JP2016206770A - 外付け装置、遠隔電源制御方法及び遠隔電源制御プログラム - Google Patents

外付け装置、遠隔電源制御方法及び遠隔電源制御プログラム Download PDF

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Shigeki Yamamoto
茂樹 山本
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Abstract

【課題】専用の通知線を設けずに情報処理装置の電源投入を遠隔制御することを目的とする。
【解決手段】情報処理装置に接続された機器の電源投入に応じて該機器の電源投入情報を出力する出力部と、ケーブル内の通知線を介して前記機器の電源投入情報を取得し、該機器の電源投入情報に基づき該機器の電源投入を前記情報処理装置に通知する電源投入通知部と、を有する外付け装置が提供される。
【選択図】図2

Description

本発明は、外付け装置、遠隔電源制御方法及び遠隔電源制御プログラムに関する。
情報処理装置と所定の機器とをケーブルを用いて接続し、連携して使用することが行われている。例えばPC(Personal Computer)とディスプレイとをRGBケーブルを用いて接続し、PCで処理された情報をディスプレイに表示することが行われている。上記使用形態では、PCの電源を投入し、かつディスプレイの電源を投入するという2ステップの処理が必要であり、ユーザに処理の煩わしさを感じさせる。
そこで、情報処理装置と画像表示装置とで構成される画像表示システムにおいて、一箇所の電源スイッチ操作でシステム全体のオン/オフ制御を実現する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−208247号公報
しかしながら、上記の技術では、画像表示装置から情報処理装置の電源を制御するにはRGBケーブル以外の専用ケーブルを取り付けることになり煩雑である。これに対して、RGBケーブルにより伝送可能なRGBの映像信号や画面表示のための同期信号(HSYNC,VSYNC)を使用して情報処理装置の電源を制御することが考えられる。
しかしながら、情報処理装置が起動中にこれらの信号を上記電源制御に使用すると、画像表示装置に表示した場合の画面の色合いや、同期ずれによる画面の乱れが発生するという課題がある。
そこで、一側面では、本発明は、専用の通知線を設けずに情報処理装置の電源投入を遠隔制御することを目的とする。
一つの案では、情報処理装置に接続された機器の電源投入に応じて該機器の電源投入情報を出力する出力部と、ケーブル内の通知線を介して前記機器の電源投入情報を取得し、該機器の電源投入情報に基づき該機器の電源投入を前記情報処理装置に通知する電源投入通知部と、を有する外付け装置が提供される。
一側面によれば、専用の通知線を設けずに情報処理装置の電源投入を遠隔制御することができる。
一実施形態にかかる画像表示システムの構成の一例を示す図。 一実施形態にかかるディスプレイ及びPCの内部構成の一例を示す図。 一実施形態にかかるSDA出力回路の一例を示す図。 一実施形態にかかる電源投入通知回路の一例を示す図。 一実施形態にかかる電源制御処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態にかかる電源制御処理の一例を示すタイムチャート。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[画像表示システムの全体構成]
まず、本発明の一実施形態に係る画像表示システム1の構成の一例について、図1を参照しながら説明する。本実施形態に係る画像表示システム1は、PC100及びディスプレイ200を有する。PC100とディスプレイ200とは、RGBケーブル300をRGBコネクタに差し込むことにより接続される。
ACアダプタ400は、PC側の常時電源からの交流電力を直流電力に変換する。PC100は、ACアダプタ400を介してPC側の常時電源10の供給を受ける。同様にしてディスプレイ200は、ACケーブル500を介してディスプレイ側の電源の供給を受ける。
PC100は、ディスプレイ200等の機器とケーブルにより接続される情報処理装置の一例である。情報処理装置は、ケーブルを介して接続された機器と通信可能な電子機器であれば機種は問わない。情報処理装置の他の例としては、タブレット型機器、携帯型端末(PDA:Personal Digital Assistant、スマートフォン等)、携帯型音楽機器、ゲーム機器等があげられる。
ディスプレイ200は、情報処理装置と接続される機器の一例である。機器は、接続された情報処理装置と通信可能な電子機器であれば機種は問わない。機器の他の例としては、サイネージやテレビ等があげられる。
RGBケーブル300は、PC100から送信される画像をディスプレイ200の画面に表示するためのケーブルの一例である。RBGケーブルは、RED、GREEN、BLUEの映像信号と画面表示のための同期信号(HSYNC、VSYNC)とを送信するための複数本の通知線を有する。
RBGコネクタは、IC(Inter-Integrated Circuit)のシリアルバスのインターフェースを有し、I2Cシリアルバスを介して伝送されるSDA、SCLの信号が、RGBケーブル300を介してディスプレイ200とPC100との間で通信できるようにする。
[PC及びディスプレイの内部構成]
本実施形態にかかる画像表示システム1のPC100及びディスプレイ200の内部構成について説明する。本実施形態のPC100には、図2に示すようにPC100の電源制御のための電源投入通知回路40が設けられている。また、ディスプレイ200には、PC100の電源投入を指示するSDA出力回路30が設けられている。
SCL及びSDAの信号は、ディスプレイ200からPC100に送信されるデータであり、I2Cシリアルバスの信号であるが、PC100の電源が切れている間、SCL及びSDAの信号は使用されない。そこで、電源投入通知回路40は、PC100の電源が切れている間、SCL及びSDAの信号を電源制御のための専用のモードで動作させる。これにより、SDA出力回路30及び電源投入通知回路40は、SCL及びSDAの信号を用いてディスプレイ200の電源が投入されたことをPC100に通知し、これにより、PC100の電源投入を遠隔制御することができる。SDA出力回路30及び電源投入通知回路40は、PC100の電源投入を遠隔制御するための外付け装置の一例である。本実施形態にかかる外付け装置では、電源投入通知回路40はICコマンド受信回路12と別の回路として構成されている。
(PC)
PC100は、ICコマンド受信回路12、HSYNC、VSYNCの同期信号発生回路13、PC側リセット回路14、電源制御回路15及び電源投入通知回路40を有する。
電源投入通知回路40は、RGBケーブル300内の通知線を介してSDAの信号を取得する。SDAの信号は、PC100の電源が切れているとき、ディスプレイ200の電源投入を知らせる電源投入情報を有する。電源投入通知回路40は、ディスプレイ200の電源投入情報に基づきPC100の電源投入情報を生成し、PC100(電源制御回路15)に通知する。電源投入通知回路40は、PC100の電源投入を指示する電源投入情報をPC100に通知する電源投入通知部の一例である。
Cコマンド受信回路12は、CPUとチップセットとを有し、PC100の主要な制御を行うPC100の主要回路である。
同期信号発生回路13は、画面表示のための同期信号(HSYNC、VSYNC)を発生し、RGBケーブル300内の通知線を介してディスプレイ200に伝送させる。PC側リセット回路14は、PC100の状態をリセットする際にパルス信号を出力する。電源制御回路15は、電源投入通知回路40から通知された電源投入情報に応じてPC100の電源投入を制御する。
電源投入通知回路40は、PC側の常時電源10から電源の供給を受ける。ICコマンド受信回路12及び同期信号発生回路13は、PC側の非常時電源11から電源の供給を受ける。例えば、PC側の非常時電源11は二次電池と商用電源の通電時に二次電池を充電する充電回路とを有し、二次電池からの電源をICコマンド受信回路12及び同期信号発生回路13に供給する。
(ディスプレイ)
ディスプレイ200は、HSYNC、VSYNCの同期信号検知回路21、OSC(crystal oscillator:水晶発振器)22、ディスプレイ側リセット回路23及びSDA出力回路30を有する。
同期信号検知回路21は、同期信号発生回路13から出力されるHSYNC、VSYNCの同期信号を検知する。OSC22は、水晶の圧電効果を利用してSCLのクロック信号を発生する。
ディスプレイ側リセット回路23は、ディスプレイ200の状態をリセットする際にパルス信号を出力する。SDA出力回路30は、ディスプレイ200の電源投入に応じてディスプレイ200の電源が投入されたことを示す電源投入情報を出力する。SDA出力回路30は、ディスプレイ200の電源投入情報を出力する出力部の一例である。
(プルアップ抵抗)
ディスプレイ200の電源が切られているとき、SCL及びSDAの信号は出力されておらずオープンコレクタ出力と同等の状態になる。このため、ディスプレイ200の電源が切られているとき、SCL及びSDAの信号状態が不安定になり、電源投入通知回路40がSCL又はSDAの意図しない誤った信号を入力して誤動作する恐れがある。そこで、PC側の常時電源10とSCLの信号線及びSDAの信号線との間に、プルアップ抵抗10aが接続されている。これにより、ディスプレイ200の電源が切られているとき、SCL及びSDAの信号はHに固定される。これにより、電源投入通知回路40の誤動作を防止することができる。
同様にPC100の電源が切れているとき、HSYNC及びVSYNCの信号は出力されておらずオープンコレクタ出力と同等の状態になる。このため、PC100の電源が切れているとき、HSYNC及びVSYNCの信号状態が不安定になり、同期信号検知回路21がHSYNC又はVSYNCの意図しない誤った信号を入力してセット状態解除信号を出力する等の誤動作が生じる恐れがある。そこで、ディスプレイ側の電源(V−disp)20とHSYNCの信号線及びVSYNCの信号線との間に、プルアップ抵抗20aが接続されている。これにより、PC100の電源が切れているとき、HSYNC及びVSYNCの信号線は、HSYNC及びVSYNCの信号はHに固定される。これにより、同期信号検知回路21の誤動作を防止することができる。
[外付け装置の内部構成]
次に、本実施形態に係る外付け装置の内部構成の一例について、図3及び図4を参照しながら説明する。外付け装置のSDA出力回路30はディスプレイ側に外付けされている。外付け装置の電源投入通知回路40はPC側に外付けされている。
(SDA出力回路の内部構成)
SDA出力回路30の内部構成及び動作について、図3を参照しながら説明する。SDA出力回路30は、RAM(Random Access Memory)31、ROM(Read Only Memory)32、MPU(Microprocessor)33、ディスプレイ側の電源(V-disp)20に接続されたフリップフロップ回路34及びAND回路35を有する。
MPU33は、例えばRAM31やROM32からプログラムや機器情報をRAM31上に読み出し、プログラムを実行したり、機器情報等をPC100に通知したりするプロセッサである。RAM31は、揮発性の半導体メモリであり、MPU33のプログラム用データ等を一時保存する。ROM103は、不揮発性の半導体メモリであり、プログラムや機器情報等を記憶する。
SDA、SCLの信号は、ICシリアルバスを使用してディスプレイ200の機器名をPC100に伝える用途に使われる。しかし、SDA、SCLの信号は、PC100の電源が切れているときには使用されていない。このため、PC100の電源が切れているとき、SDA、SCLの信号をディスプレイ200からPC100の電源を投入する動作に使用することによっては、PC100やディスプレイ200の動作上の問題は生じない。
そこで、本実施形態では、PC100の電源が切れている間に限り、SDA、SCLの信号に専用の動作をさせるように制御することで、SDA、SCLの信号を使用してディスプレイ200の電源投入に連動してPC100の電源投入を遠隔制御できる。つまり、PC100の電源が切れている状態で、最初にディスプレイ200の電源が投入されたとき、SDAの信号を電源投入信号として機能させ、ディスプレイ200の電源が投入されたことをPC100に伝える。その動作を以下に説明する。
PC100の電源が切れている状態であってディスプレイ200の電源が投入される前、プルアップによりSCL及びSDAの信号はHigh(以下、「H」と称する。)」に保持されている。この状態で最初にディスプレイ200の電源が投入されたとき、SCLの信号は、OSC(水晶発振器)によりクロック信号になる。一方、最初にディスプレイ200の電源が投入されたとき、SDAの信号としては何ら出力する必要がない。よって、PC100の電源が切れている状態で最初にディスプレイ200の電源が投入されたとき、SDAの信号はLow(以下、「L」と称する。)」を出力するように初期化しておく。
つまり、PC100の電源が切れている状態で、最初にディスプレイ200の電源が投入されたとき、図2のディスプレイ側リセット回路23がL状態のリセット信号(D−RESET)を出力する。図3に示すように、D−RESETはフリップフロップ回路34のリセット信号(RESET)であり、L状態のリセット信号がフリップフロップ回路34に入力されると、フリップフロップ回路34からL状態の信号が出力され、フリップフロップ回路34はリセット状態になる。この結果、MPU33の出力がL状態又はH状態のいずれ場合にもAND回路35からL状態の信号が出力される。つまり、PC100の電源が切れている状態で、最初にディスプレイ200の電源が投入されたとき、SDA出力回路30のSDA信号の出力がHからLに変更される。このようにして、PC100の電源が切れている状態で、最初にディスプレイ200の電源が投入されたとき、電源投入通知回路40はSDAのL信号を入力する。
(電源投入通知回路の内部構成)
次に、電源投入通知回路40の内部構成及び動作について、図4を参照しながら説明する。電源投入通知回路40は、16段のフリップフロップ回路41、NOT回路42、AND回路43及びAND回路44を有する。
電源投入通知回路40がSCLの16回分のクロック信号とSDAのL信号を受信すると、16段のフリップフロップ回路41a、・・・41nの出力(図4のフリップフロップ回路のQの反転出力側)からH状態の信号が出力され、この結果、AND回路44の出力がL状態からH状態に変更される。このようにして電源投入通知回路40から出力される信号がL状態からH状態に変更されたことにより電源投入信号が電源制御回路15に送られる。すなわち、電源投入通知回路40から出力される信号がL状態からH状態に変更されたことで、ディスプレイ200の電源が投入されたことを通知する電源投入情報がPC側に通知され、これに応じてPC100の電源が投入され、PC100が起動する。このようにして、ディスプレイ200の電源が投入されたとき、PC100の電源を投入する遠隔制御が実行される。これにより、ディスプレイ200の電源ボタンを押すだけで、PC100の電源を投入することができる。
なお、フリップフロップ回路41を16段にしている理由は、MPU33が扱うデータのビット数以上の段数のフリップフロップ回路41を設けることで誤動作を防止するためである。16段のフリップフロップ回路41では各フリップフロップ41a〜41nに16個のL状態の信号が出力されたときに初めて電源投入通知回路40の出力がL状態からH状態に変わり、H状態に保持された電源投入信号が出力される。これに対して、例えば、MPUが扱うデータのビット数が16ビットのとき、MPU33により送受信される16ビットのほとんどのデータには少なくとも1ビットのHが含まれる。これにより、MPU33が取り扱う16ビットのデータが誤って各フリップフロップ41a〜41nに入力されたときにおいても電源投入通知回路40の出力がL状態からH状態に変わることはなく、PC100の電源を再投入する誤動作を防止できる。
例えば、MPU33のデータのビット数が32ビットの場合には、フリップフロップ回路41の段数は、32ビット以上に設定する。なお、フリップフロップ回路41の段数が多いほど精度が向上し、より確実に誤動作を防止できる。
(リセット状態解除)
以上に説明した外付け装置は、上記のようにしてディスプレイ200の電源投入に応じてPC100の電源が投入された後にリセット状態解除信号を出力し、電源投入通知回路40の動作を停止させる。これにより、外付け装置は、例えばディスプレイ200の電源が再投入された場合等に出力される電源投入信号を無効化する機能を有する。このリセット状態解除機能について以下に説明する。
図2に示すように、電源制御回路15は電源投入信号を受け取り、PC100の電源を投入するように制御する。これにより、PC100が起動すると、PC側の非常時電源11が投入され、同期信号発生回路13が動作を開始する。同期信号発生回路13は、画像表示のためのHSYNC、VSYNCの同期信号を出力する。HSYNC、VSYNCの同期信号は、ICシリアルバスを通り、RGBケーブル300を介してディスプレイ側の同期信号検知回路21に入力される。
PC100の電源が切れているとき、プルアップによりHSYNC、VSYNCはH状態に保持されていたため、同期信号検知回路21は、入力されたL状態を含むHSYNC,VSYNCの同期信号を検知することができる。同期信号検知回路21は、これらの同期信号を検知した場合、SDA出力回路30のリセット状態を解除する信号(リセット状態解除信号)をSDA出力回路30に送る。
リセット状態解除信号が図3に示すSDA出力回路30のフリップフロップ回路34のプリセット(P−RESET)に入力されると、SDA出力回路30はリセット解除状態になり、フリップフロップ回路34からH状態の信号が出力される。これにより、SDA出力回路30から出力されるSDAは、MPU33の出力値と同一値となり、SDAの通常動作が行われる。
一方、PC100の電源が投入されると、PC側の非常時電源11の投入信号がLからHに変わって出力される。これにより、図4の電源投入通知回路40のNOT回路42の入力はHになり、NOT回路42からL状態の信号が出力される。AND回路43には、NOT回路42から出力されたL状態の信号とPC側リセット回路14から出力されたL状態のリセット信号とが入力され、L状態の信号が出力される。これにより、16段の各フリップフロップ回路41a〜41nのP−RESETにL状態のリセット信号が入力される。これにより、各フリップフロップ回路41a〜41nはその時点の出力を維持したままになり、その後のSDAがH又はLのいずれの値であっても各フリップフロップ回路41a〜41nの出力は変化しない状態となる。これにより、電源投入通知回路40の動作は停止した状態になる。このようにして本実施形態に係る外付け装置は、PC100の電源が投入された後の電源投入通知回路40の動作を停止させることができる。これにより、本実施形態においてSDA出力回路及び電源投入通知回路40の外付け装置を付加したことによるPC100の電源の自動投入後の誤動作を防止できる。
[外付け装置の電源制御処理]
次に、本実施形態に係る電源制御処理の一例について、図5のフローチャート及び図6のタイムチャートを参照しながら説明する。なお、図5の左側はディスプレイ側の処理を示し、右側はPC側の処理を示す。また、前提としてPC100の電源及びディスプレイ200の電源は切れた状態であり、SDA、SCL、HSYNC、VSYNCの各信号はH状態になっている。
本処理が開始されると、ディスプレイ側リセット回路23は、ディスプレイ200の電源(V−disp)が投入されたかを判定する(ステップS10)。ディスプレイ側リセット回路23は、ディスプレイ200の電源が投入されていないと判定すると、本処理を終了する。
ディスプレイ側リセット回路23は、ディスプレイ200の電源が投入されていると判定すると、初回の電源投入かを判定する(ステップS11)。ディスプレイ側リセット回路23は、初回の電源投入でないと判定すると、本処理を終了する。ディスプレイ側リセット回路23は、初回の電源投入であると判定すると、L状態のリセット信号(D−RESET)を出力する(ステップS12)。
図6に示すように、ディスプレイ側の電源(V−disp)が投入されると(図6の(1))、ディスプレイ側リセット回路23からL状態のリセット信号であるD−RESETが出力される(図6の(2))。これにより、SDA出力回路30がリセット状態になり、SDAがLに設定される((図6の(3))。また、ディスプレイ側の電源(V−disp)が投入されると、OSC22(水晶発振)によりSCLのクロック信号の発信が開始される(図6の(4))。
図5に戻り、SDA出力回路30は、L状態のリセット信号であるD−RESETとSCLのクロック信号とを取得し、L状態のSDAをICシリアルバスに通し、RGBケーブルを介してPC側に通知する(ステップS13)。
PC側において、電源投入通知回路40は、L状態のSDAを入力する(ステップS20)。電源投入通知回路40は、SCLの16回分のクロック信号(図6の(5))とSDA(図6の(3)のL信号)とを受け付けると、16段のフリップフロップ回路41を用いてH状態の電源投入信号を発生する(ステップS21:図6の(6)のH)。電源投入信号は、電源制御回路15に通知される(ステップS22)。
電源制御回路15は、PC100の常時電源10を投入し、非常時電源11を投入する(ステップS23:図6の(7))。これにより、ICコマンド受信回路12及び同期信号発生回路13に電源が供給され、PC100の動作が開始される。
同期信号発生回路13は、画像表示のためのRGBの映像信号を、RGBケーブル300を介してディスプレイ200に送信する。また、同期信号発生回路13は、HSYNC、VSYNCの同期信号を生成し、RGBケーブル300を介してディスプレイ200に送信する(ステップS24:図6の(8)(9))。
同期信号検知回路21は、HSYNC、VSYNCの同期信号を検出する(ステップS14:図6の(10))。同期信号検知回路21は、検出結果に基づき、リセット状態解除信号を出力する(ステップS15:図6の(10)のH)。
リセット状態解除信号が図3に示すSDA出力回路30のフリップフロップ回路34のプリセット(P−RESET)に入力されると、SDA出力回路30はリセット解除状態になり、フリップフロップ回路34からH状態の信号が出力される。これにより、SDA出力回路30から出力されるSDAは、MPU33の出力値と同一値となり、SDA及びSCLの動作をICの通常動作に戻す(ステップS16:図6の(11)のH)。以降、シリアルバスとしてのSCL、SDAの信号の動作が可能になる。
PC100の電源投入通知回路40は、SDA信号を受信し、ディスプレイ200の機器名を取得する(ステップS25)。PC100の電源が投入されると、電源投入通知回路40の動作は停止し(ステップS26)、本処理を終了する。
以上、本実施形態にかかる画像表示システム1によれば、専用の通知線を設けずにディスプレイ200の電源投入を一度行えば、PC100の電源を自動投入できるため、ユーザ操作の煩雑さを軽減できる。
また、コマンドを受信するPC100のICコマンド受信回路12は主要回路の一部であるため消費電力が高い。これに対して、本実施形態にかかる画像表示システム1によれば、ICコマンド受信回路12と別に電源投入通知回路40を設けることで回路規模が大きくなることを抑え、消費電力を低減できる。
具体的には、本実施形態にかかる画像表示システム1によれば、外付け装置の専用の受信回路(電源投入通知回路40)は小型化が可能なので常時電源で稼働する部分は少なく、PC100の電源オフ時の消費電力を大幅に削減することができる。また、RGBケーブル300及びICのSDA、SCL信号という既存の構成や既存の信号を流用することで、専用の信号処理、専用の受信回路を設ける必要がない。よって、コネクタの追加や信号追加などでPC100とディスプレイ200との通信に互換性がなくなる懸念が生じない。
さらに、本実施形態によれば、リセット状態解除信号によりPC100の電源が入っている状態で、再度ディスプレイ200の電源が入った場合において、SDAの信号の出力は通常のICシリアルバスとしてのSCL、SDAの動作にリセットされる。これにより、PC100の電源が入った後の動作に不具合は生じない。
(ソフトウェアによる構築)
以上に説明したSDA出力回路30の機能と電源投入通知回路40の機能とを実行するソフトウェアを構築することにより本実施形態を実現してもよい。この場合、SDA出力回路30の機能と電源投入通知回路40の機能とをMPU33に実行させるための遠隔電源制御プログラムをRAM31等に記憶する。MPU33は、PC100の電源が切れている状態でディスプレイ200の電源が投入されると、遠隔電源制御プログラムを実行することにより、上記PC100の電源を投入するようにしてもよい。
この場合、リセット状態解除信号はMPU33に入力される。これにより、MPU33は、PC100の電源が投入された後、SDA、SCLを通常動作で動作させ、電源投入通知回路40の機能を停止することができる。
以上、外付け装置、遠隔電源制御方法及び遠隔電源制御プログラムを上記実施形態により説明したが、本発明にかかる外付け装置、遠隔電源制御方法及び遠隔電源制御プログラムは上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。また、上記実施形態及び変形例が複数存在する場合、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
情報処理装置に接続された機器の電源投入に応じて該機器の電源投入情報を出力する出力部と、
ケーブル内の通知線を介して前記機器の電源投入情報を取得し、該機器の電源投入情報に基づき該機器の電源投入を前記情報処理装置に通知する電源投入通知部と、
を有する外付け装置。
(付記2)
前記出力部は、前記情報処理装置の状態の検知結果に応じて前記通知線を介して前記情報処理装置の電源投入を通知し、
前記電源投入通知部は、前記情報処理装置の電源投入の通知に応じて、取得する前記機器の電源投入情報を無効にする、
付記1に記載の外付け装置。
(付記3)
情報処理装置に接続された機器の電源投入に応じて該機器の電源投入情報を出力し、
ケーブル内の通知線を介して前記機器の電源投入情報を取得し、該機器の電源投入情報に基づき該機器の電源投入を前記情報処理装置に通知する、
処理をコンピュータが実行する遠隔電源制御方法。
(付記4)
前記情報処理装置の状態の検知結果に応じて前記通知線を介して前記情報処理装置の電源投入を通知し、
前記情報処理装置の電源投入の通知に応じて、取得する前記機器の電源投入情報を無効にする、
付記3に記載の遠隔電源制御方法。
(付記5)
情報処理装置に接続された機器の電源投入に応じて該機器の電源投入情報を出力し、
ケーブル内の通知線を介して前記機器の電源投入情報を取得し、該機器の電源投入情報に基づき該機器の電源投入を前記情報処理装置に通知する、
処理をコンピュータに実行させるための遠隔電源制御プログラム。
(付記6)
前記情報処理装置の状態の検知結果に応じて前記通知線を介して前記情報処理装置の電源投入を通知し、
前記情報処理装置の電源投入の通知に応じて、取得する前記機器の電源投入情報を無効にする、
付記5に記載の遠隔電源制御プログラム。
12:ICコマンド受信回路
13:同期信号発生回路
14:PC側リセット回路
15:電源制御回路
21:同期信号検知回路
22:OSC
23:ディスプレイ側リセット回路
30:SDA出力回路
31:RAM
32:ROM
33:MPU
34:フリップフロップ回路
35:AND回路
40:電源投入通知回路
41:16段フリップフロップ回路
42:NOT回路
43,44:AND回路
100:PC
200:ディスプレイ
300:RGBケーブル
400:ACアダプタ

Claims (4)

  1. 情報処理装置に接続された機器の電源投入に応じて該機器の電源投入情報を出力する出力部と、
    ケーブル内の通知線を介して前記機器の電源投入情報を取得し、該機器の電源投入情報に基づき該機器の電源投入を前記情報処理装置に通知する電源投入通知部と、
    を有する外付け装置。
  2. 前記出力部は、前記情報処理装置の状態の検知結果に応じて前記通知線を介して前記情報処理装置の電源投入を通知し、
    前記電源投入通知部は、前記情報処理装置の電源投入の通知に応じて、取得する前記機器の電源投入情報を無効にする、
    請求項1に記載の外付け装置。
  3. 情報処理装置に接続された機器の電源投入に応じて該機器の電源投入情報を出力し、
    ケーブル内の通知線を介して前記機器の電源投入情報を取得し、該機器の電源投入情報に基づき該機器の電源投入を前記情報処理装置に通知する、
    処理をコンピュータが実行する遠隔電源制御方法。
  4. 情報処理装置に接続された機器の電源投入に応じて該機器の電源投入情報を出力し、
    ケーブル内の通知線を介して前記機器の電源投入情報を取得し、該機器の電源投入情報に基づき該機器の電源投入を前記情報処理装置に通知する、
    処理をコンピュータに実行させるための遠隔電源制御プログラム。
JP2015084830A 2015-04-17 2015-04-17 外付け装置、遠隔電源制御方法及び遠隔電源制御プログラム Pending JP2016206770A (ja)

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