JP2016508685A - 無線通信システムにおいて下りリンク制御情報を検出するための検索領域を設定する方法及びそのための装置 - Google Patents

無線通信システムにおいて下りリンク制御情報を検出するための検索領域を設定する方法及びそのための装置 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信システムにおいて端末が基地局から制御チャネルを受信する方法を提供する。【解決手段】前記方法は、第1サブフレーム上の検索領域で制御チャネル候補をモニタし、前記第1サブフレームから予め設定されたサブフレーム以降の1つ以上のサブフレームのそれぞれに対応する制御情報を含む前記制御チャネルを受信するステップを有し、前記1つ以上のサブフレームが複数個である場合、前記制御チャネル候補は、前記複数個のサブフレームのそれぞれに対応する制御情報によって区別されることを特徴とする。【選択図】図15

Description

本発明は、無線通信システムに関し、特に、無線通信システムにおいて下りリンク制御情報を検出するための検索領域を設定する方法及びそのための装置に関する。
本発明を適用できる無線通信システムの一例として、3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution;以下、「LTE」という。)通信システムについて概略的に説明する。
図1は、無線通信システムの一例としてE−UMTSネットワーク構造を概略的に示す図である。E−UMTS(Evolved Universal Mobile Telecommunications System)は、既存のUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)から進展したシステムであり、現在3GPPで基礎的な標準化作業が進行中である。一般に、E−UMTSをLTE(Long Term Evolution)システムと呼ぶこともできる。UMTS及びE−UMTSの技術規格(technical specification)の詳細な内容はそれぞれ、「3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network」のRelease 7及びRelease 8を参照することができる。
図1を参照すると、E−UMTSは、端末(User Equipment;UE)、基地局(eNodeB;eNB)、及びネットワーク(E−UTRAN)の終端に位置して外部ネットワークに接続するアクセスゲートウェイ(Access Gateway;AG)を含んでいる。基地局は、ブロードキャストサービス、マルチキャストサービス及び/又はユニキャストサービスのために多重データストリームを同時に送信することができる。
一つの基地局には一つ以上のセルが存在する。セルは、1.44、3、5、10、15、20MHzなどの帯域幅のいずれか一つに設定され、複数の端末に下り又は上り送信サービスを提供する。異なったセルは、互いに異なった帯域幅を提供するように設定することができる。基地局は、複数の端末に関するデータ送受信を制御する。下りリンク(Downlink;DL)データについて、基地局は下りリンクスケジューリング情報を送信し、該当の端末にデータが送信される時間/周波数領域、符号化、データサイズ、HARQ(Hybrid Automatic Repeat and reQuest)関連情報などを知らせる。また、上りリンク(Uplink;UL)データについて、基地局は上りリンクスケジューリング情報を該当の端末に送信し、該当の端末が使用可能な時間/周波数領域、符号化、データサイズ、HARQ関連情報などを知らせる。基地局同士の間には、ユーザトラフィック又は制御トラフィックの送信のためのインターフェースを用いることができる。コアネットワーク(Core Network;CN)は、AG、及び端末のユーザ登録などのためのネットワークノードなどで構成可能である。AGは、複数のセルで構成されるTA(Tracking Area)単位に端末の移動性を管理する。
無線通信技術は、WCDMA(登録商標)に基づいてLTEにまで開発されてきたが、ユーザと事業者の要求と期待は増す一方である。その上、他の無線接続技術の開発が続いており、将来、競争力を持つためには新しい技術進化が要求される。ビット当たりのコストの削減、サービス可用性の増大、柔軟な周波数バンドの使用、単純構造と開放型インターフェース、端末の適度な電力消耗などが要求される。
上述したような議論に基づき、以下、無線通信システムにおいて下りリンク制御情報を検出するための検索領域を設定する方法及びそのための装置を提案する。
本発明の一実施例である、無線通信システムにおいて端末が基地局から制御チャネルを受信する方法は、第1サブフレーム上の検索領域で制御チャネル候補をモニタし、前記第1サブフレームから予め設定されたサブフレーム以降の1つ以上のサブフレームのそれぞれに対応する制御情報を含む前記制御チャネルを受信するステップを有し、前記1つ以上のサブフレームが複数個である場合、前記制御チャネル候補は、前記複数個のサブフレームのそれぞれに対応する制御情報によって区別されることを特徴とする。
好適には、前記制御チャネルを受信するステップは、前記第1サブフレームで前記制御情報のうちの第1制御情報を検出するためにモニタするステップと、前記第1サブフレームの次のサブフレームである第2サブフレームで前記制御情報のうちの第2制御情報を検出するためにモニタするステップとを有することができる。又は、前記制御チャネルを受信するステップは、前記第1サブフレームの次のサブフレームである第2サブフレームで前記制御情報のうちの第1制御情報を検出するためにモニタするステップと、前記第2サブフレームの次のサブフレームである第3サブフレームで前記制御情報のうちの第2制御情報を検出するためにモニタするステップとを有することもできる。特に、前記第1制御情報がスケジュールするサブフレームは、前記第2制御情報がスケジュールするサブフレームよりも前に位置することを特徴とする。
この場合、前記第1制御情報に対応する制御チャネル候補のインデックスと前記第2制御情報に対応する制御チャネル候補のインデックスは、連続して設定されてもよく、予め設定された規則によって非周期的に設定されてもよい。
好適には、前記1つ以上のサブフレームが複数個である場合に前記検索領域が設定されるリソース領域は、前記1つ以上のサブフレームが1つである場合に前記検索領域が設定されるリソース領域よりも大きいことを特徴とする。前記第1制御情報を検出するための検索領域が設定されるリソース領域は、前記第2制御情報を検出するための検索領域が設定されるリソース領域と異なるように、すなわち、別途に設定されてもよい。
一方、本発明の他の実施例である、無線通信システムにおける端末装置は、基地局と信号を送受信するための無線通信モジュールと、前記信号を処理するためのプロセッサとを備え、前記プロセッサは、第1サブフレーム上の検索領域で制御チャネル候補をモニタし、前記第1サブフレームから予め設定されたサブフレーム以降の1つ以上のサブフレームのそれぞれに対応する制御情報を含む制御チャネルを受信するように前記無線通信モジュールを制御し、前記1つ以上のサブフレームが複数個の場合、前記制御チャネル候補は、前記複数個のサブフレームのそれぞれに対応する制御情報によって区別されることを特徴とする。
本発明の実施例によれば、無線通信システムにおいて下りリンク制御情報を検出するための検索領域を效率的に設定することができる。
本発明から得られる効果は、以上に言及した効果に制限されず、言及していない別の効果は、以下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明確に理解されるであろう。
図1は、無線通信システムの一例としてE−UMTSネットワーク構造を概略的に示す図である。
図2は、3GPP無線接続ネットワーク規格に基づく端末とE−UTRAN間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)のコントロールプレーン(Control Plane)及びユーザプレーン(User Plane)構造を示す図である。
図3は、3GPPシステムに用いられる物理チャネル及びこれらのチャネルを用いた一般的な信号送信方法を説明するための図である。
図4は、LTEシステムで用いられる下りリンク無線フレームの構造を例示する図である。
図5は、LTEシステムにおいて下りリンク制御チャネルを構成するために用いられるリソース単位を示す図である。
図6は、LTEシステムで用いられる上りリンクサブフレームの構造を示す図である。
図7は、搬送波集成(carrier aggregation)を説明する概念図である。
図8は、LTE TDDシステムにおいて無線フレームの構造を例示する図である。
図9は、次世代通信システムにおいて多重ノードシステムを例示する図である。
図10は、EPDCCH、及びEPDCCHによってスケジュールされるPDSCHを例示する図である。
図11は、LCTとNCTのサブフレーム構造を比較する図である。
図12は、多重サブフレームスケジューリングの例を示す図である。
図13は、多重サブフレームスケジューリングの他の例を示す図である。 図14は、本発明の実施例によって検索領域を構成した例を示す図である。 図15及び図16は、本発明の実施例によって検索領域を構成した場合、UEの動作を例示する図である。 図15及び図16は、本発明の実施例によって検索領域を構成した場合、UEの動作を例示する図である。
図17は、本発明の実施例によって検索領域を構成した他の例を示す図である。
図18乃至図20は、本発明の実施例によってEPDCCH候補を構成した例を示す図である。 図18乃至図20は、本発明の実施例によってEPDCCH候補を構成した例を示す図である。 図18乃至図20は、本発明の実施例によってEPDCCH候補を構成した例を示す図である。
図21は、本発明の実施例に係る通信装置のブロック構成図である。
以下、添付の図面を参照して説明された本発明の実施例から、本発明の構成、作用及び他の特徴が容易に理解されるであろう。以下に説明される実施例は、本発明の技術的特徴が3GPPシステムに適用された例である。
本明細書ではLTEシステム及びLTE−Aシステムを用いて本発明の実施例を説明するが、これは例示に過ぎず、本発明の実施例は、上述した定義に該当するいかなる通信システムにも適用可能である。また、本明細書は、FDD方式を基準にして本発明の実施例について説明するが、これは例示に過ぎず、本発明の実施例は、H−FDD(Hybrid−FDD)方式又はTDD方式にも容易に変形して適用することができる。
図2は、3GPP無線接続網規格に基づく端末とE−UTRANとの間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)のコントロールプレーン及びユーザプレーンの構造を示す図である。コントロールプレーンとは、端末(UE)とネットワークとが呼を管理するために用いる制御メッセージが送信される通路のことを意味する。ユーザプレーンとは、アプリケーション層で生成されたデータ、例えば、音声データ又はインターネットパケットデータなどが送信される通路のことを意味する。
第1層である物理層は、物理チャネル(Physical Channel)を用いて上位層に情報送信サービス(Information Transfer Service)を提供する。物理層は、上位の媒体接続制御(Medium Access Control)層とは伝送チャネル(Transport Channel)を介して接続されている。該伝送チャネルを介して媒体接続制御層と物理層との間にデータが移動する。送信側の物理層と受信側の物理層との間には物理チャネルを介してデータが移動する。該物理チャネルは、時間及び周波数を無線リソースとして活用する。具体的に、物理チャネルは、下りリンクにおいてOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で変調され、上りリンクにおいてSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)方式で変調される。
第2層の媒体接続制御(Medium Access Control;MAC)層は、論理チャネル(Logical Channel)を介して、上位層である無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)層にサービスを提供する。第2層のRLC層は、信頼できるデータ送信を支援する。RLC層の機能は、MAC内部の機能ブロックとしてもよい。第2層のPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層は、帯域幅の狭い無線インターフェースでIPv4やIPv6のようなIPパケットを效率的に送信するために、余分の制御情報を減らすヘッダー圧縮(Header Compression)機能を果たす。
第3層の最下部に位置する無線リソース制御(Radio Resource Control;RRC)層は、コントロールプレーンにのみ定義される。RRC層は、無線ベアラー(Radio Bearer)の設定(Configuration)、再設定(Re−configuration)及び解除(Release)に関連して、論理チャネル、伝送チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。無線ベアラー(RB)とは、端末とネットワーク間のデータ伝達のために第2層により提供されるサービスのことを意味する。そのために、端末のRRC層とネットワークのRRC層とはRRCメッセージを互いに交換する。端末のRRC層とネットワークのRRC層間にRRC接続(RRC Connected)がある場合に、端末はRRC接続状態(Connected Mode)にあり、そうでない場合は、RRC休止状態(Idle Mode)にあるようになる。RRC層の上位にあるNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理(Session Management)と移動性管理(Mobility Management)などの機能を果たす。
基地局(eNB)を構成する一つのセルは、1.4、3、5、10、15、20MHzなどの帯域幅のいずれか一つとして設定され、複数の端末に下り又は上り送信サービスを提供する。互いに異なるセルは、互いに異なる帯域幅を提供するように設定することができる。
ネットワークから端末にデータを送信する下り伝送チャネルとしては、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)、ページングメッセージを送信するPCH(Paging Channel)、ユーザトラフィックや制御メッセージを送信する下りSCH(Shared Channel)などがある。下りマルチキャスト又は放送サービスのトラフィック又は制御メッセージは、下りSCHを介して送信されてもよく、別の下りMCH(Multicast Channel)を介して送信されてもよい。一方、端末からネットワークにデータを送信する上り伝送チャネルとしては、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)、ユーザトラフィックや制御メッセージを送信する上りSCH(Shared Channel)がある。伝送チャネルの上位に存在し、伝送チャネルにマップされる論理チャネル(Logical Channel)としては、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、MTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
図3は、3GPPシステムに用いられる物理チャネル及びこれらのチャネルを用いた一般の信号送信方法を説明するための図である。
端末は、電源が入ったり、新しくセルに進入したりした場合に、基地局と同期を取るなどの初期セル探索(Initial cell search)作業を行う(S301)。そのために、端末は、基地局から1次同期チャネル(Primary Synchronization Channel;P−SCH)及び2次同期チャネル(Secondary Synchronization Channel;S−SCH)を受信して基地局と同期を取り、セルIDなどの情報を取得することができる。その後、端末は、基地局から物理放送チャネル(Physical Broadcast Channel)を受信し、セル内放送情報を取得することができる。一方、端末は、初期セル探索段階で、下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal;DL RS)を受信し、下りリンクチャネル状態を確認することができる。
初期セル探索を終えた端末は、物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel;PDCCH)、及び該PDCCHに載せられた情報に基づいて物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Control Channel;PDSCH)を受信することによって、より具体的なシステム情報を取得することができる(S302)。
一方、基地局に初めて接続したり信号送信のための無線リソースがない場合には、端末は、基地局にランダムアクセス手順(Random Access Procedure;RACH)を行うことができる(S303乃至S306)。そのために、端末は、物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel;PRACH)を介して特定シーケンスをプリアンブルとして送信し(S303及びS305)、PDCCH及び対応するPDSCHを介して、プリアンブルに対する応答メッセージを受信することができる(S304及びS306)。競合ベースのRACHの場合、衝突解決手順(Contention Resolution Procedure)をさらに行うことができる。
上述の手順を行った端末は、その後、一般的な上りリンク/下りリンク信号送信手順として、PDCCH/PDSCHの受信(S307)、及び物理上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel;PUSCH)/物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel;PUCCH)の送信(S308)を行うことができる。特に、端末はPDCCHを介して下りリンク制御情報(Downlink Control Information;DCI)を受信する。ここで、DCIは、端末に対するリソース割り当て情報のような制御情報を含んでおり、その使用目的によってフォーマットが異なる。
一方、端末が上りリンクで基地局に送信する又は端末が基地局から受信する制御情報としては、下りリンク/上りリンクACK/NACK信号、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Index)、RI(Rank Indicator)などを含む。3GPP LTEシステムでは、端末は、これらのCQI/PMI/RIなどの制御情報をPUSCH及び/又はPUCCHを介して送信することができる。
図4は、下りリンク無線フレームにおいて一つのサブフレームの制御領域に含まれる制御チャネルを例示する図である。
図4を参照すると、サブフレームは14個のOFDMシンボルで構成されている。サブフレーム設定によって、先頭における1個〜3個のOFDMシンボルは制御領域として用いられ、残りの13個〜11個のOFDMシンボルはデータ領域として用いられる。同図で、R1乃至R4は、アンテナ0乃至3に対する参照信号(Reference Signal(RS)又はパイロット信号(Pilot Signal))を表す。RSは、制御領域及びデータ領域にかかわらず、サブフレーム内に一定のパターンで固定される。制御チャネルは、制御領域においてRSが割り当てられていないリソースに割り当てられ、トラフィックチャネルも、データ領域においてRSが割り当てられていないリソースに割り当てられる。制御領域に割り当てられる制御チャネルには、PCFICH(Physical Control Format Indicator CHannel)、PHICH(Physical Hybrid−ARQ Indicator CHannel)、PDCCH(Physical Downlink Control CHannel)などがある。
PCFICHは、物理制御フォーマット指示子チャネルであり、毎サブフレームごとにPDCCHに用いられるOFDMシンボルの個数を端末に知らせる。PCFICHは、最初のOFDMシンボルに位置し、PHICH及びPDCCHに優先して設定される。PCFICHは4個のREG(Resource Element Group)で構成され、それぞれのREGはセルID(Cell IDentity)に基づいて制御領域内に分散される。1個のREGは4個のRE(Resource Element)で構成される。REは、1個の副搬送波×1個のOFDMシンボルで定義される最小物理リソースを表す。PCFICH値は、帯域幅によって、1乃至3、又は2乃至4の値を示し、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)で変調される。
PHICHは、物理HARQ(Hybrid−Automatic Repeat and request)指示子チャネルであり、上りリンク送信に対するHARQ ACK/NACKを運ぶために用いられる。すなわち、PHICHは、UL HARQのためのDL ACK/NACK情報が送信されるチャネルを表す。PHICHは、1個のREGで構成され、セル特定(cell−specific)にスクランブルされる。ACK/NACKは、1ビットで指示され、BPSK(Binary phase shift keying)で変調する。変調されたACK/NACKは、拡散因子(Spreading Factor;SF)=2又は4で拡散される。同一のリソースにマップされる複数のPHICHはPHICHグループを構成する。PHICHグループに多重化されるPHICHの個数は、拡散コードの個数によって決定される。PHICH(グループ)は、周波数領域及び/又は時間領域においてダイバーシティ利得を得るために3回反復(repetition)される。
PDCCHは、物理下りリンク制御チャネルであり、サブフレームの先頭におけるn個のOFDMシンボルに割り当てられる。ここで、nは1以上の整数であり、PCFICHによって指示される。PDCCHは、一つ以上のCCE(Control Channel Element)で構成される。PDCCHは、伝送チャネルであるPCH(Paging channel)及びDL−SCH(Downlink−shared channel)のリソース割り当てに関する情報、上りリンクスケジューリンググラント(Uplink Scheduling Grant)、HARQ情報などを各端末又は端末グループに知らせる。PCH及びDL−SCHは、PDSCHを介して送信される。そのため、基地局と端末は、一般に、特定の制御情報又は特定のサービスデータ以外は、PDSCHを介してデータをそれぞれ送信及び受信する。
PDSCHのデータがいずれの端末(一つ又は複数の端末)に送信されるか、それらの端末がどのようにPDSCHデータを受信してデコードしなければならないかに関する情報などは、PDCCHに含まれて送信される。例えば、特定PDCCHが「A」というRNTI(Radio Network Temporary Identity)でCRC(cyclic redundancy check)マスクされており、「B」という無線リソース(例、周波数位置)及び「C」という伝送形式情報(例、伝送ブロックサイズ、変調方式、コーディング情報など)を用いて送信されるデータに関する情報が特定サブフレームで送信されると仮定する。この場合、セル内の端末は、自身が持っているRNTI情報を用いてPDCCHをモニタし、「A」のRNTIを持っている一つ以上の端末があると、当該端末はPDCCHを受信し、受信したPDCCHの情報に基づいて、「B」と「C」が示すPDSCHを受信する。
図5は、LTEシステムにおいて下りリンク制御チャネルを構成するためにに用いられるリソース単位を示す図である。特に、図5の(a)は、基地局の送信アンテナの個数が1又は2個である場合を示し、図5の(b)は、基地局の送信アンテナの個数が4個である場合を示す。送信アンテナの個数によってRS(Reference Signal)パターンが互いに異なるだけで、制御チャネルに関連したリソース単位の設定方法は同一である。
図5を参照すると、下りリンク制御チャネルの基本リソース単位はREG(Resource Element Group)である。REGは、RSを除いた状態で4個の隣接したリソース要素(RE)で構成される。図面ではREGを太線で表している。PCFICH及びPHICHはそれぞれ、4個のREG及び3個のREGを含む。PDCCHは、CCE(Control Channel Elements)単位で構成され、1つのCCEは9個のREGを含む。
端末は自身に
個のCCEからなるPDCCHが送信されるかを確認するために、
個の連続したり特定規則で配置されたCCEを確認するように設定される。端末がPDCCH受信のために考慮すべきL値は複数であってもよい。端末がPDCCH受信のために確認すべきCCE集合を検索領域(search space)という。一例として、LTEシステムは検索領域を表1のように定義している。
ここで、CCE集成レベル
は、PDCCHを構成するCCE個数を表し、
は、CCE集成レベルの検索領域を表し、
は、集成レベル
の検索領域でモニタしなければならないPDCCH候補の個数を表す。
検索領域は、特定端末に対してのみ接近が許容される端末特定検索領域(UE−specific search space)と、セル内の全端末に対して接近が許容される共通検索領域(common search space)とに区別できる。端末は、CCE集成レベルが4及び8である共通検索領域をモニタし、CCE集成レベルが1、2、4及び8である端末−特定検索領域をモニタする。共通検索領域及び端末特定検索領域はオーバーラップされてもよい。
また、各CCE集成レベル値に対して任意の端末に与えられるPDCCH検索領域において最初の(最小インデックスを有する)CCEの位置は、端末に従って毎サブフレームごとに変化する。これを、PDCCH検索領域ハッシュ(hashing)という。
上記CCEはシステム帯域に分散されてもよい。より具体的に、論理的に連続した複数のCCEがインターリーバ(interleaver)に入力されてもよく、このインターリーバは、入力された複数のCCEをREG単位に並び替える機能を担う。このため、1一つのCCEを構成する周波数/時間リソースは、物理的にサブフレームの制御領域内で全体の周波数/時間領域に分散して存在する。その結果、制御チャネルはCCE単位で構成されるが、インターリービングはREG単位に行われることから、周波数ダイバーシティ(diversity)と干渉ランダム化(interference randomization)利得を最大化することができる。検索領域を指定するより具体的な方法については後述する。
図6は、LTEシステムで用いられる上りリンクサブフレームの構造を示す図である。
図6を参照すると、上りリンクサブフレームは、制御情報を運ぶPUCCH(Physical Uplink Control CHannel)が割り当てられる領域と、ユーザデータを運ぶPUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)が割り当てられる領域とに分けられる。周波数領域の中間部分がPUSCHに割り当てられ、周波数領域においてデータ領域の両側部分がPUCCHに割り当てられる。PUCCH上で送信される制御情報としては、HARQに用いられるACK/NACK、下りリンクチャネル状態を示すCQI(Channel Quality Indicator)、MIMOのためのRI(Rank Indicator)、上りリンクリソース割り当て要請であるSR(Scheduling Request)などがある。1つの端末に対するPUCCHは、サブフレーム内の各スロットで互いに異なる周波数を占める1つのリソースブロックを使用する。すなわち、PUCCHに割り当てられる2個のリソースブロックは、スロット境界で周波数ホップ(frequency hopping)する。特に、図6は、m=0のPUCCH、m=1のPUCCH、m=2のPUCCH、m=3のPUCCHがサブフレームに割り当てられる例を示している。
図7は、搬送波集成(carrier aggregation)を説明する概念図である。
搬送波集成は、無線通信システムにおいてより広い周波数帯域を使用するために、端末が、上りリンクリソース(又は、コンポーネント搬送波)及び/又は下りリンクリソース(又は、コンポーネント搬送波)で構成された周波数ブロック又は(論理的意味の)セルを複数個用いて一つの大きな論理周波数帯域として用いる方法を意味する。以下では、説明の便宜のために、コンポーネント搬送波という用語に統一する。
図7を参照すると、全体システム帯域(System Bandwidth;System BW)は論理帯域であり、最大100MHzの帯域幅を有する。全体システム帯域は5個のコンポーネント搬送波を含み、それぞれのコンポーネント搬送波は最大20MHzの帯域幅を有する。コンポーネント搬送波は、物理的に連続した1つ以上の副搬送波を含む。図7では、各コンポーネント搬送波がいずれも同一の帯域幅を有するとしたが、これは例示に過ぎず、各コンポーネント搬送波は互いに異なる帯域幅を有してもよい。また、各コンポーネント搬送波は周波数領域で互いに隣接しているとしたが、同図は論理的な概念で示したものであり、各コンポーネント搬送波は物理的に互いに隣接していても離れていてもよい。
中心搬送波(Center frequency)は各コンポーネント搬送波に対して個別に使用されてもよく、物理的に隣接したコンポーネント搬送波に対して共通の一つの中心搬送波が使用されてもよい。一例として、図7で全コンポーネント搬送波が物理的に隣接していると仮定すれば、中心搬送波Aを使用することができる。また、各コンポーネント搬送波が物理的に隣接していないと仮定すれば、各コンポーネント搬送波に対して個別に中心搬送波A、中心搬送波Bなどを使用することができる。
本明細書においてコンポーネント搬送波はレガシーシステムのシステム帯域に該当してもよい。コンポーネント搬送波をレガシーシステムを基準に定義することによって、進化した端末とレガシー端末が共存する無線通信環境で逆支援性(backward compatibility)の提供及びシステムの設計を容易にすることができる。
搬送波集成によって全体システム帯域を拡張した場合に、各端末との通信に用いられる周波数帯域はコンポーネント搬送波単位に定義される。端末Aは、全体システム帯域である100MHzを使用することができ、5個のコンポーネント搬送波を全て用いて通信を行う。端末B〜Bは、20MHz帯域幅のみを使用することができ、1つのコンポーネント搬送波を用いて通信を行う。端末C及びCは40MHz帯域幅を使用することができ、それぞれ、2つのコンポーネント搬送波を用いて通信を行う。この2つのコンポーネント搬送波は論理/物理的に隣接していても隣接していなくてもよい。端末Cは隣接していない2つのコンポーネント搬送波を使用する場合を示し、端末Cは隣接している2つのコンポーネント搬送波を使用する場合を示している。
LTEシステムでは1個の下りリンクコンポーネント搬送波と1個の上りリンクコンポーネント搬送波を使用するのに対し、LTE−Aシステムでは、図7に示すように、複数のコンポーネント搬送波を使用することができる。このとき、制御チャネルがデータチャネルをスケジュールする方式は、既存のリンク搬送波スケジューリング(Linked carrier scheduling)方式とクロス搬送波スケジューリング(Cross carrier scheduling)方式とに区別できる。
より具体的に、リンク搬送波スケジューリングは、単一コンポーネント搬送波を使用する既存のLTEシステムと同様に、特定コンポーネント搬送波を通じて送信される制御チャネルが、当該特定コンポーネント搬送波を通じて送信されるデータチャネルのみをスケジュールする。
一方、クロス搬送波スケジューリングは、搬送波指示子フィールド(Carrier Indicator Field;CIF)を用いて、プライマリコンポーネント搬送波(Primary CC)を通じて送信される制御チャネルが、当該プライマリコンポーネント搬送波を通じて送信される或いは他のコンポーネント搬送波を通じて送信されるデータチャネルをスケジュールする。
図8は、LTE TDDシステムにおける無線フレームの構造を例示する。LTE TDDシステムにおいて無線フレームは2個のハーフフレーム(half frame)で構成され、各ハーフフレームは、2個のスロットを含む4個の一般サブフレームと、DwPTS(Downlink Pilot Time Slot)、保護区間(Guard Period、GP)及びUpPTS(Uplink Pilot Time Slot)を含む特別サブフレーム(special subframe)とで構成される。
特別サブフレームにおいて、DwPTSは、端末における初期セル探索、同期化又はチャネル推定に用いられる。UpPTSは、基地局におけるチャネル推定及び端末との上りリンク送信同期化に用いられる。すなわち、DwPTSは、下りリンク送信に、UpPTSは上りリンク送信に用いられ、特に、UpPTSは、PRACHプリアンブルやSRS送信の用途に用いられる。また、保護区間は、上りリンクと下りリンク間に下りリンク信号の多重経路遅延によって上りリンクで生じる干渉を除去するための区間である。
現在、LTE TDDシステムにおいて、特別サブフレームは、下記の表2のように総10個の設定と定義されている。
一方、LTE TDDシステムにおいて、上りリンク/下りリンクサブフレーム設定(UL/DL configuration)は、下記の表3のとおりである。
上記の表3で、Dは下りリンクサブフレーム、Uは上りリンクサブフレームを表し、Sは特別サブフレームを意味する。また、上記の表3では、各上りリンク/下りリンクサブフレーム設定において下りリンク−上りリンクスイッチング周期(Downlink−to−Uplink Switch−point periodicity)も示している。
現在の無線通信環境は、M2M(Machine−to−Machine)通信及び高いデータ伝送量を要求する様々なデバイスの出現及び普及に伴ってセルラー網に対するデータ要求量が急増している。高いデータ要求量を満たすために、通信技術は、より多い周波数帯域を效率的に使用するための搬送波集成(carrier aggregation)技術などと、限定された周波数内でデータ容量を高めるための多重アンテナ技術、多重基地局協調技術などへと発展しつつあり、通信環境は、ユーザの周辺にアクセス可能なノードの密度が高くなる方向に進化している。このような高い密度のノードを備えたシステムは、ノード同士の協調によってより高いシステム性能を示すことができる。このような方式は、各ノードが独立した基地局(Base Station(BS)、Advanced BS(ABS)、Node−B(NB)、eNode−B(eNB)、Access Point(AP)など)として動作して互いに協調しない時に比べて、格段に優れた性能を示す。
図9は、次世代通信システムにおいて多重ノードシステムを例示する図である。
図9を参照すると、全ノードが1つのコントローラによって送受信が管理され、個別ノードが1つのセルの一部のアンテナ集団のように動作すると、このシステムを、1つのセルを形成する分散多重ノードシステム(distributed multi node system;DMNS)と見なすことができる。このとき、各ノードは、別個のNode IDが与えられてもよく、別個のNode ID無しでセル内の一部のアンテナのように動作してもよい。しかし、各ノードが互いに異なるセル識別子(Cell identifier;ID)を有すると、これは多重セルシステムと見なされてもよい。このような多重セルがカバレッジによって重畳形態で構成される場合、これを多重ティアネットワーク(multi−tier network)と呼ぶ。
一方、Node−B、eNode−B、PeNB、HeNB、RRH(Remote Radio Head)、リレー及び分散アンテナなどをノードとすることができ、1つのノードには少なくとも1つのアンテナを設置する。ノードを送信ポイント(Transmission Point)と呼ぶこともできる。ノード(node)は、通常、一定間隔以上離れたアンテナグループのことを指すが、本発明では、ノードを間隔にかかわらずに任意のアンテナグループと定義しても適用可能である。
上述した多重ノードシステム及びリレーノードの導入によって、様々な通信技法の適用が可能になり、チャネル品質の改善を図ることができるが、上述したMIMO技法及びセル間協調通信技法を多重ノード環境に適用するためには、新しい制御チャネルが導入される必要がある。このような必要から新しく導入が議論されている制御チャネルがEPDCCH(Enhanced PDCCH)であり、このチャネルを既存の制御領域(以下、PDCCH領域)ではなくデータ領域(以下、PDSCH領域)に割り当てると決定した。その結果、このようなEPDCCHを用いて各端末別にノードに対する制御情報を送信することが可能になり、既存のPDCCH領域が不足しうる問題も解決することができる。参考として、EPDCCHは既存のレガシー端末には提供されず、LTE−A端末のみが受信することができる。また、EPDCCHは、既存のセル特定参照信号であるCRSではなく、DM−RS(或いは、CSI−RS)に基づいて送信及び受信がなされる。
図10は、EPDCCH、及びEPDCCHによってスケジュールされるPDSCHを例示する図である。
図10を参照すると、PDCCH 1及びPDCCH 2はそれぞれ、PDSCH 1及びPDSCH 2をスケジュールし、EPDCCHは他のPDSCHをスケジュールすることがわかる。特に、図9では、EPDCCHがサブフレームの4番目のシンボルから始まって最後のシンボルまで送信されている。
EPDCCHは、一般に、データを送信するPDSCH領域で送信することができ、端末は、自身へのEPDCCHの有無を検出するために、EPDCCH候補をモニタする。すなわち、EPDCCHに含まれたDCIを取得するために、端末は集成レベル
の検索領域においてあらかじめ定められた数のEPDCCH候補に対してブラインドデコーディングを行わなければならない。既存のPDCCHのための検索領域の集成レベルと同様に、EPDCCHのための検索領域の集成レベルも、1つのDCIを送信するために用いられるECCE(Enhanced CCE)の個数を意味する。
一方、eNBが定義する搬送波(carrier)には複数のタイプがありうる。その一つは、既存の3GPP LTEシステムの設計初期から存在した搬送波タイプであり、全てのサブフレームにおいて少なくとも先頭部における一部のOFDMシンボルでは全帯域にわたってCRS(cell−specific reference signal)が送信される搬送波である。便宜上、この搬送波をLCT(legacy carrier type)と称する。もう一つは、LCTとは違い、CRSが一部のサブフレーム及び/又は一部の周波数リソースでのみ送信される搬送波であり、これをNCT(new carrier type)と称する。NCTにおいてCRSは、同期獲得などの用途にのみ用いられ、その他、チャネルの復調用途には用いられない。
図11は、LCTとNCTのサブフレーム構造を比較する図である。特に、図11では、下りリンク制御に、LCTは既存のPDCCHを使用し、NCTはEPDCCHを使用すると仮定した。
以下、検索領域でPDCCH候補の位置とEPDCCH候補の位置を指定する方法を説明する。
まず、所定のサブフレーム
において構成されたCCEの個数を
と定義し、そのインデックスは0から
であると仮定する。この場合、3GPP標準文書では検索領域
(ただし、
)で当該集成レベル
のPDCCH候補
の位置を下記の式1のように定義している。
[数1]
上記の式1で、
は、共通検索領域の場合には
と設定され、端末特定領域の場合にも、上記のCIFが定義されていないと、すなわち、交差搬送波スケジューリング方式が適用されない場合なら、
と設定される。一方、端末特定領域の場合であるとともにCIFが定義されていると、すなわち、交差搬送波スケジューリング方式が適用されると、
は、
と定義される。ここで、
はCIF値を意味する。
また、共通検索領域の場合、
は0に設定される。一方、端末特定検索領域の場合には、
を、下記の式2のようにハッシュ(hashing)関数によって定義することができる。
[数2]
上記の式2で、
の値に設定される。また、
であり、
は、1つの無線フレームにおけるスロットインデックスを意味する。また、初期値を
と設定することができ、
は端末識別子を意味する。
EPDCCHのリソース領域は、複数のECCEに分割され、サブフレーム
、EPDCCHセット(set)
で集成レベル
である
個のEPDCCH候補が定義される場合、搬送波インデックス
に対する
番目のEPDCCH候補を構成するECCEのインデックスは、下記の式3によって決定される。式3で、
は、上記の式2の
と同様に決定されるが、EPDCCHセット
によって、
の値が異なるように決定されてもよい。
[数3]
既存のLTEシステムに新しい通信技法が導入されることから、1つのサブフレームで複数のサブフレームに対するDCIを送信する必要性が台頭する。このように1つのサブフレームが複数のサブフレームに対するDCIを送信する動作を、多重サブフレームスケジューリング(multi−subframe scheduling)或いは交差サブフレームスケジューリング(cross−subframe scheduling)と呼ぶことができる。
このような多重サブフレームスケジューリングが必要な一つの場合として、TDDシステムの上りリンク/下りリンクサブフレーム設定においてより多いサブフレームが上りリンク用途に用いられる場合を挙げることができる。一例として、1つの無線フレームを構成する10個のサブフレームにおいて下りリンクサブフレームとして2個のみを設定し、残り8個を上りリンクサブフレームとして設定することで、上りリンクトラフィックが非常に多い場合に活用することができる。この場合には、1個の下りリンクサブフレームで4個の上りリンクサブフレームに対するDCIを送信する多重サブフレームスケジューリングが発生する。
図12は、多重サブフレームスケジューリングの例を示す図である。
図12を参照すると、DCIが含む上りリンクグラントとこれに対応するPUSCH送信間に処理時間を保障するために、サブフレーム#0で送信された上りリンクグラントが、4ms以降から現れる4個の上りリンクサブフレーム#4、#6、#7及び#8をスケジュールする場合を示す。このとき、下りリンクサブフレーム2個、上りリンクサブフレーム8個である上りリンク/下りリンクサブフレーム設定を新しく定義する代わりに、下りリンクサブフレーム2個、特別サブフレーム2個、上りリンクサブフレーム6個と定義される既存の上りリンク/下りリンクサブフレーム設定#0を使用するが、特別サブフレームにおいてUpPTSを非常に長く設定して類似の効果を具現することができる。
多重サブフレームスケジューリングが必要な他の場合として、特定下りリンクサブフレームでDCI送信が不可能な場合を挙げることができる。一例として、サブフレーム#nでDCI送信が不可能であれば、サブフレーム#nで送信されたDCIによってスケジュールされるサブフレームの動作を定義できず、他のサブフレームでDCIを代わりに送信することによって当該動作を定義することができる。具体的に、サブフレーム#nにおける上りリンクグラントがサブフレーム#n+4におけるPUSCH送信をスケジュールするとき、サブフレーム#nでDCI送信が不可能であれば、DCI送信が可能なサブフレーム#n−1でサブフレーム#n+4の上りリンクグラントを代わりに送信することができる。この時、サブフレーム#n−1は、サブフレーム#n+3に対する上りリンクグラントも併せて送信することができる。図13に、多重サブフレームスケジューリングの他の例を示す。
図13のサブフレーム#nのようにDCI送信が不可能な場合は、次の1)乃至7)のような場合を含め、様々な理由から発生しうる。
1)当該サブフレームが激しいセル間干渉の発生から安定したDCI検出が不可能な場合。
2)該当サブフレームで複数のセルが同時に信号を送信するPMCH(physical multicast channel)やPRS(positioning reference signal)が広帯域で送信され、DCI送信に使用するリソースが存在しない場合であり、特に、NCTでEPDCCHを使用するとき、EPDCCH送信リソースがPMCHやPRS送信によって占有される場合。
3)当該サブフレームでPMCHやPRSのような信号が送信される際、既存のサブフレームとは異なる長さのCP(cyclic prefix)を使用することから、既存のサブフレームのCPを維持する動作を行うUEが当該サブフレームでDCIを受信できない場合。特に、NCTでEPDCCHを使用するとき、EPDCCHは一般(normal)CPを使用するのに対し、PMCHやPRSは拡張(extended)CPを使用することから、1つのサブフレームで同時に送信できない場合。
4)当該サブフレームが特別サブフレームであり、下りリンク送信のためのリソースが非常に少ないため、制御チャネル自体を送信できない場合。特に、EPDCCHを使用するNCTにおいて一般CPである特別サブフレーム設定#0及び#5であるか、拡張CPである特別サブフレーム設定#0及び#4であることから、EPDCCHを送信できない場合。
5)当該サブフレームでEPDCCHのためのDM RSの定義が不可能であり、EPDCCHを送信できない場合。特に、拡張CPである特別サブフレーム設定#7であることから、DM RSがDwPTSの領域に正しく存在できず、その結果、EPDCCHの送信が不可能な場合。
6)当該サブフレームの一部或いは全ての周波数領域でPSS/SSS/PBCH/SIB/ページング(Paging)などの、全てのUEが共通に受信すべき信号が送信されるが、これを回避してEPDCCHを設定するにはリソースが不足したり、又は同一周波数リソースを使用する場合に制御チャネルの信頼性が大きく損なわれる場合。一例として、システムの帯域幅が狭いため、PSS/SSS/PBCHを送信するとEPDCCHを送信するリソースがないか、又はEPDCCHのDM RSが損なわれて信頼性ある受信が不可能な場合、及び
7)その他の理由から当該サブフレームでDCI送信が不可能だと判断し、eNBがRRCのような上位層信号を用いて、当該サブフレームでDCI送信が不可能だという事実をUEに知らせた場合、などが、上記のDCI送信が不可能な場合の例示である。
図12及び図13で説明した場合は、1つのサブフレームで複数のサブフレームに対するスケジューリング、特に、複数のサブフレームに対する上りリンクグラント送信を行うという共通点がある。また、図12では多重サブフレームスケジューリングを行ったサブフレームに続いて上りリンクサブフレームが位置し、図13では多重サブフレームスケジューリングを行ったサブフレームに続いてDCIの送信されないサブフレームが位置するため、多重サブフレームスケジューリングを行ったサブフレームの次の時点ではDCIが送信されないという共通点もある。
本発明では、UEがDCIをモニタする、すなわち、ブラインドデコーディングを行う検索領域を構成する際、各DCIのデコーディング至急の程度、すなわち、DCIデコーディングの優先順位に基づいて検索領域を構成することを提案する。特に、本発明では、このような特徴に着目し、多重サブフレームスケジューリングを行うとき、隣接した時点にUEが対応すべきいDCIと、より遠い時点にUEが対応してもよいDCIとを区別して検索領域を構成することを提案する。
以下、本発明で提案する動作を具体的に説明する。ここでは、サブフレーム#n−1で多重サブフレームスケジューリングを行い、サブフレーム#nではDCIが送信されない場合を仮定する。しかし、本発明は、複数のサブフレームで多重サブフレームをスケジュールしたり、DCIの送信されないサブフレームが連続して現れたり、又は多重サブフレームスケジューリングが行われるサブフレームとDCIが送信されないサブフレームとの間にDCI送信可能サブフレームが存在する一般的な場合にも適用可能であることは明らかである。
まず、多重サブフレームスケジューリングを行うサブフレームでは、既存の検索領域に、追加のDCI送信のための検索領域を別途に設定することを提案する。すなわち、多重サブフレームスケジューリングが行われるサブフレームでは、そうでないサブフレームに比べて全体PDCCH候補(又は、EPDCCH候補)の個数が増加する。
この方法によれば、1つのサブフレームで複数のサブフレームに対応する複数のDCIが送信されるように十分の検索領域を確保し、UE間に検索領域が重なってDCIを送信できなくなる場合を減らすことができる。一方、1つのサブフレームにおける検索領域が増加すると、UEが単位時間内にモニタすべきDCIの候補の個数が増え、UEの計算複雑度が増加するだけでなく、バッテリー消耗も増加するという問題が発生する。
ただし、このような問題点は、追加される検索領域ではより遅めに検出してもかまわないDCIのみを送信できるようにすることによって解決することができる。すなわち、UEは、単位時間内のDCI検出個数を維持した状態で、多重サブフレームスケジューリングが実行されるサブフレームでは既存の検索領域に対してのみDCI検出を試み、その次のサブフレームにおいてDCIが送信されない時間を用いて追加検索領域に対するDCI検出を試みる。
図14は、本発明の実施例によって検索領域を構成した例を示す図である。特に、図14は、図13のサブフレーム#n−1における検索領域構成の例を示すものであり、全体制御チャネルリソース上でUEにDCIが送信される可能性のあるPDCCH候補(又は、EPDCCH候補)の位置を示している。ただし、図14では、説明の便宜のために論理的リソースインデックスを表示している。
図14を参照すると、まず、候補#0乃至#5では、多重サブフレームスケジューリングが作動しない場合と同一に検索領域が構成される。図14では、多重サブフレームスケジューリングが作動しない場合、6個の候補が1つのサブフレームで定義されると仮定し、これをデフォルト検索領域と呼ぶ。このようなデフォルト検索領域では、より迅速なUEの対応が必要なDCI、すなわち、UEが相応する動作を行うサブフレームが相対的に近いDCIを送信する。この例としては、図13を取り上げると、サブフレーム#n+3におけるPUSCHに対する上りリンクグラント及び/又はサブフレーム#n−1におけるPDSCHに対する下りリンク割り当て(DL assignment)とこれに対するサブフレーム#n+3におけるHARQ−ACK送信がある。
また、図14では、さらに、多重サブフレームスケジューリングのために2つの候補#6及び#7を追加したことがわかる。これを追加検索領域と呼び、相対的にUE動作に余裕のあるDCIを送信する用途にのみ用いることができる。また、この例としては、図13を取り上げると、サブフレーム#n−1の場合、サブフレーム#n+4におけるPUSCHに対する上りリンクグラント及び/又はサブフレーム#nにおけるPDSCHに対する下りリンク割り当て(DL assignment)とこれに対するサブフレーム#n+4におけるHARQ−ACK送信がある。
UEは、図14のように検索領域が構成されると、1つのサブフレームで6個の候補をデコードする能力をそのまま維持するという仮定の下に、まず、デフォルト検索領域に位置している6個の候補をサブフレーム#n−1でデコードし、サブフレーム#n+3における動作を準備する。一方、サブフレーム#nでDCIが送信されず、その時間にDCIデコーディング回路を再利用して追加検索領域に位置している2個の候補をデコードし、サブフレーム#n+4における動作を準備する。
図15及び図16は、本発明の実施例によって検索領域を構成した場合、UEの動作を例示する図である。
まず、図15は、PDCCHのデコーディング動作を示すものであり、1つのサブフレームで受信したPDCCHに対して、ブラインドデコーディングをデフォルト検索領域で行い、該ブラインドデコーディングは当該サブフレームで完了できると仮定した。また、図16は、EPDCCHのデコーディング動作を示すものであり、1つのサブフレームで受信したEPDCCHに対して、ブラインドデコーディングを次のサブフレームにおいてデフォルト検索領域で行い、このブラインドデコーディングも同様、当該次のサブフレームで完了できると仮定した。
図14を、図12のサブフレーム#0における動作を取り上げて説明すると、サブフレーム#4及び#6におけるPUSCHに対する上りリンクグラント及び/又はサブフレーム#0におけるPDSCHに対する下りリンク割り当ては、デフォルト検索領域の候補を用いて送信されるが、サブフレーム#7及び#8におけるPUSCHに対する上りリンクグラントは、追加検索領域に位置している候補を用いて送信される。こうすると、その後に現れる上りリンクサブフレームにおいて当該追加検索領域をブラインドデコードしても、UEの当該上りリンクグラントに対応する上りリンク送信には問題が発生しない。
上述したとおり、多重サブフレームスケジューリングを行うサブフレームの追加検索領域は、相対的に時間余裕のあるDCIを送信するために用いる。この相対的に時間余裕のあるDCIは、相対的に遠くに離れたサブフレームにおけるPUSCHに対する上りリンクグラントを含み、また相対的に遠くに離れたサブフレームにおけるPDSCHに対する下りリンク割り当て、例えば、当該多重サブフレームスケジューリングを行うサブフレーム以降のサブフレームにおけるPDSCHに対する下りリンク割り当てを含むことができる。
一方、場合によっては、相対的に時間余裕のあるDCIをデフォルト検索領域で送信することを許容することもできる。例えば、図13のサブフレーム#n−1で、図14のデフォルト検索領域の候補のいずれかを用いて、サブフレーム#n+4のPUSCHのための上りリンクグラントを送信することができる。このような動作は、特に、多重サブフレームスケジューリングを行う時点で、特定UEに至急なDCIを送信する必要がない場合に活用することができ、特に、追加検索領域を他のUEのDCI送信に活用できるという長所がある。
そのために、デフォルト検索領域で送信されたDCIはどのサブフレームにおける動作を指示しているかに関して区別される必要がある。このような区別は、DCIに対象サブフレームを示す指示子を追加したり、或いは対象サブフレームに従って別々のRNTIを用いてDCIをマスクして具現することができる。対象サブフレームを示す指示子が追加される場合には、追加検索領域で送信されるDCIにはこのような指示子が省略されたり、或いは全ビットが0に設定されたステートのように特定ステートと固定し、UEが間違ってDCI検出に成功したと判断する確率を減らすことができる。
一方、デフォルト検索領域の候補と追加検索領域の候補は、図14に示したように連続した制御チャネルリソースで構成されてもよいが、一定の規則で並び替えられて相互反復して現れるように設定されてもよい。特に、この動作は、特定候補が特定のリソース領域に集中して現れることから周波数選択的送信などに制約が発生することを防ぐことに役立つ。
図17は、本発明の実施例によって検索領域を構成した他の例を示す図である。
特に、図17には、全体制御チャネルリソースで総16個のDCI送信が可能であり、デフォルト検索領域を構成する候補が6個であり、追加検索領域を構成する候補が2個である場合を示す。具体的に、候補#1、#3、#5、#9、#11、#13がデフォルト検索領域を構成する候補であり、候補#7、#15が追加検索領域を構成する候補である。したがって、図17では、3個のデフォルト検索領域を構成する候補が位置した後に、1つの追加検索領域を構成する候補が現れ、且つ各候補の間には1つの制御チャネルリソースだけの間隔をおいて、全ての候補が全体制御チャネルリソース領域に均一に分布するように構成した。
これは、上記の式3の、EPDCCH候補を構成するECCEのインデックスを算出する式によって具現することができる。
例えば、全体候補個数である
を、デフォルト検索領域の候補個数である
及び追加検索領域の候補個数である
の和と設定し、候補のインデックスである
を0から
まで変更する過程で
値によってデフォルト検索領域の候補と追加検索領域の候補とを区別することによって具現することができる。すなわち、式3で、
と設定するが、
となる候補を追加検索領域の候補として設定する。
又は、

及び
と設定し、デフォルト検索領域の候補及び追加検索領域の候補を個別の式で誘導するが、両検索領域の候補間の重複を防止するために、いずれか一方の検索領域の候補に一定のオフセットを与えることができる。例えば、追加検索領域の場合、
に1のような特定数字を加えることによって、デフォルト検索領域と異なる位置で候補が構成されるようにすることができる。或いは、追加検索領域の場合には、
を生成するために用いるパラメータ
の値として、デフォルト検索領域とは異なる値を用いることもできる。
図18乃至図20は、本発明の実施例によってEPDCCH候補を構成した例を示す図である。特に、図18乃至図20で、検索領域の候補を示すボックス中には、当該検索領域候補のインデックスが表示されている。
図18は、追加検索領域が、デフォルト検索領域のために設定されたPRB対を共に使用するとともに、追加検索領域の候補がデフォルト検索領域の候補に追加されるように設定された例を示す。特に、図18では、3個のデフォルト検索領域を構成する候補が位置した後に、1つの追加検索領域を構成する候補が出現する形態としており、候補#3、#7が追加検索領域を構成する候補である。
図19は、追加検索領域のための別途のPRB対を設定した例であり、デフォルト検索領域のためのPRB対が存在する状況で、追加の一部PRB対が追加検索領域のために設定された場合に該当する。特に、図19では、候補#6、#7が追加検索領域を構成する候補である。
図20は、多重サブフレームスケジューリングが発生するサブフレームにおけるEPDCCHのためのPRB対を、多重サブフレームスケジューリングが発生しないサブフレームにおけるEPDCCHのためのPRB対とは異なるように、すなわち、より多いPRB対を設定した例を示す。具体的に、図20は、図18と同様に、3個のデフォルト検索領域を構成する候補が位置した後に、1つの追加検索領域を構成する候補が出現する形態で構成したものであり、候補#3、#7が追加検索領域を構成する候補である。
これは、多重サブフレームスケジューリングが発生するサブフレームではより多いリソースを用いてEPDCCHを送信する必要があるためである。
図21は、本発明の一実施例に係る通信装置のブロック構成図である。
図21を参照すると、通信装置2100は、プロセッサ2110、メモリ2120、RFモジュール2130、ディスプレイモジュール2140、及びユーザインターフェースモジュール2150を備えている。
通信装置2100は説明の便宜のために示されたもので、一部のモジュールは省略されてもよい。また、通信装置2100は必要なモジュールをさらに備えることができる。また、通信装置2100において、一部のモジュールは、より細分化したモジュールに区分することができる。プロセッサ2110は、図面を参照して例示した本発明の実施例に係る動作を実行するように構成される。具体的に、プロセッサ2110の詳細な動作は、図1乃至図20に記載された内容を参照することができる。
メモリ2120は、プロセッサ2110に接続し、オペレーティングシステム、アプリケーション、プログラムコード、データなどを格納する。RFモジュール2130は、プロセッサ2110に接続し、基底帯域信号を無線信号に変換したり、無線信号を基底帯域信号に変換する機能を果たす。そのために、RFモジュール2130は、アナログ変換、増幅、フィルタリング及び周波数アップコンバート又はこれらの逆過程を行う。ディスプレイモジュール2140は、プロセッサ2110に接続し、様々な情報をディスプレイする。ディスプレイモジュール2140は、これに制限されるものではないが、LCD(Liquid Crystal Display)、LED(Light Emitting Diode)、OLED(Organic Light Emitting Diode)のような周知の要素を用いることができる。ユーザインターフェースモジュール2150は、プロセッサ2110に接続し、キーパッド、タッチスクリーンなどのような周知のユーザインターフェースの組合せで構成可能である。
以上説明してきた実施例は、本発明の構成要素及び特徴を所定形態に結合したものである。各構成要素又は特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮しなければならない。各構成要素又は特徴は、他の構成要素や特徴と結合しない形態で実施することもでき、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明される動作の順序は変更されてもよい。ある実施例の一部構成や特徴は、他の実施例に含まれてもよく、他の実施例の対応する構成又は特徴に取り替わってもよい。特許請求の範囲において明示的な引用関係にない請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正により新しい請求項として含めたりできるということは明らかである。
本発明に係る実施例は、様々な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア又はそれらの結合などによって具現することができる。ハードウェアによる具現では、本発明の一実施例は、一つ又はそれ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現では、本発明の一実施例は、以上で説明された機能又は動作を実行するモジュール、手順、関数などの形態として具現することができる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに記憶され、プロセッサによって駆動可能である。メモリユニットは、プロセッサの内部又は外部に設けられ、公知の様々な手段によってプロセッサとデータを交換することができる。
本発明は、本発明の特徴から逸脱しない範囲で別の特定の形態に具体化できるということが当業者にとっては自明である。したがって、上記の詳細な説明は、いずれの面においても制限的に解釈してはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的な解釈によって決定すべきであり、本発明の等価的範囲内における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。
以上、無線通信システムにおいて下りリンク制御情報を検出するための検索領域を設定する方法及びそのための装置は、3GPP LTEシステムに適用される例を中心に説明したが、3GPP LTEシステムの他、様々な無線通信システムにも適用することができる。

Claims (16)

  1. 無線通信システムにおいて端末が基地局から制御チャネルを受信する方法であって、
    第1サブフレーム上の検索領域で制御チャネル候補をモニタし、前記第1サブフレームから予め設定されたサブフレーム以降の1つ以上のサブフレームのそれぞれに対応する制御情報を含む前記制御チャネルを受信するステップを有し、
    前記1つ以上のサブフレームが複数個である場合、前記制御チャネル候補は、前記複数個のサブフレームのそれぞれに対応する制御情報によって区別されることを特徴とする、制御チャネル受信方法。
  2. 前記制御チャネルを受信するステップは、
    前記第1サブフレームで前記制御情報のうちの第1制御情報を検出するためにモニタするステップと、
    前記第1サブフレームの次のサブフレームである第2サブフレームで前記制御情報のうちの第2制御情報を検出するためにモニタするステップと、
    を有することを特徴とする、請求項1に記載の制御チャネル受信方法。
  3. 前記制御チャネルを受信するステップは、
    前記第1サブフレームの次のサブフレームである第2サブフレームで前記制御情報のうちの第1制御情報を検出するためにモニタするステップと、
    前記第2サブフレームの次のサブフレームである第3サブフレームで前記制御情報のうちの第2制御情報を検出するためにモニタするステップと、
    を有することを特徴とする、請求項1に記載の制御チャネル受信方法。
  4. 前記第1制御情報に対応する制御チャネル候補のインデックスと前記第2制御情報に対応する制御チャネル候補のインデックスは、連続して設定されることを特徴とする、請求項2又は3に記載の制御チャネル受信方法。
  5. 前記第1制御情報に対応する制御チャネル候補のインデックスと前記第2制御情報に対応する制御チャネル候補のインデックスは、予め設定された規則によって非周期的に設定されることを特徴とする、請求項2又は3に記載の制御チャネル受信方法。
  6. 前記1つ以上のサブフレームが複数個である場合に前記検索領域が設定されるリソース領域は、前記1つ以上のサブフレームが1つである場合に前記検索領域が設定されるリソース領域よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の制御チャネル受信方法。
  7. 前記第1制御情報を検出するための検索領域が設定されるリソース領域は、前記第2制御情報を検出するための検索領域が設定されるリソース領域と異なることを特徴とする、請求項2又は3に記載の制御チャネル受信方法。
  8. 前記第1制御情報がスケジュールするサブフレームは、前記第2制御情報がスケジュールするサブフレームよりも前に位置することを特徴とする、請求項2又は3に記載の制御チャネル受信方法。
  9. 無線通信システムにおける端末装置であって、
    基地局と信号を送受信するための無線通信モジュールと、
    前記信号を処理するためのプロセッサと、
    を備え、
    前記プロセッサは、
    第1サブフレーム上の検索領域で制御チャネル候補をモニタし、前記第1サブフレームから予め設定されたサブフレーム以降の1つ以上のサブフレームのそれぞれに対応する制御情報を含む制御チャネルを受信するように前記無線通信モジュールを制御し、
    前記1つ以上のサブフレームが複数個である場合、前記制御チャネル候補は、前記複数個のサブフレームのそれぞれに対応する制御情報によって区別されることを特徴とする、端末装置。
  10. 前記プロセッサは、
    前記第1サブフレームで前記制御情報のうちの第1制御情報を検出するためにモニタし、前記第1サブフレームの次のサブフレームである第2サブフレームで前記制御情報のうちの第2制御情報を検出するためにモニタすることを特徴とする、請求項9に記載の端末装置。
  11. 前記プロセッサは、
    前記第1サブフレームの次のサブフレームである第2サブフレームで前記制御情報のうちの第1制御情報を検出するためにモニタし、
    前記第2サブフレームの次のサブフレームである第3サブフレームで前記制御情報のうちの第2制御情報を検出するためにモニタすることを特徴とする、請求項9に記載の端末装置。
  12. 前記第1制御情報に対応する制御チャネル候補のインデックスと前記第2制御情報に対応する制御チャネル候補のインデックスは、連続して設定されることを特徴とする、請求項10又は11に記載の端末装置。
  13. 前記第1制御情報に対応する制御チャネル候補のインデックスと前記第2制御情報に対応する制御チャネル候補のインデックスは、予め設定された規則によって非周期的に設定されることを特徴とする、請求項10又は11に記載の端末装置。
  14. 前記1つ以上のサブフレームが複数個である場合に前記検索領域が設定されるリソース領域は、前記1つ以上のサブフレームが1つである場合に前記検索領域が設定されるリソース領域よりも大きいことを特徴とする、請求項9に記載の端末装置。
  15. 前記第1制御情報を検出するための検索領域が設定されるリソース領域は、前記第2制御情報を検出するための検索領域が設定されるリソース領域と異なることを特徴とする、請求項10又は11に記載の端末装置。
  16. 前記第1制御情報がスケジュールするサブフレームは、前記第2制御情報がスケジュールするサブフレームよりも前に位置することを特徴とする、請求項10又は11に記載の端末装置。
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