JP2016507973A - Tddシステムにおけるdl/ulリソース設定方法及び装置 - Google Patents

Tddシステムにおけるdl/ulリソース設定方法及び装置 Download PDF

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Abstract

本開示の実施形態は、時分割複信(TDD)システムにおけるDL/ULリソース設定方法及び装置に関する。この方法は、複数のセル内の基地局間の干渉状態に基づいて、複数のセルを非結合クラスタに分割することと、非結合クラスタの少なくとも1つのそれぞれにおいて、クラスタ内セルのトラフィック状態及び性能測定基準に基づいて、そこに含まれているクラスタ内セルの連携DL/ULリソース設定を実施することにより、クラスタ内セルに対する各DL/ULリソース設定を決定することと、を備えて良い。本開示の実施形態によれば、時間領域のリソースは、より効率的に利用されて良く、更に、低コストでより良い全体的性能を実現することを期待されて良い。【選択図】図4

Description

本開示の実施形態は一般に無線通信技術の分野に関する。特に、時分割複信(TDD)システムにおけるダウンリンク(DL)/アップリンク(UL)リソース設定方法及び装置に関する。
無線通信データサービスの急速な発展に伴い、データレート及びカバレッジ品質に対する要求は絶えず増加している。第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューションアドバンスト(LTE−A)においては、ネットワーク性能を改善するために、ヘテロジニアスネットワーク(ヘットネット)技術が提案されている。ヘットネットには、例えば、マクロセル、RRH、及び、ピコセル、フェムトセル、中継機等の低電力で動作する小型基地局ノードが配備されている。小型基地局ノードによれば、エンドユーザと基地局との間の距離は大幅に短縮する。また、受信信号の品質が向上し、更に、送信レート、スペクトル効率、セル端ユーザに対するカバレッジも改善する。
しかしながら、複数の基地局の使用により、いくつかの課題、特に干渉が生じる可能性がある。例えば、ピコセル、フェムトセル、中継機等の小型基地局が信号等を送信した場合には、逆に、マクロセルは小型基地局と干渉するであろう。ユーザ機器(UE)も、信号を基地局に送信した場合に、他のUEと干渉するかもしれない。
加えて、時分割LTE(TD−LTE)システムにおいては、非対称DL/ULデータトラフィックに適応するために、非対称DL/ULリソース設定スキームが有利に提案されている。図1に概略的に示すように、このスキームでは、7つの異なる半静的DL/UL設定が提供される。
図1に示すように、TDD無線フレームは、0〜9でラベル付けされた10個のサブフレームから成る。各サブフレームは、DL送信又はUL送信のために使用されて良く、或いは、DL期間とUL期間との間の特別なサブフレームとして使用されても良い。例として設定0をとると、サブフレーム0及び5はDL送信のために使用され、サブフレーム2〜4及びサブフレーム7〜9はUL送信のために使用され、サブフレーム1及び6は特別なサブフレームとして使用される。これらは、それぞれ“D”、“U”、“S”でラベル付けされている。
このような非対称リソース設定スキームは、ULデータサイズ及びDLデータサイズに基づいて基地局が適切な設定を選択可能な異なるDL/UL設定パターンを提供する。従って、この半静的なリソース割当は、リソース利用レートを改善することができる。いくつかの事例では、トラフィック要件が大幅に変動する可能性があるので、半静的なリソース割当は、瞬間的なトラフィック条件に合致しないかもしれない。従って、瞬間的なトラフィック条件に適応するために、TD−LTEシステムでは更なるメカニズムを採用する必要がある。トラフィック要件に対してより適応するために、再設定のための時間スケールが数十/数百ミリ秒であることが示唆されている動的DL/ULリソース設定が提案されている。
DL/UL割当を動的に再設定することにより、ネットワークは、DL方向とUL方向のいずれにおいても、トラフィック適応から利益を得られる。しかしながら、このような動的設定スキームでは、それもまた、隣接するセルの送信方向に合致しないことが原因で、クロスサブフレーム同一チャネル干渉(CCI)をもたらす可能性がある。
図2Aが示す2つのセル(セル0及びセル1)のシナリオを例にとる。なお、セル0は設定5を使用し、セル1は設定6を使用する。図2Bが示すように、セル0に対するDL送信用、セル1に対するUL送信用にそれぞれ指定されたサブフレーム3、4、7、8では、RRU0からユーザ機器UE0へのDL送信は、セル1のUL送信により著しい干渉を受ける。例えば、図2Aが示すように、UE−UE CCIが生じる。同様に、セル1のリモート無線部RRU1の受信品質も、セル0のRRU0のダウンリンク送信中におけるRRU0からの電力漏れが原因で劣化する。例えば、図2Bが示すように、RRU−RRU CCIが生じる。従って、DL/UL割当の適用により得られる利益は、これらのCCIが原因で著しく損なわれる。
従って、当技術分野におけるリソース割当に対して新たな技術的解決法が必要とされている。
上記を鑑み、本開示は、先行技術における課題の少なくとも一部を解決する又は少なくとも部分的に軽減するために、TDDシステムにおけるリソース割当のための新しい解決法を提供する。
本開示の第1の観点によると、TDDシステムにおけるDL/ULリソース設定方法が提供される。この方法は、複数のセル内の基地局間の干渉状態に基づいて、前記複数のセルを非結合クラスタ(disjoint clusters)に分割することと、前記非結合クラスタの少なくとも1つのそれぞれにおいて、クラスタ内セル(in-cluster cells)のトラフィック状態及び性能測定基準(performance metrics)に基づいて、そこに含まれている前記クラスタ内セルの連携DL/ULリソース設定を実施することにより、前記クラスタ内セルに対する各DL/ULリソース設定を決定することと、を備えて良い。
本開示の実施形態において、前記クラスタ内セルの連携DL/ULリソース設定を実施することは、前記クラスタ内セルの前記トラフィック状態及び前記性能測定基準を組み合わせた全体的性能測定基準の最適化目標(optimization objective)を伴う最適化リソース設定工程を実施することにより、前記クラスタ内セルにサブフレーム設定を割り当てることを含んで良い。
本開示の他の実施形態において、前記最適化リソース設定工程を実施することは、前記セル用の設定における同一のサブフレームでのサブフレームの組み合わせを示す全ての可能なサブフレームパターンの少なくとも一部分に対する前記性能測定基準に関する履歴情報を取得することと、前記クラスタ内セルの前記トラフィック状態に関する情報を取得することと、最適な全体的性能測定基準を得るために、前記性能測定基準に関する前記履歴情報及び前記トラフィック状態に関する前記情報に基づいて、前記クラスタ内セル用の設定を探索することと、を含んで良い。
本開示の更なる実施形態において、前記可能なサブフレームパターンの少なくとも一部分は、ダウンリンク送信用サブフレームとアップリンク送信用サブフレームの両方を含む各サブフレームパターンを含んで良い。
本開示の更なる実施形態において、前記最適化リソース設定工程を実施することは、前記クラスタ内セル用の初期設定をそれらの各トラフィック状態及び/又は伝搬性に基づいて決定することを更に含んで良い。
本開示の更なる実施形態において、前記最適化リソース設定工程を実施することは、トレリス探索アルゴリズム(trellis exploration algorithm)に基づいていて良い。
本開示の更なる実施形態において、クラスタ内のセルの数は、所定の値に制限されていて良い。
本開示の他の実施形態において、リソース再設定のトリガに応答して再実施されて良い。
本開示の更なる他の実施形態において、前記性能測定基準は、1又は複数の、ダウンリンクスループット性能、アップリンクスループット性能、全体的システムスループット、信号品質、トラフィック状態マッチ、を含んで良い。
本開示の更なる他の実施形態において、前記複数のセル内の基地局間の前記干渉状態は、1又は複数の、セル間の距離、セル間の経路損失、セル間のカップリング損失、干渉測定の履歴(history interference measurements)、ダウンリンク/アップリンクスループットの履歴(history downlink/uplink throughputs)、サブフレーム設定の履歴(history subframe configurations)、を含んで良い。
本開示の第2の観点によると、TDDシステムにおけるリソース割当装置も提供される。この装置は、複数のセル内の基地局間の干渉状態に基づいて、前記複数のセルを非結合クラスタ(disjoint clusters)に分割するように構成されているセルクラスタリング部と、前記非結合クラスタの少なくとも1つのそれぞれにおいて、クラスタ内セル(in-cluster cells)のトラフィック状態及び性能測定基準(performance metrics)に基づいて、そこに含まれている前記クラスタ内セルの連携DL/ULリソース設定を実施することにより、前記クラスタ内セルに対する各DL/ULリソース設定を決定するように構成されているリソース設定部と、を備えて良い。
本開示の第3の観点によると、コンピュータプログラムコードを記憶するコンピュータ読み取り可能な記録媒体が更に提供される。コンピュータプログラムコードは、実行された場合に、第1の観点の実施形態のいずれかに係る方法における動作を装置に実行させるように構成されている。
本開示の第4の観点によると、第3の観点に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えるコンピュータプログラム製品が提供される。
本開示の実施形態によれば、時間領域のリソースは、より効率的に利用されて良く、更に、低コストでより良い全体的性能を実現することを期待されて良い。
本開示の上記及び他の特徴は、添付図面を参照する実施形態において示されるように、実施形態における詳細な説明を通してより明らかになるであろう。なお、添付図面において、同様の参照番号は、同一又は同様の構成を表す。
3GPPにより特定されるLTE TDDシステムにおけるDL/UL設定の概略図である。 2つのセルのシナリオにおけるCCIの例の概略図である。 図2AのシナリオにおいてCCIを生成可能なサブフレームのを概略図である。 本開示の実施形態が実施されて良いネットワークの概略図である。 本開示の実施形態に係るTDDシステムにおけるDL/ULリソース設定方法のフローチャートを概略的に示す図である。 本開示の実施形態に係るクラスタリングの概略図である。 本開示の実施形態に係る典型的な設定パターンの概略図である。 本開示の実施形態に係る典型的なサブフレームパターンの概略図である。 本開示の実施形態に係る連携DL/ULリソース設定の概略図である。 本開示の実施形態に係るトレリス探索アルゴリズムに基づく連携DL/ULリソース設定の概略図である。 本開示の実施形態に係るTDDシステムにおけるDL/ULリソース設定装置を概略的に示すブロック図である。 RRU−RRU MCLの累積密度関数(CDF)を示す図である。 λDL=0.5及びδ=0.5である場合の3つの異なる事例に対するセル平均DPT及びUPTを示す図である。 λDL=0.5及びδ=0.5である場合の3つの異なる事例に対するセル端DPT及びUPTを示す図である。
以下、TDDシステムにおけるDL/ULリソース設定方法及び装置は、添付図面を参照しながら実施形態を通して詳細に説明される。これらの実施形態は、単に当業者が本開示をより良く理解でき、実施できるように提示されたものであり、任意の方法で本開示の範囲を限定することを意図するものでないことを理解すべきである。
添付図面において、本開示の様々な実施形態は、ブロック図、フローチャート、他の図表等で示されている。フローチャート又はブロック内の各ブロックは、モジュール、プログラム、又は、特定の論理機能を実行するための1又は複数の実行可能な命令を含むコードの一部を表すことができる。また、これらのブロックは、方法のステップを実行するために特定の順序で示されているが、実際問題として、それらは、必ずしも示された順序に従って実行されなくて良い。例えば、それらは、逆順序又は同時に実行されて良い。それは、各動作の種類に依存する。また、ブロック図及び/又はフローチャート内の各ブロック、及び、それらの組み合わせは、特定の機能/動作を実行するための専用のハードウェアに基づくシステム又は専用のハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせにより実現されることに留意すべきである。
一般的には、特許請求の範囲で使用される全ての用語は、本明細書において他に明示的に定義されない限り、当技術分野における通常の意味に従って解釈されるべきである。"1つの/前記(a/an/the/said)[要素、デバイス、構成要素、手段、ステップ等]"に関する全ての言及は、特に明記しない限り、複数のこのようなデバイス、構成要素、手段、部、ステップ等を除外することなく、少なくとも1つの要素、デバイス、構成要素、手段、部、ステップ等のインスタンスを言及するものとして率直に解釈されるべきである。また、本明細書において使用される不定冠詞“1つの(a/an)”は、複数のこのようなステップ、部、モジュール、デバイス、オブジェクト等を除外しない。
また、本開示の文脈において、ユーザ機器(UE)は、端末、携帯端末(MT)、加入者設備(SS)、携帯加入者設備(PSS)、移動局(MS)、又は、アクセス端末(AT)を表すことができる。また、UE、端末、MT、SS、PSS、MS、又は、ATの一部又は全ての機能が含まれて良い。更に、本開示の文脈において、用語“BS”は、ノードB(ノードB又はNB)、進化型ノードB(eノードB又はeNB)、無線ヘッド(RH)、リモート無線ヘッド(RRH)、中継機、フェムト、ピコのような低電力ノード等を表すことができる。
本開示のより良い理解のために、TDDヘテロジニアスネットワークに基づくクラウドを例として取り上げることにより、本開示の実施形態について以下に説明する。しかしながら、本発明は、当業者であれば理解できるように、任意の他の適切な通信システムに適用可能である。
初めに、図3を参照して、本開示の実施形態が実施されるTDDヘテロジニアスネットワークに基づくクラウドを説明する。図示されているように、集中型RAN(Radio Access Network)ネットワークには、複数のリモート無線部(RRU)が密に配備されている。RRUは、セルに相当し、無線周波数(RF)フロントエンド機能のみを伴う各ローカルサイトにインストールされる。全てのRRUは、光ファイバネットワークを介して中央制御部(CCU)に接続される。(ベースバンドを含む)全ての処理部/能力は、CCUにプールされている。このような集中型RANアーキテクチャのために、それは、連携制御としてDL/UL再設定を策定する可能性を提供し、本開示において効率的に実施される。
以下、図4を参照して、本開示において提供されるTDDシステムにおけるDL/ULリソース再設定方法を説明する。
図4に示すように、最初にS401において、複数のセルは、複数のセル内の基地局間の干渉状態に基づいて、非結合クラスタに分割される。
本開示の実施形態において、新規のクラスタに基づく動的DL/UL再設定スキームが提案されている。従って、このステップにおいて、クラスタリングは、セルを複数の非結合クラスタに分割するために最初に実施されて良い。本開示の実施形態において、セル内の基地局間の干渉状態に基づいて実行されて良い。中央制御機として中央に位置するBBUは、干渉状態を収集するために、ネットワークを監視して良い。また、干渉状態は、セル間の距離、セル間の経路損失、セル間のカップリング損失、干渉測定の履歴、ダウンリンク/アップリンクスループットの履歴、サブフレーム設定の履歴、又は、干渉状態を反映可能な任意の他の基準を含んで良いが、これに限定されるものではない。
また、クラスタ内のセルの数(即ち、クラスタ内セルの数)も、所定の値に制限されて良い。クラスタ内セルの数は、信号オーバーヘッド(signaling overhead)、設計自由度(design degrees of freedom)(DoFs)、計算複雑さ(computation complexity)等に関連して良い。従って、クラスタ内セルの数を妥当な値に制限することが望ましく、その値は、上述した因子、即ち、信号オーバーヘッド、DoFs、計算複雑さ等、を考慮することにより決定されて構わない。例えば、所定の値は、予め3に設定されて良い、即ち、最大3つのセルがクラスタ内に含まれて良い。
クラスタリングは、所定の時間間隔(数十/数百ミリ秒)ごとに動的に実施されて良い。従って、所謂クラスタ境界効果は、ランダム化のために上手く管理されるだろう。
このように、セルは、相互に非常に干渉するセルをそれぞれ含む非結合又は孤立クラスタに分類される。例示目的で、図5には、3つの非結合クラスタ、即ち、セル0〜2を含む第1クラスタ、1つのセル(即ち、セル3)のみを含む第2クラスタ、セル4及び5を含む第3クラスタが示されている。
次に、ステップS402では、非結合クラスタの少なくとも1つのそれぞれにおいて、クラスタ内セルのトラフィック状態及び性能測定基準に基づいて、そこに含まれているクラスタ内セルの連携リソース割当を実施することにより、クラスタ内セルに対する各DL/ULリソース設定を決定する。
図5に示すように、3つの非結合セルクラスタが存在する。そして、これらの非結合セルクラスタは、2つのタイプ、即ち、セルを1つだけ含むセルクラスタ(タイプ1のクラスタ)と複数のセルを含むセルクラスタ(タイプ2のクラスタ)、に分割されて良い。
タイプ1のクラスタには、セルが1つしか存在しないので、セルは、他のセルを考慮することなく自由にリソース設定を選択することができる。タイプ2のクラスタにおいては、クラスタ内セルに対する各リソース設定を決定するために、クラスタ内に含まれるセルの連携リソース割当が実施されて良い。
トラフィック状態に対する適応及びシステム性能は、懸念されている重要事項である。従って、連携リソース割当は、クラスタ内セルのトラフィック状態及び性能測定基準に基いて実施されて良い。特に、クラスタ内セルのトラフィック状態及び性能測定基準を組み合わせた全体的性能測定基準の最適化目標を伴う最適化リソース設定工程を実施することにより、クラスタ内セルにサブフレーム設定を割り当てて良い。
トラフィック状態は、各クラスタ内セルに対するDLトラフィック、ULトラフィックついての状態を参照する。加えて、本開示の実施形態において、最適化目標、即ち、全体的性能測定基準は、1又は複数の、ダウンリンクスループット性能、アップリンクスループット性能、全体的システムスループット、信号品質、トラフィック状態マッチ、を含んで良い。つまり、最適化工程は、それぞれの最適化目標又は複数の最適化目標を伴って実施され、それは実際的要求に依存する。従って、例えば、干渉計測のサブフレーム/フレーム履歴(subframe/frame history interference measurements)あたり、DL/ULスループットのサブフレーム/フレーム履歴(subframe/frame history DL/UL throughput)あたり、リソース設定の履歴(history resource configuration)あたり、の総計DL/ULトラフィック比率(aggregated DL/UL traffic ratio)といったいくつかのパラメータ又は測定値を取得することが必要とされる。
本開示の実施形態において、最適化リソース設定工程を実施することは、全ての可能なサブフレームパターンの少なくとも一部分に対する性能測定基準に関する履歴情報を取得することと、クラスタ内セルのトラフィック状態に関する情報を取得することと、最適な全体的性能測定基準を得るために、性能測定基準に関する履歴情報及びトラフィック状態に関する情報に基づいて、クラスタ内セル用の設定を探索することと、を含んで良い。
本開示では、用語“設定パターン”及び“サブフレームパターン”が新たに導入される。この用語“設定パターン”又は“CP”、即ち、サブフレーム設定パターンは、クラスタ内セルに割り当てられたサブフレーム設定に対する異なる組み合わせを意味する。図6Aは2つの異なる設定パターンCP{5,6}とCP{4,6}を概略的に示す。そして、CP{5,6}とCP{4,6}とは、それぞれDL/ULサブフレーム設定5と6、設定4と6の組み合わせを表す。用語“サブフレームパターン”又は“SP”は、図6Bに示すように、セルに割り当てられたサブフレーム設定に対するサブフレームにおけるサブフレームの組み合わせを意味する。加えて、図6Bも、2つのサブフレーム設定に関する設定パターンに対する、4つのサブフレームパターンSP0〜3を示す。なお、3つのサブフレーム設定に関する設定パターンに対する、8つのSPが存在すると理解されて良い。
特に、可能なサブフレームパターンに対する性能測定基準に関する履歴情報及びクラスタ内セルのトラフィック状態に関する情報は、集中型BBU又は任意の他の適切な部により収集され得る。また、BBUは、最適な全体的性能測定基準を得るために、これらの情報に基づいて、クラスタ内セル用の設定を探索することを担当して良い。なお、任意の適切な探索アルゴリズムを採用して良いが、探索アルゴリズムを決定するにあたり、あまり複雑でないアルゴリズムが選択されることが望ましい。また、本開示の実施形態において、トレリス探索アルゴリズム、欲張り(グリーディ)探索アルゴリズム(greedy search algorithm)等を採用して良いが、これに限定されない。加えて、クラスタ内セルの数が比較的小さい値に制限されている場合には、網羅的な探索アルゴリズムから利益を得られる可能性がある。
また、我々は通常はクロスサブフレームに対してより興味を持つので、いくつかのサブフレームパターンをダウン選択することが可能である。即ち、我々は、ダウンリンク用サブフレームとアップリンク用サブフレームの両方を含むそれらのサブフレームパターンに関する履歴性能測定基準情報(history performance metric information)を取得するだけである。例えば、図6Bに示すように、サブフレームパターンついて、SP1及びSP2は、所謂クロスサブフレームである。
図7に示すように、探索アルゴリズムに対する初期入力として、複数のセルに対する初期設定を決定して良い。初期設定は、7つの異なるDL/ULサブフレーム設定からランダムに選択された設定として決定されて良い。しかしながら、初期設定は、それらの各トラフィック状態及び/又は送信能力に基づいて決定されたほうがより望ましいかもしれない。このような初期設定を入力としてトレリス探索アルゴリズムのような探索アルゴリズムに提供することにより、最適な割当結果が最終設定結果として提供されるであろう。
また、ネットワークにおいてトラフィック状態の変化に適応するために、設定/再設定は、(数十/数百ミリ秒といった)所定の時間間隔ごとに実施されて良いことに留意すべきである。つまり、リソース割当工程は、リソース再設定のトリガに応答して再実施されて良い。更に、リソース再設定のトリガは、例えば、ネットワーク状態に基づいて動的に作成されても良い。
セルクラスタリング及びリソース割当工程の更なる詳細は、本開示の例示的な実施形態を参照して説明される。そして、この説明は、当業者が本明細書で提案された解決法をより良く理解できるようにするために与えられる。しかしながら、それらの例示的な実施形態は、限定ではなく、図示の目的のみで提供されることを理解すべきである。本発明は、例示的な実施形態を伴う詳細な説明なしで実施されて良い。
[相互カップリング損失(Mutual Coupling Loss)(MCL)に基づくセルクラスタリング]
特定の実施形態において、相互カップリング損失(MCL)は、本明細書中で上述したように多数の他のクラスタ基準を使用可能であるという事実にもかかわらず、クラスタリング基準として選択されて良い。更に、セルにおけるセルの数は、最大で3つに制限される。
最初に、RRU(RRU0)から他のRRU(RRU1)に対するCCI電力は、下記に示す式により計算されて良い。
Figure 2016507973
ここで、PRRU0はRRU0から送信された信号電力を表し、TAGRRU0とRAGRRU1とはそれぞれRRU0の送信アンテナ利得とRRU1の受信アンテナ利得を示し(通常、TAGRRU0は全てのRRUに対するRAGRRU1と等しい。)、PLRRU0−RRU1はRRU0とRRU1との間の伝搬損失である。本明細書において、伝搬損失PLRRU0−RRU1は侵入損失(penetration loss)、経路損失、陰影効果(shadowing effect)を含む。式1から、RRU0とRRU1との間のMCLは、下記に示す式により表されて良い。
Figure 2016507973
式2から、RRU間のMCLは、RRU間の信号における損失を特徴付けることが分かる。実際に、MCLRRU0−RRU1は負の値であり、このことは、MCLが大きくなればなるほど、送信される信号がより減衰することを意味する。また、MCLは、個々のRRUにより容易に測定され得る。従って、RRU間のMCLは、セルクラスタリングを実施する際の測定基準として採用されて構わない。また、全てのRRUは、それらのMCL測定値をCCUに報告して良い。そして、このことは、集中方式におけるセルクラスタリングを可能にする。
下記では、図示の目的で、例示的なセルクラスタリングアルゴリズムが与えられる。しかしながら、クラスタリングは、任意の適切なアルゴリズムを使用することにより実施されて良いことを理解すべきである。
Figure 2016507973
上記アルゴリズムにおいて、パラメータτはMCL閾値を示し、NRRUはRRUの総数を表す。アルゴリズムは、固定点(anchor point)として1つのRRUがランダムに選択されたことにより開始される。固定RRUに対する所定のMCL閾値より大きいMCLを有する他のRRUは、同一のクラスタに分類される。即ち、高干渉RRUは、同一のクラスタに分類される。更に、1つのクラスタ内のRRUの最大値は、3に設定される。また、所定のMCL閾値は、実際には、関連する3GPPの仕様において定義された最少カップリング損失−70dBに設定される。
このクラスタリング処理は、関心のある全てのセルが非結合セルクラスタに分割されるまで、残りのRRUに対して継続して良い。本明細書で上述したように、セルクラスタリングは、数十/数百ミリ秒ごとに動的に実施されて良い。これにより、所謂クラスタ境界効果はランダム化のために上手く管理されるだろう。
セルクラスタリングの後、通常、複数の非結合セルクラスタが取得される。また、本明細書で上述したように、これらの非結合セルクラスタは、2つのタイプに分割される。即ち、セルを1つだけ含むタイプ1のクラスタと複数のセルを含むタイプ2のクラスタとに分割される。
セルを1つだけ含むタイプ1のクラスタについて、このセルは、セルと他のクラスタ内のセルとの間に比較的低いCCIしか存在しないので、セルのトラフィック状態に基づいてセルのDL/ULサブフレーム設定を自由に調整することができる。なお、連携リソース設定の実施を必要とするタイプ2のクラスタについての詳細説明は後述される。
[クラスタに基づく動的UL/DLリソース設定]
本開示の例外的な実施形態の下では、DL/ULリソース設定/再設定は、セルクラスタに基づいた共同制御として説明される。また、同一のクラスタと異なるクラスタのいずれかに属するセルにおける送信方向は、サブフレームにおいて異なることが許される。しかしながら、適切なDL/UL割当の決定は、所定の最適化目標を満たすべきである。
以下、2つの送信可能な方向(DL及びULサブフレーム)を伴う2つのセルのシナリオ(two-cell scenario)[2つのセル(セル0、セル1)を含むクラスタ]に対するサブフレームパターン(SP)を、表1を参照して最初に説明する。なお、DはDL送信用サブフレームを示し、UはUL送信用サブフレームを示す。
Figure 2016507973
2つの送信可能な方向を伴う2つのセルのシナリオに関し、送信方向の全ての可能な組み合わせを包含する総数4つのSPが存在する。これらのSPは、クラスタにより使用される任意の与えられた設定パターン(CP)を特徴付けるために適用されて良い。例えば、設定5及び6を含むCP{5;6}は、{SP0,SP0,SP3,SP1,SP1,SP0,SP0,SP1,SP1,SP0}であるSPにより表されて良い。なお、特別なサブフレームは、DLサブフレームの近似である。なお、当業者は、表1に示す例示的なSPから、クラスタ内に3つ以上のセルを含むシナリオに対するSPを容易に理解できるが、本明細書では、このことを説明しない。
いくつかの統計情報で例示されるシステム性能測定基準情報は、各SPに対して収集されて良い。このような情報を収集する時間間隔(TI)は、前回のセルクラスタリングから始まり、今回の設定/再設定で終了する。このことは、システム情報が同一の干渉シナリオの下で収集されることを保証する。本開示のこれらの例示的な実施形態において、全体的システムスループットは、多くの他の目標を使用可能であるという事実にもかからわず、最適化の目標として採用されるだろう。
各SPにおけるスループットμは、下記に示す式により取得されて良い。
Figure 2016507973
ここで、iはSPの指標を示す。C ̄DL 0,iとC ̄UL 0,iとはそれぞれ、対応する時間間隔(TI)内に収集されたDL及びULサブフレームスループットに関する全てのSPを平均することにより計算された、SPに対するセル0の平均DLサブフレームスループットと平均ULサブフレームスループットである。C ̄DL 1,iとC ̄UL 1,iとは、SPに対するセル1の平均DLサブフレームスループットと平均ULサブフレームスループットである。α とβとは、それぞれ下記に示す式によって定義された、SPに対する2項ランダム変数(two binomial random variables)である。
Figure 2016507973
従って、CCUにおいて、各SPに対応する統計的スループット情報を記憶し更新する参照表が構築されて良い。この参照表を、本開示の例示的な実施形態として表2に示す。
Figure 2016507973
上述したように、提案された再設定スキームは、セルクラスタに基づいて実施される。つまり、DL/UL設定は、個々のセルに対して決定されるのではなく、CPの形成において選択される。率直に言うと、上述したように、7つの可能なDL/UL設定を伴う2つのセルのシナリオについて、CPの候補の総数は7*7=49であり、各CPの候補はSPの組み合わせにより解釈されて良い。CP(5;6)が採用された場合、CP(5;6)は、5つのSP0、4つのSP1、1つのSP3を伴う{SP0,SP0,SP3,SP1,SP1,SP0,SP0,SP1,SP1,SP0}として解釈されて良い。従って、表2に示す参照表において記憶され更新されたSP固有の統計的スループット情報を使用することにより、対応する全体的システムスループットは、下記に示す式で推定/予測される。
Figure 2016507973
ここで、Xmsは、再設定のための時間スケールであり、通常は10msの整数倍であある。従って、各CPの候補に対し、我々は、Xmsの期間における対応する全体的システムスループットを推定/予測することができる。次期Xmsのための最大の全体的システムスループットを有するCPの候補は、再設定のために選択される。この処理は、下記に示すように定式化されて良い。
Figure 2016507973
ここで、l及びlは、それぞれセル0及びセル1に対して選択されたDL/UL設定の指標である。
しかしながら、最大化された全体的システムスループットを伴うネットワークは、非対称DL及びULトラフィック要求に必ずしも適応しなくて良い。従って、μは、非対称性を考慮して適切に見積もられることを必要とする。ここで、下記の式に示すように、
Figure 2016507973
2つのセルのシナリオについて、セル0及びセル1におけるDL送信用トラフィック要求ν とν 、及び、セル0及びセル1におけるUL送信用トラフィック要求νU とνU は、それぞれ表されて良い。なお、B とB とはそれぞれセル0及びセル1のDLバッファにおけるパケットの数を示す。BU とBU とはそれぞれセル0及びセル1のULバッファにおけるパケットの数を示す。また、セル0及びセル1内のDL及びULトラフィック要求の非対称性は、下記に示す式で表されて良い。
Figure 2016507973
従って、式3において与えられるように、各SPにおけるスループットは、下記に示す式で更に表されて良い。
Figure 2016507973
式6及び7において修正されたμを適用することにより、システム性能及びトラフィック要求の両方を考慮した再設定に対する有望なCPを取得して良い。
これまで、クラスタに基づいた動的DL/UL再設定は、2つのセルのシナリオについて説明された。しかしながら、式3〜11は、3つ以上のセルが同一のクラスタ内に含まれている場合には、より一般的な表現に容易に拡張され得ることを理解すべきである。加えて、本開示において、クラスタリングに対する時間スケールは、同一の干渉シナリオの下で式6及び7の計算が実行され得ることを保証する再設定に対する時間スケールより非常に大きい。
また、式7の計算の複雑性は、クラスタサイズの増加に伴い、著しく増加することに留意すべきである。従って、網羅的な検索により最適なCPを求めることは、全ての処理部がCCUにプールされていても時間が掛かるだろう。それ故に、あまり複雑でないものを採用することが望ましい。以下、あまり複雑でないアルゴリズムを例示の目的で説明する。
[DL/UL再設定に対するトレリス探索アルゴリズム]
本明細書において、あまり複雑でないアルゴリズムを使用することが提案されている。このアルゴリズムは、再設定のための準最適なCPを求めるためのトレリス探索アルゴリズムと呼ばれている。図8はトレリス探索アルゴリズムに対応する概略図を示す。
図示されているように、異なるDL/UL再設定の候補に対応する状態遷移の各々を伴う7つの状態遷移が存在する。各遷移点は、いくつかのノードを有する。関心あるクラスタ内のセルの数が
Figure 2016507973
である場合、各遷移点に関するノードの数はN RRUとなるだろう。各ノードは、クラスタ内の別々のセルに合致する(従って、別々のセルの入力DL/UL設定)。N RRUDL/UL設定もランダムに決定された設定又は初期設定であるが、トレリス概略図の初期入力は、前回の再設定から取得されたN RRUDL/UL設定であって良い。初期設定は、対応するDL/UL設定の候補による初期設定のいくつかの必要な置換を伴う状態によりトレリス概略図の状態を通過する。より具体的には、各遷移点において、対応するDL/UL設定の候補は、その時一旦、各入力DL/UL設定を暫定的に置換し、N RRU+1CP(入力CPを含む。)の候補を形成する。各CPの候補に関し、所定の性能測定基準が計算される。例えば、2つのセルのシナリオにおけるCP(5,6)に関する式6の計算を実施する。最適化性能測定基準[例えば、2つのセルのシナリオに対する(7)におけるCP(la;lb)]を有するCPの候補は、次の状態遷移に対する入力として選択される。最後に、最終状態の出力は、関心あるクラスタの再設定のために選択されたCPであると見なされる。このようにして、最終DL/UL設定は決定されて良い。しかしながら、いくつかの事例において、トレリス概略図の通過を数回繰り返すことが求められる可能性がある。
本開示の実施形態によれば、時間領域のリソースは、より効率的に利用されて良く、更に、低コストでより良い全体的性能を実現することを期待されて良いことは明らかである。
また、本開示において、TDDシステムにおけるDL/ULリソース設定装置も提供される。次に、本開示において提供される装置を説明するために図9を参照する。
図9に示すように、装置900は、セルクラスタリング部910と、リソース構成部920と、を備えて良い。セルクラスタリング部910は、複数のセル内の基地局間の干渉状態に基づいて、複数のセルを非結合クラスタに分割するように構成されて良い。リソース構成部920は、非結合クラスタの少なくとも1つのそれぞれにおいて、クラスタ内セルのトラフィック状態及び性能測定基準に基づいて、そこに含まれているクラスタ内セルの連携DL/ULリソース設定を実施することにより、クラスタ内セルに対する各DL/ULリソース設定を決定するように構成されて良い。
本開示の実施形態において、リソース設定部920は、クラスタ内セルのトラフィック状態及び性能測定基準を組み合わせた全体的性能測定基準の最適化目標を伴う最適化リソース設定工程を実施することにより、クラスタ内セルにサブフレーム設定を割り当てるように更に構成されて良い。
本開示の他の実施形態において、最適化リソース設定工程を実施することは、セル用の設定における同一のサブフレームでのサブフレームの組み合わせを示す全ての可能なサブフレームパターンの少なくとも一部分に対する性能測定基準に関する履歴情報を取得することと、クラスタ内セルのトラフィック状態に関する情報を取得することと、最適な全体的性能測定基準を得るために、性能測定基準の履歴に関する履歴情報及びトラフィック状態に関する情報に基づいて、クラスタ内セル用の設定を探索することと、を含んで良い。
本開示の更なる実施形態において、可能なサブフレームパターンの少なくとも一部分は、ダウンリンク送信用サブフレームとアップリンク送信用サブフレームの両方を含むサブフレームパターンを含んで良い。
本開示の更なる実施形態において、最適化リソース設定工程を実施することは、クラスタ内セル用の初期設定をそれらの各トラフィック状態及び/又は伝搬性に基づいて決定することを更に含んで良い。
本開示の更なる実施形態において、最適化リソース設定工程を実施することは、トレリス探索アルゴリズムに基づいて良い。
本開示の更なる実施形態において、クラスタ内のセルの数は、所定の値に制限されて良い。
本開示の他の実施形態において、装置は、リソース再設定のトリガに応答して再実施するように構成されて良い。
本開示の更なる実施形態において、性能測定基準は、1又は複数の、ダウンリンクスループット性能、アップリンクスループット性能、全体的システムスループット、信号品質、トラフィック状態マッチ、を含んで良い。
本開示の更なる実施形態において、複数のセル内の基地局間の干渉状態は、1又は複数の、セル間の距離、セル間の経路損失、セル間のカップリング損失、干渉測定の履歴、ダウンリンク/アップリンクスループットの履歴、サブフレーム設定の履歴、を含んで良い。
装置900は、図3〜8に参照して説明された機能を実施するように構成されて良いことに留意すべきである。従って、これらの装置におけるモジュールの動作の詳細については、図3〜8を参照して方法の各ステップに対して為された説明を参照することができる。
装置900の構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又は、それらの任意の組み合わせで実施されて良い。例えば、装置900の構成要素は、それぞれ回路、プロセッサ、又は、任意の他の適切な選択デバイスにより実施されて良い。当業者は、前述の例が例示のためのものにすぎず、限定するものではないことを理解すべきである。
本開示のいくつかの実施形態において、装置900は、少なくとも1つのプロセッサを備えて良い。本開示の実施形態と共に使用するのに適した少なくとも1つのプロセッサは、例示の方法により、既知又は将来開発される汎用及び専用のプロセッサの両方を備えて良い。装置900は、少なくとも1つの記憶装置を更に備えて良い。少なくとも1つの記憶装置は、例えば、半導体記憶デバイス、即ち、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、及び、フラッシュメモリデバイスを備えて良い。少なくとも1つの記憶装置は、コンピュータが実行可能な命令のプログラムを記憶するために使用されて良い。プログラムは、任意の高レベル及び/又は低レベルのコンパイル可能又は解釈可能なプログラミング言語で書かれて良い。実施形態によれば、コンピュータが実行可能な命令は、少なくとも1つのプロセッサと共に、少なくとも図3〜8を参照して説明した方法に係る工程を装置900に実施させるように構成されて良い。
また、図10〜12は、本発明の実施形態及び先行技術において存在する解決法に基づき作成されたシミュレーション結果を更に図示する。シミュレーションで使用されているパラメータは、表3に一覧形式で記載されている。
Figure 2016507973
シミュレーションにおいて、DL及びUL送信は、統合シミュレータで同時に評価される。加えて、3GPP TR36.814において定義されるFTPトラフィックモデル1は、0.5Mバイトの固定ファイルサイズが適用される。DLパケット到着レートがλDLにより示される場合、ULパケット到着レートλULは、DL/ULパケット到着レート(δ)の比率に応じて計算されて良い。パケットは、UEに対して等しい確率でランダムに割り当てられる。更に、トラフィックパターンは、異なるセルのUEごとにDL及びUL方向に対して独立してモデル化される。
RRU−RRU MCLの累積密度関数(CDF)を示す図10を参照する。図10から、提案されたMCLに基づくセルクラスタリングを実施することにより、クラスタ内のRRU−RRU MCLが拡張されることに気付くことができる。このことは、RRUの干渉を受ける潜在的に高いCCIが同一のクラスタに分類されることを示す。このようなクラスタにおいて我々が提案した連携再設定方法を実施することにより、更なる連携利得が期待されて良い。更に、対応するクラスタ内のRRU−RRU MCLは、大幅に低減される。
図11において、評価結果は、3つの事例におけるセル平均DLパケットスループット(DPT)及びULパケットスループット(UPT)性能の観点で提供される。シミュレーションにおいて、パケットスループットは、バッファにおけるパケット待ち時間を含むパケット送信時間あたりのパケットサイズとして定義される。以下、3つの事例を示す。
・事例1:静的DL/UL再設定、即ち、動的DL/UL再設定は無効になり、参照DL/UL設定が全ての時間で採用される。
・事例2:先行技術における動的DL/UL再設定、即ち、各セルが、セルのトラフィック状態に基づいてセル自身のDL/ULリソースを自由に設定する。
・事例3:本開示で提案されたトレリス探索アルゴリズムを伴う、クラスタに基づく動的DL/UL再設定。
対応する性能比較は、表4で実施される。
Figure 2016507973
図11及び表4から、DPT、UPTと全体的パケットスループット性能のいずれの観点でも、事例3は、事例1及び事例2より性能面で優れていることが明らかである。例えば、本開示で提供されたスキームは、DL及びULにおけるセル固有のDL/UL再設定手法に比べて26.74%と19.25%のパケットスループット利得をそれぞれ提供する。また、事例3のUPT及びDPTの実際の比率(0.55)は、DL及びULトラフィックプロファイル(0.5)を生成する比率と非常に近い。
加えて、図12は、3つの事例についてのセル端パケットスループット性能を示す。また、表5は、セル端パケットスループット性能の比較を示す。
Figure 2016507973
図12及び表5から、同様の効果を確認できることは明らかである。なお、セル端パケットスループットは、全てのUEからの平均パケットスループットのCDFから取得された5%のUE平均パケットスループットとして定義される。
本開示において、本開示の実施形態はCCUを参照して説明されているが、BS、基地局制御機(BSC)、ゲートウェイ、中継機、サーバ、任意の適切なデバイス等の他のエンティティによりそれらを実行することも可能であることに留意すべきである。
本開示の実施形態は集中型RAN TDDシステムを参照して説明されているが、本発明は、任意の他のTDDシステムから利益を得るためにそれらに適用されても良い。
また、本発明は、特定のアルゴリズムと共に説明されたが、本開示はそれに対して限定されず、任意の他の適切なアルゴリズムも採用されて良い。
また、上記記載に基づいて、当業者は、装置、方法、コンピュータプログラム製品において実施されて良いことを理解するだろう。一般的に、様々な例示的実施形態は、ハードウェア、専用回路、ソフトウェア、論理、又は、それらの任意の組み合わせにおいて実施される。例えば、いくつかの態様は、ハードウェアにおいて実施されて良いが、一方で他の態様は、制御機、マイクロプロセッサ、他の計算デバイスにより実行されるファームウェア、ソフトウェアにおいて実施されて良い。ただし、開示はそれに限定されない。本開示の例示的な実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャート、又は、いくつかの他の絵画的表現を使用するものとして図示又は記載されて良いが、一方で、本明細書で記載されているそれらのブロック、装置、システム、技術、又は、方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路又は論理、汎用ハードウェア又は制御機又は他の計算デバイス、又は、いくつかのそれらの組み合わせにおいて実施されて良い。
添付図面が示す様々なブロックは、方法のステップとして、及び/又は、コンピュータプログラムコードの命令に起因する動作として、及び/又は、関連する1又は複数の機能を実行するために構築された複数の結合論理回路要素として見なされ得る。少なくとも本開示の例示的な実施形態のいくつかの態様は、集積回路チップ及びモジュール等の様々な構成要素において実施されて良い。また、本開示の例示的実施形態は、本開示の例示的実施形態に従って動作するように構成可能な集積回路、FPGA、又は、ASICとして実施される装置において実施されて良い。
本明細書は多数の特定の実施例の詳細を含むが、一方でそれらは、任意に開示又は請求され得るものの範囲を限定するものとして構成されるべきでなく、むしろ本開示の特定の実施形態において特有な特徴の記載として構成されるべきである。別々の実施形態の文脈における本明細書において記載された特定の特徴も、1つの実施形態における組み合わせにおいて実施され得る。逆に、1つの実施形態の文脈で記載された様々な特徴も、複数の別々の実施形態において又は任意の適用可能な副次的組み合わせにおいて実施されて良い。更に、特徴は、上記のように特定の組み合わせにおける作用として説明され、そのように最初に請求されて良いが、請求された組み合わせからの1又は複数の特徴は、いくつかの事例において組み合わせから削除されて良い。そして、請求された組み合わせは、副次的組み合わせ又は副次的組み合わせの変形例を対象にして良い。
同様に、動作は、特定の順序で図面に示されているが、このことは、望ましい結果を得るために、このような動作が特定の順序又は順番で実施される、又は、全ての図示された動作が実施される必要があると理解すべきではない。特定の状況において、マルチタスク及び並列処理は有利となり得る。更に、上述の実施形態における様々なシステムの構成要素の分離は、全ての実施形態においてそのような分離が必要であると理解すべきではない。また、記載されたプログラム構成要素及びシステムは、一般的に、1つのソフトウェア製品において一緒に統合され又は複数のソフトウェア製品に包括され得ると理解すべきである。
関連分野の当業者が添付図面と併せて読んだならば、本開示の上述した例示的な実施形態に対する様々な修正、適用は、上述した説明の観点でこの当業者に明らかになるだろう。任意及び全ての修正は、本開示の非限定及び例示的実施形態の範囲に依然として含まれる。また、本明細書で説明された上記開示の他の実施形態は、上記開示のそれら実施形態が上述の記載及び関連する図面において提供された教示の利益の具備に関係すると当業者に思わせるだろう。
従って、本開示の実施形態が開示された特定の実施形態に限定されないこと、及び、修正及び他の実施形態が添付の特許請求の範囲に含まれるよう意図されていることを理解すべきである。特定の用語が本明細書で使用されているが、それらの用語は、限定の目的ではなく、一般的及び説明的意味のみで使用されている。
(付記1)
複数のセル内の基地局間の干渉状態に基づいて、前記複数のセルを非結合クラスタ(disjoint clusters)に分割することと、
前記非結合クラスタの少なくとも1つのそれぞれにおいて、クラスタ内セル(in-cluster cells)のトラフィック状態及び性能測定基準(performance metrics)に基づいて、そこに含まれている前記クラスタ内セルの連携ダウンリンク(DL)/アップリンク(UL)リソース設定を実施することにより、前記クラスタ内セルに対する各DL/ULリソース設定を決定することと、
を備える時分割複信(TDD)システムにおけるDL/ULリソース設定方法。
(付記2)
前記クラスタ内セルの連携DL/ULリソース設定を実施することは、前記クラスタ内セルの前記トラフィック状態及び前記性能測定基準を組み合わせた全体的性能測定基準の最適化目標(optimization objective)を伴う最適化リソース設定工程を実施することにより、前記クラスタ内セルにサブフレーム設定を割り当てることを含む付記1に記載の方法。
(付記3)
前記最適化リソース設定工程を実施することは、
前記セル用の設定における同一のサブフレームでのサブフレームの組み合わせを示す全ての可能なサブフレームパターンの少なくとも一部分に対する前記性能測定基準に関する履歴情報を取得することと、
前記クラスタ内セルの前記トラフィック状態に関する情報を取得することと、
最適な全体的性能測定基準を得るために、前記性能測定基準に関する前記履歴情報及び前記トラフィック状態に関する前記情報に基づいて、前記クラスタ内セル用の設定を探索することと、
を含む付記2に記載の方法。
(付記4)
前記可能なサブフレームパターンの少なくとも一部分は、ダウンリンク送信用サブフレームとアップリンク送信用サブフレームの両方を含む各サブフレームを含む付記3に記載の方法。
(付記5)
前記最適化リソース設定工程を実施することは、前記クラスタ内セル用の初期設定をそれらの各トラフィック状態及び/又は伝搬性に基づいて決定することを更に含む付記2乃至4のいずれかに記載の方法。
(付記6)
前記最適化リソース設定工程を実施することは、トレリス探索アルゴリズム(trellis exploration algorithm)に基づいている付記2乃至5のいずれかに記載の方法。
(付記7)
クラスタ内のセルの数は、所定の値に制限されている付記1乃至6のいずれかに記載の方法。
(付記8)
リソース再設定のトリガに応答して再実施される付記1乃至7のいずれかに記載の方法。
(付記9)
前記性能測定基準は、1又は複数の、
ダウンリンクスループット性能、
アップリンクスループット性能、
全体的システムスループット、
信号品質、
トラフィック状態マッチ、
を含む付記1乃至8のいずれかに記載の方法。
(付記10)
前記複数のセル内の基地局間の前記干渉状態は、1又は複数の、
セル間の距離、
セル間の経路損失、
セル間のカップリング損失、
干渉測定の履歴(history interference measurements)、
ダウンリンク/アップリンクスループットの履歴(history downlink/uplink throughputs)、
サブフレーム設定の履歴(history subframe configurations)、
を含む付記1乃至8のいずれかに記載の方法。
(付記11)
複数のセル内の基地局間の干渉状態に基づいて、前記複数のセルを非結合クラスタ(disjoint clusters)に分割するように構成されているセルクラスタリング部と、
前記非結合クラスタの少なくとも1つのそれぞれにおいて、クラスタ内セル(in-cluster cells)のトラフィック状態及び性能測定基準(performance metrics)に基づいて、そこに含まれている前記クラスタ内セルの連携ダウンリンク(DL)/アップリンク(UL)リソース設定を実施することにより、前記クラスタ内セルに対する各DL/ULリソース設定を決定するように構成されているリソース設定部と、
を備える時分割複信(TDD)システムにおけるDL/ULリソース設定装置。
(付記12)
前記リソース設定部は、前記クラスタ内セルの前記トラフィック状態及び前記性能測定基準を組み合わせた全体的性能測定基準の最適化目標(optimization objective)を伴う最適化リソース設定工程を実施することにより、前記クラスタ内セルにサブフレーム設定を割り当てるように更に構成されている付記11に記載の装置。
(付記13)
前記最適化リソース設定工程を実施することは、
前記セル用の設定における同一のサブフレームでのサブフレームの組み合わせを示す全ての可能なサブフレームパターンの少なくとも一部分に対する前記性能測定基準に関する履歴情報を取得することと、
前記クラスタ内セルの前記トラフィック状態に関する情報を取得することと、
最適な全体的性能測定基準を得るために、前記性能測定基準の履歴に関する前記履歴情報及び前記トラフィック状態に関する前記情報に基づいて、前記クラスタ内セル用の設定を探索することと、
を含む付記12に記載の装置。
(付記14)
前記可能なサブフレームパターンの少なくとも一部分は、ダウンリンク送信用のサブフレームとアップリンク送信用のサブフレームの両方を含む各サブフレームを含む付記13に記載の装置。
(付記15)
前記最適化リソース設定工程を実施することは、前記クラスタ内セル用の初期設定をそれらの各トラフィック状態及び/又は伝搬性に基づいて決定することを更に含む付記12乃至14のいずれかに記載の装置。
(付記16)
前記最適化リソース設定工程を実施することは、トレリス探索アルゴリズム(trellis exploration algorithm)に基づいている付記12乃至15のいずれかに記載の装置。
(付記17)
クラスタ内のセルの数は、所定の値に制限されている付記11乃至16のいずれかに記載の装置。
(付記18)
リソース再設定のトリガに応答して再実施するように構成されている付記11乃至17のいずれかに記載の装置。
(付記19)
前記性能測定基準は、1又は複数の、
ダウンリンクスループット性能、
アップリンクスループット性能、
全体的システムスループット、
信号品質、
トラフィック状態マッチ、
を含む付記11乃至18のいずれかに記載の装置。
(付記20)
前記複数のセル内の基地局間の前記干渉状態は、1又は複数の、
セル間の距離、
セル間の経路損失、
セル間のカップリング損失、
干渉測定の履歴(history interference measurements)、
ダウンリンク/アップリンクスループットの履歴(history downlink/uplink throughputs)、
サブフレーム設定の履歴(history subframe configurations)、
を含む付記11乃至18のいずれかに記載の装置。

Claims (10)

  1. 複数のセル内の基地局間の干渉状態に基づいて、前記複数のセルを非結合クラスタ(disjoint clusters)に分割するように構成されているセルクラスタリング部と、
    前記非結合クラスタの少なくとも1つのそれぞれにおいて、クラスタ内セル(in-cluster cells)のトラフィック状態及び性能測定基準(performance metrics)に基づいて、そこに含まれている前記クラスタ内セルの連携ダウンリンク(DL)/アップリンク(UL)リソース設定を実施することにより、前記クラスタ内セルに対する各DL/ULリソース設定を決定するように構成されているリソース設定部と、
    を備える時分割複信(TDD)システムにおけるDL/ULリソース設定装置。
  2. 前記リソース設定部は、前記クラスタ内セルの前記トラフィック状態及び前記性能測定基準を組み合わせた全体的性能測定基準の最適化目標(optimization objective)を伴う最適化リソース設定工程を実施することにより、前記クラスタ内セルにサブフレーム設定を割り当てるように更に構成されている請求項1に記載の装置。
  3. 前記最適化リソース設定工程を実施することは、
    前記セル用の設定における同一のサブフレームでのサブフレームの組み合わせを示す全ての可能なサブフレームパターンの少なくとも一部分に対する前記性能測定基準に関する履歴情報を取得することと、
    前記クラスタ内セルの前記トラフィック状態に関する情報を取得することと、
    最適な全体的性能測定基準を得るために、前記性能測定基準の履歴に関する前記履歴情報及び前記トラフィック状態に関する前記情報に基づいて、前記クラスタ内セル用の設定を探索することと、
    を含む請求項2に記載の装置。
  4. 前記可能なサブフレームパターンの少なくとも一部分は、ダウンリンク送信用サブフレームとアップリンク送信用サブフレームの両方を含む各サブフレームを含む請求項3に記載の装置。
  5. 前記最適化リソース設定工程を実施することは、前記クラスタ内セル用の初期設定をそれらの各トラフィック状態及び/又は伝搬性に基づいて決定することを更に含む請求項2乃至4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記最適化リソース設定工程を実施することは、トレリス探索アルゴリズム(trellis exploration algorithm)に基づいている請求項2乃至5のいずれか1項に記載の装置。
  7. クラスタ内のセルの数は、所定の値に制限されている請求項1乃至6のいずれか1項に記載の装置。
  8. リソース再設定のトリガに応答して再実施するように構成されている請求項1乃至7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記性能測定基準は、1又は複数の、
    ダウンリンクスループット性能、
    アップリンクスループット性能、
    全体的システムスループット、
    信号品質、
    トラフィック状態マッチ、
    を含む請求項1乃至8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 複数のセル内の基地局間の干渉状態に基づいて、前記複数のセルを非結合クラスタ(disjoint clusters)に分割することと、
    前記非結合クラスタの少なくとも1つのそれぞれにおいて、クラスタ内セル(in-cluster cells)のトラフィック状態及び性能測定基準(performance metrics)に基づいて、そこに含まれている前記クラスタ内セルの連携ダウンリンク(DL)/アップリンク(UL)リソース設定を実施することにより、前記クラスタ内セルに対する各DL/ULリソース設定を決定することと、
    を備える時分割複信(TDD)システムにおけるDL/ULリソース設定方法。
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