JP2016202766A - ゴルフボール - Google Patents

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Abstract

【課題】ミドルアイアンショットの飛距離が大きいゴルフボールを提供する。【解決手段】ゴルフボールは、内層と外層とを有する球状コアと、中間層と、カバーとを有し、球状コアの内層と外層との境界から半径方向で1mm外側の地点の硬度(Hx+1)と、前記球状コアの内層と外層との境界から半径方向で1mm内側の地点の硬度(Hx−1)との差(Hx+1−Hx−1)がショアC硬度で0以上であり、球状コアの表面硬度(HX+Y)がショアC硬度で65超であり、内層の硬度勾配の角度αが0°以上であり、前記角度αと外層の硬度勾配の角度βとの差(α−β)が0°以上であり、ゴルフボールの構成部材の中で、カバーが最も高硬度であることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、ゴルフボールに関する。
ゴルフボールに対するゴルファーの最大の要求は、飛行性能である。大きな飛距離が達成されるには、適度な弾道高さが必要である。弾道高さは、スピン速度及び打ち出し角度に依存する。大きなスピン速度によって高い弾道を達成するゴルフボールでは、飛距離が不十分である。大きな打ち出し角度によって高い弾道を達成するゴルフボールでは、大きな飛距離が得られる。外剛内柔構造のコアが採用されることにより、小さなスピン速度と大きな打ち出し角度とが達成される。
これら諸性能の達成の観点から、複数層コアの硬度分布の組み合わせが種々検討されている。例えば、特許文献1〜4には、ソリッドコアに1層又は2層以上のカバーを被覆してなり、該ソリッドコアが球状の第1層、該第1層を被覆する第2層、及び該第2層を被覆する第3層を有するものであり、上記第1層の直径が3〜24mmであり、上記第3層がポリブタジエンゴムを主材とするゴム組成物にて形成されると共に、上記ソリッドコアを半分に切断した際の断面におけるコア中心の断面硬度、第1層と第2層との境界面より1mm内側の第1層、上記境界面より1mm外側の第2層、第2層と第3層との境界面より1mm内側の第2層、上記境界面より1mm外側の第3層、第3層の表面における各硬度の関係を特定したマルチピースソリッドゴルフボールが記載されている(特許文献1(段落0007)、特許文献2(段落0007)、特許文献3(段落0007)、特許文献4(段落0007))。
特開2012−223569号公報 特開2012−223570号公報 特開2012−223571号公報 特開2012−223572号公報
ゴルファーの飛行性能に対する要求は、近年ますますエスカレートしており、さらなる飛距離向上が期待されている。また、ゴルファーは、ミドルアイアンでのショットにおいても、大きな飛距離を望んでおり、その点を改善する技術が十分ではない。本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ミドルアイアンショットの飛距離が大きいゴルフボールを提供することを目的とする。
上記課題を解決することができた本発明のゴルフボールは、球状コアと、前記球状コアの外側に配置される中間層と、前記中間層の外側に配置されるカバーとを有し、前記球状コアが、内層と外層とを有し、前記球状コアの内層と外層との境界から半径方向で1mm外側の地点の硬度(Hx+1)と、前記球状コアの内層と外層との境界から半径方向で1mm内側の地点の硬度(Hx−1)との差(Hx+1−Hx−1)が、ショアC硬度で0以上であり、前記球状コアの表面硬度(HX+Y)が、ショアC硬度で65超であり、式(1)により算出される内層の硬度勾配の角度αが、0°以上であり、前記角度αと式(2)により算出される外層の硬度勾配の角度βとの差(α−β)が0°以上であり、ゴルフボールの構成部材の中で、カバーが最も高硬度であることを特徴とする。
α=(180/π)×atan[{Hx−1−Ho}/(X−1)] ・・・(1)
β=(180/π)×atan[{HX+Y−Hx+1}/(Y−1)] ・・・(2)
[式中、Xは内層の半径(mm)、Yは外層の厚さ(mm)、Hoは球状コアの中心硬度(ショアC)、Hx−1は球状コアの内層と外層の境界から半径方向で1mm内側の地点の硬度(ショアC)、Hx+1は球状コアの内層と外層の境界から半径方向で1mm外側の地点の硬度(ショアC)、HX+Yは球状コアの表面硬度(ショアC)を表す。]
本発明のゴルフボールは、球状コアの内層の硬度勾配と外層の硬度勾配との関係、球状コアの内層と外層との境界付近における内層硬度と外層硬度との関係、および、カバーの硬度が適正化されている。そのため、本発明のゴルフボールは、ミドルアイアンショット時のボール初速が大きく、かつ、過剰なスピンが抑制される。よって、本発明のゴルフボールは、ミドルアイアンショットでの飛距離が増大する。
前記中間層の硬度(Hm)と前記球状コアの表面硬度(HX+Y)との差(Hm−HX+Y)は、ショアC硬度で、1超であることが好ましい。硬度差(Hm−HX+Y)が1超であればミドルアイアンショット時に過剰なスピン量が抑制され、ボール初速がより向上する。
前記中間層の厚さ(Tm)と前記カバーの厚さ(Tc)との合計厚さは、3mm以下であることが好ましい。合計厚さ(Tc+Tm)が3mm以下であれば、ゴルフボールの打球感がより向上する。
本発明のゴルフボールは、ミドルアイアンショットの飛距離が大きい。
球状コアの硬度分布の一例を示す図である。 球状コアの硬度分布の他の一例を示す図である。 球状コアの硬度分布の他の一例を示す図である。 球状コアの硬度分布の他の一例を示す図である。 球状コアの硬度分布の他の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るゴルフボールが示された一部切り欠き断面図である。
本発明のゴルフボールは、球状コアと、前記球状コアの外側に配置される中間層と、前記中間層の外側に配置されるカバーとを有し、前記球状コアが、内層と外層とを有し、前記球状コアの内層と外層との境界から半径方向で1mm外側の地点の硬度(Hx+1)と、前記球状コアの内層と外層との境界から半径方向で1mm内側の地点の硬度(Hx−1)との差(Hx+1−Hx−1)が、ショアC硬度で0以上であり、前記球状コアの表面硬度(HX+Y)が、ショアC硬度で65超であり、式(1)により算出される内層の硬度勾配の角度αが、0°以上であり、前記角度αと式(2)により算出される外層の硬度勾配の角度βとの差(α−β)が0°以上であり、ゴルフボールの構成部材の中で、カバーが最も高硬度であることを特徴とする。
α=(180/π)×atan[{Hx−1−Ho}/(X−1)] ・・・(1)
β=(180/π)×atan[{HX+Y−Hx+1}/(Y−1)] ・・・(2)
[式中、Xは内層の半径(mm)、Yは外層の厚さ(mm)、Hoは球状コアの中心硬度(ショアC)、Hx−1は球状コアの内層と外層の境界から半径方向で1mm内側の地点の硬度(ショアC)、Hx+1は球状コアの内層と外層の境界から半径方向で1mm外側の地点の硬度(ショアC)、HX+Yは球状コアの表面硬度(ショアC)を表す。]
上記構成とすることによりミドルアイアンショット時の過剰なスピンを抑制させつつ、ボール初速を増大させることができる。
[構造]
〔球状コア〕
前記球状コアは、内層と外層とからなる2層構造を有する。前記球状コアはゴム組成物から形成されることが好ましい。
(硬度Ho)
前記中心硬度Hoは、球状コアを半球状に切断して、切断面の中心において測定された硬度(ショアC)である。前記硬度Hoは、48以上が好ましく、より好ましくは49以上、さらに好ましくは50以上であり、65未満が好ましく、より好ましくは64以下、さらに好ましくは63以下である。硬度Hoが48以上であれば反発性能がより向上し、65未満であればミドルアイアンショット時に過剰なスピン量が抑制される。
(硬度HX−1
前記硬度HX−1は、球状コアを半球状に切断して、内層と外層の境界から半径方向で1mm内側の地点において測定された硬度(ショアC)である。つまり、前記HX−1は、中心からの距離がX−1(mm)の地点において測定された硬度である。前記硬度HX−1は、63以上が好ましく、より好ましくは65以上、さらに好ましくは67以上であり、82以下が好ましく、より好ましくは80以下、さらに好ましくは78以下である。硬度HX−1が63以上であれば反発性能が向上し、82以下であればミドルアイアンショット時に過剰なスピン量が抑制される。
(硬度HX+1
前記硬度HX+1は、球状コアを半球状に切断して、内層と外層の境界から半径方向で1mm外側の地点において測定された硬度(ショアC)である。つまり、前記HX+1は、中心からの距離がX+1(mm)の地点において測定された硬度である。前記硬度HX+1は、70以上が好ましく、より好ましくは73以上、さらに好ましくは75以上であり、90以下が好ましく、より好ましくは88以下、さらに好ましくは86以下である。硬度HX+1が70以上であれば反発性能が向上し、90以下であればフィーリングが良好となる。
(硬度HX+Y
前記硬度HX+Yは、球状コア(外層コア)の表面部において測定された硬度(ショアC)である。前記硬度HX+Yは、70以上が好ましく、より好ましくは73以上、さらに好ましくは75以上であり、90以下が好ましく、より好ましくは88以下、さらに好ましくは86以下である。硬度HX+Yが70以上であれば反発性能が向上し、90以下であればフィーリングが良好となる。
(硬度差(HX−1−Ho))
前記中心硬度Hoと硬度HX−1との硬度差(HX−1−Ho)、すなわち、内層の中心硬度と境界面付近硬度との硬度差は、4以上が好ましく、より好ましくは5以上、さらに好ましくは6以上であり、27以下が好ましく、より好ましくは26以下、さらに好ましくは25以下である。硬度差(HX−1−Ho)が4以上であればミドルアイアンショット時に過剰なスピン量が抑制され、27以下であれば反発性能が向上する。
(硬度差(HX+1−HX−1))
前記硬度HX−1と硬度HX+1との硬度差(HX+1−HX−1)、すなわち、内層と外層との境界面付近における内層硬度と外層硬度との硬度差は、0以上が好ましく、より好ましくは5以上、さらに好ましくは7以上、特に好ましくは8以上であり、20以下が好ましく、より好ましくは18以下、さらに好ましくは16以下である。硬度差(HX+1−HX−1)が0以上であればミドルアイアンショット時に過剰なスピン量が抑制され、20以下であれば耐久性が向上する。
(硬度差(HX+Y−HX+1))
前記表面硬度HX+1と硬度HX+Yとの硬度差(HX+Y−HX+1)、すなわち、外層の境界面付近硬度と表面硬度との硬度差は、−7以上が好ましく、より好ましくは−6以上、さらに好ましくは−5以上であり、10以下が好ましく、より好ましくは7以下、さらに好ましくは5以下である。硬度差(HX+Y−HX+1)が−7以上であればミドルアイアンショット時に過剰なスピン量が抑制され、10以下であれば反発性能が向上する。
(硬度差(HX+Y−Ho))
前記中心硬度Hoと表面硬度HX+Yとの硬度差(HX+Y−Ho)、すなわち、球状コアの中心硬度と表面硬度との硬度差は、14以上が好ましく、より好ましくは16以上、さらに好ましくは18以上であり、35以下が好ましく、より好ましくは33以下、さらに好ましくは30以下である。硬度差(HX+Y−Ho)が14以上であればミドルアイアンショット時に過剰なスピン量が抑制され、35以下であれば耐久性が向上する。
(角度α)
前記角度αは、式(1)により算出される。前記角度α(°)は、内層の硬度勾配を表す。前記角度αは、0以上が好ましく、より好ましくは15以上、さらに好ましくは20以上であり、75以下が好ましく、より好ましくは73以下、さらに好ましくは70以下である。角度αが0以上であればミドルアイアンショット時に過剰なスピン量が抑制され、75以下であれば反発性能が向上する。
(角度β)
前記角度βは、式(2)により算出される。前記角度β(°)は、外層の硬度勾配を表す。前記角度βは、−20以上が好ましく、より好ましくは−19以上、さらに好ましくは−18以上であり、+20以下が好ましく、より好ましくは+19以下、さらに好ましくは+18以下である。角度βが−20以上であればミドルアイアンショット時に過剰なスピン量が抑制され、+20以下であれば反発性能が向上する。
(角度差(α−β))
前記角度αと角度βとの差(α−β)は、0以上である。差(α−β)が0以上となる態様の一例を図1〜5に示す。図1〜5は、球状コアの硬度分布の一例を示す図である。差(α−β)が0以上となる態様としては、角度αおよび角度βが正であり、かつ、角度βが角度α以下である態様(図1);角度αが正であり、かつ、角度βが0である態様(図2);角度αが正であり、かつ、角度βが負である態様(図3);角度αおよび角度βがいずれも0である態様(図4);角度αが0であり、かつ、角度βが負である態様(図5)が挙げられる。このように構成することで、ミドルアイアンショット時の過剰なスピンを抑制させつつ、ボール初速を増大させることができる。
前記差(α−β)は、好ましくは5以上、さらに好ましくは10以上であり、85以下が好ましく、より好ましくは80以下、さらに好ましくは75以下である。差(α−β)が85以下であれば反発性能が向上する。
(内層半径X)
前記半径Xは、コアの内層の半径(mm)である。前記半径Xは、7mm以上が好ましく、より好ましくは9mm以上、さらに好ましくは10mm以上であり、16mm以下が好ましく、より好ましくは15mm以下、さらに好ましくは14mm以下である。半径Xが7mm以上であればミドルアイアンショット時の過剰なスピンを抑制され、16mm以下であれば反発性能が向上する。
(外層厚さY)
前記厚さYは、コアの外層の厚さ(mm)である。前記厚さYは、3mm以上が好ましく、より好ましくは4mm以上、さらに好ましくは5mm以上であり、12mm以下が好ましく、より好ましくは11mm以下、さらに好ましくは10mm以下である。厚さYが3mm以上であれば反発性能が向上し、12mm以下であればミドルアイアンショット時に過剰なスピン量が抑制される。
(比(Y/X))
前記半径Xと厚さYとの比(Y/X)は、0.2以上が好ましく、より好ましくは0.3以上、さらに好ましくは0.4以上であり、2.0以下が好ましく、より好ましくは1.7以下、さらに好ましくは1.5以下である。比(Y/X)が0.2以上であれば反発性能が向上し、2.0以下であればミドルアイアンショット時に過剰なスピン量が抑制される。
前記球状コアの直径は、36.5mm以上が好ましく、より好ましくは37.0mm以上、さらに好ましくは37.5mm以上であり、42.0mm以下が好ましく、より好ましくは41.0mm以下、さらに好ましくは40.2mm以下である。前記球状コアの直径が36.5mm以上であれば、球状コアが大きく、ゴルフボールの反発性能がより向上する。
前記球状コアは、直径36.5mm〜42.0mmの場合、初期荷重98Nを負荷した状態から終荷重1275Nを負荷したときまでの圧縮変形量(圧縮方向にセンターが縮む量)が、2.0mm以上が好ましく、より好ましくは2.5mm以上であり、4.8mm以下が好ましく、より好ましくは4.5mm以下である。前記圧縮変形量が、2.0mm以上であれば打球感がより良好となり、4.8mm以下であれば反発性がより良好となる。
〔中間層〕
前記ゴルフボールは、前記球状コアの外側に配置される中間層を有する。前記中間層は単層でもよいし、2層以上でもよい。中間層は樹脂組成物から形成されることが好ましい。
前記中間層の硬度Hm(ショアC)は、75以上が好ましく、より好ましくは77以上、さらに好ましくは79以上であり、98以下が好ましく、より好ましくは96以下、さらに好ましくは90以下である。中間層の硬度が75以上であればミドルアイアンショット時のボール初速が向上し、かつ、スピン量が低減し、98以下であれば打球感がより良好となる。前記中間層の硬度は、中間層を形成する材料のスラブ硬度である。
前記中間層の硬度Hmと前記球状コアの表面硬度HX+Yとの硬度差(Hm−HX+Y)は、1超が好ましく、より好ましくは5以上であり、35以下が好ましく、より好ましくは30以下、さらに好ましくは25以下である。硬度差(Hm−HX+Y)が1超であればミドルアイアンショット時に過剰なスピン量が抑制され、ボール初速が向上する。また、硬度差(Hm−HX+Y)が35以下であれば、球状コアの表面硬度と中間層硬度との差が大きくなりすぎず、打球感が良好となる。なお、中間層が複層の場合、前記硬度差(Hm−HX+Y)は、最も内側に配置される中間層の硬度と球状コアの表面硬度との硬度差を指すものとする。
前記中間層の厚さTmは、0.5mm以上が好ましく、より好ましくは0.6mm以上、さらに好ましくは0.7mm以上であり、2.0mm以下が好ましく、より好ましくは1.9mm以下、さらに好ましくは1.8mm以下である。中間層の厚さが0.5mm以上であれば耐久性が良好となり、2.0mm以下であれば反発性能が向上する。なお、中間層が複層の場合には、合計の厚さを調整すればよい。
〔カバー〕
前記ゴルフボールは、前記中間層の外側に配置されるカバーを有する。前記カバーは、ゴルフボール本体の最外層を構成し、樹脂組成物から形成される。
前記ゴルフボールは、構成部材の中で、カバーが最も高硬度である。つまり、球状コアの中心硬度Ho、球状コアの内層と外層との境界から半径方向で1mm外側の地点の硬度Hx+1、球状コアの内層と外層との境界から半径方向で1mm内側の地点の硬度Hx−1、球状コアの表面硬度HX+Y、中間層の硬度Hmおよびカバーの硬度Hcの中で、カバーの硬度Hcが最も高い。カバーの硬度Hcを最も高硬度とすることで、ミドルアイアンショットにおいて過剰なスピンを抑制でき、飛距離がより向上する。
前記カバーの硬度Hc(ショアC)は、75以上が好ましく、より好ましくは77以上、さらに好ましくは79以上であり、98以下が好ましく、より好ましくは96以下である。カバーの硬度が75以上であればミドルアイアンショット時のボール初速が向上し、かつ、スピン量が低減し、98以下であれば打球感がより良好となる。前記カバーの硬度は、カバーを形成する材料のスラブ硬度である。
前記カバーの硬度Hcと中間層の硬度Hmとの硬度差(Hc−Hm)は、4以上が好ましく、より好ましくは5以上、さらに好ましくは6以上であり、10以下が好ましく、より好ましくは9以下、さらに好ましくは8以下である。硬度差(Hc−Hm)が4以上であればミドルアイアンショット時のスピン量がより低減する。また、硬度差(Hc−Hm)が10以下であれば打球感がより良好となる。なお、中間層が複層の場合、前記硬度差(Hc−Hm)は、最も内側に配置される中間層の硬度とカバーの硬度との硬度差を指すものとする。
前記カバーの硬度Hcと前記球状コアの表面硬度HX+Yとの硬度差(Hc−HX+Y)は、10以上が好ましく、より好ましくは11以上、さらに好ましくは12以上であり、16以下が好ましく、より好ましくは15以下、さらに好ましくは14以下である。硬度差(Hc−HX+Y)が10以上であればミドルアイアンショット時のスピン量がより低減する。また、硬度差(Hc−HX+Y)が16以下であれば打球感がより良好となる。
前記カバーの厚さTcは、0.5mm以上が好ましく、より好ましくは0.6mm以上、さらに好ましくは0.7mm以上であり、2.5mm以下が好ましく、より好ましくは2.4mm以下、さらに好ましくは2.3mm以下である。カバーの厚さが0.5mm以上であればカバーの成形が容易となり、かつ、カバーの割れ耐久性が向上し、2.5mm以下であれば打球感がより良好となる。
前記カバーの厚さTcと前記中間層の厚さTmとの合計厚さ(Tc+Tm)は、3mm以下が好ましく、より好ましくは2.9mm以下、さらに好ましくは2.8mm以下である。合計厚さ(Tc+Tm)が3mm以下であれば、ゴルフボールの打球感がより向上する。
前記カバーの厚さTcと中間層の厚さTmとの比(Tc/Tm)は、1.00以上が好ましく、より好ましくは1.05以上、さらに好ましくは1.10以上であり、5.00以下が好ましく、より好ましくは4.90以下、さらに好ましくは4.80以下である。比(Tc/Tm)が1.00以上であればミドルアイアンショット時のボール初速が向上し、かつ、スピン量が低減し、5.0以下であれば打球感がより良好となる。
〔補強層〕
前記ゴルフボールは、前記中間層と前記カバーとの間に、補強層を有していてもよい。前記補強層を有することで、前記中間層と前記カバーとの密着性が向上し、ゴルフボールの耐久性が向上する。前記補強層の厚さは、3μm以上が好ましく、より好ましくは5μm以上であり、100μm以下、好ましくは50μm以下、さらに好ましくは20μm以下である。
前記ゴルフボールの直径は、40mmから45mmが好ましい。米国ゴルフ協会(USGA)の規格が満たされるとの観点から、直径は42.67mm以上が特に好ましい。空気抵抗抑制の観点から、直径は44mm以下がより好ましく、42.80mm以下が特に好ましい。また、ゴルフボールの質量は、40g以上50g以下が好ましい。大きな慣性が得られるとの観点から、質量は44g以上がより好ましく、45.00g以上が特に好ましい。USGAの規格が満たされるとの観点から、質量は45.93g以下が特に好ましい。
前記ゴルフボールは、直径40mm〜45mmの場合、初期荷重98Nを負荷した状態から終荷重1275Nを負荷したときの圧縮変形量(圧縮方向にゴルフボールの縮む量)は、1.5mm以上であることが好ましく、より好ましくは1.6mm以上であり、さらに好ましくは1.7mm以上であり、最も好ましくは1.8mm以上であり、3.0mm以下であることが好ましく、より好ましくは2.9mm以下である。前記圧縮変形量が1.5mm以上のゴルフボールは、硬くなり過ぎず、打球感が良い。一方、圧縮変形量を3.0mm以下にすることにより、反発性が高くなる。
本発明のゴルフボールとしては、例えば、2層構造の球状コアと前記球状コアを被覆するように配設された単層の中間層と、前記中間層を被覆するように配設されたカバーを有する4ピースゴルフボール;2層構造の球状コアと前記球状コアを被覆するように配設された2層の中間層と、前記中間層を被覆するように配設されたカバーとを有する5ピースゴルフボール;2層構造の球状コアと前記球状コアを被覆するように配設された3層以上の中間層と、前記中間層を被覆するように配設されたカバーを有する6ピース以上のゴルフボール;などが挙げられる。上記いずれの構造のゴルフボールにも本発明を好適に利用できる。
図6は、本発明の一実施形態に係るゴルフボール1が示された一部切り欠き断面図である。ゴルフボール1は、球状コア2と、この球状コア2の外側に位置する中間層3と、この中間層3の外側に位置するカバー4とを有する。前記球状コア2は、内層21と、この内層21の外側に位置する外層22とを有している。前記カバー4の表面には、多数のディンプル41が形成されている。このカバー4の表面のうち、ディンプル41以外の部分は、ランド42である。
[材料]
前記ゴルフボールのコア、中間層、カバーには、従来公知の材料を用いることができる。
前記コアには、公知のゴム組成物(以下、単に「コア用ゴム組成物」という場合がある)を用いることができ、例えば、基材ゴム、共架橋剤および架橋開始剤を含むゴム組成物を加熱プレスして成形することができる。
前記基材ゴムとしては、特に、反発に有利なシス結合が40質量%以上、好ましくは70質量%以上、より好ましくは90質量%以上のハイシスポリブタジエンを用いることが好ましい。前記共架橋剤としては、炭素数が3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸またはその金属塩が好ましく、アクリル酸の金属塩またはメタクリル酸の金属塩がより好ましい。金属塩の金属としては、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム、ナトリウムが好ましく、より好ましくは亜鉛である。共架橋剤の使用量は、基材ゴム100質量部に対して20質量部以上50質量部以下が好ましい。前記共架橋剤として炭素数が3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸を使用する場合、金属化合物(例えば、酸化マグネシウム)を配合することが好ましい。架橋開始剤としては、有機過酸化物が好ましく用いられる。具体的には、ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t―ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ−t−ブチルパーオキサイドなどの有機過酸化物が挙げられ、これらのうちジクミルパーオキサイドが好ましく用いられる。架橋開始剤の配合量は、基材ゴム100質量部に対して、0.2質量部以上が好ましく、より好ましくは0.3質量部以上であって、3質量部以下が好ましく、より好ましくは2質量部以下である。
また、前記コア用ゴム組成物は、さらに、有機硫黄化合物を含有してもよい。前記有機硫黄化合物としては、ジフェニルジスルフィド類(例えば、ジフェニルジスルフィド、ビス(ペンタブロモフェニル)ペルスルフィド)、チオフェノール類、チオナフトール類(例えば、2−チオナフトール)を好適に使用することができる。有機硫黄化合物の配合量は、基材ゴム100質量部に対して、0.1質量部以上が好ましく、より好ましくは0.3質量部以上であって、5.0質量部以下が好ましく、より好ましくは3.0質量部以下である。前記コア用ゴム組成物は、さらにカルボン酸および/またはその塩を含有してもよい。カルボン酸および/またはその塩としては、炭素数が1〜30のカルボン酸および/またはその塩が好ましい。前記カルボン酸としては、脂肪族カルボン酸、芳香族カルボン酸(安息香酸など)のいずれも使用できる。カルボン酸および/またはその塩の配合量は、基材ゴム100質量部に対して、1質量部以上、40質量部以下である。
前記中間層およびカバーは、樹脂組成物から成形する。前記樹脂組成物は、樹脂成分として熱可塑性樹脂を含有する。前記熱可塑性樹脂としては、例えば、アイオノマー樹脂、熱可塑性オレフィン共重合体、熱可塑性ポリアミド、熱可塑性ポリウレタン、熱可塑性スチレン系樹脂、熱可塑性ポリエステル、熱可塑性アクリル樹脂、熱可塑性ポリオレフィン、熱可塑性ポリジエン、熱可塑性ポリエーテルなどの熱可塑性樹脂が挙げられる。熱可塑性樹脂の中でも、ゴム弾性を有する熱可塑性エラストマーが好ましい。前記熱可塑性エラストマーとしては、例えば、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリアミドエラストマー、熱可塑性スチレン系エラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー、熱可塑性アクリル系エラストマーが挙げられる。
(アイオノマー樹脂)
前記アイオノマー樹脂としては、オレフィンと、炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体の金属イオン中和物からなるアイオノマー樹脂(以下、「二元系アイオノマー樹脂」と称する場合がある。);オレフィンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸とα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体の金属イオン中和物(以下、「三元系アイオノマー樹脂」と称する場合がある。)からなるアイオノマー樹脂;または、これらの混合物を挙げることができる。
前記オレフィンとしては、炭素数が2〜8個のオレフィンが好ましく、例えば、エチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテンなどが挙げられ、エチレンが好ましい。前記炭素数が3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、クロトン酸などが挙げられ、アクリル酸またはメタクリル酸が好ましい。
α,β−不飽和カルボン酸エステルとしては、炭素数が3〜8個α,β−不飽和カルボン酸のアルキルエステルが好ましく、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸またはマレイン酸のアルキルエステルがより好ましく、特にアクリル酸アルキルエステルまたはメタクリル酸アルキルエステルが好ましい。エステルを構成するアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、n−ブチル、イソブチルエステルなどが挙げられる。
前記二元系アイオノマー樹脂としては、エチレン−(メタ)アクリル酸二元共重合体の金属イオン中和物が好ましい。前記三元系アイオノマー樹脂としては、エチレンと(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステルとの三元共重合体の金属イオン中和物が好ましい。ここで、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸および/またはメタクリル酸を意味する。
前記二元系アイオノマー樹脂、および/または、三元系アイオノマー樹脂のカルボキシル基の少なくとも一部を中和する金属イオンとしては、ナトリウム、カリウム、リチウムなどの1価の金属イオン;マグネシウム、カルシウム、亜鉛、バリウム、カドミウムなどの2価の金属イオン;アルミニウムなどの3価の金属イオン;錫、ジルコニウムなどのその他のイオンが挙げられる。前記二元系アイオノマー樹脂、および、三元系アイオノマー樹脂は、Na、Mg2+、Ca2+、および、Zn2+よりなる群から選択される少なくとも1種の金属イオンにより中和されていることが好ましい。
前記二元系アイオノマー樹脂としては、ハイミラン(登録商標)1555(Na)、1557(Zn)、1605(Na)、1706(Zn)、1707(Na)、AM7311(Mg)、AM7329(Zn)、AM7337(三井・デュポン・ポリケミカル社製);サーリン(登録商標)8945(Na)、9945(Zn)、8140(Na)、8150(Na)、9120(Zn)、9150(Zn)、6910(Mg)、6120(Mg)、7930(Li)、7940(Li)、AD8546(Li)(デュポン社製);アイオテック(登録商標)8000(Na)、8030(Na)、7010(Zn)、7030(Zn)(エクソンモービル化学社製)などが挙げられる。
前記三元系アイオノマー樹脂としては、ハイミランAM7327(Zn)、1855(Zn)、1856(Na)、AM7331(Na)(三井・デュポン・ポリケミカル社製);サーリン6320(Mg)、8120(Na)、8320(Na)、9320(Zn)、9320W(Zn)、HPF1000(Mg)、HPF2000(Mg)(デュポン社製);アイオテック7510(Zn)、7520(Zn)(エクソンモービル化学社製)などが挙げられる。
(熱可塑性オレフィン共重合体)
前記熱可塑性オレフィン共重合体としては、例えば、オレフィンと、炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体(以下、「二元系共重合体」と称する場合がある。);オレフィンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸とα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体(以下、「三元系共重合体」と称する場合がある。);または、これらの混合物を挙げることができる。前記熱可塑性オレフィン共重合体は、そのカルボキシル基が中和されていない非イオン性のものである。
前記オレフィンとしては、前記アイオノマー樹脂を構成するオレフィンと同一のものを挙げることができ、特にエチレンであることが好ましい。前記炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸およびそのエステルとしては、前記アイオノマー樹脂を構成する炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸およびそのエステルと同一のものを挙げることができる。
前記二元共重合体としては、エチレンと(メタ)アクリル酸との二元共重合体が好ましい。前記三元共重合体としては、エチレンと(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステルとの三元共重合体が好ましい。
前記二元共重合体としては、ニュクレル(登録商標)N1050H、N2050H、N1110H、N0200H(三井・デュポン・ポリケミカル社製);プリマコール(登録商標)5980I(ダウ・ケミカル社製)などが挙げられる。前記三元共重合体としては、ニュクレルAN4318、AN4319(三井・デュポン・ポリケミカル社製)、プリマコールAT310、AT320(ダウ・ケミカル社製)などが挙げられる。前記商品名の後の括弧内に記載したNa、Zn、Li、Mgなどは、これらの中和金属イオンの金属種を示している。
(熱可塑性スチレン系エラストマー)
熱可塑性スチレン系エラストマーとしては、スチレンブロックを含有する熱可塑性エラストマーを好適に使用できる。前記スチレンブロック含有熱可塑性エラストマーは、ハードセグメントとしてのポリスチレンブロックと、ソフトセグメントとを備えている。典型的なソフトセグメントは、ジエンブロックである。ジエンブロックの構成成分としては、ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン及び2,3−ジメチル−1,3−ブタジエンが例示される。ブタジエン及びイソプレンが好ましい。2以上の構成成分が併用されてもよい。
スチレンブロック含有熱可塑性エラストマーには、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−イソプレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SIBS)、SBSの水添物、SISの水添物及びSIBSの水添物が含まれる。SBSの水添物としては、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)が挙げられる。SISの水添物としては、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)が挙げられる。SIBSの水添物としては、スチレン−エチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEEPS)が挙げられる。
前記スチレンブロック含有熱可塑性エラストマーにおけるスチレン成分の含有率は10質量%以上が好ましく、12質量%以上がより好ましく、15質量%以上が特に好ましい。得られるゴルフボールの打球感の観点から、この含有率は50質量%以下が好ましく、47質量%以下がより好ましく、45質量%以下が特に好ましい。
前記スチレンブロック含有熱可塑性エラストマーには、SBS、SIS、SIBS、SEBS、SEPS及びSEEPS、並びに、これらの水添物からなる群から選択された1種又は2種以上と、ポリオレフィンとのアロイが含まれる。このアロイ中のオレフィン成分は、アイオノマー樹脂との相溶性向上に寄与すると推測される。このアロイが用いられることにより、ゴルフボールの反発性能が向上する。好ましくは、炭素数が2以上10以下のオレフィンが用いられる。好適なオレフィンとしては、エチレン、プロピレン、ブテン及びペンテンが例示される。エチレン及びプロピレンが特に好ましい。
ポリマーアロイの具体例としては、ラバロン(登録商標)T3221C、T3339C、SJ4400N、SJ5400N、SJ6400N、SJ7400N、SJ8400N、SJ9400N、SR04(三菱化学社製)が挙げられる。スチレンブロック含有熱可塑性エラストマーとしては、エポフレンドA1010(ダイセル化学工業社製)、セプトンHG−252(クラレ社製)が挙げられる。
(熱可塑性ポリウレタンおよび熱可塑性ポリウレタンエラストマー)
熱可塑性ポリウレタンおよび熱可塑性ポリウレタンエラストマーとしては、分子の主鎖にウレタン結合を複数有する熱可塑性樹脂および熱可塑性エラストマーを挙げることができる。前記ポリウレタンは、ポリイソシアネート成分とポリオール成分とを反応させて得られるものが好ましい。前記熱可塑性ポリウレタンエラストマーとしては、例えば、エラストラン(登録商標)NY84A10、XNY85A、XNY90A、XNY97A、ET885、ET890(BASFジャパン社製)などが挙げられる。
前記樹脂組成物は、さらに、白色顔料(例えば、酸化チタン)、青色顔料などの顔料成分、重量調整剤、分散剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光材料または蛍光増白剤などの添加剤を含有することができる。前記重量調整剤としては、例えば、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、タングステン粉末、モリブデン粉末などの無機充填剤を挙げることができる。
前記白色顔料(例えば、酸化チタン)の含有量は、熱可塑性樹脂100質量部に対して、0.05質量部以上が好ましく、1質量部以上がより好ましく、10質量部以下が好ましく、8質量部以下がより好ましい。白色顔料の含有量を0.05質量部以上とすることによって、得られるゴルフボール構成部材に隠蔽性を付与できる。また、白色顔料の含有量が10質量部超になると、得られるゴルフボール構成部材の耐久性が低下する場合がある。
前記樹脂組成物は、例えば、熱可塑性樹脂、添加剤などを、ドライブレンドすることにより得られる。また、ドライブレンドした混合物を、押出してペレット化してもよい。ドライブレンドには、例えば、ペレット状の原料を配合できる混合機を用いるのが好ましく、より好ましくはタンブラー型混合機を用いる。押出は、一軸押出機、二軸押出機、二軸一軸押出機など公知の押出機を使用することができる。
前記中間層に使用する樹脂組成物は、樹脂成分としてアイオノマー樹脂を含有することが好ましく、特に二元系アイオノマー樹脂を含有することが好ましい。中間層材料がアイオノマー樹脂を含有すれば、中間層の反発性がより向上し、ミドルアイアンショットの飛距離がより向上する。前記中間層に使用する樹脂組成物は、樹脂成分中のアイオノマー樹脂の含有率が、50質量%以上が好ましく、より好ましくは65質量%以上、さらに好ましくは70質量%以上である。
また、前記中間層に使用する樹脂組成物は、樹脂成分として、アイオノマー樹脂とスチレンブロック含有熱可塑性エラストマーとを含有することも好ましい。この場合、樹脂成分中のアイオノマー樹脂に対するスチレンブロック含有熱可塑性エラストマーの比(アイオノマー樹脂/スチレンブロック含有熱可塑性エラストマー)は、1.3以上が好ましく、より好ましくは1.5以上である。
前記カバーに使用する樹脂組成物の配合は、樹脂成分としてアイオノマー樹脂を含有することが好ましく、特に二元系アイオノマー樹脂を含有することが好ましい。カバー材料がアイオノマー樹脂を含有すれば、カバーの反発性がより向上し、ミドルアイアンショットの飛距離がより向上する。前記カバーに使用する樹脂組成物は、樹脂成分中のアイオノマー樹脂の含有率が、50質量%以上が好ましく、より好ましくは65質量%以上、さらに好ましくは70質量%以上である。
補強層は、樹脂成分を含有する補強層用組成物から形成される。前記樹脂成分としては、二液硬化型熱硬化性樹脂が好適に用いられる。二液硬化型熱硬化性樹脂の具体例としては、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル系樹脂及びセルロース系樹脂が挙げられる。補強層の強度及び耐久性の観点から、二液硬化型エポキシ樹脂及び二液硬化型ウレタン樹脂が好ましい。
補強層用組成物は、着色材(例えば、二酸化チタン)、リン酸系安定剤、酸化防止剤、光安定剤、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、ブロッキング防止剤等の添加剤を含んでもよい。添加剤は、二液硬化型熱硬化性樹脂の主剤に添加されてもよく、硬化剤に添加されてもよい。
[製法]
前記コア用ゴム組成物の加熱プレス成型条件は、ゴム組成に応じて適宜設定すればよいが、通常、130℃〜200℃で10分間〜60分間加熱するか、あるいは130℃〜150℃で20分間〜40分間加熱した後、160℃〜180℃で5分間〜15分間と2段階加熱することが好ましい。
中間層を形成する方法としては、特に限定されないが、例えば、樹脂組成物を予め半球殻状のハーフシェルに成形し、それを2枚用いてコアを包み、加圧成形する方法、または、樹脂組成物を直接コア上に射出成形してコアを包み込む方法などを挙げることができる。
樹脂組成物をコア上に射出成形して中間層を成形する場合、成形用上下金型としては、半球状キャビティを有しているものを使用することが好ましい。射出成形による中間層の成形は、ホールドピンを突き出し、被覆球体を投入してホールドさせた後、加熱溶融された樹脂組成物を注入して、冷却することにより中間層を成形することができる。
圧縮成形法により中間層を成形する場合、ハーフシェルの成形は、圧縮成形法または射出成形法のいずれの方法によっても行うことができるが、圧縮成形法が好適である。樹脂組成物を圧縮成形してハーフシェルに成形する条件としては、例えば、1MPa以上、20MPa以下の圧力で、樹脂組成物の流動開始温度に対して、−20℃以上、+70℃以下の成形温度を挙げることができる。前記成形条件とすることによって、均一な厚みをもつハーフシェルを成形できる。ハーフシェルを用いて中間層を成形する方法としては、例えば、球体を2枚のハーフシェルで被覆して圧縮成形する方法を挙げることができる。ハーフシェルを圧縮成形して中間層に成形する条件としては、例えば、0.5MPa以上、25MPa以下の成形圧力で、樹脂組成物の流動開始温度に対して、−20℃以上、+70℃以下の成形温度を挙げることができる。前記成形条件とすることによって、均一な厚みを有する中間層を成形できる。
樹脂組成物を用いてカバーを成形する態様は、特に限定されないが、樹脂組成物を中間層上に直接射出成形する態様、あるいは、樹脂組成物から中空殻状のシェルを成形し、中間層を複数のシェルで被覆して圧縮成形する態様(好ましくは、樹脂組成物から中空殻状のハーフシェルを成形し、中間層を2枚のハーフシェルで被覆して圧縮成形する方法)を挙げることができる。カバーが成形されたゴルフボール本体は、金型から取り出し、必要に応じて、バリ取り、洗浄、サンドブラストなどの表面処理を行うことが好ましい。また、所望により、マークを形成することもできる。
カバーに形成されるディンプルの総数は、200個以上500個以下が好ましい。ディンプルの総数が200個未満では、ディンプルの効果が得られにくい。また、ディンプルの総数が500個を超えると、個々のディンプルのサイズが小さくなり、ディンプルの効果が得られにくい。形成されるディンプルの形状(平面視形状)は、特に限定されるものではなく、円形;略三角形、略四角形、略五角形、略六角形などの多角形;その他不定形状;を単独で使用してもよいし、2種以上を組合せて使用してもよい。
前記塗膜の膜厚は、特に限定されないが、5μm以上が好ましく、7μm以上がより好ましく、50μm以下が好ましく、40μm以下がより好ましく、30μm以下がさらに好ましい。膜厚が5μm未満になると継続的な使用により塗膜が摩耗消失しやすくなり、膜厚が50μmを超えるとディンプルの効果が低下してゴルフボールの飛行性能が低下する。
以下、本発明を実施例によって詳細に説明するが、本発明は、下記実施例によって限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲の変更、実施の態様は、いずれも本発明の範囲内に含まれる。
[評価方法]
(1)コア硬度分布(ショアC硬度)
スプリング式硬度計ショアC型を備えた高分子計器社製自動ゴム硬度計P1型を用いて、球状コア(外層コア)の表面部において測定したショアC硬度を外層コアの表面硬度とした。また、コアを半球状に切断し、切断面の中心、および、中心から所定の距離において硬度を測定した。なお、硬度は、中心から所定の距離の4点で硬度を測定して、これらを平均することにより算出した。
(2)スラブ硬度(ショアC硬度)
樹脂組成物を用いて、射出成形により、厚み約2mmのシートを作製し、23℃で2週間保存した。このシートを、測定基板などの影響が出ないように、3枚以上重ねた状態で、スプリング式硬度計ショアC型を備えた高分子計器社製自動ゴム硬度計P1型を用いて測定した。
(3)圧縮変形量(mm)
ゴルフボールまたは球状コアに初期荷重98Nを負荷した状態から終荷重1275Nを負荷したときまでの圧縮方向の変形量(圧縮方向にゴルフボールまたは球状コアが縮む量)を測定した。
(4)ミドルアイアンショットのスピン速度、ボール初速、キャリー
ツルテンパー社製のスイングマシンに、5番アイアン(ダンロップスポーツ社製、商品名「スリクソンZ725」、シャフト硬度:S、ロフト角:25.0°)を装着した。ヘッド速度38.5m/秒である条件で、ゴルフボールを打撃した。打撃直後のゴルフボールのボール初速(m/s)、スピン速度(rpm)、ならびにキャリー(発射始点から落下地点までの距離(yd))を測定した。測定は、各ゴルフボールについて10回ずつ行って、その平均値をそのゴルフボールの測定値とした。なお、打撃直後のゴルフボールのスピン速度は、打撃されたゴルフボールを連続写真撮影することによって測定した。
(5)打球感
10名のゴルファーに5番アイアンにてゴルフボールを打撃させ、打球感を評価させた。「打球感がソフトである」と答えたゴルファーの数に基づき、下記の格付けを行った。
◎:9人以上
○:6人以上8人以下
△:3人以上5人以下
×:2人以下
[ゴルフボールの作製]
(1)球状コアの作製
ゴルフボールNo.1〜22、24〜27
表1に示す配合となるように各原料を混練ロールにより混練し、ゴム組成物を得た。表3〜5に示したゴム組成物を、半球状キャビティを有する上下金型内で170℃、25分間加熱プレスすることにより内層コアを得た。次に、表3〜5に示したゴム組成物を用いてハーフシェルを成形した。この2枚のハーフシェルで、前記内層コアを被覆した。この内層コアおよびハーフシェルを、共に半球状キャビティを有する上下金型内で140〜170℃、25分間加熱プレスすることにより球状コアを得た。なお、表1において、硫酸バリウムの配合量は、内層の比重と外層の比重とが同じ値となるように調整した。
ゴルフボールNo.23
表1に示す配合となるように各原料を混練ロールにより混練し、ゴム組成物を得た。表5に示したゴム組成物を、半球状キャビティを有する上下金型内で150〜170℃、25分間加熱プレスすることにより単層コアを得た。なお、表1において、硫酸バリウムの配合量は、ボール重量が45.00g〜45.92gの範囲となるように調整した。
Figure 2016202766
ポリブタジエンゴム:JSR社製、「BR730(シス結合含有率:96質量%)」
酸化マグネシウム:共和化学工業社製、「マグサラット(登録商標)150ST」
メタクリル酸:三菱レイヨン社製
アクリル酸亜鉛:三新化学工業社製、「サンセラー(登録商標)SR」
酸化亜鉛:東邦亜鉛社製、「銀嶺(登録商標)R」
硫酸バリウム:堺化学社製、「硫酸バリウムBD」
ジクミルパーオキサイド:日油社製、「パークミル(登録商標)D」
PBDS:川口化学工業社製、ビス(ペンタブロモフェニル)ペルスルフィド
DPDS:住友精化社製、ジフェニルジスルフィド
2−チオナフトール:Zhejiang shou & Fu Chemical社製
安息香酸:Emerald Kalama Chemical 社製
老化防止剤:本州化学工業社製、「H−BHT」(ジブチルヒドロキシトルエン)
(2)樹脂組成物の調製
表2に示した配合の材料を、二軸混練型押出機によりミキシングして、ペレット状の樹脂組成物を調製した。押出条件は、スクリュー径45mm、スクリュー回転数200rpm、スクリューL/D=35であり、配合物は、押出機のダイの位置で160〜230℃に加熱された。
Figure 2016202766
表2で使用した原料は、下記のとおりである。
ハイミラン(登録商標)1605:三井・デュポン・ポリケミカル社製、ナトリウムイオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体アイオノマー樹脂
ハイミランAM7329:三井・デュポン・ポリケミカル社製、亜鉛イオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体アイオノマー樹脂
ハイミランAM7337:三井・デュポン・ポリケミカル社製、ナトリウムイオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体アイオノマー樹脂
ハイミラン1555:三井・デュポン・ポリケミカル社製、ナトリウムイオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体アイオノマー樹脂
ラバロン(登録商標)T3221C:三菱化学社製、熱可塑性スチレンエラストマー
ニュクレル(登録商標)N1050H:三井・デュポン・ポリケミカル社製、エチレン−メタクリル酸共重合体
硫酸バリウム:堺化学社製、「硫酸バリウムBD」
JF−90:城北化学工業社製、光安定剤
(3)中間層の作製
ゴルフボールNo.2〜27
表3〜5に示した樹脂組成物を上述のようにして得られたコア上に射出成形して、中間層を成形した。なお、表2において、硫酸バリウムの配合量は、スラブ硬度が所望の値となるように調整した。
(4)カバーの作製
ゴルフボールNo.1〜27
表3〜5に示した樹脂組成物を上述のようにして得られた球状コアまたは中間層被覆球体上に射出成形して、カバー層を成形した。なお、表2において、硫酸バリウムの配合量は、スラブ硬度が所望の値となるように調整した。カバーには、ディンプルが多数形成された。
得られたゴルフボール本体の表面をサンドブラスト処理して、マーキングを施した後、クリアーペイントを塗布し、オーブンで塗料を乾燥させ、ゴルフボールを得た。得られたゴルフボールについての評価結果を表3〜5に示した。
Figure 2016202766
Figure 2016202766
Figure 2016202766
中間層およびカバーの配合および厚さが同じであるゴルフボールNo.4,5,13,16〜25を比較する。ゴルフボールNo.19は、内層の硬度勾配の角度αと外層の硬度勾配の角度βとの差(α−β)が0°未満の場合である。ゴルフボールNo.20は、内層の硬度勾配の角度αが0°未満の場合である。ゴルフボールNo.21は、表面硬度(HX+Y)がショアC硬度で65以下の場合である。ゴルフボールNo.22は、差(Hx+1−Hx−1)がショアC硬度で0未満の場合である。ゴルフボールNo.23は、球状コアが単層である場合である。これらのゴルフボールNo.19〜23は、ミドルアイアンショットにおいてキャリーが小さい。
また、球状コアが同じであるゴルフボールNo.6〜15を比較する。ゴルフボールNo.6〜12は、差(Hm−HX+Y)が1以下の場合である。ゴルフボールNo.13〜15は、差(Hm−HX+Y)が1超の場合である。これらを比較すると差(Hm−HX+Y)が1超であるゴルフボールNo.13〜15の方が、キャリーが向上している。
1:ゴルフボール、2:球状コア、21:内層、22:外層、3:中間層、4:カバー、41:ディンプル、42:ランド

Claims (7)

  1. 球状コアと、前記球状コアの外側に配置される中間層と、前記中間層の外側に配置されるカバーとを有し、
    前記球状コアが、内層と外層とを有し、
    前記球状コアの内層と外層との境界から半径方向で1mm外側の地点の硬度(Hx+1)と、前記球状コアの内層と外層との境界から半径方向で1mm内側の地点の硬度(Hx−1)との差(Hx+1−Hx−1)が、ショアC硬度で0以上であり、
    前記球状コアの表面硬度(HX+Y)が、ショアC硬度で65超であり、
    式(1)により算出される内層の硬度勾配の角度αが、0°以上であり、
    前記角度αと式(2)により算出される外層の硬度勾配の角度βとの差(α−β)が0°以上であり、
    ゴルフボールの構成部材の中で、カバーが最も高硬度であることを特徴とするゴルフボール。
    α=(180/π)×atan[{Hx−1−Ho}/(X−1)] ・・・(1)
    β=(180/π)×atan[{HX+Y−Hx+1}/(Y−1)] ・・・(2)
    [式中、Xは内層の半径(mm)、Yは外層の厚さ(mm)、Hoは球状コアの中心硬度(ショアC)、Hx−1は球状コアの内層と外層の境界から半径方向で1mm内側の地点の硬度(ショアC)、Hx+1は球状コアの内層と外層の境界から半径方向で1mm外側の地点の硬度(ショアC)、HX+Yは球状コアの表面硬度(ショアC)を表す。]
  2. 前記中間層の硬度(Hm)と前記球状コアの表面硬度(HX+Y)との差(Hm−HX+Y)が、ショアC硬度で1超である請求項1に記載のゴルフボール。
  3. 前記中間層の厚さ(Tm)と前記カバーの厚さ(Tc)との合計厚さが、3mm以下である請求項1または2に記載のゴルフボール。
  4. 前記球状コアの中心硬度(Ho)が、ショアC硬度で、65未満である請求項1〜3のいずれか一項に記載のゴルフボール。
  5. 前記角度βが、−20°以上、+20°以下である請求項1〜4のいずれか一項に記載のゴルフボール。
  6. 前記カバーの硬度(Hc)が、ショアC硬度で、75以上である請求項1〜5のいずれか一項に記載のゴルフボール。
  7. 前記中間層の硬度(Hm)が、ショアC硬度で、75以上である請求項1〜6のいずれか一項に記載のゴルフボール。
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