JP2016211870A - センサ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 圧入の際に電極とホルダとに付与される力を抑制する技術を提供する。【解決手段】センサ装置は、互いに対向する電極104,106を有する電極対100と、電極104,106を支持するホルダと、を備える。ホルダは、電極106の延伸方向に貫通しており、電極106を受け入れる受入孔62fを有する。電極106は、受入孔に圧入される圧入部分106bと、電極106の延伸方向に圧入部分106bと並んで配置される対向部分106aであって、電極104と隙間を有して対向しており、受入孔62fの内周面から隙間を有して電極106の延伸方向に通過可能である対向部分106aと、を有する。【選択図】 図6
Description
本明細書では、液体の性状を検出するためのセンサ装置を開示する。
特許文献1に、燃料センサが開示されている。燃料センサは、外側電極と内側電極とを備える。外側電極と内側電極とは、共に円筒形状を有する。内側電極は、樹脂製のホルダによって支持されている。内側電極の上端部は、ホルダのモールド成形によってホルダの内部に配置される。また、ホルダは、外側電極の内側に挿入される。これにより、内側電極と外側電極とが隙間を有して対向する。
上記の技術では外側電極にホルダを圧入する際に、ホルダの一端を外側電極の一端に挿入した後、ホルダを外側電極内で移動させる。ホルダを移動させている間では、ホルダは外側電極と摺動するため、外側電極とホルダとに、ホルダを外側電極に圧入するための力を付与しなければならない。
本明細書では、圧入の際に電極とホルダとに付与される力を抑制する技術を提供する。
本明細書では、液体の性状を検出するセンサ装置を開示する。センサ装置は、互いに対向する第1電極と第2電極とを有する電極対と、第1電極と第2電極とを支持するホルダと、を備える。ホルダは、第1電極の延伸方向に貫通しており、第1電極を受け入れる受入孔を有する。第1電極は、受入孔に圧入される圧入部と、第1電極の延伸方向に圧入部と並んで配置される対向部と、を有する。対向部は、第2電極と隙間を有して対向しており、受入孔の内周面から隙間を有して第1電極の延伸方向に通過可能である。
上記の構成によれば、対向部を受入孔に挿入して通過させた後、圧入部を受入孔に挿入することによって、圧入部を受入孔に圧入することができる。対向部は、受入孔の内周面から隙間を有して通過可能であるため、対向部は受入孔と摺動せずに通過することができる。これにより、第1電極をホルダに圧入する際、圧入部を受入孔に挿入する間だけ第1電極とホルダとに力を付与すればよく、第1電極とホルダとに付与される力を抑制することができる。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1)センサ装置は、第1電極の表面に固定されており、第1電極の表面を第1電極の延伸方向に伸びる第1端子を備えていてもよい。ホルダは、第1端子に沿って伸びており、第1端子を収容する収容溝を有していてもよい。この構成によれば、第1端子を収容溝内に配置することによって、第1電極をホルダに対して位置決めすることができる。
(特徴2)センサ装置では、第1端子は、圧入部の対向部と反対側に配置されていてもよい。収容溝は、受入孔の対向部と反対側に配置されていてもよい。第1電極の延伸方向で見たときに、収容溝の長さは、圧入部の長さよりも長くてもよい。この構成では、対向部を圧入部と反対側の端から受入孔に挿入すると、圧入部が受入孔に到達する前に、収容溝に第1端子が到達する。このため、圧入部が受入孔に圧入される前に、第1端子が収容溝内に収容されることによって、第1電極とホルダとが位置決めされた状態で圧入部を受入孔に圧入することができる。
(特徴3)センサ装置では、第2電極の表面に固定されており、第2電極の一方の端から第2電極の他方の端と反対側に突出する突出部を有する第2端子を備えていてもよい。ホルダは、第2端子に沿って伸びており、突出部に当接する当接部を有していてもよい。この構成によれば、突出部が当接部と当接することによって、第2電極とホルダとの位置決めをすることができる。
(特徴4)センサ装置では、第2電極は、一方の端に、ホルダが圧入される筒形状の被圧入部を有していてもよい。ホルダは、被圧入部に圧入されて嵌合する嵌合部を有していていもよい。突出部と当接部と嵌合部と被圧入部は、嵌合部が被圧入部に圧入される際に、嵌合部と被圧入部とが接触する前に突出部と当接部とが当接する位置に配置されていてもよい。この構成によれば、嵌合部を被圧入部に圧入する前に、突出部と当接部とが当接することによって、第2電極とホルダとの位置決めをすることができる。
(特徴5)センサ装置では、第2端子の延伸方向で見たときに、突出部の長さは、嵌合部の長さよりも長くてもよい。
(特徴6)センサ装置では、当接部は、ホルダの外周面に配置されており、第2端子を収容する溝形状を有していてもよい。この構成によれば、第2端子が当接部に対してずれて配置されることを抑制することができる。
(特徴7)センサ装置では、当接部は、ホルダの外周面に配置されており、第2端子と面接触する平面形状を有していてもよい。この構成によれば、第2端子が当接部に対してずれて配置されることを抑制することができる。
(特徴8)センサ装置では、第2電極は、筒形状を有していてもよい。第1電極は、第2電極の内側に配置されていてもよい。ホルダは、第2電極に圧入されており、対向部の圧入部側の端部と第2電極との隙間に配置される環状の介在部を備えていてもよい。介在部の内周端は、受入孔よりも対向部側に位置していてもよい。この構成によれば、介在部が第2電極に圧入されることによって、ホルダが第2電極を支持することができる。また、介在部の内周端を受入孔よりも対向部側に配置することによって、介在部と第1電極の対向部との隙間を小さくすることができる。これにより、介在部と対向部との間に多くの燃料が滞留することを抑制することができる。
(特徴9)センサ装置では、介在部の内周端と対向部の介在部の内周端と対向する面とは、それぞれ受入部側の端から内側に向かって傾斜しており、互いに当接していてもよい。この構成によれば、対向部を受入孔に挿入している間、対向部を、介在部に接触させずに挿入することができる。一方、圧入部が受入孔に圧入された後では、介在部の内周端と対向部の介在部の内周端と対向する面とが当接することができる。この結果、第1電極とホルダとの間に燃料が侵入することを抑制することができる。これにより、燃料が燃料タンクからセンサ装置を介して外部に漏出することを抑制することができる。
(特徴10)センサ装置では、第2電極は、第2電極の一方の端部において、ホルダが圧入される円筒形状の被圧入部と、被圧入部の一方の端に配置されており、被圧入部と異なる半径を有する円筒形状の円筒部と、被圧入部と円筒部とを連結する円環形状を有する連結部と、を有していてもよい。ホルダは、被圧入部に圧入されて、被圧入部と第1電極との間に介在する介在部と、介在部と連続しており、連結部の一方の面に当接する当接部と、を有していてもよい。この構成によれば、第2電極の連結部とホルダの当接部とを当接させることによって、ホルダを第2電極の適切な位置まで圧入することができる。また、第2電極とホルダとの接触面積を大きくなるため、燃料が、第2電極とホルダとの間から外部に漏出することを抑制することができる。
(第1実施例)
本実施例の燃料供給ユニット1は、自動車に搭載され、図示省略した内燃機関に燃料を供給する。燃料供給ユニット1は、燃料タンク10と、燃料ポンプユニット30と、センサユニット2と、を備える。燃料タンク10には、ガソリンあるいはガソリンとアルコール(例えばエタノール)との混合燃料が貯留される。
本実施例の燃料供給ユニット1は、自動車に搭載され、図示省略した内燃機関に燃料を供給する。燃料供給ユニット1は、燃料タンク10と、燃料ポンプユニット30と、センサユニット2と、を備える。燃料タンク10には、ガソリンあるいはガソリンとアルコール(例えばエタノール)との混合燃料が貯留される。
燃料ポンプユニット30は、低圧フィルタ32と、ポンプ本体34と、高圧フィルタ36と、リザーブカップ20と、プレッシャーレギュレータ42と、吐出ポート12と、を備える。低圧フィルタ32と、ポンプ本体34と、高圧フィルタ36と、リザーブカップ20と、プレッシャーレギュレータ42と、は、燃料タンク10内に配置される。ポンプ本体34は、リザーブカップ20内の燃料を、ポンプ本体34の吸引口34aから吸引し、昇圧する。ポンプ本体34は、昇圧された燃料を、排出口34bから高圧フィルタ36のケース36a内に排出する。
低圧フィルタ32は、不織布によって、袋状に作製されている。低圧フィルタ32の内部は、ポンプ本体34の吸引口34aと連通する。高圧フィルタ36は、ケース36aと、フィルタ部材(図示省略)と、を備える。図1では、簡略されているが、ケース36aは、ポンプ本体34の周方向に配置されている。ケース36a内に流入した燃料は、高圧フィルタ36のフィルタ部材によって濾過され、パイプ94に送り出される。燃料は、パイプ94を通過して吐出ポート12から内燃機関に送出される。パイプ94は、中間位置でパイプ52に分岐している。パイプ52は、センサユニット2まで伸びている。パイプ52の中間位置には、プレッシャーレギュレータ42が配置されている。プレッシャーレギュレータ42は、プレッシャーレギュレータ42よりも上流側のパイプ52の上流部分52a内の燃料の圧力が所定圧以上になると、上流部分52a内の燃料を、プレッシャーレギュレータ42よりも下流側のパイプ52の下流部分52bに放出する。これにより、上流部分52a内の燃料の圧力、即ち、パイプ94内の燃料の圧力を一定圧力に調整する。燃料タンク10内の燃料は、ポンプ本体34とプレッシャーレギュレータ42によって一定の圧力に調整されて、内燃機関に送出される。
ポンプ本体34と高圧フィルタ36と低圧フィルタ32とは、リザーブカップ20内に配置されている。リザーブカップ20は、支柱22によって燃料タンク10のセットプレート14に固定されている。リザーブカップ20には、図示省略したジェットポンプによって、リザーブカップ20外の燃料が送り込まれる。
センサユニット2は、制御装置80と、センサ装置60と、を備える。センサユニット2は、セットプレート14の開口14aに嵌合している。図2は、センサ装置60の縦断面図であり、電極104,106の中心軸を含む断面の断面図を示す。以下の図8〜図10も同様である。図2に示すように、センサ装置60は、ホルダ61と、電極対100と、サーミスタ108と、を備える。
電極対100は、電極104,106を備える。各電極104,106は、導電性を有する材料で作製されている。図6に示すように、電極106は、対向部分106aと、圧入部分106bと、鍔部分106cと、を有する。対向部分106aは、有底の円筒形状を有する。対向部分106aの中心軸は、燃料タンク10の深さ方向(以下では「上下
方向」と呼ぶ)に伸びている。対向部分106aの上端には、圧入部分106bが配置されている。圧入部分106bは、上下方向において、対向部分106aに連続して配置されている。圧入部分106bは、対向部分106aの中心軸と一致する中心軸を有する円筒形状を有する。圧入部分106bは、対向部分106aと同一の板厚を有している。圧入部分106bの外径と内径とは、それぞれ、対向部分106aの外径と内径よりも大きい。圧入部分106bの上端には、鍔部分106cが配置されている。鍔部分106cは、円環形状を有する。鍔部分106cは、圧入部分106bの径方向外側に広がっている。
方向」と呼ぶ)に伸びている。対向部分106aの上端には、圧入部分106bが配置されている。圧入部分106bは、上下方向において、対向部分106aに連続して配置されている。圧入部分106bは、対向部分106aの中心軸と一致する中心軸を有する円筒形状を有する。圧入部分106bは、対向部分106aと同一の板厚を有している。圧入部分106bの外径と内径とは、それぞれ、対向部分106aの外径と内径よりも大きい。圧入部分106bの上端には、鍔部分106cが配置されている。鍔部分106cは、円環形状を有する。鍔部分106cは、圧入部分106bの径方向外側に広がっている。
電極106の外側には、電極106の外周面から間隔を有して電極104が配置されている。電極104は、対向部分104aと被圧入部分104bとを有する。対向部分104aは、電極106の中心軸と一致する中心軸を有する円筒形状を有する。対向部分104aの内周面は、全面に亘って対向部分106aの外周面と間隔を有して対向している。対向部分104aの上端には、被圧入部分104bが配置されている。被圧入部分104bは、上下方向において、対向部分104aに連続して配置されている。被圧入部分104bは、対向部分104aの中心軸と一致する中心軸を有する円筒形状を有する。被圧入部分104bは、対向部分104aと同一の板厚を有している。被圧入部分104bの外径と内径とは、それぞれ、対向部分104aの外径と内径と一致する。対向部分104aの上端に、電極104の内側と外側とを連通する連通口104cが配置されている。
図2に示すように、電極106は、内側に燃料が侵入しないように、樹脂製の埋込部69によって埋められている。電極106の内側には、サーミスタ108が配置されている。サーミスタ108は、樹脂によって覆われている。サーミスタ108は、電極106の下端に配置されている。
ホルダ61は、上壁62と、周壁64と、底壁66と、ケース81と、を有する。ホルダ61は、樹脂(例えばポリフェニレンサルファイド樹脂(即ちPPS))で作製されている。電極104の外側は、周壁64によって覆われている。周壁64は、電極104の中心軸と一致する中心軸を有する円筒形状を有している。周壁64は、電極104の下端と同じ高さから上方に伸びている。周壁64の上端は、電極104の上端よりも上方に位置する。周壁64は、中心軸に平行に伸びる燃料流路115を有する。燃料流路115は、周壁64の内周側の一部を外周側に凹ませることによって形成される。燃料流路115の上端は、連通口104cに連通している。燃料流路115の下端は、周壁64の下端に到達している。
周壁64の上端部には、上壁62が収容されている。上壁62は、周壁64の内周に嵌合している。上壁62は、介在部分62cと、受入部分62bと、上端部分62aと、を有する。介在部分62cは、円筒形状を有する。介在部分62cは、電極104に圧入されて嵌合している。介在部分62cの内径は、対向部分106aの外径よりも若干大きく、圧入部分106bの外周面よりも小さい。
介在部分62cの上端には、受入部分62bが配置されている。受入部分62bは、上下方向において、介在部分62cに連続して配置されている。受入部分62bは、介在部分62cの中心軸と一致する中心軸を有する円筒形状を有する。受入部分62bの内周側には、受入孔62fが配置されている。受入孔62fには、圧入部分106bが圧入されて嵌合している。また、受入部分62bの下端の一部は、電極104に圧入されて嵌合している。
受入部分62bの上端には、上端部分62aが配置されている。上端部分62aは、上下方向において、受入部分62bに連続して配置されている。上端部分62aは、介在部分62cの中心軸と一致する中心軸を有する円筒形状を有する。上端部分62aの内周面は、鍔部分106cの外径よりも若干大きい内径を有する。図7に示すように、上端部分62aは、案内溝62d,62eを有する。各案内溝62d,62eは、上下方向に伸びている。案内溝62dは、上端部分62aの内周面に配置されている。案内溝62eは、上端部分62aの外周面に配置されている。上端部分62aの内周側は、埋込部69によって埋められている。
また、周壁64の下端には、底壁66が取り付けられている。底壁66の上面に、周壁64が取り付けられている。また、底壁66の上面は、電極104の下端に当接している。底壁66は、中心部に底壁66の下面と上面とを貫通する連通口67を有する。連通口67は、電極106と同軸上に配置されており、電極106の下端に対向している。連通口67は、下流部分52bに連通している。また、底壁66は、電極104と周壁64の間に、底壁66の下面と上面とを貫通する連通口68を有する。連通口68は、燃料流路115に連通している。
対向部分104aの内周面と、対向部分106aの外周面と、上壁62の下面と、底壁66の上面とによって、貯蔵空間110が画定されている。貯蔵空間110の下端は、連通口67によって、パイプ52に連通している。貯蔵空間110の上端は、連通口104cによって、燃料流路115に連通している。燃料流路115の下端は、連通口68によって、燃料タンク10内に連通している。
ホルダ61の上端部には、ケース81が配置されている。ケース81は、周壁64の上端において、周壁64の外周面を覆う。ケース81は、セットプレート14の開口14aにOリング8を介して嵌合している。
ケース81には、制御装置80が配置されている。制御装置80は、制御回路82と、外部端子84とを備える。外部端子84は、制御回路82に電力を供給する。制御回路82には、CPU、メモリ等が実装されている。制御回路82は、センサ装置60を用いて、燃料の温度及びアルコール濃度を検出するための回路である。
制御回路82から2本の端子83,85が下方に向けて(即ち電極104,106の延伸方向に)伸びている。端子83は、上壁62の上端部分62aの案内溝62dに収容されている。端子83の下端は、電極106の鍔部分106cの外周縁に固定されている。言い換えると、端子83は、電極106の上端から上方に突出している。端子85は、上壁62の上端部分62aの案内溝62eに収容されている。端子85の下端は、電極104の被圧入部分104bの外周面に固定されている。言い換えると、端子85は、電極104の上端から上方に突出する突出部85aを有する。
(電極対100の組み付け方法)
次いで、図3〜6を参照して、電極対100の組み付け方法を説明する。図3に示すように、まず、端子83を電極106の鍔部分106cの外周縁に溶接する。次いで、端子83が固定された電極106を、上壁62に圧入する。詳細には、電極106の対向部分106a側から、電極106を上壁62の内周に挿入する。対向部分106aの外径は、受入孔62f及び上壁62の各部62a,62cのいずれの内径よりも小さい。このため、対向部分106aを、上壁62に接触させずに、上壁62に挿入することができる。
次いで、図3〜6を参照して、電極対100の組み付け方法を説明する。図3に示すように、まず、端子83を電極106の鍔部分106cの外周縁に溶接する。次いで、端子83が固定された電極106を、上壁62に圧入する。詳細には、電極106の対向部分106a側から、電極106を上壁62の内周に挿入する。対向部分106aの外径は、受入孔62f及び上壁62の各部62a,62cのいずれの内径よりも小さい。このため、対向部分106aを、上壁62に接触させずに、上壁62に挿入することができる。
案内溝62dの長さL1が圧入部分106bの長さL2よりも長いため、図3の状態からさらに電極106を上壁62に挿入すると、図4に示すように、端子83が案内溝62dに挿入される。これにより、上壁62に対する電極106の位置決めをすることができる。この結果、圧入部分106bを受入孔62fに圧入する際に、圧入部分106bの中心軸と受入孔62fの中心軸とを一致させることができる。このため、圧入部分106bを受入孔62fに圧入する際に、圧入部分106bが上壁62に意図せずに接触した状態で、電極106に力を負荷することによって、上壁62や電極106が変形や破損することを防止することができる。
図4の状態からさらに電極106を上壁62に挿入すると、圧入部分106bが受入孔62fに挿入され、圧入部分106bが受入部分62bに圧入される。図5に示すように、鍔部分106cが受入部分62bの上端に当接するまで、圧入部分106bが受入部分62bに圧入される。この構成によれば、電極106が上壁62に圧入される際に、圧入部分106bが受入孔62fに挿入されている期間だけ、電極106と上壁62とに、圧入のための力を付与すれば済む。このため、電極106が受入孔62fを通過している期間中、継続して、電極106と上壁62とに圧入のための力を付与せずに済む。これにより、電極106をホルダ61に圧入する際に、電極106とホルダ61とに付与される力を抑制することができる。
次いで、電極106内に、サーミスタ108が配置される。さらに、電極106が埋込部69によって埋められる。
次いで、電極104を上壁62に取り付ける。詳細には、電極106の下方から、電極104内に電極106を挿入する。電極104を上壁62に向かって移動させる。この結果、端子85の突出部85aが案内溝62eに挿入される。突出部85aの長さL3は、介在部分(嵌合部の一例)62cの長さL4よりも長い。また、案内溝62cと介在部分62cとは、上下方向(即ち電極104,106の延伸方向)に連続している。このため、被圧入部分104bが上壁62の介在部分62cに接触する前に、端子85が案内溝62eに挿入される。これにより、上壁62に対する電極104の位置決めをすることができる。これにより、被圧入部分104bを介在部分62cに圧入する際に、被圧入部104bが上壁62に意図せず接触して、電極104に力が負荷されることによって、上壁62及び電極104が変形や破損することを防止することができる。
図5の状態からさらに電極104に上壁62を挿入すると、介在部分62cが被圧入部分104bに挿入され、介在部分62cが被圧入部分104bに圧入される。図6に示すように、被圧入部分104bの上端が受入部分62bに当接するまで、介在部分62cが被圧入部分104bに圧入される。
(燃料供給ユニット1の動作)
運転者が、自動車を始動させると、燃料供給ユニット1は駆動する。図1に示すように、燃料供給ユニット1が駆動すると、リザーブカップ20内の燃料は、低圧フィルタ32を通過して、ポンプ本体34内に吸引される。この構成によれば、低圧フィルタ32によって、ポンプ本体34内に、異物が混入することを防止することができる。ポンプ本体34内の燃料は、ポンプ本体34内のインペラによって昇圧され、排出口34bから高圧フィルタ36に排出される。燃料は、高圧フィルタ36のフィルタ部材によって濾過され、パイプ94に送り出される。燃料は、吐出ポート12から内燃機関に供給される。
運転者が、自動車を始動させると、燃料供給ユニット1は駆動する。図1に示すように、燃料供給ユニット1が駆動すると、リザーブカップ20内の燃料は、低圧フィルタ32を通過して、ポンプ本体34内に吸引される。この構成によれば、低圧フィルタ32によって、ポンプ本体34内に、異物が混入することを防止することができる。ポンプ本体34内の燃料は、ポンプ本体34内のインペラによって昇圧され、排出口34bから高圧フィルタ36に排出される。燃料は、高圧フィルタ36のフィルタ部材によって濾過され、パイプ94に送り出される。燃料は、吐出ポート12から内燃機関に供給される。
プレッシャーレギュレータ42は、調圧により放出される燃料を、下流部分52bに放出する。図2の破線矢印で示すように、下流部分52b内の燃料は、貯蔵空間110に流入する。貯蔵空間110に流入した燃料は、電極106の外周に沿って、電極104と電極106との間を通過する。燃料は、貯蔵空間110を下方から上方に流れ、連通口104cを通過して、貯蔵空間110から燃料流路115を介して連通口68からリザーブカップ20内に放出される。
制御回路82は、燃料供給ユニット1の駆動中、センサ装置60を用いて、燃料に含まれるアルコール濃度を検出する。制御回路82は、自動車のエンジンが停止されるまで、アルコール濃度の検出を繰り返し実行する。
具体的には、制御回路82は、バッテリ(図示省略)から供給される電力を、予め決められた周波数(例えば10Hz〜3MHz)の信号等(例えば交流電流)に変換して、電極106に供給する。制御回路82は、電極104にも接続されている。電極106に供給された信号は、電極104から制御回路82に戻る。この結果、電極対100に電荷が蓄積され、静電容量が発生する。制御回路82は、電極104から制御回路82に戻ってきた信号を用いて、電極対100の静電容量を算出する。次いで、制御回路82は、導線86を介して、サーミスタ108に、直流電力を供給し、サーミスタ108の抵抗値から、サーミスタ108の温度を検出する。サーミスタ108の温度は、貯蔵空間110内の燃料の温度に略等しい。このため、制御回路82は、サーミスタ108の温度を検出することによって、貯蔵空間110内の燃料の温度を検出することができる。
電極対100では、対向部分104a,106aの間に、燃料が充満している。このため、電極対100の静電容量は、燃料の誘電率に相関して変動する。ガソリンの誘電率とアルコールの誘電率とは大きく異なるため、燃料の誘電率は、アルコール濃度によって変化する。また、燃料の誘電率は、燃料の温度に相関して変動する。制御回路82には、電極106に供給される信号を用いて、電極対100の静電容量を特定するための回路、及び、特定された静電容量を、燃料の誘電率に変換するための回路が実装されている。また、制御回路82には、燃料の誘電率と、燃料の温度と、から燃料中のアルコール濃度を算出するためのデータベースが格納されている。データベースは、予め実験あるいは解析によって特定されている。制御回路82は、電極104から制御回路82に戻ってきた信号を取得すると、データベースを参照して、燃料の誘電率から、燃料中のアルコール濃度を検出する。制御回路82は、検出されたアルコール濃度を、ECU(Engine Control Unitの略)に出力する。ECUは、燃料中のアルコール濃度に応じて、エンジンに供給する燃料量を調整する。
(第2実施例)
図8を参照して、第1実施例と異なる点を説明する。なお、以下の図8〜10は、センサ装置60のうち、ケース81を除く構成が示されている。第2実施例のセンサ装置60は、電極106に代えて、電極206を有する。電極206は、対向部分206aと、圧入部分206bと、鍔部分206cと、テーパ部分206dとを有する。圧入部分206bと鍔部分206cは、それぞれ、電極106の圧入部分106bと鍔部分106cと同様の構成を有する。圧入部分206bの下端には、テーパ部分206dが配置されている。テーパ部分206dは、上下方向において、圧入部分206bに連続して配置されている。
図8を参照して、第1実施例と異なる点を説明する。なお、以下の図8〜10は、センサ装置60のうち、ケース81を除く構成が示されている。第2実施例のセンサ装置60は、電極106に代えて、電極206を有する。電極206は、対向部分206aと、圧入部分206bと、鍔部分206cと、テーパ部分206dとを有する。圧入部分206bと鍔部分206cは、それぞれ、電極106の圧入部分106bと鍔部分106cと同様の構成を有する。圧入部分206bの下端には、テーパ部分206dが配置されている。テーパ部分206dは、上下方向において、圧入部分206bに連続して配置されている。
テーパ部分206dは、上下方向下向きに進むのに従って、外周面が電極206の中心軸に近づくように傾斜している。即ち、テーパ部分206dの外径は、上下方向下向きに進むのに従って徐々に減少する。テーパ部分206dの下端には、対向部分206aが配置されている。対向部分206aは、電極106の対向部分106aと同様の構成を有する。
また、上壁62の介在部分62cの内周面は、テーパ部分206dの外周面に倣って、上下方向下向きに進むのに従って、外周面が電極106の中心軸に近づくように傾斜している。上壁62の介在部分62cの内周面は、全面に亘って、テーパ部分206dの外周面に接触している。なお、テーパ部分206dの下端は、介在部分62cよりも下方に位置する。
この構成によっても、第1実施例のセンサ装置60と同様に、電極206をホルダ61に圧入する際に、電極206とホルダ61とに付与される力を抑制することができる。
また、電極206は、テーパ部分206dの外周面が介在部分62cの内周面に当接するまで、ホルダ61に圧入される。テーパ部分206dの外周面と介在部分62cの内周面とを接触させることによって、電極206と上壁62との間に燃料が通過して、燃料が制御装置80に到達することを防止することができる。
(第3実施例)
図9を参照して、第1実施例と異なる点を説明する。第3実施例のセンサ装置60は、電極104に代えて、電極304を有する。また、第3実施例のセンサ装置60は、上壁62に代えて、上壁362を有する。電極304は、対向部分304aと、被圧入部分304bと、円筒部分304cと、連結部分304dと、を有する。対向部分304aと被圧入部分304bとは、それぞれ電極104の対向部分104aと被圧入部分104bと同様の構成を有する。被圧入部分304bの上端には、連結部分304dが配置されている。連結部分304dは、対向部分304aと同一の中心軸を有する円環形状を有する。連結部分304dの上面は、上壁62に当接している。これにより、上壁62に対する電極304の上下方向の位置決めをすることができる。連結部分304dの外周縁には、円筒部分304cが配置されている。円筒部分304cは、対向部分304aと同一の中心軸を有する円筒形状を有する。円筒部分304cの外周面には、端子85が固定されている。
図9を参照して、第1実施例と異なる点を説明する。第3実施例のセンサ装置60は、電極104に代えて、電極304を有する。また、第3実施例のセンサ装置60は、上壁62に代えて、上壁362を有する。電極304は、対向部分304aと、被圧入部分304bと、円筒部分304cと、連結部分304dと、を有する。対向部分304aと被圧入部分304bとは、それぞれ電極104の対向部分104aと被圧入部分104bと同様の構成を有する。被圧入部分304bの上端には、連結部分304dが配置されている。連結部分304dは、対向部分304aと同一の中心軸を有する円環形状を有する。連結部分304dの上面は、上壁62に当接している。これにより、上壁62に対する電極304の上下方向の位置決めをすることができる。連結部分304dの外周縁には、円筒部分304cが配置されている。円筒部分304cは、対向部分304aと同一の中心軸を有する円筒形状を有する。円筒部分304cの外周面には、端子85が固定されている。
上壁362は、電極106の外周面と電極304の内周面の形状に沿った形状を有する。上壁362は、被圧入部分304bと電極106との間に位置する介在部分362aと、連結部分304dに当接する当接部分362bと、を有する。介在部分362aの外周面は全周に亘って被圧入部分304bに接触しており、介在部分362aの内周面は全周に亘って電極106の対向部分106aと若干の隙間を有して対向している。
この構成によっても、第1実施例と同様のセンサ装置60と同様に、電極106をホルダ61に圧入する際に、電極106とホルダ61とに付与される力を抑制することができる。また、電極304と上壁362とが連結部分304dと介在部分362aとを有しているために、燃料が電極304と上壁362との間を通過してセンサ装置60外に漏出することを抑制することができる。
(第4実施例)
図10を参照して、第2実施例と異なる点を説明する。第4実施例のセンサ装置60は、電極104に代えて、電極404を有する。また、第4実施例のセンサ装置60は、上壁62に代えて、上壁462を有する。電極404は、対向部分404aと、テーパ部分404bと、被圧入部分404cと、を有する。対向部分404aは、電極104の対向部分104aと同様の構成を有する。
図10を参照して、第2実施例と異なる点を説明する。第4実施例のセンサ装置60は、電極104に代えて、電極404を有する。また、第4実施例のセンサ装置60は、上壁62に代えて、上壁462を有する。電極404は、対向部分404aと、テーパ部分404bと、被圧入部分404cと、を有する。対向部分404aは、電極104の対向部分104aと同様の構成を有する。
対向部分404aの上端には、テーパ部分404bが配置されている。テーパ部分404bは、上下方向下向きに進むのに従って、外周面が電極104の中心軸に近づくように傾斜している。即ち、テーパ部分404bの外径は、上下方向下向きに進むのに従って徐々に減少する。テーパ部分404bの上端には、被圧入部分404cが配置されている。被圧入部分404cは、対向部分404aの中心軸と同一の中心軸を有する円筒形状を有する。被圧入部分404cの内径と外径は、それぞれ対向部分404aの内径と外径よりも大きい。
上壁462は、電極206,404の形状に沿った形状を有する。上壁462は、テーパ部分404bとテーパ部分206dとの間に位置する介在部分462aと、被圧入部分404cと圧入部分206bに当接する圧入部分462bと、を有する。介在部分462aの内周面は全面に亘ってテーパ部分206dの外周面に接触しており、介在部分462aの外周面は全面に亘ってテーパ部分404bの内周面に接触している。圧入部分462bは、被圧入部分404cに圧入されている。また、圧入部分206bが、圧入部分462bに圧入されている。
この構成によっても、第1実施例と同様のセンサ装置60と同様に、電極206をホルダ61に圧入する際に、電極206とホルダ61とに付与される力を抑制することができる。また、電極404と上壁462とがテーパ部分404bと介在部分462aとを有しているために、燃料が電極404と上壁462との間を通過してセンサ装置60外に漏出することを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(変形例)
(1)上記の実施例では、センサ装置60は、電極対100を用いて、燃料中のアルコール濃度を検出している。しかしながら、センサ装置60は、燃料の劣化の程度(例えば、燃料の酸化の程度)、燃料の液位等を検出してもよい。
(1)上記の実施例では、センサ装置60は、電極対100を用いて、燃料中のアルコール濃度を検出している。しかしながら、センサ装置60は、燃料の劣化の程度(例えば、燃料の酸化の程度)、燃料の液位等を検出してもよい。
(2)「センサ装置」は、燃料以外の液体、例えば、冷却水の性状(例えば劣化の程度、冷却水の種類、液位)を検出するために用いられてもよい。
(3)センサ装置60の電極の個数は、2個に限定されない。しかしながら、センサ装置60は、3個以上の電極を備えていてもよい。
(4)上記の各実施例では、制御回路82は、各電極対の静電容量、即ち、燃料の誘電率を用いて、アルコール濃度等を検出する。しかしながら、制御回路82は、電極対の静電容量の以外の電極対を用いて得られる値、例えば、電極対を用いて得られる燃料の導電率を用いて、アルコール濃度を検出してもよい。
(5)上記の各実施例では、電極104等は、円筒形状を有する。しかしながら、電極104等の形状は、円筒形状に限られない。例えば、電極104は、楕円又は四角形等多角形の筒状であってもよく、平板等の板形状であってよい。また、例えば、電極106は、円柱形状、内部の一部が空洞の円柱形状、楕円又は四角形等多角形の筒状又は柱形状であってもよい。なお、電極106が円筒形状であっても円柱形状であっても、一部が空洞の円柱形状であっても、電極106の外周面は、円筒形状ということができる。
(6)上記の各実施例では、端子85は、上壁62等の案内溝62eに配置される。しかしながら、図11に示すように、上壁62は、案内溝62eに替えて、当接部分62gを有していてもよい。当接部分62gは、端子85の一方の面に面接触する平面を有していてもよい。この構成によっても、上壁62は、端子85を案内することができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:燃料供給ユニット、2:センサユニット、10:燃料タンク、20:リザーブカップ、30:燃料ポンプユニット、60:センサ装置、61:ホルダ、62:上壁、62a:上端部分、62b:受入部分、62c:介在部分、62d:案内溝、62e:案内溝、62f:受入孔、62g:当接部分、64:周壁、66:底壁、80:制御装置、83:端子、85:端子、100:電極対、104:電極、104a:対向部分、104b:被圧入部分、104c:連通口、106:電極、106a:対向部分、106b:圧入部分、106c:鍔部分、108:サーミスタ、110:貯蔵空間
Claims (11)
- 液体の性状を検出するセンサ装置であって、
互いに対向する第1電極と第2電極とを有する電極対と、
前記第1電極と前記第2電極とを支持するホルダと、を備え、
前記ホルダは、前記第1電極の延伸方向に貫通しており、前記第1電極を受け入れる受入孔を有し、
前記第1電極は、
前記受入孔に圧入される圧入部と、
前記第1電極の前記延伸方向に前記圧入部と並んで配置される対向部であって、前記第2電極と隙間を有して対向しており、前記受入孔の内周面から隙間を有して前記第1電極の前記延伸方向に通過可能である前記対向部と、を有する、センサ装置。 - 前記第1電極の表面に固定されており、前記第1電極の前記表面を前記第1電極の前記延伸方向に伸びる第1端子をさらに備え、
前記ホルダは、前記第1端子に沿って伸びており、前記第1端子を収容する収容溝を有する、請求項1に記載のセンサ装置。 - 前記第1端子は、前記圧入部の前記対向部と反対側に配置されており、
前記収容溝は、前記受入孔の前記対向部と反対側に配置されており、
前記第1電極の前記延伸方向で見たときに、前記収容溝の長さは、前記圧入部の長さよりも長い、請求項2に記載のセンサ装置。 - 前記第2電極の表面に固定されており、前記第2電極の一方の端から前記第2電極の他方の端と反対側に突出する突出部を有する第2端子をさらに備え、
前記ホルダは、前記第2端子に沿って伸びており、前記突出部に当接する当接部を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のセンサ装置。 - 前記第2電極は、前記一方の端に、前記ホルダが圧入される筒形状の被圧入部を有し、
前記ホルダは、前記被圧入部に圧入されて嵌合する嵌合部を有し、
前記突出部と前記当接部と前記嵌合部と前記被圧入部は、前記嵌合部が前記被圧入部に圧入される際に、前記嵌合部と前記被圧入部とが接触する前に前記突出部と前記当接部とが当接する位置に配置されている、請求項4に記載のセンサ装置。 - 前記第2端子の延伸方向で見たときに、前記突出部の長さは、前記嵌合部の長さよりも長い、請求項5に記載のセンサ装置。
- 前記当接部は、前記ホルダの外周面に配置されており、前記第2端子を収容する溝形状を有する、請求項4から6のいずれか一項に記載のセンサ装置。
- 前記当接部は、前記ホルダの外周面に配置されており、前記第2端子と面接触する平面形状を有する、請求項4から6のいずれか一項に記載のセンサ装置。
- 前記第2電極は、筒形状を有しており、
前記第1電極は、前記第2電極の内側に配置されており、
前記ホルダは、前記第2電極に圧入されており、前記対向部の前記圧入部側の端部と前記第2電極との隙間に配置される環状の介在部を備え、
前記介在部の内周端は、前記受入孔よりも前記対向部側に位置する、請求項1から8のいずれか一項に記載のセンサ装置。 - 前記介在部の前記内周端と前記対向部の前記介在部の前記内周端と対向する面とは、それぞれ前記受入部側の端から内側に向かって傾斜しており、互いに当接している、請求項9に記載のセンサ装置。
- 前記第2電極は、
前記第2電極の一方の端部において、前記ホルダが圧入される円筒形状の被圧入部と、
前記被圧入部の一方の端に配置されており、前記被圧入部と異なる半径を有する円筒形状の円筒部と、
前記被圧入部と前記円筒部とを連結する円環形状を有する連結部と、を有し、
前記ホルダは、
前記被圧入部に圧入されて、前記被圧入部と前記第1電極との間に介在する介在部と、
前記介在部と連続しており、前記連結部の一方の面に当接する当接部と、を有する、請求項1から10のいずれか一項に記載のセンサ装置。
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JP2015092735A JP2016211870A (ja) | 2015-04-30 | 2015-04-30 | センサ装置 |
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JP2015092735A Pending JP2016211870A (ja) | 2015-04-30 | 2015-04-30 | センサ装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107200140A (zh) * | 2017-05-19 | 2017-09-26 | 中航工业南航(深圳)测控技术有限公司 | 油量传感器和飞行器 |
-
2015
- 2015-04-30 JP JP2015092735A patent/JP2016211870A/ja active Pending
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