JP2016202708A - 内視鏡システム及び内視鏡検査に用いられる機器のバッテリチェック方法 - Google Patents

内視鏡システム及び内視鏡検査に用いられる機器のバッテリチェック方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内視鏡とカメラ付き頭部装着型表示装置とを利用して内視鏡検査を行うときに、検査におけるバッテリ切れを防止することができる内視鏡システムを提供する。【解決手段】内視鏡システム1は、無線通信機能を有してバッテリ駆動される内視鏡11と、スマートフォン12と、無線通信機能を有してバッテリ駆動されるスマートグラス13とを含む。スマートフォン12では、内視鏡1のバッテリ残量を含むバッテリ情報の取得が行われ、バッテリ情報から推定した内視鏡1及びスマートグラス13の各使用可能時間が所定値以下であるか否かかの判定を行い、各使用可能時間が所定値以下である場合、所定の情報をスマートグラス13に表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡システム及び内視鏡検査に用いられる機器のバッテリチェック方法に関し、特に、内視鏡検査に用いられる機器の検査中におけるバッテリ切れを防止する内視鏡システム及び内視鏡検査に用いられる機器のバッテリチェック方法に関する。
従来、内視鏡が工業分野及び医療分野で広く利用されている。内視鏡は、先端部に観察窓を有する、細長の挿入部を有しており、検査者は、挿入部を被検体内に挿入して、被検体の内部を観察することができる。
また、近年は、特開2014−155207号公報に開示のように、カメラ付きのスマートグラスが提案されている。スマートグラスは、所謂ウェアラブルデバイスであり、眼鏡のように、ユーザの頭部に装着されて、ユーザが実際に見ている光景に、情報を重畳して表示するカメラ付き頭部装着型表示装置である。
内視鏡検査においても、このようなスマートグラスを利用することが考えられ、例えば、スマートグラスで内視鏡画像などが見ることができれば、便利である。
特開2014−155207号公報
しかし、内視鏡検査は、電源をとることができない場所で行われる場合がある。その場合、内視鏡はバッテリ駆動されるが、内視鏡と共に、バッテリ駆動されるスマートグラスのような表示装置を用いて内視鏡検査を行う場合、内視鏡とスマートグラスのいずれか一方が、検査中にバッテリ切れになると、スマートグラスを利用した内視鏡検査ができなくなる。
バッテリ切れになると、検査者であるユーザは、バッテリの予備があれば、バッテリ交換をして、現場で内視鏡検査を続行できるが、バッテリの予備がなければ、ユーザは、バッテリの予備がある場所までバッテリを取りに行かなければならず、内視鏡検査は中断される。
また、検査者は、検査前に内視鏡とスマートグラスのバッテリ残量をチェックして、これから行う検査において、バッテリ切れが発生する虞があるか否かを判断することは容易ではない。
そこで、本発明は、内視鏡とカメラ付き頭部装着型表示装置とを利用して内視鏡検査を行うときに、検査におけるバッテリ切れを防止することができる内視鏡システム及び内視鏡検査に用いられる機器のバッテリチェック方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の内視鏡システムは、無線通信機能を有し、バッテリ駆動される内視鏡と、無線通信機能を有し、バッテリ駆動される、カメラ付き頭部装着型表示装置と、前記内視鏡の第1のバッテリ残量及び前記表示装置の第2のバッテリ残量を含むバッテリ情報の取得を行うバッテリ情報取得部と、前記バッテリ情報から推定した前記内視鏡及び前記表示装置の各使用可能時間又は前記第1及び前記第2のバッテリ残量が所定値以下であるか否かかの判定を行う判定部と、前記判定の結果、前記各使用可能時間又は前記第1及び前記第2のバッテリ残量が前記所定値以下である場合、所定の情報を、前記表示装置において表示させる処理を行う表示処理部と、を有する。
本発明の一態様の内視鏡検査時に用いられる機器のバッテリチェック方法は、無線通信機能を有してバッテリ駆動される内視鏡と、無線通信機能を有してバッテリ駆動されるカメラ付き頭部装着型表示装置とを用いて内視鏡検査を行うときにおけるバッテリチェック方法において、前記内視鏡の第1のバッテリ残量及び前記表示装置の第2のバッテリ残量を含むバッテリ情報の取得を行い、前記バッテリ情報から推定した前記内視鏡及び前記表示装置の各使用可能時間又は前記第1及び前記第2のバッテリ残量が所定値以下であるか否かかの判定を行い、前記判定の結果、前記各使用可能時間又は前記第1及び前記第2のバッテリ残量が前記所定値以下である場合、所定の情報を、前記表示装置の表示部により表示する。
本発明によれば、内視鏡とカメラ付き頭部装着型表示装置とを利用して内視鏡検査を行うときに、検査中におけるバッテリ切れを防止することができる内視鏡システム及び内視鏡検査に用いられる機器のバッテリチェック方法を実現することができる。
本発明の第1の実施の形態に係わる内視鏡システムの構成を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、バッテリチェックプログラムの処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係わる、スマートグラス13の表示部53に表示された警告表示画面61の表示例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる、バッテリチェックプログラムの処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係わる、バッテリチェックプログラムの処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係わる、各機器の残量状態の表示例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
(システム構成)
図1は、本実施の形態に係わる内視鏡システムの構成を示す構成図である。
内視鏡システム1は、内視鏡11と、スマートフォン12と、スマートグラス13と、サーバ14とを含んで構成される。
内視鏡11は、被検体の内部を観察するための内視鏡装置である。スマートフォン12は、無線によるデータ通信が可能な携帯端末である。スマートグラス13は、ユーザが眼鏡をかけるように頭部に装着可能であり、実際に見ている光景に情報を重畳するように表示して、両眼あるいは片眼でユーザが見ることができるカメラ付き頭部装着型表示装置である。
内視鏡11、スマートフォン12及びスマートグラス13の各々は、無線通信機能を有し、バッテリで駆動される機器である。
(内視鏡の構成)
内視鏡11は、細長の挿入部11aと本体部11bとを有する。
挿入部11aの先端部には、図示しない観察窓に配置された対物レンズ部21と、対物レンズ部21の焦点位置に設けられた撮像素子22と、図示しない照明窓に配置された照明部23とが設けられている。
撮像素子22は、例えばCCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサである固体撮像装置である。撮像素子22の撮像面に、対物レンズ部21を透過した光が集光し、撮像素子22は、光電変換して生成した撮像信号を出力する。
照明部23は、例えば発光ダイオード(LED)である発光素子を有する。照明部23は、発光素子の出射する光を照明光として、照明窓を通して出射する。
挿入部11aの先端部には、湾曲部24が設けられている。湾曲部24は、複数の湾曲駒を含み、所定の湾曲駒に先端が固定された湾曲ワイヤの牽引と弛緩により、挿入部11aの先端部は、上下左右方向に湾曲可能となっている。
本体部11bは、撮像素子駆動部25と、撮像信号処理部26と、制御部27と、入力部28と、照明駆動部29と、湾曲操作部30と、無線部31と、バッテリ制御部32と、バッテリ部33とを含む。
撮像素子駆動部25は、撮像素子22を駆動する駆動回路である。
撮像信号処理部26は、制御部27により制御され、撮像素子駆動部25を制御すると共に、撮像素子号駆動部25からの各種信号に基づいて、撮像素子22からの撮像信号を受信して画像信号を生成する回路である。
制御部27は、中央処理装置(以下、CPUという)と、ROM、RAM、書き換え可能な不揮発性メモリを含む回路であり、内視鏡11内の各回路の制御を行う。ROMには、各種機能に応じた各種プログラムが格納されている。CPUは、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各機能に応じた処理を実行する。また、制御部27は、撮像信号処理部26からの画像信号を不揮発性メモリに記録する。
なお、不揮発性メモリは、メモリカードなどの内視鏡11に対して脱着可能な記憶装置でもよい。
入力部28は、ユーザが操作する操作ボタンなどの入力操作部材を有する。入力部28に対するユーザの操作に応じた操作信号は、入力部28から制御部27へ供給される。操作信号は、例えば、照明部23の光量、撮像信号処理部26のゲイン、等の操作信号である。制御部27は、操作信号に応じて、撮像信号処理部26、照明駆動部29、無線部31及びバッテリ制御部32へ、各種制御信号を出力する。
照明駆動部29は、制御部27からの照明制御信号に応じて、照明部23への駆動信号を出力する。
湾曲操作部30は、例えばジョイスティックなどの湾曲操作部材であり、ユーザが湾曲操作部30を操作することにより、各湾曲ワイヤなどの牽引と弛緩が行われて、挿入部11aの先端部の湾曲部24が湾曲する。
なお、湾曲制御は、電動モータなどを用いて電気的制御で行ってもよく、その場合は、スマートフォン12からの湾曲操作指示によっても、湾曲部24の湾曲制御が可能となる。
無線部31は、無線LAN等により無線通信を行うための回路である。内視鏡11は、無線部31を利用して、スマートフォン12、スマートグラス13及びサーバ14との無線通信を行うことができる。
また、無線部31は、制御部27の制御の下、撮像素子22で撮像して得られた画像情報、入力部28に入力された操作指示についての操作信号、バッテリ制御部32の保有するバッテリ部33のバッテリ残量やバッテリ温度、等の情報を、スマートフォン12あるいはサーバ14へ送信可能である。
無線部31は、スマートフォン12からの照明制御コマンドを受信すると、照明駆動部29へ出力する。すなわち、照明部23は、スマートフォン12からの指示に応じて制御可能となっている。
バッテリ制御部32は、バッテリ部33の放電及び充電を制御すると共に、バッテリ部33のバッテリの残量及びバッテリ部33の温度(すなわちバッテリ温度)の情報を収集し記憶する回路である。
さらに、バッテリ制御部32は、バッテリ部33の使用中における、単位時間当たり消費される標準的な電力(以下、標準消費電力という)の情報も有している。
(スマートフォンの構成)
スマートフォン12は、無線部41と、CPU部42と、タッチパネル部43と、表示部44と、メモリ部45と、カメラ部46と、バッテリ制御部47と、バッテリ部48とを有する。
無線部41は、無線LAN等により無線通信を行うための回路である。スマートフォン12は、無線部41を利用して、内視鏡11、スマートグラス13及びサーバ14との、無線通信を行うことができる。
すなわち、スマートフォン12は、内視鏡11及びスマートグラス13及びサーバ14と無線通信可能な端末装置である。
CPU部42は、CPUを含む回路である。CPU部42は、カメラ部46で撮像して得られた画像データ、内視鏡11からの内視鏡画像データ及びスマートグラス13からの画像データに対して所定の画像処理を行うと共に、メニュー表示などのグラフィック画像データを生成して、内視鏡画像などに重畳した画像を生成して、表示部44に出力する回路である。
CPU部42は、カメラ部46の動作を制御すると共に、カメラ部46からの画像データを取得する。
CPU部42において実行される画像処理は、例えば、表示部44の仕様に応じた色空間変換、インターレース/プログレッシブ変換、ガンマ補正、等の処理である。
また、CPU部42は、カメラ部46で取得された画像中の人の顔を認識する顔認識機能も有し、そのための顔認識処理プログラムも実行可能である。
また、CPU部42は、ユーザからの指示に応じて、各種処理を実行するが、特に、内視鏡11へのコマンド、例えば、照明制御、撮像素子制御、等の制御データを生成して、無線部41を介して内視鏡11へ送信する処理も行うことができる。
さらに、CPU部42は、スマートグラス13への各種コマンド等の制御データを生成して、無線部41を介してスマートグラス13へ送信すると共に、内視鏡11で得られた内視鏡画像データ、カメラ部46で得られた画像データ、メニュー画面などの画像データなどをスマートグラス13へ送信する処理も行うことができる。
タッチパネル部43は、表示部44の表示画面上に配置され、ユーザがタッチして各種操作を行うための装置である。タッチパネル部43に入力された各種操作指示、例えば照明操作、撮像操作などの操作指示信号、は、無線部41を介して、内視鏡11あるいはスマートグラス13へも送信可能である。
表示部44は、液晶表示パネルのような表示器であり、内視鏡画像、メニュー画像などを表示する。
表示部44の表示面上に表示されたコマンドボタンの部分を、ユーザが指などで触れると、タッチパネル部43のタッチされた領域の位置座標が検出されて、CPU部42は、検出された位置座標から、表示されているボタンのいずれがタッチされたのかを判定することができる。
メモリ部45は、ROM、RAM、書き換え可能な不揮発性メモリを含み、ROMには、CPU部42の動作する各種処理プログラムが格納されおり、RAMは、実行中のワークエリアとして利用される。メモリ部45には、後述するバッテリチェックプログラムも格納されている。不揮発性メモリには、内視鏡画像などを記録することもできる。
さらに、メモリ部45には、後述する使用可能推定時間の予め決められた閾値の情報も格納されている。
カメラ部46は、CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ等の撮像素子を含み、CPU部42の制御の下で動作が制御される。カメラ部46は、撮像して得られた画像データを、CPU部42へ出力する。
バッテリ制御部47は、バッテリ部48の放電及び充電を制御すると共に、バッテリ部48のバッテリの残量及びバッテリ部48の温度(すなわちバッテリ温度)の情報を収集し記憶する回路である。
さらに、バッテリ制御部47は、バッテリ部48の標準消費電力の情報も有している。バッテリ制御部47は、バッテリ部48のバッテリの残量及び温度のデータを、CPU部42へ出力する。
(スマートグラスの構成)
スマートグラス13は、無線部51と、CPU部52と、表示部53と、メモリ部54と、カメラ部55と、バッテリ制御部56と、バッテリ部57とを有する。
無線部51は、無線LAN等により無線通信を行うための回路である。スマートグラス13は、無線部51を利用して、内視鏡11、スマートフォン12及びサーバ14との無線通信を行うことができる。
CPU部52は、CPUを含む回路である。CPU部52は、カメラ部55で撮像して得られた画像データ、及びスマートフォン12からの画像データに対して所定の画像処理を行い、表示部53に表示する画像データを生成し、生成した画像データを、表示部53に出力する回路である。
CPU部52は、カメラ部55の動作を制御すると共に、カメラ部55からの画像データを取得する。そして、CPU部52は、カメラ部55で得られた画像データを、無線部51を介して、スマートフォン12へ送信することができる。
CPU部52において実行される画像処理は、例えば、表示部53の仕様に応じた色空間変換、インターレース/プログレッシブ変換、ガンマ補正、等の処理である。
また、CPU部52は、ユーザからの指示に応じて、各種処理を実行する。ユーザからの指示は、例えば、カメラ部55による画像処理により、ユーザの指の動きに応じたコマンドを検出する方法、スマートグラス13に設けられたボタン(図示せず)への操作を検出する方法、等により、行うことができる。CPU部52は、ユーザからの指示、すなわちコマンド、に応じた処理を実行する。
同様に、CPU部52は、スマートフォン12への各種コマンド等の制御データを生成して、無線部51を介してスマートフォン12へ送信する処理も行う。
表示部53は、液晶表示パネルのような表示器であり、内視鏡画像、メニュー画像などを表示する。
メモリ部54は、ROM、RAM、書き換え可能な不揮発性メモリを含み、ROMには、CPU部52の動作する各種処理プログラムが格納されおり、RAMは、実行中のワークエリアとして利用される。不揮発性メモリには、内視鏡画像などを記録することができる。
カメラ部55は、CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ等の撮像素子を含み、CPU部52の制御の下で動作が制御される。カメラ部55は、撮像して得られた画像データを、CPU部52へ出力する。
バッテリ制御部56は、バッテリ部57の放電及び充電を制御すると共に、バッテリ部57のバッテリの残量及びバッテリ部57の温度(すなわちバッテリ温度)の情報を収集し記憶する回路である。さらに、バッテリ制御部56は、バッテリ部57の標準消費電力の情報も有している。バッテリ制御部56は、バッテリ部57のバッテリの残量及び温度のデータを、CPU部52へ出力する。
(サーバの構成)
サーバ14は、インターネット15に接続された、コンピュータ装置である。サーバ14は、インターネット15を介して、内視鏡11、スマートフォン12及びスマートグラス13と、通信可能となっている。サーバ14は、例えば無線LAN等の無線通信可能なパーソナルコンピュータである。
サーバ14は、大容量のメモリ14aを有し、ユーザは、内視鏡11に記憶された内視鏡画像データをサーバ14へ送信してメモリ14aに記憶させたり、サーバ14のメモリ14aに記憶された検査結果情報などを読み出すことができる。
以上のように、内視鏡システム1は、内視鏡11と、スマートフォン12と、スマートグラス13とを含んで構成され、内視鏡11と、スマートフォン12と、スマートグラス13は、図1において二点鎖線で示すように互いに通信可能であり、さらにサーバ14とも通信可能である。ユーザは、スマートグラス13を眼鏡をかけるように頭部に装着し、スマートフォン12を携帯して、内視鏡11を用いて内視鏡検査を行う。
(作用)
次に、内視鏡検査に用いられる内視鏡11、スマートフォン12及びスマートグラス13のバッテリチェック方法につき説明する。
ユーザは、検査を開始する前に、内視鏡11、スマートフォン12及びスマートグラス13の電源をオンにする。
ユーザは、スマートフォン12を操作して、バッテリチェックプログラムの実行指示を、スマートフォン12へ与える。
図2は、バッテリチェックプログラムの処理の流れの例を示すフローチャートである。
スマートフォン12のCPU部42は、バッテリチェックプログラムの実行が指示されると、メモリ部45のROMからバッテリチェックプログラムを読み出して実行する。例えば、バッテリチェックプログラムの実行は、スマートフォン12の画面上の実行ボタンのタッチ操作により指示される。
なお、バッテリチェックプログラムの実行は、スマートグラス13におけるカメラ部55により得られた画像に対する顔認識処理により、顔が認識されると、スマートグラス13から認識されたことを示す信号がスマートフォン12へ送信され、その認識信号の受信により指示されるようにしてもよい。すなわち、スマートグラス13における顔認識処理により、人の顔が認識されたことをトリガーとして、バッテリチェックプログラムの実行が指示されるようにしてもよい。
CPU部42は、内視鏡11及びスマートグラス13のそれぞれから、バッテリ残量と標準消費電力の情報を取得する(S1)。すなわち、S1の処理は、内視鏡11のバッテリ残量及びスマートグラス13のバッテリ残量を含むバッテリ情報の取得を行うバッテリ情報取得部を構成する。
CPU部42が、バッテリ情報要求コマンドを無線部41から内視鏡11へ送信し、バッテリ情報要求コマンドは、内視鏡11の無線部31において受信される。内視鏡11の制御部27は、受信したバッテリ情報要求コマンドに応じて、バッテリ制御部32のバッテリ残量と標準消費電力のデータを読み出してスマートフォン12へ送信するように、無線部31を制御する。
その結果、スマートフォン12のCPU部42は、内視鏡11のバッテリ部33のバッテリ残量と標準消費電力の情報を取得することができる。
同様に、CPU部42が、バッテリ情報要求コマンドを無線部41からスマートグラス13へ送信し、バッテリ情報要求コマンドは、スマートグラス13の無線部51において受信される。スマートグラス13のCPU部52は、受信したバッテリ情報要求コマンドに応じて、バッテリ制御部56のバッテリ残量と標準消費電力のデータを読み出してスマートフォン12へ送信するように、無線部51を制御する。
その結果、スマートフォン12のCPU部42は、スマートグラス13のバッテリ部57のバッテリ残量と標準消費電力の情報を取得することができる。
CPU部42は、スマートフォン12に内蔵されたバッテリ制御部47からバッテリ残量と標準消費電力の情報を読み出して取得する(S2)。
CPU部42は、各機器の使用可能推定時間を算出する(S3)。
内視鏡11の使用可能推定時間は、内視鏡11から取得したバッテリ部33のバッテリ残量をバッテリ部33の標準消費電力で除算した値である。スマートグラス13の使用可能推定時間は、スマートグラス13から取得したバッテリ部57のバッテリ残量をバッテリ部57の標準消費電力で除算した値である。スマートフォン12の使用可能推定時間は、スマートフォン12のバッテリ制御部47から取得したバッテリ部48のバッテリ残量をバッテリ部48の標準消費電力で除算した値である。
CPU部42は、スマートグラス13の表示部53に表示させるために、各機器のバッテリ残量及び使用可能推定時間の情報を、スマートグラス13へ送信する(S4)。
スマートグラス13のCPU部52は、受信した各機器のバッテリ残量及び使用可能推定時間の情報を表示部53に出力する。その結果、スマートグラス13の表示部53には、各機器のバッテリ残量及び使用可能推定時間の情報が表示され、スマートグラス13をかけたユーザは、その情報を見ることができる。
CPU部42は、各機器の使用可能推定時間が、メモリ部45に記憶された所定の閾値以下であるかを判定する(S5)。所定の閾値は、ユーザにより予め設定された値であり、例えば1(時間)という値である。例えば、どのような検査においても少なくとも掛かるであろうとされる時間として1(時間)が、この所定の閾値として設定されて登録される。
なお、メモリ部45に複数の閾値を記憶しておき、ユーザがいずれかの閾値を選択して設定しておき、その選択された閾値を、S5において使用するようにしてもよい。
さらになお、ユーザがタッチパネル部43から入力されて設定した閾値を、S5において使用するようにしてもよい。
すなわち、スマートフォン12が、バッテリ情報の取得を行い(S1)、かつS5の判定を行う。そして、S5の処理は、バッテリ情報から推定した内視鏡11及びスマートグラス13の各使用可能時間が所定値である閾値以下であるか否かかの判定を行う判定部を構成する。
いずれかの機器の使用可能推定時間が、メモリ部45に記憶された所定の閾値以下である場合(S5:YES)、CPU42は、その所定の閾値以下となった使用可能推定時間の機器についての警告表示情報を生成して、スマートグラス13へ送信する(S6)。
例えば、内視鏡11の使用可能推定時間が、所定の閾値以下であるときは、内視鏡11が充電あるいはバッテリ交換が必要である旨のメッセージ及びマーク表示が生成されて、スマートグラス13へ送信される。
その結果、スマートグラス13の表示部53には、使用可能推定時間が所定の閾値以下機器に所定のマークが重畳され、かつバッテリの充電あるいは交換が必要な旨のメッセージが表示され、スマートグラス13をかけたユーザは、その情報を見ることができる。
よって、S6の処理は、S5の判定の結果、各使用可能時間が所定の閾値以下である場合、所定の情報を、スマートグラス13において表示させる処理を行う表示処理部を構成する。
なお、いずれの機器の使用可能推定時間も、メモリ部45に記憶された所定の閾値以下でなければ(S5:NO)、CPU42は、処理を何もしない。
図3は、スマートグラス13の表示部53に表示された警告表示画面61の表示例を示す図である。
警告表示画面61は、所定の情報を表示するメッセージ表示部62と、残量及び使用可能推定時間表示部63とを有する。
警告表示画面61は、ユーザが実際に見ている光景に重畳して見えるように表示される。
メッセージ表示部62は、ポップアップウインドウ内に、「警告」という文字と、「1時間の検査時間に対して、スマートグラスのバッテリ残量が不足しています。充電又はバッテリ交換をして下さい」のメッセージを表示している。すなわち、図3は、スマートグラス13のバッテリが残量不足であり、充電あるいは交換をユーザに促す画面表示の例である。
さらに、メッセージ表示部62は、表示された警告内容をユーザが認識したことを入力させるための「OK」ボタン62aの表示を含んでいる。「OK」ボタン62aは、ユーザが所定のメニュー表示に対するジェスチャなどにより、操作可能である。
残量及び使用可能推定時間表示部63は、内視鏡11のアイコン表示64aと、スマートフォン12のアイコン表示65aと、スマートグラス13のアイコン表示66aと、内視鏡11のバッテリ残量と使用可能推定時間を表示する残量及び時間表示64bと、スマートフォン12のバッテリ残量と使用可能推定時間を表示する残量及び時間表示65bと、スマートグラス13のバッテリ残量と使用可能推定時間を表示する残量及び時間表示66bと、を含んでいる。
各機器に対応して、バッテリ残量と使用可能推定時間が表示される。
よって、いずれかの機器の使用可能推定時間が所定の閾値以下であると判定されると、ユーザに使用可能推定時間が所定の閾値以下の機器と、バッテリの充電あるいは交換が、ユーザに促される。
以上のように、上述した実施の形態によれば、ユーザは、内視鏡検査を始める前に、バッテリチェックを行うことにより、検査の途中におけるバッテリ切れの発生を防止することができ、検査効率を向上させることができる。
(変形例1)
上記の実施の形態の内視鏡システムは、内視鏡11とスマートフォン12とスマートグラス13とを有しているが、本変形例1として、内視鏡システムは、スマートフォン12を含まずに内視鏡11とスマートグラス13を有するものでもよい。
本変形例1の場合、スマートグラス13が、内視鏡11からバッテリ残量の情報を無線で取得して、内視鏡11とスマートグラス13の使用可能推定時間を算出し(S3)、各機器の使用可能推定時間が閾値以下であるかの判定を行う(S5)。すなわち、内視鏡11と無線通信可能なスマートグラス13が、バッテリ情報の取得を行い(S1)、かつS5の判定を行う。そして、スマートグラス13において、警告表示が行われる。
本変形例1によっても、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(変形例2)
上記の実施の形態では、スマートフォン12が内視鏡11とスマートグラス13のそれぞれからバッテリ残量と標準消費電力の情報を得て、内視鏡11とスマートグラス13についてのS5の判定を行っているが、図3における内視鏡11とスマートグラス13についてのS5の判定を、内視鏡11とスマートグラス13において行うようにしてもよい。
すなわち、内視鏡11の制御部27がバッテリ制御部32からバッテリ残量と標準消費電力の情報を取得し(S1)、上記の判定を行い(S5)、その判定結果をバッテリ残量の情報と共にスマートフォン12へ送信し、同様に、スマートグラス13のCPU部52がバッテリ制御部56からバッテリ残量と標準消費電力の情報を取得し(S1)、上記の判定を行い(S5)、その判定結果をバッテリ残量の情報と共にスマートフォン12へ送信するようにしてもよい。
その場合、スマートフォン12のCPU部42が、受信した情報に基づいて警告表示画面61を生成してスマートグラス13へ送信して、表示部53に表示する。
本変形例2によっても、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(変形例3)
上記の実施の形態の内視鏡システムは、スマートフォン12が、内視鏡11とスマートグラス13からバッテリ残量と標準消費電力の情報を取得して、内視鏡11とスマートグラス13のそれぞれの使用可能推定時間を算出し、各使用可能推定時間が閾値以下であるかの判定を行っているが、本変形例3として、サーバ14が、内視鏡11とスマートフォン12とスマートグラス13の各々からバッテリ残量と標準消費電力の情報を取得して、内視鏡11とスマートフォン12とスマートグラス13の各々の使用可能推定時間を算出し、各使用可能推定時間が閾値以下であるかの判定を行い、その判定結果をバッテリ残量の情報と共にスマートグラス13へ送信するようにしてもよい。
すなわち、本変形例の場合、サーバ14が、内視鏡11、スマートフォン12及びスマートグラス13の各々からバッテリ残量と標準消費電力の情報を取得して(S1)、内視鏡11、スマートフォン12及びスマートグラス13の各々の使用可能推定時間を算出し(S3)、各使用可能推定時間が閾値以下であるかの判定を行う(S5)。すなわち、内視鏡11、スマートフォン12及びスマートグラス13と無線通信可能なサーバ14が、バッテリ情報の取得を行い(S1)、かつS5の判定を行う。さらに、サーバ14が、判定結果を、各機器のバッテリ残量及び使用可能推定時間の情報と共にスマートグラス13へ送信するようにしてもよい。
その場合、スマートグラス13のCPU部52が、受信した情報に基づいて警告表示画面61を生成して表示部53に表示する。
本変形例3によっても、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(変形例4)
上述した実施の形態では、各機器のバッテリ残量から各機器の使用可能推定時間を算出し、各機器の使用可能推定時間と所定の閾値とを比較し、各機器の使用可能推定時間が所定の閾値以下であるかが、判定されているが、変形例4として、各機器の使用可能推定時間を算出せずに、各機器のバッテリ残量と各機器のバッテリ残量についての閾値とを比較し、各機器のバッテリ残量が所定の閾値以下であるかを判定するようにしてもよい。
その場合、各機器のバッテリ残量についての閾値は、各機器の使用可能推定時間の閾値に対応し、複数の機器間においてバッテリ残量についての閾値は、互いに異なる。
本変形例4によっても、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、内視鏡検査に用いる内視鏡、スマートフォン及びスマートグラスのバッテリ残量から算出した使用可能推定時間が、所定の閾値以下になるかに基づいて、バッテリ切れの警告表示を行うようにしているが、本実施の形態は、その所定の閾値として、被検体の過去の検査に掛かった検査時間の実績データを利用して、バッテリ切れの警告表示を行うようにしている。
本実施の形態の内視鏡システムの構成は、第1の実施の形態の内視鏡システム1と同様であるので、本実施の形態において同じ構成要素については同じ符号を用いて説明し、ここでは説明を省略する。
本実施の形態では、サーバ14のメモリ14aには、複数の被検体の画像情報と、被検体毎の実際に検査に掛かった検査時間の情報、すなわち過去の検査時間の実績情報、及び各機器(すなわち内視鏡11、スマートフォン12及びスマートグラス13)の検査時の標準消費電力の情報が記憶されている。
そして、サーバ14は、与えられた画像情報に基づいて、その画像の被検体と同一あるいは類似する被検体を、メモリ14aに記憶された複数の被検体の画像情報から検索して抽出する検索機能を有している。
さらに、サーバ14は、被検体毎に、過去に行われた内視鏡検査の検査時間の情報と、検査中における各機器(すなわち内視鏡11、スマートフォン12及びスマートグラス13)の消費電力情報から算出した検査時の標準消費電力の情報とを有している。
図4は、本実施の形態に係るバッテリチェックプログラムの処理の流れの例を示すフローチャートである。
まず、スマートフォン12のCPU部42は、バッテリチェックプログラムの実行が指示されると、ROMからバッテリチェックプログラムを読み出して実行する。ユーザは、内視鏡検査を開始する前に、スマートグラス13のカメラ部55で被検体を撮像し、得られた画像データをスマートフォン12へ送信する。
スマートフォン12のCPU部42は、スマートグラス13から被検体の画像情報を取得する(S11)。
CPU部42は、サーバ14へ被検体の画像情報を送信して、被検体の過去の検査時間の情報、及び各機器(すなわち内視鏡11、スマートフォン12及びスマートグラス13)の標準消費電力の情報を取得する(S12)。
CPU部42は、内視鏡11及びスマートグラス13のそれぞれから、バッテリ残量の情報を取得する(S13)。すなわち、S13の処理は、内視鏡11のバッテリ残量及びスマートグラス13のバッテリ残量を含むバッテリ情報の取得を行うバッテリ情報取得部を構成する。
CPU部42は、スマートフォン12に内蔵されたバッテリ制御部47からバッテリ残量の情報を読み出して取得する(S14)。
CPU部42は、スマートグラス13の表示部53に表示させるために、各機器のバッテリ残量の情報を、スマートグラス13へ送信する(S15)。
その結果、スマートグラス13の表示部53には、各機器のバッテリ残量の情報が表示され、スマートグラス13をかけたユーザは、その情報を見ることができる。
CPU部42は、各機器の使用可能推定時間を算出する(S16)。
内視鏡11の使用可能推定時間は、内視鏡11から取得したバッテリ部33のバッテリ残量をサーバ14から取得したバッテリ部33の標準消費電力で除算した値である。スマートグラス13の使用可能推定時間は、スマートグラス13から取得したバッテリ部48のバッテリ残量をサーバ14から取得したバッテリ部48の標準消費電力で除算した値である。スマートフォン12の使用可能推定時間は、スマートフォン12のバッテリ制御部47から取得したバッテリ残量をサーバ14から取得したバッテリ部57の標準消費電力で除算した値である。
CPU部42は、各機器の使用可能推定時間が、無線通信により外部であるサーバ14から取得した被検体についての過去の検査時間以下であるかを判定する(S17)。過去の検査時間は、例えば、サーバ14において算出された複数の過去の検査時間の平均値、最大値等である。よって、検査実績時間は、被検体毎に異なっている。
すなわち、S17の処理は、バッテリ情報から推定した内視鏡11、スマートフォン12及びスマートグラス13の各使用可能時間が所定値である過去の検査時間以下であるか否かかの判定を行う判定部を構成する。
いずれかの機器の使用可能推定時間が、過去の検査時間以下である場合(S17:YES)、CPU42は、その過去の検査時間以下となった使用可能推定時間の機器についての警告表示情報を生成して、スマートグラス13へ送信する(S18)。
以上のように、所定値としての過去の検査時間は、内視鏡検査の被検体についての過去の検査時間に基づいて決定された値である。
スマートグラス13に表示される警告表示画面は、上述した図3のような画面である。
よって、S18の処理は、S17の判定の結果、各使用可能時間が所定値である過去の検査時間以下である場合、所定の情報を、スマートグラス13において表示させる処理を行う表示処理部を構成する。
なお、いずれの機器の使用可能推定時間も、過去の検査時間以下でなければ(S5:NO)、CPU42は、処理を何もしない。
以上のように、上述した実施の形態によれば、ユーザは、内視鏡検査を始める前に、バッテリチェックを行うことにより、検査の途中におけるバッテリ切れの発生を防止することができ、検査効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態においても、第1の実施の形態の変形例1〜4は、適用可能である。
(変形例1)
上述した第2の実施の形態では、サーバ14が与えられた画像から被検体を特定しているが、サーバ14において類似する被検体画像が複数ある場合は、抽出された複数の被検体画像を、スマートフォン12へ送信して、ユーザに被検体を選択させるようにしてもよい。
スマートフォン12は、ユーザが選択した被検体の情報をサーバ14へ送信し、サーバ14は、選択された被検体についての過去の検査時間情報などをメモリ14aから取得する。
本変形例1によっても、第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
第1及び第2の実施の形態では、検査に使用しようとする内視鏡とスマートフォンが特定されているときに、内視鏡、スマートフォン及びスマートグラスのバッテリが検査中に切れないかを判定しているが、本実施の形態では、複数の内視鏡、複数のスマートフォン及び複数のスマートグラスがあるときに、どの内視鏡、どのスマートフォン、及びどのスマートグラスなら、バッテリが検査中に切れないかが判定される。
本実施の形態の内視鏡システムの構成は、第1の実施の形態の内視鏡システム1と同様であるので、本実施の形態において同じ構成要素については同じ符号を用いて説明し、ここでは説明を省略する。
図5は、本実施の形態に係るバッテリチェックプログラムの処理の流れの例を示すフローチャートである。本実施の形態では、スマートグラス13のCPU部52が図5の処理を実行する。ユーザは、スマートグラス13を付けた状態で、バッテリチェックプログラムを実行させる。
バッテリチェックプログラムの実行の指示は、ユーザがスマートグラス13に対して所定のコマンドを入力することによって、行われる。
まず、スマートグラス13のCPU部52は、バッテリチェックプログラムの実行が開始すると、カメラ部55により撮像して得られた画像の取得をして、表示部53に表示する(S21)。
ユーザが、検査に使用する内視鏡11とスマートフォン12を選択できるようにするために、スマートグラス13で内視鏡候補である複数の内視鏡とスマートフォン候補である複数のスマートフォン12をユーザにカメラ部55で撮像させて、画像の取得が行われる。カメラ部55で撮像された画像は、スマートグラス13の表示部53に表示される。
CPU部52は、カメラ部55で撮像して得られた画像から、内視鏡とスマートフォンの画像領域を抽出し、抽出した画像領域に対して画像認識処理を実行させて、画像に含まれる各内視鏡と各スマートフォンを個体認識する(S22)。
すなわち、S22の処理が、スマートグラス13において取得された画像から内視鏡11及びスマートフォン12を画像処理により識別する識別部を構成する。
例えば、各内視鏡及び各スマートフォンに、バーコードシールを貼り付け、CPU部52が、画像に含まれるバーコード画像の領域画像を抽出し、抽出した領域画像からバーコードデータを認識することによって、CPU部52は、各機器の個体を認識する。
なお、バーコード以外でも、文字、識別コード等が印刷されたシールを各機器に貼り付けておき、CPU部52がシールに印刷された文字などを文字認識あるいは識別コード認識により、各機器の個体を認識するようにしてもよい。
CPU部52は、認識されて特定された複数の内視鏡11及び複数のスマートフォン12のそれぞれから、バッテリ残量と標準消費電力の情報を取得する(S23)。よって、内視鏡11及びスマートフォン12のバッテリ情報は、無線通信機能により識別された内視鏡11とスマートフォン12から取得される。
すなわち、S23の処理は、内視鏡11のバッテリ残量及びスマートフォン12のバッテリ残量を含むバッテリ情報の取得を行うバッテリ情報取得部を構成する。CPU52は、無線通信により、個体認識された各内視鏡と各スマートフォン12からバッテリ残量と標準消費電力の情報を取得することができる。
CPU部52は、スマートグラス13に内蔵されたバッテリ制御部56からバッテリ残量と標準消費電力の情報を読み出して取得する(S24)。すなわち、S24の処理は、スマートグラス13のバッテリ残量を含むバッテリ情報の取得を行うバッテリ情報取得部を構成する。
CPU部52は、各機器の使用可能推定時間を算出する(S25)。
内視鏡11の使用可能推定時間は、各内視鏡11から取得したバッテリ部33のバッテリ残量をバッテリ部33の標準消費電力で除算した値である。スマートフォン12の使用可能推定時間は、スマートフォン12から取得したバッテリ部48のバッテリ残量をバッテリ部48の標準消費電力で除算した値である。スマートグラス13の使用可能推定時間は、スマートグラス13のバッテリ制御部56から取得したバッテリ部57のバッテリ残量をバッテリ部57の標準消費電力で除算した値である。
CPU部52は、各機器のバッテリ残量と使用可能推定期間の情報を、各機器画像に重畳して表示する(S26)。
CPU部52は、各機器の使用可能推定時間が、メモリ部45に記憶された所定の閾値以下であるかを判定する(S27)。所定の閾値は、ユーザにより予め設定された値であり、例えば1(時間)という値である。例えば、どのような検査においても少なくとも掛かるであろうとされる時間が、この所定の閾値として設定されて登録される。
すなわち、S27の処理は、バッテリ情報から推定した内視鏡11、スマートフォン12及びスマートグラス13の各使用可能時間が所定値である所定の閾値以下であるか否かかの判定を行う判定部を構成する。
CPU部52は、各機器についての使用可能推定時間が所定の閾値以下であるか否かの判定結果に応じて、各機器の残量状態を表示する(S28)。
S28では、使用可能推定時間が所定の閾値以下である機器については、バッテリ不足になることを示すマークを機器画像に重畳した表示所定の表示を行い、使用可能推定時間が所定の閾値以下でない機器については、バッテリ不足にならないことを示すマークを機器画像に重畳して表示する。
よって、S28の処理は、S27の判定の結果、各使用可能時間が所定の閾値以下である場合、所定の情報を、スマートグラス13において表示させる処理を行う表示処理部を構成する。
図6は、各機器の残量状態の表示例を示す図である。
図6は、カメラ部55により撮像された2つの内視鏡11A、11Bと、2つのスマートフォン12A、12Bの各機器画像を含む機器画像表示画面71の例を示す図である。
ユーザは、スマートグラス13により、これら4つの機器を机等の上に載置して撮影する。撮影して得られた画像は、機器画像表示画面71として、ユーザは、スマートグラス13において見ることができるように、表示部53に出力される(S21)。
図6に示すように、表示部53に表示された機器画像表示画面71は、スマートグラス13のアイコンに加えて、4つの機器画像、ここでは、内視鏡11A、11Bと、スマートフォン12A、12Bの4つの画像を含む。
さらに、S26で算出された各機器のバッテリ残量と使用可能推定時間が、各機器画像に重畳するように表示される(S26)。
そして、上記の例では、使用可能推定時間が所定の閾値以下でない機器については、図6において点線で示すように、バッテリ不足になる虞がないことを示すマーク、例えば「○」印が重畳表示される(S28)。
さらに、使用可能推定時間が所定の閾値以下である機器については、図6において点線で示すように、バッテリ不足になる虞があることを示すマーク、例えば「×」印を重畳表示される(S28)。
なお、「○」や「×」のマークあるいはアイコンの代わりに、文字表示を行うようにしてもよい。
さらになお、使用可能推定時間が所定の閾値以下である機器については、何も表示しなくてもよい。
すなわち、内視鏡11、スマートフォン12及びスマートグラス13についての所定の情報は、S22において識別された内視鏡11、スマートフォン12及びスマートグラス13の画像に関連付けて表示される。
以上のように、上述した実施の形態によれば、ユーザは、内視鏡検査を始める前に、バッテリチェックを行うことにより、検査の途中におけるバッテリ切れの発生を防止することができ、検査効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態においても、第1の実施の形態の変形例1〜4は、適用可能である。
以上のように、上述した各実施の形態及び各変形例によれば、内視鏡とカメラ付き頭部装着型表示装置とを利用して内視鏡検査を行うときに、検査中におけるバッテリ切れを防止することができる内視鏡システム及び内視鏡検査に用いられる機器のバッテリチェック方法を実現することができる。
なお、上述した各実施の形態及び各変形例では、スマートフォン12が使用されているが、スマートフォン12に代えてタブレットPC等の端末装置を用いてもよい。
さらに、なお、上述した各実施の形態及び各変形例では、各機器のバッテリ残量の情報が取得されているが、バッテリ部の出力電圧と温度のデータを取得して、出力電圧と温度からバッテリ残量を推定するようにしてもよい。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
1 内視鏡システム、11、11A、11B 内視鏡、11a 挿入部、11b 本体部、12、12A、12B スマートフォン、13 スマートグラス、14 サーバ、14a メモリ、15 インターネット、21 対物レンズ部、22 撮像素子、23 照明部、24 湾曲部、25 撮像素子駆動部、26 撮像信号処理部、27 制御部、28 入力部、29 照明駆動部、30 湾曲操作部、31 無線部、32 バッテリ制御部、33 バッテリ部、41 無線部、42 CPU部、43 タッチパネル部、44 表示部、45 メモリ部、46 カメラ部、47 バッテリ制御部、48 バッテリ部、51 無線部、52 CPU部、53 表示部、54 メモリ部、55 カメラ部、56 バッテリ制御部、57 バッテリ部、61 警告表示画面、62 メッセージ表示部、62a ボタン、63 使用可能推定時間表示部、64a アイコン表示、64b 時間表示、65a アイコン表示、65b 時間表示、66a アイコン表示、66b 時間表示、71 機器画像表示画面。

Claims (10)

  1. 無線通信機能を有し、バッテリ駆動される内視鏡と、
    無線通信機能を有し、バッテリ駆動される、カメラ付き頭部装着型表示装置と、
    前記内視鏡の第1のバッテリ残量及び前記表示装置の第2のバッテリ残量を含むバッテリ情報の取得を行うバッテリ情報取得部と、
    前記バッテリ情報から推定した前記内視鏡及び前記表示装置の各使用可能時間又は前記第1及び前記第2のバッテリ残量が所定値以下であるか否かかの判定を行う判定部と、
    前記判定の結果、前記各使用可能時間又は前記第1及び前記第2のバッテリ残量が前記所定値以下である場合、所定の情報を、前記表示装置において表示させる処理を行う表示処理部と、
    を有することを特徴とする内視鏡システム。
  2. 前記所定値は、予め決められている、選択された、あるいは入力された値であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
  3. 前記内視鏡及び前記表示装置と無線通信可能な端末装置を有し、
    前記端末装置が、前記バッテリ情報の取得を行い、かつ前記判定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の内視鏡システム。
  4. 前記表示装置は、前記内視鏡と無線通信可能であり、
    前記表示装置が、前記バッテリ情報の取得を行い、かつ前記判定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の内視鏡システム。
  5. 前記内視鏡及び前記表示装置と無線通信可能なサーバを含み、
    前記サーバが、前記バッテリ情報の取得を行い、かつ前記判定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の内視鏡システム。
  6. 前記所定値は、前記内視鏡検査の被検体についての過去の検査時間に基づいて決定された値であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の内視鏡システム。
  7. 前記被検体についての前記過去の検査時間の情報は、前記無線通信により外部から取得されることを特徴とする請求項6に記載の内視鏡システム。
  8. 前記表示装置において取得された画像から前記内視鏡を画像処理により識別する識別部と、を有し、
    前記第1のバッテリ残量を含む前記バッテリ情報は、前記無線通信機能により識別された前記内視鏡から取得されることを特徴とする請求項1又は2に記載の内視鏡システム。
  9. 前記所定の情報は、前記識別部において識別された前記内視鏡の画像に関連付けて表示されることを特徴とする請求項8に記載の内視鏡システム。
  10. 無線通信機能を有してバッテリ駆動される内視鏡と、無線通信機能を有してバッテリ駆動されるカメラ付き頭部装着型表示装置とを用いて内視鏡検査を行うときにおけるバッテリチェック方法において、
    前記内視鏡の第1のバッテリ残量及び前記表示装置の第2のバッテリ残量を含むバッテリ情報の取得を行い、
    前記バッテリ情報から推定した前記内視鏡及び前記表示装置の各使用可能時間又は前記第1及び前記第2のバッテリ残量が所定値以下であるか否かかの判定を行い、
    前記判定の結果、前記各使用可能時間又は前記第1及び前記第2のバッテリ残量が前記所定値以下である場合、所定の情報を、前記表示装置の表示部により表示する、
    ことを特徴とする内視鏡検査時に用いられる機器のバッテリチェック方法。
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