JP2016208958A - 果実の矮化栽培における結果枝の更新方法 - Google Patents

果実の矮化栽培における結果枝の更新方法 Download PDF

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Abstract

【課題】太陽光を十分に浴びると共に有機質土壌からの養水を十分に吸収し、夫々の年に必要な整枝,剪定を行い有効な生育を行うことにより太玉で高品質で炭疽病もなく効率的な収穫が出来る果実の矮化栽培における結果枝の更新方法を提供する。【解決手段】1年樹の第1ステップから5年樹の第10ステップまでにより枝の生育,整枝,剪定を行うことにより高品質で太玉の梅やオウトウ等の果実を効率的に行うことが出来、また、隣接する枝に1年違い乃至2年違いの生育等を行うことにより太陽光の照射を更に十分に受けることが出来、高品質の果実を得ることが出来る。また、全高も200cm以下であり、老人でも容易に果実を収穫することが出来る。【選択図】図11

Description

本発明は、果実としては各種のものがあるが果実の内、特に梅とオウトウ(桜桃)に関する新しい更新方法に関するものであり、太陽光の恵を大きく受け、大玉で高品質で安全性も高く、老人でも収穫が可能な樹高のものからなる果実の矮化栽培における結果枝の更新方法に関する。
出願人はかつて果実の内、栗については従来の栽培方法に較べて活気的な発明を実施し、既に6年もたち、大きさ,品質,歩留,密度等について従来のものに較べて優れた品物を製作,販売することに成功した。この内容は「特許文献1」に詳細に記載してある。一方、栗以外の果実についても栗の製法に似ているやり方について長年研究して来たが特に梅とオウトウ(桜桃)については従来にない果実を製作することが可能になったため、ここで開示することとした。
従来の果実は一般に巨木となり、太陽光の恵みも少なく、炭疽病の発生もあり、小玉のものが多く歩留も悪い状態にあった。
梅やオウトウについて従来行われて来た一般的な果実の栽培方法としては図19に示すものが行われて来ている。即ち、1年目では主幹の芽から葉が伸長し2年目ではこの葉の先端側から全長の1/3乃至1/4の長さの切り返しを行い2年目の生育として切り返した部分から複数の結果枝が生育され3年目で結果枝の整枝,剪定を行い3年目の生育でその整枝,剪定の部分に花芽が生じ、4年目で整枝,剪定された部分の花芽に果実が養生されて収穫が行われる。しかしながら、この方法では枝の先端側に果実が養生され十分な栄養分の吸収が出来大玉で品質のよい果実等が収穫されない問題があった。また、すべての枝に同時に果実の養生があり全体としての太陽光の恵が少なくなり、栄養分の分配も不十分となる恐れがある。
特許第4953110号(図6)
本発明の出願人は栗に関して成功した「特許文献1」の栽培方法を基にして果実の内の特に梅とオウトウに対して新しい栽培方法を研究し、開発した結果従来にない高品質で、大玉で炭疽病などもなく収穫性が良く、消費者に喜ばれる果実等の矮化栽培方法を見出したのでここに一般に開示して提供することを目的とした。
本発明は、以上の目的を達成するため、請求項1の発明は、有機質堆肥や化学肥料を用いた有機質土壌に果実の苗木を植付し太陽光と前記有機質土壌からの土壌養水分を前記苗木に吸収させ成長した主幹に等間隔に複数の芽を形成してその芽から1年枝の新梢枝を伸長させる第1ステップと、2年樹の整枝,剪定に当る作業であって前記新梢枝から発育した結果枝を前記主幹側に3cm乃至5cmの切り返しを行う第2ステップと、2年樹の生育に当るステージであって前記3cm乃至5cmの突出している芽から3本の新梢枝を伸長させて結果母枝を作る第3ステップと、3年樹の整枝,剪定に当る作業であって前記3本の新梢枝から発育した結果母枝の内の1本のみを残し他の2本をその根元に2乃至3芽を残して切り返し前記1本の結果母枝の先端を全長の1/3乃至1/4の長さだけ切り返しを行う第4ステップと、3年樹の生育に当るステップであって前記1本の結果母枝に複数の短果枝を伸長させると共に2乃至3芽を残して切り返しされた2本の芽から伸長した新梢枝の内の1本の新梢枝の先端に全長の1/3乃至1/4の長さの切り返しを行い他の1本に新梢枝を伸長させる第5ステップと、4年樹の生育に当るステップであって前記短果枝に果実を養生させてこれを収穫すると共に1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った結果母枝に短果枝を発生させる第6ステップと、4年樹の整枝,剪定に当る作業であって果実の収穫された枝を主幹側に芽を残して切り返し1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った結果母枝に短果枝を成長させ残りの1本の新梢枝の先端に全長の1/3乃至1/4の長さの切り返しを行う第7ステップと、4年樹の生育に当るステージであっで前記短果枝に果実を養生させて収穫し1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った結果母枝に結果枝を発生させ第6ステップにおいて果実を収穫され部分の枝の芽から新梢枝を伸長させる第8ステップと、5年樹の整枝,剪定に当る作業であって果実の収穫された枝を主幹側に芽を残して切り返し1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った結果母枝に短果枝を成長させ第6ステップにおいて果実を収穫された部分の枝の芽から伸長した新梢枝の先端を全長の1/3乃至1/4の長さの切り返しを行う第9ステップと、5年樹の生育に当るステップであって前記第9ステップにおける短果枝に果実を養生させて収穫し第9ステップにおいて1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った枝に短果枝を成長させて第9ステップにおける芽から新梢枝を発生させる第10ステップとからなり、以下第6ステップから第10ステップまでの作業を繰り返し行うことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、有機質土壌や化学肥料を用いた有機質土壌に果実の苗木を植付し十分な太陽光と前記有機質土壌からの土壌養水分を前記苗木に吸収させ成長した主幹に等間隔に地表に最も近い位置の第1番目の芽から第n番目の芽までの複数の芽を形成し、この芽から伸長した結果枝の相互の干渉をなくしながら果実を養生する更新方法であって、前記芽から1年枝の結果枝を伸長する第1ステップと、この結果枝を主幹側部に3cm乃至5cmの芽にする切り返しを行う第2ステップと、切り返しされた3cm乃至5cmの芽の部分から3本の新梢枝を伸長させる2年樹の生育に当る第3ステップと、前記3本の新梢枝の1本のみを残し他の2本を1乃至2芽を残して切り返しを行うと共に残された1本の新梢枝の先端を全長の1/3乃至1/4の長さだけ切り返しを行う3年樹の整枝,剪定に当る第4ステップと、前記1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った新梢枝を伸長させ結果母枝としここに短果枝を形成し残りの2本の芽から新梢枝を伸長させる3年樹の生育に当る第5ステップと、第1番目の部分及び第1番目から2つ離れた第4番目の部分は1本の前記結果母枝を残し残りの2本の新梢枝を2乃至3芽を残して切り返しその先端を切り返し第2番目の枝は結果母枝を1本のみ残し他の2本は2乃至3芽を残して切り返し第3番目の枝は3本のすべてを2乃至3芽を残す切り返しをし、第2番目や第3番目や第4番目や順次の番目の枝の枝から夫々2つ離れた枝に同様の処置を行う4年樹の整枝,剪定に当る第6ステップと、前記第1番目や第4番目の短果枝を形成した枝に果実を実らせ第2番目の1本の新梢枝を結果母枝として短果枝を養生し、残りの2本の枝の2乃至3芽の部分から新梢枝を伸長させ第3番目の3つの2乃至3の芽から新梢枝を伸長させる4年樹の生育に当る第7ステップと、第2番目や第3番目の枝に順次前記の第1番目や第4番目と同様の生育を行わせることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2における複数の芽の間隔が30cmであり、最終伸長時における全高が180cm乃至200cmのものからなることを特徴とする。
本発明の請求項1の果実の矮化栽培における結果枝の更新方法は、第1ステップから第10ステップに渡る更新方法からなり、果実は主幹側部に近い位置において養生され十分な栄養分を吸収出来、太陽光の大きな恵を受け炭疽病の発生もなく、高品質で太玉の果実を得ることが出来、生産が安定的に行われ効果を上げることが出来る。
本発明の請求項2の果実の矮化栽培における結果枝の更新方法は、各芽から同時に果実の養生がされず2芽おきの離れ部分において同時に果実が養生され、隣接する部分からは次の年に更にその次の年に果実が順次養生される方法からなる。そのため隣接する枝間の干渉も少なく、太陽光の十分な恵を受けることが出来、栄養分の吸収もよく、より高品質の果実を養生することが出来る。
また、請求項3の果実の矮化栽培における結果枝の更新方法によれば、隣接する芽間の間隔が30cmであり、相互干渉の度合を低減させ太陽光の恵を十分に受けることが出来る。また、全高が180cm乃至200cmのため果実の収穫が老人でも容易に出来る効果を上げることが出来る。
本発明の請求項1における更新方法の第1ステップを示す模式図。 本発明の請求項1における更新方法の第2ステップを示す模式図。 本発明の請求項1における更新方法の第3ステップを示す模式図。 本発明の請求項1における更新方法の第4ステップを示す模式図。 本発明の請求項1における更新方法の第5ステップを示す模式図。 本発明の請求項1における更新方法の第6ステップを示す模式図。 本発明の請求項1における更新方法の第7ステップを示す模式図。 本発明の請求項1における更新方法の第8ステップを示す模式図。 本発明の請求項1における更新方法の第9ステップを示す模式図。 本発明の請求項1における更新方法の第10ステップを示す模式図。 本発明の請求項1における更新方法の最終姿を示す模式図。 本発明の請求項2の更新方法の第1ステップを示す模式図。 本発明の請求項2の更新方法の第2ステップを示す模式図。 本発明の請求項2の更新方法の第3ステップを示す模式図。 本発明の請求項2の更新方法の第4ステップを示す模式図。 本発明の請求項2の更新方法の第5ステップを示す模式図。 本発明の請求項2の更新方法の第6ステップを示す模式図。 本発明の請求項2の更新方法の第7ステップを示す模式図。 従来一般に行われている果実の栽培方法を示す模式図。
以下、本発明の果実の矮化栽培における結果枝の更新方法の実施の形態を図面を参照して詳述する。
以下の更新方法は主として梅とオウトウ(桜桃)について行われるものであるが他の果実についても適用可能であるがここでの説明は省略する。
この実施例は請求項1の果実の矮化栽培における結果枝の更新方法についてのものである。
図1に示すように有機質土壌3に植付けられた果実の苗木は主幹1に沿って複数の芽を発生させこの芽から1年枝の新梢枝2が伸長する。なお、この新梢枝2の隣接間の間隔は30cmになるように予め整枝される。これが第1ステップである。
図2は2年樹の整枝,剪定に当る作業であり、新梢枝2から発育した結果枝2aは主幹1側において3cm乃至5cmの切り返しが行われ短突出部(芽)4が形成される。これが第2ステップになる。
図3は第3ステップを示すものであり2年枝の生育に当るもので短突出部(芽)4より3本の新梢枝が伸長させて結果母枝5を作る。
図4は第4ステップを示すもので3年枝の整枝,剪定に当るものである。図3における結果母枝5の内の中央の1本の結果母枝5のみを残し他の2本は根本に2乃至3の芽6を残す切り返しが行われる。また、1本残った結果母枝5はその先端を全長の1/3乃至1/4の長さだけ切断する切り返しを行う。
図5は第5ステップを示すもので3年樹の生育に当るステップである。図4に示した結果母枝5に複数の短果枝7が伸長し一方芽6からの夫々新梢枝2が伸長しその内の1本の新梢枝2はその先端を全長の1/3乃至1/4の長さに切断する切り返しを行う。
図6は4年樹の生育に当る第6ステップを示すものであり第5ステップに示した短果枝7に果実8が養生され1/3乃至1/4の切り返しを行った新梢枝2の成長した結果母枝5に短果枝7が生ずる。
図7は4年樹の整枝,剪定に当る第7ステップを示すものであり、第6ステップにおいて果実8が養生された枝は主幹側に芽6を残して切り返しされ、1/3乃至1/4の長さの切り返しが行われた枝(結果母枝5)には短果枝7を成長し残りの1本の新梢枝2は先端に1/3乃至1/4の切り返しを行う。
図8は4年樹の生育に当る第8ステップを示すもので短果枝7には果実8が養生され1/3乃至1/4の切り返しを行った枝には短果枝7が形成され図7における芽6からは新梢枝2が成長する。
図9は5年樹の整枝,剪定に当る第9ステップを示すものであり、図8に示した果実8を養生した枝は芽6を残して切断される切り返しが行われ図8に示した短果枝7は成長し新梢枝2は1/3乃至1/4の長さの切り返しが行われる。
図10は5年樹の生育に当る第10ステップを示すものであり、短果枝7には果実8が養生され、芽6からは新梢枝2が発生し結果枝2aとなり1/3乃至1/4の切り返しを行い、また、1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った枝には短果枝7が発生する。
図11はこの更新方法による最終的な形態を説明するためのものであり、請求項3に示すように夫々の枝群は互いに30cm離した位置において同時に夫々果実8が形成されると共に全高が180cm乃至200cmになるように形成される。
なお、図6の第6ステップから図10に示す第10ステップまでの整枝,剪定及び樹の生育は順次年毎に繰り返し行われることになる。
この実施例は請求項2の果実の矮化栽培における結果枝の更新方法に関するものである。
本発明は主幹1の一番下の第1番芽の芽から上方に向かって第n番目までの果実の更新方法についてのものであるが、芽間の間隔が請求項3に記載されているように30cmであり、最終の全高が180cm乃至200cmにおさえるようにしている。そのため番手としては第1番目から第6番目までが該当するため以下の説明はその番手に限定して説明する。
図12は第1ステップを示すもので有機質土壌3から伸延した主幹1には第1番目から第7番目の芽からの新梢枝2から成長した結果枝2aが伸長する。
図13は第2ステップを示すもので結果枝2aはその根元を切り返し切断し3cm乃至5cmの短突出部(芽)4を形成させる。
図14は2年樹の生育に当る第3ステップを示すものであり夫々の短突出部(芽)4から3本の新梢枝2が伸長する。
図15は3年樹の整枝,剪定に当る第4ステップを示すものであり図14における新梢枝2の3本の中の1本のみを残し他の2本は1乃至2芽を残して切断する切り返しを行って芽6を作ると共に1本の残った新梢枝2は結果母枝5となる。この結果母枝5はその先端を全長の1/3乃至1/4の長さだけ切り返しを行う。
図16は3年樹の生育に当る第5ステップを示すものである。1本残った結果母枝5には短果枝7が形成され他の2本の芽6からは新梢枝2が夫々伸長する。
図17は4年樹の整枝,剪定に当る第6ステップを示すものであり、この発明(実施例2)の根幹を示すものである。
図示のように第1番目の枝と第4番目の枝は短果枝7の成長した結果母枝5はそのままとしその先端部を切り返し他の2本の新梢枝2は2乃至3の芽を残して切り返す。また、第2番目の部分及び第5番目の部分は結果枝2aを1本残し他の2本は2乃至3の芽を残して切り返す。また、第3番目の部分及び第6番目の部分はすべての新梢枝2を2乃至3の芽を残して切り返しを行う。
図18は4年樹の生育に当る第7ステップを示すものである。第1番目と第4番目の短果枝7には果実8が実り収穫される。第2番目と第5番目の結果母枝5には短果枝7が伸長し他の2本の芽6からは新梢枝2が伸長する。また、第3番目と第6番目の3本の芽6からは新梢枝2が伸長する。
以下、図示していないが第2番目と第5番目には次の年に果実8が実り収穫され、第3番目と第6番目にはその次の年に果実8が実って収穫される。
以下、同様のことが繰り返し行われる。この更新方法によって太陽光の一層の照射を受けることが出来、養分の吸収もより活発に行われ、高品質の果実を収穫することが出来る。
図11及び図18は実施例1及び実施例2の最終的な形態を示すもので請求項3に記載されているように隣接する芽6の間隔は30cmとなり、全高は180cm乃至200cmのものとなる。勿論、全高がもっと高い場合は前記した内容の各ステップが同様に行われることは勿論である。
以上により本発明の果実の矮化栽培における結果枝の更新方法の説明を完了するが、その内容は以上のものに限定するものではなく、同一技術的範疇のものが適用されることは勿論である。
本発明は果実の中でも梅やオウトウ(桜桃)に適用されるものではあるが、その他の果実、例えば柿や桃に対しても適用可能でありその利用範囲は広い。
1 主幹
2 新梢枝
2a 結果枝
3 有機質土壌
4 短突出部(芽)
5 結果母枝
6 芽
7 短果枝
8 果実
本発明は、以上の目的を達成するため、請求項1の発明は、有機質堆肥や化学肥料を用いた有機質土壌に果実の苗木を植付し太陽光と前記有機質土壌からの土壌養水分を前記苗木に吸収させ成長した主幹に等間隔に複数の芽を形成してその芽から1年枝の新梢枝を伸長させる第1ステップと、2年樹の整枝,剪定に当る作業であって前記新梢枝から発育した結果枝を前記主幹側に3cm乃至5cmの切り返しを行う第2ステップと、2年樹の生育に当るステージであって前記3cm乃至5cmの突出している芽から3本の新梢枝を伸長させて結果母枝を作る第3ステップと、3年樹の整枝,剪定に当る作業であって前記3本の新梢枝から発育した結果母枝の内の1本のみを残し他の2本をその根元に2乃至3芽を残して切り返し前記1本の結果母枝の先端を全長の1/3乃至1/4の長さだけ切り返しを行う第4ステップと、3年樹の生育に当るステップであって前記1本の結果母枝に複数の短果枝を伸長させると共に2乃至3芽を残して切り返しされた2本の芽から伸長した新梢枝の内の1本の新梢枝の先端に全長の1/3乃至1/4の長さの切り返しを行い他の1本に新梢枝を伸長させる第5ステップと、4年樹の生育に当るステップであって前記短果枝に果実を養生させてこれを収穫すると共に1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った結果母枝に短果枝を発生させる第6ステップと、4年樹の整枝,剪定に当る作業であって果実の収穫された枝を主幹側に芽を残して切り返し1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った結果母枝に短果枝を成長させ残りの1本の新梢枝の先端に全長の1/3乃至1/4の長さの切り返しを行う第7ステップと、4年樹の生育に当るステージであって前記短果枝に果実を養生させて収穫し1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った結果母枝に結果枝を発生させ第6ステップにおいて果実を収穫された部分の枝の芽から新梢枝を伸長させる第8ステップと、5年樹の整枝,剪定に当る作業であって果実の収穫された枝を主幹側に芽を残して切り返し1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った結果母枝に短果枝を成長させ第6ステップにおいて果実を収穫された部分の枝の芽から伸長した新梢枝の先端を全長の1/3乃至1/4の長さの切り返しを行う第9ステップと、5年樹の生育に当るステップであって前記第9ステップにおける短果枝に果実を養生させて収穫し第9ステップにおいて1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った枝に短果枝を成長させて第9ステップにおける芽から新梢枝を発生させる第10ステップとからなり、以下第6ステップから第10ステップまでの作業を繰り返し行うことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、有機質土壌や化学肥料を用いた有機質土壌に果実の苗木を植付し十分な太陽光と前記有機質土壌からの土壌養水分を前記苗木に吸収させ成長した主幹に等間隔に地表に最も近い位置の第1番目の芽から第n番目の芽までの複数の芽を形成し、この芽から伸長した結果枝の相互の干渉をなくしながら果実を養生する更新方法であって、前記芽から1年枝の結果枝を伸長する第1ステップと、この結果枝を主幹側部に3cm乃至5cmの芽にする切り返しを行う第2ステップと、切り返しされた3cm乃至5cmの芽の部分から3本の新梢枝を伸長させる2年樹の生育に当る第3ステップと、前記3本の新梢枝の1本のみを残し他の2本を1乃至2芽を残して切り返しを行うと共に残された1本の新梢枝の先端を全長の1/3乃至1/4の長さだけ切り返しを行う3年樹の整枝,剪定に当る第4ステップと、前記1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った新梢枝を伸長させ結果母枝としここに短果枝を形成し残りの2本の芽から新梢枝を伸長させる3年樹の生育に当る第5ステップと、第1番目の部分及び第1番目から2つ離れた第4番目の部分は1本の前記結果母枝を残し残りの2本の新梢枝を2乃至3芽を残して切り返し第2番目の枝は結果母枝を1本のみ残し他の2本は2乃至3芽を残して切り返し第3番目の枝は3本のすべてを2乃至3芽を残す切り返しをし、第2番目や第3番目や第4番目や順次の番目の枝から夫々2つ離れた枝に同様の処置を行う4年樹の整枝,剪定に当る第6ステップと、前記第1番目や第4番目の短果枝を形成した枝に果実を実らせ第2番目の1本の新梢枝を結果母枝として短果枝を養生し、残りの2本の枝の2乃至3芽の部分から新梢枝を伸長させ第3番目の3つの2乃至3の芽から新梢枝を伸長させる4年樹の生育に当る第7ステップと、第2番目や第3番目の枝に順次前記の第1番目や第4番目と同様の生育を行わせることを特徴とする。

Claims (3)

  1. 有機質堆肥や化学肥料を用いた有機質土壌に果実の苗木を植付し太陽光と前記有機質土壌からの土壌養水分を前記苗木に吸収させ成長した主幹に等間隔に複数の芽を形成してその芽から1年枝の新梢枝を伸長させる第1ステップと、2年樹の整枝,剪定に当る作業であって前記新梢枝から発育した結果枝を前記主幹側に3cm乃至5cmの切り返しを行う第2ステップと、2年樹の生育に当るステージであって前記3cm乃至5cmの突出している芽から3本の新梢枝を伸長させて結果母枝を作る第3ステップと、3年樹の整枝,剪定に当る作業であって前記3本の新梢枝から発育した結果母枝の内の1本のみを残し他の2本をその根元に2乃至3芽を残して切り返し前記1本の結果母枝の先端を全長の1/3乃至1/4の長さだけ切り返しを行う第4ステップと、3年樹の生育に当るステップであって前記1本の結果母枝に複数の短果枝を伸長させると共に2乃至3芽を残して切り返しされた2本の芽から伸長した新梢枝の内の1本の新梢枝の先端に全長の1/3乃至1/4の長さの切り返しを行い他の1本に新梢枝を伸長させる第5ステップと、4年樹の生育に当るステップであって前記短果枝に果実を養生させてこれを収穫すると共に1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った結果母枝に短果枝を発生させる第6ステップと、4年樹の整枝,剪定に当る作業であって果実の収穫された枝を主幹側に芽を残して切り返し1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った結果母枝に短果枝を成長させ残りの1本の新梢枝の先端に全長の1/3乃至1/4の長さの切り返しを行う第7ステップと、4年樹の生育に当るステージであって前記短果枝に果実を養生させで収穫し1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った結果母枝に結果枝を発生させ第6ステップにおいて果実を収穫され部分の枝の芽から新梢枝を伸長させる第8ステップと、5年樹の整枝,剪定に当る作業であって果実の収穫された枝を主幹側に芽を残して切り返し1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った結果母枝に短果枝を成長させ第6ステップにおいて果実を収穫された部分の枝の芽から伸長した新梢枝の先端を全長の1/3乃至1/4の長さの切り返しを行う第9ステップと、5年樹の生育に当るステップであって前記第9ステップにおける短果枝に果実を養生させて収穫し第9ステップにおいて1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った枝に短果枝を成長させて第9ステップにおける芽から新梢枝を発生させる第10ステップとからなり、以下第6ステップから第10ステップまでの作業を繰り返し行うことを特徴とする果実の矮化栽培における結果枝の更新方法。
  2. 有機質土壌や化学肥料を用いた有機質土壌に果実の苗木を植付し十分な太陽光と前記有機質土壌からの土壌養水分を前記苗木に吸収させ成長した主幹に等間隔に地表に最も近い位置の第1番目の芽から第n番目の芽までの複数の芽を形成し、この芽から伸長した結果枝の相互の干渉をなくしながら果実を養生する更新方法であって、前記芽から1年枝の結果枝を伸長する第1ステップと、この結果枝を主幹側部に3cm乃至5cmの芽にする切り返しを行う第2ステップと、切り返しされた3cm乃至5cmの芽の部分から3本の新梢枝を伸長させる2年樹の生育に当る第3ステップと、前記3本の新梢枝の1本のみを残し他の2本を1乃至2芽を残して切り返しを行うと共に残された1本の新梢枝の先端を全長の1/3乃至1/4の長さだけ切り返しを行う3年樹の整枝,剪定に当る第4ステップと、前記1/3乃至1/4の長さの切り返しを行った新梢枝を伸長させ結果母枝としここに短果枝を形成し残りの2本の芽から新梢枝を伸長させる3年樹の生育に当る第5ステップと、第1番目の部分及び第1番目から2つ離れた第4番目の部分は1本の前記結果母枝を残し残りの2本の新梢枝を2乃至3芽を残して切り返しその先端を切り返し第2番目の枝は結果母枝を1本のみ残し他の2本は2乃至3芽を残して切り返し第3番目の枝は3本のすべてを2乃至3芽を残す切り返しをし、第2番目や第3番目や第4番目や順次の番目の枝の枝から夫々2つ離れた枝に同様の処置を行う4年樹の整枝,剪定に当る第6ステップと、前記第1番目や第4番目の短果枝を形成した枝に果実を実らせ第2番目の1本の新梢枝を結果母枝として短果枝を養生し、残りの2本の枝の2乃至3芽の部分から新梢枝を伸長させ第3番目の3つの2乃至3の芽から新梢枝を伸長させる4年樹の生育に当る第7ステップと、第2番目や第3番目の枝に順次前記の第1番目や第4番目と同様の生育を行わせることを特徴とする果実の矮化栽培における結果枝の更新方法。
  3. 請求項1又は2における複数の芽の間隔が30cmであり、最終伸長時における全高が180cm乃至200cmのものからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の果実の矮化栽培における結果枝の更新方法。
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