JP2016224751A - 顔認証システム及び顔認証プログラム - Google Patents

顔認証システム及び顔認証プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016224751A
JP2016224751A JP2015111197A JP2015111197A JP2016224751A JP 2016224751 A JP2016224751 A JP 2016224751A JP 2015111197 A JP2015111197 A JP 2015111197A JP 2015111197 A JP2015111197 A JP 2015111197A JP 2016224751 A JP2016224751 A JP 2016224751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
unit
data
authentication
face data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015111197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5901824B1 (ja
Inventor
雄一 稲葉
Yuichi Inaba
雄一 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KNOWLEDGESUITE Inc
Original Assignee
KNOWLEDGESUITE Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KNOWLEDGESUITE Inc filed Critical KNOWLEDGESUITE Inc
Priority to JP2015111197A priority Critical patent/JP5901824B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5901824B1 publication Critical patent/JP5901824B1/ja
Publication of JP2016224751A publication Critical patent/JP2016224751A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Collating Specific Patterns (AREA)

Abstract

【課題】簡単な方法で、データベースに格納された顔データを更新することができるシステムを提供する。【解決手段】通信端末110の制御部270は、操作者を撮像部230で撮像して顔データを取得し、この顔データと認証データ保存部240に予め保存された顔データと顔認証部260で比較することによって操作者の正規/不正を判断する。そして、通信端末110の制御部270は、顔認証部260が正規と判断した場合に、撮像部230が取得した顔データを、登録者の顔データとして認証データ保存部240に新たに保存する処理と、その顔認証部260で正規と判断された顔データを登録者の顔データとして管理装置に送信する処理とを、所定のタイミングで繰り返し行う。管理装置に送られた顔データは、その管理装置の登録者データベースに格納された登録者顔データの更新に使用される。【選択図】図2

Description

この発明は、例えばスマートフォン、携帯電話機、パーソナルコンピュータ等の通信端末に対する不正使用を、顔認証技術を用いて防止する顔認証システム及び顔認証プログラムに関する。
従来より、個人認証技術の一つとして、顔認証が知られている。一般的な顔認証システムでは、人間の瞳、鼻孔、目頭、目尻、口端等の特徴部位の形状や配置位置等が、特徴データとして予め測定されて、保存される。そして、認証処理時に、対象者の顔をカメラで撮像してこれらの特徴データを測定し、予め保存されている特徴データと比較することで、認証対象者の正規/不正が判定される。
また、顔認証を用いて通信端末の不正使用を防止する技術として、例えば下記特許文献1に記載されたものが知られている。
下記特許文献1の技術では、ユーザが携帯端末を操作する際に、その携帯端末に内蔵されたカメラを用いてそのユーザの顔を撮像する。そして、撮像で得られた顔画像の特徴データを画像処理等によって抽出し、予め保存された特徴データと比較することによって、そのユーザの正規/不正を判断する(特許文献1の例えば段落[0023]参照)。
加えて、特許文献1の携帯端末は、この顔認証処理で不正と判断した場合に、撮像した顔画像をその表示画面に表示する。このように、不正使用の可能性が高い場合に、その使用者の顔画像を画面に表示することで、不正使用を抑止できる(特許文献1の例えば段落[0024]参照)。
特開2010−277504号公報
企業等では、各従業員の顔写真や、顔認証用の特徴データ等をデータベース化し、一括して管理したい場合がある。しかしながら、人間の顔は、年齢等の要因に従って、年月の経過と共に変化し、これに伴って、顔認証用の特徴データが変化する可能性がある。このため、従業員の顔写真や特徴データを正確に管理するためには、これら顔写真や特徴データを時々更新する必要がある。このような更新作業は、特に従業員数が多い場合には、非常な負担である。
また、上述の特許文献1では、不正使用を抑止するために、不正使用者の顔画像を表示することにしている。しかしながら、このような方法では、不正使用者が、その携帯端末を廃棄・隠匿等したような場合に、その携帯端末の所有者等は、不正使用者の顔画像を確認して、その不正使用者を特定することができない。
そこで、この発明の第1の課題は、簡単な方法で、利用者の顔写真或いは顔認証用特徴データのデータベースを更新することができる技術を提供する点にある。また、この発明の第2の課題は、不正操作者を容易に特定できる技術を提供する点にある。
かかる課題を解決するために、請求項1の発明に係る顔認証システムは、1又は複数台の通信端末と、該通信端末に通信接続される管理装置とを備える顔認証システムであって、前記通信端末は、操作者を撮像して顔データを取得する撮像部と、登録者の顔データを保存する認証データ保存部と、前記撮像部が新たに取得した顔データと前記認証データ保存部に保存された前記登録者の顔データとを用いた顔認証処理によって、前記操作者の正規/不正を判断する顔認証部と、該顔認証部が正規と判断した場合に、前記撮像部が取得した顔データを、前記登録者の顔データとして前記認証データ保存部に新たに保存する処理と、前記撮像部が取得した顔データを、該登録者の顔データとして前記管理装置に送信する処理とを、所定のタイミングで繰り返し行う制御部と、を備え、前記管理装置は、前記登録者の顔データを保存する登録者データベースと、該登録者データベースに保存された顔データを、前記通信端末から新たに受け取った該登録者の顔データに更新する管理処理部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記制御部は、前記顔認証部が不正と判断した場合に、その認証処理に使用された前記操作者の顔データを、不正操作者の顔データとして前記管理装置に送信する処理を行うことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記通信端末は、顔認証以外の認証処理によって前記操作者の正規/不正を判断する非顔認証部を更に備え、前記制御部は、該非顔認証部が正規と判断した場合には、前記撮像部が前記操作者の顔データを取得すると共に、該顔データを用いて前記顔認証部が前記顔認証処理を行い、且つ、該非顔認証部が所定回数連続して前記操作者を不正と判断した場合には、前記撮像部が前記操作者の顔データを取得すると共に、該顔データを前記管理装置に不正操作者の顔データとして送信する、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載の構成に加え、前記管理装置は、該通信端末から受信した前記不正操作者の顔データを、前記登録者データベースに保存された前記顔データと照合することによって、該不正操作者を特定する登録者照合部を更に備えることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2乃至4の何れかに記載の構成に加え、前記管理装置は、前記通信端末から受信した前記不正操作者の顔データを、ウェブページから取得した顔データと照合することによって、該不正操作者を特定するウェブ照合部を更に備える。
請求項6の発明に係る顔認証プログラムは、コンピュータを、請求項1乃至5の何れかに記載の顔認証システムの通信端末として機能させる。
請求項1の発明によれば、顔認証部に正規であると判断された顔データを、所定のタイミングで、その操作者の顔データとして管理装置に送信するので、管理装置は、登録者データベースに格納された登録者の顔データを、容易に更新することができる。
請求項2の発明によれば、顔認証部に不正であると判断された顔データを管理装置に送信するので、不正操作者の顔データを取得することができる。
請求項3の発明によれば、顔認証処理に先立って、顔認証以外の認証処理である非顔認証処理を行い、その非顔認証処理で所定回数連続して認証が拒否された場合に、操作者の顔データを取得して管理装置に送信するので、不正操作者に顔認証操作を行わせること無しに、その不正操作者の顔データを取得することができる。
請求項4の発明によれば、何れかの通信端末機の操作者が他の通信端末を不正操作した場合に、登録者照合処理によって、その不正操作者を容易に特定できる。
請求項5の発明によれば、何れかの通信端末機の操作者が他の通信端末を不正操作した場合に、ウェブ照合処理によって、その不正操作者を容易に特定できる。
請求項6の発明によれば、請求項1乃至5の何れかに記載の顔認証システムの通信端末を、コンピュータを用いて実現できる。
この発明の実施の形態1に係る顔認証システムの全体構成を示す概念図である。 同実施の形態1に係る通信端末の機能的構成を概略的に示すブロック図である。 同実施の形態1に係る管理装置の機能的構成を概略的に示すブロック図である。 同実施の形態1に係る通信端末の動作を示す概略フローチャートである。 同実施の形態1に係る通信端末の動作を説明するための概念図である。 同実施の形態1に係る管理装置の動作を示す概略フローチャートである。
[発明の実施の形態1]
この発明の実施の形態1について、企業等の団体が従業員に配布して使用させる通信端末を用いて、この発明の顔認証システムを構築する場合を例に採って説明する。
図1は、この実施の形態1に係る顔認証システムの全体構成を示す概念図である。
図1に示したように、この実施の形態1に係る顔認証システム100は、1台以上の通信端末110と、管理装置120とを備えている。通信端末110と管理装置120とは、例えばインターネット等の通信網130を介して通信接続される。
通信端末110は、企業等によって、従業員(以下、「操作者」と記す)に配布されて、使用される。通信端末110としては、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話機、ノート型パーソナルコンピュータ等の移動型通信端末であってもよいし、デスクトップコンピュータ等の据え置き型通信端末であってもよい。後述するように、この実施の形態1では、操作者が通信端末110を使用するためには、パスワード認証及び顔認証を受ける必要がある。この通信端末110は、顔認証処理で認証された操作者の顔データや、認証が拒否された操作者の顔データを、通信網130を介して、管理装置120へ送る。通信端末110の構成については、図2を用いて後述する。
管理装置120は、各通信端末110から顔データを受け取る。そして、顔認証処理で認証された操作者の顔データを、登録者データベース(図1には示さず)に保存する。また、顔認証で「不正」とされた顔データを用いて、その操作者を特定するための処理を行う(後述)。管理装置120としては、例えばサーバコンピュータを使用することができる。また、この管理装置120の登録者データベースとしては、内蔵のもの、外付けのもの、或いは通信網130を介して通信接続されたものを使用できる。管理装置120の構成については、図3を用いて後述する。この管理装置120は、例えば、顔認証システム100のサービス提供業者によって運営される。この実施の形態1では、このサービス提供業者が複数の企業等にサービスを提供している場合を例に採って説明する。但し、この発明は、企業等が、管理コンピュータや従業員の通信端末を用いて構築した社内システムにも適用できることは、もちろんである。
図2は、通信端末110の機能的構成を概略的に示すブロック図である。図2に示したように、この通信端末110は、表示部210と、操作部220と、撮像部230と、認証データ保存部240と、パスワード認証部250と、顔認証部260と、制御部270と、通信部280とを備えている。なお、これらの各部210〜280は、その一部(例えば、認証データ保存部240、パスワード認証部250、顔認証部260及び制御部270)をソフトウエア的に構築することもできるが、全てをハードウエア的に構築してもよい。
表示部210は、通信端末110の操作画面やウェブページ等を表示するために使用される。表示部210としては、液晶ディスプレイデバイス等が使用される。
操作部220は、操作者が通信端末110を操作するために使用される。操作部220としては、例えば、タッチディスプレイのタッチ画面や、携帯電話機の操作キーや、パーソナルコンピュータのキーボード等が使用される。
撮像部230は、例えばその通信端末110に内蔵された、デジタルカメラ(図示せず)を有する。この撮像部230は、このデジタルカメラを用いて操作者を撮像することで、顔データを取得する。この発明において、「顔データ」は、操作者の顔画像(すなわち顔写真)そのものであってもよいし、この顔画像から取得された、顔認証用の特徴データ(瞳、鼻孔、目頭、目尻、口端等の特徴部位の形状や配置位置等を示すデータ)であってもよいし、更には、顔画像及び特徴データの両方であってもよい。この実施の形態1では、顔データが顔画像である場合を例に採って説明する。
認証データ保存部240は、撮像部230が取得した顔データと比較するための、1又は複数(例えば5つ)の、登録者の顔データを保存する。認証データ保存部240としては、例えば、半導体メモリやハードディスク等を使用することができる。顔認証処理(後述)の信頼性を高めるためには、この認証データ保存部240に、なるべく多くの顔データを保存しておくことが望ましい。また、認証データ保存部240に保存された顔データは、制御部270によって、新しいものと入れ替えられる(後述)。
パスワード認証部250は、この発明の「非顔認証部」に対応し、予め登録されたパスワードと、操作者が操作開始時に入力したパスワードとの一致/不一致によって、その操作者の認証を行う。このパスワード認証部250の認証方式は、通常の文字・数字列を入力する方式であってもよいし、マトリクス認証方式であってもよいし、他の方式であってもよい。また、パスワード認証部250に代えて、他の認証方式(例えば、指紋認証方式等)を採用してもよい。
顔認証部260は、撮像部230が顔認証時に新たに取得した操作者の顔データと、認証データ保存部240に予め保存された登録者の1又は複数の顔データとを用いて、顔認証処理を行う。すなわち、顔認証部260は、操作者の顔データ(ここでは、顔画像)から特徴データを取得すると共に、登録者の顔データからもそれぞれ特徴データを取得する。そして、これら特徴データを順に比較して、操作者の特徴データと一致するものが、登録者の特徴データ内に存在する場合には、該操作者を「正規」と判断し、また、存在しない場合には該操作者を「不正」と判断する。
制御部270は、該顔認証部260が操作者を「正規」と判断した場合に、撮像部230が取得した顔データを、登録者の顔データとして、認証データ保存部240に新たに保存する処理を行う。加えて、該顔認証部260が操作者を「正規」と判断した場合には、制御部270は、撮像部230が取得した顔データを、登録者の顔データとして、管理装置120に送信する処理を行う。認証データ保存部240への保存処理と管理装置120への送信処理とは、顔認証処理で操作者が正規と判断される度に行ってもよいが、所定期間毎(例えば1ヶ月毎)に行ってもよいし、所定頻度毎(例えば、認証処理10回毎)に行ってもよいし、他のタイミングで行ってもよい。また、認証データ保存部240への保存処理を行うタイミングと管理装置120への送信処理を行うタイミングとは、同じであっても良いし、異なっていてもよい。
加えて、制御部270は、パスワード認証部250が所定回数(例えば3回)連続して操作者を「不正」と判断した場合や、顔認証部260が操作者を「不正」と判断した場合に、操作者の顔データを、不正操作者の顔データとして、管理装置120に送信する処理を行う(後述)。
通信部280は、制御部270の制御に基づいて、顔データを管理装置120へ送信する。
図3は、管理装置120の機能的構成を概略的に示すブロック図である。図3に示したように、この管理装置120は、管理処理部310と、登録者照合部320と、ウェブ照合部330と、登録者データベース340と、通信部350とを備えている。なお、これらの各部310〜350は、その一部(例えば、管理処理部310、登録者照合部320及びウェブ照合部330)をソフトウエア的に構築することもできるが、全てをハードウエア的に構築してもよい。
管理処理部310は、通信部350を介して、通信端末110から、登録者の顔データ及び不正操作者の顔データを受け取る。登録者の顔データを受け取った場合、管理処理部310は、登録者データベース340に格納された、その登録者の顔データを、通信端末110から受け取った顔データに更新する。このとき、古い顔データは、削除してもよいし、旧データとしてそのまま保存してもよい。一方、不正操作者の顔データを受け取った場合、管理処理部310は、その顔データを登録者照合部320やウェブ照合部330に送る(後述)。
登録者照合部320は、管理処理部310から不正操作者の顔データを受け取ると、その顔データの特徴データを、登録者データベース340に保存された各顔データの特徴データと、順に比較する処理(以下、「登録者照合処理」と記す)を行う。そして、特徴データが一致した場合、その登録者を、不正操作者であると判断する。
ウェブ照合部330は、不正操作者に係る顔データの特徴データを、ウェブ上で公開されている顔画像の特徴データと比較する処理(以下、ウェブ照合処理」と記す)を行う。このウェブ照合処理は、例えば、ウェブクロールと称される技術を用いて、インターネット上で公開された顔画像を適時収集しておき、その収集された顔画像の特徴データを不正操作者の顔データに係る特徴データと比較することで、行うことができる。
登録者データベース340は、例えばハードディスク等のストレージ装置を備え、上述のように、管理処理部310から登録者の顔データを受け取って保存する。顔データは、団体(企業等)毎に、その登録者の氏名や所属部署等の情報と関連付けて保存されることが望ましい。図3の例は、6つの会社A、B、・・・、Fの従業員の顔データが、登録者データベース340に格納されている場合を示している。
通信部350は、通信端末110から顔データを受信する処理や、ウェブ上で公開された顔画像を取得する処理等を行う。
続いて、顔認証システム100の動作について説明する。
まず、通信端末110の動作について、図4のフローチャート及び図5の概念図を用いて説明する。
通信端末110の制御部270(図2参照)は、待機状態の時、操作部220を監視する。
そして、操作者が、操作部220を操作してパスワードを入力すると(ステップS401参照)、制御部270が、パスワード認証部250に、その入力パスワードを用いたパスワード認証処理を行わせる(ステップS402参照)。パスワード認証部250は、予め登録されているパスワードと、操作者が入力したパスワードとの一致/不一致を判定する。
登録されたパスワードと入力されたパスワードとが一致しなかった場合(すなわち、ステップS403で‘NG’だった場合)、制御部270は、この不一致の回数nをカウントする(ステップS404参照)。そして、制御部270は、この不一致回数nと、予め定めた不一致許容回数N(ここでは、‘2’とする)とを比較する(ステップS405参照)。そして、不一致回数nが不一致許容回数Nを超えていなかった場合(すなわち、ステップS405で‘No’だった場合)は、パスワード入力待ちの状態(ステップS401参照)に戻る。このとき、制御部270は、表示部210の表示やエラー音等によって、パスワードが不正である旨を操作者に告知することが望ましい。
一方、ステップS405で、不一致回数nが不一致許容回数Nを超えていた場合(すなわち、ステップS405で‘Yes’だった場合)、制御部270は、撮像部230に、操作者を撮影させる(ステップS406参照)。この撮像は、後述の顔認証用の撮影処理(ステップS409参照)とは異なり、撮影することを予め操作者に告知すること無しに実行される。但し、撮影時に撮影音を再生することで、操作者に撮影されたことを知らせることにしてもよい。操作者に撮影したことを知らせることで、それ以上の不正操作を抑止する効果が期待できるからである。
撮像部230は、この撮像によって取得した顔データを、制御部270に送る。そして、制御部270は、この顔データを、通信部280に送る。通信部280は、この顔データを、不正操作者の顔データとして、管理装置120へ送信する(ステップS407参照)。この実施の形態では、不一致許容回数Nが‘2’に設定されているため、登録されたパスワードと入力されたパスワードとが連続して3回不一致となった場合に、不正操作者の顔データが管理装置120に送信される。
その後、制御部270は、エラー処理として、不一致回数nをリセットする処理や、写真を送信した旨を表示部210へ表示する処理等を行って(ステップS408参照)、パスワード入力待ちの状態(ステップS401参照)に戻る。なお、顔写真を撮影して送信した旨を表示することで、操作者のそれ以上の不正操作を抑止する効果が期待できる。
一方、ステップS403において、登録されたパスワードと入力されたパスワードとが一致した場合(すなわち、ステップS403で‘OK’だった場合)、制御部270は、認証用の顔撮影処理を行う(ステップS409参照)。
この撮影では、まず、撮像部230が、画像を随時撮像しつつ、表示部210の画面510に表示させる(図5参照)。そして、通信端末110の位置を調整して点線520内に顔を収めるように、操作者に促す。その後、操作者が操作部220を操作して撮影を行うことにより、この顔撮影処理が終了する。
顔撮影処理が終了すると、制御部270は、顔認証部260に、顔認証処理を行わせる(ステップS410参照)。
この顔認証処理で、顔認証部260は、まず、撮像部230がステップS409で取得した顔データ(ここでは顔画像)から、顔認証用の特徴データ(瞳、鼻孔、目頭、目尻、口端等の特徴部位の形状や配置位置等を示すデータ)を抽出する。更に、顔認証部260は、認証データ保存部240から、最初の登録者顔データ(この実施の形態では、登録者の顔画像)を読み出し、この登録者顔データの特徴データを抽出する。そして、これら2つの特徴データを比較し、一致する場合にはその操作者を「正規」と判断する。
一方、これらの特徴データが一致しない場合には、認証データ保存部240から次の登録者顔データを読み出して特徴データを抽出し、ステップS409で取得した顔データの特徴データと比較する。このような比較処理は、ステップS409で取得した顔データと特徴データが一致するものを、認証データ保存部240に保存された顔データから見つけ出すまで繰り返される。一致するものが見つけ出された場合、顔認証部260は、その操作者を「正規」と判断する。一方、認証データ保存部240に、ステップS409で取得した顔データと特徴データが一致するものが1つも保存されていなかった場合、顔認証部260は、その操作者を「不正」と判断する。
制御部270は、顔認証部260から、認証結果を受け取る。そして、顔認証の結果が「正規」だった場合(ステップS411で‘OK’だった場合)、制御部270は、ステップS409で取得した顔データの保存・送信処理を行う(ステップS412参照)。
この顔データ保存・送信処理では、認証データ保存部240に保存された顔データを、所定のタイミングで繰り返し更新する。このために、制御部270は、前回、認証データ保存部240に新しい顔データが追加された日付をチェックする。そして、その日付から所定期間(例えば1ヶ月)以上経過している場合には、認証データ保存部240に保存されている顔データの中で最も古いものを削除すると共に、ステップS409で取得した顔データを新たに保存する。更に、制御部270は、この新たな顔データを、通信部280に送って、登録者(すなわち、正規操作者)の顔データとして、管理装置120へ送信させる。
このとき、ステップS409で取得した新たな顔データではなく、認証データ保存部240から削除した顔データを管理装置120へ送信することにしてもよい。このような顔データを管理装置120に送信して登録者データベース340の更新用顔データに使用する場合も、顔認証処理時に撮像部230が撮像して顔認証部260で「正規」と判断された顔データを使用するため、この発明の効果を得ることができる。
また、ここでは、登録者の顔データの保存・送信を定期的(1ヶ月毎)に行うこととしたが、他のタイミング(例えば、操作回数が所定回数に達する度)に行ってもよい。
更には、認証データ保存部240へ新たな顔データを保存するタイミングと、管理装置120に顔データを送信するタイミングとは、個別に設定してもよい。例えば、認証データ保存部240への新規顔データ保存は1ヶ月毎に実行し、管理装置120に顔データを送信する処理は3ヶ月毎に実行することにしてもよい。
その後、制御部270は、この実施の形態1の認証処理を終了して、通信端末110への操作者の通常操作を受け付ける状態になる。
一方、ステップS411で、顔認証の結果が「不正」だった場合(ステップS411で‘NG’だった場合)、制御部270は、ステップS409で撮影した顔データを、管理装置120に送る。通信部280は、この顔データを、不正操作者の顔データとして、管理装置120へ送信する(ステップS413参照)。
その後、制御部270は、エラー処理として、顔認証のやり直しの告知や写真を送信したことの告知を表示部210へ表示する処理等を行って(ステップS414参照)、ステップS409の撮影処理に戻る。顔写真を撮影して送信した旨を表示することで、操作者のそれ以上の不正操作を抑止する効果が期待できる。なお、ここでは顔認証の結果が「不正」だった場合に、ステップS409以降の処理をやり直すこととしたが、パスワード入力(ステップS401参照)からやり直すこととしてもよい。更には、顔認証処理で「不正」と判断された回数が所定回数に達した場合や、エラー処理(ステップS414参照)の後で操作部220が所定時間操作されなかった場合に、パスワード入力(ステップS401参照)に戻ることとしてもよい。
次に、管理装置120の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。
管理装置120の管理処理部310は、待機状態の時、通信部350が顔データを受信した否かを監視する(ステップS601参照)。
通信部350が顔データを受信すると、管理処理部310は、その顔データが、登録者(正規操作者)のものか或いは不正操作者のものかの判断を行う(ステップS602参照)。上述のように、登録者の顔データとは、図4のステップS412で送信された顔データである。また、不正操作者の顔データとは、図4のステップS407,S413で送信された顔データである。
ステップS602で、登録者の顔データであると判断された場合、管理処理部310は、その顔データを用いて、登録者データベース340の該登録者の顔データを更新する。上述のように、顔データは、その登録者の他の個人情報(氏名や会社名等)と関連付けて格納されていることが望ましい(ステップS603参照)。
一方、ステップS602で不正操作者の顔データであると判断された場合、管理処理部310は、受信した顔データを登録者照合部320へ送る。登録者照合部320は、この顔データを用いて、登録者照合処理を行う(ステップS604参照)。
この登録者照合処理で、登録者照合部320は、まず、受信した顔データ(ここでは顔画像)から、特徴データ(瞳、鼻孔、目頭、目尻、口端等の特徴部位の形状や配置位置等を示すデータ)を抽出する。更に、登録者照合部320は、登録者データベース340から、最初の登録者の顔データ(この実施の形態では、登録者の顔画像)を読み出し、この登録者顔データの特徴データを抽出する。そして、これら2つの特徴データを比較する。これらの特徴データが一致する場合、登録者照合部320は、その登録者を不正操作者に特定する。
一方、受信した顔データが最初の登録者顔データとで特徴データが一致しなかった場合、登録者照合部320は、登録者データベース340から次の登録者の顔データを読み出して特徴データを抽出し、受信した不正操作者の顔データの特徴データと比較する。このような処理は、受信した顔データと特徴データが一致するものを、登録者データベース340に保存された顔データから見つけ出すまで繰り返される。なお、途中で一致する顔データが発見されたか否かに拘わらず、登録者データベース340に保存された顔データの全てについて、登録者照合処理を行うことにしてもよい。
なお、この登録者照合処理では、登録者データベース340に格納された登録者顔データのうち、不正操作された通信端末110の正規使用者と同じ企業等に属するものだけを照合対象としてもよいし、その所属企業等に拘わらず、全ての登録者顔データを照合対象としてもよい。但し、全ての登録者顔データを照合対象とする場合には、予め、その企業等の許可を受けておくことが望ましい。
一致するものが発見されている場合、登録者照合部320は、特定された登録者を不正操作者に特定し、その登録者の顔データ及び他の個人情報を、管理処理部310に送る。一方、登録者データベース340に、受信した顔データと特徴データが一致するものが1つも保存されていなかった場合、顔認証部260は、特定不可能と判断して、その旨を管理処理部310に送る。
管理処理部310は、不正使用者が特定された場合(ステップS605で‘Yes’の場合)には、後述の通知処理を行う(ステップS607参照)。
一方、不正使用者が特定されなかった場合(ステップS605で‘No’の場合)、管理処理部310は、受信した顔データをウェブ照合部330へ送る。ウェブ照合部330は、この顔データを用いて、ウェブ照合処理を行う(ステップS606参照)。
このウェブ照合処理で、ウェブ照合部330は、まず、受信した顔データ(ここでは顔画像)から、特徴データを抽出する。更に、ウェブ照合部330は、ウェブから収集した顔画像から、特徴データを抽出する。顔写真を収集するウェブサイトとしては、全てのサイトであっても良いし、例えば、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)サイトから重点的に顔写真を収集することにしてもよい。SNSサイトでは、会員の顔写真と共にプロフィールが開示されていることも多いので、不正操作者を特定する上で有益である。なお、ウェブ照合部330は、ウェブクロールと称される技術を用いて、インターネット上で公開された顔画像を適宜収集しておくことが望ましい。
そして、ウェブ照合部330は、ウェブ上の顔画像から取得した特徴データを、順に、不正操作者の特徴データ(すなわち、通信端末110から取得した顔データの特徴データ)と比較する。不正操作者のものと一致する特徴データが発見された場合、ウェブ照合部330は、そのウェブ上の顔画像を、不正操作者の顔画像に特定する。そして、ウェブ照合部330は、特定されたウェブ上の顔画像を、付随する情報(例えばその顔画像を公開しているウェブページのURL等)と共に、管理処理部310に送る。一方、不正操作者のものと一致する特徴データが発見されなかった場合、顔認証部260は、特定不可能と判断して、その旨を管理処理部310に送る。
その後、管理処理部310は、通信端末110に不正操作があった旨を、その通信端末110の正規使用者が属する企業等の管理者に通知する(ステップS607参照)。
このとき、その不正使用者が登録者照合処理で特定された場合には、その顔データ及び他の個人情報を、併せて通知する。また、その不正使用者がウェブ照合処理で特定された場合には、その不正使用者のウェブ上の顔画像や付随する情報(上述)を、併せて通知する。
以上説明したように、この実施の形態1によれば、顔認証部260に認証された顔データの一部又は全部を、所定のタイミングで、その正規操作者の顔データとして管理装置120に送信するので、企業等の管理者は、登録者データベース340に保存された従業員等の顔データを、容易に更新することができる。これにより、登録者(正規の操作者)の容姿が、年齢等に伴って変化したような場合でも、実際の容姿に近い顔データを常に保存しておくことができる。
また、この実施の形態1によれば、顔認証部260に「不正」と判断された顔データを管理装置120に送信するので、不正操作者の顔データを取得することができる。
更に、この実施の形態1によれば、顔認証処理に先立って、パスワード認証処理を行い、そのパスワード認証処理で所定回数(例えば3回)連続して「不正」と判断された場合に、操作者の顔データを取得して管理装置120に送信するので、不正操作者に顔認証操作を行わせること無しに、その不正操作者の顔データを取得することもできる。
加えて、この実施の形態1によれば、登録者照合処理(すなわち、不正操作者の顔データを、登録者データベース340に保存された他の登録者顔データと照合する処理)を行うことで、何れかの通信端末110の操作者が他の通信端末110を不正操作した場合に、その不正操作者を容易に特定できる。
また、この実施の形態1によれば、ウェブ照合処理(不正操作者の顔データを、ウェブ上で公開されている顔画像と照合する処理)を行うことによって、その不正操作者を特定できる。
100 顔認証システム
110 通信端末
120 管理装置
130 通信網
210 表示部
220 操作部
230 撮像部
240 認証データ保存部
250 パスワード認証部
260 顔認証部
270 制御部
280 通信部
310 管理処理部
320 登録者照合部
330 ウェブ照合部
340 登録者データベース
350 通信部
かかる課題を解決するために、請求項1の発明に係る顔認証システムは、1又は複数台の通信端末と、該通信端末に通信接続される管理装置とを備える顔認証システムであって、前記通信端末は、操作者を撮像して顔データを取得する撮像部と、登録者の顔データを保存する認証データ保存部と、前記撮像部が新たに取得した顔データと前記認証データ保存部に保存された前記登録者の顔データとを用いた顔認証処理によって、前記操作者の正規/不正を判断する顔認証部と、顔認証以外の認証処理によって前記操作者の正規/不正を判断する非顔認証部と、該非顔認証部が正規と判断した場合には、前記撮像部に前記操作者の顔データを取得させると共に、該顔データを用いて前記顔認証部に前記顔認証処理を行わせ、且つ、該非顔認証部が所定回数連続して前記操作者を不正と判断した場合には、前記撮像部に前記操作者の顔データを取得させると共に、該顔データを前記管理装置に不正操作者の顔データとして送信する処理を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記通信端末の前記制御部は、前記顔認証部が正規と判断した場合に、前記撮像部が取得した顔データを、前記登録者の顔データとして前記認証データ保存部に新たに保存する処理と、前記撮像部が取得した顔データを、該登録者の顔データとして前記管理装置に送信する処理とを、所定のタイミングで繰り返し行い、前記管理装置は、前記登録者の顔データを保存する登録者データベースと、該登録者データベースに保存された顔データを、前記通信端末から新たに受け取った該登録者の顔データに更新する管理処理部と、を備えることを特徴とする
請求項3の発明に係る顔認証システムは、1又は複数台の通信端末と、該通信端末に通信接続される管理装置とを備える顔認証システムであって、前記通信端末は、操作者を撮像して顔データを取得する撮像部と、登録者の顔データを保存する認証データ保存部と、前記撮像部が新たに取得した顔データと前記認証データ保存部に保存された前記登録者の顔データとを用いた顔認証処理によって、前記操作者の正規/不正を判断する顔認証部と、前記顔認証部が不正と判断した場合に、その認証処理に使用された前記操作者の顔データを、不正操作者の顔データとして前記管理装置に送信する処理を行う制御部と、を備え、且つ、前記管理装置は、前記登録者の顔データを保存する登録者データベースと、該通信端末から受信した前記不正操作者の顔データを、前記登録者データベースに保存された前記顔データと照合することによって、該不正操作者を特定する登録者照合部と、を備えることを特徴とする
請求項4の発明は、請求項3に記載の構成に加え、前記通信端末の前記制御部は、該顔認証部が正規と判断した場合に、前記撮像部が取得した顔データを、前記登録者の顔データとして前記認証データ保存部に新たに保存する処理と、前記撮像部が取得した顔データを、該登録者の顔データとして前記管理装置に送信する処理とを、所定のタイミングで繰り返し行い、前記管理装置は、前記登録者データベースに保存された顔データを、前記通信端末から新たに受け取った該登録者の顔データに更新する管理処理部を備える、ことを特徴とする。
請求項5の発明に係る顔認証システムは、1又は複数台の通信端末と、該通信端末に通信接続される管理装置とを備える顔認証システムであって、前記通信端末は、操作者を撮像して顔データを取得する撮像部と、登録者の顔データを保存する認証データ保存部と、前記撮像部が新たに取得した顔データと前記認証データ保存部に保存された前記登録者の顔データとを用いた顔認証処理によって、前記操作者の正規/不正を判断する顔認証部と、前記顔認証部が不正と判断した場合に、その認証処理に使用された前記操作者の顔データを、不正操作者の顔データとして前記管理装置に送信する処理を行う制御部と、を備え、且つ、前記管理装置は、前記通信端末から受信した前記不正操作者の顔データを、ウェブページから取得した顔データと照合することによって、該不正操作者を特定するウェブ照合部を備える、ことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5の構成に加え、前記通信端末の前記制御部は、該顔認証部が正規と判断した場合に、前記撮像部が取得した顔データを、前記登録者の顔データとして前記認証データ保存部に新たに保存する処理と、前記撮像部が取得した顔データを、該登録者の顔データとして前記管理装置に送信する処理とを、所定のタイミングで繰り返し行い、前記管理装置は、前記登録者の顔データを保存する登録者データベースと、該登録者データベースに保存された顔データを、前記通信端末から新たに受け取った該登録者の顔データに更新する管理処理部とを備える、ことを特徴とする。
請求項の発明に係る顔認証プログラムは、コンピュータを、請求項1乃至の何れかに記載の顔認証システムの通信端末として機能させる。
請求項1の発明によれば、顔認証処理に先立って、顔認証以外の認証処理である非顔認証処理を行い、その非顔認証処理で所定回数連続して認証が拒否された場合に、操作者の顔データを取得して管理装置に送信するので、不正操作者に顔認証操作を行わせること無しに、その不正操作者の顔データを取得することができる。
請求項2の発明によれば、顔認証部に正規であると判断された顔データを、所定のタイミングで、その操作者の顔データとして管理装置に送信するので、管理装置は、登録者データベースに格納された登録者の顔データを、容易に更新することができる。
請求項3の発明によれば、何れかの通信端末機の操作者が他の通信端末を不正操作した場合に、登録者照合処理によって、その不正操作者を容易に特定できる。
請求項4の発明によれば、顔認証部に正規であると判断された顔データを、所定のタイミングで、その操作者の顔データとして管理装置に送信するので、管理装置は、登録者データベースに格納された登録者の顔データを、容易に更新することができる。
請求項5の発明によれば、何れかの通信端末機の操作者が他の通信端末を不正操作した場合に、ウェブ照合処理によって、その不正操作者を容易に特定できる。
請求項6の発明によれば、顔認証部に正規であると判断された顔データを、所定のタイミングで、その操作者の顔データとして管理装置に送信するので、管理装置は、登録者データベースに格納された登録者の顔データを、容易に更新することができる。
請求項の発明によれば、請求項1乃至の何れかに記載の顔認証システムの通信端末を、コンピュータを用いて実現できる。
かかる課題を解決するために、請求項1の発明に係る顔認証システムは、1又は複数台の通信端末と、該通信端末に通信接続される管理装置とを備える顔認証システムであって、前記通信端末は、操作者を撮像して顔データを取得する撮像部と、登録者の顔データを保存する認証データ保存部と、前記撮像部が新たに取得した顔データと前記認証データ保存部に保存された前記登録者の顔データとを用いた顔認証処理によって、前記操作者の正規/不正を判断する顔認証部と、顔認証以外の認証処理によって前記操作者の正規/不正を判断する非顔認証部と、該非顔認証部が正規と判断した場合には、前記撮像部に前記操作者の顔データを取得させると共に、該顔データを用いて前記顔認証部に前記顔認証処理を行わせ、且つ、該非顔認証部が所定回数連続して前記操作者を不正と判断した場合には、前記撮像部に前記操作者の顔データを取得させると共に、該顔データを前記管理装置に不正操作者の顔データとして送信する処理を行う制御部と、を備え、前記管理装置は、該通信端末から受信した前記不正操作者の顔データを、前記登録者の顔データを保存する前記登録者データベースに保存された前記顔データ及び/又はウェブページから取得した顔データと照合することによって、該不正操作者を特定する、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、顔認証処理に先立って、顔認証以外の認証処理である非顔認証処理を行い、その非顔認証処理で所定回数連続して認証が拒否された場合に、操作者の顔データを取得して管理装置に送信するので、不正操作者に顔認証操作を行わせること無しに、その不正操作者の顔データを取得することができる。
更に、請求項1の発明によれば、何れかの通信端末機の操作者が他の通信端末を不正操作した場合に、登録者照合処理及び/又はウェブ照合処理によって、その不正操作者を容易に特定できる。
かかる課題を解決するために、請求項1の発明に係る顔認証システムは、1又は複数台の通信端末と、該通信端末に通信接続される管理装置とを備える顔認証システムであって、前記通信端末は、操作者を撮像して顔データを取得する撮像部と、登録者の顔データを保存する認証データ保存部と、前記撮像部が新たに取得した顔データと前記認証データ保存部に保存された前記登録者の顔データとを用いた顔認証処理によって、前記操作者の正規/不正を判断する顔認証部と、顔認証以外の認証処理によって前記操作者の正規/不正を判断する非顔認証部と、該非顔認証部が正規と判断した場合には、前記撮像部に前記操作者の顔データを取得させると共に、該顔データを用いて前記顔認証部に前記顔認証処理を行わせ、且つ、該非顔認証部が所定回数連続して前記操作者を不正と判断した場合には、前記撮像部に前記操作者の顔データを取得させると共に、該顔データを前記管理装置に不正操作者の顔データとして送信する処理を行う制御部と、を備え、前記管理装置は、該通信端末から受信した前記不正操作者の顔データを、前記登録者の顔データを保存する登録者データベースに保存された前記顔データ及び/又はウェブページから取得した顔データと照合することによって、該不正操作者を特定する、ことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記制御部は、前記顔認証部が不正と判断した場合に、その認証処理に使用された前記操作者の顔データを、前記不正操作者の顔データとして前記管理装置に送信する処理を行うことを特徴とする。

Claims (6)

  1. 1又は複数台の通信端末と、該通信端末に通信接続される管理装置とを備える顔認証システムであって、
    前記通信端末は、
    操作者を撮像して顔データを取得する撮像部と、
    登録者の顔データを保存する認証データ保存部と、
    前記撮像部が新たに取得した顔データと前記認証データ保存部に保存された前記登録者の顔データとを用いた顔認証処理によって、前記操作者の正規/不正を判断する顔認証部と、
    該顔認証部が正規と判断した場合に、前記撮像部が取得した顔データを、前記登録者の顔データとして前記認証データ保存部に新たに保存する処理と、前記撮像部が取得した顔データを、該登録者の顔データとして前記管理装置に送信する処理とを、所定のタイミングで繰り返し行う制御部と、
    を備え、
    前記管理装置は、前記登録者の顔データを保存する登録者データベースと、
    該登録者データベースに保存された顔データを、前記通信端末から新たに受け取った該登録者の顔データに更新する管理処理部と、
    を備えることを特徴とする顔認証システム。
  2. 前記制御部は、前記顔認証部が不正と判断した場合に、その認証処理に使用された前記操作者の顔データを、不正操作者の顔データとして前記管理装置に送信する処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の顔認証システム。
  3. 前記通信端末は、顔認証以外の認証処理によって前記操作者の正規/不正を判断する非顔認証部を更に備え、
    前記制御部は、該非顔認証部が正規と判断した場合には、前記撮像部が前記操作者の顔データを取得すると共に、該顔データを用いて前記顔認証部が前記顔認証処理を行い、且つ、該非顔認証部が所定回数連続して前記操作者を不正と判断した場合には、前記撮像部が前記操作者の顔データを取得すると共に、該顔データを前記管理装置に不正操作者の顔データとして送信する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の顔認証システム。
  4. 前記管理装置は、該通信端末から受信した前記不正操作者の顔データを、前記登録者データベースに保存された前記顔データと照合することによって、該不正操作者を特定する登録者照合部を更に備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の顔認証システム。
  5. 前記管理装置は、前記通信端末から受信した前記不正操作者の顔データを、ウェブページから取得した顔データと照合することによって、該不正操作者を特定するウェブ照合部を更に備えることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の顔認証システム。
  6. コンピュータを、請求項1乃至5の何れかに記載の顔認証システムの通信端末として機能させるための顔認証プログラム。
JP2015111197A 2015-06-01 2015-06-01 顔認証システム及び顔認証プログラム Active JP5901824B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015111197A JP5901824B1 (ja) 2015-06-01 2015-06-01 顔認証システム及び顔認証プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015111197A JP5901824B1 (ja) 2015-06-01 2015-06-01 顔認証システム及び顔認証プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5901824B1 JP5901824B1 (ja) 2016-04-13
JP2016224751A true JP2016224751A (ja) 2016-12-28

Family

ID=55747720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015111197A Active JP5901824B1 (ja) 2015-06-01 2015-06-01 顔認証システム及び顔認証プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5901824B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020095728A (ja) * 2019-12-16 2020-06-18 大日本印刷株式会社 携帯端末、本人確認システム及びプログラム
KR102240495B1 (ko) * 2020-06-11 2021-04-15 주식회사 카카오뱅크 신분 인증 부정 사용자 차등 관리 방법 및 서버

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MX2021014924A (es) * 2019-06-07 2022-01-24 Basf Coatings Gmbh Dispositivo y metodo para crear al menos una base de datos de verdad fundamental para un sistema de reconocimiento de objetos.

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003317100A (ja) * 2002-02-22 2003-11-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報端末装置、認証システム、及び登録・認証方法
JP4696608B2 (ja) * 2005-03-15 2011-06-08 オムロン株式会社 被写体認証装置、携帯電話、及び被写体認証プログラム
JP2008167075A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Nec Saitama Ltd 撮像機能付き無線携帯端末装置
JP2009098814A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Nippon Jimuki Co Ltd 入退場管理方法および顔画像認識セキュリティシステム
JP2008097647A (ja) * 2007-12-21 2008-04-24 Nec Corp 端末利用者監視システム
JP4973780B2 (ja) * 2008-03-31 2012-07-11 富士通株式会社 認証方法、認証装置、プログラム及び記録媒体
JP2011060058A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Hitachi Kokusai Electric Inc 撮影装置および監視システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020095728A (ja) * 2019-12-16 2020-06-18 大日本印刷株式会社 携帯端末、本人確認システム及びプログラム
KR102240495B1 (ko) * 2020-06-11 2021-04-15 주식회사 카카오뱅크 신분 인증 부정 사용자 차등 관리 방법 및 서버

Also Published As

Publication number Publication date
JP5901824B1 (ja) 2016-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI706368B (zh) 基於區塊鏈的服務租賃方法、裝置、系統及電子設備
US10887098B2 (en) System for digital identity authentication and methods of use
US20190068359A1 (en) System and method for detecting anomalies in examinations
US20160371438A1 (en) System and method for biometric-based authentication of a user for a secure event carried out via a portable electronic device
JP6467869B2 (ja) 情報処理システム及び情報処理方法
US20160239657A1 (en) Digital identity system
JP6273185B2 (ja) 監視情報共有システム、監視装置及びプログラム
US20220052998A1 (en) Proximity based data access restrictions
JP7151928B2 (ja) 認証サーバ、認証サーバの制御方法及びプログラム
WO2019048574A1 (en) DIGITAL IDENTITY SYSTEM
JP5901824B1 (ja) 顔認証システム及び顔認証プログラム
US9769171B2 (en) Management apparatus, membership managing method, service providing apparatus, and membership managing system
US20160028718A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer readable medium
CN111046361A (zh) 在线诊疗身份确认方法、终端及计算机可读存储介质
JP7364057B2 (ja) 情報処理装置、システム、顔画像の更新方法及びプログラム
US20200111188A1 (en) Digitized test management center
JP2011059880A (ja) パスワード照合装置および方法
JP6118128B2 (ja) 認証システム
US20230164142A1 (en) Authentication server, authentication system, control method of authentication server, and storage medium
JP2017102758A (ja) 認証装置、認証方法及びプログラム
US11640616B2 (en) System and method of counting votes in an electronic voting system
WO2021255821A1 (ja) 認証サーバ、顔画像更新勧告方法及び記憶媒体
JP2021119498A (ja) 認証装置、認証方法、及びプログラム
US10726365B2 (en) Secure facility resident grievance/request filing system
JP6616868B1 (ja) 情報処理システム及び情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5901824

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250