JP2016190378A - Kind detection mechanism - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、テープ印刷装置に装着されたテープカートリッジの種別を検出する種別検出機構に関する。 The present invention relates to a type detection mechanism that detects the type of a tape cartridge mounted in a tape printer.
従来、この種の種別検出機構として、電子写真画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジ(トナーカートリッジ)の種別を検出する検出機構が知られている(特許文献1参照)。プロセスカートリッジは、電子写真感光体、帯電手段、現像手段およびクリーニング手段を備えており、電子写真画像形成装置のカートリッジ装着手段に対し着脱自在に装着されている。プロセスカートリッジには、プロセスカートリッジの個体識別のためのプロセスカートリッジ毎に異なる抵抗器、コンデンサー、コイルが、搭載されている。一方、電子写真画像形成装置には、抵抗器の抵抗、コンデンサーの静電容量、コイルのインダクタンスを測定する測定手段が設けられている。そして、電子写真画像形成装置にプロセスカートリッジを装着すると、抵抗器等に接続されたプロセスカートリッジ側の接点と、測定手段に接続された電子写真画像形成装置側の接点とが導通する。すなわち、特許文献1には、端子(接点)間に設けられる電気素子の固有値を異ならせることで、プロセスカートリッジの種別を検出する技術が開示されている。 Conventionally, a detection mechanism for detecting the type of a process cartridge (toner cartridge) mounted on an electrophotographic image forming apparatus is known as this type of type detection mechanism (see Patent Document 1). The process cartridge includes an electrophotographic photosensitive member, a charging unit, a developing unit, and a cleaning unit, and is detachably mounted on a cartridge mounting unit of the electrophotographic image forming apparatus. Different resistors, capacitors, and coils are mounted on the process cartridge for each process cartridge for individual identification of the process cartridge. On the other hand, the electrophotographic image forming apparatus is provided with measuring means for measuring the resistance of the resistor, the capacitance of the capacitor, and the inductance of the coil. Then, when the process cartridge is mounted on the electrophotographic image forming apparatus, the contact on the process cartridge side connected to the resistor or the like and the contact on the electrophotographic image forming apparatus side connected to the measuring means are conducted. That is, Patent Document 1 discloses a technique for detecting the type of a process cartridge by changing the eigenvalues of electric elements provided between terminals (contact points).
このような、従来の検出機構では、抵抗器等の電気素子の固有値を別個に読み取らなければならず、測定手段に高い精度(特に分解能)が要求される。また、多数のプロセスカートリッジを識別するためには、固有値の異なる多数の電気素子を用意しなければならない問題があった。 In such a conventional detection mechanism, eigenvalues of electrical elements such as resistors must be read separately, and high precision (particularly resolution) is required for the measuring means. In addition, in order to identify a large number of process cartridges, there is a problem that a large number of electric elements having different eigenvalues must be prepared.
本発明は、多数の電気素子を用いることなく、多くのテープカートリッジの種別を識別することができる種別検出機構を提供することを課題としている。 An object of the present invention is to provide a type detection mechanism that can identify the types of many tape cartridges without using a large number of electric elements.
本発明の種別検出機構は、テープ印刷装置に装着されたテープカートリッジの種別を検出する種別検出機構であって、リアクタンス成分素子を含む電子部品を実装した被検出部と、被検出部に交流信号を印加し、被検出部からの出力信号を計測してカートリッジの種類を判別する検出部と、を備え、被検出部は、テープカートリッジに搭載され、検出部は、テープ印刷装置に搭載されていることを特徴とする。 The type detection mechanism of the present invention is a type detection mechanism for detecting the type of a tape cartridge mounted on a tape printing apparatus, and includes a detected part on which an electronic component including a reactance component element is mounted, and an AC signal on the detected part. And a detection unit that determines the type of cartridge by measuring an output signal from the detection unit, and the detection unit is mounted on the tape cartridge, and the detection unit is mounted on the tape printer. It is characterized by being.
この場合、被検出部は、リアクタンス成分素子とリアクタンスを有しない素子との並列回路を、有していることが好ましい。 In this case, the detected part preferably has a parallel circuit of a reactance component element and an element having no reactance.
これらの構成によれば、リアクタンス成分素子のインピーダンスは、直流と交流とで異なることを利用して、多数のカートリッジの種類を少ない検出端子で検出することができる。 According to these configurations, it is possible to detect a large number of types of cartridges with a small number of detection terminals by utilizing the fact that the impedance of the reactance component element differs between direct current and alternating current.
この場合、リアクタンス成分素子とリアクタンスを有しない素子との並列回路の一部に非導通部分を形成して、テープカートリッジの種類を識別可能とすることが好ましい。 In this case, it is preferable to form a non-conductive portion in a part of the parallel circuit of the reactance component element and the element having no reactance so that the type of the tape cartridge can be identified.
この構成によれば、リアクタンス成分素子とリアクタンスを有しない素子との並列回路から、個別のテープカートリッジの属性情報を簡単に構成することができる。 According to this configuration, attribute information of an individual tape cartridge can be easily configured from a parallel circuit of reactance component elements and elements having no reactance.
一方、被検出部は、フィルター回路を有していることが好ましい。 On the other hand, the detected part preferably has a filter circuit.
この場合、フィルター回路の特性を決める定数と属性情報とを対応させて、カートリッジの種類を識別可能とすることが好ましい。 In this case, it is preferable that the type of cartridge can be identified by associating a constant that determines the characteristics of the filter circuit with attribute information.
これらの構成によれば、フィルター回路の特性を決める定数を判定することで、個別のテープカートリッジの属性情報を簡単に構成することができる。 According to these configurations, it is possible to easily configure the attribute information of the individual tape cartridge by determining the constant that determines the characteristics of the filter circuit.
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係る種別検出機構につき、テープカートリッジおよび装着されるテープ印刷装置と共に説明する。このテープ印刷装置は、装着したテープカートリッジから印刷テープおよびインクリボンを繰り出しながら印刷を行い、印刷テープの印刷済み部分を切断して、ラベル(テープ片)を作成するものである。 Hereinafter, a type detection mechanism according to an embodiment of the present invention will be described together with a tape cartridge and a tape printer mounted thereon with reference to the accompanying drawings. This tape printing apparatus performs printing while feeding out a printing tape and an ink ribbon from a mounted tape cartridge, cuts a printed portion of the printing tape, and creates a label (tape piece).
[テープ印刷装置の概要]
図1は、テープ印刷装置およびこれに装着されるテープカートリッジの外観斜視図である。同図に示すように、テープ印刷装置1は、外殻を構成する装置ケース3と、テープカートリッジ100が着脱自在に装着されるカートリッジ装着部5と、カートリッジ装着部5を開閉する開閉蓋7と、を備えている。装置ケース3の上面には、奥側にカートリッジ装着部5が設けられ、中央にディスプレイ11が設けられ、手前側にキーボード13が設けられている。開閉蓋7の近傍には、指掛け用の窪入部15が設けられており、開閉蓋7は、この窪入部15を介して跳ね上げるように開放される。そして、装置ケース3の側面(左側面)には、印刷テープ102が排出される縦長のテープ排出口17が設けられている。
[Outline of tape printer]
FIG. 1 is an external perspective view of a tape printer and a tape cartridge attached to the tape printer. As shown in the figure, the tape printer 1 includes an
また、テープ印刷装置1は、カートリッジ装着部5に立設された印刷ヘッド21を有する印刷機構部23と、カートリッジ装着部5の裏側空間に内蔵したテープ送り機構部25と、テープ排出口17の近傍に内蔵したテープ切断機構部27と、を備えている。ユーザーは、キーボード13から印刷情報を入力し、ディスプレイ11で印刷情報を確認した後、キー操作により印刷を実行する。印刷が指令されると、テープ送り機構部25が駆動して、印刷テープ102とインクリボン110とを並走させ、これに印刷機構部23で熱転写による印刷が行われる。この印刷送りにより、印刷テープ102はテープ排出口17から排出されてゆき、印刷が完了すると、テープ切断機構部27が駆動して、印刷テープ102の印刷済み部分が切り離される。
Further, the tape printer 1 includes a
[テープカートリッジの概要]
図2および図5に示すように、テープカートリッジ100は、印刷テープ102をテープコア104に巻回したテープロール106と、インクリボン110を繰出しコア112に巻回したリボンロール114と、を備えている。また、テープカートリッジ100は、使用後のインクリボン110を巻き取る巻取りコア116と、印刷ヘッド21がインクリボン110および印刷テープ102を介して当接すると共に印刷テープ102およびインクリボン110を送るプラテンローラー120(プラテン)と、を備えている。さらに、テープカートリッジ100は、これらテープロール106、リボンロール114、巻取りコア116およびプラテンローラー120を収容したカートリッジケース130を備えている。このように、本実施形態のテープカートリッジ100は、外殻をカートリッジケース130で覆われた、いわゆるシェル構造を有している。
[Tape cartridge overview]
As shown in FIGS. 2 and 5, the
また、テープカートリッジ100には、テープ印刷装置1に装着されるときに、印刷ヘッド21が挿入される挿入開口134が、カートリッジケース130に形成されている。また、テープカートリッジ100は、カートリッジケース130に形成され、印刷テープ102が送り出されるテープ送出口138を備えている。なお、詳細は後述するが、テープロール106は、カートリッジケース130の内側に突設した円筒状のコア軸部192に回転自在に支持されている(図5(a)参照)。
Further, the
上記のテープ送り機構部25により、プラテンローラー120および巻取りコア116が駆動されると、印刷テープ102はテープコア104から繰り出され、インクリボン110は繰出しコア112から繰り出される。繰り出された印刷テープ102およびインクリボン110は、プラテンローラー120の部分で並走し、印刷ヘッド21により印刷に供される。印刷が行われた印刷テープ102の繰出し端部(印刷済部分)は、テープ送出口138からテープ排出口17に向かって送り出される。一方、インクリボン110は、挿入開口134の周壁部分を周回し、巻取りコア116に巻き取られる。なお、テープカートリッジ100には、印刷テープ102のテープ幅に応じて、厚みの異なる複数種のものが用意されている。
When the
[テープ印刷装置の詳細]
図1および図3に示すように、カートリッジ装着部5は、テープカートリッジ100の平面形状と相補的な平面形状に形成されると共に、装着可能な複数種のテープカートリッジ100うち、最大厚のテープカートリッジ100に対応する深さを有して、窪入形成されている。この場合、カートリッジ装着部5の底板部を構成する装着ベース31と側板部33とは、樹脂等で一体に形成(成形)されている。カートリッジ装着部5と上記のテープ排出口17との間には、スリット状のテープ排出経路35が形成されており、この部分に、上記のテープ切断機構部27が内蔵されている。
[Details of tape printer]
As shown in FIGS. 1 and 3, the
カートリッジ装着部5の装着ベース31には、テープカートリッジ100が装着されたときにそのテープカートリッジ100のコア軸部192(図5参照 )の内周部(凹部)が嵌合して位置決めされる位置決め突部41(凸部)と、ヘッドカバー43に覆われた印刷ヘッド21と、プラテンローラー120を回転駆動するプラテン駆動軸45と、巻取りコア116を回転駆動する巻取り駆動軸47と、が立設されている。また、位置決め突部41には、テープカートリッジ100の種別(属性情報)を検出する検出部51が組み込まれている(詳細は、後述する)。
Positioning in which the inner peripheral portion (concave portion) of the core shaft portion 192 (see FIG. 5) of the
一方、巻取り駆動軸47の近傍に位置して装着ベース31には、繰出しコア112および巻取りコア116の回転止めを解除するコア解除部53と、が設けられている。また、装着ベース31には、その対角位置に一対の小突起55が設けられ、加えて装着したテープカートリッジ100の中間部を掛け止めする一対の掛止め片57が設けられている。
On the other hand, the mounting
そして、装着ベース31の裏側空間には、プラテン駆動軸45および巻取り駆動軸47を回転させるモーターおよびギヤ列(いずれも、図示省略)を有する上記のテープ送り機構部25が内蔵されている。テープ送り機構部25は、ギヤ列で動力分岐し、プラテン駆動軸45および巻取り駆動軸47を同期回転させている。また、図示では省略したが、キーボード13の裏側空間には、上記の検出部51に接続された検出回路や、印刷機構部23およびテープ送り機構部25等を制御する制御回路が搭載された制御基板が内蔵されている。
In the back space of the mounting
印刷機構部23は、サーマルヘッドで構成された印刷ヘッド21と、印刷ヘッド21を支持すると共に回動させるヘッド支持フレーム61と、ヘッド支持フレーム61を介して印刷ヘッド21を印刷位置と退避位置との間で回動させるヘッドリリース機構(図示省略)と、印刷ヘッド21(およびヘッド支持フレーム61)を覆うヘッドカバー43と、を有している。
The
ヘッドリリース機構は、上記の開閉蓋7の開閉に連動して作動し、開閉蓋7の閉塞動作に連動して印刷ヘッド21を印刷位置に移動(回動)させ、開放動作に連動して印刷ヘッド21を退避位置に移動(回動)させる。印刷位置に移動した印刷ヘッド21は、テープカートリッジ100のプラテンローラー120にインクリボン110および印刷テープ102を介して当接し、退避位置に移動した印刷ヘッド21は、プラテンローラー120から離間する。これにより、テープカートリッジ100を着脱する際に、印刷テープ102やインクリボン110の印刷ヘッド21への干渉が防止される。
The head release mechanism operates in conjunction with the opening / closing of the opening /
印刷ヘッド21には、複数の発熱素子が設けられ、複数の発熱素子は、プラテンローラー120の軸方向と同方向に列設されている。そして、印刷テープ102およびインクリボン110の送りと、複数の発熱素子の選択的駆動により印刷が行われる。ヘッドカバー43は、平面視略矩形に形成されおり、上記の装着ベース31(カートリッジ装着部5)と一体に形成(成形)されている。また、ヘッドカバー43は、装着ベース31から垂直に大きく突出しており、その内側において印刷ヘッド21の回動を許容し、外側においてテープカートリッジ100の装着ガイドとして機能する。
The
詳細は後述するが、検出部51は、複数の導電性接触子51aを有している。検出部51は、テープカートリッジ100の被検出部180に対し選択的に導通し、主として印刷テープ102のテープ幅やテープ色、材質等のテープカートリッジ100の種別(属性情報)を検出する。そして、この検出結果に基づいて、印刷ヘッド21やテープ送り機構部25の駆動が制御される。
Although details will be described later, the
コア解除部53は、繰出しコア112用および巻取りコア116用の2つの解除ピン53aで構成されている。詳細は後述するが、カートリッジケース130には、繰出しコア112および巻取りコア116にそれぞれ掛止めされる回転止めフック206が設けられている(図6参照)。テープカートリッジ100を装着すると、これら回転止めフック206に解除ピン53aが係合し、繰出しコア112および巻取りコア116の回転止めが解除される。
The
プラテン駆動軸45は、プラテンローラー120を挿通するように設けられた固定軸45aと、固定軸45aの基部に回転自在に軸支されたスプライン形状の可動軸45bと、を有している。テープ送り機構部25の回転動力は、この可動軸45bに伝達され、更に可動軸45bからプラテンローラー120に伝達される。同様に、巻取り駆動軸47は、固定軸47aと、固定軸47aに回転自在に軸支されたスプライン形状の可動軸47bとを有している。この場合も、テープ送り機構部25の回転動力は、可動軸47bに伝達され、更に可動軸47bから巻取りコア116に伝達される。
The
テープカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着すると、位置決め突部41にコア軸部192(テープコア104)が係合し(図9参照)、プラテン駆動軸45にプラテンローラー120が係合し、更に巻取り駆動軸47に巻取りコア116が係合する。そして、開閉蓋7を閉塞すると、印刷ヘッド21が回動し、印刷テープ102およびインクリボン110を挟んでプラテンローラー120に当接して、テープ印刷装置1は印刷待機状態となる。
When the
図1および図4に示すように、開閉蓋7は、奥側に設けたヒンジ部71を介して、装置ケース3に回動自在に、すなわち開閉自在に取り付けられている。開閉蓋7は、開閉蓋本体73と、開閉蓋本体73の中央に設けた覗き窓75と、を有している。また、開閉蓋7は、開閉蓋本体73の裏面に突設されヒンジ部71に回動自在に軸支された一対の軸支片77と、開閉蓋本体73の裏面に突設され印刷ヘッド21を回動させる作動レバー79と、を有している。さらに、開閉蓋7は、開閉蓋本体73の裏面に突設されテープカートリッジ100を押し込む2つの押込み突起81と、開閉蓋本体73の裏面に突設され、内蔵する蓋閉塞検出スイッチ(図示省略)を作動(ON)させる押下突起83と、を有している。
As shown in FIGS. 1 and 4, the opening /
覗き窓75は、横長に形成され、開閉蓋本体73とは別体となる透明(可視光に対し透明)な樹脂で構成されている。この覗き窓75越しに、カートリッジ装着部5に装着されたテープカートリッジ100が、視認(印刷テープ102の種別やテープ残量)できるようになっている。また、一対の軸支片77、作動レバー79、2つの押込み突起81および押下突起83と、開閉蓋本体73とは、樹脂で一体に形成(成形)されている。
The
作動レバー79は、開閉蓋本体73の裏面から大きく突出しており、開閉蓋7の閉塞に伴って、カートリッジ装着部5の側方に設けたスリット開口87に挿入される。スリット開口87に挿入された作動レバー79は、上記のヘッドリリース機構を作動させ、印刷ヘッド21をプラテンローラー120に向かって回動させる。同様に、押下突起83は、開閉蓋7の閉塞に伴って、スリット開口87に隣接する矩形開口91に挿入され、蓋閉塞検出スイッチをONさせる。
The operating
一方の押込み突起81は、テープカートリッジ100のプラテンローラー120の近傍位置に対応しており、他方の押込み突起81は、上記の検出部51の直上位置に対応している。開閉蓋7を閉塞すると、2つの押込み突起81は、テープカートリッジ100がカートリッジ装着部5の装着ベース31に着座するようにこれを押し込むと共に、テープカートリッジ100の浮き上がりを防止する。
One pushing
[テープカートリッジの詳細]
次に、図2、図5および図6を参照して、テープカートリッジ100について詳細に説明する。なお、テープカートリッジ100の説明では、図2を例に、テープカートリッジ100の上正面である装着方向手前の面を「表面」と、逆側の装着方向奥側の面を「裏面」と、左側の側面を「左側面」と、右側の側面を「右側面」と、上側の円弧状の側面を「先端面」と、下側の側面を「基端面」と、称呼するものとする。
[Details of tape cartridge]
Next, the
テープカートリッジ100は、上述のように、カートリッジケース130と、これに収容したテープロール106、リボンロール114、巻取りコア116およびプラテンローラー120と、を備えている。また、テープカートリッジ100は、カートリッジケース130に形成され挿入開口134と、プラテンローラー120の近傍において左側面に形成したテープ送出口138と、テープロール106が収容されている部位の表面、左側面および右側面に亘って貼着された識別シール141(図1参照)と、を備えている。識別シール141には、収容された印刷テープ102のテープ幅やテープ色、材質等(属性情報の一部)が、表面および左側面の2箇所に表示されている。
As described above, the
カートリッジケース130は、テープカートリッジ100の外郭を構成するものであり(シェル構造)、右側面の基端側が幾分突出した、平面視「L」字状の外観を呈している。表裏方向においてカートリッジケース130は、カートリッジ装着部5に装着したときに奥側となる下ケース150と、手前側となる上ケース152と、を有している。実施形態のカートリッジケース130は、上ケース152が透明な樹脂の成型品で構成され、下ケース150が不透明な樹脂の成型品で構成されている。
The
上ケース152は、カートリッジケース130の表面を構成する天壁部156と、天壁部156の周縁部に垂設された上周壁部158と、で一体に形成(成形)されている。また、下ケース150は、カートリッジケース130の裏面を構成する底壁部160と、底壁部160の周縁部に立設された下周壁162と、上記の挿入開口134を画成すべく底壁部160に立設された開口周壁部164と、で一体に形成(成形)されている。
The
上ケース152における上周壁部158の下端面には、適宜の間隔で複数の接合ピン170が設けられる一方、下ケース150の下周壁162には、この複数の接合ピン170に対応して複数の接合孔172が設けられている(図5参照)。下ケース150に、テープロール106やリボンロール114等の構成部品をセットした後、複数の接合孔172に複数の接合ピン170を圧入するように上ケース152を接合することにより、テープカートリッジ100が組み立てられる。なお、各接合孔172は、成形の容易性を考慮し貫通孔となっている。
A plurality of joining
一方、下ケース150の左側面および右側面には、上記の一対の掛止め片57に掛け止めされる一対の掛止受け部174が設けられている(図2および図6参照)。装着したテープカートリッジ100の一対の掛止受け部174に、カートリッジ装着部5側の一対の掛止め片57が掛け止めされることにより、テープカートリッジ100の浮き上がりが防止される。また、下ケース150の裏面には、上記の一対の小突起55が幾分余裕をもって嵌合する嵌合小穴176が設けられている(図6参照)。装着したテープカートリッジ100の一対の嵌合小穴176に、カートリッジ装着部5側の一対の小突起55が嵌合することにより、装着ベース31上におけるテープカートリッジ100の簡単な位置決めが為される。
On the other hand, on the left side surface and the right side surface of the
図5に示すように、カートリッジケース130内の上側空間(先端面側)には、広くテープロール106が収容されるテープ収容エリア190が構成されている。テープ収容エリア190の中央には、下ケース150に一体に形成(成形)されたコア軸部192が立設されている。コア軸部192は、円筒状に形成されており、その外周面192bにはテープロール106(テープコア104)が回転自在に軸支されている。すなわち、コア軸部192は、コア軸方向から見てテープロール106の内周側に位置している。また、詳細は後述するが、コア軸部192には、コイルスプリングで構成されたテープロール106の逆転止め用ばね193が組み込まれている。
As shown in FIG. 5, a
また、コア軸部192の内周部には、上記の検出部51に対応する被検出部180が設けられている(図6参照)。詳細は後述するが、被検出部180は、検出部51の複数の導電性接触子51aに対応する配線パターン基板324を有している。検出部51は、この配線パターン基板324を検出することで、テープカートリッジ100の属性情報を取得している。
Further, a detected
また、プラテンローラー120の近傍に位置してテープ収容エリア190には、繰り出された印刷テープ102をプラテンローラー120に導くテープガイド194が、下ケース150に一体に立設されている。すなわち、カートリッジケース130の内部には、テープロール106を起点とし、テープガイド194およびプラテンローラー120を経てテープ送出口138に至るテープ送り経路196が構成されている。テープロール106から繰り出された印刷テープ102は、テープガイド194を介してプラテンローラー120に導かれ、ここで印刷に供され、更にプラテンローラー120からテープ送出口138に導かれる。
Further, a
テープロール106は、印刷テープ102およびテープコア104を有すると共に、ロール状の印刷テープ102の両端面に貼着された2枚の円形フィルム198を有している。この2枚の円形フィルム198は、テープコア104に巻回した印刷テープ102のバラケを防止している。
The
テープコア104は、印刷テープ102が巻装されたリール部104aと、リール部104aの内側に複数の内向きリブ104bを介して設けた転接部104cと、を有し、この転接部104cにより、上記のコア軸部192に回転自在に軸支されている。また、転接部104cの端面には、放射状の複数の端面溝104dが形成され、この端面溝104dに、上記の逆転止め用ばね193が係脱するようになっている。すなわち、コア軸部192の上部には、軸方向に延びる縦スリット192aが形成され、この縦スリット192aから、逆転止め用ばね193の線材端部が突出し、転接部104cの端面溝104dに係合している。
The
テープカートリッジ100を持ち運びするときには、この逆転止め用ばね193により、テープロール106(印刷テープ102)の逆転が防止される。一方、テープカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着すると、上記の位置決め突部41により逆転止め用ばね193(図9参照)が圧縮され、その線材端部が転接部104cの端面溝104dから離脱し逆転止めが解除される。これにより、印刷テープ102の送りが可能になる。
When carrying the
カートリッジケース130内の基部右側には、挿入開口134に隣接してリボン収容エリア200が構成されている。リボン収容エリア200の右寄りには、リボンロール114(繰出しコア112)を回転自在に支持する繰出し側軸受部202が、また左寄りには、巻取りコア116を回転自在に支持する巻取り側軸受部204が、それぞれカートリッジケース130に一体に形成されている。すなわち、上ケース152および下ケース150に、それぞれ繰出し側軸受部202および巻取り側軸受部204が形成されている。
On the right side of the base in the
下ケース150に形成された繰出し側軸受部202および巻取り側軸受部204の切欠き部分には、先端部をこれら繰出し側軸受部202および巻取り側軸受部204に臨ませた回転止めフック206が、それぞれ一体に形成されている。そして、一方の回転止めフック206は繰出しコア112に、他方の回転止めフック206は巻取りコア116に、それぞれ回転止め状態に係合している。
At the notch portions of the feeding
繰出し側軸受部202の近傍に位置してリボン収容エリア200には、繰り出されたインクリボン110をプラテンローラー120に導く第1リボンガイド210が、下ケース150に一体に立設されている。また、上記の開口周壁部164の外周側には、インクリボン110の周回をガイドする複数の第2リボンガイド212が一体に形成されている。
A
すなわち、カートリッジケース130の内部には、リボンロール114を起点とし、第1リボンガイド210、プラテンローラー120および複数の第2リボンガイド212を経て巻取りコア116に至るリボン送り経路214が構成されている。リボンロール114から繰り出されたインクリボン110は、第1リボンガイド210を介してプラテンローラー120に導かれ、ここで印刷に供され、更にプラテンローラー120から開口周壁部164(複数の第2リボンガイド212)を周回して巻取りコア116に巻き取られる。
That is, inside the
リボンロール114は、インクリボン110および繰出しコア112を有すると共に、繰出しコア112に制動負荷を付与する円環状の板ばね220を有している(図5(b)参照)。板ばね220は、周方向において波状に形成されており、軸方向において上ケース152の天壁部156と繰出しコア112との間に介設されている。すなわち、繰出しコア112には、この板ばね220の弾発力により回転制動負荷が付与される。これにより、巻取りコア116により繰り出されてゆくインクリボン110には、バックテンションが付与されその弛みが防止される。
The
繰出しコア112は円筒状に形成され、その下ケース150側の端部には、周方向に複数の切欠き222が形成されている(図6参照)。そして、複数の切欠き222には、上記の回転止めフック206が係脱するようになっている。なお、繰出しコア112を支持する下ケース150側の繰出し側軸受部202は円形の開口で構成されているが、上ケース152側の繰出し側軸受部202は、円筒状の突出部分で構成されている。そして、この突出部分に上記の板ばね220が装着されている(いずれも、図5(b)参照)。
The
同様に、巻取りコア116は円筒状に形成され、その下ケース150側の端部には、周方向に複数の切欠き224が形成されている。そして、複数の切欠き224には、上記の回転止めフック206が係脱する。また、巻取りコア116の内周面にはスプライン溝226が形成され、上記の巻取り駆動軸47にスプライン係合する。これにより、巻取り駆動軸47の回転力が巻取りコア116に伝達され、インクリボン110が巻き取られる。
Similarly, the winding
カートリッジケース130内の基部左側には、挿入開口134に隣接してプラテン収容エリア230が構成されている。プラテン収容エリア230の中央には、下ケース150に形成した楕円状開口の下軸受部234と(図6参照)、上ケース152に形成した楕円状開口の上軸受部232と(図5(b)参照)が設けられている。そして、上軸受部232および下軸受部234には、プラテンローラー120が回転自在且つ僅かに横移動可能に支持されている。すなわち、楕円状の上軸受部232および下軸受部234に支持されたプラテンローラー120は、プラテン駆動軸45に係合するホーム位置と、印刷テープ102を挟み込んでテープガイド194に接する挟持位置との間で、横移動(微小移動)可能に構成されている。
A
ところで、このテープカートリッジ100は、印刷テープ102の繰出し端部を、テープ送出口138から外部に僅かに突出させた状態で持ち運びされる(図1参照)。その際、誤って印刷テープ102の繰出し端部に押込み力や引込み力が作用すると、これに引きずられたプラテンローラー120が上記の挟持位置に移動する。これにより、印刷テープ102の繰出し端部が、テープ送出口138からカートリッジケース130内に引き込まれることが防止される。
By the way, the
プラテンローラー120は、円筒状のローラー基体240と、ローラー基体240の外周面に装着したゴムローラー242と、を有している。ゴムローラー242は、軸方向において印刷ヘッド21に対応する長さを有しており、印刷位置に移動した印刷ヘッド21は、印刷テープ102およびインクリボン110を挟み込んでこのゴムローラー242に接触する。また、ローラー基体240の内周面にはスプライン溝244が形成され、上記のプラテン駆動軸45にスプライン係合する。これにより、プラテン駆動軸45の回転力がプラテンローラー120に伝達され、印刷テープ102(およびインクリボン110)が印刷送りされる。
The
[被検出部および検出部の詳細]
次に、図7ないし図9を参照して、テープカートリッジ100の被検出部180廻りの構造について、カートリッジ装着部5の検出部51の構造と共に詳細に説明する。図7は、カートリッジ装着部5の斜視図であり、図8は、テープカートリッジ100の下ケース150の斜視図であり、図9は、テープカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着した状態の、検出部51および被検出部180廻りの拡大断面図である。
[Details of detected part and detecting part]
Next, the structure around the detected
これらの図に示すように、カートリッジ装着部5の位置決め突部41(凸部)には、複数本(図示のものは、4本)の導電性接触子51aで構成された検出部51が設けられている。一方、この検出部51に対し、テープカートリッジ100のコア軸部192の内周部(凹部)には、被検出部180が設けられている。
As shown in these drawings, the positioning protrusion 41 (convex portion) of the
図7および図9に示すように、位置決め突部41は、先端側の第1凸部300と、第1凸部300に対し太径に形成された基端側の第2凸部302とを有している。第1凸部300と第2凸部302とは一体に形成(成形)され、またこれら第1凸部300および第2凸部302は、装着ベース31と一体に形成(成形)されている。第1凸部300は、上端が閉塞されて円筒状に形成されており、テープカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着した状態で、後述するコア軸部192の第1凹部320に嵌合する。また、この嵌合により第1凸部300は、一端を上ケース152(天壁部156)に突き当てられた上記の逆転止め用ばね193を突き上げて(圧縮して)、テープロール106の逆転止めを解除する。
As shown in FIGS. 7 and 9, the
第2凸部302は、円筒状に形成され、テープカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着した状態で、後述するコア軸部192の第2凹部322に遊嵌される。第2凸部302には、4本の導電性接触子51aで構成された検出部51が組み込まれている。また、第2凸部302には、周方向に均等配置するように4つのスリット開口304が形成されている。各スリット開口304は、軸方向に延在しており、4つのスリット開口304から4本の導電性接触子51aが径方向の外方に突出している。
The second
図9および図10に示すように、4本の導電性接触子51aは、放射状に配置(周方向に均等配置)した状態で、第2凸部302の内部に嵌合装着した絶縁ホルダー308に保持されている。絶縁ホルダー308には、周方向に均等配置するように4つの保持溝308aが形成されている。各保持溝308aは、検出部51の軸方向に延在しており、4つの保持溝308aに4本の導電性接触子51aが保持されている。
As shown in FIGS. 9 and 10, the four
各導電性接触子51aは、ばね性を有する導電性の金属線材で構成されており、保持溝308aに保持された直線部310と、直線部310の上端から屈曲し「く」字状に延びる接触子本体312と、を有している。そして、この接触子本体312が撓みその屈曲頂部312aが、後述する被検出部180の接触端子370a〜370dに接触するようになっている。また、直線部310は、テープカートリッジ100の属性情報を検出する上記の検出回路385(図13参照)に接続されている。
Each of the
テープカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着した状態では、導電性接触子51aと被検出部180とは、互いに対峙した位置にあり、導電性接触子51aは、被検出部180に向かってばね力を発揮し、導電性接触子51aと被検出部180とは弾発係合する。4本の導電性接触子51aは、その2本同士が対称位置に配設されている。したがって、ばね力を受ける被検出部180において、4本の導電性接触子51aのばね力は、相互に相殺される。これにより、テープカートリッジ100は、被検出部180介して、導電性接触子51aのばね力を受けるが、位置ズレを生ずることはない。
In a state where the
なお、導電性接触子51aは、ばね性を有する帯状の金属材料であってもよい。導電性接触子51aのばね力は、テープカートリッジ100をコア軸部192において固定する働きも合わせ持つことができる。テープカートリッジ100に収容された印刷テープ102やインクリボン110などの構成部品の中で最も重量が重い印刷テープ102が巻回されたテープコア104の重心位置であるコア軸部192を固定することで、印刷動作中のテープカートリッジ100の位置ズレを効果的に抑制することができる。
The
図8および図9に示すように、テープカートリッジ100のコア軸部192は、上記の第1凸部300に対応する先端側の第1凹部320と、上記の第2凸部302に対応する基端側の第2凹部322と、を有している。第1凹部320と第2凹部322とは一体に形成(成形)され、またこれら第1凹部320および第2凹部322は、下ケース150(底壁部160)と一体に形成(成形)されている。そして、第1凹部320に対し第2凹部322は、太径に形成されている。
As shown in FIGS. 8 and 9, the
第1凹部320は、円筒状に形成され、基部側の外周部にはテープコア104が回転自在に係合している。また、第1凹部320の上端は、上ケース152(天壁部156)の近傍まで達しており、第1凹部320の内周部には、上記の逆転止め用ばね193が投入セットされている(図9参照)。そして、テープカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着した状態で、この第1凹部320の基部側の内周部に、上記の第1凸部300が嵌合するようになっている。これにより、テープカートリッジ100は、第1凹部320を介して、第1凸部300、すなわちカートリッジ装着部5に位置決めされる。
The
第2凹部322は、円筒状に形成され、その内周部には、配線パターン基板324で構成された被検出部180と、この配線パターン基板324を覆う基板カバー326と、が組み込まれている(図9参照)。この場合、配線パターン基板324は、基板カバー326の外周面と第2凹部322の内周面との間に挟み込まれるように配設されている。また、基板カバー326は、スナップイン形式で、第2凹部322に装着されている。
The second
図9および図11に示すように、基板カバー326は、円筒状に形成され、その先端部にはスナップインのための4つのフック330が形成されている。4つのフック330は、周方向に均等間隔で配置されている。各フック330は、外向きに突出したフック本体332と、フック本体332を支持するフックばね部334とで一体に形成されている。また、フックばね部334は、基板カバー326の先端から切り込むように形成した2本の切込み除去部336により画成されている。
As shown in FIGS. 9 and 11, the
一方、4つのフック330に対応して、第2凹部322の先端部(第1凹部320側の端部)には、4つのフック受け孔340(フック受け部)が形成されている(図8参照)。各フック受け孔340は、各フック330と略同幅に形成され、各フック330を周方向に位置決めできるようになっている。4つのフック受け孔340に、4つのフック330を位置合わせした状態で、第2凹部322に、基板カバー326を挿入してゆくと、各フックばね部334が撓み、やがて各フック330がフック受け孔340に落ち込むように係止される(スナップイン)。これにより、基板カバー326が第2凹部322に抜止め状態で装着される。
On the other hand, corresponding to the four
また、基板カバー326には、上記の各導電性接触子51aに対応する4つの透孔344が形成されている。各透孔344は、スリット状に形成され、軸方向に延在している。また、各透孔344は、軸方向において基板カバー326の上下中間部位置に、且つ周方向において各フック330と同位置に配設されている。透孔344に臨んだ導電性接触子51aは、その屈曲頂部312aが後述する配線パターン基板324の各接触端子370a〜370dに接触する(図9参照)。
The
ところで、テープカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着したときに、カートリッジ装着部5側の4本の導電性接触子51aの位置と、テープカートリッジ100側の4つの接触端子370a〜370dの位置と、が周方向において常に合致している必要がある。同様に、4本の導電性接触子51aと4つの透孔344と、が周方向において合致する必要がある。このため、第2凹部322の4つのフック受け孔340に対し、基板カバー326の4つのフック330の周方向の位置が規制されることになる。
By the way, when the
そこで、本実施形態では、周方向において、4本の導電性接触子51aに位置と、4つの透孔344の位置と、4つのフック330の位置と、4つのフック受け孔340の位置と、が合致するように配設されている。また、詳細は後述するが、4つのフック330或いは4つのフック受け孔340の位置を基準として、4つの接触端子370a〜370dが配設されている(図11(b)参照)。
Therefore, in the present embodiment, in the circumferential direction, the positions of the four
なお、配線パターン基板324は、接着剤等により基板カバー326の外周面に部分接着するようにしてもよい。かかる場合には、裏側の粘着剤層が不要になると共に、配線パターン基板324を基板カバー326と共に、第2凹部322に簡単に装着することができる。
The
図9および図11に示すように、基板カバー326の基部(図示下側)には、その外周面において外方に環状に突設した嵌合突部350が、また内周面において内方に環状に突設した環状突部352が、それぞれ設けられている。嵌合突部350には、基板カバー326の外側に配設した配線パターン基板324の下端(図示下側)が当接される。また、嵌合突部350は、基板カバー326を第2凹部322に装着した状態で、第2凹部322の基端部に嵌合する。一方、嵌合突部350の突出寸法は、配線パターン基板324の厚みに相当している。これにより、配線パターン基板324は、嵌合突部350に下端を当接された(位置決めされた)状態で、嵌合突部350により生ずる第2凹部322と基板カバー326との微小間隙に納まるようになっている。
As shown in FIGS. 9 and 11, the base portion (lower side in the drawing) of the
環状突部352は、テープカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着したときに、4本の導電性接触子51aが弾性変形しながら相対的に乗り越える部位である。この場合、環状突部352の先端側および基端側は、それぞれ面取り形状に形成されている。すなわち、環状突部352の先端側には、環状の先端側斜面354が形成され、基端側には、環状の基端側斜面356が形成されている。
The
基端側斜面356は、各導電性接触子51aの相対的な乗り越えに際し、導電性接触子51aを円滑に弾性変形させる。また、先端側斜面354は、テープカートリッジ100の装着にクリック感を付与すると共に、各導電性接触子51aのばね力を利用して、装着したテープカートリッジ100の浮き上がりを防止する。
The base-
次に、被検出部180を構成する配線パターン基板324について説明する。図9、図11、および図12に示すように、配線パターン基板324は、FPC(Flexible Printed circuit)等で構成され、第2凹部322の内周面に取り付けられている。
Next, the
図13および図14に示すように、展開状態の配線パターン基板324には、表側に配線パターンが形成され、リアクタンスを有する素子(リアクタンス成分素子:リアクタンス素子)を含む電子部品(ここではコンデンサー382と抵抗383)が実装されている(図13参照)。配線パターン基板324の裏側に粘着剤層(図示省略)が設けられている。このため、配線パターン基板324は、表側が内側に且つ裏側が外側になるように円筒状に撓めて、第2凹部322の内周面に貼着されている。配線パターン基板324の第2凹部322への実際の貼着では、配線パターン基板324を基板カバー326の外周面に巻き付けておいて、基板カバー326と共に第2凹部322に装着し粘着する。
As shown in FIG. 13 and FIG. 14, in the developed
配線パターン基板324の長さは、第2凹部322の内周面における周長より僅かに短く形成されており、第2凹部322に粘着した配線パターン基板324の端部同士が重ならないようになっている(図11(a)参照)。また、配線パターン基板324における、第2凹部322の4つのフック受け孔340に対応する部分、言い換えれば基板カバー326の4つのフック330に対応する部分には、4つの切欠き凹部362が形成されている。
The length of the
4つの切欠き凹部362は、4つのフック330を逃げるように設けられるが、配線パターンのパターニングのための基準位置としても機能している。詳細は後述するが、配線パターンにおける4つの接触端子370a〜370dは、周方向において、4つのフック330(4つの切欠き凹部362)の位置と合致するように、パターニングされている(図13参照)。
The four
なお、配線パターン基板324は、FPCに代えて、紙や樹脂フィルム等のシート材に、導電性インク材により配線パターンを印刷したもの、シート材に配線パターンを金属蒸着したもの、金属箔に配線パターンを残して絶縁性インク材を印刷したもの等、フレキシブルに基材に導電性の配線パターンと接触端子370a〜370dとを設けたものであってもよい。
Note that the
図13に示すように、配線パターン基板324上に実装される電子部品は、リアクタンスを持つ素子(コンデンサー382)を含んでいる。そして、例えばレーザー加工やパンチ打抜き加工により、ベース基板366に抜き孔378を形成するようにし、配線部の一部を非導通としている。
As shown in FIG. 13, the electronic component mounted on the
すなわち、図13の例では、4つの接触端子370a〜370dのうちの2つの接触端子370aと370bとがテープカートリッジ100の種類を判定するための属性情報の検出に用いられている。接触端子370aからの配線パターン381aと、接触端子370bからの配線パターン381bの間には、リアクタンス成分を持つ素子として、コンデンサー382が接続されている。接触端子370aからの配線パターン381cと、接触端子370bからの配線パターン381bとの間には、リアクタンス成分を持たない素子として、抵抗383が接続されている。
That is, in the example of FIG. 13, two
配線パターン381a〜381dの一部には、属性情報に応じて、抜き孔378が形成されている。この場合、図14(a)〜図14(d)に示すように、4つのパターンが生じる。図14(a)は、配線パターン381a〜381dの何れにも抜き孔378を形成していないパターンである。図14(b)は、配線パターン381aに抜き孔378を形成しているパターンである。図14(c)は、配線パターン381cに抜き孔378を形成しているパターンである。図14(d)は、配線パターン381aと配線パターン381cの双方に、抜き孔378を形成しているパターンである。
In some of the
図13に示すように、検出回路385は、直流電圧源386と、交流電圧源387と、切替回路388と、判定回路389とを有している。検出回路385は、テープ印刷装置1の検出部51に接続されている。テープカートリッジ100をテープ印刷装置1のカートリッジ装着部5に装着すると、カートリッジ装着部5側の導電性接触子51aと、配線パターン基板324の接触端子370a〜370dとが接触し、電気的に導通する。これにより、接触端子370aは切替回路388に接続され、接触端子370aには、直流電圧源386および交流電圧源387から、直流電圧(周波数0Hz)または交流電圧が印加される。接触端子370bは判定回路389に接続され、判定回路389により、接触端子370bの電圧が計測される。
As illustrated in FIG. 13, the
テープカートリッジ100の種別を判別する場合には、接触端子370aに、直流電圧源386および交流電圧源387から、切替回路388を介して、直流電圧および交流電圧が印加される。接触端子370bの出力電圧は、判定回路389で計測される。判定回路389で、直流電圧印加時の接触端子370bの電圧の計測値と、交流電圧印加時の接触端子370bの電圧の計測値とに基づいて、テープカートリッジ100の種別が検出される。
When the type of the
すなわち、図14(a)に示したパターンのときには、接触端子370aと接触端子370bとの間に、コンデンサー382と抵抗383の並列回路が接続されることになる。この場合、直流電圧を印加したときには、コンデンサー382のインピーダンスは無限大となることから、判定回路389の計測値は、抵抗383の抵抗値で決まる所定の電圧となる。交流電圧を印加したときには、コンデンサー382と抵抗383の並列回路のインピーダンスで決まる所定の値となる。ここで、コンデンサー382の静電容量値(キャパシタンス)を交流電圧源387からの交流電圧の周波数で十分に小さくなるような値に選定しておけば、判定回路389の計測値は、交流電圧源387の電圧に略等しくなる。
That is, in the case of the pattern shown in FIG. 14A, a parallel circuit of a
図14(b)に示したパターンのときには、接触端子370aと接触端子370bとの間には、抵抗383のみが接続されることになる。この場合、直流電圧を印加したときも、交流電圧を印加したときも、判定回路389の計測値は、抵抗383の抵抗値で決まる所定の電圧となる。
In the pattern shown in FIG. 14B, only the
図14(c)に示したパターンのときには、接触端子370aと接触端子370bとの間には、コンデンサー382のみが接続されることになる。この場合、直流電圧を印加したときは、コンデンサー382のインピーダンスは無限大となることから、判定回路389での計測値は略「0」になる。交流電圧を印加したときには、判定回路389の計測値は、コンデンサー382のインピーダンスで決まる所定の値になる。ここで、コンデンサー382のキャパシタンスを交流電圧源387からの交流電圧の周波数で十分に小さくなるような値に選定しておけば、判定回路389の計測値は、交流電圧源387の電圧に略等しくなる。すなわち、交流電圧源387の電圧に略等しくなるか否かを判定すればよいので、判定を容易に行うことができる。
In the case of the pattern shown in FIG. 14C, only the
図14(d)に示したパターンのときには、接触端子370aと接触端子370bとの間は切断されているので、直流電圧を印加したときも、交流電圧を印加したときも、判定回路389の計測値は、共に「0」となる。
In the case of the pattern shown in FIG. 14D, since the
このように、本実施形態では、リアクタンスを有する素子のインピーダンスは、直流と交流とで異なることを利用して、配線パターンに、リアクタンスを有する素子(コンデンサー382)を含めて配設し、交流電圧と直流電圧とを使って、検出を行っている。これにより、少ない端子数で、多数の属性情報を検出することができる。 As described above, in the present embodiment, by utilizing the fact that the impedance of the element having reactance differs between direct current and alternating current, the wiring pattern includes the element having the reactance (capacitor 382), and the alternating voltage And DC voltage are used for detection. Thereby, a large number of attribute information can be detected with a small number of terminals.
なお、上述の例では、配線パターン381a〜381dの一部に、抜き孔378を形成することで、属性情報を表現するようにしているが、抵抗383の抵抗値やコンデンサー382のキャパシタンスを属性情報に対応させて段階的に異ならせるようにしてもよい。
In the above example, the attribute information is expressed by forming a
[被検出部および検出回路の他の例]
次に、図15および図16を参照して、被検出部および検出回路の他の実施形態について説明する。この実施形態では、配線パターン基板324Aに配設された4つの接触端子370a〜370dのうちの3つの接触端子370a〜370cが属性情報の検出に用いられる。
[Another example of detected part and detection circuit]
Next, with reference to FIG. 15 and FIG. 16, another embodiment of the detected part and the detection circuit will be described. In this embodiment, three
図15に示すように、接触端子370aからの配線パターン391aと、接触端子370bからの配線パターン391bとの間に、リアクタンスを持たない素子として、抵抗393が接続されている。接触端子370bからの配線パターン392aと接触端子370cからの配線パターン392bとの間に、リアクタンスを持つ素子として、コンデンサー394が接続されている。また、接触端子370bからの配線パターン392cと接触端子370cからの配線パターン392dとの間に、リアクタンスを持たない素子として、抵抗395が接続されている。
As shown in FIG. 15, a
また、検出回路385Aは、可変交流信号源396と、判定回路397とを有している。可変交流電圧源396は、周波数の異なる交流電圧を生成することができる。すなわち、可変交流電圧源396は、接触端子370aは可変交流電圧源396に接続され、接触端子370aには、交流電圧が印加される。接触端子370bは判定回路397に接続され、判定回路397は、接触端子370bからの出力信号を計測する。
The
図16は、図15に示す配線パターン基板324A上に実装される回路構成を示したものである。図16において、ノードP1は接触端子370aに相当し、ノードP2は接触端子370bに相当し、ノードP3は接触端子370cに相当する。図16に示すように、配線パターン基板324A上に実装される回路構成では、ノードP1とノードP2との間に、抵抗393が接続され、ノードP2とノードP3との間に、コンデンサー394と抵抗395とが接続されている。ノードP3は接地されている。ノードP1から、可変交流電圧源396からの入力電圧Vinが入力される。そして、ノードP2からの出力電圧Voutが判定回路397で計測される。
FIG. 16 shows a circuit configuration mounted on the
ここで、抵抗393の抵抗値をR1、抵抗395の抵抗値をR2とし、コンデンサー394のキャパシタンスをC1とし、角周波数をωとすると、ノードP2とノードP3との間のインピーダンスZは、以下のようにして求められる。
Here, when the resistance value of the
ここで、入力電圧Vinと出力電圧Voutとの関係は、以下のようにして求められる。 Here, the relationship between the input voltage V in and the output voltage V out is determined in the following manner.
上式より、振幅特性は、以下のようにして求められる。 From the above equation, the amplitude characteristic can be obtained as follows.
(3)式より、この回路は、低域通過フィルターとなる。この回路のカットオフ周波数は、(ω=(1/C1R1))となり、この回路の周波数特性を決める定数は、C1R1となる。このことから、キャパシタンスC1と抵抗値R1とから決まる定数C1R1と属性情報とを対応させ、入力電圧Vinの周波数を変化させながら、出力電圧Voutを計測することで、テープカートリッジ100の種別を判別することができる。
From the equation (3), this circuit becomes a low-pass filter. The cutoff frequency of this circuit is (ω = (1 / C 1 R 1 )), and the constant that determines the frequency characteristics of this circuit is C 1 R 1 . Therefore, in correspondence with the constant C 1 R 1 and the attribute information determined from the capacitance C 1 and resistance R 1 Tokyo, while changing the frequency of the input voltage V in, by measuring the output voltage V out, the tape The type of the
すなわち、配線パターン基板324Aに、抵抗393および抵抗395、コンデンサー394を配設する際に、抵抗393の抵抗値R1とコンデンサー394のキャパシタンスC1との値C1R1を、属性情報に対応した値に設定する。検出時には、可変交流電圧源396からの入力電圧Vinの周波数を変化させ、出力電圧Voutの変化を計測する。これにより、回路の周波数特性を取得することができる。そして、計測された周波数特性から、抵抗値R1とキャパシタンスC1との値C1R1を判定することができる。これにより、テープカートリッジ100の識別情報を検出することができる。
That is, when the
なお、キャパシタンスC1と抵抗値R1とから決まる周波数特性を計測する際には、可変交流電圧源396の周波数を変化させる必要がある。しかしながら、識別情報を判定するためには、可変交流電圧源396の周波数を多段に変化させる必要はない。可変交流電圧源396の周波数は、回路の通過帯域と遮断帯域との違いが識別できる程度(例えば3段階)に設定できればよい。
When measuring the frequency characteristic determined from the capacitance C 1 and the resistance value R 1 , it is necessary to change the frequency of the variable
また、(3)式より、この回路の通過域での電圧は、(R2/(R1+R2))に基づく値となり、通過域でのゲインを決める定数は、(R2/(R1+R2))となる。このことから、抵抗393の抵抗値R1と抵抗395の抵抗値R2とにより決まる通過域での電圧と属性情報とを対応させ、通過域での電圧を計測することで、属性情報を判定することができる。
Further, from the equation (3), the voltage in the passband of this circuit is a value based on (R 2 / (R 1 + R 2 )), and the constant that determines the gain in the passband is (R 2 / (R 1 + R 2 )). Therefore, the voltage and the attribute information in the pass band determined by the resistance R 2 of the resistance value R 1 and the
すなわち、配線パターン基板324Aに、抵抗393および395、コンデンサー394を配設する際に、抵抗393の抵抗値R1と抵抗395の抵抗値R2とで決まる値(R2/(R1+R2))を、属性情報に対応した値に設定する。検出時には、可変交流電圧源396からの入力電圧Vinの周波数を通過帯域の周波数に設定し、通過域の出力電圧Voutを計測する。これにより、通過域での電圧が取得できる。計測された通過域の電圧から、抵抗393の抵抗値R1と抵抗395の抵抗値R2とで決まる値(R2/(R1+R2))を判定することができ、これにより、属性情報が検出することができる。
That is, the
また、抵抗393の抵抗値R1とコンデンサー394のキャパシタンスC1との値から決まる周波数特性と、抵抗393の抵抗値R1と抵抗395の抵抗値R2とから決まる通過域での電圧とを組み合わせることで、更に多数の属性情報を判定することができる。例えば、C1R1の値としてN種類を設定し、(R2/(R1+R2))の値として、N種類を設定すれば、その組み合わせから、N2種類の属性情報を表現することができる。
Further, the frequency characteristic determined from the value of the capacitance C 1 of the resistance value R 1 and the
なお、ここで、検出回路385Aは、例えば、1チップのマイクロコントローラーで実現することができる。つまり、発振回路と、A/DおよびD/Aコンバーターが内蔵された1チップのマイクロコントローラーが知られている。このような1チップのマイクロコントローラーを用いれば、所望の周波数の交流電圧を生成し、出力電圧をA/D変換し、その出力信号レベルを平滑化することで、出力電圧の周波数特性および電圧を計測することができる。
Here, the
また、図17(a)〜図17(b)に示すように、配線パターン392a〜392dの一部に、属性情報に応じて、抜き孔378を形成して、識別情報を表現してもよい。図17(a)は、配線パターン392a〜392dのいずれにも抜き孔378を形成していないパターンである。図17(b)は、配線パターン392aに抜き孔378を形成しているパターンである。図17(c)は、配線パターン392cに抜き孔378を形成しているパターンである。図17(d)は、配線パターン392aと配線パターン392cの双方に、抜き孔378を形成しているパターンである。
Further, as shown in FIGS. 17A to 17B, identification information may be expressed by forming a
すなわち、図17(a)に示したパターンのときには、接触端子370aにカットオフ周波数以下の通過域の周波数の交流電圧を印加したときには、判定回路397の計測値は、抵抗393の抵抗値R1と抵抗395の抵抗値R2とにより決まる通過域での電圧となる。接触端子370aにカットオフ周波数以上の周波数の交流電圧を印加したときには、判定回路397の計測値は、略「0」となる。
That is, in the case of the pattern shown in FIG. 17A, when an AC voltage having a passband frequency equal to or lower than the cutoff frequency is applied to the
図17(b)に示したパターンのときには、カットオフ周波数以上の周波数の交流電圧を接触端子370aに印加したときも、カットオフ周波数以下の周波数の交流電圧を接触端子370aに印加したときも、判定回路397の計測値は、抵抗393の抵抗値R1と抵抗395の抵抗値R2とにより決まる電圧となる。
In the case of the pattern shown in FIG. 17B, even when an AC voltage having a frequency equal to or higher than the cutoff frequency is applied to the
図17(c)に示したパターンのときには、接触端子370aにカットオフ周波数以下の通過域の周波数の交流電圧を印加したときには、判定回路397の計測値は、抵抗393の抵抗値R1により決まる通過域での電圧となる。接触端子370aにカットオフ周波数以上の周波数の交流電圧を印加したときには、判定回路397の計測値は、略「0」となる。
In the case of the pattern shown in FIG. 17C, when an AC voltage having a passband frequency equal to or lower than the cutoff frequency is applied to the
図17(d)に示したパターンのときには、どのような周波数の交流電圧を印加したときも、判定回路397の計測値は、共に「0」となる。
In the case of the pattern shown in FIG. 17D, the measurement values of the
このように、リアクタンスを有する素子として、コンデンサーを用いているため、安価且つ簡単な構成で、多くのテープカートリッジ100の種別を識別することができる。なお、上述の例では、リアクタンスを有する素子として、コンデンサーを用いたが、コイルを用いてもよい。また、コイルとコンデンサーとを組み合わせて共振回路を作れば、所望の共振周波数で周波数特性が大きく変化するため、これを利用してテープカートリッジ100の種別を識別することができる。さらに、図15、図16、および図17の例では、リアクタンスを有する素子を用いて、配線パターン基板324A上に、低域通過フィルターを構成したが、高域通過フィルター、帯域通過フィルター、帯域阻止フィルター等を構成してもよい。
Thus, since the capacitor is used as the element having reactance, the types of the
1 テープ印刷装置、3 装置ケース、5 カートリッジ装着部、7 開閉蓋、21 印刷ヘッド、23 印刷機構部、25 テープ送り機構部、31 装着ベース、41 位置決め突部、45 プラテン駆動軸、47 巻取り駆動軸、51 検出部、51a 導電性接触子、100 テープカートリッジ、102 印刷テープ、104 テープコア、106 テープロール、110 インクリボン、120 プラテンローラー、130 カートリッジケース、150 下ケース、152 上ケース、180 被検出部、192 コア軸部、300 第1凸部、302 第2凸部、312 接触子本体、320 第1凹部、322 第2凹部、324,324A,324B,324C 配線パターン基板、326 基板カバー、330 フック、340 フック受け孔、344 透孔、352 環状突起、354 先端側斜面、370a〜370c 接触端子、381a〜381d,392a〜392d 配線パターン、382,394 コンデンサー、383,393 抵抗、385 検出回路、386 直流電圧源、387 交流電圧源、389,397 判定回路、396 可変交流電圧源
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Tape printer, 3 Apparatus case, 5 Cartridge mounting part, 7 Opening / closing lid, 21 Print head, 23 Printing mechanism part, 25 Tape feed mechanism part, 31 Mounting base, 41 Positioning protrusion, 45 Platen drive shaft, 47 Winding Drive shaft, 51 detector, 51a conductive contact, 100 tape cartridge, 102 printing tape, 104 tape core, 106 tape roll, 110 ink ribbon, 120 platen roller, 130 cartridge case, 150 lower case, 152 upper case, 180 covered Detecting part, 192 core shaft part, 300 first convex part, 302 second convex part, 312 contact body, 320 first concave part, 322 second concave part, 324, 324A, 324B, 324C wiring pattern board, 326 board cover, 330 hook, 340
Claims (5)
リアクタンス成分素子を実装した被検出部と、
前記被検出部に交流信号を印加し、前記被検出部から出力される出力信号を計測してカートリッジの種類を判別する検出部と、を備え、
前記被検出部は、前記テープカートリッジに搭載され、前記検出部は、前記テープ印刷装置に搭載されていることを特徴とする種別検出機構。 A type detection mechanism for detecting the type of a tape cartridge installed in a tape printer,
A detected part mounted with a reactance component element;
A detection unit that applies an AC signal to the detected unit and measures an output signal output from the detected unit to determine the type of cartridge;
The type detection mechanism, wherein the detected portion is mounted on the tape cartridge, and the detection portion is mounted on the tape printer.
5. The type detection mechanism according to claim 4, wherein the type of the tape cartridge can be identified by associating a constant that determines characteristics of the filter circuit with attribute information.
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JP2020012769A (en) * | 2018-07-19 | 2020-01-23 | 東亜ディーケーケー株式会社 | Measurement device and body device of measurement device |
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- 2015-03-31 JP JP2015071190A patent/JP2016190378A/en active Pending
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