JP2016208816A - 摩擦電気発電機 - Google Patents

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【課題】摩擦電気発電機を提供する。【解決手段】一次元ナノ物質または二次元物質を利用した摩擦電気発電機に係り、該摩擦電気発電機においては、第1電極及び第2電極が互いに対向するように設けられており、第1電極には、他の物質との接触によって、電気エネルギーを発生させるエネルギー発生層が設けられており、ここで、エネルギー発生層は、二次元形状の結晶構造を有する二次元物質を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、摩擦電気発電機に係り、詳細には、一次元ナノ物質または二次元物質を利用した摩擦電気発電機に関する。
エネルギーをハーベスティング(harvesting)する素子は、周辺環境に存在する風や振動、または人間の動きから生じる機械的エネルギーなどを電気エネルギーに変換して抽出することができる新たな親環境エネルギー発展素子であるといえる。
本発明が解決しようとする課題は、一次元ナノ物質または二次元物質を利用した摩擦電気発電機を提供することである。
一側面において、互いに対向するように設けられる第1電極及び第2電極と、前記第1電極に設けられ、他の物質との接触によって電気エネルギーを発生させるものであり、二次元形状の結晶構造を有する二次元物質(2D material)を含む第1エネルギー発生層と、を含む摩擦電気発電機が提供される。
前記二次元物質は、h−BN(hexagonal-boron nitride)及びTMD(transition metal dichalcogenide)のうち少なくとも一つを含んでもよい。ここで、前記TMDは、Mo、W、Nb、V、Ta、Ti、Zr、Hf、Tc、Re、Cu、Ga、In、Sn、Ge及びPbからなるグループのうちから選択された1つの金属元素と、S、Se及びTeからなるグループのうちから選択された1つのカルコゲン元素と、を含んでもよい。
前記二次元物質は、単層構造または複層構造を有することができる。前記二次元物質は、0.3nm〜1,000nmの厚さを有することができる。
そのような前記二次元物質は、ドーピングされていてもドーピングされていなくともよい。前記第1電極と前記第2電極との間には、スペーサがさらに設けられてもよい。
前記第1エネルギー発生層は、前記第2電極との接触によって電気エネルギーを発生させることができる。
前記摩擦電気発電機は、前記第1電極及び前記第1エネルギー発生層が設けられる第1基板と、前記第2電極が設けられる第2基板とのうち少なくとも1枚をさらに含んでもよい。ここで、前記第1エネルギー発生層は、前記第2電極または前記第2基板との接触によって電気エネルギーを発生させることができる。
前記第1基板及び第2基板のうち少なくとも1枚は、伸縮性を有することができる。前記第1基板及び第2基板のうち少なくとも1枚は、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、ポリイミド(PI)、テフロン(登録商標)、ウレタン及びナイロンからなるグループのうちから選択された少なくとも一つを含んでもよい。前記第1基板及び第2基板のうち少なくとも1枚は、200%以下の伸張率(elongation percentage)を有することができる。
前記第1基板及び第2基板のうち少なくとも1枚は、波状(wavy)の表面を有することができる。前記第1電極及び前記第1エネルギー発生層は、前記第1基板の表面に対応する形態を有し、前記第2電極は、前記第2基板の表面に対応する形態を有することができる。
前記第1電極及び第2電極のうち少なくとも一つは、カーボンナノチューブ(CNT)、グラフェン(graphene)、Agナノワイヤ、金属及び金属メッシュ(metal mesh)からなるグループのうちから選択された少なくとも一つを含んでもよい。
前記摩擦電気発電機は、前記第2電極に設けられ、前記第1エネルギー発生層との接触によって電気エネルギーを発生させる第2エネルギー発生層をさらに含んでもよい。前記摩擦電気発電機は、前記第1電極及び前記第1エネルギー発生層が設けられる第1基板と、前記第2電極及び前記第2エネルギー発生層が設けられる第2基板とのうち少なくとも1枚をさらに含んでもよい。前記第1基板及び第2基板のうち少なくとも1枚は、伸縮性を有することができる。
他の側面において、互いに対向するように設けられ、伸縮性を有する第1電極及び第2電極と、前記第1電極に設けられ、他の物質との接触によって電気エネルギーを発生させる第1エネルギー発生層と、を含む摩擦電気発電機が提供される。
前記第1エネルギー発生層は、ナノサイズを有する一次元形状の一次元ナノ物質(1D nanomaterial)、及び二次元形状の結晶構造を有する二次元物質(2D material)のうち少なくとも一つを含んでもよい。ここで、前記一次元ナノ物質は、カーボンナノチューブを含み、前記二次元物質は、グラフェン、h−BN及びTMDのうち少なくとも一つを含んでもよい。
前記第1エネルギー発生層は、前記第2電極との接触によって、電気エネルギーを発生させることができる。
前記摩擦電気発電機は、前記第1電極及び前記第1エネルギー発生層が設けられる伸縮性がある第1基板と、前記第2電極が設けられる伸縮性がある第2基板とのうち少なくとも1枚をさらに含んでもよい。
前記第1エネルギー発生層は、前記第2電極または前記第2基板との接触によって、電気エネルギーを発生させることができる。
前記第1基板及び第2基板のうち少なくとも1枚は、波状の表面を有することができる。前記第1電極及び前記第1エネルギー発生層は、前記第1基板の表面に対応する形態を有し、前記第2電極は、前記第2基板の表面に対応する形態を有することができる。
前記摩擦電気発電機は、前記第2電極に設けられ、前記第1エネルギー発生層との接触によって、電気エネルギーを発生させる第2エネルギー発生層をさらに含んでもよい。前記摩擦電気発電機は、前記第1電極及び前記第1エネルギー発生層が設けられる伸縮性がある第1基板と、前記第2電極及び前記第2エネルギー発生層が設けられる伸縮性がある第2基板とのうち少なくとも1枚をさらに含んでもよい。
他の側面において、積層された複数個のエネルギー発生ユニットを含み、前記エネルギー発生ユニットそれぞれは、互いに対向するように設けられる第1電極及び第2電極と、前記第1電極に設けられ、他の物質との接触によって、電気エネルギーを発生させるものであり、二次元形状の結晶構造を有する二次元物質を含む第1エネルギー発生層と、を含む摩擦電気発電機が提供される。
前記二次元物質は、グラフェン、h−BN及びTMDのうち少なくとも一つを含んでもよい。
前記摩擦電気発電機は、前記第2電極に設けられ、前記第1エネルギー発生層との接触によって、電気エネルギーを発生させる第2エネルギー発生層をさらに含んでもよい。
前記エネルギー発生ユニットは、互いに直列に連結されてもよい。
他の側面において、積層された複数個のエネルギー発生ユニットを含み、前記エネルギー発生ユニットそれぞれは、互いに対向するように設けられ、伸縮性を有する第1電極及び第2電極と、前記第1電極に設けられ、他の物質との接触によって、電気エネルギーを発生させる第1エネルギー発生層と、を含む摩擦電気発電機が提供される。
第1エネルギー発生層は、ナノサイズを有する一次元形状の一次元ナノ物質、及び二次元形状の結晶構造を有する二次元物質のうち少なくとも一つを含んでもよい。ここで、前記一次元ナノ物質は、カーボンナノチューブを含み、前記二次元物質は、グラフェン、h−BN及びTMDのうち少なくとも一つを含んでもよい。
前記摩擦電気発電機は、前記第2電極に設けられ、前記第1エネルギー発生層との接触によって、電気エネルギーを発生させる第2エネルギー発生層をさらに含んでもよい。
本発明による摩擦電気発電機は、帯電特性が異なる物質との摩擦によって、電気エネルギーを発生させることができるエネルギー発生層を含み、そのようなエネルギー発生層は、一次元ナノ物質及び/または二次元物質を含んでもよい。また、基板として、柔軟であって伸縮性があるものを使用する場合、その基板に設けられる電極及びエネルギー発生層も、基板に対応する柔軟性及び伸縮性を有することができる。従って、柔軟であって伸縮性を有する基板を利用して製作された摩擦電気発電機は、風、音、または人体の動きのような外部環境に対応して、さらに効果的に電気エネルギーを発生させることができる。また、複数の摩擦電気発電機を垂直に積層し、互いに直列に連結することにより、出力される電気エネルギーの量を増大させることができる。
例示的な実施形態による摩擦電気発電機の断面図である。 図1に図示された摩擦電気発電機が、加圧(pressing)(または、曲げ(bending))によって電気エネルギーを発生させる様子を図示した図面である。 図1に図示された摩擦電気発電機が、加圧(pressing)(または、曲げ(bending))によって電気エネルギーを発生させる様子を図示した図面である。 図1に図示された摩擦電気発電機が、加圧(pressing)(または、曲げ(bending))によって電気エネルギーを発生させる様子を図示した図面である。 図1に図示された摩擦電気発電機が、加圧(pressing)(または、曲げ(bending))によって電気エネルギーを発生させる様子を図示した図面である。 図1に図示された摩擦電気発電機が、加圧(pressing)(または、曲げ(bending))によって電気エネルギーを発生させる様子を図示した図面である。 図1に図示された摩擦電気発電機が、スライド(sliding)によって電気エネルギーを発生させる過程を図示した図面である。 図1に図示された摩擦電気発電機が、スライド(sliding)によって電気エネルギーを発生させる過程を図示した図面である。 図1に図示された摩擦電気発電機が、スライド(sliding)によって電気エネルギーを発生させる過程を図示した図面である。 図1に図示された摩擦電気発電機が、スライド(sliding)によって電気エネルギーを発生させる過程を図示した図面である。 他の例示的な実施形態による摩擦電気発電機の断面図である。 他の例示的な実施形態による摩擦電気発電機の断面図である。 他の例示的な実施形態による摩擦電気発電機の断面図である。 他の例示的な実施形態による摩擦電気発電機の断面図である。 他の例示的な実施形態による摩擦電気発電機の断面図である。 他の例示的な実施形態による摩擦電気発電機の断面図である。 他の例示的な実施形態による摩擦電気発電機を図示した図面である。 例示的な実施形態による摩擦電気発電機において、二次元物質からなるエネルギー発生層の厚さによる出力電圧(output voltages)を図示した図面である。 例示的な実施形態による摩擦電気発電機において、二次元物質からなるエネルギー発生層の厚さによる出力電流密度(output current densities)を図示した図面である。 例示的な実施形態による摩擦電気発電機において、測定回路の抵抗による出力電圧及び出力電流密度を図示した図面である。 例示的な実施形態による摩擦電気発電機において、測定回路の抵抗による出力パワー密度(output power density)を図示した図面である。 MoS物質の帯電特性を図示した図面である。 WS物質の帯電特性を図示した図面である。 PDMS基板の伸縮性を利用して、波状のグラフェンを含む摩擦電気発電機を製造する方法を図示した図面である。 PDMS基板の伸縮性を利用して、波状のグラフェンを含む摩擦電気発電機を製造する方法を図示した図面である。 図17A及び図17Bによって製作された摩擦電気発電機において、ポリジメチルシロキサン(PDMS)の伸張率による出力電圧を図示した図面である。 図17A及び図17Bによって製作された摩擦電気発電機において、PDMSの伸張率による出力電圧を図示した図面である。 図17A及び図17Bによって製作された摩擦電気発電機において、PDMSの伸張率による出力電圧を図示した図面である。
以下、添付された図面を参照し、実施形態について詳細に説明する。図面において同一参照符号は、同一構成要素を指し、各構成要素の大きさや厚みは、説明の明瞭性のために誇張されている。また、所定の物質層が、基板や他の層に存在すると説明されるとき、該物質層は、基板や他の層に直接接しながら存在することもあり、その間に、他の第3の層が存在することもある。そして、以下の実施形態において、各層をなす物質は、例示的なものであるので、それ以外に他の物質が使用されもする。
図1は、例示的な実施形態による摩擦電気発電機の断面図である。
図1を参照すれば、摩擦電気発電機は、互いに対向して離隔されて設けられる第1電極111及び第2電極121と、第1電極111に設けられるエネルギー発生層130と、を含む。ここで、エネルギー発生層130は、第2電極121と対向する第1電極111の上面に設けられている。
第1電極111及び第2電極121は、導電性物質を含んでもよい。例えば、第1電極111及び第2電極121は、堅い(rigid)特性を有することができる。一方、代案として(alternatively)、第1電極111及び第2電極121のうち一つ、または二つとも柔軟であって(flexible)伸縮性がある(stretchable)特性を有することもできる。その場合、柔軟であって伸縮性のある電極は、例えば、カーボンナノチューブ(CNT)、グラフェン(graphene)、Agナノワイヤ、金属及び金属メッシュ(metal mesh)からなるグループのうちから選択された一つ、または2以上の組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。また、柔軟であって伸縮性のある電極は、導電性ファイバが織造されて(woven)形成された織物(fabric)の形態を有することもできる。そのように、柔軟であって伸縮性のある電極は、例えば、ほぼ200%以下の伸張率(elongation percentage)を有することができる。しかし、それに限定されるものではない。
第1電極111の上面には、エネルギー発生層130が設けられており、そのようなエネルギー発生層130は、第2電極121との接触によって、電気エネルギーを発生させることができる。ここで、エネルギー発生層130は、第2電極121と異なる帯電特性を有する物質を含んでもよい。エネルギー発生層130は、二次元物質(2D material)を含んでもよい。ここで、二次元物質とは、二次元形状の結晶構造を有する物質を意味する。二次元物質は、例えば、h−BN(hexagonal-boron nitride)及び/またはTMD(transition metal dichalcogenide)を含んでもよい。
二次元物質は、単層構造または複層構造を有することができる。例えば、二次元物質の層数は、おおよそ1〜300ほどになるが、それに限定されるものではない。ここで、二次元物質をなす各層は、原子レベル(atomic level)の厚みを有することができる。二次元物質の厚みは、例えば、おおよそ0.3nm〜1,000nmほどになるが、それに限定されるものではない。複層構造を有する二次元物質の層は、ファンデルワールス力(van der Waals force)によって互いに結合されている。
h−BNは、グラフェンと類似した二次元形状の結晶構造を有する絶縁体である。そのようなh−BNは、熱的安定性及び機械的強度にすぐれ、高い熱伝導度及び低い絶縁定数を有している。TMDは、二次元形状の結晶構造を有する半導体である。例えば、TMDは、Mo、W、Nb、V、Ta、Ti、Zr、Hf、Tc、Reのうち1つの遷移金属と、S、Se、Teのうち1つのカルコゲン(chalcogen)元素とを含んでもよい。ここで、TMDは、例えば、MX2に表現されることができるし、ここで、Mは遷移金属で、Xはカルコゲン元素である。前記MはMo、W、Nb、V、Ta、Ti、Zr、Hf、Tc、Reなどになることができるし、前記XはS、Se、Teなどになることができる。その場合、TDMは例えば、MoS2、MoSe2、MoTe2、WS2、WSe2、WTe2、ZrS2、ZrSe2、HfS2、HfSe2、NbSe2、ReSe2を含んでもよい。代案として(alternatively)、TMDは、MX2に表現されないこともある。その場合例えば、TMDは、遷移金属であるCuとカルコゲン元素であるSの化合物であるCuSを含むこともできる。一方、TMDは、非遷移金属(non−transitionmetal)を含むカルコゲナイド物質であるかも知れない。非遷移金属は、例えば、Ga、In、Sn、Ge、Pbなどを含んでもよい。その場合、TMDは、Ga、In、Sn、Ge、Pbなどの非遷移金属とS、Se、Teのようなカルコゲン元素の化合物を含んでもよい。例えば、TMDは、SnSe2、GaS、GaSe、GaTe、GeSe、In2Se3、InSnS2を含んでもよい。
以上を整理すれば、TMDは、Mo、W、Nb、V、Ta、Ti、Zr、Hf、Tc、Re、Cu、Ga、In、Sn、Ge、Pbのうち1つの金属元素と、S、Se、Teのうち1つのカルコゲン元素を含んでもよい。しかし、以上で言及された物質は、ただ例示的なものであり、それ以外に、他の物質がTMD物質として使用されもする。
一方、第1電極111及び第2電極121がいずれも柔軟であって伸縮性がある電極である場合、エネルギー発生層130は、一次元ナノ物質(1D nano-material)及び/または二次元物質(2D material)を含んでもよい。ここで、一次元ナノ物質は、ナノサイズを有する一次元形状の物質を意味する。そのような一次元ナノ物質には、例えば、カーボンナノチューブ(CNT)が含まれる。そして、ここで、二次元物質には、例えば、グラフェン、h−BN及び/またはTMDが含まれる。グラフェンは、炭素原子が六角形の二次元形態に結合された伝導体である。
エネルギー発生層130表面の帯電特性を調節するために、エネルギー発生層130を構成する二次元物質または一次元ナノ物質は、p型ドーパント(p-type dopant)またはn型ドーパント(n-type dopant)でドーピングされてもよい。ここで、p型ドーパント及びn型ドーパントとしては、例えば、グラフェンやカーボンナノチューブなどに使用されるp型ドーパント及びn型ドーパントが使用される。p型ドーパントやn型ドーパントは、イオン注入(ion implantation)方式や化学的ドーピング(chemical doping)方式でドーピングされてもよい。
p型ドーパントのソース(source)は、例えば、NOBF、NOBF、NOSbFなどのイオン性液体(ionic liquid);HCl、HPO、CHCOOH、HSO、HNOなどの酸性化合物(acidic compound);ジクロロジシアノキノン(DDQ)、オキソン、ジミリストイルホスファチジルイノシトール(DMPI)、トリフルオロメタンスルホンイミドなどの有機化合物などを含んでもよい。または、p型ドーパントのソースとして、HPtCl、AuCl、HAuCl、トリフルオロメタンスルホン酸銀(AgOTf)、AgNO、HPdCl、Pd(OAc)、Cu(CN)などを含んでもよい。
n型ドーパントのソースは、例えば、置換もしくは非置換のニコチンアミドの還元物;置換もしくは非置換のニコチンアミドと化学的に結合された化合物の還元物;及び2以上のピリジニウム誘導体を含み、1以上のピリジニウム誘導体の窒素が還元された化合物を含んでもよい。例えば、n型ドーパントのソースは、NMNH(nicotinamide mononucleotide−H)、NADH(nicotinamide adenine dinucleotide−H)、NADPH(nicotinamide adenine dinucleotide phosphate−H)を含むか、ビオロゲン(viologen)を含んでもよい。または、n型ドーパントのソースは、ポリエチレンアミン(PEI)などのポリマーを含んでもよい。または、n型ドーパントは、K、Liなどのアルカリ金属を含んでもよい。一方、以上で言及されたp型ドーパント物質とn型ドーパント物質は、例示的なものであり、それら以外にも、他の多様な物質がドーパントとして使用される。
そのように、二次元物質及び/または一次元ナノ物質を含むエネルギー発生層130を柔軟であって伸縮性がある第1電極111に形成すれば、エネルギー発生層130も、第1電極111に対応する柔軟性及び伸縮性を有することができる。
そのような構造の摩擦電気発電機において、加圧(pressing)、曲げ(bending)またはスライド(sliding)を介して、エネルギー発生層130と第2電極121との間で、接触過程及び分離過程を反復すれば、第1電極111及び第2電極121を介して、電気エネルギーを得ることができる。
図2Aないし図2Eは、図1に図示された摩擦電気発電機が、加圧(または、曲げ)によって電気エネルギーを発生させる様子を図示したものである。
図2Aを参照すれば、第1電極111の上面には、エネルギー発生層130が設けられており、エネルギー発生層130と第2電極121とが一定間隔で離隔されている。ここで、第1電極111及び第2電極121は、生じる電気エネルギーを測定するための測定回路170で連結されている。図2Bを参照すれば、外部から第2電極121に加えられる圧力は、第1電極111に設けられたエネルギー発生層130と第2電極121とを互いに接触させる。その過程において、互いに接触するエネルギー発生層130の上面と、第2電極121の下面は、それぞれ摩擦帯電によって、所定の極性を有する電荷で帯電される。
図2Cを参照すれば、エネルギー発生層130と接触していた第2電極121が、エネルギー発生層130から離隔される過程で電気エネルギーが発生し、そのように生じた電気エネルギーは、第1電極111及び第2電極121を介して得ることができる。そして、図2Dに図示されているように、エネルギー発生層130と第2電極121とが、所定間隔ほど離隔された状態で、図2Eに図示されているように、第2電極121にさらに加えられる圧力は、第2電極121をエネルギー発生層側に移動させる。そのように、第2電極121がエネルギー発生層130に近づく過程において電気エネルギーが発生し、そのように生じた電気エネルギーは、第1電極111及び第2電極121を介して得ることができる。図2C及び図2Eに開示されているに、第2電極121とエネルギー発生層130とが遠ざかって近づく過程において生じる電流は、互いに反対方向に流れる。
図3Aないし図3Dは、図1に図示された摩擦電気発電機が、スライドによって電気エネルギーを発生させる過程を図示したものである。
図3Aを参照すれば、エネルギー発生層130と第2電極121とを互いに接触させれば、接触するエネルギー発生層130の上面と、第2電極121の下面は、それぞれ摩擦帯電によって、所定の極性の電荷に帯電される。図3Bを参照すれば、エネルギー発生層130と第2電極121とが接触された状態で、第2電極121を、エネルギー発生層130と遠ざかる方向(第2電極121とエネルギー発生層130との接触面が減少する方向)にスライドさせる。そのように、第2電極121が、エネルギー発生層130から遠ざかるスライド過程において電気エネルギーが発生し、そのように生じた電気エネルギーは、第1電極111及び第2電極121を介して得ることができる。
図3Cに図示されているように、第2電極121が、エネルギー発生層130から遠ざかった状態から、図3Dに図示されているように、第2電極121を、エネルギー発生層130に近づく方向(第2電極121とエネルギー発生層130との接触面が増加する方向)にスライドさせる。そのように、第2電極121が、エネルギー発生層130に近づくスライド過程において電気エネルギーが発生し、そのように生じた電気エネルギーは、第1電極111及び第2電極121を介して得ることができる。そのように、遠ざかって近づくスライド過程で発生する電流は、互いに反対方向に流れる(図3B、図3D)。
図4は、他の例示的な実施形態による摩擦電気発電機の断面図である。
図4に図示された摩擦電気発電機においては、エネルギー発生層130と第2電極121との間に、一つまたは複数のスペーサ150が設けられている。そのようなスペーサ150は、外部の機械的なエネルギーが、摩擦電気発電機に加えられていない状態で、エネルギー発生層130と第2電極121との間を一定間隔に維持させる役割を行う。
図5は、他の例示的な実施形態による摩擦電気発電機の断面図である。
図5を参照すれば、摩擦電気発電機は、互いに離隔されて設けられる第1基板110及び第2基板120と、第1基板110及び第2基板120に設けられる第1電極111及び第2電極121と、第1電極111に設けられるエネルギー発生層130と、を含む。
第1基板110及び第2基板120は、例えば、ガラス基板またはシリコン基板のような堅い材質の基板にもなる。代案として、第1基板110及び第2基板120のうち1枚または2枚とも、柔軟であって伸縮性のある基板にもなる。そのような柔軟であって伸縮性のある基板は、例えば、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、ポリイミド(PI)、テフロン(登録商標)、ウレタン及びナイロンからなるグループのうちから選択された一つ、または2以上の組み合わせを含んでもよい。しかし、それらに限定されるものではない。また、柔軟であって伸縮性のある基板は、ファイバが織造されて形成された織物の形態を有することもできる。そのような柔軟であって伸縮性のある基板は、ほぼ200%以下の伸張率を有することができるが、それに限定されるものではない。
第1基板110の上面には、第1電極111が設けられており、第2基板120の下面には、第2電極121が設けられている。ここで、第1電極111及び第2電極121のうち一つまたは二つとも、第1基板110及び第2基板120に対応し、柔軟であって伸縮性のある電極にもなる。
そして、第1電極111の上面には、第2電極121との摩擦によって電気エネルギーを発生させるエネルギー発生層130が設けられている。エネルギー発生層130は、第2電極121と接触して電気エネルギーを発生させるものであり、例えば、h−BN及び/またはTMDを含む二次元物質を含んでもよい。一方、第1電極111及び第2電極121が、いずれも柔軟であって伸縮性がある電極である場合、エネルギー発生層130は、一次元ナノ物質及び/または二次元物質を含んでもよい。ここで、一次元ナノ物質は、カーボンナノチューブ(CNT)を含んでもよく、二次元物質は、グラフェン、h−BN及び/またはTMDを含んでもよい。
一方、以上では、第1基板110及び第2基板120がいずれも設けられる場合について説明したが、それらに限定されず、第1基板110及び第2基板120のうちいずれか1枚の基板だけが設けられもする。
図6は、他の例示的な実施形態による摩擦電気発電機の断面図である。
図6を参照すれば、摩擦電気発電機は、互いに離隔されて設けられる第1基板110’及び第2基板120と、第1基板110’及び第2基板120に設けられる第1電極111’及び第2電極121と、第1電極111’に設けられるエネルギー発生層130’と、を含む。
本実施形態では、第1基板110’は、柔軟であって伸縮性のある基板にもなる。そのような第1基板110’は、例えば、ほぼ200%以下の伸張率を有することができるが、それに限定されるものではない。そして、第1基板110’の上面は、波状の形態を有している。ここで、第1基板110’の上面に、第1電極111’及びエネルギー発生層130’が順次に設けられており、第1電極111’及びエネルギー発生層130’も、第1基板110’の上面に対応する波状の形態を有することができる。そのような第1電極111’及びエネルギー発生層130’は、第1基板110’と同様に、柔軟性及び伸縮性を有することができる。その場合、第1電極111’は、例えば、カーボンナノチューブ(CNT)、グラフェン、Agナノワイヤ、金属及び金属メッシュからなるグループのうちから選択された1つ、または2以上の組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。ここで、エネルギー発生層130’は、第2電極121との摩擦によって電気エネルギーを発生させるものであり、例えば、h−BN及び/またはTMDを含む二次元物質を含んでもよい。
一方、第1基板110’及び第2基板120がいずれも柔軟であって伸縮性のある基板にもなる。その場合、第1電極111’及びエネルギー発生層130’は、第1基板110’に対応し、柔軟性及び伸縮性を有することができ、第2電極121は、第2基板120に対応し、柔軟性及び伸縮性を有することができる。その場合、エネルギー発生層130’は、一次元ナノ物質及び/または二次元物質を含んでもよい。ここで、一次元ナノ物質は、例えば、カーボンナノチューブ(CNT)を含んでもよく、二次元物質は、例えば、グラフェン、h−BN及び/またはTMDを含んでもよい。
第1基板110’に、波状の第1電極111’及びエネルギー発生層130’を形成する方法は、次の通りである。まず、伸縮性がある第1基板110’を準備した後、それを伸ばす。次に、伸ばされた状態の第1基板110’の上面に、第1電極111’及びエネルギー発生層130’を順次に形成する。次に、伸ばされた第1基板110’が元の状態へ収縮するとき、第1基板110’の上面は、収縮によって波状の形態を有することになり、それによって、第1電極111’及びエネルギー発生層130’も、収縮によって波状の形態を有することができる。
以上のように、エネルギー発生層130’を波状の形態に形成すれば、第2電極121とエネルギー発生層130’との接触面積が増加することにより、単位面積当たり生じる電気エネルギーの量を増大させることができる。一方、以上では、第1電極111’及びエネルギー発生層130’が波状の形態を有する場合について説明したが、それに限定されるものではなく、第2電極121が波状を有するか、あるいは第1電極111’、エネルギー発生層130’及び第2電極121がいずれも波状の形態を有することもできる。
図7は、他の例示的な実施形態による摩擦電気発電機の断面図である。
図7を参照すれば、摩擦電気発電機は、互いに離隔されて設けられる第1基板110及び第2基板120と、第1基板110及び第2基板120に設けられる第1電極111及び第2電極121と、第1電極111に設けられるエネルギー発生層130と、を含む。ここで、第1電極111は、第1基板110の上面に設けられており、第2電極121は、第2基板120の上面に設けられている。そして、エネルギー発生層130は、第1電極111の上面に設けられている。
第1基板110及び第2基板120は、例えば、堅い材質の基板を含んでもよい。一方、第1基板110及び第2基板120のうち1枚または2枚とも、柔軟であって伸縮性がある基板でもある。そのような柔軟であって伸縮性のある基板は、PDMS、PI、Teflon(登録商標)、ウレタン及びナイロンからなるグループのうちから選択された一つ、または2以上の組み合わせを含んでもよい。しかし、それらに限定されるものではない。柔軟であって伸縮性がある基板の表面は、波状の形態を有することができ、その場合、第1基板110に形成される第1電極111及びエネルギー発生層130は、第1基板の表面に対応する形態を有することができ、第2基板120に形成される第2電極121は、第2基板120の表面に対応する形態を有することができる。
エネルギー発生層130は、第2基板120との摩擦によって電気エネルギーを発生させる。そのようなエネルギー発生層130は、例えば、h−BN及び/またはTMDを含む二次元物質を含んでもよい。
一方、第1基板110及び第2基板120が、いずれも柔軟であって伸縮性がある基板である場合には、第1電極111及び第2電極121も、柔軟性及び伸縮性を有することができる。その場合、エネルギー発生層130は、一次元ナノ物質及び/または二次元物質を含んでもよい。ここで、一次元ナノ物質は、例えば、カーボンナノチューブ(CNT)を含んでもよく、二次元物質は、例えば、グラフェン、h−BN及び/またはTMDを含んでもよい。
図8は、他の例示的な実施形態による摩擦電気発電機の断面図である。
図8を参照すれば、摩擦電気発電機は、互いに離隔されて設けられる第1電極211及び第2電極221と、第1電極211及び第2電極221に設けられる第1エネルギー発生層231及び第2エネルギー発生層232を含む。第1電極211及び第2電極221のうち一つまたは二つとも、柔軟であって伸縮性のある電極にもなる。そのような第1電極211及び第2電極221は、例えば、カーボンナノチューブ(CNT)、グラフェン、Agナノワイヤ、金属及び金属メッシュからなるグループのうちから選択された一つ、または2以上の組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。
第1電極211の上面には、第1エネルギー発生層231が設けられており、第2電極221の下面には、第2エネルギー発生層232が設けられている。第1エネルギー発生層231は、第2エネルギー発生層232との接触によって、電気エネルギーを発生させるものであり、二次元形状の結晶構造を有する二次元物質を含んでもよい。そのような二次元物質には、例えば、h−BN及びTMDのうち一つがまたは二つとも含まれる。ここで、TMDは、Mo、W、Nb、V、Ta、Ti、Zr、Hf、Tc、Re、Cu、Ga、In、Sn、Ge及びPbからなるグループのうちから選択された1つの金属元素と、S、Se及びTeからなるグループのうちから選択された1つのカルコゲン元素と、を含んでもよい。
二次元物質は、単層構造または複層構造を有することができる。例えば、二次元物質の層数は、ほぼ1〜300ほどになり、二次元物質の厚みは、ほぼ0.3nm〜1,000nmほどにもなるが、それらに限定されるものではない。一方、そのような二次元物質は、p型ドーパントまたはn型ドーパントでドーピングされもする。第1エネルギー発生層231が、柔軟であって伸縮性がある第1電極211に設けられる場合には、第1エネルギー発生層231も、第1電極211に対応する柔軟性及び伸縮性を有することができる。
一方、第1電極211及び第2電極221が、いずれも柔軟性及び伸縮性を有する場合、第1エネルギー発生層231は、一次元ナノ物質及び/または二次元物質を含んでもよい。ここで、一次元ナノ物質は、例えば、カーボンナノチューブ(CNT)を含んでもよく、二次元物質は、例えば、グラフェン、h−BN及び/またはTMDを含んでもよい。
第2エネルギー発生層232は、第1エネルギー発生層231と異なる帯電特性を有する多様な物質を含んでもよい。例えば、第2エネルギー発生層232は、PDMS、PI、Teflon(登録商標)、ウレタンまたはナイロンなどを含んでもよい。また、第2エネルギー発生層232は、カーボンナノチューブ、グラフェン、または前述の二次元物質などを含んでもよい。その場合、第1エネルギー発生層231は、ドーピングされないこともあり、第2エネルギー発生層232が、p型ドーパントまたはn型ドーパントでドーピングされもする。また、第1エネルギー発生層231と第2エネルギー発生層232は、異なるドーパントでドーピングされたり、異なるドーピング濃度でドーピングされたりもする。第2エネルギー発生層232が、柔軟であって伸縮性がある第2電極221に設けられる場合には、第2エネルギー発生層232も、第2電極221に対応する柔軟性及び伸縮性を有することができる。
図9は、他の例示的な実施形態による摩擦電気発電機の断面図である。
図9を参照すれば、摩擦電気発電機は、互いに離隔されて設けられる第1基板210及び第2基板220と、第1基板210及び第2基板220に設けられる第1電極211及び第2電極221と、第1電極211及び第2電極221に設けられる第1エネルギー発生層231及び第2エネルギー発生層232と、を含む。
第1基板210及び第2基板220は、例えば、ガラス基板またはシリコン基板のような堅い材質の基板にもなる。一方、代案として、第1基板210及び第2基板220のうち1枚または2枚とも、柔軟であって伸縮性のある基板にもなる。そのような柔軟であって伸縮性のある基板は、例えば、PDMS、PI、Teflon(登録商標)、ウレタン及びナイロンからなるグループのうちから選択された一つ、または2以上の組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。そのような基板は、ほぼ200%以下の伸張率を有することができるが、それに限定されるものではない。
第1基板210の上面には、第1電極211が設けられており、第2基板220の下面には、第2電極221が設けられている。ここで、第1基板210及び第2基板220に対応し、第1電極211及び第2電極221のうち一つまたは二つとも、柔軟であって伸縮性を有することができる。そして、第1電極211の上面には、第1エネルギー発生層231が設けられており、第2電極221の下面には、第2エネルギー発生層232が設けられている。
第1エネルギー発生層231は、例えば、h−BN及び/またはTMDを含む二次元物質を含んでもよい。一方、第1電極211及び第2電極221が、いずれも柔軟であって伸縮性を有する場合には、第1エネルギー発生層231は、一次元ナノ物質及び/または二次元物質を含んでもよい。ここで、一次元ナノ物質は、例えば、カーボンナノチューブ(CNT)を含んでもよく、二次元物質は、例えば、グラフェン、h−BN及び/またはTMDを含んでもよい。そして、第2エネルギー発生層232は、第1エネルギー発生層231と異なる帯電特性を有する多様な物質を含んでもよい。
第1電極211と第1エネルギー発生層231が、柔軟であって伸縮性がある第1基板210に設けられる場合には、第1電極211及び第1エネルギー発生層231も、第1基板210に対応する柔軟性及び伸縮性を有することができる。そして、第2電極221と第2エネルギー発生層232とが、柔軟であって伸縮性がある第2基板220に設けられる場合には、第2電極221及び第2エネルギー発生層232も、第2基板220に対応する柔軟性及び伸縮性を有することができる。そして、柔軟であって伸縮性がある第1基板210及び第2基板220のうち1枚または2枚とも、波状の表面を有することができ、その場合、第1電極211及びエネルギー発生層231は、第1基板210の表面に対応する形態を有することができ、第2電極221及び第2エネルギー発生層232は、第2基板220の表面に対応する形態を有することができる。一方、以上では、第1基板210及び第2基板220がいずれも設けられる場合について説明したが、第1基板210及び第2基板220のうちいずれか1枚の基板だけが設けられもする。
以上の例示的な実施形態においては、1つのエネルギー発生ユニットを含む摩擦電気発電機について言及した。しかし、複数のエネルギー発生ユニットが垂直に積層された構造の摩擦電気発電機も具現可能である。図10は、他の例示的な実施形態による摩擦電気発電機を概略的に図示したものである。
図10を参照すれば、摩擦電気発電機は、垂直に積層された複数のエネルギー発生ユニット601,602,603を含む。ここで、エネルギー発生ユニット601,602,603は、それぞれ前述の実施形態で言及した多様な類型の摩擦電気発電機にもなる。ここで、摩擦電気発電機の出力エネルギーを増大させるために、エネルギー発生ユニット601,602,603が互いに直列で連結される。しかし、それに限定されるのではなく、エネルギー発生ユニット601,602,603が互いに並列に連結されることも可能である。図10には、摩擦電気発電機が垂直に積層された3個のエネルギー発生ユニット601,602,603を含む場合が例示的に図示されているが、それに限定されるものではなく、本実施形態による摩擦電気発電機は、垂直に積層された多様な個数のエネルギー発生ユニットを含んでもよい。
図11は、例示的な実施形態による摩擦電気発電機において、二次元物質からなるエネルギー発生層の厚みによる出力電圧(output voltages)を図示したものである。そして、図12は、例示的な実施形態による摩擦電気発電機において、二次元物質からなるエネルギー発生層の厚みによる出力電流密度(output current densities)を図示したものである。
図11及び図12において、エネルギー発生層としては、MoSフィルムを使用し、MoSフィルムと接触する物質としては、ポリジメチルシロキサン(PDMS)を使用した。MoSフィルムは、次のように製作された。まず、リチウム化(lithiation)を介して、バルク(bulk)MoS物質を剥離(exfoliation)させる。次に、剥離されたMoS物質を利用して、MoSインクを製作した後、そのMoSインクをCu電極に塗布することにより、MoSフィルムを製作する。ここで、Cu電極に塗布されるMoSインクの量が多いほど、MoSフィルムの厚みは増加する。
図11及び図12において、(a)0mlは、Cu電極にMoSインクが塗布されていない場合であり、Cu電極とPDMSとが接触することによって生じる出力電圧及び電流密度を図示したものである。そして、図11及び図12において、(b)2ml、(c)5ml、(d)10ml及び(e)20mlは、Cu電極にMoSインクが、それぞれ2ml、5ml、10ml及び20ml塗布されて形成されたMoSフィルムとPDMSとが接触することによって生じる出力電圧及び出力電流密度を図示したものである。図11及び図12を参照すれば、MoSフィルムの厚みが(b)である場合、出力電圧が最も高いということが分かった。その結果から、MoSフィルムの厚みが薄いほど出、力電圧が高くなるということが分かる。
図13は、例示的な実施形態による摩擦電気発電機において、測定回路の抵抗による出力電圧及び出力電流密度を図示したものである。そして、図14は、例示的な実施形態による摩擦電気発電機において、測定回路の抵抗による出力パワー密度(output power density)を図示したものである。図13においては、図11及び図12において、(b)2mlの場合、すなわち、Cu電極にMoSインクが2ml塗布されて形成されたMoSフィルムとPDMSとが接触することによって生じる出力電圧と出力電流密度とを、摩擦電気発電機と連結された測定回路の抵抗によって図示したものであり、図14は、図13に図示された結果を利用して、出力パワー密度を、摩擦電気発電機と連結された測定回路の抵抗によって図示したものである。図13及び図14を参照すれば、最大パワー密度(maximum power density)は、ほぼ10.79μW/cmほどになるということが分かる。
図15は、MoS物質の帯電特性を図示したものである。図15には、エネルギー発生層としてMoS物質を使用し、そのMoS物質が他の物質と接触したときに示される出力電圧が図示されている。具体的には、図15において、(a)ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、(b)ポリジメチルシロキサン(PDMS)、(c)ポリイミド(PI)、(d)ポリカーボネート(PC)及び(e)ポリエチレンテレフタレート(PET)は、MoS物質が、それぞれPTFE、PDMS、PI、PC及びPETと接触したときに生じる出力電圧を図示したものである。図15において「P」は、MoS物質を加圧し、MoS物質が他の物質に近づく場合を意味し、「R」は、加圧されたMoS物質がリリース(releasing)され、MoS物質が他の物質から遠ざかる場合を意味する。図15を参照すれば、MoS物質は、摩擦電気特性を有しているということが分かり、そのようなMoS物質の帯電特性は、PDMS帯電特性とPTFE帯電特性との位置するということが分かる。
図16は、WS物質の帯電特性を図示したものである。図16には、エネルギー発生層としてWS物質を使用し、そのWS物質が他の物質と接触したときに示される出力電圧が図示されている。具体的には、図16において(a)PTFE、(b)PDMS、(c)PI、(d)PC及び(e)PETは、WS物質が、それぞれPTFE、PDMS、PI、PC及びPETと接触したときに生じる出力電圧を図示したものである。図16において「P」は、WS物質を加圧し、WS物質が他の物質に近づく場合を意味し、「R」は、加圧されたWS物質がリリースされ、WS物質が他の物質から遠ざかる場合を意味する。図16を参照すれば、WS物質は、摩擦電気特性を有しているということが分かり、そのようなWS物質の帯電特性は、PTFE帯電特性よりさらにネガティブ(negative)な位置にあるということが分かる。
図17A及び図17Bは、PDMS基板の伸縮性を利用して、波状のグラフェンを含む摩擦電気発電機を製造する方法を図示したものである。
まず、図17Aを参照すれば、PDMS基板を伸ばした後、伸ばされたPDMS基板の上面に、グラフェンを形成する。PDMS基板の上部には、Cu電極が蒸着されたポリメタクリル酸メチル(PMMA)基板を用意する。次に、図17Bを参照すれば、伸ばされたPDMS基板が元の状態へ収縮するとき、PDMS基板の上面は、収縮によって波状の形態を有することができる。それによって、PDMS基板の上面に形成されたグラフェンも、波状の形態を有することができる。
図18Aないし図18Cは、図17A及び図17Bにおいて、PDMSの伸張率によって製作された摩擦電気発電機において、グラフェンとPMMA基板とが接触して生じる出力電圧を図示したものである。具体的には、図18Aは、PDMS基板の伸張率が0%、すなわち、PDMS基板を伸ばさずに、グラフェンが波状に形成されていない場合を示す。図18Bは、PDMS基板を10%ほど伸ばしてから復元させることにより、波状のグラフェンが形成された場合を示す。図18Cは、PDMS基板を20%ほど伸ばしてから復元させることにより、波状のグラフェンが形成された場合を示す。
図18B及び図18Cに図示されているように、グラフェンが波状の形態を有すれば、図18Aに図示されたグラフェンに比べ、単位面積当たり生じる摩擦電気が増加するということが分かる。
以上で説明したように、例示的な実施形態による摩擦電気発電機は、帯電特性が異なる物質との摩擦によって電気エネルギーを発生させることができるエネルギー発生層を含み、そのようなエネルギー発生層は、一次元ナノ物質及び/または二次元物質を含んでもよい。また、基板として、柔軟であって伸縮性があるものを使用する場合、その基板に設けられる電極及びエネルギー発生層も、基板に対応する柔軟性及び伸縮性を有することができる。従って、柔軟であって伸縮性を有する基板を利用して製作された摩擦電気発電機は、風、音、または人体の動きのような外部環境に対応し、さらに効果的に電気エネルギーを発生させることができる。また、複数の摩擦電気発電機を垂直に積層し、互いに直列に連結することによって、出力される電気エネルギーの量を増大させることができる。そのような摩擦電気発電機は、例えば、ポータブル電子機器、衣類、かばん、帽子、手袋、旗などに使用されたり、または身体一部に付着させて使用されたりすることにより、電気エネルギーを発生させることができる。
本発明の摩擦電気発電機は、例えば、エネルギー発電関連の技術分野に効果的に適用可能である。
110,110’,210 第1基板
111,111’,211 第1電極
120,220 第2基板
121,221 第2電極
130,130’ エネルギー発生層
150 スペーサ
170 測定回路
231 第1エネルギー発生層
232 第2エネルギー発生層
601,602,603 エネルギー発生ユニット

Claims (37)

  1. 互いに対向するように設けられる第1電極及び第2電極と、
    前記第1電極に設けられ、他の物質との接触によって、電気エネルギーを発生させるものであり、二次元形状の結晶構造を有する二次元物質を含む第1エネルギー発生層と、を含む摩擦電気発電機。
  2. 前記二次元物質は、h−BN(hexagonal-boron nitride)及びTMD(transition metal dichalcogenide)のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の摩擦電気発電機。
  3. 前記TMDは、Mo、W、Nb、V、Ta、Ti、Zr、Hf、Tc、Re、Cu、Ga、In、Sn、Ge及びPbからなるグループのうちから選択された1つの金属元素と、S、Se及びTeからなるグループのうちから選択された1つのカルコゲン元素と、を含むことを特徴とする請求項2に記載の摩擦電気発電機。
  4. 前記二次元物質は、単層構造または複層構造を有することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の摩擦電気発電機。
  5. 前記二次元物質は、0.3nm〜1,000nmの厚みを有することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の摩擦電気発電機。
  6. 前記二次元物質は、ドーピングされているか、あるいはまたはドーピングされていないことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の摩擦電気発電機。
  7. 前記第1電極と前記第2電極との間に設けられたスペーサをさらに含むことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の摩擦電気発電機。
  8. 前記第1エネルギー発生層は、前記第2電極との接触によって、電気エネルギーを発生させることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の摩擦電気発電機。
  9. 前記第1電極及び前記第1エネルギー発生層が設けられる第1基板と、前記第2電極が設けられる第2基板とのうち少なくとも1枚をさらに含むことを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の摩擦電気発電機。
  10. 前記第1エネルギー発生層は、前記第2電極または前記第2基板との接触によって、電気エネルギーを発生させることを特徴とする請求項9に記載の摩擦電気発電機。
  11. 前記第1基板及び第2基板のうち少なくとも1枚は、伸縮性があることを特徴とする請求項9または10に記載の摩擦電気発電機。
  12. 前記第1基板及び第2基板のうち少なくとも1枚は、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、ポリイミド(PI)、テフロン(登録商標)、ウレタン及びナイロンからなるグループのうちから選択された少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項9から11の何れか一項に記載の摩擦電気発電機。
  13. 前記第1基板及び第2基板のうち少なくとも1枚は、200%以下の伸張率を有することを特徴とする請求項9から12の何れか一項に記載の摩擦電気発電機。
  14. 前記第1基板及び第2基板のうち少なくとも1枚は、波状の表面を有することを特徴とする請求項9から13の何れか一項に記載の摩擦電気発電機。
  15. 前記第1電極及び前記第1エネルギー発生層は、前記第1基板の表面に対応する形態を有し、前記第2電極は、前記第2基板の表面に対応する形態を有することを特徴とする請求項9から14の何れか一項に記載の摩擦電気発電機。
  16. 前記第1電極及び第2電極のうち少なくとも一つは、カーボンナノチューブ(CNT)、グラフェン、Agナノワイヤ、金属及び金属メッシュからなるグループのうちから選択された少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1から15の何れか一項に記載の摩擦電気発電機。
  17. 前記第2電極に設けられ、前記第1エネルギー発生層との接触によって、電気エネルギーを発生させる第2エネルギー発生層をさらに含むことを特徴とする請求項1から16の何れか一項に記載の摩擦電気発電機。
  18. 前記第1電極及び前記第1エネルギー発生層が設けられる第1基板と、前記第2電極及び前記第2エネルギー発生層が設けられる第2基板とのうち少なくとも1枚をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の摩擦電気発電機。
  19. 前記第1基板及び第2基板のうち少なくとも1枚は、伸縮性があることを特徴とする請求項18に記載の摩擦電気発電機。
  20. 互いに対向するように設けられ、伸縮性を有する第1電極及び第2電極と、
    前記第1電極に設けられ、他の物質との接触によって、電気エネルギーを発生させる第1エネルギー発生層と、を含む摩擦電気発電機。
  21. 前記第1エネルギー発生層は、ナノサイズを有する一次元形状の一次元ナノ物質、及び二次元形状の結晶構造を有する二次元物質のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項20に記載の摩擦電気発電機。
  22. 前記一次元ナノ物質は、カーボンナノチューブを含み、前記二次元物質は、グラフェン、h−BN(hexagonal-boron nitride)及びTMD(transition metal dichalcogenide)のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項21に記載の摩擦電気発電機。
  23. 前記第1エネルギー発生層は、前記第2電極との接触によって、電気エネルギーを発生させることを特徴とする請求項20から22の何れか一項に記載の摩擦電気発電機。
  24. 前記第1電極及び前記第1エネルギー発生層が設けられる伸縮性がある第1基板と、前記第2電極が設けられる伸縮性がある第2基板とのうち少なくとも1枚をさらに含むことを特徴とする請求項20から23の何れか一項に記載の摩擦電気発電機。
  25. 前記第1エネルギー発生層は、前記第2電極または前記第2基板との接触によって、電気エネルギーを発生させることを特徴とする請求項24に記載の摩擦電気発電機。
  26. 前記第1基板及び第2基板のうち少なくとも1枚は、波状の表面を有することを特徴とする請求項24または25に記載の摩擦電気発電機。
  27. 前記第1電極及び前記第1エネルギー発生層は、前記第1基板の表面に対応する形態を有し、前記第2電極は、前記第2基板の表面に対応する形態を有することを特徴とする請求項24から26の何れか一項に記載の摩擦電気発電機。
  28. 前記第2電極に設けられ、前記第1エネルギー発生層との接触によって、電気エネルギーを発生させる第2エネルギー発生層をさらに含むことを特徴とする請求項20から27の何れか一項に記載の摩擦電気発電機。
  29. 前記第1電極及び前記第1エネルギー発生層が設けられる伸縮性がある第1基板と、前記第2電極及び前記第2エネルギー発生層が設けられる伸縮性がある第2基板とのうち少なくとも1枚をさらに含むことを特徴とする請求項28に記載の摩擦電気発電機。
  30. 積層された複数個のエネルギー発生ユニットを含み、
    前記エネルギー発生ユニットそれぞれは、
    互いに対向するように設けられる第1電極及び第2電極と、
    前記第1電極に設けられ、他の物質との接触によって、電気エネルギーを発生させるものであり、二次元形状の結晶構造を有する二次元物質を含む第1エネルギー発生層と、を含む摩擦電気発電機。
  31. 前記二次元物質は、グラフェン、h−BN(hexagonal-boron nitride)及びTMD(transition metal dichalcogenide)のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項30に記載の摩擦電気発電機。
  32. 前記第2電極に設けられ、前記第1エネルギー発生層との接触によって、電気エネルギーを発生させる第2エネルギー発生層をさらに含むことを特徴とする請求項30または31に記載の摩擦電気発電機。
  33. 前記エネルギー発生ユニットは、互いに直列に連結されることを特徴とする請求項30から32の何れか一項に記載の摩擦電気発電機。
  34. 積層された複数個のエネルギー発生ユニットを含み、
    前記エネルギー発生ユニットそれぞれは、
    互いに対向するように設けられ、伸縮性を有する第1電極及び第2電極と、
    前記第1電極に設けられ、他の物質との接触によって、電気エネルギーを発生させる第1エネルギー発生層と、を含む摩擦電気発電機。
  35. 前記第1エネルギー発生層は、ナノサイズを有する一次元形状の一次元ナノ物質、及び二次元形状の結晶構造を有する二次元物質のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項34に記載の摩擦電気発電機。
  36. 前記一次元ナノ物質は、カーボンナノチューブを含み、前記二次元物質は、グラフェン、h−BN(hexagonal-boron nitride)及びTMD(transition metal dichalcogenide)のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項35に記載の摩擦電気発電機。
  37. 前記第2電極に設けられ、前記第1エネルギー発生層との接触によって、電気エネルギーを発生させる第2エネルギー発生層をさらに含むことを特徴とする請求項34から36の何れか一項に記載の摩擦電気発電機。
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