JP2016190184A - 遠心機 - Google Patents

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耕佑 前野
Kosuke Maeno
耕佑 前野
楠元 昭二
Shoji Kusumoto
昭二 楠元
結葵 程塚
Yuki Hodotsuka
結葵 程塚
貴弘 藤巻
Takahiro Fujimaki
貴弘 藤巻
諒 村山
Ryo Murayama
諒 村山
善敬 井本
Yoshitaka Imoto
善敬 井本
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Abstract

【課題】
ヒンジによって開閉可能なドアを有する遠心機において、左開き状態又は右開き状態のいずれの方向にも設置可能とする。
【解決手段】
前記筐体の4つの側面のうち、前記ロータの中心軸から見てヒンジ18側と対向する第二面2bに隣接する第一面2aを手前に設置する状態(ドア15が左開き)と、第三面2cを手前に設置する状態(右開き)を選択して設置可能とした。このため、筐体2の上面2eであって、ヒンジ18の反対側の中央付近にタッチ式の液晶ディスプレイ等の操作表示パネル10を配置し、操作表示パネルの表示向きを180度回転可能とした。これによってドアを横開きにする場合に、左開き又は右開きのどちら向きの設置であっても、遠心機1の構造を変更することなく対応できる。
【選択図】図1

Description

本発明は試料を分離するための遠心機に関し、ヒンジによって開閉可能なドアを左開き状態又は右開き状態のいずれの状態にも設置可能としたものである。
遠心機(遠心分離機)は、内部に試料を充填した複数の試料用容器を収容可能なロータと、ロータを回転駆動するモータ等の駆動手段を備え、ロータ室内でロータを回転させて遠心力を作用させることにより試料を遠心分離する。遠心機は、特に、医学、薬学、遺伝子工学、バイオ等の分野において広く用いられている。ここで図8、図9を用いて従来の遠心機(遠心分離機)101の構造について説明する。図8の遠心機101は、箱型の筐体102を備え、その内部の上下中央付近に配置される仕切り板112によって上下2段の空間に仕切られる。筐体102の下側には高さ調整が可能な脚部123が設けられ、遠心機1は床に載置される。筐体102の仕切り板112の上段の空間には、上面が開口する略円筒状のボウル4が収容され、ボウル4の外周側には防護壁6が配置される。ボウル4の上側の開口は開閉可能なドア115によって密閉され、ボウル4とドア115によってロータ室3が画定される。ボウル4の周囲には冷凍配管13が巻回され、図示しない冷却装置によってロータ室3内が所望の温度に保たれる。ロータ室3内には、ロータ組立体30が設置される。ロータ組立体30は、スイングロータと、スイングロータを収容した収容カバー33の組であって、本実施例では収容カバー33に収容された状態でスイングロータが回転する。スイングロータは、ロータ本体31と、ロータ本体31に対してスイング可能に保持される複数のバケット32によって構成され、ロータ本体31はロックスクリュー35によって駆動軸7aにネジ締結され、蓋部34はロックスクリュー35の上部シャフトに挿入され、収容カバー33の上部開口部を覆う。尚、遠心機101に装着されるロータとしては、スイングロータだけでなく、いわゆるアングルロータを用いることも可能である。また、スイングロータであっても、蓋部34を有する収容カバー33を用いずに運転することも可能である。
筐体102内の仕切り板112によって仕切られた下段には、駆動源であってロータ組立体30を回転駆動させるモータ7がモータハウジング8の内部に収容され、モータハウジング8はダンパーゴム9を介して仕切り板112へ取付部材113を介して固定される。モータ7はその駆動軸7aが鉛直方向に伸びるように配置される。駆動軸7aは、ボウル4の底部に形成される貫通穴からロータ室3の内部空間に達するように延びて、その上端部に駆動軸7aの回転トルクを伝達するためのクラウン7bが設けられ、ロータ組立体30がクラウン7bによって保持される。ロータ組立体30が高速で回転することにより、遠心力によってバケット32がスイング軸を中心にして揺動する。ロータ組立体30は、ロックスクリュー35を外した組立体の状態でロータ室3から外部に取り外しが可能であるし、ロータ組立体30を遠心機1にセットした状態で、収容カバー33の蓋部34を取り外して、バケット32だけを取り外すことも可能である。
筐体102の上部の後方側には傾斜パネル114が設けられ、その右側端部付近には操作表示部110が設けられる。操作表示部110は、ユーザから運転条件等の入力を受け付けるための入力手段と、ユーザに対して運転状況の情報等を視覚的に表示する表示手段の機能を果たすものであり複数のボタンとLED表示装置で形成できる。近年は、操作表示部110としてタッチ式の液晶ディスプレイを用いて構成する遠心機が多くなってきた。図8では図示していないが、操作表示部110への情報の表示とユーザからの操作入力の受付けの制御、モータ7の回転制御、冷凍配管13に冷媒を流すための図示しない冷却装置の制御等の遠心機101の全体の制御を行う制御部(図示せず)が設けられる。制御部は、マイクロコンピュータ、揮発性および不揮発性の記憶メモリ等を含んで構成される電子回路である。ドア115は、特許文献1のように電動式のドアロック機構が設けられる。
実願昭62−46554号(実開昭63−152653号)のマイクロフィルム
従来の遠心機101のうち、ロータ室3が大きくドア115も大きな構成では、ドア115を前開き(ドアのヒンジの反対側にユーザが立つ構成)とすると、開いたドア115の取っ手116に手が届きにくくなる。そのため、図9に示すように、矢印137の方向にドア115を開ける、いわゆる横開き方式とするのが主流である。図9ではドア115は2つのヒンジ118によって開閉可能に固定され、その回動角を制限するために2つのガススプリングダンパー119が設けられる。ドア115の開放辺(軸支される辺と対面側の辺)の角部近くには錠117aが設けられ、筐体102の上部の穴117bの奥に設けられたドアロック機構(図示せず)に嵌合することによりドア115はロックされる。筐体102の前面102aの右上部には電源スイッチ105が設けられる。
通常、横開きドアはユーザによる開き方向の要望、即ち左開きか右開きかにユーザ毎に差がある。従来技術ではユーザが立つ位置を基準として左側にヒンジを設けて左開きとし、ドア115の奥に操作表示部110が配置される構成が一般的であるため、反対方向にドア115が開く右開きの遠心機101を顧客が要望した場合、本体構成の改造が必要であり、手間だけでなくコストがかかってしまうという課題があった。また、小形の遠心機においては前開きドアとして、ドアのヒンジと反対側の角部付近の上面に操作表示部を配置する構成が見られるが、これはドアのヒンジの反対側に必ず使用者が立つ前提で作られていたため、側面側に使用者が立って作業を行う、いわゆる右開きドア又は左開きドアとなる向きに設置することは想定されていない。このため、ユーザが強引に設置方向を変えてしまうと、ユーザの作業方向と操作表示部での表示向きが一致しないことになり、操作がしづらいという問題があった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、ヒンジによって開閉可能なドアを有する遠心機において、ドアを左開き状態又は右開き状態のいずれの方向にも設置可能とすることにある。
本発明の他の目的は、ドアを左開き状態又は右開き状態のいずれかの方向に設置した際に、それに合わせて表示部における画面の表示方向を変更可能とした遠心機を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ドアを左開き状態又は右開き状態のいずれに設置する場合であっても、構造変更無しに対応できるようにした遠心機を提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的なものの特徴を説明すれば次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、ロータと、ロータを収容するロータ室を画定するボウルと、ロータを回転駆動するモータと、ロータ室の開口部を閉鎖するドアと、運転条件の入力と運転状況の表示を行う操作表示手段と、これらを収容する筐体を備えた遠心機において、ドアは回動手段によって筐体に軸支され、操作表示手段は、筐体の上面であって、ロータ室の開口部に隣接する位置であり、回動手段と反対側となる中央部分に設けた。また、操作表示手段に表示される画面の表示方向を変更させる表示切替手段を設けた。ロータ室の開口部は、筐体の上面であってドアを開けた際に露出する領域に設けられ、操作表示手段は筐体の上面であってドアを閉鎖した際にドアによって覆われない領域に設けられる。
本発明の他の特徴によれば、回動手段は2つ又は2つ以上のヒンジであって、ヒンジの並ぶ方向と平行方向に見て、操作表示手段はヒンジの間に設けられる。操作表示手段は長方形のタッチ式の液晶ディスプレイ又はELディスプレイであって、その長手方向が開口部の周方向に延びるように配置される。そして、筐体の4つの側面のうち、ロータの中心軸から見て操作表示手段が設けられる第二面が右面になる設置(左開き状態)と、第二面が左面になる配置(右開き状態)を選択可能とし、操作表示手段における表示方向を設置する方向に合わせて上下反転表示可能とした。この際、2つのヒンジ間(又は外側の2つのヒンジ間)の中心位置と、ロータの軸心と、操作表示手段の中心が直線上に並ぶように配置すると良い。
本発明のさらに他の特徴によれば、ドアの操作表示手段に近い辺部には少なくとも取っ手が2つ設けられ、取っ手は操作表示手段の短辺の辺方向延長線に挟まれる領域に干渉しない位置に配置すると良い。ドアには外部から内部を覗くための透明又は半透明の覗き窓が設けられ、のぞき窓は2つのヒンジの中心位置と、ロータの軸心と、操作表示手段の中心を結ぶ直線に干渉する位置に設けられる。操作表示手段の近傍に設置方向に合わせて選択して利用される複数の押ボタンスイッチを設け、選択された押ボタンスイッチに合わせて操作表示手段における表示向きを変更する。また、筐体の4つの側面のうち、回動手段が設けられる第四面に電源コードの取出口と、吸気口又は/及び排気口とを設け、第四面と対面する第二面の辺方向中央付近に電源スイッチを設けた。尚、操作表示手段に画面の角度を変更するチルト機構を設けて、チルト機構はロータの中心と操作表示手段を結ぶ線と平行な回転軸を基準にチルトするように構成しても良い。
本発明のさらに他の特徴によれば、遠心機のドアは、レール等のドア支持部によって筐体にスライド可能に支持され、操作表示手段はロータ室の開口部に隣接する筐体の上面であって、ドアを開ける方向とは反対側の筐体上面のドアを開ける方向と直交する方向の中央部分に設けるようにした。
本発明によれば、使用者の立つ位置とドアの開き方向(右開きか左開きか)との関係をユーザが自由に選択可能となり、複数の面からロータ室へのアクセスが可能となり、設置の自由度の高い遠心機を実現できる。
本発明の遠心機1の斜視図である。 本発明の遠心機1の別の角度から見た斜視図である。 本発明の遠心機1の上面図であって、(1)はドアが左開きとなる左開き設置状態を示す図で、(2)はドアが右開きとなる右開き設置状態を示す図である。 本発明の第二の実施例に係る遠心機51の斜視図である。 本発明の第二の実施例に係る遠心機51の上面図である。 本発明の第三の実施例に係る遠心機71の斜視図である。 本発明の第四の実施例に係る遠心機の操作表示パネルの側面図である。 従来の遠心機101の正面図であり、主要部分を断面図で示している。 従来の遠心機101の斜視図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後左右、上下は図中に示す方向であるとして説明するが、前後左右方向については設置状況に応じて変わるので、ここではドア15が左開きとなるように設置する際の方向を基準にして説明する。
遠心機1は、箱型の筐体2の形状と、操作表示パネル10と電源スイッチ5の設置位置が異なるものの、ロータ室3の構造、ロータ室3に収容されるロータ組立体30の種類、筐体2の内部に配置される構成物は基本的に図8、9の遠心機101と同じである。本実施例の遠心機1は、ドア15が左開きとなるいわゆる“左開き設置”に加えて、遠心機1を上面視でロータの回転中心(軸心)を基準に180度回転させた状態で設置する、いわゆる“右開き設置”も可能にしたものである。筐体2にはドア15に隣接する傾斜パネル(図9参照)は設けられずに、操作表示パネル10は筐体2の上面2eに水平に設けた。
筐体2の上面の一辺(左辺)には上面視で略正方形のドア15の一辺を軸支する2つの回動手段が設けられる。ここで回動手段としてヒンジ(蝶番)18を用いており、ドア15はヒンジ18によって約90度回動する。また、ドア15の回動角を制限するために、2つのガススプリングダンパー19が設けられる。ドア15の内面にはロータ室の上壁となる円形の内壁面15bが形成される。内壁面15bの中心近くには、作業者が外部からロータ室3の内部を覗くための透明又は半透明の覗き窓20が設けられる。図1では図示を省略しているが、ロータ室内を密閉するためにロータ室の開口部3aの周囲にはゴム製のパッキン(シールラバー)が設けられる。ドア15のヒンジ18が設けられる辺とは反対側の辺には、ドア15を開ける際にユーザが手を掛けるための取っ手16が2カ所設けられる。取っ手16はドア15の外縁から内側に窪むように形成してユーザが手によりドア15に上方向又は下方向の力を付与しやすくしたもので、ユーザはドア15を矢印37の方向に移動させることによりドア15を開けることができる。ドア15の開放辺の角部近くには錠17aが設けられ、筐体2の上部の穴17bの奥に設けられたドアロック機構(図示せず)に嵌合することによりドア15はロックされる。
筐体2は、金属製の薄板による外側側面を有して構成され、外側側面には上面視で反時計回りの方向に第一面2a、第二面2b、第三面2c、第四面2d(図2参照)が隣接して設けられ、これらの上面側を接続するように上面2eが設けられる。筐体の下側には4つの脚部23が設けられる。脚部23は、例えば、ネジ式で高さ調整だけができるような簡単なものでも良いし、特定方向又は全方向に移動可能なキャスターを用いるようにしても良い。遠心機1は、一般的なドア15を左開き状態で使う場合には、筐体の4つの面のうちの第一面2aが前側になるように設置する。その場合は、第一面2aと隣接する第二面2bが右側に位置することになる。ここで第一面2a、第三面2c(図2参照)、第四面2d(図2参照)は外面が平面であるものの、第二面2bは平面状で無く緩やかな曲面状、又は、多面状であって第一面2a、第三面2cの第二面2bと接する辺部間を平面でつないだ仮想面よりも外側に突出するように形成される。これは、第二面2bの第一面2a、第三面2cと接する辺部付近の角落としをした形状との見方もできる。第二面2bの水平方向の中央付近、上下方向では半分よりも上側部分には電源スイッチ5が設けられる。電源スイッチ5は、遠心機1全体の電源をオフ又はオンとするものであり、遠心機1を操作するユーザが不用意に触れてしまうことを防止するため、第二面2bよりも窪む凹部を形成し、その凹部の中にスイッチの操作部を設けるようにした。
筐体2の上面2eは、ほぼ中央にロータ室3の開口部3aが形成され、開口部3aからみて第二面2bに隣接する付近に操作表示パネル10が設けられる。この操作表示パネル10の設置領域を上面2eに設けるために、筐体2の側面の一つ(第二面2b)を上面視で外側に凸状になるように形成して、ロータ室の開口部3aに隣接す領域を確保した。操作表示パネル10は、操作手段(入力手段)と表示手段(出力手段)を兼ねた操作表示手段であって、タッチ式の液晶ディスプレイ又はELディスプレイ(electroluminescence display)を用いることができる。操作表示パネル10の画面形状は長方形であり、その長手方向が開口部3aの周方向に延びるように配置される。操作表示パネル10の近傍には操作表示パネル10に表示される画面の表示方向を変更させる表示切替手段(図示せず)を操作するための3つの押ボタンスイッチ11a〜11cが設けられる。操作表示パネル10の設置位置は、ロータの中心軸(回転軸)からみてヒンジ18とは反対側の辺部のほぼ中央付近に設けられる。操作表示パネル10は、図示しない画面表示コントローラ、タッチ入力コントローラにより制御され、これらはマイクロコンピュータのプログラミングにより、受け取った信号に応じて画面向きを変える上下反転表示機能を持たせる。上下反転表示機能とは、作業者から見て操作表示パネル10の表示方向の上側と下側を反転させる機能であって、図示しないマイクロコンピュータによってソフトウェア制御で実現できる。
図2は本発明の遠心機1の別の角度から見た斜視図である。ここでは筐体2の第三面2cと第四面2dが見える状態である。第一面2aと第三面2cがロータ組立体30の回転軸に対して対向する面(対面)となる。また、第二面2bと第四面2dがロータ組立体30の回転軸に対して対向する面(対面)となる。遠心機1では、第一面2aが前になるように遠心機1を配置する左開き状態だけでなく、第三面2cが前になるように遠心機1を配置する右開き状態も可能とした。そのため第三面2cには吸排気口、電源スイッチ、電源コード等が設けられていない。電源コード21は、前面として使用されない第四面2dから引き出されるように配置した。この際、水平方向にみて第四面2dの中央付近に電源コード21の取出口21aを配置すれば、右開き状態と左開き状態のいずれの方向に設置する場合でも電源コード21が邪魔になることはない。また、風窓22a、22bも第四面2dに設けるようにした。風窓22a、22bは複数のスリットにて形成して、筐体2の内部と外部との間に空気の流通を可能としたものであり、吸気口として、排気口として、又は換気用の窓として利用できる。
図3は本発明の遠心機1の上面図であって、(1)はドアが左開きとなる“左開き設置状態”を示す図で、(2)はドアが右開きとなる“右開き設置状態”を示す図である。通常の遠心機1は、(1)に示す左開き設置であって、第一面2aが前面(ユーザが立つ側)になり、第三面2cが後面となるように設置する。筐体2は上面視でロータ室3を収容する正方形の部分、即ちドア15によって覆われる四角形部分に加えて、上面視でドア15から隣接する部分に上面が台形状に露出する部分を有するようにした。この台形の長い辺の辺方向の中央付近、具体的には第二面2bの辺方向を1/3ずつ区切った際の中央部の範囲内(中央部分)に操作表示パネル10を設けた。操作表示パネル10は、図に示したユーザによるアクセス方向からみると縦長になる液晶表示パネルである。2つのヒンジ18間の中心位置(第四辺2dの辺方向の間隔の中央位置)と、ロータ組立体30の中心点(回転軸)と、操作表示パネル10の中心が仮想的な直線25に並ぶように配置される。また覗き窓20もこの直線25上に配置される。つまり、遠心機1の上面構造が、直線25に対して対称に構成される。操作表示パネル10の三辺の脇には、遠心機1の設置方向に合わせて選択して利用される3つの押ボタンスイッチ11a〜11cが設けられる。押ボタンスイッチ11a〜11cのうちいずれかを押すと、押した押ボタンスイッチ側が下になる様、表示画面の向きが変わる。例えば、図3(1)のようにドア15が左開きとなる場合は、入力操作をする際の最初に、押ボタンスイッチ11aを押すことにより第一面2a側から操作表示パネル10の表示画面が正しく読めるように画面の表示向きが変更される。押ボタンスイッチ11a〜11cは表示向きを切替えるための専用のスイッチとしても良いし、その他のスイッチと兼用するようにしても良い。
図3(2)は、遠心機1のドア15が右開き設置となるように、第三面2cが前面側となるように設置したものである。第三面2cは、上面視で上面2eのうちドア15にて覆われない台形部分の、最も長い辺を除く3つもの辺を含むように形成される。よって、厳密には第三面2c自体が3つの面にて形成されるように見えるが、ここでは3つの面を含む部分を第三面2cと称する。実際の製品においては、第三面2cに含まれる3つの面の角部がなめらかな曲面となるようにすることもある。このように図3(2)の設置では操作表示パネル10の位置が左側になる。この際、ユーザは押ボタンスイッチ11a〜11cのうち手前側に位置する押ボタンスイッチ11bを押すことにより、操作表示パネル10の表示画面が第三面2c側から正しく読めるように表示向きが変更される。このようにヒンジ18の反対側の面(第二面2b)の中央に操作表示パネル10を配置した。この位置関係は、操作表示パネル10が、2つのヒンジ18の並ぶ方向と平行方向に見て、2つのヒンジの間に設けられることになる。このように配置したことにより、ドア15を左開き状態又は右開き状態のいずれの方向に設定してもユーザから操作表示パネル10への距離は変わらないので、見やすい状態を保つことができる。ここで第二面2bの辺方向に見て取っ手16の占める範囲と、操作表示パネル10の占める範囲は重複しないように配置される。別の言い方をすれば取っ手16は操作表示パネル10の短辺の辺方向延長線に挟まれる領域に干渉しない位置に配置される。このように取っ手の上面視で長辺の直交方向への投影範囲に操作表示パネル10を配置しないようにしたので、作業者が取っ手16を操作しようとして手を近づけたり、取っ手16から手を離そうとしたりした際に、誤って操作表示パネル10を触ってしまうことが効果的に防止されるので、タッチ式のディスプレイを用いた遠心機1においては誤操作を抑制できる。
本実施例のように操作表示パネル10を配置する構成では、必然的に操作表示パネル10の分だけ上面2eがロータ室3の外径(ここでは600mm〜700mm程度)に対応した上面視正方形部分よりも外側に突出することになる。その突出を、遠心機1を上から見て、遠心機1のロータ組立体30の回転中心(又は重心)Dを中心とし、中心から最も遠い遠心機1上の点Eを通る2点鎖線で示す仮想円Fの内側に収める構成とした。これはドア15にて覆われない上面2eのうち、操作表示パネル10と押ボタンスイッチ11a〜11cの設置箇所以外の不要な角は落とすようにして実現したとも表現できる。尚、本実施例の遠心機1では、第二面2bが前方側となる、いわゆるドア15の“前開き設置”とすることも可能である。この場合は操作表示パネル10が手前側(前方側)に来ることになるが、押ボタンスイッチ11cを押すようにすれば、第二面2b側から表示画面を正しく読むことができる。また、その設置状態においても風窓22a、22bが前方にならないので、風窓22a、22b(図2参照)から排出される空気がユーザに当たる恐れもない。
以上、本実施例では筐体2の外形形状と、操作表示パネル10の設置位置を工夫することにより、ドア15が右開き設置と左開き設置、前開き設置のいずれの方向にも設置できるように構成した。この結果、本体正面を第一面2a〜第三面2cのいずれかにするかが任意となるため、本体構造の改造を伴わずに同一の本体で顧客要望に合せたドア開き方向の遠心機1を提供できるようになった。使用者は押ボタンスイッチ11a〜11cにより操作表示パネル10の表示向きを変えることができ、ヒンジ18が設けられる第四面2d以外のどの面に立っていても、見やすく操作しやすい環境が得られる。
次に図4及び図5を用いて本発明の第二の実施例を説明する。図4は本発明の第二の実施例に係る遠心機51の斜視図である。第二の実施例では“左開き設置”に加えて “右開き設置”も可能とするために、操作表示パネル60をドア65の上面に設けた。ドア65の上面における操作表示パネル60の設置位置は、第二面52bに近い辺部付近であって、その辺方向のほぼ中央付近とした。操作表示パネル60の位置から離れた位置に2つの取っ手66が設けられる。このように操作表示パネル60がドア65の上面に位置するため、ドア65を約90度開けた状態、即ち図4に示す状態ではユーザは操作表示パネル60にて入力操作をすることができないし、表示内容を確認することもできない。しかしながら、筐体52の上面52e内に操作表示パネル60を設けるために、第一の実施例のようなドア15によって覆われない上面の領域を確保する必要が無いため、筐体52の第二面52bを1つの平面にて形成でき、筐体52の形状を上面視でほぼ正方形に形成できる。電源スイッチ5は、第一の実施例と同様に第二面52bの水平方向(上面視で辺方向)の中央付近、上下方向では半分よりも上側部分に配置した。ここでは第二面52bの表面位置よりも窪む凹部を形成し、その凹部の中にスイッチの操作部を設け、ユーザが第一面52a〜第三面52cのいずれからも操作しやすくした。
図5は本発明の第二の実施例に係る遠心機の上面図である。操作表示パネル60は、ドア65の上面において、ロータ組立体30の中心点からヒンジ18とは反対側であって、且つ第二面52bの辺方向の中央部に配置するようにした。好ましくは、ロータ組立体30の回転中心と第二面52bとの間の部分69a、かつ、第二面52b側の辺方向の中央部69bに含まれる長方形の範囲69内に配置する。更に好ましくは、操作表示パネル60が、ロータ組立体30の中心点と第四面52dの辺方向中心位置を通る直線68の線上にかかるように配置する。このように操作表示パネル60を直線68上に配置すれば、遠心機51を右開き設置と左開き設置のいずれであっても、ユーザから操作表示パネル60の視認性を同等とすることができる。尚、図4、図5ではドア65の取っ手66の図示を省略しているが、第一の実施例と同様に上面視において操作表示パネル60の位置と取っ手66の位置(投影位置)が重複しないようにすると、ドア65を開ける際に不用意に操作表示パネル60に触れることがないので、誤操作を防止できる。
第二の実施例によれば、遠心機51の構成を変えることなくユーザの希望によって右開き設置と左開き設置のいずれにも設置可能となるので、使い勝手の良い遠心機を実現できた。尚、第二の実施例であっても第一の実施例と同様に、第二面52bが前方に来る “前開き設置”を除外するものではない。前開き設置を可能とするためには、操作表示パネル60の上下反転表示(180度回転表示)機能だけでなく、90度回転表示機能をも採用し、ユーザは押ボタンスイッチ61a〜61cのいずれかを押すことによって表示方向を容易に変更できる。または、操作表示パネル10を使って、表示方向を設定するようにして良く、更には、画面表示切替ボタンを一つ設け、押圧するたびに表示方向を切りかえるようにしても良い。タッチ式の液晶表示パネルにおける画面回転表示機能は、コンピュータの分野において公知であり、公知の画像表示技術を用いて容易に実現できる。
図6を用いて本発明の第三の実施例を説明する。図6は本発明の第三の実施例に係る遠心機71の斜視図である。図6においてドア85はドア支持部によってスライド可能に保持され、ロータ室73の開口部73aを覆う様にスライドさせる事でロータ室73を密閉(又は閉鎖)する。ユーザは、取っ手86を押さえながらドア85を矢印89の方向にスライドさせることで、ドア85がロータ室73の開口部73aの下側縁部と重ならない様に開放状態とし、ロータ室73へのロータ74や試料の出し入れを行う。スライド式ドアの機構については特公平07−24788号公報で公知であり、ここではドア支持部として、レール88と、レール88上を移動する滑り部材(又は転がり部材)によって実現できる。第三の実施例では、スライド式のドア85の場合でも第一及び第二の実施例と同様に“左スライド設置(開ける際にドアをユーザからみて左側にスライドさせる機構)”に加えて”右開き設置”も可能とするために、操作表示パネル80を筐体72の上面72e上の、ドア85を開く時にスライドさせる方向89とは反対側の中央付近に配置した。また、第一及び第二の実施例と同様に、第四面72dに風窓(図示せず)や電源コード21を配置し、更に第四面72dに突出するようにドアカバー84を設けた。ドアカバー84はロータ室73を開放させた際にスライドさせて開いたドア85の突出部を収容すると共に外部から触れることができないように保護するためのものである。その他、電源スイッチ5の配置、画面表示向きの切り替え手段たる押ボタンスイッチ81a〜81cについては第一、第二の実施例と同様とする事で、本体正面を第一面72a、第二面72c、第三面72cのいずれかにするかが任意となり、本体構造の改造を伴わずに同一の本体で顧客要望に合せたドア開き方向の遠心機71を提供できるようになる。
図7は本発明の第四の実施例を示す遠心機の操作表示パネルの側面図である。第四の実施例では第一、第三の実施例の操作表示パネル10、80の代わりに、チルト可能な操作表示パネル90を設けるようにしたもので、筐体の操作表示パネルを設ける部分以外の構成は図1、図6にて示した遠心機1、71と同様である。ここではロータの中心と操作表示パネル90を結ぶ線と平行な回転軸を基準に矢印96の方向にチルト、即ち、操作表示パネル90は第一面及び第三面の方向にチルトするように構成したが、この2方向のチルトだけでなく、第2面方向にも向けるように多方面にチルトできるように構成しても良い。筐体の上面94の形状は外縁の形状は図1に示す上面2eとほぼ同じであるが、操作表示パネル10が配置されていた付近に窪み94aを形成して、その窪み94a内に操作表示パネル90を配置した。窪み94aには上方に延びる支持部95が形成される。一方、操作表示パネル90の操作面90aの反対側となる裏面90bの中央付近にリブ91が形成されリブ91には揺動軸93が設けられ、支持部95の凹部によって軸支されることにより、いわゆるチルト機構を実現した。リブ91と支持部95の接触部分には僅かな凹凸を設けて、これらの間にバネ手段(図示せず)を介在させて、チルトさせる際のクリック感を出すと共に、使用時に不用意に回動しないように構成すると良い。このようにして操作表示パネル90の一つの辺部90cが窪み94aに接するようにすることにより、ユーザに対して見やすい角度に操作表示パネル90を保持することができる。操作表示パネル90は揺動軸93を中心に矢印96の方向に揺動可能なため、左開き設置の際は辺部90cを窪み94aに接するようにし、右開きの場合は辺部90dが窪み94aに接するようにする。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施例ではユーザが押ボタンスイッチ11a〜11c、61a〜61c等を押すことによって操作表示パネル10、60の画面表示の向きを変更するように構成したが、押ボタンスイッチを省略して、遠心機の設置時の初期設定項目の一つとして画面表示向きを切替えるようにしても良いし、その他の手段や方法によって画面表示の回転表示をするようにしても良い。さらには、ユーザの位置を人感センサやその他のセンサによって検出して、その検出結果によって操作表示パネルの表示向きを自動的に変更するように構成しても良い。
1 遠心機 2 筐体 2a 第一面
2b 第二面 2c 第三面 2d 第四面
2e 上面 3 ロータ室 3a 開口部
4 ボウル 5 電源スイッチ 6 防護壁
7 モータ 7a 駆動軸 7b クラウン
8 モータハウジング 9 ダンパーゴム 10 操作表示パネル
11a〜11c 押ボタンスイッチ 13 冷凍配管
15 ドア 15b 内壁面 16 取っ手
17a 錠 17b 穴 18 ヒンジ(蝶番)
19 ガススプリングダンパー 20 覗き窓
21 電源コード 21a 取出口 22a 風窓
23 脚部 30 ロータ組立体 31 ロータ本体
32 バケット 33 収容カバー 34 蓋部
35 ロックスクリュー 37 ドアの開放方向 51 遠心機
52 筐体 52a 第一面 52b 第二面
52c 第三面 52d 第四面 52e 上面
60 操作表示パネル 65 ドア 66 取っ手
61a〜61c 押ボタンスイッチ 71 遠心機
72 筐体 72a 第一面 72b 第二面
72c 第三面 72d 第四面 72e 上面
73 ロータ室 73a 開口部 74 ロータ
80 操作表示パネル 81a〜81c 押ボタンスイッチ
84 ドアカバー 85 ドア 86 取っ手
88 レール 89 ドアを開ける方向 90 操作表示パネル
90a 操作面 90b 裏面 90c、90d 辺部
91 リブ 93 揺動軸 94 上面
95 支持部 101 遠心機 102 筐体
102a 前面 105 電源スイッチ 110 操作表示部
112 仕切り板 113 取付部材 114 傾斜パネル
115 ドア 115b 内壁面 116 取っ手
117a 錠 117b 穴 118 ヒンジ(蝶番)
119 ガススプリングダンパー 123 脚部

Claims (16)

  1. ロータと、前記ロータを収容するロータ室を画定するボウルと、前記ロータを回転駆動するモータと、前記ロータ室の開口部を閉鎖するドアと、運転条件の入力と運転状況の表示を行う操作表示手段と、これらを収容する筐体を備えた遠心機において、
    前記ドアは回動手段によって前記筐体に軸支され、
    前記操作表示手段は前記ロータ室の開口部に隣接する前記筐体の上面であって、前記回動手段と反対側の中央部分に設けられることを特徴とする遠心機。
  2. 前記操作表示手段に表示される画面の表示方向を変更させる表示切替手段を有することを特徴とする請求項1に記載の遠心機。
  3. 前記開口部は前記筐体の上面であって前記ドアを開けた際に露出する領域に設けられ、
    前記操作表示手段は前記筐体の上面であって前記ドアを閉鎖した際に前記ドアによって覆われない領域に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の遠心機。
  4. 前記回動手段は2つのヒンジであって、前記操作表示手段は、前記ヒンジの並ぶ方向と平行方向に見て前記ヒンジの間に設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の遠心機。
  5. 前記操作表示手段は長方形のタッチ式の液晶ディスプレイ又はELディスプレイであって、その長手方向が前記開口部の周方向に延びるように配置されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の遠心機。
  6. 前記筐体の4つの側面のうち、前記ロータの中心軸から見て前記操作表示手段が設けられる第二面に隣接する第一面が前面となるように設置することと、前記第二面に隣接する第三面が前面になるように配置することを選択可能とし、
    前記操作表示手段における表示方向を前記設置する方向に合わせて上下反転表示可能としたことを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の遠心機。
  7. 前記2つのヒンジの中心位置と、ロータの軸心と、前記操作表示手段の中心が直線上に並ぶように配置したことを特徴とする請求項3から6のいずれか一項に記載の遠心機。
  8. 前記ドアの前記操作表示手段に近い辺部には取っ手が2つ設けられ、前記取っ手は前記操作表示手段の短辺の辺方向延長線に挟まれる領域に干渉しない位置に配置されることを特徴とする請求項3から7のいずれか一項に記載の遠心機。
  9. 前記ドアには外部から内部を覗くための透明又は半透明の覗き窓が設けられ、前記のぞき窓は前記2つのヒンジの中心位置と、ロータの軸心と、前記操作表示手段の中心を結ぶ直線に干渉する位置に設けられることを特徴とする請求項7又は8に記載の遠心機。
  10. 前記表示切替手段は、前記操作表示手段の近傍に設置方向に合わせて選択して利用される複数の押ボタンスイッチを設け、選択された押ボタンスイッチに合わせて前記操作表示手段における表示向きを変更することを特徴とする請求項2に記載の遠心機。
  11. 前記筐体の4つの側面のうち、前記回動手段が設けられる第四面に電源コードの取出口と、吸気口又は排気口とを設け、
    前記第四面と対面する第二面の辺方向中央付近に電源スイッチを設けたことを特徴とする請求項3から10のいずれか一項に記載の遠心機。
  12. 前記操作表示手段に画面の角度を変更するチルト機構を設けて、前記チルト機構は前記ロータの中心と前記操作表示手段を結ぶ線と平行な回転軸を基準にチルトすることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の遠心機。
  13. ロータと、前記ロータを収容するロータ室と、前記ロータを回転駆動するモータと、前記ロータ室の開口部を閉鎖するドアと、運転条件の入力と運転状況の表示を行う操作表示手段と、これらを収容する筐体を備えた遠心機において、
    前記ドアは回動手段によって前記筐体に軸支され、
    前記操作表示手段はタッチ式の液晶ディスプレイ又はELディスプレイであって、前記ドアの上面であって前記回動手段が設けられる辺とは反対側の辺の中央付近に隣接して設けられ、
    前記筐体の4つの側面のうち、前記ロータの中心軸から見て前記操作表示手段が設けられる第二面に隣接する第一面を手前に設置することと、前記第二面に隣接する第三面を手前に設置することを選択可能とし、
    前記操作表示手段における表示方向を前記設置する方向に合わせて上下反転表示可能にしたことを特徴とする遠心機。
  14. 前記回動手段は2つのヒンジであって、ヒンジの並ぶ方向と平行方向に見て、前記操作表示手段は前記ヒンジの間に設けられることを特徴とする請求項13に記載の遠心機。
  15. ロータと、前記ロータを収容するロータ室を画定するボウルと、前記ロータを回転駆動するモータと、前記ロータ室の開口部を閉鎖するドアと、運転条件の入力と運転状況の表示を行う操作表示手段と、これらを収容する筐体を備えた遠心機において、
    前記ドアはヒンジによって前記筐体に軸支され、
    前記操作表示手段における表示向きを反転可能とし、
    前記筐体の4つの側面のうち、前記ロータの中心軸から見て前記操作表示手段が設けられる第二面に隣接する第一面を手前に設置することと、前記第二面に隣接する第三面を手前に設置することを選択可能としたことを特徴とする遠心機。
  16. ロータと、前記ロータを収容するロータ室を画定するボウルと、前記ロータを回転駆動するモータと、前記ロータ室の開口部を閉鎖するドアと、運転条件の入力と運転状況の表示を行う操作表示手段と、これらを収容する筐体を備えた遠心機において、
    前記ドアはドア支持部によって前記筐体にスライド可能に支持され、
    前記操作表示手段は前記ロータ室の開口部に隣接する前記筐体の上面であって、前記ドアを開ける方向と反対側の中央部分に設けられることを特徴とする遠心機。
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