JP2016203438A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部記憶装置内のデータに対して、設定されたセキュリティーレベルに応じたデータ処理を行うことにより、外部記憶装置内のデータを適切に保護する画像処理装置を提供する。【解決手段】画像処理装置10は、外部メモリー25と電気的に接続するためのメディアスロット18と、近接センサー20と、制御部15とを有する。制御部15は、外部メモリー25が接続されていると判定され、且つ、近接センサー20によって使用者が検出されなくなった場合に、外部メモリー25内のデータに対して、予め設定されたセキュリティーレベルに応じたデータ保護処理を実行する。【選択図】図2
Description
本発明は、USBメモリー等の外部記憶装置が接続される被接続部が設けられた画像処理装置に関する。
近年、パーソナルコンピューター(以下「パソコン」という。)にデータを移すという面倒な作業を伴わずに、USBメモリーやメモリーカードなどの外部記憶装置からダイレクトにデータを読み出して印刷することが可能な画像形成装置が知られている。この種の画像形成装置において、外部記憶装置が抜き取り忘れにより接続されたままにされると、別の使用者によって外部記憶装置内のデータが利用されるという問題が生じうる。かかる問題に対して、従来、画像形成装置に人感センサーを設け、人感センサーによって使用者が検出されなくなった場合に、接続されたままの外部記憶装置内のデータを画像形成装置の内部メモリーに移動させるデータ処理装置が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、外部記憶装置内のデータが内部メモリーに移動させても、内部メモリーにデータが残っているため、仮に、前記内部メモリーにデータが保存されたままにされると、当該データが別の使用者に利用される可能性がある。一方で、画像形成装置として、複数のセキュリティーレベルのセキュリティー設定が可能に構成されたものが知られており、この画像形成装置においては、例えば、一時的に内部メモリーに格納されたデータは、使用が済めばすぐに消去するように定められたセキュリティーレベルに設定されている場合がある。このようなセキュリティー設定がなされている場合は、前記内部メモリーにデータが保存されないため、セキュリティー上の問題が生じないが、外部記憶装置内のデータが他の利用者に利用されるという問題は解消できない。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、外部記憶装置内のデータに対して、設定されたセキュリティーレベルに応じたデータ処理を行うことが可能な画像処理装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像処理装置は、被接続部と、接続判定部と、人感センサーと、セキュリティー設定部と、データ処理部と、を備える。前記被接続部は、外部記憶装置と電気的に接続するためのものである。前記接続判定部は、前記被接続部に前記外部記憶装置が接続されたか否かを判定する。前記人感センサーは、使用者を検出するためのものである。前記セキュリティー設定部は、少なくとも2つの異なるセキュリティーレベルを設定可能である。前記データ処理部は、前記接続判定部によって前記外部記憶装置が接続されていると判定され、且つ、前記人感センサーによって使用者が検出されなくなった場合に、前記外部記憶装置内のデータに対して前記セキュリティー設定部により設定された前記セキュリティーレベルに応じたデータ処理を実行する。
本発明によれば、外部記憶装置内のデータに対して、設定されたセキュリティーレベルに応じたデータ処理を行うことにより、外部記憶装置内のデータを適切に保護することが可能になる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像処理装置10の概略構成]
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像処理装置10の概略構成について説明する。ここで、図1は画像処理装置10の構成を示す断面模式図である。図2は、画像処理装置10の機能を示すブロック図である。
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像処理装置10の概略構成について説明する。ここで、図1は画像処理装置10の構成を示す断面模式図である。図2は、画像処理装置10の機能を示すブロック図である。
画像処理装置10は、原稿から画像データを読み取るスキャン機能、及び画像データに基づいて画像を形成するプリント機能と共に、ファクシミリ機能、又はコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。なお、本発明は、スキャナー装置、プリンター装置、ファクシミリ装置、コピー機などの画像処理装置に適用可能である。
具体的に、画像処理装置10は、図1及び図2に示すように、ADF(自動原稿搬送装置)11、画像読取部12、画像形成部13、給紙部14、制御部15、操作表示部16、記憶部17(本発明の内部記憶装置の一例)、メディアスロット18(本発明の被接続部の一例)、通信部19、及び近接センサー20(本発明の人感センサーの一例)を備える。
ADF11は、原稿セット部11A、複数の搬送ローラー、原稿押さえ、及び排紙部11Bを備え、画像読取部12によって読み取られる原稿を搬送する。
画像読取部12は、原稿台12A、光源、複数のミラー、光学レンズ、及びCCDを備え、原稿から画像データを読み取ることが可能である。また、画像読取部12は、操作表示部16に接続されたUSBメモリーやSDカードなどの外部メモリー25(本発明の外部記憶装置の一例)に読み取った画像データを保存することも可能である。このように、外部メモリー25に対する画像データの保存処理を行う画像読取部12は、本発明の画像処理部の一例である。
画像形成部13は、画像読取部12で読み取られた画像データ又は外部の情報処理装置から入力された画像データに基づいて、電子写真方式で画像を形成する処理を行う。具体的に、画像形成部13は、感光体ドラム、帯電装置、光走査装置、現像装置、転写ローラー、クリーニング装置、定着ローラー、加圧ローラー、及び排紙部13Aを備える。そして、画像形成部13では、給紙部14から供給されるシートに画像が形成されて、画像形成後の前記シートが排紙部13Aに排出される。
また、画像形成部13は、操作表示部16に接続されたUSBメモリーやSDカードなどの外部メモリー25から直接読み出された画像データ又は文書データに基づいて印刷用紙にモノクロ画像又はカラー画像を形成する、所謂ダイレクトプリントを行うことも可能である。このように、外部メモリー25内の画像データ等に対する画像形成処理を行う画像形成部13は、本発明の画像処理部の一例である。
操作表示部16は、制御部15からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレイなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて制御部15に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。操作表示部16には、使用者に対してパスワードの入力を求めるパスワード入力画面やエラーメッセージなどが制御部15によって表示される。
操作表示部16の前面に、外部メモリー25が電気的に接続される複数のメディアスロット18が設けられている。複数のメディアスロット18それぞれは異なる規格の外部メモリー25が接続されるものである。外部メモリー25としては、SDメモリーカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリースティック(登録商標)、USBメモリーなどが挙げられる。メディアスロット18に外部メモリー25が接続されると、メディアスロット18と外部メモリー25の接触部とが電気的に接続され、これにより、制御部15は外部メモリー25が接続されたことを認識する。
画像形成部13の前面には、近接センサー20が設けられている。近接センサー20は、画像処理装置10のユーザーを検出するためのものである。近接センサー20は、量子型あるいは熱型の赤外線センサーであり、画像処理装置10の正面に位置するユーザーを検出し、その検出結果を示す検出信号を制御部15に出力する。制御部15は、前記検出信号の入力の有無によって、画像処理装置10の正面にユーザーが存在するか否かを判定する。なお、近接センサー20に代えてカメラなどの撮像装置を人感センサーとして用いることも可能である。
記憶部17は、不揮発性の記憶装置である。例えば、記憶部17は、フラッシュメモリー、SSD(ソリッドステートドライブ)、又はHDD(ハードディスクドライブ)などの記憶装置である。後述するように、外部メモリー25から制御部15によって読み出された各種のデータは、記憶部17に記憶される。なお、記憶部17に記憶されるデータ形式は特に限定されないが、一般に、画像処理装置10において使用可能とされる所謂画像データ(例えば、PDFデータ、TIFFデータ、JPEGデータ、XPSデータ)やドキュメントデータなどである。
通信部19は、外部の通信装置との間で有線又は無線によるデータ通信を実行可能な通信インターフェースである。例えば、通信部19は、無線中継装置との間でIEEE802.11nなどの無線LANの通信規格に従った無線通信を実行する。通信部19は、携帯端末などの電子機器との間でブルートゥースなどの通信規格に従った通信を行うものであってもよく、或いは、電子機器との間でWi―Fiダイレクト(登録商標)などの無線LANの通信規格に従った無線通信を行うものであってもよい。或いは、LANケーブルなどによって通信ネットワークとの間で通信を行うものであってもよい。これにより、通信部19は、外部の通信装置と直接に、或いは、通信ネットワークを経由して間接に、相互間でデータ通信を実行することが可能である。
制御部15は、不図示のCPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶装置である。前記RAMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性の記憶装置である。制御部15は、ADF11,画像読取部12、画像形成部13、操作表示部16、記憶部17、通信部19、近接センサー20、メディアスロット18などに接続されている。また、メディアスロット18に外部メモリー25が装着された場合に、制御部15は、データ通信可能なように外部メモリー25と接続する。
制御部15では、前記CPUにより前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムが実行される。これにより、画像処理装置10が制御部15により統括的に制御される。とりわけ、制御部15は、近接センサー20から入力される検出信号に基づいて、外部メモリー25内のデータに対して、転送処理や消去処理などのデータ保護処理を実行する。また、制御部15は、記憶部17内のデータを外部メモリー25に復元するデータ復元処理を実行する。なお、制御部15は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよく、画像処理装置10を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。
また、制御部15は、前記CPUにより前記制御プログラムが実行されることによって、接続判定部51、セキュリティー設定部52、データ処理部53、パスワード登録部54、報知部55として機能する。
接続判定部51は、メディアスロット18に外部メモリー25が接続されたか否かを判定する。接続判定部51は、メディアスロット18に外部メモリー25が取り付けられて、メディアスロット18と外部メモリー25とが電気的に接触して導通した場合に、メディアスロット18に外部メモリー25が接続されたと判定する。一方、前記導通が喪失した場合に、メディアスロット18から外部メモリー25が取り外されて接続されなくなったと判定する。
セキュリティー設定部52は、少なくとも2つの異なるセキュリティーレベルを設定する。本実施形態では、画像処理装置10に対してLOWレベル(第1セキュリティーレベル)とHIGHレベル(第2セキュリティーレベルと)の2つのセキュリティーレベルが用意されている。HIGHレベルのほうがLOWレベルのよりもデータ保護に関するセキュリティーレベルが高いものである。ここで、画像読取や画像形成などの処理の際に一時的にデータを記憶部17に記憶させるケースを想定したセキュリティーレベルを例示すると、例えば、前記HIGHレベルは、データが処理の用途に使用されるとすぐに記憶部17からデータを消去するものが考えられる。また、前記LOWレベルは、消去指示が入力されない限り記憶部17にデータが継続して記憶されるというものが考えられる。
これらのセキュリティーレベルは、操作表示部16に表示される設定画面を通じて設定することができ、また、設定変更を行うことも可能である。例えば、前記設定画面からセキュリティーを設定しないようにすることもできる。また、LOWレベルとHIGHレベルとのいずれかに設定することも可能である。設定画面で設定された設定値は、例えばCPUのレジスタにビット信号として格納される。制御部15は、前記レジスタの設定値(ビット信号)を参照することにより、設定されているセキュリティーレベルを把握することができ、設定内容に応じたデータ処理を実行することができる。
データ処理部53は、セキュリティー設定部52により設定されたセキュリティーレベルに応じたデータ処理を実行する。具体的には、データ処理部53は、接続判定部51によって外部メモリー25が接続されていると判定され、且つ、近接センサー20によって使用者が検出されなくなった場合に、前記セキュリティーレベルに応じたデータ処理を実行する。
本実施形態では、データ処理部53は、セキュリティーレベルが前記LOWレベルに設定されている場合に、外部メモリー25内のデータを記憶部17に格納するとともに外部メモリー25から消去する。この場合、外部メモリー25からデータが消去されるが、記憶部17には保管されている。したがって、使用者が外部メモリー25を抜き忘れたとしても、後に画像処理装置10を使用する他の使用者は、外部メモリー25内のデータを閲覧することはもちろん、使用することもできない。また、データ処理部53は、セキュリティーレベルが前記HIGHレベルに設定されている場合に、外部メモリー25内のデータを記憶部17に格納することなく外部メモリー25から消去する。この場合は、外部メモリー25にも記憶部17にも使用したデータは残っていないが、後に画像処理装置10を使用する他の使用者による当該データの閲覧や使用から当該データを保護することができる。また、記憶部17にもデータが存在しないため、例えば、画像処理装置10の管理者に対しても、当該データを効果的に保護できる。
パスワード登録部54は、操作表示部16から入力されたパスワードを登録する。本実施形態では、メディアスロット18に外部メモリー25が接続されたと判定された場合に、操作表示部16に前記パスワード入力画面を表示する。その際に、使用者に対して、外部メモリー25内の使用予定のデータに関するパスワードを入力させるように、メッセージを表示させて促す。前記パスワード入力画面からパスワードが入力されると、パスワードは、前記RAMに一時的に記憶してRAM内に登録する。なお、入力されたパスパスワードは、後に外部メモリー25内のデータが使用された場合に、当該データと関連付けられて記憶部17に記憶される。なお、詳細については後述するが、当該パスワードは、記憶部17からデータが外部メモリー25に復元される際に用いられる。
報知部55は、警告音(アラーム)やメッセージ、光などによって画像処理装置10の近傍の使用者に警告する処理を行う。具体的には、警告発信条件を満たすと、スピーカーなどから警告音を出力したり、操作表示部16に警告メッセージを表示したり、警告光などを発したりする。いずれの警告も、メディアスロット18に外部メモリー25が抜き忘れて接続されたままになっていることを報知するために行われる。本実施形態では、接続判定部51によって外部メモリー25が接続されていると判定され、且つ、近接センサー20によって使用者が検出されなくなったことを、前記警告発信条件とする。
以下、図3を参照して、制御部15によって実行されるデータ保護処理の手順について説明する。図4のフローチャートにおいてステップS11、S12、・・・は処理手順(ステップ)番号を表している。このデータ保護処理は、画像処理装置10に外部メモリー25が接続されて、外部メモリー25内のデータに対して画像形成などの画像処理が行われた場合に実行される。
ステップS11において、制御部15は、外部メモリー25がメディアスロット18から取り外されたかどうかを判定する。ここで、外部メモリー25が取り外されたと判定された場合は、制御部15は、当該データ保護処理を実行せずに一連の処理を終了する。一方、外部メモリー25が取り外されていないと判定された場合は、次のステップS12において、使用者が検出状態から非検出状態になったかどうかを判定する。このとき、制御部15は、近接センサー20から入力される検出信号に基づいて、画像処理装置10の前に使用者が存在するか否かを判定する。使用者が存在する場合は、前記検出信号はHIGHレベルとなり、制御部15は、この検出信号を受けて前記検出状態と判定する。一方、使用者が存在しない場合は、前記検出信号はLOWレベルとなり、制御部15は、この検出信号を受けて前記非検出状態と判定する。
ステップS12において、前記検出状態から前記非検出状態になったと判定されると、制御部15は、報知処理を行う(S13)。この場合、外部メモリー25が抜き取られずに、使用者が画像処理装置10から離れた可能性が高い。したがって、制御部15は、外部メモリー25を抜き忘れていることを警告音などを出力して報知する。
ステップS14の報知処理が行われると、制御部15は、再び、外部メモリー25がメディアスロット18から取り外されたかどうかを判定する(S14)。ここで、所定の時間内に外部メモリー25が取り外されたと判定された場合は、一連の処理を終了する。一方、所定の時間内に外部メモリー25が取り外されなかった場合は、次のステップS15以降の処理が行われる。なお、前記所定の時間は、例えば、警告音などに気づいて使用者が外部メモリー25を取りに来るまでに要する時間である。
ステップS15では、制御部15は、画像処理装置10においてセキュリティー設定がされているかどうかを判定する。設定可能なセキュリティーレベルは、上述したように、設定無しか、前記LOWレベルか、前記HIGHレベルのいずれかである。当該ステップ15では、セキュリティー設定が行われているか、或いはセキュリティー設定が行われていない(設定無し)かが判定される。ここで、セキュリティー設定が無いと判定されると、外部メモリー25内のデータを保護する必要がないため、一連の処理を終了する。一方、セキュリティー設定が有ると判定されると、ステップS16に進む。
ステップS16では、制御部15は、送信設定があるかどうかを判定する。ここで、送信設定とは、予め登録されているメールアドレス宛にネットワークを通じてデータを送信することを許容する設定である。画像処理装置10の使用者は、予め、自身を識別するためにIDが管理者から割り当てられており、そのIDとともにメールアドレスなどが画像処理装置10に登録されている。送信設定は、セキュリティー設定と同様に、操作表示部16に表示された設定画面から任意に設定可能である。ステップS16において、送信設定が有ると判定されると、制御部15は、登録されているメールアドレス宛に、外部メモリー25内のデータを送信する(S17)。その後、ステップS20において、外部メモリー25内のデータを消去する。
ここで、ステップS17の送信処理は、画像処理装置10において画像形成などの画像処理に使用されたデータ(本発明の特定データの一例)のみを送信することが好ましい。また、ステップS20の消去処理は、画像処理に使用されたデータのみを外部メモリー25から消去することが好ましい。一般に、外部メモリー25には、画像処理装置10に使用されるデータのみならず、それ以外のデータも含まれている。そのため、画像処理装置10で使用できないデータまで消去することは、却って使用者に不便を与える。また、画像処理装置10で使用可能なデータであっても、使用されなかったデータまで消去することは、データ送信時の送信時間、また、後のデータ復元時の復元時間を考慮すると好ましくない。したがって、ステップS17及びS20の処理の対象は、画像処理装置10で使用されたデータとした。もちろん、セキュリティー性を高めるために、前記送信時間又は前記復元時間が長くかかるとしても、画像処理装置10で使用可能な全てのデータ、或いは外部メモリー25内の全てのデータを送信又は消去するようにしてもよい。
ステップS16において、送信設定が無いと判定されると、次のステップS18では、制御部15は、設定内容が前記HIGHレベルであるかどうかを判定する。つまり、制御部15は、セキュリティー内容が前記HIGHレベルに設定されているか、前記LOWレベルに設定されているかを判定する。ここで、セキュリティー設定が前記HIGHレベルである場合は、制御部15はステップS20に進み、外部メモリー25から画像処理に使用されたデータを消去する。この場合、画像処理装置10の内部にも当該データは保管されないが、当該データに対して高いセキュリティーの保護を実現できる。
一方、ステップS18において、セキュリティー設定が前記LOWレベルであると判定されると、制御部15は、外部メモリー25から画像処理に使用されたデータを読み出して、記憶部17に格納する。この際に、前記パスワード入力画面からパスワードが入力されていた場合は、そのパスワードとともにデータが記憶部17に格納される。その後、ステップS20において、制御部15は、外部メモリー25から画像処理に使用されたデータを消去する。
上述したように、画像処理装置10において、外部メモリー25内のデータに対して、設定されたセキュリティーレベル(LOWレベル又はHIGHレベル)に応じたデータ保護処理が行われるため、外部メモリー25内のデータを適切に保護することが可能になる。
以下、図4を参照して、制御部15によって実行されるデータ復元処理の手順について説明する。図4のフローチャートにおいてステップS31、S32、・・・は処理手順(ステップ)番号を表している。このデータ復元処理は、近接センサー20によって使用者が検出されなくなった後に再び使用者が検出されたときに、既に登録されているパスワードと同じパスワードが入力された場合に、外部メモリー25内のデータを前記データ保護処理が実行される前の状態に復元する処理である。以下においては、画像処理装置10に外部メモリー25が接続された状態で、使用者が検出状態から非検出状態になった場合に実行される。
ステップS31において、制御部15は、操作表示部16から復元要求が入力されたかどうかを判定する。例えば、画像処理装置10に対して使用者がログイン処理を行い、その後に、操作表示部16を介してデータの復元を指示する要求信号が入力されると、制御部15は、復元要求が入力されたと判定する。
ステップS31で復元要求が入力されたと判定されると、制御部15は、操作表示部16にパスワード入力画面を表示して、使用者にパスワードを入力させる(S32)。ここで、パスワードが入力されると、制御部15は、記憶部17内に記憶されているデータに関連付けられたパスワードと入力されたパスワードとが一致するかどうかの照合処理を行う(S33)。この一致判定は、使用者が検出されなくなった後に再び同じ使用者が検出されたかどうかを判定するために行われる。ここで、パスワードが一致しないと判定されると、その旨のエラーメッセージを表示して(S34)、一連の処理を終了する。一方、パスワードが一致すると判定されると、ステップS35に進む。
ステップS33でパスワードが一致すると判定されると、前記パスワードが関連付けられた記憶部17内のデータを外部メモリー25に移動する処理が行われる(S35)。パスワードが一致する場合は、記憶部17内のデータの持ち主と現在画像処理装置10を使用している使用者が一致する可能性が高い。また、メディアスロット18に接続されている外部メモリー25の持ち主が現在の使用者である可能性が高い。この場合は、記憶部17内のデータを外部メモリー25に戻して、外部メモリー25を元の状態に復元することが好ましい。
続いて、制御部15は、記憶部17内のデータを消去し(S36)、その後、外部メモリー25が取り外し可能であることを示すメッセージを操作表示部16に表示する(S37)。そして、ステップS38において、外部メモリー25が取り外されたと判定されると、制御部15は一連の処理を終了する。
上述したように、画像処理装置10において、外部メモリー25内のデータに対して、前記データ復元処理が行われることによって、外部メモリー25から記憶部17に移したデータが再び外部メモリー25に戻されるため、本来の持ち主以外にデータが渡ることがなく、データを適切に保護することが可能になる。
なお、上述の実施形態では、2つのセキュリティーレベルについて例示して説明したが、3つ以上のセキュリティーレベルの設定が可能な画像処理装置10にも本発明は適用可能である。また、セキュリティーレベルとして前記HIGHレベル及び前記LOWレベルを具体的に例示して説明したが、セキュリティーレベルは、種々の内容とすることができる。
10:画像処理装置
15:制御部
17:記憶部
18:メディアスロット
20:近接センサー
25:外部メモリー
51:接続判定部
52:セキュリティー設定部
53:データ処理部
54:パスワード登録部
55:報知部
15:制御部
17:記憶部
18:メディアスロット
20:近接センサー
25:外部メモリー
51:接続判定部
52:セキュリティー設定部
53:データ処理部
54:パスワード登録部
55:報知部
Claims (5)
- 外部記憶装置と電気的に接続するための被接続部と、
前記被接続部に前記外部記憶装置が接続されたか否かを判定する接続判定部と、
使用者を検出するための人感センサーと、
少なくとも2つの異なるセキュリティーレベルを設定可能なセキュリティー設定部と、
前記接続判定部によって前記外部記憶装置が接続されていると判定され、且つ、前記人感センサーによって使用者が検出されなくなった場合に、前記外部記憶装置内のデータに対して前記セキュリティー設定部により設定された前記セキュリティーレベルに応じたデータ処理を実行するデータ処理部と、を備える画像処理装置。 - 前記セキュリティー設定部は、第1セキュリティーレベルと、前記第1セキュリティーレベルよりも高いレベルの第2セキュリティーレベルとに設定可能であり、
前記データ処理部は、前記第1セキュリティーレベルが設定されている場合に前記外部記憶装置内のデータを内部記憶装置に格納するとともに前記外部記憶装置から消去し、前記第2セキュリティーレベルが設定されている場合に前記外部記憶装置内のデータを前記内部記憶装置に格納することなく前記外部記憶装置から消去する請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記被接続部に接続された前記外部記憶装置に記憶されている複数のデータのうちの特定データに対して画像処理を実行する画像処理部を更に備え、
前記データ処理部は、前記セキュリティーレベルに応じたデータ処理を前記特定データに対して実行する請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 前記接続判定部によって前記被接続部に前記外部記憶装置が接続されたと判定された場合に、使用者に対してパスワードの入力画面を表示するとともに、前記入力画面から入力されたパスワードを登録するパスワード登録部を更に備え、
前記データ処理部は、前記人感センサーによって使用者が検出されなくなった後に再び使用者が検出された場合に、前記パスワード登録部により登録された前記パスワードと同じパスワードが入力されたことを条件に、前記外部記憶装置内のデータを前記データ処理が実行される前の状態に復元する請求項1から3のいずれかに記載の画像処理装置。 - 前記接続判定部によって前記外部記憶装置が接続されていると判定され、且つ、前記人感センサーによって使用者が検出されなくなった場合に、前記被接続部に前記外部記憶装置が接続されていることを報知する報知部を更に備える請求項1から4のいずれかに記載の画像処理装置。
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JP (1) | JP2016203438A (ja) |
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2015
- 2015-04-20 JP JP2015085596A patent/JP2016203438A/ja active Pending
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