JP2016201003A - 手書き入力装置手書き入力方法プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】入力に使用された物体が消去具か否かをより的確に判定することのできる手書き入力装置等を提供する。【解決手段】シートを載置可能な検出面を備える圧力検出部11と、圧力検出部からの出力を受け取る演算部20と、検出面に対する特定の動作を検出する動作検出部20と、を備え、演算部は、圧力検出部からの出力に基づいて、検出面に載置されたシートに接触する接触体の移動に対応する第1の動作を検出し、第1の動作と、第1の動作の後に動作検出部が検出した特定の動作とに基づいて、第1の動作が消去具による消去動作か否かを判定し、当該判定結果に基づいて、シートに対する筆記具による記入動作又は消去具による消去動作に対応する入力情報を取得する。【選択図】図3
Description
本発明は、検出面上に載置された紙などのシートを介してペンなどによる入力を受け付ける手書き入力装置、手書き入力方法、プログラムに関する。
手書き入力を受け付ける手書き入力装置では、文字や図形の書き込みを受ける機能のほかに、誤って書き込まれた文字等を消去する動作を受け付ける機能も必要になる。
入力が書き込み動作か消去動作かをその都度ユーザに指定させると使い勝手が良くないので、入力が書き込み動作か消去動作かを自動的に判定する技術が提案されている。
たとえば、入力されたストロークが、既に書き込み済の元のストロークを辿る場合、元のストロークの一定範囲内で元のストロークを逆に辿る場合、元のストロークの左右に頻繁に移動した場合、該入力されたストロークを消去動作と判定する技術がある(特許文献1参照)。
また、検出面に載置された紙などのシートに文字や図形を実際の筆記具で書き込むとその内容が手書きストロークとして入力される手書き入力装置では、消去動作には、シートに描かれた文字や図形を実際に消すことのできる消しゴムが使用される。消しゴムはペンや鉛筆などの筆記具に比べて、シートへの接触面積が大きいという特徴がある。そこで、この特徴を利用して、接触面積の大小に基づいて、入力に使用された物体が消しゴムか否かを判定する技術がある(たとえば、特許文献2、3参照)。
特許文献1、2、3に開示された方法では、入力が書き込み動作か消去動作かをある程度判定できるものの、紛らわしい場合もあり、判定を誤る可能性がある。
たとえば、図25に示すように、消しゴム8で消去する動作は、所定範囲内を繰り返し往復運動するという特徴を有する。しかし、同様の特徴は、図26に示すように、マークシートの選択欄等を筆記具6で塗りつぶす場合にも表れる。
また、一般的に、消しゴムはペンなどの筆記具に比べてシートへの接触面積が大きいが、消しゴムの角を使用する場合や、ペンタイプの消しゴムを使用する場合には、シートへの接触面積が小さいので、接触面積を基準とした判定のみでは、入力に使用された物体が筆記具か消しゴム等の消去具であるかを正しく判定できない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、入力に使用された接触体が消去具か否かをより的確に判定することのできる手書き入力装置、手書き入力方法、プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]シートを載置可能な検出面を備える圧力検出部と、
前記圧力検出部からの出力を受け取る演算部と、
前記検出面に対する特定の動作を検出する動作検出部と、を備え
前記演算部は、前記圧力検出部からの出力に基づいて、前記検出面に載置されたシートに接触する接触体の移動に対応する第1の動作を検出し、前記第1の動作と、前記第1の動作の後に前記動作検出部が検出した前記特定の動作とに基づいて、前記第1の動作が消去具による消去動作か否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記シートに対する筆記具による記入動作又は消去具による消去動作に対応する入力情報を取得する、手書き入力装置。
前記圧力検出部からの出力を受け取る演算部と、
前記検出面に対する特定の動作を検出する動作検出部と、を備え
前記演算部は、前記圧力検出部からの出力に基づいて、前記検出面に載置されたシートに接触する接触体の移動に対応する第1の動作を検出し、前記第1の動作と、前記第1の動作の後に前記動作検出部が検出した前記特定の動作とに基づいて、前記第1の動作が消去具による消去動作か否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記シートに対する筆記具による記入動作又は消去具による消去動作に対応する入力情報を取得する、手書き入力装置。
上記発明および下記[8]に記載の発明では、圧力検出部が検出した第1の動作と、その後に検出された、検出面に対する特定の動作とに基づいて、第1の動作が消去具による消去動作か否かを判定する。
[2]前記演算部は、前記第1の動作の特徴が消去具による消去動作の特徴と一致し、かつ、前記特定の動作が、前記第1の動作から一定時間内に行われた動作であって前記シート上から消去具による消去動作で生じた消し滓を除去する動作である場合に、前記第1の動作は消去具による消去動作であると判定する、[1]に記載の手書き入力装置。
上記発明および下記[9]に記載の発明では、第1の動作が消去具による消去動作の特徴を有する場合に、その後に消し滓を除去する動作が行われたら、第1の動作を消去具による消去動作であると判定する。
[3]前記演算部は、前記第1の動作が、前記接触体が往復運動する、または前記接触体が同じあるいは近接した場所で同一方向へ繰り返し移動する場合に、前記第1の動作の特徴が消去具による消去動作の特徴と一致すると判断する、[2]に記載の手書き入力装置。
[4]前記圧力検出部と前記演算部とで前記動作検出部が構成されており、前記演算部は、前記圧力検出部の出力に基づいて、前記消し滓を除去する動作であるか否かを判別する、[2]又は[3]に記載の手書き入力装置。
[5]前記演算部は、前記圧力検出部からの出力に基づいて、前記第1の動作が行われた場所およびその近傍を含むエリアで、消し滓を払い飛ばすもしくは吹き飛ばす動作に対応する動作を検出すると、当該動作を前記消し滓を除去する動作であると判断する[4]に記載の手書き入力装置。
上記発明および下記[11]に記載の発明では、消し滓を払い飛ばすもしくは吹き飛ばす動作が、消去具による消去動作の特徴を有する第1の動作から一定時間内、かつ、第1の動作が行われた場所およびその近傍のエリアで行われた場合に、第1の動作を消去具による消去動作と判定する。
[6]前記動作検出部が、前記検出面の傾きを検出する傾斜検出器であり、前記演算部は、前記傾斜検出器の出力に基づいて、前記消し滓を除去する動作を判別する、[2]又は[3]に記載の手書き入力装置。
上記発明および下記[12]に記載の発明では、手書き入力装置を傾ける動作が、消去具による消去動作の特徴を有する第1の動作から一定時間内に行われた場合に、第1の動作を消去具による消去動作と判定する。
[7]前記消し滓を除去する動作に対応する動作情報を1種類以上設定記憶し得る記憶部をさらに備え、前記演算部は、前記第1の動作と、前記記憶部に記憶された1種類以上の前記動作情報とに基づいて、前記第1の動作が消去具による消去動作か否かを判定する、[2]乃至[6]のいずれか1つに記載の手書き入力装置。
上記発明および下記[13]に記載の発明では、消し滓を除去する動作が複数種類あるような場合に、その中の1種類以上を、ユーザが使用する消し滓の除去動作として登録する。手書き入力装置は、消去具による消去動作の特徴を有する第1の動作の後に、登録されている消し滓の除去動作が行われるか否かを判定すればよい。
[8]圧力検出部からの出力に基づいて、前記圧力検出部の検出面に載置されたシートに接触する接触体の移動に対応する第1の動作を検出し、
前記第1の動作と、前記第1の動作の後に検出された、前記検出面に対する特定の動作と、に基づいて、前記第1の動作が消去具による消去動作か否かを判定し、
当該判定結果に基づいて、前記シートに対する筆記具による記入動作又は消去具による消去動作に対応する入力情報を取得する、手書き入力装置の手書き入力方法。
前記第1の動作と、前記第1の動作の後に検出された、前記検出面に対する特定の動作と、に基づいて、前記第1の動作が消去具による消去動作か否かを判定し、
当該判定結果に基づいて、前記シートに対する筆記具による記入動作又は消去具による消去動作に対応する入力情報を取得する、手書き入力装置の手書き入力方法。
[9]前記第1の動作の特徴が消去具による消去動作の特徴と一致し、かつ、前記特定の動作が、前記第1の動作から一定時間内に行われた動作であって、前記シート上から消去具による消去動作で生じた消し滓を除去する動作である場合に、前記第1の動作は消去具による消去動作であると判定する、[8]に記載の手書き入力方法。
[10]前記第1の動作が、前記接触体が往復運動する、または前記接触体が同じあるいは近接した場所で同一方向へ繰り返し移動する場合に、前記第1の動作の特徴が消去具による消去動作の特徴と一致すると判断する、[9]に記載の手書き入力方法。
[11]前記第1の動作が行われた場所およびその近傍を含むエリアで、消し滓を払い飛ばすもしくは吹き飛ばす動作に対応する動作を検出すると、当該動作を前記消し滓を除去する動作であると判断する、[9]又は[10]に記載の手書き入力方法。
[12]前記第1の動作から一定時間内に、前記検出面を傾ける動作を検出すると、当該動作を前記消し滓を除去する動作であると判断する、[9]または[10]に記載の手書き入力方法。
[13]前記第1の動作と、記憶部に記憶された1種類以上の前記消し滓を除去する動作に対応する動作情報と、に基づいて、前記第1の動作が消去具による消去動作か否かを判定する、[9]乃至[12]のいずれか1つに記載の手書き入力方法。
[14]シートを載置可能な検出面を備える圧力検出部と、前記圧力検出部からの出力を受け取る演算部と、前記検出面に対する特定の動作を検出する動作検出部と、を備える手書き入力装置の前記演算部に、[8]乃至[13]のいずれか1つに記載の手書き入力方法を実行させるプログラム。
本発明に係る手書き入力装置および手書き入力方法、プログラムによれば、入力に使用された接触体が消去具か否かをより的確に判定することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る手書き入力装置10の外観および使用状態の一例を示している。手書き入力装置10は、矩形の平板状を成し、その一方の面は周縁を除いて、筆記具、消去具、手のひら、指などの接触体によって押下されている場所および圧力を検出する圧力検出パネル部11の検出面11aになっている。
手書き入力装置10は、圧力検出パネル部11の検出面11aに紙などのシート5を載置して使用される。ユーザは、図2(A)に示すように、手書き入力装置10の圧力検出パネル部11の検出面11aに載置したシート5に鉛筆などの筆記具6で文字や図形などを書き込む。また、図2(B)に示すように、シート5に記入した文字や図形を消す場合、ユーザは、消しゴム等の消去具8を使用する。本実施の形態に係る消去具8は、消去動作を行った際にシート上に廃棄物(消し滓)が生じるものとする。消しゴムのほか、砂けし、あるいは紙を削るヤスリタイプの消去具も含まれる。
手書き入力装置10の圧力検出パネル部11は、ユーザが筆記具6でシート5に文字等を記入したり、消去具8で文字等を消したりする際に、筆記具6や消去具8、ユーザの手のひら、指先などが検出面11aを押圧している場所(座標)とその圧力を検出する。手書き入力装置10は、圧力検出パネル部11の出力から得られる各接触体に関する検出情報(接触体の接触面積、単位面積当たりの圧力、動きなど)に基づいて、接触体の種類(筆記具であるか、消去具であるか等)を判定し、該検出情報を、判定結果が示す種類に対応する入力モードで処理する。
たとえば、筆記具と判定した場合は、押圧された箇所に対応する描画データを生成し、筆記具による記入動作に対応する入力情報を取得する。また、消去具と判定した場合は、消去具による消去動作に対応する入力情報を取得し、押圧された箇所に存在している描画データを消去する処理を行う。図2(C)は、筆記具6で図2(A)に示す手書き入力(記入動作)を受けた後、消去具8で図2(B)に示す消去動作を受けた場合に得られるビットマップ形式の描画データを示している。図2(C)では、消去具8によって消去された部分を破線の円9で模擬的に示してある。
図3は、手書き入力装置10の電気的な概略構成を示している。手書き入力装置10は、各デバイスとの間で信号のやり取りを行って各デバイスの制御を行う制御部として機能するとともに、各デバイスから得られた信号に基づいて演算を実行し必要な判断を行う演算部としても機能するCPU(Central Processing Unit)12を備えている。CPU12には、圧力検出パネル部11、フラッシュROM(Read Only Memory)13、RAM(Random Access Memory)14、記録媒体接続部15、通信部16、傾き検出部17などが接続されている。
フラッシュROM13には、プログラムや各種のデータが保存される。
CPU12がフラッシュROM13に格納されているプログラムを実行することで手書き入力装置10としての機能が実現される。CPU12は、接触体の種類を判定する判定部、圧力検出パネル部11が検出した検出情報を判定部の判定結果に応じた入力モードで処理する処理部としての機能を果たす。RAM14は、CPU12がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するためのワークメモリとして使用される。RAM14には、前述した描画データが記憶される。
記録媒体接続部15には、SD(Secure Digital)カード21などの可搬型記録媒体が着脱可能に接続される。手書き入力装置10は、描画データをファイルとして記録媒体接続部15に接続されたSDカード21に書き出すことができる。
通信部16は、無線通信によって外部装置と通信する。たとえば、外部のデータ保存サーバ22にファイル化した描画データを送信し、該描画データをデータ保存サーバ22に保存させる。
圧力検出パネル部11は、押圧された場所(座標)と押圧された圧力を検出する、いわゆる、感圧式のタッチパネルである。圧力検出パネル部11は、同時に複数個所に対する押圧を検出することができる。圧力検出パネル部11による検出は、0.05秒などの短時間毎に繰り返し行われる。筆記具6等を移動させて文字などを記入した場合、1回の検出では、筆記具6の先端の接触部分に対応した領域で押圧が検出される。この検出を繰り返し行うことで、筆記具6の動き(軌跡)が認識される。ここでは、圧力検出パネル部11としてデジタル抵抗膜式のタッチパネルを用いている。
傾き検出部17は、加速度センサ等を含む傾斜検出器を備えており、手書き入力装置10がある状態から傾けられたことを検知して、CPU12に信号を出力する。角度に閾値を設定し、傾き検出部17から手書き入力装置10(延いては検出面11a)の傾き角度の情報をCPU20に出力し、CPU20において、閾値角度を超える傾きを確認した場合に、検出面11aが傾いたと判断するようにしてもよい。
次に、圧力検出パネル部11の出力から得られる検出情報から読み取れる、ペンや鉛筆などの筆記具6、消しゴムなどの消去具8、手のひら、指の各特徴について説明する。
図4は、ユーザが、筆記具6でシート5に文字等を手書きする様子の一例を示している。通常、ユーザは、一方の手で筆記具6を持って文字等を手書きしているときに、他方の手でシート5を軽く押さえる(あるいは他方の手をシート5に添える)。
図5は、シート5に書かれている文字等を消しゴムなどの消去具8で消す様子の一例を示している。通常、ユーザは、一方の手で消去具8を持って文字等を消しているときに、他方の手で強くシート5を押さえる。
シート5を他方の手で押さえる強さは、筆記具6で文字等を手書きする場合よりも、消去具8で文字等を消す場合の方が大きい。また、多くのユーザは、筆記具6を持った手の一部をシート5の上に置きながら文字を書く。一方、多くのユーザは、消去具8で文字等を消すときは、消去具8を持つ手をシート5から浮かしており、消去具8を持つ手をシート5の上に置くことはほとんどない。
図6は、各種の接触体が圧力検出パネル部11の検出面11aを押圧したときに圧力検出パネル部11が検出する単位面積当たりの圧力を示している。単位面積当たりの圧力が最も大きいのは、ペンや鉛筆、メカニカルペンシルなどの筆記具6であり、次に大きいのは消しゴムなどの消去具8である。その次に単位面積当たりの圧力が大きいのは指であり、単位面積当たりの圧力が最も小さいのは手のひらである。
筆記具6による圧力は、ユーザが筆記具6でシート5に文字等を手書きしているときに、該筆記具6のペン先がシート5を介して圧力検出パネル部11の検出面11aを押圧する圧力である。
消去具8による圧力は、ユーザが消しゴム等の消去具8でシート5上の文字等を消しているときに、該消去具8の接触部分がシート5を介して圧力検出パネル部11の検出面11aを押圧する圧力である。
指による圧力は、ユーザが一方の手で筆記具6を持って文字等を手書きしているときあるいは消去具8を持って文字等を消しているときに、シート5を押さえている他方の手の指がシート5を介して圧力検出パネル部11を押圧する圧力、あるいは、指でタッチ操作やフリック操作を行うときに該指がシート5を介して圧力検出パネル部11を押圧する圧力、消しゴム等の消去具8による消去動作で生じた消し滓を指で払い飛ばす際に該指がシート5を介して圧力検出パネル部11を押圧する圧力である。
手のひらによる圧力は、ユーザが筆記具6でシート5に文字等を手書きしているときに筆記具6を持っている手の手のひらがシート5を介して圧力検出パネル部11の検出面11aを押圧する圧力、あるいはユーザが一方の手で筆記具6を持って文字等を手書きしているときにシート5を押さえている他方の手の手のひらがシート5を介して圧力検出パネル部11の検出面11aを押圧する圧力、あるいは、ユーザが一方の手で消しゴムなどの消去具8を持って文字等を消しているときにシート5を押さえている他方の手の手のひらがシート5を介して圧力検出パネル部11の検出面11aを押圧する圧力、消しゴム等の消去具8による消去動作で生じた消し滓を手のひらで払い飛ばす際に該手のひらがシート5を介して圧力検出パネル部11を押圧する圧力である。
筆記具6が取り得る単位面積当たりの圧力の範囲A1と、消しゴムが取り得る単位面積当たりの圧力の範囲B1には一部重複した領域AB1がある。消しゴムが取り得る単位面積当たりの圧力の範囲B1と指が取り得る単位面積当たりの圧力の範囲C1には一部重複がある。指が取り得る単位面積当たりの圧力の範囲C1と手のひらが取り得る単位面積当たりの圧力の範囲D1には一部重複がある。
手の指でシート5を押さえる場合の単位面積当たりの圧力は、筆記具6で文字等を書くときよりも消しゴム等の消去具8で消去動作を行う場合の方が大きくなる。
指が取り得る単位面積当たりの圧力の範囲C1のうち、圧力の大きい領域Eaは、消しゴムで消去動作を行う際にシート5を押さえる手の指によるものであり、圧力の小さい領域Ebは、筆記具6で手書きする際にシート5を押さえる(あるいはシート5に添える)手の指によるものである。領域Eaの一部は、消しゴムが取り得る単位面積あたりの圧力の範囲B1と重複し、領域Ebの一部は、手のひらが取り得る単位面積当たりの圧力の範囲D1と重複している。
図7は、接触体が圧力検出パネル部11の検出面11aを押下したときに圧力検出パネル部11が検出する各接触体の面積(接触面積)の大小と単位面積当たりの圧力の大小の関係を示している。
面積が最も小さいのは、ペンや鉛筆などの筆記具6であり、次に小さいのは消しゴムなどの消去具8である。その次に面積が小さいのは指であり、面積が最も大きいのは手のひらである。
筆記具6による面積は、ユーザが筆記具6でシート5に文字等を手書きしているときに、該筆記具6のペン先がシート5を介して圧力検出パネル部11の検出面11aを押圧する部分の面積である。
消去具8による面積は、ユーザが消しゴム等の消去具8でシート5上の文字等を消しているときに、該消去具8の接触部分がシート5を介して圧力検出パネル部11の検出面11aを押圧する部分の面積である。
指の面積は、ユーザが一方の手で筆記具6を持って文字等を手書きしているときあるいは消去具8を持って文字等を消しているときに、シート5を押さえている他方の手の指がシート5を介して圧力検出パネル部11を押圧する部分の面積(指1本あたりの面積)、あるいは、指でタッチ操作やフリック操作を行うときに該指がシート5を介して圧力検出パネル部11を押圧する部分の面積、消しゴム等の消去具8による消去動作で生じた消し滓を手のひらで払い飛ばす際に該手のひらがシート5を介して圧力検出パネル部11を押圧する部分の面積である。
手のひらの面積は、ユーザが筆記具6でシート5に文字等を手書きしているときに筆記具6を持っている手の手のひらがシート5を介して圧力検出パネル部11の検出面11aを押圧する部分の面積、あるいはユーザが一方の手で筆記具6を持って文字等を手書きしているときにシート5を押さえている他方の手の手のひらがシート5を介して圧力検出パネル部11の検出面11aを押圧する部分の面積、あるいは、ユーザが一方の手で消しゴムなどの消去具8を持って文字等を消しているときにシート5を押さえている他方の手の手のひらがシート5を介して圧力検出パネル部11の検出面11aを押圧する部分の面積、消しゴム等の消去具8による消去動作で生じた消し滓を手のひらがシート5を介して圧力検出パネル部11を押圧する部分の面積である。
筆記具6が取り得る面積の範囲A2と、消しゴムが取り得る面積の範囲B2には一部重複した領域AB2がある。消しゴムが取り得る面積の範囲B2と指が取り得る面積の範囲C2には一部重複がある。指が取り得る面積の範囲C2と手のひらが取り得る面積の範囲D2には一部重複がある。
図8は、ユーザが筆記具6で文字等を手書きする際に圧力検出パネル部11が検出した圧力分布の一例を示している。図8は、図4に対応している。ペン先31、ペンを持つ手の手のひら32、シートを押さえる手の指33、シートを押さえる手の手のひら34の各箇所で圧力が検出されている。
図9は、ユーザが消しゴム等の消去具8で文字等を消す際に圧力検出パネル部11が検出した圧力分布の一例を示している。図9は、図5に対応している。消しゴムの接触部分41、シートを押さえる手の指43、シートを押さえる手の手のひら44の各箇所で圧力が検出されている。消しゴムを持つ手は、シートから浮いているので、該部分について圧力は検出されていない。
この場合、消しゴムの接触部分41の面積は、図8に示す筆記具6のペン先31の面積より十分に大きいので、面積の違いによって接触体が消去具8であると判定することができる。
図10は、ユーザが消しゴムの角を使って文字等を消す際に圧力検出パネル部11が検出した圧力分布の一例を示している。消しゴムの接触部分45の面積は、図8に示すペン先31の面積と紛らわしく、面積に基づいて接触体が消去具8であると判定することは困難である。
図11、図12は、消去具8の動きの特徴を示している。消去具8で文字等を消す場合、図10に示すように、ユーザは、同じ箇所または近接した一定の領域で消去具8を往復運動させる。あるいは、図11に示すように、ユーザは、同じ場所あるいは近接した一定の領域で消去具8を同一方向へ繰り返し移動させる。また、消去具8を往復運動や同一方向へ繰り返し移動させている場所の近く(たとえば、10cm以内)でシート5を指で強く押さえる。シート5を押さえる指は静止している。
以上をまとめると、圧力検出パネル部11の出力から得られる検出情報から読み取れる筆記具6、消去具8、指、手のひらの特徴は以下のようにまとめられる。特徴を構成する要素には、接触部分の面積(接触面積)、シート5を押圧する単位面積当たりの圧力、シート5上での動きなどがある。
面積は、筆記具< 指・消去具 < 手のひら の傾向がある。
圧力は、手のひら < 指 < 消去具 < 筆記具の傾向がある。
動きについては、消去具は往復運動または一定方向への繰り返し移動という特徴がある。
筆記具6は、接触部分の面積が小さく、単位面積当たりの圧力が一定以上である、という特徴がある。
消去具8は、接触部分の面積がある程度大きく、単位面積当たりの圧力が中間レベルで、前述した特有の動きをする、という特徴がある。
指は、接触部分の面積がある程度大きく、単位面積当たりの圧力が若干弱いレベルで、ほぼ静止している、または、消し滓を払い飛ばす動作が行われる、あるいは単独でジェスチャーとして動くことがある、という特徴を有する。
手のひらは、接触部分の面積が大きく、単位面積当たりの圧力が弱く、ほぼ静止している、または、消し滓を払い飛ばす動作が行われる、という特徴がある。
筆記具6、消去具8などそれぞれの特徴のみでは、接触体の種類を正しく判定できない場合があることは、図6、図7で説明した通りである。
そこで、本実施の形態に係る手書き入力装置10は、圧力検出パネル部11が検出した第1の動作と、その後に手書き入力装置10が受けた第2の動作とに基づいて、第1の動作が消去具8による消去動作か否かを判定する。具体的には、圧力検出パネル部11が第1の動作を検出した後、第2の動作で、手書き入力装置10の検出面に対して予め定めた特定の動作が行われたかどうかを、圧力検出パネル部11からの出力に基づいてCPU20で検出し、第1の動作とその後の特定の動作とに基づいて、第1の動作が消去具8による消去動作か否かを判定する。ここで、圧力検出パネル部11及びCPU20は、検出面11aに対する特定の動作を検出する動作検出部を構成する。
たとえば、圧力検出パネル部11が検出した第1の動作の特徴が消去具8による消去動作の特徴と一致し、かつ、第1の動作から一定時間内(たとえば、5秒以内)に、消去具8による消去動作で生じた消し滓をシート5の上から除去する第2の動作が行われた場合に、第1の動作を消去具8による消去動作であると判定する。
ここで、消去具8による消去動作の特徴には、図11、図12で示したように、接触体が往復運動する、または、接触体が同じあるいは近接した一定範囲の場所で同一方向へ繰り返し移動する、という動きが含まれる。CPU20は、圧力検出パネル部11からの出力に基づいて、これらに類似する接触体の動きを検出した場合、第1の動作の特徴が消去具8による消去動作の特徴と一致すると判断する。
消し滓を除去する動作には、図13に示すように、消去具8の特徴を有する第1の動作が行われた場所(消しゴム推定領域51)およびその近傍を含むエリア(たとえば、消しゴム推定領域51およびその外側5cmの範囲内)で行われる、手で消し滓を払い飛ばす動作がある。手で消し滓を払う動作は、圧力検出パネル部11が圧力を検出する面積および圧力が、指または手のひらで押圧された場合に圧力検出パネル部11が検出する面積、圧力の範囲にあり、かつ、圧力検知箇所がフリック操作を受けた場合のようにすばやく移動することが1回または複数回反復して行われるといった特徴があるので、該特徴を有するか否かに基づいて判定する。
また、消し滓を除去する動作には、息を吹きかけて消し滓を吹き飛ばす動作がある。該動作か否かは、圧力検出パネル部11が検出する圧力の強さやその分布、範囲等に基づいて判断する。たとえば、息を吹きかけた場合に圧力検出パネル部11が検出する圧力は、手のひらでタッチする場合より弱く、圧力の分布は中心が高く周囲に向かって次第に減少し、圧力を受ける部分の形状が円に近いといった特徴を有する。
図14(a)は、消しゴム推定領域51と消し滓を払い飛ばす動作で圧力が検知される領域52との位置関係を、同図(b)は、消しゴム推定領域51と消し滓を吹き飛ばす動作に係る圧力が検知される領域53との位置関係を例示している。このように、CPU20は、圧力検出パネル部11からの出力に基づいて、第1の動作が行われた場所およびその近傍を含むエリアで、消し滓を払い飛ばすもしくは吹き飛ばす動作に対応する動作を検出すると、当該動作を前記消し滓を除去する動作であると判断する。
さらに、消し滓を除去する動作には、図15に示すように、消し滓が落下するように手書き入力装置10を傾ける動作などがある。この場合、圧力検出パネル部11が第1の動作を検出した後、手書き入力装置10が消し滓を除去すべく傾けられたかどうかを、傾き検出部17で検出し、第1の動作とその後の特定の動作とに基づいて、第1の動作が消去具8による消去動作か否かを判定する。ここで、傾き検出部17は、手書き入力装置10が傾けられた場合に、それによって検出面11aが傾けられることで、検出面11aに対する特定の動作が行われたことを検出する動作検出部として機能する。
消し滓を除去する動作は、手書き入力装置10を傾ける動作、手で消し滓を払う動作、息で消し滓を吹き飛ばす動作のうちの2以上の動作の複合となる場合もある。
どのような動作を、消し滓を除去する動作とするかは予め設定登録することができる。ここでは、消し滓を払う動作、消し滓を吹き飛ばす動作、手書き入力装置10を傾ける動作、またはこれらの中の任意の組み合わせ、の中からユーザが選択した1種類以上の任意数の動作に対応する動作情報をフラッシュROM13、RAM14、SDカード21等の記憶部に記憶させることで、消し滓を除去する動作として予め登録することができる。
また、消し滓除去動作の特徴は、予め規定するほか、ユーザが実際にその動作を行ったときの圧力の状態等を学習して登録するようにしてもよい。たとえば、ユーザに消し滓を払う動作を行わせ、そのときの圧力の状況等を取得して登録するテストモードを設け、該テストモードで登録したデータとの比較によって消し滓を払う動作か否かを判定する。
図16は、手書き入力装置10の圧力検出パネル部11で検出した第1の動作が消去具8による消去動作か否かを判定する処理の流れを示す流れ図である。手書き入力装置10は、まず、第1の動作が消去具8による消去動作の特徴を備えた動作であるか否かの判定処理を行い(ステップS101)、第1の動作が消去具8による消去動作の特徴を備えた動作であれば(ステップS102;Yes)、消し滓を除去する動作に関する判定処理を行う(ステップS103)。この判定処理の判定結果が、消し滓除去動作ありならば(ステップS104;Yes)、第1の動作は消去具8による消去動作であると判定する(ステップS105)。
第1の動作が消去具8による消去動作の特徴を備えた動作でない場合(ステップS102;No)、または第1の動作の後に消し滓除去動作が行われない場合は(ステップS104;No)、第1の動作は消去具8による消去動作でないと判定する(ステップS106)。
消去具8による消去動作の特徴は、図11、図12で示したように、接触体が往復運動する、または、接触体が同じあるいは近接した一定範囲の場所で同一方向へ繰り返し移動するといったものである。
図17は、消し滓除去動作の判定処理(図16のステップS103)の一例を示す流れ図である。図17は、消し滓を手で払う、または吹き飛ばす動作を消し滓除去動作とする場合の判定処理である。
消去具8による消去動作の特徴を備えた第1の動作が行われた場所(消しゴム推定領域51)の座標データを入手する(ステップS121)。該第1の動作の終了から指定時間(たとえば、5秒)以内に(ステップS122;Yes)、消しゴム推定領域51およびその近傍のエリア内で(ステップS123;Yes)、消し滓を払う(または吹き飛ばす)動作(ステップS124;Yes)を受けた場合は、返り値として消し滓除去動作有りをセットして(ステップS125)本処理を終了する。
消し滓を払う(または吹き飛ばす)動作を、第1の動作の終了から指定時間以内かつ消しゴム推定領域51およびその近傍のエリア内で受けない場合は(ステップS122;No、S123;No、S124;No)、返り値として消し滓除去動作なしをセットして(ステップS126)本処理を終了する。
なお、複数個所の消去動作を続けて行った後に、消し滓をまとめて除去する動作が行われる場合もある。そこで、消去具8による消去動作の特徴を有する動作(推定消去動作)が複数個所で続けて行われた場合は、その中の最後に受けた推定消去動作から一定時間以内に消し滓を払うまたは吹き飛ばす動作が行われたか否かを調べる。そして、最後に受けた推定消去動作から一定時間以内に消し滓を払うまたは吹き飛ばす動作が行われたときは、それら複数の推定消去動作のうち、推定消去動作の行われた場所およびその近傍を含むエリア内に消し滓を払う動作または吹き飛ばす動作の行われた場所があるすべての推定消去動作を、消去具8による消去動作であると判定する。
図18は、消し滓除去動作の判定処理(図16のステップS103)の他の一例を示す流れ図である。図18は、手書き入力装置10を傾ける動作を消し滓除去動作とする場合の判定処理である。
消去具8による消去動作の特徴を備えた第1の動作の終了から指定時間(たとえば、5秒)以内に(ステップS141;Yes)、手書き入力装置10を一定以上傾ける動作を受けた場合は(ステップS142;Yes)、返り値として消し滓除去動作有りをセットして(ステップS143)本処理を終了する。
第1の動作の終了から指定時間以内に手書き入力装置10を一定以上傾ける動作を受けない場合は(ステップS141;No、S142;No)、返り値として消し滓除去動作なしをセットして(ステップS144)本処理を終了する。
なお、消去具8による消去動作の特徴を有する動作(推定消去動作)が複数個所で続けて行われた場合に、その中の最後に受けた推定消去動作から一定時間以内に手書き入力装置10を一定以上傾ける動作を受けた場合は、それら複数の推定消去動作のすべてを消去具8による消去動作であると判定する。
次に、消去具8による消去動作か否かを、さらに別の判定条件を加味して判定する場合の動作を説明する。
具体的には、圧力検出パネル部11の出力から得られた第1の接触体に関する第1の検出情報と、これと同時に圧力検出パネル部11が検出した第2の接触体に関する第2の検出情報とに基づいて、第1の接触体の種類(消去具8か否か等)を判定する。
たとえば、第1の検出情報が示す第1の接触体の特徴と、第2の検出情報が示す第2の接触体の特徴と、第1の接触体と第2の接触体との相対位置とに基づいて、第1の接触体の種類を判定する。
より詳細には、第1の検出情報が示す第1の接触体の特徴が消去具8の特徴と一致し、第2の検出情報が示す第2の接触体の特徴が消去具8を使う際にシート5を押さえる手の特徴と一致し、かつ第1の接触体と第2の接触体が所定距離以内にある場合に、第1の接触体を消去具と判定する。
ここで、消去具8の特徴には、第1の接触体が往復運動する、または、第1の接触体が同じあるいは近接した一定範囲の場所で同一方向へ繰り返し移動するという動きの特徴が含まれる。また、シート5を押さえる手の特徴には、第2の接触体が、一定以上の接触面積かつ一定以上の圧力でシート5を押圧して静止している、という特徴が含まれる。
一定以上の接触面積とは、手の指に対応する面積以上である。また、一定以上の圧力は、一方の手で筆記具6を持って文字等を手書きする場合に他方の手の指がシート5を押さえる圧力よりも強い圧力、すなわち、一方の手で消去具8を持って文字等を消す場合に他方の手の指がシート5を強く押さえる圧力に相当する圧力である。
図19、図20は、接触体による接触を検出した手書き入力装置10の動作を示す流れ図である。手書き入力装置10のCPU12は、圧力検出パネル部11が出力するデータを入力する(ステップS201)。このデータから圧力検出パネル部11の検出面11aを押下している各接触体の接触面積、圧力、動きなどの検出情報を取得する(ステップS202)。
次に、各接触体について、面積と圧力の大小を判定する。ここで、着目する接触体を第1の接触体とする。第1の接触体が面積小かつ圧力大ならば(ステップS203;YesかつステップS204;Yes)、第1の接触体の種類を筆記具6と判定し、入力モードとしてペンモードをセットして(ステップS205)、本処理を終了する。
面積小は、図7の領域A2のうち領域B2に含まれない範囲とする。圧力大は、図6の領域A1のうち領域B1に含まれない範囲とする。
面積大かつ圧力小ならば(ステップS203;YesかつステップS204;No)、第1の接触体の種類を手のひらと判定し、入力モードとして手のひらモードをセットして(ステップS206)、本処理を終了する。
面積大は、図7の領域D2のうち領域C2に含まれない範囲とする。圧力小は、図6の領域D1のうち領域C1に含まれない範囲とする。
面積小かつ圧力大でなく、かつ面積大かつ圧力小でない場合は(ステップS203;No)、単独点の検出かつ面積中かつ圧力中かつ動きありの条件を満たすか否かを判定する(ステップS207)。第1の接触体の特徴が前述の条件を満たす場合は(ステップS207;Yes)、第1の接触体の種類を何らかの操作を行う指と判定し、入力モードとして指モードをセットして(ステップS208)、本処理を終了する。
単独点の検出とは、同時に2以上の接触体を検出していない場合である。すなわち、指だけがタッチしており、手の平やペンなどが同時にタッチしていない状態である。面積中は、面積大の下限より面積が小さくかつ面積小の上限より面積が大きい範囲の面積である。面積中は、指、消しゴムが取り得る面積である。圧力中は、圧力大の下限より圧力が小さくかつ圧力小の上限より圧力が大きい範囲の圧力である。指、消しゴムが取り得る圧力である。指モードは、指によるフリック操作などを想定している。
前述の条件を満たさない場合は(ステップS207;No)、第1の接触体が往復運動や一定方向への繰り返し移動を行っているか否かを判定する(ステップS209)。該当する場合は(ステップS209;Yes)、さらに、第1の接触体の動きが消去具8に特有の動きか否かを判定する(ステップS210)。すなわち、同じ箇所あるいは近接した一定の領域内での往復運動、あるいは、同じ場所あるいは近接した一定の領域内で同一方向へ繰り返し移動する動きのいずれかに該当するか否かを判定する。
消去具8に特有の動きでなければ(ステップS210;No)、第1の接触体の種類を筆記具6と判定し、入力モードとしてペンモードをセットして(ステップS211)、本処理を終了する。
消去具8に特有の動きと同様の動きは、図26の例のように、筆記具6に現れることもある。そこで、消去具8に特有の動きである場合は(ステップS210;Yes)、第1の接触体の近傍(たとえば、10cm以内等)に面積中かつ圧力中の大かつ静止している第2の接触体があるか否かを判定する(ステップS212)。
圧力中の大とは、圧力中の領域の中で、図6の領域Eaとその前後所定範囲である。該当する第2の接触体がある場合、すなわち、消去具8に特有の動きをする第1の接触体の近く(10cm以内)に第2の接触体としてシート5を強く(一定以上の圧力で)押さえる手の指が存在する場合は(ステップS212;Yes)、さらに前述した消し滓除去動作があるか否かを判定する(ステップS213)。消し滓除去動作があれば(ステップS213;Yes)、第1の接触体の種類を消去具8と判定し、入力モードとして消しゴムモードをセットして(ステップS214)、本処理を終了する。
ステップS212でNo、またはS213でNoの場合は、第1の接触体が面積小かつ圧力大であるか否かを判定する(ステップS215)。面積小かつ圧力大ならば(ステップS215;Yes)、第1の接触体の種類を筆記具6と判定し、入力モードとしてペンモードをセットして(ステップS216)、本処理を終了する。
面積小かつ圧力大、でなければ(ステップS215;No)、第1の接触体の種類を何らかの操作を行う指と判定し、入力モードとして指モードをセットして(ステップS217)、本処理を終了する。
第1の接触体が往復運動や一定方向への繰り返し移動を行っていない場合は(ステップS209;No)、面積小かつ圧力大、であるか否かを判定する(ステップS218)。第1の接触体が面積小かつ圧力大の特徴を有する場合は(ステップS218;Yes)、第1の接触体の種類を筆記具6と判定し、入力モードとしてペンモードをセットして(ステップS219)、本処理を終了する。
ステップS218でNoの場合は、第1の接触体の種類を何らかの操作を行う指と判定し、入力モードとして指モードをセットして(ステップS220)、本処理を終了する。
上記のようにして、第1の接触体の種類を判定して入力モードがセットされたら、該セットされた入力モードで、第1の接触体の検出情報に対する処理を実行する。以下、第1の接触体の検出情報に対する処理の内容を入力モード別に説明する。
図21は、消しゴムモードでの処理を示している。第1の接触体である消しゴムの接触位置を示す座標データを取得する(ステップS301)。ここでは、座標データは、接触範囲の中心位置を示す。次に、第1の接触体である消しゴムの接触面積を示す情報を取得する(ステップS302)。こうして、消去具による消去動作に対応する入力情報が取得される。第1の接触体の座標と接触面積から、第1の接触体が接触している領域を特定し、その領域に存在する描画データを取得し(ステップS303)、該描画データを消去する(ステップS304)。次に、消去後の描画データに基づく表示を行って(ステップS305)、本処理を終了する。この表示は、別途指定されたディスプレイに描画データを転送し、該ディスプレイに表示させる、あるいは、手書き入力装置10が表示部を備える場合は該表示部に表示する。
図22は、ペンモードでの処理を示している。第1の接触体であるペンの接触位置を示す座標データを取得する(ステップS401)。次に、第1の接触体であるペンの接触面積を示す情報を取得する(ステップS402)。第1の接触体の座標と接触面積から、第1の接触体が接触している領域(描画ポイント)を特定する(ステップS403)。1つ前の描画ポイントの座標と面積データを取り出す(ステップS404)。そして、前回の描画ポイントと今回の描画ポイントをペン先の面積データを参照して一本の線になるように繋げる(ステップS405)。さらに前の描画データも踏まえて、スムージング処理をかけて、曲線らしく(あるいは直線らしく)描画データを再構成する(ステップS406)。こうして、筆記具による記入動作に対応する入力情報が取得される。
次に、再構成後の描画データに基づく表示を行って(ステップS407)、本処理を終了する。この表示は図21のステップS305と同様に行う。
図23は、指モードでの処理を示している。第1の接触体である指の接触位置を示す座標データを取得する(ステップS501)。次に、1つ前の指データを取り出す(ステップS502)。1つ前の指データが示す接触位置と今回の接触位置とを比較して、指に動きがあるか否かを判定する(ステップS503)。指の接触位置が静止している場合は(ステップS503;No)、指の静止データをセットして(ステップS506)、本処理を終了する。
指に動きがある場合は(ステップS503;Yes)、該指の動きが、予め定めたジェスチャー動作と一致するか否かを判定する(ステップS504)。指の動きがジェスチャー動作であれば(ステップS504;Yes)、ジェスチャーデータをセットして(ステップS505)、本処理を終了する。指の動きがジェスチャー動作でなければ(ステップS504;No)、意味のない指による押圧であったと判定して、本処理を終了する。
図24は、手のひらモードでの処理を示している。第1の接触体である手のひらの接触位置を示す座標データを取得する(ステップS601)。次に、第1の接触体である手のひらの接触面積を示す情報を取得する(ステップS602)。第1の接触体である手のひらの近傍には、ペンなどの他の接触体は無いはずなので、手のひらの存在する領域の近傍の押圧箇所のデータをノイズとして除去して(ステップS603)、本処理を終了する。
以上のように、本実施の形態に係る手書き入力装置10では、第1の接触体の特徴のみに基づく判定では、第1の接触体が筆記具6か消去具8かが紛らわしいような場合に、第1の接触体に関する検出情報と第2の接触体に関する検出情報とに基づいて、第1の接触体の種類を判定するので、より高い精度で第1の接触体の種類を特定することができる。また、第1の接触体による動作が消去具8による消去動作の特徴を有する推定消去動作の場合は、その後に消し滓除去動作が行われるか否かによって第1の接触体による動作が、消去具8による消去動作であったか否かを判定するので、他の接触体による動作を消去具8による消去動作と誤認する誤認率が低減する。
手書き入力装置10では、筆記具による記入動作と消去具による消去動作を適切に判別するので、記入動作と消去動作を繰り返すことでシート5に実際に描かれた内容と、手書き入力装置10が取得したデータが示す内容を高い精度で一致させることができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、実施の形態では、デジタル抵抗膜式の圧力検出パネル部11を例示したが、押圧している場所、面積、圧力などの検知が可能であれば、他の方式でもかまわない。
第1の接触体と第2の接触体に基づく判定は実施の形態で例示したものに限定されない。たとえば、図8に示すように、筆記具6で文字等を手書きする場合には、筆記具6を持つ手のひらによる押圧を受けるが、消去具8による消去動作では消去具8を持つ手は浮いた状態になる。そこで、第1の接触体の近傍(たとえば、7cm以内)に、筆記具6を持つ手の手のひらの特徴を有する第2の接触体が存在するか否かを、第1の接触体が筆記具6か消去具8かを判定する要素に加えてもよい。
実施の形態では、第1の接触体に関する第1の検出情報と第2の接触体に関する第2の検出情報とから、第1の接触体が筆記具か消去具かを判定する例を示したが、判定の対象はこれに限定されない。たとえば、消しゴム等の消去具と指との識別に利用してもよい。
本発明は、実施の形態で示した判定に関する手書き入力方法の発明とされてもよいし、シートを載置可能な検出面を備える圧力検出部と、前記圧力検出部からの出力を受け取る演算部と、前記検出面に対する特定の動作を検出する動作検出部と、を備える手書き入力装置の前記演算部に、実施の形態で示した手書き入力方法を実行させるプログラムの発明とされてもよい。また、圧力検出パネル部11を備えた情報処理装置を手書き入力装置10として機能させるプログラムとされてもよい。
5…シート
6…筆記具
8…消去具
9…消去された部分
10…手書き入力装置
11…圧力検出パネル部
11a…検出面
12…CPU
13…フラッシュROM
14…RAM
15…記録媒体接続部
16…通信部
21…SDカード
22…データ保存サーバ
31…ペン先
32…ペンを持つ手の手のひら
33…シートを押さえる手の指
34…シートを押さえる手の手のひら
41…消しゴムの接触部分
43…シートを押さえる手の指
44…シートを押さえる手の手のひら
45…消しゴムの接触部分
51…消しゴム推定領域
52…消し滓を払い飛ばす動作で圧力が検知される領域
53…消し滓を吹き飛ばす動作で圧力が検知される領域
A1…筆記具が取り得る単位面積当たりの圧力の範囲
A2…筆記具が取り得る面積の範囲
AB1…筆記具と消去具の重複する圧力の範囲
AB2…筆記具と消去具の重複する面積の範囲
B1…消去具が取り得る単位面積当たりの圧力の範囲
B2…消去具が取り得る面積の範囲
C1…指が取り得る単位面積当たりの圧力の範囲
C2…指が取り得る面積の範囲
D1…手のひらが取り得る単位面積当たりの圧力の範囲
D2…手のひらが取り得る面積の範囲
Ea…消しゴムで消去動作を行う際にシートを押さえる手の指による単位面積当たりの圧力の範囲
Eb…筆記具で手書きする際にシートを押さえる手の指による単位面積当たりの圧力の範囲
6…筆記具
8…消去具
9…消去された部分
10…手書き入力装置
11…圧力検出パネル部
11a…検出面
12…CPU
13…フラッシュROM
14…RAM
15…記録媒体接続部
16…通信部
21…SDカード
22…データ保存サーバ
31…ペン先
32…ペンを持つ手の手のひら
33…シートを押さえる手の指
34…シートを押さえる手の手のひら
41…消しゴムの接触部分
43…シートを押さえる手の指
44…シートを押さえる手の手のひら
45…消しゴムの接触部分
51…消しゴム推定領域
52…消し滓を払い飛ばす動作で圧力が検知される領域
53…消し滓を吹き飛ばす動作で圧力が検知される領域
A1…筆記具が取り得る単位面積当たりの圧力の範囲
A2…筆記具が取り得る面積の範囲
AB1…筆記具と消去具の重複する圧力の範囲
AB2…筆記具と消去具の重複する面積の範囲
B1…消去具が取り得る単位面積当たりの圧力の範囲
B2…消去具が取り得る面積の範囲
C1…指が取り得る単位面積当たりの圧力の範囲
C2…指が取り得る面積の範囲
D1…手のひらが取り得る単位面積当たりの圧力の範囲
D2…手のひらが取り得る面積の範囲
Ea…消しゴムで消去動作を行う際にシートを押さえる手の指による単位面積当たりの圧力の範囲
Eb…筆記具で手書きする際にシートを押さえる手の指による単位面積当たりの圧力の範囲
Claims (14)
- シートを載置可能な検出面を備える圧力検出部と、
前記圧力検出部からの出力を受け取る演算部と、
前記検出面に対する特定の動作を検出する動作検出部と、を備え
前記演算部は、前記圧力検出部からの出力に基づいて、前記検出面に載置されたシートに接触する接触体の移動に対応する第1の動作を検出し、前記第1の動作と、前記第1の動作の後に前記動作検出部が検出した前記特定の動作とに基づいて、前記第1の動作が消去具による消去動作か否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記シートに対する筆記具による記入動作又は消去具による消去動作に対応する入力情報を取得する、手書き入力装置。 - 前記演算部は、前記第1の動作の特徴が消去具による消去動作の特徴と一致し、かつ、前記特定の動作が、前記第1の動作から一定時間内に行われた動作であって前記シート上から消去具による消去動作で生じた消し滓を除去する動作である場合に、前記第1の動作は消去具による消去動作であると判定する、請求項1に記載の手書き入力装置。
- 前記演算部は、前記第1の動作が、前記接触体が往復運動する、または前記接触体が同じあるいは近接した場所で同一方向へ繰り返し移動する場合に、前記第1の動作の特徴が消去具による消去動作の特徴と一致すると判断する、請求項2に記載の手書き入力装置。
- 前記圧力検出部と前記演算部とで前記動作検出部が構成されており、前記演算部は、前記圧力検出部の出力に基づいて、前記消し滓を除去する動作であるか否かを判別する、請求項2又は3に記載の手書き入力装置。
- 前記演算部は、前記圧力検出部からの出力に基づいて、前記第1の動作が行われた場所およびその近傍を含むエリアで、消し滓を払い飛ばすもしくは吹き飛ばす動作に対応する動作を検出すると、当該動作を前記消し滓を除去する動作であると判断する請求項4に記載の手書き入力装置。
- 前記動作検出部が、前記検出面の傾きを検出する傾斜検出器であり、前記演算部は、前記傾斜検出器の出力に基づいて、前記消し滓を除去する動作を判別する、請求項2又は3に記載の手書き入力装置。
- 前記消し滓を除去する動作に対応する動作情報を1種類以上設定記憶し得る記憶部をさらに備え、前記演算部は、前記第1の動作と、前記記憶部に記憶された1種類以上の前記動作情報とに基づいて、前記第1の動作が消去具による消去動作か否かを判定する、請求項2乃至6のいずれか1つに記載の手書き入力装置。
- 圧力検出部からの出力に基づいて、前記圧力検出部の検出面に載置されたシートに接触する接触体の移動に対応する第1の動作を検出し、
前記第1の動作と、前記第1の動作の後に検出された、前記検出面に対する特定の動作と、に基づいて、前記第1の動作が消去具による消去動作か否かを判定し、
当該判定結果に基づいて、前記シートに対する筆記具による記入動作又は消去具による消去動作に対応する入力情報を取得する、手書き入力装置の手書き入力方法。 - 前記第1の動作の特徴が消去具による消去動作の特徴と一致し、かつ、前記特定の動作が、前記第1の動作から一定時間内に行われた動作であって、前記シート上から消去具による消去動作で生じた消し滓を除去する動作である場合に、前記第1の動作は消去具による消去動作であると判定する、請求項8に記載の手書き入力方法。
- 前記第1の動作が、前記接触体が往復運動する、または前記接触体が同じあるいは近接した場所で同一方向へ繰り返し移動する場合に、前記第1の動作の特徴が消去具による消去動作の特徴と一致すると判断する、請求項9に記載の手書き入力方法。
- 前記第1の動作が行われた場所およびその近傍を含むエリアで、消し滓を払い飛ばすもしくは吹き飛ばす動作に対応する動作を検出すると、当該動作を前記消し滓を除去する動作であると判断する、請求項9又は10に記載の手書き入力方法。
- 前記第1の動作から一定時間内に、前記検出面を傾ける動作を検出すると、当該動作を前記消し滓を除去する動作であると判断する、請求項9または10に記載の手書き入力方法。
- 前記第1の動作と、記憶部に記憶された1種類以上の前記消し滓を除去する動作に対応する動作情報と、に基づいて、前記第1の動作が消去具による消去動作か否かを判定する、請求項9乃至12のいずれか1つに記載の手書き入力方法。
- シートを載置可能な検出面を備える圧力検出部と、前記圧力検出部からの出力を受け取る演算部と、前記検出面に対する特定の動作を検出する動作検出部と、を備える手書き入力装置の前記演算部に、請求項8乃至13のいずれか1つに記載の手書き入力方法を実行させるプログラム。
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