JP2016223124A - 両方向片開き自動ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】左側通行、右側通行の指示がある場合に、無意識のうちにその指示に従ったまま通行でき、通行方向の指示がない場合でも、対向する通行人が衝突しないようにする。
【解決手段】出入口をスライドして開閉するドア本体1と、ドア本体1の表側からの通行人M1の接近を感知する第1のセンサ7aと、ドア本体1の裏側からの通行人M2の接近を感知する第2のセンサ7bと、各センサ7a,7bの検知結果に基づいてドア本体1を移動操作する制御装置3とを備え、制御装置3は、第1のセンサ7aが通行人M1の接近を感知したときには、ドア本体1を第1の方向Aに移動操作して、通行人M1の通過を可能とし、第2のセンサ7bが通行人M2の接近を感知したときには、ドア本体1を第2の方向Bに移動操作して、通行人M2の通過を可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の出入口等に設置され、通行人等を感知してドアを自動開閉させる両方向片開き自動ドアに関する。
従来、特許文献1に記載されているように、建物の出入口等に設けられ、光センサ等により通行人等を感知してドアを自動開閉させる自動ドアが知られている。
自動ドアのドア本体は、木製のものを除き、一般的に、透明なガラスと鋼製の枠とにより構成されている。このようなガラスを用いたドア本体は、通行に必要な視認性を確保でき、また、意匠性に優れることなどから広く普及している。
このような自動ドアにおいては、ドア本体は、上辺部分において、支持レールによりスライド可能に支持されており、この支持レールに吊された状態で支持されている。ドア本体の下辺部分は、床面に形成された支持レールに平行なガイド溝内に挿入され、スライド可能となされている。
すなわち、ドア本体は、ガイド溝によって、ドア本体の主面に直交する方向への振れを防止された状態で、支持レール及びガイド溝に沿う方向にスライド可能となっている。
特開2014−238005号公報
ところで、前述のような自動ドアにおいては、通行人がいずれの方向からドア本体に接近しても、ドア本体は、中央部から左右に分かれて両側に向かって開いてゆく。つまり、通行人が表側からドア本体に接近しても、裏側からドア本体に接近しても、ドア本体のスライドのしかたは同じであり、中央部から開く。
このような自動ドアにおいて、通行人は、図12中の矢印Mで示すように、無意識のうちに最も早く通行可能となる中央部を通ろうとして、自動ドア101の中央部を通過する経路を歩くようになる。自動ドア101の手前において、左側通行や右側通行などの指示があったとしても、自動ドア101を通過するときには、通行人Mは、自動ドア101の中央部を通過してしまう。
したがって、このような自動ドア101において、図13に示すように、2人以上の通行人Mが両方向から、つまり、表側及び裏側から対向して同時に接近したときには、両方向の通行人Mがそれぞれ自動ドア101の中央部を通過しようとするから、通行人M同士が中央部で衝突してしまう虞がある。
そこで、本発明は、前述の実情に鑑みて提案されるものであって、手前において左側通行や右側通行などの指示がある場合に、無意識のうちに、その指示に従ったまま通行することができ、また、通行方向の指示がない場合であっても、対向する通行人が衝突する虞がないようになされた両方向片開き自動ドアを提供することを目的とする。
前述の課題を解決し、前記目的を達成するため、本発明に係る両方向片開き自動ドアは、以下の構成を有するものである。
〔構成1〕
出入口をスライドして開閉するための平板状のドア本体と、ドア本体をその主面に沿う方向にスライド可能に支持しドア本体を移動操作する駆動手段と、ドア本体の表側からの通行人の接近を感知する第1のセンサと、ドア本体の裏側からの通行人の接近を感知する第2のセンサと、各センサの検知結果に基づいて駆動手段を制御しドア本体を移動操作する制御手段とを備え、制御手段は、第1のセンサが通行人の接近を感知したときには、ドア本体を第1の方向に移動操作して、第1のセンサが感知した通行人の通過を可能とし、第2のセンサが通行人の接近を感知したときには、ドア本体を第1の方向の反対方向である第2の方向に移動操作して、第2のセンサが感知した通行人の通過を可能とすることを特徴とするものである。
〔構成2〕
構成1を有する両方向片開き自動ドアにおいて、制御手段は、第1のセンサが通行人の接近を感知しドア本体を第1の方向に移動操作するときには、出入口を半開状態として、第1のセンサが感知した通行人の通過を可能とし、第2のセンサが通行人の接近を感知しドア本体を第2の方向に移動操作するときには、出入口を半開状態として、第2のセンサが感知した通行人の通過を可能とすることを特徴とするものである。
〔構成3〕
構成1、または、構成2を有する両方向片開き自動ドアにおいて、制御手段は、第1のセンサが通行人の接近を感知しドア本体を第1の方向に移動操作したときに、第2のセンサが通行人の接近を感知したときには、ドア本体の第1の方向への移動操作を継続して出入口を全開状態として、第1のセンサが感知した通行人及び第2のセンサが感知した通行人の両方向への通過を可能とし、第2のセンサが通行人の接近を感知しドア本体を第2の方向に移動操作したときに、第1のセンサが通行人の接近を感知したときには、ドア本体の第2の方向への移動操作を継続して出入口を全開状態として、第2のセンサが感知した通行人及び第1のセンサが感知した通行人の両方向への通過を可能とすることを特徴とするものである。
〔構成4〕
構成1乃至構成3のいずれか一を有する両方向片開き自動ドアにおいて、ドア本体は、それぞれが出入口の開口面積の約半分の面積を有する第1及び第2のドア本体からなり、制御手段は、ドア本体を第1の方向に移動操作して出入口を半開状態とするときには、第1のドア本体のみを第1の方向に移動操作して、第1及び第2のドア本体が重なる状態とし、ドア本体を第2の方向に移動操作して出入口を半開状態とするときには、第2のドア本体のみを第2の方向に移動操作して、第1及び第2のドア本体が重なる状態とし、ドア本体を第1の方向に移動操作して出入口を全開状態とするときには、第1及び第2のドア本体を第1の方向に移動操作し、ドア本体を第2の方向に移動操作して出入口を全開状態とするときには、第1及び第2のドア本体を第2の方向に移動操作することを特徴とするものである。
構成1を有する本発明に係る両方向片開き自動ドアにおいては、制御手段は、第1のセンサが通行人の接近を感知したときには、ドア本体を第1の方向に移動操作して、第1のセンサが感知した通行人の通過を可能とし、第2のセンサが通行人の接近を感知したときには、ドア本体を第1の方向の反対方向である第2の方向に移動操作して、第2のセンサが感知した通行人の通過を可能とするので、ドア本体の表側からの通行人の通行経路と、ドア本体の裏側からの通行人の通行経路とが重なることがなく、無意識のうちに、指示された通行方向に通行することができ、対向する通行人が衝突する虞がない。
構成2を有する本発明に係る両方向片開き自動ドアにおいては、制御手段は、第1のセンサが通行人の接近を感知しドア本体を第1の方向に移動操作するときには、出入口を半開状態として、第1のセンサが感知した通行人の通過を可能とし、第2のセンサが通行人の接近を感知しドア本体を第2の方向に移動操作するときには、出入口を半開状態として、第2のセンサが感知した通行人の通過を可能とするので、通行人が通過しない部分は閉状態のままとすることができる。
構成3を有する本発明に係る両方向片開き自動ドアにおいては、制御手段は、第1のセンサが通行人の接近を感知しドア本体を第1の方向に移動操作したときに、第2のセンサが通行人の接近を感知したときには、ドア本体の第1の方向への移動操作を継続して出入口を全開状態として、第1のセンサが感知した通行人及び第2のセンサが感知した通行人の両方向への通過を可能とし、第2のセンサが通行人の接近を感知しドア本体を第2の方向に移動操作したときに、第1のセンサが通行人の接近を感知したときには、ドア本体の第2の方向への移動操作を継続して出入口を全開状態として、第2のセンサが感知した通行人及び第1のセンサが感知した通行人の両方向への通過を可能とするので、対向する通行人の通行経路とが重なることがなく、これら通行人が衝突する虞がない。
構成4を有する本発明に係る両方向片開き自動ドアにおいては、ドア本体は、それぞれが出入口の開口面積の約半分の面積を有する第1及び第2のドア本体からなり、制御手段は、ドア本体を第1の方向に移動操作して出入口を半開状態とするときには、第1のドア本体のみを第1の方向に移動操作して、第1及び第2のドア本体が重なる状態とし、ドア本体を第2の方向に移動操作して出入口を半開状態とするときには、第2のドア本体のみを第2の方向に移動操作して、第1及び第2のドア本体が重なる状態とするので、移動操作しない第1、または、第2のドア本体になされた通行方向等の表示は、移動することなく表示状態を維持することができる。また、制御手段は、ドア本体を第1の方向に移動操作して出入口を全開状態とするときには、第1及び第2のドア本体を第1の方向に移動操作し、ドア本体を第2の方向に移動操作して出入口を全開状態とするときには、第1及び第2のドア本体を第2の方向に移動操作するので、全開状態において各ドア本体を収納する戸袋の長さを、出入口の幅の約半分とすることができる。
すなわち、本発明は、手前において左側通行や右側通行などの指示がある場合に、無意識のうちに、その指示に従ったまま通行することができ、また、通行方向の指示がない場合であっても、対向する通行人が衝突する虞がないようになされた両方向片開き自動ドアを提供することができるものである。
本発明の第1の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成(右半開状態)を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成(左半開状態)を示す正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成を示す正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成を示す平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成(右半開状態)を示す正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成(左半開状態)を示す正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成(右から全開状態)を示す正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成(左から全開状態)を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの動作を示すフローチャートである。 従来の自動ドアにおける通行人の通行経路を示す平面図である。 従来の自動ドアにおける対向する通行人の通行経路を示す平面図である。
以下、本発明に係る両方向片開き自動ドアを実施するための形態について、図面を参照して説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の実施の形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成を示す正面図である。
図2は、本発明の実施の形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成を示す平面図である。
本発明に係る両方向片開き自動ドアは、図1及び図2に示すように、建物の出入口をスライドして開閉するための平板状のドア本体1を有している。このドア本体1は、出入口の上部に設置されたレール2により、図1及び図2中の矢印A及び矢印Bで示すように、上辺部分をこの上辺に沿う方向にスライド可能に支持されている。ドア本体1は、レール2に吊された状態となっている。なお、図1及び図2は、ドア本体1が出入口を全閉している状態を示している。
ドア本体1は、駆動手段となる駆動ユニット3により、上辺に沿う方向にスライド操作されて、出入口を開閉する。駆動ユニット3は、駆動力源となるモータ等及び駆動力伝達機構を内蔵して構成されている。ドア本体1としては、金属製やガラス製、または、金属枠によりガラス板を保持したものなどを用いることができる。
駆動ユニット3内には、制御手段となる図示しない制御装置が内蔵されている。この制御装置は、後述する各センサの検知結果に基づいて駆動ユニット3を制御し、ドア本体1を移動操作する。
ドア本体1の下辺部分には、図1に示すように、この下辺に沿って、ラッセルプレート(振れ止め板)4が取り付けられている。このラッセルプレート4は、レール2の直下の床面に設けられたガイド溝5に挿入されている。ガイド溝5は、床面に埋設された金属(ステンレス等)からなる四角柱状の棒状部材に形成されており、断面が矩形の溝である。ガイド溝5が形成された棒状部材の上面部は、床面に面一となされている。このガイド溝5内には、ドア本体1の開閉に伴って、ラッセルプレート4が摺動する。
また、ドア本体1の下方部分には、錠前6が取り付けられる。錠前6は、シリンダ部分(鍵穴部分)のみを外方に臨ませた状態で、ドア本体1内に内蔵されている。この錠前6は、施錠時には、デッドボルトをドア本体1の下面部より下方に突出させ、ドア本体1を固定する。
そして、この両方向片開き自動ドアは、図1及び図2に示すように、ドア本体1の表側からの通行人M1の接近を感知する第1のセンサ7aと、ドア本体1の裏側からの通行人M2の接近を感知する第2のセンサ7bとを備えている。制御装置は、各センサ7a、7bの検知結果に基づいて、駆動ユニット3を制御し、ドア本体1を移動操作する。
図1においては、紙面手前側がドア本体1の表側であり、図2においては、下側がドア本体1の表側である。
制御装置は、初期状態においては出入口を全閉状態としており、第1のセンサ7aが通行人M1の接近を感知したときには、ドア本体1を第1の方向Aに移動操作して、第1のセンサ7aが感知した通行人M1の通過を可能とし、第2のセンサ7bが通行人M2の接近を感知したときには、ドア本体1を第1の方向Aの反対方向である第2の方向Bに移動操作して、第2のセンサ7bが感知した通行人M2の通過を可能とする。
第1の方向Aに移動操作されて出入口を全開状態としたドア本体1は、第1の戸袋8aに収納される。第2の方向Bに移動操作されて出入口を全開状態としたドア本体1は、第2の戸袋8bに収納される。なお、これら戸袋8a,8bは、壁面内に形成されてドア本体1を収容する袋状のものに限定されず、壁面に沿った領域であってもよい。壁面に沿った領域である戸袋8a,8bは、ドア本体1を収容しないので、ドア本体1は、出入口を全開状態としても壁面に沿った位置において露出された状態となる。
なお、ドア本体1には、図1に示すように、通行人M1、M2の通行方向を示す記号や表示9a,9bを設けてもよい。図1において、第1の表示9aは、進入位置を示す記号であり、第2の表示9bは、進入禁止を示す記号である。図1は、ドア本体1の表面側の表示である。ドア本体1の裏面側にも、同一の表示が施されており、第1の表示9aの裏面に第2の表示9bが、第2の表示9bの裏面に第1の表示9aが施されている。
この両方向片開き自動ドアにおいては、ドア本体1の表側からの通行人M1の通行経路と、ドア本体1の裏側からの通行人M2の通行経路とが重なることがない。すなわち、ドア本体1の表側からの通行人M1は、無意識のうちに、ドア本体1が最も早く出入口を開状態とする位置(図1において第1の表示9aがある位置)に向かい、一方、ドア本体1の裏側からの通行人M2は、無意識のうちに、ドア本体1が最も早く出入口を開状態とする位置(図1において第2の表示9bがある位置の裏側)に向かうから、指示された通行方向通りに通行することができる。つまり、手前において左側通行や右側通行などの指示がある場合には、通行人M1、M2は、無意識のうちに、その指示に従ったまま通行する。したがって、対向する通行人M1、M2が衝突する虞がない。
通行方向の指示がない場合であっても、対向する通行人M1、M2は、それぞれがドア本体1が最も早く出入口を開状態とする位置に向かうから、自分の接近によってドア本体1がどちらの方向に開くかを知っていれば、対向する通行人M1、M2同士が衝突する虞がない。
なお、制御装置は、第1のセンサ7aが通行人M1の接近を感知しドア本体1の第1の方向Aへの移動操作を開始した後に、第2のセンサ7bが通行人M2の接近を感知したときには、ドア本体1の第1の方向Aへの移動操作を継続して出入口を全開状態として、第1のセンサ7aが感知した通行人M1及び第2のセンサ7bが感知した通行人M2の両方向へのすれ違い通過を可能とする。
同様に、制御装置は、第2のセンサ7bが通行人M2の接近を感知しドア本体1の第2の方向Bへの移動操作を開始した後に、第1のセンサ7aが通行人M1の接近を感知したときには、ドア本体1の第2の方向Bへの移動操作を継続して出入口を全開状態として、第2のセンサ7bが感知した通行人M2及び第1のセンサ7aが感知した通行人M1の両方向へのすれ違い通過を可能とする。
また、制御装置は、第1及び第2のセンサ7a,7bが通行人M1,M2の接近を完全に同時に感知したとき、あるいは、動作開始時に第1及び第2のセンサ7a,7bが両方とも通行人M1,M2を感知しているときには、ドア本体1を第1の方向Aへ移動操作して出入口を全開状態として、通行人M1,M2の両方向へのすれ違い通過を可能とする。
そして、制御装置は、第1及び第2のセンサ7a,7bの両方が通行人M1,M2を感知しなくなったときに、ドア本体1を移動操作して出入口を全閉状態とする。
〔第2の実施形態〕
図3は、本発明の第2の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成(右半開状態)を示す正面図である。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成(左半開状態)を示す正面図である。
この両方向片開き自動ドアにおいては、制御装置は、図3に示すように、第1のセンサ7aが通行人M1の接近を感知しドア本体1を第1の方向Aに移動操作するときには、出入口を半開状態として、第1のセンサ7aが感知した通行人M1の通過を可能とし、図4に示すように、第2のセンサ7bが通行人M2の接近を感知しドア本体1を第2の方向Bに移動操作するときには、出入口を半開状態として、第2のセンサ7bが感知した通行人M2の通過を可能とするようにしてもよい。
この場合には、通行人が通過しない部分は閉状態のままとなるので、ドア本体1の移動操作を必要最小限のものとすることができ、消費電力の抑制を図ることができる。
〔第3の実施形態〕
図5は、本発明の第3の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成を示す正面図である。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成を示す平面図である。
この両方向片開き自動ドアにおいては、図5に示すように、ドア本体1を、それぞれが出入口の開口面積の約半分の面積を有する第1及び第2のドア本体1a,1bからなるものとしてもよい。第1及び第2のドア本体1a,1bは、図6に示すように、それぞれが独立したレール2,2によって支持される。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成(右半開状態)を示す正面図である。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成(左半開状態)を示す正面図である。
この場合において、制御装置は、図7に示すように、ドア本体1を第1の方向Aに移動操作して出入口を半開状態とするときには、第1のドア本体1aのみを第1の方向Aに移動操作して、第1及び第2のドア本体1a,1bが重なる状態とする。また、制御装置は、図8に示すように、ドア本体1を第2の方向Bに移動操作して出入口を半開状態とするときには、第2のドア本体1bのみを第2の方向Bに移動操作して、第1及び第2のドア本体1a,1bが重なる状態とする。
この場合には、通行人が通過しない部分は閉状態のままとなるので、ドア本体1の移動操作を必要最小限のものとすることができ、消費電力の抑制を図ることができる。
また、移動操作しない側の第1、または、第2のドア本体1a,1bになされた通行方向等の表示9a,9bは、移動されることないので、閉状態における表示状態を維持することができる。したがって、この場合には、第1のドア本体1aは、移動操作されたときに、第2のドア本体1bの裏面側に位置することが望ましい。また、第2のドア本体1bは、移動操作されたときに、第1のドア本体1aの表面側に位置することが望ましい。このようにすることにより、ドア本体1の表面側より接近する通行人M1は、第1のドア本体1aが移動操作されても、閉状態のままとなる第2のドア本体1bの表面に施された第2の表示9bを良好に確認することができる。また、ドア本体1の裏面側より接近する通行人M2は、第2のドア本体1bが移動操作されても、閉状態のままとなる第1のドア本体1aの裏面に施された第2の表示9bを良好に確認することができる。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成(右から全開状態)を示す正面図である。
図10は、本発明の第3の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの概略構成(左から全開状態)を示す正面図である。
そして、制御装置は、図9に示すように、ドア本体1を第1の方向Aに移動操作して出入口を全開状態とするときには、第1及び第2のドア本体1a,1bの両方を第1の方向Aに移動操作し、また、図10に示すように、ドア本体1を第2の方向Bに移動操作して出入口を全開状態とするときには、第1及び第2のドア本体1a,1bの両方を第2の方向Bに移動操作する。
この場合には、出入口の全開状態において各ドア本体1a,1bを収納する戸袋8a,8bの長さは、出入口の幅の約半分とすることができ、両方向片開き自動ドアの施工幅の縮小を図ることができる。
〔両方向片開き自動ドアの動作〕
図11は、本発明の実施形態に係る両方向片開き自動ドアの動作を示すフローチャートである。
この両方向片開き自動ドアにおいて、制御装置は、図11に示すように、ステップst1において動作を開始すると、ステップst2に進み、出入口を全閉状態とする。次に、ステップst3に進み、第1のセンサ7aが通行人M1の接近を感知しているか否かを判別し、感知していればステップst4に進み、感知していなければステップst7に進む。
ステップst4では、ドア本体1(1a)を第1の方向Aに移動操作し、出入口を半開状態とし、ステップst5に進む。ステップst5では、第2のセンサ7bが通行人M2の接近を感知しているか否かを判別し、感知していればステップst6に進み、感知していなければステップst3に戻る。ステップst6では、ドア本体1(1a,1b)を第1の方向Aに移動操作し、出入口を全開状態とし、ステップst5に戻る。
ステップst7では、第2のセンサ7bが通行人M2の接近を感知しているか否かを判別し、感知していればステップst8に進み、感知していなければステップst2に戻る。
ステップst8では、ドア本体1(1b)を第2の方向Bに移動操作し、出入口を半開状態とし、ステップst9に進む。ステップst9では、第1のセンサ7aが通行人M1の接近を感知しているか否かを判別し、感知していればステップst10に進み、感知していなければステップst7に戻る。ステップst10では、ドア本体1(1a,1b)を第2の方向Bに移動操作し、出入口を全開状態とし、ステップst9に戻る。
本発明は、建物の出入口等に設置され、通行人等を感知してドアを自動開閉させる両方向片開き自動ドアに適用される。
1 ドア本体
1a 第1のドア本体
1b 第2のドア本体
2 レール
3 駆動ユニット
4 ラッセルプレート
5 ガイド溝
6 錠前
7a 第1のセンサ
7b 第2のセンサ
A 第1の方向
B 第2の方向
M1 表面側からの通行人
M2 裏面側からの通行人

Claims (4)

  1. 出入口をスライドして開閉するための平板状のドア本体と、
    前記ドア本体をその主面に沿う方向にスライド可能に支持し、このドア本体を移動操作する駆動手段と、
    前記ドア本体の表側からの通行人の接近を感知する第1のセンサと、
    前記ドア本体の裏側からの通行人の接近を感知する第2のセンサと、
    前記各センサの検知結果に基づいて前記駆動手段を制御し、前記ドア本体を移動操作する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記第1のセンサが通行人の接近を感知したときには、前記ドア本体を第1の方向に移動操作して、前記第1のセンサが感知した通行人の通過を可能とし、
    前記第2のセンサが通行人の接近を感知したときには、前記ドア本体を前記第1の方向の反対方向である第2の方向に移動操作して、前記第2のセンサが感知した通行人の通過を可能とする
    ことを特徴とする両方向片開き自動ドア。
  2. 前記制御手段は、
    前記第1のセンサが通行人の接近を感知し、前記ドア本体を前記第1の方向に移動操作するときには、前記出入口を半開状態として、前記第1のセンサが感知した通行人の通過を可能とし、
    前記第2のセンサが通行人の接近を感知し、前記ドア本体を前記第2の方向に移動操作するときには、前記出入口を半開状態として、前記第2のセンサが感知した通行人の通過を可能とする
    ことを特徴とする請求項1記載の両方向片開き自動ドア。
  3. 前記制御手段は、
    前記第1のセンサが通行人の接近を感知し、前記ドア本体を前記第1の方向に移動操作したときに、前記第2のセンサが通行人の接近を感知したときには、前記ドア本体の第1の方向への移動操作を継続して前記出入口を全開状態として、前記第1のセンサが感知した通行人及び前記第2のセンサが感知した通行人の両方向への通過を可能とし、
    前記第2のセンサが通行人の接近を感知し、前記ドア本体を前記第2の方向に移動操作したときに、前記第1のセンサが通行人の接近を感知したときには、前記ドア本体の第2の方向への移動操作を継続して前記出入口を全開状態として、前記第2のセンサが感知した通行人及び前記第1のセンサが感知した通行人の両方向への通過を可能とする
    ことを特徴とする請求項1、または、請求項2記載の両方向片開き自動ドア。
  4. 前記ドア本体は、それぞれが前記出入口の開口面積の約半分の面積を有する第1及び第2のドア本体からなり、
    前記制御手段は、
    前記ドア本体を前記第1の方向に移動操作して前記出入口を半開状態とするときには、前記第1のドア本体のみを前記第1の方向に移動操作して、第1及び第2のドア本体が重なる状態とし、
    前記ドア本体を前記第2の方向に移動操作して前記出入口を半開状態とするときには、前記第2のドア本体のみを前記第2の方向に移動操作して、第1及び第2のドア本体が重なる状態とし、
    前記ドア本体を前記第1の方向に移動操作して前記出入口を全開状態とするときには、前記第1及び第2のドア本体を前記第1の方向に移動操作し、
    前記ドア本体を前記第2の方向に移動操作して前記出入口を全開状態とするときには、前記第1及び第2のドア本体を前記第2の方向に移動操作する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の両方向片開き自動ドア。
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