JP2016213947A - 電源装置 - Google Patents

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孝彦 山室
Takahiko Yamamuro
孝彦 山室
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Abstract

【課題】複数の蓄電池の直列数をバイパス回路によって変更して出力電圧を可変するようにした電源装置において、一定電圧を同時に出力できるようにする。
【解決手段】各々の蓄電池B11〜B14毎に、オン/オフ用スイッチSW21a〜SW24a、SW21b〜SW24bを介して並列接続になるコンデンサC11〜C14を備えるとともに、各コンデンサC11〜C14を直列接続するオン/オフ用スイッチSW31〜SW33を有し、かつコンデンサC11〜C14を直列接続したときにオン/オフ用スイッチSW4a、SW4bを介して直列接続したコンデンサC11〜C14と並列接続になるコンデンサC2を備え、このコンデンサC2の両端を一定電圧出力端子としている。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数の蓄電池を直列接続した電源装置に関するものである。
従来の車両用の電源装置として、電力を発生するモータジェネレータ(以下、MGと表記する)と、このMGから出力される電力により充電され、充電された電力を高電圧負荷に供給する高電圧バッテリと、この高電圧バッテリの出力電圧を電圧変換するDC/DCコンバータと、このDC/DCコンバータから出力される電力により充電され、充電された電力を低電圧負荷に供給する低電圧バッテリとを備え、各構成要素の状態に応じて、DC/DCコンバータの出力を制御することにより、燃費向上やバッテリ保護を行うようにしたものがある(例えば、下記の特許文献1参照)。
また、従来の電動機駆動制御システムとして、バッテリの直流電圧を可変制御するように接続されたDC/DCコンバータと、このDC/DCコンバータの出力電圧を交流電圧に変換するインバータと、MGとから構成され、DC/DCコンバータの出力電圧に対して、バッテリ、DC/DCコンバータ、インバータ、およびMGでの電力損失を推定し、総電力損失が最小になるようにDC/DCコンバータの出力電圧を設定して、システム全体効率を向上させるようにしたものがある(例えば、下記の特許文献2参照)。
また、従来技術として、複数のバッテリを直列接続した電源装置では、一つのバッテリが過放電になっても、緊急時に電源装置が使えるように、過放電になったバッテリを切離すことができるバッテリ切離し手段(バイパス回路)を備えた構成としたものがある(例えば、下記の特許文献3参照)。
さらに、電力貯蔵装置として、複数の蓄電池を直列接続し、各蓄電池にバイパス回路を設け、バイパスする蓄電池の個数を調整することで、電力貯蔵装置の充放電電圧を制御するようにしたものもある(例えば、下記の特許文献4参照)。
特開2002−374602号公報 特開2007−325351号公報 特開平7−163059号公報 特開2013−90525号公報
特許文献1の車両用電源装置において、特許文献2に記載されている直流電圧を可変する技術を適用し、高電圧バッテリの出力電圧をDC/DCコンバータにより可変すればシステム全体の効率を向上させることができる。しかし、特許文献2に記載されている技術を適用して電圧を可変すると、DC/DCコンバータにおいて、電力損失が発生するという問題点がある。
DC/DCコンバータの電力損失、特にスイッチング損失を減らす目的で、DC/DCコンバータで直流電圧を可変制御する代わりに、特許文献3、特許文献4に記載されているように、直列接続された複数のバッテリの各々にバイパス回路を設ける技術を適用すれば、出力電圧を可変することができる。しかし、バイパス回路を設けて出力電圧を可変すると、高電圧バッテリから一定電圧を出力できないため、高電圧負荷を接続できないという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、バイパス回路を設けて出力電圧を可変するように構成した場合でも、例えば高電圧負荷に対して常時、一定電圧を出力することができる電源装置を得ることを目的としている。
この発明は、複数の蓄電池からなる電池群を有し、上記電池群を構成する各々の上記蓄電池を直列接続するか当該蓄電池をバイパスするかを選択する切換え用スイッチが上記蓄電池ごとに設けられている電源装置において、次の構成を採用している。
すなわち、この発明の電源装置は、各々の上記蓄電池にはそのプラス端子に第1オン/オフ用スイッチが、そのマイナス端子に第2オン/オフ用スイッチがそれぞれ接続され、上記第1オン/オフ用スイッチおよび上記第2オン/オフ用スイッチを介して上記蓄電池と並列に第1コンデンサが個別に接続され、各々の上記第1コンデンサは第3オン/オフ用スイッチを介して互いに直列接続され、上記第3オン/オフ用スイッチを介して互いに直列接続された各々の上記第1コンデンサの終端側のプラス端子には第4オン/オフ用スイッチが、また、上記第1コンデンサの終端側のマイナス端子には第5オン/オフ用スイッチがそれぞれ接続され、かつ、上記第4オン/オフ用スイッチと上記第5オン/オフ用スイッチを介して上記第1コンデンサと並列接続される第2コンデンサを備え、この第2コンデンサの両端を一定電圧出力端子としていることを特徴としている。
この発明に係る電源装置は、以上のように構成されているので、可変電圧を出力できるとともに、例えば高電圧負荷に対して、常時一定電圧を出力することができる。
この発明の実施の形態1における電源装置の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態1の電源装置において、オン/オフ用スイッチのオン/オフ状態を示すタイミング図である。 この発明の実施の形態2における電源装置の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態3における電源装置の構成を示す回路図である。
実施の形態1.
図1は、この発明に係る電源装置の構成を示す回路図である。
この実施の形態1の電源装置は、複数の蓄電池B11〜B14からなる電池群1を備えている。各蓄電池B11〜B14は、例えばリチュウムイオン電池やニッケル水素電池などからなり、各蓄電池B11〜B14には、並列に切換え用スイッチSW11〜SW14が個別に接続されている。なお、ここでは、蓄電池の数は説明の便宜上4個としているが、これに限定されるものではない。
そして、各切換え用スイッチSW11〜SW14の一方の選択端子aが各蓄電池B11〜B14のプラス端子に、他方の選択端子bが各蓄電池B11〜B14のマイナス端子にそれぞれ接続されている。また、切換え用スイッチSW11の選択端子bが切換え用スイッチSW12の共通端子cに、切換え用スイッチSW12の選択端子bが切換え用スイッチSW13の共通端子cに、切換え用スイッチSW13の選択端子bが切換え用スイッチSW14の共通端子cにそれぞれ接続されている。
そして、切換え用スイッチSW11の共通端子cと切換え用スイッチSW14の選択端子bを、それぞれ可変電圧出力端子2a、2bとしている。この場合、可変電圧出力端子2a、2b間の電圧をVVとする。
また、蓄電池B11のプラス端子には、オン/オフ用スイッチSW21aが接続され、蓄電池B11のマイナス端子には、オン/オフ用スイッチSW21bが接続されている。そして、両スイッチSW21a、SW21bを介してこの蓄電池B11と並列にコンデンサC11が接続されている。
上記と同様の構成により、蓄電池B12のプラス端子及びマイナス端子には、オン/オフ用スイッチSW22a、SW22bを介してコンデンサC12が並列に接続されている。また、蓄電池B13のプラス端子及びマイナス端子には、オン/オフ用スイッチSW23a、SW23bを介してコンデンサC13が並列に接続されている。さらに、蓄電池B14のプラス端子及びマイナス端子には、オン/オフ用スイッチSW24a、SW24bを介してコンデンサC14が並列に接続されている。
コンデンサC11のマイナス側とコンデンサC12のプラス側が、オン/オフ用スイッチSW31を介して直列に接続されている。また、コンデンサC12のマイナス側とコンデンサC13のプラス側が、オン/オフ用スイッチSW32を介して直列に接続されている。さらに、コンデンサC13のマイナス側とコンデンサC14のプラス側が、オン/オフ用スイッチSW33を介して直列に接続されている。
コンデンサC11のプラス側にはオン/オフ用スイッチSW4aが接続され、コンデンサC14のマイナス側にはオン/オフ用スイッチSW4bが接続されている。また、これらのオン/オフ用スイッチSW4a、SW4bを介してコンデンサC11〜C14と並列になるように出力電圧安定化用のコンデンサC2が接続されている。そして、このコンデンサC2の両端を一定電圧出力端子3a、3bとしている。この場合、一定電圧出力端子3a、3b間の電圧をVCとする。
そして、上記のオン/オフ用スイッチSW21a〜SW24aが特許請求の範囲における第1オン/オフ用スイッチに、上記のオン/オフ用スイッチSW21b〜SW24bが特許請求の範囲における第2オン/オフ用スイッチに、上記のオン/オフ用スイッチSW31〜SW33が特許請求の範囲における第3オン/オフ用スイッチに、
コンデンサC11〜C14が特許請求の範囲における第1コンデンサに、オン/オフ用スイッチSW4aが特許請求の範囲における第4オン/オフ用スイッチに、オン/オフ用スイッチSW4bが特許請求の範囲における第5オン/オフ用スイッチに、コンデンサC2が特許請求の範囲における第2コンデンサに、それぞれ対応している。
図2は上記のオン/オフ用スイッチSW21a〜SW24a、SW21b〜SW24b、SW31〜SW33、SW4a、SW4bのオン/オフ状態を示すタイミング図である。
オン/オフ用スイッチSW21a〜SW24aおよびオン/オフ用スイッチSW21b〜SW24bは、同じタイミングでオン/オフ動作を繰り返す。一方、オン/オフ用スイッチSW31〜SW33、およびオン/オフ用スイッチSW4a、SW4bは、オン/オフ用スイッチSW21a〜SW24a及びSW21b〜SW24bに対して、オン/オフのタイミングが相補関係になるように、オン/オフ動作を繰り返す。
なお、この場合のスイッチのオン/オフ動作の制御は、図示しない制御回路から出力される制御信号によって行われる。また、可変電圧を出力するための切換え用スイッチSW11〜SW14の切換え動作は、一定電圧を出力するためのオン/オフ用スイッチSW21a〜SW24a、SW21b〜SW24b、SW31〜SW33、SW4a、SW4bのオン/オフ動作とは非同期で行っても構わない。
上記構成の電源装置において、まず、可変電圧出力端子2a、2bから可変電圧VVを出力する場合の動作について説明する。
各蓄電池B11〜B14と並列に接続された切換え用スイッチSW11〜SW14の選択端子を選択端子a、または選択端子bに切換えることにより出力電圧を可変する。すなわち、切換え用スイッチSW11〜SW14が選択端子aになっている蓄電池は出力が有効な蓄電池となり、選択端子bになっている蓄電池はバイパスされる蓄電池になる。その結果、切換え用スイッチSW11〜SW14が選択端子aになっている蓄電池は全て直列接続されることになり、それらの合計電圧が可変電圧出力端子2a、2b間の電圧VVとして出力される。
この場合、切換え用スイッチSW11〜SW14の選択端子a、選択端子bの組合せに特に制限は無く、任意の蓄電池の組合せ、任意の個数の蓄電池を直列接続することができる。このように切換え用スイッチSW11〜SW14の選択端子を選択端子a、または選択端子bに切換えることにより、蓄電池B11〜B14を直列接続する個数を変えて可変電圧出力端子2a、2bから可変電圧VVを出力することができる。
なお、前述のように、可変電圧VVを出力するための切換え用スイッチSW11〜SW14の切換え動作は、一定電圧VCを出力するためのオン/オフ用スイッチSW21a〜SW24a、SW21b〜SW24b、SW31〜SW33、SW4a、SW4bのオン/オフ動作とは非同期で行うことができる。
次に、一定電圧出力端子3a、3bから一定電圧VCを出力する場合の動作について説明する。
先ず、オン/オフ用スイッチSW21a〜SW24aおよびオン/オフ用スイッチSW21b〜SW24bを共にオンの状態にする一方、オン/オフ用スイッチSW31〜SW33、およびオン/オフ用スイッチSW4a、オン/オフ用スイッチSW4bをオフの状態にする。以下、このような状態を”状態1”と称する。この”状態1”では、蓄電池B11〜B14とコンデンサC11〜C14が並列に接続されることになる。
その結果、蓄電池B11〜B14からそれぞれ並列接続されたコンデンサC11〜C14に対して電荷が充電され、コンデンサC11〜C14の電圧は、蓄電池B11〜B14と同じ電圧になる。
なお、この場合、各蓄電池B11〜B14からコンデンサC11〜C14に流れる充電電流を制限する目的で、各コンデンサC11〜C14に対して直列に、または各オン/オフ用スイッチSW21a〜SW24aに対して直列に、あるいは各オン/オフ用スイッチSW21b〜SW24bに対して直列に、図示しない抵抗を接続してもよい。
次に、オン/オフ用スイッチSW21a〜SW24a及びオン/オフ用スイッチSW21b〜SW24bを共にオフの状態にする一方、オン/オフ用スイッチSW31〜SW33、オン/オフ用スイッチSW4a、オン/オフ用スイッチSW4bをオンの状態にする。以下、このような状態を”状態2”と称する。この”状態2”では、各コンデンサC11〜C14が蓄電池B11〜B14から電気的に切り離されるとともに、コンデンサC11〜C14が直列接続されることになる。
その結果、直列接続されたコンデンサC11〜C14の合計電圧と同じ電圧になるまで、コンデンサC2に電荷が充電される。コンデンサC2の電荷が少ないときは、充電される電圧は低いが、”状態1”と”状態2”を短時間で繰り返すことにより、コンデンサC2の電圧が蓄電池B11〜B14の電圧を合計した電圧と同じ電圧になるまで、コンデンサC2に電荷を充電することができる。このようにして、一定電圧出力端子3a、3bから、蓄電池B11〜B14の電圧を合計した電圧と同じ電圧VCを出力することができる。
一定電圧出力端子3a、3bに、図示しない高電圧負荷を接続している場合、”状態1”になるとコンデンサC2に充電された電荷により高電圧負荷に電力が供給され、”状態2”になるとコンデンサC11〜C14に充電された電荷により、コンデンサC2が充電されるとともに、高電圧負荷に電力が供給される。
このようにして、オン/オフ用スイッチSW21a〜SW24a及びオン/オフ用スイッチSW21b〜SW24bと、オン/オフ用スイッチSW31〜SW33、オン/オフ用スイッチSW4a、及びオン/オフ用スイッチSW4bとは、互いにオン/オフのタイミングが相補関係になるように、すなわち、”状態1”と”状態2”を短時間で繰り返すことにより、コンデンサC2に電荷を充電しながら、一定電圧出力端子3a、3bから一定電圧VCを出力することができる。
次に、図1において、各々の蓄電池B11〜B14の電圧の設定の仕方について説明する。
各蓄電池B11〜B14の電圧は特に限定するものではないが、可変電圧出力端子2a、2b間で得られる出力電圧VVを可変する場合のステップ幅を小さくするためには、蓄電池B11〜B14の電圧比が2のべき乗になるように選定するのが好ましい。この場合の一例を、以下、数字を用いて具体的に説明する。
いま、ここでは、蓄電池B11〜B14が全て同じ電圧12Vのもので構成されているときの組合せを”蓄電池組合せ1”と称し、また、蓄電池B11〜B14の電圧比が2のべき乗の関係になる3V、6V、12V、24Vのもので構成されているときの組合せを”蓄電池組合せ2”と称することとする。
“蓄電池組合せ1”では、切換え用スイッチSW11〜SW14を切換えることにより、出力電圧VVを12Vのステップ幅で0V〜48Vまで可変することができる。これに対して、“蓄電池組合せ2”では、切換え用スイッチSW11〜SW14を切換えることにより、出力電圧VVを3Vのステップ幅で0V〜45Vまで可変することができ、出力電圧VVを可変する場合のステップ幅を小さくすることができる。
また、”蓄電池組合せ2”において、出力電圧VVの最大値を”蓄電池組合せ1”と同じ電圧48Vにするためには、2のゼロ乗にあたる電圧を2個選定すればよい。つまり、蓄電池B11〜B14の電圧が6V、6V、12V、24Vとなるように選定する。この場合、出力電圧VVは6Vのステップ幅で0V〜48Vまで可変することができる。
なお、”蓄電池組合せ2”において、出力電圧VVのステップ幅を”蓄電池組合せ1”と同じ12Vとした場合は、蓄電池の個数を減らすことができる。すなわち、”蓄電池組合せ2”において、蓄電池の電圧を12V、12V、24Vとなるように選定することで、出力電圧VVを12Vのステップ幅で0V〜48Vまで可変することができる。
このように、蓄電群1を構成する蓄電池B11〜B14の電圧比を2のべき乗になるように選定することで、全て同じ電圧の蓄電池を選定した場合と比べて、可変電圧出力端子2a、2b間で得られる出力電圧VVを可変する場合のステップ幅を小さくすることができる。
また、出力電圧VVのステップ幅が同じ場合には、蓄電池の個数を減らすことができ、これに伴い、切換え用スイッチSW11〜SW14や、オン/オフ用スイッチSW21a〜SW24a、オン/オフ用スイッチSW21b〜SW24b、オン/オフ用スイッチSW31〜SW33、コンデンサC11〜C14の個数も削減することができる。
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2における電源装置の構成を示す回路図であり、図1に示した実施の形態1と対応または相当する構成部分には同一の符号を付す。
上記の実施の形態1では、切換え用スイッチSW11〜SW14や、オン/オフ用スイッチSW21a〜SW24a、オン/オフ用スイッチSW21b〜SW24b、オン/オフ用スイッチSW31〜SW33、オン/オフ用スイッチSW4a、オン/オフ用スイッチSW4bにつき、メカニカルリレーを用いた場合を想定して説明したが、この実施の形態2の電源装置では、これらをスイッチング素子であるMOSFETやダイオードを用いて実現したものである。
すなわち、図1に示した切換え用スイッチSW11は、MOSFETを用いた2つのスイッチング素子Q1、Q2を直列接続したハーフブリッジ回路により実現する。この場合、図1との対応では、一方のスイッチング素子Q1のドレインが選択端子aになり、他方のスイッチング素子Q2のソースが選択端子bになり、両スイッチング素子Q1、Q2の接続点が共通端子cになる。そして、各スイッチング素子Q1、Q2のゲート端子に制御回路5から相補関係にある制御信号SG11、SG12を入力することで、スイッチング素子Q1、Q2が相補関係になるようにオン/オフ制御する。
他の切換え用スイッチSW12〜SW14についても同様の回路構成により実現することができる。
また、図1に示したオン/オフ用スイッチSW21aは、電流が蓄電池B11からコンデンサC11に向かって一方向しか流れないためダイオードD1を用いて実現する。この場合、ダイオードD1のアノードを蓄電池B11のプラス端子、カソードをコンデンサC11のプラス側と接続する。
他のオン/オフ用スイッチSW22a〜SW24aについても同様にダイオードを用いて実現することができる。
また、図1に示したオン/オフ用スイッチSW21bは、MOSFETを用いたスイッチング素子Q3により実現する。この場合、スイッチング素子Q3のドレインをコンデンサC11のマイナス側、ソースを蓄電池B11のマイナス端子と接続する。そして、スイッチング素子Q3のゲート端子に、制御回路5から制御信号SG2を入力し、スイッチング素子Q3をオン/オフ制御する。
他のオン/オフ用スイッチSW22b〜SW24bについても同様にMOSFETを用いて、そのゲート端子にスイッチング素子Q3の場合と同じ制御信号SG2を入力することで実現することができる。
また、図1に示したオン/オフ用スイッチSW31は、MOSFETを用いたスイッチング素子Q4により実現する。この場合、スイッチング素子Q4のソースをコンデンサC11のマイナス側、ドレインをコンデンサC12のプラス側と接続する。そして、スイッチング素子Q4のゲート端子に、制御回路5から制御信号SG3を入力し、スイッチング素子Q4をオン/オフ制御する。この場合の制御信号SG3は、上記の制御信号SG2と相補関係にある信号である。
他のオン/オフ用スイッチSW32、SW33についても同様にMOSFETを用いて、そのゲート端子にスイッチング素子Q4の場合と同じ制御信号SG3を入力することで実現することができる。
また、図1に示したオン/オフ用スイッチSW4aは、電流がコンデンサC11からコンデンサC2に向かって一方向にしか流れないため、ダイオードD2を用いて実現する。この場合、ダイオードD2のアノードをコンデンサC11のプラス側に、カソードをコンデンサC2のプラス側にそれぞれ接続する。
また、図1に示したオン/オフ用スイッチSW4bは、電流がコンデンサC2からコンデンサC14に向かって一方向にしか流れないため、ダイオードD3を用いて実現する。この場合、ダイオードD3のアノードをコンデンサC2のマイナス側に、カソードをコンデンサC14のマイナス側にそれぞれ接続する。
このように、この実施の形態2では、図1に示した切換え用スイッチSW11〜SW14、オン/オフ用スイッチSW21a〜SW24a、オン/オフ用スイッチSW21b〜SW24b、オン/オフ用スイッチSW31〜SW33、オン/オフ用スイッチSW4a、オン/オフ用スイッチSW4bを、スイッチング素子であるMOSFETやダイオードを用いて構成している。そして、制御回路5から互いに相補関係にある制御信号SG11、SG12を出力することにより、可変電圧出力端子2a、2bから可変電圧VVを取り出すことができる。また、制御回路5から互いに相補関係にある制御信号SG2、SG3を短時間の内に繰り返して出力することにより、一定電圧出力端子3a、3bから一定電圧VCを取り出すことができる。
なお、図3に示した構成では、図1に示したオン/オフ用スイッチSW21a、オン/オフ用スイッチSW4a、オン/オフ用スイッチSW4bに代えて、素子自体での電力損失を少なくする目的でダイオードD1、D2、D3を使用したが、このようなダイオードD1、D2、D3を使用する代わりに、MOSFETを用いたスイッチング素子により実現することも可能である。
すなわち、ダイオードD1の代わりにスイッチング素子Q5、ダイオードD2の代わりにスイッチング素子Q6、ダイオードD3の代わりにスイッチング素子Q7を接続する。その場合、各々のスイッチング素子Q5、Q6、Q7の寄生ダイオードのアノード、カソードの接続が、ダイオードD1、D2、D3のアノード、カソードの接続と同じになるように接続する。
そして、スイッチング素子Q5とスイッチング素子Q6、Q7のオン/オフのタイミングが相補関係になるように、スイッチング素子Q5のゲート端子には制御信号SG2を入力して、スイッチング素子Q3と同じタイミングで、オン/オフを繰り返すようにする。また、スイッチング素子Q6、Q7のゲート端子には、制御信号SG3を入力し、スイッチング素子Q4と同じタイミングでオン/オフを繰り返するようにする。
図1に示した他のオン/オフ用スイッチSW22a〜SW24aについても、オン/オフ用スイッチSW21aと同じようにMOSFETを用いて、ゲート端子に制御信号SG2を入力することで実現することができる。
なお、切換え用スイッチやオン/オフ用スイッチを実現するスイッチング素子の種類に関しては、この実施の形態2のようにMOSFETやダイオードを用いることに限定するものではなく、IGBT、バイポーラトランジスタ等を使用することが可能である。
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3における電源装置の構成を示す回路図であり、図1に示した実施の形態1と対応または相当する構成部分には同一の符号を付す。
上記の実施の形態1において、一定電圧を出力するときの動作については、図2に示したようにオン/オフ用スイッチSW21a、SW24bとオン/オフ用スイッチSW4a、SW4bのタイミングは相補関係にあるため、同時にオンすることがない。そのため、可変電圧出力端子2a、2bと一定電圧出力端子3a、3bとは互いに絶縁された状態である。
これに対して、この実施の形態3では、グランド側の可変電圧出力端子2bとグランド側の一定電圧出力端子3bとを共通化するようにしている。
すなわち、図1に示したオン/オフ用スイッチSW24b、SW4bを取り除いてそれぞれの両端を短絡すればグランド側の可変電圧出力端子2bと一定電圧出力端子3bとを共通化することができる。そして、このように、グランド側の両端子2b、3bを共通化すれば、図1に示したオン/オフ用スイッチSW24aとコンデンサC14を取り除いた構成とすることができる。
なお、切換え用スイッチSW11〜SW14の切換え動作や、オン/オフ用スイッチSW21a〜SW23a、オン/オフ用スイッチSW21b〜SW23b、オン/オフ用スイッチSW31〜SW33、オン/オフ用スイッチSW4aのオン/オフ動作は、可変電圧出力端子2a、2bと一定電圧出力端子3a、3bとが互いに絶縁されている実施の形態1の場合と同様であるので、ここでは詳しい説明は省略する。
この発明は、上記の実施の形態1〜3の構成のみに限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、各構成に変形を加えたり、構成の一部を省略することが可能である。また、各実施の形態1〜3の構成を適宜組み合わせることが可能である。
1 電池群、B11〜B14 蓄電池、SW11〜SW14 切換え用スイッチ、
SW21a〜SW24a オン/オフ用スイッチ(第1オン/オフ用スイッチ)、
SW21b〜SW24b オン/オフ用スイッチ(第2オン/オフ用スイッチ)、
C1 コンデンサ(第1コンデンサ)、
SW31〜SW33 オン/オフ用スイッチ(第3オン/オフ用スイッチ)、
C2 コンデンサ(第2コンデンサ)、
SW4a オン/オフ用スイッチ(第4オン/オフ用スイッチ)、
SW4b オン/オフ用スイッチ(第5オン/オフ用スイッチ)、
2a,2b 可変電圧出力端子、3a,3b 一定電圧出力端子。

Claims (4)

  1. 複数の蓄電池からなる電池群を有し、上記電池群を構成する各々の上記蓄電池を直列接続するか当該蓄電池をバイパスするかを選択する切換え用スイッチが上記蓄電池ごとに設けられている電源装置であって、
    各々の上記蓄電池にはそのプラス端子に第1オン/オフ用スイッチが、そのマイナス端子に第2オン/オフ用スイッチがそれぞれ接続され、上記第1オン/オフ用スイッチおよび上記第2オン/オフ用スイッチを介して上記蓄電池と並列に第1コンデンサが個別に接続され、各々の上記第1コンデンサは第3オン/オフ用スイッチを介して互いに直列接続され、上記第3オン/オフ用スイッチを介して互いに直列接続された各々の上記第1コンデンサの終端側のプラス端子には第4オン/オフ用スイッチが、また、上記第1コンデンサの終端側のマイナス端子には第5オン/オフ用スイッチがそれぞれ接続され、かつ、上記第4オン/オフ用スイッチと上記第5オン/オフ用スイッチを介して上記第1コンデンサと並列接続される第2コンデンサを備え、この第2コンデンサの両端を一定電圧出力端子としていることを特徴とする電源装置。
  2. 上記第1オン/オフ用スイッチ及び上記第2オン/オフ用スイッチは、同じタイミングでオン/オフを繰り返し、上記第3オン/オフ用スイッチ、上記第4オン/オフ用スイッチ、および上記第5オン/オフ用スイッチは、上記第1オン/オフ用スイッチ及び上記第2オン/オフ用スイッチに対して相補関係にあるタイミングでオン/オフを繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 上記電池群を構成する各々の上記蓄電池の内のグランド側の最下段の蓄電池に対して、上記第1オン/オフ用スイッチ、上記第2オン/オフ用スイッチ、および上記第1コンデンサを省略するとともに、上記第5オン/オフ用スイッチを省略していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電源装置。
  4. 各々の上記蓄電池の電圧比は、2のべき乗であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021218813A1 (zh) * 2020-04-30 2021-11-04 华为数字能源技术有限公司 一种电池系统、电机驱动装置以及供电控制方法

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