JP2016188507A - 排泄物処理室の空気浄化装置 - Google Patents

排泄物処理室の空気浄化装置 Download PDF

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謙三 久保田
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洋晴 西部
裕介 河目
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裕介 河目
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美咲 天保
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【課題】 男子用便所や他の排泄物処理室で発生する臭気を除去することができ、かつ使用者の頭部に臭気がかかるのを防ぐことができる排泄物処理室の空気浄化装置を提供する。
【解決手段】 空気浄化装置1は排泄物処理室に設けられ、空気吸込口2と臭気除去層と空気吹出口4とを有する。空気吸込口2は、排泄物に起因する臭気発生場所Aの近傍に位置する。臭気発生場所Aは、例えば小便器20および小便器20の下方の床面21である。臭気除去層は、空気吸込口2から吸い込まれた空気を通過させて空気中の臭気成分を除去する。臭気除去層は、例えば一部の面に植物3が植えられた植物生育基盤である。空気吹出口4は、臭気除去層によって臭気成分が除去された空気を臭気発生場所の近傍に居る人の頭部の近くに吹き出す。臭気除去層が植物生育基盤である場合、空気吹出口4は植物生育基盤の緑化面である。
【選択図】 図1

Description

この発明は、男子用便所や、おむつ替えスペースを有する部屋等の排泄物処理室に設けられ、臭気発生場所で発生する臭気を除去することができ、使用者が快適に排泄物処理室を使用できるようにする空気浄化装置に関する。
不特定多数の人が使用する公共施設、商業施設、オフィス等の便所は、使用者が不快な臭気を感じることなく気持ち良く使用できるようするために小まめに清掃することが好ましい。しかし、清掃時に使用を制限するため使用者に不便をかけるという問題や、清掃要員の人数の問題等から、頻繁に清掃を行うことが難しいという現状がある。このため、混雑時にはどうしても臭気が室内に残ってしまい、使用者が不快感を覚える。特に、イベント等で使用する仮設トイレや、公園、駅前等に設置されている公衆トイレでは、清掃を行う回数が少なくなりがちであり、臭気が大きな課題となっている。
男子用便所で発生する臭気の主な原因は、大便器で発生する便臭と、小便器の周囲の床面に飛散した尿が微生物によって分解されて生じる分解臭とである。分解臭の対策として、図6に示すように、小便器20の近傍の床面21に光触媒を塗布した抗菌マット30を敷いて尿の分解を抑制する方法がある。
また、小便器20を使用するときには、小便器20の中に残る尿や自らの出す尿から立ち上る臭気を嗅いでしまう不快感がある。これに対しては、図7に示すように、小便器20の上部内側に吸気穴31を設けて、小便器20の内側の空気を臭気排出ダクト32で吸引する局所換気設備が提案されている(特許文献1)。
特開2012−127173号公報 特開2014−64517号公報
しかし、床面に光触媒を塗布する方法は、尿の分解臭は抑制することはできても、尿自体の臭気を排除できない。また、特許文献1に記載されているような局所換気設備は、尿自体の臭気は排除できても、尿の分解臭は除去できない。このため、小便器およびその周辺から発生する臭気の抜本的な対策が望まれている。
また、便所以外にも、レストルーム等に設けられたおむつ替えスペースや、高齢者施設等における汚物洗い場においても、おむつや洗い物に付着した糞尿の臭気が使用者に不快感を与えている。これらの臭気発生場所についても、対策が待たれている。
この発明の目的は、排泄物処理室で発生する臭気を発生場所の近くで効率良く捕集することができ、かつ使用者が臭気を感じずに済み、排泄物処理室を使用者が快適に使用できるようにする排泄物処理室の空気浄化装置を提供することである。
この発明の排泄物処理室の空気浄化装置は、人体の排泄物を処理する排泄物処理室に設けられ、前記排泄物に起因する臭気発生場所の近傍に位置する空気吸込口と、この空気吸込口から吸い込まれた空気を通過させて空気中の臭気成分を除去する臭気除去層と、この臭気除去層によって臭気成分が除去された空気を前記臭気発生場所の近傍に居る人の頭部の近くに吹き出す空気吹出口とを有することを特徴とする。なお、前記臭気発生場所の近傍とは、実際に臭気が発生している場所と、その周囲を含む場所のことである。また、人の頭部の近くとは、人が臭気を感じる範囲、つまり鼻の近くを指す。
この構成によると、臭気発生場所で発生する臭気を含む空気が、空気吸込口から吸い込まれ、その空気が臭気除去層を通過して、空気吹出口から吹き出される。空気が臭気除去層で通過する過程で、空気中の臭気成分が除去される。このように臭気を含む空気を吸い込み、浄化された空気が、空気吹出口から臭気発生場所の近傍に居る人の頭部の近くに吹き出されるため、その人が臭気を感じることを避けられる。また、臭気除去層で空気中の臭気成分を除去することにより、排泄物処理室全体の空気を浄化することができ、排泄物処理室を快適に使用することができる。
この発明において、前記臭気発生場所が小便器およびこの小便器の下方の床面である場合、前記空気吸込口は前記小便器の下方の床面近くに位置し、前記空気吹出口は前記小便器の上方に位置するのがよい。ここで、小便器の下方とは、小便器の真下またはその周囲を言う。また、小便器の上方とは、小便器の真上またはその周囲を言う。
臭気発生場所が小便器およびこの小便器の下方の床面であるである場合、小便器の中に残る尿や使用者自らが出す尿の臭気以上に、小便器の周囲の床面に飛散した尿が微生物によって分解されて生じる分解臭の方が臭いが強い。よって、主な臭気発生場所は小便器の周囲の床面であると言える。空気吸込口が小便器の下方の床面近くに位置すると、尿の分解臭を含む空気を空気吸込口から効果的に吸い込み、臭気除去層により臭気成分を効率良く除去することができる。また、空気吹出口が小便器の上方に位置すると、臭気除去層によって浄化された清浄な空気が小便器を使用する人の頭部に当たるため、周囲の十分に浄化されていない空気を吸い込んで臭気を感じることが避けられる。
複数の前記小便器が並んで配置されている場合、隣合う2つの小便器間に前記空気浄化装置が配置されているとよい。
隣合う2つの小便器間に前記空気浄化装置が配置されていると、臭気発生場所の臭気が、空気浄化装置に沿って空気吸込口の側へ導かれて空気吸込口から吸い込まれ易い。また、空気浄化装置が、隣合う2つの小便器の正面側の空間同士を互いに隔てる仕切り壁として機能するため、小便器を使用しているときに、使用中の小便器から発する臭気が隣の小便器の正面側の空間に流れ出ることや、隣の小便器から発する臭気が使用中の小便器の正面側の空間に流れ込むことを防げる。
前記空気浄化装置における前記小便器の高さ範囲の部分が、防水性を有するカバーで覆われているのがよい。
小便器を使用中の人の尿が小便器の左右両側に飛び出て、空気浄化装置における小便器の高さ範囲の部分に当たる可能性がある。前記範囲の部分が防水性を有するカバーで覆われていれば、仮に尿が当たったとしても、水で洗い流すことで清潔に保つことができる。
この発明において、前記臭気除去層は、一部の面に植物が植えられこの一部の面の全体が前記空気吹出口となる植物生育基盤であり、この植物生育基盤の前記植物が植えられる面とは異なる面に隣接して、前記空気吸込口から吸い込んだ空気を前記植物生育基盤へ送る通気用経路が設けられていてもよい。
尿の分解臭の主な成分はアンモニアである。臭気除去層が植物生育基盤であると、植物生育基盤に棲む微生物によって、尿の分解臭のうちのアンモニアを効率良く除去できる。通気用経路を設けることで、植物生育基盤に良好に臭気を送り込むことができる。また、植物生育基盤に植えられた植物が使用者の視覚に入ることで、使用者に癒し効果を与えることができる。
この発明の排泄物処理室の空気浄化装置は、人体の排泄物を処理する排泄物処理室に設けられ、前記排泄物に起因する臭気発生場所の近傍に位置する空気吸込口と、この空気吸込口から吸い込まれた空気を通過させて空気中の臭気成分を除去する臭気除去層と、この臭気除去層によって臭気成分が除去された空気を前記臭気発生場所の近傍に居る人の頭部の近くに吹き出す空気吹出口とを有するため、排泄物処理室で発生する臭気を発生場所の近くで効率良く捕集することができ、かつ使用者が臭気を感じずに済む。これにより、排泄物処理室を使用者が不快な思いをせずに快適に使用できる。
この発明の一実施形態にかかる排泄物処理室の空気浄化装置の斜視図である。 同排泄物処理室の空気浄化装置の破断側面図である。 同空気浄化緑化装置を設置した排泄物処理室内の臭気濃度の分布の一例を示す図である。 この発明の異なる実施形態にかかる排泄物処理室の空気浄化装置の斜視図である。 この発明のさらに異なる実施形態にかかる排泄物処理室の空気浄化装置の斜視図である。 小便器近傍の床面に抗菌マットを敷いた状態を示す図である。 (A)は小便器に設置された局所換気設備の平面図、(B)はその正面図である。
この発明の一実施形態を図1および図2と共に説明する。
図1に示すように、この排泄物処理室の空気浄化装置1は、小便器20の左右両側に設置される。図のように複数の小便器20が並んでいる場合、小便器20と空気浄化装置1とが交互に配置される。この例の排泄物処理室は男子用便所であり、臭気発生場所Aは、小便器20だけに限らず、小便器20の周辺の床面21も含む。小便器20の周辺の床面21では、飛散した尿が微生物によって分解されて生じる分解臭が発生する。この分解臭の主な成分はアンモニアである。
空気浄化装置1は、縦に長い形状であって、小便器20の周辺の床面21近くに位置する正面側に空気吸込口2を有し、かつ小便器20よりも高い位置が、植物3が植えられた緑化面4になっている。緑化面4は、その全面が空気吹出口である。空気吸込口2と緑化面4との間、つまり小便器20の高さ範囲に相当する正面部分は、防水性を有するカバー5で覆われている。
図2は、空気浄化装置1の破断側面図である。空気浄化装置1は箱状の装置躯体10を備え、この装置躯体10の上部正面側に、片面が前記緑化面4となる植物生育基盤11が設けられている。植物生育基盤11は、臭気除去層として機能する。植物生育基盤11としては、通気性のある軽量土壌が用いられる。具体的には、自然土壌の他に、バーク堆肥等の有機系土壌改良材、或いはパーライト等の無機系土壌改良材等の様々な一般に流通する資材を適宜組み合わせたものを用いる。また、活性炭等の多孔物質が土壌中に含まれていてもよい。これらの土壌には、アンモニア等の臭気成分を分解する微生物が棲息する。臭気成分を除去可能であれば、他にマット状やその他の形態の樹脂製のスポンジ状やフェルト状材、セラミック等を用いてもよい。
植物生育基盤11の上部には、灌水設備12が埋設されている。灌水設備12は、例えば外周に複数の孔が開けられた管からなり、前記孔から水が出るタイプのものである。灌水設備12は、図示しない給水源に接続されている。給水源として、小便器20に洗浄水を供給する水道等を利用することができる。植物生育基盤11の下方に、植物生育基盤11中の余剰の水を受けて溜める水タンク(図示せず)を設けてもよい。
植物生育基盤11の裏側、すなわち植物生育基盤11と装置躯体10の背面板部10aとの間に、植物生育基盤11に通気するための通気用経路13が形成されている。植物生育基盤11と通気用経路13との間には、通気性のメッシュ材14を介在させてある。また、植物生育基盤11の植物3が植えられる緑化面4も、別の通気性のメッシュ材14´で覆われている。通気用経路13は背面板部10aに沿って下方へ延び、その下端で、前記空気吸込口2の裏側に形成された空気室15と連通している。通気用経路13と空気室15の境界部には、空気室15側から通気用経路13側へ送風するファン16が設けられている。
図1に示すように、前記カバー5は、装置躯体10に上下一対の蝶番5aで取り付けられており、開閉可能である。カバー5の開閉は把手5bをつかんで行う。図2に示すように、カバー5の裏側には、小物置き用空間17が形成されている。この小物置き用空間17は、隔壁18により植物生育基盤11、通気用経路13、および空気室15と隔絶されている。また、カバー5の正面側の面には、傘等を掛ける引掛け19が取り付けられている。
図1のように、隣合う2つの小便器20,20間に空気浄化装置1が配置されていると、臭気発生場所Aの臭気が、空気浄化装置1に沿って空気吸込口2の側へ導かれて空気吸込口2から吸い込まれ易い。また、小便器20よりも背の高い空気浄化装置1が、隣合う2つの小便器20,20の正面側の空間同士を互いに隔てる仕切り壁として機能するため、小便器20を使用しているときに、使用中の小便器20から発する臭気が隣の小便器20の正面側の空間に流れ出ることや、隣の小便器20から発する臭気が使用中の小便器20の正面側の空間に流れ込むことを防げる。
左右の空気浄化装置1,1の間で、かつ小便器20の上方の空間は、鞄等の荷物を置くことのできる荷物置き用空間22になっている。この例の場合、小便器20の上面が荷物置き用の棚22aになっているが、別に棚を設けてもよい。
この空気浄化装置1によると、ファン16を駆動することで、小便器20の周辺の床面21から発生する尿の分解臭を含む空気が、空気吸込口2から空気室15に吸い込まれる。空気室15に吸い込まれた空気は、通気用経路13を上方に向かって流れ、植物生育基盤11を通気用経路13側から緑化面4側へと通り抜ける。空気が植物生育基盤11を通過する過程で、空気中のアンモニア等の臭気成分が、植物生育基盤11に棲む微生物によって分解されて除去される。このように浄化された清浄な空気が、空気吹出口である緑化面4から正面側に吹き出される。
空気吹出口である緑化面4は、小便器20の上方にあって、その正面側に小便器20を使用する立ち姿勢の人23(図1)の頭部が位置するため、緑化面4から吹き出される清浄な空気が、小便器20を使用する人23の頭部の近くに吹き付けられる。人の頭部の近くとは、人が臭気を感じる範囲、つまり鼻の近くを指す。このため、小便器20を使用する人23が、小便器20から立ち上る臭気を感じずに済む。また、男子用便所における臭いの主な原因である尿の分解臭を空気浄化装置10によりを除去するため、男子用便所の室内全体の空気を浄化することができ、快適に使用することができる。
図3は、空気浄化緑化装置1を設置した排泄物処理室内の臭気濃度の分布の一例を示す図である。図示のように、室内の上部には臭気濃度の高い(1ppm)領域が残されているが、小便器20を使用する人23の頭部付近の領域は臭気濃度が低く(0.1ppm)なっている。これは、空気吹出口である緑化面4から清浄な空気が正面側に吹き出されていることによる。また、小便器20の正面側の領域は、小便器20から発生する臭気により、周囲よりも臭気濃度が高くなっている。一方で、小便器20の周辺の床面21近くの領域は、臭気濃度が比較的低くなっている。小便器20の周辺の床面21近くの領域は、臭気発生場所(床面21)に近いが、尿の分解臭を含む空気が空気吸込口2から吸い込まれることに加えて、この吸込みによって生じる気流により小便器20から離れた位置の比較的清浄な空気を吸い寄せることで、臭気濃度が低くなる。
小便器20を使用する際には、大きな鞄等の荷物は小便器20の上方の荷物置き空間22に置き、小物類はカバー5の裏側の小物置き用空間17に置くことができる。また、傘を持っている場合には、カバー5の前面に取り付けられた引掛け19に傘を掛けておくことができる。前記カバー5は防水性であるので、小便器20を使用中の人の尿が、小便器20の左右両側に飛び出てカバー20に尿が当たったとしても、水で洗い流すことで清潔に保つことができる。
加えて、空気吹出口が緑化面4になっているため、男子用便所の使用者の視覚に緑化面4の植物3が入ることで、使用者に癒し効果を与えることができる。この実施形態では、植物生育基盤11の正面側の面のみが空気吹出口である緑化面4になっているが、通気用経路13に面する面以外であれば、正面側の面の他の面も緑化面4としてよい。
図4は、空気浄化装置の異なる実施形態を示す。この空気浄化装置1は、レストルーム等のおむつ替えスペースに設置されるものである。この場合の排泄物処理室はおむつ替え台25が設けられた部屋であり、臭気発生場所Aはおむつ替え台25である。おむつ替え台25では、おむつ替えの際に糞尿が付着した交換前のおむつから臭気が発生する。
空気浄化装置1は、おむつ替え台25の正面に壁状に立てて設けられ、おむつ替え台25の上面よりも少し高い位置に空気吸込口2が位置し、この空気吸込口2の上側は植物3が植えられて全面が空気吹出口である緑化面4になっている。前記実施形態と同様に、臭気除去層として機能する植物生育基盤(図示せず)の片面に植物3が植えられている。また、内部には、空気吸込口2から吸い込んだ空気を植物生育基盤に通気する通気用経路(図示せず)が設けられている。
この空気浄化装置1によると、おむつ替え台25上のおむつから発生する臭気を含む空気が、空気吸込口2から吸い込まれ、その空気が植物生育基盤を通過する過程で浄化され、空気吹出口である緑化面4から正面側に吹き出される。この清浄な空気がおむつ替え作業をする人23の頭部に吹き付けられるため、空気吸込口2から吸い込まれずに周囲に漂っている臭気を感じずに済む。また、空気浄化装置10によりおむつから発生する臭気を除去するため、排泄物処理室内の空気を浄化することができ、排泄物処理室を快適に使用することができる。
図5は、空気浄化装置のさらに異なる実施形態を示す。この空気浄化装置1は、高齢者施設等の汚物洗い場に設置されるものである。この場合の排泄物処理室は汚物洗い場が設けられた部屋であり、臭気発生場所Aは洗い物を洗浄する洗浄槽26である。洗い物を入れた洗浄槽26からは、洗い物に付着した糞尿等の臭気が発生する。洗浄槽26は、置台27の正面部に取り付けられる。置台27には、洗浄槽26に水を入れるための水道の蛇口28が設けられている。
空気浄化装置1は、前記置台27の上に載置されている。空気浄化装置1は、洗浄槽26の上方にあたる正面下部に空気吸込口2を有し、さらにその上側に空気吹出口である緑化面4を有する。空気浄化装置1の内部には、臭気除去層として機能する植物生育基盤(図示せず)、およびこの植物生育基盤に通気する通気用経路(図示せず)が設けられている。植物生育基盤の片面は、植物3が植えられて前記緑化面4となっている。
この空気浄化装置1によると、洗浄槽26に入った洗い物から発生する臭気を含む空気が、空気吸込口2から吸い込まれ、その空気が植物生育基盤を通過する過程で浄化され、空気吹出口である緑化面4から正面側に吹き出される。この清浄な空気が作業をする人23の頭部に吹き付けられるため、空気吸込口2から吸い込まれずに周囲に漂っている臭気を感じずに済む。
1…空気浄化装置
2…空気吸込口
3…植物
4…緑化面(空気吹出口)
5…カバー
11…植物生育基盤(臭気除去層)
13…通気用経路
20…小便器
A…臭気発生場所

Claims (5)

  1. 人体の排泄物を処理する排泄物処理室に設けられる空気浄化装置であって、
    前記排泄物に起因する臭気発生場所の近傍に位置する空気吸込口と、この空気吸込口から吸い込まれた空気を通過させて空気中の臭気成分を除去する臭気除去層と、この臭気除去層によって臭気成分が除去された空気を前記臭気発生場所の近傍に居る人の頭部の近くに吹き出す空気吹出口とを有することを特徴とする排泄物処理室の空気浄化装置。
  2. 請求項1に記載の排泄物処理室の空気浄化装置において、前記臭気発生場所は小便器およびこの小便器の下方の床面であり、前記空気吸込口は前記小便器の下方の床面近くに位置し、前記空気吹出口は前記小便器の上方に位置する排泄物処理室の空気浄化装置。
  3. 請求項2に記載の排泄物処理室の空気浄化装置において、複数の前記小便器が並んで配置され、隣合う2つの小便器間に前記空気浄化装置が配置された排泄物処理室の空気浄化装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の排泄物処理室の空気浄化装置において、前記空気浄化装置における前記小便器の高さ範囲の部分が、防水性を有するカバーで覆われている排泄物処理室の空気浄化装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の排泄物処理室の空気浄化装置において、前記臭気除去層は、一部の面に植物が植えられこの一部の面の全体が前記空気吹出口となる植物生育基盤であり、この植物生育基盤の前記植物が植えられる面とは異なる面に隣接して、前記空気吸込口から吸い込んだ空気を前記植物生育基盤へ送る通気用経路が設けられた排泄物処理室の空気浄化装置。
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