JP2016505232A - 低減されたオーバーヘッドのページングのためのデバイス - Google Patents

低減されたオーバーヘッドのページングのためのデバイス Download PDF

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Abstract

オーバーヘッドページングを低減するための方法およびシステムについて記載する。そのような方法の一例は、圧縮されたトラフィック指示マップ(TIM)要素を生成することであって、圧縮されたTIM要素は、符号化ブロック情報についての少なくとも1つの符号化モードを識別する符号化ブロック情報フィールドを含む少なくとも1つの符号化ブロックフィールドから構築された部分的仮想ビットマップフィールドを備える、生成することと、圧縮されたTIM要素を、少なくとも1つのマルチ基本サービスセット識別子(BSSID)をサポートするアクセスポイントに関連付けられた少なくとも1つの局(STA)に送ることとを含む。この方法は、また、オフセット、長さ、ビットマップ(OLB)モードを備える少なくとも1つの符号化モードに応答して、符号化ブロック情報フィールドを、連続サブブロックサブフィールドが後に続く長さサブフィールドを含むように符号化することも含み、各サブブロックサブフィールドは、部分的仮想マップの対応するサブブロックを含む。

Description

[0001]本開示は全般に、電子デバイスに関する。より詳細には、本開示は、低減されたオーバーヘッドのページングのためのデバイスに関する。
[0002]最近の数十年で、電子デバイスの使用が一般的になってきた。特に、電子技術の進歩は、ますます複雑かつ有用となる電子デバイスのコストを低減してきた。コスト低減および消費者の需要により、電子デバイスが現代社会において事実上ユビキタスになるほど、電子デバイスの使用が激増している。電子デバイスの使用が拡大するにつれて、電子デバイスの新たな改善された機能に対する需要も拡大している。より具体的には、機能をより高速に、より効率的に、またはより高品質に実行する電子デバイスが、しばしば追い求められている。
[0003]一部の電子デバイス(たとえば、セルラーフォン、スマートフォン、コンピュータなど)は他の電子デバイスと通信する。これらの電子デバイスは、通信デバイスと呼ばれることがある。これらの電子デバイスは、データを生成し、他の電子デバイスに送信することができる。たとえば、ラップトップコンピュータが、データをパケットにフォーマットし、パケットをアクセスポイントにワイヤレス送信することができる。
[0004]多くの電気通信システムでは、通信ネットワークは、いくつかの対話している空間的に分離されたデバイスの間でメッセージを交換するために使用される。ネットワークは、たとえば、メトロポリタンエリア、ローカルエリア、またはパーソナルエリアであり得る地理的範囲に従って分類され得る。そのようなネットワークは、それぞれ、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、またはパーソナルエリアネットワーク(PAN)と呼ばれる。ネットワークはまた、様々なネットワークノードとデバイスとを相互接続するために使用されるスイッチング/ルーティング技法(たとえば、回線交換対パケット交換)、送信のために用いられる物理媒体のタイプ(たとえば、ワイヤード対ワイヤレス)、および使用される通信プロトコルのセット(たとえば、インターネットプロトコルスイート、SONET(同期光ネットワーキング:Synchronous Optical Networking)、イーサネット(登録商標)など)によって異なる。
[0005]ワイヤレスネットワークは、ネットワーク要素がモバイルであり、したがって動的接続性の必要を有するときに、またはネットワークアーキテクチャが固定ではなくアドホックなトポロジーで形成される場合に、しばしば好適である。ワイヤレスネットワークは、無線、マイクロ波、赤外線、光などの周波数帯域内の電磁波を使用する非誘導伝搬モードでは、無形の物理媒体を採用する。ワイヤレスネットワークは、有利なことに、固定ワイヤードネットワークと比較して、ユーザモビリティと迅速なフィールド展開とを容易にする。
[0006]ネットワーク制御のいくつかの態様は、オーバーヘッドシグナリングを必要とし得る。ただし、ネットワーク制御のための知られている手法は非効率的である場合があり、しばしば、動作するのに、超過量の帯域幅、時間および/または電力を必要とする。この説明からわかるように、ネットワーク制御効率を改善するシステムおよび方法が有益であり得る。
[0007]ページングに関係するオーバーヘッドを低減するための方法およびシステムの例および実装形態について、本明細書において説明する。たとえば、アクセスポイントによる、低減されたオーバーヘッドのページングのための方法について記載する。この方法は、少なくとも1つの局に少なくとも1つのページング識別子を割り当てることを含む。この方法は、また、ページング識別子空間をページング識別子セットにパーティショニングすることも含む。この方法は、ページング識別子セットのうちの少なくとも1つおよび少なくとも1つのページング識別子に基づいて、ページングメッセージを生成することをさらに含む。この方法は、ページングメッセージを送ることをさらに含む。
[0008]ページング識別子セットのうちの少なくとも1つは、マルチプルなページング識別子の連続的インターバルを含み得る。ページングメッセージは、ページング識別子セットのうちの少なくとも1つを識別する明示的識別子を含み得る。少なくとも1つのページング識別子セットは、ページングメッセージに関連付けられたシーケンス番号によって暗黙的に識別され得る。
[0009]少なくとも1つのページング識別子セットは、ページングメッセージが送られる時間によって暗黙的に識別され得る。少なくとも1つのページング識別子は、ページング識別子セットのうちの少なくとも1つに対してアドレス指定され得る。少なくとも1つのページング識別子の相対位置は、特定の管理メッセージを通して割り当てられ得る。少なくとも1つのページング識別子セット中の相対位置は、少なくとも1つのページング識別子に対応するオフセットを表し得る。
[0010]絶対アドレス指定(absolute addressing)は、少なくとも1つのページング識別子セット中の少なくとも1つのページング識別子を識別するのに使用され得る。絶対アドレス指定は、ローカルアドレス、グローバルアドレスまたはページング識別子を含み得る。
[0011]明示的指示は、少なくとも1つのページング識別子セット中の少なくとも1つのページング識別子をアドレス指定するのに使われなくてよい。少なくとも1つのページング識別子セットに対応するすべての局は、ページングメッセージが少なくとも1つのページング識別子セットを示すとき、暗黙的にページングされ得る。1つのビットが、少なくとも1つのページング識別子セットに対応するすべての局がページングされるかどうかを示し得る。所与の範囲のページング識別子に対応するすべての局がページングされ得る。
[0012]アクセスポイントは、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11仕様に従うアクセスポイントであり得る。
[0013]方法は、圧縮されたページングメッセージを取得するために、ページングメッセージを圧縮することを含み得る。ページングメッセージを送ることは、圧縮されたページングメッセージを少なくとも1つの局に送信することを含み得る。
[0014]方法は、少なくとも1つの局のうちの1つまたは複数の局によって送信をスケジューリングすることを含み得る。方法は、少なくとも1つの局のうちの1つまたは複数の局のスケジューリングに基づいて、少なくとも1つのページングメッセージを生成することを含み得る。
[0015]ページングメッセージは、ビットマップ要素を含み得る。方法は、少なくとも1つのサブビットマップ要素を定義することを含み得る。方法は、少なくとも1つのサブビットマップ要素中に可変長ビットマップを含めることも含み得る。
[0016]方法は、ビットマップに少なくとも部分的に基づいて、ランニングレングスシーケンスを取得するために、ビットマップを圧縮することを含み得る。方法は、異なる関連付け識別子を割り当てることを含み得る。方法は、関連付け識別子を少なくとも1つの局に割り当てることを含み得る。
[0017]ページングメッセージは、機器識別子フィールド、長さフィールド、制御フィールド、オフセットフィールドおよびビットマップからなるグループのうちの1つまたは複数を含み得る。ページングメッセージは、オフセット、長さおよび/またはビットマップを含み得る。
[0018]局による、低減されたオーバーヘッドのページングのための方法についても記載する。この方法は、局に割り当てられた少なくとも1つのページング識別子を決定することを含む。この方法は、少なくとも1つのページング識別子に対応する少なくとも1つのページング識別子セットを決定することも含む。この方法は、少なくとも1つのページング識別子セットに基づいて、ページングメッセージが局に対応するかどうか決定することをさらに含む。この方法は、ページングメッセージが局に対応する場合、該局がページングされるかどうか決定することをさらに含む。
[0019]方法は、局がページングされる場合、局をアウェイク状態(awake state)に設定することを含み得る。ページングメッセージが局に対応するかどうか決定することは、少なくとも1つのページング識別子に対応する少なくとも1つのページング識別子セットを明示的識別子が識別するかどうかに基づき得る。ページングメッセージが局に対応するかどうか決定することは、ページングメッセージに関連付けられたシーケンス番号によって、少なくとも1つのページング識別子セットが暗黙的に識別されるかどうかに基づき得る。ページングメッセージが局に対応するかどうか決定することは、少なくとも1つのページング識別子セットが、ページングメッセージが送られる時間によって暗黙的に識別されるかどうかに基づき得る。
[0020]少なくとも1つのページング識別子が少なくとも1つのページング識別子セットに対してアドレス指定される場合、局はページングされ得る。少なくとも1つのページング識別子の相対位置は、特定の管理メッセージを通して割り当てられ得る。少なくとも1つのページング識別子セット中の相対位置は、少なくとも1つのページング識別子に対応するオフセットを表し得る。絶対アドレス指定が、少なくとも1つのページング識別子セット中の少なくとも1つのページング識別子を識別する場合、局はページングされ得る。
[0021]絶対アドレス指定は、ローカルアドレス、グローバルアドレスまたはページング識別子を含み得る。明示的指示は、少なくとも1つのページング識別子セット中の少なくとも1つのページング識別子をアドレス指定するのに使われなくてよい。局は、少なくとも1つのページング識別子セットが局に対応する場合、暗黙的にページングされ得る。ページングメッセージは、少なくとも1つのページング識別子セットに対応する局がページングされるかどうかを示す1つのビットを含み得る。
[0022]局は、少なくとも1つのページング識別子がページング識別子の所与の範囲内にある場合、ページングされ得る。局は、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11仕様に従う局であり得る。
[0023]方法は、少なくとも1つの圧縮されたページングメッセージをアクセスポイントから受信することを含み得る。方法は、圧縮されたページングメッセージからページングメッセージを再構築することも含み得る。
[0024]ページングメッセージは、少なくとも1つのページング識別子セットの少なくとも1つのページング識別子に関連付けられ得る。少なくとも1つのページング識別子の各々は、局のセットの少なくとも1つの局に関連付けられ得る。
[0025]方法は、ページングメッセージ中に含まれる複数のページング識別子から、第1のページング識別子を選択することを含み得る。方法は、第1のページング識別子の選択を示す要求を、アクセスポイントに送信することも含み得る。
[0026]局によるワイヤレス通信のための方法についても記載する。この方法は、トークン番号を備えるポーリングメッセージを準備(preparing)することを含む。トークン番号は、1つまたは複数のページングメッセージ中のトークン番号に対応し、ポーリングメッセージと1つまたは複数のページングメッセージとの間の対応を示すように構成される。この方法はまた、ポーリングメッセージをアクセスポイントに送信することを含む。
[0027]ページングメッセージは、機器識別子フィールド、長さフィールド、制御フィールド、オフセットフィールドおよび/またはビットマップを含み得る。局は、関連付け識別子を有し得る。ページングメッセージは、オフセット、長さまたはビットマップを含み得る。
[0028]アクセスポイントによるワイヤレス通信のための方法についても記載する。この方法は、第1の複数の局用の送信スケジュールを決定することを含む。第1の複数の局は、第2の複数の局から選択され得る。この方法は、送信用に予約済みである、予約済み時間インターバルの持続時間を決定することも含む。
[0029]ページングメッセージは、複数のページング識別子のうちの少なくとも1つのページング識別子に関連付けられ得る。複数のページング識別子の各々は、第1の複数の局のうちの少なくとも1つの局に関連付けられ得る。
[0030]方法は、第2の複数の局のうちの少なくとも1つにページングメッセージを送信することを含み得る。方法は、第2の複数の局のうちの少なくとも1つに、予約済み時間インターバルの持続時間を通信することも含み得る。
[0031]アクセスポイントによるワイヤレス通信のための別の方法についても記載する。この方法は、予約済み時間インターバルを決定することを含む。この方法は、ネットワーク割振りベクトルを設定することによって、少なくとも1つのページングされる局用の、予約済み時間インターバルを設定することも含む。
[0032]アクセスポイントによるワイヤレス通信のための別の方法についても記載する。この方法は、複数のページングメッセージを準備することを含む。複数のページングメッセージの各々は、複数のページング識別子のうちの少なくとも1つのページング識別子に関連付けられ、トークン番号を備える。複数のページング識別子の各々は、局のセットの少なくとも1つの局に関連付けられる。この方法は、少なくとも1つの局に少なくとも1つのページングメッセージを送信することも含む。この方法は、少なくとも1つの局からポーリングメッセージを受信することをさらに含む。ポーリングメッセージはトークン番号を含む。トークン番号は、1つまたは複数のページングメッセージ中のトークン番号に対応し、ポーリングメッセージと1つまたは複数のページングメッセージとの間の対応を示すように構成される。この方法は、1つまたは複数のページングメッセージをポーリングメッセージに関連付けることをさらに含む。
[0033]局によるワイヤレス通信のための別の方法についても記載する。この方法は、アクセスポイントにポーリングメッセージを送信するためのスケジュールを決定することを含む。スケジュールは、少なくとも1つのページング識別子に基づく。
[0034]スケジュールは、局がポーリングメッセージを送信する時間を含み得る。スケジュールは、局が、ポーリングメッセージを送信するための通信チャネルについて競合を開始する時間を含み得る。スケジュールは、通信チャネルがアイドルである間、送信ポーリングメッセージの送信前に局がカウントダウンすることができるカウンタを含み得る。スケジュールは、局の第1のページング識別子のハッシュ関数に基づき得る。
[0035]方法は、局のセットから選択された複数の局による送信用に予約された時間インターバルに関する情報を取得することを含み得る。方法は、アクセスポイントにポーリングメッセージを送るかどうかに関する決定を実施することを含み得る。決定は、第1のページング識別子および予約された時間インターバルに関する情報に基づき得る。
[0036]局によるワイヤレス通信のための別の方法についても記載する。この方法は、第1のページング識別子を備えるページングメッセージをアクセスポイントが送信するためのスケジュールに基づいて、複数のページング識別子から第1のページング識別子を選択することを含む。方法は、第1のページング識別子の選択を示す要求を、アクセスポイントに送信することも含む。
[0037]スケジュールは、アクセスポイントによってあらかじめ定められ得る。スケジュールは、アクセスポイントによって、1つまたは複数の要求の受信に基づいて定められ得る。要求は、第1のページング識別子を備えるフレームを含み得る。フレームは、機器識別子と、長さフィールドと、制御フィールドと、ページングメッセージの受信が要求される時間に関するタイミング情報とをさらに含み得る。
[0038]方法は、要求への応答を受信することを含んでよく、応答は、第1のページング識別子の割当てを示す。応答は、第1のページング識別子を備えるフレームを含み得る。フレームはまた、機器識別子と、長さフィールドと、制御フィールドと、第1のページング識別子に関連付けられたページングメッセージが送信デバイスによって送信される時間に関するタイミング情報とを含み得る。
[0039]方法は、少なくとも1つの圧縮されたページングメッセージをアクセスポイントから受信することを含み得る。方法は、圧縮されたページングメッセージに少なくとも部分的に基づいて、ページングメッセージを再構築することを含み得る。
[0040]局によるワイヤレス通信のための別の方法についても記載する。方法は、第2の複数の局から選択された複数の局による送信用に予約された時間インターバルに関する情報を取得することを含む。方法は、アクセスポイントにポーリングメッセージを送るかどうかに関する決定を実施することも含む。決定は、第1のページング識別子および予約された時間インターバルに関する情報に基づく。
[0041]決定は、局がアクセスポイントへの送信用にスケジュールされるかどうか決定すること含み得る。決定が、ポーリングメッセージを送ることである場合、方法は、予約された時間インターバル中にアクセスポイントにメッセージを送信することをさらに含み得る。決定が、ポーリングメッセージを送らないことである場合、方法は、予約された時間インターバルの満了まで待つことをさらに含み得る。予約された時間インターバルが満了すると、方法は、アクセスポイントにメッセージを送信することをさらに含み得る。
[0042]メッセージを送信することは、1つまたは複数のデバイスとの競合の結果に基づき得る。メッセージを送信することは、1つまたは複数のデバイスとの競合の結果に基づき得る。
[0043]競合は、媒体にアクセスするためのタイムスロットをデバイスに割り当てることを含み得る。競合は、ランダムバックオフ用に使われるべき値をデバイスに割り当てることを含み得る。競合は、決定性バックオフ値をデバイスに割り当てることを含み得る。
[0044]スケジュールは順序を示し得る。順序はランダム化され得る。局は、少なくとも1つのページング識別子がページング識別子の所与の範囲内にある場合、ページングされ得る。
[0045]低減されたオーバーヘッドのページングのためのアクセスポイントについても記載する。アクセスポイントは、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリに記憶された命令とを含む。アクセスポイントは、少なくとも1つの局に少なくとも1つのページング識別子を割り当てる。アクセスポイントはまた、ページング識別子空間をページング識別子セットにパーティショニングする。アクセスポイントは、ページング識別子セットのうちの少なくとも1つおよび少なくとも1つのページング識別子に基づいて、ページングメッセージをさらに生成する。アクセスポイントは、ページングメッセージをさらに送る。
[0046]低減されたオーバーヘッドのページングのための局についても記載する。局は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリに記憶された命令とを含む。局は、局に割り当てられた少なくとも1つのページング識別子を決定する。局は、少なくとも1つのページング識別子に対応する少なくとも1つのページング識別子セットも決定する。局は、少なくとも1つのページング識別子セットに基づいて、ページングメッセージが局に対応するかどうかさらに決定する。局は、ページングメッセージが局に対応する場合、該局がページングされるかどうかさらに決定する。
[0047]局は、トークン番号を含むポーリングメッセージを準備する。局は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリに記憶された命令とを含む。局は、トークン番号を含むポーリングメッセージを準備する。トークン番号は、1つまたは複数のページングメッセージ中のトークン番号に対応し、ポーリングメッセージと1つまたは複数のページングメッセージとの間の対応を示すように構成される。局は、ポーリングメッセージをアクセスポイントに送信する。
[0048]ワイヤレス通信のために構成されたアクセスポイントについて記載する。アクセスポイントは、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリに記憶された命令とを含む。アクセスポイントは、第1の複数の局用の送信スケジュールを決定する。第1の複数の局は、第2の複数の局から選択される。アクセスポイントは、送信用に予約される予約時間インターバルの持続時間も決定する。
[0049]ワイヤレス通信のために構成された別のアクセスポイントについても記載する。アクセスポイントは、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリに記憶された命令とを含む。アクセスポイントは、予約された時間インターバルを決定する。アクセスポイントはまた、ネットワーク割振りベクトルを設定することによって、少なくとも1つのページングされる局用の予約された時間インターバルを設定する。
[0050]ワイヤレス通信のために構成された別のアクセスポイントについても記載する。アクセスポイントは、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリに記憶された命令とを含む。アクセスポイントは、複数のページングメッセージを準備する。複数のページングメッセージの各々は、複数のページング識別子のうちの少なくとも1つのページング識別子に関連付けられ、トークン番号を備える。複数のページング識別子の各々は、局のセットの少なくとも1つの局に関連付けられる。アクセスポイントはまた、少なくとも1つの局に少なくとも1つのページングメッセージを送信する。アクセスポイントはさらに、少なくとも1つの局からポーリングメッセージを受信する。ポーリングメッセージはトークン番号を含む。トークン番号は、1つまたは複数のページングメッセージ中のトークン番号に対応し、ポーリングメッセージと1つまたは複数のページングメッセージとの間の対応を示すように構成される。アクセスポイントはさらに、1つまたは複数のページングメッセージをポーリングメッセージに関連付ける。
[0051]ワイヤレス通信のために構成された別の局についても記載する。局は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリに記憶された命令とを含む。局は、アクセスポイントにポーリングメッセージを送信するためのスケジュールを決定する。スケジュールは、少なくとも1つのページング識別子に基づく。
[0052]ワイヤレス通信のために構成された別の局についても記載する。局は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリに記憶された命令とを含む。局は、第1のページング識別子を備えるページングメッセージをアクセスポイントが送信するためのスケジュールに基づいて、複数のページング識別子から第1のページング識別子を選択する。局はまた、第1のページング識別子の選択を示す要求を、アクセスポイントに送信する。
[0053]ワイヤレス通信のために構成された別の局についても記載する。局は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリに記憶された命令とを含む。局は、第2の複数の局から選択された複数の局による送信用に予約された時間インターバルに関する情報を取得する。局はまた、アクセスポイントにポーリングメッセージを送るかどうかに関する決定を実施する。決定は、第1のページング識別子および予約された時間インターバルに関する情報に基づく。
[0054]低減されたオーバーヘッドのページングのための装置についても記載する。この装置は、少なくとも1つの局に少なくとも1つのページング識別子を割り当てるための手段を含む。この装置は、ページング識別子空間をページング識別子セットにパーティショニングするための手段も含む。この装置は、ページング識別子セットのうちの少なくとも1つおよび少なくとも1つのページング識別子に基づいて、ページングメッセージを生成するための手段をさらに含む。この装置は、ページングメッセージを送るための手段をさらに含む。
[0055]低減されたオーバーヘッドのページングのための別の装置についても記載する。この装置は、装置に割り当てられた少なくとも1つのページング識別子を決定するための手段を含む。この装置は、少なくとも1つのページング識別子に対応する少なくとも1つのページング識別子セットを決定するための手段も含む。この装置は、少なくとも1つのページング識別子セットに基づいて、ページングメッセージが装置に対応するかどうか決定するための手段をさらに含む。この装置は、ページングメッセージが装置に対応する場合に該装置がページングされるかどうか決定するための手段をさらに含む。
[0056]ワイヤレス通信のために構成された装置についても記載する。装置は、トークン番号を備えるポーリングメッセージを準備するための手段を含む。トークン番号は、1つまたは複数のページングメッセージ中のトークン番号に対応し、ポーリングメッセージと1つまたは複数のページングメッセージとの間の対応を示すように構成される。この装置は、ポーリングメッセージをアクセスポイントに送信するための手段も含む。
[0057]ワイヤレス通信のために構成された別の装置についても記載する。この装置は、第1の複数の局用の送信スケジュールを決定するための手段を含む。第1の複数の局は、第2の複数の局から選択される。この装置は、送信用に予約される予約時間インターバルの持続時間を決定するための手段も含む。
[0058]ワイヤレス通信のために構成された別の装置についても記載する。この装置は、予約時間インターバルを決定するための手段を含む。この装置は、ネットワーク割振りベクトルを設定することによって、少なくとも1つのページングされる局用の予約時間インターバルを設定するための手段も含む。
[0059]ワイヤレス通信のために構成された別の装置についても記載する。この装置は、複数のページングメッセージを準備するための手段を含む。複数のページングメッセージの各々は、複数のページング識別子のうちの少なくとも1つのページング識別子に関連付けられ、トークン番号を備える。複数のページング識別子の各々は、局のセットの少なくとも1つの局に関連付けられる。この装置は、少なくとも1つの局に少なくとも1つのページングメッセージを送信するための手段も含む。この装置は、少なくとも1つの局からポーリングメッセージを受信するための手段をさらに含む。ポーリングメッセージはトークン番号を備える。トークン番号は、1つまたは複数のページングメッセージ中のトークン番号に対応し、ポーリングメッセージと1つまたは複数のページングメッセージとの間の対応を示すように構成される。この装置は、1つまたは複数のページングメッセージをポーリングメッセージに関連付けるための手段をさらに含む。
[0060]ワイヤレス通信のために構成された別の装置についても記載する。この装置は、アクセスポイントにポーリングメッセージを送信するためのスケジュールを決定するための手段を含む。スケジュールは、少なくとも1つのページング識別子に基づく。
[0061]ワイヤレス通信のために構成された別の装置についても記載する。この装置は、第1のページング識別子を備えるページングメッセージをアクセスポイントが送信するためのスケジュールに基づいて、複数のページング識別子から第1のページング識別子を選択するための手段を含む。この装置は、第1のページング識別子の選択を示す要求を、アクセスポイントに送信するための手段も含む。
[0062]ワイヤレス通信のために構成された別の装置についても記載する。この装置は、第2の複数の装置から選択された複数の装置による送信用に予約された時間インターバルに関する情報を取得するための手段を含む。この装置は、アクセスポイントにポーリングメッセージを送るかどうかに関する決定を実施するための手段も含む。決定は、第1のページング識別子および予約された時間インターバルに関する情報に基づく。
[0063]低減されたオーバーヘッドのページングのためのコンピュータプログラム製品について記載する。このコンピュータプログラム製品は、命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体を含む。命令は、アクセスポイントに、少なくとも1つのページング識別子を少なくとも1つの局に割り当てさせるためのコードを含む。命令は、アクセスポイントに、ページング識別子空間をページング識別子セットにパーティショニングさせるためのコードも含む。命令は、アクセスポイントに、ページング識別子セットのうちの少なくとも1つおよび少なくとも1つのページング識別子に基づいて、ページングメッセージを生成させるためのコードをさらに含む。命令は、アクセスポイントに、ページングメッセージを送らせるためのコードをさらに含む。
[0064]低減されたオーバーヘッドのページングのための別のコンピュータプログラム製品についても記載する。このコンピュータプログラム製品は、命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体を含む。命令は、局に、局に割り当てられた少なくとも1つのページング識別子を決定させるためのコードを含む。命令は、局に、少なくとも1つのページング識別子に対応する少なくとも1つのページング識別子セットを決定させるためのコードも含む。命令は、局に、少なくとも1つのページング識別子セットに基づいて、ページングメッセージが局に対応するかどうか決定させるためのコードをさらに含む。命令は、局に、ページングメッセージが局に対応する場合、局がページングされるかどうか決定させるためのコードをさらに含む。
[0065]ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品について記載する。このコンピュータプログラム製品は、命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体を含む。命令は、局に、トークン番号を備えるポーリングメッセージを準備させるためのコードを含む。トークン番号は、1つまたは複数のページングメッセージ中のトークン番号に対応し、ポーリングメッセージと1つまたは複数のページングメッセージとの間の対応を示すように構成される。命令は、局に、アクセスポイントへポーリングメッセージを送信させるためのコードも含む。
[0066]ワイヤレス通信のための別のコンピュータプログラム製品についても記載する。このコンピュータプログラム製品は、命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体を含む。命令は、アクセスポイントに、第1の複数の局用の送信スケジュールを決定させるためのコードを含む。第1の複数の局は、第2の複数の局から選択される。命令は、アクセスポイントに、送信用に予約される予約時間インターバルの持続時間を決定させるためのコードも含む。
[0067]ワイヤレス通信のための別のコンピュータプログラム製品についても記載する。このコンピュータプログラム製品は、命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体を含む。命令は、アクセスポイントに、予約時間インターバルを決定させるためのコードを含む。命令は、アクセスポイントに、ネットワーク割振りベクトルを設定することによって、少なくとも1つのページングされる局用の予約時間インターバルを設定させるためのコードも含む。
[0068]ワイヤレス通信のための別のコンピュータプログラム製品についても記載する。このコンピュータプログラム製品は、命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体を含む。命令は、アクセスポイントに、複数のページングメッセージを準備させるためのコードを含む。複数のページングメッセージの各々は、複数のページング識別子のうちの少なくとも1つのページング識別子に関連付けられ、トークン番号を備える。複数のページング識別子の各々は、局のセットの少なくとも1つの局に関連付けられる。命令は、アクセスポイントに、少なくとも1つの局へ少なくとも1つのページングメッセージを送信させるためのコードも含む。命令は、アクセスポイントに、少なくとも1つの局からポーリングメッセージを受信させるためのコードをさらに含む。ポーリングメッセージはトークン番号を含む。トークン番号は、1つまたは複数のページングメッセージ中のトークン番号に対応し、ポーリングメッセージと1つまたは複数のページングメッセージとの間の対応を示すように構成される。命令は、アクセスポイントに、1つまたは複数のページングメッセージをポーリングメッセージに関連付けさせるためのコードをさらに含む。
[0069]ワイヤレス通信のための別のコンピュータプログラム製品についても記載する。このコンピュータプログラム製品は、命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体を含む。命令は、局に、アクセスポイントにポーリングメッセージを送信するためのスケジュールを決定させるためのコードを含む。スケジュールは、少なくとも1つのページング識別子に基づく。
[0070]ワイヤレス通信のための別のコンピュータプログラム製品についても記載する。このコンピュータプログラム製品は、命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体を含む。命令は、局に、第1のページング識別子を備えるページングメッセージをアクセスポイントが送信するためのスケジュールに基づいて、複数のページング識別子から第1のページング識別子を選択させるためのコードを含む。命令は、局に、第1のページング識別子の選択を示す要求を、アクセスポイントに送信させるためのコードも含む。
[0071]ワイヤレス通信のための別のコンピュータプログラム製品についても記載する。このコンピュータプログラム製品は、命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体を含む。命令は、局に、第2の複数の局から選択された複数の局による送信用に予約された時間インターバルに関する情報を取得させるためのコードを含む。命令は、局に、アクセスポイントにポーリングメッセージを送るかどうかに関する決定を実施させるためのコードも含む。決定は、第1のページング識別子および予約された時間インターバルに関する情報に基づく。
[0072]ページングに関係するオーバーヘッドを低減するための別のアクセスポイント製品についても記載する。アクセスポイントは、プロセッサと、プロセッサと電子的に通信しているメモリコンポーネントと、メモリに記憶された命令とを含む。命令は、圧縮されたトラフィック指示マップ(TIM)要素を生成し、圧縮されたTIM要素は、符号化ブロック情報についての少なくとも1つの符号化モードを識別する符号化ブロック情報フィールドを含む少なくとも1つの符号化ブロックフィールドから構築された部分的仮想ビットマップフィールドを備える、圧縮されたTIM要素を、少なくとも1つのマルチ基本サービスセット識別子(BSSID)をサポートするアクセスポイントに関連付けられた少なくとも1つの局(STA)に送るように、プロセッサ上で実行可能である。アクセスポイント製品のための実装形態、および本明細書において記載する他の実装形態は、本明細書において記載する他の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができ、たとえば、以下で説明する特徴を含む。
[0073]命令は、少なくとも1つのSTAがアクセスポイントに関連付けられているかどうか決定するようにさらに実行可能であり得る。命令は、オフセット、長さ、ビットマップ(OLB)モードを備える少なくとも1つの符号化モードに応答して、符号化ブロック情報フィールドを、複数の連続サブブロックサブフィールドが後に続く長さサブフィールドを含むように符号化するようにさらに実行可能であり、各サブブロックサブフィールドは、部分的仮想マップの対応するサブブロックを含む。アクセスポイントのいくつかの実装形態では、OLBモードは、TIM要素をさらに圧縮するために、少なくとも1つの他の符号化モードと一緒に使われる。
[0074]アクセスポイント製品のいくつかの実装形態では、nに等しい長さサブフィールドは、符号化ブロック情報フィールドが、n個の連続サブブロックを、ブロックオフセット位置にある第1のサブブロックから始まるマルチプルなブロックから昇順で含むことを示す。符号化ブロック情報フィールドのサブブロックmは、ブロックk中に位置し、ここでkは、ブロックオフセット+m/8として取得される。いくつかの実装形態では、ブロックk中に位置するサブブロックmの位置qにあるビットは、関連付け識別子(AID)がNであるSTA用にバッファリングされたトラフィックがあることを示し、Nは、ページインデックスフィールド(N[12:11])と、k(N[10:6])と、mod(m,8)(N[5:3])と、q(N[2:0])とを、最下位ビットから最上位ビットまで順に連結することによって構築される。いくつかの実装形態では、ブロックk中に位置するサブブロックmの位置qにあるビットは、関連付け識別子(AID)がNであるSTA用にバッファリングされたトラフィックがあることを示し、Nは、ページインデックスフィールド(N[12:11])と、k(N[10:6])と、mod(m,8)(N[5:3])と、q(N[2:0])とを、最上位ビットから最下位ビットまで順に連結することによって構築される。
[0075]いくつかの実装形態では、TIM要素は、配信トラフィック情報マップ(DTIM)カウントフィールドと、DTIM期間フィールドと、ビットマップ制御フィールドとをさらに備え、DTIMカウントフィールドは、現在のフレームを含む何個のビーコンフレームが、次のDTIMの前に現れるかを示し、DTIM期間フィールドは、連続するDTIMの間のビーコンインターバルの数を示し、ビットマップ制御フィールドは、関連付け識別子ゼロ(0)に関連付けられたグループアドレス指定トラフィックインジケータビットを含む。いくつかの実装形態では、少なくとも1つの符号化ブロックフィールドは、少なくとも1つの符号化ブロックフィールド中で符号化されるブロックのインデックスを示すブロックオフセットフィールドを備える。
[0076]もう1つの革新は、プロセッサと、プロセッサと電子通信するメモリと、メモリ中に記憶された命令とを含む、低減されたオーバーヘッドのページングのための局を含み、命令は、アクセスポイント(AP)からページングを受信し、ページングは、圧縮されたトラフィック指示マップ(TIM)要素を備える、圧縮されたTIM要素から、符号化ブロック情報についての少なくとも1つの符号化モードに関する符号化ブロック情報フィールドを含む少なくとも1つの符号化ブロックフィールドから構築された部分的仮想ビットマップフィールドを決定するように実行可能である。命令は、オフセット、長さ、ビットマップ(OLB)モードを備える少なくとも1つの符号化モードに応答して、符号化ブロック情報フィールドを、連続サブブロックサブフィールドが後に続く長さサブフィールドを生成するように復号するようにさらに実行可能であってよく、各サブブロックサブフィールドは、部分的仮想マップの対応するサブブロックを含む。いくつかの実装形態では、OLBモードは、TIM要素をさらに圧縮するために、少なくとも1つの他の符号化モードと一緒に使われる。
[0077]もう1つの革新は、圧縮されたトラフィック指示マップ(TIM)要素を生成することであって、圧縮されたTIM要素は、符号化ブロック情報についての少なくとも1つの符号化モードを識別する符号化ブロック情報フィールドを含む少なくとも1つの符号化ブロックフィールドから構築された部分的仮想ビットマップフィールドを備える、生成することと、圧縮されたTIM要素を、少なくとも1つのマルチ基本サービスセット識別子(BSSID)をサポートするアクセスポイントに関連付けられた少なくとも1つの局(STA)に送ることとを含む、アクセスポイントによる、低減されたオーバーヘッドのページングのための方法を含む。いくつかの実装形態では、この方法は、オフセット、長さ、ビットマップ(OLB)モードを備える少なくとも1つの符号化モードに応答して、符号化ブロック情報フィールドを、連続サブブロックサブフィールドが後に続く長さサブフィールドを含むように符号化することをさらに含み、各サブブロックサブフィールドは、部分的仮想マップの対応するサブブロックを含む。いくつかの実装形態では、OLBモードは、TIM要素をさらに圧縮するために、少なくとも1つの他の符号化モードと一緒に使われる。
[0078]もう1つの革新は、低減されたオーバーヘッドのページングのための、局によって動作可能な方法を含み、この方法は、アクセスポイント(AP)からページングを受信することであって、ページングは、圧縮されたトラフィック指示マップ(TIM)要素を備える、受信することと、圧縮されたTIM要素から、符号化ブロック情報についての少なくとも1つの符号化モードに関する符号化ブロック情報フィールドを含む少なくとも1つの符号化ブロックフィールドから構築された部分的仮想ビットマップフィールドを決定することとを含む。いくつかの実装形態では、この方法は、オフセット、長さ、ビットマップ(OLB)モードを備える少なくとも1つの符号化モードに応答して、符号化ブロック情報フィールドを、連続サブブロックサブフィールドが後に続く長さサブフィールドを生成するように復号することをさらに含み、各サブブロックサブフィールドは、部分的仮想マップの対応するサブブロックを含む。いくつかの実装形態では、OLBモードは、TIM要素をさらに圧縮するために、少なくとも1つの他の符号化モードと一緒に使われる。
[0079]もう1つの革新は、圧縮されたトラフィック指示マップ(TIM)要素を生成するための手段であって、圧縮されたTIM要素は、符号化ブロック情報についての少なくとも1つの符号化モードを識別する符号化ブロック情報フィールドを含む少なくとも1つの符号化ブロックフィールドから構築された部分的仮想ビットマップフィールドを備える、生成するための手段と、圧縮されたTIM要素を、少なくとも1つのマルチ基本サービスセット識別子(BSSID)をサポートするアクセスポイントに関連付けられた少なくとも1つの局(STA)に送るための手段とを含む、ワイヤレス通信用に構成された装置を含む。いくつかの実装形態では、この装置は、オフセット、長さ、ビットマップ(OLB)モードを備える少なくとも1つの符号化モードに応答して、符号化ブロック情報フィールドを、連続サブブロックサブフィールドが後に続く長さサブフィールドを含むように符号化するための手段をさらに含み、各サブブロックサブフィールドは、部分的仮想マップの対応するサブブロックを含む。いくつかの実装形態では、OLBモードは、TIM要素をさらに圧縮するために、少なくとも1つの他の符号化モードと一緒に使われる。
[0080]もう1つの革新は、アクセスポイント(AP)からページングを受信するための手段であって、ページングは、圧縮されたトラフィック指示マップ(TIM)要素を備える、ページングを受信するための手段と、圧縮されたTIM要素から、符号化ブロック情報についての少なくとも1つの符号化モードに関する符号化ブロック情報フィールドを含む少なくとも1つの符号化ブロックフィールドから構築された部分的仮想ビットマップフィールドを決定するための手段とを含む、ワイヤレス通信用に構成された装置を含む。いくつかの実装形態では、この装置は、オフセット、長さ、ビットマップ(OLB)モードを備える少なくとも1つの符号化モードに応答して、符号化ブロック情報フィールドを、連続サブブロックサブフィールドが後に続く長さサブフィールドを生成するように復号するための手段をさらに含み、各サブブロックサブフィールドは、部分的仮想マップの対応するサブブロックを含む。いくつかの実装形態では、OLBモードは、TIM要素をさらに圧縮するために、少なくとも1つの他の符号化モードと一緒に使われる。
[0081]もう1つの革新は、低減されたオーバーヘッドのページングのためのコンピュータプログラム製品を含み、コンピュータプログラム製品は、命令を有する非一時的コンピュータ可読媒体を含み、命令は、アクセスポイント(AP)に、圧縮されたトラフィック指示マップ(TIM)要素を生成させるためのコードであって、圧縮されたTIM要素は、符号化ブロック情報についての少なくとも1つの符号化モードを識別する符号化ブロック情報フィールドを含む少なくとも1つの符号化ブロックフィールドから構築された部分的仮想ビットマップフィールドを備える、生成させるためのコードと、APに、圧縮されたTIM要素を、少なくとも1つのマルチ基本サービスセット識別子(BSSID)をサポートするアクセスポイントに関連付けられた少なくとも1つの局(STA)に送らせるためのコードとを含む。いくつかの実装形態では、このコンピュータプログラム製品は、オフセット、長さ、ビットマップ(OLB)モードを備える少なくとも1つの符号化モードに応答して、APに、符号化ブロック情報フィールドを、連続サブブロックサブフィールドが後に続く長さサブフィールドを含むように符号化させるためのコードをさらに含み、各サブブロックサブフィールドは、部分的仮想マップの対応するサブブロックを含む。いくつかの実装形態では、OLBモードは、TIM要素をさらに圧縮するために、少なくとも1つの他の符号化モードと一緒に使われる。
[0082]もう1つの革新は、低減されたオーバーヘッドのページングのためのコンピュータプログラム製品を含み、コンピュータプログラム製品は、命令を有する非一時的コンピュータ可読媒体を含み、命令は、局に、アクセスポイント(AP)からページングを受信させるためのコードであって、ページングは、圧縮されたトラフィック指示マップ(TIM)要素を備える、受信させるためのコードと、局に、圧縮されたTIM要素から、符号化ブロック情報についての少なくとも1つの符号化モードに関する符号化ブロック情報フィールドを含む少なくとも1つの符号化ブロックフィールドから構築された部分的仮想ビットマップフィールドを構築させるためのコードとを含む。いくつかの実装形態では、このコンピュータプログラム製品は、オフセット、長さ、ビットマップ(OLB)モードを備える少なくとも1つの符号化モードに応答して、局に、符号化ブロック情報フィールドを、連続サブブロックサブフィールドが後に続く長さサブフィールドを生成するように復号させるためのコードをさらに含み、各サブブロックサブフィールドは、部分的仮想マップの対応するサブブロックを含む。いくつかの実装形態では、OLBモードは、TIM要素をさらに圧縮するために、少なくとも1つの他の符号化モードと一緒に使われる。
[0083]低減されたオーバーヘッドのページングのためのシステムおよび方法が実装され得るアクセスポイントおよび1つまたは複数の局の一例を示す図。 [0084]低減されたオーバーヘッドのページングのための方法の一構成を示す流れ図。 [0085]低減されたオーバーヘッドのページングのための方法の別の構成を示す流れ図。 [0086]時間経過に伴うページングメッセージの例を示す図。 [0087]本明細書で開示するシステムおよび方法によるページングメッセージの例を示す図。 [0088]低減されたオーバーヘッドのページングのために実装され得る局要素の一例を示すブロック図。 [0089]メッセージ用のフレームフォーマットの一例を示す図。 [0090]メッセージ用のフレームフォーマットの別の例を示す図。 [0091]メッセージ用のフレームフォーマットの別の例を示す図。 [0092]ページングメッセージの別の例を示す図。 [0093]ページングメッセージの別の例を示す図。 [0094]ページングメッセージのより具体的な例を示す図。 [0095]ページングメッセージの別のより具体的な例を示す図。 [0096]ページング機構の一例を示す図。 [0097]動作状態を決定するための方法の一構成を示す流れ図。 [0098]ページングメッセージを圧縮するための方法の一構成を示す流れ図。 [0099]ページングメッセージを圧縮するための方法の別の構成を示す流れ図。 [00100]ページングメッセージを圧縮するための方法の別の構成を示す流れ図。 [00101]圧縮されたページングメッセージを受信するための方法の一構成を示す流れ図。 [00102]受信機をページングするための方法の一構成を示す流れ図。 [00103]受信機の間の競合のための方法の一構成を示す流れ図。 [00104]局内に含まれ得るいくつかのコンポーネントを示す図。 [00105]アクセスポイント内に含まれ得るいくつかのコンポーネントを示す図。 [00106]いくつかの実装形態による、ビットマップ制御フィールドの例を示す図。 [00107]トラフィック指示仮想ビットマップの階層構造の例を示す図。 [00108]部分的仮想ビットマップフィールドの例を示す図。 [00109]いくつかの実装形態において使われ得る符号化ブロックフィールドの例を示す図。 [00110]いくつかの実装形態によるブロック制御フィールドの例を示す図。 [00111]符号化ブロック情報フィールド(ブロックビットマップモード)のフォーマットの例を示す図。 [00112]いくつかの実装形態による、単一支援モード用の符号化ブロック情報の例を示す図。 [00113]いくつかの実装形態による、符号化ブロック情報フィールド(OLBモード)の例を示す図。
詳細な説明
[00114]本明細書で開示されるシステムおよび方法は、種々の電子デバイスに適用され得る。電子デバイスの例には、ボイスレコーダ、ビデオカメラ、オーディオプレーヤ(たとえば、Moving Picture Experts Group-1(MPEG−1)またはMPEG-2 Audio Layer 3(MP3)プレーヤ)、ビデオプレーヤ、オーディオレコーダ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、ゲームシステムなどがある。電子デバイスの一種は、別のデバイスと通信し得る通信デバイスである。通信デバイスの例には、電話、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、セルラーフォン、スマートフォン、ワイヤレスまたはワイヤードモデム、電子リーダー、タブレットデバイス、ゲームシステム、セルラー電話基地局またはノード、アクセスポイント、ワイヤレスゲートウェイおよびワイヤレスルータなどがある。
[00115]電子デバイスまたは通信デバイスは、国際電気通信連合(ITU)規格および/または米国電気電子技術者協会(IEEE)規格(たとえば、802.11a、802.11b、802.11g、802.11nおよび/または802.11acなどのWireless Fidelityまたは「Wi−Fi(登録商標)」規格)のような、いくつかの業界規格に従って動作し得る。通信デバイスが準拠し得る規格の他の例には、IEEE802.16(たとえば、Worldwide Interoperability for Microwave Accessまたは「WiMAX(登録商標)」)、Third Generation Partnership Project(3GPP)、3GPP Long Term Evolution(LTE)、Global System for Mobile Telecommunications(GSM(登録商標))などがある(通信デバイスは、たとえば、ユーザ機器(UE)、ノードB、発展型ノードB(eNB)、モバイルデバイス、移動局、加入者局、遠隔局、アクセスポイント、局、アクセス端末、モバイル端末、端末、ユーザ端末、加入者ユニットなどと呼ばれることがある)。本明細書で開示するシステムおよび方法のいくつかについて1つまたは複数の規格に関して説明することがあるが、これは、それらのシステムおよび方法が多くのシステムおよび/または規格に適用可能であり得るので、本開示の範囲を限定すべきではない。
[00116]いくつかの通信デバイスは、ワイヤレスに通信でき、かつ/またはワイヤード接続もしくはリンクを使用して通信できることに留意されたい。たとえば、いくつかの通信デバイスは、イーサネットプロトコルを使用して他のデバイスと通信し得る。本明細書で開示するシステムおよび方法は、ワイヤレス通信し、かつ/またはワイヤード接続もしくはリンクを使用して通信する通信デバイスに適用され得る。いくつかの構成では、本明細書で開示するシステムおよび方法は、衛星を使用して別のデバイスと通信する通信デバイスに適用され得る。
[00117]ワイヤレスネットワーク中のデバイスは、互いの間で情報を送信/受信し得る。さらに、ワイヤレスネットワーク内で情報をアクティブに送信/受信していないデバイスは、ドーズ状態(doze state)に入って電力を節約することができ、ドーズ状態では、デバイスは情報をアクティブに送信/受信しない。これらのデバイスは、さらに、ページングメッセージを利用して、データを送信/受信するためにいつドーズ状態から起きアウェイク状態に入るかを決定することができる。したがって、ページングメッセージを送信し、処理するための改良されたシステム、方法、およびデバイスが有益であり得る。
[00118]普及しているワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み得る。WLANは、広く使用されるネットワーキングプロトコルを採用して、近接デバイスをともに相互接続するために使用され得る。本明細書で説明される様々な態様は、ワイヤレスプロトコルなどの任意の通信規格に適用され得る。
[00119]いくつかの態様では、サブギガヘルツ帯域内のワイヤレス信号は、直交周波数分割多重(OFDM)、直接シーケンス拡散スペクトル(DSSS)通信、OFDM通信とDSSS通信との組合せ、または他の方式を使用して、802.11ahプロトコルに従って送信され得る。802.11ahプロトコルの実装形態は、センサ、メータリング、およびスマートグリッドネットワークに使用され得る。有利なことに、802.11ahプロトコルを実装するいくつかのデバイスの態様は、他のワイヤレスプロトコルを実装するデバイスよりも消費する電力が少ない場合があり、かつ/または、比較的長い距離、たとえば約1キロメートル以上にわたってワイヤレス信号を送信するために使用され得る。
[00120]いくつかの実装形態では、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスするコンポーネントである様々なデバイスを含む。たとえば、2つのタイプのデバイス、すなわちアクセスポイント(「AP」)および(局または「STA」とも呼ばれる)クライアントが存在し得る。一般に、APはWLANのためのハブまたは基地局として機能することができ、STAはWLANのユーザとして機能する。たとえば、STAはラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話などであり得る。一例では、STAは、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの一般的な接続性を取得するために、WiFi(登録商標)(たとえば、802.11ahなどのIEEE802.11プロトコル)準拠のワイヤレスリンクを介してAPに接続する。いくつかの実装形態では、STAはAPとして使用される場合もある。
[00121]アクセスポイント(「AP」)はまた、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eノードB、基地局コントローラ(「BSC」)、トランシーバ基地局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、もしくは他の何らかの用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、またはそれらのいずれかとして知られる場合がある。
[00122]局「STA」はまた、アクセス端末(「AT」)、加入者局、加入者ユニット、移動局、遠隔局、遠隔端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、もしくは何らかの他の用語を備え、それらのいずれかとして実装され、またはそれらのいずれかとして知られ得る。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続能力を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示される1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラー電話もしくはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、娯楽デバイス(たとえば、音楽もしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ)、ゲームデバイスもしくはシステム、全地球測位システムデバイス、あるいは、ワイヤレス媒体を介して通信するように構成された任意の他の適切なデバイスに組み込まれ得る。
[00123]上記で説明したように、本明細書で説明するデバイスのうちの1つまたは複数は、たとえば、802.11ah規格を実装し得る。そのようなデバイスは、STAとして使用されるか、APとして使用されるか、他のデバイスとして使用されるかにかかわらず、スマートメータリング用に、またはスマートグリッドネットワークにおいて使用され得る。そのようなデバイスは、センサへの適用例を提供するか、またはホームオートメーションにおいて使用され得る。デバイスは、代わりにまたは加えて、たとえば個人の健康管理のために、健康管理の状況において使用され得る。それらはまた、(たとえばホットスポットとともに使用するための)広範囲のインターネット接続を可能にするために、または機械間通信を実装するために、監視に使用され得る。
[00124]本明細書において記載するシステムおよび方法は、低いか、または低減されたオーバーヘッドのページングを可能にする。いくつかの実装形態では、本明細書において記載するシステムおよび方法は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)に適用され得る。
[00125]IEEE802.11仕様は、トラフィック指示マップ(TIM)と呼ばれる「ページング」メッセージを定義する。トラフィック指示メッセージはビットマップであり、ここで各ビットは局(STA)に対応する。トラフィック指示マップは、ビーコンまたは専用トラフィック指示マップフレーム中で送られる。ビットマップ内の各ビットは、複数の局のうちの特定の局に対応することができ、各ビットの値(たとえば、0または1)は、対応する局が入るべき状態(たとえば、ドーズ状態またはアウェイク状態)を示すことができる。したがって、ビットマップのサイズは、ワイヤレス通信システム内の局の数に正比例し得る。したがって、ワイヤレス通信システム内の多数の局は、大きなビットマップをもたらし得る。したがって、ページングメッセージ、および場合によってはページングメッセージを含むビーコンまたはTIMフレームは、比較的大きい場合があり、送信するのに大量の帯域幅を必要とする。トラフィック指示マップはこのように、特にサポートされるべき局の数が増大した場合、比較的大きくなる可能性がある。さらに、各局は、局が動作するべき状態を決定するために、ページングメッセージ全体、場合によってはページングメッセージを含むビーコンまたはTIMフレームをリッスンする必要があり得る。したがって、本明細書において記載するいくつかの態様は、低オーバーヘッドページングのための技法に関し、この技法によって、局は、アクセスポイントから、いくつかのページングメッセージのみを選択的に復号し、またはリッスンする。
[00126]トラフィック指示マップの長さは、関連付け識別子(AID)がどのように割り当てられるかにも依存する。たとえば、先頭および最終の0ビットは送られない。たとえば、STA AID 1およびSTA AID Nが、1にセットされた対応するビットを有する場合、Nビットが送られる。関連付け識別子を割り当てる順序が問題となる。
[00127]本明細書で開示するシステムおよび方法は、以下の手法のうちの1つまたは複数を提供することができる。アクセスポイント(AP)が、1つまたは複数の局に1つまたは複数のページング識別子を割り当てることができる。ページング識別子は、「省電力識別子」(PS ID)とも呼ばれる。アクセスポイントは、ページング識別子空間を1つまたは複数のページング識別子セットにパーティショニングすることができる。ページング識別子セットは、「省電力識別子セット」(PS IDセット)とも呼ばれる。本明細書で使用するように、「ページング識別子空間」は、アクセスポイントにとって利用可能なすべてのページング識別子を含み得る。各ページング識別子セットは、ページング識別子空間のサブセットであり得る(たとえば、ページング識別子セットは、ページング識別子空間よりも小さいものであり得、またはページング識別子空間よりも少ないページング識別子を含み得る)。ただし、特殊ページング識別子セットはすべてのページング識別子を含み得る。本明細書で開示するシステムおよび方法は、各ページング識別子セットをインデックス付け(index)するとともに、ページング識別子セットのどの局がページングされるかを指定するための手法を提供することができる。いくつかの構成において、アクセスポイントは、関連ページング情報のみをフレーム中で送り得る。たとえば、ページングが送られ得る時間が、各局について定められ得る。
[00128]ページング識別子割当てに関して、各局には、1つまたは複数のページング識別子が割り当てられ得る。追加または代替として、1つのページング識別子が1つまたは複数の局に割り当てられ得る。いくつかの構成では、ページング識別子は関連付け識別子(AID)であり得ることに留意されたい。たとえば、関連付け識別子は、1つの局を排他的に識別する番号(たとえば、16ビットの番号)であり得る。他の構成では、(1つまたは複数の)関連付け識別子および(1つまたは複数の)ページング識別子は、いくつかの構成において、(たとえば、アクセスポイントによって)別個に管理される、別々の情報であり得る。
[00129]パーティショニングに関して、ページング識別子セットは、共通要素を持たないもの(disjoint)であっても、または重複していてもよい。たとえば、単一のページング識別子が、1つまたは複数のページング識別子セットに属し得る。追加または代替として、ページング識別子セットは、異なるサイズであっても同じサイズであってもよい。いくつかの構成において、ページング識別子セットは、ページング識別子の連続的インターバルを含み得る。これにより、トラフィック指示マップのものと同様の構造を提供することができる。上述したように、特殊ページング識別子セットはすべてのページング識別子を含み得る。たとえば、特殊ページング識別子セットは、配信トラフィック指示マップ(DTIM)と同様、ブロードキャストを示し得る。
[00130]本明細書で開示するシステムおよび方法に従って、どのページング識別子セットがページング中であるかを示すための、1つまたは複数の手法が実装され得る。1つの構成では、各ページング識別子セットが、ページングフレーム中で送られる明示的識別子によって識別され得る。たとえば、2バイトフィールドが、216個のページング識別子セットについてのインデックス付け(indexing)を提供し得る。追加または代替として、特定の指示が物理レイヤ(PHY)プリアンブル中で送られ得る。
[00131]別の構成では、各ページング識別子セットは、送られるページングフレームに関連付けられたシーケンス番号によって暗黙的に識別され得る。たとえば、SET ID=mod(Sequence Number,256)であり、ここで「SET ID」はページング識別子セット番号であり、「mod()」はモジュロ演算子であり、「Sequence Number」はページングフレームシーケンス番号である。
[00132]別の構成では、各ページング識別子セット、たとえば、局に関連付けられたページング識別子が、フレームが送られる時間に関して所与の条件を満足する局のセットは、フレームが送られる時間によって暗黙的に識別され得る。代替として、1つまたは複数の局が、ページングスケジュールにおけるアクセスポイントと一致し得る。
[00133]ページング識別子セット内の個々の局をアドレス指定するための1つまたは複数の手法が、実装され得る。1つの構成では、個々の局は、ページング識別子セットに対してアドレス指定され得る。たとえば、Nビットのビットマップが使用されてよく、ここで各ビットは、セットに対して特定の局アドレスをインデックス付けする。セット内の相対位置が、特定の管理メッセージを通して事前に割り当てられ得る。この管理メッセージは、各ページング識別子とページング識別子セットとの間の関連付けを定義することができる。代替として、ページング識別子セット内の相対位置は、ページング識別子セット値からのオフセットによって表され得る(ページング識別子セット値は、ページング識別子セットについての開始アドレスを表すと仮定する)。たとえば、ビットマップ中の位置Nにあるビットは、ページング識別子=N+256*PID_Set_Numberをもつ局を指し、ここで「PID_Set_Number」は、ページング識別子セット番号または値を示す。この手法の1つの利益は、受信機(たとえば、局)における単純動作を提供することである。たとえば、受信機(たとえば、局)は、局インデックス(STA Index)またはページング識別子値をN+256*PID_Set_Numberと比較するだけでよい。
[00134]別の構成では、絶対アドレス指定が、ページング識別子セット内の個々の局を識別するのに使用され得る。たとえば、ローカルまたはグローバルアドレスが個々の局を識別し得る。いくつかの実装形態では、部分的アドレスが使用され得る。追加または代替として、フルページング識別子が使用され得る。
[00135]さらに別の構成では、ページング識別子セット内の個々の局をアドレス指定するのに、明示的指示が使われなくてよい。たとえば、ページング識別子セットがインデックス付けされるときは常に、ページング識別子セットに対応するすべての局が暗黙的にページングされる。代替として、たとえば、ページング識別子セットに対応する局のすべてがページングされるか、それともどれもページングされないかを示すのに、1つのビットが使用され得る。代替として、所与の範囲(たとえば、256*[PID_Set_Number:PID_Set_Number+1]であって、ここでPID_Set_Numberはページング識別子セット数または値である)内のすべての局がページングされる。
[00136]各ページングエポックにおいて、アクセスポイントによってフレームが送られ得る。各フレームは、局の1つまたは複数のセットをページングすることができる。各フレームは、セット内の、ページングされる特定の局のリストを含み得る。いくつかの構成において、各セットがページングされるスケジュールは、事前に定められ得る(たとえば、アクセスポイントおよび局が、定められたスケジュールを有し得る)。局は、スケジュールによって指定された時間に起動し得る。
[00137]次に、図を参照して様々な構成が説明され、同様の要素名は機能的に同様の要素を示し得る。本明細書で大まかに説明し、図に示すシステムおよび方法は、多種多様な異なる構成で構成および設計され得る。したがって、図に表されるいくつかの構成についての以下のより詳細な説明は、特許請求する範囲を限定するものではなく、システムおよび方法を代表するものにすぎない。
[00138]図1は、低減されたオーバーヘッドのページングのためのシステムおよび方法が実装され得るアクセスポイント104および1つまたは複数の局106の一例を示す。アクセスポイント104および1つまたは複数の局106は、通信システム100中に含まれ得る。いくつかの構成において、通信システム100は、ワイヤレス規格(たとえば、IEEE802.11ah)に従って動作し得る。アクセスポイント104は1つまたは複数の局106と通信することができ、逆もまた同様である。たとえば、アクセスポイント104および1つまたは複数の局106は、ワイヤレス通信信号を送信および受信することができる。
[00139]アクセスポイント104と局106との間の、通信システム100における送信には、様々なプロシージャが使用され得る。たとえば、信号は、直交周波数分割多重/直交周波数分割多元接続(OFDM/OFDMA)技法に従って、アクセスポイント104と局106との間で送信および受信され得る。この場合、通信システム100は、OFDM/OFDMAシステムと呼ばれ得る。代替的に、信号は、符号分割多元接続(CDMA)技法に従って、アクセスポイント104と局106との間で送信および受信され得る。この場合、通信システム100は、CDMAシステムと呼ばれ得る。
[00140]アクセスポイント104から局106のうちの1つまたは複数への送信を容易にする通信リンクはダウンリンク(DL)108と呼ばれる場合があり、局106のうちの1つまたは複数からアクセスポイント104への送信を容易にする通信リンクはアップリンク(UL)110と呼ばれる場合がある。代替として、ダウンリンク108は順方向リンクまたは順方向チャネルと呼ばれる場合があり、アップリンク110は逆方向リンクまたは逆方向チャネルと呼ばれる場合がある。
[00141]アクセスポイント104は、基地局として働き、基本サービスエリア(BSA)102においてワイヤレス通信カバレージを与え得る。アクセスポイント104およびアクセスポイント104に関連付けられた局106(アクセスポイント104を通信に使う)は、基本サービスセット(BSS)と呼ばれ得る。通信システム100は、中央アクセスポイント104を有していない場合があり、むしろ、局106間のピアツーピアネットワークとして機能する場合があることに留意されたい。したがって、本明細書に記載するアクセスポイント104の機能は、局106のうちの1つまたは複数によって代替的に実施される場合がある。言い換えると、アクセスポイントは、いくつかの構成では局であり得る。
[00142]アクセスポイント104は、ダウンリンク108などの通信リンクを介して、システム100の局106にビーコン信号(または単に「ビーコン」)を送信することができ、ビーコン信号は、局106がタイミングをアクセスポイント104と同期するのを助けることができ、または、他の情報もしくは機能を提供することができる。そのようなビーコンは定期的に送信され得る。一態様では、連続する送信の間の期間は、スーパーフレームと呼ばれ得る。ビーコンの送信は、いくつかのグループまたはインターバルに分割され得る。一態様では、ビーコンは、限定はしないが、共通クロックを設定するタイムスタンプ情報、ピアツーピアネットワーク識別子、デバイス識別子、能力情報、スーパーフレーム持続時間、送信方向情報、受信方向情報、ネイバーリスト、および/または拡張ネイバーリストなどの情報を含むことがあり、それらのうちのいくつかが以下でさらに詳細に記載される。したがって、ビーコンは、いくつかのデバイスの間で共通の(たとえば、共有される)情報および/または所与のデバイスに固有の情報を含み得る。
[00143]いくつかの態様では、局106は、アクセスポイント104に通信を送信し、かつ/またはアクセスポイント104から通信を受信するために、アクセスポイント104と関連付けることが必要とされ得る。一態様では、関連付けるための情報は、アクセスポイント104によってブロードキャストされるビーコンに含まれる。そのようなビーコンを受信するために、局106は、たとえば、カバレージ領域にわたって広カバレージ探索を実施することができる。探索はまた、たとえば、灯台方式でカバレッジ領域をスイープすることによって、局106により実施され得る。関連付けるための情報を受信した後、局106は、関連付け調査または要求などの基準信号をアクセスポイント104に送信することができる。いくつかの態様では、アクセスポイント104は、たとえば、インターネットまたは公衆交換電話網(PSTN)などのより大きいネットワークと通信するために、バックホールサービスを使用することができる。
[00144]アクセスポイント104は、アクセスポイントページングブロック/モジュール112と、アクセスポイント送信チェーン118と、アクセスポイント受信チェーン120とを含み得る。本明細書で使用される「ブロック/モジュール」という用語は、ある要素がハードウェア(たとえば、回路機構)、ソフトウェアまたは両方の組合せにおいて実装され得ることを示すために使用され得る。たとえば、アクセスポイントページングブロック/モジュール112は、ハードウェア、ソフトウェア、またはその両方の組合せで実装され得る。
[00145]アクセスポイント送信チェーン118は、情報をフォーマットし、(1つまたは複数の)局106に送信するための1つまたは複数のブロック/モジュールを含み得る。たとえば、アクセスポイント送信チェーン118は、1つまたは複数のエンコーダ、変調器(たとえば、コンスタレーションマッパー)、増幅器および/またはアンテナを含み、かつ/またはそれらに結合され得る。追加または代替として、アクセスポイント送信チェーン118は、たとえばスクランブリング、インターリーブ、プリコーディングなど、1つまたは複数の機能を実施することができる。アクセスポイント送信チェーン118は、オーバーヘッドデータ(たとえば、ページングメッセージ、ビーコン、制御情報など)およびペイロードデータ(たとえば、テキスト、オーディオ、音声、画像、ビデオなど)などの情報および/またはデータを送信することができる。
[00146]いくつかの構成において、アクセスポイント送信チェーン118は、本明細書に記載するように、ワイヤレスデバイスがドーズ状態から起動し、アウェイク状態に入る必要があるかどうかをワイヤレスデバイスに示すように構成された、「ページングメッセージ」と呼ばれ得るメッセージをワイヤレスに送信するように構成され得る。たとえば、アクセスポイント送信チェーン118は、アクセスポイント104によって生成されたページングメッセージを送信するように構成され得る。
[00147]アクセスポイント受信チェーン120は、(1つまたは複数の)局106から受信された情報を受信し、フォーマット解除するための1つまたは複数のブロック/モジュールを含み得る。たとえば、アクセスポイント受信チェーン120は、1つまたは複数のデコーダ、復調器、増幅器および/またはアンテナを含み、かつ/またはそれらに結合され得る。追加または代替として、アクセスポイント受信チェーン120は、たとえばスクランブル解除、デインターリーブなど、1つまたは複数の機能を実施することができる。アクセスポイント受信チェーン120は、オーバーヘッドデータ(たとえば、ポーリングメッセージ、制御情報など)およびペイロードデータ(たとえば、テキスト、オーディオ、音声、画像、ビデオなど)などの情報および/またはデータを受信することができる。
[00148]アクセスポイントページングブロック/モジュール112は、1つまたは複数の局106をページングすることができる。たとえば、局106が省電力モード(たとえば、スリープ状態)にあり、アクセスポイント104がその局106に送信するためのデータを有する場合、ページングブロック/モジュール112は、アウェイク状態に入るよう、局106に指示するページングメッセージを生成することができる。上述したように、ページングのための知られている手法は、比較的大量のオーバーヘッドを必要とし得る。
[00149]本明細書におけるシステムおよび方法によると、1つまたは複数のページング識別子116は、1つまたは複数の局106を識別するか、またはそれらに対応し得る。ページング識別子116は、本明細書において記載するように、ページングプロシージャにおいて使用され得る。ページング識別子116は、1つまたは複数の局106を識別し得る。追加または代替として、マルチプルなページング識別子116は、同じ局106を識別するか、またはその局に対応し得る。ページング識別子116の例は、番号、ビット列、コード、英数字列などを含む。
[00150]アクセスポイントページングブロック/モジュール112は、少なくとも1つの局106に少なくとも1つのページング識別子116を割り当てることができる。たとえば、アクセスポイントページングブロック/モジュール112は、少なくとも1つのページング識別子A116aを特定の局106に関連付けることができる。
[00151]アクセスポイントページングブロック/モジュール112は、ページング識別子空間をページング識別子セット114(たとえば、ページング識別子セットA114a)にパーティショニングすることができる。「ページング識別子空間」は、すべての認められたページング識別子116のセットであり得る。たとえば、ある特定の数のビットがページング識別子116に割り振られ得る。したがって、ページング識別子空間は、すべての可能なビット組合せまたはその数のビットについての値を含み得る。ページング識別子空間をパーティショニングすることは、ページング識別子116をグループ化すること(たとえば、ページング識別子空間のサブセットを導出すること)を含み得る。したがって、アクセスポイントページングブロック/モジュール112は、ページング識別子セットA114aを取得することができ、ここで各ページング識別子セットA114aは、1つまたは複数のページング識別子A116aを含む。
[00152]局106は、局ページングブロック/モジュール126と、局送信チェーン124と、局受信チェーン122とを含み得る。局ページングブロック/モジュール126は、ハードウェア、ソフトウェア、またはその両方の組合せで実装され得る。
[00153]局送信チェーン124は、情報をフォーマットし、アクセスポイント104に送信するための1つまたは複数のブロック/モジュールを含み得る。たとえば、局送信チェーン124は、1つまたは複数のエンコーダ、変調器(たとえば、コンスタレーションマッパー)、増幅器および/またはアンテナを含み、かつ/またはそれらに結合され得る。追加または代替として、局送信チェーン124は、たとえばスクランブリング、インターリーブ、プリコーディングなど、1つまたは複数の機能を実施することができる。局送信チェーン124は、オーバーヘッドデータ(たとえば、ポーリングメッセージ、制御情報など)およびペイロードデータ(たとえば、テキスト、オーディオ、音声、画像、ビデオなど)などの情報および/またはデータを送信することができる。
[00154]局受信チェーン122は、アクセスポイント104から受信された情報を受信し、フォーマット解除するための1つまたは複数のブロック/モジュールを含み得る。たとえば、局受信チェーン122は、1つまたは複数のデコーダ、復調器、増幅器および/またはアンテナを含み、かつ/またはそれらに結合され得る。追加または代替として、局受信チェーン122は、たとえばスクランブル解除、デインターリーブなど、1つまたは複数の機能を実施することができる。局受信チェーン122は、オーバーヘッドデータ(たとえば、ページングメッセージ、ポーリングメッセージ、制御情報など)およびペイロードデータ(たとえば、テキスト、オーディオ、音声、画像、ビデオなど)などの情報および/またはデータを受信することができる。いくつかの構成において、局受信チェーン122は、ページングメッセージをワイヤレス受信するように構成され得る。
[00155]局ページングブロック/モジュール126は、アクセスポイントからのページングメッセージへの、局106の応答(ある場合)を制御することができる。たとえば、局ページングブロック/モジュール126は、ページングメッセージをリッスンし、かつ/またはページングメッセージを解釈することができる。いくつかの構成において、局ページングブロック/モジュール126は、特定の時間にページングメッセージをリッスンするだけであり得る。局106が省電力モード(たとえば、スリープ状態)にあり、アウェイク状態に入るよう局106に指示するページングメッセージを受信した場合、局ページングブロック/モジュール126は、アクセスポイント104からデータ送信を受信するために、局106をアウェイク状態に設定し得る。
[00156]局ページングブロック/モジュール126は、局106に割り当てられた少なくとも1つのページング識別子B116bを決定することができる。たとえば、局106は、ページング識別子割当てを示すメッセージを、アクセスポイント104から受信することができる。局ページングブロック/モジュール126は、割り当てられた(1つまたは複数の)ページング識別子として、(1つまたは複数の)ページング識別子B116bを指定することができる。
[00157]局ページングブロック/モジュール126は、少なくとも1つのページング識別子B116bに対応する少なくとも1つのページング識別子セットB114bを決定することができる。たとえば、局106は、少なくとも1つのページング識別子B116bとページング識別子セットB114bとの間の対応または関連付けを示すメッセージを受信することができる。たとえば、メッセージは、どのページング識別子B116bがどのページング識別子セットB114b内に含まれるかを示し得る。
[00158]アクセスポイント104および(1つまたは複数の)局106の機能性に関するさらなる詳細が、上および/または下で挙げられる。言い換えると、アクセスポイント104および/または(1つまたは複数の)局106は、上および/または下で挙げられる記述(たとえば、プロシージャ、方法、手法、構造などのうちの1つまたは複数)に従って機能し得る。
[00159]システムおよび方法の実装形態の例に関するそれ以上の詳細が、次にように与えられる。アクセスポイント104および/または局106は、ページングメッセージを含む通信を送信および/または受信するために使用され得る。すなわち、アクセスポイント104または局106のいずれかは、ページングメッセージの送信機デバイスまたは受信機デバイスとして働くことができる。いくつかの実装形態は、信号検出器が、送信機または受信機の存在を検出するために、メモリおよびプロセッサ上で動作しているソフトウェアによって使用されることを企図する。
[00160]局106は、複数の動作モードを有し得る。たとえば、局106は、アウェイク状態またはアクティブモードと呼ばれる第1の動作モードを有することができる。アウェイク状態において、局106は、アクセスポイント104と、データをアクティブに送信および/または受信することができる。さらに、局106は、省電力モードと呼ばれる第2の動作モードを有することができる。省電力モードでは、局106は、(たとえば、局106は、アクセスポイント104とデータをアクティブに送信/受信しない)「アウェイク」状態に、または「ドーズ」もしくは「スリープ」状態にあり得る。たとえば、局受信チェーン122(ならびに可能性としては、たとえば、局106のDSPおよび信号検出器)は、ドーズ状態において、低減された電力消費を使って動作し得る。さらに、省電力モードでは、局106は、アクセスポイント104とデータを送信/受信することが可能になるように、局106が特定の時間において「起動する」(たとえば、アウェイク状態に入る)必要があるか否かを局106に示す、アクセスポイント104からのメッセージ(たとえば、ページングメッセージ)をリッスンするために、時としてアウェイク状態に入ることができる。
[00161]したがって、いくつかのワイヤレス通信システム100では、アクセスポイント104は、アクセスポイント104と同じネットワーク内の省電力モードにある複数の局106に、局106がアウェイク状態またはドーズ状態に入る必要があるかどうかを示すページングメッセージを送信することができる。たとえば、局106がページングされていないと決定した場合、STA106はドーズ状態に留まることができる。代替として、局106がページングされ得ると局106が決定した場合、局106は、ある時間期間、アウェイク状態に入ってページを受信し、さらにページに基づいてアウェイク状態にいつ入るか決定することができる。さらに、局106は、ページングを受信した後、一定期間アウェイク状態のままでいることができる。別の例では、局106は、ページングされているときも、ページングされていないときも、本開示と矛盾しない他の方法で機能するように構成され得る。たとえば、アクセスポイント104が局106に送信するデータを有しているので、ページングは、局106が一定期間アウェイク状態に入るべきであることを示すことができる。いくつかの構成において、局106は、一定期間アウェイク状態にいるときに、ポーリングメッセージをアクセスポイント104に送ることによって、データについてアクセスポイント104をポーリングすることができる。ポーリングメッセージに応答して、アクセスポイント104は局106にデータを送信することができる。別の例として、アクセスポイントがページングメッセージの送信を完了した後、または局がページングメッセージによってページングされていないと局106が決定すると、局106はドーズ状態に入ることができる。局106は次いで、本開示において記載するように、局106が媒体について競合を開始し、またはいかなるメッセージも送信し得るとき、アウェイクし得る。
[00162]上述したように、ワイヤレス通信システム100中の複数の局106の各局106には、少なくとも1つのページング識別子116が(たとえば、アクセスポイント104によって)割り当てられ得る。各局106には、1つまたは複数のそのようなページング識別子116が割り当てられ得る。さらに、単一のページング識別子116には1つまたは複数の局106が割り当てられ得る。したがって、1つまたは複数の局106は、所与のページング識別子116によってアドレス指定され得る。さらに、所与の局106が、1つまたは複数のページング識別子116によってアドレス指定され得る。いくつかの態様では、ページング識別子は、各局106の初期化中に(たとえば、局106の製造時、局106の最初の稼働時、局106がワイヤレス通信システム100などの新しいワイヤレスネットワークに入るときなどに)、局106に割り当てられ得る。いくつかの態様では、ページング識別子116は、アクセスポイント104など、ワイヤレス通信システム100中の他のデバイスとの通信を通してなどして、割り当てられ、かつ/またはさらに修正され(たとえば、割り当て直され)得る。いくつかの態様において、アクセスポイント104は、アクセスポイント104に関連付けられた局106についてのページング識別子116を決定し、または割り当て、ページング識別子を示すメッセージを局106に送信することができる。
[00163]ワイヤレス通信システム100中で利用可能な(あるいは、局106に割り当てられた)ページング識別子116はすべて、ワイヤレス通信システム100用(あるいは、アクセスポイント104用)のページング識別子空間と呼ばれ得る。このページング識別子空間は複数のページング識別子セット114に分割されてよく、各セットは、ページング識別子セット114中のページング識別子116のうちの1つまたは複数を含む。上述したように、これらのページング識別子セット114は、共通要素を持たないものであっても、または重複していてもよく、これは、いくつかの態様では、ページング識別子セット114のうちの複数が同じページング識別子116を含んでよく、いくつかの態様では、あるページング識別子セット114が、別のページング識別子セット114が含まないページング識別子116を含んでよいことを意味する。さらに、ページング識別子セット114は同じサイズであっても異なるサイズであってもよく、これは、セット114が同じまたは異なる数のページング識別子を含んでいることを意味する。さらに、いくつかのページング識別子セット114は、ページング識別子の連続的インターバル(連続した一続きのページング識別子116など)を含んでよく、いくつかのページング識別子セット114は、連続的インターバルを形成しないページング識別子116を含んでよい。一態様では、特殊ページング識別子セットは、ページング識別子116のセット全体を含み得る。そのような特殊ページング識別子セットは、ブロードキャストページング識別子サブセットと呼ばれ得る。いくつかの態様では、上述したように、局106がそのページング識別子に気付くように、局106にページング識別子がどのように割り当てられ得るかと同様、局106には、局106と関連付けられたページング識別子セット114を識別するための情報が割り当てられ、または与えられ得る。いくつかの構成において、アクセスポイント104は、アクセスポイント104からいくつかのページングメッセージのみを局106が選択的に受信するのを可能にするために、本明細書において記載するように、ページングメッセージとともに、ページング識別子116とページング識別子セット114とを使用することができる。
[00164]いくつかの構成において、局106は、関連付け識別子(AID)を有し得る。いくつかの構成において、1つまたは複数のページング識別子は1つまたは複数のAIDである。他の構成では、AIDは、局106の1つまたは複数のページング識別子116とは別であり得る。AIDは、BSA102などのエリア内の(および/または、たとえばBSS内の)局106を識別し得る。AIDは、アドレスまたはアドレスの一部として使うことができ、インターネットプロトコル(IP)アドレスやメディアアクセス制御(MAC)アドレスなど、局の他のアドレスよりも短くてよい。AIDは、メッセージの送信側または受信機を一意に識別するために、フレーム中に含まれ得る。たとえば、AIDは、フレームをアドレス指定するためにAIDが使われ得るとき、送信局を識別するために、MACヘッダ中に含まれ得る。さらに、プレゼンテーションプロトコルデータユニット(PPDU)ヘッダは、フレームの意図された受信機の早期指示として使われ得るAIDまたは部分的AIDを含み得る。有利には、そのようなPPDUヘッダは、異なる受信機用であることが示される受信PPDUを処理する早期終了を許可することができる。いくつかの態様において、AIDは、各局106の初期化時に(たとえば、製造時および/または局106がワイヤレスネットワークに加わるとき)、(たとえば、アクセスポイント104によって)割り当てられ得る。
[00165]局106は、本明細書において記載するように、AIDと、1つまたは複数のページング識別子116の両方を有し得る。たとえば、1つのページング識別子116が、省電力起動スケジュール、または関連付けられたページングメッセージがアクセスポイントによって送信されるスケジュールに関し得る。さらに、局の省電力起動スケジュールが変わった場合、異なるページング識別子116および/またはAIDが局106に割り当てられ得る。
[00166]いくつかの構成において、ページングメッセージはトークン番号を含み得る。トークン番号は、ページングメッセージの識別子の役割を果たし得る。トークン番号をもつページングメッセージによってページングされる局106は、(たとえば、ビーコンからとられた)トークン番号をやはり含む省電力ポール要求メッセージ(PS−POLL)で応答し得る。トークン番号は、BSS識別子(BSSID)、TSFなどのうちの1つまたは複数を含み得る。トークン番号はしたがって、アクセスポイント104が、PS−POLLをページングメッセージに対応するものとして識別するのを可能にし得る。有利には、トークン番号は、ページングメッセージ送信側についての識別子として使われ、たとえば、送信側または受信機のアドレスが送信され得ないので、PS−POLL送信側が、PS−POLL中でより少ないデータを送信するのを可能にし得る。
[00167]ページングメッセージ中に含まれるトークン番号は、あるページングメッセージと、後続ページングメッセージとで変わり得る。トークン番号は、たとえば、BSS(および/または、たとえばBSA102)中の局の数、公式、あるいはランダム生成プロシージャに基づいて変わり得る。有利には、トークン番号をより頻繁に変えると、各BSSがトークン番号を使用する重複BSSまたは同様の手法に伴う問題を防止することができる。
[00168]図2は、低減されたオーバーヘッドのページングのための方法200の一構成を示す流れ図である。アクセスポイント104が、202で、少なくとも1つの局106に少なくとも1つのページング識別子116を割り当てることができる。たとえば、アクセスポイント104は、少なくとも1つのページング識別子116を特定の局106に関連付けることができる。いくつかの構成において、アクセスポイント104は、割り当てられたページング識別子116を示すメッセージを、局106に送ることができる。
[00169]アクセスポイント104は、204で、ページング識別子空間をページング識別子セット114にパーティショニングすることができる。ページング識別子空間をパーティショニングすることは、ページング識別子116をグループ化すること(たとえば、ページング識別子空間のサブセットを導出すること)を含み得る。したがって、アクセスポイントページングブロック/モジュール112は、ページング識別子セットA114aを取得することができ、ここで各ページング識別子セットA114aは、1つまたは複数のページング識別子A116aを含む。
[00170]ページング識別子セット114は、共通要素を持たないものであっても、または重複していてもよいことに留意されたい。たとえば、単一のページング識別子116が、1つまたは複数のページング識別子セット114に属し得る。追加または代替として、ページング識別子セット114は、異なるサイズであっても同じサイズであってもよい。いくつかの構成において、ページング識別子セット114は、ページング識別子116の連続的インターバルを含み得る。これにより、トラフィック指示マップのものと同様の構造を提供することができる。上述したように、特殊ページング識別子セットはすべてのページング識別子を含み得る。
[00171]いくつかの構成において、アクセスポイント104は、ページング識別子セット114(たとえば、局106に対応する1つまたは複数のページング識別子116を含む(1つまたは複数の)ページング識別子セット114)を示すメッセージを、局に送ることができる。たとえば、メッセージは、局106に対応する、1つまたは複数のページング識別子セット114と1つまたは複数のページング識別子116との間の関係または関連付けを示すことができる。各ページング識別子セット114は、ページング識別子セット値によって表され、かつ/または示され得る。ページング識別子セット値の例は、番号、ビット列、コードおよび/または英数字列などを含む。
[00172]アクセスポイント104は、206で、ページング識別子セット114および少なくとも1つのページング識別子116に基づいて、ページングメッセージを生成することができる。たとえば、各ページングメッセージは、1つまたは複数のページング識別子セット114に対応し(たとえば、示し)得る。1つの構成では、ページング識別子セット114は、ページングメッセージ中で明示的に識別され得る。たとえば、ページングメッセージは、ページング識別子セット114を明示的に示すフィールド(たとえば、2バイトフィールド)を含み得る。追加または代替として、明示的識別子は、物理レイヤプリアンブル中で送られ得る。別の構成では、ページングメッセージは、ページングフレームのシーケンス番号に基づいて、ページング識別子セット114を暗黙的に示し得る。さらに別の構成では、ページングメッセージは、ページングメッセージが送られる時間に基づいて、ページング識別子セット114を暗黙的に示し得る。
[00173]206でページングメッセージを生成する際、アクセスポイント104は、局106への送信について保留中のデータをアクセスポイント104が有するかどうか、および局106がスリープ状態にあるかどうかを決定し得る。局106への送信について保留中のデータがあり、局106がスリープ状態にある場合、アクセスポイントは、206で、アウェイク状態に入るよう、局106に指示するページングメッセージを生成し得る。たとえば、個々の局106がアドレス指定され、または対応するページング識別子セット114をもつページングメッセージ中で示される場合、アクセスポイント104は、局106がページングされていることを示すことができる。
[00174]1つの構成では、個々の局106は、ページングメッセージによって示されるページング識別子セット114に対してアドレス指定され得る。たとえば、Nビットのビットマップが使用されてよく、ここで各ビットは、セットに対して特定の局アドレスをインデックス付けする。セット内の相対位置は、特定の管理メッセージを通して事前に(たとえば、202で、少なくとも1つのページング識別子116を割り当てる際に)割り当てられ得る。この管理メッセージは、各ページング識別子116とページング識別子セット114との間の関連付けを定義することができる。代替として、ページング識別子セット114内の相対位置は、ページング識別子セット値からのオフセットによって表され得る(たとえば、ページング識別子セット値は、ページング識別子セット114についての開始アドレスを表すと仮定する)。
[00175]別の構成では、絶対アドレス指定が、ページング識別子セット114内の個々の局106を識別するのに使用され得る。たとえば、ローカルまたはグローバルアドレスが個々の局106を識別し得る。いくつかの実装形態では、部分的アドレスが使用され得る。追加または代替として、フルページング識別子が使用され得る。
[00176]さらに別の構成では、ページング識別子セット114内の個々の局106をアドレス指定するのに、明示的指示が使われなくてよい。たとえば、ページング識別子セット114がインデックス付けされるときは常に、ページング識別子セット114に対応するすべての局が暗黙的にページングされる。代替として、たとえば、ページング識別子セット114に対応する局106のすべてがページングされるか、それともどれもページングされないかを示すのに、1つのビットが使用され得る。代替として、所与の範囲内のすべての局106がページングされる。
[00177]アクセスポイント104は、208で、ページングメッセージを送ることができる。たとえば、各ページングエポックにおいて、アクセスポイント104によってフレームが送られ得る。各フレームは、局の1つまたは複数のセットをページングすることができる。各フレームは、セット内の、ページングされる特定の局のリストを含み得る。いくつかの構成において、各セットがページングされるスケジュールは、事前に定められ得る(たとえば、アクセスポイント104および局106が、定められたスケジュールを有し得る)。局106は、スケジュールによって指定された時間に起動し得る。
[00178]図3は、低減されたオーバーヘッドのページングのための方法300の別の構成を示す流れ図である。局106が、302で、局106に割り当てられた少なくとも1つのページング識別子116を決定することができる。たとえば、局106は、局106に割り当てられている1つまたは複数のページング識別子116を示すメッセージを、アクセスポイント104から受信し得る。
[00179]局106は、304で、少なくとも1つのページング識別子116に対応する少なくとも1つのページング識別子セット114を決定することができる。たとえば、局106は、(局106に割り当てられた)少なくとも1つのページング識別子116と少なくとも1つのページング識別子セット114との間の関係または関連付けを示すメッセージを、アクセスポイント104から受信し得る。
[00180]局106は、306で、少なくとも1つのページング識別子セット114に基づいて、ページングメッセージが局106に対応するかどうか決定することができる。たとえば、この決定306は、ページングメッセージが、局106に対応するページング識別子セット114に関連付けられているかどうかに基づき得る。ページング識別子セット114は、局に対応するか、または局を識別するページング識別子116を含む場合、局106に対応し得る。
[00181]この決定306を行う際、局106は、アクセスポイント104からページングメッセージを受信する場合も、受信しない場合もある。いくつかの構成において、たとえば、局106は、局106に対応するページング識別子セット114に基づく、または関連付けられた、所定のスケジュールに従って、ページングメッセージを受信するだけであり得る。たとえば、局106は、スケジュールされていない時間に送られるページングメッセージを考慮しない、無視する、および/または受信しないことができる。他の構成では、局106は、ページングメッセージをすべて受信し、局106に対応するページング識別子セット114に対応しないページングメッセージを考慮しないまたは無視することができる。したがって、少なくとも1つのページング識別子セット114に基づいて(たとえば、ページングメッセージが、局106に対応するページング識別子セット114用にスケジュールされた時間におけるものではないので、および/またはページングメッセージが、局106に対応するページング識別子セット114を示さないので)、ページングメッセージが局106に対応しないと、局106が306で決定した場合、局106は、306で、少なくとも1つのページング識別子セット114に基づいて、次のページングメッセージが局106に対応するかどうか決定し得る。
[00182]ページングメッセージが、少なくとも1つのページング識別子セット114に基づく局106に対応する(たとえば、ページングメッセージが、局106に対応するページング識別子セット114用のスケジュールされた時間におけるものであり、および/またはページングメッセージが、局106に対応するページング識別子セット114を示す)場合、局106は、308で、局106がページングされるかどうか決定し得る。たとえば、局106は、局106がページングメッセージによってアドレス指定されるかどうか決定し得る。上述したように、局106は、ページング識別子セット114に対してアドレス指定され得る。たとえば、ページング識別子セット114に対する特定の位置が、局106をアドレス指定し得る。別の例では、ページング識別子セット値からのオフセットが、局106をアドレス指定し得る。さらに別の例では、(たとえば、フルおよび/または部分アドレスをもつ)絶対アドレス指定が、局106をアドレス指定するのに使用され得る。
[00183]他の構成では、ページング識別子セット114内の個々の局106について、明示的指示が使われなくてよい。たとえば、ページング識別子セット114に対応するすべての局106は、ページング識別子セット114が示されるとき、暗黙的にページングされ得る。代替として、インジケータ(たとえば、1ビット)が、ページング識別子セット114に対応する局106の全部がページングされるか、それともどれもページングされないかを示し得る。別の代替実装形態では、所与の範囲内のすべての局106がページングされる。
[00184]局106がページングされない場合、局106は、306で、少なくとも1つのページング識別子セット114に基づいて、次のページングメッセージが局に対応するかどうか決定し得る。ただし、局106がページングされる場合、局106は、310で、局106をアウェイク状態に設定し得る。アウェイク状態にある間、たとえば、局106は、アクセスポイント104からデータを受信することができる。
[00185]図4は、時間430の経過に伴うページングメッセージ428の例を示す図である。たとえば、ページングメッセージ428a〜cは、図1に関連して記載したワイヤレス通信システム100中で、アクセスポイント104によって局106に送信され得る。図4に示すように、アクセスポイント104は、時間430の経過に伴って、複数のページングメッセージ428を送信するように構成される。ページングメッセージ428は、TIMフレーム中で、ビーコン中で、またはいくつかの他の適切なシグナリングを使用して送られ得る。いくつかの実装形態において、局106は、次のように、ページングメッセージ428のうちの1つまたは複数をリッスンするように構成され得る。
[00186]いくつかの構成において、各ページングメッセージ428は、ページングメッセージ428が対象とする(1つまたは複数の)ページング識別子セット114に対応する1つまたは複数のページング識別子セット値を含み得る。一例では、ページング識別子セット値は、216個のページング識別子セット114をインデックス付けすることが可能な2バイトフィールドであり得る。別の例では、ページング識別子セット値は、ページングメッセージ428の物理レイヤ(PHY)プリアンブル中に含まれ得る。局106には、局106に対応するページング識別子セット114を指す(1つまたは複数の)ページング識別子セット値についての情報が割り当てられ、または与えられ得る。したがって、局106は、ページングメッセージ428を受信することができる。局106は、ページングメッセージ428中の(1つまたは複数の)ページング識別子セット値に基づいて、ページングメッセージ428が局106に対応するかどうか決定することができる。たとえば、ページングメッセージ428が、局106に対応するページング識別子セット114についてのページング識別子セット値を含む場合、局106は、ページングメッセージ428が局106に対応すると決定する。さらに、ページングメッセージ428が、局106に対応するページング識別子セット114についてのページング識別子セット値を含まない場合、局106は、ページングメッセージ428が局106に対応しないと決定する。
[00187]別の例では、アクセスポイント104は、所与の時に局106をページングするために、N個のページングメッセージ428を順に送信するように構成され得る(Nは任意の正の整数である)。したがって、シーケンス中の各ページングメッセージ428は、N個のページングメッセージ中のシーケンス番号nに関連付けられ得る(n=1,…,N)。各シーケンス番号nは、1つまたは複数のページング識別子セット114に関連付けられ得る。
[00188]したがって、局106は、ページングメッセージ428のシーケンス番号nに基づいて、ページングメッセージ428が局106に対応すると決定し得る。たとえば、ページングメッセージ428のシーケンス番号nが、局106のページング識別子116を含むページング識別子セット114に関連付けられている場合、局106は、ページングメッセージ428が局106に対応すると決定する。さらに、ページングメッセージ428のシーケンス番号nが、局106のページング識別子116を含むページング識別子セット114に関連付けられていない場合、局106は、ページングメッセージ428が局106に対応しないと決定する。
[00189]いくつかの構成において、局106には、シーケンス番号とページング識別子セット114との間の関係または関連付けに関する情報が割り当てられ、または与えられ得る。これにより、局106は、局106に対応する(1つまたは複数の)ページング識別子セット114をもつページングメッセージ428をリッスンすることが可能になり得る。たとえば、局106に対応する(1つまたは複数の)ページング識別子セット114向けの(1つまたは複数の)ページングメッセージの(1つまたは複数の)シーケンス番号nは、アクセスポイント104によって送信され得る。局106は、(1つまたは複数の)シーケンス番号をリッスンすることができる。いくつかのケースおよび/または構成において、アクセスポイント104は、ページング識別子セット114をシーケンス番号に関連付けることができる。上述したように、ページング識別子セット値はページング識別子セット114に対応し得る。さらに、局106は、ページング識別子セット値に基づいて、ページング識別子セット114がシーケンス番号nに関連付けられているかどうか決定することができる。たとえば、ページング識別子セット114のページング識別子セット値がmod(n,256)に等しい場合、ページング識別子セット114は、シーケンス番号nに関連付けられている。ページング識別子セット114のページング識別子セット値の値がmod(n,256)に等しくない場合、ページング識別子セット114は、シーケンス番号nに関連付けられていない。
[00190]いくつかの構成において、アクセスポイント104は、いくつかの時間に(たとえば、定期的に繰り返し得る特定の時間インターバルに)ページングメッセージ428を送信するように構成され得る。したがって、各ページングメッセージ428は、特定の時間インターバルに関連付けられ得る。各時間インターバルは、1つまたは複数のページング識別子セット114に関連付けられ得る。これらの構成において、局106は、ページングメッセージ428が送信される時間インターバルに基づいて、ページングメッセージ428が局106に対応するかどうか決定することができる。たとえば、ページングメッセージ428の時間インターバルが、局106のページング識別子116を含むページング識別子セット114に関連付けられている場合、局106は、ページングメッセージ428が局106に対応すると決定する。さらに、ページングメッセージ428の時間インターバルが、局106のページング識別子116を含むページング識別子セット114に関連付けられていない場合、局106は、ページングメッセージ428が局106に対応しないと決定する。
[00191]いくつかの構成において、局106には、時間インターバルとページング識別子セット114との間の関係または関連付けに関する情報が割り当てられ、または与えられ得る。これにより、(1つまたは複数の)局106は、局106に対応する(1つまたは複数の)ページング識別子セット114をもつページングメッセージ428をリッスンすることが可能になり得る。いくつかのケースおよび/または構成において、アクセスポイント104は、ページング識別子セット114を時間インターバルに関連付けることができる。さらに、局106は、時間インターバルに基づいて、所与のページングメッセージ428が局106に対応するかどうか決定することができる。局106が、ページングメッセージ428が局106に対応すると決定した場合、局106は、局106がページングされるかどうか、さらに決定することができる。局106がページングされる場合、局106は、それ自体を特定の状態(たとえば、アウェイク状態)に設定することができる。これは、以下で説明するように、ページングメッセージ428の内容に基づいて遂行され得る。
[00192]図5は、本明細書で開示するシステムおよび方法によるページングメッセージ528a〜cの例532a〜cを示す図である。例A532aは、ページングメッセージA528aを示す。図示されるように、ページングメッセージA528aは、Nビットのビットマップ534を含む(Nは、任意の正の整数であり得る)。ビットマップ534中の各ビット(たとえば、ビット位置)は、ページングメッセージA528aに関連付けられた(1つまたは複数の)ページング識別子セット114に関連付けられた局106の特定のページング識別子116(たとえば、局106)に対応し得る。さらに、各ビットの値(たとえば、0または1)は、対応するページング識別子116をもつ局106の状態(たとえば、ドーズまたはアウェイク)を示し、または指示し得る。したがって、局106は、その動作状態を、ビットマップ534中の、それに対応するビットの値を決定することによって決定することができる。
[00193]いくつかの構成において、局106には、ビットマップ534中のどの(1つまたは複数の)ビット位置が、局106の(1つまたは複数の)ページング識別子116に関連付けられているかに関する情報が、アクセスポイント104から割り当てられ、または与えられ得る。たとえば、ビット位置とページング識別子116との間の関連付けは、アクセスポイント104またはワイヤレス通信システム100中の別のデバイスによって設定され、メッセージ(たとえば、管理メッセージ)により局106に通信され得る。
[00194]他の構成では、ページング識別子セット114は、ページング識別子セット114中のページング識別子116の各々についての開始アドレスを表すページング識別子セット値に関連付けられ得る。たとえば、ページング識別子セット114中のページング識別子116が連続する(たとえば、11、12、13、14など)場合、ページング識別子セット114の識別子は10であり得る。したがって、ページング識別子セット値の一部ではない、ページング識別子116の残りの部分は、ビットマップ534へのインデックスとして使われ得る。したがって、局106は、局106の指示された動作状態を決定するのに、(1つまたは複数の)関連付けられたページング識別子116を使い、ビットマップ534をインデックス付けすることができる。上記例を続けると、局106は、11というページング識別子値に関連付けられている場合、局106の指示された動作状態を決定するのに、ビットマップ534中の位置1にあるビットの値を探せばよい。いくつかの態様において、ビットマップ534の位置Nにあるビットは、ページング識別子値=N+256*ページング識別子セット値をもつ局106を指す。
[00195]例B532bは、ページングメッセージB528bを示す。図示されるように、ページングメッセージB528bは、局106に対応するページング識別子116の明示的識別子536を含み得る。明示的識別子536の例は、値、ビット列、コード、英数字列(たとえば、局106のローカルもしくはグローバルインターネットプロトコル(IP)アドレスまたはローカルもしくはグローバルメディアアクセス制御(MAC)アドレスなどの絶対アドレス)を含む。いくつかの構成において、明示的識別子536はAIDであってよい。明示的識別子に基づいて、ページングメッセージB528bが局106に対応すると決定した、ページングメッセージB528bに関連付けられた(1つまたは複数の)ページング識別子セット114に対応する局106は、局106がページングされるかどうか、さらに決定することができる。たとえば、ページングメッセージB528bが、局106に関連付けられたページング識別子116の明示的識別子536を含む場合、局106は、局106がページングされると決定する。ページングメッセージB528bが、局106に関連付けられたページング識別子116の明示的識別子536を含まない場合、局106は、局106がページングされないと決定する。
[00196]例C532cは、ページングメッセージC528cを示す。図示されるように、ページングメッセージC528cは、ページングされるべき局106に関連付けられたページング識別子116の明示的指示を含まない。そうではなく、ページングメッセージC528cに関連付けられた(1つまたは複数の)ページング識別子セット114に関連付けられた局106は、それら、局106がページングされる(暗黙的に)と決定し得る。したがって、ページングメッセージC528cは、ページングメッセージC528cに関連付けられた(1つまたは複数の)ページング識別子セット114中のすべてのページング識別子116についてのページングを暗黙的に示す。いくつかの構成において、ページングメッセージC528cに関連付けられた(1つまたは複数の)ページング識別子セット114に関連付けられたすべての局106の動作状態(たとえば、アウェイクまたはドーズ)を示し、または指示するために、単一ビットがページングメッセージC528c中に含まれ得る。たとえば、ビットの値(0または1)は、ページングメッセージC528cに対応する(1つまたは複数の)ページング識別子セット114中に含まれるページング識別子116をもつすべての局106の状態を示す。別の構成では、ページングメッセージC528c中でのビットの存在(たとえば、ページングメッセージC528cがビットを含むかどうか)が、局106の状態を示し、または指示し得る。したがって、上記メッセージ通信方式および技法に基づいて、ワイヤレス通信ネットワーク100中で低減されたオーバーヘッドのページングが達成され得る。
[00197]図6は、低減されたオーバーヘッドのページングのために実装され得る局606の要素の一例を示すブロック図である。要素622、638、640、642のうちの1つまたは複数は、図1に関連して上述した局106内に含まれ得る。局606は、アクセスポイント104など、別のワイヤレスデバイスから複数のページングメッセージを受信するための受信チェーン622を含む。受信チェーン622は、図1に関連して上述した局受信チェーン122の機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。
[00198]局606は、少なくとも1つのページング識別子セット114に基づいて、ページングメッセージのうちの1つまたは複数が局606に対応するかどうか決定するためのページングメッセージ対応決定ブロック/モジュール638をさらに含む。たとえば、ページングメッセージ対応決定ブロック/モジュール638は、図3に示したステップ306に関して上記で説明した1つまたは複数の機能を実施するように構成され得る。いくつかの構成において、ページングメッセージ対応決定ブロック/モジュール638は、プロセッサおよびメモリ中に記憶された命令で実装され得る。
[00199]局606は、局606がページングされるかどうか決定するためのページング決定ブロック/モジュール640をさらに含む。ページング決定ブロック/モジュール640は、図3に示したステップ308に関して上記で説明した1つまたは複数の機能を実施するように構成され得る。いくつかの構成において、ページング決定ブロック/モジュール640は、プロセッサおよびメモリ中に記憶された命令で実装され得る。局606は、局606の動作状態を設定するための状態コントローラ642をさらに含む。状態コントローラ642は、図3に示したステップ310に関して上記で説明した1つまたは複数の機能を実施するように構成され得る。いくつかの構成において、状態コントローラ642は、プロセッサおよびメモリ中に記憶された命令で実装され得る。いくつかの構成において、ページング対応決定ブロック/モジュール638、ページング決定ブロック/モジュール640および/または状態コントローラ642は、図1に関連して記載した局ページングブロック/モジュール126に含まれ、かつ/または結合され得る。
[00200]上述したように、ページング識別子116およびページング識別子セット114は、アクセスポイント104によって、(たとえば、パーティショニングすることによって)割り当てられ、生成され得る。いくつかの構成において、アクセスポイント104は、これらの動作を、局106がそのようなページをいつ要求するかについての、局106からの情報に基づいて実施することができる。これは、マルチプルな局106の要求に適応するためのそのようなスケジューリングを実施するための、アクセスポイント104における大幅なオーバーヘッドにつながり得る。
[00201]いくつかの構成では、追加または代替として、アクセスポイント104は、特定のページング識別子116についてのページングメッセージを、特定の時間インターバルで送信することができる。たとえば、特定のページング識別子116のビットマップを備えるページングメッセージが、特定のタイマーインターバルで送信され得る。他のページングメッセージは、異なるページング識別子116についてのビットマップを含んでよく、異なるインターバルで送信されてよい。たとえば、第1のページングメッセージは、第1のページング識別子セット114(たとえば、ページング識別子1〜32)についてのビットマップを含み得る。第1のページングメッセージは、3つのビーコンごとに一度送信され得る(たとえば、ビーコン1、4、7など)。さらに、第2のページングメッセージは、第2のページング識別子セット114(たとえば、ページング識別子33〜64)についてのビットマップを含み得る。第2のページングメッセージは、第1のページングメッセージに続く3つのビーコンごとに一度送信され得る(たとえば、ビーコン2、5、8など)さらに、第3のページングメッセージは、第3のページング識別子セット114(たとえば、ページング識別子65〜96)についてのビットマップを含み得る。第3のページングメッセージは、第2のページングメッセージに続く3つのビーコンごとに一度送信され得る(たとえば、ビーコン3、6、9など)。局106には、特定のスケジュール(たとえば、インターバルスケジュール)に従って送信されるページング識別子116(たとえば、第1、第2、または第3のページング識別子セット114のいずれかの中のページング識別子116)が、アクセスポイント104から割り当てられ得る。したがって、局106には、有限のスケジュール群から、特定のページングメッセージ送信スケジュールが割り当てられ得る。この情報はさらに、局106用のタイミングソースとして使うことができ、アクセスポイント104におけるオーバーヘッドを低減する。いくつかの構成において、局106は、ページングメッセージスケジュール割当てを要求し得る。たとえば、アクセスポイント104および局106は、特定のページングメッセージスケジュールを承諾し得る。
[00202]いくつかの構成において、アクセスポイント104が局106についてのデータを有することを示すページングメッセージをアクセスポイント104から受信した後、局106は、そのデータをアクセスポイント104から受信するために、アクセスポイント104にポーリングメッセージを送ることができる。いくつかの態様において、マルチプルな局106は、上述したようにアクセスポイント104によってページングされ得る。したがって、マルチプルな局106は、アクセスポイント104にポーリングメッセージを送信するために、アクセスポイント104と、1つまたは複数の通信チャネルについて競合し得る。いくつかの局106が、アクセスポイント104などのアクセスポイントに同時にポーリングメッセージを送ることを試みる場合、ポーリングメッセージは衝突し得る。いくつかの構成において、局106がポーリングメッセージをいつ送信するかというスケジュールは、以下で説明するように、衝突の見込みを低減するために、局106のページング識別子116および/または局106が属す(1つまたは複数の)ページング識別子セット114に基づき得る。
[00203]1つの構成では、局606は、アクセスポイント104が局106についてのデータを有することを示すページングメッセージを受信すると、局106のページング識別子116に基づいて、データを求めてアクセスポイント104をいつポーリングするかを決定することができる。たとえば、図5の例A532aを参照して上述したように、ページングメッセージは、Nビットのビットマップを含み得る(Nは、任意の正の整数である)。ビットマップ中の各ビットは、ページングメッセージに関連付けられた(1つまたは複数の)ページング識別子セット114に関連付けられた局106の特定のページング識別子116または局106に対応し得る。さらに、各ビットの値(たとえば、0または1)は、そのようなページング識別子116をもつ、対応する局106があるべき状態(たとえば、ドーズまたはアウェイク)を示し得る。1の値を有するビットに関連付けられた局106は、ビット値に基づいて、局606がページングされる(たとえば、アクセスポイント104が、局106に送信するべきデータを有する)と決定し得る。いくつかの構成において、局106は、ビットマップ中の、局106に対応するビットの位置に基づいて、アクセスポイント104をポーリングするための時間を決定することができる。たとえば、局106に関連付けられたビットが第xのビットである場合、局106は、xの関数に基づく時間(たとえば、ページングメッセージを受信した後、x*nマイクロ秒(μs)、ここでnは任意の正の整数である)に、アクセスポイント104をポーリングし得る。別の例では、局106は、ページング識別子116のハッシュ関数(たとえば、ページングメッセージのページング識別子116およびタイムスタンプのハッシュ)に基づいて、アクセスポイント104をポーリングするための時間を決定することができる。
[00204]別の構成では、局106は、ページング識別子116に基づいて、アクセスポイント104にポーリングメッセージを送信するためのチャネルについての競合を開始するための時間を決定することができる(たとえば、アクセスポイント104をポーリングするための正確な時間を決定するのではなく)。たとえば、局106に関連付けられたビットが第xのビットである場合、局106は、xの関数に基づく時間(たとえば、ページングメッセージを受信した後、x*n μs、ここでnは任意の正の整数である)に、チャネルを求めて競合し得る。別の例では、局106は、ページング識別子116のハッシュ関数(たとえば、ページングメッセージのページング識別子116およびタイムスタンプのハッシュ)に基づいて、チャネルについて競合するための時間を決定することができる。
[00205]さらに別の構成では、局106は、アクセスポイント104にポーリングメッセージをいつ送信するか決定するのに、バックオフカウンタ(IEEE802.11規格のバックオフカウンタと同様)を使うことができる。たとえば、局106は、バックオフカウンタを開始値からカウントダウンすることができ、カウンタが0に達すると、局106はポーリングメッセージを送信し得る。局106は、カウントダウンする間、チャネルがアクティブである(チャネル上にトラフィックがある)か、それともチャネルがアイドルである(チャネル上にトラフィックがない)か決定することもできる。チャネルがアクティブである場合、局106は、チャネルが再度アイドルになるまで、カウントダウンを凍結し得る。局106は、ページング識別子116に基づいて、バックオフカウンタの開始値を決定することができる。たとえば、局106に関連付けられたビットが第xのビットである場合、局106は、xの関数に基づく値(たとえば、ページングメッセージを受信した後、x*n μs、ここでnは任意の正の整数である)に、バックオフカウンタをセットし得る。別の例では、局106は、ページング識別子116のハッシュ関数(たとえば、ページングメッセージのページング識別子116およびタイムスタンプのハッシュ)に基づく値に、バックオフカウンタをセットし得る。
[00206]上述したようにページングメッセージを送信および受信するための、ページング識別子116およびページング識別子セット114の使用は、局106とアクセスポイント104との間のメッセージ交換を通して実施され得る。メッセージは、様々な異なるフォーマットをとり得る。以下に、異なるメッセージがとり得るフォーマットのうちのいくつか、およびそのようなメッセージの使用について、本明細書において記載する態様を参照して記載する。
[00207]図7は、メッセージ700用のフレームフォーマットの一例を示す。メッセージ700は、ページングインターバルをセットアップし、かつ/またはページング識別子116を取得するために、局106からアクセスポイント104に送信され得る。メッセージ700は、ページセットアップ要求メッセージ700と呼ばれ得る。図7に示すように、メッセージ700は、1バイトを備える機器識別子(EID)フィールド744を含み、その後に、1バイトを備えるフレーム長(LEN)フィールド746が続き、その後に、1バイトを備える制御フィールド748が続き、その後に、1つまたは複数の時間開始フィールド750a〜bおよび時間期間フィールド752a〜bが続き、各々が少なくとも3バイトを備える。時間開始フィールド750a〜bは、局106がページングインターバルに開始するよう要求する時間(局106が起動する時間期間)を示し、時間期間フィールド752a〜bは、ページングインターバルについての時間期間を示す。時間は、たとえば、ビーコン期間の数、秒数、マイクロ秒数、マイクロ秒数の倍数、または何らかの他の測度単位を示し得る。制御フィールド748は、時間の示され方を示し得る。アクセスポイント104からの、メッセージ700への応答は、ページセットアップ応答メッセージまたは肯定応答(ACK)(たとえば、時間指示をもつ拡張型ACK)であり得る。
[00208]図8は、メッセージ800用のフレームフォーマットの別の例を示す。メッセージ800は、ページングインターバルをセットアップし、かつ/またはページング識別子116を取得するために、局106からアクセスポイント104に送信され得る。メッセージ800は、図7に関連して記載したメッセージ700と同じフィールド(たとえば、EIDフィールド844、LENフィールド846、制御フィールド848、1つまたは複数の時間開始フィールド850a〜bおよび1つまたは複数の時間期間フィールド852a〜b)を含む。ただし、メッセージ800は、各時間開始フィールド850a〜bおよび時間期間フィールド852a〜bの前に、2バイトを備える1つまたは複数のページング識別子(PID)(たとえば、ページング識別子116)フィールド854a〜bをさらに含む。PIDフィールド854は、局106が、関連付けられた時間開始および時間期間中のスケジューリングのために要求する特定のページング識別子116を示し得る。
[00209]図9は、メッセージ900用のフレームフォーマットの別の例を示す。メッセージ900は、アクセスポイント104から局106に送信され得る。メッセージ900は、ページセットアップ応答メッセージ900と呼ばれ得る。メッセージ900は、局106からのメッセージ(たとえば、図7のメッセージ700または図8のメッセージ800)の受信に応答して、アクセスポイント104によって送られ得る。メッセージ900は、図8に関連して記載したメッセージ800中に含まれるものと同様のフィールド(たとえば、EIDフィールド944、LENフィールド946、制御フィールド948、1つまたは複数の時間開始フィールド950a〜b、1つまたは複数の時間期間フィールド952a〜bおよび1つまたは複数のPIDフィールド954a〜b)を含み得る。制御フィールド948は、局106からの、ページングインターバルおよび/またはページング識別子116についての要求の状況(たとえば、拒絶、受諾)を示すのに使われ得る。時間開始フィールド950は、ページングインターバルに割り当てられた開始時間を示すことができ、時間期間フィールド952はインターバルの持続時間を示すことができ、PIDフィールド954は、所与の開始時間およびインターバルに割り当てられたページング識別子116を示すことができる。局106は、メッセージ900の受信に、ACKの送信で応答し得る。
[00210]図10は、ページングメッセージ1000の別の例を示す。ページングメッセージ1000は、図5に関連して記載したページングメッセージA528aと同様であり得る。図示されるように、ページングメッセージ1000は、EIDフィールド1044、LENフィールド1046、制御フィールド1048、および1つまたは複数オフセットフィールド1056a〜b、ならびに任意選択で1つまたは複数のビットマップ(BMAP)1058a〜bを含む。オフセットフィールド1056は、図5に関連して記載した例A532aを参照して上述したように、局106がビットマップ1058をインデックス付けするのに使うべきであるページング識別子116からのオフセットを示し得る。たとえば、100のオフセットは、ページング識別子101がビットマップの1の位置(101〜100)にあることを示し得る。別の態様では、オフセットフィールドは、ページングされるページング識別子セット114を示し得る。
[00211]図11は、ページングメッセージ1100の別の例を示す。ページングメッセージ1100は、図5に関連して記載したページングメッセージB528bと同様であり得る。図示されるように、ページングメッセージ1100は、EIDフィールド1144と、LENフィールド1146と、制御フィールド1148と、ページング識別子リストを備える1つまたは複数のPIDフィールド1154a〜nとを含む。各ページング識別子フィールド1154は、特定のページング識別子116を含むか、または示すことができ、局106は、図5に関連して例B532bで上述したように、そのページング識別子116がPIDフィールド1154a〜nのうちの1つの中に列挙されている場合、局106がページングされると決定することができる。
[00212]図12は、ページングメッセージ1228のより具体的な例を示す図である。フルビットマップ(知られている手法、たとえば、フルTIMによる)は、特定の局についてのデータがあるかどうかを示す0/1ビットのシーケンスを含み得る。その場合の局のインデックスは、ビットマップ中でのビットの位置である(たとえば、対応するビットが1である場合、局についてのデータがあり、対応するビットが0である場合、局についてのデータがない)。本明細書で開示するシステムおよび方法によると、(たとえば、図12に示すように)圧縮されたページングメッセージを取得するために、ビットマップが圧縮され得る。例A1232aは、トラフィック識別マップ(TIM)の圧縮されたバージョンなど、圧縮されたビットマップをもつページングメッセージ1228を示す。ページングメッセージ1228は、図5に関連して記載したページングメッセージB528bと同様であり得る。図示されるように、ページングメッセージ1228は、EIDフィールド1244と、LENフィールド1246と、オプションの制御フィールド1248と、1つまたは複数のサブビットマップ要素1260a〜nとを含む。制御フィールド1248は、使われる圧縮のタイプを示し得る。1つまたは複数のサブビットマップ要素1260a〜nは、マルチプルな局106をカバーするために、単一のページングメッセージ(またはフレーム)中で送られ得る。
[00213]例B1232bは、サブビットマップ要素1260のうちの1つの構造を示す。具体的には、第1のフィールドは、ページングされる局106のインデックスを識別するのに使われるオフセット値1262を示す。1つの構成では、第1のフィールドは13ビットを備える。サブビットマップ要素1260は、特定の局を識別し得る。たとえば、局(たとえば、ページングされる局)インデックスは、オフセット値と、可変長ビットマップ1266中のビット位置の合計として計算され得る。第2のフィールドは、可変長ビットマップ1266の長さ1264を識別する。長さ1264は、バイト単位で示され得る。1つの構成では、第2のフィールドは3ビットを備える。長さ1264の値がゼロに等しい場合、ページングされる唯一の局106は、第1のフィールド中に含まれるオフセット値1262に等しいインデックスをもつ局106である。長さ1264の値がゼロよりも大きい場合、長さ1264の値は、可変長ビットマップ1266中のバイトの数を示す。第3のフィールドは、可変長ビットマップ1266を識別する。可変長ビットマップ1266は、後端ゼロが省かれ、暗黙的にゼロである(別のサブビットマップ要素1260が別様に示さない限り)と仮定され得るので、可変長である。1つの構成では、可変長ビットマップの長さは0バイト〜7バイトであり得る。別の構成では、長さフィールドによって示される値は、可変長ビットマップ1266の異なる長さにマップされ得る。たとえば、0は、可変長ビットマップ1266が存在しないことを示すことができ、1は、可変長ビットマップ1266が1バイトであることを示すことができ、2は、可変長ビットマップ1266が4バイトであることを示すことができ、3は、可変長が8バイトであることを示すことができ、以下同様である。図12に関連して記載した圧縮は、本明細書において記載する方法、プロシージャ、手法および/または構造のうちの1つまたは複数とともに適用され得ることに留意されたい。さらに、図12に関連して記載した圧縮の全部または一部は、本明細書において記載する方法、プロシージャ、手法および/または構造のうちの1つまたは複数と組み合わせられ得る。
[00214]図13は、ページングメッセージ1328の別のより具体的な例を示す。具体的には、例A1332aは、上述したように、トラフィック識別マップ(TIM)の圧縮されたバージョンなど、圧縮されたビットマップを含むページングメッセージ1328を示す。限定ではなく例として、このページングメッセージ1328中で適用される圧縮は、低密度ビットマップ(たとえば、1の数がゼロの数よりもはるかに少ないビットマップ)とともに使われ得る。ページングメッセージ1328は、上の図5に関連して記載したページングメッセージB528bと同様であり得る。図示されるように、ページングメッセージ1328は、EIDフィールド1344と、LENフィールド1346と、制御フィールド1348と、圧縮されたTIM情報要素(TIM IE)1368とを含む。制御フィールド1348は、使われる圧縮のタイプを示し得る。
[00215]例B1332bは、圧縮されたTIM IE1368の構造を示す。この構造は、元のビットマップを処理するのに、ランニングレングス符号化(RLE)方法の使用によって取得されたランニングレングスシーケンス1376を利用する。具体的には、第1のフィールド1370は、圧縮されるべきビットマップのシーケンス中の第1のビットの値を示す。この値は、「1」または「0」のいずれかであり得る。第2のフィールド1372は、ランニングレングスシーケンスの数Nを示す(たとえば、N=2n、ここでnは、第2のフィールド1372中に含まれるビットの数である)。一態様では、第2のフィールド1372は、n=13ビットから形成される(このように、Nは、たとえば、少なくとも6000までカバーし得る)。第3のフィールド1374は、各ランニングレングスシーケンスのビットの数Lを示す(たとえば、L=2l、ここでlは、第3のフィールド1374を形成するビットの数である)。一態様では、第3のフィールド1374は、l=4ビットから形成される。第4のフィールド1376は、ランニングレングスシーケンス1376を含む。第4のフィールド1376を形成するビットの総数は、N*Lである。一態様では、ビットの数Lは、L=ceil(log2R)として選択されてよく、ここでR=max([r1,r2,...,rN])であり、[r1,r2,...,rN]はN個のランニングレングスシーケンスからなるシーケンスに対応する。この圧縮されたTIM IE1368から、局は、元のビットマップを可逆的に再構築することができる。図13に関連して記載した手法は、本明細書において記載する方法、プロシージャ、手法および/または構造のうちの1つまたは複数とともに動作し得る。さらに、図13に関連して記載した手法の全部または一部は、本明細書において記載する方法、プロシージャ、手法および/または構造のうちの1つまたは複数と組み合わせられ得る。
[00216]図14は、ページング機構の一例を示す図である。図示するページング機構は、図1に関連して記載したワイヤレス通信システム100中で、アクセスポイント104および局106によって使われ得る。図示されるように、時間は、時間軸1484にわたって左から右に向かって増加する。アクセスポイント104は、複数のページングメッセージ1478a〜bを送信するように構成され得る。限定ではなく例として、ページングメッセージ1478aは、図示されるようにビットのシーケンスを備え得る。ページングメッセージ1478は、上述したように生成され得る。
[00217]ページングメッセージ1478の送信後、時間インターバル1482が、ページングされる局106用に予約され得る。予約は、メッセージ(たとえば、ページングメッセージ、他のメッセージ)を送信して、予約された期間の持続時間の間、ページングされない局に媒体へのアクセスを延期させることによって実現され得る。いくつかの実装形態では、延期アクセスは、ページングされない局がそれらのネットワーク割振りベクトル(NAV)を設定することができるように、予約しているフレーム値の持続時間フィールド値を設定することによって実現され得る。言い換えると、アクセスポイント104は、予約された時間インターバルを決定することができ、NAVを設定することによって、予約された時間インターバルを、少なくとも1つのページングされる局106用に設定することができる。
[00218]予約された時間インターバル1482中、ページングされる局106は、要求1480a〜b(たとえば、省電力ポール(PS−POLL)要求)をアクセスポイント104に送り、アクセスポイント104から応答を受信することができる。マルチプルなページングされる局106は、本明細書で説明するように、様々な方法に従って、時間インターバル1482中に競合し得る。ページングされていない局106は、時間インターバル1482中に競合しない。時間インターバル1482が終わると、局106は、アクセスポイント104に要求を送るための競合を開始し得る。アクセスポイント104は、時間インターバル1482の持続時間を決定する。時間インターバル1482は、すべてのページングされる局106がアクセスポイント104に要求を送り、アクセスポイント104から応答を受信するのに十分であり得る。限定ではなく例として、時間インターバル1482の持続時間は、ページングされる局106の数の関数であり得る。
[00219]図15は、動作状態を決定するための方法1500の一構成を示す流れ図である。図1に関連して記載した局106が、方法1500を実施することができる。局106は、1502で、アクセスポイント104から複数のページングメッセージを受信し得る。
[00220]局106は、1504で、本明細書において記載する技法に基づいて(たとえば、ページング識別子セットに基づいて)、複数のページングメッセージのうちの1つまたは複数のページングメッセージをリッスンするかどうか決定することができる。1つまたは複数のページングメッセージをリッスンするかどうか決定すること1504は、図3に関連して上述したように、少なくとも1つのページング識別子セットに基づいて、ページングメッセージが局106に対応するかどうか決定すること306の一例であり得る。たとえば、局106は、ページングメッセージ中に含まれるページング識別子セット114、ページングメッセージのシーケンス番号nまたはページングメッセージが送信された時間インターバルに基づいて決定1504を行うことができる。
[00221]局106が、1つまたは複数のページングメッセージをリッスンしないと決定した場合、それらの1つまたは複数のページングメッセージについて、動作は終わる。ただし、局106が、1つまたは複数のページングメッセージをリッスンすると決定した場合、それらの1つまたは複数のページングメッセージについて、動作は続く。
[00222]局106が、1504で、1つまたは複数のページングメッセージをリッスンすると決定した場合、局106は、1506で、本明細書において記載する技法に従って、1つまたは複数のページングメッセージが局106の動作状態を識別するかどうか決定することができる。1つまたは複数のページングメッセージが受信デバイスの動作状態を識別するかどうか決定すること1506は、図3に関連して上述した、局106がページングされるかどうか決定すること308の一例であり得る。たとえば、局106は、ページングメッセージ中に含まれるビットマップ、ページングメッセージ中に含まれる局識別子(たとえば、局106に対応するページング識別子もしくは何らかの指示)に基づいて、または明示的インジケータを含まないページングメッセージに基づいて、決定1506を行うことができる。局106が、1506で、1つまたは複数のページングメッセージが局106の動作状態を識別しないと決定した場合、動作は終了してよい(ただし、たとえば、1つまたは複数の追加ページングメッセージについては繰り返されてよい)。
[00223]局106が、1506で、1つまたは複数のページングメッセージが局106の動作状態を識別すると決定した場合、局106は、1508で、その動作状態を、本明細書において記載するように、1つまたは複数のページングメッセージに基づいて設定し得る。たとえば、1つまたは複数のページングメッセージが、局106に、アウェイク状態に入るよう指示する場合、局106はアウェイク状態に入り得る。
[00224]図16は、ページングメッセージを圧縮するための方法1600の一構成を示す流れ図である。限定ではなく例として、この方法1600に従って取得され得る、可能な圧縮ページングメッセージの例は、図12および図13に関連して上述したように、ページングメッセージ1228および1328である。送信デバイス(たとえば、アクセスポイント104またはアクセスポイント104に関連付けられた装置)が、1602で、複数の受信機(たとえば、局106)がページングされるようにスケジュールし得る。送信デバイスは、1604で、ページングメッセージを生成することができる。ページングメッセージは、複数のスケジュールされた受信機のうちの1つまたは複数を識別し得る。
[00225]送信デバイスは、1606で、ページングメッセージを圧縮することができる。本明細書において記載する、(たとえば、ページング識別子116およびページング識別子セット114の使用を通して)圧縮を実施するための様々な手法が利用され得る。
[00226]送信デバイスは、1608で、圧縮されたページングメッセージを、複数のスケジュールされた受信機のうちの1つまたは複数に送信することができる。いくつかの(たとえば、高密度ビットマップまたはゼロの数が1の数よりもはるかに少ないビットマップをもつ)ケースでは、送信デバイスは、ページングされるべき、複数の受信機のうちのごく一部(たとえば、サブグループまたはサブセット)を、ページングメッセージ中に含めるために選び得る。いくつかの構成において、複数のデバイスのスケジューリングは、たとえば、ラウンドロビン式に行われ得る。図16に関連して記載した方法1600は、本明細書において記載する方法、プロシージャ、手法および/または構造のうちの1つまたは複数とともに動作し得る。さらに、図16に関連して記載した方法1600の全部または一部は、本明細書において記載する方法、プロシージャ、手法および/または構造のうちの1つまたは複数と組み合わせられ得る。
[00227]図17は、ページングメッセージを圧縮するための方法1700の別の構成を示す流れ図である。たとえば、方法1700は、図12に関連して記載したページングメッセージ1228を生成するために、アクセスポイント104によって実施され得る。送信デバイス(たとえば、アクセスポイント104またはアクセスポイント104に関連付けられた装置)は、1702で、サブビットマップ要素1260を定義することができる。
[00228]送信デバイスは、1704で、ページングされる受信機(たとえば、局106)のインデックスの識別時に指示された情報を、サブビットマップ要素1260に挿入することができる。情報は、たとえば、図12に関連して上述したように、オフセットフィールド1262および長さフィールド1264の形であり得る。
[00229]送信デバイスは、1706で、サブビットマップ要素1260に可変長ビットマップ1266を挿入することができる。送信デバイスは、1708で、単一のページングメッセージ中で(たとえば、単一のTIMフレーム内で)1つまたは複数のサブビットマップ要素1260を送信することができる。これは、単一のフレーム内でマルチプルな局をカバーするために行われ得る。図17に関連して記載した方法1700は、本明細書において記載する方法、プロシージャ、手法および/または構造のうちの1つまたは複数とともに動作し得る。さらに、図17に関連して記載した方法1700の全部または一部は、本明細書において記載する方法、プロシージャ、手法および/または構造のうちの1つまたは複数と組み合わせられ得る。
[00230]図18は、ページングメッセージを圧縮するための方法1800の別の構成を示す流れ図である。たとえば、方法1800は、図13に関連して記載したページングメッセージ1328を生成するために、アクセスポイント104によって実施され得る。送信デバイス(たとえば、アクセスポイント104またはアクセスポイント104に関連付けられた装置)は、1802で、圧縮されるべきビットマップを受信することができる。ビットマップは、上述したビットマップと同様であり得る。
[00231]送信デバイスは、1804で、ランニングレングスシーケンスを取得することによって、ビットマップを圧縮することができる。これらのシーケンスは、ランニングレングス符号化(RLE)技法を使うことによって取得され得る。
[00232]送信デバイスは、1806で、情報要素(たとえば、圧縮されたTIM IE1368)を定義することができる。送信デバイスは、1808で、情報要素にランニングレングスシーケンスを挿入することができる。
[00233]送信デバイスは、1810で、ランニングレングスシーケンスに関連する情報を情報要素に挿入することができる。たとえば、情報は、図13に関連して上述したように、第1のビットフィールド1370、シーケンス長Nフィールド1372およびLの長さフィールド1374中に含まれる情報を備え得る。図18に関連して記載した方法1800は、たとえば、低密度ビットマップ(たとえば、1の数がゼロの数よりもはるかに少ないビットマップ)とともに使われ得る。ただし、方法1800は、他のケースまたはシナリオにおいても適用され得ることに留意されたい。
[00234]図19は、圧縮されたページングメッセージを受信するための方法1900の一構成を示す流れ図である。たとえば、この方法1900は、図12および図13に関連して上述したページングメッセージ1228および1328のうちの1つまたは複数を受信するのに適用可能であり得る。受信機(たとえば、局106)は、1902で、送信デバイス(たとえば、アクセスポイント104またはアクセスポイント104に関連付けられた装置)から、圧縮されたページングメッセージを受信し得る。
[00235]受信機は、1904で、圧縮されたページングメッセージに基づいてページングメッセージを再構築することができる。ページングメッセージを再構築するための手法は、元のページングメッセージを圧縮するために使われる手法に依存し得る。
[00236]受信機は、1906で、ページングメッセージ中に含まれる複数の受信機識別子から第1の受信機識別子を選択し得る。受信機は、1908で、第1の受信機識別子の選択を示す要求を送信デバイスに送信し得る。図19に関連して記載した方法1900は、本明細書において記載する方法、プロシージャ、手法および/または構造のうちの1つまたは複数とともに動作し得る。さらに、図19に関連して記載した方法1900の全部または一部は、本明細書において記載する方法、プロシージャ、手法および/または構造のうちの1つまたは複数と組み合わせられ得る。
[00237]TIMインターバル中、アクセスポイント104へのアップリンク送信のためにスケジュールされる、ページングされる局106のセット、およびページングされない(依然として、アクセスポイント104に送信するべきパケットを有し得る)局106のセットによって、競合が実施され得る。局106は、その局106について、アクセスポイントにおいてデータが保留中であるというページング指示を受信し得る。局106がこのことを知ると、局106は、保留データを要求するための信号を送るように構成され得る。たとえば、信号は、PS−POLLと呼ばれるアップリンクフレームおよび/またはその保留データを要求するための他の(1つまたは複数の)フレームを含み得る。上述したように、いくつかの局106が、メッセージ(たとえば、ポーリングメッセージ)をアクセスポイント(たとえば、アクセスポイント104)に同時に送ることを試みる場合、これらのメッセージは衝突し得る。さらに、いくつかの実装形態では、ページングされる局106へのアクセスを保証することが望ましい場合がある。したがって、いくつかの態様において、局送信のためのスケジュールは、衝突の見込みを低減するとともにページングされる局106へのアクセスを保証するために、本明細書において記載するページング機構に基づき得る。
[00238]図20は、受信機をページングするための方法2000の一構成を示す流れ図である。送信デバイス(たとえば、アクセスポイント104またはアクセスポイント104に関連付けられた装置)が、2002で、第1の複数の受信機(たとえば、局106)についての送信スケジュールを決定し得る。第1の複数の受信機は、送信デバイスにおける送信について保留中のデータを有し得る。第1の複数の受信機は、第2の複数の受信機から選択され得る。信号は、第1の複数の受信機(たとえば、局106)についての送信スケジュールを識別し得るスケジューリング情報も含み得る。
[00239]送信デバイスは、2004で、予約された時間インターバルを決定することができる。予約された時間インターバルは、スケジュールされた第1の複数の受信機用に予約され得る。送信デバイスは、2006で、第2の複数の受信機にページングメッセージを送信することができる。たとえば、ページングメッセージは、予約された時間インターバルの持続時間に関する情報を含み得る。図20に関連して記載した方法2000は、本明細書において記載する方法、プロシージャ、手法および/または構造のうちの1つまたは複数とともに動作し得る。さらに、図20に関連して記載した方法2000の全部または一部は、本明細書において記載する方法、プロシージャ、手法および/または構造のうちの1つまたは複数と組み合わせられ得る。
[00240]図21は、受信機の間の競合のための方法2100の一構成を示す流れ図である。受信機(たとえば、局106)は、2102で、送信デバイス(たとえば、アクセスポイント104またはアクセスポイント104に関連付けられた装置)から、ページングメッセージを受信し得る。
[00241]各受信機は、2104で、予約された時間インターバルに(たとえば、予約された時間インターバルの持続時間に)関する情報を取得することができる。たとえば、各受信機は、2104で、この情報を、管理フレーム、ページングフレームまたは他のシグナリング中で取得することができる。上述したように、いくつかの実装形態では、予約は、ページングされない局に、媒体へのアクセスを、予約された期間の持続時間だけ遅延させるためのページングメッセージ(または、たとえば、初期ページングメッセージの後に送られる追加メッセージ)を有することによって達成され得る。遅延アクセスは、たとえば、ページングされない局が、それらのNAVを適切な時間に設定し得るように、ページングメッセージの持続時間フィールドを設定するか、またはフレームを予約することによって達成され得る。
[00242]各受信機は、2106で、ページングメッセージの内容に基づいて、その受信機が、ページングされる受信機であるかどうか決定することができる。たとえば、予約された時間インターバル中、ページングされる受信機のみが、送信デバイスに要求(たとえばPS−POLL要求)を送るために競合し得る。ページングされる受信機は、2108で、(たとえば、送信デバイスに)要求を送るために競合し得る。
[00243]ページングされない受信機は、2110で、予約された時間インターバルの満了を待てばよい。(1つまたは複数の)受信機は、2112で、予約された時間インターバルが満了すると、フレームを送るために競合し得る。図21に関連して記載した方法2100は、本明細書において記載する方法、プロシージャ、手法および/または構造のうちの1つまたは複数とともに動作し得る。さらに、図21に関連して記載した方法2100の全部または一部は、本明細書において記載する方法、プロシージャ、手法および/または構造のうちの1つまたは複数と組み合わせられ得る。
[00244]上述した方法およびプロセスのうちのいずれかにおいて、媒体競合のための様々な手法が、受信機によって使われると想定され得る。限定ではなく例として、図21に関連して記載した方法2100とともに、競合が利用され得る。
[00245]ページングメッセージ(たとえば、上の方法のうちのいずれかのものに関連して説明した)は、局106についての順序付けを暗黙的または明示的に定義し得る。たとえば、TIMビットマップが、局1と局2の両方がページングされることを示す場合、TIMビットマップは、局1が局2の前にあるか後にあるかも、暗黙的または明示的に示し得る。たとえば、順序は、ページングされる局がビットマップ表現中に現れる順序によって決定され得る。ビットマップ{0,1,0,0,1,1}について考えると、ここで、位置2のビットに関連付けられた局は、位置5のビットに関連付けられた局の前にあると仮定される。したがって、アクセスポイント104によって示され、かつ/または局106によって決定されたスケジュールが、順序を示し得る。いくつかの構成において、局についての順序付けは、(たとえば、TSFまたは他の指示に基づいて)ランダム化されてよい。
[00246]いくつかの実装形態では、圧縮されたビットマップは、局識別子のリストとして表され得る。この場合、局識別子がリスト内で現れる順番が、順序を決定し得る。リスト{13,25,5,22}を考えると、識別子「13」に関連付けられた局は、「5」によって識別される局の前に来るとみなされる。別の構成では、順序は、メッセージ表示には関係なく、局識別子の値から導出され得る。
[00247]いくつかの実装形態では、TIMビットマップシーケンス内の局の位置は、上述されたように、局106の位置の関数であり得る。順序は、さらに他の指示に依存する場合があり、指示は、ページングメッセージに含まれるか、または局106において既知とみなされるかのいずれかである。たとえば、指示は、ページングメッセージ内のタイミング同期関数(TSF)を含む場合がある。そのような実装形態では、最初の局106は、その識別子が「1」に設定された局であり、TSFの12個の最下位ビット(LSB)に関連付けられた位置の後の順序内で最初である、TIMのビットマップシーケンス内の位置を有することができる。TSFに基づくものと同様の結果を達成するために、様々な指示を組み込んだ多くの他の関数が含まれ得る。順序の計算にTSFを含めることの1つの有益な結果は、使用されるTSFの部分が各送信で異なる場合、各送信で順序が変更され得ることである。
[00248]いくつかの実装形態では、ページングメッセージの送信側は、順序付け情報の使用を含む任意の基準に従って、ページングされる局の順序を決定することができる。たとえば、送信側は、局のサービス品質(QoS)要件、省電力要件または他の性能パラメータに基づいて、局を順序付けることができる。いくつかの実装形態では、ページングメッセージの送信側が順序の明示的な指示をメッセージに含めることが望ましい場合がある。順序のこの明示的指示は、TIMビットマップではなく、上で説明した他の要因に基づき得る。
[00249]さらなる手法は、決定性バックオフ値を局106に割り当てることを含む。局は、分散型調整機能/拡張分散型チャネルアクセス(DCF/EDCA)アクセスプロシージャ用のバックオフカウンタを初期化するのに、バックオフ値を使うように構成され得る。バックオフカウンタの初期値は、ページングされる局の順序に基づき得る。ページングされる局の順序は、上述した手法および/または方法のうちの1つまたは複数を使って取得され得る。
[00250]さらなる手法は、PS−POLLを送るための競合プロシージャを開始するべき時間を、各ページングされる局106に割り当てることを含む。1つの構成では、競合プロシージャは、定義された時間に、たとえば、ページングメッセージの終了後、またはページングメッセージ(たとえば、上述した媒体を予約するメッセージ)後に送られる追加メッセージ後直ちに、すべての局106について開始し得る。いくつかの実装形態では、競合の開始は、各局106ごとに異なる時間に設定され得る。たとえば、PS−POLLを送るための競合を開始することを局が許可される時間は、上述したように、ページングメッセージによって定義された、局の順序に基づいて決定され得る。一実装形態では、タイムスロットが定義されてよく、局106は、複数のタイムスロットに局106の位置をかけたものである時間の後、競合を開始することを許可され得る。タイムスロットは、たとえば、局106によって事前にすべてによって知られていてもよく、またはページングメッセージの送信側によって通信されてもよい。順序付けられている後続デバイスの間のインターバルは、ビーコンインターバルまたは「1」にセットされているTIMビットマップシーケンスビットの数に対応し得る。代替として、インターバルは、典型的なPS−POLLまたはデータもしくはACK交換が起こり得る固定時間であってもよい。さらなる態様において、アウェイク状態に入った後、局106は、媒体についての競合に先立って、媒体を検知し、または追加時間だけリッスンすることができる。
[00251]いくつかの実装形態では、システムは、媒体にアクセスするための厳密なタイムスロットを局106に割り当てるように構成され得る。本態様において、局は、指定された時間にPS−POLLを送るように構成され得る。タイムスロットの割当ては、ページングメッセージ内での局識別子の位置に基づき得る。
[00252]別の手法は、局106の1つまたはすべてにコンテンションウィンドウ(CW)値を割り当てることを含む。局106は、DCF/EDCA媒体アクセスプロシージャによって記述されるように、CW値を使うように構成され得る。一実装形態では、ページングされる局106はすべて、ページングメッセージの後にPS−POLLを送るために競合するとき、同じCW値を使うように構成され得る。CW値は、ページングメッセージによってページングされる局の数の関数であり得る。たとえば、CWは、ページングされる局の数が大きい場合、より大きくてよく、ページングされる局の数が小さい場合、より小さくてよい。別の態様では、たとえば、ページングメッセージ中で示される順序によって、異なる局には異なるCW値が割り当てられ得る。
[00253]いくつかの構成において、局106は、媒体についていつ競合するべきか決定するために、CWに基づいてバックオフ値を初期化することができる。第1の送信用に、初期化されたバックオフ値は、区間[0,CW]中の乱数であり得る。ただし、局106が、第1の送信の送信に成功することができない場合、第Nの送信試行が、[0,N*CW]または[0,N+CW]の区間内のランダム値を有するバックオフ値で初期化され得る。有利には、第Nの送信試行のためのそのようなバックオフ値区間の使用は、[0,(2N)*CW]など、指数関数に基づくバックオフ値区間内のランダム値の使用を防止し得る。したがって、局106がメッセージの送信に成功するまでの時間を短縮することができ、局106は、より早くドーズ状態に入り、より少ない電力を消費し得る。
[00254]いくつかの構成において、局106がPS−POLLへの応答を受信しない場合、局106は、現在のページングインターバル(たとえば、PS−POLLを送信するための1つのインターバル)中でPS POLLを再度送信し得る。局106が、現在のページングインターバル中でPS−POLLを再度送信するときには、局106は、たとえば、本明細書において記載するように、前のPS−POLLまたは局106がバックオフプロシージャを使い得る後の、ポイント協調機能(PCF)フレーム間空間(PIFS)時間に、PS−POLLを送ることができる。一方、いくつかの構成において、局106がPS−POLLへの応答を受信しない場合、局106は、次のページングインターバル(たとえば、現在のページングインターバルとは異なる、PS−POLLを送信するための別のインターバル)まで、PS−POLLの送信を遅延させてよい。上述したアクセス手法(たとえば、コンテンションウィンドウの割当て、初期バックオフ値の割当ておよび/または競合開始のための時間の割当て)のうちの2つ以上が同時に使われ得ることに留意されたい。
[00255]図22は、局2206内に含まれ得るいくつかのコンポーネントを示す。上述した局106、606のうちの1つまたは複数が、図22に関連して記載した局2206に従って実装され得る。局2206はプロセッサ2215を含む。プロセッサ2215は、汎用シングルまたはマルチチップマイクロプロセッサ(たとえば、ARM)、専用マイクロプロセッサ(たとえば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイなどであり得る。プロセッサ2215は、中央処理ユニット(CPU)と呼ばれ得る。図22の局2206には単一のプロセッサ2215のみが示されているが、代替構成では、プロセッサの組合せ(たとえば、ARMとDSP)が使用され得る。
[00256]局2206はまた、プロセッサ2215と電子通信しているメモリ2201を含む(すなわち、プロセッサ2215は、メモリ2201から情報を読み取り、かつ/またはメモリ2201に情報を書き込むことができる)。メモリ2201は、電子情報を記憶することが可能な任意の電子的コンポーネントであり得る。メモリ2201は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、RAM内のフラッシュメモリデバイス、プロセッサとともに含まれるオンボードメモリ、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM(登録商標))、レジスタなど、およびそれらの組合せであり得る。
[00257]データ2203aおよび命令2205aがメモリ2201内に記憶され得る。命令2205aは、1つまたは複数のプログラム、ルーチン、サブルーチン、関数、プロシージャなどを含み得る。命令2205aは、単一のコンピュータ可読ステートメントまたは多くのコンピュータ可読ステートメントを含み得る。命令2205aは、上記で説明した方法200、300、1500、1600、1700、1800、1900、2000、2100のうちの1つまたは複数を実装するために、プロセッサ2215によって実行可能であり得る。命令2205aを実行することは、メモリ2201に記憶されたデータ2203aの使用を伴い得る。図22は、プロセッサ2215にロードされているいくつかの命令2205bとデータ2203bとを示している。
[00258]局2206はまた、局2206と遠隔ロケーション(たとえば、アクセスポイント、基地局、または他のワイヤレス通信デバイス)との間の信号の送信および受信を可能にするために、送信機2211と受信機2213とを含み得る。送信機2211と受信機2213は、トランシーバ2209と総称され得る。アンテナ2207は、トランシーバ2209に電気的に結合され得る。局2206はまた、マルチプルな送信機、マルチプルな受信機、マルチプルなトランシーバおよび/またはマルチプルなアンテナ(図示せず)を含み得る。
[00259]局2206の様々なコンポーネントは、電力バス、制御信号バス、ステータス信号バス、データバスなどを含み得る、1つまたは複数のバスによって互いに結合され得る。簡単のために、図22では、様々なバスはバスシステム2217として示してある。
[00260]いくつかの構成では、局2206はユーザインターフェースをさらに備え得る。ユーザインターフェースは、キーパッド、マイクロフォン、スピーカ、および/またはディスプレイを備え得る。ユーザインターフェースは、局2206のユーザに情報を伝え、かつ/またはユーザからの入力を受信する、任意の要素またはコンポーネントを含み得る。
[00261]図23は、アクセスポイント2304内に含まれ得るいくつかのコンポーネントを示す。上述したアクセスポイント104が、図23に関連して記載したアクセスポイント2304に従って実装され得る。アクセスポイント2304は、プロセッサ2333を含む。プロセッサ2333は、汎用シングルまたはマルチチップマイクロプロセッサ(たとえば、ARM)、専用マイクロプロセッサ(たとえば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、プログラム可能論理デバイス(PLD)、コントローラ、ステートマシン、ゲート論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、専用ハードウェア有限ステートマシン、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイなどであり得る。プロセッサ2333は、中央処理ユニット(CPU)と呼ばれ得る。図23のアクセスポイント2304には単一のプロセッサ2333のみが示されているが、代替的な構成では、プロセッサの組合せ(たとえば、ARMとDSP)が使用され得る。
[00262]アクセスポイント2304はまた、プロセッサ2333と電子通信しているメモリ2319を含む(すなわち、プロセッサ2333は、メモリ2319から情報を読み取り、かつ/またはメモリ2319に情報を書き込むことができる)。メモリ2319は、電子情報を記憶することが可能な任意の電子的コンポーネントであってよい。メモリ2319は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、RAM内のフラッシュメモリデバイス、プロセッサとともに含まれるオンボードメモリ、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタなど、およびそれらの組合せであり得る。
[00263]データ2321aおよび命令2323aがメモリ2319内に記憶され得る。命令2323aは、1つまたは複数のプログラム、ルーチン、サブルーチン、関数、プロシージャなどを含み得る。命令2323aは、単一のコンピュータ可読ステートメントまたは多くのコンピュータ可読ステートメントを含み得る。命令2323aは、上述の方法200、1600、1700、1800、2000のうちの1つまたは複数を実装するために、プロセッサ2333によって実行可能であり得る。命令2323aを実行することは、メモリ2319に記憶されたデータ2321aの使用を伴い得る。図23は、プロセッサ2333にロードされているいくつかの命令2323bとデータ2321bとを示している。
[00264]アクセスポイント2304はまた、アクセスポイント2304と遠隔ロケーション(たとえば、ワイヤレス通信デバイス、局など)との間の信号の送信および受信を可能にするために、送信機2329と受信機2331とを含み得る。送信機2329と受信機2331は、トランシーバ2327と総称され得る。アンテナ2325は、トランシーバ2327に電気的に結合され得る。アクセスポイント2304はまた、マルチプルな送信機、マルチプルな受信機、マルチプルなトランシーバおよび/またはマルチプルなアンテナ(図示せず)を含み得る。
[00265]アクセスポイント2304の様々なコンポーネントは、電力バス、制御信号バス、ステータス信号バス、データバスなどを含み得る、1つまたは複数のバスによって互いに結合され得る。簡単のために、図23では、様々なバスはバスシステム2335として示してある。
[00266]上述したように、本明細書で開示するシステムおよび方法は、ページングに関連したオーバーヘッドを制限するための手法を提供する。これらは、トラフィック指示マップ(TIM)ビットマップ表現を圧縮することによって、知られているページング概念を修正することを含み得る。追加または代替として、それらは階層ページング機構を適用することができ、ここで各局は、選択されたページをリッスンするだけである。そのようなシステムは、たとえば、さらに以下で論じるように、より小さいフレームの使用と、局における拡張省電力とを可能にし得る。
[00267]上で述べたように、様々な実装形態によると、TIM要素は、配信トラフィック情報マップ(DTIM)カウント、DTIM期間、ビットマップ制御、および部分的仮想ビットマップという4つのフィールドを含む。この要素についての長さフィールドは、情報フィールドの長さを示す。DTIMカウントフィールドは、次のDTIMの前に、(現在のフレームを含む)何個のビーコンフレームが現れるかを示す。0のDTIMカウントは、現在のTIMがDTIMであることを示す。DTIMカウントフィールドは、単一オクテットである。DTIM期間フィールドは、連続するDTIMの間のビーコンインターバルの数を示す。すべてのTIMがDTIMである場合、DTIM期間フィールドは値1を有する。DTIM期間値0は予約済みである。DTIM期間フィールドは、単一オクテットである。
[00268]図24は、いくつかの実装形態による、ビットマップ制御フィールドの例を示す。この例では、ビットマップ制御フィールドは単一オクテットである。フィールド2405のビット0は、AID0に関連付けられた、グループアドレス指定トラフィックインジケータビットを含む。このビットは、1つまたは複数のグループアドレス指定されたMSDU/MMPDUがAPまたはメッシュSTAにおいてバッファリングされるとき、DTIMカウントフィールド中に0の値をもつTIM要素中で1にセットされる。いくつかの実装形態に対して、フィールドの残りの7ビットは、ビットマップオフセットを形成する。いくつかの実装形態に対して、図24に示すように、フィールド2410のビット1〜ビット5は、TIMセグメント番号サブフィールドを形成し、フィールド2415のビット6およびビット7は、ページインデックスサブフィールドを形成する。
[00269]TIMセグメント番号サブフィールド2410は、部分的仮想ビットマップフィールド中で符号化されたページセグメントのセグメント番号を示す。ページインデックスサブフィールド2415は、部分的仮想ビットマップフィールド中で符号化されたページのインデックスを示す。
[00270]いくつかの実装形態に対して、TIMを生成するAPまたはメッシュSTAによって維持されるトラフィック指示仮想ビットマップは、2008ビットからなり、ビットマップ中のビット数N(0≦N≦2007)がオクテット番号[N/8]におけるビット数(Nmod8)に対応するように、251オクテットに編成され、ここで各オクテットの低次ビットはビット数0であり、高次ビットはビット数7である。いくつかの実装形態に対して、トラフィック指示、トラフィック指示仮想ビットマップは、64NPNBビットからなり、NP個のページに編成され、ここで各ページはNB個のブロックからなり、各ブロックは8つのサブブロックからなり、各サブブロックは8ビットからなる。ビットマップ中のビット数Nは、ページ番号N[6+n1:12]におけるブロック番号N[6:5+n1]におけるサブブロック番号N[3:5]におけるビット数N[0:2]に対応し、ここでn1はlog2NBであり、NBは2のべき乗である。トラフィック指示仮想ビットマップの階層構造の例が、図25に示されている。
[00271]トラフィック指示仮想ビットマップ中の各ビットは、ビーコンフレームが送信される時間に、メッシュSTAが配信するために準備される、MBSS内の特定のネイバーピアメッシュSTA、またはAPが配信するために準備される、BSS内のSTA用にバッファリングされたトラフィックに対応する。AIDがNであるSTA用にバッファリングされた、個々にアドレス指定されたMSDU/MMPDUがない場合、ビット数Nは0である。そのSTA用の、いずれかの個々にアドレス指定されたMSDU/MMPDUがバッファリングされ、APまたはメッシュSTAがそれらを配信するために準備されている場合、トラフィック指示仮想ビットマップ中のビット数Nは1である。PCは、ポーリングすることを意図しないCFポーリング可能STAについてのTIM中のビットをセットするのを却下する場合がある。
[00272]いくつかの実装形態に対して、部分的仮想ビットマップフィールドは、トラフィック指示仮想ビットマップのN1〜N2と番号付けられたオクテットからなり、ここでN1は、ビットマップ中の、1〜(N1×8)−1と番号付けられたビットがすべて0であるような、最も大きい偶数であり、N2は、ビットマップ中の(N2+1)×8〜2007と番号付けられたビットがすべて0であるような、最も小さい数である。この場合、ビットマップオフセットサブフィールド値は数N1/2を含み、長さフィールドは(N2−N1)+4にセットされる。仮想ビットマップ中の、ビット0以外のすべてのビットが0である場合、部分的仮想ビットマップフィールドは、0に等しい単一オクテットとして符号化され、ビットマップオフセットサブフィールドは0であり、長さフィールドは4である。
[00273]いくつかの実装形態に対して、TIM要素の部分的仮想ビットマップフィールドは次のように構築され、ここでBSSIDの最大可能数は、2の整数べき乗であり、n=log2(BSSIDの最大可能番号)であり、kは、実際にサポートされる、送信されないBSSIDの数であり、k≦(2n−1)である。
[00274]ビットマップのビット1〜kは、1つまたは複数のグループアドレス指定されたフレームが、送信されないBSSIDに対応する各AP用にバッファリングされることを示すのに使われる。1〜kのAIDは、STAに割り振られない。(k+1)〜(2n−1)のAIDは予約済みであり、0にセットされる。残りのAIDは、送信されるBSSIDおよびすべての送信されないBSSIDに対応するBSSによって共有される。
[00275]DTIMカウントフィールドが、送信されないBSSIDを有するBSSについて0であり、1つまたは複数のグループアドレス指定されたフレームが、このBSS用にAPにおいてバッファリングされるとき、ビット1〜ビットkの対応するビットは1にセットされる。
[00276]トラフィック指示仮想ビットマップ中の、ビット2nから始まる各ビットは、ビーコンフレームが送信される時間に送信される、または送信されないBSSIDに対応する任意のBSS内の特定のSTA用にバッファリングされた、個々にアドレス指定されたトラフィックに対応する。この対応は、STAのAIDに基づく。
[00277]拡大能力要素中の対応するフィールドおよびトラフィック指示仮想ビットマップの内容によって示される、マルチBSSID能力をサポートするための、関連付けられた局の能力を知っていることに基づいて、APは、部分的仮想ビットマップと、TIM要素のビットマップ制御フィールドとを、以下の2つの方法のうちの1つを使って符号化する。詳細には、APは、方法Bを使って符号化された受信TIM要素から、各非AP STAによって再構築される仮想ビットマップ中の、各関連付けられた非AP STAについてのビットが正しくセットされていると決定するとき、方法Bを使う。それ以外の場合、APは方法Aを使う。
[00278]方法Aにおいて、部分的仮想ビットマップフィールドは、トラフィック指示仮想ビットマップの0〜N2と番号付けられたオクテットからなり、ここでN2は、ビットマップ中の(N2+1)×8〜2007と番号付けられたビットがすべて0であるような、最も小さい数である。そのような値N2が存在しない場合、つまり、トラフィック指示仮想ビットマップの最終オクテット中のすべてのビットが0に等しいとは限らないとき、N2=250である。この方法を使うとき、ビットマップオフセットサブフィールド値は数0を常に含み、長さフィールドはN2+4である。
[00279]方法Bにおいて、部分的仮想ビットマップフィールドは、0〜N0−1と番号付けられたオクテットと、トラフィック指示仮想ビットマップの、N1〜N2と番号付けられたオクテットの連結からなり、ここでN0は、N0×8−2n<8となるような最も小さい正の整数である。N0が奇数である場合、N1は、N0<N1となり、ビットN0×8〜(N1×8−1)の各々が0に等しくなるような、最も大きい奇数である。N0が偶数であるとき、N1は、N0<N1となり、ビットN0×8〜(N1×8−1)の各々が0に等しくなるような、最も大きい偶数である。そのような値N1>N0が存在しない場合、N1=N0である。さらに、N2は、ビットマップ中のビット(N2+1)×8〜2007についての値がすべて0である最も小さい整数値である。そのような値N2が存在しない場合、つまり、トラフィック指示仮想ビットマップの最終オクテット中のすべてのビットが0に等しいとは限らないとき、N2=250である。この方法を使うとき、ビットマップオフセットサブフィールド値は(N1−N0)/2の値を含み、長さフィールドはN0+N2−N1+4である。
[00280]N1=N0のとき、方法Bは方法Aに帰着(reduces to)する。方法Aと方法Bの両方について、サポートされる、送信されるまたは送信されないBSSIDに対応する任意のBSS用にバッファリングされたフレームがないときには、部分的仮想ビットマップフィールドは、0に等しい単一オクテットとして符号化され、ビットマップオフセットサブフィールドは0であり、長さフィールドは4である。送信されるまたは送信されないBSSIDに対応する任意のBSS用の、バッファリングされた個々にアドレス指定されたフレームがないが、BSSのうちの1つまたは複数用の、バッファリングされたグループアドレス指定されたフレームがあるときには、部分的仮想ビットマップフィールドは、オクテット番号0〜N0−1からなり、ここでN0は、(N0×8−2n<8)となるような最も小さい正の整数である。この場合、ビットマップオフセットサブフィールド値は数0を含み、長さフィールドはN0+3である。
[00281]図26は、いくつかの実装形態による、部分的仮想ビットマップフィールドの例を示す。いくつかの実装形態に対して、部分的仮想ビットマップフィールドは、可変長の1つまたは複数の符号化ブロックフィールド2605、2610および2615で構築される。図27は、いくつかの実装形態において使うことができる符号化ブロックフィールドの例を示す。図27に示すように、符号化ブロックフィールドは、ブロック制御フィールド2705と、ブロックオフセットフィールド2710と、符号化ブロック情報フィールド2715とを含み得る。いくつかの実装形態では、ブロックオフセットフィールド2710は、長さが5ビットであってよく、符号化ブロックフィールド中で符号化されるブロックのインデックスを示す。符号化ブロック情報フィールドの意味は、符号化モードサブフィールドに依存する。
[00282]図28は、いくつかの実装形態による、ブロック制御フィールドの例を示す。図28に示すブロック制御フィールドは、長さが3ビットであり、ブロックフィールド符号化テーブルに示すように、符号化ブロックフィールド中で使われる符号化モードを示す。ブロック制御フィールドのフォーマットの例は、ブロック制御フィールド図に示す通りである。この例に示すように、ブロック制御フィールドは、符号化モードサブフィールド2805と逆ビットマップサブフィールド2810とを含む。
[00283]いくつかの実装形態では、逆ビットマップサブフィールド2810は、ブロックの各ビット値を転じる、ブロックの逆バージョンに基づいてブロックが符号化される場合、1にセットされ得る。それ以外の場合、逆ビットマップサブフィールドは0にセットされ得る。
[00284]符号化モードサブフィールド2805は、ブロックビットマップモード、単一AIDモード、OLB(オフセット、長さ、ビットマップ)モード、およびADE(AID差分符号化)モードという4つの符号化モードのうちの1つを示す。ブロック制御フィールド符号化は、いくつかの実装形態によると、以下のテーブル中に示されており、このテーブルは、ブロック制御フィールド符号化用の様々な符号化モードと、様々な符号化モードを識別するのに使われ得るビット値とを示す。
Figure 2016505232
[00285]いくつかの実装形態では、符号化モードのうちの2つ以上が使われ得る。これは、たとえば、TIM要素の長さを増大するために行われ得る。たとえば、2つの符号化モードが使われ得る。様々な実施形態において、(上の)ブロックフィールド符号化テーブルに示したように、逆ビットマップおよびブロックビットマップが使われてよく、または逆ビットマップおよび単一AIDが使われてよく、または逆ビットマップおよびOLBが使われてよく、または逆ビットマップおよびADEが使われてよい。いくつかの実装形態では、OLB符号化が、逆ビットマップ(テーブルには示さず)以外の他の符号化モードとともに、たとえば、本明細書で開示する他の符号化モードのうちの1つまたは複数とともに使われ得る。
[00286]図29は、符号化ブロック情報フィールド(ブロックビットマップモード)のフォーマットの例を示す。この例において示すように、ブロックビットマップモードに対して、符号化ブロック情報フィールドは、ブロックビットマップサブフィールド2905と、n個のサブブロックサブフィールド2910、2915および2920とを含み、ここでnは、ブロックビットマップフィールド中の、1に等しいビットの数である。
[00287]ブロックビットマップサブフィールド2905は、長さが1オクテットである。ブロックビットマップサブフィールド2905の位置mにあるビットは、1に等しい場合、ブロックの位置mにあるサブブロックが、符号化ブロック情報フィールド中に存在することを示す。ブロックビットマップサブフィールド2905の位置mにあるビットは、0に等しい場合、ブロックの位置mにあるサブブロックが、符号化ブロック情報フィールド中に存在しないことを示す。ブロックビットマップサブフィールド2905中のnビットが1に等しいとき、n個のサブブロックサブフィールドが、ブロックビットマップサブフィールド2905に、ブロック中のサブブロック位置の昇順で続く。
[00288]各サブブロックサブフィールド2910、2915および2920は、長さが1オクテットであり、1に等しい少なくとも1つのビット位置を有する、ブロックのサブブロックを含む。ブロックの位置mにあるサブブロックを含む、サブブロックサブフィールドの位置qにあるビットは、AIDがNであるSTA用にバッファリングされたトラフィックを示し、ここでNは、ページインデックスフィールド(N[12:11])と、ブロックオフセットフィールド(N[10:6])、m(N[5:3])と、(N[2:0])とを、MSBからLSBまで順に連結することによって構築される。
[00289]図30は、いくつかの実装形態による、単一支援モード用の符号化ブロック情報の例を示す。単一AIDモードに対して、符号化ブロック情報フィールドは、図30に示すように、単一AIDフィールド3005からなる。単一AIDサブフィールド3005は、長さが6ビットであり、ブロック中に、単一AIDの6つのLSBを含む。符号化ブロック情報フィールドのビットの残りは、予約済み3010となる。単一AIDサブフィールド中の値は、AIDがNであるSTA用にバッファリングされたトラフィックを示し、ここでNは、ページインデックスフィールド(N[12:11])と、ブロックオフセットフィールド(N[10:6])と、単一AIDサブフィールド(N[5:0])とを、MSBからLSBまで順に連結することによって構築される。
[00290]図31は、いくつかの実装形態による、符号化ブロック情報フィールド(OLBモード)の例を示す。図31に示すように、符号化ブロック情報フィールドは、長さサブフィールド3105ならびにn個のサブブロックサブフィールド3110、3115および3120からなる。符号化ブロック情報フィールドのフォーマットは、符号化ブロック情報(OLBモード)図に示されている。
[00291]長さサブフィールド3105は1オクテットである。nに等しい長さサブフィールド3105の値は、符号化ブロック情報フィールドが、ブロックオフセットの位置にあるブロックの第1のサブブロックから始まるマルチプルなブロックからのn個の連続サブブロックを昇順で含むことを示す。
[00292]各サブブロックサブフィールド3110、3115および3120は、長さが1オクテットであり、部分的仮想マップのサブブロックを含む。符号化ブロック情報フィールドのサブブロックmは、ブロックk中に位置し、ここでkは、ブロックオフセット+[m/8]として取得される。ブロックk中に配置されているサブブロックmの位置qにあるビットは、AIDがNであるSTA用にバッファリングされたトラフィックがあることを示し、ここでNは、ページインデックスフィールド(N[12:11])と、k(N[10:6])と、mod(m,8)(N[5:3])と、q(N[2:0])とを、MSBからLSBまで順に連結することによって構築される。
[00293]上記の説明では、様々な用語とともに参照番号を使用している場合がある。用語が参照番号とともに使用されている場合、これは、図のうちの1つまたは複数に示された特定の要素を指すものとされ得る。用語が参照番号を伴わずに使用されている場合、これは一般に、特定の図に限定されない用語を指すものとされ得る。
[00294]「決定」という用語は、多種多様なアクションを包含し、したがって、「決定」は、計算、算出、処理、導出、調査、ルックアップ(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造でのルックアップ)、確認などを含むことができる。また、「決定」は、受信(たとえば、情報を受信すること)、アクセス(たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含むことができる。また、「決定」は、解決、選択、選出、確立などを含むことができる。
[00295]「に基づいて」という句は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という句は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を表す。
[00296]本明細書で使用される、項目のリスト「の少なくとも1つ」に言及する句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、aと、bと、cと、a−bと、a−cと、b−cと、a−b−cとを包含するものとする。
[00297]上記で説明した方法の様々な動作は、(1つまたは複数の)様々なハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネント、回路、および/または(1つまたは複数の)モジュールなど、それらの動作を実施することが可能な任意の好適な手段によって実施され得る。概して、図に示すどの動作も、その動作を実施することが可能な対応する機能的手段によって実施され得る。
[00298]本開示に関して記載された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または本明細書に記載された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、または任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、もしくはステートマシンであり得る。また、プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)として実現され得る。
[00299]1つまたは複数の態様では、記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装された場合、機能は、1つもしくは複数の命令もしくはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。
[00300]本明細書で説明した機能は、1つまたは複数の命令としてプロセッサ可読媒体またはコンピュータ可読媒体上に記憶され得る。「コンピュータ可読媒体」という用語は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体を指す。限定ではなく、例として、そのような媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを記憶するために使用されコンピュータもしくはプロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備え得る。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。コンピュータ可読媒体は、実体を持ち、非一時的であり得ることに留意されたい。「コンピュータプログラム製品」という用語は、コンピューティングデバイスまたはプロセッサによって実行、処理または計算され得るコードまたは命令(たとえば、「プログラム」)と組み合わされたコンピューティングデバイスまたはプロセッサを指す。本明細書で使用される「コード」という用語は、コンピューティングデバイスまたはプロセッサによって実行可能であるソフトウェア、命令、コードまたはデータを指すことがある。
[00301]ソフトウェアまたは命令はまた、伝送媒体を介して送信され得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、伝送媒体の定義に含まれる。
[00302]本明細書で開示された方法は、記載された方法を実現するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いに交換され得る。言い換えれば、本明細書で説明した方法の適切な動作のためにステップまたはアクションの特定の順序が必要とされない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲を逸脱することなく修正され得る。
[00303]特許請求の範囲は、上記に示した厳密な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。特許請求の範囲から逸脱することなく、本明細書で説明したシステム、方法、および装置の構成、動作および詳細において、様々な修正、変更および変形が行われ得る。

Claims (41)

  1. 低減されたオーバーヘッドのページングのためのアクセスポイントであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと電子通信しているメモリコンポーネントと、
    前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令は、前記プロセッサによって、
    圧縮されたトラフィック指示マップ(TIM)要素を生成することと、ここにおいて、前記圧縮されたTIM要素は、符号化ブロック情報についての少なくとも1つの符号化モードを識別する符号化ブロック情報フィールドを含む少なくとも1つの符号化ブロックフィールドから構築された部分的仮想ビットマップフィールドを備える、
    前記圧縮されたTIM要素を、少なくとも1つのマルチ基本サービスセット識別子(BSSID)をサポートする前記アクセスポイントに関連付けられた少なくとも1つの局(STA)に送ることと、
    を行うように実行可能である、アクセスポイント。
  2. 前記命令は、前記少なくとも1つのSTAが前記アクセスポイントに関連付けられているかどうか決定することを行うようにさらに実行可能である、請求項1に記載のアクセスポイント。
  3. 前記命令は、オフセット、長さ、ビットマップ(OLB)モードを備える前記少なくとも1つの符号化モードに応答して、前記符号化ブロック情報フィールドを、複数の連続サブブロックサブフィールドが後に続く長さサブフィールドを含むように符号化することを行うようにさらに実行可能であり、各サブブロックサブフィールドは、部分的仮想マップの対応するサブブロックを含む、請求項1に記載のアクセスポイント。
  4. 前記OLBモードは、前記TIM要素をさらに圧縮するために、少なくとも1つの他の符号化モードと一緒に使われる、請求項3に記載のアクセスポイント。
  5. nに等しい前記長さサブフィールドは、前記符号化ブロック情報フィールドが、n個の連続サブブロックを、ブロックオフセット位置にある第1のサブブロックから始まるマルチプルなブロックから昇順で含むことを示し、
    前記符号化ブロック情報フィールドのサブブロックmは、ブロックk中に位置し、ここでkは、ブロックオフセット+m/8として取得される、請求項3に記載のアクセスポイント。
  6. ブロックk中に位置する前記サブブロックmの位置qにあるビットは、関連付け識別子(AID)がNである前記STA用にバッファリングされたトラフィックがあることを示し、
    Nは、ページインデックスフィールド(N[12:11])と、k(N[10:6])と、mod(m,8)(N[5:3])と、q(N[2:0])とを、最下位ビットから最上位ビットまで順に連結することによって構築される、請求項4に記載のアクセスポイント。
  7. ブロックk中に位置する前記サブブロックmの位置qにあるビットは、関連付け識別子(AID)がNである前記STA用にバッファリングされたトラフィックがあることを示し、
    Nは、ページインデックスフィールド(N[12:11])と、k(N[10:6])と、mod(m,8)(N[5:3])と、q(N[2:0])とを、最上位ビットから最下位ビットまで順に連結することによって構築される、請求項4に記載のアクセスポイント。
  8. 前記TIM要素は、配信トラフィック情報マップ(DTIM)カウントフィールドと、DTIM期間フィールドと、ビットマップ制御フィールドとをさらに備え、
    前記DTIMカウントフィールドは、現在のフレームを含む何個のビーコンフレームが、次のDTIMの前に現れるかを示し、
    前記DTIM期間フィールドは、連続するDTIMの間のビーコンインターバルの数を示し、
    前記ビットマップ制御フィールドは、関連付け識別子ゼロ(0)に関連付けられた、グループアドレス指定トラフィックインジケータビットを含む、請求項1に記載のアクセスポイント。
  9. 前記少なくとも1つの符号化ブロックフィールドは、前記少なくとも1つの符号化ブロックフィールド中で符号化されるブロックのインデックスを示すブロックオフセットフィールドを備える、請求項1に記載のアクセスポイント。
  10. 低減されたオーバーヘッドのページングのための局であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
    前記メモリ中に記憶された命令とを備え、前記命令は、
    前記ページングをアクセスポイント(AP)から受信することと、ここにおいて、前記ページングは、圧縮されたトラフィック指示マップ(TIM)要素を備える、
    前記圧縮されたTIM要素から、符号化ブロック情報についての少なくとも1つの符号化モードに関する符号化ブロック情報フィールドを含む少なくとも1つの符号化ブロックフィールドから構築された部分的仮想ビットマップフィールドを決定することと、
    を行うように実行可能である、局。
  11. 前記命令は、オフセット、長さ、ビットマップ(OLB)モードを備える前記少なくとも1つの符号化モードに応答して、前記符号化ブロック情報フィールドを、連続サブブロックサブフィールドが後に続く長さサブフィールドを生成するように復号するようにさらに実行可能であり、各サブブロックサブフィールドは、部分的仮想マップの対応するサブブロックを含む、請求項10に記載の局。
  12. 前記OLBモードは、前記TIM要素をさらに圧縮するために、少なくとも1つの他の符号化モードと一緒に使われる、請求項11に記載の局。
  13. nに等しい前記長さサブフィールドは、前記符号化ブロック情報フィールドが、n個の連続サブブロックを、ブロックオフセット位置にある第1のサブブロックから始まるマルチプルなブロックから昇順で含むことを示し、
    前記符号化ブロック情報フィールドのサブブロックmは、ブロックk中に位置し、ここでkは、ブロックオフセット+m/8として取得される、請求項11に記載の局。
  14. ブロックk中に位置する前記サブブロックmの位置qにあるビットは、関連付け識別子がNである前記STA用にバッファリングされたトラフィックがあることを示し、
    Nは、ページインデックスフィールド(N[12:11])と、k(N[10:6])と、mod(m,8)(N[5:3])と、q(N[2:0])とを、最下位ビットから最上位ビットまで順に連結することによって構築される、請求項13に記載の局。
  15. ブロックk中に位置する前記サブブロックmの位置qにあるビットは、関連付け識別子がNである前記STA用にバッファリングされたトラフィックがあることを示し、
    Nは、ページインデックスフィールド(N[12:11])と、k(N[10:6])と、mod(m,8)(N[5:3])と、q(N[2:0])とを、最上位ビットから最下位ビットまで順に連結することによって構築される、請求項13に記載の局。
  16. 前記TIM要素は、配信トラフィック情報マップ(DTIM)カウントフィールドと、DTIM期間フィールドと、ビットマップ制御フィールドとをさらに備え、
    前記DTIMカウントフィールドは、現在のフレームを含む何個のビーコンフレームが、次のDTIMの前に現れるかを示し、
    前記DTIM期間フィールドは、連続するDTIMの間のビーコンインターバルの数を示し、
    前記ビットマップ制御フィールドは、関連付け識別子ゼロ(0)に関連付けられた、グループアドレス指定トラフィックインジケータビットを含む、請求項10に記載の局。
  17. 前記少なくとも1つの符号化ブロックフィールドは、前記少なくとも1つの符号化ブロックフィールド中で符号化されるブロックのインデックスを示すブロックオフセットフィールドを備える、請求項10に記載の局。
  18. アクセスポイントによる、低減されたオーバーヘッドのページングのための方法であって、
    圧縮されたトラフィック指示マップ(TIM)要素を生成することと、ここにおいて、前記圧縮されたTIM要素は、符号化ブロック情報についての少なくとも1つの符号化モードを識別する符号化ブロック情報フィールドを含む少なくとも1つの符号化ブロックフィールドから構築された部分的仮想ビットマップフィールドを備える、
    前記圧縮されたTIM要素を、少なくとも1つのマルチ基本サービスセット識別子(BSSID)をサポートする前記アクセスポイントに関連付けられた少なくとも1つの局(STA)に送ることと、
    を備える方法。
  19. オフセット、長さ、ビットマップ(OLB)モードを備える前記少なくとも1つの符号化モードに応答して、前記符号化ブロック情報フィールドを、連続サブブロックサブフィールドが後に続く長さサブフィールドを含むように符号化することをさらに備え、各サブブロックサブフィールドは、部分的仮想マップの対応するサブブロックを含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記OLBモードは、前記TIM要素をさらに圧縮するために、少なくとも1つの他の符号化モードと一緒に使われる、請求項19に記載の方法。
  21. nに等しい前記長さサブフィールドは、前記符号化ブロック情報フィールドが、n個の連続サブブロックを、ブロックオフセット位置にある第1のサブブロックから始まるマルチプルなブロックから昇順で含むことを示し、
    前記符号化ブロック情報フィールドのサブブロックmは、ブロックk中に位置し、ここでkは、ブロックオフセット+m/8として取得される、請求項19に記載の方法。
  22. ブロックk中に位置する前記サブブロックmの位置qにあるビットは、関連付け識別子がNである前記STA用にバッファリングされたトラフィックがあることを示し、
    Nは、ページインデックスフィールド(N[12:11])と、k(N[10:6])と、mod(m,8)(N[5:3])と、q(N[2:0])とを、最下位ビットから最上位ビットまで順に連結することによって構築される、請求項21に記載の方法。
  23. ブロックk中に位置する前記サブブロックmの位置qにあるビットは、関連付け識別子がNである前記STA用にバッファリングされたトラフィックがあることを示し、
    Nは、ページインデックスフィールド(N[12:11])と、k(N[10:6])と、mod(m,8)(N[5:3])と、q(N[2:0])とを、最上位ビットから最下位ビットまで順に連結することによって構築される、請求項21に記載の方法。
  24. 低減されたオーバーヘッドのページングのための、局によって動作可能な方法であって、
    前記ページングをアクセスポイント(AP)から受信することと、ここにおいて、前記ページングは、圧縮されたトラフィック指示マップ(TIM)要素を備える、
    前記圧縮されたTIM要素から、符号化ブロック情報についての少なくとも1つの符号化モードに関する符号化ブロック情報フィールドを含む少なくとも1つの符号化ブロックフィールドから構築された部分的仮想ビットマップフィールドを決定することとを備える方法。
  25. オフセット、長さ、ビットマップ(OLB)モードを備える前記少なくとも1つの符号化モードに応答して、前記符号化ブロック情報フィールドを、連続サブブロックサブフィールドが後に続く長さサブフィールドを生成するように復号することをさらに備え、各サブブロックサブフィールドは、部分的仮想マップの対応するサブブロックを含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記OLBモードは、前記TIM要素をさらに圧縮するために、少なくとも1つの他の符号化モードと一緒に使われる、請求項25に記載の方法。
  27. nに等しい前記長さサブフィールドは、前記符号化ブロック情報フィールドが、n個の連続サブブロックを、ブロックオフセット位置にある第1のサブブロックから始まるマルチプルなブロックから昇順で含むことを示し、
    前記符号化ブロック情報フィールドのサブブロックmは、ブロックk中に位置し、ここでkは、ブロックオフセット+m/8として取得される、請求項25に記載の方法。
  28. ブロックk中に位置する前記サブブロックmの位置qにあるビットは、関連付け識別子がNである前記STA用にバッファリングされたトラフィックがあることを示し、
    Nは、ページインデックスフィールド(N[12:11])と、k(N[10:6])と、mod(m,8)(N[5:3])と、q(N[2:0])とを、最下位ビットから最上位ビットまで順に連結することによって構築される、請求項27に記載の方法。
  29. ブロックk中に位置する前記サブブロックmの位置qにあるビットは、関連付け識別子がNである前記STA用にバッファリングされたトラフィックがあることを示し、
    Nは、ページインデックスフィールド(N[12:11])と、k(N[10:6])と、mod(m,8)(N[5:3])と、q(N[2:0])とを、最上位ビットから最下位ビットまで順に連結することによって構築される、請求項27に記載の方法。
  30. ワイヤレス通信のために構成された装置であって、
    圧縮されたトラフィック指示マップ(TIM)要素を生成するための手段と、ここにおいて、前記圧縮されたTIM要素は、符号化ブロック情報についての少なくとも1つの符号化モードを識別する符号化ブロック情報フィールドを含む少なくとも1つの符号化ブロックフィールドから構築された部分的仮想ビットマップフィールドを備える、
    前記圧縮されたTIM要素を、少なくとも1つのマルチ基本サービスセット識別子(BSSID)をサポートするアクセスポイントに関連付けられた少なくとも1つの局(STA)に送るための手段と、
    を備える装置。
  31. オフセット、長さ、ビットマップ(OLB)モードを備える前記少なくとも1つの符号化モードに応答して、前記符号化ブロック情報フィールドを、連続サブブロックサブフィールドが後に続く長さサブフィールドを含むように符号化するための手段をさらに備え、各サブブロックサブフィールドは、部分的仮想マップの対応するサブブロックを含む、請求項30に記載の装置。
  32. 前記OLBモードは、前記TIM要素をさらに圧縮するために、少なくとも1つの他の符号化モードと一緒に使われる、請求項31に記載の装置。
  33. ワイヤレス通信のために構成された装置であって、
    ページングをアクセスポイント(AP)から受信するための手段と、ここにおいて、前記ページングは、圧縮されたトラフィック指示マップ(TIM)要素を備える、
    前記圧縮されたTIM要素から、符号化ブロック情報についての少なくとも1つの符号化モードに関する符号化ブロック情報フィールドを含む少なくとも1つの符号化ブロックフィールドから構築された部分的仮想ビットマップフィールドを決定するための手段と、
    を備える装置。
  34. オフセット、長さ、ビットマップ(OLB)モードを備える前記少なくとも1つの符号化モードに応答して、前記符号化ブロック情報フィールドを、連続サブブロックサブフィールドが後に続く長さサブフィールドを生成するように復号するための手段をさらに備え、各サブブロックサブフィールドは、部分的仮想マップの対応するサブブロックを含む、請求項33に記載の装置。
  35. 前記OLBモードは、前記TIM要素をさらに圧縮するために、少なくとも1つの他の符号化モードと一緒に使われる、請求項34に記載の装置。
  36. 低減されたオーバーヘッドのページングのためのコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、命令を有する非一時的コンピュータ可読媒体を備え、前記命令は、
    アクセスポイント(AP)に、圧縮されたトラフィック指示マップ(TIM)要素を生成させるためのコードと、ここにおいて、前記圧縮されたTIM要素は、符号化ブロック情報についての少なくとも1つの符号化モードを識別する符号化ブロック情報フィールドを含む少なくとも1つの符号化ブロックフィールドから構築された部分的仮想ビットマップフィールドを備える、
    前記APに、前記圧縮されたTIM要素を、少なくとも1つのマルチ基本サービスセット識別子(BSSID)をサポートする前記アクセスポイントに関連付けられた少なくとも1つの局(STA)に送らせるためのコードと、
    を備える、コンピュータプログラム製品。
  37. オフセット、長さ、ビットマップ(OLB)モードを備える前記少なくとも1つの符号化モードに応答して、前記APに、前記符号化ブロック情報フィールドを、連続サブブロックサブフィールドが後に続く長さサブフィールドを含むように符号化させるためのコードをさらに備え、各サブブロックサブフィールドは、部分的仮想マップの対応するサブブロックを含む、請求項36に記載のコンピュータプログラム製品。
  38. 前記OLBモードは、前記TIM要素をさらに圧縮するために、少なくとも1つの他の符号化モードと一緒に使われる、請求項37に記載のコンピュータプログラム製品。
  39. 低減されたオーバーヘッドのページングのためのコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、命令を有する非一時的コンピュータ可読媒体を備え、前記命令は、
    局に、ページングをアクセスポイント(AP)から受信させるためのコードと、ここにおいて、前記ページングは、圧縮されたトラフィック指示マップ(TIM)要素を備える、
    前記局に、前記圧縮されたTIM要素から、符号化ブロック情報についての少なくとも1つの符号化モードに関する符号化ブロック情報フィールドを含む少なくとも1つの符号化ブロックフィールドから構築された部分的仮想ビットマップフィールドを構築させるためのコードとを備える、コンピュータプログラム製品。
  40. オフセット、長さ、ビットマップ(OLB)モードを備える前記少なくとも1つの符号化モードに応答して、前記局に、前記符号化ブロック情報フィールドを、連続サブブロックサブフィールドが後に続く長さサブフィールドを生成するように復号させるためのコードをさらに備え、各サブブロックサブフィールドは、部分的仮想マップの対応するサブブロックを含む、請求項39に記載のコンピュータプログラム製品。
  41. 前記OLBモードは、前記TIM要素をさらに圧縮するために、少なくとも1つの他の符号化モードと一緒に使われる、請求項40に記載のコンピュータプログラム製品。
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