JP2016210460A - Cargo fixing and holding system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、荷物固縛保持システムに係る。 The present invention relates to a load securing system.
荷物をベルトで固縛保持する輸送用コンテナが、特許文献1に記載されている。一方、輸送用コンテナの荷室内を、断熱壁を奥行方向に延びる間仕切りとして設けて左右二室に分割した輸送用コンテナが特許文献2に記載されている。
特許文献1に記載された輸送用コンテナは、荷物をベルトによって荷室奥壁に押し付けて固縛保持している。従って、荷物が重い場合、輸送で荷物が左右方向にずれる虞がある。特許文献2に記載された輸送用コンテナは、ラッシングレールに加え、左右のずれを防止すべく荷物の載置台と荷室側壁との間にガイド構造を設けているため、より簡単な構造で荷物を保持できることが望まれている。
また、輸送用コンテナには、荷室を二分割する間仕切り壁を着脱可能としたものがある。間仕切り壁は、手で容易に扱えるよう軽量とされ、剛性を高くしにくい。そのため、この間仕切り壁にラッシングレールを取り付けると、取り付け強度が十分に確保できず、輸送でベルトに大きな力が加わった際に取り付け部分が破損し荷物の安定保持ができなくなる虞がある。このため、荷物をより安定的に保持できることが望まれている。
In the shipping container described in
In addition, some shipping containers have removable partition walls that divide the cargo compartment into two. The partition wall is lightweight so that it can be easily handled by hand, and it is difficult to increase rigidity. For this reason, if a lashing rail is attached to the partition wall, the attachment strength cannot be secured sufficiently, and when a large force is applied to the belt during transportation, the attachment portion may be damaged and the luggage cannot be stably maintained. For this reason, it is desired that the luggage can be held more stably.
そこで、本発明が解決しようとする課題は、間仕切り壁の有無にかかわらず、簡単な荷室構造で荷物をより安定的に保持できる荷物固縛保持システムを提供することにある。 Therefore, the problem to be solved by the present invention is to provide a load securing system that can hold a load more stably with a simple luggage compartment structure regardless of the presence or absence of a partition wall.
上記の課題を解決するために、本発明は次の構成を有する。
すなわち、床壁と、対向する第1及び第2の側壁と、奥壁と、天壁と、を有する輸送用コンテナと、前記第1の側壁において前記第2の側壁に対し離接する方向に延在設置された第1のレール及び前記天壁において前記第2の側壁に対し離接する方向に延在設置された第2のレールと、ベルト部と、前記ベルト部の一端側に取り付けられ前記第1のラッシングレールに係合可能な第1の係合金具と、前記ベルト部の他端側に取り付けられ前記第2のラッシングレールに係合可能な第2の係合金具と、前記ベルト部の締め上げ量を調整可能なバックルと、を有する固縛ベルトと、を含み、
前記第2のラッシングレールは、前記天壁における前記第1の側壁よりも前記第2の側壁に近い領域に設けられており、前記床壁に前記第1の側壁と平行となる姿勢で載せた直方体の荷物を、前記固縛ベルトの前記第1の係合金具を前記第1のラッシングレールに係合させると共に前記第2の係合金具を前記第2のラッシングレールに係合させ、前記ベルト部を、前記荷物の、前記第1の側壁及び前記奥壁の両方から最も遠い上下稜線に当て掛けて前記バックルにより前記ベルト部を締め付けることで、前記第1の側壁と前記奥壁との両方に押し付けて固縛保持可能な荷物固縛保持システムである。
In order to solve the above problems, the present invention has the following configuration.
That is, a shipping container having a floor wall, opposing first and second side walls, a back wall, and a top wall, and extending in a direction in which the first side wall is separated from the second side wall. The first rail installed on the top and the second rail installed on the top wall so as to be separated from the second side wall; a belt portion; and the first rail attached to one end of the belt portion. A first engagement fitting that can be engaged with one lashing rail, a second engagement fitting that is attached to the other end of the belt portion and is engageable with the second lashing rail, and A lashing belt having a buckle adjustable in tightening amount, and
The second lashing rail is provided in a region closer to the second side wall than the first side wall of the top wall, and is placed on the floor wall in a posture parallel to the first side wall. A rectangular parallelepiped baggage is engaged with the first engagement fitting of the lashing belt with the first lashing rail and the second engagement fitting with the second lashing rail. Both the first side wall and the back wall by tightening the belt portion with the buckle by hitting the belt portion with the upper and lower ridge lines farthest from both the first side wall and the back wall of the luggage This is a luggage securing system that can be pressed against and secured.
本発明によれば、間仕切りの有無にかかわらず、簡単な荷室構造で荷物をより安定的に保持できる。 According to the present invention, it is possible to hold a load more stably with a simple luggage compartment structure regardless of the presence or absence of partitions.
本発明の実施の形態に係る荷物固縛保持システムを、実施例の固縛保持システムSTにより説明する。固縛保持システムSTは、輸送用のコンテナ1とラッシングレール3a〜3dと固縛ベルト5とを含んで構成される。以下、ラッシングレール3a〜3dを単にレール3a〜3dと称する。
まず、図1及び図2を参照して、コンテナ1の概略構成を説明する。図1はコンテナ1を搭載した輸送車51を示す斜視図である。前後左右上下の各方向は輸送車51の前進方向を前として規定している。前後左右及び上下は、それぞれ幅,奥行,及び高さに対応する。図2は、図1のS2−S2位置でのコンテナ1の模式的断面図である。
A luggage securing system according to an embodiment of the present invention will be described with reference to a securing system ST of an example. The lash holding system ST includes a
First, with reference to FIG.1 and FIG.2, schematic structure of the
輸送車51は、車体52と、車体52の後方の荷台部分に設置されたコンテナ1と、コンテナ1の内部温度を所望温度に維持する冷凍装置と、を有している。冷凍装置は、コンデンサユニット53と、不図示の複数のエバポレータユニット及び圧縮機等により構成される。
コンテナ1は、断熱性を有する前壁1a,左側壁1b,右側壁1c,天壁1d,及び床壁1eを有して直方体の箱状に形成され、内部が荷室Mとされる。
コンテナ1は、左側壁1b及び右側壁1cの後方端部に取り付けられた、断熱性を有し矢印Daのように開閉する開閉扉1fa及び開閉扉1fb(二点鎖線で図示)を備える。
これにより、コンテナ1は、後方側の面が開閉扉1fa,1fbによって開閉自在とされた箱状に形成され、開閉扉1fa,1fbを閉じた状態で、荷室Mは、外部との熱移動が十分に遮断された状態となる。従って、前壁1aは、開口側から見たときの奥壁となる。
コンテナ1は、荷室Mの幅方向の中央部分に、前後上下に延在する間仕切り壁2を周知の構造によって、手作業で着脱自在とされている。図1及び図2では、間仕切り壁2が取り付けられた状態が示されている。
The
The
The
As a result, the
In the
荷室Mは、間仕切り壁2を取り付けることで、互いに熱移動が十分に遮断された左側の荷室M1と、右側の荷室M2と、の二つの荷室に分割される。
各荷室M1,M2の内部には、前述の不図示のエバポレータユニットが天壁1bより懸装されている。コンデンサユニット53、各エバポレータユニット、圧縮機等により、開閉扉1fa,1fbを閉じた状態で、荷室M1と荷室M2とは、それぞれ独立した温度維持が可能となる。例えば、荷室M1を冷凍室として、荷室M2を荷室M1よりも高い温度の冷蔵室として使用することができる。
コンテナ1の内法は、輸送車に搭載されることから、ある程度制限された範囲内で決められる。内法例は、幅Wが約2300mm、高さHが約2440mm、奥行Lが約9500mmである。荷室M1の幅W1及び荷室M2の幅W2は、それぞれ約1100mmとされる。間仕切り壁2は、例えば幅(厚さ)が100mmで形成される。
The loading chamber M is divided into two loading chambers, a left loading chamber M1 and a right loading chamber M2, which are sufficiently blocked from each other by attaching the
The evaporator unit (not shown) is suspended from the
The internal law of the
コンテナ1は、荷室M1において、左側壁1bの内面1b1における下部に、レール3aが前壁1aに対し離接する方向(前後方向)に延在設置されている。また、天壁1dの内面1d1の間仕切り壁2側に寄った位置に、レール3bが前壁1aに対し離接する方向(前後方向)に延在設置されている。
一方、荷室M2において、右側壁1cの内面1c1における下部に、レール3cが前後方向に延在設置されている。また、天壁1dの内面1d1の間仕切り壁2側に寄った位置に、レール3dが前後方向に延在設置されている。レール3a,3cは、例えば床壁1eの床面1e1と平行に設置される。レール3b及びレール3dは、それぞれ例えば左側壁1bの内面1b1及び右側壁1cの内面1c1と平行に設置される。
In the cargo compartment M1, the
On the other hand, in the luggage compartment M2, a
レール3a〜3dは、矩形の係合孔が、所定ピッチで複数並設されているレール状部材であり、市販品を使用できる。各係合孔には、固縛ベルトの端部に取り付けられた係合金具が係合可能である。また、レール3a〜3dの長さは、ほぼ荷室Mの奥行Lに近い長さとされる。例えば9000mmである。
レール3a〜3dには固縛ベルト5を取り付けることができる。固縛ベルト5は、連結用ベルト6と締め付け用ベルト7とを含み、使用時に連結用ベルト6と締め付け用ベルト7とが着脱部67で連結されて一本の固縛ベルト5とされる。
The
A lashing
図3は、連結用ベルト6を示した平面図である。連結用ベルト6は、ベルト基部6aと、ベルト基部6aの一端側に取り付けられた係合金具6bと、他端側に取り付けられた連結部材6cと、を有する。ベルト基部6aは、長さLaが例えば250mmとされる。係合金具6bは、レール3bの矩形の係合孔に係脱可能な金具であり、連結部材6cは、例えばデルタリングと称される環状部材である。
図4は、締め付け用ベルト7を示した平面図である。締め付け用ベルト7は、固定側ベルト部7aと、固定側ベルト部7aの一端側とバックル7bを介して連結された調整側ベルト部7cと、を有する。固定側ベルト部7aの他端側には、係合金具7dが取り付けられている。また、調整側ベルト部7cの端部には、連結部材7eが取り付けられている。
係合金具7dは、レール3aの係合孔に係脱可能な金具であり、連結部材7eは、例えばナローフックと称されるフック部材であって、連結部材6cに係脱可能となっている。すなわち、締め付け用ベルト7は、その中間部位に連結部材6cと係合金具7dとで構成される着脱部67が備えられ、分割可能とされている。
FIG. 3 is a plan view showing the connecting
FIG. 4 is a plan view showing the tightening
The engagement fitting 7d is a fitting that can be engaged with and disengaged from the engagement hole of the
バックル7bは例えばラチェットバックルであり、ラチェット機構によって調整側ベルト部7cを締め上げる締め上げ部(図示せず)を備えている。すなわち、バックル7bによって、調整側ベルト部7cのバックル7bと連結部材7eとの間を締め上げて、締め上げ量(締め上げ長さ)の調整が可能になっている。例えば、固定側ベルト部7aの長さは0.5mで一定とされ、調整側ベルト部7cのバックル7bと連結部材7eとの間の長さは、バックル7bによる締め上げで短く調整できる(最長は例えば4m)。
The
コンテナ1は、荷室M1,M2内において、固縛ベルト5を用い荷物を固縛して保持(以下、固縛保持とも称する)することができる。この固縛保持は、固縛ベルト5を荷物に巻きかけることなく、当て掛けて締め上げることで、荷物をコンテナ1の内面に押し付けて保持するものである。固縛方法は荷室M1と荷室M2とで共通なので、荷室M1での荷物N1,N2の固定方法について、図5〜図12を参照して説明する。
The
荷物N1,N2は例えば直方体(立方体を含む)で、積載時に天面N1e,N2eと天壁1dの内面1d1との間に空間ができるよう荷室M1の内法高さよりも低い上限で高さが設定される。
荷室M1の内法の高さHが既述のように2440mmの場合、荷物N1,N2の最大高さは、積載状態で2000mm程度とされる。
以下の説明では、荷物N1,N2の高さHn1を2000mmとし、荷物N1を、幅Wn1が左側壁1bの内面1b1から天壁1dの内面1d1に取り付けられたレール3bまでの距離W1aよりも短い細幅の荷物とし、荷物N2を、幅Wn2(図8参照)が距離W1aよりも長い太幅の荷物として、それぞれの固縛保持手順を説明する。
The luggage N1, N2 is, for example, a rectangular parallelepiped (including a cube), and has a height that is lower than the inner height of the luggage compartment M1 so that a space is formed between the top surfaces N1e, N2e and the inner surface 1d1 of the
When the inner height H of the cargo compartment M1 is 2440 mm as described above, the maximum height of the loads N1 and N2 is about 2000 mm in the loaded state.
In the following description, the height Hn1 of the luggage N1, N2 is 2000 mm, and the luggage N1 has a width Wn1 shorter than the distance W1a from the inner surface 1b1 of the
(荷物N1の場合)荷室M1に細幅の荷物N1を左側壁1bと平行になる姿勢で載せた状態が図5〜図7に示されている。
まず、作業者は、連結用ベルト6を、天壁1dのレール3bに、係合金具6bを係合させることで取り付ける。これにより連結用ベルト6は、図2に二点鎖線で示されるように、レール3bからぶら下がった状態となる。連結用ベルト6の下端は、荷物N1の天面N1eよりも上方に位置する。レール3bにおいて係合金具6bを取り付けた部位を取り付け部位T1とする。取り付け部位T1の前後方向の位置P1は、図6に示されるように、荷物N1を前壁1aの内面1a1に当接させたときの、荷物N1における後面N1aの前後方向の位置P2よりも前方とする。
(In the case of luggage N1) FIGS. 5 to 7 show a state in which a narrow luggage N1 is placed in the luggage compartment M1 in a posture parallel to the
First, the operator attaches the connecting
次に作業者は、締め付け用ベルト7を十分長く延ばした状態にして、係合金具7dを左側壁1bに設けられたレール3aの係合孔に係合させる。これにより、締め付け用ベルト7がレール3aに取り付けられる。レール3aにおいて係合金具7dを取り付けた部位を取り付け部位T2とする。
取り付け部位T2の前後方向の位置P3は、荷物N1を前壁1aの内面1a1に当接させたときの後面N1aの前後方向の位置P2よりも後方とする(図6)。
Next, the worker extends the
The position P3 in the front-rear direction of the attachment site T2 is located behind the position P2 in the front-rear direction of the rear surface N1a when the load N1 is brought into contact with the inner surface 1a1 of the
次に、作業者は、締め付け用ベルト7の連結部材7eと連結用ベルト6の連結部材6cとを連結して一本の固縛ベルト5とする。そして、バックル7bにより調整側ベルト部7cを締め上げる。その際、調整側ベルト部7cが、荷物N1の後面N1aと右側面N1cとの境界稜線である上下稜線N1bに掛かった状態で締め上げるようにする。上下稜線N1bは、左側壁1b及び前壁1aの両方から最も遠い稜線である。
このとき、図5に示されるように、取り付け部位T1の左右方向の位置が、荷物N1の右側面N1cの位置よりも右方にあるので、締め付け用ベルト7を、荷物N1に対し、上下稜線N1bのみに当てて掛けることできる。
Next, the operator connects the connecting
At this time, as shown in FIG. 5, since the position of the attachment portion T1 in the left-right direction is on the right side of the position of the right side surface N1c of the luggage N1, the
次に、作業者は、調整側ベルト部7cを、バックル7bによって適切な締め付け力で締め上げる。この状態を、荷物N1の固縛保持状態と称し、上下稜線N1bにおける調整側ベルト部7cが当て掛けられている部位をベルト掛け部位K1とする。
Next, the operator tightens the adjustment
図5の後面視において、荷物N1の固縛保持状態で、固縛ベルト5の天壁1dにおける取り付け部位T1と、左側壁1bにおける取り付け部位T2と、を繋ぐ仮想線分LN1に対し、ベルト掛け部位K1は左側壁1bの反対側(右方側)の領域にある。
また、図6の上面視において、荷物N1の固縛保持状態で、固縛ベルト5の天壁1dにおける取り付け部位T1と、左側壁1bにおける取り付け部位T2と、を繋ぐ仮想線分LN2に対し、ベルト掛け部位K1は前壁1aの反対側(後方側)の領域にある。
これにより、荷物N1は、固縛保持状態において、固縛ベルト5の締め付けによって、左側壁1bの内面1b1と、前壁1aの内面1a1と、の両面に押し付けられている。すなわち、荷物N1は、二つの壁面に押し付けられて保持される。
In the rear view of FIG. 5, with the luggage N1 being held in a secured state, the belt is hooked on a virtual line segment LN1 that connects the attachment portion T1 of the
Further, in the top view of FIG. 6, with respect to the virtual line segment LN2 that connects the attachment site T1 on the
Thereby, the load N1 is pressed against both the inner surface 1b1 of the
(荷物N2の場合)荷室M1に太幅の荷物N2を左側壁1bと平行になる姿勢で載せた状態が図8〜図10に示されている。
まず、作業者は、荷物N1の場合と同様に、連結用ベルト6を、天壁1dのレール3bに、係合金具6bを係合させることで取り付ける。これにより連結用ベルト6の下端は、荷物N2の天面よりも上方にある。
取り付け部位T1の前後方向の位置P1は、荷物N2を前壁1aの内面1a1に当接させたときの、荷物N2における後面N2aの前後方向の位置P2よりも前方とする。
(In the case of luggage N2) FIGS. 8 to 10 show a state in which a thick luggage N2 is placed in the luggage compartment M1 in a posture parallel to the
First, as in the case of the luggage N1, the worker attaches the connecting
The position P1 in the front-rear direction of the attachment site T1 is forward of the position P2 in the front-rear direction of the rear surface N2a of the load N2 when the load N2 is brought into contact with the inner surface 1a1 of the
次に作業者は、締め付け用ベルト7を十分長く延ばした状態にして係合金具7dを左側壁1bに設けられたレール3aの係合孔に係合させる。これにより、締め付け用ベルト7がレール3aに取り付け部位T2で取り付けられる。取り付け部位T2の前後方向の位置P3は、荷物N2の後面N2aの前後方向の位置P2よりも後方とする(図9)。
Next, the operator extends the
次に、作業者は、締め付け用ベルト7の連結部材7eと連結用ベルト6の連結部材6cとを連結して一本の固縛ベルト5とする。そして、バックル7bにより調整側ベルト部7cを締め上げる。その際、調整側ベルト部7cが、荷物N2の後面N2aと右側面N2dとの境界稜線である上下稜線N2bと、荷物N2の右側面N2dと天面N2eとの境界稜線である前後稜線N2cと、に掛かった状態で締め上げるようにする。調整側ベルト部7cにおける上下稜線N2bと前後稜線N2cとの間の部分は、荷物N2の右側面N2dに面当たりで当接する。上下稜線N2bは、左側壁1b及び前壁1aの両方から最も遠い稜線である。
このとき、図8に示されるように、取り付け部位T1の左右方向の位置が、荷物N2の右側面N2dの位置よりも左方にあるので、締め付け用ベルト7を、荷物N2に対し、前後稜線N2cと右側面N2dと上下稜線N2bとに当てて掛けることできる。
Next, the operator connects the connecting
At this time, as shown in FIG. 8, since the position of the attachment portion T1 in the left-right direction is on the left side of the position of the right side surface N2d of the luggage N2, the tightening
次に、作業者は、調整側ベルト部7cを、バックル7bによって適切な締め付け力で締め上げる。この状態を、荷物N2の固縛保持状態と称し、上下稜線N2bにおける調整側ベルト部7cが当て掛けられている部位を、ベルト掛け部位K2とし、前後稜線N2cにおける調整側ベルト部7cが当て掛けられている部位を、ベルト掛け部位K3とする。
Next, the operator tightens the adjustment
図8の後面視において、荷物N2の固縛保持状態で、固縛ベルト5の天壁1dにおける取り付け部位T1と、左側壁1bにおける取り付け部位T2と、を繋ぐ仮想線分LN3に対し、ベルト掛け部位K2及びベルト掛け部位K3は、左側壁1bの反対側(右方側)の領域にある。また、図9の上面視において、荷物N2の固縛保持状態で、固縛ベルト5の天壁1dにおける取り付け部位T1と、左側壁1bにおける取り付け部位T2と、を繋ぐ仮想線分LN4に対し、ベルト掛け部位K2及びベルト掛け部位K3は、前壁1aの反対側(後方側)の領域にある。
これにより、荷物N2は、固縛保持状態において、固縛ベルト5の締め付けによって、左側壁1bの内面1b1と、前壁1aの内面1a1と、の両面に押し付けられている。すなわち、荷物N2は、二つの壁面に押し付けられて保持される。
In the rear view of FIG. 8, with the luggage N2 held in a lashed state, a belt is applied to a virtual line segment LN3 that connects the attachment site T1 on the
Thereby, the load N2 is pressed against both the inner surface 1b1 of the
このように、コンテナ1は、固縛ベルト5を用いて、荷物N1,N2を、荷室M1の直交接続する二つの壁面に押し付けて保持できる。これにより、荷物N1,N2を、より高度に安定保持することができる。荷室M2についても同様である。
また、荷物を載せる載置台を用意して載置台と側壁との間にガイド構造を設ける必要がない。そのため、荷物N1,N2の安定保持が簡単なコンテナ構造で可能となっている。
In this way, the
Moreover, it is not necessary to prepare a mounting table on which a load is placed and to provide a guide structure between the mounting table and the side wall. Therefore, the stable holding of the loads N1 and N2 is possible with a simple container structure.
荷室Mを、間仕切り壁2を装着せず一室で使用する場合も、レール3a,3cのいずれかとレール3b,3dのいずれかとの間に架け渡した固縛ベルト5で荷物N1,N2を安定固縛することができる。図11に一例が示されている。
Even when the luggage compartment M is used in one room without the
図11は、固縛保持方法例として、一つの荷室Mに、固縛ベルト5を用いて荷物N2よりも幅広の荷物N3,N4を固縛保持した状態が示されている。荷物N4は荷物N3よりも幅広で、荷物N3の右後端の上下稜線N3aは一点鎖線で示される。荷物N3の上下稜線N3aの左右方向の位置は、レール3bとレール3dとの間にあり、荷物N4の右後端の上下稜線N4aの左右方向位置は、レール3dよりも右方にあるとする。
FIG. 11 shows a state in which luggage N3 and N4 wider than the luggage N2 are secured and held in one luggage compartment M using the securing
荷物N3については、二点鎖線で示される連結用ベルト6を、レール3dに対し、荷物N3の後面N3cよりも前方に取り付けておく。そして、二点鎖線で示される締め付け用ベルト7における係合金具7dを、レール3aに対し、後面N3cよりも後方に取り付け、締め付け用ベルト7を連結用ベルト6に連結して一本の固縛ベルト5とする。その後、調整側ベルト部7cを、上下稜線N3aにベルト掛け部位K5の一か所で当て掛けた状態でバックル7bによって締め上げる。これにより、荷物N3は固縛保持される。荷物N3の固縛保持方法は、荷物N1の固縛保持方法に対し、荷物の幅寸法が異なるのみで他は同じである。すなわち、荷物N3は、前壁1aと左側壁1bとの二つの壁面に押し付けられて保持される。
荷物N4については、実線で示される連結用ベルト6を、レール3dに対し、荷物N4の後面N4cよりも前方にて取り付けておく。そして、実線で示される締め付け用ベルト7における係合金具7dを、レール3aに対し、後面N4cよりも後方に取り付け、締め付け用ベルト7を連結用ベルト6に連結し、一本の固縛ベルトとする。その後、調整側ベルト部7cを右後方の上下稜線N4aにおけるベルト掛け部位K6及び右上方の前後稜線N4bにおけるベルト掛け部位K7の二ヶ所で当て掛けた状態でバックル7bによって締め上げる。これにより、荷物N4は固縛保持される。荷物N4の固縛保持方法は、荷物N2の固縛保持方法に対し、荷物の幅寸法が異なるのみで他は同じである。すなわち、荷物N4は、前壁1aと左側壁1bとの二つの壁面に押し付けられて保持される。
上述の荷物N3,N4の固定において、天壁1dのレールについては、レール3dの替わりにレール3bを利用してもよい。
For the load N3, a connecting
For the load N4, the connecting
In fixing the luggage N3 and N4, the
荷物N1〜N4の高さが低い場合は、連結用ベルト6を天壁1dのレール3b(3d)に取り付ける位置を、前方に適宜ずらすとよい。図12は、これを説明するための部分的右側面図であり、荷物N1及び荷物N1に対し高さが低い荷物N1Aでの例を示している。
図12に示されるように、連結用ベルト6の取り付け位置を、荷物N1を固定する際の取り付け部位T1よりも前方の取り付け部位T1Aの位置とすることで、固縛ベルト5の掛け渡し位置を下げることができる。
これにより、高さn低い荷物N1Aに対しても、調整側ベルト部7cを、右後方の上下稜線N1Aaのベルト掛け位置K1aにおいて当て掛け、締め上げることで荷物N1Aを二つの壁面である前壁1a及び左側壁1bに押し当てて安定的に固縛保持することができる。荷物N2に対して背の低い荷物N2Aの固縛保持についても同様である。
When the loads N1 to N4 are low, the position where the connecting
As shown in FIG. 12, the attachment position of the connecting
As a result, even with the baggage N1A having a height of n, the adjustment
左側壁1bの内面1b1及び右側壁1cの内面1c1に取り付けられたレール3a及びレール3cは、それぞれ内面1b1及び内面1c1から突出している。この場合、荷物N1〜N4の、内面1b1又は内面1c1への押し付けは、厳密にはレール3a、3cに対して行われる。ただし、レール3a,3cの突出量は、実際の固縛保持作業では無視できる程度である。従って、荷物N1〜N4は、実質的に左側壁1bの内面1b1や右側壁1cの内面1c1に面当て状態で押し付けられるとみなすことができる。レール3a,3cは、各内面1b1,1c1から突出しないように設けてももちろんよい。
The
間仕切り壁2を取り付けた状態において、レール3a,3cの左右方向の取り付け位置が、それぞれ左側壁1b,右側壁1cに近すぎると、固縛する荷物が幅広の場合に固縛ベルト5の当て掛けが外れ易くなる。
そこで、レール3a,3cの天壁1dの内面1d1に対する左右方向の取り付け位置は、それぞれ荷室M1の幅W1,荷室M2の幅W2の各中央よりも間仕切り壁2側であると好ましい。レール3a,3cの間仕切り壁2からの距離を、図2に示されるようにそれぞれ距離W3b,距離W3dとすると、
距離W3b≦(幅W1)/2、距離W3d≦(幅W2)/2 であると好ましい。
距離W3b≦(幅W1)/4、距離W3d≦(幅W2)/4 であるとより好ましい。
また、図2に示される、左側壁1b及び右側壁1cのレール3a,3cの床面1e1からの高さH3は、荷室Mの高さHの約1/2以下とするのが好ましい。より好ましくは、約1/4以下である。
With the
Therefore, it is preferable that the left and right mounting positions of the
It is preferable that the distance W3b ≦ (width W1) / 2 and the distance W3d ≦ (width W2) / 2.
It is more preferable that the distance W3b ≦ (width W1) / 4 and the distance W3d ≦ (width W2) / 4.
Moreover, it is preferable that the height H3 from the floor surface 1e1 of the
固縛保持作業においては、図5に示される、荷物N1に対するベルト掛け部位K1の床面1e1からの高さHkは、倒れを効果的に防止する観点から、荷物N1の高さHn1の上側2/3の範囲とするのが好ましく、約1/2の位置とするのが最も好ましい。荷物N2〜N4,N1A,N2Aについても同様である。
In the securing operation, the height Hk from the floor surface 1e1 of the belt hooking portion K1 with respect to the load N1 shown in FIG. 5 is the
固縛保持作業における固縛ベルト5のコンテナ1への取り付けは、締め付け用ベルト7の係合金具7dをレール3aに対し荷物N1,N2の後面N1a,N2aよりも後方側位置で係合させる。さらに、連結部材7eを、予め天壁1dのレール3bに取り付けて天面N1e,N2eよりも上方で垂下する連結用ベルト6の連結部材6cに係合させる。これにより固縛ベルト5として一本化すればよい。従って、係合部位が荷物に干渉したり隠れることがなく視認可能で、取り付け作業は容易である。
また、荷物N1,N2の高さに応じ、天壁1dのレール3bへの取り付け位置を前後させることで、荷物N1,N2への当て掛け位置を上下させることができる。
これにより、荷物N1,N2に対し、その高さに応じた最適位置で固縛ベルト5を当て掛けることができる。そのため、汎用性が高く、高度に安定した固縛保持ができる。
When the lashing
Further, the position where the
Thereby, the lashing
コンテナ1及び荷物N1,N2,N1Aの固縛保持は、実施例の内容に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形してもよい。
輸送車51は、冷凍装置を備えていない、いわゆるドライバンであってもよい。
コンテナ1は、輸送車51に搭載されるものに限定されない。鉄道、船舶、航空機などの移動体に搭載されて輸送可能であればよい。コンテナ1は、対向する一対の側壁(実施例における左側壁と右側壁)を備えてなくてよい。具体的には、荷物を載せる床壁と、第1の側壁と、天壁と、第1の側壁に直交接続する第2の側壁(奥壁)と、を有し、第1の側壁と天壁とのそれぞれにレールが取り付けられていればよい。
The securing of the
The
The
1 コンテナ、 2 間仕切り壁、 3a〜3d レール(ラッシングレール)、 5 固縛ベルト、 6 連結用ベルト、 7 締め付け用ベルト、 67 着脱部
K1〜K7,K1a ベルト掛け部位、 M,M1,M2 荷室
N1 荷物、 N1a 後面、 N1b 上下稜線、 N2c 前後稜線
P1,P2 位置、 ST 固縛保持システム、 T1,T2,T1A 取り付け部位
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記第1の側壁において前記第2の側壁に対し離接する方向に延在設置された第1のラッシングレール及び前記天壁において前記第2の側壁に対し離接する方向に延在設置された第2のラッシングレールと、
ベルト部と、前記ベルト部の一端側に取り付けられ前記第1のラッシングレールに係合可能な第1の係合金具と、前記ベルト部の他端側に取り付けられ前記第2のラッシングレールに係合可能な第2の係合金具と、前記ベルト部の締め上げ量を調整可能なバックルと、を有する固縛ベルトと、
を含み、
前記第2のラッシングレールは、前記天壁における前記第1の側壁よりも前記第2の側壁に近い領域に設けられており、
前記床壁に前記第1の側壁と平行となる姿勢で載せた直方体の荷物を、
前記固縛ベルトの前記第1の係合金具を前記第1のラッシングレールに係合させると共に前記第2の係合金具を前記第2のラッシングレールに係合させ、前記ベルト部を、前記荷物の、前記第1の側壁及び前記奥壁の両方から最も遠い上下稜線に当て掛けて前記バックルにより前記ベルト部を締め付けることで、前記第1の側壁と前記奥壁との両方に押し付けて固縛保持可能な荷物固縛保持システム。 A shipping container having a floor wall, opposing first and second side walls, a back wall, and a top wall;
A first lashing rail that extends in a direction in which the first side wall is separated from and in contact with the second side wall, and a second lashing rail that is installed in a direction in which the top wall is separated from and in contact with the second side wall. Lashing rail
A belt portion, a first engagement fitting attached to one end side of the belt portion and engageable with the first lashing rail, and a second engagement portion attached to the other end side of the belt portion. A lashing belt having a second engagement fitting that can be engaged, and a buckle capable of adjusting the tightening amount of the belt portion;
Including
The second lashing rail is provided in a region closer to the second side wall than the first side wall of the top wall,
A rectangular parallelepiped luggage placed on the floor wall in a posture parallel to the first side wall,
The first engagement fitting of the lashing belt is engaged with the first lashing rail, the second engagement fitting is engaged with the second lashing rail, and the belt portion is attached to the luggage. The belt portion is fastened to the upper and lower ridge lines farthest from both the first side wall and the back wall, and the belt portion is tightened by the buckle, so that the belt is pressed against both the first side wall and the back wall. Luggage securing system that can hold.
前記ベルト部の中間部位に着脱部を備え、前記着脱部において、前記第1の係合金具を有する第1の固縛ベルトと、前記第2の係合金具を有する第2の固縛ベルトと、に分割可能とされていることを特徴とする請求項1記載の荷物固縛保持システム。 The lashing belt is
An attachment / detachment portion is provided at an intermediate portion of the belt portion, and the attachment / detachment portion includes a first lashing belt having the first engagement fitting, and a second lashing belt having the second engagement fitting. The luggage securing system according to claim 1, wherein the luggage securing system can be divided into two parts.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015095353A JP2016210460A (en) | 2015-05-08 | 2015-05-08 | Cargo fixing and holding system |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015095353A JP2016210460A (en) | 2015-05-08 | 2015-05-08 | Cargo fixing and holding system |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=57549655
Family Applications (1)
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JP2015095353A Pending JP2016210460A (en) | 2015-05-08 | 2015-05-08 | Cargo fixing and holding system |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016210460A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020132221A (en) * | 2019-02-19 | 2020-08-31 | 株式会社日立物流 | container |
CN114537914A (en) * | 2022-04-26 | 2022-05-27 | 江苏振邦医用智能装备有限公司 | Medical material logistics container with built-in safety mechanism |
-
2015
- 2015-05-08 JP JP2015095353A patent/JP2016210460A/en active Pending
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JP7118908B2 (en) | 2019-02-19 | 2022-08-16 | 株式会社日立物流 | container |
CN114537914A (en) * | 2022-04-26 | 2022-05-27 | 江苏振邦医用智能装备有限公司 | Medical material logistics container with built-in safety mechanism |
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