな表面積を提供し、薬物溶液が脈管壁と接触する時間もさらに延長するためである。さらに、例えばクロスハッチまたはワッフル状など、溝の任意のパターンが企図される。
閉塞バルーン104が、薬物送達バルーン106とバルーン拡張ポート102の間に配設されることで、閉塞バルーン104および薬物送達バルーン106の両方が、第二のルーメン116または外部ルーメン130と連通し、そしてバルーン拡張ポート102からの流体を受けることができる。閉塞バルーン104および薬物送達バルーン106は、互いから約1mm〜約10mm、好ましくは約3mm〜約5mmの範囲内の距離離れていてもよい。この距離により適切な圧力をシステム内で維持させることができ、薬物溶液を薬物送達バルーン106の外表面上の複数の溝140の内部へ、そして溝に沿って効果的に送出することができる。
1つ以上の薬物送達ダクト146が、第二のルーメン116内で画定された1つ以上の薬物送達チャネル120から、第二のルーメン116の外表面まで延在していてもよい。これらの薬物送達ダクト146は、閉塞バルーン104と薬物送達バルーン106の間に配設された第二のルーメン116の一部148の中で画定されていてもよい。言い換えれば、これらの薬物送達ダクト130は、操作の際に閉塞バルーン104から下流に存在してもよい。一実施形態において、1つ以上の薬物送達チャネル120が、4つ〜8つのチャネルを含んでいてもよい。別の実施形態において、1つ以上の薬物送達チャネル120は、それぞれ1つ〜6つの薬物送達ダクト146と流体連通している。更なる実施形態において、合計で12の薬物送達ダクトが存在するように、1つ以上の薬物送達チャネル120が、4つのチャネルを含んでいてもよく、各薬物送達チャネルが、3つの薬物送達ダクトと流体連通していてもよい。薬物送達ダクトの数は、実現可能なもののうち、閉塞バルーン104と薬物送達バルーン106の間を延在する第二のルーメン116の一部148の長さ、および/または薬物送達ダクト146の直径に依存し得る。
図1Eは、薬物送達バルーン106の側断面図を示している。図1Eに示された通り、薬物送達バルーン106は、複数の溝140を含む。操作の際、薬物溶液は、薬物送達バルーン106の外表面内で画定される複数の溝140の内部へ、そして溝に沿って下流に送出される。薬物溶液が、薬物送達バルーン106の第二の端部144の複数の溝140から排出されたら、薬物溶液は、通常の動脈の血流および最終的な生理機能により洗浄することができる。
図2は、模範的実施形態による方法を示す、簡便化されたフローチャートである。ブロックは、連続した順序で示されているが、これらのブロックは並行して実施されても、そして/または本明細書に記載されたものと異なる順序で実施されてもよい。同じく、所望の履行に基づいて、様々なブロックを、組み合わせてより少ないブロックにしてもよく、追加のブロックに分割してもよく、そして/または除いてもよい。
ブロック202では、上記方法は、前述の実施形態のいずれかによる薬物送達バルーン装置を、標的通路に導入することを含む。薬物送達バルーン装置は、例えばオーバー・ザ・ワイヤまたはラピッドエクスチェンジ技術により、標準の同軸法で導入および送達されてもよい。
ブロック204では、上記方法は、閉塞バルーンおよび薬物送達バルーンを膨張することを含む。一実施形態において、閉塞バルーンおよび薬物送達バルーンは、例えば生理食塩水造影剤混合物を、バルーン拡張ポートに注入することにより膨張することができる。生理食塩水造影剤混合物は、その後、閉塞バルーンおよび薬物送達バルーンの両方が膨張されるまで、第一のルーメンからそれらの両バルーンに送出されてもよい。閉塞バルーンが最初に生理食塩水造影剤拡張混合物を受けるように、閉塞バルーンおよび薬物送達バルーンが直列に連結されているため、閉塞バルーンがわずかに急速に膨張することができる。別の実施形態において、閉塞バルーンおよび薬物送達バルーンは、任意の他の適切な流動媒体を使用して膨張されてもよい。
閉塞バルーンおよび薬物送達バルーンの両方が膨張されたら、上記方法は、薬物溶液を薬物送達ポートに注入するブロック206へと続く。一実施形態において、処置に適切と思われれば、2つ、3つ、4つまたはそれを超える異なる薬物溶液または他の溶液が薬物送達ポートに導入され得るように、薬物送達ポートが、二又状である。
ブロック208では、上記方法は、薬物溶液を、第二のルーメンから1つ以上の薬物送達ダクトを通して対象の標的通路へ送出することを含む。この段階では、薬物溶液が薬物送達ダクトを介して送達されるため、閉塞バルーンと薬物送達バルーンの間の空間が、薬物溶液を貯蔵するリザーバとして働く。薬物溶液が薬物送達ポートに導入される圧力により、薬物溶液は、薬物送達バルーンの外表面内で画定される複数の溝の内部へ、そして溝に沿って下流に送出される。薬物溶液が投与される圧力は、約2気圧を超えてはならない。薬物溶液が、薬物送達バルーンの第二の端部の複数の溝から排出されたら、薬物溶液は、通常の動脈の血流および最終的な生理機能により洗浄することができる。
様々な態様および実施形態が本明細書に記載されているが、他の態様および実施形態が、当業者に明白となろう。他に明白に指示されない限り、本発明の異なる態様の中またはそれらの態様の間にある全ての実施形態を、組み合わせることができる。本明細書に開示された様々な態様および実施形態は、例示を目的としており、限定を意図するものではなく、真の範囲および主旨は、以下の特許請求の範囲に示される。

Claims (21)

  1. 第一のルーメンおよび第二のルーメンを含む少なくとも2つのルーメンと;
    前記第一のルーメンと連通するバルーン拡張ポートと;
    前記第二のルーメンと連通する薬物送達ポートと;
    前記第二のルーメンまたは第三のルーメンのいずれかと連通するガイドワイヤポートと;
    閉塞バルーンと;
    薬物送達バルーンであって、前記薬物送達バルーンの外表面が、前記薬物送達バルーンの第一の端部から前記薬物送達バルーンの第二の端部まで延在する複数の溝を画定し、前記閉塞バルーンが、前記薬物送達バルーンと前記バルーン拡張ポートの間に配設され、前記閉塞バルーンおよび前記薬物送達バルーンが前記第一のルーメンと連通している、薬物送達バルーンと;
    前記第二のルーメンの長さに沿って延在する1つ以上の薬物送達チャネルと;
    前記1つ以上の薬物送達チャネルから前記第二のルーメンの外表面まで延在し、前記閉塞バルーンと前記薬物送達バルーンの間に配設された前記第二のルーメンの一部にのみ画定される、1つ以上の薬物送達ダクトと;
    を含む薬物送達バルーン装置。
  2. 前記ガイドワイヤポートが、前記第二のルーメンと連通している、請求項1に記載の薬物送達バルーン装置。
  3. 第三のルーメンをさらに含む、請求項1に記載の薬物送達バルーン装置であって、前記ガイドワイヤポートが前記第三のルーメンと連通し、前記第一のルーメン、前記第二のルーメンおよび前記第三のルーメンが同心円状に整列されていて、前記第三のルーメンが内部ルーメンとして配列され、前記第二のルーメンが中央ルーメンとして配列され、前記第一のルーメンが外部ルーメンとして配列されている、請求項1に記載の薬物送達バルーン装置。
  4. 前記複数の溝が、前記薬物送達バルーンの中心軸と同軸円状に整列されている、請求項1〜3のいずれかに記載の薬物送達バルーン装置。
  5. 前記複数の溝が、渦巻状、らせん状、実質的に直線状、またはシヌソイドである、請求項1〜4のいずれかに記載の薬物送達バルーン装置。
  6. 前記複数の溝が、クロスハッチである、請求項1〜5のいずれかに記載の薬物送達バルーン装置。
  7. 前記閉塞バルーンおよび前記薬物送達バルーンが、互いから約3mm〜約5mmの範囲内の距離、離れている、請求項1〜6のいずれかに記載の薬物送達バルーン装置。
  8. 前記薬物送達ポートが、二又状である、請求項1〜7のいずれかに記載の薬物送達バルーン装置。
  9. 前記閉塞バルーンおよび前記薬物送達バルーンが、それぞれ約2.5mm〜約12mmの範囲内の拡張された直径を有する、請求項1〜8のいずれかに記載の薬物送達バルーン装置。
  10. 前記閉塞バルーンの前記拡張された直径が、前記薬物送達バルーンの前記拡張された直径とほぼ同じ直径から前記薬物送達バルーンの前記拡張された直径よりも約2mm大きい直径の範囲内である、請求項1〜9のいずれかに記載の薬物送達バルーン装置。
  11. 前記閉塞バルーンが、約20mm〜約40mmの長さの範囲内である、請求項1〜10のいずれかに記載の薬物送達バルーン装置。
  12. 前記薬物送達バルーンが、約50mm〜約200mmの長さの範囲である、請求項1〜11のいずれかに記載の薬物送達バルーン装置。
  13. 前記薬物送達バルーンが、約200nmの長さである、請求項1〜12のいずれかに記載の薬物送達バルーン装置。
  14. 前記ガイドワイヤポートが、約0.254mm〜約0.9652mmの範囲内の直径を有するガイドワイヤを受けるサイズになっている、請求項1〜13のいずれかに記載の薬物送達バルーン装置。
  15. 前記1つ以上の薬物送達チャネルが、4つ〜8つのチャネルを含む、請求項1〜14のいずれかに記載の薬物送達バルーン装置。
  16. 前記1つ以上の薬物送達チャネルが、それぞれ1つ〜6つの薬物送達ダクトと流体連通している、請求項1〜15のいずれかに記載の薬物送達バルーン装置。
  17. 合計で12の薬物送達ダクトが存在するように、前記1つ以上の薬物送達チャネルが、4つのチャネルを含み、各薬物送達チャネルが、3つの薬物送達ダクトと連通している、請求項1〜16のいずれかに記載の薬物送達バルーン装置。
  18. 薬物送達バルーン装置を用いて、少なくとも1種の薬物を必要とする対象に投与する方法であって、
    請求項1〜17のいずれか1項に記載の薬物送達バルーン装置を標的通路に導入すること;
    前記閉塞バルーンおよび前記薬物送達バルーンを膨張させること;
    薬物溶液を前記薬物送達ポートに注入すること;ならびに
    前記薬物溶液を前記第二のルーメンから前記1つ以上の薬物送達ダクトを通して前記対象の前記標的通路へ、その後、前記薬物送達バルーンの外表面で画定された複数の溝の内部へ、そして前記溝に沿って送出すること、
    を含む、方法。
  19. 前記薬物溶液を注入することが、2気圧以下の流体圧で実施される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記閉塞バルーンの前記拡張された直径が、前記薬物送達バルーンの拡張された直径とほぼ同じ直径から前記薬物送達バルーンの拡張された直径よりも約2mm大きい直径の範囲内である、請求項18または19に記載の方法。
  21. 前記閉塞バルーンおよび前記薬物送達バルーンを膨張させることが、
    生理食塩水造影剤混合物を前記バルーン拡張ポート内に注入すること;ならびに
    前記生理食塩水造影剤混合物を、前記少なくとも2つのルーメンの1つを通して前記閉塞バルーンおよび前記薬物送達バルーンに送出すること、
    を含む、請求項18〜20のいずれか1項に記載の方法。
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