JP2016224540A - 移動体システム、制御装置及び移動体 - Google Patents

移動体システム、制御装置及び移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】一の移動体のカメラへ他の移動体のライトからの光が直接に入射することを効果的に防止することができる移動体システム、制御装置及び移動体を提供する。【解決手段】移動体1は、カメラ(撮影部)11及びライト(照明部)12を備える。制御装置2は、各移動体1の将来の経路を計算し、一の移動体1のカメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接に入射することがある場合に、光の入射を防止するように、移動体1の経路を修正する。移動体1は、修正された経路を移動する。各移動体1の経路を修正することによって、複数の移動体1全体で経路の最適化を図ることができ、移動体1のカメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接に入射することを効果的に防止することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の移動体の動作を制御する移動体システム、制御装置及び移動体に関する。
巡回警備を行う方法として、カメラを備え自律走行を行う移動体を用いることが提案されている。例えば、移動体は、巡回路を走行しながらカメラで外部を撮影し、警備室では、移動体が撮影した画像が表示される。移動体を制御するための移動体システムは、移動体と通信を行う制御装置を備えている。制御装置は、移動体が移動すべき経路を決定し、決定した経路を示す経路情報を移動体へ送信する。移動体は、受信した経路情報に従って移動する。通常、移動体システムは、複数の移動体を制御する。
また、移動体はライトを備えており、ライトを点灯させながらカメラで撮影を行う。複数の移動体が稼働している場合、二台の移動体が対向した際に、一方の移動体のライトからの光が他方の移動体のカメラへ直接に入射することがある。ライトからの光がカメラへ直接に入射した場合は、カメラで撮影した画像が白飛びし、適切な撮影ができない。そこで、ライトの光がカメラへ入射しないように移動体を制御することが望まれる。例えば、照度センサを利用して、移動体周囲の明るさに応じてライトの点灯及び消灯を自動的に行う方法が提案されている。また、カメラを利用して、対向する移動体の位置を認識し、認識した位置に応じてライトの向きを調整する方法が提案されている。特許文献1には、車両において、車間通信を利用して、対向車にヘッドライトの輝度を低下させる技術が開示されている。
特開2004−291816号公報
しかしながら、移動体が夜間に巡回警備を行う場合等、ライトの点灯が必須となる場合では、ライトの点灯及び消灯を自動的に行う方法では、一の移動体のライトからの光が他の移動体のカメラへ直接に入射することを防止することはできない。対向する移動体の位置を認識してライトの向きを調整する方法では、光の入射側の移動体では光の入射を避けるための動作ができず、光の入射を効果的に防止することは困難である。また、特許文献1に開示された技術を利用した場合では、カメラへ入射する光の輝度を低下させることは可能であるものの、一の移動体のライトからの光が他の移動体のカメラへ直接に入射することを防止することは困難である。また、これらの従来の方法では、各移動体が個別に調整を行うだけであり、複数の移動体全体で最適化を図るものではない。このため、複数の移動体が密集した場合等、一の移動体のライトからの光が他の移動体のカメラへ直接に入射することを防止することが困難になる場合がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、一の移動体のカメラへ他の移動体のライトからの光が直接に入射することを効果的に防止することができる移動体システム、制御装置及び移動体を提供することにある。
本発明に係る移動体システムは、照明部及び撮影部を有する複数の移動体と、該複数の移動体の動作を制御する制御装置とを含んだ移動体システムにおいて、前記制御装置は、前記移動体の位置に対する相対的な前記照明部の照明範囲及び前記撮影部の撮影範囲を示す範囲情報を記憶する記憶部と、各移動体の将来の経路を計算する経路計算部と、前記範囲情報及び前記経路計算部が計算した経路に基づいて、一の移動体の撮影部へ他の移動体の照明部からの光が直接に入射することを防止するように、前記複数の移動体の動作を制御する移動体制御部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る移動体システムは、前記移動体での前記照明範囲及び前記撮影範囲は前記移動体の進行方向に対して固定されており、前記移動体制御部は、前記経路計算部が計算した各移動体の経路を修正することによって、一の移動体の撮影部へ他の移動体の照明部からの光が直接に入射することを防止するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る移動体システムは、前記移動体制御部は、前記範囲情報及び前記経路計算部が計算した経路に基づいて、将来の時点t1から時点t2までの間に、一の移動体と他の移動体とを結んだ直線が前記一の移動体の撮影範囲及び前記他の移動体の照明範囲に含まれ、かつ前記一の移動体及び前記他の移動体の互いの距離が所定距離以下になる期間があるか否かを判定する判定部と、該判定部により前記期間があると判定された場合に、前記経路計算部が計算した経路上の前記時点t2における位置を目標位置とし前記他の移動体から離隔するように、ポテンシャル法により、前記時点t1から前記時点t2までの前記一の移動体の経路を計算する修正経路計算部とを有し、前記制御装置は、前記修正経路計算部が計算した経路を示す情報を前記一の移動体へ送信する送信部を更に備え、前記移動体は、受信した情報が示す経路を移動するように動作を制御する制御部を備えることを特徴とする。
本発明に係る移動体システムは、前記撮影部は、前記移動体の進行方向に対して撮影範囲がなす角度を変更するように、前記撮影範囲を移動させることが可能になっており、前記移動体制御部は、前記移動体の撮影範囲を進行方向に対して移動させることによって、一の移動体の撮影部へ他の移動体の照明部からの光が直接に入射することを防止するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る移動体システムは、前記移動体制御部は、前記範囲情報及び前記経路計算部が計算した経路に基づいて、将来に、前記一の移動体と前記他の移動体とを結んだ直線が前記一の移動体の撮影範囲及び前記他の移動体の照明範囲に含まれ、かつ前記一の移動体及び前記他の移動体の互いの距離が所定距離以下になる期間があるか否かを判定する判定部と、該判定部により前記期間があると判定された場合に、前記期間が開始する時点t3から前記期間が終了する時点t4までの各時点における前記一の移動体の撮影範囲の進行方向に対する角度を、各時点について予め定められた角度を目標角度とし、前記直線が前記撮影範囲外になる角度になるように、ポテンシャル法により計算する角度計算部とを有し、前記制御装置は、前記角度計算部が計算した前記時点t3から前記時点t4までの各時点における前記角度を示す情報を前記一の移動体へ送信する送信部を更に備え、前記移動体は、進行方向に対する撮影範囲の角度を、受信した情報が示す角度にするように、前記撮影部に前記撮影範囲を進行方向に対して移動させる制御部を備えることを特徴とする。
本発明に係る移動体システムは、照明部及び撮影部を有する複数の移動体を含んだ移動体システムにおいて、前記移動体は、自己の位置に対する相対的な前記照明部の照明範囲及び前記撮影部の撮影範囲を示す範囲情報を記憶する記憶部と、他の移動体の将来の経路を示す情報を受信する受信部と、前記範囲情報、及び前記受信部が受信した情報が示す他の移動体の経路に基づいて、前記撮影部へ他の移動体の照明部からの光が直接に入射することを防止するように、動作を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る制御装置は、照明部及び撮影部を有する外部の複数の移動体の動作を制御する制御装置において、前記移動体の位置に対する相対的な前記照明部の照明範囲及び前記撮影部の撮影範囲を示す範囲情報を記憶する記憶部と、各移動体の将来の経路を計算する経路計算部と、前記範囲情報及び前記経路計算部が計算した経路に基づいて、一の移動体の撮影部へ他の移動体の照明部からの光が直接に入射することを防止するように、前記複数の移動体の動作を制御する移動体制御部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る移動体は、照明部及び撮影部を備える移動体において、自己の位置に対する相対的な前記照明部の照明範囲及び前記撮影部の撮影範囲を示す範囲情報を記憶する記憶部と、他の移動体の将来の経路を示す情報を受信する受信部と、前記範囲情報、及び前記受信部が受信した情報が示す他の移動体の経路に基づいて、前記撮影部へ他の移動体の照明部からの光が直接に入射することを防止するように、動作を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、一の移動体の撮影部へ他の移動体の照明部からの光が直接に入射することを防止するように、複数の移動体が適切に動作する。従って、移動体で撮影した画像が白飛びすることを抑制し、白飛びで中断されることなく監視を行うことが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
移動体システムを示す模式図である。 実施形態1に係る移動体の内部の機能構成を示すブロック図である。 実施形態1に係る移動体の模式的平面図である。 移動体の位置及び姿勢を示す説明図である。 実施形態1に係る制御装置の内部の機能構成を示すブロック図である。 実施形態1に係る制御装置が実行する経路修正の処理の手順を示すフローチャートである。 対向する二つの移動体の位置関係の例を示す模式的平面図である。 修正前後の経路を示す模式図である。 実施形態2に係る移動体の内部の機能構成を示すブロック図である。 実施形態2に係る制御装置の内部の機能構成を示すブロック図である。 実施形態2に係る制御装置が実行する角度修正の処理の手順を示すフローチャートである。 修正前後の撮影範囲の角度を示す模式的平面図である。 実施形態3に係る制御装置の内部の機能構成を示すブロック図である。 実施形態3に係る移動体の内部の機能構成を示すブロック図である。 実施形態3に係る移動体が実行する経路修正の処理の手順を示すフローチャートである。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
(実施形態1)
図1は、移動体システムを示す模式図である。移動体システムは、複数の移動体1と、移動体1の動作を制御する制御装置2とを含んで構成されている。移動体システムは、所定の施設又は敷地等の予め定められた区域内を複数の移動体1を用いて監視するためのシステムである。移動体1は、車輪及びモータ等の移動機構を備え、地上を自律走行する車両である。移動体1は、カメラ11及びライト12を備えている。カメラ11は本発明における撮影部に相当し、ライト12は本発明における照明部に相当する。例えば、移動体1は、夜間において、ライト12で外部を照明し、カメラ11で外部を撮影する。制御装置2は、コンピュータで構成されており、複数の移動体1の動作を制御する。夫々の移動体1は、制御装置2との間で通信を行うことができるようになっている。通信は無線及び/又は有線の図示しない通信ネットワークを介して行われる。移動体1は、カメラ11で撮影した画像を表す画像データを制御装置2へ送信する。制御装置2は、受信した画像データに基づいて、カメラ11が撮影した画像を表示する。例えば、表示された画像を警備員が視認することで、監視が行われる。
図2は、実施形態1に係る移動体1の内部の機能構成を示すブロック図である。移動体1は、カメラ11、ライト12、及び制御装置2との間で通信を行う通信部13を備えている。カメラ11は、例えば、撮像素子を含んで構成されている。また、移動体1は、移動体1を移動させるための移動機構17、移動機構17を駆動させる駆動制御部16、自律走行のための制御を行う自律走行制御部14、及び自律走行用センサ15を備えている。移動機構17は、車輪及びモータ等を含む。自律走行用センサ15は、GPS(Global Positioning System )衛星からの信号を受信して移動体1の位置を計測するGPS処理部、移動体1の加速度及び角速度を計測するIMU(Inertial Measurement Unit )、走行距離を計測するエンコーダ、並びに時間を計測する時計部等を含んで構成されている。自律走行制御部14は、演算を行う演算部及びメモリを含んで構成されており、通信部13、自律走行用センサ15及び駆動制御部16が接続されている。自律走行制御部14は、自律走行用センサ15で計測したデータに基づいて、移動体1の位置及び姿勢を特定し、通信部13で受信した情報に応じた経路で移動体1を移動させるべく移動機構17を駆動させるように、駆動制御部16を制御する。移動体1の姿勢は、地上に対する移動体1の移動方向を示す。なお、移動体1は、更に、カメラ11で撮影した画像を表す画像データを記憶する記憶部を備えていてもよい。
図3は、実施形態1に係る移動体1の模式的平面図である。図中には、移動体1が前方へ直進する際の進行方向を矢印で示している。カメラ11及びライト12は、移動体1の車体に固定されている。ライト12は、光の照射面を移動体1の前方へ向けており、移動体1の前方へ円錐状に光を照射する。平面視では、ライト12は、移動体1の進行方向を中心にして対称に光を照射する。ライト12の照射面付近に頂点が位置する円錐状の空間の内側がライト12による照明範囲である。照明範囲はライト12による光の照射角によって定められ、照射角は一定である。図中には、平面視での照明範囲の境界を破線で示している。平面視での照明範囲の境界は二本の直線になっており、この二本の直線はライト12の照射面付近で交わっている。移動体1の進行方向を示す矢印は、照明範囲の境界を示す二本の直線の間の角度をほぼ二等分している。照明範囲外には、ライト12から光は照射されない。
カメラ11は、光の入射面を前方へ向けている。カメラ11の光の入射面付近に頂点が位置する円錐状の空間の内側がカメラ11による撮影範囲である。撮影範囲内からの光がカメラ11へ入射し、カメラ11は撮影を行う。撮影範囲外からの光はカメラ11には入射しない。平面視では、撮影範囲は移動体1の進行方向を中心にして対称になっている。撮影範囲は、カメラ11の画角によって定められ、画角は一定である。図中には、平面視での撮影範囲の境界を二点鎖線で示している。平面視での撮影範囲の境界は二本の直線になっており、この二本の直線はカメラ11の光の入射面付近で交わっている。移動体1の進行方向を示す矢印は、撮影範囲の境界を示す二本の直線の間の角度をほぼ二等分している。
ライト12の照射角は、カメラ11の画角よりも大きくなっている。即ち、照明範囲は撮影範囲よりも広く、撮影範囲は照明範囲の中に含まれている。このため、移動体1は、ライト12で照明された外部をカメラ11で撮影することができる。カメラ11及びライト12が固定され、照射角及び画角が一定であるので、移動体1の位置に対する相対的な照明範囲及び撮影範囲は一定になっている。
図4は、移動体1の位置及び姿勢を示す説明図である。水平面内での移動体1の位置は、xy座標系上の点(x、y)で表される。また、移動体1の姿勢は、進行方向のx軸に対する角度rで表される。
図5は、実施形態1に係る制御装置2の内部の機能構成を示すブロック図である。制御装置2は、制御部20、RAM(Random Access Memory)23、不揮発性の記憶部24、時間を計測する時計部25、画像を表示するための表示部26、及び移動体1と通信を行う通信部27を備えている。制御部20は、各移動体1の経路を計算する経路計算部21と、一の移動体1のカメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接に入射しないように経路を修正する経路修正部22とを含んでいる。経路修正部22は、本発明における移動体制御部に相当する。制御部20は、CPU(Central Processing Unit )で構成されており、記憶部24は、コンピュータプログラム241を記憶している。制御部20は、必要に応じてコンピュータプログラム241をRAM23に展開し、コンピュータプログラム241に従って演算を行うことにより、経路計算部21及び経路修正部22としての処理を実行する。即ち、経路計算部21及び経路修正部22はソフトウェアによって構成されている。なお、制御装置2は、経路計算部21及び経路修正部22の夫々をハードウェアで構成していてもよい。
また、記憶部24は、各移動体1の位置に対する相対的な照明範囲及び撮影範囲を示す範囲情報242を含んでいる。例えば、範囲情報242は、夫々の移動体1について、カメラ11の画角及びライト12の照射角を示す情報を含んでいる。
各移動体1では、自律走行制御部14は、自律走行用センサ15の計測結果に基づいて、移動体1の位置及び姿勢を随時特定し、通信部13は、特定された移動体1の位置及び姿勢を示す情報を制御装置2へ随時送信する。制御装置2は、各移動体1の位置及び姿勢を示す情報を通信部27で受信する。経路計算部21は、受信した情報が示す各移動体1の位置及び姿勢を参照して、各移動体1が移動すべき将来の経路を随時計算する。例えば、記憶部24は、所定の経路を示す情報を記憶しており、経路計算部21は、記憶された情報に基づいて、各移動体1が所定の経路を移動するように、各移動体1の位置及び姿勢に応じた将来の経路を計算する。通信部27は、経路計算部21が計算した経路を示す情報を移動体1へ随時送信する。移動体1は、通信部13で経路を示す情報を受信する。自律走行制御部14は、受信した情報が示す経路を移動体1が移動するように、駆動制御部16を随時制御する。移動体1は、移動を続けながら、カメラ11で外部を撮影する。撮影の際、移動体1は、外部をライト12で照明する。特に、夜間又は建物内では、移動体1は、外部を照明しながら撮影を行う。通信部13は、カメラ11で撮影した画像を表す画像データを制御装置2へ送信する。制御装置2は、通信部27で画像データを受信し、受信した画像データが表す画像を表示部26に表示する。
複数の移動体1が所定の区域内を移動していることにより、移動体1同士が対向し、一方の移動体1のライト12からの光が他方の移動体1のカメラ11へ直接に入射することが発生し得る。本実施形態では、一方の移動体1のライト12からの光が他方の移動体1のカメラ11へ直接に入射することを防止するように、各移動体1の経路を修正する処理を行う。
図6は、実施形態1に係る制御装置2が実行する経路修正の処理の手順を示すフローチャートである。経路修正部22は、経路計算部21が計算した各移動体1の時点t1から時点t2までの経路を取得する(S11)。時点t1は、現時点であってもよく、将来の特定の時点であってもよく、現時点から所定時間経過した将来の時点であってもよい。時点t1が現時点である場合は、S11で、経路修正部22は、通信部27が受信した各移動体1の現時点での位置を示す情報を取得してもよい。時点t2は、時点t1よりも後の時点であり、将来の特定の時点であってもよく、時点t1から所定時間経過した時点であってもよい。経路修正部22は、次に、各移動体1の経路に基づき、時点t1から時点t2までの期間中に互いの距離が一定距離D以下になる複数の移動体1の組み合わせがあるか否かを判定する(S12)。このような移動体1の組み合わせが無い場合は(S12:NO)、経路修正部22は処理を終了する。
移動体1の組み合わせがある場合は(S12:YES)、経路修正部22は、組み合わせに含まれる移動体1を特定し、組み合わせに含まれる各移動体1の時点t1から時点t2までの経路を時間Δt刻みで計算する(S13)。S13で経路修正部22が計算する経路は、経路計算部21が計算した経路よりも詳細な経路である。経路修正部22は、次に、時点t1から時点t2までの間に、組み合わせに含まれる一の移動体1と他の移動体1とを結ぶ直線が一の移動体1の撮影範囲及び他の移動体1の照明範囲に含まれ、かつ一の移動体1と他の移動体1との間の距離が所定距離d以下になる期間があるか否かを判定する(S14)。S14では、経路修正部22は、二つの移動体1を結んだ直線及び互いの間の距離を、S13で計算した経路に基づいて計算する。また、経路修正部22は、記憶部24に記憶された範囲情報242が示した、各移動体1の位置に対する相対的な照明範囲及び撮影範囲に基づいて、各移動体1の各時点での照明範囲及び撮影範囲を計算し、二つの移動体1を結んだ直線が一の移動体1の撮影範囲及び他の移動体1の照明範囲に含まれるか否かを判定する。また、所定距離dは一定距離D以下である。
図7は、対向する二つの移動体1の位置関係の例を示す模式的平面図である。図中には、夫々の移動体1の進行方向を矢印で示している。平面視での一方の移動体1の撮影範囲の境界を二点鎖線で示しており、平面視で他方の移動体1の照明範囲の境界を破線で示している。また、二つの移動体1を結んだ直線を実線で示している。移動体1は、照明範囲内へ光を照射し、撮影範囲内からの光をカメラ11で受光する。このため、二つの移動体1を結んだ直線が一の移動体1の撮影範囲及び他の移動体1の照明範囲に含まれている場合に、一の移動体1のカメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接に入射する。より詳しくは、この直線は、一の移動体1のカメラ11の入射面と他の移動体1のライト12の照射面とを結んだ直線である。経路修正部22は、S14で、より詳しく直線を計算してもよい。また、二つの移動体1の間が遠い場合は、ライト12からの光量が減少するので、一の移動体1のカメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が入射していないとみなしてよい。従って、S14の判定により、一の移動体1のカメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接に入射するか否かを判定することができる。
S14で前記期間があると判定された場合は、一の移動体1のカメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接に入射することが時点t1から時点t2の間に発生し得る。所定距離dは、カメラ11の感度、及び照明部12の輝度に応じて予め適切な値に定められている。なお、二つの移動体1の組み合わせにおいて、一方のカメラ11へ他方のライト12からの光が入射する場合は、一方のライト12からの光が他方のカメラ11へ入射しやすい。経路修正部22は、組み合わせに含まれる夫々の移動体1について、S14の判定を行う。
S14で前記期間が無いと判定された場合は(S14:NO)、経路修正部22は、処理を終了する。S14で前記期間があると判定された場合は(S14:YES)、経路修正部22は、ポテンシャル法により、一の移動体1のカメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接に入射することを防止するように、一の移動体1の修正された経路を計算する(S15)。S15では、経路修正部22は、経路計算部21が計算した経路上の時点t2における位置を目標位置とし、他の移動体1から離隔するように、ポテンシャル法により、時点t1から時点t2までの一の移動体1の経路を計算する。
一の移動体1の位置を(x,y)とし、一の移動体1のカメラ11へライト12からの光を直接に入射させ得る他の移動体1の位置を(xj ,yj )とする。jは自然数である。一の移動体1のカメラ11へライト12からの光を直接に入射させ得る他の移動体1の数をNとする。経路計算部21が計算した経路上の時点t2における一の移動体1の位置を(xg ,yg )とする。引力ポテンシャルをUg 、斥力ポテンシャルをUr 、ポテンシャルの合計をUとする。U、Ug 、Ur は、夫々以下の(1)式、(2)式及び(3)式で表される。
U=Ug +Ur …(1)
Figure 2016224540
ここで、cg 、cd 及びcθは、予め定められた係数である。θi は、二つの移動体1を結んだ直線と平面視での一方の移動体1の撮影範囲の境界とのなす角である。より詳しくは、θi は、図7に示すθ1 及びθ2 の内、θ1 +φ1 とθ2 +φ2 とで値が小さい方に含まれる角度とすることが望ましい。図7に示す例では、θi =θ1 である。これは、経路の修正量を小さくするためである。時点t1から時点t2までに含まれる一の時点での移動体1の位置を(xt ,yt )とし、時間Δt後の移動体1の位置を(xt+1 ,yt+1 )とする。移動体1の位置(xt+1 ,yt+1 )は、(xt ,yt )を用いて、以下の(4)式、(5)式及び(6)式で表される。
d=−∇U …(4)
t+1 =xt +Δt・d(xt ) …(5)
t+1 =yt +Δt・d(yt ) …(6)
S15で、経路修正部22は、時点t1から時点t2までの移動体1の位置を(1)〜(6)式に従って順次計算することによって、修正された経路を計算する。以上のポテンシャル法の計算により、時点t2において(xg ,yg )に到達することを目標とし、かつ一又は複数の他の移動体1から離隔するように移動体1が移動する経路が計算される。経路修正部22は、各移動体1について、修正された経路を計算する。
図8は、修正前後の経路を示す模式図である。一の移動体1の時点t1における位置をP(a,t1)とし、時点t2における位置をP(a,t2)とする。他の移動体1の時点t1における位置をP(b,t1)とし、時点t2における位置をP(b,t2)とする。経路計算部21が計算した経路を破線矢印で示す。経路計算部21が計算した経路上では、時点t1から時点t2までの間の時点tcには、一の移動体1はP(a,tc)の位置にあり、他の移動体2はP(b,tc)の位置にあり、ライト12からの光が互いのカメラ11へ直接に入射する。修正された経路を実線矢印で示す。両方の移動体1の経路が修正されたとする。修正された経路上では、時点tcには一の移動体1はP´(a,tc)の位置にあり、他の移動体2はP´(b,tc)の位置にあり、ライト12からの光が互いのカメラ11へ直接に入射することは無い。なお、修正された経路上での時点t2における移動体1の位置は、経路計算部21が計算した経路上での位置と異なることがある。
S15が終了した後、経路修正部22は、修正された経路を示す情報を通信部27へ送り、通信部27は、修正された経路を示す情報を各移動体1へ送信する(S16)。移動体1は、通信部13で経路を示す情報を受信し、自律走行制御部14は、受信した情報が示す経路を移動体1が移動するように制御を行う。なお、S16では、経路修正部22は、修正された経路を示す情報を経路計算部21へ送り、経路計算部21が修正された経路を示す情報を通信部27へ送ってもよい。S16が終了した後、制御装置2は、経路修正の処理を終了する。制御装置2は、経路計算部21で各移動体1の経路を計算して各移動体1の動作を制御し、更に、S11〜S16の処理を随時繰り返す。
以上詳述した如く、本実施形態においては、制御装置2は、各移動体1の将来の経路を計算し、一の移動体1のカメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接入るような経路の場合は、一の移動体1のカメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接入ることを防止するように、経路を修正する。移動体システムは、他の移動体1を避けるように移動体1の経路を修正することによって、他の移動体1のライト12からの光が移動体1のカメラ11へ直接に入射することを効果的に防止することができる。また、移動体システムは、各移動体1の経路を修正することによって、複数の移動体1全体で経路の最適化を図ることができる。例えば、複数の移動体1が密集した場合でも、一の移動体1のカメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接入ることを抑制することが可能である。従って、本実施形態においては、移動体1のカメラ11で撮影した画像が白飛びすることを防止し、白飛びで中断されることなく監視を行うことが可能となる。
(実施形態2)
実施形態2においては、移動体1は、撮影範囲を移動させることによって、カメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接に入射することを防止する。図9は、実施形態2に係る移動体1の内部の機能構成を示すブロック図である。移動体1は、カメラ11を駆動させるカメラ駆動部18を備えている。カメラ駆動部18は、モータ等を含んでおり、移動体1に対してカメラ11の向く方向を変更することができる。即ち、カメラ駆動部18は、移動体1の進行方向に対してカメラ11による撮影範囲を移動させる。例えば、カメラ11は、水平面に交差する軸の周りに回動することが可能になっており、カメラ駆動部18は、カメラ11を回動させることによって、カメラ11の向く方向を変更し、水平面内で撮影範囲を移動させる。自律走行制御部14は、カメラ駆動部18を制御する。移動体1のその他の構成は実施形態1と同様である。
図10は、実施形態2に係る制御装置2の内部の機能構成を示すブロック図である。本実施形態では、制御装置2は、経路修正部を備えておらず、一の移動体1のカメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接に入射しないように、移動体1の撮影範囲の進行方向に対する角度を修正させる角度修正部28を備えている。角度修正部28は、本発明における移動体制御部に相当する。角度修正部28は、ソフトウェアによって構成されている。なお、制御装置2は、角度修正部28をハードウェアで構成していてもよい。制御装置2のその他の構成は実施形態1と同様である。
本実施形態においても、実施形態1と同様に、制御装置2は、各移動体1が移動すべき将来の経路を経路計算部21で計算し、移動体1は、計算された経路を移動しながら、カメラ11で外部を撮影し、制御装置2は、撮影された画像を表示部26に表示する。また、本実施形態では、一の移動体1のライト12からの光が他の移動体1のカメラ11へ直接に入射することを防止するように、各移動体1の撮影範囲の進行方向に対する角度を修正する処理を行う。
図11は、実施形態2に係る制御装置2が実行する角度修正の処理の手順を示すフローチャートである。角度修正部28は、経路計算部21が計算した各移動体1の時点t1から時点t2までの経路を取得する(S21)。角度修正部28は、次に、時点t1から時点t2までの期間中に互いの距離が一定距離D以下になる複数の移動体1の組み合わせがあるか否かを判定する(S22)。移動体1の組み合わせが無い場合は(S22:NO)、角度修正部28は処理を終了する。移動体1の組み合わせがある場合は(S22:YES)、角度修正部28は、組み合わせに含まれる各移動体1の時点t1から時点t2までの経路を時間Δt刻みで計算する(S23)。角度修正部28は、次に、時点t1から時点t2までの間に、組み合わせに含まれる一の移動体1と他の移動体1とを結ぶ直線が一の移動体1の撮影範囲及び他の移動体1の照明範囲に含まれ、かつ一の移動体1と他の移動体1との間の距離が所定距離d以下になる期間があるか否かを判定する(S24)。
S24で前記期間が無いと判定された場合は(S24:NO)、角度修正部28は、処理を終了する。S24で前記期間があると判定された場合は(S24:YES)、角度修正部28は、ポテンシャル法により、一の移動体1のカメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接に入射することを防止するように、一の移動体1の撮影範囲の進行方向に対する修正された角度を計算する(S25)。S25では、角度修正部28は、前記期間が開始する時点t3から前記期間が終了する時点t4までの各時点における一の移動体1の撮影範囲の進行方向に対する角度を、各時点において予め定められた角度を目標角度とし、一の移動体1と他の移動体1とを結ぶ直線が一の移動体1の撮影範囲外になるように、ポテンシャル法により計算する。例えば、撮影範囲の進行方向に対する角度の目標角度は、ゼロである。なお、経路計算部21が移動体1の経路を計算する際、又はS23の際に、各時点における目標角度が決定されてもよい。
一の移動体1の撮影範囲の進行方向に対する角度をθとする。目標角度をθg とし、二つの移動体1を結んだ直線と平面視での一方の移動体1の撮影範囲の境界とのなす角をθi とする。より詳しくは、θi は、図7に示すθ1 及びθ2 の内、θ1 +φ1 とθ2 +φ2 とで値が小さい方に含まれる角度とすることが望ましい。図7に示す例では、θi =θ1 である。引力ポテンシャルUg 、斥力ポテンシャルUr 及びポテンシャルの合計Uは、以下の(7)式、(8)式及び(9)式で表される。
U=Ug +Ur …(7)
g =cg (θg −θ) …(8)
r =−cr (θj −θ) …(9)
ここで、cg 及びcr は、予め定められた係数である。時点tでの撮影範囲の進行方向に対する角度をθt とし、時間Δt後の角度をθt+1 とする。角度θt+1 は、角度θt を用いて、以下の(10)式及び(11)式で表される。
d=−∇U …(10)
θt+1 =θt +Δt・d(θt ) …(11)
S25で、角度修正部28は、時点t3から時点t4までの移動体1の撮影範囲の進行方向に対する角度を(7)〜(11)式に従って順次計算することによって、修正された角度を計算する。以上のポテンシャル法の計算により、一の移動体1と他の移動体1とを結ぶ直線が一の移動体1の撮影範囲外になるように、一の移動体1の撮影範囲の進行方向に対する角度が計算される。角度修正部28は、各移動体1について、修正された角度を計算する。なお、角度修正部28は、時点t3から時点t4までの期間を含んだより長い期間について、修正された角度を計算してもよい。
図12は、修正前後の撮影範囲の角度を示す模式的平面図である。図中には、移動体1の進行方向を実線矢印で示し、移動体1の修正前の撮影範囲の境界を二点鎖線で示し、対向する移動体の照明範囲の境界を破線で示している。修正前の状態では、一方の移動体1のカメラ11へ他方の移動体のライト12からの光が直接に入射する。修正後の撮影範囲の境界を実線で示す。撮影範囲の進行方向に対する角度が修正されることにより、移動体1同士を結ぶ直線が撮影範囲外となり、一方の移動体1のカメラ11へ他方の移動体のライト12からの光が直接に入射することは無い。
S25が終了した後、角度修正部28は、修正された角度を示す情報を通信部27へ送り、通信部27は、修正された角度を示す情報を各移動体1へ送信する(S26)。移動体1は、通信部13で角度を示す情報を受信し、自律走行制御部14は、撮影範囲の進行方向に対する角度を受信した情報が示す角度に調整するように、カメラ駆動部18にカメラ11を駆動させる。カメラ駆動部18は、移動体1に対してカメラ11の向く方向を変更する。これによって、カメラ11による撮影範囲が進行方向に対して移動し、撮影範囲の進行方向に対する角度が変更される。S26が終了した後、制御装置2は、角度修正の処理を終了する。制御装置2は、経路計算部21で各移動体1の経路を計算して各移動体1の動作を制御し、更に、S21〜S26の処理を随時繰り返す。
以上詳述した如く、本実施形態においては、移動体システムは、一の移動体1のカメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接入ることを防止するように、カメラ11による撮影範囲を移動体1の進行方向に対して移動させる。移動体システムは、他の移動体1からの光を避けるように移動体1の撮影範囲を移動させることによって、他の移動体1のライト12からの光が移動体1のカメラ11へ直接に入射することを効果的に防止することができる。また、移動体システムは、各移動体1の撮影範囲を移動させることによって、複数の移動体1全体で撮影範囲の最適化を図ることができる。複数の移動体1が密集した場合でも、一の移動体1のカメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接入ることを抑制することが可能である。従って、本実施形態においても、移動体1のカメラ11で撮影した画像が白飛びすることを防止し、白飛びで中断されることなく監視を行うことが可能となる。
なお、移動体1は、移動体1に対してライト12の向く方向を変更することができる形態であってもよい。即ち、この形態では、移動体1は、照明範囲を進行方向に対して移動させることができる。この形態では、移動体システムは、移動体1の撮影範囲及び照明範囲を進行方向に対して移動させることによって、一の移動体1のカメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接入ることを防止する処理を行ってもよい。
(実施形態3)
実施形態3においては、移動体1は、自己で経路を修正する。図13は、実施形態3に係る制御装置2の内部の機能構成を示すブロック図である。本実施形態では、制御装置2は、実施形態1に比べて、経路修正部を備えていない。また、記憶部24は、範囲情報を記憶していなくてもよい。制御装置2のその他の構成は実施形態1と同様である。図14は、実施形態3に係る移動体1の内部の機能構成を示すブロック図である。移動体1は、経路修正部31及び記憶部32を備えている。記憶部32は、各移動体1の位置に対する相対的な照明範囲及び撮影範囲を示す範囲情報321を記憶している。経路修正部31は、通信部13及び自律走行制御部14に接続されている。記憶部32は、経路修正部31に接続されている。通信部13は、他の移動体1との間で通信を行うことができる。移動体1は、他の移動体1と直接に通信を行ってもよく、制御装置2が複数の移動体1の間の通信を中継してもよい。移動体1のその他の構成は実施形態1と同様である。
本実施形態においても、実施形態1と同様に、制御装置2は、各移動体1が移動すべき将来の経路を経路計算部21で計算し、移動体1は、計算された経路を移動しながら、カメラ11で外部を撮影し、制御装置2は、撮影された画像を表示部26に表示する。また、本実施形態では、一の移動体1のライト12からの光が他の移動体1のカメラ11へ直接に入射することを防止するように、各移動体1において経路を修正する処理を行う。
図15は、実施形態3に係る移動体1が実行する経路修正の処理の手順を示すフローチャートである。通信部13は、他の移動体1と位置に関する情報を送受信し、経路修正部31は、通信部13が受信した情報に基づいて、時点t1から時点t2までの間に自己との間の距離が一定距離D以下になる他の移動体1があるか否かを判定する(S31)。このような他の移動体1が無い場合は(S31:NO)、経路修正部31は処理を終了する。他の移動体1がある場合は(S31:YES)、経路修正部31は、この他の移動体1の時点t1から時点t2までの経路を取得する(S32)。S32では、通信部13が他の移動体1の経路を示す情報を受信し、経路修正部31は通信部13から経路を示す情報を取得する。このとき、通信部1は、他の移動体1の経路を示す情報を他の移動体1から受信してもよく、制御装置2から受信してもよい。
経路修正部31は、次に、自己の移動体1及び他の移動体1の時点t1から時点t2までの経路を時間Δt刻みで計算する(S33)。経路修正部31は、次に、時点t1から時点t2までの間に、自己と他の移動体1とを結ぶ直線が撮影範囲及び他の移動体1の照明範囲に含まれ、かつ他の移動体1との間の距離が所定距離d以下になる期間があるか否かを判定する(S34)。S34では、経路修正部31は、記憶部32に記憶された範囲情報321に含まれた、移動体1の位置に対する相対的な照明範囲及び撮影範囲を示す情報に基づいて、移動体1の各時点での照明範囲及び撮影範囲を計算し、自己と他の移動体1とを結ぶ直線が撮影範囲及び他の移動体1の照明範囲に含まれるか否かを判定する。
前記期間が無いと判定された場合は(S34:NO)、経路修正部31は、処理を終了する。前記期間があると判定された場合は(S34:YES)、経路修正部31は、ポテンシャル法により、カメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接に入射することを防止するように、自己の移動体1の修正された経路を計算する(S35)。S35では、経路修正部31は、経路計算部21が計算した経路上の時点t2における位置を目標位置とし、他の移動体1から離隔するように、自己の移動体1の修正された経路を計算する。ポテンシャル法による計算内容は、実施形態1と同様である。
経路修正部31は、次に、修正された経路を示す情報を自律走行制御部14へ送り、自律走行制御部14は、修正された経路を移動体1が移動するように、駆動制御部16を制御する(S36)。駆動制御部16は、修正された経路を移動体1が移動するように、移動機構17を駆動させる。S36が終了した後、移動体1は、経路修正の処理を終了する。移動体1は、S31〜S36の処理を随時繰り返す。同様の処理は夫々の移動体1において並行に行われる。
以上詳述した如く、本実施形態においては、移動体1は、カメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接入ることを防止するように、経路を修正する。移動体1は、他の移動体1を避けるように経路を修正することによって、他の移動体1のライト12からの光がカメラ11へ直接に入射することを効果的に防止することができる。また、各移動体1が夫々に経路を修正することによって、移動体システムは、複数の移動体1全体で経路の最適化を図ることができる。従って、本実施形態においても、移動体1のカメラ11で撮影した画像が白飛びすることを防止し、白飛びで中断されることなく監視を行うことが可能となる。
なお、本実施形態においては、実施形態1と同様に移動体1の経路を修正する形態を示したが、移動体1は、実施形態2と同様に撮影範囲の進行方向に対する角度を修正する形態であってもよい。この形態では、移動体1は、経路修正部31の代わりに角度修正部を備え、更にカメラ駆動部を備え、カメラ11へ他の移動体1のライト12からの光が直接入ることを防止するように、撮影範囲の進行方向に対する角度を修正する処理を行う。また、本実施形態においては、各移動体1の将来の経路を制御装置2で計算する形態を示したが、移動体システムは、各移動体1が将来の経路を計算する形態であってもよい。即ち、移動体1は、将来の経路を計算する経路計算部を備えた形態であってもよい。
また、以上の実施形態1〜3においては、移動体1が撮影した画像を制御装置2で表示する形態を示したが、移動体システムは、移動体1の動作を制御する制御装置2と画像を表示する装置とを別々に備えた形態であってもよい。また、実施形態1〜3においては、カメラ11が移動体1の前方を撮影する形態を示したが、移動体1は、カメラ11がその他の方向を撮影する形態であってもよい。また、実施形態1〜3においては、移動体1が一つのカメラ11を備えた形態を示したが、移動体1は複数のカメラ11を備えた形態であってもよい。同様に、移動体1は複数のライト12を備えた形態であってもよい。
以上のように、本発明に係る移動体システムは、照明部(12)及び撮影部(11)を有する複数の移動体(1)と、該複数の移動体(1)の動作を制御する制御装置(2)とを含んだ移動体システムにおいて、前記制御装置(2)は、前記移動体(1)の位置に対する相対的な前記照明部(12)の照明範囲及び前記撮影部(11)の撮影範囲を示す範囲情報を記憶する記憶部(24)と、各移動体(1)の将来の経路を計算する経路計算部(21)と、前記範囲情報及び前記経路計算部(21)が計算した経路に基づいて、一の移動体(1)の撮影部(11)へ他の移動体(1)の照明部(12)からの光が直接に入射することを防止するように、前記複数の移動体(1)の動作を制御する移動体制御部(22、28)とを備えることを特徴とする。
本発明に係る移動体システムは、前記移動体(1)での前記照明範囲及び前記撮影範囲は前記移動体(1)の進行方向に対して固定されており、前記移動体制御部(22)は、前記経路計算部(21)が計算した各移動体(1)の経路を修正することによって、一の移動体(1)の撮影部(11)へ他の移動体(1)の照明部(12)からの光が直接に入射することを防止するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る移動体システムは、前記移動体制御部(22)は、前記範囲情報及び前記経路計算部(21)が計算した経路に基づいて、将来の時点t1から時点t2までの間に、一の移動体(1)と他の移動体(1)とを結んだ直線が前記一の移動体(1)の撮影範囲及び前記他の移動体(1)の照明範囲に含まれ、かつ前記一の移動体(1)及び前記他の移動体(1)の互いの距離が所定距離以下になる期間があるか否かを判定する判定部(S14)と、該判定部(S14)により前記期間があると判定された場合に、前記経路計算部(21)が計算した経路上の前記時点t2における位置を目標位置とし前記他の移動体(1)から離隔するように、ポテンシャル法により、前記時点t1から前記時点t2までの前記一の移動体(1)の経路を計算する修正経路計算部(S15)とを有し、前記制御装置(2)は、前記修正経路計算部(S15)が計算した経路を示す情報を前記一の移動体(1)へ送信する送信部(27)を更に備え、前記移動体(1)は、受信した情報が示す経路を移動するように動作を制御する制御部(14)を備えることを特徴とする。
本発明に係る移動体システムは、前記撮影部(11)は、前記移動体(1)の進行方向に対して撮影範囲がなす角度を変更するように、前記撮影範囲を移動させることが可能になっており、前記移動体制御部(28)は、前記移動体(1)の撮影範囲を進行方向に対して移動させることによって、一の移動体(1)の撮影部(11)へ他の移動体(1)の照明部(12)からの光が直接に入射することを防止するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る移動体システムは、前記移動体制御部(28)は、前記範囲情報及び前記経路計算部(21)が計算した経路に基づいて、将来に、前記一の移動体(1)と前記他の移動体(1)とを結んだ直線が前記一の移動体(1)の撮影範囲及び前記他の移動体(1)の照明範囲に含まれ、かつ前記一の移動体(1)及び前記他の移動体(1)の互いの距離が所定距離以下になる期間があるか否かを判定する判定部(S24)と、該判定部(S24)により前記期間があると判定された場合に、前記期間が開始する時点t3から前記期間が終了する時点t4までの各時点における前記一の移動体(1)の撮影範囲の進行方向に対する角度を、各時点について予め定められた角度を目標角度とし、前記直線が前記撮影範囲外になる角度になるように、ポテンシャル法により計算する角度計算部(S25)とを有し、前記制御装置(2)は、前記角度計算部(S25)が計算した前記時点t3から前記時点t4までの各時点における前記角度を示す情報を前記一の移動体(1)へ送信する送信部(27)を更に備え、前記移動体(1)は、進行方向に対する撮影範囲の角度を、受信した情報が示す角度にするように、前記撮影部(11)に前記撮影範囲を進行方向に対して移動させる制御部(14)を備えることを特徴とする。
本発明に係る移動体システムは、照明部(12)及び撮影部(11)を有する複数の移動体(1)を含んだ移動体システムにおいて、前記移動体(1)は、自己の位置に対する相対的な前記照明部(12)の照明範囲及び前記撮影部(11)の撮影範囲を示す範囲情報を記憶する記憶部(32)と、他の移動体(1)の将来の経路を示す情報を受信する受信部(13)と、前記範囲情報、及び前記受信部(13)が受信した情報が示す他の移動体(1)の経路に基づいて、前記撮影部(11)へ他の移動体(1)の照明部(12)からの光が直接に入射することを防止するように、動作を制御する制御部(14)とを備えることを特徴とする。
本発明に係る制御装置(2)は、照明部(12)及び撮影部(11)を有する外部の複数の移動体(1)の動作を制御する制御装置(2)において、前記移動体(1)の位置に対する相対的な前記照明部(12)の照明範囲及び前記撮影部(11)の撮影範囲を示す範囲情報を記憶する記憶部(24)と、各移動体(1)の将来の経路を計算する経路計算部(21)と、前記範囲情報及び前記経路計算部(21)が計算した経路に基づいて、一の移動体(1)の撮影部(11)へ他の移動体(1)の照明部(12)からの光が直接に入射することを防止するように、前記複数の移動体(1)の動作を制御する移動体制御部(22、28)とを備えることを特徴とする。
本発明に係る移動体(1)は、照明部(12)及び撮影部(11)を備える移動体(1)において、自己の位置に対する相対的な前記照明部(12)の照明範囲及び前記撮影部(11)の撮影範囲を示す範囲情報を記憶する記憶部(32)と、他の移動体(1)の将来の経路を示す情報を受信する受信部(13)と、前記範囲情報、及び前記受信部(13)が受信した情報が示す他の移動体(1)の経路に基づいて、前記撮影部(11)へ他の移動体(1)の照明部(12)からの光が直接に入射することを防止するように、動作を制御する制御部(14)とを備えることを特徴とする。
本発明においては、移動体システムは、撮影部(11)及び照明部(12)を有する複数の移動体(1)と制御装置(2)とを含んでいる。制御装置(2)は、各移動体(1)の将来の経路を計算し、移動体(1)の位置に対する相対的な照明部(12)の照明範囲及び撮影部(11)の撮影範囲を示す範囲情報と計算した経路とに基づいて、一の移動体(1)の撮影部(11)へ他の移動体(1)の照明部(12)からの光が直接に入射することを防止するように、各移動体(1)の動作を制御する。
また、本発明においては、撮影部(11)及び照明部(12)は移動体(1)の進行方向に対して固定されており、制御装置(2)は、一の移動体(1)の撮影部(11)へ他の移動体(1)の照明部(12)からの光が直接に入射することを防止するように、移動体(1)の将来の経路を修正する。
また、本発明においては、制御装置(2)は、範囲情報と計算した経路とに基づいて、一の移動体(1)と他の移動体(1)とを結んだ直線が一の移動体(1)の撮影範囲及び他の移動体(1)の照明範囲に含まれ、かつ一の移動体(1)及び他の移動体(1)の互いの距離が所定距離以下になる期間があるか否かを判定する。この期間がある場合、一の移動体(1)の撮影部(11)へ他の移動体(1)の照明部(12)からの光が直接に入射することになる。制御装置(2)は、ポテンシャル法により、一の移動体(1)が他の移動体(1)から離隔するように一の移動体(1)の経路を修正し、修正した経路を示す情報を一の移動体(1)へ送信する。移動体(1)は、受信した情報に従って、修正された経路を移動する。この結果、一の移動体(1)の撮影部(11)へ他の移動体(1)の照明部(12)からの光が直接に入射することが抑制される。
また、本発明においては、撮影部(11)による撮影範囲は移動体(1)の進行方向に対してなす角度を変更することが可能になっている。制御装置(2)は、一の移動体(1)の撮影部(11)へ他の移動体(1)の照明部(12)からの光が直接に入射することを防止するように、移動体(1)に撮影範囲を移動させる。
また、本発明においては、制御装置(2)は、範囲情報と計算した経路とに基づいて、一の移動体(1)と他の移動体(1)とを結んだ直線が一の移動体(1)の撮影範囲及び他の移動体(1)の照明範囲に含まれ、かつ一の移動体(1)及び他の移動体(1)の互いの距離が所定距離以下になる期間があるか否かを判定する。この期間がある場合、制御装置(2)は、ポテンシャル法により、一の移動体(1)と他の移動体(1)とを結んだ直線が一の移動体(1)の撮影範囲外となるように、一の移動体(1)の撮影範囲の進行方向に対する角度を計算し、計算した角度を示す情報を一の移動体(1)へ送信する。移動体(1)は、受信した情報に従って、撮影範囲を進行方向に対して移動させる。この結果、一の移動体(1)の撮影部(11)へ他の移動体(1)の照明部(12)からの光が直接に入射することが抑制される。
本発明は、移動体システムは、互いに通信を行うことが可能な複数の移動体を含んでいる。移動体(1)は、他の移動体(1)の将来の経路を示す情報を受信し、移動体(1)の位置に対する相対的な照明部(12)の照明範囲及び撮影部(11)の撮影範囲を示す範囲情報と受信した情報とに基づいて、撮影部(11)へ他の移動体(1)の照明部(12)からの光が直接に入射することを防止するように動作する。
1 移動体
11 カメラ
12 ライト
13 通信部
14 自律走行制御部
16 駆動制御部
18 カメラ駆動部
2 制御装置
21 経路計算部
22 経路修正部
24 記憶部
242 範囲情報
26 表示部
27 通信部
28 角度修正部
31 経路修正部
32 記憶部

Claims (8)

  1. 照明部及び撮影部を有する複数の移動体と、該複数の移動体の動作を制御する制御装置とを含んだ移動体システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記移動体の位置に対する相対的な前記照明部の照明範囲及び前記撮影部の撮影範囲を示す範囲情報を記憶する記憶部と、
    各移動体の将来の経路を計算する経路計算部と、
    前記範囲情報及び前記経路計算部が計算した経路に基づいて、一の移動体の撮影部へ他の移動体の照明部からの光が直接に入射することを防止するように、前記複数の移動体の動作を制御する移動体制御部と
    を備えることを特徴とする移動体システム。
  2. 前記移動体での前記照明範囲及び前記撮影範囲は前記移動体の進行方向に対して固定されており、
    前記移動体制御部は、
    前記経路計算部が計算した各移動体の経路を修正することによって、一の移動体の撮影部へ他の移動体の照明部からの光が直接に入射することを防止するように構成してあること
    を特徴とする請求項1に記載の移動体システム。
  3. 前記移動体制御部は、
    前記範囲情報及び前記経路計算部が計算した経路に基づいて、将来の時点t1から時点t2までの間に、一の移動体と他の移動体とを結んだ直線が前記一の移動体の撮影範囲及び前記他の移動体の照明範囲に含まれ、かつ前記一の移動体及び前記他の移動体の互いの距離が所定距離以下になる期間があるか否かを判定する判定部と、
    該判定部により前記期間があると判定された場合に、前記経路計算部が計算した経路上の前記時点t2における位置を目標位置とし前記他の移動体から離隔するように、ポテンシャル法により、前記時点t1から前記時点t2までの前記一の移動体の経路を計算する修正経路計算部とを有し、
    前記制御装置は、
    前記修正経路計算部が計算した経路を示す情報を前記一の移動体へ送信する送信部を更に備え、
    前記移動体は、
    受信した情報が示す経路を移動するように動作を制御する制御部を備えること
    を特徴とする請求項2に記載の移動体システム。
  4. 前記撮影部は、前記移動体の進行方向に対して撮影範囲がなす角度を変更するように、前記撮影範囲を移動させることが可能になっており、
    前記移動体制御部は、
    前記移動体の撮影範囲を進行方向に対して移動させることによって、一の移動体の撮影部へ他の移動体の照明部からの光が直接に入射することを防止するように構成してあること
    を特徴とする請求項1に記載の移動体システム。
  5. 前記移動体制御部は、
    前記範囲情報及び前記経路計算部が計算した経路に基づいて、将来に、前記一の移動体と前記他の移動体とを結んだ直線が前記一の移動体の撮影範囲及び前記他の移動体の照明範囲に含まれ、かつ前記一の移動体及び前記他の移動体の互いの距離が所定距離以下になる期間があるか否かを判定する判定部と、
    該判定部により前記期間があると判定された場合に、前記期間が開始する時点t3から前記期間が終了する時点t4までの各時点における前記一の移動体の撮影範囲の進行方向に対する角度を、各時点について予め定められた角度を目標角度とし、前記直線が前記撮影範囲外になる角度になるように、ポテンシャル法により計算する角度計算部とを有し、
    前記制御装置は、
    前記角度計算部が計算した前記時点t3から前記時点t4までの各時点における前記角度を示す情報を前記一の移動体へ送信する送信部を更に備え、
    前記移動体は、
    進行方向に対する撮影範囲の角度を、受信した情報が示す角度にするように、前記撮影部に前記撮影範囲を進行方向に対して移動させる制御部を備えること
    を特徴とする請求項4に記載の移動体システム。
  6. 照明部及び撮影部を有する複数の移動体を含んだ移動体システムにおいて、
    前記移動体は、
    自己の位置に対する相対的な前記照明部の照明範囲及び前記撮影部の撮影範囲を示す範囲情報を記憶する記憶部と、
    他の移動体の将来の経路を示す情報を受信する受信部と、
    前記範囲情報、及び前記受信部が受信した情報が示す他の移動体の経路に基づいて、前記撮影部へ他の移動体の照明部からの光が直接に入射することを防止するように、動作を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする移動体システム。
  7. 照明部及び撮影部を有する外部の複数の移動体の動作を制御する制御装置において、
    前記移動体の位置に対する相対的な前記照明部の照明範囲及び前記撮影部の撮影範囲を示す範囲情報を記憶する記憶部と、
    各移動体の将来の経路を計算する経路計算部と、
    前記範囲情報及び前記経路計算部が計算した経路に基づいて、一の移動体の撮影部へ他の移動体の照明部からの光が直接に入射することを防止するように、前記複数の移動体の動作を制御する移動体制御部と
    を備えることを特徴とする制御装置。
  8. 照明部及び撮影部を備える移動体において、
    自己の位置に対する相対的な前記照明部の照明範囲及び前記撮影部の撮影範囲を示す範囲情報を記憶する記憶部と、
    他の移動体の将来の経路を示す情報を受信する受信部と、
    前記範囲情報、及び前記受信部が受信した情報が示す他の移動体の経路に基づいて、前記撮影部へ他の移動体の照明部からの光が直接に入射することを防止するように、動作を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする移動体。
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