JP2016502298A - 無線アクセスネットワークを介した伝送用メディアストリームのスロットリング - Google Patents

無線アクセスネットワークを介した伝送用メディアストリームのスロットリング Download PDF

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Abstract

無線アクセスネットワークを介したクライアントへの伝送用のメディアセグメントのシーケンスを備えるメディアストリームをスロットリングする方法が提供される。この方法は、メディアセグメントを取得すること、メディアセグメントの持続時間を判定すること、メディアセグメントの第1の部分(501’−504’)をクライアントに伝送すること、及びメディアセグメントの残存部分(501’’−504’’)をクライアントに伝送することを含む。部分(501’−504’,501’’−504’’)のうちの少なくとも1つは、その部分に対応する持続時間よりも短い時間間隔(、)で伝送され、前記第1の部分の伝送開始から前記残存部分の伝送完了までの時間間隔()が、前記メディアセグメントの前記持続時間()よりも短いように、前記残存部分の伝送が遅延される()。さらに、メディアストリームをスロットリングするための対応するネットワークノードが提供される。本発明の実施形態は、バースト性トラフィックが生成され、その結果、エアインターフェースリソースの使用がより効率的となり、電力消費が削減される点で有利である。【選択図】図5

Description

本発明は、無線アクセスネットワークを介してクライアントへの伝送用メディアストリームをスロットリングする方法、及び対応するネットワークノードに関する。
Hypertext Transfer Protocol(HTTP)ストリーミング技術、具体的には、ライブコンテンツのビットレート適合及びストリーミングを考慮した、移動ネットワーク、即ち、無線アクセスネットワーク(RAN)を介した、クライアントへのビデオ配信用技術への関心が高まっている。これは、メディアセグメント、即ちファイル(各々がある持続時間、例えば、5秒又は10秒などのメディアコンテンツを含む)の形式で、クライアントにメディアコンテンツを提供することによって実現される。
クライアントデバイスには、メディアコンテンツの利用できる表示、及びユニフォームリソース識別子(URI)によってそれらの表示をどこで取り込むべきかを列挙するマニフェストファイルが提供される。例えば、異なる品質及び対応するメディアビットレートを有する同一のコンテンツの様々な表示を提供することによって、クライアントは、セグメントごとにふさわしい表示を選択して、動的にビットレートを適合し得る。通常、マニフェストファイルは、ストリーミングセッションの初めに少なくとも1回取り込まれ、進行中のセッションの中で更新され得る。
メディアセグメントは、メディアサーバーによって提供され、HTTPを使用してクライアントによって継続的に取り込まれ、連続的なメディアストリームに統合することができる。利用できるリンクビットレート、即ち、クライアントがRANと通信する無線リンクによってサポートされるビットレートが変更される場合、クライアントは、低い又は大きなメディアビットレートを有する異なる表示を選択し得る。このように、ネットワーク状況が考慮されつつ、使用体感が最大限化され得る。アダプティブHTTPストリーミング(AHS)技術は、通常、利用できるリンクビットレートを測定し、マニフェストファイルから適切な表示、即ち、利用できるリンクビットレートを使用して安全に配信することができる表示をダウンロードのために選択することを、クライアントに要求する。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、Motion Picture Experts Group(MPEG)−Dynamic Adaptive Streaming over HTTP(DASH)によって拡張されたAHSを標準化した。DASHはまた、3GP/MPEG DASHと呼ばれる、3GPPのリリース10でのHTTPストリーミングのための基礎としても使用される。HTTPストリーミング用の他のソリューションは、例えば、AppleによるHTTP Live Streaming(HLS)、MicrosoftによるSmooth Streaming(ISM)、及びAdobe Dynamic Streamingなどである。
様々なファイル形式、例えば、MP4などが、メディアセグメント、例えば、MPEG2−TS又はISO BMFFなどに使用される。マニフェストファイル用の既知のフォーマットは、例えば、DASH用のMedia Presentation Description (MPD)、HLS用の‘m3u8’、及びISM用の‘ismc’である。
ネットワークの観点から、具体的にはRANにおいて、メディアストリームのビットレートを制御し、ストリーミングを行うクライアントに割り当てられるべきリソースを限定し、利用できるエアインターフェースリソースをより効率的に使用することが望ましい。例えば、クライアントへのメディアセグメントの伝送は、伝送のペーシング(pacing)によって、調整されたり適合させられたりすることがあり、これにより、クライアントは、低品質表示の選択を強いられる。しかしながら、限定された数の不連続なメディア品質レベルだけしか利用できないので、移動クライアントに伝送されるメディアストリームは、利用できるリンクビットレートを完全に利用できないかもしれない。さらに、伝送のペーシングは、より高いビットレートをサポートし、エアインターフェースをより効率的に使用するであろうリンクをRANが割り当てることを妨げてしまう。
上述の技術及び先行技術に対する改良された別の方法を提供することが、本発明の目的である。
より具体的には、RANを介してクライアントに配信されるメディアストリームの改良されたスロットリングを提供することが、本発明の目的である。
本発明のこれらの目的及び他の目的が、独立請求項に記載される、本発明の様々な態様によって達成される。本発明の実施形態は、従属請求項によって特徴づけられる。
本発明を説明するために、メディアコンテンツが提供されるソースからメディアコンテンツが表現されるクライアントまで、例えば、オーディオ又はビデオなどのメディアコンテンツをメディアストリームが届けると解されるべきである。例えば、ビデオの場合、メディアコンテンツは、メディアサーバーによって提供され、クライアントに配信され得、クライアントに設けられたディスプレイ上に表示される。クライアントは、例えば、ユーザ機器(UE)、携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピュータ、メディアプレーヤー、又はRANを介した無線通信が可能な任意の他のコンピューティング装置であり得る。
無線通信は、任意の適切な無線アクセス技術及び/又は規格、例えば、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)、ロングタームエボリューション(LTE)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)/WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などによって達成され得る。
本発明の第1の態様によれば、RANを介したクライアントへの伝送用メディアストリームをスロットリング(調整)する方法が提供される。メディアストリームは、メディアセグメントのシーケンスを備える。この方法は、メディアセグメントのシーケンスのうちの1つのメディアセグメントを取得すること、メディアセグメントの持続時間を判定すること、メディアセグメントの第1の部分をクライアントに伝送すること、及びメディアセグメントの残存部分をクライアントに伝送することを含む。メディアセグメントの部分のうちの少なくとも1つは、その部分に対応する持続時間よりも短い時間間隔で伝送される。さらに、第1の部分の伝送開始から残存部分の伝送完了までの時間間隔が、メディアセグメントの持続時間よりも短いように、残存部分の伝送が遅延される。この方法の1つの実施形態は、例えば、メディアサーバー、プロキシ、エッジサーバー、無線ネットワークコントローラ(RNC)、NodeB、eNodeB、又はメディアストリームを配信するのに適切な任意の他のネットワークノードによって実行され得る。
本発明の第2の態様によれば、RANを介したクライアントへの伝送用メディアストリームをスロットリングするためのネットワークノードが提供される。メディアストリームは、メディアセグメントのシーケンスを備える。ネットワークノードは、メディアセグメントのシーケンスのうちの1つのメディアセグメントを取得する手段、メディアセグメントの持続時間を判定する手段、及びメディアセグメントを伝送する手段を含む。メディアセグメントを伝送する手段は、メディアセグメントの第1の部分をクライアントに伝送し、メディアセグメントの残存部分をクライアントに伝送するように適合される。メディアセグメントを伝送する手段は、さらに、メディアセグメントの部分のうちの少なくとも1つを、その部分に対応する持続時間よりも短い時間間隔で伝送して、第1の部分の伝送開始から残存部分の伝送完了までの時間間隔が、前記メディアセグメントの持続時間よりも短いように、残存部分の伝送を遅延させるように適合される。ネットワークノードは、例えば、メディアサーバー、プロキシ、エッジサーバー、RNC、NodeB、eNodeB、又はメディアストリームを伝送するのに適切な任意の他のネットワークノードであり得る。
本発明は、メディアセグメントのシーケンスを備えるメディアストリームの無線に親和性がある(radio friendly)スロットリングが、メディアセグメントを少なくとも2つの部分に分けて伝送され、残存部分とも呼ばれる最終部分の伝送が遅延されることによって達成され得るという知見を利用する。これらの部分のうちの少なくとも1つは、その部分に対応する持続時間よりも短い時間間隔で伝送される。要するに、これらの部分のうちの少なくとも1つは、より高いビットレート、即ち、メディアセグメントのメディアビットレートよりも大きなビットレートで伝送される。メディアビットレートは、実際のメディアコンテンツのビットレート、即ち、メディアセグメントの持続時間によって分割されるメディアセグメントに含まれるデータの量である。当然のことながら、メディアビットレートは、メディアセグメントの持続時間と実質的に等しい時間間隔でメディアセグメントの1つの部分を伝送するために必要とされるビットレートである。メディアセグメントの持続時間は、メディアセグメント内のメディアコンテンツの持続時間である。
メディアセグメントの別個の部分を伝送するために使用される遅延及びビットレートは、完全なメディアセグメントがクライアントに配信される時間間隔、即ち、第1の部分の伝送開始から残存部分の伝送完了までの時間間隔が、メディアセグメントの持続時間よりも短いように、選択される。好ましくは、完全なメディアセグメントがクライアントに配信される時間間隔は、メディアセグメントの持続時間よりも短い。この目的を達成するため、完全なメディアセグメントがクライアントに配信される時間間隔は、クライアントが表示を高ビットレート、低ビットレート、又は中間ビットレートに切り替えることを控えるように、調節される。
本発明の1つの実施形態によるメディアストリームをスロットリングすることには、2つの効果がある。まず、RANによるクライアントへのスロットリングされたメディアストリームの伝送に関連付けられたトラフィックは、各メディアセグメントが、少なくとも2つの部分で伝送され、そのうちの少なくとも1つが、より高いビットレートで伝送されるので、バースト性がある。これは、エアインターフェースの利用可能なリソースがより効率的に使用されるという点で、バースト性トラフィックは無線に親和性があるので、有利である。好ましくは、メディアセグメントの複数の部分を伝送するために使用されるビットレートは、利用可能なリンクビットレート、即ち、クライアントがRANのアクセスノードと通信する無線リンクによってサポートされるビットレートが完全に利用されるように、調節される。任意で、メディアセグメントが1つの部分で配信されるであろう場合に、即ち、メディアセグメントがメディアビットレートで伝送されるであろう場合に、必要とされるであろうものより高いビットレートを有する無線リンクをRANが使用するように、メディアセグメントの複数の部分を伝送するために使用されるビットレートが、選択され得る。この点で、当然のことながら、ある安全マージンが必要とされる。即ち、リンクビットレートは、RANに特有なリンクビットレート変動が可能になるよう、メディアビットレートよりも大きくすべきである。さらなる有利な点として、バースト性トラフィックは、クライアントの電力消費を削減し、その結果、バッテリーの寿命を延ばす。
第二に、各メディアセグメントの残存部分、即ち、最終部分の伝送を遅延させることにより、メディアセグメントのダウンロード中に利用可能なビットレートを測定するクライアントは、大きなメディアビットレートを有しこのためにより高いリンクビットレートを必要とする表示への切り換えが防止され得る。この点で、クライアントは、メディアセグメントの第1のデータ受信からメディアセグメントの最終データ受信までの経過時間を測定することによって、ダウンロードビットレートを判定することが想定される。結果として、メディアセグメントの第1の部分を(好ましくはより高いビットレートで)伝送し、次に、メディアセグメントの配信が停止されるサイレントタイム、又はアイドルタイムを導入し、続いて、メディアセグメントの残存部分を伝送し、その結果、完全なメディアセグメントが、メディアセグメントの持続時間と等しい、又は短い時間間隔内でクライアントに配信されることによって、クライアントに認識されるダウンロードビットレートは、メディアセグメントが先行技術に従って(即ち、メディアセグメントが1つの部分で、メディアビットレートを使用して、実質的に同一の時間間隔で)配信される場合と、実質的には同一である。
有利なことに、RANは、サイレントタイム中に利用可能なエアインターフェースリソースを、同一のクライアント及び/又は同一のRANにアクセスしている他のクライアントの他のサービスに割り当て得る。
したがって、本発明の1つの実施形態は、関連付けられたトラフィックがバースト性となると同時に、メディアストリームを受信するクライアントがより高いビットレートを必要とするメディア表示のリクエストを防止するように、RANを介してクライアントに配信されるメディアストリームがスロットリングされ得るという点で、有利である。
さらに、メディアセグメントの別個の部分を送信するために使用されるビットレート、連続した部分間の遅延、及び完全なメディアセグメントが配信される時間間隔を調節することによって、クライアントはまた、低いビットレートを必要とするメディア表示への切り換えを強制され得る。これは、メディアストリームが無線に親和性がある方法でスロットリングされるという点で、有利である。
本発明の1つの実施形態によれば、この方法は、メディアセグメントの少なくとも1つの中間部分をクライアントに伝送することをさらに含む。メディアセグメントは、3以上の部分でクライアントに伝送され得、遅延は、続く部分の各対の間に導入され得る。例えば、メディアセグメントは、3つの部分、即ち、第1の部分、第2の部分、及び残存部分で、第1と第2の部分の中間、及び第2と残存部分との中間でそれぞれ遅延を伴い、伝送され得る。当然のことながら、本発明は、2つ又は3つの部分でメディアセグメントを伝送することによってメディアストリームをスロットリングすることに限定されず、4つ以上の部分でメディアセグメントを伝送する本発明の実施形態も想定し得る。
本発明の1つの実施形態によれば、第1の部分及び残存部分は、完全なメディアセグメントを構成する。要するに、メディアセグメントは、2つの部分、即ち、第1の部分及び第2の残存部分で、クライアントに伝送される。2つの部分でメディアセグメントを配信することは、必要以上にメディアストリームの伝送を変更することなく、バースト性トラフィックが生成され得、クライアントのビットレート選択が規制され得るという点で、有利である。この点で、異なるRAN無線状態の間、例えば、メディアセグメントの第1の部分を伝送するために高いビットレートに関連付けられた状態と、メディアセグメントの残存部分を伝送するために低いビットレートに関連付けられた状態との間の切り替えは、リソースを消費することとなり、バッテリーの寿命に影響を与えるので、あまりに多くの部分に分けてメディアセグメントを伝送することは、結果として、RANでの無線に親和性に欠ける配信につながり得るということに留意されたい。
本発明の1つの実施形態によれば、メディアセグメントは、メディアセグメントをメディアサーバーから受信することによって取得される。この場合、実施形態は、メディアサーバーからクライアントまで配信されるビットストリームを形成するように適合されたプロキシ、トラフィックのルーティング用の中間ネットワークノード、RNC、NodeB、又はeNodeBに関連する。メディアセグメントは、メディアサーバーから通信ネットワーク、例えば、コアネットワーク、インターネット、又はRANの転送ネットワークなどを介して受信され得る。代替的には、メディアセグメントは、ストレージ、例えば、ローカルストレージ又はバッファーなどから、読み出され得る。後者の場合は、ストリーミングによってメディアコンテンツを提供するメディアサーバー又は任意のネットワークノードに関連する。
本発明の1つの実施形態によれば、メディアセグメントは、AHSを使用してクライアントに伝送される。そのような技術は、HTTPを使用したクライアントによるリクエストに応じたメディアセグメントの伝送に依存する。クライアントは、利用可能なリンクビットレート、即ち、メディアセグメントでダウンロード中に受信されるビットレートを測定し、利用可能なリンクビットレートによってサポートされるメディアビットレートを有する適切な表示を選択する。
本発明の1つの実施形態によれば、メディアセグメントの部分の少なくとも1つは、第1のビットレートをサポートするためにRANによって必要とされるリンクビットレートが、高ビットレートチャネルに対応するように、第1のビットレートで伝送される。要するに、その対応する部分は、RANが、1つの部分でのセグメントの伝送と比べて高いビットレートをサポートする無線リンクを割り当てるよう強制させられるように選択されるビットレートで伝送される。これは、有利である。というのは、ビットレートが増加するために、その対応する部分がより短時間で伝送され、その結果、バースト性トラフィックがもたらされ、エアインターフェース効率が改善するからである。例えば、RANがUMTSネットワークである場合、第1のビットレートには、高速ダウンリンクパケットアクセ(HSDPA)チャネルが割り当てられる。
本発明の1つの実施形態によれば、残存部分は、第2のビットレートをサポートするためにRANによって必要とされるリンクビットレートが、低ビットレートチャネルに対応するように、第2のビットレートで伝送される。要するに、残存部分は、RANが、比較的低いリンクビットレートをサポートするリソース消費の少ない無線チャネルを割り当て得るように選択されるビットレートで伝送される。これは、メディアセグメントの残存部分を伝送するためのRANによるリソースの割り当てに対する制約がより低いという点で、有利である。好ましくは、ビットレートは、残存部分が、共通チャネル、例えば、UMTSネットワークのフォーワードアクセスチャネル(FACH)などによってクライアントに伝送することができるように選択される。後者の場合、クライアントに残存部分を伝送するために、専用チャネルを割り当てる必要がない。
本発明の1つの実施形態によれば、残存部分は、メディアセグメントの第1の部分よりも小さい。好ましくは、残存部分は、第1の部分よりかなり小さい。これは、残存部分よりもかなり大きな第1の部分が、比較的高いビットレートでクライアントに伝送され得、これによって、エアインターフェースの効率的な利用を高め、さらに比較的小さな残存部分が伝送されるという点で、特に有利である。好ましくは、残存部分のサイズは、リソース消費の少ない無線チャネル、例えば、FACHなどの共通チャネルなどによってクライアントに伝送され得るほど十分に小さい。2つの部分の間のメディアセグメントの分布は、多くのパラメーター、例えば、利用可能な帯域幅、待機時間などによって決まる。例として、第1の部分は、メディアセグメントの少なくとも90%に達し得る。さらなる例として、第1の部分は、メディアセグメントの少なくとも98%に達し得る。
本発明の1つの実施形態によれば、メディアセグメントの持続時間は、ディープパケットインスペクション(DPI)を使用して判定される。DPIは、ルーティングのためにデータパケットのヘッダーのみを検査することと比較すると、通信ネットワークで伝送されるデータパケットのコンテンツを分析するための技術に関する。メディアセグメントのコンテンツを検査することによって、メディアセグメントの持続時間は、判定され得る。これは、本発明の1つの実施形態が、暗号化され得るマニフェストファイルを検査せずに、メディアセグメントの持続時間を判定し得るという点で、有利である。例えば、DASHの場合、メディア持続時間は、MP4ファイルの「sidx box」を検査することによって、又は「trun box」に含まれるフレームをカウントすることによって判定され得る。
本発明の1つの実施形態によれば、メディアセグメントの持続時間は、トランスペアレントな伝送制御プロトコル(即ちTCP)プロキシを使用して、判定される。この場合、プロキシは、第1の接続によってクライアントから受信されるHTTPリクエストを終端処理し、第1の接続から分離されプロキシとサーバーとの間に確立される第2の接続を使用してメディアセグメントを取り込む。第2の接続によってメディアセグメントを受信すると、プロキシは、メディアセグメントの持続時間を判定し、第1の接続によってクライアントにメディアセグメントを転送する。メディアセグメントの持続時間は、マニフェストファイルのパケットヘッダーを検査することによって、又はDPIによって、判定され得る。
本発明の1つの実施形態によれば、メディセグメントの持続時間は、メディアセグメントがクライアントによってリクエストされる周期を判定することによって判定される。アダプティブHTTPストリーミング技術は、ある持続時間のメディアセグメントをリクエストするクライアントに依存する。結果的に、クライアントが同一のメディアストリームに属する後続のメディアセグメントをリクエストする周期は、メディアセグメントの持続時間の測定結果である。例えば、各メディアセグメントが5秒のメディアコンテンツを含む場合、クライアントは、約5秒の周期でメディアセグメントをリクエストするだろう。本発明のこの実施形態は、メディアセグメントの持続時間が、メディアセグメントの配信のために使用されるファイルフォーマットの知識を必要とし得るDPIなどのより複雑な技術に頼らずに判定され得るという点で、有利である。
本発明の1つの実施形態によれば、メディアセグメントの持続時間は、マニフェストファイルを検査することによって、判定される。マニフェストファイルは、クライアントに利用可能なメディア提示を説明する情報を含み、通常は、対応するメディアストリームと同一のメディアサーバーによって提供される。これは、マニフェストファイルが暗号化されていない場合に、有利である。というのも、メディアセグメントの持続時間が、メディアセグメントの配信のために使用されるファイルフォーマットの知識を必要とし得るより複雑な技術に頼らずに判定できるからである。
本発明の1つの実施形態によれば、メディアセグメントの持続時間は、メディアセグメントが取得される周期を判定することによって判定される。特に、メディアセグメントがメディアサーバーから、又は通信ネットワークから受信される場合に、メディアセグメントが受信される周期は、メディアセグメントの持続時間の測定結果として利用され得る。これは、メディアセグメントの持続時間が、メディアセグメントの配信のために使用されるファイルフォーマットの知識を必要とし得る、DPIなどのより複雑な技術に頼らずに、メディアセグメントの持続時間が判定できるという点で、有利である。
本発明の1つの実施形態によれば、メディアセグメントの持続時間に関連する情報が、メディアサーバーから取得される。これは、より複雑な技術に依存することなくメディアセグメントの持続時間を判定する単純な方法を提供するという点で、有利である。任意で、メディアセグメントの持続時間に関連する情報は、帯域外で、即ち、メディアストリームとは別に読み出され得る。
本発明の利益は、場合によっては、本発明の第1の態様による方法の実施形態を参照して説明されているが、対応する理論は、本発明の第2の態様によるネットワークノードの実施形態に適用される。
本発明のさらなる対象、特性、及び利益は、以下の詳細な開示、図面、及び添付される特許請求の範囲を検討すれば、明らかになるだろう。本発明の異なる特性を、以下で説明される実施形態以外の実施形態を形成するために組み合わせることができるということを、当業者は理解するだろう。
本発明の先述の対象、特性及び利益、並びにさらなる対象、特徴及び利益は、添付の図面を参照して、本発明の実施形態の例示的かつ非限定的な詳細な説明を通して、よりよく理解されるだろう。
RANを介してクライアントにメディアをストリーミングするためのシステムを示す。 クライアントによるメディアセグメントの取込みを示す。 時間領域におけるメディアセグメントの配信を示す。 メディアストリームの従来のスロットリングを示す。 本発明の1つの実施形態によるメディアストリームのスロットリングを示す。 本発明のさらなる実施形態によるメディアストリームのスロットリングを示す。 本発明の第1の態様の1つの実施形態によるメディアストリームをスロットリングする方法を示す。 本発明の第2の態様の1つの実施形態によるメディアストリームをスロットリングするためのネットワークノードを示す。
すべての図面は、概略であり、必ずしも縮尺比に従って縮尺されているわけではなく、概して、本発明を説明するために必要な部分のみを示し、他の部分は省略又は単に示唆されることもある。
本発明は、これより本発明のいくつかの実施形態が示されている添付図面を参照して以下でより詳しく説明される。しかし、本発明は、多くの異なる形態で実施することができ、本明細書に記載された実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、本開示が包括的かつ完全なものとなり、本発明の範囲を当業者に十分に伝えられるように、これらの実施形態が例として提供される。
図1では、RANを介して移動クライアントにメディアストリームを伝送するためのシステムが示されている。
システム100は、2つのクライアント101及び102を備える。これらは、それぞれ無線リンク111及び112を介してクライアント101及び102との無線通信を達成することができるアクセスノード115、例えば、無線基地局(RBS)、NodeB、eNodeB、WLANアクセスポイントなどを通して、RAN116にアクセスする。クライアント101及び102は、移動端末、UE、スマートフォン、コンピュータ、メディアプレーヤー、又はアクセスノード115との無線通信を達成することができ、かつメディアストリームを受信する別の種類のコンピューティングデバイスであり得る。2つのクライアント101及び102が図1に示されるが、当然のことながら、本発明の実施形態は、2つのクライアントにアクセスされるRANに限定されない。
アクセスノード115は、通信ネットワーク120を介して、メディアサーバー121に、さらに任意でプロキシ122に接続される。クライアント、例えば、クライアント101は、メディアサーバー121からのメディアストリームをリクエストすることによって、メディアサーバー121が提供するメディアコンテンツにアクセスし得る。メディアストリームは、メディアサーバー121から通信ネットワーク120を介してアクセスノード115に、さらにクライアント101に配信、即ち伝送される。任意で、メディアストリームは、プロキシ122を介して配信され得る。
アクセスノード115は、クライアント101とアクセスノード115との間に確立される無線リンク111によって、メディアストリームをクライアント101に伝送するための無線リソースを割り当てる。通常、RANの無線リンク、例えば、図1に示される無線リンク111及び112は、アップリンク、即ち、クライアントからRANアクセスノードまで、及びダウンリンク、即ち、アクセスノードからクライアントまでの両方において、無線通信を達成するのに適切である。RANによって用いられる無線技術、及び無線通信が達成される規格次第で、異なる種類の無線チャネルがクライアントとアクセスノードとの間にセットアップされ得る。無線チャネルの各タイプはそれに関連付けられたリソース消費のみならずサポートされるリンクビットレートを有する。概して、無線チャネルに関連付けられたリソース消費、例えば、アクセスノード及びクライアントの電力消費は、サポートされるビットレートの増加に伴って増加する。結果として、高ビットレートチャネル、例えば、HSDPAチャネルは、低ビットレートチャネル、例えば、FACHよりも多くの電力を消費する。これは、バッテリー寿命が問題であるバッテリーで電力供給されるクライアントには、特に重要である。
以下において、アダプティブストリーミング技術、具体的にはAHSを使用して、移動クライアント、即ち、RANを介してメディアコンテンツにアクセスするクライアントにメディアをストリーミングする原理が、図2を参照して説明される。
本発明の実施形態を説明するために、メディアストリームは、ある持続時間、例えば、5秒又は10秒などのメディアコンテンツを含むメディアセグメントによってクライアントに配信されると想定する。メディアコンテンツは、適切なファイル形式でコード化され得る。同一のメディアコンテンツ、例えば、オーディオシーケンス又はビデオなどは、異なるメディア品質及びそれに関連するビットレートによって特徴づけられる異なる表示で提供され得る。要するに、クライアントは、低リンクビットレートだけが利用できる場合には、低解像度でビデオをリクエストし得、高リンクビットレートが利用できる場合には、高解像度でビデオをリクエストし得る。クライアントが利用できる様々な表示は、対応するメディアセグメントをどこで取り込むかについての情報をクライアントに提供するマニフェストファイルに記述される。この情報は、例えば、URIによって提供され得る。
利用できるリンクビットレートは、通常、ネットワーク状況、例えば、ネットワーク負荷など、及び無線状況に依存する。アダプティブストリーミング技術、例えば、AHSなどにおいて、クライアントは、利用できるリンクビットレートを測定すること、及び適切な表示、即ち、利用できるリンクビットレートを考慮してクライアントに安全に配信することができるメディアビットレートを有する表示を選択することに責任を負う。通常、クライアントは、完全なメディアセグメントが受信される時間間隔を測定する。測定された時間間隔、及びメディアセグメントによって搬送されるデータの量から、利用できるリンクビットレートが計算され得る。
さらに、図2を参照して、AHSを使用してメディアサーバー121からクライアント101までメディアをストリーミングするためのセッション200が説明される。セッション200は、メディアサーバー121からマニフェストファイルをリクエストする(131)クライアント101によって開始される。これは、マニフェストファイルをリクエストするHTTP GETメッセージ131を送信することにより実現される。リクエスト131に応答して、メディアサーバー121は、クライアント101にマニフェストファイルを伝送する(132)。次に、クライアント101は、マニフェストファイルを処理し(133)、マニフェストファイルが関連するメディアコンテンツの適切な表示、例えば、ビデオなどを選択する。例えば、クライアント101は、利用できるリンクビットレートの推定値に基づき、第1の低い品質を選択し得る。続いて、クライアント101は、HTTP GETを使用して、選択された表示の第1のメディアセグメントをリクエストする(141)。HTTP GETリクエスト141で伝送される情報は、第1の品質でコード化された第1のメディアセグメントがリクエストされることを示す。この情報は、例えば、マニフェストファイルに記述されたURIによって搬送され得る。HTTP GETリクエスト141の受信に応答して、メディアサーバー121は、第1の品質でコード化された第1のメディアセグメントをクライアント101に伝送する(143)。
メディアサーバー121によってクライアント101に伝送される(143)、第1のメディアセグメント受信のプロセス中に、クライアント101は、利用できるリンクビットレートを測定する。これは、例えば、第1のメディアセグメントの伝送(143)に関する最初のデータ受信から、第1のメディアセグメントの伝送(143)に関する最終データ受信までに経過する時間を測定することによって、実現され得る。
次に、利用できるリンクビットレートが、クライアント101に伝送される(143)データの量を経過した時間で割ることによって計算され得る。これにより、第1のデータ受信から最終データ受信までの時間間隔で平均化された実効的なビットレートが得られる。この時間間隔は、通常、メディアセグメントに含まれるメディアコンテンツの持続時間と同じサイズである、即ち、数秒から10秒までのオーダー(order)である。
クライアント101は、第2のメディアセグメント又は後続のメディアセグメントをリクエストするために、第1の品質とは異なる第2の品質を有する異なる表示を選択する(144)ために、推定された利用できるリンクビットレートを使用し得る。例えば、利用できるリンクビットレートがより高い品質をサポートするのに十分である場合、クライアント101は、後続のメディアセグメントをリクエストするために対応するURIを使用することによって、適切な表示を選択し得る(144a)。他方で、利用できるリンクビットレートが第1の品質でコード化されたメディアセグメントを安全に伝送するには小さすぎる場合、クライアント101は、ずっと低い品質を選択し得る(144)。この点で、クライアント101は、無線状況の変動を考慮するために、クライアントに安全に伝送され得る表示を選択する際に、ある安全マージンを使用し得る。
表示を選択した(144)後に、クライアント101は、HTTP GETを使用して、メディアサーバー121からの第2のメディアセグメントをリクエストする(145)。メディアサーバー121は、リクエスト145に応答して、第2のメディアセグメントをクライアントに伝送する(147)。第2のメディアセグメントを受信する間に、クライアント101は、利用できるリンクビットレート、即ち、先ほど記載されたように、第2のメディアセグメントの最初のデータ受信から、第2のメディアセグメントの最終データ受信までの時間間隔における、実効的な平均化されたリンクビットレートを測定する。
セッション200は、クライアント101がメディアサーバー121からの後続のメディアセグメントをリクエストすることで継続され得る。各メディアセグメントは、ある表示、即ち、ある品質を有するあるメディアセグメントをリクエストし、メディアサーバー121からのリクエストされたメディアセグメントを受信することによって、クライアント101に配信される。任意で、クライアント101は、利用できるリンクビットレートを測定し、適切な表示を選択し得る。当然のことながら、クライアント101は、リクエストされたメディアセグメントごとにリンクビットレート測定を実行するように適合されていてもよい。代わりに、クライアント101は、周期的にリンクビットレート測定を実行するよう適合されていてもよいし、ある条件が満たされる場合、例えば、無線状況が悪化した場合、例えば、クライアント101によって測定される受信信号の強度低下の場合などに、リンクビットレート測定を実行するよう適合されていてもよい。
図3は、メディアストリーム300に属するメディアセグメント301−304の伝送を示す。より具体的には、メディアセグメント301−304は、メディアストリーム300の表示に属し、その表示は、あるメディアビットレート
、及びそれに応じて品質に関連付けられている。注意喚起のために、メディアビットレートは、実際のメディアコンテンツのビットレート、即ち、メディアセグメントの持続時間によって分割されるメディアセグメントに含まれるデータの量である。図3から分かるように、メディアセグメント301−304は、メディアセグメントの持続時間と実質的に等しいある周期
で、クライアントに伝送される。これは、クライアントが、およそメディアセグメントの持続時間に対応する周期で、新しいメディアセグメントをリクエストする必要があるからである。メディアセグメント301−304は、メディアビットレート
よりも大きな伝送ビットレート
で伝送される。結果として、各メディアセグメント301−304は、周期
よりわずかに短い時間間隔
でクライアントに伝送される。要するに、適切な表示がクライアントによって選択される場合、メディアセグメント(例えば、301)の伝送は、後続のメディアセグメント(例えば、302)の伝送開始のわずかに前に完了する。
図3に示されるシナリオは、AHSに典型的なものである。クライアントは、ある品質のメディアセグメントを周期的にリクエストし、各メディアセグメントに含まれるデータの量は、各メディアセグメントのメディアコンテンツの持続時間よりもわずかに短い時間間隔でクライアントに伝送することができる程度のものである。
例えば、他のクライアントのためにエアインターフェースリソースを解放しておくために、ストリーミングを行うクライアントにより消費される帯域幅が縮小されるべき場合には、クライアントに配信されるメディアストリームは、スロットリングされ得る。スロットリング又はペーシングの既知の技術は、クライアントにメディアセグメントを伝送するために使用されるビットレートの低減に依存し、したがって、低メディアビットレートであってそのために図4を参照して以下で説明される品質を有する表示をクライアントは選択せざるを得ない。
図4は、図3の第1の品質より低い第2の品質を有するメディアセグメント401−404の配信を示す(分かりやすくするために、図3に示されたメディアストリーム300に対応する、メディアセグメント401−404が属するメディアストリームは、図4では省略される)。従って、メディアセグメント401−404のメディアビットレート
は、メディアセグメント301−304のメディアビットレート
よりも低い。
先行技術によるメディアストリームのスロットリングを示すために、図4では、メディアセグメント401−404は、図3の周期と等しい周期
でクライアントに伝送され、各メディアセグメント401−404は、図3の対応する時間間隔と等しい時間間隔
でクライアントに伝送されると想定する。
図4に示されるシナリオでは、メディアセグメント401−404をクライアントに伝送するために使用されるビットレート
は、メディアストリームを受信するクライアントとRANのアクセスノードとの間の無線リンクによってサポートされるリンクビットレート
よりもかなり低い。この状況は、例えば、RANが図4に示されるよりも低いリンクビットレートを有する無線リンクを割り当てることができないほど、伝送ビットレート
が十分に大きい場合に起こり得る。これは、従来技術によるメディアストリームのスロットリングによる固有の問題、つまりリンクビットレート
が効率的に利用されないかもしれないことを示す。伝送ビットレートを増加させ、リンクビットレート
をより効率的に利用するために、メディアセグメント401−404が図4で示されるものよりも短い時間間隔でクライアントに伝送されるであろう場合、クライアントによって測定されるビットレートは、増加するであろうし、クライアントは、高いビットレートを有する表示に切り替えることによって、スロットリングを妨げるよう反応し得ることに留意されたい。
以下で、本発明の実施形態が、図5から図8を参照して説明される。
図5は、本発明の1つの実施形態によるメディアストリームのスロットリングを示す。図4を参照して述べられたものとは対照的に、各メディアセグメント501−504は、1つの部分としてクライアントに伝送されるのではない(分かりやすくするために、図3に示されたメディアストリーム300に対応する、メディアセグメント501−504が属するメディアストリームは、図5では省略される)。むしろ、各メディアセグメント501−504は、2つの部分に分けて配信される。より具体的には、第1のメディアセグメントは、第1の部分501’及び残存部分501’’として伝送され、第2のメディアセグメントは、第1の部分502’及び残存部分502’’として伝送され、図5に示される第3(503’及び503’’)並びに第4(504’及び504’’)のメディアセグメントに関しても同様である。
図5のスロットリングされたメディアストリームは、図4のメディアビットレートと同等のメディアビットレート
を有するものとして示される。しかしながら、図4を参照して説明したものとは対照的に、本発明の実施形態によるメディアストリームのスロットリングは、少なくとも2つの部分、即ち、第1の部分501’−504’及び残存部分501’’−504’’で各メディアセグメントを伝送し、第1の部分501’−504’に対する残存部分501’’−504’’の伝送を遅延させることによって実現される。
これは、第1のメディアセグメントに関する図5で示される。第1の部分501’は、時間間隔
で伝送され、その後、第1のメディアセグメントの伝送が停止されるサイレント期間、又はアイドル期間
が続く。次に、第1のメディアセグメントの残存部分501’’は、時間間隔
で伝送される。したがって、完全な第1のメディアセグメントが、図4に示される対応する時間間隔に同等なものとして示される時間間隔
でクライアントに伝送される。
図5に示されるように、各メディアセグメントの第1の部分501’−504’と残存部分501’’−504’’の両方が、リンクビットレート
に実質的に等しい伝送ビットレート
で伝送され、これにより、割り当てられたエアインターフェースリソースが効率的に利用される。この点で、サポートされるリンクビットレート、即ち、RANのアクセスノードとストリーミングを行うクライアントとの間にRANが確立し得る異なる種類の無線リンクによってサポートされるリンクビットレートについての知識を有する本発明の1つの実施形態は、サポートされるリンクビットレートのうちの1つと実質的に等しい伝送ビットレートでメディアセグメントの一部を伝送し得る。このことは、割り当てられたエアインターフェースリソースができる限り効率的に利用されることを保証するが、本発明の実施形態は、サポートされるリンクビットレートと実質的に等しいビットレートでメディアセグメントの部分を伝送することに限定されない。
当然のことながら、完全なメディアセグメントがクライアントに伝送される時間間隔
は図4に示されるものと実質的に等しいので、各メディアセグメント501−504がメディアセグメント401−404と同一の量のデータを含む条件下では、クライアントによって測定される利用可能なビットレートは、実質的に同一である。このように、バースト性トラフィックを生成すると同時に、より高いメディアビットレートを有する表示をクライアントが選択することを妨げることにより、割り当てられたエアインターフェースリソースのより効率的な利用が実現され得る。
要するに、クライアントに配信されるメディアストリームをスロットリングするために、先行技術のように伝送ビットレート(図4の
)を低減する代わりに、各メディアセグメントは、2つの部分に分けて配信され、各部分は、好ましくは、割り当てられたインターフェースリソースを効率的に利用するビットレート
で伝送され、完全なメディアセグメントが配信される時間間隔
が、2つの部分の中間でサイレントタイム
を導入することによって、メディアセグメントの持続時間よりもわずかに短く維持される。有利なことに、そのようなサイレントタイムは、同一のクライアントの他のサービス、又は同一のRANにアクセスする他のクライアントに割り当てられ得る。
図5において、本発明の実施形態は、第1の部分501’−504’及び残存部分501’’−504’’として各メディアセグメントを伝送することによって特徴づけられると説明され、その実施形態において、第1の部分501’−504’は、残存部分501’’−504’’よりも大きく(即ち、第1の部分は、より大きな量のメディアコンテンツを含み)、第1の部分501’−504’及び残存部分501’’−504’’の両方が、RANによって割り当てられた無線リンクでサポートされるビットレート
に実質的に等しいビットレート
で、メディアストリームを受信するクライアントに伝送される。しかしながら、メディアセグメントは、メディアセグメントごとに3つ以上の部分を使用して、それぞれの部分につきメディアコンテンツの異なる配信を用いて、及び/又は図5を参照して説明されたものとは異なる伝送ビットレートを利用して、クライアントに伝送され得るということを、当業者は認識するだろう。
このために、本発明のさらなる実施形態が、図6に示される。例えば、メディアセグメント601は、等しい又は実質的に等しいサイズを有する(即ち、実質的に同量のメディアコンテンツ又はデータを含む)、2つの部分、即ち、第1の部分601’及び残存部分601’’で伝送され得る。さらに、メディアセグメント602は、2つの部分602’及び602’’として伝送され得る。残存部分602’’は、第1の部分602’よりも大きい。
第1の部分601’/602’及び残存部分601’’/602’’は、好ましくは(但し必須ではないが)、RANの無線リンクによってサポートされるリンクビットレートと実質的に等しい伝送ビットレート
で伝送されるものとして図6に示される。さらに別の実施例として、メディアセグメント603は、異なるビットレート
及び
を用いて2つの部分603’及び603’’として伝送され得る。この場合、残存部分603’’は、第1の部分603’のビットレート
よりも小さなビットレート
で伝送される。最後に、メディアセグメント604は、より高いビットレート
で第1の部分604’が伝送され、低いビットレート
で残存部分604’’が伝送されるものとして図示される。例として、第1の部分604’が高ビットレートチャネル、例えば、HSDPAチャネルなどで伝送され、残存部分604’’が低ビットレートチャネル、例えば、FACHなどで伝送される本発明の1つの実施形態が考えられ得る。
また、当業者は、メディアセグメントが、3つ以上の部分を使用してクライアントに伝送され得ることを認識するだろう。例えば、図5又は図6を参照して説明された実施形態の部分のどちらも、それらの間にサイレントタイムを伴って伝送される複数の部分にさらに分割され得る。
以下に、メディアストリームのスロットリングの方法の1つの実施形態が、図7を参照して説明される。
メディアストリームは、RANを介してクライアントへ伝送されるメディアセグメントのシーケンスを含む。方法700は、連続して、即ち、セグメントごとに実行され、メディアセグメントのシーケンスの1つのメディアセグメントを取得すること(701)で開始する。メディアセグメントは、ローカルバッファー又はストレージから読み出され得る。代替的には、メディアセグメントは、通信ネットワークで、例えば、メディアサーバー又はメディアストリームを提供する別のサーバーから受信され得る。
次のステップでは、メディアセグメントの持続時間、即ち、メディアセグメントによって搬送されるメディアコンテンツの持続時間が判定される(702)。メディアセグメントの持続時間は、メディアコンテンツのエンコードのために使用されるファイル形式についての詳細が知られている場合、DPIを使用して判定してもよい(702)。代わりに、メディアセグメントの持続時間は、トランスペアレントなTCPプロキシを使用して判定してもよい(702)。さらに、メディアセグメントの持続時間が、複数のメディアセグメントがクライアントによってリクエストされる周期を判定することによって、又はメディアセグメントが取得される(701)周期を判定することによって、判定され得る(702)。さらに、メディアセグメントの持続時間は、マニフェストファイルを検査することによって、又はメディアサーバーからのメディアセグメントの持続時間に関連する情報を取得することによって判定され得る(702)。
続いて、メディアセグメントの第1の部分がクライアントに伝送され(703)、次に、残存部分の伝送を遅延させる(704)ためのサイレントタイムが続く。続いて、残存部分が、クライアントに伝送される(705)。
方法700では、メディアセグメントの部分のうちの少なくとも1つが、その部分に対応する持続時間よりも短い時間間隔で伝送され(703/705)、第1の部分の伝送(703)開始から残存部分の伝送(705)完了までの時間間隔が、ステップ702で判定されるメディアセグメントの持続時間よりも短いように、残存部分の伝送(705)が遅延される(704)。
さらに図7を参照すると、メディアセグメントの部分のうちの少なくとも1つは、比較的高いビットレートをサポートするためにRANによって必要とされるリンクビットレートが、高ビットレートチャネルに対応するように、比較的高いビットレートで伝送され得る(703/705)。さらに、残存部分は、第2のビットレートをサポートするためにRANによって必要とされるリンクビットレートが低ビットレートチャネル、例えば、FACHなどに対応するように、比較的低いビットレートを使用して伝送され得る(705)。
方法700は、メディアセグメントの少なくとも1つの中間部分をクライアントに伝送することをさらに含んでもよい。そのような中間部分は、第1の部分の伝送(703)と残存部分の伝送(705)との間で伝送される。好ましくは、少なくとも1つの中間部分の伝送は、残存部分の伝送の遅延(704)と同様に、遅延される。
以下に、メディアストリームをスロットリングするためのネットワークノードの実施形態が、図8を参照して説明される。
メディアストリーム811は、RANを介したクライアントへの伝送813用のメディアセグメントのシーケンスを含む。ネットワークノード800は、メディアセグメントのシーケンスのうちの1つのメディアセグメントを取得する手段801、メディアセグメントの持続時間を判定する手段802、及びメディアセグメントをクライアントに伝送する手段803を含む。
メディアセグメントを取得する手段801は、ローカルバッファー又はストレージからメディアセグメントを読み出すように適合されてもよい。代替的には、メディアセグメントを取得する手段801は、通信ネットワークでメディアセグメントを受信するように適合されてもよい。第1のケースでは、ネットワークノード800は、メディアストリームの起点、例えば、メディアサーバー又はメディアストリームを提供する別のサーバーであり得る。後者のケースでは、ネットワークノード800は、プロキシ、又はメディアサーバーからRANを介してクライアントにメディアストリームを配信するのに適切な任意のネットワークノードであり得る。
メディアセグメントの持続時間を判定する手段802は、メディアコンテンツのエンコードのために使用されるファイル形式についての詳細が知られている場合、DPIを使用してメディアセグメントの持続時間を判定するように適合されてもよい。代わりに、メディアセグメントの持続時間を判定する手段802は、トランスペアレントTCPプロキシを利用してもよい。さらに、メディアセグメントの持続時間を判定する手段802は、メディアセグメントが手段801によって、又はメディアストリーム811で搬送されるマニフェストファイルを検査することによって、取得される周期を判定するように適合されてもよい。代替的には、ネットワークノード800は、別のネットワークノード、例えば、メディアサーバーなどからメディアセグメントの持続時間に関する情報812を取得する手段804を含んでもよい。そのような情報812は、帯域外で、即ち、メディアストリーム811とは別に受信され得る。また、ネットワークノード800の1つの実施形態は、メディアセグメントがクライアントによってリクエストされる周期を判定することによって、メディアセグメントの持続時間を判定するように適合されると想定され得る。このため、ネットワークノード800は、リクエスト、例えば、クライアントからメディアサーバーまで伝送される、図2を参照して説明されたHTTP GETメッセージなどを分析する手段(図8には示されず)を含み得る。
メディアセグメントをクライアントに伝送する手段803は、メディアセグメントの第1の部分をクライアントに伝送し、残存部分の伝送を遅延させ、残存部分をクライアントに伝送するように適合される。部分(501’−504’,501’’−504’’)のうちの少なくとも1つは、その部分に対応する持続時間よりも短い時間間隔で伝送され、第1の部分の伝送開始から残存部分の伝送完了までの時間間隔が、メディアセグメントの持続時間よりも短いように、残存部分の伝送が遅延される。
さらに、クライアントにメディアセグメントを伝送する手段803は、比較的高いビットレートをサポートするためにRANによって必要とされるリンクビットレートが高ビットレートチャネル、例えば、HSDPAチャネルなどに対応するように、比較的高いビットレートでメディアセグメントの部分のうちの少なくとも1つを伝送するように適合されてもよい。さらに、手段803は、第2のビットレートをサポートするためにRANによって必要とされるリンクビットレートが低ビットレートチャネル、例えば、FACHなどに対応するように、比較的低いビットレートを使用して残存部分を伝送するように適合されてもよい。
さらに、メディアセグメントをクライアントに伝送する手段803は、メディアセグメントの少なくとも1つの中間部分をクライアントに伝送するように適合されてもよい。そのような中間部分は、第1の部分の伝送から残存部分の伝送までの間に伝送され得る。好ましくは、手段803は、残存部分の伝送を遅延させることと同様に、少なくとも1つの中間部分の伝送を遅延させるように適合される。
ネットワークノード800は、連続して、即ち、セグメントごとに、メディアストリームをスロットリングするように適合される。
当業者は、本発明が前述の実施形態に限定されないことを認識するだろう。それどころか、多くの修正及び変更が、添付される特許請求の範囲内で可能である。

Claims (28)

  1. 無線アクセスネットワーク(116)、即ちRANを介したクライアント(101、102)への伝送用のメディアセグメント(301−304;401−404;501−504;601−604)のシーケンスを備えるメディアストリーム(300)をスロットリングする方法(700)であって、前記方法は、
    前記メディアセグメントの前記シーケンスのうちの1つのメディアセグメントを取得すること(701)、
    前記メディアセグメントの持続時間(
    )を判定すること(702)、
    前記メディアセグメントの第1の部分(501’−504’;601’−604’)を前記クライアントに伝送すること(703)、及び
    前記メディアセグメントの残存部分(501’−504’;601’−604’)を前記クライアントに伝送すること(705)
    を含み、
    前記メディアセグメントの前記部分(501’−504’,501’’−504’’;601’−604’,601’’−604’’)のうちの少なくとも1つは、その部分に対応する持続時間よりも短い時間間隔(

    )で伝送され、前記第1の部分(501’−504’;601’−604’)の伝送開始から前記残存部分(501’’−504’’;601’’−604’’)の伝送完了までの時間間隔(
    )が、前記メディアセグメントの前記持続時間よりも短いように、前記残存部分の伝送が遅延される(
    ;704)、方法(700)。
  2. 前記メディアセグメントの少なくとも1つの中間部分を前記クライアントに伝送することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の部分及び前記残存部分は、完全な前記メディアセグメントを構成する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記メディアセグメントは、前記メディアセグメントをメディアサーバー(121)から受信することによって取得される、請求項1から3の何れか一項に記載の方法。
  5. 前記メディアセグメントは、アダプティブHTTPストリーミング、即ちAHSを使用して、前記クライアントに伝送される、請求項1から4の何れか一項に記載の方法。
  6. 前記メディアセグメントの前記部分の少なくとも1つは、第1のビットレートをサポートするために前記RANによって必要とされるリンクビットレートが、高ビットレートチャネル(111、112)に対応するように、前記第1のビットレートで伝送される、請求項1から5の何れか一項に記載の方法。
  7. 前記残存部分は、第2のビットレートをサポートするために前記RANによって必要とされるリンクビットレートが、低ビットレートチャネル(111、112)に対応するように、前記第2のビットレートで伝送される、請求項1から6の何れか一項に記載の方法。
  8. 前記残存部分は、前記メディアセグメントの前記第1の部分よりもかなり小さい、請求項1から7の何れか一項に記載の方法。
  9. 前記メディアセグメントの前記持続時間は、ディープパケットインスペクション、即ちDPIを使用して判定される、請求項1から8の何れか一項に記載の方法。
  10. 前記メディアセグメントの前記持続時間は、トランスペアレントな伝送制御プロトコル(即ちTCP)プロキシを使用して判定される、請求項1から8の何れか一項に記載の方法。
  11. 前記メディアセグメントの前記持続時間は、メディアセグメントが前記クライアントによってリクエストされる周期を判定することによって判定される、請求項1から8の何れか一項に記載の方法。
  12. 前記メディアセグメントの前記持続時間は、マニフェストファイルを検査することによって判定される、請求項1から8の何れか一項に記載の方法。
  13. 前記メディアセグメントの前記持続時間は、メディアセグメントが取得される周期を判定することによって判定される、請求項1から8の何れか一項に記載の方法。
  14. 前記メディアセグメントの前記持続時間に関連する情報が、前記メディアサーバーから取得される、請求項4から8の何れか一項に記載の方法。
  15. 無線アクセスネットワーク(116)、即ちRANを介したクライアント(101、102)への伝送(813)用のメディアセグメント(301−304;401−404;501−504;601−604)のシーケンスを備えるメディアストリーム(300、811)をスロットリングするネットワークノード(115,121,122;800)であって、前記ネットワークノードは、
    前記メディアセグメントの前記シーケンスのうちの1つのメディアセグメントを取得する手段(801)、
    前記メディアセグメントの持続時間(
    )を判定する手段(802)、及び
    前記メディアセグメントを伝送する手段(803)であって、
    前記メディアセグメントの第1の部分(501’−504’;601’−604’)を前記クライアントに伝送し、
    前記メディアセグメントの残存部分(501’−504’;601’−604’)を前記クライアントに伝送するように適合される手段(803)
    を備え、
    前記メディアセグメントの前記部分(501’−504’,501’’−504’’;601’−604’,601’’−604’’)のうちの少なくとも1つは、その部分に対応する持続時間よりも短い時間間隔(

    )で伝送され、前記第1の部分(501’−504’;601’−604’)の伝送開始から前記残存部分(501’’−504’’;601’’−604’’)の伝送完了までの時間間隔(
    )が、前記メディアセグメントの前記持続時間よりも短いように、前記残存部分の前記伝送が遅延される(
    )、ネットワークノード(115,121,122;800)。
  16. 前記メディアセグメントを送信する前記手段は、さらに、前記メディアセグメントの少なくとも1つの中間部分を前記クライアントに送信するように適合される、請求項15に記載のネットワークノード。
  17. 前記第1の部分及び前記残存部分は、完全な前記メディアセグメントを構成する、請求項15に記載のネットワークノード。
  18. メディアセグメントを取得する前記手段は、前記メディアセグメントをメディアサーバー(121)から受信するように適合される、請求項15から17の何れか一項に記載のネットワークノード。
  19. 前記メディアセグメントは、アダプティブHTTPストリーミング、即ちAHSを使用して、前記クライアントに伝送される、請求項15から18の何れか一項に記載のネットワークノード。
  20. 前記メディアセグメントを伝送する前記手段は、さらに、第1のビットレートをサポートするために前記RANによって必要とされるリンクビットレートが、高ビットレートチャネル(111、112)に対応するように、前記メディアセグメントの前記部分の少なくとも1つを前記第1のビットレートで伝送するように適合される、請求項15から19の何れか一項に記載のネットワークノード。
  21. 前記メディアセグメントを伝送する前記手段は、さらに、第2のビットレートをサポートするために前記RANによって必要とされるリンクビットレートが、低ビットレートチャネル(111、112)に対応するように、前記残存部分を前記第2のビットレートで伝送するように適合される、請求項15から20の何れか一項に記載のネットワークノード。
  22. 前記残存部分は、前記メディアセグメントの前記第1の部分よりもかなり小さい、請求項15から21の何れか一項に記載のネットワークノード。
  23. 前記メディアセグメントの持続時間を判定する前記手段は、ディープパケットインスペクション、即ちDPIを使用して、前記メディアセグメントの前記持続時間を判定するように適合される、請求項15から22の何れか一項に記載のネットワークノード。
  24. 前記メディアセグメントの持続時間を判定する前記手段は、トランスペアレントな伝送制御プロトコル(即ちTCP)プロキシを使用して、前記メディアセグメントの前記持続時間を判定するように適合される、請求項15から22の何れか一項に記載のネットワークノード。
  25. 前記メディアセグメントの持続時間を判定する前記手段は、メディアセグメントが前記クライアントによってリクエストされる周期を判定することによって、前記メディアセグメントの前記持続時間を判定するように適合される、請求項15から22の何れか一項に記載のネットワークノード。
  26. 前記メディアセグメントの持続時間を判定する前記手段は、マニフェストファイルを検査することによって、前記メディアセグメントの前記持続時間を判定するように適合される、請求項15から22の何れか一項に記載のネットワークノード。
  27. 前記メディアセグメントの持続時間を判定する前記手段は、メディアセグメントが取得される周期を判定することによって、前記メディアセグメントの前記持続時間を判定するように適合される、請求項15から22の何れか一項に記載のネットワークノード。
  28. 前記メディアセグメントの前記持続時間に関連する情報(812)を前記メディアサーバー(121)から取得する手段(804)をさらに備える、請求項18から22の何れか一項に記載のネットワークノード。
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