JP2016201737A - 画像判定装置、符号化装置、及びプログラム - Google Patents

画像判定装置、符号化装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】原画像にスクリーンコンテンツが含まれているか否かを判定する。【解決手段】画像判定装置1は、輝度信号及び色差信号のイントラ予測モードがともにDC予測であり、輝度信号の一部の画素値と輝度信号のDC予測値とが一致し、且つ色差信号の一部の画素値と色差信号のDC予測値とが一致するブロックをスクリーンコンテンツ候補と判定する画素値比較部13と、前記画素値比較部によりスクリーンコンテンツ候補と判定されたブロック同士が隣接する場合に、該隣接する複数のブロックをスクリーンコンテンツであると判定し、判定結果を示す判定情報を出力するスクリーンコンテンツ判定部14とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像を分割したブロックごとにスクリーンコンテンツであるか否かを判定する画像判定装置、符号化装置、及びこれらのプログラムに関する。
映像の符号化方式として、ITU−T H.264/MPEG−4 AVCやITU−T H.265/MPEG−H HEVCなどが知られており、これらの符号化方式では、フレーム画像をブロックに分割し、ブロックごとに直交変換処理を施し、各直交変換係数を量子化処理し、エントロピー符号化を施す。インター予測(画面間予測、フレーム間予測)を用いずに符号化されるブロックに対しては、符号化済みの隣接ブロックの画素値から予測画像を生成し、予測画像との差分を符号化するイントラ予測(画面内予測、フレーム内予測)が採用されている(例えば、非特許文献1参照)。イントラ予測にあたっては、予め設定された予測方向のうち、最適なものを選択して予測を行うとともに、選択された予測方向を示す予測モードの情報を伝送する。
ところで、一般的な放送用途の動画像では自然映像の割合が高く、そこに上乗せする形で人工的なCGや文字情報(テロップ)などのスクリーンコンテンツが使われることが多い。原画像の全体又は一部にスクリーンコンテンツが使われている場合、該当するブロックの符号化処理内容を変更することで符号化効率が改善され得ることが知られている(例えば、非特許文献2参照)。例えばスクリーンコンテンツでは、予測誤差信号に高周波数のエッジが多く含まれることから直交変換処理が適さないため、4×4変換領域では直交変換処理をスキップし、画素値を直接量子化処理する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、スクリーンコンテンツの符号化時には、色差信号のデブロッキングフィルタ処理をスキップすることで符号化効率が改善され得ることが知られている(例えば非特許文献3参照)。
国際公開第2013/187060号
大久保榮監修、「インプレス標準教科書シリーズ H.265/HEVC教科書」、株式会社インプレスジャパン、2013年10月21日 Rajan Joshi, "JCTVC−R1014 Screen content coding test model 2 (SCM 2)", ITU, 2014年10月16日 Ohji Nakagami, "JCTVC−S0044 Chroma deblocking filter control for SCC", ITU, 2014年10月7日
しかしながら、従来の符号化技術は、原画像にスクリーンコンテンツが含まれているか否かを映像的に判別していないという課題があった。そのため、符号化効率を改善するための処理モードの全組み合わせを試行するとなると、符号化に膨大な時間がかかってしまっていた。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、原画像にスクリーンコンテンツが含まれているか否かを判定することが可能な画像判定装置、符号化装置、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像判定装置は、画像を分割したブロックごとにスクリーンコンテンツであるか否かを判定する画像判定装置であって、輝度信号及び色差信号のイントラ予測モードがともにDC予測であり、輝度信号の一部の画素値と輝度信号のDC予測値とが一致し、且つ色差信号の一部の画素値と色差信号のDC予測値とが一致するブロックをスクリーンコンテンツ候補と判定する画素値比較部と、前記画素値比較部によりスクリーンコンテンツ候補と判定されたブロック同士が隣接する場合に、該隣接する複数のブロックをスクリーンコンテンツであると判定し、判定結果を示す判定情報を出力するスクリーンコンテンツ判定部と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る画像判定装置において、前記スクリーンコンテンツ判定部は、前記画素値比較部によりスクリーンコンテンツ候補と判定されたブロック同士が隣接し、且つ前記DC予測値も等しい場合に、該隣接する複数のブロックをスクリーンコンテンツであると判定することを特徴とする。
さらに、本発明に係る画像判定装置において、前記画素値比較部は、前記一部の画素値を前記ブロックの四隅の画素値とすることを特徴とする。
さらに、本発明に係る画像判定装置において、前記スクリーンコンテンツ判定部によりスクリーンコンテンツであると判定されたブロックに囲まれた1以上のブロックを全てスクリーンコンテンツであると判定し、前記判定情報を修正する判定修正部を更に備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る符号化装置は、上記画像判定装置を備え、前記判定情報に応じて符号化処理を変更することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、上記画像判定装置として機能させることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、上記符号化装置として機能させることを特徴とする。
本発明の画像判定装置によれば、原画像の一部に人工的なCGなどのスクリーンコンテンツが含まれているか否かを判定することができる。また、本発明の符号化装置によれば、スクリーンコンテンツであるか否かによって符号化処理モードを変更することにより、符号化速度を低下させることなく符号化画質を向上させることができるようになる。
本発明の第1の実施形態に係る画像判定装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像判定装置におけるスクリーンコンテンツ判定部の処理を説明するものである。 本発明の第1の実施形態に係る画像判定装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る画像判定装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像判定装置における判定修正部の処理を説明するものである。 本発明の第3の実施形態に係る符号化装置の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
スクリーンコンテンツの多くは、文字を見やすく強調するために文字の背景に四角や丸型などの色枠をひくようにデザインされる。上乗せする文字が見づらくならないようにグラデーションなどを付けないことが多いため、色枠部の輝度信号と色差信号は一定となり、自然映像には現れにくい特徴となる。本発明ではこの特徴を考慮し、四隅などの一部の画素値が等しいブロックは全画素値が等しい可能性が高いと考え、スクリーンコンテンツである判定条件の1つとする。また、全画素値が等しいブロックのイントラ予測の予測モード(以下、「イントラ予測モード」という)はDC予測になり、同様のブロックが連続して一定の面積を占める。これらの条件から複合的にスクリーンコンテンツであるか否かを判定する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像判定装置の構成例を示すブロック図である。図1に示す例では、画像判定装置1は、予測モード判定部11と、画素値測定部12と、画素値比較部13と、スクリーンコンテンツ判定部14とを備える。
画像判定装置1は、イントラ予測を行う符号化装置内に組み込まれ、イントラ予測が行われる原画像、及びイントラ予測情報を入力する。そして、イントラ予測が行われる原画像について、原画像を分割したブロック単位でスクリーンコンテンツであるか否かを判定し、判定結果を示す判定情報を外部に出力する。符号化装置では原画像を輝度信号及び色差信号に分解し、輝度信号及び色差信号でそれぞれイントラ予測を行う。
イントラ予測情報は、イントラ予測において選択された予測モードの情報を含む。イントラ予測モードは、例えばITU−T H.264/MPEG−4 AVCでは、8方向の予測、及びDC予測の9種類が定義されている。また、ITU−T H.265/MPEG−H HEVCでは、33方向の予測、DC予測、及び平均近似予測の35種類が定義されている。予測モードがDC予測の場合、対象ブロックに隣接する符号化済み画素の平均値(DC予測値)で対象ブロックの全ての画素を予測することになるが、イントラ予測情報はそのDC予測値も含む。また、イントラ予測情報は、予測モードがどのブロックの予測モードであるかを対応付け可能とするために、ブロックの位置情報も含む。
予測モード判定部11は、イントラ予測情報を入力し、ブロックの輝度信号及び色差信号のイントラ予測モードがともにDC予測であった場合に、予測モードがDC予測であることを示すDC判定情報を画素値測定部12に出力するとともに、輝度信号及び色差信号のDC予測値を画素値比較部13に出力する。
画素値測定部12は、原画像の輝度信号及び色差信号と、予測モード判定部11により判定されたDC判定情報とを入力し、輝度信号のイントラ予測モードがDC予測であり、且つ色差信号のイントラ予測モードがDC予測であるブロックについて、該ブロックの輝度信号の一部の画素値、及び該ブロックの色差信号の一部の画素値を取得し、画素値比較部13に出力する。
ここで、画素値測定部12が取得する一部の画素値とは、ブロックの任意の画素値であるが、特にブロックの四隅の画素値とするのが好適である。その理由は、非常にゆるやかなグラデーション部分(例えば青空等)がイントラ予測時にDC予測と判定された場合、画素値比較部13によりDC予測値とブロック内で距離的に最も離れている四隅の画素値とを比較することで差が顕著になり、グラデーション画像とスクリーンコンテンツとを識別することができるからである。
画素値比較部13は、予測モード判定部11から入力される輝度信号のDC予測値と画素値測定部12から入力される輝度信号の画素値とを比較するとともに、予測モード判定部11から入力される色差信号のDC予測値と画素値測定部12から入力される色差信号の画素値とを比較する。そして、輝度信号のDC予測値及び画素値が一致し、且つ、色差信号のDC予測値及び画素値が一致するブロックをスクリーンコンテンツ候補と判定する。そして、各ブロックがスクリーンコンテンツ候補であるか否かを示す候補情報をスクリーンコンテンツ判定部14に出力する。本実施形態においては、この候補情報を1ビットのフラグ(候補フラグ)とし、スクリーンコンテンツ候補と判定した場合の値を1とし、スクリーンコンテンツ候補と判定しなかった場合の値を0とする。
また、画素値比較部13は予測モード判定部11から入力されるDC予測値をスクリーンコンテンツ判定部14に出力する。なお、DC予測値は、予測モード判定部11からスクリーンコンテンツ判定部14に出力するようにしてもよい。
スクリーンコンテンツ判定部14は、隣接するブロックを特定するために、イントラ予測情報からブロックの位置情報を取得する。第1の判定方法では、各ブロックの輝度信号及び色差信号において、候補フラグが1のブロック同士が隣接する場合に、該隣接する複数のブロックをスクリーンコンテンツであると判定し、判定結果を示す判定情報を出力する。つまり、候補フラグが1であるブロックが単体で存在する場合には、該ブロックをスクリーンコンテンツと判定しない。本実施形態においては、この判定情報を1ビットのフラグ(判定フラグ)とし、スクリーンコンテンツと判定した場合の値を1とし、スクリーンコンテンツと判定しなかった場合の値を0とする。
スクリーンコンテンツ判定部14は、第2の判定方法では、各ブロックの輝度信号及び色差信号において、候補フラグが1のブロック同士が隣接し、且つDC予測値も等しい場合に、該隣接する複数のブロックをスクリーンコンテンツと判定し、判定結果を示す判定情報を出力する。第1の判定方法に比べて第2の判定方法のほうが、よりスクリーンコンテンツの判定精度を向上させることができる。
図2は、上述したスクリーンコンテンツ判定部14の第2の判定方法の処理を説明する図である。図2(a)に示すように、ブロックaの候補フラグが1でDC予測値が110であり、ブロックbの候補フラグが1でDC予測値が110であり、ブロックcの候補フラグが0でDC予測値が110であり、ブロックdの候補フラグが1でDC予測値が110であり、ブロックeの候補フラグが0でDC予測値が110であり、ブロックfの候補フラグが1でDC予測値が105であり、ブロックgの候補フラグが0でDC予測値が105であり、ブロックhの候補フラグが1でDC予測値が105であり、ブロックiの候補フラグが0でDC予測値が82であり、ブロックjの候補フラグが0でDC予測値が82であるとすると、ブロックd,hについては隣接するブロックの候補フラグが0であるため、スクリーンコンテンツとみなさずに、判定フラグを0とする。また、ブロックa,b,fは隣接するフラッグの候補フラグは1であるが、ブロックfのDC予測値はブロックa,bのDC予測値と同じではない。よって、図2(b)に示すように、ブロックa,bについてのみ判定フラグを1とし、ブロックfの判定フラグを0とする。なお、図2(b)では判定フラグが1のブロックを斜線で示している。
図3は、上述の画像判定装置1の動作例を示すフローチャートである。画像判定装置1は、まず予測モード判定部11により各ブロック(対象ブロック)のイントラ予測モードを判定し(ステップS101)、輝度信号及び色差信号のイントラ予測モードがDC予測でない場合には(ステップS102−No)、該ブロックは自然映像である(スクリーンコンテンツではない)と判定し、判定フラグを0とする(ステップS103)。
輝度信号及び色差信号のイントラ予測モードがともにDC予測である場合には(ステップS102−Yes)、画素値比較部13により輝度信号のDC予測値と色差信号のDC予測値とを記憶する(ステップS104)。次に、画素値比較部13により輝度信号のDC予測値と輝度信号の一部(この例ではブロックの四隅)の画素値が一致し、且つ色差信号のDC予測値と色差信号の一部(この例ではブロックの四隅)の画素値が一致するか否かを判定する(ステップS105)。ステップS105の判定結果がNoである場合には、該ブロックは自然映像であると判定し、判定フラグを0とする(ステップS103)。ステップS105の判定結果がYesである場合には、候補フラグに1を設定する(ステップS106)。
次に、スクリーンコンテンツ判定部14により、候補フラグが1のブロックについて、隣接するブロックの候補フラグが1であり、且つDC予測値が一致するか否かを判定する(ステップS107)。ステップS107の判定結果がNoである場合には、該ブロックは自然映像であると判定し、判定フラグを0とする(ステップS103)。一方、ステップS107の判定結果がYesである場合には、隣接するブロック同士をスクリーンコンテンツとみなしてマージし、隣接するブロック同士の判定フラグを1とする(ステップS108)。
上述したように、画像判定装置1は、画素値比較部13により、輝度信号及び色差信号のイントラ予測モードがともにDC予測であり、輝度信号の一部の画素値と輝度信号のDC予測値とが一致し、且つ色差信号の一部の画素値と色差信号のDC予測値とが一致するブロックをスクリーンコンテンツ候補と判定し、スクリーンコンテンツ判定部14により、画素値比較部13によりスクリーンコンテンツ候補と判定されたブロック同士が隣接する場合に、該隣接する複数のブロックをスクリーンコンテンツであると判定し、判定結果を示す判定情報を出力する。かかる構成により、画像判定装置1は、画像のブロックごとにスクリーンコンテンツであるか自然映像であるかを判定することができるようになる。
(第2の実施形態)
つぎに、本発明の第2の実施形態について説明する。図4は、第2の実施形態に係る画像判定装置2の構成例を示すブロック図である。図4に示す例では、画像判定装置2は、予測モード判定部11と、画素値測定部12と、画素値比較部13と、スクリーンコンテンツ判定部14と、判定修正部15と、を備える。第2の実施形態の画像判定装置2は第1の実施形態の画像判定装置1と比較して、判定修正部15を更に備える点が相違する。その他の構成については第1の実施形態と同一であるため、同一の参照番号を付して適宜説明を省略する。
判定修正部15は、スクリーンコンテンツ判定部14から判定情報を入力する。そして、スクリーンコンテンツ判定部14によりスクリーンコンテンツであると判定されたブロックに囲まれた1以上のブロックを全てスクリーンコンテンツであると判定し、判定情報を修正して最終的な判定情報を出力する。
図5は、判定修正部15の処理を説明する図である。スクリーンコンテンツ判定部14から入力される各ブロックの判定フラグが図5(a)で示されるとする。この場合、判定フラグが1のブロックに囲まれているブロックが存在する。よって、判定修正部15は図5(b)に示すように、判定フラグが1のブロックに囲まれているブロックをスクリーンコンテンツと判定し直し、該ブロックの判定フラグを0から1に修正する。なお、図5では判定フラグが1のブロックを斜線で示している。
上述したように、画像判定装置2は、判定修正部15によりスクリーンコンテンツ判定部14によりスクリーンコンテンツであると判定されたブロック(判定フラグが1のブロック)に囲まれているブロックを全てスクリーンコンテンツであると判定する。スクリーンコンテンツは連続するブロックにより構成される可能性が高いため、判定修正部15により判定情報を修正することにより、画像判定装置1よりも更にスクリーンコンテンツの判定精度を高めることができる。
ここで、上述した画像判定装置1又は2として機能させるためにコンピュータを好適に用いることができ、そのようなコンピュータは、画像判定装置1又は2の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを該コンピュータの記憶部に格納しておき、該コンピュータのCPUによってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。なお、このプログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録可能である。
(第3の実施形態)
つぎに、本発明の第3の実施形態について説明する。図6は、本発明の第3の実施形態に係る符号化装置の構成例を示すブロック図である。図6に示す例では、符号化装置20は、上述した画像判定装置1又は2と、減算部21と、直交変換部22と、量子化部23と、逆量子化部24と、逆直交変換部25と、加算部26と、デブロッキングフィルタ27と、メモリ28と、イントラ予測部29と、動き補償部30と、切替えスイッチ31と、可変長符号化部32とを備える。符号化装置20は、従来のITU−T H.264/MPEG−4 AVCやITU−T H.265/MPEG−H HEVCなどの符号化方式による符号化装置と比較して、画像判定装置1又は2を更に備える点と、直交変換部22,量子化部23,逆量子化部24、逆直交変換部25、デブロッキングフィルタ27、及び可変長符号化部32が、画像判定装置1又は2から判定情報を入力して動作する点とが相違する。
画像判定装置1又は2は、上述したようにイントラ予測が行われる原画像、及びイントラ予測部29により生成されたイントラ予測モードを入力し、生成した判定情報を直交変換部22、量子化部23、逆量子化部24、逆直交変換部25、デブロッキングフィルタ27、及び可変長符号化部32に出力する。なお、図6では判定情報を伝送する信号線を点線で示している。
減算部21は、原画像(輝度信号及び色差信号)と、切替えスイッチ31を介してイントラ予測部29又は動き補償部30から入力される予測画像(輝度予測画像及び色差予測画像)との差分を算出し、差分画像を直交変換部22に出力する。
直交変換部22は、減算部21から入力される差分画像に対してブロック単位で直交変換処理を施し、得られる直交変換係数を量子化部23に出力する。ただし、画像判定装置1又は2から入力される判定情報が当該ブロックはスクリーンコンテンツであることを示している場合には、直交変換部22は直交変換処理を行わない。
量子化部23は、直交変換部22から入力される直交変換係数に対して量子化テーブルを選択して量子化処理を行い、量子化された直交変換係数を逆量子化部24及び可変長符号化部32に出力する。ただし、画像判定装置1又は2から入力される判定情報が当該ブロックはスクリーンコンテンツであることを示している場合には、直交変換処理が行われないが、量子化部23は直交変換係数のビット数に対応している。そのため、量子化処理の前に、直交変換係数とノルム(大きさ)が整合するようにビットの左シフト処理が行われる。
逆量子化部24は、量子化部23から入力される量子化された直交変換係数に対して逆量子化処理を行い、得られる直交変換係数を逆直交変換部25に出力する。ただし、画像判定装置1又は2から入力される判定情報が当該ブロックはスクリーンコンテンツであることを示している場合には、量子化処理の前にビットの左シフト処理が行われているため、逆量子化処理を行った後に、ビット数を元に戻すためにビットの右シフト処理が行われる。
逆直交変換部25は、逆量子化部24から入力される直交変換係数に対して逆直交変換(例えば、IDCT;Inverse Discrete Cosine Transform)処理を施し、逆直交変換した画像を加算部26に出力する。ただし、画像判定装置1又は2から入力される判定情報が当該ブロックはスクリーンコンテンツであることを示している場合には、逆直交変換部25は逆直交変換処理を行わない。
加算部26は、逆直交変換部25から入力される逆直交変換した画像と、切替えスイッチ31を介してイントラ予測部29又は動き補償部30から入力される予測画像(輝度予測画像又は色差予測画像)とを加算して局部復号画像を生成し、生成した局部復号画像をデブロッキングフィルタ27に出力する。
デブロッキングフィルタ27は、符号化によりブロックの境界に発生するブロックノイズを除去するために、ブロック境界強度に応じて適応的にフィルタリング処理を施し、メモリ28に出力する。ただし、画像判定装置1又は2から入力される判定情報が当該ブロックはスクリーンコンテンツであることを示している場合には、色差信号についてはフィルタリング処理を行わない。
イントラ予測部29は、メモリ28に記憶された局部復号画像を参照し、イントラ予測モードを選択してイントラ予測画像を生成する。そして、生成したイントラ予測画像を切替えスイッチ31を介して減算部21及び加算部26に出力し、イントラ予測モードを画像判定装置1又は2、及び可変長符号化部32に出力する。
動き補償部30は、原画像に対して、メモリ28に記憶された過去及び/又は未来のフレームを参照し、動き推定により動きベクトルを生成し、生成した動きベクトルを可変長符号化部32に出力する。また、動き補償部30は、メモリ28に記憶された復号画像に対し、生成した動きベクトルを用いて動き補償を行ってインター予測したインター予測画像を生成し、生成したインター予測画像を切替えスイッチ31を介して減算部21及び加算部26に出力する。
切替えスイッチ31は、イントラ予測部29から入力されるイントラ予測画像と、動き補償部30から入力されるインター予測画像とを切替えて、減算部21及び加算部26に出力する。
可変長符号化部32は、量子化部23から入力される量子化された直交変換係数についてスキャンを行って可変長符号化処理を施し、得られる符号化データを外部に出力する。また、可変長符号化部32は、イントラ予測部29から入力される予測モード、動き補償部30から入力される動きベクトルの情報、及び画像判定装置1又は2から入力される判定フラグに可変長符号化処理を施し、得られる符号化データを外部に出力する。
このように、符号化装置20は画像判定装置1又は2を備えるため、判定情報に応じて符号化処理を変更することができ、かくしてスクリーンコンテンツを含む動画像の符号化画質を、符号化速度を低下させずに向上させることができるようになる。
ここで、上述した符号化装置20として機能させるためにコンピュータを好適に用いることができ、そのようなコンピュータは、符号化装置20の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、当該コンピュータの記憶部に格納しておき、当該コンピュータのCPUによってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。なお、このプログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録可能である。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
1,2 画像判定装置
11 予測モード判定部
12 画素値測定部
13 画素値比較部
14 スクリーンコンテンツ判定部
15 判定修正部
20 符号化装置
21 減算部
22 直交変換部
23 量子化部
24 逆量子化部
25 逆直交変換部
26 加算部
27 デブロッキングフィルタ
28 メモリ
29 イントラ予測部
30 動き補償部
31 切替えスイッチ
32 可変長符号化部

Claims (7)

  1. 画像を分割したブロックごとにスクリーンコンテンツであるか否かを判定する画像判定装置であって、
    輝度信号及び色差信号のイントラ予測モードがともにDC予測であり、輝度信号の一部の画素値と輝度信号のDC予測値とが一致し、且つ色差信号の一部の画素値と色差信号のDC予測値とが一致するブロックをスクリーンコンテンツ候補と判定する画素値比較部と、
    前記画素値比較部によりスクリーンコンテンツ候補と判定されたブロック同士が隣接する場合に、該隣接する複数のブロックをスクリーンコンテンツであると判定し、判定結果を示す判定情報を出力するスクリーンコンテンツ判定部と、
    を備えることを特徴とする画像判定装置。
  2. 前記スクリーンコンテンツ判定部は、前記画素値比較部によりスクリーンコンテンツ候補と判定されたブロック同士が隣接し、且つ前記DC予測値も等しい場合に、該隣接する複数のブロックをスクリーンコンテンツであると判定することを特徴とする、請求項1に記載の画像判定装置。
  3. 前記画素値比較部は、前記一部の画素値を前記ブロックの四隅の画素値とすることを特徴とする、請求項1又は2に記載の画像判定装置。
  4. 前記スクリーンコンテンツ判定部によりスクリーンコンテンツであると判定されたブロックに囲まれた1以上のブロックを全てスクリーンコンテンツであると判定し、前記判定情報を修正する判定修正部を更に備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像判定装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像判定装置を備え、
    前記判定情報に応じて符号化処理を変更することを特徴とする符号化装置。
  6. コンピュータを、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像判定装置として機能させるためのプログラム。
  7. コンピュータを、請求項5に記載の符号化装置として機能させるためのプログラム。
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