JP2016217464A - ヒートポンプ圧縮機 - Google Patents

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敦賀 佳行
Yoshiyuki Tsuruga
佳行 敦賀
元紀 伏見
Motonori Fushimi
元紀 伏見
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/44Centrifugal pumps

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  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)

Abstract

【課題】組立作業性が向上し、コストを低減したヒートポンプ用転がり軸受を提供することを目的とする。【解決手段】複数の軸受によって回転自在に支持された回転軸を増速機構で増速回転させて、前記回転軸に取り付けられた羽根車を増速回転させるヒートポンプ圧縮機であって、複数の前記軸受は、前記増速機構を挟んで軸方向両側に設けられた固定側軸受及び自由側軸受を有し、前記固定側軸受は、互いに内輪間座及び外輪間座を介して隣り合う3個のアンギュラ玉軸受を有し、3個の前記アンギュラ玉軸受のうち、前記増速機構側に隣接する軸受は、セラミックよりなる転動体を備える。これにより、組立作業性を向上させ、コスト低減が可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプ圧縮機に関する。
例えばビルや工場などには、比較的大容量の熱交換システムが構築されており、かかる熱交換システムには、各種のヒートポンプ圧縮機が組み込まれている。例えば図2に示すようなヒートポンプ圧縮機1において、羽根車(インペラ)3が取り付けられた回転軸5は、複数の軸受10により回転自在に支持されている。
回転軸5は、増速機構7を介して、不図示のモータの出力軸に連結されている。増速機構7は、回転軸5に設けられたギヤ7aと、モータの出力軸に設けられ、上記ギヤ7aと噛合するギヤ(不図示)と、からなる。なお、回転軸5のギヤ7aは、モータの出力軸のギヤよりも小径である。
複数の軸受10は、増速機構7を挟んで軸方向両側に設けられた固定側軸受11及び自由側軸受13を有する。ここで、固定側軸受11は、ラジアル荷重と共にアキシアル荷重も負荷(支持)できるように構成された軸受を指し、例えば回転軸5をアキシアル方向に位置決め固定するために用いられる。また、自由側軸受13は、ラジアル荷重のみを負荷(支持)するように構成された軸受を指し、例えば温度変化による回転軸5の膨張・収縮を逃がしたり、回転軸5のアキシアル方向の固定位置を調整するために用いられる。
固定側軸受11は、3個のアンギュラ玉軸受11a,11b,11cを有しており、そのうちの増速機構7側に隣り合う2個のアンギュラ玉軸受11a,11bを並列組合せ(DT)とし、他方側(羽根車3側)に隣り合う2つのアンギュラ玉軸受11b,11cを背面組合せ(DB)として配置している。また、自由側軸受13は、増速機構7側から2個のアンギュラ玉軸受13a,13bを有しており、これらを背面組合せ(DB)として配置している。
これらのアンギュラ玉軸受11a,11b,11c,13a,13bは、それぞれ、内輪15と、外輪16と、内輪15及び外輪16の間に配置された複数の玉17と、複数の玉17を転動自在に保持する保持器18と、を有する。
また、固定側軸受11を構成する3個のアンギュラ玉軸受11a,11b,11cは、互いに内輪間座19a、19b及び外輪間座20a,20bを介して隣り合い、自由側軸受13を構成する2個のアンギュラ玉軸受13a,13bは、互いに内輪間座19c及び外輪間座20cを介して隣り合う。外輪間座20a,20b,20cには、その外周面と、外輪間座20a,20b,20cと内輪間座19a,19b,19cとの間の空間と、を連通し、潤滑油を供給可能な潤滑油孔21が設けられる。
このようなヒートポンプ圧縮機1を組み込んだ熱交換システムによれば、モータの回転運動が出力軸から増速機構7を介して回転軸5に伝達されると、回転軸5と共に羽根車3が増速回転して冷媒を圧縮する。このとき、圧縮されて高温・高圧状態となった冷媒を、凝縮器(熱交換器)を介して水と熱交換させることで、暖められた水が暖房用として使用される。また、熱交換された冷媒は凝縮器を経た後、膨張器で膨張される。このとき、膨張して低温・低圧状態となった冷媒を、蒸発器(熱交換器)を介して水と熱交換させることで、冷やされた水が冷房用として使用される。そして、蒸発器を経た冷媒は、再び羽根車3で圧縮されるといったサイクルが繰り返される。
また、固定側軸受11を構成する3個のアンギュラ玉軸受11a,11b,11cのうち、増速機構7から羽根車3に向かう方向(図中A方向)の荷重は、増速機構7側の2個のアンギュラ玉軸受11a,11bで負荷し、羽根車3から増速機構7に向かう方向(図中B方向)の荷重は、他方側(羽根車3側)の1個のアンギュラ玉軸受11cで負荷する。
ここで、増速機構7側の2個のアンギュラ玉軸受11a,11bが均等に荷重を受けるために、内輪15,15と内輪間座19との間の軸方向隙間、及び外輪16,16と外輪間座20との間の軸方向隙間は、通常ゼロとなるように設定される。すなわち、これら2個のアンギュラ玉軸受11a,11bの間において、内輪間座19及び外輪間座20の軸方向幅が同一となるように設定される。
しかしながら、このようなヒートポンプ圧縮機1では、増速機構7のギヤ7aからの入熱により、当該ギヤ7aに最も近いアンギュラ玉軸受11aの内輪15の温度が上昇し、内輪15と外輪16との温度差が増大する。この場合、アンギュラ玉軸受11aの内部隙間が極端に小さくなり、内部荷重が増大し、早期剥離損傷を引き起こす虞がある。
そこで、各軸受の荷重負荷分担を均一にするために、複数の軸受間に熱伝導率の異なる2種類の間座を設けた発明(特許文献1)を利用することができる。
特開昭60−241519号公報
しかしながら、特許文献1の技術においては、複数の軸受と、タイプの異なる複数種類の間座とを組合わせて軸受装置を組み立てるため、煩雑な作業を要し、組立作業性が悪いという問題があった。また複数種類の間座を管理するため管理コストが増大するという問題があった。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、軸受装置の組立作業性を向上させ、コスト低減したヒートポンプ圧縮機を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明は、複数の軸受によって回転自在に支持された回転軸を増速機構で増速回転させて、前記回転軸に取り付けられた羽根車を増速回転させるヒートポンプ圧縮機であって、複数の前記軸受は、前記増速機構を挟んで軸方向両側に設けられた固定側軸受及び自由側軸受を有し、前記固定側軸受は、互いに内輪間座及び外輪間座を介して隣り合う3個のアンギュラ玉軸受を有し、3個の前記アンギュラ玉軸受のうち、前記増速機構側に隣接する軸受は、セラミックよりなる転動体を備えていることを特徴とする。
上記構成を採用することによって、軸受装置の組立作業性が向上し、コストを低減させることが可能となる。
本発明の実施形態に係るヒートポンプ圧縮機の要部断面図である。 従来のヒートポンプ圧縮機の断面図である。
以下に、本発明の実施形態を図1に基づいて説明する。本発明のヒートポンプ圧縮機は、図2に示した従来のヒートポンプ圧縮機と基本的構成が同一であるので、同一部分には同一符号を付すことで説明を省略又は簡略化し、主に相違部分について詳述する。固定側軸受11は、ヒートポンプの回転軸5を回転のみ許容して固定支持している。この固定側軸受11は単列のアンギュラ玉軸受を3列並列(11a、11b、11c)に用いて構成している。回転軸5を駆動する増速機構7が固定側軸受11、自由側軸受13と隣接して同軸上に設けられ、固定側軸受の軸受11aから軸受11cに向け荷重を負荷するようになっている。ここで、荷重負荷される側ほど熱条件が過酷となるため、軸受11aの転動体4にセラミックスを採用している。これにより、外内輪温度差による内部すきまの減少を鈍感にし、ロバスト性を持たせることで軸受11a、11bの負荷バランスが大きく崩れるリスクを低減するとともに、従来構造に対して組立作業性を向上させ、コスト低減を実現している。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。
1…固定側軸受
2…自由側軸受
4…転動体
5…回転軸

Claims (1)

  1. 複数の軸受によって回転自在に支持された回転軸を増速機構で増速回転させて、前記回転軸に取り付けられた羽根車を増速回転させるヒートポンプ圧縮機であって、複数の前記軸受は、前記増速機構を挟んで軸方向両側に設けられた固定側軸受及び自由側軸受を有し、前記固定側軸受は、互いに内輪間座及び外輪間座を介して隣り合う3個のアンギュラ玉軸受を有し、3個の前記アンギュラ玉軸受のうち、前記増速機構側に隣接する軸受は、セラミックよりなる転動体を備えていることを特徴とするヒートポンプ圧縮機。
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