JP2016209507A - カード廃棄システム - Google Patents

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泰 重田
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Abstract

【課題】カードのパッケージの紛失あるいは入れ替えを防ぐためのシャッフルプレイングカードのパッケージを管理する管理システムを提供する。【解決手段】管理保管箱10に持ち込まれた複数のパッケージ2に添付されたIDコード4を記憶し、データベースを構築し、IDコード4を所定時間間隔で読み取ることによりデータベースに登録されたIDコード4毎の管理保管箱10内での存在を確認し、使用前のパッケージ2のIDコード4および使用済のIDコード4を管理する管理制御装置を含み、ゲームに使用されたシャッフルプレイングカード1sを受け入れ、ランクを読み取るとともに、カードシュータ装置Sからの情報を受け、ゲームテーブル11上に一枚毎に手動で繰出されたシャッフルプレイングカード1sの情報と、カード廃棄装置100で読取られた情報が一致するか否かを判定することが可能なカード廃棄装置100を備える管理システム。【選択図】図1

Description

本発明は、カードゲームにおいて使用前および使用済のカードが不正に持ち出されることを防止するため、これらのカードおよびカードが包装されたパッケージが使用前に不正に持ち出されていないかどうかおよび使用後に確実に廃棄されたか否かの検出を行う機能を備えたカード廃棄システムに関する。
カジノやゲーム施設において行われる多くのテーブルゲームの中にはバカラやブラックジャックがある。これらのゲームは52枚のプレイングカードからなる標準的なデッキを使用し、あらかじめシャッフルされている複数のデッキ(6から9あるいは10デッキ)を備えるシュータからゲームテーブル上にプレイングカードが配布される。
ゲームテーブルにおいて、カードをゲーム中にすり替えて自己に有利なゲームにする不正が行われることが考えられるが、この種の不正の防止装置の一つは、国際公開2013/172038に開示されている。同文献では、テーブルゲームに登場したカードと毎回のゲームに使用されたカードの枚数が一致しているか否かを判定するとともに、テーブルゲームに登場したカードを排出口に投入するようにし、使用されたカードにボイド穴もしくは切欠きを付すとともに、ボイドしたカードを廃棄用カードカートンに受け入れ廃棄するものであった(特許文献1)。さらに同文献では、ゲームテーブル上でディーリングシューに収納された所定のデック数分のカード(例えば8デッキを使用する場合には52枚×8デッキの416枚)が揃っていたか否かを確認し、それらのカードをカードが包装されたパッケージの単位(例えば8デッキの416枚)で廃棄カードカートンに入れて廃棄するものであった。
国際出願公開第WO2013/172038号公報
従来装置は、テーブルゲームに登場したカードと毎回のゲームに使用されて排出口に投入されたカードの枚数が一致していなかった場合に、その場でディーラー等がカードを取り出して確認することができないという問題が存在していた。
本発明はこのような背景の下でなされたものであり、その目的は、毎回のゲームに使用されてカード廃棄装置の排出口に投入されたカードの枚数や情報が、カードシュータ装置(ディーリングシュー)から送信された、ゲームテーブル上でカードシュータ装置に収納されてテーブルゲームに登場したカードの枚数や情報と一致するかどうか判定し、問題があった場合はその場で取り出して確認することができるシステムを提供することにある。
上記の従来の問題を解決するために、本発明のカード廃棄システムは、
ゲームテーブル上に載せられたカードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されゲームテーブルに手動で配られるカードを、ゲーム使用後に廃棄するカード廃棄システムであって、前記ディーリングシューに収納される複数デッキのカードのセットと、回収したカードを廃棄するカード廃棄装置と、を有するカード廃棄システムであり、
前記カード廃棄装置は、
廃棄するカードを受け入れる排出口と、
前記排出口より受け入れたカードの枚数をカウントし記憶する枚数カウンタと、
前記排出口に投入されたカードを一時的に保持する一時保持手段と、
前記一時保持手段により一時的に保持されたカードを取出し可能にする一時取出しゲートと、
前記一時保持手段により一時的に保持されたカードを排出する移動手段と、
前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)から送信されたカードの枚数と、前記排出口より受け入れたカードの枚数とを1ゲーム毎もしくは所定のタイミングで比較して、一致するかどうか判定するデック検査手段と、
前記デック検査手段の判定結果を表示する表示部と、
前記デック検査手段の判定結果を表示する表示部と、を備える。
また、上記のカード廃棄装置は、さらに前記排出口より受け入れたカードのランクを読み取るカード読取り装置を備え、前記枚数カウンタはさらに前記排出口より受け入れたカードのランク毎の枚数をカウントし、前記デック検査手段はさらに、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)から送信されたカードのランク毎の枚数と、前記排出口より受け入れたカードのランク毎の枚数とを1ゲーム毎もしくは所定のタイミングで比較して、一致するかどうか判定するように構成されるもの、であってもよい。
また、上記のカード廃棄装置は、さらに前記デック検査手段による判定結果に基づき、前記移動手段の作動を制御する制御装置と、を備えるもの、であってもよい。
また、上記の一時取出しゲートは、ロックされた状態およびロックされていない状態の、2つの状態をとることが可能なロック部材、および前記ロック部材の状態を操作可能な鍵を備え、前記ロックされた状態においては前記一時取出しゲートの開放が不可能となり、前記ロックされていない状態においては前記一時取出しゲートの開放が可能となるように構成されるもの、であってもよい。
また、上記の制御装置は、さらに前記デック検査手段による判定結果に基づき、前記一時取出しゲートの動作を制御するように構成されるもの、であってもよい。
また、上記の所定のタイミングとは、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されていた複数デッキのカードのセットを用いた全てのゲームが終了した後であってもよい。
また、上記のカード廃棄装置は、さらに前記排出口に投入されたカードを、中間保持する中間保持手段を備え、前記中間保持手段は、底面を開閉可能に構成されるもの、であってもよい。
また、上記のデック検査手段はさらに、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されていた複数デッキのカードのセットを用いた全てのゲームが終了した後に、それまでに行った前記判定結果に1度も不一致がなかったかどうかを判定し、前記制御装置は、さらに前記判定結果基づいて、前記中間保持手段の底面の開放を制御するように構成されるもの、であってもよい。
また、上記の排出口はさらに、前記カードシュータ装置内に使用されずに残ったカードを受け入れるように構成されており、前記デック検査手段は、さらに受け入れたカードの総枚数があらかじめ定められた枚数であるか否かを判定し、前記制御装置は、さらに前記判定結果基づいて、前記中間保持手段の底面の開放を制御するように構成されるもの、であってもよい。
また、上記のデック検査手段は、さらに受け入れたカードのランク毎の枚数があらかじめ定められた枚数であるか否かを判定するように構成されるもの、であってもよい。
また、上記のカード廃棄装置は、さらに前記排出口より受け入れたカード上にボイドもしくは切欠きを設けるボイド手段と、を備えるもの、であってもよい。
また、上記の従来の問題を解決するために、本発明のカード廃棄システムは、
ゲームテーブル上に載せられたカードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されゲームテーブルに手動で配られるカードを、ゲーム使用後に廃棄するカード廃棄システムであって、前記ディーリングシューに収納される複数デッキのカードのセットと、回収したカードを廃棄するカード廃棄装置と、を有するカード廃棄システムであり、
前記カード廃棄装置は、
廃棄するカードを受け入れる排出口と、
前記排出口より受け入れたカードの枚数をカウントし記憶する枚数カウンタと、
前記排出口に投入されたカードを中間保持し、底面を開閉可能に構成された中間保持手段と、を備え、
前記排出口は、さらに前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)からゲームテーブル上に手動で引き出され、各回のゲームに使用されたカードと、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されていた複数デッキのカードのセットを用いた全てのゲームが終了した後で前記カードシュータ装置内に使用されずに残ったカードを受け入れるように構成されており、
前記カード廃棄装置は、さらに前記排出口より受け入れたカードの総枚数があらかじめ定められた枚数であるか否かを、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されていた複数デッキのカードのセットを用いた全てのゲームが終了した後で判定する、デック検査手段と、
前記デック検査手段の判定結果に基づき、前記中間保持手段の底面の開放を制御する制御装置と、を備える。
また、上記のカード廃棄装置は、さらに前記排出口より受け入れたカードのランクを読み取るカード読取り装置を備え、前記枚数カウンタはさらに前記排出口より受け入れたカードのランク毎の枚数をカウントし、前記デック検査手段はさらに、前記排出口より受け入れたカードのランク毎の枚数があらかじめ定められた枚数であるか否かを、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されていた複数デッキのカードのセットを用いた全てのゲームが終了した後で判定するように構成され、前記デック検査手段のランク毎の枚数の判定結果に基づき、前記中間保持手段の底面の開放を制御する制御装置と、
を備えるもの、であってもよい。
また、上記のカード廃棄装置は、さらに前記中間保持手段の底面の下方に、複数デッキのカードのセットを回収する回収箱を備え、前記制御装置により、前記中間保持手段の底面が開放された時に、前記複数デッキのカードのセットが前記回収箱内へ落下するように構成されるもの、であってもよい。
また、上記のカード廃棄システムは、さらに前記回収箱の取出しを制限する回収箱取出しロック装置を備えるもの、であってもよい。
また、上記の回収箱はさらに上部に施錠可能な回収箱蓋を備えるもの、であってもよい。
また、上記の回収箱蓋は前記回収箱が取出し可能になった場合に施錠閉塞されるように構成されるもの、であってもよい。
また、上記のカード廃棄装置は、さらに緊急回収箱を備え、前記デック検査手段の判定結果に基づき不具合があった複数デッキのカードのセットを前記緊急回収箱が回収するように構成されるもの、であってもよい。
また、上記のカード廃棄装置は、さらに前記中間保持手段の底面の下方に、カードを回収する回収箱を備え、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されていた複数デッキのカードのセットを用いた全てのゲームが終了し、前記カードシュータ装置内に使用されずに残ったカードを受け入れた後に、前記デック検査手段はさらに、それまでに行った、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)から送信されたカードの枚数と前記排出口より受け入れたカードの枚数とを1ゲーム毎もしくは所定のタイミングで比較して一致するかどうか判定した結果に1度も不一致がなかったかどうかを判定し、1度も不一致がなかった場合、かつ、前記排出口より受け入れたカードの総枚数があらかじめ定められた枚数であるか否かを判定した結果、不具合がなかった場合、前記制御装置により前記中間保持手段の底面が開放され、前記カードが前記回収箱内へ落下するように構成されるもの、であってもよい。
本発明のカード廃棄システムによれば、カードシュータ装置(ディーリングシュー)からゲームテーブル上に手動で引き出され、各回のゲームに使用されたカードと、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されていた複数デッキのカードのセットの使用が終了した後で、前記カードシュータ装置内に使用されずに残ったカードを受け入れるように構成されており、ゲームに使用されてカード廃棄装置の排出口に投入されたカードの枚数や情報が、カードシュータ装置(ディーリングシュー)から送信された、ゲームテーブル上でカードシュータ装置に収納されてテーブルゲームに登場したカードの枚数や情報と一致するかどうかをゲーム毎に判定し、問題があった場合はその場で取り出して確認することを可能にする。問題があったカードをその場で取り出して確認することができるため、すり替えなどの不正が行われた際に迅速に対応することができ、セキュリティが高まる。
図1は、本発明の実施の形態のカード廃棄システムのカードシュータ装置に使用されるパッケージおよびパッケージが剥がされたシャッフルプレイングカードの斜視図。 図2は、本発明の実施の形態のカード廃棄システムの全体の概要を示す図。 図3は、本発明の実施の形態の一つのシャッフルプレイングカードが、工場からバックヤードとカジノテーブルの管理保管箱に、パッケージや、カートンや、パレットに積まれた形で運ばれることを示す斜視図。 図4は、本発明の実施の形態のテーブルと保管箱およびカード廃棄装置の平面図。 (A)は、本発明の実施の形態の管理保管箱の斜視図(後述の「パッケージ取出しモード」)。(B)は、本発明の実施の形態の管理保管箱の前方扉を除いた状態の斜視図。(C)は、本発明の実施の形態の管理保管箱の斜視図(後述の「カートン追加モード」)。 (A)は、本発明の実施の形態の管理保管箱のカートンに固定枠を嵌め込んだ状態を示す斜視図。(B)は、本発明の実施の形態の管理保管箱のカートンを持ち上げた状態を示す斜視図。 図7は、本発明の実施の形態のカード廃棄システムのカード廃棄装置の本体および廃棄用キャビネットの斜視図。 (A)は、本発明の実施の形態のカード廃棄システムのカード廃棄装置の本体および廃棄用キャビネットの側面断面図。(B)は、本発明の実施の形態のカード廃棄システムのカード廃棄装置の本体および廃棄用キャビネットの変形例を示す側面断面図。(C)は、本発明の実施の形態のカード廃棄装置の一時取出しゲートのロック部材の拡大図。 (A)は、本発明の実施の形態のカード廃棄システムのカード廃棄装置の本体および廃棄用キャビネットの概要を示す側面断面図。(B)は、本発明の実施の形態のカード廃棄システムのカード廃棄装置の本体および廃棄用キャビネットの側面断面図(回収箱にカードセットが落下する)。(C)は、本発明の実施の形態のカード廃棄システムのカード廃棄装置の本体および廃棄用キャビネットの変形例を示す側面断面図(緊急回収箱にカードセットが落下する)。(D)は、本発明の実施の形態のカード廃棄システムのカード廃棄装置の本体および廃棄用キャビネットの変形例を示す側面断面図(ばね構造を用いた回収箱の閉塞)。 図10は、本発明の実施の形態のカード廃棄システムのカード廃棄装置から、回収箱を取り出す状態を示す斜視図。 図11は、本発明の実施の形態のカードおよびカットカードの平面図。 図12は、本発明の実施の形態の2つのUVセンサのオン信号の出力とマークの関係を示す概要図。 図13は、本発明の実施の形態のカードシュータ装置の側面断面図。
好ましい実施の形態の説明
<実施の形態1>
本発明のシャッフルプレイングカードの管理システムの実施の形態を下記に説明する。図1は、本発明の実施の形態のカジノのテーブルゲームに使用されるランダムな順に並んだシャッフルプレイングカードのパッケージがカジノにおいて使用される概要を示す説明図である。本実施例においてシャッフルプレイングカード1sは、パッケージ2として包装されているが、シャッフルプレイングカード1sがテーブル上のゲームに使用することができるようにパッケージ2の包装が解かれ、カードシュータ装置Sに設置される。ゲームの間、ディーラDがカード1をカードシュータ装置Sから引き出しゲームテーブルに配る。所定数のデッキ(通常6,8,9あるいは10デッキ)で構成される、カード1はランダムにシャッフルされ、個別にユニークなランダムな並びになるように製造され、個別に識別可能なバーコード3としてパッケージ2に付与されたIDコード4を付けて包装される。RFID40(あるいはRFタグ)がバーコード3と一緒にIDコード4としてパッケージ2に添付されている。カジノ内の管理制御装置(本実施の形態では、ゲームテーブル管理装置80)は、パッケージ2の存在や使われ方を管理するために用いられる。パッケージ2が紛失したあるいは行方不明の間、誰かがパッケージ2のカードを、テーブル上でのゲームをコントロールするあるいは勝つために、予め一定の並びに並べられたカードと混ぜたり交換したりするかもしれない。上記の問題等を解決するため、本件のゲームテーブル管理装置80はシャッフルプレイングカード1sのパッケージ2の管理を行う。ゲームテーブル管理装置80はコンピュータ機器によって実現し、方法や工程の機能はコンピュータプロセッサによって実行されるプログラムをコンピュータ機器にインストールすることにより実現する。
個別のIDコード4(バーコード3)が付されたパッケージ2は18個単位でカートンCAに詰められ、ゲームプレイに使用されるため少なくとも1ヶ所のゲームテーブル11に運ばれる。ゲームテーブル11には管理保管箱10が設置されており、パッケージ2を複数(本実施例では18個)保管し、パッケージ2を一個ずつ取り出すことが可能な構造になっている。ゲームテーブル11上にはカードシュータ装置Sが配置されており、パッケージ2内のシャッフルプレイングカード1sを受け入れ、ディーラDによりゲームテーブル11上に一枚ごとに手動で繰出されることを可能とする。カードシュータ装置Sは繰出されるプレイングカード1sの少なくともランクを読取ることができる。管理保管箱10に保管された全てのパッケージ2のIDコード4を使用前のパッケージのIDコード4として読取る1または複数のIDコードリーダが管理保管箱10には配置されている。
管理保管箱10から取り出されたパッケージ2のIDコード4をゲーム使用予定あるいはゲーム使用済み(使用中も含む)パッケージ2として登録する使用済のIDコードの登録装置70がカードシュータ装置Sに連結されている。IDコードの登録装置70にはバーコードリーダRが接続されており、管理保管箱10から取り出されたパッケージ2のIDコード4をゲーム使用予定あるいはゲーム使用済み(使用中も含む)パッケージ2として読み取り、IDコードの登録装置70が使用済のIDコード4として登録し、登録情報(IDコード4他)をゲームテーブル管理装置80に送る。ゲームテーブル管理装置80は、管理保管箱10に持ち込まれた複数のパッケージ2のIDコード4を記憶しデータベースDBを構築するメモリMを備える。ゲームテーブル管理装置80はさらに、管理保管箱10に持ち込まれた複数のパッケージ2のIDコード4をIDコードリーダにより所定時間間隔で読み取ることによりデータベースに登録されたIDコード4毎の管理保管箱10内での存在を確認する。このためゲームテーブル管理装置80は、確認時刻を記憶する時刻刻印装置7Tを有し、使用前のパッケージ2のIDコード4および使用済のIDコード4を管理する。カードシュータ装置Sにより繰出されたプレイングカード1sはバカラ等のテーブルゲームに使用され、当該ゲームに使用されたシャッフルプレイングカード1sはカード廃棄装置100(後述)により受け入れられる。
次に、シャッフルプレイングカードの管理システムの実施の形態における各部の詳細説明に入る前に、パッケージ2のカジノ6における管理の概要について図2、3等により説明する。プレイングカード1sのシャッフルデッキはカードシャッフル装置(図示せず)でランダムな順に並べられるよう前もってシャッフルされ、パッケージ2に包装され、工場5でシール材とシュリンク包装材によって包装され出荷される。パッケージ2は工場5からバックヤード(倉庫等)8に供給される。シャッフルプレイングカード1sの18個のパッケージがカートンCA内に詰め込まれカートンCAの荷姿によって通常はカジノ6に納品される。パッケージ2は通常カートンCAに18個が包装され保管されてバックヤード8からゲームテーブル11(ゲームテーブル11の傍もしくは下を含む)の管理保管箱10に複数の車9で運ばれる。パッケージ2はディーラーD等により手動で取り出されるまで、ゲームテーブル11の管理保管箱10内で一定期間保管され、その後、ゲームテーブル11の管理保管箱10から、パッケージ2の状態でディーラーD等により手動で取り出され、ゲームテーブル11に置かれ、ゲームに使用される。
カジノにある全てのパッケージ2(またはパッケージ2を保管しているカートンCA)が監視カメラ12あるいはバーコードリーダRによって所定の場所でシャッフルプレイングカードの全てのパッケージ2のIDコード4(またはパッケージ2を保管しているカートンCAのカートンIDコード30)を読むことによって監視されている。監視カメラ12がバックヤード8からゲームテーブル11の管理保管箱10にあるシャッフルプレイングカード1sの存在する全てのパッケージ2のバーコード3(IDコードとして)(またはパッケージ2を保管しているカートンIDコード30)を読むために配置もしくは装備されている。
バーコード3付きのパッケージ2の18個または36個がカートンCAに保管されカートンCAがパレットPA上に置かれて、バックヤード8に保管される(図3参照)。ユニークなカートンIDコード30は各カートンCAに付されていてユニークなパレットIDコードPA−IDは各パレットPAに付されている。カートンIDコード30はカートンCAに保管されたパッケージのIDコードと関連付けられてゲームテーブル管理装置80のデータベースDBに予め登録される。パレットIDコードPA−IDはカートンCAに保管された対応するパレットPA上のカートンIDコード30とパッケージ2のIDコード4と関連付けられてゲームテーブル管理装置80のデータベースDBに予め登録される。パッケージ2の全てのIDコードはそのパッケージ2が保管されたカートンIDコード30とパレットIDコードPA−IDに関連付けられる。
次に、シャッフルプレイングカードの管理システムの実施の形態における各部の詳細について説明する。通常、パッケージ2はカートンCAに保管された状態でバックヤード8からゲームテーブル11の管理保管箱10に運ばれるが、実施の形態はこれに限定されず、パッケージ2をそのまま車9に載せて運ぶことも可能である。複数のパッケージ2(少なくとも18または36個のパッケージ)が各ゲームテーブル11の管理保管箱10に保管され、そこから手動でゲームテーブル11に運ばれる。その際、カジノ6内の配送ルート13の前もって定められたある場所で監視カメラ12等を用いることによりゲームテーブル管理装置80によってカートンCAまたはパッケージ2を保持する車9が監視される。
次に、図4を用いてゲームテーブル11上のシステムの構造について説明する。ディーラーDによって管理保管箱10から一個ずつ手動で取り出されたシャッフルプレイングカードのパッケージ2は、その後ゲーム(バカラゲームやブラックジャック)で用いるために包装が破られる。パッケージ2を破る直前に(またはシャッフルプレイングカード1sが使用される直前あるいは実際にゲームで使用されている間や使用された後でもよい)、プレイングテーブル11で使用済み(または使用予定あるいは使用中)であるパッケージ2のIDコード4を登録するため、パッケージ2のIDコード4がカードシュータ装置SのバーコードリーダRまたはゲームテーブル管理装置80に内蔵されたバーコードリーダRあるいはRFID読取り装置300から読まれる。バーコードリーダRは、カードシュータ装置Sに設けられている構造のみでなく、カードシュータ装置Sに有線または無線で直接的または間接的に接続されていてもよい。プレイングテーブル11で使用済み(または使用予定あるいは使用中)であるパッケージ2のIDコード4を登録するため、パッケージ2のIDコード4をカードシュータ装置SのバーコードリーダRが読み、このIDコード4はIDコード登録装置70に登録される。カードシュータ装置SのバーコードリーダRまたはゲームテーブル管理装置80に内蔵されたバーコードリーダRあるいはRFID読取り装置300により読み取られたIDコードは、ゲーム使用済み(または使用予定あるいは使用中)パッケージ2のIDコード4として一旦はデータベースDB登録される。
IDコード4として一旦データベースDB登録されたIDコードは、データベースDBにすでに登録されていた管理保管箱10内にあったパッケージ2のIDコード4郡と比較され、保管されていたIDコード4と一致すれば、パッケージ2は正しい使用ルートで運ばれたことが確認され、データベースDBからゲーム使用済み(または使用予定あるいは使用中)のパッケージ2として登録される。一致しない場合にはエラーとなり、ゲームテーブル管理装置80よりカジノ等の管理部門等14に、偽パッケージ2の存在を通信回線等を介して送信される。ゲーム使用済み(または使用予定あるいは使用中)のパッケージ2は、バーコードリーダRによる場合以外にもIDコードの登録装置70への手動登録操作や後述するカード廃棄装置100により登録が可能である。ゲーム使用済み(または使用予定あるいは使用中)のパッケージ2として登録されたIDコード4は、ゲームテーブル管理装置80によって、以下の少なくとも一つを判定することで、パッケージ2が本来ゲームテーブル11にあるべきものか、正規のタイミングもしくは期間(本来の期待された時でない)で届いたものか、あるいは不正に混入したものであるかどうか、非正規の疑わしいものでないかどうかが審査される。なお、前記時刻刻印装置7Tは、IDコードの登録装置70によって、ゲーム使用済みパッケージ2のIDコード4として登録装置に登録される時刻をさらに記憶するように構成されている。
1)前記管理保管箱10において前記パッケージ2が存在しなくなった時から使用済み(または使用予定あるいは使用中)のIDコード4として前記登録装置70に登録されるまでの時までの時間が、予め定められた時間(例えば数分程度)を超えるかどうか
2)使用済み(または使用予定あるいは使用中)のIDコード4として前記登録装置70に登録されたIDコードが、前記管理保管箱10に持ち込まれたIDコード4として前記データベースDBに存在するかどうか
3)予め定められた時間(例えば数時間程度)以上、前記管理保管箱10に存在したままであったかどうか
4)過去にすでに前記IDコード登録装置70によって使用済み(または使用予定あるいは使用中)のIDコード4として登録されたかどうか
5)予め定められた配送ルート13を経由して運ばれたかどうか
6)これまで行方がわからなかったものかどうか
7)パッケージ2のIDコード4が読み取られたゲームテーブル11の管理保管箱10ではない管理保管箱10(予期されない管理保管箱10)から運ばれた、あるいはどの管理保管箱10からも経由せずに運ばれたものかどうか
あらかじめプログラムされ、あるいは設定された状況との不一致等が発生した場合にはエラーとなり、上記の審査結果がゲームテーブル管理装置80よりカジノ等の管理部門等14に対して、パッケージ2の不具合の内容と合わせてIDコード4と共に通信回線等を介して送信される。
前記ゲームテーブル管理装置80は、カードシュータ装置Sに装着された前記バーコードリーダRおよびRFID読取り装置300などのIDコードを読取る装置を備え、普段ゲームテーブル11上に配置されており、パッケージ2のIDコード4の読取りやゲーム使用済みパッケージ2のIDコード4の登録の際にカードシュータ装置Sと有線または無線で、直接的または間接的に装着または接続される。さらにゲームに使用された前記シャッフルプレイングカード1を受け入れるカード廃棄装置100に接続される。
上記の審査結果は、ゲームテーブル管理装置80よりカードシュータ装置Sに伝えられ、疑わしいパッケージ2を使用しないように、あるいはパッケージ2の更なる使用を止めるため、カードシュータ装置Sには、審査した結果不具合があることを知らせる出力手段241や、警告手段(アラームを出す)242が備えられている。さらにゲームテーブル管理装置80は、データベースDBに登録されたパッケージ2のIDコード4が予め定められた期間(例えば一週間あるいは一カ月など)内にいずれかのゲームテーブル11ですべて使用済み(または使用予定あるいは使用中)と認証されたかどうか、またはゲームテーブル11で使用されていないパッケージ2があるかどうかを管理するように構成されてもよい。なお前記ゲームテーブル管理装置80は、ゲームテーブル11上のカードシュータ装置Sに直接的または間接的に接続されてゲームテーブル11上に配置されるゲームテーブル管理装置80内に配置され構成されてもよい。
さらにゲームテーブル管理装置80は、疑わしいパッケージ2の存在が確認された際、その疑わしいパッケージ2が過去に正しく認証された時点以降の監視カメラ12の映像を呼び出すことができるように構成されていてもよい。例えば、前記管理保管箱10において前記パッケージ2が存在しなくなった時から使用済のIDコード4として前記登録装置70に登録されるまでの時までの時間が、予め定められた時間(例えば数分程度)を超える場合に、最後に前記管理保管箱10においてパッケージ2のIDコード4が読み取られた以降の、前記管理保管箱10およびまたはゲームテーブル11を監視する監視カメラ12における映像を自動的に呼び出すことが可能なように構成されていてもよい。
以下に管理保管箱10の構造について図5(A)〜(C)を用いて説明する。本実施例では管理保管箱10はゲームテーブル11の脇に設置されており、内部には後にゲームで使用する複数のパッケージ2、およびカートンCAが収容されており、管理保管箱10の引き出し状の扉24を開閉できるように構成されており、管理保管箱10から次のゲームで使うパッケージ2を一個ずつ取り出せるように少し開くことができる状態になっている(このように、扉24がパッケージ2を一個ずつ取り出せるように半開きになっている状態を、「パッケージ取出しモード」とする。図5(A)参照)。図1における管理保管箱10は、前記扉24が閉塞した状態であり、図5(A)では開放した状態になっている。
管理保管箱10の内部には、テーブルゲーム11で使用されるシャッフルプレイングカード1sをパッケージ2の状態で保管することを目的として、管理保管箱10に存在する全てのシャッフルプレイングカードの1sパッケージ2の各IDコード4を読み取るためのIDコードリーダ10Rと、さらにカートンCA単位で保管することを目的として、カートンCAのIDコード30を読み取るカートンIDコードリーダ23が管理保管箱10に設けられている(さらに監視カメラ12あるいは他の読取装置(図示せず)を使用してもよい)。またパッケージ2に付された、RFID40を読み取るためのRFID読取り装置300も、管理保管箱10に設けられている。
図5(B)に示すとおり、管理保管箱10内の前方(ディーラーDから見て手前側)のパッケージ配置部21には次回以降のゲームで使用する複数(最大18個)のパッケージ2が保管されている。リーダ10Rは、管理保管箱10の後方部(ディーラーDから見て奥側)に設置されたスキャン手段25、26によって全てのパッケージ2の全てのIDコード4を読むためにX方向とY方向をスキャンできるように設置されている。リーダ10Rに加えて、RFID読取り装置300(QRコードリーダー(図示せず)であってもよい)が、バーコードリーダ10Rの代わりに管理保管箱10内のIDコード4を読む構成となっている。
図5(C)に示すとおり、管理保管箱10内の上方のカートン配置部22には、複数(18個)のパッケージ2を内包した未開封のカートンCAが保管されている。カートンCAには、カートンIDコード30が1または複数枚(例えば2枚)添付されており、カートンCAが管理保管箱10内に配置された状態で、カートンIDコード30は前方(ディーラーDから見て手前側)にあり、管理保管箱10の前方付近に設置されたリーダ23によって、カートンCAに添付されたカートンIDコード30が常時または所定の間隔で読み続けられている。ここでリーダ23は、監視カメラ12(あるいはQRコードリーダー(図示せず)を、代わりに用いてもよい)でもよい。
上記のとおりIDコードリーダ10R、23、およびRFID読取り装置300を用いて、常時または所定の間隔で、管理保管箱10に保管されているパッケージ2の全てのIDコード4と、カートンCAのカートンIDコード30を読み、使用前のパッケージ2のIDコード4、およびカートンIDコード30として監視する。なおリーダ10Rおよびリーダ23は、管理保管箱に保管された全てのパッケージ2に添付されたパッケージIDコード4、およびカートンCAに添付されたカートンIDコード30を読取る構造であればよく、1または複数のいずれの個数でも、また管理保管箱10の内部または外部のいずれに設けられていてもよい。
管理保管箱10に運ばれたパッケージ2の全てのIDコード4と、カートンCAのカートンIDコード30の読み取り結果は、バックヤード8およびゲームテーブル管理装置80に送信され、さらに前記ゲームテーブル管理装置80に備えられたメモリMの中に記憶される。管理保管箱10において、パッケージ2のIDコード4は、各パッケージ2が管理保管箱10に到達した時と管理保管箱10から出ていく時に毎回チェックされる。またカートンCAのカートンIDコード30が管理保管箱10に到達した時にチェックされるように設定されていてもよい。ゲームテーブル管理装置80は、管理保管箱10に持ち込まれた複数のパッケージ2やカートンCAが管理保管箱10に存在しているかどうかを決まったタイミングでも確認し、時刻刻印装置7Tを用いて確認した結果を時間とともに記憶する。IDコード4およびカートンIDコード30およびRFID40がIDコードリーダ10R、23、およびRFID読取り装置300で読まれる間隔は、例えば1分おきあるいは5分おきあるいは1時間あるいはより長時間おきと、幅広く設定することができる。さらには管理保管箱10の扉24が開けられた時や閉じられた時、そしてその開閉時から一定時間間隔で読まれるように設定することもできる。例えば管理保管箱10の扉24を開けた後、閉めた直後に管理保管箱10に保管されている全てのパッケージ2の全てのIDコード4およびカートンCAのカートンIDコード30を、例えば10秒以内に読取るように設定することによって、パッケージ2の抜き取りなどの不正が行われた場合にすぐにそれを把握することができる。さらにIDコード4およびカートンIDコード30のそれぞれで読まれる間隔を別々に設定することもできる。また、管理保管箱10に予め定めた期間以上存在しつづけたパッケージ2については、未使用品またはエラーとして把握することもできる。さらに、読み取り結果をバックヤード8およびゲームテーブル管理装置80に送信することもでき、その際送信するタイミングをIDコード4およびカートンIDコード30のそれぞれで別々に設定することもできる。
図6(A)および図6(B)を用いて、管理保管箱10へのカートンCAおよびパッケージ2の収容方法と管理保管箱10から次のゲームで使用するパッケージ2を取り出す方法について説明する。管理保管箱10のカートン配置部22に複数(18個)のパッケージ2を内包した未開封のカートンCAが保管されており、管理保管箱10内の前方(手前側)にあった全てのパッケージ2を使用した後、引き出し状の扉24をさらに引き出し、カートン配置部22に配置されたカートンCA全体を露出させた状態で包装を破り、パッケージ2を露出させる(このように、扉24を、カートン配置部22に配置されたカートンCA全体が露出されるまで全開に引き出された状態を、「カートン追加モード」とする)。その際、カートンCAの包装に切れ目等が設けられており、カートンCAの包装のうちカートン配置部22に接した底面のみを残して取り除くことによって、短時間で整列した状態のままパッケージ2を露出させることが可能となる。その後、全てのパッケージ2を覆うように固定枠27を嵌め込み、カートン配置部22からパッケージ2が動かないように固定される(図6(A)参照)。ここで固定枠27はパッケージ2をカートン配置部22に固定できる構造であればよく、例えば各々のパッケージ2の間の隙間に固定枠27突起(図示せず)を嵌め込むことで、パッケージ2を固定するような構造であってもよい。カートン配置部22は、回転軸(図示せず)を有し、管理保管箱10内の前方(手前側)を中心に回転可能な構造となっており、カートン配置部22の奥側に設けられた把持部28を把持して持ち上げることによって、カートン配置部22と固定枠27および前記固定枠27に固定された18個のパッケージ2が一体となって前方(手前側)に向かって持ち上がる(図6(B)参照)。
管理保管箱10の前方(手前側)に向かって、一体となって持ち上がった、カートン配置部22と固定枠27および前記固定枠27に固定された18個のパッケージ2は、そのままパッケージ配置部21の位置へ移動する。パッケージ配置部21には、ブレーキ構造(図示せず)が設けられており、一体となって持ち上がった、カートン配置部22と固定枠27および前記固定枠27に固定された18個のパッケージ2を管理保管箱10の前方(手前側)へ手動で下ろす際にはブレーキがかかり、徐々に下がるように構成されている。その後カートン配置部22と固定枠27がパッケージ2から取り外され、カートン配置部22は再度持ち上げられ、回転して、元の位置に戻る。なお、固定枠27はこの段階で取り外さず、パッケージ配置部21においてパッケージ2を固定する目的で、引き続き使用してもよい。以上で、カートンCAからパッケージ2を取り出し、パッケージ配置部21へ収容する作業が完了する。収容されたパッケージ2は、ディーラーDによって管理保管箱10から1個ずつ持ち出され、ゲームテーブル11で使用される。なお、カートンCAからのパッケージ2の収容が完了した後や、ディーラーDがゲームを行っている間等に、ディーラーDやピットマネジャー等によって、カートン配置部22に新たなカートンCAが補充され、配置される。
管理保管箱10はパッケージ2を保管できる最大数と同じ数のリーダ10Rを、管理保管箱10の内部に備えるように構成されていてもよい。またIDコードリーダ10R、23、およびRFID読取り装置300によって得られた情報を管理保管箱10の外部へ(バックヤード8やゲームテーブル管理装置80等へ)送信するだけでなく、外部と情報のやり取りを行うための通信手段(図示せず)を設けてもよい。さらに管理保管箱10は、扉24を開けて管理保管箱10からパッケージ2およびカートンCAを取り出すことを防ぐためのロック手段31を備えている。カジノ6で権限を有する人が管理保管箱10からパッケージ2およびカートンCAを出し入れする間や、カートンCAからパッケージ2を収容する間のみ、ロック手段31が解錠され、扉24の開放が可能となる。カジノ6において権限を有する人だけがロック手段31(暗証番号や生体認証による電子ロックなど)を操作することができる。
さらに、管理保管箱10は扉24が開いた状態を知らせるための知らせあるいは警告手段(無線でもよい。図示せず)を備えてもよい。扉24が開いたと知らせが入ると(あるいは随時)、権限を有する人や他の人による管理保管箱10からのパッケージ2およびカートンCAの出し入れを記録するために、管理保管箱10の画像を一番近い監視カメラ12等で撮影するように構成されていてもよい。これらの行為(管理保管箱10が開いた状態にする行為の画像)が記録されることによって、例えば、権限を有する人によってロック手段31が解錠されている(扉24が開けられている)のか否かを確認できる。またこれらの画像を監視することによって、管理保管箱10中の全てのパッケージ2およびカートンCAの存在を確認することができる。
次に、図4を用いてゲームテーブル11上でパッケージ2がゲームに使用される様子について説明する。ディーラーDによって管理保管箱10から一個ずつ手動で取り出されたシャッフルプレイングカードのパッケージ2は、その後ゲーム(バカラゲームやブラックジャック)で用いるために包装が破られる。パッケージ2を破る直前に(使用される直前に)、ゲームテーブル11で使用済みであるパッケージ2のIDコード4を登録するため、パッケージ2のIDコード4が読まれる。プレイングテーブル11で使用済みのパッケージ2のIDコード4を読むため、ゲームテーブル管理装置80のRFID読取り装置300や、カードシュータ装置SのバーコードリーダRが使われる。バーコードリーダRあるいはRFID読取り装置300により読み取られたIDコードは、ゲーム使用済み(または使用予定あるいは使用中)パッケージ2のIDコード4として一旦はデータベースDB登録される。
パッケージ2の包装に付けられていたバーコード3とRFID40は、後述するカード廃棄装置100の中間保持手段120の上部に設けたスリットSLより、中間保持手段120内に投入される。その後、カード1のセット1sにはゲームテーブル11のカードシュータ装置Sにセットされる前にカットカード1cが挿入される(図1参照)。カットカード1cは、カード1のセット1sをゲームに使用する際、カード1のセット1sの後半部分(残りが4分の1あるいは5分の1程度)に挿入されるもので、ゲーム中に配布された各カードのランクがプレーヤによりカウントされ、残り少ないカードのランクが予測されるのを防止するため、約20枚から40枚カード1をカードシュータ装置Sに残した状態でそのゲームテーブル11のゲームを終了するために使用される。
ゲームテーブル11には、カードシュータ装置Sが設けられている。カードシュータ装置Sは、カード1の提供源であり、カードシュータ装置Sから繰り出されたカード1がプレーヤに配られ、バカラ等のゲームに使用される。ゲームの終了後に、カード1はカード廃棄装置100により廃棄処理される。前記カード廃棄装置100は、ゲームテーブル11上に載せられたカードシュータ装置Sに収納されゲームテーブル11上にディーラ等により手動で配られるカード1を、ゲーム使用後に廃棄するカード廃棄装置であって、カードシュータ装置Sに収納される複数のデッキを構成するカード1のセット(通常は6、8もしくは12デッキ)と、回収したカード1aを廃棄するものである。
次に、本発明の実施の形態における、ゲーム使用後のカードを廃棄するカード廃棄装置100の構造の概要を、図8(A)を用いて説明する。カード廃棄装置100は、各回のゲームに使用され回収されたカード1aを順次受け入れるとともに、カードシュータ装置Sからカットカード1cが出てきた時以降に、所定のタイミング(カットカード1cが引き出された後の、次ゲームまたは2−3ゲームの後でゲームが中止された時)に、カードシュータ装置S内に使用されずに残ったカード1rを全て受入れ可能な構造をとなっている。カード廃棄装置100は後述するデック検査手段113により、各回のゲームに使用されたカード1aが、カードシュータ装置Sから引出されたカードであるか否かを、シューから受け取った情報を用いて比較して、判定する(詳細は後述)。また、各回のゲームに使用された後のカード1aの枚数と、カードシュータ装置Sからカットカード1cが出てきた時以降のカードシュータ装置S内に使用されずに残ったカード1rの枚数とを総合計し、廃棄されたカードの全てが所定のデック数分の枚数(例えば8デッキを使用する場合には52枚×8デッキの416枚)だけ揃っているか否かを判定する。なお、カードシュータ装置Sおよびまたはゲームテーブル管理装置80の内部、またはこれらと有線または無線で接続された枚数カウンタ(図示せず)が設けられており、カードシュータ装置Sからゲームテーブル上に繰出されるシャッフルプレイングカードの枚数をカウントするように構成されている。また後述のとおり、カードシュータ装置Sからゲームテーブル上に繰出されるシャッフルプレイングカード1のランクとスートの情報は、カードシュータ装置Sによって読み取られ、カードシュータ装置Sと有線または無線で接続されたゲームテーブル管理装置80、ゲームテーブル管理装置80、およびまたはカード廃棄装置100の通信手段114Cへ送信される。
ゲームで使用されたカード1は、カード廃棄装置100の排出口101に挿入されて廃棄される。カード廃棄装置100は、排出口101から廃棄対象のカード1aを受け入れる廃棄カード受け台102と、排出口101に投入されたカード1aから数(ランク)と種類(スート)の情報を取得する廃棄カード情報取得手段106と、廃棄するカード1aより組情報を取得する組情報取得手段107と、排出口101に投入され廃棄するカード1aの枚数をカウントする枚数計測手段としてのカードの枚数カウンタ108と、組情報取得手段107より得たカードの組情報を所定の組情報と比較し、カードの組情報が所定の組情報と一致するか否かを判定する真偽判定手段109と、判定手段の判定結果を出力する出力手段110と、これを表示する表示部110Dを備えた構成を有する。廃棄カード情報取得手段106より得た情報と、枚数カウンタ108の情報を統合してカード1の少なくとも数(ランク)毎にそれらの枚数を計測して、排出口101に投入されたカード1の数が所定の枚数だけ揃っているか否かを判定するデック検査手段113を備える。またデック検査手段は、排出口101に投入されたカード1のランクまたはスート毎の枚数情報と、通信手段114Cがカードシュータ装置Sから受け取った、各回のゲームでカードシュータ装置Sから引出されたカード1のランクまたはスート毎の枚数情報が一致するか否かを判定する。カード廃棄装置100は、全体の動作を制御する制御装置114を備えており、上記の各手段も制御装置114に配置され、各動作を制御する。制御装置114は、マイクロコンピュータおよびメモリ等を含む電子回路で構成され、CPU、ROM、RAM等の通常のコンピュータの構成を有する。制御装置114は、ROM他のメモリに記憶したプログラムを実行することで、装置の全体を制御し、必要な処理を行う。
ゲーム使用後のカード1は、排出口101に挿入されて廃棄される。廃棄対象のカード1を受け入れる廃棄カード受け台102の上部にはウエイト156が配置されている。このウエイト156は、廃棄対象のカード1がゲーム中に折曲げられたりしていた場合においても、カード1を廃棄カード受け台102に押し付けて確実にカード1を繰出しローラ115に向けて繰り出されることを補助するために設けられ、ウエイトローラ157,158によりカード1の前後を下方に押さえ付けるように構成している。ウエイト156は、カード1を排出口101に受け入れるが、カード1が束の状態でも受け入れられるように上方に移動、もしくは取り出してカード1rを入れた後にカード1rの上から置くことが可能な構造としている。
廃棄カード受け台102の下方には、廃棄カード受け台102に手で載せられた廃棄するカード1を一枚ずつ繰出すため繰出しローラ115が設けられている。繰出しローラ115は駆動モータ116により回転駆動される。この駆動モータ116はステッピングモータを使用している。廃棄カード受け台102上にカード1が載せられると、カードセンサ117がこれを検出して、制御装置114は駆動モータ116を制御して、繰出しローラ115が回転する。このようにして、繰出しローラ115により廃棄カード受け台102にあるカード1が繰出される。繰出しローラ115から繰出したカード1は、さらに一対の送出しローラ118により一時保持手段119sに向けて送出される(矢印D1)。前記送出しローラ118は送出モータ116aにより駆動制御され、繰出しローラ115より送出されるカード1の速度より早い速度でカード1を送出すよう、駆動速度が設定されているので、カード1は送出しローラ118により引っ張られるようにして、確実に一時保持手段119sへ送られる(矢印D1)。送出されるカード1は、送り出しの途中で組情報取得センサ180と2つのカード情報取得センサ181を通過し、ここでカード1の情報が検出され取得される。なお、繰出しローラ115と送出しローラ118の駆動の開始または停止を、外部の入力ボタン(図示せず)により操作できるように構成されてもよい。例えば、バカラ1ゲームが終了するごとに、ディーラーDが1ゲーム分の引き出されたカード1aを排出口101に置き、外部入力ボタン(図示せず)を押すと、繰出しローラ115と送出しローラ118が駆動し始め、1ゲーム分のカード1aが排出口101から一時保持手段119sに向けて1枚ずつ送り出され、そして1ゲーム分のすべてのカード1aが送り出しが完了すると、繰出しローラ115と送出しローラ118が停止するように構成されてもよい。
カード1は、一時保持手段119sの方へ送られる際に一時保持手段119sの方へ送られる際にボイド手段を通過し、カード1を今後使用出来ないようにするボイド穴やスリットがボイド手段(図示せず)によりカード1に開けられる。さらに後述のとおり真偽判定手段109によりカード1が偽カードであると判定されると、制御装置114によりボイド手段にその情報が伝えられ、カード1に不良であることを示す特殊なボイド穴またはスリット(いずれも図示せず)が形成される。
ボイド手段は、カード1に穴あけ手段(ポンチとダイなど)等によりボイド穴やスリットを形成する。本実施例では、ボイド手段によりボイド穴を開ける構成であるが、カード1の角に切り欠きを設けるか、公知のスタンプやレーザを用いた印字手段によるボイドマークを付与する、またはカードにスリットを入れる構成としてもよい。これにより廃棄処理およびチェックした後でカードを再使用できないようにカードにボイド穴もしくはボイドマークを設けて、カードの不正な再使用を完全に封じている。なお、これらのタイミングは限定されず、カードの読取りの前後や、または読取りと同時に行ってもよい。
またカード1は、一時保持手段119sの方へ送られる際に組情報取得センサ180とカード情報取得センサ181によりそれぞれ情報が取得される。組情報取得センサ180は、カード1から組情報を取得する組情報取得手段107に接続されている。また、カード情報取得センサ181はカード1より数(ランク)およびスートの情報を取得する廃棄カード情報取得手段106に接続され、数(ランク)およびスートの情報が取得される。一時保持手段119sへ送られるカード1はカードセンサ117に接続された枚数カウンタ108で検出され、通過するカード1の枚数がカウントされる。組情報取得センサ180の信号は、組情報取得手段107に伝えられ、組情報取得手段107により得られたカード1の組情報は、真偽判定手段109により予め記憶された所定の組情報と比較され、カード1の組情報が所定の組情報と一致するか否かが判定される。真偽判定手段109によりカード1の組情報が所定の組情報と一致しないときは偽カードであると判定し、制御装置114は判定結果を出力する出力手段110を介して表示ランプ150を点灯しまたは表示部110Dに表示し、さらにカジノ等の管理部門等14に、偽カードの存在を通信回線114Lを介して送信する。
送出されたカード1hは、一時保持手段119sに一時保管される。そして制御装置114の通信部114Cはカードシュータ装置Sからゲームテーブル上に繰出されるシャッフルプレイングカード1の数(ランク)やスート、および枚数に関する情報や組情報を、カードシュータ装置Sおよびまたはカードシュータ装置Sと有線または無線で接続されたゲームテーブル管理装置80およびまたはゲームテーブル管理装置80から受け取るように構成されている。そして制御装置114のデック検査手段113により、通信部114Cが受け取ったシャッフルプレイングカード1の数(ランク)やスート、および枚数に関する情報や組情報と、送出しの途中で組情報取得センサ180と枚数カウンタ108とカード情報取得センサ181により取得されたシャッフルプレイングカード1の数(ランク)やスート、および枚数に関する情報や組情報が比較され、一致するか否かが判定される。一致する場合、移動手段119が駆動し、一時保持手段119sに一時保管されていたカード1hが、中間保持手段120の方向(矢印D2)に向けて送出される(第一廃棄ステップ)。移動手段119は、シャッター119aおよび押し出し部119bから構成される。シャッター119aは通常、一時保持手段119sの底面121よりも上部に突き出ており、カードカード1hが、中間保持手段120の方向(矢印D2)に向けて移動するのが妨げされているが、中間保持手段120の方向(矢印D2)に向けて送出される際は、シャッター119aが下がるとともに押し出し部119bが一時保持手段119sにあるカード1hを押し出すように動く。なお、この一時保持手段119sに一時保管されていたカード1hが、中間保持手段120の方向(矢印D2)に向けて送出する構造は、例えば図6(B)に示すとおり、一対の送り出しローラ119cを回転させ、一対の送り出しローラ119cの隙間を通して送出するように構成されていてもよい。この第一廃棄ステップを行うタイミングは、デック検査手段113により、通信部114Cが受け取ったシャッフルプレイングカード1の数(ランク)やスート、および枚数に関する情報や組情報と、送出しの途中で組情報取得センサ180と枚数カウンタ108とカード情報取得センサ181により取得されたシャッフルプレイングカード1の数(ランク)やスート、および枚数に関する情報や組情報が、一致すると判断した直後に自動的に行うように構成されている。また、別の変形例として、一致すると判断した直後に、判断した結果を表示ランプ150を点灯しまたは表示部110Dに表示し、ディーラーD等がこれらの表示を見て、外部の入力ボタン(図示せず)等を押すことによって行うように構成されていてもよい。
さらに別の変形例として、デック検査手段113により、通信部114Cが受け取ったシャッフルプレイングカード1の数(ランク)やスート、および枚数に関する情報や組情報と、送出しの途中で組情報取得センサ180と枚数カウンタ108とカード情報取得センサ181により取得されたシャッフルプレイングカード1の数(ランク)やスート、および枚数に関する情報や組情報が、一致しないと判断した場合、制御装置114は判定結果を出力する出力手段110を介して表示ランプ150を点灯しまたは表示部110Dに表示し、さらにカジノ等の管理部門等14に、偽カードの存在を通信回線114Lを介して送信する。一時保持手段119sの上部の蓋119oには、ロック部材119Lが設けられており、通常は閉塞し、施錠されている。上記のとおりデック検査手段113により、一致しないと判断され、制御装置114は判定結果を出力する出力手段110を介して表示ランプ150を点灯しまたは表示部110Dに表示された際に、ディーラーDやピットマネジャー等は、図6(C)に示すとおり、鍵119を用いて蓋119oを開放することにより、取出しが可能となるように構成されている。そしてディーラーDにより一時保持手段119sの上部の蓋119oが開放され、一時保持手段119sに溜められた1ゲーム分のカードを取り出して確認することができる。確認した結果、問題がなかった場合は、再度ディーラーDやピットマネジャー等により一時保持手段119sの蓋119oから再びカードを戻し、再度外部ボタン(図示せず)を押すと、カードがさらに中間保持手段120の方向に向けて送出される。この一連の作業を行うディーラーDの様子が、カード廃棄装置100を監視していた監視カメラ12によって撮影され、記録される。これにより、例えば組情報取得センサ180と2つのカード情報取得センサ181による、カード1aの読取り結果がエラーである場合においても、蓋119oを開けて現物のカードを取り出し、確認することができ、問題がなかった場合は、中間保持手段120へ送ることができる。なお、現物のカードを取り出し確認した結果問題がなく、カードを戻して中間保持手段120へ送った場合は、上記のとおりエラーであると判断したデック検査手段113における判定結果が自動的に、または手動でボタン操作等により訂正され、更新される。
次に、デック検査手段113の詳細について説明する。カードシュータ装置S内にセットされたカードのセット1sは、その全てが使用されることはない。全てのゲームの始めに、ゲームのセキュリティ上の理由でカットカード(図1.1c)が複数デッキ(4,6もしくは8デッキ)のカードのセット1sの中に挿入され、そのカットカード1cが現れたら、カードシュータ装置S内の残りのカード1rはそれ以上使用されない。残った全てのカード1rは、廃棄するため排出口101に投入される。これら残った全てのカード1rは、廃棄するための排出口101に投入され、残りのカード1rから廃棄カード情報取得手段106により数(ランク)の情報が取得される。デック検査手段113は、残りのカード1rから廃棄カード情報取得手段106により得た数(ランク)の情報と、既に各回のゲームに使用された各カード1aより得られた少なくとも数(ランク)の情報とを合わせて、枚数計測手段としてのカードの枚数カウンタ108の情報と総合し、カードの数(ランク)毎にカード枚数を計測し、前記ゲームテーブル上に載せられて排出口101に投入された全てのカードに対して数(ランク)毎に所定のデック数分の枚数だけ揃っているか(エースからキングまで416枚(例:4種×8デッキ))否かを判定する。
テーブルゲームにおいて使用されるカード1の総枚数は、カジノ等において予め決められており(通常は4,6、8、10、12デッキのいずれか)例えば8デッキの場合には、52枚×8デッキの416枚のカード1で、同じスート、ランクのカードが各8枚使われる。デック検査手段113では、制御装置114によりこれらが各枚数揃っているかを判定し、結果を出力する出力手段110により結果により表示ランプ150の異なる色を点灯し、また、同時にカジノ等の管理部門等14にカード1の計数結果を通信手段114Lにより送信する。このようにしてデック検査手段113により416枚のカードが揃っていることが確認される。
カードシュータ装置S内に入っていたカード1hのセット(例えば8デック)は使用が終了し、上述のように中間保持手段120に全て保管される。この後、中間保持手段120に入っているカードのセット1sを特定するため、カードのセット1sを包んでいたパッケージ2に付けられたバーコード3とRFID40を切り離して中間保持手段120にスリットSLを介して挿入されている(中間保持手段120の上部の蓋120oは開閉可能に構成されているだけでなく、上述の切り離されたバーコード3が十分に入るスリットSLが設けられており、このスリット(図示せず)から、バーコード3およびRFID40を挿入できるように構成されている。)。このようにして、カードシュータ装置S内に入っていたカードのセット(例えば8デック)は使用が終了し、中間保持手段120に全て保管され、カードのセット1sの特定のために使われたバーコード3およびRFID40も同じ中間保持手段120に入れられることになる。なお、蓋120oは鍵を開けて上に開く構造にし、何らかの不具合が生じるときに、中間保持手段120の中のカード1が取り出せる構造としている。
カードシュータ装置S内に入っていたカードのセット(例えば8デック)の全てが中間保持手段120に保管され、バーコード3とRFID40が入れられる。その結果、廃棄カード1hを含むカードのセット(例えば8デック)の全てとバーコード3とRFID40が、中間保持手段120の底面121の上に堆積される(図8(A)参照)。中間保持手段120は、前記カードシュータ装置Sから配布されゲームに使用され回収された廃棄カード1hを順次受け入れることができる大きさになっている。そして、所定のタイミングでゲームが中止された時に、カードシュータ装置S内に残った全てのカード1rとバーコード3が中間保持手段120に入れられることが可能となるように構成されている。
廃棄カード1hを含むカードのセット(例えば8デック)の全てとバーコード3が、中間保持手段120の底面121の上に堆積された後、ディーラーDやピットマネジャー等が外部の入力ボタン(図示せず)を押すと、もしくは自動的に、カード廃棄装置100のデック検査手段113または、これと直接的または間接的に接続されているゲームテーブル管理装置80によって、堆積されたカードのセットが所定のデック数分のカード(例えば8デッキを使用する場合には52枚×8デッキの416枚)が揃っているか否かを検査し、判定する。検査にあたっては、枚数カウンタ108による、排出口101に投入され廃棄するカード1aの枚数情報を用いてもよいが、別途中間保持手段120の内部に、カードの存在を検知して枚数をカウントするセンサ(図示せず)を設けて、中間保持手段120の内部に入ってきたカードの枚数をカウントして、その値を用いて検査を行ってもよい。
カード廃棄装置100の下部の廃棄用キャビネット161の内側には、カード廃棄装置100の下方の位置に、回収箱163aが設置されている。回収箱163aの上部には穴163oが開けられており、通常、穴163oは開放されている。デック検査手段113やこれと直接的または間接的に接続されているゲームテーブル管理装置80を利用して、中間保持手段120の底面121の上に堆積されたカードのセットが所定枚数揃っていることが確認された時、カード廃棄装置100の底面開閉装置122によって中間保持手段120の底面121は自動的に開放されて、廃棄カード1hを含むすべてのカードのセット(例えば8デック)とバーコード3とRFID40が、廃棄用キャビネット161の内部に設置された回収箱163aの上部に開けられた穴163oを通って内部に移動(落下)する(第二廃棄ステップ)。この中間保持手段120の底面121の開閉は、モータ等によって動く底面開閉装置122を制御することによって行う。また別の実施例として、中間保持手段120の底面121の上に堆積されたカードのセットが所定枚数揃っていることが確認された時、制御装置114は判定結果を出力する出力手段110を介して表示ランプ150または表示部110Dに表示し、さらにカジノ等の管理部門等14に、偽カードの存在を通信回線114Lを介して送信し、ディーラーDやピットマネジャー等が手動で中間保持手段120の底面121を開放し、または別の入力ボタンを押して底面開閉装置122を制御することによって中間保持手段120の底面121を開放し、廃棄カード1hを含むすべてのカードのセット(例えば8デック)とバーコード3とRFID40が、廃棄用キャビネット161の内部に設置された回収箱163aの上部に開けられた穴163oを通って内部に移動(落下)させるようにしてもよい。このように、カード廃棄装置100においては、第一廃棄ステップと第二廃棄ステップの、カードの二段階の送り出しを行う。
一方、デック検査手段113やこれと直接的または間接的に接続されているゲームテーブル管理装置80により、カードのセットの枚数やランク毎の枚数が予め定められた枚数と一致していないことが判定されると、中間保持手段120の底面121は閉塞された状態のままとなり、廃棄カード1hを含むカードのセット(例えば8デック)の全てとバーコード3とRFID40が、中間保持手段120の底面121の上に堆積されたままの状態となる。この時、制御装置114は判定結果を出力する出力手段110を介して表示ランプ150を点灯し、または表示部110Dに表示する。そして、ディーラーD等が、表示ランプ150を点灯し、または表示部110Dを見て、所定のデック数分のカードが揃ってないことを知った時は、その不具合のあったカードもセットを手動で取り出す。ディーラーD等は、カード廃棄装置100の側面に設けられたレバー164を前方D3の方向(図9参照)へ引くことにより、本体160の中間保持手段120の下に位置していた回収箱163aが前方D3の方向へ移動し、また同時に回収箱163aの後方に位置していた緊急回収箱165が中間保持手段120の下に位置するように移動するように構成されている。また、レバー164と中間保持手段120の底面121は接続されており、レバー164を前方D3の方向へ引くことにより、同時に、閉塞された状態のままであった中間保持手段120の底面121は開かれる。緊急回収箱165の上部には穴165oが開けられており、中間保持手段120の底面121が開かれることによって中間保持手段120の底面121の上に堆積されたカード1hは緊急回収箱165の上部に開けられた穴165oを通って内部に移動(落下)する。その後、レバー164を元に戻し、緊急回収箱165を元の位置に戻した後、カード廃棄装置100の側面の、緊急回収箱の165の付近に設けられている、扉(図示せず)を開放し、緊急回収箱165のみを取り出すことができる。さらに当該扉は施錠することができるように構成されている。
なお別の実施例として、所定のデック数分のカード(例えば8デッキを使用する場合には52枚×8デッキの416枚)が揃ってないことが確認され、廃棄カード1hを含むカードのセット(例えば8デック)の全てとバーコード3が、中間保持手段120の底面121の上に堆積された状態になった際、カード廃棄装置100の本体160の中間保持手段120の上部に設けた取出し用の蓋120oを開けて廃棄カード1hを含むカードのセット(例えば8デック)の全てとバーコード3を上方に取り出すことも可能である。これにより速やかにカードの現物を確認することが可能となる。職権のある作業者のみが鍵等(図示せず)を用いて蓋120oを開けることができるように制御装置114が不正防止装置(図示せず)を制御している。これにより、廃棄カード1hの中間保持手段120からの不正な取出しを防止している。
さらに、デック検査手段113により416枚のカードが揃ってないことが確認された場合や、通信部114Cが受け取ったカードシュータ装置Sから引き出されたシャッフルプレイングカード1の情報と、カード廃棄装置100で取得されたシャッフルプレイングカード1の数(ランク)やスートおよび枚数に関する情報や組情報が一致していないことが確認された場合、その疑わしい状況を捉えた監視カメラ12の映像を呼び出せるように構成されていてもよい。例えば、最後にカードシュータ装置Sから引き出されたシャッフルプレイングカード1の情報とカード廃棄装置100が取得した情報が一致していることが判定された時点から、ゲームの勝敗が判定されるまでや、その後のディーラーDの様子が撮影されている、ゲームテーブル11およびまたはカード廃棄装置100を監視していた監視カメラ12における映像を自動的に呼び出すことが可能なように構成されていてもよい。
図10に示すとおり、廃棄用キャビネット161の中には、2つの回収箱163a、163bおよび緊急回収箱165が収納されている。回収箱163a、163bには、これらを特定するための、回収箱ID166a、166bが添付されている。そしてカード廃棄装置100の開閉扉175の裏側等に設けられたIDコードリーダ167a、167bによって常時読み取りが可能なように構成されている。回収箱ID166aおよび166bは、各々複数(9個)のパッケージ2に内包されたカード1を収納可能となっており、管理保管箱10に供給された1つのカートンCAに内包されていた18個のパッケージ分のカード1を、2つの回収箱163a、163bで、各々9個のパッケージ分ずつ保管して廃棄することができる。さらに、管理保管箱10にカートンCAが供給された際に、カートンCAに複数枚添付されていた、カートンIDコード30を取り、回収箱ID166a、166bとして、回収箱163aおよび163bに各々添付したりすることによって、回収箱163aおよび163bに廃棄されたカード1が、どのカートンCAに対応するものであるかを、正確に把握することが可能となる。なお、IDコードリーダ167a、167bによる回収箱ID166a、166bの読取りのタイミングは、制御装置114を用いて自由に設定が可能となるように構成されており、例えばカード廃棄装置100の開閉扉175を開放して回収箱163a、163bを持ち運ぶ際や、これらの位置を移動する際に読取りを行うように設定することができる。
廃棄用キャビネット161の中には、前記2つの回収箱163a、回収箱163bおよび前記の緊急回収箱165の取出しを制限する回収箱取出しロック装置が設置されている。回収箱取出しロック装置は、例えば施錠可能な廃棄用キャビネット161の開閉扉175とその開閉扉175を施錠する電子施錠装置176から構成されている。回収箱取出しロック装置が備えられているので、不正に回収箱163a、回収箱163bおよび前記の緊急回収箱165が取り出されないようになっている。さらに、回収箱163a、回収箱163bおよび前記の緊急回収箱165の上方には、これらの箱の移動を検出するセンサ161sが設けられている。また回収箱163a、回収箱163bおよび前記の緊急回収箱165は、それぞれさらに上部に施錠可能な回収箱蓋168を備え、前記回収箱蓋168は施錠閉塞される構造になっている。前記収箱163a、回収箱163bおよび前記の緊急回収箱165が廃棄用キャビネット161の中から取り出される時は、センサ161sがこれを検出し、前記回収箱蓋168が閉塞されるように構成されている。これによって、前記回収箱163a、回収箱163bおよび前記の緊急回収箱165を取り出した際にも、前記回収箱蓋168が閉塞されているので、回収したカード1のセットが不正に取り出されるのを防ぐことができる。
好ましい実施例としては、廃棄カード1hを含むすべてのカードのセット(例えば8デック)とバーコード3とRFID40が収納された回収箱163aを、持ち運ぶためや空の回収箱163bと入れ替えるために、カード廃棄装置100の開閉扉175を開放して引き出して、回収箱163aが中間保持手段120の底面121の下方にない位置に移動すると、その開閉扉175を開放されたことや、回収箱163aが引き出される動きをセンサが163sが検知して、このセンサと電気的に接続されたモータMOが駆動し、ラック・アンド・ピニオン構造により、回収箱蓋168が移動し、回収箱163aの上部の穴163oが閉塞される。また別の実施例として、カード廃棄装置100の開閉扉175の開閉を検知するセンサ(図示せず)とモータMOが電気的に接続されており、開閉扉175が開けられるのに連動してモータMOが駆動し、回収箱蓋168が移動し、回収箱163aの上部の穴163oが閉塞されるように構成されてもよい。
さらに別の実施例として、図9(D)に示すとおり、回収箱163aの内側に回収箱蓋168および回収箱蓋168の開閉方向と平行に、並列ばね169を取り付け、回収箱蓋168が開放された状態(ばねが伸びた状態)でフック169hを設けておき、カード廃棄装置100の開閉扉175を開放して引き出して、回収箱163aが中間保持手段120の底面121の下方にない位置に移動すると、その動きによってフック169hが並列ばね169からはずれ、ばねの弾性によってばねが縮み、回収箱蓋168が閉塞される構造にすることもできる。さらに回収箱163aの回収箱蓋168のみならず、緊急回収箱165の上部にも同様の開閉構造を設けることも可能である。
さらに、回収箱163a、回収箱163bおよび前記の緊急回収箱165に複数(9個)分のパッケージ2に内包されたカード1hが廃棄された後、上述のとおり自動で、または手動で回収箱163a、回収箱163bおよび前記の緊急回収箱165の上部の穴163oは閉じられた後、バックヤード8や廃棄場所等へ持ち運ばれる。その際カード廃棄装置100の本体160の下方には回収箱163bが設置され、163bに新たな廃棄カード1hが落下し、廃棄される。さらにディーラーDやピットマネジャー等によって、カード廃棄装置100の空いたスペースに、空の新たな回収箱が補充され、配置される(図10参照)。
なお、上記のとおりカード廃棄装置100において検査された、例えば、1ゲーム分のカードのランク情報が、カードシュータ装置Sから送られてきたカードの情報と一致するか否かや、中間保持手段120に溜められた1パッケージ分のカードが、所定枚数(416枚)揃っているか否かに関する情報は、パッケージ2のIDコード4と関連づけられ、データベースに登録される。
次に、本発明の実施の形態におけるテーブルゲームに使用するカード1について図11により説明する。カード1には、カード1の数がコード化され通常では目に見えないマークMCで構成されるコード170が、カード1の上辺と、下辺に点対称に設けられている。このコード170は、昼光下で目に見えない赤外線反応インク、もしくは紫外線反応インクで印刷された複数のマークMCの数および配置の組合せで構成されている。また、カード1にはカードの真偽を表す情報をコード化して通常では目に見えない状態(例えば紫外線反応インク)で印刷等により配置された真偽判定コードとして使われる組コード情報171が設けられている。コード170と組コード情報171とは、少なくともカード1の2か所に配置され、カード1の中心に関して点対称の位置に配置される。
コード170は、カード情報取得センサ181を構成する2つのカード情報取得センサ181により読み取られる。カード情報取得センサ181はマークMCを検出すると出力信号を出すように構成されている(公知の紫外線反応光センサ等が使用されている)。2つのUVセンサのオン信号の出力と(マークMCで構成されるコード170を読み取った時の電気信号出力)とマークMCの関係を図12に示す。マークMCで構成されるコード170に対する2つのUVセンサのオン信号の出力の相対変化の比較結果に基づいて、マークMCの所定の組み合わせが特定できる。結果としては、図10に示す実施例では、上下2列のマークMCの組み合わせとして4種、これを4列印刷すると、4種の4乗で256種のコードが構成可能となる。トランプカードの52種のカードを256種のコードのどれかにそれぞれ割り当てて、これを対照表としてメモリあるいはプログラムで記憶おき廃棄カード情報取得手段106は、各コード170を特定することで、あらかじめ定めた対照表(図示せず)から少なくともカード1の数(ランク)を特定することができる構成としている。コード170は、紫外光を受けることにより可視化される塗料で印刷され、カード1の種類表記172やインデックス173と重ならない位置に印刷されていることが望ましい。またコード170と組コード情報171コードとカード1の端との間に空白部が設けられている。また、組コード情報171は、コード170の中に組コード情報を表すインクで一緒に同じ所に印刷してもよい。なお、カットカード1Cにおいても、カットカード1Cを示すマークMCからなるコード170が印刷されており、同様にカットカード1Cであることを特定することができる構成としている。
次に、カード1の真偽に関する情報からカードの真偽を判定する真偽判定手段109について説明する。真偽検査の対象であるカード1には、上述のように、カード1の真偽を表す情報をコード化して通常では目に見えない状態(例えば紫外線反応インク)で構成される組情報としての組コード情報171が設けられている。組コード情報171は、コードとして異なる波長の光に対して異なる波長スペクトルの光を発光する物質もしくは材料そのもの(例えばインクや塗料など)で構成されている。真偽判定手段109では、組情報取得センサ180が組コード情報171に異なる波長の目に見えない波長の光を照射し、組コード情報171より発光する光の少なくとも2つの異なる波長における光を受けて、これら光の強度の比が同じか否かを真偽判定手段109が判定してカード1の真偽判定を行う機能を備えている。異なる波長スペクトルの光を受けてより複雑な2つ以上の波長の光を分析してもよい。
組コード情報171を読み取る際には、組情報取得センサ180が2種の紫外線を発してカード1上に印刷された組コード情報171に照射し、組コード情報171が発光する異なる波長スペクトルの光を組情報取得センサ180が受光する。真偽判定手段109を含む制御装置114は、マイクロコンピュータおよびメモリ等を含む電子回路で構成され、CPU、ROM、RAM等の通常のコンピュータの構成を有し、組コード情報171の真偽を判定する処理を行う。
前記廃棄装置のオペレーションについて以下の通り説明する。まず第1に、通常のオペレーションについて以下に説明する。
(1)ピットマネージャーが管理保管箱カバー24を開けて、カートンCAをセットする。
(2)カートンCAの包装を外す。外した包装のうち、カートンIDコード30(2つあり)は残し、他の包装はゴミ箱に入れる。
(3)カートンCAの包装を外したことにより露出した18個のパッケージ2の上部に固定枠27を装着し、把持部28を上部に引き上げてパッケージ2の下のカートン配置部22の底面の板を水平方向に対して90度の位置まで引き上げ、パッケージ2を管理保管箱カバー24の裏側のパッケージ配置部21にセットする。
(4)カードルームのスタッフが空の回収箱163a、163bを2つ運んできて、ピットマネージャーがカートンCAの包装のカートンIDコード30(上記(2)で残した部分)を2つの空の回収箱163a、163bにセットする。
(5)ピットマネージャーが廃棄用キャビネットの扉175を開けて、2つの空の回収箱163a、163bを所定の位置にセットする。
(6)ディーラーDが管理保管箱カバー24を半分開けて、パッケージ2を一つ取り出す。
(7)ディーラーDがパッケージ2のバーコード3をゲームテーブル管理装置80のバーコードリーダRにかざして、バーコード3を読み取る。
(8)ディーラーDがパッケージ2の包装を外して、カットカード1cを挿入し、カードシュータ装置Sにシャッフルプレイングカードセット1sをセットする。
(9)外したパッケージ2の包装のうち、バーコード3が印刷されている部分を切り取り、本体160の中間保持手段の上部にある隙間に挿入する。残りの包装はゴミ箱に入れる。
(10)ディーラDがバーンカードを引き出す。一枚目に引き出したカードのランクを見る。そのランクに対応した枚数分のカードをバーンカードとしてゲームテーブル11上にフェイスダウンにして引き出す。
(11)一枚目に引き出したカードをフェイスアップにし、その下に残りのバーンカードをフェイスダウンにしてセットした上で、本体160の排出口101に投入する。
(12)ディーラDがボタンを押す。カードが本体160の内部の一時保持手段119sに送り出される。その後、一時保持手段119sから中間保持手段120に廃棄されたカード1hが落とされる。
(13)ゲームをスタートする。ディーラDがゲームのために引き出したカード1をゲーム毎に回収して本体160の排出口101にセットしボタンを押す。廃棄されたカード1hが本体160の内部の一時保持手段119sに送り出される。一時保持手段119sに送り出される際に、カード1の枚数がカウントされると同時にランクが読み取られて、カードシュータ装置Sから送られてきたカード1情報と一致するか否かの検査が行われる。検査の結果、問題がなければ、一時保持手段119sから中間保持手段120に廃棄されたカード1が落とされる。この動作を繰り返す。
(14)カットカード1cが引き出されたら、その次のゲーム(もくしは所定数のゲーム)でカードシュータ装置Sのカード1を使ったゲームを終了する。
(15)カードシュータ装置S内に使用されずに残ったカード1rを本体160の排出口101に投入し、ボタンを押す。カードが本体160の内部の一時保持手段119sに送り出される。その後、一時保持手段119sから中間保持手段120にカードが落とされる。
(16)リセットボタンを長押しすると、本体160で読み取った1シュー分全てのシャッフルプレイングカードセット1sの総枚数とランク毎の枚数が所定枚数と一致するか否かの検査が行われる。検査の結果が表示部に表示される。
(17)検査の結果、問題がなければ、中間保持手段120の底面が開き、下部にある回収箱163aに廃棄されたカード1hが落とされる。
(18)(6)〜(17)を9内箱分(1カートンCA中の1パッケージ2目から9パッケージ2目)繰り返す。
(19)ピットマネージャーが廃棄用キャビネットの扉175を開けて、右側にある空の回収箱163bを取り出す。空の回収箱163a、163bを取り出したことにより空いた右側のスペースに、廃棄されたカード1hが9内箱分入っている左側の回収箱163aを移す。続いて、左側のスペースに空の回収箱163bを設置して廃棄用キャビネットの扉175を閉める。
(20)(6)〜(17)を9パッケージ2分(1カートンCA中の10パッケージ2目から18パッケージ2目)繰り返す。
(21)(20)の最中にピットマネージャーが廃棄用キャビネットの扉175を開けて、右側にある、廃棄されたカード1hが9パッケージ2分入っている回収箱163aを取り出す。その際に廃棄用キャビネット161内にあるバーコードリーダRを使って、回収箱163aにセットされた回収箱ID166aを読み取る。
次に、問題が発生した場合のオペレーションについて説明する。
A.ゲーム毎のカードの検査の結果、問題があった場合
(通常のオペレーション(13)に記載の検査の結果、ゲームのランク毎の枚数がカードシュータ装置Sから送られてきた情報と一致しなかった場合)
(1)本体160の表示部110に検査の結果がエラーであることが表示される。その際、鍵を使って一時取り出し手段の蓋119oを開錠して、蓋を開ける。
(2)一時保持手段119sに保持された廃棄されたカード1hを取り出して、確認を行う。
(3)廃棄されたカード1hを確認した結果、問題がなければ、カードを一時保持手段119sに戻して一時取り出し手段の蓋119oを閉じる。その後、ボタンを押すことにより、カードが一時保持手段119oから中間保持手段120へ落とされる。
B.1シュー全てのカードの検査の結果、問題があった場合
(通常のオペレーション(16)に記載の検査の結果、本体160で読み取った1シュー分全てのカードの総枚数とランク毎の枚数が所定枚数と一致しなかった場合)
(1)本体160の表示部110に検査の結果がエラーであることが表示される。その際、廃棄用キャビネット161の左側面にあるレバー164を手前に引くと、緊急回収箱165が中間保持手段120の下部に移動すると同時に、中間保持手段120の底面の蓋が解放され、検査の結果問題があった1シュー全てのカードが緊急回収箱165に落とされる。
(2)廃棄用キャビネット161の左側面にあるレバー164を元の位置に戻す。
(3)廃棄用キャビネット161の左側面にあるレバー164の奥にある扉を開き、緊急回収箱165を取り出す。この時、緊急回収箱165の上部の蓋は既に閉塞された状態になっている。
次に、故障が発生した場合のオペレーションについて説明する。
(A)管理保管箱10の故障について
・管理保管箱カバー24が開かないときは、管理保管箱10の下部にあるレバーを引っ張ることで開けることができる。
・管理保管箱10内部のIDコードリーダ10Rが作動しない時、廃棄用キャビネット161の中にあるハンディータイプのバーコードリーダRを取り外し、管理保管箱10に接続する。そのバーコードリーダRを使って、パッケージ2を1つずつ取り出す度にバーコード3を読み取る。
(B)廃棄用キャビネット161の故障について
・廃棄用キャビネットの扉175が開かない時は、鍵を使って開ける。
(C)本体160の故障について
・排出口101からのカード1の送り出しが作動しない時は、透明のプラスチックケースにゲームで使用し回収したカード1aを保管しておく。
・中間保持手段120の底面の蓋が開かない時は、廃棄用キャビネット161内のレバーを操作することにより、蓋を開けることができる。
以上、本発明の各種の実施の形態を説明したが、上述の実施の形態は、本発明の範囲内で当業者により変形可能なことはもちろんであり、適用されるゲームでの必要に応じて、本実施の形態の装置が適当に変形されてよい。
1 カード
1a 回収したカード
1c カットカード
1h 廃棄されたカード
1r カードシュータ装置S内に使用されずに残ったカード
1s シャッフルプレイングカードセット
2 パッケージ
3 バーコード
4 IDコード
5 工場
6 カジノ
7 管理制御装置
7T 時刻刻印装置
8 バックヤード
9 車
10 管理保管箱
10R IDコードリーダ
11 ゲームテーブル
12 監視カメラ
12c 監視カメラ制御装置
13 配送ルート
14 管理部門
14b 管理部のデータベース
21 パッケージ配置部
22 カートン配置部
23 IDコードリーダ
24 管理保管箱カバー
25 スキャン手段
26 スキャン手段
27 固定枠
28 把持部
30 カートンIDコード
31 ロック手段
40 RFID
41 出力手段
42 警告手段
60 モニタディスプレイ
70 IDコード登録装置
80 ゲームテーブル管理装置
100 カード廃棄装置
100R IDコード読取り装置
101 排出口
102 受け台
106 廃棄カード情報取得手段
107 組情報取得手段
108 枚数カウンタ
109 真偽判定手段
110 出力手段
113 デック検査手段
114 制御装置
114C 通信部
114L 通信回線
115 ローラ
116 駆動モータ
117 カードセンサ
118 送出しローラ
119 廃棄カードストッカ
119s 一時保持手段
119o 蓋
120 中間保持手段
121 底面
122 底面開閉装置
150 表示ランプ
156 ウエイト
157 ウエイトローラ
158 ウエイトローラ
160 本体
161 廃棄用キャビネット
162 廃棄用キャビネットの天面の蓋
163a 回収箱
163b 回収箱
163o 回収箱の上部に開けられた穴
164 レバー
165 緊急回収箱
165o 穴
166a 回収箱ID
166b 回収箱ID
167a IDコードリーダ
167b IDコードリーダ
169 並列ばね
169h フック
170 コード
171 組コード情報
172 カードの種類表記
173 インデックス
175 廃棄用キャビネットの扉
180 組情報取得センサ
181 カード情報取得センサ
202 カード収容部
203 蓋
205 カードガイド部
206 開口部
207 カード検知部(カード検知センサ)
208 カード読取部
209 勝敗判定部
210 制御部
210M メモリ
211 出力部
212 結果表示ボタン
213 側面モニタ
241 出力手段
242 警告手段
300 RFID読取り装置
CA カートン
D ディーラ
DB データベース
M メモリ
MC マーク
PA パレット
PA−ID パレットIDコード
R バーコードリーダ
S カードシュータ装置
SL スリット

Claims (32)

  1. ゲームテーブル上に載せられたカードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されゲームテーブルに手動で配られるカードを、ゲーム使用後に廃棄するカード廃棄システムであって、前記ディーリングシューに収納される複数デッキのカードのセットと、回収したカードを廃棄するカード廃棄装置と、を有するカード廃棄システムであり、
    前記カード廃棄装置は、
    廃棄するカードを受け入れる排出口と、
    前記排出口より受け入れたカードの枚数をカウントし記憶する枚数カウンタと、
    前記排出口に投入されたカードを一時的に保持する一時保持手段と、
    前記一時保持手段により一時的に保持されたカードを取出し可能にする一時取出しゲートと、
    前記一時保持手段により一時的に保持されたカードを排出する移動手段と、
    前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)から送信されたカードの枚数と、前記排出口より受け入れたカードの枚数とを1ゲーム毎もしくは所定のタイミングで比較して、一致するかどうか判定するデック検査手段と、
    前記デック検査手段の判定結果を表示する表示部と、
    を備えた、カード廃棄システム。
  2. 前記カード廃棄装置は、さらに前記排出口より受け入れたカードのランクを読み取るカード読取り装置を備え、前記枚数カウンタはさらに前記排出口より受け入れたカードのランク毎の枚数をカウントし、前記デック検査手段はさらに、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)から送信されたカードのランク毎の枚数と、前記排出口より受け入れたカードのランク毎の枚数とを1ゲーム毎もしくは所定のタイミングで比較して、一致するかどうか判定するように構成されている、
    請求項1に記載のカード廃棄システム。
  3. 前記カード廃棄装置は、さらに前記デック検査手段による判定結果に基づき、前記移動手段の作動を制御する制御装置と、を備えた、請求項1または2に記載のカード廃棄システム。
  4. 前記一時取出しゲートは、ロックされた状態およびロックされていない状態の、2つの状態をとることが可能なロック部材、および前記ロック部材の状態を操作可能な鍵を備え、前記ロックされた状態においては前記一時取出しゲートの開放が不可能となり、前記ロックされていない状態においては前記一時取出しゲートの開放が可能となるように構成された、請求項1から3のいずれかに記載のカード廃棄システム。
  5. 前記制御装置は、さらに前記デック検査手段による判定結果に基づき、前記一時取出しゲートの動作を制御するように構成された、
    請求項3に記載のカード廃棄システム。
  6. 前記所定のタイミングとは、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されていた複数デッキのカードのセットを用いた全てのゲームが終了した後である、請求項1から5のいずれかに記載のカード廃棄システム。
  7. 前記カード廃棄装置は、さらに前記排出口に投入されたカードを、中間保持する中間保持手段を備え、前記中間保持手段は、底面を開閉可能に構成された、請求項1から6のいずれかに記載のカード廃棄システム。
  8. 前記デック検査手段はさらに、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されていた複数デッキのカードのセットを用いた全てのゲームが終了した後に、それまでに行った前記判定結果に1度も不一致がなかったかどうかを判定し、前記制御装置は、さらに前記判定結果基づいて、前記中間保持手段の底面の開放を制御するように構成された、請求項7に記載のカード廃棄システム。
  9. 前記排出口はさらに、前記カードシュータ装置内に使用されずに残ったカードを受け入れるように構成されており、前記デック検査手段は、さらに受け入れたカードの総枚数があらかじめ定められた枚数であるか否かを判定し、前記制御装置は、さらに前記判定結果基づいて、前記中間保持手段の底面の開放を制御するように構成された、請求項7または8に記載のカード廃棄システム。
  10. 前記デック検査手段は、さらに受け入れたカードのランク毎の枚数があらかじめ定められた枚数であるか否かを判定するように構成された、請求項9に記載のカード廃棄システム。
  11. 前記カード廃棄装置は、さらに前記排出口より受け入れたカード上にボイドもしくは切欠きを設けるボイド手段を備えた、請求項1から10のいずれかに記載のカード廃棄システム。
  12. ゲームテーブル上に載せられたカードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されゲームテーブルに手動で配られるカードを、ゲーム使用後に廃棄するカード廃棄システムであって、前記ディーリングシューに収納される複数デッキのカードのセットと、回収したカードを廃棄するカード廃棄装置と、を有するカード廃棄システムであり、
    前記カード廃棄装置は、
    廃棄するカードを受け入れる排出口と、
    前記排出口より受け入れたカードの枚数をカウントし記憶する枚数カウンタと、
    前記排出口に投入されたカードを中間保持し、底面を開閉可能に構成された中間保持手段と、を備え、
    前記排出口は、さらに前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)からゲームテーブル上に手動で引き出され、各回のゲームに使用されたカードと、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されていた複数デッキのカードのセットを用いた全てのゲームが終了した後で前記カードシュータ装置内に使用されずに残ったカードを受け入れるように構成されており、
    前記カード廃棄装置は、さらに前記排出口より受け入れたカードの総枚数があらかじめ定められた枚数であるか否かを、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されていた複数デッキのカードのセットを用いた全てのゲームが終了した後で判定する、デック検査手段と、
    前記デック検査手段の判定結果に基づき、前記中間保持手段の底面の開放を制御する制御装置と、
    を備えた、カード廃棄システム。
  13. 前記カード廃棄装置は、さらに前記排出口より受け入れたカードのランクを読み取るカード読取り装置を備え、前記枚数カウンタはさらに前記排出口より受け入れたカードのランク毎の枚数をカウントし、前記デック検査手段はさらに、前記排出口より受け入れたカードのランク毎の枚数があらかじめ定められた枚数であるか否かを、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されていた複数デッキのカードのセットを用いた全てのゲームが終了した後で判定するように構成され、
    前記デック検査手段のランク毎の枚数の判定結果に基づき、前記中間保持手段の底面の開放を制御する制御装置と、
    を備えた、請求項12に記載のカード廃棄システム。
  14. 前記カード廃棄装置は、さらに前記中間保持手段の底面の下方に、複数デッキのカードのセットを回収する回収箱を備え、前記制御装置により、前記中間保持手段の底面が開放された時に、前記複数デッキのカードのセットが前記回収箱内へ落下するように構成された請求項12または13に記載のカード廃棄システム。
  15. 前記カード廃棄システムは、さらに前記回収箱の取出しを制限する回収箱取出しロック装置を備えた、請求項14に記載のカード廃棄システム。
  16. 前記回収箱はさらに上部に施錠可能な回収箱蓋を備えた、請求項14に記載のカード廃棄システム。
  17. 前記回収箱蓋は前記回収箱が取出し可能になった場合に施錠閉塞される、請求項16に記載のカード廃棄システム。
  18. 前記カード廃棄装置は、さらに緊急回収箱を備え、前記デック検査手段の判定結果に基づき不具合があった複数デッキのカードのセットを前記緊急回収箱が回収するように構成された、請求項14に記載のカード廃棄システム。
  19. ゲームテーブル上に載せられたカードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されゲームテーブルに手動で配られるカードを、ゲーム使用後に廃棄するカード廃棄システムであって、前記ディーリングシューに収納される複数デッキのカードのセットと、回収したカードを廃棄するカード廃棄装置と、を有するカード廃棄システムであり、
    前記カード廃棄装置は、
    廃棄するカードを受け入れる排出口と、
    前記排出口より受け入れたカードの枚数をカウントし記憶する枚数カウンタと、
    前記排出口に投入されたカードを一時的に保持する一時保持手段と、
    前記一時保持手段により一時的に保持されたカードを取出し可能にする一時取出しゲートと、
    前記一時保持手段により一時的に保持されたカードを排出する移動手段と、
    前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)から送信されたカードの枚数と、前記排出口より受け入れたカードの枚数とを1ゲーム毎もしくは所定のタイミングで比較して、一致するかどうか判定するデック検査手段と、
    前記排出口に投入されたカードを中間保持し、底面を開閉可能に構成された中間保持手段と、を備え、
    前記排出口は、さらに前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)からゲームテーブル上に手動で引き出され、各回のゲームに使用されたカードと、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されていた複数デッキのカードのセットを用いた全てのゲームが終了した後で前記カードシュータ装置内に使用されずに残ったカードを受け入れ、
    前記デック検査手段は、さらに前記排出口より受け入れたカードの総枚数があらかじめ定められた枚数であるか否かを、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されていた複数デッキのカードのセットを用いた全てのゲームが終了した後で判定するように構成されており、
    前記カード廃棄装置は、さらに
    前記デック検査手段の判定結果に基づき、前記中間保持手段の底面の開放を制御する制御装置と、
    前記デック検査手段の判定結果を表示する表示部と、
    を備えた、カード廃棄システム。
  20. 前記カード廃棄装置は、さらに前記排出口より受け入れたカードのランクを読み取るカード読取り装置を備え、前記枚数カウンタはさらに前記排出口より受け入れたカードのランク毎の枚数をカウントし、
    前記デック検査手段はさらに、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)から送信されたカードのランク毎の枚数と、前記排出口より受け入れたカードのランク毎の枚数とを1ゲーム毎もしくは所定のタイミングで比較して、一致するかどうか判定するように構成されている、
    請求項19に記載のカード廃棄システム。
  21. 前記カード廃棄装置は、さらに前記排出口より受け入れたカードのランクを読み取るカード読取り装置を備え、前記枚数カウンタはさらに前記排出口より受け入れたカードのランク毎の枚数をカウントし、
    前記デック検査手段はさらに、前記排出口より受け入れたカードのランク毎の枚数があらかじめ定められた枚数であるか否かを、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されていた複数デッキのカードのセットを用いた全てのゲームが終了した後で判定するように構成されている、
    請求項19または20に記載のカード廃棄システム。
  22. 前記所定のタイミングとは、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されていた複数デッキのカードのセットを用いた全てのゲームが終了した後である、請求項19から21のいずれかに記載のカード廃棄システム。
  23. 前記カード廃棄装置は、さらに前記デック検査手段による判定結果に基づき、前記移動手段の作動を制御する制御装置と、を備えた、請求項19から22のいずれかに記載のカード廃棄システム。
  24. 前記一時取出しゲートは、ロックされた状態およびロックされていない状態の、2つの状態をとることが可能なロック部材、および前記ロック部材の状態を操作可能な鍵を備え、前記ロックされた状態においては前記一時取出しゲートの開放が不可能となり、前記ロックされていない状態においては前記一時取出しゲートの開放が可能となるように構成された、請求項19から21のいずれかに記載のカード廃棄システム。
  25. 前記制御装置は、さらに前記デック検査手段による判定結果に基づき、前記一時取出しゲートの動作を制御するように構成された、
    請求項23に記載のカード廃棄システム。
  26. 前記カード廃棄装置は、さらに前記中間保持手段の底面の下方に、カードを回収する回収箱を備え、
    前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)に収納されていた複数デッキのカードのセットを用いた全てのゲームが終了し、前記カードシュータ装置内に使用されずに残ったカードを受け入れた後に、
    前記デック検査手段はさらに、それまでに行った、前記カードシュータ装置(ディーリングシュー)から送信されたカードの枚数と前記排出口より受け入れたカードの枚数とを1ゲーム毎もしくは所定のタイミングで比較して一致するかどうか判定した結果に1度も不一致がなかったかどうかを判定し、
    1度も不一致がなかった場合、かつ
    前記排出口より受け入れたカードの総枚数があらかじめ定められた枚数であるか否かを判定した結果、不具合がなかった場合、
    前記制御装置により前記中間保持手段の底面が開放され、前記カードが前記回収箱内へ落下するように構成された請求項19から25のいずれかに記載のカード廃棄システム。
  27. 前記カード廃棄装置は、さらに前記中間保持手段の底面の下方に、複数デッキのカードのセットを回収する回収箱を備え、前記制御装置により、前記中間保持手段の底面が開放された時に、前記複数デッキのカードのセットが前記回収箱内へ落下するように構成された請求項19または20に記載のカード廃棄システム。
  28. 前記カード廃棄システムは、さらに前記回収箱の取出しを制限する回収箱取出しロック装置を備えた、請求項27に記載のカード廃棄システム。
  29. 前記回収箱はさらに上部に施錠可能な回収箱蓋を備えた、請求項27に記載のカード廃棄システム。
  30. 前記回収箱蓋は前記回収箱が取出し可能になった場合に施錠閉塞される、請求項29に記載のカード廃棄システム。
  31. 前記カード廃棄装置は、さらに緊急回収箱を備え、前記デック検査手段の判定結果に基づき不具合があった複数デッキのカードのセットを前記緊急回収箱が回収するように構成された、請求項27に記載のカード廃棄システム。
  32. 前記カード廃棄装置は、さらに前記排出口より受け入れたカード上にボイドもしくは切欠きを設けるボイド手段を備えた、請求項12、13、19、または20のいずれかに記載のカード廃棄システム。
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