JP2016188669A - Pressure-resistant container and engagement structure of the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、耐圧容器及びその係合構造に関する。 The present invention relates to a pressure vessel and an engagement structure thereof.
従来、耐圧容器に関し、各種の技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, various techniques have been proposed for pressure vessels (see, for example, Patent Document 1).
特許文献1には、口金をライナ構成部材の軸方向の端部にインサート成形し、ライナ構成部材と口金を複合化層によって接合し、口金が露出する領域をなくした耐圧容器が開示される。また、特許文献2には、連通ボスをインナライナの軸方向の端部に形成した貯蔵タンクが開示される。
ところで、耐圧容器は、その軸方向を水平方向に向け、地面から浮いた姿勢で、各種の装置(例えば、耐圧容器にフィラメントを巻回する装置など)に支持される場合がある。このような場合、耐圧容器の軸方向の両端を装置に軸支することが一般に行われており、耐圧容器の端部に口部(特許文献1における口金など)がある場合は、その口部を利用して耐圧容器の端部を装置に軸支する。 By the way, the pressure vessel may be supported by various devices (for example, a device that winds a filament around the pressure vessel) in a posture in which the axial direction is in the horizontal direction and floats from the ground. In such a case, both ends of the pressure vessel in the axial direction are generally supported by the apparatus, and if there is a mouth (such as a base in Patent Document 1) at the end of the pressure vessel, the mouth Is used to pivotally support the end of the pressure vessel on the device.
一方、口部がない端部では、端部に突起を設け、この突起を軸押えに支持させることが考えられる。しかし、この場合、軽量性向上の観点から耐圧容器を薄肉に成形すると、突起の強度が低下してしまい、突起が変形し軸押えから脱落するおそれがある。 On the other hand, it is conceivable to provide a projection at the end portion at the end portion without the mouth portion, and to support the projection on the shaft presser. However, in this case, if the pressure vessel is formed thin from the viewpoint of improving lightness, the strength of the projections is reduced, and the projections may be deformed and fall off the shaft holder.
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、薄肉でも装置の軸押えから脱落しない耐圧容器及びその係合構造を提供することにある。 The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a pressure-resistant container that does not fall off the shaft retainer of the apparatus even if it is thin, and its engagement structure.
本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明に係る第1の観点は、耐圧容器であって、本体と、前記本体の軸方向の両端の少なくとも一方に設けられた突起と、前記突起の先端部に固定して設けられ、その基端部に向かって延在する一対の爪と、を備えることを特徴とする。
The present invention is grasped by the following composition.
(1) A first aspect according to the present invention is a pressure vessel, which is fixedly provided on a main body, a protrusion provided on at least one of axial ends of the main body, and a tip portion of the protrusion. And a pair of claws extending toward the base end portion.
(2)上記(1)の構成において、前記一対の爪は、弾性を有してもよい。 (2) In the configuration of (1), the pair of claws may have elasticity.
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記一対の爪は、前記突起の側面との間に薄皮部を有してもよい。 (3) In the configuration of (1) or (2) above, the pair of claws may have a thin skin portion between side surfaces of the protrusions.
(4)上記(1)又は(2)の構成において、前記一対の爪は、前記突起の側面から離間して延在してもよい。 (4) In the configuration of (1) or (2), the pair of claws may extend away from the side surface of the protrusion.
(5)上記(1)から(4)のいずれか1つの構成において、前記本体及び前記突起がブロー成形により成形され、前記一対の爪は、それらと合わせて一体的に成形されてもよい。 (5) In any one of the constitutions (1) to (4), the main body and the protrusion may be formed by blow molding, and the pair of claws may be integrally formed with them.
(6)本発明に係る第2の観点は、耐圧容器とそれを軸支する装置との係合構造であって、前記耐圧容器が、本体と、前記本体の軸方向の両端の少なくとも一方に設けられた突起と、前記突起の先端部に固定して設けられ、その基端部に向かって延在する一対の爪と、を備え、前記装置が、前記突起を受容する開口をもつ軸押えであって、前記突起が受容されたとき、前記一対の爪が係合可能な凸部を前記開口の内側近傍に有する前記軸押えを備えることを特徴とする。 (6) A second aspect according to the present invention is an engagement structure between a pressure vessel and a device that pivotally supports the pressure vessel, and the pressure vessel is attached to at least one of the main body and both axial ends of the main body. A shaft retainer having an opening for receiving the protrusion, and a protrusion provided and a pair of claws fixedly provided at a distal end portion of the protrusion and extending toward the proximal end portion And when the said protrusion is received, the said shaft clamp which has the convex part which can engage with a pair of said nail | claw in the inner side vicinity of the said opening is characterized by the above-mentioned.
(7)上記(6)の構成において、前記軸押えは、その側面に、前記一対の爪を外部から押圧して係合を解除するための一対の窓部を有してもよい。 (7) In the configuration of (6), the shaft presser may have a pair of windows on its side surface for pressing the pair of claws from the outside to release the engagement.
本発明によれば、薄肉でも装置の軸押えから脱落しない耐圧容器及びその係合構造を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, even if it is thin, the pressure | voltage resistant container which does not fall off from the shaft holder of an apparatus, and its engaging structure can be provided.
(実施形態)
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための第1実施形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。また、図面は、符号の向きに見るものとする。
(Embodiment)
Hereinafter, a first embodiment (hereinafter referred to as an embodiment) for carrying out the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. Note that the same number is assigned to the same element throughout the description of the embodiment. The drawings are viewed in the direction of the reference numerals.
(FRP製容器の全体構成)
まず、本実施形態に係るFRP(Fiber Reinforced Plastics)製容器の全体構成を図1に基づいて説明する。
(Overall configuration of FRP container)
First, the overall configuration of a FRP (Fiber Reinforced Plastics) container according to the present embodiment will be described with reference to FIG.
図1に示すように、FRP製容器10は、合成樹脂で成形され、流体11を貯蔵する筒状の耐圧容器(ライナとも称される)20と、耐圧容器20の外周面を覆う繊維強化樹脂層30とを備えるものであって、例えば、ヒートポンプ技術を用いた給湯機において、温水である流体11を貯蔵するための給湯タンクとして使用される。FRP製容器10の外形寸法を例示すると、長さLは1600mm、胴径Dは400mmである。
As shown in FIG. 1, an
耐圧容器20の本体20aは、略円筒状の胴部21と、胴部21の軸方向の上側を塞ぐ半球状の上側半球部22と、胴部21の軸方向の底側を塞ぐ半球状の底側半球部23とを一体的に成形してなる。本体20aは、中空成形より、所定の肉厚(例えば、3mm程度)で成形される。上側半球部22には、流体11を流入あるいは流出させるための複数(ここでは合計4個)の口部25が成形されており、各々の口部25は、上側半球部22の中心部近傍から胴部21の軸方向と平行に突出して設けられる。耐圧容器20の成形材料には、各種の合成樹脂が使用可能であるが、耐熱性に優れる材料(例えば、ポリブテン樹脂など)が好適である。
The
そして、耐圧容器20は、本体20aの軸方向の両端の少なくとも一方(この例では、底側半球部23の下端)に設けられた突起26と、この突起26の先端部(下端部)26aに固定して設けられる一対の爪(第1の爪27A及び第2の爪27B)と、を備える。耐圧容器20の詳しい成形方法は後述するが、これら本体20a及び突起26は、ブロー成形により成形され、第1・第2の爪27A,27Bは、それらと合わせて一体的に成形される。
The
繊維強化樹脂層30は、耐圧容器20の外周面に巻き付けられるヤーン31(図6参照)によって構成される。ヤーン31は、断面が扁平状であり、例えば、炭素繊維やガラス繊維、金属繊維などのフィラメント32(図6参照)を束ねたものである。繊維強化樹脂層30は、耐圧容器20の外周面のほぼ全体を覆う。但し、上側半球部22の中心部周辺や底側半球部23の中心部周辺においては、ヤーン31(図6参照)の巻き付けが難しいため、金属板12(この例では、上側半球部22側に設けた金属板を示す)で補強してもよい。
The fiber reinforced
なお、繊維強化樹脂層30が形成される領域内であって耐圧容器20の所定位置には、流体11の温度を検出するための複数の温度センサ40を、ブラインドナット51などを介して取り付けることができる。
A plurality of
(突起、第1・第2の爪の構成)
次に、突起26、第1・第2の爪27A,27Bの構成を図2、図3に基づいて説明する。
(Projection, first and second nail configuration)
Next, the configuration of the
図2に示すように、突起26は、底側半球部23の下端に下方に突出して設けられ、先端部26aに向けて先細るテーパ状に形成される。第1・第2の爪27A,27Bは、突起26の先端部26aから基端部26cに向かって延在する。第1・第2の爪27A,27Bと突起26との間には、第1の薄皮部28A及び第2の薄皮部28B(後述する成形金型70の分割面で潰された薄い樹脂)が形成される。第1・第2の爪27A,27Bは、弾性を有しており、突起26の側面26bに接近する側に弾性変形可能である。
As shown in FIG. 2, the
なお、ここでは、第1・第2の爪27A,27Bと突起部26の側面26bとの間をつなぐ第1・第2の薄皮部28A,28Bを成形した例を示しているが、第1・第2の薄皮部28A,28Bに延在方向に切り込みを設けたり、さらには、第1・第2の爪27A,27Bの太さや材質などによっては、第1・第2の薄皮部28A,28Bを成形しないようにしてもよい。
Here, an example is shown in which the first and second
図3に示すように、突起26は、中空成形される部分であり、第1・第2の爪27A,27Bは、圧縮成形される部分である。突起26、第1・第2の爪27A,27B及び第1・第2の薄皮部28A,28Bは、パーティングラインPL上(後述する成形金型70の分割面上)に並んで配置される。
As shown in FIG. 3, the
(成形金型及び成形方法)
次に、耐圧容器20を成形する成形金型及び成形方法を図4、図5に基づいて説明する。
(Molding mold and molding method)
Next, a molding die and a molding method for molding the
図4に示すように、成形金型70は、分割形式の金型であり、第1の金型71と、この第1の金型71に合わさる第2の金型72とを備える。第1・第2の金型71,72のそれぞれには、突起成形面71a,72a、爪成形面71b,72b及び薄皮成形面71c,72cが設けられる。また、爪成形面71b,72bの外側には、爪成形面71b,72bを囲うようにピンチオフ部71d,72dが形成される。
As shown in FIG. 4, the molding die 70 is a split-type die, and includes a
成形方法は、以下のステップ(A1)〜(A4)を含む。まず、ステップ(A1)では、成形金型70を準備する。次に、ステップ(A2)では、図4に示すように、第1・第2の金型71,72の間に、熱可塑性樹脂からなる溶融状態の筒状のパリソン73を押し出して垂下させた後、ピンチオフ部71d,72dを突き合せるようにして第1・第2の金型71,72を型閉じし、型締めする。
The molding method includes the following steps (A1) to (A4). First, in step (A1), a
図5に示すように、ステップ(A3)では、パリソン73に圧縮空気を吹き込み、パリソン73を膨らまして耐圧容器20を成形し、所定の温度まで冷却する。この際、突起成形面71a,72aに沿ってパリソン73が膨らんで突起26が中空成形され、爪成形面71b,72bにより、パリソン73の一部が挟まれて第1・第2の爪27A,27Bが圧縮成形され、薄皮成形面71c,72cにより、パリソン73の一部が挟まれて第1・第2の薄皮部28A,28Bが成形される。なお、型締めされた状態における爪成形面71b,72bの隙間及び薄皮成形面71c,72cの隙間を適切な大きさ設定することにより、適切な厚みの第1・第2の爪27A,27B、適切な厚みの第1・第2の薄皮部28A,28Bを成形することができる。
As shown in FIG. 5, in step (A3), compressed air is blown into the
ステップ(A4)では、第1・第2の金型71,72を型開きして、突起26、第1・第2の爪27A,27B及び第1・第2の薄皮部28A,28Bが一体的に成形された耐圧容器20を、成形金型70から取り出して次の工程に搬送する。
In step (A4), the first and
(フィラメント巻回装置及びフィラメント巻回方法)
次に、フィラメント32を耐圧容器20に巻き付けるフィラメント巻回装置80及びフィラメント巻回方法を図6、図7に基づいて説明する。
(Filament winding device and filament winding method)
Next, a
図6(a)及び(b)に示すように、フィラメント巻回装置80は、胴部21を水平方向に向けた耐圧容器20に対し、その上側半球部22側の端部を回転可能に支持する上側軸押え81と、底側半球部23側の端部を回転可能に支持する底側軸押え82と、を備える。また、フィラメント巻回装置80は、ボビン(図示省略)から繰り出されたヤーン31を耐圧容器20に導くガイド83を備える。ガイド83は、回転する耐圧容器20に対して、左右方向(胴部21の軸方向)及び前後方向(胴部21の軸直角方向)に動作可能である。
As shown in FIGS. 6A and 6B, the
図7に示すように、底側軸押え82は、筒状の軸押え本体85と、軸押え本体85の端部に開口し突起を受容する開口86と、開口86の内側近傍に環状に設けられる凸部87とを有する。また、軸押え本体85は、その側面26bに一対の窓部(第1の窓部88A及び第2の窓部88B)を有する。
As shown in FIG. 7, the bottom-
この係合構造90では、突起26及び第1・第2の爪27A,27Bが開口86に受容されたとき、第1・第2の爪27A,27Bが凸部87に係合可能である。より具体的に説明すると、まず、第1・第2の爪27A,27Bを側面26b側に弾性変形させながら、突起26及び第1・第2の爪27A,27Bを開口86に挿入する(矢印(1))。そして、第1・第2の爪27A,27Bが凸部87を乗り越えると、第2の爪27A,27Bが外向きに復元し(矢印(2))、第2の爪27A,27Bの端部が凸部87に係止される。
In this
一方、第1・第2の爪27A,27Bを底側軸押え82から抜くときは、第1・第2の窓部88A,88Bを通じて工具などで第1・第2の爪27A,27Bを外部から押圧し、第1・第2の爪27A,27Bを側面26b側に弾性変形させる。これにより、第1・第2の爪27A,27Bと凸部87の係合を解除した後、突起26及び第1・第2の爪27A,27Bを開口86から引き出すようにする。
On the other hand, when the first and
ここで、第1・第2の薄皮部28A,28Bが厚いほど、突起26、第1・第2の爪27A,27Bを開口86に受容させる(押し込む)ために必要な力や係合を解除するための力が大きくなる。また、第1・第2の薄皮部28A,28Bが厚いほど、突起26、第1・第2の爪27A,27Bが開口86に受容された後の第1・第2の爪27A,27Bの復元力が大きくなるため、第1・第2の爪27A,27Bを保持する凸部87の保持力が大きくなる。したがって、第1・第2の薄皮部28A,28Bの厚みt(図3参照)を適切な大きさに調整することにより、適度な力で突起26及び第1・第2の爪27A,27Bを開口86に押し込んだり解除したりできるとともに、押し込んだ後の第1・第2の爪27A,27Bと凸部87の係合状態の安定化を図ることができる。
Here, as the first and second
また、係合構造90に求められる機能に応じて、ピンチオフ部71d,72d(図5参照)で形成されるバリと同程度の薄さに、第1・第2の薄皮部28A,28Bを成形してもよいし、あるいは、第1・第2の薄皮部28A,28Bに切り込みを設けてもよい。さらには、第1・第2の爪27A,27Bの太さや材質などによっては、第1・第2の爪27A,27Bと突起26の間に第1・第2の薄皮部28A,28Bを成形しないで、第1・第2の爪27A,27Bを突起26の側面26bから離間した位置に延在させてもよい。
Further, depending on the function required for the
フィラメント巻回方法は、以下のステップ(B1)〜(B4)を含む。まず、ステップ(B1)では、フィラメント巻回装置80を準備する。次に、ステップ(B2)では、図6(a)及び(b)に示すように、耐圧容器20の上側半球部22側を上側軸押え81に支持させ、底側半球部23側を底側軸押え82に支持させる。底側軸押え82においては、第1・第2の爪27A,27Bを弾性変形させながら、突起26、第1・第2の爪27A,27Bを開口86に押し込み、第1・第2の爪27A,27Bを凸部87に係合させる。なお、ブラインドナット51(図1参照)がインサート成形により耐圧容器20に予め組み付けられている場合、必要に応じて、このブラインドナット51に巻き付こうとするヤーン31を周囲に迂回させる迂回用治具60を耐圧容器20にねじ込んでおく。
The filament winding method includes the following steps (B1) to (B4). First, in step (B1), a
ステップ(B3)では、胴部21の軸線X周りに耐圧容器20を回転させながら、ガイド83の動作を制御することにより、耐圧容器20にヤーン31を自動的に巻き付けていく。この際、底側半球部23においては、突起26の基端部26cのできる限り際までヤーン31を巻き付ける。ヤーン31の巻き付けには、例えば、ヘリカル巻き、あるいは、フープ巻きとヘリカル巻きの組み合わせを用いる。ヘリカル巻きは、胴部21の軸線Xに沿ってヤーン31を螺旋状に巻き付ける方法であり、フープ巻きは、胴部21の軸方向に対して略垂直にヤーン31を巻き付ける方法である。ヘリカル巻きでは、胴部21の軸方向の一側から他側に巻き付けるときの螺旋方向(実線の矢印(3)で示す方向)と、胴部21の軸方向の他側から一側に巻き付けるときの螺旋方向(破線の矢印(4)で示す方向)とが互いに交差する。
In step (B3), the
なお、ステップ(B3)では、周知のフィラメントワインディング法(FW法とも称される)を用いることができる。周知のフィラメントワインディング法としては、熱硬化性樹脂をフィラメントに含浸させながら耐圧容器20に巻き付ける湿式法(湿式フィラメントワインディング法)や、予め熱硬化性樹脂を含浸させたフィラメント(プリプレグ)を耐圧容器20に巻き付ける乾式法(乾式フィラメントワインディング法)などがある。 In step (B3), a known filament winding method (also referred to as FW method) can be used. Known filament winding methods include a wet method (wet filament winding method) in which a filament is impregnated with a thermosetting resin and a filament (prepreg) impregnated with a thermosetting resin in advance. There is a dry method (dry filament winding method) that is wound around a wire.
ステップ(B4)では、ヤーン31の巻き付けが完了した耐圧容器20(FRP製容器10)を上側軸押え81から取り外す。また、第1・第2の窓部88A,88Bを通じて工具などで第1・第2の爪27A,27Bを外部から押圧し、第1・第2の爪27A,27Bと凸部87との係合を解除し、底側軸押え82から突起26及び第1・第2の爪27A,27Bを引き抜いて取り外す。
In step (B4), the pressure resistant container 20 (FRP container 10) in which the winding of the
(実施形態の効果)
以上、説明した実施形態の効果について述べる。本実施形態によれば、突起26及び第1・第2の爪27A,27Bを底側軸押え82に、しっかりと係合させて支持させることができる。これにより、軽量性を考慮して耐圧容器20を薄肉に成形した場合であっても、底側軸押え82からの突起26の脱落を防止することができる。
(Effect of embodiment)
The effects of the embodiment described above will be described. According to this embodiment, the
また、第1・第2の窓部88A,88Bを通じて工具などで第1・第2の爪27A,27Bを外部から押圧することにより、底側軸押え82から突起26及び第1・第2の爪27A,27Bを容易に取り外すことができる。
Further, by pressing the first and
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。 As mentioned above, although this invention was demonstrated using embodiment, it cannot be overemphasized that the technical scope of this invention is not limited to the range as described in the said embodiment. It will be apparent to those skilled in the art that various modifications or improvements can be added to the above embodiment. Further, it is apparent from the scope of the claims that the embodiments added with such changes or improvements can be included in the technical scope of the present invention.
例えば、実施形態では、耐圧容器を軸支する装置として、フィラメント巻回装置を例示したが、耐圧容器を軸支する装置には、耐圧容器の本体の軸方向の両端を軸支した状態で、耐圧容器を保管する装置、耐圧容器を輸送する装置、耐圧容器に表面処理を施す装置などが含まれる。 For example, in the embodiment, the filament winding device is exemplified as a device for pivotally supporting the pressure vessel, but the device for pivotally supporting the pressure vessel is in a state where both ends in the axial direction of the main body of the pressure vessel are pivotally supported. A device for storing the pressure vessel, a device for transporting the pressure vessel, a device for performing a surface treatment on the pressure vessel, and the like are included.
20…耐圧容器、20a…本体、26…突起、26a…先端部、26b…側面、26c…基端部、27A…第1の爪(一対の爪)、27B…第2の爪(一対の爪)、80…フィラメント巻回装置(装置)、82…底側軸押え、86…開口、87…凸部、88A…第1の窓部(窓部)、88B…第2の窓部(窓部)、90…係合構造
DESCRIPTION OF
Claims (7)
本体と、
前記本体の軸方向の両端の少なくとも一方に設けられた突起と、
前記突起の先端部に固定して設けられ、その基端部に向かって延在する一対の爪と、を備えることを特徴とする耐圧容器。 A pressure vessel,
The body,
Protrusions provided on at least one of the axial ends of the main body;
A pressure-resistant container comprising: a pair of claws fixedly provided at a distal end portion of the protrusion and extending toward a proximal end portion thereof.
前記耐圧容器が、本体と、前記本体の軸方向の両端の少なくとも一方に設けられた突起と、前記突起の先端部に固定して設けられ、その基端部に向かって延在する一対の爪と、を備え、
前記装置が、前記突起を受容する開口をもつ軸押えであって、前記突起が受容されたとき、前記一対の爪が係合可能な凸部を前記開口の内側近傍に有する前記軸押えを備えることを特徴とする係合構造。 It is an engagement structure between a pressure vessel and a device that supports it,
The pressure vessel is provided with a main body, a protrusion provided on at least one of both ends in the axial direction of the main body, and a pair of claws that are fixedly provided at a distal end portion of the protrusion and extend toward the base end portion And comprising
The device includes a shaft retainer having an opening for receiving the protrusion, and having a protrusion in the vicinity of the inside of the opening that can be engaged with the pair of claws when the protrusion is received. An engagement structure characterized by that.
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