JP2016197291A - オブジェクト指向モデル生成装置、オブジェクト指向モデル生成方法およびオブジェクト指向モデル生成プログラム - Google Patents

オブジェクト指向モデル生成装置、オブジェクト指向モデル生成方法およびオブジェクト指向モデル生成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】開発対象のシステム固有の仕様を表現する際に、複数のシステム間で共通する仕様とは異なる手法で表現し、かつそれらの仕様を用いてシステムの仕様を容易に定めることができるオブジェクト指向モデル生成装置、オブジェクト指向モデル生成方法およびオブジェクト指向モデル生成プログラムを提供する。
【解決手段】開発対象のシステムの基準となる仕様を与える基準設計情報と、該基準設計情報と異なる手法によって作成され、システムの仕様のうち基準となる仕様との差分に相当する仕様を与える差分設計情報とに基づいて、システムの設計情報を自動的に生成する設計情報生成部を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、オブジェクト指向のモデルを生成するオブジェクト指向モデル生成装置、オブジェクト指向モデル生成方法およびオブジェクト指向モデル生成プログラムに関する。
統一モデリング言語であるUML(Unified Modeling Language)は、ソフトウェア工学におけるオブジェクトモデリングのために標準化された仕様記述言語である。また、UMLはグラフィカルな記述で抽象化したシステムのモデルを生成する汎用モデリング言語でもある。UMLを用いたオブジェクトモデリングでは、開発対象のシステムの分析や設計を行う際に、さまざまなモデル図(以下、UMLモデル図という)が作成される。
UMLモデル図は、システムの静的な構造を示す構造図と、システムの振る舞いを示す振る舞い図とに大別される。このうち、構造図には、例えば配置図、コンポーネント図、クラス図、オブジェクト図などがある。また、振る舞い図には、例えばユースケース図、ステートマシン図(ステートチャート図または状態遷移図ともいう)、シーケンス図、コミュニケーション図(コラボレーション図ともいう)、アクティビティ図、タイミング図、相互作用概要図などがある。
オブジェクト指向開発においては、市販のUMLモデリングツールを用いてUMLモデル図を作成することが行われている。このため、システムの仕様の変更が生じた場合には、ユーザがUMLモデリングツールを用いてUMLモデル図を直接変更する必要がある。例えば、ユーザが入力した操作情報に応じたモデル要素の変更が行われたか否かに基づいてモデル変換を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。この技術では、上流工程で作成するモデル要素と、上流工程のモデル要素に応じて下流工程で作成するモデル要素を比較して統合することによってモデルを更新する。
特開2010−61543号公報
上述した特許文献1に記載の技術において、一般に上流工程のモデル要素は、複数のシステム(製品)間で共通する仕様を表現することが多いのに対し、下流工程のモデル要素は、システム固有の仕様を表現することが多い。しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、下流工程のモデル要素を上流工程のモデル要素に応じて作成しなければならなかった。
このような状況の下、システム固有の仕様を表現する際に、複数のシステム間で共通する仕様とは異なる手法で表現し、かつそれらの仕様を用いてシステムの仕様を容易に定めることができる技術が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、開発対象のシステム固有の仕様を表現する際に、複数のシステム間で共通する仕様とは異なる手法で表現し、かつそれらの仕様を用いてシステムの仕様を容易に定めることができるオブジェクト指向モデル生成装置、オブジェクト指向モデル生成方法およびオブジェクト指向モデル生成プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るオブジェクト指向モデル生成装置は、オブジェクト指向のモデルを生成するオブジェクト指向モデル生成装置であって、開発対象のシステムの基準となる仕様を与える基準設計情報と、該基準設計情報と異なる手法によって作成され、前記システムの仕様のうち前記基準となる仕様との差分に相当する仕様を与える差分設計情報とに基づいて、前記システムの設計情報を自動的に生成する設計情報生成部を備えたことを特徴とする。
本発明に係るオブジェクト指向モデル生成装置は、上記発明において、前記基準設計情報および前記設計情報は、統一モデリング言語のモデル図を含むことを特徴とする。
本発明に係るオブジェクト指向モデル生成装置は、上記発明において、前記差分設計情報は、ドメイン特化言語のコードを含むことを特徴とする。
本発明に係るオブジェクト指向モデル生成装置は、上記発明において、情報の入力を受け付ける入力部と、前記入力部が受け付けた情報に基づいて前記基準設計情報を作成する基準設計情報作成部と、前記入力部が受け付けた情報に基づいて前記差分設計情報を作成する差分設計情報作成部と、をさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係るオブジェクト指向モデル生成方法は、オブジェクト指向のモデルを生成するオブジェクト指向モデル生成装置が行うオブジェクト指向モデル生成方法であって、開発対象のシステムの基準となる仕様を与える基準設計情報と、該基準設計情報と異なる手法によって作成され、前記システムの仕様のうち前記基準となる仕様との差分に相当する仕様を与える差分設計情報とを記憶する記憶部から前記基準設計情報および前記差分設計情報を読み出し、前記システムの設計情報を自動的に生成する設計情報生成ステップを有することを特徴とする。
本発明に係るオブジェクト指向モデル生成プログラムは、オブジェクト指向のモデルを生成するオブジェクト指向モデル生成装置に、開発対象のシステムの基準となる仕様を与える基準設計情報と、該基準設計情報と異なる手法によって作成され、前記システムの仕様のうち前記基準となる仕様との差分に相当する仕様を与える差分設計情報とを記憶する記憶部から前記基準設計情報および前記差分設計情報を読み出し、前記システムの設計情報を自動的に生成する設計情報生成ステップを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、開発対象のシステム固有の仕様を表現する際に、複数のシステム間で共通する仕様とは異なる手法で表現し、かつそれらの仕様を用いてシステムの仕様を容易に定めることができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係るオブジェクト指向モデル生成装置の機能構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係るオブジェクト指向モデル生成装置の基準設計情報作成部が作成するクラス図の構成例(第1例)を示す図である。 図3は、本発明の一実施の形態に係るオブジェクト指向モデル生成装置の基準設計情報作成部が作成するクラス図の構成例(第2例)を示す図である。 図4は、本発明の一実施の形態に係るオブジェクト指向モデル生成装置の基準設計情報作成部が作成するクラス図の構成例(第3例)を示す図である。 図5は、本発明の一実施の形態に係るオブジェクト指向モデル生成装置の基準設計情報作成部が作成するクラス図の構成例(第4例)を示す図である。 図6は、本発明の一実施の形態に係るオブジェクト指向モデル生成装置の基準設計情報作成部が作成するステートマシン図の構成例(第1例)を示す図である。 図7は、本発明の一実施の形態に係るオブジェクト指向モデル生成装置の基準設計情報作成部が作成するステートマシン図の構成例(第2例)を示す図である。 図8は、本発明の一実施の形態に係るオブジェクト指向モデル生成装置の基準設計情報作成部が作成するシーケンス図の構成例を示す図である。 図9は、本発明の一実施の形態に係るオブジェクト指向モデル生成装置の差分設計情報作成部が作成する差分設計情報の構成例を示す図である。 図10は、本発明の一実施の形態に係るオブジェクト指向モデル生成装置の設計情報生成部が生成するクラス図の構成例(第1例)を示す図である。 図11は、本発明の一実施の形態に係るオブジェクト指向モデル生成装置の設計情報生成部が生成するクラス図の構成例(第2例)を示す図である。 図12は、本発明の一実施の形態に係るオブジェクト指向モデル生成装置の設計情報生成部が生成するステートマシン図の構成例を示す図である。 図13は、本発明の一実施の形態に係るオブジェクト指向モデル生成装置の設計情報生成部が生成するシーケンス図の構成例を示す図である。 図14は、本発明の一実施の形態に係るオブジェクト指向モデル生成装置の差分設計情報作成部が作成する差分設計情報の別な構成例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るオブジェクト指向モデル生成装置の機能構成を示すブロック図である。同図に示すオブジェクト指向モデル生成装置1(以下、モデル生成装置という)は、UMLを用いて開発対象のシステムのオブジェクト指向モデリングを行う際にそのシステムの設計情報を自動的に生成する装置である。モデル生成装置1は、キーボード、マウス、タッチパネル等のインタフェースを用いて実現される入力部2と、液晶または有機EL等からなる表示パネルおよび音声出力用のスピーカを有し、各種情報を出力する出力部3と、モデル生成装置1の動作を統括して制御する制御部4と、各種情報を記憶する記憶部5と、を備える。
制御部4は、入力部2から入力される情報に基づいて開発対象のシステムの基準となる仕様を与える基準設計情報を作成する基準設計情報作成部41と、入力部2から入力される情報に基づいて基準設計情報が含む仕様との差分に相当する仕様を与える差分設計情報を作成する差分設計情報作成部42と、基準設計情報作成部41が作成した基準設計情報および差分設計情報作成部42が作成した差分設計情報を用いて開発対象のシステムの設計情報を自動的に生成する設計情報生成部43と、を有する。
基準設計情報に含まれ、システムの基準となる仕様は、複数のシステムに対して共通に適用可能な仕様である。このような仕様には、例えばシステムの構造および振る舞いが含まれる。これに対し、差分設計情報には、システムの仕様のうち、基準となる仕様との差分に相当するシステム固有の仕様が含まれる。
基準設計情報作成部41および差分設計情報作成部42は、基準設計情報および差分設計情報をそれぞれ作成するためのエディタ等のソフトウェアである。ユーザは、出力部3が表示する画面を見ながら、入力部2から基準設計情報および差分設計情報に必要なコマンド等の情報を入力することによって各設計情報を作成する。なお、基準設計情報作成部41および差分設計情報作成部42を同一のソフトウェアによって実現することも可能である。
基準設計情報と差分設計情報は、互いに異なる手法に基づいて作成される。本実施の形態において、基準設計情報はUMLにしたがって記載される一方、差分設計情報はドメイン特化言語(DSL:Domain Specific Language)に基づいて記載される。
設計情報生成部43は、基準設計情報および差分設計情報からUMLモデル図を含む設計情報を自動的に生成する。
制御部4は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて実現され、モデル生成装置1の各構成部位とバスラインを介して接続されている。制御部4は、記憶部5が記憶、格納する各種情報を記憶部5から読み出すことにより、本実施の形態に係るオブジェクト指向モデル生成方法に関連した演算処理を実行する。
記憶部5は、基準設計情報作成部41が作成した基準設計情報を記憶する基準設計情報記憶部51と、差分設計情報作成部42が作成した差分設計情報を記憶する差分設計情報記憶部52と、設計情報生成部43が生成した設計情報を記憶する設計情報記憶部53とを有する。基準設計情報、差分設計情報および設計情報の具体的な構成例については後述する。
記憶部5は、本実施の形態に係るオブジェクト指向モデル生成プログラムや所定のOS(Operating System)を起動するプログラム等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)、および各処理の演算パラメータやデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)等を用いて実現される。
以上の構成を有するモデル生成装置1は、1つのコンピュータを用いて実現してもよいし、複数のコンピュータを用いて実現してもよい。後者の場合には、通信ネットワークを介してデータの送受信を行いながら、互いに連携して処理を行うようにすることも可能である。
次に、基準設計情報記憶部51が記憶する基準設計情報を具体的に説明する。基準設計情報記憶部51は、基準設計情報の少なくとも一部として、UMLモデル図を記憶する。本実施の形態では、構造図としてクラス図を有するとともに、振る舞い図としてステートマシン図およびシーケンス図を有するオブジェクト指向モデルを生成する場合を例示するが、これが一例に過ぎないことはいうまでもない。
図2〜図5は、基準設計情報作成部41が作成し、基準設計情報記憶部51が記憶しているクラス図の構成例を示す図である。図2〜図5にそれぞれ示すクラス図C1〜C4は、クラス名(最上段)、属性(中段)、および操作(最下段)を有する。このうち、操作は、ステレオタイプなどを使用して記載され、処理関数とイベントに分類される。以下、個々のクラス図について具体的に説明する。
図2に示すクラス図C1は、クラス名が“Button”であるクラスのクラス図であり、属性を有していない。また、クラス名が“Button”であるクラスは、操作として返り値の型が“void”であるイベント“PUSH”を有する一方、処理関数を有しない。以下、クラス名が“A”であるクラスのことを、クラス“A”という。
図3に示すクラス図C2は、クラス“ButtonOff”のクラス図である。また、図4に示すクラス図C3は、クラス“ButtonOn”のクラス図である。クラス“ButtonOff”および“ButtonOn”は、クラス“Button”のサブクラスであり、ともに属性および操作を有しない。
図5に示すクラス図C4は、クラス“Light”のクラス図である。クラス“Light”は、属性を有しない。また、クラス“Light”は、操作として、項目<<Action>>において、返り値の型が“void”である処理関数“Off”および“On”を有するとともに、項目<<Event>>において、返り値の型が“void”であるイベント“OFF”および“ON”を有する。
図6および図7は、基準設計情報作成部41が作成するステートマシン図の構成例を示す図である。図6および図7に示すステートマシン図ST1およびST2は、開始(図中に黒丸で表示)、状態(図中に矩形で表示)、および遷移(図中に矢印で表示)という要素をそれぞれ有する。以下、個々のステートマシン図について具体的に説明する。
図6に示すステートマシン図ST1は、クラス“Button”のステートマシン図であり、開始からの遷移によって表現される状態(初期状態)“WAIT”を有する。また、ステートマシン図ST1は、状態“WAIT”でイベント“PUSH”を受け取ると、何の処理も実行せず、状態が遷移しないことを表現している。
図7に示すステートマシン図ST2は、クラス“Light”のステートマシン図であり、初期状態“OFF”および状態“ON”を有する。ステートマシン図ST2は、状態“OFF”でイベント“ON”を受け取った場合、処理関数“On”を実行し、状態“ON”へ遷移することを表現している。また、ステートマシン図ST2は、状態“ON”でイベント“OFF”を受け取った場合、処理関数“Off”を実行し、状態“OFF”へ遷移することを表現している。
図8は、基準設計情報作成部41が作成するシーケンス図の構成例を示す図である。同図に示すシーケンス図SQ1は、メッセージ終了点(図中に黒丸で表示)、ライフライン(図中に矩形とその下に延びる破線で表示)、およびメッセージ(図中に矢印とその上にメッセージ名で表示)を要素として有する。シーケンス図SQ1は、2つのシーケンスからなる。このうち、図中上側に記載されたシーケンスは、クラス“ButtonOff”が状態“WAIT”でイベント“PUSH”を受け取ると、クラス“Light”に対してイベント“OFF”を送信することを表現している。また、図中下側に記載されたシーケンスは、クラス“ButtonOn”が状態“WAIT”でイベント“PUSH”を受け取ると、クラス“Light”に対してイベント“ON”を送信することを表現している。
次に、差分設計情報作成部42が作成する差分設計情報について説明する。図9は、差分設計情報の一構成例を示す図である。同図に示す差分設計情報D1は、DSL仕様に則って作成したコード(以下、DSLコードという)からなる。なお、図9において、「1|」、「2|」等の記載は、行数を明示するための記載に過ぎず、プログラムコードとは無関係である。図9に示す差分設計情報D1において、コードaddClass、addAction、addEvent、addState、addTransition、およびaddSequenceは、DSLにしたがって定義される。以下、各コードの具体的な内容を説明する。
1行目のaddClassは、クラス“Button”(第2引数)のサブクラスとして、クラス“ButtonBlink”(第1引数)を追加することを表現している。
2行目のaddActionは、クラス“Light”(第3引数)に対して、返り値の型が“void”(第2引数)である処理関数“Blink”(第1引数)を追加することを表現している。
3行目のaddEventは、クラス“Light”(第3引数)に対して、返り値の型が“void”(第2引数)であるイベント“BLINK”(第1引数)を追加することを表現している。
4行目のaddStateは、クラス“Light”(第2引数)のステートマシン図に対して、状態“BLINK”(第1引数)を追加することを表現している。
5行目のaddTransitionは、クラス“Light”(第1引数)のステートマシン図に対して、状態“OFF”(第2引数)でイベント“BLINK”(第4引数)を受け取った場合に、処理関数“Blink”(第5引数)を実行し、状態“BLINK”(第3引数)へ遷移することを表現している。
6行目のaddTransitionは、クラス“Light”(第1引数)のステートマシン図に対して、状態“BLINK”(第2引数)でイベント“OFF”(第4引数)を受け取った場合に処理関数“Off”(第5引数)を実行し、状態“OFF”(第3引数)へ遷移することを表現している。
7行目のaddSequenceは、シーケンス図に対して、クラス“ButtonBlink”(第1引数)が状態“WAIT”(第3引数)でイベント“PUSH”(第4引数)を受け取った場合、クラス“Light”(第2引数)に対してイベント“BLINK”(第5引数)を送信するシーケンスを追加することを表現している。
次に、設計情報生成部43が自動的に生成する設計情報について説明する。図10および図11は、設計情報生成部43が生成するクラス図の構成例を示す図である。以下、クラス図の構成を具体的に説明する。
図10に示すクラス図C5は、クラス“ButtonBlink”のクラス図である。クラス“ButtonBlink”は、クラス“Button”のサブクラスであり、属性および操作を有しない。このクラス図C5は、差分設計情報D1の1行目に基づいて新たに生成されるクラス図である。
図11に示すクラス図C6は、図5に示すクラス図C4に対して、操作の項目<<Action>>において、返り値の型が“void”である処理関数“Blink”およびイベント“BLINK”を追加したものである。このクラス図C6は、差分設計情報D1の2〜3行目に基づいて生成される。
図12は、設計情報生成部43が生成するステートマシン図の構成例を示す図である。同図に示すステートマシン図ST3は、図7に示すステートマシン図ST2に対して、状態“BLINK”が追加されている。また、ステートマシン図ST3は、ステートマシン図ST2に対して、状態“OFF”でイベント“BLINK”を受け取った場合に、処理関数“Blink”を実行して状態“BLINK”へ遷移することが追加されている。さらに、ステートマシン図ST3は、ステートマシン図ST2に対して、状態“BLINK”でイベント“OFF”を受け取った場合に処理関数“Off”を実行して状態“OFF”へ遷移することが追加されている。このステートマシン図ST3は、差分設計情報D1の4〜6行目に基づいて生成される。
図13は、設計情報生成部43が生成するシーケンス図の構成例を示す図である。同図に示すシーケンス図SQ2は、図8に示すシーケンス図SQ1に対して、クラス“ButtonBlink”が状態“WAIT”でイベント“PUSH”を受け取った場合、クラス“Light”に対してイベント“BLINK”を送信するシーケンスが追加されている。このシーケンス図SQ2は、差分設計情報D1の7行目に基づいて生成される。
設計情報生成部43は、生成した設計情報を設計情報記憶部53に書き込んで記憶させる。
以上説明した本発明の一実施の形態によれば、UMLモデル図を含む基準設計情報およびDSLコードで表現された差分設計情報を用いてUMLモデル図を含む設計情報を自動的に生成するため、開発対象のシステム固有の仕様を表現する際に、複数のシステム間で共通する仕様とは異なる手法で表現し、かつそれらの仕様を用いてシステムの仕様を容易に定めることができる。
また、本実施の形態によれば、複数のシステム間で共通の仕様を与える基準設計情報と、基準設計情報には含まれないシステム固有の仕様を与える差分設計情報とを用いてシステムの設計情報を自動的に作成するため、システム間の構成管理が容易となる。
また、本実施の形態によれば、設計情報のUMLモデル図を用いてユーザによるシステムの開発を支援することができ、ユーザの負担が大幅に軽減される。
また、本実施の形態によれば、差分設計情報をDSLコードで表現することにより、プログラムの関数化を利用することができ、差分設計情報の作成が容易となる。
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は、上述した一実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。
図14は、差分設計情報の別な構成例を示す図である。同図に示す差分設計情報D2は、上述した差分設計情報D1と同様にDSLコードで表現される。以下、差分設計情報D2の各コードの具体的な内容を説明する。
1行目、3行目および5行目は、上述した差分設計情報D1の1行目、4行目および7行目とそれぞれ同じである。
2行目のaddMethodは、クラス“Light”(第5引数)のクラスに対し、返り値の型が“void”(第2引数)である処理関数“Blink”(第1引数)を追加するとともに、返り値の型が“void”(第4引数)であるイベント“BLINK”(第3引数)を追加することを表現している。なお、addMethodにおいて、例えばクラス“Class”に返り値の型がともに“void”である2つの処理関数“Act1”および“Act2”を追加する一方、イベントを追加しない場合、
addMethod({“Act1”,“Act2”},{“void”,“void”},{},{},“Class”)
と記載される。
4行目のaddTransitionは、クラス“Light”(第1引数)のステートマシン図に対して、遷移前の状態“OFF”(第2引数)でイベント“BLINK”(第4引数)を受け取ると、処理関数“Blink”(第5引数)を実行し、遷移後の状態“BLINK”(第3引数)への遷移を追加するとともに、遷移前の状態“BLINK”(第2引数)でイベント“OFF”(第4引数)を受け取ると、処理関数“Off”(第5引数)を実行し、遷移後の状態“OFF”(第3引数)への遷移を追加する。
以上説明した内容を有する差分設計情報D2は、差分設計情報D1と同じ内容を差分設計情報D1よりも短い行数で記載したものである。したがって、図2〜図8に示すUMLモデル図を含む基準設計情報と差分設計情報D2とを用いて自動的に生成される設計情報は、上述したものと同じである。このように、差分設計情報をDSLコードで記載することにより、差分設計情報の設計の自由度が大きくなる。
また、本発明に係るモデル生成装置が、通信ネットワークを介して基準設計情報および差分設計情報をダウンロードして記憶部に格納するようにしてもよいし、記録媒体から基準設計情報および差分設計情報を読み出して記憶部に格納するようにしてもよい。
また、本発明において、オブジェクト指向モデル生成プログラムをハードディスク、フラッシュメモリ、CD−ROM、DVD−ROM、フレキシブルディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、広く流通させることも可能である。
また、本発明は、C++言語、Java(登録商標)等のオブジェクト指向言語を用いてプログラムコードを生成する場合にも適用可能である。
なお、本明細書で使用したUMLモデル図、状態、イベント、処理関数、クラス、DSLコード等における具体的な名称は、あくまでも例示用として設定したものに過ぎない。
1 オブジェクト指向モデル生成装置
2 入力部
3 出力部
4 制御部
5 記憶部
41 基準設計情報作成部
42 差分設計情報作成部
43 設計情報生成部
51 基準設計情報記憶部
52 差分設計情報記憶部
53 設計情報記憶部
C1、C2、C3、C4、C5、C6 クラス図
D1、D2 差分設計情報
ST1、ST2、ST3 ステートマシン図
SQ1、SQ2 シーケンス図

Claims (6)

  1. オブジェクト指向のモデルを生成するオブジェクト指向モデル生成装置であって、
    開発対象のシステムの基準となる仕様を与える基準設計情報と、該基準設計情報と異なる手法によって作成され、前記システムの仕様のうち前記基準となる仕様との差分に相当する仕様を与える差分設計情報とに基づいて、前記システムの設計情報を自動的に生成する設計情報生成部を備えたことを特徴とするオブジェクト指向モデル生成装置。
  2. 前記基準設計情報および前記設計情報は、統一モデリング言語のモデル図を含むことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクト指向モデル生成装置。
  3. 前記差分設計情報は、ドメイン特化言語のコードを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のオブジェクト指向モデル生成装置。
  4. 情報の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部が受け付けた情報に基づいて前記基準設計情報を作成する基準設計情報作成部と、
    前記入力部が受け付けた情報に基づいて前記差分設計情報を作成する差分設計情報作成部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のオブジェクト指向モデル生成装置。
  5. オブジェクト指向のモデルを生成するオブジェクト指向モデル生成装置が行うオブジェクト指向モデル生成方法であって、
    開発対象のシステムの基準となる仕様を与える基準設計情報と、該基準設計情報と異なる手法によって作成され、前記システムの仕様のうち前記基準となる仕様との差分に相当する仕様を与える差分設計情報とを記憶する記憶部から前記基準設計情報および前記差分設計情報を読み出し、前記システムの設計情報を自動的に生成する設計情報生成ステップ
    を有することを特徴とするオブジェクト指向モデル生成方法。
  6. オブジェクト指向のモデルを生成するオブジェクト指向モデル生成装置に、
    開発対象のシステムの基準となる仕様を与える基準設計情報と、該基準設計情報と異なる手法によって作成され、前記システムの仕様のうち前記基準となる仕様との差分に相当する仕様を与える差分設計情報とを記憶する記憶部から前記基準設計情報および前記差分設計情報を読み出し、前記システムの設計情報を自動的に生成する設計情報生成ステップ
    を実行させることを特徴とするオブジェクト指向モデル生成プログラム。
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