JP2016214577A - 遊技機用基板ケースの支持構造及び遊技機、並びに遊技機の製造方法 - Google Patents

遊技機用基板ケースの支持構造及び遊技機、並びに遊技機の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】不正アクセスの早期発見を図ることができる遊技機用基板ケースの支持構造を提供する。【解決手段】基板ケース40を収容姿勢(図8(a))から展開姿勢(図8(d))になるまで回動させることができる状態で遊技機筺体に支持するための遊技機用基板ケースの支持構造において、基板ケース40の回動中心側に設けられた第一ピン43を長手方向に沿ってスライド可能な状態で支持するための第一案内溝51を、基板ケース支持体50に設けるとともに、第一案内溝51における少なくとも一部の区間P2P3を、第一ピン43を左右方向に案内するための左右案内部としたことにより、基板ケース40が展開姿勢にあるときの第一ピン43の位置(点P3)が、基板ケース40が収容姿勢にあるときの第一ピン43の位置(点P1)よりも左右方向一側となるようにした。【選択図】図8

Description

本発明は、遊技機筺体の内部に基板ケースを支持するための遊技機用基板ケースの支持構造と、当該支持構造を用いた遊技機とに関する。
回胴式遊技機やパチンコ遊技機等の遊技機の筺体(遊技機筺体)には、メイン制御基板やサブ制御基板等の各種の電子基板が収容されている。これらの電子基板や、それに取り付けられたROM等が偽造品へ交換されてしまうと、例えば、遊技機に特定の操作を行うことで一般の遊技者(当該特定の操作を知らない遊技者)よりも有利な条件で遊技が進行するように遊技機を改造することが可能になる等、悪意のある遊技者(当該特定の操作を知っている遊技者)に不正遊技を許す虞がある。このため、遊技機の各メーカーは、メイン制御基板を始めとする各種の電子基板をケース(基板ケース)の内部に格納して、その電子基板に不正アクセスしにくくする対策を行っている。基板ケースに格納されている電子基板等が偽造品に交換されたり、基板ケースがこじ開けられたりしたような場合であっても、その痕跡を基板ケースの外部から視認できるようにするために、基板ケースは、通常、透明な材料によって形成される。
ところが、従来の遊技機において、メイン制御基板を格納する基板ケースは、その背面を遊技機筺体の背板の前面に直接的に又はホルダ等を介して間接的に取り付けられていた。このため、従来の遊技機では、基板ケースの背面側を破壊して電子基板等に不正アクセスした後、基板ケースを遊技機筺体の背板に再度取り付けることによって、基板ケースの破壊痕を基板ケースの背面側に隠れた状態として目立ちにくくすることが可能であった。したがって、電子基板等への不正アクセスの痕跡の有無を点検する者(通常、遊技機の設置店の従業員)は、基板ケースを前面側から目視するだけでは足りず、基板ケースを遊技機筺体から取り外してその背面側も目視する必要があった。
この点、これまでには、遊技機筺体の内部に収容された基板ケースを、その左右方向一側が遊技機筺体の奥側に位置する収容姿勢から収容姿勢よりも前方に移動した展開姿勢になるまで、その左右方向他側を回動中心として回動させることができるようにした遊技機も提案されている(例えば特許文献1を参照)。この種の遊技機では、基板ケースを遊技機筺体から完全に取り外さなくても、基板ケースの背面側を目視することが可能である。しかし、従来のこの種の遊技機では、基板ケースを大きく回動させることができなかった。このため、従来のこの種の遊技機では、基板ケースを限界まで回動させたとしても、基板ケースにおける回動中心近傍(基板ケースの左右方向他側)を目視しにくいという欠点があった。
例えば、特許文献1の遊技機では、基板ケース(同文献の図13における符号200を参照)の背面が遊技機筺体の背板に平行な状態(同図における上段部に示される状態)から基板ケースを約90°回動させると、基板ケースの前面が遊技機筺体の側板に干渉するため、基板ケースをそれ以上回動させることができない状態(同図における下段部に示される状態)となる。したがって、特許文献1の遊技機では、基板ケースを限界まで回動させたとしても、基板ケースにおける回動中心(同文献の図13におけるケース支持装置300)近傍の背面側は、遊技機筺体の奥側で横を向いているため、遊技機筺体の前方からは非常に目視しにくい状態となっている。
特開2014−057674号公報
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、基板ケースを遊技機筺体から完全に取り外さなくても基板ケースの背面側を目視できるようにするだけでなく、基板ケースにおける回動中心近傍の背面側を容易に目視できるようにすることで、不正アクセスの早期発見を図ることができる遊技機用基板ケースの支持構造を提供するものである。また、上記の遊技機用基板ケースの支持構造を用いて基板ケースを遊技機筺体に支持させた遊技機を提供することも本発明の目的である。
上記課題は、
遊技機筺体の内部に収容された基板ケースを、その左右方向一側が遊技機筺体の奥側に位置する収容姿勢から収容姿勢よりも前方に移動した展開姿勢になるまで、その左右方向他側を回動中心として回動させることができる状態で遊技機筺体に支持するための遊技機用基板ケースの支持構造であって、
遊技機筺体の内部で基板ケースを下側に吊り下げた状態又は上側に載置した状態で支持するための基板ケース支持体が、基板ケースの上側又は下側に設けられ、
軸部及び当該軸部の先端側に設けられた抜止部からなる第一ピンが、基板ケースにおける左右方向他側から上向き又は下向きに設けられ、
第一ピンの軸部を挿通可能で且つ第一ピンの抜止部を挿通できない幅を有する溝孔からなり、第一ピンの軸部を当該溝孔の長手方向に沿ってスライド可能な状態で支持するための第一案内溝が、基板ケース支持体に設けられ、
第一案内溝における少なくとも一部の区間が、第一ピンの軸部を左右方向に案内するための左右案内部とされたことにより、
基板ケースが展開姿勢にあるときの第一ピンの位置が、基板ケースが収容姿勢にあるときの第一ピンの位置よりも左右方向一側となるようにしたことを特徴とする遊技機用基板ケースの支持構造
を提供することによって解決される。
本発明の遊技機用基板ケースの支持構造では、第一ピンが、基板ケースの回動中心における支軸として機能するところ、上記のように、基板ケースが収容姿勢から展開姿勢まで回動する際に、第一ピンの位置が左右方向一側へ移動するようにしたことによって、基板ケースを90°を超える大きな角度で回動させても、基板ケースが側板等の遊技機筺体に干渉しにくくすることが可能になる。このため、展開姿勢とした基板ケースにおける回動中心近傍(基板ケースの左右方向他側)の背面側を目視しやすくし、基板ケースの背面側の目視点検に要する労力を軽減することが可能になる。したがって、基板ケースの背面側の目視点検を頻繁に行うことが容易になり、不正アクセスの早期発見を図ることもできる。
ところで、本明細書においては、「左右方向」のように、「左」又は「右」を含む語句を用いているが、特に断りのない限り、本明細書における「左」とは、収容姿勢にある基板ケースの前面に向かって左側となる側を意味し、本明細書における「右」とは、収容姿勢にあるときの基板ケースの前面に向かって右側となる側を意味している。本発明の遊技機用基板ケースの支持構造では、基板ケースが回動して収容姿勢にない場面もあるところ、当該場面において、「基板ケースの左右方向一側」という場合には、基板ケースにおける、それが収容姿勢にあったときに左右方向一側であった側を意味し、「基板ケースの左右方向他側」という場合には、基板ケースにおける、それが収容姿勢にあったときに左右方向他側であった側を意味している。
同様に、本明細書においては、「前後方向」のように、「前」又は「後」を含む語句を用いているが、特に断りのない限り、本明細書における「前」とは、収容姿勢にある基板ケースの前面に向かって手前側となる側を意味し、本明細書における「後」とは、収容姿勢にある基板ケースの前面に向かって奥側となる側を意味している。ただし、「前記」等、空間的な方向を意味しない語句に関しては、この限りではない。
また、「第一ピンの軸部を左右方向に案内するための左右案内部」とは、左右案内部において第一ピンの軸部が左右方向に対して完全に平行な方向に案内される場合だけでなく、左右方向に対して傾斜した方向(左右方向に対して垂直な方向を除く。)に案内される場合をも含んでいる。左右案内部は、左右方向に垂直な方向(前後方向)に対して非平行な方向へ第一ピンの軸部を案内するものであればよい。
本発明の遊技機用基板ケースの支持構造においては、第一案内溝における一部の区間を、第一ピンの軸部を前後方向に案内するための前後案内部として、基板ケースが展開姿勢にあるときの第一ピンの位置が、基板ケースが収容姿勢にあるときの第一ピンの位置よりも前方となるようにすると好ましい。これにより、基板ケースを90°を超えるさらに大きな角度で回動させても、基板ケースが側板等の遊技機筺体に干渉しにくくすることが可能になる。また、展開姿勢において基板ケース自体を前方に位置させることも可能になる。したがって、基板ケースの背面側を近い位置で目視することが可能となる。
本発明の遊技機用基板ケースの支持構造において、第一案内溝に対する第一ピンの軸部の挿し込み方は、特に限定されないが、次のようにすると好ましい。すなわち、第一案内溝を、基板ケース支持体の後縁に設けた第一開口部で基板ケース支持体の外部と連通した形態に設け、第一ピンの軸部を第一開口部から挿し込んで第一案内溝に導き入れた後、遊技機筺体の背面を形成する背板で第一開口部を塞いだ構造(以下、この構造を「背板閉塞構造」と呼ぶことがある。)とすると好ましい。というのも、不正アクセスの際に基板ケースが破損等した場合において、不正アクセスの痕跡を消そうとする者は、基板ケースを破損等していないものに交換する必要があるところ、上記の背板閉塞構造を採用することによって、遊技機筺体の背板を取り外さなければ基板ケースを基板ケース支持体から取り外すことができないようにすることが可能になるからである。したがって、そのような不正アクセスを抑止することが可能になる。
本発明の遊技機用基板ケースの支持構造において、基板ケースに対する第一ピンの設け方は、特に限定されず、例えば、基板ケースとは別個に形成した第一ピンを螺合等によって基板ケースに固定してもよい。しかし、この場合には、基板ケース等に目立つ痕跡を残すことなく第一ピンが基板ケースから取り外されてしまう可能性が生じ、基板ケースを基板ケース支持体から取り外す作業が容易になる虞がある。このため、第一ピンは、基板ケースに対して一体化した状態(第一ピンや基板ケースを破損等しなければ第一ピンを基板ケースから分離できない状態)に設けると好ましい。特に、上記の背板閉塞構造を採用する場合には、第一ピンを基板ケースに対して一体化した状態に設けると好ましい。
第一ピンを基板ケースに対して一体化した状態に設ける方法は、特に限定されず、例えば、第一ピンと基板ケースとを連続した形態で同一の金型で同時に成形する方法等が挙げられる。しかし、この場合には、第一ピンを基板ケース(通常、樹脂によって形成される。)と同じ材料で形成する必要が生じるところ、負荷の掛かりやすい第一ピンを基板ケースよりも強度のある金属によって形成することができなくなってしまう。したがって、基板ケースを成形するための金型に金属製の第一ピン(所定形状に形成された後の第一ピン)を予めセットした状態で、基板ケースの成形材料である樹脂材料を前記金型内に射出することにより、第一ピンを基板ケースに一体化させる(第一ピンの一部を基板ケース内に埋め込んだ状態とする)と好ましい。これにより、第一ピンと基板ケースの材料が異なる場合であっても、第一ピンを基板ケースに対して一体化させることが可能になる。
本発明の遊技機用基板ケースの支持構造においては、基板ケースを第一ピンのみで基板ケース支持体に支持するようにしてもよいが、
軸部及び当該軸部の先端側に設けられた抜止部からなる第二ピンを、基板ケースにおける第一ピンが設けられた箇所よりも左右方向一側に位置する箇所から上向き又は下向きに設け、
第二ピンの軸部を挿通可能で且つ第二ピンの抜止部を挿通できない幅を有する溝孔からなり、基板ケースが収容姿勢から展開姿勢となるまで回動する際に第二ピンの軸部を当該溝孔の長手方向に沿ってスライド可能な状態で支持するための第二案内溝を、基板ケース支持体に設ける
ことも好ましい。
これにより、第一ピンと第二ピンとで基板ケースを吊り下げる等、基板ケースのバランスのよい支持が可能となり、基板ケースの安定性を高めることが可能になる。加えて、基板ケースの重量に起因する負荷を第一ピンと第二ピンとに分散することも可能になる。したがって、基板ケースの回動を繰り返しても、第一ピン又は第二ピンの周辺が破損しないようにすることができる。また、本実施態様の遊技機用基板ケースにおいて、基板ケースは、少なくとも回動及びスライド移動の2つの移動自由度を有しているが、第一ピン及び第二ピンをそれぞれ第一案内溝及び第二案内溝で案内することによって、収容姿勢から展開姿勢へと移行する際の基板ケースの移動態様を制限することも可能になる。したがって、基板ケースが遊技機筺体の内部における他の部材等に意図せず衝突して破損する等の不具合を防止することができる。
本発明の遊技機用基板ケースの支持構造において、第一案内溝に加えて第二案内溝を設ける場合には、第一案内溝と第二案内溝は、互いに独立した2本の溝孔の形態で設けてもよいし、1本の溝孔に集約した形態で設けてもよい。前者の場合には、第一ピン及び第二ピンの配置や、第一案内溝及び第二案内溝の形態や配置を設計しやすく、収容姿勢から展開姿勢へと移行する際の基板ケースにある程度複雑な軌跡を辿らせたいような場合であっても比較的容易に実現できるというメリットがある。一方、後者の場合には、基板ケース支持体に設ける溝孔の本数を減らして基板ケース支持体の強度を維持しやすいというメリットがある。
以上のように、本発明によって、基板ケースを遊技機筺体から完全に取り外さなくても基板ケースの背面側を目視できるようにするだけでなく、基板ケースにおける回動中心近傍の背面側を容易に目視できるようにすることで、不正アクセスの早期発見を図ることができる遊技機用基板ケースの支持構造を提供することが可能になる。また、上記の遊技機用基板ケースの支持構造を用いて基板ケースを遊技機筺体に支持させた遊技機を提供することも可能になる。
回胴式遊技機の正面図である。 前扉を開いた状態の回胴式遊技機を示した斜視図である。 メイン制御基板ユニットを分解した状態を示した斜視図である。 第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、基板ケースを収容姿勢から展開姿勢まで回動させる前後の状態を示した斜視図である。 第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、基板ケースが収容姿勢にあるときの基板ケース及び基板ケース支持体の一部を破断して示した前面図である。 第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造における基板ケース支持体を示した平面図である。 第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、基板ケースを基板ケース支持体に組み付けている様子を示した分解斜視図である。 第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、基板ケースを収容姿勢から展開姿勢まで回動させる様子をフェーズごとに示した平面図である。 第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、各フェーズにおける第一ピン及び第二ピンと第一案内溝及び第二案内溝との位置関係を示した平面図である。 第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、基板ケースを収容姿勢から展開姿勢まで回動させる前後の状態を示した斜視図である。 第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造における基板ケース支持体を示した平面図である。 第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、基板ケースを収容姿勢から展開姿勢まで回動させる様子をフェーズごとに示した平面図である。 第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、各フェーズにおける第一ピン及び第二ピンと第一案内溝及び第二案内溝との位置関係を示した平面図である。
本発明の遊技機用基板ケースの支持構造の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。以下においては、説明の便宜上、本発明の遊技機用基板ケースの支持構造を回胴式遊技機において採用する場合を例に挙げて説明するが、本発明の遊技機用基板ケースの支持構造は、パチンコ遊技機等の他の遊技機においても採用することができる。
1.回胴式遊技機
図1は、回胴式遊技機10の正面図である。回胴式遊技機10は、図1に示すように、その前面側に、メダルを投入するためのメダル投入口11と、メダルを払い出すためのメダル払出口12と、その外周面に図柄が描かれた3本のリール13,14,15と、映像演出を行うための液晶ディスプレイ16と、照明演出を行うための発光ランプ(図示省略)と、音声演出を行うためのスピ−カー17等を備えたものとなっており、操作部として、1遊技当たりの最大枚数(通常3枚)のメダルをベットするためのマックスベットボタン18と、ベットするメダルを1枚ずつ増加するためのシングルベットボタン19と、リール13,14,15の回転を開始するためのスタートレバー20と、リール13,14,15の回転をそれぞれ停止するための3個のストップボタン21,22,23と、演出を切り替えるためのチャンスボタン24と、クレジットされたメダルを払い戻すための払戻しボタン25等を有するものとなっている。
この回胴式遊技機10は、メダルのクレジット枚数が所定枚数以上となった状態でスタートレバー20が操作されると、役抽選が実行されるとともにリール13,14,15が一斉に回転を開始し、ストップボタン21,22,23がそれぞれ操作されると、操作されたストップボタン21,22,23に対応するリール13,14,15の回転が停止していき、全てのリール13,14,15が停止したときにリール窓10bの有効ライン上に表示される図柄の組み合わせが役抽選で当選した役に対応したものとなっていた場合(入賞した場合)に、その役に応じた枚数のメダルが払い出され、メダルのクレジット枚数が上限値に達しているときには、ホッパーユニット36(図2を参照)から送出されたメダルがメダル払出口12を通じて払い出されるようになっている。メダルのクレジット枚数は、メダルのクレジット枚数が上限値に達していないときに、メダル投入口11にメダルが投入される、又は、入賞によってメダルが払い出されると増加するようになっている。
図2は、前扉10bを開いた状態の回胴式遊技機10を示した斜視図である。回胴式遊技機10は、図2に示すように、前方が開放された箱状を為す筺体本体10aと、筺体本体10aの前面側に開閉可能な状態で取り付けられた前扉10bとで構成された遊技機筺体の内部に各種の機器が収容されたものとなっている。筺体本体10aは、遊技機筺体の底面を為す底板10aと、遊技機筺体の側面を為す左右一対の側板10a,10aと、遊技機筺体の上面を為す天板10aと、遊技機筺体の背面を為す背板10aとで構成されている。本実施態様において、遊技機筺体の内部には、メイン制御基板ユニット30、サブ制御基板ユニット31、液晶ユニット32、電源ユニット33、コネクタユニット34、リールユニット35及びホッパーユニット36等が納められている。
メイン制御基板ユニット30は、役抽選や入賞判定等、遊技における基本的な制御を行うメイン制御基板(電子基板)が格納されたユニットである。サブ制御基板ユニット31は、発光ランプや音声による演出等、遊技における演出に関する制御を行うサブ制御基板(電子基板)が格納されたユニットである。液晶ユニット32は、液晶ディスプレイ16(図1を参照)に表示される映像による演出に関する制御を行う映像基板(電子基板)が格納されたユニットである。電源ユニット33は、回胴式遊技機10における各機器に電力を供給する電源基板(電子基板)が格納されたユニットである。コネクタユニット34は、特定の機器に接続されたケーブルを仲介する仲介基板(電子基板)が格納されたユニットである。リールユニット35は、リール13,14,15の回転をそれぞれ独立して制御するリール制御基板(電子基板)を備えたユニットである。ホッパーユニット36は、メダル投入口11(図1を参照)に投入されたメダルを回収するとともに、メイン制御基板ユニット30からの信号に基づいてメダル払出口12(図1を参照)へメダルを送出する制御を行うホッパー制御基板(電子基板)を備えたユニットである。
これらのユニット30〜36における各種電子基板のうち、例えば、メイン制御基板ユニット30に格納されたメイン制御基板には、遊技機における基本的な制御を行うためのプログラムが記録された記憶装置(ROM)が搭載されている。この記憶装置が偽造されたものに交換されてしまうと、特定の操作を行うと必ず大当たりになるようにする等、悪意のある遊技者に不正な遊技を許してしまう。このため、本実施態様においては、図3に示すように、メイン制御基板ユニット30における電子基板(メイン制御基板30a)を基板ケース40で封止した状態としている。図3は、メイン制御基板ユニット30を分解した状態を示した斜視図である。メイン制御基板30aには、CPUやROM等の電子機器が実装されるが、図3においては、当該電子機器の図示を省略している。
本実施態様において、基板ケース40は、図3に示すように、メイン制御基板30aの背面側を覆うメイン制御基板ベース41と、メイン制御基板30aの前面側を覆うメイン制御基板カバー42とで構成している。基板ケース40の成形材料は、特に限定されないが、通常、それに格納されている電子基板等が偽造品に交換されたり、それがこじ開けられたりしたような場合であっても、その痕跡をその外部から視認できるようにするために、透明樹脂が用いられる。本実施態様において、基板ケース40は、透明樹脂を射出成形したものとなっている。サブ制御基板ユニット31や液晶ユニット32等、電子基板を格納する他のユニットにおいても、メイン制御基板ユニット30と同様の封止構造(電子基板を基板ケースで封止する構造)が採用される。
本発明の遊技機用基板ケースの支持構造は、上記のメイン制御基板ユニット30の基板ケース40を、筺体本体10a(遊技機筺体)に支持する際に好適に採用することができる。以下においては、説明の便宜上、本発明の遊技機用基板ケースの支持構造を、メイン制御基板ユニット30の基板ケース40で採用する場合を例に挙げて説明する。しかし、本発明の遊技機用基板ケースの支持構造は、これに限定されず、サブ制御基板ユニット31の基板ケースや、液晶ユニット32の基板ケース等を遊技機筺体に支持する場合でも採用することができる。
2.遊技機用基板ケースの支持構造
本発明の遊技機用基板ケースの支持構造における具体的な構成について、より詳しく説明する。以下においては、説明の便宜上、2つの実施態様(第一実施態様及び第二実施態様)を例に挙げて、本発明の遊技機用基板ケースの支持構造を説明するが、本発明の技術的範囲は、これらの実施態様に限定されることなく、発明の主旨を損なわない範囲で適宜変更を施すことができる。
2.1 第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造
まず、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造について説明する。図4は、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、基板ケース40を収容姿勢(同図(a))から展開姿勢(同図(b))まで回動させる前後の状態を示した斜視図である。図4において、遊技機筺体は、筺体本体10aの側板10a、天板10a及び背板10aのみを図示しており、底板10a側板10a及び前扉10bについては図示を省略している。図5は、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、基板ケース40が収容姿勢にあるときの基板ケース40及び基板ケース支持体50を示した前面図である。図5においては、基板ケース40の上部、基板ケース支持体50及び天板10aを、第一ピン43の中心線及び第二ピン44の中心線を通る平面で切断した断面で示している。
第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造は、図4に示すように、基板ケース40を、遊技機筺体10aの内部に収容された状態で支持するためのものとなっている。基板ケース40は、その右側(基板ケース40の前面に向かって右側)が遊技機筺体10aの奥側に位置する収容姿勢(同図(a))から、その右側が収容姿勢のときよりも前方(y軸方向負側)に移動した展開姿勢(同図(b))になるまで、その左側(基板ケース40の前面に向かって左側)を回動中心として回動させることができる状態で遊技機筺体10aに支持されている。以下においては、基板ケース40における右側(基板ケース40を収容姿勢から展開姿勢となるまで回動させる際に回動変位する側)を「回動変位側」と呼ぶことがあり、基板ケース40における左側(基板ケース40を収容姿勢から展開姿勢となるまで回動させる際に回動中心となる側)を「回動中心側」と呼ぶことがある。
2.1.1 基板ケース支持体(第一実施態様)
基板ケース40は、図5に示すように、基板ケース支持体50によって支持された状態となっている。基板ケース支持体50には、溝孔からなる第一案内溝51と、同じく溝孔からなる第二案内溝52とが設けられている。第一案内溝51は、後述する第一ピン43の軸部43aをスライド可能な状態で支持するための部分となっている。第一案内溝51の幅Wは、第一ピン43の軸部43aの直径Dよりも大きく、且つ、第一ピン43の先端側に設けられた抜止部43bの直径Dよりも小さくなっている。このため、第一案内溝51は、第一ピン43の軸部43aを挿通可能であるものの、第一ピン43の抜止部43bを挿通(通過させることが)できないものとなっている。
一方、第二案内溝52は、後述する第二ピン44の軸部44aをスライド可能な状態で支持するための部分となっている。第二案内溝52の幅と、第二ピン44の軸部44aの直径、及び、第二ピン44の先端側に設けられた抜止部44bの直径との関係は、上述した、第一案内溝51の幅Wと、第一ピン43の軸部43aの直径D及び抜止部43bの直径Dとの関係と同様となっている。このため、第二案内溝52は、第二ピン44の軸部44aを挿通可能であるものの、第二ピン44の抜止部44bを挿通(通過させることが)できないものとなっている。
したがって、図4(a)に示すように、収容姿勢にある基板ケース40を、その回動中心側の第一ピン43を中心に時計回り(z軸方向正側から見て時計回り。以下同じ。)に回動させようとした際には、基板ケース40が第一ピン43を中心として時計回りに回動しながら、第一ピン43及び第二ピン44がそれぞれ第一案内溝51及び第二案内溝52に沿ってスライド変位していくことで、図4(b)に示すように、基板ケース40が展開姿勢となるようになっている。以下においては、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造における上記の時計回りの回動のように、基板ケース40を収容姿勢から展開姿勢へと回動させる向きの回動を「展開回動」と呼び、展開回動の際に基板ケースが回動する向きを「順方向」と呼ぶことがある。
また逆に、図4(b)に示すように、展開姿勢にある基板ケース40を、その回動中心側の第一ピン43を中心に反時計回り(z軸方向正側から見て反時計回り。以下同じ。)に回動させようとした際には、基板ケース40が第一ピン43を中心として反時計回りに回動しながら、第一ピン43及び第二ピン44がそれぞれ第一案内溝51及び第二案内溝52に沿ってスライド変位していくことで、図4(a)に示すように、基板ケース40が収容姿勢となるようになっている。以下においては、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造における上記の反時計回りの回動のように、基板ケース40を展開姿勢から収容姿勢へと回動させる向きの回動を「収容回動」と呼び、収容回動の際に基板ケースが回動する向きを「逆方向」と呼ぶことがある。
第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においては、基板ケース支持体50を基板ケース40の上側に設けるとともに、第一ピン43及び第二ピン44を上向きに設けており、基板ケース40が基板ケース支持体50の下側に吊り下げられた状態で支持されるようになっているが、基板ケース40は、基板ケース支持体50の上側に載置した状態で支持させることもできる。基板ケース40を基板ケース支持体50の上側に載置する場合には、基板ケース支持体50を基板ケース40よりも下側に設けるとともに、第一ピン43及び第二ピン44を下向きに設ける。ただし、この場合には、基板ケース40の安定性が悪くなり、基板ケース40を回動させる際に基板ケース40がガタつきやすくなる。このため、基板ケース40は、基板ケース支持体50の下側に吊り下げた状態で支持すると好ましい。
基板ケース支持体50は、遊技機筺体に対して直接的に(他の部材を介さずに)又は間接的に(他の部材を介して)固定される。基板ケース支持体50の設け方は、特に限定されず、遊技機筺体の内面から突出して設けた棚状部分等を基板ケース支持体50として利用することもできるが、この場合には、基板ケース支持体50が遊技機筺体の内部空間を仕切った状態となり、各ユニットで発生した熱が逃げにくくなる虞がある。このため、基板ケース支持体50は、遊技機筺体の一部を形成する形態(遊技機筺体に一体的に埋め込んだ形態)で設けると好ましい。第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、基板ケース支持体50は、天板10aの一部を形成する形態で設けている(天板10aの一部の区画が、基板ケース支持体50となるようにしている。)。基板ケース支持体50の上面は、保護カバー70(図7)で覆われる。保護カバー70は、図7以外の図面では図示を省略している。
2.1.2 第一ピン(第一実施態様)
基板ケース40の回動中心側には、図5に示すように、第一ピン43が設けられている。基板ケース支持体50の上側に基板ケース40を載置した状態とする場合には、第一ピン43は下向きに設けられるが、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造では、上述したように、基板ケース支持体50の下側に基板ケース40を吊り下げた状態としているため、第一ピン43は、基板ケース40の上部から上向きに設けている。第一ピン43は、メイン制御基板ベース41とメイン制御基板カバー42のいずれに設けてもよいが、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においては、メイン制御基板ベース41に第一ピン43を設けている。第一ピン43の材料は、特に限定されないが、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においては、金属によって第一ピン43を形成しており、第一ピン43を高強度なものとしている。
第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、第一ピン43は、軸部43aと、軸部43aの先端側(上端側)に設けた抜止部43bと、軸部43aの基端側(下端側)に設けたアンカー部43cとで構成している。軸部43aの直径Dは、第一案内溝51の幅Wよりも小さくされ、抜止部43bの直径Dは、第一案内溝51の幅Wよりも大きくされる。また、アンカー部43cの直径Dは、軸部43aの直径Dよりも大きくされる。軸部43aは、第一案内溝51に挿通して案内されるための部分である。抜止部43bは、第一ピン43が第一案内溝51から抜けないようにするための部分である。アンカー部43cは、第一ピン43が基板ケース40から外れないように基板ケース40に埋め込むための部分である。
第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においては、上述したように、第一ピン43を金属製とするとともに、基板ケース40を透明樹脂の射出成形によって成形するものとなっているところ、基板ケース40を射出成形するための金型に金属製の第一ピン43を予めセットした状態で、基板ケース40の成形材料である樹脂材料を前記金型内に射出することにより、第一ピン43のアンカー部43cの周辺が、基板ケース40における第一ピン埋込部46の内部に埋め込まれた状態で一体化されるようにしている。このため、基板ケース40における第一ピン埋込部46の周辺を破損する等して、基板ケース40に痕跡を残さない限りは、第一ピン43を基板ケース40から取り外すことができない状態となっている。
基板ケース40を左右方向に亘るどの部分に第一ピン43を設けるかは、特に限定されない。しかし、第一ピン43を基板ケース40における左右方向中心に近い箇所に設けると、基板ケース40を収容姿勢よりも大きく前方に移動させた後に回動するようにしないと、基板ケース40の回動中心側の端部が背板10a等に干渉するようになる。このため、第一ピン43は、基板ケース40の左右方向の幅をL(図5)として、基板ケース40の回動中心側の端部から第一ピン43の中心までの距離(左右方向に沿った距離)をL(図5)としたときに、距離Lに対する距離Lの比L/Lが0.4以下となる箇所に設けると好ましい。比L/Lは、0.3以下であるとより好ましく、0.2以下であるとさらに好ましく、0.1以下であると最適である。比L/Lは、通常、0以上とされるが、第一ピン43は、基板ケース40の回動中心側の端部よりも外方(図5の例では左側)に突き出た箇所に設けてもよい。
2.1.3 第二ピン(第一実施態様)
基板ケース40における第一ピン43が設けられた箇所よりも回動変位側(基板ケース40の前面に向かって右側)には、図5に示すように、第二ピン44が設けられている。基板ケース支持体50の上側に基板ケース40を載置した状態とする場合には、第二ピン44は下向きに設けられるが、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造では、上述したように、基板ケース支持体50の下側に基板ケース40を吊り下げた状態としているため、第二ピン44は、基板ケース40の上部から上向きに設けている。第二ピン44は、メイン制御基板ベース41とメイン制御基板カバー42のいずれに設けてもよいが、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においては、メイン制御基板ベース41に第二ピン44を設けている。第二ピン44の材料は、特に限定されないが、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においては、第一ピン43と同じく、金属によって第二ピン44を形成している。
第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、第二ピン44は、第一ピン43と同様、軸部44aと、軸部44aの先端側(上端側)に設けた抜止部44bと、軸部44aの基端側(下端側)に設けたアンカー部44cとで構成している。軸部44aの直径は、第二案内溝52の幅よりも小さくされ、抜止部44bの直径は、第二案内溝51の幅よりも大きくされる。また、アンカー部44cの直径は、軸部44aの直径よりも大きくされる。軸部44aは、第二案内溝52に挿通して案内されるための部分である。抜止部44bは、第二ピン44が第二案内溝52から抜けないようにするための部分である。アンカー部44cは、第二ピン44が基板ケース40から外れないように基板ケース40に埋め込むための部分である。
第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においては、上述したように、第二ピン44を金属製とするとともに、基板ケース40を透明樹脂の射出成形によって成形するものとなっているところ、基板ケース40を射出成形するための金型に金属製の第二ピン44を予めセットした状態で、基板ケース40の成形材料である樹脂材料を前記金型内に射出することにより、第二ピン44のアンカー部44cの周辺が、基板ケース40における第二ピン埋込部47の内部に埋め込まれた状態で一体化されるようにしている。このため、基板ケース40における第二ピン埋込部47の周辺を破損する等して、基板ケース40に痕跡を残さない限りは、第二ピン44を基板ケース40から取り外すことができない状態となっている。
第二ピン44は、基板ケース40における第一ピン43よりも回動変位側に設けるのであれば、それを設ける箇所を特に限定されない。しかし、第二ピン44を基板ケース40における第一ピン43に近すぎる箇所に設けると、基板ケース40のバランスが悪くなる虞がある。このため、第二ピン44は、基板ケース40の左右方向の幅をL(図5)として、第一ピン43の中心から第二ピン44の中心までの距離(左右方向に沿った距離)をL(図5)としたときに、距離Lに対する距離Lの比L/Lが0.1以上となる箇所に設けると好ましい。比L/Lは、0.15以上であるとより好ましく、0.2以上であるとさらに好ましく、0.25以上であると最適である。
一方、第二ピン44を基板ケース40における第一ピン43に遠すぎる箇所に設けると、第一ピン43を中心とする第二ピン44の回動半径が大きくなり、基板ケース40の幅Lが大きい場合に、後述する第二案内溝52を遊技機筺体の奥行き(前後幅)内に納めることができなくなる虞がある。このため、第二ピン44は、比L/Lが0.7以下となる箇所に設けると好ましい。比L/Lは、0.6以下であるとより好ましく、0.5以下であるとさらに好ましい。ただし、基板ケース40の幅Lが遊技機筺体の左右幅に対して十分小さい場合(例えば、基板ケース40の幅Lが遊技機筺体の左右幅の50%以下である場合)には、この限りではない。
2.1.4 収容姿勢維持手段(第一実施態様)
ところで、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においては、図5に示すように、収容姿勢にあるときの基板ケース40を収容姿勢に維持するための収容姿勢維持手段60を設けている。このように、収容姿勢維持手段60を設けることにより、遊技機を運搬等する際等に、基板ケース40が遊技機筺体の内部で意図せず回動して破損したり、遊技者が遊技機筺体を叩いた際等に、基板ケース40が収容姿勢から脱落してぐらついた状態となったりしないようにすることが可能となっている。
収容姿勢維持手段60は、それを意図的に操作したり、基板ケース40に意図的に大きな力を加えたりしない限りは、基板ケース40を収容姿勢から移動させることができないようにするもの(収容姿勢にある基板ケース40が振動等によって意図せず移動しないようにするもの)であれば特に限定されない。収容姿勢維持手段60としては、係合機構等の機械的な機構を利用したもののほか、磁力等の遠隔力を利用したものが挙げられる。第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、収容姿勢維持手段60は、磁着体61と、磁着部61に対して磁着される被磁着体62とによって構成している。被磁着体62は、基板ケース40に固定され、磁着体61は、天板10aにおける被磁着体62に重なる部分(基板ケース40が収容姿勢にあるときに被磁着体62に重なる部分)に固定されている。磁着体61は、天板10a以外の遊技機筺体や、遊技機筺体に対して固定された部材等に固定されたものであってもよい。これにより、磁着体61と被磁着体62との間に作用する磁力(引力)によって、基板ケース40が収容姿勢に維持されるようにしながらも、その磁力を上回る力を加えて基板ケースを操作しようとした際には、基板ケース40を収容姿勢から移動させることが可能となっている。
基板ケース40を左右方向に亘るどの部分に被磁着体62を設けるかは、特に限定されないが、基板ケース40の回動変位側に設けると好ましい。具体的には、基板ケース40の左右方向の幅L(図5)に対する基板ケース40の回動変位側の端部から被磁着体62の中心までの左右方向に沿った距離L(図5)の比L/Lが0.5以下となる範囲に被磁着体62を設けると好ましい。これにより、基板ケース40を収容姿勢から移動させるために要する力を大きくし、収容姿勢にある基板ケース40の意図しない移動をより確実に防止することが可能になる。比L/Lは、0.3以下とするとより好ましく、0.1以下とするとさらに好ましい。第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、比L/Lは、約0.067となっている。比L/Lの上限は、特に限定されない。被磁着体62は、基板ケース40の回動変位側の端部よりも外方(図5の例では右側)に突き出た箇所に設けてもよい。
2.1.5 第一案内溝(第一実施態様)
図6は、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造における基板ケース支持体50を示した平面図である。第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造では、図6における、点Pと点Pとを結ぶ区間Pに沿って設けられた溝孔と、点Pと点Pとを結ぶ区間Pに沿って設けられた溝孔とを合わせた部分が、第一案内溝51として機能するようになっている。
第一案内溝51の全区間Pのうち少なくとも一部の区間Pは、左右方向(x軸方向)に延在するように形成(y軸方向に非平行な方向に延在するように形成)されている。第一案内溝51における区間Pは、第一ピン43(図5)の軸部43aを左右方向に案内するための左右案内部として機能するようになっている。このように、第一案内溝51に左右案内部Pを設けることにより、図4(b)に示すように、基板ケース40が展開姿勢にあるときの第一ピン43の位置が、図4(a)に示すように、基板ケース40が収容姿勢にあるときの第一ピン43の位置よりも右側(x軸方向正側)となるようになっている。したがって、基板ケース40を90°を超える大きな角度で回動させても、基板ケース40が側板10a(図4)等の遊技機筺体に干渉しにくくすることが可能となっている。よって、展開姿勢とした基板ケース40の背面側の全体を目視しやすくし、基板ケース40の背面側の目視点検に要する労力を軽減することで、不正アクセスの早期発見を図ることができるようになっている。
左右案内部Pは、必ずしも直線状に設ける必要はなく、曲線状に設けてもよい。また、左右案内部Pは、必ずしも左右方向(x軸方向)に対して平行に設ける必要はなく、左右方向に対して傾斜(前後方向(y軸方向)に平行な方向を除く。)した状態で設けてもよい。第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においても、左右案内部Pは、左右方向に対して僅かに傾斜した円弧状に設けている。さらに、左右案内部Pは、複数箇所に分断して設けても(左右案内部Pの途中部分に前後方向(y軸方向)に対して平行に延在する部分を設けても)よいが、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造では、左右案内部Pを1箇所に連続した状態で設けている。
また、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においては、第一案内溝51における一部の区間Pが、前後方向(y軸方向)と平行に設けられている。第一案内溝51における区間Pは、第一ピン43(図5)の軸部43aを前後方向に案内するための前後案内部として機能するようになっている。このように、第一案内溝51に前後案内部Pを設けることにより、図4(b)に示すように、基板ケース40が展開姿勢にあるときの第一ピン43の位置が、図4(a)に示すように、基板ケース40が収容姿勢にあるときの第一ピン43の位置よりも前方(y軸方向負側)となるようになっている。したがって、基板ケース40を展開回動する際における背板10a(図4)から基板ケース40における回動中心(第一ピン43)までの距離を長く確保し、基板ケース40の回動中心側の端部が背板10aに干渉しにくくすることが可能となっている。また、展開姿勢において基板ケース40を前方に位置させ、基板ケース40を近い位置で目視することも可能となっている。
第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、前後案内部Pは、直線状に設けているが、曲線状に設けてもよい。また、前後案内部Pは、複数箇所に分断して設けても(前後案内部Pの途中部分に左右方向(x軸方向)に延在する部分を設けても)よいが、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造では、前後案内部Pを1箇所に連続した状態で設けている。さらに、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においては、基板ケース40を収容姿勢から展開姿勢まで回動させる際に、第一ピン43が前後案内部Pで案内された後も右案内部Pで案内されるようになっているが、前後案内部と左右案内部の配置を逆にして、第一ピン43が左右案内部で案内された後に前後案内部で案内されるようにしてもよい。
2.1.6 第二案内溝(第一実施態様)
第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造では、図6における、点Qと点Qとを結ぶ区間Qに沿って設けられた溝孔と、点Qと点Qとを結ぶ区間Qに沿って設けられた溝孔とを合わせた部分が、第二案内溝52として機能するようになっている。第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においては、第二案内溝52の全区間Qのうち、区間Qを前後方向と平行に形成しており、区間Qを円弧状に形成している。第二案内溝52の区間Qは、第二ピン44(図5)の軸部44aを前後方向に案内するための前後案内部として機能するようになっている。一方、第二案内溝52の区間Qは、第二ピン44の軸部44aを、点Pを中心とする円弧に沿って案内するための円弧案内部として機能するようになっている。ただし、これは飽くまで一例であり、第二案内溝52の具体的な形態は、第一案内溝51の形態や、基板ケース40の所望の回動態様等によって、適宜変更される。
2.1.7 第一開口部及び第二開口部(第一実施態様)
ところで、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造では、基板ケース支持体50の後縁に、第一開口部50a及び第二開口部50bが設けられており、第一案内溝51及び第二案内溝52が、それぞれ第一開口部50a及び第二開口部50bによって、基板ケース支持体50の外部と連通した状態となっている。具体的には、第一案内溝51は、第一開口部50aにおける点Pと第一案内溝51における点Pとを結ぶ区間Pに沿って設けられた溝孔(以下においては「第一導入溝」と呼ぶことがある。)によって、基板ケース支持体50の外部と連通され、第二案内溝52は、第二開口部50bにおける点Qと第二案内溝52における点Qとを結ぶ区間Qに沿って設けられた溝孔(以下においては「第二導入溝」と呼ぶことがある。)によって、基板ケース支持体50の外部と連通された状態となっている。
このため、図7に示すように、基板ケース40を基板ケース支持体50に対して後方(y軸方向正側)から前方(y軸方向負側)に移動させ、第一ピン43の軸部43a及び第二ピン44の軸部44aを、それぞれ第一開口部50a及び第二開口部50bに挿し込んで第一導入溝P(図6)及び第二導入溝Q(図6)を通じて第一案内溝51及び第二案内溝52に導き入れることで、基板ケース40を基板ケース支持体50に組み付けることができるようになっている。図7は、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、基板ケース40を基板ケース支持体50に組み付けている様子を示した分解斜視図である。図7において、遊技機筺体は、側板10aと、天板10aと、背板10aのみを図示しており、底板10aと、側板10aと、前扉10bについては図示を省略している。
第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造では、既に述べたように、第一ピン43及び第二ピン44が基板ケース40に一体化されていることに加えて、第一ピン43及び第二ピン44の先端側に抜止部43b及び抜止部44bがそれぞれ設けられているところ、上記のように、第一ピン43及び第二ピン44を、それぞれ第一導入溝P及び第二導入溝Qを通じて第一案内溝51及び第二案内溝52に挿し込むことで、基板ケース40を基板ケース支持体50の下側に吊り下げた状態で組み付けることができるようになっている。
また、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造では、第一案内溝51及び第二案内溝52に第一ピン43及び第二ピン44を挿し込んだ後の第一開口部50a及び第二開口部50bを、天板10aの後縁部に組み付けた背板10aの上縁部よって塞ぐ背板閉塞構造を採用している。このため、背板10aを天板10aから取り外さなければ、基板ケース40を基板ケース支持体50から取り外すことができないようになっている。したがって、不正アクセスの際に破損等した基板ケース40を破損等していないものに交換するといった、不正アクセスの証拠隠滅行為を行いにくくすることが可能となっている。
2.1.8 基板ケースの回動態様(第一実施態様)
続いて、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造における基板ケース40の回動態様について説明する。図8は、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、基板ケース40を収容姿勢(同図(a))から展開姿勢(同図(d))まで回動させる様子をフェーズごとに示した平面図である。図8において、遊技機筺体は、天板10aのみを図示している。
図8(a)に示すように、基板ケース40が収容姿勢にあるときには、第一ピン43の中心が第一案内溝51における点P(第一案内溝51における前後案内部の始点)と重なり、第二ピン44の中心が第二案内溝52における点Q(第二案内溝52における前後案内部の始点)と重なるようになっている。第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、基板ケース40が収容姿勢にあるときには、基板ケース40の背面が遊技機筺体の背板10a(図4)と略平行になるようになっている。
図8(a)に示す状態から、基板ケース40の右側(回動変位側)の端部を手で掴み、第一ピン43を中心とする時計回り(順方向)に基板ケース40を回動(展開回動)させようとすると、基板ケース40は、そのようには回動せず、図8(b)に示すように、前方(y軸方向負側)へ平行移動するようになる。これは、第二ピン44が第二案内溝52に支持された状態となっていることに加えて、第二案内溝52の区間Qが、前後方向(y軸方向)に延びる第一案内溝51の区間Pに対して平行になっているため、第二案内溝52が、第一ピン43を中心とした第二ピン44の回動を規制してその回動を前後方向の平行移動に変換するように作用することによる。
図8(b)に示す状態においては、第一ピン43の中心が第一案内溝51における点P(第一案内溝51における前後案内部の終点、且つ、第一案内溝51における左右案内部の始点)と重なり、第二ピン44の中心が第二案内溝52における点Q(第二案内溝52における前後案内部の終点、且つ、第二案内溝52における円弧案内部の始点)と重なるようになっている。このとき、基板ケース40の背面は、背板10a(図4)の前面から前方へ離れた状態となっているものの、基板ケース40の背面と背板10aの前面は、略平行な位置関係を維持している。
図8(b)に示す状態から、基板ケース40を順方向に回動させようとすると、基板ケース40は、前後方向に平行移動することなく、第一ピン43を中心として時計回りに回動し、図8(c)に示す状態となる。これは、第二ピン44が第二案内溝52における前後案内部(区間Q)から円弧案内部(区間Q)に導入されたため、第二案内溝52が、第一ピン43を中心とした第二ピン44の回動を規制することなく円弧状に第二ピン44を案内するように作用することによる。
図8(c)に示す状態においては、第一ピン43の中心が第一案内溝51における点P(第一案内溝51における前後案内部の終点、且つ、第一案内溝51における左右案内部の始点)と重なり、第二ピン44の中心が第二案内溝52における点Q(第二案内溝52における円弧案内部の終点)と重なるようになっている。このとき、基板ケース40の背面は、背板10a(図4)に対して略垂直となっている。
図8(c)に示す状態から、基板ケース40をさらに順方向に回動させようとすると、基板ケース40は、第二ピン44を中心として順方向に回動し、図8(d)に示す展開姿勢となる。これは、図8(c)に示す状態においては、第二ピン44が第二案内溝の終点Qに達しており、第二ピン44はそれ以上順方向には移動できない状態となっている一方、第一ピン43が第一案内溝51における左右案内部(区間P)に導入されており、第一ピン43は第二ピン44を中心とした円弧状に案内されるようになっていることによる。第一案内溝51における左右案内部Pは、点Qを中心とする円弧状に湾曲しているため、この左右案内部Pでは、第一ピン43は、左右方向だけでなく、僅かに前方にも案内されるようになっている。
図8(d)に示す展開姿勢においては、第一ピン43の中心が第一案内溝51における点P(第一案内溝51における左右案内部の終点)と重なり、第二ピン44の中心が第二案内溝52における点Q(第二案内溝52における円弧案内部の終点)と重なるようになっている。展開姿勢にあるときの基板ケース40は、収容姿勢から90°を超える角度で回動しており、基板ケース40の背面が斜め前方を向いた状態となっているため、基板ケース40の背面全体(特に第一ピン43が設けられた回動中心側の背面)を目視しやすい状態となっている。また、基板ケース40が展開姿勢にあるときの第一ピン43の位置(点P)は、基板ケース40が収容姿勢にあるときの第一ピン43の位置(点P)よりも前方へ移動しているため、基板ケース40の背面を近い位置で目視することも可能となっている。よって、基板ケース40の背面側の目視点検に要する労力を軽減し、不正アクセスの早期発見を図ることが可能となっている。
展開姿勢にある基板ケース40を収容姿勢に戻す際には、図8(d)に示す基板ケース40の回動変位側の端部を手で掴み、基板ケース40を反時計回り(逆方向)に回動(収容回動)させればよい。すると、基板ケース40は、図8(d)、図8(c)、図8(b)及び図8(a)の順で移動し、図8(a)に示す収容姿勢となる。基板ケース40が収容姿勢となると、収容姿勢維持手段60(図5)の磁着体61と被磁着体62とが磁着するため、収容姿勢にある基板ケース40は、ある程度大きな力でそれを展開回動しようとしない限りは、収容姿勢を維持するようになっている。
2.1.8 展開角度等(第一実施態様)
図9は、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、各フェーズにおける第一ピン43及び第二ピン44と第一案内溝51及び第二案内溝52との位置関係を示した平面図である。図9においては、天板10aや基板ケース支持体50の図示を省略しており、第一案内溝51及び第二案内溝52を網掛けハッチングで示している。
基板ケース40の展開角度θ(基板ケース40が収容姿勢から展開姿勢となるまでの間に回動する角度のこと。図9においては、直線Pと直線Pとが為す角度に一致する。)は、90°よりも大きければ特に限定されない。しかし、展開角度θが小さすぎる(90°に近すぎる)と、本発明の構成を採用する意義が低下する。このため、展開角度θは、100°以上とすると好ましい。展開角度θは、110°以上とするとより好ましく、120°以上とするとさらに好ましい。第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、基板ケース40の展開角度θは、約120°となっている。展開角度θの上限に特に制限はない。基板ケース40が遊技機筺体に干渉等しないのであれば、展開角度θは、180°程度とすることも可能である。
また、第一案内溝51における左右案内部(区間P)の左右方向(x軸方向)に沿った長さδx(図9)は、基板ケース40の左右方向の幅L(図5)等によっても異なり、特に限定されない。しかし、左右案内部Pの長さδxを短くしすぎると、展開角度θを大きく確保しにくくなる。このため、左右案内部Pの長さδxは、基板ケース40の幅Lに対する長さδxの比δx/Lが0.05以上となる範囲で設定すると好ましい。比δx/Lは、0.1以上であるとより好ましく、0.15以上とするとさらに好ましい。第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、比δx/L約0.16となっている。比δx/Lに特に上限は無いが、1よりも大きくしても意味が無いため、通常、1以下とされる。
さらに、第一案内溝51における前後案内部(区間P)の前後方向(y軸方向)に沿った長さδy(図9)は、第一案内溝51や第二案内溝52が遊技機筺体の前後幅(第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においては天板10a(図6)の前後幅)に収まる範囲内であれば、特に限定されない。しかし、前後案内部Pの長さδyを短くしすぎると、展開姿勢にあるときの基板ケース40が収納姿勢にあるときよりも僅かにしか前方に移動せず、基板ケース40の背面を近い場所で目視ににくくなる虞がある。また、基板ケース40を図8(b)に示す状態から図8(c)に示す状態まで回動しようとした際に、基板ケース40の回動中心側の端部が背板10a(図4)に干渉する虞もある。このため、前後案内部Pの長さδyは、基板ケース40が収容姿勢にあるときの第一ピン43の中心(点P)から天板10aの前縁までの前後方向に沿った距離L(図6)に対する長さδyの比δy/Lが0.05以上となる範囲で設定すると好ましい。比δy/Lは、0.1以上であるとより好ましく、0.15以上であるとさらに好ましい。第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、比δy/Lは、約0.15となっている。比δy/Lは、1よりも小さければ特に上限は無いが、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造のように、第一ピン43及び第一案内溝51に加えて第二ピン44及び第二案内溝52を設ける場合には、距離Lと第一ピン43の中心から第二ピン44の中心までの距離L(図5)との差L−Lよりも小さくされる。
ところで、第一案内溝51に左右案内部Pを設けたことによって、基板ケース40を収容姿勢から90°を超える大きな角度で回動させても、基板ケース40が遊技機筺体等の障害物に干渉しにくくすることが可能なることについては、既に述べた通りであるが、これは、図9を用いて、以下のように説明することができる。
単に、基板ケース40を収容姿勢から90°を越える角度(ここでは、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造と同じ120°とする。)で回動させようとするならば、図9における左右案内部Pを第一案内溝51に設けずに(区間Pのみを第一案内溝51として)、且つ、同図における破線部αに示すように、第二案内溝52を点Qまで延長して設ける方法もある。この場合、基板ケース40は、障害物との干渉を考慮しなければ、図9における破線部βに示す姿勢(第一ピン43が点Pに重なり、第二ピン44が点Qに重なる姿勢)まで回動できることになる。しかし、この場合の基板ケース40は、「2.1.8 基板ケースの回動態様(第一実施態様)」の欄で述べた第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造における基板ケース40よりも、展開姿勢において、X(Xのx軸方向に沿った幅は、長さδxに一致する。)だけ左側(x軸方向負側)に位置するようになっており、図9におけるXで示される範囲に遊技機筺体等の障害物があれば、破線部βに示す位置まで回動できない(展開角度θが120°よりも小さくなる)ようになる。これに対し、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造では、図9におけるXで示される範囲に障害物があっても、展開角度θが120°となる本来の展開姿勢まで回動させることができる。すなわち、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造では、第一案内溝51に左右案内部Pを設けたことによって、基板ケース40を収容姿勢から90°を超える大きな角度で回動させても、基板ケース40が遊技機筺体等の障害物に干渉しにくくすることが可能となっている。
2.2 第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造
続いて、第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造について説明する。図10は、第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、基板ケース40を収容姿勢(同図(a))から展開姿勢(同図(b))まで回動させる前後の状態を示した斜視図である。図10において、遊技機筺体は、筺体本体10aの側板10a、天板10a及び背板10aのみを図示しており、底板10a側板10a及び前扉10bについては図示を省略している。図11は、第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造における基板ケース支持体50を示した平面図である。
以下においては、主に、第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造における第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造と異なる構成を説明し、その他の構成については説明を割愛する。第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造で特に言及しない構成については、上述した第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造と同様の構成を採用することができる。
2.2.1 第一案内溝及び第二案内溝(第二実施態様)
上述した第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造では、図6に示すように、第一案内溝51と第二案内溝52とを、互いに独立した2本の溝孔の形態で設けており、第一案内溝51と第二案内溝52との平面視形状が「リ」の字状となっていた。これに対し、第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造では、図11に示すように、第一案内溝51と第二案内溝52とを、1本の溝孔に集約した形態で設けており、第一案内溝51と第二案内溝52との平面視形状が「つ」の字状となっている。
すなわち、第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においては、点Pと点Pと点Qと点Pと点Q1.5と点Qと点Qとをこの順で結ぶ区間Pに1本の溝孔が形成されているところ、このうち区間Pが第一案内溝51として機能し、区間Qが第二案内溝52として機能するようになっている。換言すると、第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においては、前記1本の溝孔における区間Qで第一案内溝51と第二案内溝52とが重複した形態となっている。このように、第一案内溝51と第二案内溝52とを1本の溝孔に集約することで、第一案内溝51と第二案内溝52とを独立して設ける場合と比較して、基板ケース支持体50の強度を保ちやすくすることが可能となっている。
このように、第一案内溝51と第二案内溝52とを1本の溝孔に集約する場合、当該溝孔の具体的な形態は、基板ケース40を所望の態様で回動させることができるのであれば、特に限定されない。第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においては、第一案内溝51の全区間Pを左右案内部としている。ただし、左右案内部Pのうち、区間Pは、左右方向(x軸方向)に対して平行となっているものの、区間Pは、円弧状に湾曲形成している。このため、第一ピン43が左右案内部Pにおける区間Pで案内されるときには、第一ピン43は、左右方向だけでなく前後方向(y軸方向)にも移動するようになっている。また、第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においては、第二案内溝52の全区間Qのうち、区間Q1.5を、円弧状に湾曲形成した円弧案内部としており、区間Q1.5を、斜め前方に向かって直線状に延びる直線案内部としている。
また、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造では、図6に示すように、第一案内溝51及び第二案内溝52は、基板ケース支持体50の後縁に独立して設けられた第一開口部50a及び第二開口部50bによって、それぞれ基板ケース支持体50の外部と連通した状態となっていた。これに対し、第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造では、図11に示すように、第一開口部50a及び第二開口部50bを、基板ケース支持体50の後縁における1箇所に集約した形態で設けている。換言すると、第一案内溝51は、点Pと点Pとを結ぶ区間Pに沿って設けられた溝孔(第一導入溝)によって、基板ケース支持体50の外部と連通され、第二案内溝52は、点P(点Q)と点Qとを結ぶ区間P(区間Q)に沿って設けられた溝孔(第二導入溝)によって、基板ケース支持体50の外部と連通された状態となっているところ、第二導入溝P(第二導入溝Q)における区間P(区間Q)は、第一導入溝Pと重複して設けられており、第二導入溝P(第二導入溝Q)における区間Pは、第一案内溝51と重複して設けられている。
このため、第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、第一ピン43及び第二ピン44を第一案内溝51及び第二案内溝52に挿し込む際には、図7に示すように、基板ケース40の前面を前方(y軸方向正側)に向けるのではなく、基板ケース40の前面を左側(x軸方向負側)に向けた状態(基板ケース40を図7に示す状態から時計回りに90°回転させた状態)で、基板ケース40を基板ケース支持体50に対して後方(y軸方向正側)から前方(y軸方向負側)に移動させるようになっている。したがって、第一開口部50a(第二開口部50b)には、第二ピン44が挿し込まれた後に、第一ピン43が挿し込まれるようになる。このとき、第二ピン44が第一案内溝51における点Pに達した後は、基板ケース40を反時計回りに回転させて第二ピン44を右側に移動させながら、第一ピン43を第一開口部50a(第二開口部50b)に挿し込むようにする。
2.2.2 基板ケースの回動態様(第二実施態様)
続いて、第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造における基板ケース40の回動態様について説明する。図12は、第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、基板ケース40を収容姿勢(同図(a))から展開姿勢(同図(c))まで回動させる様子をフェーズごとに示した平面図である。図12において、遊技機筺体は、天板10aのみを図示している。
図12(a)に示すように、基板ケース40が収容姿勢にあるときには、第一ピン43の中心が第一案内溝51における点P(第一案内溝51における左右案内部の始点)と重なり、第二ピン44の中心が第二案内溝52における点Q(第二案内溝52における円弧案内部の始点)と重なるようになっている。第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においても、基板ケース40が収容姿勢にあるときには、基板ケース40の背面が遊技機筺体の背板10a(図10)と略平行になるようになっている。
図12(a)に示す状態から、基板ケース40の右側(回動変位側)の端部を手で掴み、第一ピン43を中心とする時計回り(順方向)に基板ケース40を回動(展開回動)させようとすると、基板ケース40は、第一ピン43を中心として時計回りに回動し、図12(b)に示す状態となる。この間、第一ピン43は、第一案内溝51における左右案内部(区間P)のうち左右方向に平行な区間Pに案内されて右側(x軸方向正側)に移動する。また、第二ピン44は、第二案内溝52における円弧案内部(区間Q1.5)及び直線案内部(区間Q1.5)に案内されて前方(y軸方向負側)に移動する。
図12(b)に示す状態においては、第一ピン43の中心が第一案内溝51における点P(第一案内溝51における左右案内部(区間P)のうち左右方向に平行な区間Pの終点)と重なり、第二ピン44の中心が第二案内溝52における点Q(第二案内溝52における直線案内部(区間Q1.5)の略中間点)と重なるようになっている。このとき、基板ケース40の背面は、背板10a(図10)に対して略垂直となっている。
図12(b)に示す状態から、基板ケース40をさらに順方向に回動させようとすると、基板ケース40は、第一ピン43を中心としてさらに時計回りに回動し、図12(c)に示す展開姿勢となる。この間、第一ピン43は、第一案内溝51における左右案内部(区間P)のうち円弧状に湾曲形成された区間Pに案内されて右側(x軸方向正側)に移動するとともに、前方(y軸方向負側)にも移動する。また、第二ピン44は、第二案内溝52における直線案内部(区間Q1.5)に案内されて斜め前方左側へ移動する。
図12(c)に示す展開姿勢においては、第一ピン43の中心が第一案内溝51における点P(第一案内溝51における左右案内部の終点)と重なり、第二ピン44の中心が第二案内溝52における点Q(第二案内溝52における直線案内部の終点)と重なるようになっている。このとき、基板ケース40の展開角度θ(図9)が90°よりも大きくなっており、基板ケース40の背面が斜め前方を向いているため、基板ケース40の背面全体(特に第一ピン43が設けられた回動中心側の背面)を目視しやすい状態となっている。また、第一ピン43の位置が、収容姿勢にあるとき(点P)よりも前方へ移動した状態となっているため、基板ケース40の背面を近い位置で目視することも可能となっている。よって、基板ケース40の背面側の目視点検に要する労力を軽減し、不正アクセスの早期発見を図ることが可能となっている。
展開姿勢にある基板ケース40を収容姿勢に戻す際には、図12(c)に示す基板ケース40の回動変位側の端部を手で掴み、基板ケース40を反時計回り(逆方向)に回動(収容回動)させればよい。すると、基板ケース40は、図12(c)、図12(b)及び図12(a)の順で移動し、図12(a)に示す収容姿勢となる。基板ケース40が収容姿勢となると、収容姿勢維持手段60(図5を参照)の磁着体61と被磁着体62とが磁着するため、収容姿勢にある基板ケース40は、ある程度大きな力でそれを展開回動しようとしない限りは、収容姿勢を維持するようになっている。
2.2.3 展開角度等(第二実施態様)
図13は、第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造において、各フェーズにおける第一ピン43及び第二ピン44と第一案内溝51及び第二案内溝52との位置関係を示した平面図である。図13においては、天板10aや基板ケース支持体50の図示を省略しており、第一案内溝51及び第二案内溝52を網掛けハッチングで示している。
第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造では、基板ケース40の展開角度θ(図13)は、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造で述べた展開角度θ(図9)と同様の範囲で設定することができる。第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においては、基板ケース40の展開角度θを、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造における展開角度θと同様の約120°としている。また、第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造では、第一案内溝51における左右案内部(区間P)の左右方向(x軸方向)に沿った長さδx(図13)も、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造で述べた長さδx(図9)と同様の範囲で設定することができるが、通常、第一案内溝51における区間Pを左右方向(x軸方向)と平行に設けて第二導入溝と共用した分だけ、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造における長さδxよりも長くなる。さらに、第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造では、第一案内溝51における左右案内部(区間P)のうち円弧状に湾曲形成された区間Pの前後方向(y軸方向)に沿った長さδy(図13)は、第一実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造で述べた長さδy(図9)と同様の範囲で設定することができる。
10 回胴式遊技機(遊技機)
10a 筺体本体(遊技機筺体)
10a 底板
10a 側板
10a 側板
10a 天板
10a 背板
10b 前扉(遊技機筺体)
10b リール窓
11 メダル投入口
12 メダル払出口
13 左リール(リール)
14 中リール(リール)
15 右リール(リール)
16 液晶ディスプレイ
17 スピーカー
18 マックスベットボタン
19 シングルベットボタン
20 スタートレバー
21 左リール用ストップボタン(ストップボタン)
22 中リール用ストップボタン(ストップボタン)
23 右リール用ストップボタン(ストップボタン)
24 チャンスボタン
25 払戻しボタン
30 メイン制御基板ユニット
30a メイン制御基板(電子基板)
31 サブ制御基板ユニット
32 液晶ユニット
33 電源ユニット
34 コネクタユニット
35 リールユニット
36 ホッパーユニット
40 基板ケース
41 メイン制御基板ベース
42 メイン制御基板カバー
43 第一ピン
43a 軸部
43b 抜止部
43c アンカー部
44 第二ピン
44a 軸部
44b 抜止部
44c アンカー部
46 第一ピン埋込部
47 第二ピン埋込部
50 基板ケース支持体
50a 第一開口部
50b 第二開口部
51 第一案内溝
52 第二案内溝
60 収容姿勢維持手段
61 磁着体
62 被磁着体
70 保護カバー
第一ピンの軸部の直径
第一ピンの抜止部の直径
第一ピンのアンカー部の直径
基板ケースの左右方向の幅
基板ケースの回動中心側の端部から第一ピンの中心までの距離
第一ピンの中心から第二ピンの中心までの距離
基板ケースの回動変位側の端部から被磁着体の中心までの距離
基板ケースが収容姿勢にあるときの第一ピンの中心から天板の前縁までの前後方向に沿った距離
第一案内溝51の幅
θ 基板ケースの展開角度
δx 第一案内溝における左右案内部の左右方向に沿った長さ
δy 第一案内溝における前後案内部(第二実施態様の遊技機用基板ケースの支持構造においては左右案内部)の前後方向に沿った長さ

Claims (7)

  1. 遊技機筺体の内部に収容された基板ケースを、その左右方向一側が遊技機筺体の奥側に位置する収容姿勢から収容姿勢よりも前方に移動した展開姿勢になるまで、その左右方向他側を回動中心として回動させることができる状態で遊技機筺体に支持するための遊技機用基板ケースの支持構造であって、
    遊技機筺体の内部で基板ケースを下側に吊り下げた状態又は上側に載置した状態で支持するための基板ケース支持体が、基板ケースの上側又は下側に設けられ、
    軸部及び当該軸部の先端側に設けられた抜止部からなる第一ピンが、基板ケースにおける左右方向他側から上向き又は下向きに設けられ、
    第一ピンの軸部を挿通可能で且つ第一ピンの抜止部を挿通できない幅を有する溝孔からなり、第一ピンの軸部を当該溝孔の長手方向に沿ってスライド可能な状態で支持するための第一案内溝が、基板ケース支持体に設けられ、
    第一案内溝における少なくとも一部の区間が、第一ピンの軸部を左右方向に案内するための左右案内部とされたことにより、
    基板ケースが展開姿勢にあるときの第一ピンの位置が、基板ケースが収容姿勢にあるときの第一ピンの位置よりも左右方向一側となるようにしたことを特徴とする遊技機用基板ケースの支持構造。
  2. 第一案内溝における一部の区間が、第一ピンの軸部を前後方向に案内するための前後案内部とされたことにより、
    基板ケースが展開姿勢にあるときの第一ピンの位置が、基板ケースが収容姿勢にあるときの第一ピンの位置よりも前方となるようにした請求項1記載の遊技機用基板ケースの支持構造。
  3. 第一案内溝が、基板ケース支持体の後縁に設けられた第一開口部で基板ケース支持体の外部と連通され、
    第一ピンの軸部を第一開口部から挿し込んで第一案内溝に導き入れた後、遊技機筺体の背面を形成する背板で第一開口部を塞いだ構造とした請求項1又は2記載の遊技機用基板ケースの支持構造。
  4. 基板ケースを成形するための金型に金属製の第一ピンを予めセットした状態で、基板ケースの成形材料である樹脂材料を前記金型内に射出することにより、第一ピンを基板ケースに一体化させた請求項1〜3いずれか1つに記載の遊技機用基板ケースの支持構造。
  5. 軸部及び当該軸部の先端側に設けられた抜止部からなる第二ピンが、基板ケースにおける第一ピンが設けられた箇所よりも左右方向一側に位置する箇所から上向き又は下向きに設けられ、
    第二ピンの軸部を挿通可能で且つ第二ピンの抜止部を挿通できない幅を有する溝孔からなり、基板ケースが収容姿勢から展開姿勢となるまで回動する際に第二ピンの軸部を当該溝孔の長手方向に沿ってスライド可能な状態で支持するための第二案内溝が、基板ケース支持体に設けられた請求項1〜4いずれか1つに記載の遊技機用基板ケースの支持構造。
  6. 第一案内溝と第二案内溝とが、1本の溝孔に集約された請求項5記載の遊技機用基板ケースの支持構造。
  7. 請求項1〜6いずれか1つに記載の遊技機用基板ケースの支持構造を用いたことを特徴とする遊技機。
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