JP2016510521A - ネットワークノード、およびアップリンクの無線リソースを割り当てる方法 - Google Patents

ネットワークノード、およびアップリンクの無線リソースを割り当てる方法 Download PDF

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Abstract

第1のワイヤレスデバイスおよび第2のワイヤレスデバイスを含むD2DデバイスのペアにUL無線リソースを割り当てるためのネットワークノードにおける方法であって、前記ネットワークノードおよびD2Dペアはワイヤレス通信ネットワーク内に含まれ、方法は、D2Dデバイスのペアに対して共通のDLの制御シグナリングメッセージを割り振ることと、第1のワイヤレスデバイスに割り当てられるUL無線リソースが、第2のワイヤレスデバイスに割り当てられるUL無線リソースから隔てられるように、第1のワイヤレスデバイスに割り当てられるUL無線リソースと、第2のワイヤレスデバイスに割り当てられるUL無線リソースとの間に、時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数を適用することにより、第1のワイヤレスデバイスおよび前記第2のワイヤレスデバイスにUL無線リソースを割り当てることとを含み、UL無線リソースを割り当てることは、共通のDLの制御シグナリングメッセージに基づく。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、ネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法に関する。詳細には、本発明の実施形態は、アップリンク(UL)の無線リソースをDevice to Device(D2D)のデバイスのペアに割り当てることに関する。
ワイヤレスデバイスなどのデバイスは、例えばユーザ機器(UE)、モバイル端末、ワイヤレス端末、および/または移動局としても知られている。デバイスは、セルラー無線システムまたはセルラーネットワークと呼ばれることもあるワイヤレス通信システム内で、ワイヤレスに通信することを可能にされる。通信は、ワイヤレス通信システム内に含まれる無線アクセスネットワーク(RAN)およびおそらくは1つまたは複数のコアネットワークを介して、例えば、2つのデバイス間、デバイスと一般の電話機、および/またはデバイスとサーバの間で行うことができる。
デバイスはさらに、他の例をいくつか挙げると、モバイル電話、セルラー電話、またはワイヤレス能力を備えたラップトップと呼ばれる場合もある。この文脈におけるデバイスは、例えば、デバイスやサーバなど別のエンティティとRANを介して音声および/またはデータを通信することを可能にされた、携帯型のモバイルデバイス、ポケットに収納できるモバイルデバイス、手持ち型のモバイルデバイス、コンピュータに内蔵されたモバイルデバイス、または車載モバイルデバイス等である。
ワイヤレス通信システムは、セル領域に分割された地理的領域をカバーし、各セル領域は、基地局、例えば無線基地局(RBS)によってサーブされ、無線基地局は、使用される技術および用語に応じて、例えば「eNB」、「eNodeB」、「NodeB」、「Bノード」、または「BTS(ベーストランシーバ局)」と呼ばれることもある。基地局は、送信電力ひいてはセルサイズに基づいて、例えばマクロeNodeB、ホームeNodeB、またはピコ基地局など、異なる種別である可能性がある。セルは、基地局の敷地にある基地局によって無線のカバレッジが設けられた地理的領域である。基地局の敷地に位置する1つの基地局が、1つまたは数個のセルにサーブすることができる。さらに、各基地局は1種または数種の通信技術をサポートすることができる。基地局は、無線周波で動作するエアインターフェースを通じて、その基地局の範囲内にあるデバイスと通信することができる。
一部のRANでは、例えば固定回線やマイクロ波により数個の基地局を無線ネットワークコントローラ、例えばユニバーサルモバイル遠隔通信システム(UMTS)内の無線ネットワークコントローラ(RNC)に接続する、かつ/または基地局同士を接続することができる。無線ネットワークコントローラは、例えばGSMでは基地局コントローラ(BSC)と呼ばれることもあり、そのコントローラに接続された複数の基地局の各種活動を管理し、連携させることができる。GSMは、Global System for Mobile Communication(元はGroupe Special Mobile)の省略形である。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)では、基地局は、eNodeB、さらにはeNBと呼ばれることもあり、1つまたは複数のコアネットワークに直接接続することができる。
UMTSは、GSMから発展した第3世代のモバイル通信システムであり、Wideband Code Division Multiple Access(WCDMA)アクセス技術に基づく改良されたモバイル通信サービスを提供することを意図する。UMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)は、基本的には、デバイス向けのWideband Code Division Multiple Accessを使用した無線アクセスネットワークである。3GPPは、UTRANおよびGSMに基づく無線アクセスネットワーク技術をさらに発展させることを請け負っている。
3GPP GSM EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)によると、デバイスはマルチスロットクラスを有し、これがアップリンク方向およびダウンリンク方向の最大転送速度を決定する。EDGEは、Enhanced Data rates for GSM Evolutionの省略形である。2008年の末に3GPPロングタームエボリューション(LTE)標準の最初の公開であるRelease8が最終的に確定され、さらに後の公開も確定されている。
近年の3GPP LTEの発展により、家庭、職場、公衆のホットスポット、さらには屋外環境でローカルのインターネットプロトコル(IP)を利用したサービスにアクセスすることが容易になっている。ローカルのIPアクセスおよびローカルの接続性の重要な使用事例の1つは、互いの近くにあるデバイス間の直接の通信を伴い、デバイス間は通例は数十メートル未満であるが、時に互いから最大で数百メートルになる。
ネットワークで制御されるいわゆるDevice−to−Device(D2D)通信では、無線アクセスネットワークなどのネットワークが、互いの近くにあるワイヤレスデバイス同士が相互を発見するのを支援する。この過程をデバイスの発見と呼ぶ。そして、ワイヤレスデバイスは、基地局を介したリンクではなく、直接のリンクを確立することができ、これは、D2Dベアラの確立と呼ばれる。実際、2つのデバイスがセルラー基地局を介して相互と通信する時には、通信経路はアップリンクのホップおよびダウンリンクのホップを伴う。シングルホップの直接のD2Dリンクと異なり、それらのホップはどちらも関連付けられたリソースを有する。本開示の文脈では、「ダウンリンク(DL)」という表現は、基地局からワイヤレスデバイスへの送信経路について使用される。「アップリンク(UL)」という表現は、その逆方向、すなわちワイヤレスデバイスから基地局への送信経路について使用される。
D2Dリンクの確立の開始は、無線アクセスネットワーク、またはD2Dペアのワイヤレスデバイスのどちらかによって行うことができる。ネットワークによって開始されるD2Dリンクの確立では、通信を行っている2つのワイヤレスデバイスが互いの近くにあることをネットワークが認識することができる。デバイスによって開始されるD2Dリンクの確立では、Bluetooth(登録商標)と同じように、ワイヤレスデバイスが、相手デバイスが近くにあること、およびD2Dリンクを確立するために必要なデバイス能力の一部を発見する。
ネットワークで制御されるD2D通信では、ネットワーク制御機能は、a)デバイス同士が近接していることの判定、および/またはD2Dリンクの推定を行うために2つのデバイス間で使用されるディスカバリ信号を使えるように設定すること、b)D2Dディスカバリ信号および/またはD2Dデータチャネルおよび/またはD2D制御チャネルのためのリソースの割り振り、c)少なくとも2つのデバイス間の情報の中継、および、d)D2Dリンクの少なくとも2つのデバイスについての接続パラメータの設定、の少なくとも1つを行い、接続パラメータには、例えば実際の電力、最小電力、最大電力などの電力設定、符号化および変調方式、例えばトランスポートブロックサイズなどのセグメント分割の設定、暗号化/完全性保護のためのパラメータおよび/またはセキュリティ鍵、ならびにプロトコルパラメータ等がある。
LTEまたはEvolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E−UTRAN)における送信は直交周波数分割多重化(OFDM)に基づき、この多重化の形式はOFDM時間−周波数グリッドとしてモデル化することができる。OFDM時間−周波数グリッドは、一方の軸が周波数値からなり、他方の軸が時間からなる。周波数軸は多数の周波数サブキャリアにさらに分割され、サブキャリア間の間隔は通例は15kHzに相当し、一方、時間軸はOFDMシンボル間隔にさらに分割される。
グリッド内で、1つの物理リソースブロック(PRBまたはRB)は、周波数領域の12個の連続したサブキャリアと、時間領域の1つの時間スロット(0.5ms)とからなる伝送リソースの単位である。
直接の通信モード、すなわちD2D通信では、従来のセルラー技法を上回るいくつかの利得が得られる可能性がある。これは、D2Dデバイス間が、例えば基地局などのセルラーアクセスポイントを介して通信しなければならないセルラーデバイス間に比べてはるかに近接しているためである。
・容量の利得:第1に、D2Dとセルラー層との間の無線リソース、例えばOFDM RBを再使用することができる。すなわち再使用の利得。第2に、D2Dリンクでは、セルラーアクセスポイントを介する2ホップのリンクと異なり、送信機地点と受信機地点の間で1回のホップを使用する。すなわちホップの利得。
・ピーク速度の利得:近接性と、おそらくは良好な伝搬条件のために、より高次の変調および符号化方式(MCS)を適用することができ、その結果、達成し得る最大のデータ速度をさらに向上させることができる。すなわち近接性の利得。
・待ち時間の利得:デバイス同士が直接のリンクを介して通信する場合、基地局による転送が省略され、終端間の待ち時間を短縮することができる。
現在のLTEプロトコルによると、ネットワークノードが、ワイヤレス通信ネットワーク内のワイヤレスデバイスへのシグナリングを通じて(例えば無線リソース制御(RRC)シグナリングを通じて)、制御を行う。RRCシグナリングには、例えばシステム情報ブロック/マスター情報ブロック(SIB/MIB)のようなブロードキャストシグナリングと、デバイス個別のシグナリングの2種類がある。そして、ネットワーク内のワイヤレスデバイスは、シグナリングを正しく受信したことを知らせるために肯定応答(ACK)を介して、またはシグナリングを正しく受信できなかったことを知らせるために否定応答(NACK)を介して、HARQシグナリングを通じてネットワークノードシグナリングにフィードバックし、その結果、不適切に受信されたシグナリングの再送信を求める要求が行われる。詳細には、ワイヤレスデバイスは、アップリンク(UL)の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)で、肯定応答/否定応答(ACK/NACK)を用いてフィードバックすることができる。HARQシグナリングの内容は言うまでもなく特定のワイヤレスデバイスの受信に依存するので、複数のデバイスに送られるブロードキャストシグナリングは、この種のシグナリングの搬送には適さない。それに対して、個別のシグナリングは、特定のデバイスを対象とするため、HARQシグナリングにより適する。
しかし、現在のLTEプロトコルなどの現在の仕様では、D2D通信のための制御シグナリングおよびHARQシグナリングプロセスの最適化された動作を提供しない。
したがって、本発明の実施形態の目的は、セルラー通信およびD2D通信を含むワイヤレス通信ネットワークにおける動作を改良する方策を提供することである。
本発明の実施形態の第1の態様によると、D2DデバイスのペアにUL無線リソースを割り当てるためのネットワークノードにおける方法によって上記目的が達成される。D2Dデバイスのペアは、第1のワイヤレスデバイスおよび第2のワイヤレスデバイスを含む。ネットワークノードおよびD2Dペアは、ワイヤレス通信ネットワーク内に含まれる。ネットワークノードは、D2Dデバイスのペアに対して共通のDL制御シグナリングメッセージを割り振る。次いで、ネットワークノードは、第1のワイヤレスデバイスに割り当てられるUL無線リソースが、第2のワイヤレスデバイスに割り当てられるUL無線リソースから隔てられるように、第1のワイヤレスデバイスおよび第2のワイヤレスデバイスにUL無線リソースを割り当てる。これは、第1のワイヤレスデバイスに割り当てられるUL無線リソースと、第2のワイヤレスデバイスに割り当てられるUL無線リソースとの間に、時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数を適用することによって行われる。UL無線リソースを割り当てることは、共通のDL制御シグナリングメッセージに基づく。
本発明の実施形態の第2の態様によると、D2Dデバイスのペアにアップリンクの無線リソースを割り当てるネットワークノードによって上記目的が達成される。D2Dデバイスのペアは、第1のワイヤレスデバイスおよび第2のワイヤレスデバイスを含む。ネットワークノードおよびD2Dペアは、ワイヤレス通信ネットワーク内に含まれる。ネットワークノードは、D2Dデバイスのペアに対して共通のDL制御シグナリングメッセージを割り振るように設定された割り振り回路を備える。ネットワークノードはさらに、第1のワイヤレスデバイスに割り当てられるUL無線リソースが、第2のワイヤレスデバイスに割り当てられるUL無線リソースから隔てられるように、第1のワイヤレスデバイスおよび第2のワイヤレスデバイスにUL無線リソースを割り当てるように設定された割り当て回路を備える。これは、第1のワイヤレスデバイスに割り当てられるUL無線リソースと、第2のワイヤレスデバイスに割り当てられるUL無線リソースとの間に、時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数を適用することによって行われ、UL無線リソースを割り当てることは、共通のDL制御シグナリングメッセージに基づく。
ネットワークノード110がD2Dデバイスのペアに対して共通のDL制御シグナリングメッセージを割り振るため、ダウンリンク制御情報(DCI)や物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)などのDL無線リソースが節減される。
本発明の実施形態によりDL無線リソースを節減することにより、システムの容量を増し、待ち時間を短縮することによりシステムの動作が改良されるという利点が得られる。
また、ネットワークノード110が、リソースが隔てられるようにD2Dペアの各メンバにUL無線リソースを割り当てるため、D2Dペアの2つのメンバからの同時のULシグナリングの衝突が回避される。したがって、本発明の実施形態によるさらに他の利点は、セルラーHARQシグナリングシステムとの後方互換性が維持されることである。さらに、シグナリングの干渉を低減することによりシステムの動作が改良される。
本発明の実施形態によるさらなる利点は、動作が改良されたシステムを提供することにより利用者の満足度が増すことである。
本発明の実施形態の例を添付図面を参照して詳細に説明する。
ワイヤレス通信システムにおける実施形態を示す概略ブロック図である。 ネットワークノードにおける方法の実施形態を示すフローチャートである。 UL無線リソースの割り当ての実施形態を説明する模式図である。 UL無線リソースの割り当ての実施形態を説明する模式図である。 UL無線リソースの割り当ての実施形態を説明する模式図である。 UL無線リソースの割り当ての実施形態を説明する模式図である。 UL無線リソースの割り当ての実施形態を説明する模式図である。 UL無線リソースの割り当ての実施形態を説明する模式図である。 UL無線リソースの割り当ての実施形態を説明する模式図である。 UL無線リソースの割り当ての実施形態を説明する模式図である。 ネットワークノードの実施形態を説明する概略ブロック図である。
本発明の実施形態の開発の一部として、まず問題を明らかにし、説明する。
D2Dネットワークでは、ネットワークノードからの制御シグナリングなど、D2Dペアの両方のD2Dデバイスに対して同じになる場合があるシグナリングがあり得る。実際、D2Dネットワークでは、上記の背景技術の項で述べたシグナリングと異なる種類の制御シグナリングが、D2Dペアに対する制御シグナリングに関係するメディアアクセス制御の制御エレメント(MAC CE)および/またはRRCシグナリングに導入されている。そのような種類の制御シグナリングの例は、当該ペアの時分割複信(TDD)設定または当該ペアのビーコン/参照信号(RS)設定である。この同じシグナリングが従来の個別の方式でD2DペアのD2Dデバイスそれぞれに送信されると、ダウンリンク制御情報(DCI)や物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)などの無線リソースが浪費され、システムの全容量および待ち時間に影響を与える可能性がある。SIB/MIBなどの一種の周期的なブロードキャスティングに依拠することも実際的でない可能性がある。これは、周期的に送信すると、HARQの再送信に必要とされるよりも多くのリソースを消費する可能性が高いためである。実際、周期的に送信すると、例えばワイヤレス通信ネットワークにD2Dペアが多数ある場合(将来あらゆる種類のワイヤレス通信に対応するためにそのような状況になる可能性がある)には、さらに状況が悪化する可能性がある。本発明の実施形態による重複したシグナリングを回避する方策の1つは、後により詳しく説明するように、D2Dペアの両D2Dデバイスに共通のシグナリングを送信するものである。これは、例えば、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、この場合はD2D−RNTIなど、D2Dペアに共通の単一の識別子を使用して行うことができる。そのようにすると、両デバイスが共通のD2D−RNTIでDCIを復号することができ、したがってDCIは1つで済む。本発明の実施形態による重複したシグナリングを回避する第2の方策は、D2Dペアに共通の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を使用してシグナリングを搬送するものであり、これによってもPDSCHの浪費を回避することができる。ただし、D2Dペアの各D2Dデバイスが同時にULでシグナリングを送信する場合には、その送信により干渉の問題が生じる可能性があるため、問題が生じる可能性がある。これが該当するのは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の送信に応答した肯定応答/否定応答(ACK/NACK)のフィードバックの場合である。ACK/NACK応答の場合など、事例によっては、各デバイスが共通のシグナリングを個別に受信することに応じて、フィードバックがD2Dペアのデバイスごとに異なる可能性がある。共通のシグナリングの個別の受信がD2Dペアのデバイスごとに異なる場合、共通のフィードバック応答は可能でない。現在のシステムでは、特にACK/NACK応答の場合、PDSCHシグナリングは同じDCIによってスケジュールされるので、ACK/NACK応答を搬送するPUCCHのリソース割り当てはDCIのリソースの場所に基づいて計算される。それにより、同時に発生する可能性のある2つのデバイスのACK/NACK応答に起因する干渉が生じる可能性がある。実際、このことが理由となって、現在SIB/MIBにはACK/NACKのフィードバックがサポートされていない。何故ならば、SIB/MIBは現在サービングセル内のすべてのワイヤレスデバイスへのブロードキャストに使用されており、そのため、受信側のワイヤレスデバイスの種々の品質とステータスを考慮すると、再送信するか否かを決定することが難しいためである。上記のように、この問題は、1回の共通のDLシグナリングに応答してD2Dペアのメンバから送信されるどの種の同時のシグナリングにも該当する可能性がある。
現在の仕様では、この共通の識別子すなわちD2D−RNTIを使用してD2Dペアへの共通のDLシグナリングのDCIおよびPDSCHを節減することを検討しておらず、また、ACK/NACKフィードバックで起こるようなD2Dの送信と受信の間で生じるULの干渉の問題も考慮していない。
したがって、以下に記載する実施形態はこの問題を克服することを目的とし、無線リソースの使用を最少に抑え、また干渉の課題を回避しながら、ACK/NACKフィードバックの場合などにD2Dデバイスのペアの各個別のデバイスからの同時のUL送信がサポートされるようにD2D制御シグナリングを管理する方法を提供する。
図1は、本発明の実施形態を実施することが可能なワイヤレス通信ネットワーク100を示す。ワイヤレス通信ネットワーク100は、LTE、Wideband Code Division Multiple Access(WCDMA)、Global System for Mobile Communications(GSM)ネットワーク、任意の3GPPセルラーネットワーク、任意の3GPP2セルラーネットワーク、Worldwide Interoperability for Microwave Access(Worldwide Interoperability for Microwave Access:WiMAX)ネットワーク、WiFi(登録商標)ネットワーク、または、ワイヤレスネットワークもしくはシステムなどのワイヤレス通信ネットワークである。
ワイヤレス通信ネットワーク100は、セルラーネットワークおよびD2Dネットワークを含む。
ワイヤレス通信ネットワーク100ネットワークノード110を含む。ネットワークノード110は、例えばeNB、eNodeB、またはホームNodeB、ホームeNodeB、フェムト基地局(BS)、ピコBSなどの基地局、または、混合ワイヤレス通信ネットワーク100内のデバイスまたはマシンタイプ通信デバイスにサーブすることが可能な他のネットワーク装置である。一部の特定の実施形態では、ネットワークノード110は、固定された中継ノード、モバイル中継ノード、またはユーザ機器などのデバイスである。混合ワイヤレス通信ネットワーク100は、セル領域に分割された地理的領域をカバーし、各セル領域は1つのネットワークノードによってサーブされるが、1つのネットワークノードは1つまたは数個のセルにサーブすることができる。ネットワークノード110が基地局である図1に示す例では、ネットワークノード110は1つのセル115にサーブする。ネットワークノード110は、送信電力ひいてはセルサイズに基づいて、例えばマクロeNodeB、ホームeNodeB、またはピコ基地局など、異なる種別である可能性がある。通例、ワイヤレス通信ネットワーク100は、それぞれのネットワークノードによってサーブされるセル115と同様のさらに多くのセルを含むことができる。これは図を簡潔にするために図1には示していない。ネットワークノード110は一種または数種の通信技術をサポートすることができ、その呼び方は使用される技術と用語に応じて異なる。eNodeB、さらにはeNBと呼ばれる場合もある3GPP LTEネットワークノードは、1つまたは複数のコアネットワークに直接接続することができる。
ワイヤレス通信ネットワーク100は、少なくとも第1のワイヤレスデバイス121、第2のワイヤレスデバイス122、および第3のワイヤレスデバイス123も含み、それらのデバイスはセル115内に位置する。ワイヤレスデバイス121、122、および123はさらに、他の例をいくつか挙げると、モバイル電話、モバイル端末、ワイヤレス端末および/または移動局、セルラー電話、またはワイヤレス能力を備えたラップトップと呼ばれる場合もある。本例の文脈における第1、第2、および第3のワイヤレスデバイス121、122、および123は、例えば、RANを介して別のエンティティとの間で音声および/またはデータを通信することが可能な、携帯型のモバイルデバイス、ポケットに収納できるモバイルデバイス、手持ち型のモバイルデバイス、コンピュータに内蔵されたモバイルデバイス、または車載モバイルデバイスであり、別のエンティティには、サーバ、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、またはタブレットコンピュータ(時にワイヤレス能力を備えたサーフプレートと呼ばれることもある)、マシントゥマシン(M2M)デバイス、プリンタやファイル記憶装置などのワイヤレスインターフェースを備えたデバイス、またはセルラー通信システムでD2Dリンクおよび無線リンクを介して通信することが可能な他の無線ネットワーク装置などがある。実施形態によっては、ワイヤレスデバイス121、122、および123はさらにネットワークノードと呼ばれる場合もある。ワイヤレスデバイス121、122、および123はワイヤレスであり、すなわち、セルラー無線システムまたはセルラーネットワークと呼ばれることもあるワイヤレス通信ネットワーク内でワイヤレスに通信することができる。通信は、2つのデバイス間、デバイスと一般の電話機の間、および/またはデバイスとサーバの間で行うことができる。通信は、例えば、ワイヤレス通信ネットワーク内に含まれるRANおよびおそらくは1つまたは複数のコアネットワークを介して行うことができる。
この例では、第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122もセル115内にある。ただし、他の実施形態では、第1のワイヤレスデバイス121および/または第2のワイヤレスデバイス122のどちらかがセル115の近隣にある別のセルにあるが、互いの無線範囲にある。第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122は、ワイヤレス通信ネットワーク100内で通信するように設定されている。その通信は、ネットワークノード110を介して、または近隣セルにサーブする別のネットワークノードを介して行うことができる。その通信は、例えばそれぞれ無線リンク131、および無線リンク132などの無線リンクを通じて行うことができる。これは、第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122がネットワークノード110にサーブされるセル115内に存在する時にもありえるし、上記別のネットワークノードによってサーブされる隣接セルにある時にもありえる。第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122は、例えばD2Dリンク140を通じたワイヤレスD2D通信を使用して、互いと、および/または他のワイヤレスデバイスとも通信することができる。第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122はD2Dネットワーク100に含まれる。
第3のワイヤレスデバイス123はセルラーネットワーク内に含まれ、実施形態によっては、第3のワイヤレスデバイス123は、ネットワークノード110にサーブされるセル115内に存在する時に、無線リンク133を通じてネットワークノード110を介して混合ワイヤレス通信ネットワーク100内で通信するように設定されている。
デバイス121、122、および123は各々、セルラー通信もしくはD2D通信の一方、または両方を使用して通信するように設定することができる。ただし、説明のために、以下の説明では、第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122はD2D通信を使用するものとし、第3のワイヤレスデバイス123はセルラー通信を使用するものとする。
次いで、アップリンク(UL)の無線リソースをD2Dデバイス121、122のペアに割り当てるためのネットワークノード110における方法の実施形態について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。上記のように、ネットワークノード110およびD2Dペアは、ワイヤレス通信ネットワーク100内に含まれる。D2Dペア121、122は、第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122を含む。
この方法は以下の工程を含み、それらの工程は下記以外の別の適切な順序で実施することもできる。実施形態によっては下記の工程がすべて実行されるのに対し、他の実施形態では一部の1つまたは複数の工程だけが実施される場合もある。
工程200
この工程では、ネットワークノード110が、D2Dデバイス121、122のペアに対して共通のダウンリンク(DL)識別子を割り振る。これを行うことにより、D2Dデバイス121、122を1つのまとまりとして識別できるようになる。
一部の特定の実施形態では、共通のDL識別子はD2D無線ネットワーク一時識別子(D2D−RNTI)である。
工程201
この工程では、ネットワークノード110がD2Dデバイス121、122のペアに共通のDL制御シグナリングメッセージを割り振る。これを行うことにより、従来のデバイス個別のシグナリングを介したD2Dペアの2つのデバイス121、122に一般的にみられた重複したシグナリング(ひいては重複した無線リソース)を回避する。
一部の特定の実施形態では、共通のDL制御シグナリングメッセージはDCIである。特定のデバイスペアにDCIを割り当てるために、D2D−RNTIなど、D2Dペア121、122に固有の識別子でDCIにスクランブルをかけることができる。D2Dペアに固有のD2D−RNTIはそのD2Dペアに既知である。PDCCH内にあるDCIセットの中でD2Dペア121のD2D−RNTI自体でスクランブルされたDCIをブラインド検索することにより、D2Dペア121、122の各デバイスは自ペアに割り当てられたDCIを見つけることができる。
工程202
D2Dペア121、122への共通のDL制御シグナリングメッセージの割り振りは、D2Dペア121、122へのPDCCHなどのDL無線リソースの割り当てについての暗示的な示唆を有する。これは、本発明の方法が現在のLTE仕様などのシステムの前提に基づくためであり、LTE仕様では、D2Dペアに割り当てられたDL無線リソースの量が、DCIなどの制御シグナリングメッセージに割り当てられる。
この工程202で、ネットワークノード110は、DL無線リソース310、410、510、610、710、810、910を、共通のDL制御シグナリングメッセージのためにD2Dデバイス121、122に割り当てることができる。DL無線リソース310、410、510、610、710、810、910については下記で図3〜図9を参照して詳細に説明する。D2Dペアに割り当てられるDLリソース単位311、312、411、412、511、512、611、711、712、811〜814、911〜918(これらについても後に詳細に説明する)の数、すなわちアグリゲーションレベルは、D2Dペアのワイヤレスデバイス121、122各々のチャネル品質に応じて変わりうる。本システムにおけるアグリゲーションレベルは1、2、4、または8である。ただし、本発明の一部の実施形態は、当業者に理解されるように、偶数のアグリゲーションレベル、すなわち偶数であるすなわちアグリゲーションレベルなど、8よりも高いアグリゲーションレベルに適用することができる。
アグリゲーションレベルは下限を有する場合がある。現在のLTE仕様によると、DCIの特定の場合に、最小のアグリゲーションレベルは1CCEである。
本明細書に記載される本発明の実施形態の一部では、DL無線リソースはPDCCHを含み、UL無線リソースはPUCCHを含む。さらに他の特定の実施形態では、PUCCHはACK/NACKフィードバックを含むことができる。
本発明の方法は、ネットワークノード110が、デフォルトで、D2Dペア121、122に割り当てられたDL無線リソースの量に基づいて、ACK/NACKフィードバックを搬送するPUCCHなどのUL無線リソースD2Dをペア121、122に割り当てるという前提にも基づく。
これは、デフォルトで以下のように行うことができる。DL無線リソースはいくつかのDL無線リソース単位を含み、UL無線リソースはいくつかのUL無線リソース単位を含む。例えば、一部の特定の実施形態では、DL無線リソース単位は制御チャネルエレメント(CCE)である。一部の特定の実施形態では、UL無線リソース単位は、リソース単位が時間/周波数領域で定量化される場合にはリソースブロックであってよい。他の実施形態では、UL無線リソース単位は、時間/周波数/符号領域の組合せの一部分であってよい。
各DL無線リソース単位にデフォルトで割り当てることができるUL無線リソース単位の数は、比、すなわち、それぞれデルタシフト1、2、および3に対応する1:1、1:2、1:3に従って行うことができる。例えば3GPP仕様に存在するデルタシフトは、符号分割多重化(CDMd)されたPUCCHの隣接する符号など、ULの隣接符号間の干渉を低減するためのものである。現在の3GPP仕様によると、デルタPUCCHシフト(deltaPUCCH-Shift)は1、2、3の値を取ることができ、これは、DLリソースからULリソースをマッピングする際に適用されるPUCCHリソースの間隔を表す。例えば、異なるPUCCH符号からの送信間の干渉を緩和するために、PDCCHの隣接するCCEは、0/1/2のリソースインデックスを間にはさんでPUCCHにマッピングすることができる。
デルタシフト1:1、1:2、1:3に従ったDL無線リソースに基づくUL無線リソースのデフォルトの割り当てを図3〜図9に示し、以下各図との関連で説明する。以下で説明するこのD2Dペア121、122へのUL無線リソースのデフォルトの割り当てがどのように本発明の実施形態のUL無線リソースの割り当てに関係するかについては、工程203に関連して下記でさらに詳細に説明する。
図3は、本実施形態ではDL無線リソース単位311および312を含むDL無線リソース310を示す。UL無線リソース320は、UL無線リソース単位321および322を含む。この図では、DL無線リソース単位311、312各々に、UL無線リソース単位321、322の1つが割り当てられるように設定されており、すなわち1:1の比、すなわちデルタシフト1になる。
図4は、本実施形態ではDL無線リソース単位411および412を含むDL無線リソース410を示す。UL無線リソース420は、UL無線リソース単位421および422を含む。この図では、DL無線リソース単位411、412各々に、UL無線リソース単位421、422の1つが割り当てられるように設定され、すなわち1:1の比、すなわちデルタシフト1になる。
図5は、本実施形態ではDL無線リソース単位511および512を含むDL無線リソース510を示す。UL無線リソース520は、UL無線リソース単位521、522、523、および524を含む。この図では、DL無線リソース単位411、412各々に、UL無線リソース単位521、522、523および524のうち2つが割り当てられるように設定されており、すなわち1:2の比、すなわちデルタシフト2になる。
図6は、本実施形態ではDL無線リソース単位611を含むDL無線リソース610を示す。UL無線リソース620は、UL無線リソース単位6211、6221、6222、および6231〜6233を含む。この図では、DL無線リソース単位611に1つのUL無線リソース単位6211が割り当てられ、すなわち1:1の比、すなわちデルタシフト1となるか、または、2つのUL無線リソース単位6221、6222が割り当てられ、すなわち1:2の比すなわちデルタシフト2となるか、または3つのUL無線リソース単位6231、6232、および6233が割り当てられ、すなわち1:3の比、すなわちデルタシフト3となるように設定されている。
図7は、本実施形態ではDL無線リソース単位711および712を含むDL無線リソース710を示す。UL無線リソース720は、UL無線リソース単位7211、7212、7221〜7224、および7231〜7234を含む。この図では、DL無線リソース単位711および712各々に1つのUL無線リソース単位7211、7212が割り当てられ、すなわち1:1の比、すなわちデルタシフト1となるか、または2つのUL無線リソース単位7221〜7224が割り当てられ、すなわち1:2の比すなわちデルタシフト2となるか、または3つのUL無線リソース単位7231〜7234が割り当てられ、すなわち1:3の比、すなわちデルタシフト3となるように設定されている。
図8は、本実施形態ではDL無線リソース単位811〜814を含むDL無線リソース810を示す。UL無線リソース820は、UL無線リソース単位8211〜8214、8221〜8224、および8231〜8234を含む。この図では、DL無線リソース単位811〜814各々に1つのUL無線リソース単位8211〜8214が割り当てられ、すなわち1:1の比、すなわちデルタシフト1となるか、または2つのUL無線リソース単位8221〜8224が割り当てられ、すなわち1:2の比、すなわちデルタシフト2となるか、または3つのUL無線リソース単位8231〜8234が割り当てられ、すなわち1:3の比、すなわちデルタシフト3となるように設定されている。
図9は、本実施形態ではDL無線リソース単位911〜918を含むDL無線リソース910を示す。UL無線リソース920は、UL無線リソース単位9211〜9214、9221〜9224、および9231〜9234を含む。この図では、DL無線リソース単位911〜918各々に1つのUL無線リソース単位9211〜9214が割り当てられ、すなわち1:1の比、すなわちデルタシフト1となるか、2つのUL無線リソース単位9221〜9224が割り当てられ、すなわち1:2の比、すなわちデルタシフト2となるか、または3つのUL無線リソース単位9231〜9234が割り当てられ、すなわち1:3の比、すなわちデルタシフト3となるように設定されている。
上記図のPDCCHへのDL無線リソースと、同図のPUCCHへのUL無線リソースとの間のデフォルトの割り当ては、これらの2つのチャネルの最小のリソース単位を記述するPDCCHおよびPUCCHのインデックスに基づく。
上記図はそれぞれ、ワイヤレス通信ネットワーク100に含まれる、DL無線リソース310、410、510、610、710、810、910、およびUL無線リソース320、420、520、620、720、820、920を示す。DL無線リソース310、410、510、610、710、810、910は、いくつかのDL無線リソース単位、311、312、411、412、511、512、611、711、712、811〜814、911〜918を含む。UL無線リソース320、420、520、620、720、820、920は、図3〜図9との関連で下記で詳細に説明するように、いくつかのUL無線リソース単位、321、322、421、422、521〜524、6211、6221、6222、6231〜6233、7211、7212、7221〜7224、7231〜7234、8211〜8214、8221〜8224、8231〜8234、9211〜9214、9221〜9224、9231〜9234を含む。
工程203
上記で説明したように、UL無線リソース320、420、520、620、720、820、920の割り当ては、DL無線リソース310、410、510、610、710、810、910の割り当てに基づくことができる。本発明の実施形態は、D2Dペア121、122の各デバイスから同時に送信された情報を搬送するULリソースから生じる可能性のある干渉を克服することを目的とする。これが該当するのは、ULリソース320、420、520、620、720、820、920がPUCCHを搬送し、UL無線リソース320、420、520、620、720、820、920が肯定応答/否定応答(ACK/NACK)のフィードバックを含んでいる実施形態である。本発明の実施形態は、上記のように、ペア121、122の各デバイス別々に、デフォルトでD2Dペア121、122に割り当てられたULリソース320、420、520、620、720、820、920を割り当てることによってこの干渉を回避する。
ネットワークノード110は、第1のワイヤレスデバイス121に割り当てられたUL無線リソース321、421、521、6221、6231、7211、7221、7231、8211、8221、8231、9211、9221、9231が、第2のワイヤレスデバイス122に割り当てられたUL無線リソース322、422、522、6222、6232、7212、7223、7233、8213、8223、8233、9213、9223、9233から隔てられるように、UL無線リソース320、420、520、620、720、820、920を第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122に割り当てることにより、この割り当てを実施する。これは、第1のワイヤレスデバイス121に割り当てられるUL無線リソースと第2のワイヤレスデバイス122に割り当てられるUL無線リソースとの間に、時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数を適用することによって行われる。UL無線リソース320、420、520、620、720、820、920の割り当ては、図3〜図9との関連で下記で詳細に説明するように、共通のDL制御シグナリングメッセージに基づく。それらの図で示されるULおよびDLの無線リソース単位の数は単に代表的なものであり、すべての実施形態について限定の意図はなく、単に単純な例で説明するために選択されたものである。他の実施形態では、DL無線リソース単位の数は、図3〜図9に示す方式と同じ割り当て方式に従って増える場合もある。
時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数の適用は、下記のように、D2Dペア121、122に割り当てられるDL無線リソースの数、およびDL対ULの割り当て比、すなわちデルタシフトに依存する。
第1のグループの実施形態では、DL無線リソース単位311、312、711、712、811〜814、911〜918各々に、1つのUL無線リソース単位321、322、7211、7212、8211〜8214、9211〜9214が割り当てられて、すなわちデルタシフト1となるか、2つのUL無線リソース単位7221〜7224、8221〜8224、9221〜9224が割り当てられてすなわちデルタシフト2となるか、または、3つのUL無線リソース単位7231〜7234、8231〜8234、9231〜9234が割り当てられて、すなわちデルタシフト3となるように設定することができる。そのような実施形態では、D2Dデバイス121、122へのDL無線リソース310、710、810、910の割り当ては、共通のDL制御シグナリングメッセージに関連付けられた偶数個のDL無線リソース単位311、312、711、712、811〜814、911〜918を割り当てることを含むことができる。この偶数個のDL無線リソース単位311、312、711、712、811〜814、911〜918に、デフォルトで、共通のDL制御シグナリングメッセージに関連付けられた偶数個のUL無線リソース単位、321、322、7211、7212、7221〜7224、7231〜7234、8211〜8214、8221〜8224、8231〜8234、9211〜9214、9221〜9224、9231〜9234が割り当てられるように設定することができる。そのような実施形態では、時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数を、第1のDLチャネルリソースに基づくオフセットとすることができる。この第1のDLチャネルリソースに基づくオフセットに従うと、第1のDLチャネルリソースに基づくオフセットを適用することによるUL無線リソース320、720、820、920の割り当てはさらに、偶数個のUL無線リソース単位の前半にある1つのUL無線リソース単位321、7211、7221、7231、8211、8221、8231、9211、9221、9231を第1のワイヤレスデバイス121に割り当て、偶数個のUL無線リソース単位の後半にある1つのUL無線リソース単位322、7212、7223、7233、8213、8223、8233、9213、9223、9233を第2のワイヤレスデバイス122に割り当てることを含むことができる。
一部の特定の実施形態では、偶数個のDL無線リソース単位は、2、4、または8の1つである。
図3の代表例に示す、この第1のグループの実施形態の最も単純な事例では、D2Dペア121、122に2つのDL無線リソース単位311および312が割り当てられうる。この場合、割り当て比が1:1であるので、UL無線リソース単位の数も2つ、すなわち321および322とすることができる。したがって、ネットワークノード110は、単位321などのUL無線リソース単位をD2Dペアのデバイスの一方、例えば第1のワイヤレスデバイス121に割り当て、他方のUL無線リソース単位322をD2Dペアの他方のデバイス、この例では第2のワイヤレスデバイス122に割り当てることができる。図3〜図9では、UE1が第1のワイヤレスデバイス121を指し、UE2が第2のワイヤレスデバイス122を指す。
このオフセットした割り当てにより、D2Dペアの異なるメンバ121、122からの送信が互いと干渉しないことを保証することができる。図3に示す例では、DLリソースが2CCEであり、D2Dペアのデバイス121、122各々がULで異なるリソースブロックで送信することができ、したがって互いとの干渉を回避することができる。図3の例と同様の例を、ULリソース単位7211および7212、すなわちデルタシフト1の場合について図7にも示す。
D2Dペア121、122に割り当てられたDL無線リソース単位の数が偶数であるが4や8など2より大きく、割り当て比が1:1、すなわちデルタシフト1である(UL無線リソース単位の数も偶数であることを意味する)場合に、同様のプロセスが発生することができる。これを、D2Dペア121、122に4つのDL無線リソース単位811〜814が割り当てられる実施形態を示す図8、および、D2Dペア121、122に8つのDL無線リソース単位911〜918が割り当てられる実施形態を示す図9に示す。両方の場合とも、またペアに割り当てられる無線リソース単位の数が偶数であり得る他の場合にも、ネットワークノード110は、偶数個のUL無線リソース単位の前半にある1つのUL無線リソース単位をD2Dペアのデバイスの一方、例えば第1のワイヤレスデバイス121に割り当て、偶数個のUL無線リソース単位の後半にある別のUL無線リソース単位をD2Dペアの他方のデバイス、この例では第2のワイヤレスデバイス122に割り当てることができる。図8の実施形態では、UL無線リソース単位8211が第1のワイヤレスデバイス121すなわちUE1に割り当てられ、UL無線リソース単位8213が第2のワイヤレスデバイス122すなわちUE2に割り当てられる。図9の実施形態では、UL無線リソース単位9211が第1のワイヤレスデバイス121すなわちUE1に割り当てられ、UL無線リソース単位9213が第2のワイヤレスデバイス122すなわちUE2に割り当てられる。
D2Dペアに割り当てられるDL無線リソース単位の数が2、4、または8などの偶数であり、かつ割り当て比が1:2、すなわちデルタシフト2であるか、または1:3、すなわちデルタシフト3(これらはD2Dペアに割り当てられるUL無線リソース単位の数も偶数にできることを意味する)である実施形態で、同様のプロセスを行うことができる。これを、2つのDL無線リソース単位711、712を割り当てる場合について図7に示す。1:2の割り当て比、すなわちデルタシフト2の場合、UL無線リソース単位7221を第1のワイヤレスデバイス121すなわちUE1に割り当てることができ、UL無線リソース単位7223を第2のワイヤレスデバイス122すなわちUE2に割り当てることができる。同様に、割り当て比が1:3、すなわちデルタシフト3である場合は、UL無線リソース単位7231を第1のワイヤレスデバイス121すなわちUE1に割り当て、UL無線リソース単位7233を第2のワイヤレスデバイス122すなわちUE2に割り当てることができる。これを、4つのDL無線リソース単位811〜814を割り当てる場合について図8にも示す。1:2の割り当て比、すなわちデルタシフト2の場合は、UL無線リソース単位8221を第1のワイヤレスデバイス121すなわちUE1に割り当て、UL無線リソース単位8223を第2のワイヤレスデバイス122すなわちUE2に割り当てることができる。同様に、割り当て比を1:3、すなわちデルタシフト3とすることができる場合は、UL無線リソース単位8231を第1のワイヤレスデバイス121すなわちUE1に割り当て、UL無線リソース単位8233を第2のワイヤレスデバイス122すなわちUE2に割り当てることができる。これを、8つのDL無線リソース単位911〜918を割り当てる場合について図9にも示す。1:2の割り当て比、すなわちデルタシフト2の場合は、UL無線リソース単位9221を第1のワイヤレスデバイス121すなわちUE1に割り当て、UL無線リソース単位9223を第2のワイヤレスデバイス122すなわちUE2に割り当てることができる。同様に、割り当て比が1:3、すなわちデルタシフト3の場合は、UL無線リソース単位9231を第1のワイヤレスデバイス121、すなわちUE1に割り当て、UL無線リソース単位9233を第2のワイヤレスデバイス122すなわちUE2に割り当てることができる。
ULリソース単位の数が2よりも多い図7〜図9に示す例では、第1のDLチャネルリソースに基づくオフセットを適用することによる第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122へのUL無線リソース720、820、920の割り当ては、第1のワイヤレスデバイス121と第2のワイヤレスデバイス122に割り当てられるUL無線リソースとが、偶数個のUL無線リソース単位7222、7224、7232、7234、8212、8214、8222、8224、8232、8234、9212、9214、9222、9224、9232、9234の前半にあるすべての割り当てられないUL無線リソース単位で隔てられるように行うことができる。すなわち、図7〜図9の図式表現において、第1のワイヤレスデバイス121には、DL無線リソースに割り当てられたUL無線リソースの前半にある最初のUL無線リソース単位が割り当てられ、第2のワイヤレスデバイス122には、DL無線リソースに割り当てられたUL無線リソースの後半にある最初のUL無線リソース単位が割り当てられる。そのような実施形態では、これを行うことにより、第1のワイヤレスデバイス121と第2のワイヤレスデバイス122のULの送信間で生じ得る干渉を最小に抑えることができる。ただし、他の実施形態では、D2Dペアのデバイス121、122各々に割り当てられたUL無線リソース単位が互いから隔てられる限り、D2Dペア121、122に割り当てられたすべてのUL無線リソース単位のうち任意のUL無線リソース単位を第1のワイヤレスデバイス121に割り当て、D2Dペア121、122に割り当てられたすべてのUL無線リソース単位のうち他の任意のUL無線リソース単位を第2のワイヤレスデバイス122に割り当ててもよい。第1のDLチャネルリソースに基づくオフセットを適用することによる第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122へのUL無線リソース720、820、920の割り当ては、異なるULリソースマッピング方式を決定することによって実施することができ、このマッピング方式は、仕様で事前に決定されるか、ネットワークシグナリングで動的に制御される。
第2のグループの実施形態では、DL無線リソース単位411、412各々に、UL無線リソース単位421、422の1つが割り当てられるように設定することができ、すなわち1:1の比となる。この第2のグループの実施形態では、D2Dデバイス121、122へのDL無線リソース410の割り当ては、共通のDL制御シグナリングメッセージに関連付けられた1つのDL無線リソース単位411をD2Dペア121、122に割り当てることを含むことができる。この1つのDL無線リソース単位411に、デフォルトで、共通のDL制御シグナリングメッセージに関連付けられた1つのUL無線リソース単位421が割り当てられるように設定することができる。そのような実施形態では、時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数を、第2のDLチャネルリソースに基づくオフセットとすることができる。その第2のDLチャネルリソースに基づくオフセットに従うと、第2のDLチャネルリソースに基づくオフセットを適用することによるUL無線リソース420の割り当てはさらに、1つの追加的なUL無線リソース単位422をD2Dペア112、122に割り当てることを含むことができ、1つの追加的なUL無線リソース単位422は、1つの追加的なDL無線リソース単位412に割り当てられるように設定される。
図4の代表例に示すこの第2のグループの実施形態の最も単純な事例では、D2DペアにDL無線リソース単位411が割り当てられていてよい。この場合、割り当て比を1:1とすることができるので、UL無線リソース単位の数も1つ、すなわち421とすることができる。そのような実施形態では、ネットワークノード110は、UL無線リソース単位421を第1のワイヤレスデバイス121に割り当て、追加のUL無線リソース単位422を第2のワイヤレスデバイス122に割り当てることができる。この場合、追加的なDL無線リソース単位412、そして追加のUL無線リソース単位422がワイヤレスデバイス123などの第3のワイヤレスデバイスに割り当てられないように、ネットワークノード110は、422のUL無線リソース単位が割り当てられるDL無線リソース単位にさらに対策を取る必要がある可能性がある。これについては工程205に関して下記で説明する。
この第2のDLチャネルリソースに基づくオフセットした割り当てにより、D2Dペアの異なるデバイス121、122からの送信が互いと干渉しないことを保証することができる。DL無線リソースが1CCEである図4に示す例では、D2Dペアの各デバイス121、122がULで異なるリソースブロックで送信することができ、したがって互いへの干渉を生じさせることを回避することができる。図6には示さないが、ULリソース単位6211、すなわちデルタシフト1の場合について、図4と同様の例が示唆される。図4に示す場合と同様にして、ULリソース単位6211を第1のワイヤレスデバイス121に割り当て、追加的なULリソース単位(図示せず)を第2のワイヤレスデバイス122に割り当てることができる。
一部の特定の実施形態では、第1および第2のDLチャネルリソースに基づくオフセットの少なくとも1つは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の制御チャネルエレメント(CCE)に基づくオフセットとすることができ、すなわち、適切なCCEの設定に基づくオフセットとして、第1のワイヤレスデバイス121と第2のワイヤレスデバイス122からのUL送信間の干渉を回避する。上記のように、これは第1のDLチャネルリソースに基づくオフセットでは偶数個のCCEを割り当てることによって行われ、第2のDLチャネルリソースに基づくオフセットでは追加的なCCEを使用することによって行われる。
すぐ上記で説明した実施形態では、PDSCHの浪費などのDL無線リソースの浪費が回避される。ただし、1:1の比の場合の図4および図6を参照した後者の実施形態では、PDCCHなど他のDL無線リソースの浪費が多少生じる可能性がある。DL無線リソースの浪費をさらに回避するために、他の実施形態では、下記の実施形態について以下で説明するように、デルタPUCCHシフトなどの符号分割多重オフセットを用いることにより、PUCCHリソースの衝突などのULシグナリングの衝突を回避することができる。
3GPP仕様のRelease10では、PUCCHの送信にULのマルチアンテナの使用が導入され、それにより、1台のワイヤレスデバイス121、122、123の2つのアンテナが異なるPUCCHリソースを使用することが可能になっている。すなわち、PUCCHの送信に空間直交リソース送信ダイバーシティ(SORTD)方式が使用され、PUCCHリソースNをアンテナポート0に使用し、リソースN+1をアンテナポート1に使用することができる。デルタPUCCHシフトが1より大きい値に設定されると、隣接するPUCCH間の間隔をULマルチアンテナの事例に使用することができる。すなわち、図5でUE3について示すように、例えば、第3のデバイス123などのデバイスUE3、または第1のワイヤレスデバイス121もしくは第2のワイヤレスデバイス122以外のD2Dワイヤレスデバイスの2つのアンテナが、それぞれPUCCH UL無線リソース単位523および524を使用することができる。これを行うことによりダイバーシティの利得を得ることができる(この図ではデルタPUCCHシフト=2)。同様に、同じく図5に示すように、デルタシフトを2つのD2Dデバイスで使用してULの送信を区別することができ、その場合、2つのD2Dデバイスが実際に従来のシナリオでの2つのアンテナとして扱われる。2つのD2Dデバイス121、122は現在のULマルチアンテナ方式に準拠することができ、すなわち、各デバイス121、122が1つの「アンテナ」として動作し、そのため、PUCCH間隔が他方のデバイスに利用される。各D2Dデバイス121、122が使用できるアンテナの数には制限はないかもしれないが、1つのみのUL無線リソースを使用することができる。
前述によると、第3のグループの実施形態では、DL無線リソース単位511、512、611の各々に、デフォルトで2つのUL無線リソース単位521、522、523、524、6221、6222を割り当てるように設定することができ、DL無線リソース510、610を割り当てることは、共通のDL制御シグナリングメッセージに関連付けられた1つのDL無線リソース単位511、611をD2Dペア121、122に割り当てることを含むことができる。そのような実施形態では、時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数を第1のULチャネルシフトに基づくオフセットとすることができる。この第1のULチャネルシフトに基づくオフセットに従うと、第1のULチャネルシフトに基づくオフセットを適用することによってUL無線リソース520、620を割り当てることはさらに、第1のUL無線リソース単位521、6221を第1のワイヤレスデバイス121に割り当て、第2のUL無線リソース単位522、6222を第2のワイヤレスデバイス122に割り当てることを含むことができる。
図5の代表例に示す、この第3のグループの実施形態の最も単純な事例では、D2Dペアに1つのDL無線リソース単位511が割り当てられていてもよい。この場合、割り当て比は1:2であるので、UL無線リソース単位の数は2つ、すなわち521および522とすることができる。したがって、ネットワークノード110は、単位521などのUL無線リソース単位をペアのデバイスの一方、例えば第1のワイヤレスデバイス121に割り当て、他方のUL無線リソース単位522をペアの他方のデバイス、この例では第2のワイヤレスデバイス122に割り当てることができる。このオフセットした割り当てにより、D2Dペアの異なるメンバ121、122からの送信が互いと衝突しないことを保証することができる。図5に示す例では、DL無線リソースが1CCEであり、D2Dペアのデバイス121、122各々がULで異なるリソースブロックで送信することができ、したがって衝突を回避することができる。図5の例と同様の例を、ULリソース単位6211および6212、すなわちデルタシフト2の場合について図6にも示す。
第4のグループの実施形態では、DL無線リソース単位611の各々に、デフォルトで3つのUL無線リソース単位6231〜6233が割り当てられるように設定することができる。DL無線リソース610の割り当ては、共通のDL制御シグナリングメッセージに関連付けられた1つのDL無線リソース単位611をD2Dペア121、122に割り当てることを含むことができる。そのような実施形態では、時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数を、第2のULチャネルシフトに基づくオフセットとすることができる。その第2のULチャネルシフトに基づくオフセットに従うと、第2のULチャネルシフトに基づくオフセットを適用することによってUL無線リソース620を割り当てることはさらに、第1のUL無線リソース単位6231を第1のワイヤレスデバイス121に割り当て、第2のUL無線リソース単位6232を第2のワイヤレスデバイス122に割り当てることを含むことができる。
図6の代表例に示す、この第4のグループの実施形態の最も単純な事例では、D2Dペアに1つのDL無線リソース単位611が割り当てられていてもよい。この場合、割り当て比を1:3とすることができるので、UL無線リソース単位の数は、3つ、すなわち6231〜6233とすることもできる。したがって、ネットワークノード110は、図6でデルタシフト3について示すように、単位6231などのUL無線リソース単位をペアのデバイスの一方、例えば第1のワイヤレスデバイス121に割り当て、他の2つのUL無線リソース単位の一方、例えばUL無線リソース単位6232をペアのデバイスの他方、この例では、第2のワイヤレスデバイス122に割り当てることができる。このオフセットした割り当てにより、D2Dペアの異なるメンバ121、122からの送信が互いと衝突しないことを保証することができる。図6に示す例では、DL無線リソースが1CCEであり、ペアの各デバイスがULで異なるリソースブロックで送信することができ、したがって衝突を回避することができる。
一部の特定の実施形態では、第1および第2のULチャネルシフトに基づくオフセットの少なくとも1つをデルタ物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)のシフトに基づくオフセット、すなわち、適切なデルタPUCCHシフトの設定に基づくオフセットとして、第1のワイヤレスデバイス121と第2のワイヤレスデバイス122からのUL送信間の干渉を回避する。
上記の種々のグループの実施形態すべてにおいて、D2Dペアの2つのデバイスのどちらを第1のワイヤレスデバイス121に指定し、どちらを第2のワイヤレスデバイス122に指定するかという命題が生じる。すなわち、UL無線リソース320、420、520、620、720、820、920が2つの別個のリソースxおよびyからなる場合には、D2Dペアの2つのメンバ121、122の一方へのリソースxとリソースyの割り当てをどのように行えばよいかに関して命題が生じる。
本発明の実施形態によると、UL無線リソース(320、420、520、620、720、820、920)を割り当てることは、暗黙的な方式または個別のシグナリングなどの明示的な方式に従ってリソースxおよびリソースyを割り当てることを含むことができ、暗黙的な方式は、UL無線リソースの割り当てが行われる時に、第2のワイヤレスデバイス122から第1のワイヤレスデバイス121を区別する特徴に基づくことができる。
暗黙的な方式とは、D2Dペアの2つのメンバ121、122を区別する、事前に決定された規則を言う。例えば、D2Dピアを発見したりD2Dリンクを周期的に調べたり(probe)するために、1つのビーコン送信機デバイスと1つのビーコン受信機デバイスがありうる。ピア発見段階における異なる役割に従って、UL無線リソースの分割を自動的に確立することができ、それにより、例えばビーコン送信機を第1のワイヤレスデバイス121に指定し、それに応じてUL無線リソースを割り当て、ビーコン受信機を第2のワイヤレスデバイス122に指定し、それに応じてUL無線リソースを割り当てることができる。これは実施形態によっては逆に行うこともできる。他の実施形態では、D2Dペアのメンバ121、122の他の特徴を使用して、それらの一方を第1のワイヤレスデバイス121に指定し、他方を第2のワイヤレスデバイス122に指定することができる。そのような特徴は限定的なものではない。当業者には他の適切な特徴が明らかであるだろう。
明示的な方式とは、例えば、セルラー無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)などのD2Dデバイス121、122の2つの個別の識別子を使用することにより、ネットワークノード110がD2Dペアのどちらかのメンバへの個別のシグナリングを使用してUL無線リソースの割り当てを制御できる実施形態を言う。他の実施形態では、これは、D2Dペアの2つのメンバを区別する他の特徴に従って行うことができる。上記の特徴の例は限定的なものではない。当業者には他の特徴が明らかであるだろう。
本明細書に記載される実施形態では、ネットワークノード110は、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングを介してD2Dペアのワイヤレスデバイス121、122と通信して、一方を第1のワイヤレスデバイス121に指定し、他方を第2のワイヤレスデバイス122に指定することができる。
工程204
上記で図6〜図9で説明した実施形態のうち、UL無線リソース6231〜6233、7221〜7234、8211〜8234、9211〜9234の数が2よりも多い実施形態では、D2Dペアのワイヤレスデバイス121、122間のUL無線リソースの割り当て方法の結果、割り当てられないままとなるUL無線リソース単位が生じる可能性がある。これは、UL無線リソース単位7222、7224、7232、7234、8212、8214、8222、8224、8232、8234、9212、9214、9222、9224、9232、9234に該当する。そのような場合の一部では、ネットワークノード110はさらなる対策を取って、そのような割り当てられない無線リソース単位の割り当てを防止し、第1のワイヤレスデバイス121または第2のワイヤレスデバイス122からの送信の干渉を回避または低減することができる。
UL無線リソース7221〜7234、8211〜8234、9211〜9234の数が2よりも多く、いくつかのUL無線リソース単位、7222、7224、7232、7234、8212、8214、8222、8224、8232、8234、9212、9214、9222、9224、9232、9234が第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122のどちらにも割り当てられない場合には、この方法はさらに、割り当てられない各UL無線リソース単位、7222、7224、7232、7234、8212、8214、8222、8224、8232、8234、9212、9214、9222、9224、9232、9234の割り当てを禁止することを含むことができる。すなわち、実施形態によっては、ネットワークノード110は、第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122のどちらにも割り当てられないUL無線リソース単位、すなわちUL無線リソース単位7222、7224、7232、7234、8212、8214、8222、8224、8232、8234、9212、9214、9222、9224、9232、9234を予備の状態にしておくことにより、それらのUL無線リソース単位がどちらのデバイスにも割り当てられないようにして干渉を低減することができる。
実施形態によっては、ネットワークノード110は、偶数個のUL無線リソース単位7222、7224、7232、7234、8212、8214、8222、8224、8232、8234、9212、9214、9222、9224、9232、9234の前半および後半各々にあるすべての割り当てられない無線リソース単位の割り当てを禁止することもできる。他の実施形態では、ネットワークノード110は、第3のUL無線リソース単位6233の割り当てを禁止することができる。そのような禁止されたUL無線リソース単位を図6〜図9では「予備」と示す。
実施形態によっては、この工程205は行われない場合もある。
工程205
ネットワークノード110が追加的なUL無線リソース単位422をD2Dペア121、122に割り当てることができる上記の実施形態では、追加的なUL無線リソース単位422が1つの追加的なDL無線リソース単位412に割り当てられるように設定することができるが、ネットワークノード110は、追加的なDL無線リソース単位412の割り当てを禁止してもよい。これを行うことにより、第3のワイヤレスデバイス123などの別のワイヤレスデバイスに追加的なDL無線リソース単位412が割り当てられて、追加的な無線リソース単位422が割り当てられた第2のワイヤレスデバイス122の送信との衝突を生じさせることを防ぐことができる。任意のワイヤレスデバイスに割り当てるために選択できるDL無線リソース単位は複数個ある可能性がある。どのDL無線リソース単位を割り当て、どのDL無線リソース単位を割り当てないかの決定は完全にネットワークノード110に委ねられるので、ネットワークノード110は、ワイヤレスデバイス123などの第3のワイヤレスデバイスまたは別のD2Dデバイスへの割り当てが禁止されているDLリソース単位を除いて、利用可能なDLリソース単位のセットにあるDLリソース単位を使用することができる。すなわち、ネットワークノード110は、追加的なDL無線リソース単位412が第3のワイヤレスデバイス123などの別のワイヤレスデバイス、または別のD2Dデバイスに割り当てられないことを保証することができ、すなわち、ネットワークノード110はその追加的なDL無線リソース単位412を未使用状態にしておくことができる。
工程206
UL無線リソース320、420、520、620、720、820、920がPUCCHのためのリソースからなる特定の実施形態では、PUCCHはD2Dデバイス121、122の一方に送信されたシグナリングに応答するNACKを含む場合には、ネットワークノード100は、NACKを送信してきたデバイスにそのシグナリングを再送信する必要がありうる。D2Dペアのデバイス121、122の両方がNACKを送信する実施形態では、ネットワークノード110は、D2D−RNTIなどの共通の識別子を使用することによりシグナリングを再送信することができる。対して、D2Dペアの2つのデバイス121、122の一方のみがNACKを送信する実施形態では、ネットワークノード110は、D2DペアのうちNACKを送信してきたデバイスに対応する個別の識別子を使用し、そのため、D2DペアのうちNACKを送信してきたデバイスだけに再送信が送られる。したがって、この工程206では、ネットワークノード110は、第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122のうちNACKを送信してきたデバイスに個別のセルラー識別子を割り振ることができる。
一部の特定の実施形態では、この個別の識別子にはC−RNTIを使用することができる。
他の一部の実施形態では、この個別の識別子には、D2Dペアのメンバ121、122それぞれの識別を可能にする非セルラー識別子を使用することができる。
工程207
HARQは、自動再送要求(ARQ)と前方誤り訂正(FEC)を同時に組み合わせるものである。それにより、チャネル品質に応じて、誤り訂正のオーバーヘッドを動的に調整することができるようになる。HARQを使用することができる場合に、誤りがFECで訂正された場合は、再送信は要求されなくてよい。誤りが検出されたものの訂正されない場合は、再送信が要求されうる。
したがって、この工程207で、ネットワークノード110がD2Dペアのデバイス121、122の少なくとも一方からNACKを受信した場合、ネットワークノード110は、割り振られた個別のセルラー識別子に基づいて、第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122のうちNACKを送信してきた方にシグナリングを再送信することができる。ネットワークノード110は、例えばセルラーRNTI(C−RNTI)などの個別のワイヤレスデバイス識別子でスクランブルがかけられたPDCCHシグナリングを、第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122の一方に再送信することができる。その場合、D2Dペア121、122のうち一方のワイヤレスデバイスだけがACK/NACKをフィードバックすればよいため、PUCCHリソースの干渉は生じないであろう。
図10に例示するような一部の特定の実施形態では、ACK/NACKのフィードバックの場合などに、D2Dの制御シグナリングを管理する他の方法を使用して、D2Dデバイス121、122のペアの各個々のデバイスからのUL送信による干渉の課題を回避することができる。そのような実施形態では、D2Dペアのデバイス121、122それぞれに、2つの異なるDCIなどの2つの独立したDL制御シグナリングメッセージを使用することができる。これは、例えば、図10に示すように、2つのデバイス121、123の2つのC−RNTIを使用することによって行うことができる。図10に示すように、この実施形態によると、DL無線リソース1010のうち、DL無線リソース単位1011は、ここではC−RNTI1のDCIとして示される第1のワイヤレスデバイス121のDL制御シグナリングメッセージに割り当てることができる。DL無線リソース単位1012は、ここではC−RNTI2のDCIとして示される第2のワイヤレスデバイス122のDL制御シグナリングメッセージに割り当てることができる。UL無線リソース1020のうち、UL無線リソース単位1021は、第1のワイヤレスデバイス121、すなわちUE1に割り当てることができる。UL無線リソース単位1022は第2のワイヤレスデバイス122、すなわちUE2に割り当てることができる。ただし、そのような実施形態では、DL無線リソースは重複する可能性があるため、前の実施形態のようにはDL無線リソースが節減されない可能性がある。
図2〜図10に関連して説明した、第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122を含むD2Dデバイス121、122のペアにUL無線リソース420、620を割り当てる方法の工程をネットワークノード110で行うために、ネットワークノード110は、図11に示す以下の機構を備える。上述したように、ネットワークノード110およびD2Dペア121、122はワイヤレス通信ネットワーク100内に含まれる。
ネットワークノード110は、D2Dデバイス121、122のペアに対して共通のDL制御シグナリングメッセージを割り振るように設定された割り振り回路1101と、割り当て回路1102とを備える。割り当て回路1102は、第1のワイヤレスデバイス121に割り当てられるUL無線リソース321、421、521、6221、6231、7211、7221、7231、8211、8221、8231、9211、9221、9231が、第2のワイヤレスデバイス122に割り当てられるUL無線リソース322、422、522、6222、6232、7212、7223、7233、8213、8223、8233、9213、9223、9233から隔てられるように、第1のワイヤレスデバイス121に割り当てられたUL無線リソースと、第2のワイヤレスデバイス122に割り当てられたUL無線リソースとの間に、時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数を適用することにより、第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122にUL無線リソース320、420、520、620、720、820、920を割り当てるように設定されている。UL無線リソース320、420、520、620、720、820、920の割り当ては共通のDL制御シグナリングメッセージに基づく。
実施形態によっては、割り振り回路(1101)はさらに、D2Dデバイスのペア(121、122)に対して共通のDL識別子を割り振るように設定することができる。
実施形態によっては、ワイヤレス通信ネットワーク100は、DL無線リソース310、410、510、610、710、810、910を備えてよい。DL無線リソース310、410、510、610、710、810、910は、いくつかのDL無線リソース単位311、312、411、412、511、512、611、711、712、811〜814、911〜918を含んでよい。UL無線リソース320、420、520、620、720、820、920は、いくつかのUL無線リソース単位321、322、421、422、521〜524、6211、6221、6222、6231〜6233、7211、7212、7221〜7224、7231〜7234、358211〜8214、8221〜8224、8231〜8234、9211〜9214、9221〜9224、9231〜9234を含んでよい。ネットワークノード110はさらに、共通のDL制御シグナリングメッセージについて、DL無線リソース310、410、510、610、710、810、910をD2Dデバイス121、122に割り当てるように設定された割り当て回路1102を備えてよく、UL無線リソース320、420、520、620、720、820、920の割り当ては、DL無線リソース310、410、510、610、5710、810、910の割り当てに基づくことができる。
実施形態によっては、時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数を第1のDLチャネルリソースに基づくオフセットとすることができ、DL無線リソース310、710、810、910をD2Dデバイス121、122に割り当てることは、共通のDL制御シグナリングメッセージに関連付けられた偶数個のDL無線リソース単位311、312、711、712、811〜814、911〜918を割り当てることを含むことができ、偶数個のDL無線リソース単位311、312、711、712、811〜814、911〜918には、共通のDL制御シグナリングメッセージに関連付けられた偶数個のUL無線リソース単位321、322、7211、7212、7221〜7224、7231〜7234、8211〜8214、8221〜8224、8231〜8234、9211〜9214、9221〜9224、9231〜9234が割り当てられるように設定することができ、第1のDLチャネルリソースに基づくオフセットを適用することによってUL無線リソース320、720、820、920を割り当てることはさらに、偶数個のUL無線リソース単位の前半にある1つのUL無線リソース単位321、7211、7221、7231、8211、8221、8231、9211、9221、9231を第1のワイヤレスデバイス121に割り当て、偶数個のUL無線リソース単位の後半にある1つのUL無線リソース単位322、7212、7223、7233、8213、8223、8233、9213、9223、9233を第2のワイヤレスデバイス122に割り当てることを含んでよい。ネットワークノード110はさらに禁止回路1103を含んでよく、禁止回路1103は、UL無線リソース7221〜7234、8211〜8234、9211〜9234の数が2より多く、いくつかのUL無線リソース単位7222、7224、7232、7234、8212、8214、8222、8224、8232、8234、9212、9214、9222、9224、9232、9234が第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122のどちらにも割り当てられない場合に、偶数個のUL無線リソース単位の前半および後半各々にある各割り当てられないUL無線リソース単位7222、7224、7232、7234、8212、8214、8222、8224、8232、8234、9212、9214、9222、9224、9232、9234の割り当てを禁止するように設定されている。
実施形態によっては、第1のDLチャネルリソースに基づくオフセットを適用することによってUL無線リソース720、820、920を割り当てることはさらに、第1のワイヤレスデバイス121と第2のワイヤレスデバイス122とが、偶数個のUL無線リソース単位7222、7224、7232、7234、8212、8214、8222、8224、8232、8234、9212、9214、9222、9224、9232、9234の前半にあるすべての割り当てられないUL無線リソース単位によって隔てられるように、第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122を割り当てることを含んでよい。
実施形態によっては、偶数個のDL無線リソース単位の数は、2、4、または8の1つとすることができる。
他の一部の実施形態では、割り当て回路1102はさらに、UL無線リソース単位421、422の一方をDL無線リソース単位411、412各々に割り当てるように設定することができ、時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数を第2のDLチャネルリソースに基づくオフセットとすることができ、D2Dデバイス121、122にDL無線リソース410を割り当てることは、共通のDL制御シグナリングメッセージに関連付けられた1つのDL無線リソース単位411を割り当てることを含むことができ、その1つのDL無線リソース単位411には、共通のDL制御シグナリングメッセージに関連付けられた1つのUL無線リソース単位421が割り当てられるように設定することができ、第2のDLチャネルリソースに基づくオフセットを適用することによってUL無線リソース420を割り当てることはさらに、1つの追加的なUL無線リソース単位422をD2Dペア121、122に割り当てることを含むことができ、1つの追加的なUL無線リソース単位422は1つの追加的なDL無線リソース単位412に割り当てられるように設定することができ、UL無線リソース420を割り当てる203ことはさらに、1つのUL無線リソース単位421を第1のワイヤレスデバイス121に割り当て、1つの追加的なUL無線リソース単位422を第2のワイヤレスデバイス122に割り当てることを含むことができ、ネットワークノード110はさらに、追加的なDL無線リソース単位412の割り当てを禁止するように設定された禁止回路1103を備えることができる。
実施形態によっては、第1および第2のDLチャネルリソースに基づくオフセットの少なくとも一方を物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の制御チャネルエレメント(CCE)に基づくオフセットとすることができる。
実施形態によっては、割り当て回路1102はさらに、DL無線リソース単位511、512、611の各々に2つのUL無線リソース単位521、522、523、524、6221、6222を割り当てるように設定することができ、時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数を第1のULチャネルシフトに基づくオフセットとすることができ、DL無線リソース510、610を割り当てることは、共通のDL制御シグナリングメッセージに関連付けられた1つのDL無線リソース単位511、611をD2Dペア121、122に割り当てることを含むことができ、第1のULチャネルシフトに基づくオフセットを適用することによってUL無線リソース520、620を割り当てることはさらに、第1のUL無線リソース単位521、6221を第1のワイヤレスデバイス121に割り当て、第2のUL無線リソース単位522、6222を第2のワイヤレスデバイス122に割り当てることを含むことができる。
実施形態によっては、割り当て回路1102はさらに、DL無線リソース単位611の各々に3つのUL無線リソース単位6231〜6233を割り当てるように設定することができ、時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数を第2のULチャネルシフトに基づくオフセットとすることができ、DL無線リソース610を割り当てることは、共通のDL制御シグナリングメッセージに関連付けられた1つのDL無線リソース単位611をD2Dペア121、122に割り当てることを含むことができ、第2のULチャネルシフトに基づくオフセットを適用することによってUL無線リソース620を割り当てることはさらに、第1のUL無線リソース単位6231を第1のワイヤレスデバイス121に割り当て、第2のUL無線リソース単位6232を第2のワイヤレスデバイス122に割り当てることを含むことができ、禁止回路1103はさらに、第3のUL無線リソース単位6233の割り当てを禁止するように設定することができる。
実施形態によっては、第1および第2のULチャネルシフトに基づくオフセットの少なくとも一方をデルタ物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)シフトに基づくオフセットとすることができる。
実施形態によっては、UL無線リソース320、420、520、620、720、820、920は2つの別個のリソースxおよびyを含むことができ、UL無線リソース(320、420、520、620、720、820、920)を割り当てることは、暗黙的な方式または個別のシグナリングに従ってリソースxおよびリソースyを割り当てることを含むことができ、暗黙的な方式は、UL無線リソースの割り当てが行われる時に、第2のワイヤレスデバイス122から第1のワイヤレスデバイス121を区別する特徴に基づくことができる。
実施形態によっては、UL無線リソース320、420、520、620、720、820、920は、肯定応答/否定応答(ACK/NACK)のフィードバックを含むことができる。
実施形態によっては、UL無線リソース320、420、520、620、720、820、920は、PUCCHのリソースを含むことができ、PUCCHは、D2Dデバイス121、122の一方に送信されたシグナリングに応答したNACKを含むことができ、ネットワークノード110はさらに、第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122のうちNACKを送信してきたワイヤレスデバイスに個別のセルラー識別子を割り振るように設定された割り振り回路1101と、第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122のうちNACKを送信してきたワイヤレスデバイスにシグナリングを再送信するように設定された再送信回路1104とを備えることができる。
実施形態によっては、DL無線リソース単位は制御チャネルエレメントであり、UL無線リソース単位はリソースブロックとすることができる。
さらに他の一部の実施形態では、ネットワークノード110は、例えば第1のワイヤレスデバイス121、第2のワイヤレスデバイス122、および第3のワイヤレスデバイス123からシグナリングを受信するように設定された受信回路1105を備えることができる。そのようなシグナリングの一例はACK/NACKの応答である。
実施形態によっては、割り振り回路1101、割り当て回路1102、禁止回路1103、再送信回路1104、および受信回路1105の少なくとも1つがスケジューラ内に含まれうる。このスケジューラは、第3のワイヤレスデバイス123などのデバイスのセルラー通信、ならびに第1のワイヤレスデバイス121および第2のワイヤレスデバイス122などのデバイスのD2D通信を管理することができる。スケジューラは、デバイスが直接のD2D通信で通信する可能性があるかどうか、どのデバイスにその可能性があるか、およびいつその可能性があるかを判定する。スケジューラは、2つのデバイス間のデバイス同士の近接度の判定、および/またはD2Dリンクの推定に使用されるディスカバリ信号を使えるように設定することができる。スケジューラは、D2Dディスカバリ信号および/またはD2Dデータチャネルおよび/またはD2D制御チャネルのためのリソースを割り振ることもできる。スケジューラは、少なくとも2つのデバイスの間で情報を中継し、D2Dリンクの少なくとも2つのデバイスについての接続パラメータを設定することができ、接続パラメータには、例えば実際の電力、最小電力などの電力設定、最大電力、符号化および変調方式、例えばトランスポートブロックサイズなどのセグメント分割の設定、暗号化/完全性保護のためのパラメータおよび/またはセキュリティ鍵、ならびに、どの無線アクセス技術のスペクトル/キャリアをD2Dリンクに使用するかについてのプロトコルパラメータ等がある。通例、スケジューラはネットワークノード110と同じ場所に配置される。スケジューラと同じ場所に配置されるネットワークノードは、実施形態によっては、基地局、固定された中継ノード(図には示さず)、モバイル中継ノード(図には示さず)、第1のワイヤレスデバイス121、第2のワイヤレスデバイス122、第3のワイヤレスデバイス123、または、第1のワイヤレスデバイス121、第2のワイヤレスデバイス122、および第3のワイヤレスデバイス123以外のワイヤレスデバイスである。スケジューラは、それぞれのスケジューラリンクを介して、第1のワイヤレスデバイス121、第2のワイヤレスデバイス122、および第3のワイヤレスデバイス123などのデバイスと通信することができる。スケジューラは、他のD2Dスケジューラリンクを介して他のデバイスと通信する場合もある。
D2D通信を処理するための本発明の実施形態は、本発明の実施形態の機能および工程を行うためのコンピュータプログラムコードと共に、図11に示すネットワークノード110の処理回路1106などの1つまたは複数のプロセッサを通じて実施することができる。上記のプログラムコードは、例えば、ネットワークノード110にロードされた時に本発明の実施形態を行うコンピュータプログラムコードを担持したデータ搬送体の形態のコンピュータプログラム製品として提供することもできる。そのような搬送体の1つは、CD ROMディスクの形態とすることができる。ただし、メモリスティックなどの他のデータ搬送体でも実現可能である可能性がある。コンピュータプログラムコードはさらに、サーバ上に純粋なプログラムコードとして提供されて、ネットワークノード110にダウンロードされてもよい。
ネットワークノード110はさらに、1つまたは複数のメモリ装置を含むメモリ回路1107を備えることができる。メモリ回路1107は、D2Dペア121、122からのシグナリングに関連して処理回路1106で受信される情報や、ネットワークノード110で実行されると本発明の方法を行うアプリケーションなどのデータを記憶するために使用されるようになすことができる。メモリ回路1107は処理回路1106と通信可能状態にあることができる。処理回路1106で処理される他の情報もメモリ回路1107に記憶することができる。
実施形態によっては、D2Dペア121、122、または第3のワイヤレスデバイス123からのシグナリングが受信ポート1108を通じて受信される。受信ポート1108は、処理回路1106と通信可能状態にあることができる。受信ポート1108は、他の情報を受信するように設定することもできる。
処理回路1106はさらに、送信ポート1109を通じてD2Dペア121、122、または第3のワイヤレスデバイス123にシグナリングを送信するように設定することができ、送信ポート1109は処理回路1106、およびメモリ回路1107と通信可能状態にあることができる。
当業者は、上記の割り振り回路1101、割り当て回路1102、禁止回路1103、再送信回路1604、および受信回路1605は、アナログおよびデジタル回路、ならびに/または、処理回路1106などの1つまたは複数のプロセッサによって実行されると上記のように行うソフトウェアおよび/またはファームウェア(例えばメモリに記憶される)を備えて構成された1つもしくは複数のプロセッサの組合せを指す場合があることも理解されよう。そのようなプロセッサの1つまたは複数ならびに他のデジタルハードウェアを単一の特定用途集積回路(ASIC)に含める、または数個のプロセッサおよび各種のデジタルハードウェアを、個別にパッケージされるかまたは1つのシステムオンチップ(SoC)に組み立てられた数個の別個の構成要素に分散させることが可能である。
単語「comprise(〜を含む)」または「comprising」を使用する場合は、非制限的、すなわち「少なくとも〜を有する」の意味に解釈されたい。
本発明の実施形態は上記の好ましい実施形態に限定されない。様々な代替形態、改変形態、および均等形態を使用することができる。したがって、上記実施形態は、添付の特許請求の範囲で定義される本発明の範囲を制限するものとは解釈すべきでない。
しかし、現在のLTEプロトコルなどの現在の仕様では、D2D通信のための制御シグナリングおよびHARQシグナリングプロセスの最適化された動作を提供しない。
Lei Lei et al.,`Operator controlled device−to−device communications in LTE−advanced networks",IEEE WIRELESS COMMUNICATIONS,IEEE SERVICE CENTER,PISCATAWAY,NJ,US,vol.19,no.3、2012年6月1日,96〜104頁には、LTEアドバンスドセルラーネットワークでのユーザ装置間の直接通信におけるリソースの割り当て、及びデータ送信手順が開示されている。Bluetooth及びWiFi−direct等の従来のデバイス・トゥ・デバイス通信技術とは異なり、オペレータはユーザにより良い使い心地を提供し、それに応じた利益を得るために通信プロセスを制御する。
US2011/268006には、クラスタに許可されるべきアップリンクリソースを決定することを含む方法が開示されている。この方法はまた、装置において、この決定に基づき、送信機識別子を含むアップリンクリソースの許可を準備することも含むことができる。この方法はさらに、クラスタの複数のクラスタノードにアップリンクリソースの許可を送信することを含むことができる。送信機識別子は、複数のクラスタノードのうちの少なくとも一つのノードを特定する。
US2012/129540には、セルラーネットワークとユーザ装置UEとの間に有効な接続が確立されており、それと同時にUEがセルラーネットワークとは別にローカルネットワーク内で有効な接続を有する場合に、セルラーネットワークとUEとの間で通信されるリソース割り当てメッセージ内に指標を設けることが開示されている。この指標は、リソース割り当てメッセージによって割り当てられる無線リソースがセルラーネットワークに対するものか、ローカルネットワークに対するものかを特定するのに使用される。様々な実施形態において、ローカルネットワークはD2Dネットワークであり、メッセージはD2Dネットワークに関連づけられたC−RNTIに向けたものである。指標の値は、割り当てられた無線リソースをD2Dネットワークに対する割当てかセルラーネットワークに対する割当てかを特定し、UEに対して割当てられているか、D2Dデバイスペアに対して割り当てられているか、又は両方に割り当てられているかも特定する。
US2012/083283には、複数のデバイスの集団内のデバイスの位置が決定され、メモリに記憶されることが開示されている。アップリンク無線リソースは、複数のデバイスの集団内のデバイスの決定された位置に依存して、ダウンリンク無線リソースからマッピングされる。一実施形態では、アップリンク及びダウンリンク無線リソースはそれぞれ、セルラーネットワークのPUCCH及びPDCCHであり、集団はD2Dネットワークである。一実施形態では、デバイスの位置は、既定のマッピングパターンからのオフセットに使用される指標jである。別の実施形態では、デバイスの位置はPDCCH上の特殊な送信フィールドに対応し、マッピングはこの特殊なフィールドのビット値に依存している。

Claims (30)

  1. 第1のワイヤレスデバイス(121)および第2のワイヤレスデバイス(122)を含むDevice to Device(D2D)デバイスのペア(121、122)にアップリンク(UL)の無線リソース(420、620)を割り当てるためのネットワークノード(110)における方法であって、前記ネットワークノード(110)および前記D2Dペア(121、122)はワイヤレス通信ネットワーク(100)内に含まれており、
    前記D2Dデバイスのペア(121、122)に対して共通のダウンリンク(DL)の制御シグナリングメッセージを割り振る(201)ことと、
    前記第1のワイヤレスデバイス121に割り当てられる前記UL無線リソース(321、421、521、6221、6231、7211、7221、7231、8211、8221、8231、9211、9221、9231)が、前記第2のワイヤレスデバイス(122)に割り当てられる前記UL無線リソース(322、422、522、6222、6232、7212、7223、7233、8213、8223、8233、9213、9223、9233)から隔てられるように、前記第1のワイヤレスデバイス(121)に割り当てられる前記UL無線リソースと、前記第2のワイヤレスデバイス(122)に割り当てられる前記UL無線リソースとの間に、時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数を適用することにより、UL無線リソース(320、420、520、620、720、820、920)を前記第1のワイヤレスデバイス(121)および前記第2のワイヤレスデバイス(122)に割り当てる(203)こととを含み、
    UL無線リソース(320、420、520、620、720、820、920)を割り当てる(203)ことは、前記共通のDLの制御シグナリングメッセージに基づく、方法。
  2. 前記D2Dデバイスのペア(121、122)に対して共通のDL識別子を割り振る(200)ことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ワイヤレス通信ネットワーク(100)が、DL無線リソース(310、410、510、610、710、810、910)を備え、
    前記DL無線リソース(310、410、510、610、710、810、910)は、いくつかのDL無線リソース単位(311、312、411、412、511、512、611、711、712、811〜814、911〜918)を含み、
    前記UL無線リソース(320、420、520、620、720、820、920)は、いくつかのUL無線リソース単位(321、322、421、422、521〜524、6211、6221、6222、6231〜6233、7211、7212、7221〜7224、7231〜7234、8211〜8214、8221〜8224、8231〜8234、9211〜9214、9221〜9224、9231〜9234)を含み、
    前記方法は、
    前記共通のDLの制御シグナリングメッセージについて、前記D2Dデバイス(121、122)にDL無線リソース(310、410、510、610、710、810、910)を割り当てる(202)ことをさらに含み、
    前記UL無線リソース(320、420、520、620、720、820、920)を割り当てること(203)は、DL無線リソース(310、410、510、610、710、810、910)を割り当てる(202)ことに基づく、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数が、第1のDLチャネルリソースに基づくオフセットであり、
    前記D2Dデバイス(121、122)にDL無線リソース(310、710、810、910)を割り当てること(202)は、前記共通のDLの制御シグナリングメッセージに関連付けられた偶数個のDL無線リソース単位(311、312、711、712、811〜814、911〜918)を割り当てることを含み、前記偶数個のDL無線リソース単位(311、312、711、712、811〜814、911〜918)に、前記共通のDLの制御シグナリングメッセージに関連付けられた偶数個のUL無線リソース単位(321、322、7211、7212、7221〜7224、7231〜7234、8211〜8214、8221〜8224、8231〜8234、9211〜9214、9221〜9224、9231〜9234)が割り当てられるように設定され、
    前記第1のDLチャネルリソースに基づくオフセットを適用することによってUL無線リソース(320、720、820、920)を割り当てること(203)はさらに、前記偶数個のUL無線リソース単位の前半にある1つのUL無線リソース単位(321、7211、7221、7231、8211、8221、8231、9211、9221、9231)を前記第1のワイヤレスデバイス(121)に割り当て、前記偶数個のUL無線リソース単位の後半にある1つのUL無線リソース単位(322、7212、7223、7233、8213、8223、8233、9213、9223、9233)を前記第2のワイヤレスデバイス(122)に割り当てることを含み、
    UL無線リソース(7221〜7234、8211〜8234、9211〜9234)の数が2より多く、いくつかのUL無線リソース単位(7222、7224、7232、7234、8212、8214、8222、8224、8232、8234、9212、9214、9222、9224、9232、9234)が前記第1のワイヤレスデバイス(121)および前記第2のワイヤレスデバイス(122)のどちらにも割り当てられない場合に、前記方法はさらに、
    前記偶数個のUL無線リソース単位の前記前半および前記後半各々にある各割り当てられないUL無線リソース単位(7222、7224、7232、7234、8212、8214、8222、8224、8232、8234、9212、9214、9222、9224、9232、9234)の割り当てを禁止する(204)こと
    を含む請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1のDLチャネルリソースに基づくオフセットを適用することによってUL無線リソース(720、820、920)を割り当てること(203)はさらに、前記第1のワイヤレスデバイス(121)と前記第2のワイヤレスデバイス(122)が、前記偶数個のUL無線リソース単位の前記前半にあるすべての前記割り当てられないUL無線リソース単位(7222、7224、7232、7234、8212、8214、8222、8224、8232、8234、9212、9214、9222、9224、9232、9234)によって隔てられるように、前記第1のワイヤレスデバイス(121)および前記第2のワイヤレスデバイス(122)を割り当てることを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記偶数個のDL無線リソース単位の数が、2、4、または8の1つである、請求項4または5に記載の方法。
  7. 前記DL無線リソース単位(411、412)各々に、前記UL無線リソース単位(421、422)の1つが割り当てられるように設定され、
    前記時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数が、第2のDLチャネルリソースに基づくオフセットであり、
    前記D2Dデバイス(121、122)にDL無線リソース(410)を割り当てること(202)は、前記共通のDLの制御シグナリングメッセージに関連付けられた1つのDL無線リソース単位(411)を割り当てることを含み、前記1つのDL無線リソース単位(411)に、前記共通のDLの制御シグナリングメッセージに関連付けられた1つのUL無線リソース単位(421)が割り当てられるように設定され、
    前記第2のDLチャネルリソースに基づくオフセットを適用することによってUL無線リソース(420)を割り当てる(203)ことがさらに、1つの追加的なUL無線リソース単位(422)を前記D2Dペア(121、122)に割り当てることを含み、前記1つの追加的なUL無線リソース単位(422)は、1つの追加的なDL無線リソース単位(412)に割り当てられるように設定され、
    UL無線リソース(420)を割り当てること(203)はさらに、前記1つのUL無線リソース単位(421)を前記第1のワイヤレスデバイス(121)に割り当て、前記1つの追加的なUL無線リソース単位(422)を前記第2のワイヤレスデバイス(122)に割り当てることを含み、
    前記方法がさらに、
    前記追加的なDL無線リソース単位(412)の割り当てを禁止する(205)ことを含む、請求項3に記載の方法。
  8. 前記第1および第2のDLチャネルリソースに基づくオフセットの少なくとも一方が、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の制御チャネルエレメント(CCE)に基づくオフセットである、請求項4から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記DL無線リソース単位(511、512、611)の各々に、2つのUL無線リソース単位(521、522、523、524、6221、6222)が割り当てられるように設定され、
    前記時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数が、第1のULチャネルシフトに基づくオフセットであり、
    DL無線リソース(510、610)を割り当てること(202)が、前記共通のDLの制御シグナリングメッセージに関連付けられた1つのDL無線リソース単位(511、611)を前記D2Dペア(121、122)に割り当てることを含み、
    前記第1のULチャネルシフトに基づくオフセットを適用することによってUL無線リソース(520、620)を割り当てること(203)がさらに、第1のUL無線リソース単位(521、6221)を前記第1のワイヤレスデバイス(121)に割り当て、第2のUL無線リソース単位(522、6222)を前記第2のワイヤレスデバイス(122)に割り当てることを含む、請求項3に記載の方法。
  10. 前記DL無線リソース単位611の各々に3つのUL無線リソース単位(6231〜6233)が割り当てられるように設定され、
    前記時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数が、第2のULチャネルシフトに基づくオフセットであり、
    DL無線リソース(610)を割り当てること(202)が、前記共通のDLの制御シグナリングメッセージに関連付けられた1つのDL無線リソース単位(611)を前記D2Dペア(121、122)に割り当てることを含み、
    前記第2のULチャネルシフトに基づくオフセットを適用することによってUL無線リソース(620)を割り当てること(203)がさらに、第1のUL無線リソース単位(6231)を前記第1のワイヤレスデバイス(121)に割り当て、第2のUL無線リソース単位(6232)を前記第2のワイヤレスデバイス(122)に割り当て、前記第3のUL無線リソース単位(6233)の割り当てを禁止する(204)ことを含む、請求項3に記載の方法。
  11. 前記第1および第2のULチャネルシフトに基づくオフセットの少なくとも一方が、デルタ物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)シフトに基づくオフセットである、請求項9または10に記載の方法。
  12. 前記UL無線リソース(320、420、520、620、720、820、920)が2つの別個のリソースxおよびyを含み、UL無線リソース(320、420、520、620、720、820、920)を割り当てること(203)が、暗黙的な方式、または個別のシグナリングに従ってリソースxおよびリソースyを割り当てることを含み、
    前記暗黙的な方式は、UL無線リソースの割り当て(203)が行われる時に、前記第2のワイヤレスデバイス(122)から前記第1のワイヤレスデバイス(121)を区別する特徴に基づく、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記UL無線リソース(320、420、520、620、720、820、920)が肯定応答/否定応答(ACK/NACK)のフィードバックを含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記UL無線リソース(320、420、520、620、720、820、920)がPUCCHのリソースを含み、前記PUCCHは、前記D2Dデバイス(121、122)の一方に送信されたシグナリングに応答したNACKを含み、前記方法がさらに、
    前記第1のワイヤレスデバイス(121)および前記第2のワイヤレスデバイス(122)のうち前記NACKを送信してきたワイヤレスデバイスに個別のセルラー識別子を割り振る(206)ことと、
    前記第1のワイヤレスデバイス(121)および前記第2のワイヤレスデバイス(122)のうち前記NACKを送信してきた前記ワイヤレスデバイスに前記シグナリングを再送信する(207)ことと
    を含む請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. DL無線リソース単位が制御チャネルエレメントであり、UL無線リソース単位がリソースブロックである、請求項3から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 第1のワイヤレスデバイス(121)および第2のワイヤレスデバイス(122)を含むDevice to Device(D2D)デバイスのペア(121、122)にアップリンク(UL)の無線リソース(420、620)を割り当てるネットワークノード(110)であって、前記ネットワークノード(110)および前記D2Dペア(121、122)はワイヤレス通信ネットワーク100内に含まれており、前記ネットワークノード(110)は、
    前記D2Dデバイスのペア(121、122)に対して共通のダウンリンク(DL)の制御シグナリングメッセージを割り振るように設定された割り振り回路(1101)と、
    前記第1のワイヤレスデバイス121に割り当てられる前記UL無線リソース(321、421、521、6221、6231、7211、7221、7231、8211、8221、8231、9211、9221、9231)が、前記第2のワイヤレスデバイス(122)に割り当てられる前記UL無線リソース(322、422、522、6222、6232、7212、7223、7233、8213、8223、8233、9213、9223、9233)から隔てられるように、前記第1のワイヤレスデバイス(121)に割り当てられる前記UL無線リソースと、前記第2のワイヤレスデバイス(122)に割り当てられる前記UL無線リソースとの間に、時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数を適用することにより、UL無線リソース(420、520、620、720、820、920)を前記第1のワイヤレスデバイス(121)および前記第2のワイヤレスデバイス(122)に割り当てるように設定された割り当て回路(1102)とを備え、
    UL無線リソース(320、420、520、620、720、820、920)を割り当てることは、前記共通のDLの制御シグナリングメッセージに基づく、ネットワークノード(110)。
  17. 前記割り振り回路(1101)がさらに、前記D2Dデバイスのペア(121、122)に対して共通のDL識別子を割り振るように設定される請求項16に記載のネットワークノード(110)。
  18. 前記ワイヤレス通信ネットワーク(100)が、DL無線リソース(310、410、510、610、710、810、910)を備え、
    前記DL無線リソース(310、410、510、610、710、810、910)は、いくつかのDL無線リソース単位(311、312、411、412、511、512、611、711、712、811〜814、911〜918)を含み、
    前記UL無線リソース(320、420、520、620、720、820、920)は、いくつかのUL無線リソース単位(321、322、421、422、521〜524、6211、6221、6222、6231〜6233、7211、7212、7221〜7224、7231〜7234、8211〜8214、8221〜8224、8231〜8234、9211〜9214、9221〜9224、9231〜9234)を含み、
    前記ネットワークノード(110)がさらに、
    前記共通のDLの制御シグナリングメッセージについて、前記D2Dデバイス(121、122)にDL無線リソース(310、410、510、610、710、810、910)を割り当てるように設定された割り当て回路(1102)を備え、
    前記UL無線リソース(320、420、520、620、720、820、920)を割り当てることは、DL無線リソース(310、410、510、610、710、810、910)を割り当てることに基づく、請求項16または17に記載のネットワークノード(110)。
  19. 前記時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数が、第1のDLチャネルリソースに基づくオフセットであり、
    前記D2Dデバイス(121、122)にDL無線リソース(310、710、810、910)を割り当てることは、前記共通のDLの制御シグナリングメッセージに関連付けられた偶数個のDL無線リソース単位(311、312、711、712、811〜814、911〜918)を割り当てることを含み、前記偶数個のDL無線リソース単位(311、312、711、712、811〜814、911〜918)に、前記共通のDLの制御シグナリングメッセージに関連付けられた偶数個のUL無線リソース単位(321、322、7211、7212、7221〜7224、7231〜7234、8211〜8214、8221〜8224、8231〜8234、9211〜9214、9221〜9224、9231〜9234)が割り当てられるように設定され、
    前記第1のDLチャネルリソースに基づくオフセットを適用することによってUL無線リソース(320、720、820、920)を割り当てることはさらに、前記偶数個のUL無線リソース単位の前半にある1つのUL無線リソース単位(321、7211、7221、7231、8211、8221、8231、9211、9221、9231)を前記第1のワイヤレスデバイス(121)に割り当て、前記偶数個のUL無線リソース単位の後半にある1つのUL無線リソース単位(322、7212、7223、7233、8213、8223、8233、9213、9223、9233)を前記第2のワイヤレスデバイス(122)に割り当てることを含み、
    前記ネットワークノード(110)がさらに、
    UL無線リソース(7221〜7234、8211〜8234、9211〜9234)の数が2より多く、いくつかのUL無線リソース単位(7222、7224、7232、7234、8212、8214、8222、8224、8232、8234、9212、9214、9222、9224、9232、9234)が前記第1のワイヤレスデバイス(121)および前記第2のワイヤレスデバイス(122)のどちらにも割り当てられない場合に、前記偶数個のUL無線リソース単位の前記前半および前記後半各々にある各割り当てられないUL無線リソース単位(7222、7224、7232、7234、8212、8214、8222、8224、8232、8234、9212、9214、9222、9224、9232、9234)の割り当てを禁止するように設定された禁止回路(1103)を備える、請求項18に記載のネットワークノード(110)。
  20. 前記第1のDLチャネルリソースに基づくオフセットを適用することによってUL無線リソース(720、820、920)を割り当てることはさらに、前記第1のワイヤレスデバイス(121)と前記第2のワイヤレスデバイス(122)が、前記偶数個のUL無線リソース単位の前記前半にあるすべての前記割り当てられないUL無線リソース単位(7222、7224、7232、7234、8212、8214、8222、8224、8232、8234、9212、9214、9222、9224、9232、9234)によって隔てられるように、前記第1のワイヤレスデバイス(121)および前記第2のワイヤレスデバイス(122)を割り当てることを含む、請求項19に記載のネットワークノード(110)。
  21. 前記偶数個のDL無線リソース単位の数が、2、4、または8の1つである、請求項19または20に記載のネットワークノード(110)。
  22. 前記割り当て回路(1102)が、前記UL無線リソース単位(421、422)の1つを前記DL無線リソース単位(411、412)各々に割り当てるようにさらに設定され、
    前記時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数が、第2のDLチャネルリソースに基づくオフセットであり、
    前記D2Dデバイス(121、122)にDL無線リソース(410)を割り当てることは、前記共通のDLの制御シグナリングメッセージに関連付けられた1つのDL無線リソース単位(411)を割り当てることを含み、前記1つのDL無線リソース単位(411)に、前記共通のDLの制御シグナリングメッセージに関連付けられた1つのUL無線リソース単位(421)が割り当てられるように設定され、
    前記第2のDLチャネルリソースに基づくオフセットを適用することによってUL無線リソース(420)を割り当てることがさらに、1つの追加的なUL無線リソース単位(422)を前記D2Dペア(121、122)に割り当てることを含み、前記1つの追加的なUL無線リソース単位(422)は、1つの追加的なDL無線リソース単位(412)に割り当てられるように設定され、
    UL無線リソース(420)を割り当てること(203)はさらに、前記1つのUL無線リソース単位(421)を前記第1のワイヤレスデバイス(121)に割り当て、前記1つの追加的なUL無線リソース単位(422)を前記第2のワイヤレスデバイス(122)に割り当てることを含み、
    前記ネットワークノード(110)がさらに、
    前記追加的なDL無線リソース単位(412)の割り当てを禁止するように設定された禁止回路(1103)を備える、請求項18に記載のネットワークノード(110)。
  23. 前記第1および第2のDLチャネルリソースに基づくオフセットの少なくとも一方が、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の制御チャネルエレメント(CCE)に基づくオフセットである、請求項19から22のいずれか一項に記載のネットワークノード(110)。
  24. 前記割り当て回路(1102)がさらに、2つのUL無線リソース単位(521、522、523、524、6221、6222)を前記DL無線リソース単位(511、512、611)の各々に割り当てるように設定され、
    前記時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数が、第1のULチャネルシフトに基づくオフセットであり、
    DL無線リソース(510、610)を割り当てることが、前記共通のDLの制御シグナリングメッセージに関連付けられた1つのDL無線リソース単位(511、611)を前記D2Dペア(121、122)に割り当てることを含み、
    前記第1のULチャネルシフトに基づくオフセットを適用することによってUL無線リソース(520、620)を割り当てることがさらに、第1のUL無線リソース単位(521、6221)を前記第1のワイヤレスデバイス(121)に割り当て、第2のUL無線リソース単位(522、6222)を前記第2のワイヤレスデバイス(122)に割り当てることを含む、請求項18に記載のネットワークノード(110)。
  25. 前記割り当て回路(1102)がさらに、3つのUL無線リソース単位(6231〜6233)を前記DL無線リソース単位(611)の各々に割り当てるように設定され、
    前記時間オフセット、周波数オフセット、および符号分割多重オフセットの1つまたは複数が、第2のULチャネルシフトに基づくオフセットであり、
    DL無線リソース(610)を割り当てることが、前記共通のDLの制御シグナリングメッセージに関連付けられた1つのDL無線リソース単位(611)を前記D2Dペア(121、122)に割り当てることを含み、
    前記第2のULチャネルシフトに基づくオフセットを適用することによってUL無線リソース(620)を割り当てることがさらに、第1のUL無線リソース単位(6231)を前記第1のワイヤレスデバイス(121)に割り当て、第2のUL無線リソース単位(6232)を前記第2のワイヤレスデバイス(122)に割り当てることを含み、
    前記禁止回路(1103)がさらに、前記第3のUL無線リソース単位(6233)の割り当てを禁止するように設定される、請求項18に記載のネットワークノード(110)。
  26. 前記第1および第2のULチャネルシフトに基づくオフセットの少なくとも一方が、デルタ物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)シフトに基づくオフセットである、請求項24または25に記載のネットワークノード(110)。
  27. 前記UL無線リソース(320、420、520、620、720、820、920)が2つの別個のリソースxおよびyを含み、UL無線リソース(320、420、520、620、720、820、920)を割り当てることが、暗黙的な方式または個別のシグナリングに従ってリソースxおよびリソースyを割り当てることを含み、前記暗黙的な方式は、UL無線リソースの割り当てが行われる時に、前記第2のワイヤレスデバイス(122)から前記第1のワイヤレスデバイス(121)を区別する特徴に基づく、請求項16から26のいずれか一項に記載のネットワークノード(110)。
  28. 前記UL無線リソース(320、420、520、620、720、820、920)が肯定応答/否定応答(ACK/NACK)のフィードバックを含む、請求項16から27のいずれか一項に記載のネットワークノード(110)。
  29. 前記UL無線リソース(320、420、520、620、720、820、920)がPUCCHのリソースを含み、前記PUCCHは、前記D2Dデバイス(121、122)の一方に送信されたシグナリングに応答したNACKを含み、前記ネットワークノード(110)がさらに、
    前記第1のワイヤレスデバイス(121)および前記第2のワイヤレスデバイス(122)のうち前記NACKを送信してきたワイヤレスデバイスに個別のセルラー識別子を割り振るように設定された割り振り回路(1101)と、
    前記第1のワイヤレスデバイス(121)および前記第2のワイヤレスデバイス(122)のうち前記NACKを送信してきた前記ワイヤレスデバイスに前記シグナリングを再送信するように設定された再送信回路(1104)と
    を備える、請求項16から28のいずれか一項に記載のネットワークノード(110)。
  30. DL無線リソース単位が制御チャネルエレメントであり、UL無線リソース単位がリソースブロックである、請求項18から28のいずれか一項に記載のネットワークノード(110)。
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