JP2016511197A - 流体ディスペンサ用のアクチュエータキャップ - Google Patents

流体ディスペンサ用のアクチュエータキャップ Download PDF

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Abstract

加圧エアゾール容器上のバルブステムを開けるための方法およびアクチュエータキャップであって、アクチュエーションボタンの後縁上の下方への力がバルブステム上の増加した下方への力をもたらし、バルブステム上の下方への力の合計が少なくとも10Nであるように、アクチュエータボタンの前縁を中心として枢動するアクチュエータボタンを使用することを含む方法およびアクチュエータキャップにおいて、アクチュエータボタン上の下方への力が、その全長に亘ってアクチュエータボタンを下方に押すことを特徴とする方法およびアクチュエータキャップ。【選択図】図2

Description

本発明は、キャップを取り外す必要なしに、容器の内容物を噴射することができる流体容器用のアクチュエータキャップに関する。
本発明は、手持ち型エアゾールディスペンサの部分として使用され得る場合、特に家庭用および個人用手入れの分野で使用される。本発明の特定の態様は、アクチュエータによって、それに連結されるディスペンサを作動状態と非作動状態との間で交互に切り替えることができることである。
作動状態と非作動状態との間で切り替えることができ、加圧流体容器と共に使用されてもよい、アクチュエータキャップによる噴霧器は、先行技術の中に記載されている。
米国特許第4,542,837号明細書(Metal Box)は、作動位置と非作動位置との間に回転することができる、上方および下方の回転可能部品を有するアクチュエータを開示している。
欧州特許第2,049,415号公報明細書(Valois)は、分注を誘引するために使用されるプッシュボタンをバルブ棒に対して軸方向に変位させて駆動するためのアクチュエータ手段を備える流体分注ヘッドを開示している。
米国特許第4,542,837号明細書 欧州特許第2,049,415号公報明細書
本発明の目的は、流体製品、特に人体の表面に塗布するように意図される製品を噴霧するための頑丈であるが、それでもやはり人間工学的に魅力的な分注手段を提供することである。
本発明の追加の目的は、消費者によって必要な努力を低減し、バルブステムの損傷を保護する、加圧容器のバルブステムを開けるための方法を提供することである。
本発明は、人体の表面、特に、人体の腋の下の領域に化粧品を塗布するために特に適する。
本発明の第1の態様では、加圧エアゾール容器上のバルブステムを開けるための方法であって、アクチュエーションボタンの後縁上の下方への力がバルブステム上の下方への増加した力をもたらし、バルブステム上の下方への力の合計が少なくとも10Nであるように、アクチュエータボタンの前縁を中心として枢動するアクチュエータボタンを使用することを含む方法において、アクチュエータボタン上の下方への力が、その全長に亘ってアクチュエータボタンを下方に押し、それによってバルブステムを開けることを特徴とする方法が提供される。
本発明の上記の第1の態様では、ユーザによって加えられるアクチュエータボタンの後縁上への下方の力が、バルブステム上への増加した下方の力をもたらし、バルブステム上への下方の力の合計が少なくとも10Nであるように、ユーザが、前縁を中心として枢動するアクチュエータボタン上を押すことによって、加圧エアゾール容器上のバルブステムを開ける態様において、アクチュエータボタン上に加えられる下方への力が、その全長に亘ってアクチュエータボタンを下方に押し、それによってバルブステムを開くことを特徴とする。
アクチュエータボタンの全長は、前縁を後縁から分離する長さであり、「前部」および「後部」は、本明細書で更に説明される(下記参照)。
本発明の第2の態様では、加圧エアゾール容器のためのアクチュエータキャップであって、アクチュエータボタンを備え、アクチュエータボタンは駆動中に、アクチュエータボタンの後縁上の下方への力が、連結されるエアゾール容器のバルブステム上に少なくとも10Nである増加した下方への力をもたらすことができるように、アクチュエーションボタンの前縁を中心として枢動し、アクチュエーションボタンは更に、駆動中にその全長に亘って下方に移動するアクチュエータキャップが提供される。
本発明の第3の態様では、化粧品を人体の表面に塗布するための方法であって、本発明の第2の態様によるアクチュエータキャップの使用を含む方法が提供される。
本発明の第4の態様では、本発明の第2の態様によるアクチュエータキャップと組み合わせて、加圧エアゾール容器の中に含まれる液化噴射剤を含むエアゾール溶剤が提供される。
本発明の方法およびアクチュエータキャップは、流体製品、特に人体の表面上に使用するための流体化粧品の供給と共に使用するために設計されている。流体製品は、アクチュエータキャップが取り付けられている容器から供給される。
本発明は、加圧エアゾール容器上のバルブステムを押し下げるという消費者に要求される力を容易くする働きがあり、バルブステムは、加圧エアゾール容器の内容物の収容および放出を可能にするバルブの重要な要素である。
典型的な加圧エアゾール容器のバルブステムを押し下げるために必要な力は、少なくとも10Nである。当然のことに、バルブステムを押し下げるために必要な力が大きいほど、このことを行うために消費者に必要である力を削減することができる点における恩恵はより大きくなる。
本発明は、バルブステム上に加えられる下方への力が少なくとも10Nであり、好適には少なくとも15Nであり、より好適には20Nであることを必要とする。
本発明は、ある程度の枢動運動を有するアクチュエータボタンによって、バルブステムを押し下げるために消費者に必要である力を減少させる。本発明は、アクチュエーションボタンの後縁上の下方への力が、バルブステム上の増加された下方への力をもたらすように、前縁を中心として枢動するアクチュエータボタンの使用を含む。
前縁を中心として枢動する際に、アクチュエータボタンは2次元以上の動きを含まなければならない。横方向、すなわちバルブステムの軸線に対して直角方向の動きは、潜在的にバルブステムを損傷する可能性がある。アクチュエータボタン上の下方への力がその全長に亘って下方に押すことを保証することによって、本発明ではこの潜在的な損傷を最小化する。本発明の好適な実施形態では、このことは、アクチュエータボタンの前縁での枢動点が固定された枢動点ではなく、摺動する枢動点であることを意味する。そのような実施形態では、アクチュエータボタンの前縁が、通常は壁に当接し、アクチュエータボタンが押し下げられるにつれて、アクチュエータボタンが壁に対して枢動し、かつ下方に摺動することができる。
本発明では、アクチュエータボタンの後縁上にユーザによって加えられる下方への圧力が、連結されるエアゾール缶のバルブステム上の下方への力に変換され、前記変換の中で、好適には10%以上、より好適には20%以上、または最も好適には25%以上まで増加される。
好適な実施形態では、アクチュエーションボタン上の下方への力が、噴射流路の垂直区分を経てバルブステム上の下方への力に変換され、バルブステムが押し下げられる場合、前記噴射流路は、エアゾール容器の内容物と流体連通する。
特定の好適な実施形態では、上記の段落で言及する噴射流路の垂直区分は、バルブステム上方に着座するシャーシ内のぴったりと嵌合する隙間を貫通する。これは、バルブステムを横方向の力から更に保護する働きをする。
本発明の好適な特徴は、アクチュエーションボタンが押し下げられてバルブステムを開ける場合、アクチュエーションボタンの後縁が前縁に対して上昇することである。アクチュエータボタンは上昇するアクチュエータボタンであり、アクチュエータボタンが上昇していない場合は、その装置が作動できず、装置に安全な運搬位置および保管位置をもたらすことが特に好適である。アクチュエータボタンが外側本体によって取り囲まれており、この位置で損傷からアクチュエータボタン自体が保護されるので、この位置は更に安全である。「閉じた」アクチュエータボタンおよび連結される流体容器を組み込む積み重ね装置に関して、利点が更に存在する。
本発明の好適な実施形態の追加の利点は、噴射流路組立体という典型的には最も壊れやすいキャップを通る噴射要素が、アクチュエータキャップによって常に取り囲まれており、それ自体が作動の用意にキャップを通って上昇する必要がないということである。起動を達成するために、噴射流路組立体が著しく上昇する必要があるという設計は応力が生まれやすいが、本発明のアクチュエータキャップはその応力を回避する。
アクチュエータボタンが上昇する場合、これはユーザにとって、装置が作動の用意ができているという目で見え、触知できる印をもたらす。装置が作動されるために、押される必要があるのは、変化した、すなわち上昇した部品であるということが、更に精神人間工学的に恩恵がある。
好適な実施形態では、アクチュエータボタンが作動位置で傾斜および上昇し、アクチュエータボタンは、アクチュエータボタンが上昇しておらず、この位置ではアクチュエータボタンを押し下げることができない第1の位置と、アクチュエータボタンがその全長および全幅に亘って外側本体の上面に対して上昇しているが、やはりこの位置ではボタンを押し下げることができない第2の位置と、アクチュエータボタンがその全長および全幅に亘って上昇し、外側本体の上面に対して傾斜しており、この位置でボタンを押し下げることができる第3の位置との間で回転可能である。
好適な実施形態では、アクチュエータキャップは、外側本体の回転を完了に向かって駆動するための手段を備える。これによって、用意のできた位置への回転、および/または完全に閉じた位置への回転を完了することになり得る。このことは、典型的には、下記により詳細に説明するように非循環式に、リーフスプリングおよび/または回転張力によって達成される。
本明細書で、「装置」への言及は、分注される流体の容器と組み合わされているアクチュエータキャップである。
本明細書で、「水平な/垂直な」および「上方/下方」などの配向を示す用語は、共に使用されるように設計されている直立したエアゾール缶の頂部上にアクチュエータキャップがあるような、直立した様式で配向されているアクチュエータキャップを指すと理解されたい。
本明細書では、アクチュエータキャップの「前方」は、噴射出口を含む面を指し、「側面」は、この面に対して直交する面であり、「後方」は、噴射出口を含む面に平行であるが、その面からは離れている面である。これらの用語は、アクチュエータキャップの構成要素に関連して使用される場合、同じ意味を含み(必要な変更を加えれば)、「用意のできた」位置にあるアクチュエータキャップに関係する。
本明細書では、アクチュエータキャップが押し下げる用意ができている上昇し、傾斜した位置にある場合、アクチュエータキャップは、「用意のできた」状態であり、すなわち起動の用意ができている状態であると理解されたい。
アクチュエータキャップの構成要素は、典型的にはプラスチックから作製されている。外側本体およびシャーシは、噴射流路と同様に、ポリプロピレンから作製され得る。採用される場合、渦流室は、典型的には、好ましくはアセタールから作製されたスプレイインサートを使用して作製される。
以下の特定の実施形態に関連して説明する特徴は、上記に与えられ、および/または特許請求の範囲の中で与えられる一般的な説明の中に独立して組み込まれることが可能である。
本発明によるアクチュエータキャップ(1)の図である。 外側本体(2)が表示されていないアクチュエータキャップ(1)の図である。 外側本体(2)およびアクチュエータボタン(3)が表示されていないアクチュエータキャップ(1)の図である。 上方から側面までのシャーシ(5)の図である。 シャーシ(5)の上面図である。 シャーシ(5)の底面図である。 シャーシ(5)のスカート(34)断面の外側輪郭、およびスカート(34)断面の外側輪郭と円との相違の程度を示す図である。 外側本体(2)の上方、正面および側面からの図である。 外側本体(2)の下方および側面からの図である。 外側本体(2)の下面図である。 アクチュエータボタン(3)の上方、正面および側面からの図である。 アクチュエータボタン(3)の下面、正面および側面からの図である。 ノズルが左へ突出している噴射流路組立体(6)の側面図である。 ノズルが右へ突出している噴射流路組立体(6)の側面図である。 ノズルが後方にわずかに片寄ってオフセットされている噴射流路組立体(6)の下方および側面からの図である。 外側本体(2)が第1の位置から第2の位置に90°回転されるにつれて変化するトルクを図示する、本発明による複数のアクチュエータのトルクのグラフである。
図1は、回転可能な外側本体(2)、アクチュエータボタン(3)およびカラー(4)を備えるアクチュエータキャップ(1)を示す。カラー(4)は、アクチュエータキャップ(1)が共に使用されるように設計されている加圧流体容器(図示せず)の上に嵌合するように設計されている。この図では、アクチュエータボタン(3)が、起動の用意ができている上昇し、かつ傾斜している位置にある(下記参照)。この図および多くの他の図から、水平面における、アクチュエータ(1)の全体的な断面形状が円形ではなく、丸味を帯びた矩形形状と呼ぶことができる形状を有することが明らかである。カラー(4)および外側本体(2)の両方が、この断面形状を有する。
図2は、外側本体(2)が表示されていない図1のアクチュエータキャップ(1)を示し、装置の内部特徴のいくつかを明らかに示している。カラー(4)は、はるかにより複雑な構成要素であるシャーシ(5)の部分であり、シャーシ(5)については以下に詳しく述べる。シャーシ(5)の構成要素の多くは、プラットフォーム(7)上に着座し、プラットフォーム(7)は、いくつかの連結リブ(8および9)によってカラー(4)の上方に上昇した位置に保持されており、連結リブのうちの2つ(1つは図示されている9)は、他の連結リブよりも幅が広く、プラットフォーム(7)から外側に突出している。4つ存在する(2つが図示されている)狭い方の連結リブ(8)は、引っ込んでいる。これらの特徴は、図4、図5および図6に更に示されている。これらの特徴は、外側本体(2)がシャーシ(5)と相互作用するために重要である(下記参照)。図6では、噴射流路組立体(6)を部分的に見ることができる。
図3は、シャーシ(5)の中にぴったりと保持されている噴射流路組立体(6)を示す。図3は、シャーシ(5)上に存在する2つのカム面または駆動ランプ(10)の1つ、および噴射流路組立体(6)上に存在する2つのカム面または戻りランプ(11)の1つを更に示す。これらのカム面は、アクチュエータの作動に重要である(下記参照)。また、入り組んだ形状の低い壁(12)が示され、低い壁(12)はシャーシ(5)のプラットフォーム(7)から立ち上がり、プラットフォーム(7)の外周にではなく、外周に近接して、プラットフォーム(7)の周囲の約3分の2に延在する。この壁(12)は、アクチュエータ(1)の回転作動に重要である(下記参照)。
図4は、シャーシ(5)の特徴のいくつかを示す。上記に考察されなかった形態は、スクリーン(13)およびブランキングプレート(14)である。ブランキングプレート(14)は、アクチュエータ(1)が完全に閉じた位置にある場合、外側本体(2)のスカート(17)の中の穴(16)を遮断する働きをする(下記参照)。スクリーン(13)は、アクチュエータ(1)が完全に閉じた位置と完全に開いた位置との間の途中にある場合、類似の目的を果たす。ブランキングプレート(14)から最も遠い、スクリーン(13)の端部に切り取り部(22)があり、アクチュエータキャップ(1)が完全に組み立てられるとき、噴射流路組立体(6)の隠しプレート(23)が切り取り部(22)の中に着座する(下記参照)。
図4に更に、2つのカム面または駆動ランプ(10および18)が図示されている。駆動ランプ(10および18)は、プラットフォーム(7)から突出し、シャーシ(5)の中の穴(26)(図5参照)の縁部の面する部分の周りに湾曲し、反時計回りの方向に高さが増加している。壁(12)の高い方の点で上方へと開始する結果により、これらの駆動ランプの一方(10)は、他方(18)よりも短いが、それらは両方とも連続している。短い方の駆動ランプ(10)は、その頂部の先端を切った形であり、傾斜部分から反時計回りに、短い水平の部分(19)で終了する。平坦部分(10Aおよび18A)が、それぞれ反時計回り方向から各駆動ランプ(10および18)につながる。駆動ランプ(10および18)は、同様の傾斜を有し、プラットフォーム(7)上方に同じ高さで終了する。外側本体(2)を反時計回りに回すことによってアクチュエータボタン(3)が回転される場合、駆動ランプ(10および18)は、アクチュエータボタン(3)から内側に突出する駆動突起(20および21)と相互作用することによって、アクチュエータボタン(3)を上方に押し上げる働きをする(下記参照)。
図4に、噴射流路組立体(6)を定位置に保持する役目をする2つの保持クリップ(33)の1つが更に図示されている。これらのクリップ(図5および図6にも図示する)は、穴(26)の中心に向かって下方へ傾斜する上面を有し、この特徴によって、アクチュエータキャップ(1)の組立て、特に噴射流路組立体(6)をシャーシ(5)の中の穴(26)の中に挿入することを補助する。
シャーシ(5)の外側縁部はその下方端部で、カラー(4)によって画定される。
カラー(4)の真上に、略円形輪郭の短い外周スカート(34)が存在する。このスカート(34)は、外周スカート(34)の底部をカラー(4)の頂部に連結する水平な周囲レッジ(35)から上方に突出する。アクチュエータキャップ(1)が組み立てられるとき、外側本体(2)の下方縁部が外周レッジ(35)上に着座する。「丸味を帯びた矩形」断面を含む外側本体(2)の内面と、正確に円形ではないが、略円形の輪郭(図7参照)を含む外周スカート(34)の外面との間の相互作用が、回転張力をもたらす。外側本体(2)の「コーナ」が外周スカート(34)のより幅広い点で外側縁部に隣接して配置される場合、張力は低減されて、外側本体(2)の狭い方の断面寸法が、スカート(34)が狭い方の断面寸法を有する地点で、スカート(34)に隣接して位置するようになる。これらの相互作用によって、張力が最小になる位置に向かって、外側本体(2)の回転が容易になる傾向がある。アクチュエータキャップ(1)が完全に開いた位置、または完全に閉じた位置にある場合、これらの張力が最小になるような設計であるので、したがって、外側本体(2)は、その近傍の位置にある場合、これらの回転位置に向かうように促される。
プラットフォーム(7)と外周レッジ(35)との間に、2つのスロット(40)が存在する。これらのスロット(40)は、垂直面および水平面の両方に存在する隙間を備える。垂直方向の隙間は構成要素の全寸法に亘って一定であるので、プラットフォーム(7)は、その全範囲に亘って取り囲んでいる外周レッジ(35)の上方に同じ高さで保持される。プラットフォーム(7)とレッジ(35)との間の半径方向の隙間は、半径方向に変化し、幅広い方の結合リブ(9)の時計回り方向の縁部に隣接する点から出発して、時計回り方向に着実に幅が減少する。このことは、図5および図6で最も明確に見ることができる。この平面内のスロット(40)の幅が減少することは、プラットフォーム(7)の寸法が対応して増加することによって生じる。スロット(40)の半径方向の幅がこのように変化することによって、組み立てられるアクチュエータキャップ(1)の製造の容易さと、使用の際の頑丈さとの間の均衡において著しく有利になる(下記参照)。
図5は、シャーシ(5)のプラットフォーム(7)から立ち上がる、入り組んだ形状の低い壁(12)の経路を示す。この壁は、外側本体(2)の頂部壁(25)の内面から下方に突出する2つのリーフスプリング(24)と相互作用する(下記参照)。リーフスプリング(24)の下方端部は、低い壁(12)の外側に着座し、壁(12)の外側部分が中心から最も離れる(符号12A)とき、張力を受ける。リーフスプリング(24)の下方端部が、中心に最も遠い部分(12A)と最も近い部分(12B)との間に傾斜している壁(12)の部分上に位置するように外側本体(2)が回転する場合、リーフスプリング(24)内の張力は、リーフスプリング(24)が中心に最も近い壁(12)の部分(符号12B)の外側に着座する位置に向かって外側本体(2)の回転を駆動する働きをする。
リーフスプリング(24)の位置は、アクチュエータキャップ(1)が完全に開いている位置、または完全に閉じている位置にある場合、リーフスプリング(24)の下方端部がシャーシ(5)の中心に最も近い低い壁の部分(12B)の外側に着座するようになっており、したがって、リーフスプリングは、その近傍の位置にある場合、これらの回転位置に向かって外側本体(2)を駆動する働きをする。
シャーシは、噴射流路組立体(6)がぴったりと中に嵌合するように設計されている中心穴(26)を有する。穴(26)は横断面が略円形であるが、しかし、噴射流路組立体(6)が穴(26)の中にある場合、噴射流路組立体(6)の回転を制限するために、噴射流路組立体(6)の本体(28)(図15参照)上の狭い部分と相互作用する明確な狭い部分(27)を有する。中心穴(26)の縁部から、様々な高さの壁(29)(図4に最も明確に見られる)が、プラットフォーム(7)から立ち上がる。前述の駆動ランプ(10および18)は、この壁(29)の延在部であり、その壁(29)が穴(26)の狭い部分(27)を取り囲む。これらの部分(27)で、壁(29)は、図4および図5に示すように、その外側縁部から外側に放射状に延在し、プラットフォーム(7)に当接する補強支持ストラット(30)を有する。各駆動ランプ(10および18)は、図4を参照すると、その反時計回りの末端に垂直縁部(36)を有し、このことは、アクチュエータキャップ(1)が用意のできているとき(下記参照)、噴射の放出を達成する際に重要である。より末端に配置されるスクリーン(13)の端部の切り取り部(22)の位置に半径方向に一致する壁(29)上の場所に、壁(29)は凹形切り取り部(41)を有し、凹形切り取り部(41)は、噴射流路組立体(6)がその最も低い(分注)位置にある場合(下記参照)、噴射流路組立体(6)の十字型ステム(42)を保持するためのものである。凹形切り取り部(41)の半径方向の位置は、長い方の駆動ランプ(18)の反時計回りの末端を画定する垂直縁部(36)の直ぐ反時計回り方向にあり、この駆動ランプ(18)はより末端に位置するスクリーン(13)の位置に半径方向に一致する。
図6は、シャーシ(5)の底面から下方に突出し、アクチュエータキャップ(1)が使用されるとき、エアゾール缶のバルブカップにしっかり固定するバルブカップリング(31)を示す。バルブカップリング(31)は、この固定を促進する役目をする内側玉縁(32)を有する。図6は、連結リブ(8および9)の底面も示す。狭い方のリブ(8)はバルブカップリング(31)の外側縁部から外周スカート(34)およびカラー(4)の内側縁部に半径方向に突出する。幅広い方のリブ(9)は、プラットフォーム(7)の縁部を外周スカート(34)の頂部縁部、および内側に傾斜した支持突出部(9B)に連結する湾曲した外周部分(9A)から成り、支持突出部(9B)は、バルブカップリング(31)の外側縁部を外周スカート(34)およびカラー(4)の内側縁部に結合する。
図8は、外側本体(2)が、上面(25)、および上面(25)から従属するスカート(17)を有することを示す。アクチュエータキャップ(1)が用意のできているとき、噴射流
路組立体(6)が放出することができる穴(16)がスカート(17)の前方部分にある。上面(25)および穴(16)に面するスカート(17)の上部後方部分は、アクチュエータボタン(3)を組み込むための切り取り部分を有する(下記参照)。上面(25)からの部分切り取り部は、側部に向かって平行な縁部、および概ね直交するが、前方に向かって外側に湾曲している縁部を有する。
2つのリーフスプリング(24)の1つが、上面(25)の切り取り部の両方の平行な縁部の中間からの2つの下方への突出部(37)の1つとして、図8に部分的に示されている。また、スカート(17)の中の切り取り部に隣接する、切り取り部の平行な縁部のいずれかの側からも下方への突出部(38)が存在する。これらの下方への突出部(37および38)は、アクチュエータボタン(3)を導くことを助ける働きをする。
図8は、また、外側本体(2)をシャーシ(5)上の定位置に保持することに役立つ2つの保持クリップ(39)の1つを示す。これらのクリップ(39)は、シャーシ(5)のプラットフォーム(7)とスカート(34)との間のスロット(40)の中に嵌合し、これらの特徴の間の幅広い方の連結リブ(9)の縁部によって円周方向に隣接している(図4参照)。間に位置した狭い方の連結リブ(8)の凹形の性質のため、連結リブ(9)の境界の間にクリップ(39)が部分的に回転可能である。
分注キャップ(1)の製造中、保持クリップ(39)は、スロット(40)がそれらの最大の半径方向の幅を有する(上記参照)位置で、シャーシ(5)の中のスロット(40)を通って押され、これによって製造が容易になる。これは、アクチュエータキャップがその用意のできた位置にある場合に存在するような、シャーシ(5)に対する外側本体(2)の半径方向の位置決めに相当する。挿入に続いて、保持クリップ(39)は、スロット(40)がそれらの最小の半径方向の幅を有する位置まで、シャーシ(5)内のスロット(40)の中で回転され、これは、アクチュエータキャップが完全に閉じた位置にある場合に存在するような、シャーシ(5)に対する外側本体(2)の半径方向の位置決めに相当する。通常、消費者が連結されているエアゾール缶と一緒に完全に閉じた状態でアクチュエータキャップ(1)を受け取り、続いてアクチュエータキャップ(1)が従来のオーバーキャップであると思って、アクチュエータキャップ(1)を誤って引き抜こうとするような最も必要とされる場合に、このことは外側本体(2)とシャーシ(5)との間に高い強度の連結をもたらすことに役立つ。
図9は、その切り取り部に隣接する、外側本体(2)の上面(25)の各側部から下方への突出部(37および38)の間に、凹形の湾曲したくぼみ、またはヨーク(43)が存在することを示す。これらの凹形ヨーク(43)(図9に1つだけ見られる)は、アクチュエータボタン(3)の要素と併せて重要な機能を果たす(下記参照)。
図9および図10は、外側本体(2)の補強特徴のいくつかを示す。リーフスプリング(24)は、それらの外面から突出し、頂部壁(25)の内面に対して支える4つの支持ストラット(44)によってそれぞれ補強されている。
保持クリップ(39)はそれぞれ、それらの下方面から下方に突出し、スカート(17)の内側に対してその前方および後方で支える3つの支持ストラット(45)によって補強されている。保持クリップ(39)のための支持ストラット(45)のうちの2つは、保持クリップ(39)の縁部に位置し、上方ならびに下方に突出する。これらの縁部支持ストラット(45)は更に、保持クリップ(39)が中に嵌合するように設計されている、シャーシ(5)の中のスロット(40)の縁部を画定する幅広い方の連結リブ(9)の縁部に突き当たる場合、回転停止部として働く。保持クリップの支持ストラット(45)は、それらの下方縁部で面取りされて、クリップ(39)をシャーシ(5)の中のスロット(40)の中に挿入することを容易にする。
上面(25)の切り取り部の両方の平行な縁部の中間からの下方への突出部(37)は、それらの後方縁部から外側に突出する直交する壁(46)によって補強される。これらの直交する壁(46)は更に、アクチュエータボタン(3)がアクチュエータキャップ(1)内で動く際に、アクチュエータボタン(3)を導くことにも役立つ(下記参照)。
外側本体(2)の上面(25)の前方部分は、前方から後方に平行に走る4つの支持リブ(47)によってその内側上で補強される。
図11は、アクチュエータボタン(3)の頂部および側部の特徴のいくつかを示す。その上面(50)の上に指当て部(48)があり、ピニオン(49)(1つが図示されている)がその側壁(51)の上に対称的に配置されている。上面(50)は、外側本体(2)の頂部壁(25)の切り取り部と同じ寸法を有し、アクチュエータキャップ(1)がその完全に閉じた位置にある場合、この穴を完全に埋める。反時計回りの回転中、アクチュエータボタン(3)の上面(50)は、キャップ(1)が完全に閉じた場合、外側本体(2)の上面(25)と同じ平面にある状態から、上面(50)が上昇しているが上面(25)に平行である位置を通って、上面(50)が上昇しており上面(25)に対して上方に傾斜している(後方から前方へ)完全に開いた位置または用意のできた位置まで上昇する。後者の2つの位置では、アクチュエータボタン(3)の側壁(51)を部分的に見ることができ、これらの位置ではアクチュエータボタンが外側本体(2)の上面(25)から突出している。
ピニオン(49)を有するアクチュエータボタン(3)の側壁(51)は、それが完全に閉じた位置にある場合、アクチュエータキャップ(1)の前方および後方に向かって実際に配置されるが、しかし、上方本体(2)および連結されるアクチュエータボタン(3)が90°に亘って反時計回りに回転することによって、装置を完全に開いた位置または用意のできた位置に置き、その位置ではピニオン(49)はアクチュエータキャップ(1)の側部の方へ全体的に配置される。前述の回転中に、ピニオン(49)は、本体(2)の上面(25)の切り取り部の平行な縁部の中間および後方から(それぞれ)下方への突出部(37および38)の間に存在する流路を上方へ移動し、中間の突出部(37)の後方縁部から外側に突出する直交する壁(46)によって部分的に導かれ、完全に上昇されるとき、ピニオン(49)は前記流路の頂部の凹形くぼみまたはヨーク(43)の中に着座する。この後者の位置では、上方本体(2)および連結されるアクチュエータボタン(3)が最終的に反時計回りに回転することによって、アクチュエータボタン(3)が枢動し、その結果、アクチュエータボタン(1)がその前方縁部で上昇している状態になる(下記参照)。
図12に示されているアクチュエータボタン(3)の主要構成要素は、内側に突出する駆動突起(20および21)である。前方駆動突起(20)が、ボタン(3)の下方に突出している前方プレート(52)から突出する。後方駆動突起(21)が、ボタン(3)のピニオン(49)間の軸線の真後ろにある内側横断壁(53)の前方に向く面から突出する。後方駆動突起(21)の前後の位置決めは、ピニオン(49)間の軸線と同じ垂直平面にある。
駆動突起(20および21)は、同じ寸法を有し、同じ前後平面で互いに面するが、しかし、前方駆動突起(20)は、後方駆動突起(21)よりもアクチュエータボタン(3)中のいくらか下方に位置する。前方駆動突起(20)は、シャーシ(5)の長い方の駆動ランプ(18)上に着座し、後方駆動突起(21)は、シャーシ(5)の短い方の駆動ランプ(10)上に着座する。アクチュエータキャップ(1)がその完全に閉じた位置にある場合、前方駆動突起(20)と後方駆動突起(21)との間の高さの違いが、長い方の駆動ランプ(18)と短い方の駆動ランプ(10)とが開始する高さの違いに等しくなるので、アクチュエータボタン(3)は外側本体(2)の頂部壁(25)と同じ高さになる。外側本体(2)および連結されるアクチュエータボタン(3)の反時計回りの回転が開始すると、駆動突起(20および21)が着座する駆動ランプ(18および10)が同じ傾斜を有するので、アクチュエータボタン(3)は傾斜せずに上昇する。後方駆動突起(21)が短い方の駆動ランプ(10)の水平部分(19)に到達するとき、長い方の駆動ランプ(18)に沿って更に上昇し続ける前方駆動突起(20)とは異なり、後方駆動突起(21)は更に上昇せず、それによってアクチュエータボタン(3)に傾斜を生み出し、アクチュエータボタン(3)はこの回転位置にて前方で上昇している状態である。
駆動突起(20および21)が、それらが対応する駆動ランプ(18および10)の端部をちょうど越えたとき、更に反時計回りに回転することは、シャーシ(5)の中のスロット(40)に架かる幅広い方の連結リブ(9)の縁部に当接する保持クリップ(39)によって防止される。この位置では、アクチュエータキャップ(1)は用意ができており、アクチュエータボタン(3)を押し下げることができる。駆動突起(20および21)は、起動中に二次的ではあるが、等しく重要な機能を果たす。駆動ランプ(18および10)の反時計回りの端部で垂直縁部(36)を越えてしまうと、それらは押し下げることを阻止されない。アクチュエータボタン(3)上の下方の力によって、駆動突起(20および21)が噴射流路組立体(6)上に押し下げられ、これによって製品が噴射流路組立体(6)を通って起動され、放出をもたらす。
アクチュエータボタン(3)が中央で押される場合、押し下げは、理論的には前後が均衡した様式で発生することになり、駆動突起(20および21)のそれぞれは、起動噴射組立体(6)の上を押し付け、それによって噴射流路組立体(6)に連結されるバルブステム上へ予想される横方向の応力が回避される(下記参照)。
実際は、消費者は、ピニオン(49)の軸線の後ろで、よりその後方に向かってアクチュエータボタン(3)を押す傾向がある。これによって、アクチュエータボタン(3)がその前方縁部で枢動することになり、前方駆動突起(20)ではなく後方駆動突起(21)によって、圧力が噴射流路組立体(6)に加えられることになる。これによって、圧力が実際に加えられる場所よりも枢動点により近接した噴射流路組立体(6)上を押し付けるように圧力がもたらされるので、明らかな機械的利点につながる。実際に、このようにアクチュエータキャップ(1)が作動すると、1.6倍までの機械的利点につながり得るということが発見された。
好都合にも、このように噴射流路組立体(6)上に「不均一」に圧力が加わることは、その全長に亘って下方に移動することができるアクチュエータボタンによって最小になり、アクチュエータボタン(3)の前縁は、外側本体(2)のスカート(17)の内側前部壁上で枢動するばかりでなく、前記壁の下に摺動する。更に、噴射流路組立体(6)が、介在するシャーシ(5)の中の穴(26)の中にぴったりと保持されているので、横方向の力は全く存在せず、使用の際に連結されるバルブステムに伝達されることはない。
アクチュエータボタン(3)の他の構成要素は、以下の通りである。穴(16)に面するスカート(17)の上部後方部分の中の切り取り部を埋めるように設計されている後方壁(54)が存在する。前方壁(55)が存在する。下方に突出する前方プレート(52)は、この前方壁(55)の部分的連続部である。前方壁(55)から前方に延在し、また側壁(51)の前方外側にも延在するプラットフォーム(56)が存在し、外側に延在するにつれて上方に傾斜する可撓性の翼構造体(57)が同様に存在する。プラットフォーム(56)および連結される可撓性の翼構造体(57)は、外側本体(2)の頂部壁(25)の下に嵌合するように設計されており、これらの特徴の前後角度は、アクチュエータボタン(3)が完全に傾斜しており、アクチュエータキャップ(1)の用意ができているとき、これらの特徴が外側本体(2)の頂部壁(25)と同じ平面にあるような角度である。この位置では、プラットフォーム(56)および連結される可撓性の翼構造体(57)は、外側本体(2)の頂部壁(25)の下面に対して押され、可撓性の翼構造体(57)の上方への傾斜を水平にする。
加えて、アクチュエータボタン(3)は、前方壁(55)から前方に延在するプラットフォーム(56)の部分の上面上に、外側に突出している複数の(6つの)補強リブ(58)を有する。下方に突出する前方プレート(52)は、前方プレート(52)と、前方壁(55)から前方に延在するプラットフォーム(56)の下方側部との間に2つの支持楔(59)を有する。内側横断壁(53)は、前後に突出する支持リブ(60)を有する。各側壁(51)は、ピニオン(49)の真後ろに位置する、外側に突出する薄い垂直リブ(61)を有する。これらのリブ(61)は、外側本体(2)の頂部壁(25)からの切り取り部の平行な縁部から、下方への突出部(38)の内面に軽く接触し、アクチュエータボタン(3)が押し下げられるとき、アクチュエータボタン(3)の望ましくない横方向の回転を防止することに役立つ。
図13から図15は、噴射流路組立体(6)の様々な態様を示す。主本体(28)は、略円形の横断面を有するが、シャーシ(5)の中の穴(26)の狭い部分内に嵌合する狭い部分(28A)を有する(上記参照)。半径方向のノズルチューブ(62)が、主本体(28)の上方領域から外側に突出し、噴射オリフィス(63)で終了する。噴射オリフィス(63)から出る噴射は、半径方向のノズルチューブ(62)の端部に着座する噴射チャンバ(64)によって、更に霧化される。半径方向のノズルチューブ(62)は、外側に延在するにつれて、わずかに上方に傾斜している。噴射オリフィス(63)は、シャーシ(5)のブランキングプレート(14)から最も遠いスクリーン(13)の端部の切り取り部(22)を埋める隠しプレート(23)によって取り囲まれている(上記参照)。
連結されるエアゾール容器のバルブステムを収容するように設計されている管状ステムソケット(68)が、中央の噴射流路組立体(6)の下側から突出する。ステムソケット(68)は、噴射チャンバ(64)、および図示されないが、当技術分野で一般的な他の内側流路を通って、噴射オリフィス(63)と流体連通する。
主本体(28)の外面からその下方端部で、2つの保持クリップ(69)が、主本体(28)の「狭くなっていない」または幅広い方の部分(28B)から、前記主本体(28)の反対側に突出する。これらの保持クリップ(69)は、シャーシ(5)の中心穴(26)の
中に突出する対応する保持クリップ(33)の下に嵌合し(上記参照)、噴射流路組立体(6)およびシャーシ(5)を一体に保持する役目をする。
主本体(28)の反対側の面の周りに曲がっている、同じ傾斜を有する2つの戻りランプ(11および65)が存在する。これらの戻りランプ(11および65)は、アクチュエータボタン(3)から内側に突出する駆動突起(それぞれ20および21)の上方に着座し、外側本体(2)が時計回りに回転される場合、アクチュエータボタン(3)を下方に押し込む働きをする。アクチュエータキャップ(1)を正面から見ると、噴射オリフィス(63)の左側の戻りランプ(65)は、噴射オリフィス(63)の右側の戻りランプ(11)よりも長い。長い方の戻りランプ(65)の長さは、長い方の駆動ランプ(18)の長さに相当し、前方(下方)駆動突起(20)がこれらのランプの間に着座する。短い方の戻りランプ(11)の長さは、短い方の駆動ランプ(10)の長さに相当し、後方(高い方の)駆動突起(20)がこれらのランプの間に着座する。
戻りランプ(11および65)は、それらの上方端部および下方端部に(それぞれ)平坦部分(66および67)を有する。下方平坦部分(67)と、シャーシ(5)上の対応する駆動ランプ(10および18)の中につながる平坦部分(10Aおよび18A)との間の隙間は、外側本体(2)がその完全に時計回りの位置に回転されるとき、それらの間に押し込められる駆動突起(21および20)の高さよりもわずかに小さい。シャーシ(5)が固定された軸方向の位置にある場合、これによって噴射流路組立体(6)上に上方の力を引き起こし、その結果、ステムソケット(68)が、使用の際に連結されるバルブステム(図示せず)からわずかに持ち上げられ、アクチュエータが閉じた位置にある場合、「安全な隙間」を生成する。

Claims (15)

  1. 加圧エアゾール容器上のバルブステムを開けるための方法であって、アクチュエータボタンの後縁上の下方への力がバルブステム上の下方への力を増加させ、前記バルブステム上の前記下方への力の合計が少なくとも10Nであるように、前記アクチュエータボタンの前縁を中心として枢動する前記アクチュエータボタンを使用することを含む方法において、前記アクチュエータボタン上の前記下方への力が、その全長に亘って前記アクチュエータボタンを下方に押し、それによって前記バルブステムを開けることを特徴とする方法。
  2. 前記アクチュエーションボタン上の前記下方への力が、噴射流路の垂直区分を経て前記バルブステム上の下方への力に変換され、前記バルブステムが押し下げられる場合、前記噴射流路が、前記エアゾール容器の内容物と流体連通する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記噴射流路の前記垂直区分が、前記バルブステム上方に着座するシャーシの中のぴったりと嵌合する隙間を貫通する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記アクチュエーションボタンが押し下げられて前記バルブステムを開ける場合、前記アクチュエーションボタンの前記後縁が前記前縁に対して上昇する、請求項1から3の一項に記載の方法。
  5. 前記アクチュエータボタンの前記前縁での前記枢動点が固定された枢動点ではなく、摺動する枢動点である、請求項1から4の一項に記載の方法。
  6. 下方への圧力が、前記アクチュエータボタンの前記後縁上にユーザによって加えられ、連結されるエアゾール缶の前記バルブステム上の下方への力に変換され、前記変換の中で10%以上まで増加される、請求項1から5の一項に記載の方法。
  7. 前記アクチュエータボタンの前記後縁上に前記ユーザによって加えられる前記下方への圧力が、前記連結されるエアゾール缶の前記バルブステム上の下方への力に変換され、前記変換の中で25%以上まで増加される、請求項6に記載の方法。
  8. 加圧エアゾール容器のためのアクチュエータキャップであって、アクチュエータボタンを備え、前記アクチュエータボタンは、駆動中に、前記アクチュエータボタンの前記後縁上の下方への力が、連結されるエアゾール容器のバルブステム上に少なくとも10Nである増加された下方への力をもたらすことができるように、前記アクチュエーションボタンの前縁を中心として枢動し、前記アクチュエーションボタンが駆動中にその全長に亘って更に下方に移動するアクチュエータキャップ。
  9. 前記アクチュエータボタン上の前記下方への力をバルブステム上の前記下方への力に変換し、前記バルブステムが押し下げられる場合、前記エアゾール容器の前記内容物と流体連通する噴射流路の垂直区分を備える、請求項8に記載のアクチュエータキャップ。
  10. 前記バルブステム上方に着座するシャーシを備え、前記シャーシが、前記噴射流路の前記垂直区分が貫通するぴったりと嵌合する隙間を備える、請求項9に記載のアクチュエータキャップ。
  11. 前記アクチュエータボタンが、オーバーキャップの中の隙間内に着座する、請求項8から10のいずれかに記載のアクチュエータキャップ。
  12. 前記オーバーキャップが、その側壁に隙間を備え、前記隙間を通って、半径方向の構成要素を含む噴射流路の区分が、前記バルブステムが開かれる場合、前記加圧エアゾール容器の前記内容物を放出することができる、請求項11に記載のアクチュエータキャップ。
  13. 前記アクチュエータボタンの前記前縁での前記枢動点が固定された枢動点ではなく、摺動する枢動点である、請求項8から12のいずれかに記載のアクチュエータキャップ。
  14. 前記アクチュエータボタンの前記前縁が、通常は壁に当接し、前記アクチュエータボタンが押し下げられる場合、前記アクチュエータボタンが前記壁に対して枢動し、かつ下方に摺動することができる、請求項13に記載のアクチュエータキャップ。
  15. 請求項8から14のいずれかに記載のアクチュエータキャップと組み合わせて、加圧エアゾール容器の中に含まれる液化噴射剤を含むエアゾール溶剤。
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