JP2016198125A - 進入治具及び該進入治具を用いる部材の固定方法 - Google Patents

進入治具及び該進入治具を用いる部材の固定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部材同士の接合面の角度に関わらず、接合面に対し所望の角度で進入可能であり、弯曲した部材であっても効率良く固定でき、また屈曲力、ねじり、圧縮、引張り等の外力に対し十分な固定力を発揮できる進入治具及び該進入治具を用いる部材の固定方法を提供すること。
【解決手段】進入対象となる部材70に進入する進入治具1であって、弯曲したガイド部材2と、先端側に先導進入部4、後端側に先導進入部4を回動操作する回動操作部6、先導進入部4及び回動操作部6を接続する少なくとも一つの連動体5を有する可動ユニット3と、を備え、ガイド部材2に案内されて回動操作部6から連動体5を介し先導進入部4へ力を伝達して進入可能となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、部材同士の連結に用いられる進入治具及び該進入治具を用いる部材の固定方法に関する。
一般に、ネジ部材等を使用して部材同士を連結することが行われている。例えば医療の現場においても、骨折箇所近傍の骨にネジを螺合させ、骨折部の固定が行われている。
例えば、図11に示されるように、骨60が第1部位61、第2部位62に分断されている場合には、骨折部位を跨るようにプレート67を配置し、骨の健全な部分に複数のネジ部材64、64、…、ネジ部材66、66、…を螺合してプレート67を骨に固定し、骨折部の割れ目が結合されるように、固定保持されたプレート67を介して骨折部に複数のネジ部材65、65を骨に螺合し、この状態で骨が再結合するのを待つ(例えば、特許文献1参照)。
また、図12に示されるように、大腿骨頚部骨折においては、大腿骨頭部81と大腿骨82とを棒状のネイルプレート83によって固定し、該ネイルプレート83を大腿骨82の健全部にネジ84より固定する方法(図12(a)参照)、大腿骨頭部81と大腿骨82とを複数の固定ピン85により固定する方法(図12(b)参照)、大腿骨頭部81と大腿骨82とを3つの翼が突出した3翼釘により固定する方法(図12(c)参照)等の治療が一般に行われている。
特表2008−501488号公報(第5ぺージ、図2)
骨折部に対しネジ部材の結合を効率良く伝達するためには、骨折部の割れ目に対し略垂直にネジ部材を螺合するのがよい。しかしながら、特許文献1の技術にあっては、ネジ部材65は骨折部に対し斜めに螺合されているため、ネジの結合力を効率よく骨折部に伝達することができないという問題がある。また、プレート67を体内に埋め込み、骨に固定するために、筋肉を大きく切開したり、多数のネジ部材64、64、…、ネジ部材66、66、…、ネジ部材65、65を骨に埋めこむ必要があり、患者にとって負担も大きいという問題がある。
本来、骨は直線ではなく曲線で構成されており、直線状ネジによって弯曲した骨を結合しようとすると結合距離を稼ぐことができず、ネジ本数を増やす必要がある。さらには、大腿骨と骨盤とは相対的に回動するので、大腿骨頚部骨折の骨折部を図12(a)のような直線状のネイルプレート83にて固定しようとすると、回動方向に十分な固定力を発揮できず、固定したはずの骨片同士が再び回動してしまうという問題もある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、部材同士の接合面の角度に関わらず、接合面に対し所望の角度で進入可能であり、弯曲した部材であっても十分な結合長さを確保して、屈曲力、ねじり、圧縮、引張り等の外力に対し十分な固定力を発揮できる進入治具及び該進入治具を使用した部材の固定方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の進入治具は、
進入対象となる部材に進入する進入治具であって、弯曲したガイド部材と、先端側に先導進入部、後端側に前記先導進入部を回動操作する回動操作部、前記先導進入部及び前記回動操作部を接続する少なくとも一つの連動体を有する可動ユニットと、を備え、前記ガイド部材に案内されて前記回動操作部から前記連動体を介し前記先導進入部へ力を伝達して進入可能となることを特徴としている。
この特徴によれば、弯曲した部材であっても、該弯曲部材に適合した弯曲形状を有するガイド部材沿って、所望の角度で進入治具を進入させ、十分な結合長さを確保して、屈曲力、圧縮、引張り等の外力に対し十分な結合力を発揮できるとともに、侵入治具が弯曲した状態で部材同士を固定するので部材同士の回動を規制できる。
本発明の進入治具は、
前記先導進入部及び少なくとも前記連動体の先端側は、少なくとも一つのスクリューエレメントを備えることを特徴としている。
この特徴によれば、可動ユニットは、スクリューエレメントが螺進する力を利用して弯曲したガイド部材に沿って部材に進入することができる。
本発明の進入治具は、
前記可動ユニットは前記連動体を複数備え、隣接する前記連動体は、回動方向及び前記ガイド部材のガイド方向の移動を互いに規制する係合部を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、連動体は、その回動方向及びガイド部材のガイド方向に力を伝達できる。
本発明の進入治具は、
前記先導進入部は、進入対象となる部材を穿孔する穿孔手段からなることを特徴としている。
この特徴によれば、先導進入部はガイド部材の案内方向に沿って穿孔することができる。
本発明の進入治具は、
前記穿孔手段の外径寸法Dtは、前記ガイド部材の外径寸法Dgより大径に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、ガイド部材の挿入抵抗を低減できる。
本発明の進入治具は、
弯曲したガイド部材と、先端側に先導進入部、後端側に前記先導進入部を回動操作する回動操作部、前記先導進入部及び前記回動操作部を接続する少なくとも一つの連動体を有する可動ユニットと、を備え、前記ガイド部材に案内されて前記回動操作部から前記連動体を介し前記先導進入部へ力を伝達して進入対象となる部材に進入する進入治具であって、
前記先導進入部及び少なくとも一つの前記連動体の先端側に外径Dsのスクリューエレメントを有する第1進入治具と、
前記先導進入部は進入対象となる部材を穿孔する外径Dtの穿孔手段を有するとともに、前記ガイド部材の外径がDgである第2進入治具と、を備え、
前記スクリューエレメントの外径寸法Ds、前記穿孔手段の外径寸法Dt及び前記ガイド部材の外径寸法Dgは、Ds>Dt>Dgであることを特徴としている。
この特徴によれば、スクリューエレメントは確実に部材を固定することができる。
前記課題を解決するために、本発明の部材の固定方法は、
前記第1進入治具及び前記第2進入治具を用いる部材の固定方法であって、
前記第2進入治具を用いて穿孔した後、前記第1進入治具を進入させることを特徴としている。
この特徴によれば、所望の弯曲形状に形成されたガイド部材沿って、部材に対し所望の角度で進入治具を進入させ、部材を固定することができる。
実施例1における進入治具を示す斜視図である。 (a)は可動ユニットの平面図、(b)は可動ユニットの側面図である。 進入治具を使用して骨折部を結合した状態を示す図である。 侵入治具を使用して大腿骨頚部の骨折部を結合した状態を示す図である。 実施例2における進入治具で、(a)穿孔手段を備えた可動ユニットを示す図、(b)ガイド部材を示す図、(c)穿孔用進入治具を示す図、(d)連動体を示す図である。 実施例2における進入治具で、(a)ガイド部材を示す図、(b)可動ユニットを示す図、(c)進入治具を示す図である。 (a)穿孔用進入治具を使用して部材に穿孔する状態を示す図、(b)部材に案内穴を形成した状態を示す図、(c)案内穴に沿って進入治具を進入させ、部材を結合した状態を示す図である。 図5(a)の分離した複数の連動体の変形例として、一体に構成した連動体を示す。 らせん状連動体を用いた進入治具の変形例を示す図である。 らせん状連動体を用いた進入治具の別変形例を示す図である。 従来の骨折部の接合方法を示す図である。 従来の大腿部頚部の骨折部の接合方法を示す図である。
本発明に係る進入治具及び該進入治具を用いる部材の固定方法を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る進入治具につき、図1から図4を参照して説明する。以下、図1及び図2の紙面下側を進入治具の後端側とし、紙面上側を進入治具の先端側として説明する。
図1に示されるように、進入治具1は、弯曲したガイド部材2と、可動ユニット3から主に構成される。以下、進入治具1を構成する部材について説明する。
ガイド部材2は、例えば鋼、ステンレス、チタン等の金属、プラスチック、プラスチックにカーボン繊維等を入れたFRP等から構成され、固定に弯曲した剛性の高い部材である。ガイド部材2は、先端部に離脱防止具2aを有し、後端部に操作部2b、離脱防止具2aと操作部2bとを剛接続するガイド本体部2cから主に構成されている。ガイド本体部2cの弯曲形状は、進入対象となる部材(以下、単に「部材」と称する。)に進入治具1を進入させたいルート、あるいは形成したい案内穴ルートに適合させた形状に形成されている。
図1及び図2に示されるように、可動ユニット3は、例えば鋼、ステンレス、チタン等の金属、プラスチック、プラスチックにカーボン繊維等を入れたFRP等から構成された中空部材である。可動ユニット3は、先端側に先導進入部4、後端側に先導進入部4を回動操作する回動操作部6及び先導進入部4と回動操作部6との間を接続する複数の連動体5、5、…を有する。複数の連動体5、5、…は、スクリューエレメントとしてのネジ部7を有する。ネジ部7は、部材に食い込んで螺進できるように強度及び硬度の高い材料から形成される。
各々の連動体5は、ネジ部7を挟んで一方の側に一対の凸部5a、5a’及び他方の側に一対の凸部5b、5b’を有する。そして、連動体5の一対の凸部5a、5a’の間に形成された凹部に、隣接する連動体5の一対の凸部5b、5b’が凹凸係合して、複数の連動体5、5、…は接続される。また、先導進入部4と連動体5との間及び回動操作部6と連動体5との間についても、複数の連動体5、5、…と同じく凹凸係合している。
また、互いに係合する連動体5の一対の凸部5a、5a’と一対の凸部5b、5b’との間には、適度な隙間が形成され、ガタを有した遊嵌状態で凹凸係合している(以下、「遊嵌凹凸係合」と記す。)。先導進入部4、回動操作部6及び複数の連動体5、5、…は、ガタによって互いに可動ユニット3の弯曲した軸C−C周りに回転可能となると同時に、互いに凹凸係合することにより先導進入部4、回動操作部6及び複数の連動体5、5、…は、回転方向の力及び軸方向の力を伝達することができる。なお、複数の連動体5、5、…同士の遊嵌(ガタ)の大小の程度は、ガイド部材2の曲率の大小に応じて決定される。
進入治具1の組付けについて説明すると、図1に示されるように、ガイド部材2の操作部2b側からその外周面に沿って可動ユニット3を挿入する。可動ユニット3は、先導進入部4、回動操作部6及び複数の連動体5、5、…が、遊嵌凹凸係合しているので、ガイド部材2とほぼ同一の弯曲形状に整列できるとともに、可動ユニット3はガイド部材2の弯曲した軸C−C周り(図2参照)で回動できるようになる。また、可動ユニット3は、離脱防止具2aによってガイド部材2の先端から離脱することはない。
つぎに、進入治具1を使用した骨の結合について説明する。図3に示されるように、骨70は傷73により第1部位71、第2部位72に分断されている。このような場合、第1部位71と第2部位72の間の傷73に略垂直に進入治具1を進入させることができるようなルートに成形されたガイド部材2を準備しておく。成形されたガイド部材2を可動ユニット3へ挿入して進入治具1が組立てられる。
そして、図3に示されるように、ガイド部材2を骨70に対し図示しない固定手段により所定の傾きで固定し、可動ユニット3の回動操作部6を回動操作すると、この回動に伴い可動ユニット3のネジ部7もガイド部材2の弯曲した軸C−C周り(図2参照)で回動し、先導進入部4に形成されたネジ部が骨70に食い込み螺進する。ここで、可動ユニット3は、離脱防止具2aによってガイド部材2は離脱防止されているので、可動ユニット3はガイド部材2とともに、該ガイド部材2の弯曲形状に倣った状態で螺進し、可動ユニット3は、骨70の傷73の面に対して所望の角度でネジ結合することができるので、ネジの結合力を効率良く傷73に伝達することができる。また、弯曲した骨であっても、該弯曲した骨に沿ったガイド部材2を予め用意しておくことで、侵入治具1は弯曲した骨部に沿って進入して、ネジ部7の結合長さを十分確保できるので、十分な固定力を発揮できる。さらに、図11で示した従来技術と比較して、筋肉を大きく切開することなく、骨70の傷73を結合できるので患者の負担を軽減することができる。
また、図4に示されるように、大腿骨頚部骨折のように大腿骨頭部81と大腿骨82とを侵入部材1により固定する場合には、進入治具1は湾曲した状態で大腿骨頭部81と大腿骨82とを接続できるので、大腿骨頭部81と大腿骨82同士の回動を規制できる。したがって、図12(a)のように直線状のネールプレート83を使用して大腿骨頭部81と大腿骨82とを固定するのに比較して、大腿骨頭部81と大腿骨82同士の相対的な回動を効率良く規制することができる。
次に、実施例2に係る進入治具につき、図5から図7を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。実施例1においては、傷73により第1部位71と第2部位72とに分断された骨70を進入治具1によって結合する事例について示したが、結合する部材は骨に限らない。
実施例2は、金属、コンクリート、木材、プラスチック等からなる部材を結合する場合であって、案内穴形成用の第1進入治具11を使用して、部材の接合面に略垂直の案内穴を形成し、つぎに、該案内穴に沿って第2進入治具21を進入させる例について説明する。
図5(c)に示されるように、案内穴形成用の第1進入治具11は、弯曲したガイド部材12と、可動ユニット13から主に構成される。以下、第1進入治具11を構成する部材について説明する。
図5(a)に示されるように、可動ユニット13は、例えば鋼、ステンレス、チタン等の金属、プラスチック、プラスチックにカーボン繊維等を入れたFRP等から構成される。可動ユニット13は、先端側に先導進入部14、後端側に先導進入部14を回動操作する回動操作部16及び先導進入部14と回動操作部16との間を接続する複数の連動体15、15、…を有する。先導進入部14は、穿孔手段としての刃部14a及び可動ユニット13を螺進させるためのスクリューエレメントとしてのネジ部17を有する。なお、ネジ部17は、母材に食い込んで螺進できるように強度及び硬度の高い材料から形成される。
先導進入部14、複数の連動体15、15、…及び回動操作部16は、実施例1と同じく連動体15の凸部15a、凹部15bが遊嵌凹凸係合しているので、先導進入部14、回動操作部16及び複数の連動体15、15、…は、ガタによって互いに可動ユニット13の軸周りに回転可能となると同時に、先導進入部14、回動操作部16及び複数の連動体15、15、…は、凹凸係合によって回転方向の力、軸方向の力を伝達することができる。
図5(b)に示されるように、ガイド部材2は、例えば鋼、ステンレス、チタン等の金属、プラスチック、プラスチックにカーボン繊維等を入れたFRP等からなる中空部材から構成され、固定に弯曲した剛性の高い部材である。
図5(d)に示されるように、各々の連動体15は側面視で小判形に形成され、中空部材からなるガイド部材12との間に隙間部を有する。この隙間部は、後述する穿孔時の切粉を排出ための排出口として機能する。また、ネジ部17は先導進入部14のみに設けられているが、連動体15にもネジ部を設け、穿孔時の切粉を第1進入治具11の後端側に送るための送り手段として利用してもよい。
図5(c)に示されるように、ガイド部材12に挿入された可動ユニット13は、先導進入部14、回動操作部16及び複数の連動体5、5、…が、互いに遊嵌凹凸係合しているので、ガイド部材12とほぼ同一の弯曲形状に整列できるとともに、可動ユニット13はガイド部材2の中で弯曲した軸C−C周りで回動できるようになる。
なお、先導進入部14の刃部14aの径寸法Dtは、ガイド部材12の径寸法Dgよりも大きく形成しているので、ガイド部材12の進入抵抗を低減することができる。
つぎに、案内穴に沿って進入させる第2進入治具21について説明する。図6(c)に示されるように、第2進入治具21は、弯曲したガイド部材22と、可動ユニット23から主に構成される。
図6(a)に示されるように、ガイド部材22は、例えば鋼、ステンレス、チタン等の金属、プラスチック、プラスチックにカーボン繊維等を入れたFRP等からなる中空部材から構成され、案内穴形成用の第1進入治具11のガイド部材12(図5(b)参照)とほぼ同じ曲率を有する剛性の高い部材である。また、ガイド部材22の先端部には離脱防止具22aが設けられ、後述する可動ユニット23がガイド部材22から離脱することを防止している。
図6(b)に示されるように、可動ユニット23は、例えばプラスチック、プラスチックにカーボン繊維等を入れたFRP等からなり、柔軟性を有する管状部材からなる。可動ユニット23の外周部にはネジ部27が形成されており、該ネジ部27は、母材に食い込んで螺進できるように強度及び硬度の高い材料から形成される。
図6(c)に示されるように、ガイド部材22に挿入される可動ユニット23は、柔軟性に富んだ材料から構成さるのでガイド部材22とほぼ同一の弯曲形状に変形できるとともに、ガイド部材22の弯曲した軸C−C周りに回動することができる。
なお、可動ユニット23の外周のネジ部27の外径寸法Dsは、案内穴形成用の第1進入治具11の先導進入部14の刃部14aの径寸法Dt(図5(a)参照)よりも大きく形成されているので、可動ユニット23のネジ部27は母材に確実に食い込むことができる。
つぎに、案内穴形成用の第1進入治具11を使用して案内穴を形成し、つぎに、該案内穴に沿って第2進入治具21を進入させて、部材を固定する工程について説明する。
図7(a)に示されるように、ブロック51、52、53からなる部材50に対し、ガイド部材12は、図示しない押圧手段により、その傾き、向きを維持、固定した状態でブロック51、52、53に押圧される。そして可動ユニット13の回動操作部16を回転させると、ガイド部材12の弯曲形状に倣った状態でネジ部17が螺進すると、ブロック51、52、53に対し案内穴54(図7(b)参照)を形成することができる。
そして、図7(c)に示されるように、ブロック51、52、53に対し、第2進入治具21のガイド部材22の傾き、向きを維持、固定した状態で、可動ユニット23の回動操作部26を回転させると、ガイド部材22の弯曲形状に倣った状態でネジ部27が螺進させると、離脱防止具22aを有するガイド部材22とともに可動ユニット23は案内穴54の弯曲形状に倣った状態で螺進し、ブロック51、52、53は可動ユニット23によって結合される。
このように、硬い材料からなる部材であっても、案内穴形成用の第1進入治具11を使用して、部材の接合面に略垂直に案内穴を形成し、つぎに、該案内穴に沿って第2進入治具21を進入させて、部材50を構成するブロック51、52、53を効率良く結合することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例1では、進入治具1は骨折部を接合するために使用したが、骨折部に限らず、機械部品、建設部材、車両、船舶、航空機等に発生した亀裂を接合ために使用できることは言うまでもない。
また、実施例2の可動ユニット13は、導進入部14と回動操作部16との間を接続する分離した複数の連動体15、15、…によって結合されている(図5(a)参照)。分離した複数の連動体15、15、…の変形例として、図8に示されるように、らせん状連動体15’として連動体を一体に形成し、隣接するらせん状体同士を遊嵌凹凸結合することにより、連動体15’を軽量化できるとともに連動体15’のねじり方向の剛性を高めることができる。なお、らせん状連動体は、図8に示す隣接するらせん状体同士を遊嵌凹凸結合する凹凸部分を有さずともよく、特に図示しないが、当該らせん状連動体自体の弾性力により隣接するらせん状体同士を相対変位可能とするものでもよい。
図1に示す進入治具1の変形例として、図9に示すように、可動ユニットを外周部にネジ部7’を有するらせん状連動体3’から構成し、ガイド部材を剛性の高い弯曲した中空ガイド部材2’から構成して、らせん状連動体3’内にガイド部材2’を挿入して進入治具1’を構成することができる。
さらに、図5に示す進入治具1の別変形例として、図10に示すように、可動ユニットを穿孔手段としての刃部14’及びらせん状連動体を螺進させるためのネジ部17’を有する可動ユニット13’から構成し、ガイド部材を剛性の高い弯曲した中空ガイド部材12’から構成し、可動ユニット13’を中空ガイド部材12’内に挿入して進入治具11’とすることもできる。
1、1’ 進入治具
2、2’ ガイド部材
3、3’ 可動ユニット
4 先導進入部
5 連動体
5a、5a’ 凸部
5b、5b’ 凸部
6 回動操作部
7、7’ ネジ部(スクリューエレメント)
11、11’ 第1進入治具(進入治具)
12、12’ ガイド部材
13、13’ 可動ユニット
14、14’ 先導進入部
15、15’ 連動体
16 回動操作部
17、17’ ネジ部(スクリューエレメント)
21 第2進入治具(進入治具)
22 ガイド部材
23 可動ユニット
26 回動操作部
27 ネジ部(スクリューエレメント)
50 部材
70、80 骨(部材)

Claims (7)

  1. 進入対象となる部材に進入する進入治具であって、弯曲したガイド部材と、先端側に先導進入部、後端側に前記先導進入部を回動操作する回動操作部、前記先導進入部及び前記回動操作部を接続する少なくとも一つの連動体を有する可動ユニットと、を備え、前記ガイド部材に案内されて前記回動操作部から前記連動体を介し前記先導進入部へ力を伝達して進入可能となることを特徴とする進入治具。
  2. 前記先導進入部及び少なくとも前記連動体の先端側は、少なくとも一つのスクリューエレメントを備えることを特徴とする請求項1に記載の進入治具。
  3. 前記可動ユニットは前記連動体を複数備え、隣接する前記連動体は、回動方向及び前記ガイド部材のガイド方向の移動を互いに規制する係合部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の進入治具。
  4. 前記先導進入部は、進入対象となる部材を穿孔する穿孔手段からなることを特徴とする請求項1に記載の進入治具。
  5. 前記穿孔手段の外径寸法Dtは、前記ガイド部材の外径寸法Dgより大径に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の進入治具。
  6. 弯曲したガイド部材と、先端側に先導進入部、後端側に前記先導進入部を回動操作する回動操作部、前記先導進入部及び前記回動操作部を接続する少なくとも一つの連動体を有する可動ユニットと、を備え、前記ガイド部材に案内されて前記回動操作部から前記連動体を介し前記先導進入部へ力を伝達して進入対象となる部材に進入する進入治具であって、
    前記先導進入部及び少なくとも一つの前記連動体の先端側に外径Dsのスクリューエレメントを有する第1進入治具と、
    前記先導進入部は進入対象となる部材を穿孔する外径Dtの穿孔手段を有するとともに、前記ガイド部材の外径がDgである第2進入治具と、を備え、
    前記スクリューエレメントの外径寸法Ds、前記穿孔手段の外径寸法Dt及び前記ガイド部材の外径寸法Dgは、Ds>Dt>Dgであることを特徴とする進入治具。
  7. 請求項6に記載の進入治具を用いる部材の固定方法であって、
    前記第2進入治具を用いて穿孔した後、前記第1進入治具を進入させることを特徴とする部材の固定方法。
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DE102017213144A1 (de) 2016-10-06 2018-04-12 Mitsubishi Electric Corporation Halbleitervorrichtung

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DE102017213144A1 (de) 2016-10-06 2018-04-12 Mitsubishi Electric Corporation Halbleitervorrichtung

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